JP2023139515A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯電ローラ起因の画像不良を抑制することのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】 像担持体を回転させた状態で帯電部材に帯電電圧を印加する非画像形成動作において、i)帯電部材と像担持体との間で放電しない、かつ、表面電位に対して第一の極性を有する第一の帯電電圧を印加する第一の工程、ii)第一の工程の後、帯電部材と像担持体との間で放電しない、かつ、表面電位に対して第一の極性とは逆の極性を有する第二の帯電電圧を印加する第二の工程、iii)第二の工程の後、表面電位に対して第二の極性を有する第三の帯電電圧を印加し、表面電位に対して第二の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を印加するように制御する第三の工程であって、少なくとも第三の帯電電圧、第四の帯電電圧のいずれかの帯電電圧を印加した場合において帯電部材と像担持体との間で放電するように制御する第三の工程、を実行する。【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式などを利用して像担持体上に形成したトナー像を記録材に転写することで記録画像を得る、レーザプリンター、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
プリンターあるいは複写機等の画像形成装置に用いられる画像記録方式として、電子写真方式が知られている。電子写真方式は、電子写真プロセスを用いる以下に記載の方式である。帯電部材によって表面を帯電させた感光ドラム(以下、ドラムと称する)上にレーザービームによる静電潜像を形成して、帯電した色材(以下、トナーと称する)を静電潜像に現像させることにより現像剤像を形成する方式である。そして、現像剤像を記録材に転写して定着することにより画像形成を行う。近年では、画像形成装置の小型化を目的として、クリーナーレス方式が提案されている。クリーナーレス方式とは、転写工程後のドラムの表面に残留した現像剤であるトナーを現像手段において現像同時クリーニングすることで、ドラム上から除去、回収し、再利用する方式のことである。クリーナーレス方式では、ドラムの表面を清掃するためのクリーナーがないため、特に、転写工程後のドラム表面に残留したトナーによる部材汚染が発生しやすい構成である。帯電部材表面がトナーで汚染されると、帯電部材とドラム間の放電量が変化するため、ドラム表面に形成される電位も変化する。帯電部材の表面のトナー汚れ量は、帯電部材の形状や当接圧、表層の粗さなどによって異なり、帯電部材表面の位置によって汚れ度合いが異なる場合が多いため、帯電部材周期で濃淡ムラのある画像が発生する。その対策として、帯電部材へ印加する電圧を変化させ、ドラムとの電位差を変化させることによって、帯電ローラに付着したトナーをドラムの表面に移し、帯電部材を清掃するためのクリーニング動作を実行する構成が特許文献1に提案されている。
特開2010-26198号公報
しかしながら、特許文献1の構成には以下のような課題があった。特許文献1のような帯電部材を清掃するクリーニング動作時において、帯電部材に印加する帯電電圧をドラムとの放電閾値以上とすると、帯電ローラ上に付着したトナーが帯電電圧とは逆極性に帯電することがある。すると、帯電ローラとトナーとの付着力が高くなり、トナーを帯電ローラからドラムに移すことが困難となる場合があった。
本発明の目的は、帯電ローラ起因の画像不良を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
以上より、上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置において、像担持体と、前記像担持体を回転駆動する駆動部と、前記像担持体の表面に当接して帯電部を形成し、前記帯電部において前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、前記像担持体の表面に現像剤を供給する現像部材と、前記帯電部材に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、前記駆動部と前記帯電電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成動作と、前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作であって、前記像担持体を回転させた状態で前記帯電部材に前記帯電電圧を印加する非画像形成動作を実行可能に制御し、前記非画像形成動作において、以下の制御を実行することを特徴とする画像形成装置、
i)前記帯電部材と前記像担持体との間で放電しない、かつ、前記像担持体の表面に形成された表面電位に対して第一の極性を有する第一の帯電電圧を前記帯電部材に印加する第一の工程、
ii)前記第一の工程の後、前記帯電部材と前記像担持体との間で放電しない、かつ、前記表面電位に対して前記第一の極性とは逆の極性を有する第二の帯電電圧を前記帯電部材に印加する第二の工程、
iii)前記第二の工程の後、前記表面電位に対して第二の極性を有する第三の帯電電圧を前記帯電部材に印加し、前記表面電位に対して前記第二の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を前記帯電部材に印加するように制御する第三の工程であって、少なくとも前記第三の帯電電圧、前記第四の帯電電圧のいずれかの前記帯電電圧を印加した場合において前記帯電部材と前記像担持体との間で放電するように制御する第三の工程。
以上説明したように、本発明によれば、帯電ローラ起因の画像不良を抑制することができる。
実施例1における画像形成装置の説明図である。 実施例1における制御ブロック図である。 従来形態1における画像形成装置の動作の説明図である。 実施例1における帯電ローラ上のトナーが感光ドラムの表面に移るメカニズムの説明図である。 従来形態2における画像形成装置の動作の説明図である。 実施例1における画像形成装置の動作の説明図である。 実施例2における画像形成装置の動作の説明図である。 実施例3における画像形成装置の動作の説明図である。 実施例1における他の形態の画像形成装置の説明図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
1.画像形成装置
図1は、本発明に係る画像形成装置100の一実施形態の概略構成を示すものである。本実施例の画像形成装置100は、クリーナーレス方式及び接触帯電方式を採用したモノクロレーザビームプリンタである。
