JP2023147817A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

鞍乗り型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2023147817A
JP2023147817A JP2022055536A JP2022055536A JP2023147817A JP 2023147817 A JP2023147817 A JP 2023147817A JP 2022055536 A JP2022055536 A JP 2022055536A JP 2022055536 A JP2022055536 A JP 2022055536A JP 2023147817 A JP2023147817 A JP 2023147817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air cleaner
frame member
intake pipe
saddle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022055536A
Other languages
English (en)
Inventor
貴裕 佐野
Takahiro Sano
亮 奥隅
Ryo Okuzumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2022055536A priority Critical patent/JP2023147817A/ja
Priority to BR102023001785-1A priority patent/BR102023001785A2/pt
Publication of JP2023147817A publication Critical patent/JP2023147817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J40/00Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles
    • B62J40/10Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles characterised by air duct arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】燃料タンクとエアクリーナの上面を通過する走行風の流れを阻害せずに、車体後方に走行風を集めることで、車両後方に開口部を有する吸気管からの吸気効率を高めることができる鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】メインフレーム部材2bと、内燃機関20と、乗車シート12の下方に位置するシートフレーム部材2fと、シートフレーム部材2fの前上方に配置された燃料タンク11と、シートフレーム部材2fの下方に配置されたエアクリーナ50と、エアクリーナ50に外気を導入する吸気管41とを有し、エアクリーナ50は、上面50aに車両前後方向に沿ってハーネス80を配策するための凹部50bを有し、吸気管41は、車両後方に向かって開口する開口部41aを有するので、燃料タンクとエアクリーナの上面を通過する走行風の流れを阻害せずに、車体後方に走行風を集めることで、車両後方に開口部を有する吸気管からの吸気効率を高める。【選択図】図5

Description

本発明は、車両に配策されたハーネスと、エアクリーナを備えた鞍乗り型車両に関する。
従来、車両に配策されるハーネスと、エアクリーナを備えた鞍乗り型車両において、ハーネスがエアクリーナの上面に配策される鞍乗り型車両がある(特許文献1参照)。
国際公開WO 2020/022377号公報
このようにハーネスがエアクリーナの上面に配策されている鞍乗り型車両では、エアクリーナ上面に配策されたハーネスにより、燃料タンクとエアクリーナの間を通過する走行風の流れが阻害される。
そこで上記課題を解決するため本発明は、
ヘッドパイプから車両後方に延びるメインフレーム部材と、
前記メインフレーム部材の下方に懸架される内燃機関と、
前記メインフレーム部材の後方であって乗車シートの下方に位置するシートフレーム部材と、
前記シートフレーム部材の前上方に配置された燃料タンクと、
前記シートフレーム部材の下方に配置されたエアクリーナと、
前記エアクリーナに外気を導入する吸気管と、を有する鞍乗り型車両において、
前記エアクリーナは、上面に、車両前後方向に沿ってハーネスを配策するための凹部を有し、
前記吸気管は、車両後方に向かって開口する開口部を有することを特徴とする鞍乗り型車両である。
前記構成によれば、エアクリーナの上面に凹部を設けてハーネスを配策することにより、燃料タンクとエアクリーナの上面を通過する走行風の流れを阻害せずに、車両後方に走行風を集めることで、車両後方に開口部を有する吸気管からの吸気効率を高めることができる。
さらに本発明は、前記エアクリーナは、車両上面視において、車両幅方向において外側に張り出した張り出し部を有することを特徴とする。
