JP4058591B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置に係り、特に、像担持体上に接触若しくは近接する帯電部材を具備した帯電装置を備えたタイプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、市場要求からカラー画像形成装置の小型化及び各デバイスの小型化が要請されつつある。
例えばタンデム型画像形成装置にあっては、感光体ドラム等の像担持体を複数配列し、各像担持体には帯電装置や現像装置等のデバイスを夫々配設することになるが、装置自体を小型化していくと、各像担持体毎にクリーニング装置や残留トナー回収装置を設けない、所謂クリーナレスシステムが採用される場合も多くなってきている。
しかしながら、この種のクリーナレスシステムにあっては、転写後に像担持体表面には、極微量であっても残留トナーが存在し、次の画像形成時に「メモリー」となって画質に悪影響を及ぼす。
このため、従来にあっては、例えば帯電装置としての帯電部材(例えば帯電ブラシ)の上流部にメモリー除去部材(例えばブラシロール)を配置して、残留トナーをディスターブする技術などが提案されている(例えば特開平4−371975号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種の画像形成装置のうち、例えば帯電ロール方式の帯電装置を使用した態様にあっては、例えば図11に示すように、用紙上の任意箇所にランダム斑点が生成されたり、連続点、例えば帯電ロールや感光体ドラム(P/R)の回転周期毎に連なった斑点が生成されるという現象が挙げられる。尚、斑点の中には、バックグラウンド中に生ずるバックグラウンド斑点(BKG斑点)と、イメージ部(例えばハーフトーン画像)中に生ずるイメージ部斑点とに大別される。
特に、このような斑点現象は、画像形成装置を最初に使用する初期使用段階において顕著に現れることが確認されている。
【0004】
次に、この種の斑点の生成原理について推測してみるに、例えば図12に示すように、現像剤の凝集物などの異物502が感光体ドラム510に付着し、帯電ロール511と感光体ドラム510との間のニップ域に進入すると、当該異物502部分で電界が遮蔽されると共に、異物502が介在している帯電ロール511の表層フィルム部分にテンティング部が形成されてしまい、当該感光体ドラム510部分に対応した箇所に帯電不良が起こる。
このとき、異物502による帯電不良箇所が感光体ドラム510の下流側に移行し、当該帯電不良箇所に静電潜像が形成され、現像されてしまうと、比較的大径の斑点が生成される。
一方、異物502が例えば帯電ロール511側に付着すると、帯電ロール511の回転周期毎に連続点が生成される。
【0005】
このような斑点現象の生成要因を追求したところ、特に、画像形成装置の初期使用段階においては、現像装置内の現像剤が凝集している場合が多く、現像剤の凝集物が帯電ロールに付着し易いことが斑点生成の主要因になっていることを突き止めた。
尚、画像形成装置の初期使用段階において、現像装置を直ちに使用すると、現像剤の帯電量が不足しがちになり、その分、現像剤の外添剤やコーティング剤などの異物が剥離して像担持体側に転移し易く、これも斑点生成の要因になっているものと推測される。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、初期使用時における斑点現象を有効に回避するようにした画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、像担持体1と、この像担持体1に接触若しくは近接配置される帯電部材2aを具備し且つ前記像担持体1を帯電させる帯電装置2と、この帯電装置2にて帯電された像担持体1上に静電潜像を書き込む潜像書き込み装置3と、現像剤の攪拌帯電要素4aを具備し且つ像担持体1上に書き込まれた静電潜像を現像剤Gで可視像化する現像装置4と、画像形成装置を最初に使用する条件下で、少なくとも現像装置4内の現像剤Gの凝集が解消される程度まで前記現像剤Gが均一に攪拌帯電せしめられる性能維持初期シーケンスAを実行させる性能維持制御装置5とを備え、性能維持制御装置5による性能維持初期シーケンスは、現像装置4内の現像剤を攪拌帯電して当該現像剤の帯電量を上昇させるチャージアップモードと、このチャージアップモード終了後に行われ且つ像担持体1側に転移した現像剤異物を清掃するクリーニングサイクルとを具備した単位シーケンスを所定回数行うものであることを特徴とするものである。
【0008】
このような技術的手段において、本願は、像担持体1が単一である態様は勿論のこと、像担持体1が複数配列される所謂タンデム型の態様のいずれをも含み、更に、像担持体1に対して記録材搬送体や中間転写体を対向配置する態様など各種態様を含む。
また、帯電装置2については、帯電部材2aが像担持体1に対し接触若しくは近接配置されることを要件とする。
ここで、接触しない態様も含めているのは、近接配置された態様でも、微小空隙放電による帯電が可能であることを考慮したものである。
但し、接触配置する方が、像担持体1に対する帯電部材2aの位置決めが容易になる点、また、帯電部材2aの寸法精度が高くなくてよい点で好ましい。
【0009】
更に、帯電装置2としては、基本的に帯電部材2aを備えていればよいが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば帯電部材2aの上流側に像担持体1に接触して配設され且つ像担持体1上の付着物を除去する除去部材を具備させるようにしてもよい。
ここで、除去部材は、接触型で像担持体1上の付着物を除去するもの又は、一時的に除去するものであればよく、像担持体1上の付着物が帯電部材2aに至る事態を無くし、帯電性を良好に保つ機能部材として働くものであればよい。
【0010】
また、現像装置4は、主として二成分現像剤を使用したものを対象とするが、必ずしもこれに限られない。
この場合において、高画質でクリーナレスを容易に実現するという観点からすれば、現像剤Gのトナーが形状係数130以下の球形であるものを使用すればよい。
更に、現像装置4の攪拌帯電要素4aとは、現像剤を攪拌して帯電する要素を広く含む趣旨であり、所謂オーガーのような攪拌部材、交流成分重畳の帯電バイアス(現像域で現像剤が交番動作し、攪拌帯電される)などが挙げられる。