本実施例における画像形成装置100には、像担持体としての円筒型の感光体、即ち、感光ドラム1が設けられている。感光ドラム1の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ2、現像手段としての現像装置3が設けられている。また、図1において感光ドラム1の回転方向における帯電ローラ2と現像装置3との間には、露光手段としての露光装置4が設けられている。また、感光ドラム1には転写手段としての転写ローラ5が圧接されている。
本実施例における感光ドラム1は負帯電性の有機感光体である。この感光ドラム1は、アルミニウムのドラム状の基体上に感光層を有しており、駆動手段としての駆動モータ(駆動部)110(図2)によって図中矢印の方向(時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。本実施例では、プロセススピードは、感光ドラム1の周速度(表面移動速度)に相当し、140mm/secであり、感光ドラム1の外径は24mmである。
帯電部材である帯電ローラ2は、感光ドラム1に所定の圧接力で接触し、帯電部を形成しながら感光ドラム1に対して回転駆動される。帯電ローラ2は、感光ドラム1に当接して従動回転されてもよい。また、帯電電圧印加手段としての帯電電圧電源120(図2)によって、所望の帯電電圧を印加され、感光ドラム1の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施例では、感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2により負極性に帯電される。帯電処理時に、帯電ローラ2には、帯電電圧印加部としての帯電電圧電源120により、所定の帯電電圧が印加される。本実施例では、帯電処理時に、帯電ローラ2には、帯電電圧として負極性の直流電圧が印加される。これにより、感光ドラム1の表面は、暗部電位Vdに一様に帯電処理される。なお、帯電ローラ2は、より詳細には、感光ドラム1の回転方向に関して感光ドラム1との接触部の上流側及び下流側に形成される感光ドラム1との間の微小な空隙の少なくとも一方で発生する放電によって感光ドラム1の表面を帯電させる。ただし、ここでは、感光ドラム1の回転方向に関する、帯電ローラ2と感光ドラム1との当接部が、帯電部であると擬制して説明する。
露光ユニットである露光装置4は、本実施例では、レーザスキャナ装置であり、ホストコンピュータ等の外部装置から入力された画像情報に対応したレーザ光を出力し、感光ドラム1の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム1の表面に画像情報に応じた静電潜像(静電像)が形成される。本実施例では、一様に帯電処理されて形成された感光ドラム1の表面の暗部電位Vdは、露光装置4によって露光されることで絶対値が低下して、明部電位Vlとなる。ここでは、感光ドラム1の回転方向に関する、感光ドラム1上の露光装置4によって露光される位置が、露光部(露光位置)であるものとする。尚、露光装置4としては、レーザスキャナ装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム1の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを採用しても良い。
本実施例では現像方式として接触現像方式を用いる。現像装置3は、現像部材、現像剤担持体としての現像ローラ31、現像剤供給手段としてのトナー供給ローラ32、トナーを収容する現像剤収容室(現像容器)33、現像ブレード34を含む。現像剤収容室33からトナー供給ローラ32により現像ローラ31に供給されたトナーは、現像ローラ31と現像ブレード34との接触部であるブレードニップを通過することで、所定の極性に帯電される。現像ローラ31上に担持されたトナーは、現像部において、静電像に応じて、現像ローラ31から感光ドラム1に移動する。ここでは、感光ドラム1の回転方向に関する、現像ローラ31と感光ドラム1との接触部が、現像部であるものとする。本実施例では現像ローラ31と感光ドラム1は常時接触している。本実施例では、現像ローラ31は、現像部で感光ドラム1と現像ローラ31とが順方向に移動するように反時計回り方向に回転駆動される。なお、現像ローラ31を駆動する駆動手段としての駆動モータ110は、本実施例のように感光ドラム1の駆動手段と共通のメインモータ110であってよい。もしくは、感光ドラム駆動部、現像ローラ駆動部のように別々の駆動モータが感光ドラム1、現像ローラ31を各々回転させてもよい。現像時に、現像ローラ31には、現像電圧印加手段としての現像電圧電源140(図2)により、所定の現像電圧が印加される。制御部200は、画像形成動作中の現像ローラ31と感光ドラム1が当接して回転している時に、現像電圧電源140から現像電圧Vdcとして-350Vの直流電圧を現像ローラ31の芯金に印加するように制御する。画像形成時には、現像電圧Vdc=-350Vと感光ドラム1の画像形成電位Vl=-100Vの間の電位差により生じる静電気力にて、現像ローラ31上に担持されたトナーが感光ドラム1の画像形成電位Vl部に現像される。
ここで、以降の説明においては、電位や印加電圧に関し、負極性側に絶対値が大きい(例えば-600Vに対して-1200V)ことを電位が高いと称し、負極性側に絶対値が小さい(例えば-600Vに対して-350V)ことを電位が低いと称する。これは本実施例における負帯電性を持つトナーを基準として考えるためである。
また、本実施例での電圧は、アース電位(0V)との電位差として表現される。したがって、現像電圧Vdc=-350Vは、アース電位に対して、現像ローラ31の芯金に印加された現像電圧によって、-350Vの電位差を有したと解釈される。これは、帯電電圧や転写電圧などに関しても同様である。
本実施例では、現像電圧として負極性の直流電圧が印加され、一様に帯電処理された後に露光される。それによって、表面電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の画像形成部である露光面(イメージ部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する。この現像方式を反転現像方式という。本実施例では、現像時のトナーの帯電極性である正規極性は負極性である。なお、本実施例では、一成分非磁性接触現像法を採用したが、本発明は斯かる態様に限定されるものではなく、二成分非磁性接触現像法、非接触現像法、磁性現像法などを採用してもよい。二成分非磁性接触現像法は、現像剤として非磁性トナーと磁性キャリアとを備えた二成分現像剤を用い、現像剤担持体上に担持した現像剤(磁気ブラシ)を感光ドラム1に接触させて現像を行う方法である。非接触現像法は、感光に対して非接触で対向配置された現像剤担持体上から感光体上にトナーを飛翔させて現像を行う方法である。また、磁性現像法は、感光体に対して接触又は非接触で対向配置された、磁界発生手段としてのマグネットを内蔵する現像剤担持体上に、磁力によって磁性トナーを担持して現像を行う方法である。なお、本実施例では中心平均粒径が6μm、正規の帯電極性が負極性のトナーを用いている。