前記構成によれば、エアクリーナは上面視において車両幅方向外側に張り出しているので、エアクリーナの上面にハーネスを配策するための凹部を設けたために減少したエアクリーナの容量を補うことができる。
また本発明は、前記エアクリーナの前記吸気管の前記開口部は、車両上面視において、前記シートフレーム部材より外側に位置することを特徴とする。
前記構成によれば、車体側方からエアクリーナ後方に流れ込んだ走行風をエアクリーナに向けて取り込みやすく、吸気効率を向上させることができる。
さらに本発明は、前記エアクリーナは、車両上面視において、リアフェンダーの前方に位置し、
前記リアフェンダーは、その上面に、リブを有し、
前記リブは、車両上面視において、車両前後方向に向かって伸びる仮想車体中心線に対して前記吸気管が配置されていない側から前記吸気管が配置された側に向かって、前記仮想車体中心線と交わるように、車両斜め後方に延びることを特徴とする。
前記構成によれば、リアフェンダーの上面に、仮想車体中心線と交わり、車幅方向における前記吸気管が配置された側に向かって車両後方に延びるリブを有することで、車両前方から流れてきた走行風を、吸気管が配置された側に指向させることができ、エアクリーナの吸気効率を高めることができる。
また本発明は、前記エアクリーナの前記張り出し部とは反対側の側方部に、少なくとも1つのECUが配置されることを特徴とする。
前記構成によれば、張り出し部とは反対側の側方部に、少なくとも1つのECUを配置することで、車両側方を通過する走行風によりECUを効率よく冷却することができる。
本発明によれば、エアクリーナの上面に凹部を設けて、ハーネスを配策することにより、燃料タンクとエアクリーナの上面を通過する走行風の流れを阻害せずに、車体後方に走行風を集めることで、車両後方に開口部を有する吸気管からの吸気効率を高めることができる。
本発明の鞍乗り型車両の一実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の吸気装置周辺を拡大した要部拡大左側面図である。 図2を上方から視た要部拡大平面図である。 図3のエアクリーナおよび吸気管を上方から視た平面図である。 図1のV-V矢視断面図である。 図1において燃料タンクを取り除いた状態のVI-VI矢視要部拡大図である。 図6における走行風の流れを示した図である。
図1から図7に基づき、本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車1について説明する。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲における前後左右上下等の向きは、本実施形態の自動二輪車の向きに従うものとする。図中矢印FRは車両前方を、REは車両後方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、DWは車両下方をそれぞれ示す。
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車1のカバー等を除いた左側面図である。自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aと、ヘッドパイプ2aから車両斜め後方に延出するメインフレーム部材2bと、メインフレーム部材2bの後端から下方に延出するセンターフレーム部材2cと、ヘッドパイプ2aから急角度で後下がりに延びるダウンフレーム部材2dと、ダウンフレーム部材2dの下端に接続して下降した後に湾曲して略水平に後方に延び、左右一対のセンターフレーム部材2cの下端と接続する左右一対のロアフレーム部材2eと、メインフレーム部材2bの後端から二股に分岐し後方やや上向きに延出する左右一対のシートフレーム部材2fと、を備えている。シートフレーム部材2fは、メインフレーム部材2bの後方であって、後述する乗車シート12の下方に配設されている。図5および図6も参照して、左右一対のシートフレーム部材2fは、車両の前後方向における略中央において、連結部材2gにより連結されている。
図1に示されるように、ヘッドパイプ2aには、前輪5を支持するフロントフォーク3が操向可能に支持され、フロントフォーク3には、ステアリングハンドル4が連結されている。また、後輪7を支持するリアフォーク6が、センターフレーム部材2cの下部のピボット部8を支点に、上下揺動可能に支持され、シートフレーム部材2fとリアフォーク6との間にはリンク機構9を介してクッションユニット10が設けられている。
燃料が貯留される燃料タンク11が、メインフレーム部材2bおよびシートフレーム部材2fに跨るように搭載されている。燃料タンク11は、シートフレーム部材2fの上方に配置される。図5に示されるように、シートフレーム部材2f上にはシート支持部材17が取り付けられている。図1に示されるように、該シート支持部材17を介して、車体フレーム2に運転者用と同乗者用のタンデム型の乗車シート12が取付けられている。
車体フレーム2のロアフレーム部材2eおよびセンターフレーム部材2cに、ブラケット13を介して内燃機関20が取り付けられている。内燃機関20は、燃料タンク11の下方に位置し、クランクシャフト30を車幅方向に指向させ、気筒のシリンダ軸線L1を若干前傾させた姿勢で自動二輪車1に搭載されている。