【0011】
また、性能維持制御装置5は、性能維持初期シーケンスAを実現し得るものであれば適宜選定して差し支えない。
ここで、「少なくとも現像装置4内の現像剤Gの凝集が解消される程度」とは、初期使用時の斑点現象の主要因である現像剤Gの凝集を除くことが性能維持初期シーケンスAにより達成されればよいという意味である。
また、「少なくとも」としたのは、初期使用時の斑点現象の他の主要因である現像剤異物(外添剤、コーティング剤など)の吐き出し(クリーニングサイクルに相当)なども含むことを想定したものである。
更に、「現像剤Gが均一に攪拌帯電」という要件は、現像剤Gの凝集を解消する上で帯電のみならず、攪拌という挙動も必要であることに基づく。
【0012】
そして、性能維持制御装置5による性能維持初期シーケンスAの代表的態様としては、例えば現像装置4内の現像剤Gを攪拌帯電して当該現像剤Gの帯電量を上昇させるチャージアップモードと、像担持体1側に転移した現像剤異物を清掃するクリーニングサイクルとを具備した単位シーケンスを所定回数行うものが挙げられる。
本態様において、「チャージアップモード」は、現像剤の攪拌帯電、「クリーニングサイクル」は現像剤異物(外添剤など)の吐き出しに主として対応する。
【0013】
特に、本態様のうち、画像形成モード時に現像装置4に対し交流成分重畳の現像バイアスを印加する態様においては、性能維持制御装置5は、チャージアップモード時に現像装置4に対し少なくとも交流成分重畳の帯電バイアスを印加するものであることが好ましい。
この場合、交流成分重畳の帯電バイアスにより現像剤Gのチャージアップが促進され、かつ、現像剤G中の異物吐き出しも促進される。
そして、帯電バイアスは、交流成分が重畳されているバイアスであればよく、現像バイアスと同じに設定してもよいし、別に設定してもよい。
【0014】
また、例えば性能維持初期シーケンスAの途中で誤ってインタロックの開操作などを行うことにより、装置自体がシャットダウンすると、性能維持初期シーケンスAが途中で中断される事態が起こり得る。
このような状況下の好ましい態様としては、性能維持制御装置5による性能維持初期シーケンスAは、途中で中断された条件下では途中までのシーケンス経過を記憶し、途中から再開可能とすればよい。
本態様によれば、無用な性能維持初期シーケンスAの繰り返しを回避できる点で好ましい。
【0015】
また、性能維持制御装置5は、性能維持初期シーケンスAを実行するものであればよいが、これ以外の性能維持シーケンスBを実行するようにしてもよい。
例えば、性能維持初期シーケンスAの他に、少なくとも直前の画像形成モードからの経過時間に基づいて、現像装置4内の現像剤Gが均一に攪拌帯電せしめられる性能維持シーケンスBを実行するものが挙げられる。
これは、放置時間によって現像剤Gの帯電性能が低下する現象を改善し、画像品質の低下を回避するものである。
この場合、性能維持シーケンスBとしては、チャージアップモードとクリーニングサイクルとを具備した単位シーケンスを所定回数行うものが一般的であるが、これに限られない。
更に、「直前の画像形成モードからの経過時間」についての計測手段としては、電源オン時を前提に計測する態様でよいが、より正確を期すという観点からすれば、電源オフ時も継続して経過時間を計測可能な態様が好ましい。
【0016】
また、上述した態様において、性能維持初期シーケンスAは、性能維持シーケンスBに比べてチャージアップモードの程度を多く配分したものであることが好ましい。
この態様によれば、画像形成装置の初期使用時において、現像剤Gに対する帯電性をより確実に行うことができる点で、斑点現象をより確実に回避することができる。
このとき、「チャージアップモードの程度を多く配分」とは、帯電時間自体を多く確保する態様、現像剤Gの帯電程度自体を強化する態様、あるいは、両者を組み合わせた態様のいずれをも含む。
【0017】
また、性能維持シーケンスBの好ましい態様としては、環境条件をも加味したものが挙げられる。
この場合、性能維持シーケンスBとしては、直前の画像形成モードからの経過時間と画像形成装置の環境条件とに基づいて、現像装置4内の現像剤Gを均一に攪拌帯電するようにすればよい。
ここでいう「画像形成装置の環境条件」とは、現像剤Gの性能に影響の大きい湿度条件が挙げられるが、これに限られるものではなく、周囲の温度条件や、温度、湿度の両方の条件など適宜選定してよい。
【0018】
また、「画像形成装置を最初に使用する条件」についての代表的な判別手法としては、例えば装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを搭載した態様において、プロセスカートリッジが未使用であることを識別するための識別子を具備させ、性能維持制御装置5が、プロセスカートリッジの識別子情報に基づいて画像形成装置を最初に使用する条件であるか否かを判断し、性能維持初期シーケンスAを実行するようにすればよい。
この場合において、「プロセスカートリッジが未使用」とは、新品に限らず、リサイクルも含め、広く未使用であることを意味する。
一方、識別子とは、例えばプロセスカートリッジ内のモニタ内に予め書き込んだ未使用フラグなどを意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1(本例ではフルカラープリンタ)を示すものである。尚、図2中の矢印は、各回転部材の回転方向を示す。
このフルカラープリンタは、図2に示すように、イエロ(Y)、マゼンタ (M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体ドラム21(21Y,21M,21C,21K)を有する画像形成ユニット20(20Y,20M,20C,20K)と、これら感光体ドラム21に接触する一次帯電用の帯電装置22(22Y,22M,22C,22K)と、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光23(23Y,23M,23C,23K)を照射する図示しないレーザ光学ユニット等の露光装置と、各色成分トナーが含まれる現像剤を収容した現像装置24(24Y,24M,24C,24K)と、上記4つの感光体ドラム21のうちの2つの感光体ドラム21Y,21Mに接触する第1の一次中間転写ドラム31及び他の2つの感光体ドラム21C,21Kに接触する第2の一次中間転写ドラム32と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム31,32に接触する二次中間転写ドラム33と、この二次中間転写ドラム33に接触する最終転写ロール34とで、その主要部が構成されている。