転写部材としての転写ローラ5としては、ポリウレタンゴムやEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)などから成るスポンジゴムなどの弾性部材で構成されたものを好適に用いることが出来る。転写ローラ5は感光ドラム1に向けて押圧され、感光ドラム1と転写ローラ5とが圧接する転写部を形成する。転写時に、転写ローラ5には、転写電圧印加手段としての転写電圧電源160(図2)により、所定の転写電圧が印加される。本実施例では、転写時に、転写ローラ5には、転写電圧としてトナーの正規極性とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧が印加される。そして、転写ローラ5と感光ドラム1との間に形成される電界の作用により、感光ドラム1から記録材Sへとトナー像が静電的に転写される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像が転写部に到達するタイミングに合わせてカセット6に格納された記録材Sが給紙ユニット7により給紙され、レジストローラ対8を通り、転写部に搬送される。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写電圧印加部としての転写電圧電源160によって所定の転写電圧が印加された転写ローラ5により、記録材S上に転写される。
トナー像を転写された後の記録材Sは、定着器9に搬送される。定着器9は、不図示の定着ヒータと定着ヒータの温度を測定する不図示のサーミスタを内蔵した定着フィルム91と、定着フィルム91に圧接するための加圧ローラ92を備えたフィルム加熱方式の定着器である。そして、記録材Sは加熱及び加圧されることによりトナー像が定着されて、排紙ローラ対12を通過して機外へ排出される。
また、本実施例では紙粉除去部材としてのブラシ10は、感光ドラム1上の転写部下流に当接配置され、記録材Sが転写部を通過する際に感光ドラム1に転移した紙粉を感光ドラム1上から除去する。
また、本実施例では、感光ドラム1の回転方向において、感光ドラム1とブラシ10との接触部の下流かつ、帯電部の上流における転写後の感光ドラム1上の電位を均すために、帯電前露光手段としての前露光装置13が配置される。本実施例では、前露光装置13として、不図示の本体側面に取り付けられたLEDを動作し、感光ドラム1の主走査方向と平行に照射を実行する。ここで主走査方向の照射ムラを抑制するための導光部材としてのライトガイドなどを用いることもできる。
記録材Sに転写されずに感光ドラム1に残留した転写残トナーは、ブラシ10の当接部を通過し、前露光装置13で感光ドラム1上の電位が均された後に帯電ローラ2において、帯電部で放電により再び負極性に帯電される。帯電ローラ2において再び負極性に帯電させられた転写残トナーは、感光ドラム1の回転に伴い現像部に到達する。現像部に到達したと転写残トナーは現像ローラ31の表面に移動し、現像容器33の内部に回収される。
なお、本実施例の構成において、ブラシ10と前露光装置13を配置したが、それらを配置しない構成でも適用可能である。
2.制御部
続いて、制御部200について説明する。図2は、本実施例における画像形成装置100の要部の概略制御態様を示す制御ブロック図である。コントローラ202は、ホスト装置との間で各種の電気的な情報の授受をすると共に、画像形成装置100の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って、インターフェース201を介して制御部200で統括的に制御する。制御部200は、様々な演算処理を行う中心的素子であるCPU155、記憶素子であるROM、RAMなどのメモリ154などを有して構成される。RAMには、センサの検知結果、カウンタのカウント結果、演算結果などが格納され、ROMには制御プログラム、予め実験などにより得られたデータテーブルなどが格納されている。制御部200には、画像形成装置100における各制御対象、センサ、カウンタなどが接続されている。制御部200は、各種の電気的情報信号の授受や、各部の駆動のタイミングなどを制御して、所定の画像形成シーケンスの制御などを行う。例えば、帯電電圧電源120、現像電圧電源140、露光ユニット4、転写電圧電源160、前露光装置13によって印加される電圧や露光量を制御部200によって制御している。その他、メインモータ(駆動部)110の制御も行う。そして、この画像形成装置100は、ホスト装置からコントローラ202に入力される電気的画像信号に基づいて、記録材Pに画像形成を行う。なお、ホスト装置としては、イメージリーダー、パソコン、ファクシミリ、スマートフォン等が挙げられる。
3.帯電ローラのトナー汚れ
ここで、感光ドラム1の表面には、静電潜像が形成され画像形成部を形成している領域と、静電潜像が形成されない非画像形成部を形成している領域とがある。画像形成動作において生じた転写残トナーの挙動について、感光ドラム1の画像形成部と非画像形成部に分けて説明する。
感光ドラム1の画像形成部に付着している転写残トナーは、現像部において感光ドラム1から現像ローラ31に転移されず、現像ローラ31から現像されたトナーとともに転写部に移動し、記録材Sに転写されて画像形成に供される。
一方、感光ドラム1の非画像形成部に付着している転写残トナーは、帯電部によって正規極性である負極性に再帯電され、現像部において感光ドラム1の非画像形成部電位と現像電圧との電位差により現像ローラ31に転移し、現像剤収容室33中に回収される。なお、現像剤収容室33に回収されたトナーは、再度、画像形成に使用される。
転写残トナー等、転写後も感光ドラム1の表面に残存しているトナーは、現像部よりも先に感光ドラム1と帯電ローラ2との当接部である帯電部を通過するため、感光ドラム1の表面と物理的に接触している帯電ローラ2にはトナーが接触する。また、本実施例のように、現像ローラ31と感光ドラム1が常時当接する構成では、現像容器33新品時や最後に印刷してから長時間経過している場合などにおいて、以下のような現象が生じる。上記の場合において、現像容器33内のトナーの帯電性が低いと、感光ドラム1と現像ローラ31との間に形成される電位差だけでは現像ローラ31の表面にトナーを保持できない。よって、感光ドラム1の表面に移るトナー量が多い。感光ドラム1の非画像形成領域と現像ローラ31との間に形成される電位差(バックコントラストという)に対して感光ドラム1の表面にトナーが移る現象をカブリ、カブリの際に感光ドラム1の表面に移ったトナーをカブリトナーという。本実施例の構成では、現像容器33新品時点から約100枚通紙するまではトナーの帯電性が低くカブリトナー量が多い。このようにして、感光ドラム1に移ったトナーは帯電性が低いため、帯電ローラ2と感光ドラム1との間に形成された電位差を、負極性のトナーが帯電ローラ2側に移りにくい電位差にした場合でも感光ドラム1に移ったトナーが帯電ローラ2を汚染する。