内燃機関20は、空冷式の2気筒の4ストロークサイクル内燃機関であり、水平面に対してシリンダ軸線Lが起立した直立内燃機関であり、メインフレーム部材2bの下方に位置して懸架されている。内燃機関20は、クランクケース21の上に順次重ねられるシリンダブロック22とシリンダヘッド23と、シリンダヘッド23の上面を覆うヘッドカバー24を備えている。
内燃機関20のクランクケース21内は、前方がクランク室21aとされ、後方が変速機(不図示)を収納する変速機室21bとなっている。内燃機関20の動力は、変速機および後輪駆動用チェーン(不図示)を介して後輪7に伝達されるようになっている。
図2に示されるように、内燃機関20の吸気ポート26には、内燃機関20の後方に位置して吸気装置40が接続されている。吸気装置40は、内燃機関20へ送る空気の不純物を取り除くエアクリーナ50、エアクリーナ50に外気を導入する吸気管41、エアクリーナ50の下流側に接続されるコネクティングチューブ42、スロットル装置43、を備えている。
エアクリーナ50は、側面視において、メインフレーム部材2bおよびシートフレーム部材2fの下方であって、内燃機関20およびオイルフィルタ32の後方に配置されている。さらに図6に示されるように、エアクリーナ50は、車両上面視においてリアフェンダー15の前方に位置している。図3に示されるように、エアクリーナ50の後面には、車両後方向に向かって延出するように、吸気管41が接続されている。車両後方に向かって開口している。さらに、図6に示されるように、吸気管41の開口部40aは、少なくともその一部が、上面視においてシートフレーム部材2fより外側に開口するように、吸気管41は配設されている。
図2に示されるように、エアクリーナ50の下流側には、コネクティングチューブ42を介して吸入空気量を調整するためのスロットル装置43、およびシリンダヘッド23の吸気ポート26が順次接続されている。吸気管41から取り込まれた外気は、エアクリーナ50に送られ、コネクティングチューブ42,スロットル装置43およびシリンダヘッド23に形成された吸気ポート26を介して、内燃機関20の燃焼室(不図示)に送られるようになっている。
図1に示されるように、内燃機関20の排気ポート27には、図視されない排気装置が接続されている。排気装置は図示されない排気管、触媒装置およびマフラーを備えている。排気ポート27には、前方に向かって排気管が接続されており、排気管は、前方に向かった後、下方に向かって湾曲され、その後車体の下方を後方に向かうように形成されている。車体の下方において、排気管の途中に触媒装置が設けられている。排気管の後方端には、マフラーが接続され、内燃機関20の排気はマフラーの端部から外気に排出される。
エアクリーナ50は、図4に示されるように第一ケース部52と、第二ケース部53とが接合されて形成されるエアクリーナケース51と、図5に示されるようにエアクリーナケース51の内部に取付けられるエアクリーナエレメント56と、を備えている。図4に示されるように、第一ケース部52の後面には、吸気管41が、その開口部41aが車両後方を向くように、取り付けられている。第一ケース部52には、エアクリーナ50とスロットル装置43とを接続するコネクティングチューブ42が、前方に向かって取付けられている。
第二ケース部53は、左側方に配置される側方ケース部54と、側方ケース部54と第一ケース部52とで挟まれた車幅方向中央寄りに配置される中央ケース部55とが、一体にされて構成されている。本実施の形態では、第二ケース部53は、側方ケース部54と中央ケース部55との二つの部品で構成されているが、これらが一体とされた一つの部品で構成してもよい。
図4および図6に示されるように、第二ケース部53は、側方ケース部54と中央ケース部55との合わせ面が、車両の上方視において、幅方向に対する中心である仮想車体中心線Lと略重なる位置に配設されている。エアクリーナケース51は、図4に示されるように、車幅方向において、仮想車体中心線Lに対して左側方より右側方が外側に張り出すように、張り出し部50cが形成されている。
図5に示されるように、エアクリーナケース51の内側は、エアクリーナエレメント56により、第一ケース部52の内側の未浄化室51aと、第二ケース部53の内側の浄化室51bとに、それぞれ区画されている。
吸気管41の開口部41aから第一ケース部52の未浄化室51aに吸入された空気は、エアクリーナエレメント56を介して浄化室51bへ通過する際に、エアクリーナエレメント56により空気中の粉塵等が濾過されることで浄化され、コネクティングチューブ42を介してスロットル装置43を通過して、内燃機関20の吸気ポート26に送られる。
エアクリーナケース51内部に配設されるエアクリーナエレメント56は、濾紙を複数回折り返して外形が直方体状に収まる、いわゆる蛇腹構造に形成されるフィルタ部材56aと、フィルタ部材56aの周囲を矩形状に取り囲むエレメントホルダ部56bを備えている。エレメントホルダ部56bの外周縁には、外周縁から周方向外方に向って突出した支持部56cが形成されている。