そして、本実施の形態では、例えば各感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置24、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33が一体的に搭載されたプロセスカートリッジ(CRU:Customer Replaceable Unit)として構成されている。
【0020】
各感光体ドラム21は、共通の接平面Uを有するように一定の間隔をおいて配置されている。また、第1の一次中間転写ドラム31及び第2の一次中間転写ドラム32は、各回転軸が該感光体ドラム21軸に対し平行かつ所定の対象面を境界とした面対象の関係にあるように配置されている。更に、二次中間転写ドラム33は、該感光体ドラム21と回転軸が平行であるように配置されている。
各色毎の画像情報に応じた信号は、図示しない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図示しないレーザ光学ユニットに入力される。このレーザ光学ユニットでは、各色のレーザ光23が変調され、対応する色の感光体ドラム21に夫々照射される。
【0021】
上記各感光体ドラム21の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが行なわれる。
まず、上記感光体ドラム21としては所定の直径(例えば20mm)のOPC感光体を用いた感光体ドラムが用いられ、これらの感光体ドラム21は所定のプロセス速度(例えば95mm/sec)の回転速度で回転駆動される。
上記感光体ドラム21の表面は、図2に示すように、帯電装置22に所定の帯電レベル(例えば約−800V)の直流電圧を印加することによって、所定レベルに一様に帯電される。尚、この実施の形態では、上記帯電装置22に対して直流電圧のみを印加しているが、交流成分を直流成分に重畳するように構成することもできる。
【0022】
このようにして一様な表面電位を具備した感光体ドラム21の表面には、露光装置としてのレーザ光学ユニットによって各色に対応したレーザ光23が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込まれることにより、感光体ドラム21上の画像露光部の表面電位は所定レベル(例えば−60V以下程度)にまで除電される。
また、上記感光体ドラム21の表面に形成された各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置24によって現像され、各感光体ドラム21上に各色のトナー像として可視化される。
【0023】
次に、上記各感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム31及び第2の一次中間転写ドラム32上に、静電的に一次転写される。感光体ドラム21Y,21M上に形成されたイエロ(Y)およびマゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム31上に、感光体ドラム21C,21K上に形成されたシアン(C)、ブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム32上に、それぞれ転写される。
この後、第1、第2の一次中間転写ドラム31,32上に形成された単色又は二重色のトナー像は、二次中間転写ドラム33上に静電的に二次転写される。
従って、二次中間転写ドラム33上には、単色像からイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色の四重色像までの最終的なトナー像が形成されることになる。
【0024】
最後に、上記二次中間転写ドラム33上に形成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像は、最終転写ロール34によって、用紙搬送路40を通る用紙に三次転写される。この用紙は、不図示の紙送り工程を経て用紙搬送ロール41を通過し、二次中間転写ドラム33と最終転写ロール34とのニップ部に送り込まれる。この最終転写工程の後、用紙上に形成された最終的なトナー像は、定着装置42によって定着され、一連の画像形成プロセスが完了する。
【0025】
尚、本実施の形態において、詳細は後述するが、帯電装置22は、図2に示すように、感光体ドラム21を帯電する帯電ロール100と、この帯電ロール100の上流側にリフレッシャとしてのブラシロール110とを備え、このブラシロール110にて感光体ドラム21上の異物(残留トナーやキャリアなど)を除去し、帯電ロール100側に感光体ドラム21上の異物が転移しないようになっている。
また、一次中間転写ドラム31,32及び二次中間転写ドラム33には夫々のドラム表面の異物(残留トナーや異物)を一時的に保持するリフレッシャとしての一次中間ブラシロール51,52、及び、二次中間ブラシロール53が接触配置されている。
更に、最終転写ロール34には例えばブレードクリーニング方式を採用したクリーニング装置54(54a:ブレード)が設けられている。
【0026】
次に、本実施の形態で用いられる現像装置24及び帯電装置22について説明する。
先ず、現像装置24について説明する。
本実施の形態において、現像装置24は、例えば図3に示すように、垂直方向に複数配設されており、例えば現像装置24Yは、下方側の画像形成ユニット20(例えば20M)の帯電装置22(例えば帯電装置22M)に対し接近配置されている。
ここで、現像装置24の基本的構成について述べると、以下のようである。
すなわち、現像装置24は、図3に示すように、基本的に、現像剤Gが収容される筐体としてのハウジング61と、このハウジング61の開口部に面して配設される現像剤担持体としての現像ロール62と、現像ロール62上に担持される現像剤Gの層厚を規制する層厚規制部材としての層厚規制ロール63と、ハウジング61内の現像剤Gを攪拌しながら搬送する現像剤攪拌搬送部材としての2本のオーガー64、65と、現像ロール62に現像剤Gを供給する現像剤供給部材としてのパドルホイール66とでその主要部が構成されている。