帯電ローラ2に付着したトナーは、帯電部において放電閾値以上の帯電電圧を印加した場合に生じる放電を受けると、正極性に帯電する。正極性に帯電したトナーは、負極性の電圧が印加されている帯電ローラ2の表面に強固に付着する。特に、比較的粒径の小さいトナーは帯電しやすいため、カブリトナーのうち粒径の小さいトナーの比率が高い条件下では、帯電ローラ2のトナーでの汚染が多く、帯電ローラ2から感光ドラム1の表面にトナーを移動させることが困難となる。帯電しやすく質量の小さい粒径の小さいトナーは、電界に対して動きやすく、現像剤として優先的に消費される。そのため、耐久が進んだトナーが充填される現像容器33内のトナーよりも新品トナーが充填される現像容器33内のトナーの方が小粒径の割合が高くなる。また、現像装置3、現像容器33または後述する現像容器33に連結させるトナー容器21ごと交換する画像形成装置300(図9)の場合には、以下のような現象が生じる。現像装置3、現像容器33を交換した後、もしくはトナーを現像容器33内に補給した後、トナーの補給後が小粒径の割合は高くなる。したがって、現像容器33またはトナー容器新品時、またはトナー補給後にはカブリトナー量が多い。さらに、カブリトナーの中でも小粒径の割合が高く、本実施例のようなクリーナーレス構成の場合には、そのカブリトナーの多くが帯電ローラ2の当接部である帯電部に到達する。そのため、帯電ローラ2におけるトナーによる汚染量が多い。その状態で放電閾値以上の帯電電圧を印加すると、帯電しやすい小粒径のトナーほど帯電電圧と逆極性に帯電し、帯電ローラ2と強固に付着する。トナー補給の構成に関しては、後述の変形例にて図9を用いて説明する。
一方、帯電ローラ2の表面に付着したトナーを感光ドラム1の表面に移す動作である清掃動作を実行する際、トナーを帯電ローラ2から感光ドラム1側に移す力は、帯電ローラ2と感光ドラム1との間に形成される電位差に比例する。そのため、電位差が大きいほど、帯電ローラ2の表面を清掃する力は大きくなる。よって、放電閾値以下の帯電電圧の中で、より大きな電位差をつけた方が、小粒径のトナーに対して、強帯電化を抑制しながら、帯電ローラ2の表面を清掃することができる。しかし、比較的粒径の大きいトナーは帯電性が低く質量も大きいため、電界に対して反応しにくく、放電閾値以下の電位差では、清掃力が不足する場合がある。
また、帯電ローラ2の清掃動作に効果的な方法は、感光ドラム1の表面電位よりも高い帯電電圧と低い帯電電圧を印加することである。たとえば、感光ドラム1の表面に形成された表面電位を-600Vに帯電後、帯電電圧を-1200Vと0Vに交互に切り替えると、帯電ローラ2上の負極性のトナーに対しても正極性のトナーに対しても600Vの電位差ができる。そのため、帯電ローラ2上の正負両極性のトナーを効率的に感光ドラム1の表面に移動させる(吐き出す)ことが可能となる。帯電ローラ2表面のクリーニング動作制御として、ある二つの電圧を交互に印加する制御を行う。ある二つの帯電電圧を交互に印加する際の効果として、帯電電圧を切り替える際に生じる電位勾配が大きくなることを利用して、帯電ローラ2から感光ドラム1の表面にトナーを移動させる力を強めていることがある。
4.帯電ローラ表面のクリーニング動作制御
(従来形態1の制御)
次に、本実施例における各種電位制御について理解を容易とするため、従来形態1の制御について図3を用いて説明する。図3は、従来形態1の画像形成装置における現像容器33新品時に実行される帯電ローラ2の清掃動作(クリーニング動作)を示す図である。上から感光ドラム1などを駆動する駆動部であるモータ110の駆動信号と、帯電ローラ2に印加される帯電電圧制御と、感光ドラム1の表面電位と、感光ドラム1の表面電位と帯電ローラ2に印加される帯電電圧との差分の時間推移である。帯電ローラ2には-1200Vを感光ドラム1の1周分印加して感光ドラム1の表面を-600Vに帯電した後、-1200Vと0V(OFF)の二つの電圧を交互に10回ずつ印加する動作を行う。以降、帯電ローラ表面のクリーニング動作制御に関しては、ある二つの電圧を交互に印加する制御を行う。
(従来形態1の作用)
従来形態1のように、感光ドラム1の表面電位-600Vに対して正負の極性のトナーに対して、いずれも600Vの電位差をつけることで、帯電ローラ2から感光ドラム1の表面にトナーを移す。図4に示すように、帯電ローラ2の表面上の正負両極性のトナーを、感光ドラム1の表面と帯電ローラ2との間に形成された電位差によって、感光ドラム1側に移動する。一方、従来形態1の動作後、帯電ローラ2上の電荷分布をE-spart analyzer(ホソカワミクロン株式会社製)で測定し、正帯電したトナーの比率を計算した結果を表1に示す。ここで、表1に示す帯電電圧非印加とは、帯電電圧を印加せずに駆動した場合に、現像器から吐き出された後に帯電ローラに付着したトナーを測定した結果である。表1から、帯電電圧非印加時よりも従来形態1の方が正極性のトナーが帯電ローラ2上に残留していることがわかる。本実施形態における放電閾値は約600Vであり、放電閾値以上の帯電電圧で帯電ローラ2をクリーニングしようとすると、放電によって帯電ローラ2上のトナーが正極性に帯電し、帯電ローラ2とトナーの付着力を上がってしまう。そのため、その後、帯電ローラ2の表面をクリーニングしようとしても、その高い付着力のため、帯電ローラ2からトナーを取り除くことは困難である。従来形態1の動作後、ハーフトーン画像を印刷すると、帯電ローラ2の周期の濃度ムラ画像が発生した。これは、正極性のトナーが帯電ローラ2上に残留することによって、濃度ムラとなったと考えられる。
Figure 2023139515000002
(従来形態2の制御)
次に、本実施例における各種電位制御について理解を容易とするため、従来形態2の制御について図5を用いて説明する。図5は、従来形態2の画像形成装置100における現像容器33新品時に実行される帯電ローラ2のクリーニング動作を示す図である。上から感光ドラム1、帯電ローラ2、および現像ローラ31を駆動するメインモータ110の駆動信号と、帯電ローラ2に印加される帯電電圧の制御と、感光ドラム1の表面電位と、感光ドラム1の表面電位と帯電電圧との差分の時間推移である。帯電ローラ2にはまず-1000Vを感光ドラム1の1周分印加し、感光ドラム1の表面を-400Vに帯電させた後、-700Vと-100Vの二水準の帯電電圧を交互に10回ずつ印加する動作を行う。
(従来形態2の作用)
従来形態2では、従来形態1とは異なり、帯電ローラ2と感光ドラム1の表面との間に形成される電位差を放電閾値以下の電位差としている。そのような電位差とすることで、図4と同様に、電位差は小さいながらも帯電ローラ2上の比較的正負両極性の帯電性の高いトナーを、電位差によって感光ドラム1側に吐き出す。ここで、従来形態2の動作後、従来形態1の作用でも述べた内容と同様に、帯電ローラ2に付着したトナーの電荷分布を測定すると、表1に示すような結果となった。正負両極性のトナーをクリーニングするためには、感光ドラム1の表面を帯電する必要がある。よって、はじめに放電閾値以上の帯電電圧を短時間印加するため、正極性の割合が増加する傾向はあるものの、帯電電圧非印加時と比べて、正極性のトナー比率は4%程度の増加に留まっていることがわかる。