図5に示されるように、第一ケース部52は、右側の側壁部52aを備え、側壁部52aから周方向に亘って周壁部52bが立ち上がって形成されている。側壁部52aは、車両幅方向に対して張り出すように形成され、エアクリーナ50の張り出し部50cとなっている。周壁部52bの左端は、エアクリーナエレメント56の形状に対応した開口部52cが形成されており、周壁部52bの端部には、断面形状がコの字に形成されて、エレメントホルダ部56bの支持部56cが嵌合する嵌合凹部52dが形成されている。
第一ケース部52と突き合わされる第二ケース部53は、左側に位置する側壁部53aを備え、側壁部53aから周方向に亘って周壁部53bが立ち上がって形成されている。側壁部53aは側方ケース部の側壁部54aにより構成され、周壁部53bは、側方ケース部54の周壁部54bと中央ケース部55とから構成されている。
周壁部53bの右端部(すなわち中央ケース部55の右端部)は、エアクリーナエレメント56の形状に対応した開口部53cが形成されており、端部に断面形状がコの字に形成され、エレメントホルダ部56bの支持部56cが嵌合される嵌合凹部53dが形成されている。
さらに、第二ケース部53は、周壁部53bの右端から内側(左方)に窪んで、エアクリーナエレメントが配置されるエレメント配置凹部53eが形成されている。エレメント配置凹部53eには、フィルタ部材56aを通過した吸気が流入する流入口53fが、エアクリーナエレメント56のフィルタ部材56aの形状に対応して形成されている。エレメント配置凹部53eの流入口53fを覆うように、網目状のエレメントガード57がボルト58で取り付けられている。
図5に示されるように、エアクリーナ50の上面50aには、後述するハーネス80を配策するための凹部50bが形成されている。凹部50bは、エアクリーナ50の上面50aのうち、左側に位置するシートフレーム部材2fのやや内側から側壁部53aに向かう領域が凹むように形成されている。凹部50bは、第二ケース部53の周壁部53bの一部を構成している側方ケース部54の周壁部54bに形成された凹部54dである。
図2に示されるように、エアクリーナ50の上面50aに設けられた凹部50bは、車両前後方向に沿って凹む形状に形成されている。
図6に示されるように、自動二輪車1の左右の側方は、エアクリーナ50などの吸気装置40や内燃機関20を覆うように、サイドカバー18が取り付けられている。サイドカバー18には、走行風を取り入れる開口部18aが設けられている。サイドカバー18の開口部18aの後方には、吸気管41より後方に位置して、車両幅方向において内側に向けて突出した案内部18bが形成されており、開口部18aから、内燃機関20とサイドカバー18との間に取り込み通過する走行風を、吸気管41の開口部41aに導くようになっている。
図1および図2に示されるように、自動二輪車1は、シートフレーム部材2fの下方であって、エアクリーナ50の張り出し部50cとは反対側である左側方に位置して、2つの電子制御ユニット(Electronic Control Unit、以下、ECUと呼ぶ)が配置されている。第一ECU70は、エアクリーナ50の左側方であって、車両側面視において、エアクリーナ50の前端より少し前方に突出する位置に配置されている。第二ECU71は、エアクリーナ50の左側方の中央寄りやや上の後寄りに配置されている。
本実施の形態では、第一ECU70および第二ECU71の両方が、車両幅方向において、エアクリーナ50の張り出し部50cとは反対の左側に配置されているが、どちらか少なくとも一方が張り出し部50cと反対側に配置されていればよい。
自動二輪車1には、各所に向かってハーネス80が配策されている。
図2に示されるように、ハーネス80は、複数本配策されており、第一ECU70から、第一ハーネス81が斜め上方に向かって配策されている。第二ECU71からは、第二ハーネス82が斜め前方に向かって配策されている。第一ハーネス81と第二ハーネス82とは、纏められて第三ハーネス83とされている。第三ハーネス83から分岐して、第四ハーネス84が車両前方に向かって配策され、第五ハーネス85が車両後方に向かって車両前後方向に沿うように配策されている。
図2ないし図4に示されるように、車両前後方向に沿うように配策されたハーネス80(第五ハーネス85)は、エアクリーナ50の上面50aに形成された凹部50b内に配策されている。エアクリーナ50の上面50aには、ハーネス80(第五ハーネス85)を係止するハーネス係止片50dが複数形成されており、ハーネス80はハーネス係止片50dにより
エアクリーナ50の上面50aに固定される。
車両前後方向に沿うように配策された第五ハーネスを、エアクリーナ50の上面50aの凹部50b内に配策することにより、燃料タンク11とエアクリーナ50の上面との間を通過する走行風の流れが、ハーネス80により阻害されることがない。
図6に示されるように、エアクリーナ50の後方に配置されたリアフェンダー15の上面15aには、上面15aから突出するようにリブ16が形成されている。リブ16は、車両上面視において、車両前後方向に向かって伸びる仮想車体中心線Lに対して、吸気管41が配置されない側である車両の左側から、吸気管41が配置される側である車両の右側に向かって、仮想車体中心線Lと交わるように車両斜め後方に延びるように形成されている。