【0027】
また、現像ロール62は、ハウジング61の開口部付近に回転駆動可能に配設される中空の円筒形状からなる非磁性の現像スリーブ621と、この現像スリーブ621の中空内に複数の磁極を所定の角度に配置した磁石ロール(マグネットロール)622が位置を固定された状態で配設されたものである。
そして、現像スリーブ621には図示外のバイアス電源が接続され、所定の現像バイアス(本例では、直流成分に交流成分を重畳したバイアス)が印加されるようになっている。
尚、図中において、符号21は画像情報に応じた静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム、Gは非磁性トナー及び磁性キャリアからなる現像剤、また、矢印は回転する部品の回転方向を示している。
【0028】
また、本実施の形態において、帯電装置22は、図3に示すように、感光体ドラム21を帯電する帯電ロール100と、この帯電ロール100の上流側にリフレッシャとしてのブラシロール110とを一対の軸受け部材(図示せず)にて回転自在に支承するようにしたものである。
特に、本実施の形態では、帯電ロール100は、非磁性シャフトと、この非磁性シャフトの外周に設けられるスポンジ状導電性弾性体と、この導電性弾性体を被覆する円筒状表層フィルムとを備えている。
ここで、非磁性シャフトとしては、透磁率が1.05以下(磁性材料が付着しない程度)の非磁性材料、例えばSUS303(透磁率1.05)や、より好ましくはSUS303Cu(透磁率1.02)が使用される。
また、スポンジ状導電性弾性体は、硬度が低く、ニップ域を安定的に確保するという観点から好ましく、例えば導電性ウレタン発泡体が用いられる。
更に、円筒状表層フィルムとしては、静電吸着力によるニップ均一性を確保するという観点から好ましく、例えば導電性フッ素樹脂が用いられる。
【0029】
また、本実施の形態では、帯電ロール100は、帯電部材として機能し、かつ、帯電電流リークによる帯電不良を有効に回避するという観点から、表面抵抗値が106Ω/□〜108.5Ω/□に設定されている。
更にまた、硬度条件としては、ニップ均一性を確保するという観点から、アスカーF硬度で90度以下であることが好ましい。
そしてまた、非磁性シャフトの強度条件としては、中央部での曲げ変形を防止して全域に亘る帯電性を確保するという観点から、引張強度が600N/mm2以上であることが好ましい。
更に、非磁性シャフトには図示外の帯電バイアス電源が接続されており、この帯電バイアス電源は極性の異なる帯電バイアスを非磁性シャフトに印加するようになっている。
本例では、帯電ロール100へのバイアス印加方式は、作像モード時には、帯電バイアス(-)を印加し、一方、クリーニングモード時には、帯電バイアス(+)を印加するようになっている。
【0030】
また、本実施の形態において、ブラシロール110は、磁性シャフトと、この磁性シャフトの外周にブラシ状部材としての摺擦毛を設けたものである。
そして、このブラシロール110には何ら駆動手段が設けられておらず、かかるブラシロール110は摺擦毛と感光体ドラム21との間に作用する摩擦力によって感光体ドラム21の回転に連れ回っている。
ここで、磁性シャフトとしては、加工が容易、コストが安いという観点から例えばSUMが使用され、また、摺動音防止及び錆防止という観点から、SUM表面にNiメッキを施したものが使用される。
一方、摺擦毛は例えば磁性シャフト上に例えばアクリル系樹脂からなる繊維状部材を接着することで構成される。尚、摺擦毛の素材としては、PP,レイヨン,ナイロン,ポリエステル,PTFE,PETなどがある。
そして、摺擦毛は、クリーニング性、環境依存性を両立するために、抵抗値が104〜105Ωcmであることが好ましい。
【0031】
また、ブラシロール110には図示外の除去バイアス電源が接続されており、この除去バイアス電源は極性の異なる除去バイアスを磁性シャフトに印加するようになっている。
本例では、ブラシロール110へのバイアス印加方式は、作像モード時には、除去バイアス(-)を印加することで極性反転したトナーを感光体ドラム21の表面から一時的に回収し、後述するクリーニングモードが開始される迄の間、かかるトナーを保持するようになっている。尚、クリーニングモード時には、除去バイアス(+)を印加するようになっている。
【0032】
また、本実施の形態では、画像形成装置の作像性能を維持するための性能維持制御系が設けられている。
この性能維持制御系を図4に示す。
同図において、符号200は、性能維持初期シーケンス(図5参照)実行用のプログラムを内蔵したマイクロコンピュータシステムからなる制御装置、符号201は制御装置200からのデータや各種命令(例えばPCM(プリント命令)など)に従って制御信号を生成するエレクトリックサブシステム(ESS:Electric Sub System)であり、このESS201は電源スイッチ202のオン動作に伴って電源(LVPS:Low Voltage Power Supply)203からの電力供給を受け、画像形成装置の出力部(IOT:Image Output Terminal)204に前記制御信号を送出し、所定の作像プロセスを行わせるようになっている。
【0033】
また、本実施の形態において、IOT204は、プロセスカートリッジ(CRU)205を備えているが、このCRU205には各種情報を書き換え可能な記憶装置、例えばCRUM(CRU Moniter)206が搭載されており、このCRUM206は制御装置200との間で読取り、書き込み可能に接続されている。特に、本実施の形態では、CRUM206には、CRU205出荷時に未使用であることを識別するための未使用フラグがオン設定されている。
【0034】
次に、本実施の形態に係る性能維持制御系の動作過程を図4〜図7に基づいて説明する。
図4及び図5において、制御装置200は性能維持初期シーケンスを実行し、先ず、電源スイッチ202のオン(パワーオン)動作に伴ってCRUM206内のフラグ(未使用フラグ)をチェックする。
このとき、CRU205が未使用である状態では、未使用フラグがオン設定されているため、制御装置200はチャージアップサイクルを所定回数(設定値に対応)繰り返す。
【0035】