従来形態2において放電閾値は約600Vであり、感光ドラム1の表面電位と放電しない帯電電圧で帯電ローラ2をクリーニングするため、放電によって正極性に帯電するトナー量は少なく、帯電ローラ2との付着力が高くならない。ただし、一方で、従来形態2の動作後、ハーフトーン画像を印刷すると、帯電ローラ2の周期の濃度ムラ画像が発生した。これは、帯電ローラ2のクリーニング性能が弱まったため、帯電ローラ2にトナーが残留し、濃度ムラとなったと考えられる。
つまり、帯電電圧を放電閾値以下にし、帯電ローラ2と感光ドラム1との間の放電量を抑えたことで正極性になるトナー量は減少したものの、帯電ローラ2と感光ドラム1との間の電位差が小さいため、帯電ローラ2のクリーニング性能が弱まったということである。
(本実施形態の制御)
そこで、本実施例では、図6に示すように、感光ドラム1の表面との電位差が放電閾値以下となるように帯電電圧を切り替えて帯電ローラ2の表面を清掃した後、放電閾値以上の電位差で帯電電圧を切り替えて帯電ローラ2を清掃する。帯電ローラ2には、まず-1000Vを感光ドラム1の1周分印加し、感光ドラム1の表面を-400Vに帯電させた後、-700Vと-100Vの二つの電圧を交互に5回ずつ印加する動作を行う。その後、-1200Vと0V(OFF)の二つの電圧を交互に5回ずつ印加する制御を行う。
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の制御で帯電ローラ2をクリーニングした際の作用について述べる。
まず、本実施形態における放電閾値は約600Vであり、放電閾値以下となる電位差(本実施例においては300V)でクリーニング動作を実施することで、帯電ローラ2に付着したトナーの中で、比較的帯電性が高いトナーから選択的に感光ドラム1に移る。その後、帯電ローラ2に残留した比較的帯電性が低く、帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電をさせたとしても高い帯電性を帯びにくいトナーを、電位差を大きくつけることで感光ドラム1に移す動作を実行する。
(効果説明)
本実施形態の効果を確認するために行ったテープ試験、通紙実験の2つの試験方法とその結果について説明する。
テープ試験は、次の条件で行った。温度25℃、相対湿度50%の環境(常温常湿環境)下にて、新品の現像容器33を画像形成装置100内にセットし、感光ドラム1、帯電ローラ2、および現像ローラ31を5秒間回転駆動させる。これによって、現像ローラ31から感光ドラム1へカブリトナーを移し、帯電ローラ2まで到達させる。その後、帯電ローラ2を清掃する各形態による制御を実施し、帯電ローラ2の表面にテープ(ニチバン株式会社製ポリエステルテープ、No.5511)を貼り付けした後に、剥がし、白地の紙に貼り付ける。上記工程により、帯電ローラ2の表面に残ったトナー量を濃度として数値化、比較することができる。その際使用する濃度計は、X-Rite社製の分光濃度計(eXact Basic)を使用する。値が低いほど濃度が薄く、帯電ローラ2に残ったトナーの量が少ないことを示し、帯電ローラ2のクリーニングがより効果的に行われたことを示す。
また、通紙実験は、次の条件で行った。テープ試験を実施した後、記録材PとしてXerox社製のXerox Vitality Multipurpose Printer Paper(商品名、坪量75g)を用いて、25%濃度のハーフトーン画像を1枚プリントする。その際、帯電ローラ2のトナー汚れに起因する帯電ローラ2の周期の濃度ムラ画像が発生した場合、帯電ローラ汚れNGと判定する。
帯電ローラクリーニングを行わない場合と、従来形態1および従来形態2と本実施形態の制御で上述のテープ試験によるテープ濃度および通紙実験による画像の評価を行った結果を表2に示す。テープ濃度は0.5を下回ると、実際に出力される画像への影響はほぼ無い。
Figure 2023139515000003
放電閾値以上の帯電電圧で帯電ローラクリーニングを実施する従来形態1では、上述したように帯電ローラ2上のトナーが高く正帯電してしまうため、帯電ローラ2への付着力が高くなってしまう。よって、表2のテープ試験結果から、テープ濃度は帯電ローラクリーニング動作をしない場合と比べて、差分が0.2と小さく、正極性のトナーが帯電ローラ2上に残留したという理由からクリーニング効果が小さいことがわかる。また、通紙試験結果からも、帯電ローラ2の周期の濃度ムラが発生し、NGであった。
また、放電閾値以下の帯電電圧で帯電ローラクリーニングを実施する従来形態2では、上述したように、帯電性の高いトナーに対してクリーニング効果はある。しかし、帯電性の低いトナーに対しては、電位差が小さいため帯電ローラ2から感光ドラム1に移す力が不足する。そのため、帯電ローラクリーニング動作をしない場合と比べてテープ濃度の差分は0.6と小さく、通紙試験結果もNGであった。
これに対し、放電閾値以下の帯電電圧で帯電ローラクリーニングを行った後、放電閾値以上の帯電電圧で帯電ローラクリーニングを実施する本実施形態では、帯電ローラクリーニング動作をしない場合と比べてテープ濃度の差分は1.1と大きい。テープ濃度自体、0.2というほとんどトナーの影響が無い値であった。また、通紙試験結果も濃度ムラ画像の発生なく、OKであった。
実施例1の構成は、以下のような特徴を有する。記録材Sに画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置100において、以下の構成を有する。感光ドラム1と感光ドラム1を回転駆動するメインモータ110と、感光ドラム1の表面に当接して帯電部を形成し、帯電部において感光ドラム1の表面を帯電する帯電ローラ2を有する。加えて、感光ドラム1の表面に正規極性に帯電した現像剤を供給する現像ローラ31と、帯電ローラ2に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部120と、メインモータ110と帯電電圧印加部120と、を制御する制御部220を有する。
制御部220は、画像形成動作と、感光ドラム1を回転させた状態で帯電ローラ2に帯電電圧を印加する非画像形成動作と、を実行可能に制御する。そして、非画像形成動作において、以下の制御を実行する。
i)帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電しない、かつ、感光ドラム1の表面に形成された表面電位に対して第一の極性を有する第一の帯電電圧を帯電ローラ2に印加する第一の工程。
ii)第一の工程の後、帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電しない、かつ、表面電位に対して第一の極性とは逆の極性を有する第二の帯電電圧を帯電ローラ2に印加する第二の工程。