図2および図6に示されるように、リブ16の前方左側は、エアクリーナ50の下部の下縁を避けるように、切欠き16aが形成されている。
図7に、自動二輪車1の走行時のエアクリーナ50近傍における走行風の流れを矢印で示す。自動二輪車の車幅方向中央付近を通過する走行風は、燃料タンク11とエアクリーナ50との間を通過し、エアクリーナ50の後方に位置するリアフェンダー15の上面15aに沿って後方に流れ、リアフェンダー15のリブ16に車両斜め後方に案内されて、吸気管41が配置されている右側に向かって送られ、吸気管41の開口部41aへと案内される。
自動二輪車1の側方を流れる走行風は、サイドカバー18の開口部18aより、サイドカバー18とエアクリーナ50との間に流入し、サイドカバー18に設けられた案内部18bにより、吸気管41の開口部41aに導かれる。
本発明の実施の形態の鞍乗り型車両としての自動二輪車1は、前記したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
自動二輪車1は、ヘッドパイプ2aから車両後方に延びるメインフレーム部材2bと、メインフレーム部材2bの下方に懸架される内燃機関20と、メインフレーム部材2bの後方であって乗車シート12の下方に位置するシートフレーム部材2fと、シートフレーム部材2fの前上方に配置された燃料タンク11と、シートフレーム部材2fの下方に配置されたエアクリーナ50と、を有し、エアクリーナ50は、上面50aに、車両前後方向に沿ってハーネス80を配置するための凹部50bを有し、車両後方に向かって開口する開口部41aを有し、前記エアクリーナ50に外気を導入する吸気管41を備える。
前記構成によれば、エアクリーナ50の上面に凹部50bを設けてハーネス80を配策することにより、燃料タンク11とエアクリーナ50の上面50aを通過する走行風の流れを阻害せずに、車両後方に走行風を集めることで、車両後方に開口部41aを有する吸気管41からの吸気効率を高めることができる。
さらにエアクリーナ50は、車両上面視において、車両幅方向において外側に張り出した張り出し部50cを有することにより、エアクリーナ50の上面50aにハーネス80を配策するための凹部50bを設けたために減少したエアクリーナ50の容量を補うことができる。
また、エアクリーナ50の吸気管41の開口部41aは、車両上面視において、シートフレーム部材2fより外側に位置しているので、車体側方からエアクリーナ50の後方に流れ込んだ走行風をエアクリーナ50の吸気管41に向けて取り込みやすく、吸気効率を向上させることができる。
さらに、エアクリーナ50は、車両上面視において、リアフェンダー15の前方に位置し、リアフェンダー15は、その上面15aに、リブ16を有し、リブ16は、車両上面視において、車両前後方向に向かって伸びる仮想車体中心線Lに対して吸気管41が配置されていない側の左側か、吸気管41が配置された側の右側に向かって、仮想車体中心線Lと交わるように、車両斜め後方に延びているので、車両前方から流れてきた走行風を、吸気管41が配置された右側に指向させることができ、エアクリーナ50の吸気効率を高めることができる。
またエアクリーナ50の張り出し部50cとは反対側の左側方部に、第一ECU70および第二ECU71が配置されているので、車両側方を通過する走行風により第一ECU70および第二ECU71を効率よく冷却することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の態様が上記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
2a…ヘッドパイプ、2b…メインフレーム部材、2f…シートフレーム部材
11…燃料タンク、12…乗車シート、15…リアフェンダー、15a…上面、16…リブ、
41…吸気管、41a…開口部、
50…エアクリーナ、50b…凹部、50c…張り出し部、
70…第一ECU、71…第二ECU、
80…ハーネス、
…仮想車体中心線。

Claims (5)

  1. ヘッドパイプ(2a)から車両後方に延びるメインフレーム部材(2b)と、
    前記メインフレーム部材(2b)の下方に懸架される内燃機関(20)と、
    前記メインフレーム部材(2b)の後方であって乗車シート(12)の下方に位置するシートフレーム部材(2f)と、
    前記シートフレーム部材(2f)の前上方に配置された燃料タンク(11)と、
    前記シートフレーム部材(2f)の下方に配置されたエアクリーナ(50)と、
    前記エアクリーナ(50)に外気を導入する吸気管(41)と、を有する鞍乗り型車両において、
    前記エアクリーナ(50)は、上面(50a)に、車両前後方向に沿ってハーネス(80)を配策するための凹部(50b)を有し、
    前記吸気管(41)は、車両後方に向かって開口する開口部(41a)を有することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記エアクリーナ(50)は、車両上面視において、車両幅方向において外側に張り出した張り出し部(50c)を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記エアクリーナ(50)の前記吸気管(41)の前記開口部(41a)は、車両上面視において、前記シートフレーム部材(2f)より外側に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記エアクリーナ(50)は、車両上面視において、リアフェンダー(15)の前方に位置し、