このチャージアップサイクルは、図6に示すように、プロセスONモード、チャージアップモード、プロセスOFFモード及びクリーニングサイクルを単位サイクルとするものである。
本実施の形態において、プロセスONモードは、通常の画像形成モードのONモードと同様のタイミングで各デバイスを駆動するものであり、例えば図7に示すように、メインモータ(Main MOT)、現像モータ(Deve MOT)、帯電ロール100(CR)への帯電バイアス、現像バイアス直流成分(DBDC)、現像バイアス交流成分(DBAC)、第1、第2の一次中間転写ドラム31,32(IDT1)への印加バイアス(IDT1(V))、二次中間転写ドラム33(IDT2)への印加バイアス(IDT2(V))、一次中間ブラシロール51,52(CLN1)への印加バイアス(CLN1(V))、二次中間ブラシロール53(CLN2)への印加バイアス(CLN2(V))、最終転写ロール34(BTR)への転写バイアス(BTR(V))を印加するようになっている。
尚、本実施の形態において、CLN1(V)=IDT1(V)+ΔV(例えば200V)、CLN2(V)=IDT2(V)+ΔV(例えば200V)である。
【0036】
そして、プロセスONモード開始から所定時間T1(例えば1,000ms.)が経過すると、チャージアップモードに移行し、このチャージアップモード(図7に示す各デバイスが全てオン状態)が所定時間T2(例えば30,000ms.)継続して行われる。
この間、現像装置24では、図3に示すように、現像モータの駆動に伴って現像ロール62、現像剤攪拌部材64,65が回転し、現像剤Gを攪拌帯電し、また、現像ロール62の現像域では、直流成分に交流成分が重畳された現像バイアス(帯電バイアス)が印加されるため、現像ロール62上の現像剤Gが交番電界にて攪拌帯電される。
尚、現像域に対応した感光体ドラム21は帯電装置22にて初期帯電されるため、現像域を通過する現像剤Gは原理的には感光体ドラム21上には現像されない。
【0037】
この後、チャージアップモードが終了すると、プロセスOFFモードに移行する。
このプロセスOFFモードは、通常の画像形成モードのOFFモードと同様のタイミングで、所定時間T3(例えば約6,000ms.)の間にメインモータ以外の各デバイスの駆動を順次停止するものである。
そして、プロセスOFFモードが終了すると、所定時間T4(例えば約6,000ms.)の間、クリーニングサイクルが行われる。
このクリーニングサイクルは、IDT1(V)、IDT2(V)の極性を反転させ、かつ、BTR(V)の極性を反転させる。
【0038】
このとき、帯電装置22のブラシロール110や一次中間ブラシロール51,52や二次中間ブラシロール53に転移した極性の反転したトナーなどの異物は、感光体ドラム21、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33を介して最終転写ロール34からクリーニング装置54へと回収される。
尚、もともと極性の反転していない残留トナーなどは、チャージアップモードやプロセスOFFモードの間に、感光体ドラム21、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33を介して最終転写ロール34からクリーニング装置54へと回収される。
また、現像装置24内での攪拌帯電動作に伴って、現像剤の外添剤やコーティング剤などの異物が感光体ドラム21側に流出する懸念があるが、これらの異物のうち、極性反転したものは前記クリーニングサイクルで、極性反転していないものはチャージアップサイクル時に、感光体ドラム21、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33を介して最終転写ロール34からクリーニング装置54へと回収される。
【0039】
このようなチャージアップサイクルを所定回数繰り返すと、制御装置200はフラグ(未使用フラグ)をオフに書き換え、一連の処理を終了する。
このような性能維持処理シーケンスにおいては、現像装置24内の現像剤Gは充分に攪拌帯電されるため、現像装置24内の現像剤Gが凝集するという事態は有効に回避される。
また、現像剤Gの攪拌帯電動作に伴って、現像剤Gの外添剤やコーティング剤などの異物が感光体ドラム21側に流出する懸念があるが、感光体ドラム21側に流出した前記異物はクリーニングサイクルなどを介してクリーニング装置54へと確実に回収される。
それゆえ、このような性能維持初期シーケンスが行われた場合には、現像装置24内の現像剤の状態が極めて良好になるため、その後に、画像形成モードを実行した場合には、現像剤の凝集物などが帯電装置22の帯電ロール100に付着することは無くなり、斑点状の画質欠陥は有効に回避される。
尚、CRU205が既使用の状態では、未使用フラグがオフ設定されているため、チャージアップサイクルは何等行われず、直ちに性能維持初期シーケンスは終了する。
【0040】
また、上述した性能維持初期シーケンスのクリーニングサイクルは、以下に述べるクリーニングモードと略同様な動作過程であるが、本例では、クリーニングモードに比べて時間的に短く設定されている。
すなわち、本実施の形態では、作像モード時において、帯電ロール100に極微量の逆極性トナーが、また、ブラシロール110には極微量の逆極性トナー、キャリアが一時的に保持されることがあり得るため、印字動作前、印字動作後、連続印字時の所定枚数毎など、ある所定のタイミングで以下のようなクリーニングモードが実行されるようになっている。
【0041】
このクリーニングモード時においては、先ず、各帯電装置22の帯電ロール100、リフレッシャとしてのブラシロール110、各感光体ドラム21、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33、最終転写ロール34に対し、最終転写ロール34が最もマイナス電位が高くなるように、順々に電位勾配をつけた電圧を印加し、これによって、印字動作中に、帯電ロール100に回収された逆極性トナーやブラシロール110に回収保持された逆極性トナーやキャリアを、最終転写ロール34まで順々に転移させ、最終転写ロール34に接触して設けたクリーニング装置54によって回収するように構成されている。
従って、このようなクリーニング動作が開始されると、例えばブラシロール110に一時的に保持されていた逆極性トナーやキャリアは感光体ドラム21上に吐き出され、ブラシロール110は清浄な状態に復帰することになる。