iii)第二の工程の後、表面電位に対して第二の極性を有する第三の帯電電圧を帯電ローラ2に印加し、表面電位に対して第二の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を帯電ローラ2に印加する。少なくとも第三の帯電電圧、第四の帯電電圧のいずれかの帯電電圧を印加した場合において帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電するように制御する第三の工程。
以上より、本実施形態の制御は、まず、放電閾値以下の帯電電圧で帯電ローラクリーニングを実施することで、比較的帯電性の高いトナーから選択的に感光ドラム1に移す。その後、より電位差を大きくすることで比較的帯電性の低いトナーを感光ドラム1に移すことができるため、帯電ローラ2へのトナーの付着量が多い場合に発生する帯電ローラ2の周期の濃度ムラ画像の発生を抑制することができる。
ここで、第一の極性と第二の極性を同一極性としてもよいし、第一の極性と第二の極性を逆の極性としてもよい。すなわち、第一の工程と第三の工程において、感光ドラム1の表面電位に対して正規極性側から帯電電圧を印加し始めてもよいし、逆極性側から帯電電圧を印加し始めてもよい。第一の工程、第二の工程を繰り返し実行する第一の繰り返し動作を実行可能に制御している。また、第三の工程を繰り返し実行する第二の繰り返し動作を実行可能に制御している。
現像剤を収容する現像容器33を備え、現像容器33は現像剤補給容器21を着脱可能に構成されていてもよい。そのような構成において、現像剤補給容器21を現像容器33に装着させて現像容器33内に現像剤を補給した後に、非画像形成動作を実行するように制御してもよい。また、現像容器33は、画像形成装置に着脱可能であってもよく、現像容器33を交換した後に、非画像形成動作を実行するように制御してもよい。
例えば、本実施例における変形例として、直接補給方式のトナー補給構成について説明する。図9(a)に示すように、本実施例における画像形成装置300にはトナーボトルの取り付け口である開口部35が設けられており、ここからトナーが補給可能な構成となっている。図9(b)に示すように、開口部35にトナーボトル41を取り付け、トナーボトル41から現像容器33にトナーが重力によって移動することにより、トナー補給経路など特別な装置を必要とせずにトナー補給可能な構成となっている。
図9(a)のトナーボトル41に封入されたトナー21を、図9(a)の現像容器33に供給した場合、図9(b)に示すように、トナーボトル41中のトナー21はほとんど全て、現像容器33に格納される。現像容器33は長手方向に伸びており、トナーボトル41に封入された全てのトナー21を収納するだけ十分な体積を有している。
また、本実施例では、放電閾値以上の帯電電圧を加える区間において、正負両極性に対して放電閾値以上の帯電電圧を印加したが、扱うトナーの帯電しやすさ、正極性への反転しやすさ等によって、いずれかの極性側だけ放電閾値以上の電圧を印加してもよい。また、現像容器新品時や現像剤補給後等では、正規極性の逆極性である正極性に反転しやすい小粒径トナーが多い。この現象により、耐久(印刷枚数、トナー消費、感光ドラム1の回転数、現像ローラ31の回転数など)の進み具合によって、放電閾値以上の電圧を加える区間において、両極性またはいずれかの極性側だけ放電閾値以上の帯電電圧を印加するかを切り替えてもよい。本実施例では新品の現像容器に充填しているトナー量は120gである。その場合、たとえば5%の印字率(全面黒画像を100%、全面白画像を0%とした場合の印字面積率)で印字した場合、約100枚通紙すると小粒径の割合が抑制されることがわかっている。そのため、画像印字後の後回転動作中に実施している本実施例と同様の動作を100枚通紙するまで実施する。その後は、正帯電化しやすい小粒径の割合が十分低くなっている。そのため、より感光ドラム1の表面との電位差が大きい従来形態1と同様の動作を実行することで帯電ローラのクリーニング性を上げるといった動作を実行してもよい。このように、トナーの補給量や印字率、トナー消費量などによって後回転動作を切り替えてもよい。
また、本実施例では、帯電ローラ2のクリーニングの効果について説明したが、転写ローラ5やブラシ10等、像担持体である感光ドラム1の表面に当接するその他の部材のクリーニング動作を本実施例のように実施しても同様の効果が得られる。
また、耐久によって感光ドラム1の表層が摩耗することによる静電容量の変化、トナーの劣化によるクリーニング性の悪化度合いや環境の温湿度に応じて、帯電電圧の値や帯電電圧の切り替え回数、帯電電圧印加時間等を調整してもよい。
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施形態の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施形態の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一または対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1の画像形成装置と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
1.帯電ローラ表面のクリーニング動作制御
(本実施形態の制御)
次に、本実施形態における帯電電圧の制御について図7を用いて説明する。図7は本実施形態の画像形成装置100における現像容器33新品時に実施される帯電ローラクリーニング動作を示す図であり、その他の動作については実施例1と同じである。本実施形態では、帯電電圧を段階的に変化させるように制御する。実施例1では、帯電電圧は放電閾値以下の電圧は2水準であったが、本実施形態では2水準以上の帯電電圧を徐々に電位差が拡大する方向に印加する。より具体的には、感光ドラム1の表面電位と帯電電圧との間に生じる電位差の絶対値が、100Vから100Vずつ拡大する方向に帯電電圧を印加する。
(効果説明)
上述の本実施形態の制御で実施例1と同様の試験を行った結果と実施例1との比較結果を表3に示す。
Figure 2023139515000004
この結果から、画像、正帯電トナー比率は実施例1と同等の性能が得られていることがわかる。ただし、テープ濃度については、実施例1よりも大きい値を示した。帯電ローラ2の表面上のトナーに加わる力は電位差に比例するため、帯電ローラクリーニング全体の時間を同じとすると、放電閾値以下の中でも比較的大きい電位差をつける回数が実施例1よりも減ってしまったためであると考えられる。ただし、実施形態2に関しては、テープ濃度が0.5を下回っているため、実際に出力される画像への影響はほぼ無い。