    前記リアフェンダー(15)は、その上面(15a)に、リブ(16)を有し、
    前記リブ(16)は、車両上面視において、車両前後方向に向かって伸びる仮想車体中心線(L2)に対して前記吸気管(41)が配置されていない側から前記吸気管(41)が配置された側に向かって、前記仮想車体中心線(L2)と交わるように、車両斜め後方に延びることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記エアクリーナ(50)の前記張り出し部(50c)とは反対側の側方部に、少なくとも1つのECU(70,71)が配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
JP2022055536A 2022-03-30 2022-03-30 鞍乗り型車両 Pending JP2023147817A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055536A JP2023147817A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 鞍乗り型車両
BR102023001785-1A BR102023001785A2 (pt) 2022-03-30 2023-01-31 Veículo de montar em selim

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055536A JP2023147817A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 鞍乗り型車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023147817A true JP2023147817A (ja) 2023-10-13

Family

ID=88288233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022055536A Pending JP2023147817A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 鞍乗り型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023147817A (ja)
BR (1) BR102023001785A2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
BR102023001785A2 (pt) 2023-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9677518B2 (en) Saddled vehicle
JP2009202827A (ja) 自動二輪車
JP5753046B2 (ja) 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造
JP2015045320A (ja) 車両のエアクリーナ装置
JP2009243380A (ja) 自動二輪車の吸気装置
CN112483234B (zh) 鞍乘型车辆
US10233875B2 (en) Saddle-ridden vehicle
JP4052873B2 (ja) スクータ型車両
JP4894401B2 (ja) 鞍乗型不整地走行車両
JP2007008357A (ja) 自動二輪車の空気吸入構造
JP5414423B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2010126057A (ja) 鞍乗り型車両
JP6149705B2 (ja) 自動二輪車の排気装置
JP4592017B2 (ja) 自動2輪車用エアクリーナ装置
JP2023147817A (ja) 鞍乗り型車両
JP2020084880A (ja) 排気装置、および鞍乗型車両
WO2021065733A1 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ構造
JP6094904B2 (ja) 自動二輪車
WO2022210807A1 (ja) 鞍乗型車両
JP6285340B2 (ja) 鞍乗り型車両の吸気構造
JP2013100053A (ja) 鞍乗型車両の燃料フィルタ配置構造
JP6379387B2 (ja) 鞍乗り型車両用内燃機関
WO2016052005A1 (ja) 鞍乗り型車両用内燃機関
JP6107025B6 (ja) 自動二輪車の排気バルブアクチュエータ配置構造
JP6107025B2 (ja) 自動二輪車の排気バルブアクチュエータ配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240701