【0042】
また、このようにして、逆極性トナー等のクリーニングが終了すると、トナー像の作像時と同じ電位が帯電ロール100、感光体ドラム21、一次中間転写ドラム31,32、二次中間転写ドラム33、最終転写ロール34に与えられる一方、一次中間ブラシロール51,52及び二次中間ブラシロール53には作像時と逆極性の電位が与えられ、今度は一次中間ブラシロール51,52及び二次中間ブラシロール53に付着している(−)帯電トナーのクリーニングが行われる。
すなわち、一次中間ブラシロール51,52及び二次中間ブラシロール53に対して作像時と逆極性の電位を与えることにより、これらブラシロールに保持されていたトナーは一次中間転写ドラム31,32及び二次中間転写ドラム33上に吐き出され、通常のトナー像の転写と同様に二次中間転写ドラム33を経由して最終転写ロール34へ到達し、クリーニング装置54によって回収される。
このようなクリーニング動作を定期的に実行することにより、各ブラシロールに捕獲されていたトナーはいずれの極性のものもクリーニング装置54によって回収され、これらブラシロールの清浄化が図られることになる。
【0043】
また、本実施の形態において、例えば性能維持初期シーケンスが行われている途中において、ユーザーが誤ってインタロックの開操作を行ってしまうと、装置自体がシャットダウンし、性能維持初期シーケンスが中断される事態が起こり得る。
このとき、ユーザーがインタロック(I/L)を閉操作して装置自体のシャットダウン状態を解除すると、制御装置200は、図5に示す性能維持初期シーケンスを開始する。
ところが、本実施の形態では、制御装置200は、図5に示すように、チャージアップサイクルをカウントし、その計数値をCRUM206に書き込むようにしている。
このため、制御装置200は、図5に示すように、CRUM206に記録されている回数情報に基づいて、性能維持初期シーケンスの中断前の状態を把握することができ、中断後の状態から性能維持初期シーケンスを再開する。
それゆえ、本実施の形態では、性能維持初期シーケンスが途中で中断されたとしても、最初から性能維持初期シーケンスが行われることはないため、無駄な性能維持初期シーケンスが繰り返し行われることは有効に回避される。
【0044】
更に、本実施の形態では、帯電装置22が例えば現像装置24と比較的接近配置されると、帯電装置22は、現像装置24の磁石ロール622の磁力パターンが及ぶ磁場影響下に配置され得る。
このとき、本実施の形態では、例えば帯電ロール100は、非磁性シャフトを備えているため、現像装置24からの磁場影響下に位置するとしても、帯電ロール100が磁化されることはない。
このため、現像剤のキャリア等が感光体ドラム21を介して、あるいは、直接帯電ロール100に向かったとしても、帯電ロール100には付着し難い状況にあり、キャリア等の付着に起因した斑点状の画質欠陥は有効に回避される。
【0045】
更にまた、本実施の形態では、リフレッシャとしてのブラシロール110は、磁性シャフトを備えているため、仮に、ブラシロール110が現像装置24からの磁場影響下に位置した場合には、磁性シャフトが磁化される。
このため、本例では、現像剤のキャリア等が感光体ドラム21を介して、あるいは、直接ブラシロール110に向かった状況下では、磁化されているブラシロール110にはキャリア等が付着し易い状況にあり、キャリア等の磁性異物はブラシロール110にて確実に除去され、帯電ロール100へのキャリア等が付着する懸念はより確実に回避される。
【0046】
◎実施の形態2
図8は実施の形態2に係る画像形成装置で用いられる性能維持シーケンスを示すフローチャートである。
すなわち、本実施の形態では、制御装置200(図4参照)は、図5に示す性能維持初期シーケンスを実行するほか、図8に示す性能維持シーケンスを実行するようになっている。
また、ESS201は、図4に示すように、内部にタイマー207を有しており、このタイマー207は制御装置200からのプリント命令PCMに応じたジョブが終了した時点から計時動作を行うようになっている。
【0047】
次に、本実施の形態の性能維持シーケンスについて図8を用いて説明する。
図4において、制御装置200は、電源スイッチ202のオン(パワーオン)動作期間中、ESS201のタイマー207からの時間通知を受け、プリント命令を送出した時点で、タイマー207からの経過時間と予め設定した設定時間との大小を比較する。
このとき、画像形成装置が比較的頻繁に使用されている場合には、経過時間≦設定時間という条件を満たし、現像装置24内の現像剤Gの帯電状態もそれほど悪化していないため、チャージアップサイクルを行うことなく、直ちにプリント命令に応じたプリント動作が行われる。
【0048】
一方、画像形成装置が使用されずに放置された時間が長い場合には、経過時間>設定時間という条件を満たす。
この条件においては、制御装置200は、現像装置24内の現像剤Gの帯電状態が悪化していると判断し、チャージアップサイクルを所定回数繰り返す。
このチャージアップサイクルは、性能維持初期シーケンスのものと同様でも差し支えないが、性能維持初期シーケンスよりもチャージアップの程度が少なくて済むため、本実施の形態では、性能維持初期シーケンスにおけるチャージアップサイクルよりもチャージアップの程度を抑えた状態で設定される。
ここで、性能維持シーケンスで用いられるチャージアップサイクルの設定法としては、例えば図7に示すように、チャージアップモード時に現像バイアス交流成分(DBAC)をオフのままにしたり、チャージアップモード時間T2を性能維持初期シーケンスにおけるチャージアップサイクルに比べて少なく設定したり、チャージアップサイクルの回数を性能維持初期シーケンスにおけるチャージアップサイクルに比べて少なく設定するようにすればよい。
【0049】
そして、チャージアップサイクルが所定回数行われると、制御装置200は、チャージアップサイクルの回数を初期値0に戻した後、プリント動作を実行する。
このとき、現像装置24内の現像剤Gはチャージアップサイクルにより攪拌帯電されるため、その帯電特性は良好に保たれることになり、良好な画像品質が得られる。