一方で、本実施例の場合は、帯電ローラ2から一度に感光ドラム1に移るトナーの量を少なくすることができる。実施例1で実施したテープ試験を、帯電ローラクリーニング開始直後の感光ドラム1に対して行った結果を表4に示す。具体的には、実施例1に対しては図6、本実施例に対しては図7に記載した停止タイミングで画像形成動作を強制的に停止し、そのタイミングで帯電ローラ2と感光ドラム1の当接部である帯電部を通過直後の感光ドラム1に対して行った。
Figure 2023139515000005
この結果から、本実施例の方が実施例1の構成に比べて一度に感光ドラム1に移るトナーの量は少ないことがわかる。これは、帯電ローラ2と感光ドラム1との間に生じる電位差を徐々に大きくしているためである。帯電ローラ2から吐き出されたトナーは現像容器33に回収されるが、一度に大量にトナーが感光ドラム1と現像ローラ31との当接位置である現像部に到達しても回収しきれない場合がある。回収しきれない場合には、感光ドラム1の回転方向において現像容器33よりも下流にある転写ローラ5等の部材をトナーで汚染してしまう。
実施例2の構成においては、以下の制御を実行することを特徴としている。第一の繰り返し動作において、感光ドラム1の表面電位と第一の帯電電圧との間に形成される第一の電位差を段階的に大きくするように制御している。第一の繰り返し動作において、感光ドラム1の表面電位と第二の帯電電圧との間に形成される第二の電位差を段階的に大きくするように制御してもよい。また、第二の繰り返し動作において、感光ドラム1の表面電位と第三の帯電電圧との間に形成される第三の電位差を段階的に大きくするように制御している。第二の繰り返し動作において、感光ドラム1の表面電位と第四の帯電電圧との間に形成される第四の電位差を段階的に大きくするように制御してもよい。
以上より、本実施形態の制御を用いれば実施例1に対して現像回収性を向上させ、帯電ローラ2のみならず、その他の感光ドラム1に当接している部材のトナー汚染を抑制することができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施形態の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1および実施例2の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施形態の画像形成装置において、実施例1および実施例2の画像形成装置のものと同一または対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1および実施例2の画像形成装置と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
1.帯電ローラ表面のクリーニング動作制御
(本実施形態の制御)
次に、本実施形態における帯電電圧の制御について図8を用いて説明する。図8は本実施形態の画像形成装置100における現像容器33新品時に実施される帯電ローラクリーニング動作を示す図であり、その他の動作については実施例1および実施例2と同じである。本実施形態では、感光ドラム1の表面を-400Vに帯電した後、まず、正極性のトナーを吐き出すように0Vと-300Vの帯電電圧を交互に3回ずつ印加する。その後、実施例2と同様に、感光ドラム1の表面電位に対して、帯電電圧を段階的に変化させるように制御し、2水準以上の帯電電圧を徐々に電位差が拡大する方向に印加する。感光ドラム1の表面電位と帯電電圧との間に生じる電位差の絶対値が、100Vから100Vずつ拡大する方向に帯電電圧を印加する。
(効果説明)
上述の本実施形態の制御で実施例1および実施例2と同様に、帯電ローラ2の表面上の電荷分布を測定し、正帯電したトナーの比率を計算した結果を表5に示す。
Figure 2023139515000006
この結果から、画像については、実施例1、実施例2と同等の性能が得られていることがわかる。また、正帯電トナー比率については、実施例1および実施例2よりも良好な結果であった。テープ濃度については、実施例1よりも悪化傾向にあり、実施例2よりも良化傾向であった。
表1を用いた従来形態2の説明においても述べたが、帯電電圧非印加時に対する従来形態2の制御を実施した後の正帯電トナー比率の増加は、はじめに感光ドラム1の表面を帯電する際に正帯電トナー比率が増加するためであると考えられる。帯電ローラ2と感光ドラム1の表面との間に生じる放電により、正帯電化した帯電ローラ2の表面上のトナーは、帯電ローラ2の比較的最表層にある。そのため、早期に帯電ローラ2から感光ドラム1側へ吐き出すことが帯電ローラクリーニングにとっては効果的である。よって、本実施形態のように、感光ドラム1の表面を帯電した後に増加する正極性のトナーを、帯電ローラクリーニング動作の早期に吐き出すことで、実施例1および実施例2と比べて正帯電トナー比率が減少したと考えられる。また、その際、0Vと-300Vに帯電電圧を切り替えて印加することで、帯電ローラ2からトナーを効果的に感光ドラム1の表面に移すことができる。一方で、テープ濃度に関しては、実施例2よりも正極性トナーの吐き出しが増えたため良化傾向であり、実施例1と比べて、実施例2と同様、感光ドラム1の表面電位と帯電ローラ2との間に生じる電位差は小さくなる方向となる。そのため、テープ濃度は若干の悪化傾向にあると考えられる。ただし、実施形態3に関しては、テープ濃度が0.5を下回っているため、実際に出力される画像への影響はほぼ無い。
実施例3の構成は、以下のような制御を実行することを特徴とする。まず、帯電ローラ2と感光ドラム1の間で放電しない、かつ、感光ドラム1の表面に形成された表面電位に対して正規極性とは逆の極性を有する第一の帯電電圧と、逆の極性を有し第一の帯電電圧とは大きさが異なる第二の帯電電圧と、を帯電ローラ2に印加する。次に、前工程の後、表面電位に対して第一の極性を有する第三の帯電電圧を帯電ローラ2に印加し、表面電位に対して第一の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を帯電ローラ2に印加するように制御する。その際に、少なくとも第三の帯電電圧、第四の帯電電圧のいずれかの帯電電圧を印加した場合において帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電するように制御する。
以上より、本実施形態の制御を用いることによって、実施例2に対し、帯電ローラ2に付着する正帯電トナーの比率を減少させることができる。よって、より効果的に帯電ローラ2をクリーニングすることで、帯電ローラ2のみならず、その他の感光ドラム1に当接している部材のトナー汚染を抑制することができる。
本実施例においては、図8のように、感光ドラム1の表面を-400Vに帯電した後、まず、正極性のトナーを吐き出すように0Vと-300Vの帯電電圧を交互に3回ずつ印加する構成とした。しかし、感光ドラム1の表面電位に対して、正極性トナーを感光ドラム1側に移動させる帯電電圧であれば、0Vと-300Vに限られない。さらに、0Vと-300Vの2水準としたが2水準以上に変化させてもよい。また、実施例3の構成として実施例2の構成との組み合わせの制御を用いて効果を説明したが、実施例3のみ、もしくは実施例1との組み合わせの制御でも効果が得られることは言うまでもない。