また、この性能維持シーケンスにおいても、チャージアップサイクルにて現像剤Gの凝集が有効に抑止され、しかも、現像剤Gの外添剤などの異物もクリーニングサイクルなどにてクリーニング装置54へと回収されるため、斑点状の画質欠陥も有効に回避される。
尚、本実施の形態では、タイマー207は電源スイッチ202をオンした状態で計時動作を行うものであるが、例えば電源オフの状態でも、画像形成装置の放置状態を把握するためには、電源オフの状態でも計時動作可能なタイマーを使用するようにすればよい。
【0050】
◎実施の形態3
図9は実施の形態3に係る画像形成装置で用いられる性能維持シーケンスを示すフローチャートである。
すなわち、本実施の形態では、制御装置200(図4参照)は、図5に示す性能維持初期シーケンスを実行するほか、図9に示す性能維持シーケンスを実行するようになっている。
本実施の形態に係る性能維持シーケンスは、実施の形態2とは異なり、画像形成装置の放置状態のみならず、環境条件をも加味したものになっている。
このため、本実施の形態では、図4に示すように、ESS201がタイマー207を内蔵するほか、IOT204は、内部に環境センサ(例えば湿度センサ)208を有しており、この環境センサ208の検知情報が制御装置200に取り込まれるようになっている。
【0051】
次に、本実施の形態の性能維持シーケンスについて図9を用いて説明する。
図4において、制御装置200は、電源スイッチ202のオン(パワーオン)動作期間中、ESS201のタイマー207からの時間通知を受け、プリント命令を送出した時点で、タイマー207からの経過時間と、環境条件とに応じたチャージアップサイクル条件を決定する。
ここで、制御装置200の不揮発性メモリには、次のような情報が記憶されている。
すなわち、直前の画像形成ジョブJ(i-1)終了後からの経過時間t(past)、チャージアップサイクル時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)を演算するための制御テーブル1〜3、直前の画像形成ジョブJ(i-1)での環境E(前回)がそれぞれ記憶されている。
【0052】
また、図10(a)〜(c)は、制御装置200内の不揮発性メモリに記憶される制御テーブル1〜3の内容を示すものである。
図10(a)に示す制御テーブル1は、湿度の値とその分類を決定する制御テーブルである。つまり、湿度EがαHを超える場合にはその環境を高湿度環境Aとし、湿度EがαL〜αHまでの場合にはその環境を基準環境Bとし、湿度EがαL未満の場合にはその環境を低湿度環境Cとする。
また、図10(b)に示す制御テーブル2は、直前の画像形成ジョブJ(i-1)エンド及び現在の環境と判定環境との関係を決定する制御テーブルである。
つまり、直前のジョブエンド環境と現在の環境とのいずれかが高湿度環境Aである場合にはその判定環境を判定環境Iとし、直前のジョブエンド環境と現在の環境とのいずれもが低湿度環境Cである場合にはその判定環境を判定環境IIIとし、それ以外の組み合わせの場合にはその判定環境を判定環境IIとする。
【0053】
更に、図10(c)に示す制御テーブル3は、経過時間t(past)及び判定環境I〜IIIとチャージアップサイクル時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)との関係を決定する制御テーブルである。
ここで、制御テーブル3としては、例えばチャージアップサイクル回数n(CUC)を一定(例えば1回)とし、チャージアップサイクル時間t(CUC)のみを変えるようにした方式が採用される。
この場合、同じ判定環境であれば、経過時間t(past)が長くなればそれに応じてチャージアップサイクル時間t(CUC)も長くなる。また、同じ経過時間t(past)であれば、判定環境Iよりも判定環境IIの方が、また、判定環境IIよりも判定環境IIIの方がそれぞれチャージアップサイクル時間t(CUC)が長くなる。尚、図10(c)において、t1<t2<t3であり、n1=n2=n3である。
また、制御テーブル3の他の方式としては、チャージアップサイクル時間t(CUC)を一定とし、経過時間t(past)に応じてチャージアップサイクル回数n(CUC)を変化させるようにしてもよいし、あるいは、経過時間t(past)に応じてチャージアップサイクル時間t(CUC)及びチャージアップサイクル回数n(CUC)のいずれをも変化させるようにしてもよい。
【0054】
このような制御テーブル1〜3を用意しておき、制御装置200は、環境センサ208から湿度を検出し、図10(a)に示す制御テーブル1を用いて現在の環境を判別した後、図10(b)に示す制御テーブル2を用いて、以前の環境と現在の環境とから、判定環境(I,II,III)を決定する。
しかる後、制御装置200は、図10(c)に示す制御テーブル3を用い、タイマー207からの経過時間と判定環境(I,II,III)とから、チャージアップサイクル時間t(CUC)、及び、チャージアップサイクル回数n(CUC)を決定する。
この後、制御装置200は、そのチャージアップサイクル時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)と「0」とを比較し、チャージアップサイクル時間時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)が0以下である場合には、チャージアップサイクルを行わず、直ちにプリント動作を実行し、現在の環境を以前の環境に代入した後、次のプリント命令を待つ。
【0055】
一方、制御装置200は、そのチャージアップサイクル時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)が「0」でない条件下においては、決定されたチャージアップサイクル時間t(CUC)、チャージアップサイクル回数n(CUC)を用いて所定回数チャージアップサイクルを繰り返した後、チャージアップサイクル回数n(CUC)を初期値0に戻し、しかる後、プリント動作を実行し、現在の環境を以前の環境に代入した後、次のプリント命令を待つ。
このとき、チャージアップの程度がタイマー207からの経過時間のみならず、環境条件をも加味されて決定されるため、実施の形態2に比べて、現像剤Gの帯電状態をより細かく制御することができる。