なお、実施例1~3の構成において、感光ドラム1の表面を積極的に清掃する清掃部材を設けないクリーナーレス構成を採用したが、感光ドラム1の回転方向において、転写部と帯電部の間に清掃部材を設けてもよい。また、ブラシ部材10に清掃部材のような機能を設けても良い。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 現像装置
31 現像ローラ
33 現像剤収容室
100 画像形成装置
110 メインモータ
120 帯電電圧電源
200 制御部

Claims (11)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する駆動部と、
    前記像担持体の表面に当接して帯電部を形成し、前記帯電部において前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
    前記像担持体の表面に現像剤を供給する現像部材と、
    前記帯電部材に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、
    前記駆動部と前記帯電電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成動作と、前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作であって、前記像担持体を回転させた状態で前記帯電部材に前記帯電電圧を印加する非画像形成動作を実行可能に制御し、前記非画像形成動作において、以下の制御を実行することを特徴とする画像形成装置、
    i)前記帯電部材と前記像担持体との間で放電しない、かつ、前記像担持体の表面に形成された表面電位に対して第一の極性を有する第一の帯電電圧を前記帯電部材に印加する第一の工程、
    ii)前記第一の工程の後、前記帯電部材と前記像担持体との間で放電しない、かつ、前記表面電位に対して前記第一の極性とは逆の極性を有する第二の帯電電圧を前記帯電部材に印加する第二の工程、
    iii)前記第二の工程の後、前記表面電位に対して第二の極性を有する第三の帯電電圧を前記帯電部材に印加し、前記表面電位に対して前記第二の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を前記帯電部材に印加するように制御する第三の工程であって、少なくとも前記第三の帯電電圧、前記第四の帯電電圧のいずれかの前記帯電電圧を印加した場合において前記帯電部材と前記像担持体との間で放電するように制御する第三の工程。
  2. 前記現像部材は、前記像担持体と前記非画像形成動作において当接する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤を収容する現像容器を備え、
    前記現像容器は現像剤補給容器を装着可能に構成されており、
    前記制御部は、前記現像剤補給容器を前記現像容器に装着させて前記現像容器内に現像剤を補給した後に、前記非画像形成動作を実行するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤を収容する現像容器を備え、
    前記現像容器は、前記画像形成装置に着脱可能であって、
    前記制御部は、前記現像容器を交換した後に、前記非画像形成動作を実行するように制御することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第一の極性と前記第二の極性を同一極性とすることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第一の極性と前記第二の極性を逆の極性とすることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第一の工程、第二の工程を繰り返し実行する第一の繰り返し動作を実行可能に制御し、前記第一の繰り返し動作において、前記表面電位と前記第一の帯電電圧との間に形成される第一の電位差を段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第一の繰り返し動作において、前記表面電位と前記第二の帯電電圧との間に形成される第二の電位差を段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第三の工程を繰り返し実行する第二の繰り返し動作を実行可能に制御し、前記第二の繰り返し動作において、前記表面電位と前記第三の帯電電圧との間に形成される第三の電位差を段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第二の繰り返し動作において、前記表面電位と前記第四の帯電電圧との間に形成される第四の電位差を段階的に大きくするように制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する駆動部と、
    前記像担持体の表面に当接して帯電部を形成し、前記帯電部において前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
    前記像担持体の表面に正規極性に帯電する現像剤を供給する現像部材と、
    前記帯電部材に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、
    前記駆動部と前記帯電電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成動作と、前記画像形成動作とは異なる非画像形成動作であって、前記像担持体を回転させた状態で前記帯電部材に前記帯電電圧を印加する非画像形成動作を実行可能に制御し、前記非画像形成動作において、以下の制御を実行することを特徴とする画像形成装置、
    i)前記帯電部材と前記像担持体との間で放電しない、かつ、前記像担持体の表面に形成された表面電位に対して前記正規極性とは逆の極性を有する第一の帯電電圧と、前記逆の極性を有し前記第一の帯電電圧とは大きさが異なる第二の帯電電圧と、を前記帯電部材に印加する第一の工程、
    ii)前記第一の工程の後、前記表面電位に対して第一の極性を有する第三の帯電電圧を前記帯電部材に印加し、前記表面電位に対して前記第一の極性とは逆の極性を有する第四の帯電電圧を前記帯電部材に印加するように制御する第二の工程であって、少なくとも前記第三の帯電電圧、前記第四の帯電電圧のいずれかの前記帯電電圧を印加した場合において前記帯電部材と前記像担持体との間で放電するように制御する第二の工程。
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