例えば高湿度環境下では、現像剤Gがより凝集し易くなるため、現像剤Gの帯電特性を良好に保つには、画像形成装置の放置時間が基準環境に比べて比較的短くても、性能維持シーケンスを実行させるという対処が可能になる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、画像形成装置を最初に使用する条件下で、少なくとも現像装置内の現像剤の凝集が解消される程度まで前記現像剤が均一に攪拌帯電せしめられる性能維持初期シーケンスを実行させるようにしたので、画像形成装置の初期使用時において、現像装置内の現像剤の凝集物を有効に粉砕でき、その分、現像剤の凝集物を主要因とする斑点状の画質欠陥を有効に回避することができる。
更に、性能維持初期シーケンスを実行することで、現像装置内の現像剤の帯電状態を良好に保つことができるため、現像剤から外添剤やコーティング剤などの現像剤異物の流出を有効に抑制することができ、前記現像剤異物を要因とする斑点状の画質欠陥をも有効に回避することができる。
特に、本発明では、性能維持初期シーケンスとして、チャージアップモード終了後にクリーニングサイクルを行うため、現像装置内の現像剤が凝集する事態を有効に回避することに加えて、チャージアップモード時における現像剤の撹拌帯電動作に伴って、現像剤の外添剤やコーティング剤などの異物が像担持体側に流出する懸念があるが、クリーニングサイクルにて像担持体側に流出した異物を清掃することができる。このため、現像装置内の凝集物や異物が帯電装置の帯電部材に付着する事態を有効に回避することができ、その分、斑点状の画質欠陥を有効に回避することができる。
【0057】
また、本発明において、性能維持初期シーケンスの外に、少なくとも画像形成モードからの経過時間に基づいて性能維持シーケンスを実行するようにすれば、画像形成装置の放置後における現像剤の状態を良好に保つことが可能になり、その分、画像形成装置の画像品質を常時良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】 本発明が摘要された画像形成装置の実施の形態1の全体構成を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態に係る画像形成装置の要部説明図である。
【図4】 本実施の形態に係る性能維持制御系を示すブロック図である。
【図5】 本実施の形態に係る性能維持初期シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】 図5のチャージアップサイクルの詳細を示すフローチャートである。
【図7】 チャージアップサイクルにおける各部の出力状態を示すタイミングチャートである。
【図8】 実施の形態2に係る画像形成装置の性能維持シーケンスを示す説明図である。
【図9】 実施の形態3に係る画像形成装置の性能維持シーケンスを示す説明図である。
【図10】 (a)〜(c)は図9の性能維持シーケンスにおける判定環境での条件決定のためのテーブル例を示す説明図である。
【図11】 従来の画像形成装置の技術的課題を示す説明図である。
【図12】 異物による斑点の生成原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…帯電装置,2a…帯電部材,3…潜像書き込み装置,4…現像装置,4a…攪拌帯電要素,5…性能維持制御装置,A…性能維持初期シーケンス,B…性能維持シーケンス
Claims (7)
- 像担持体と、
この像担持体に接触若しくは近接配置される帯電部材を具備し且つ前記像担持体を帯電させる帯電装置と、
この帯電装置にて帯電された像担持体上に静電潜像を書き込む潜像書き込み装置と、
現像剤の攪拌帯電要素を具備し且つ像担持体上に書き込まれた静電潜像を現像剤で可視像化する現像装置と、
画像形成装置を最初に使用する条件下で、少なくとも現像装置内の現像剤の凝集が解消される程度まで前記現像剤が均一に攪拌帯電せしめられる性能維持初期シーケンスを実行させる性能維持制御装置とを備え、
性能維持制御装置による性能維持初期シーケンスは、現像装置内の現像剤を攪拌帯電して当該現像剤の帯電量を上昇させるチャージアップモードと、このチャージアップモード終了後に行われ且つ像担持体側に転移した現像剤異物を清掃するクリーニングサイクルとを具備した単位シーケンスを所定回数行うものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置のうち、画像形成モード時に現像装置に対し交流成分重畳の現像バイアスを印加する態様において、
性能維持制御装置は、チャージアップモード時に現像装置に対し少なくとも交流成分重畳の帯電バイアスを印加するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
性能維持制御装置による性能維持初期シーケンスは、途中で中断された条件下では途中までのシーケンス経過を記憶し、途中から再開可能としたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
性能維持制御装置は、性能維持初期シーケンスの他に、少なくとも直前の画像形成モードからの経過時間に基づいて、現像装置内の現像剤が均一に攪拌帯電せしめられる性能維持シーケンスを実行するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
性能維持初期シーケンスは、性能維持シーケンスに比べてチャージアップモードの程度を多く配分したものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
性能維持シーケンスは、直前の画像形成モードからの経過時間と画像形成装置の環境条件とに基づいて、現像装置内の現像剤を均一に攪拌帯電するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置のうち、装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを搭載した態様において、
プロセスカートリッジが未使用であることを識別するための識別子を具備させ、
性能維持制御装置は、プロセスカートリッジの識別子情報に基づいて画像形成装置を最初に使用する条件であるか否かを判断し、性能維持初期シーケンスを実行するものであることを特徴とする画像形成装置。
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