JP2023137404A - 熱源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マニホールド配管型の熱源システムにおいて安定した制御を行えるようにする。
【解決手段】熱源システム(100)は、並列に設けられた複数の熱源機(101)と、並列に設けられた複数のポンプ(102)と、複数の熱源機(101)と複数のポンプ(102)との間の流路を一つにまとめる集合配管(103)と、制御部(150)とを備える。制御部(150)は、少なくとも、各熱源機(101)に設定された必要最低流量と、各熱源機(101)の運転状態とに基づき、要求流量を決定し、各ポンプ(102)に設定された流量と、各ポンプ(102)の運転状態とに基づき、現在送水量又は最大送水量を決定し、要求流量と現在送水量又は最大送水量とを比較し、その結果に応じて、複数の熱源機(101)又は複数のポンプ(102)の運転を制御する。
【選択図】図1

Description

本開示は、熱源システムに関する。
特許文献1には、並列に接続された複数の熱源機と、並列に接続された複数のポンプとがマニホールド配管を介して直列に接続された熱源システムが開示されている。マニホールド配管型の熱源システムでは、特定のポンプ又は熱源機が故障した場合でも、他のポンプ又は熱源機を起動させて運転を継続することができる。
従来のマニホールド配管型の熱源システムでは、ポンプの最低起動台数や、VFD(variable frequency drive)機能付きポンプのVFD指令値の下限値を固定することによって、各熱源機の必要最低流量を確保している。
特開2021-17995号公報
しかしながら、従来のマニホールド配管型の熱源システムでは、熱源機の台数とポンプの台数とが異なっていたり、異容量のポンプが混在している場合、熱源機の必要最低流量を確保できなくなることがある。また、1台以上のポンプが故障すると、ポンプの運転可能台数が足りなくなり、熱源機の必要最低流量を確保できなくなることがある。さらに、VFD機能付きポンプを用いている場合、VFD指令値が低くなると、熱源機の必要最低流量を確保できなくなることがある。
このように、従来のマニホールド配管型の熱源システムでは、熱源機の必要最低流量を確保できなくなって、安定した制御ができなくなるおそれがある。
本開示の目的は、マニホールド配管型の熱源システムにおいて安定した制御を行えるようにすることにある。
本開示の第1の態様は、互いに並列に設けられた複数の熱源機(101)と、互いに並列に設けられた複数のポンプ(102)と、前記複数の熱源機(101)と前記複数のポンプ(102)との間の流路を一つにまとめるように配置された集合配管(103)と、前記複数の熱源機(101)、及び前記複数のポンプ(102)を運転制御する制御部(150)とを備えるマニホールド配管型の熱源システムである。前記制御部(150)は、[A]少なくとも、前記複数の熱源機(101)に設定された必要最低流量と、前記複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、要求流量を決定し、[B]前記複数のポンプ(102)に設定された流量と、前記複数のポンプ(102)の運転状態とに基づき、現在送水量又は最大送水量を決定し、[C]前記要求流量と、前記現在送水量又は前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、前記複数の熱源機(101)、又は前記複数のポンプ(102)の運転を制御する。
第1の態様では、各熱源機(101)の運転状態等に応じた要求流量と、各ポンプ(102)の運転状態等に応じた現在送水量又は最大送水量を常時比較し、必要に応じて、熱源機(101)又はポンプ(102)の増減段等の調整を行うことができる。このため、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記複数の熱源機(101)、及び前記複数のポンプ(102)の少なくとも一方は、異なる複数の容量のもので構成される。
第2の態様では、従来のマニホールド配管型の熱源システムと異なり、異容量の熱源機(101)やポンプ(102)が混在していても、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)の運転台数、又は前記複数のポンプ(102)の運転台数を増減させる。
第3の態様では、熱源機(101)又はポンプ(102)の増減段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第4の態様は、第1~第3のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)に接続された各配管(105)における流量ばらつきを考慮した係数を前記必要最低流量に乗じて求めた流量と、前記複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、前記要求流量を決定する。
第4の態様では、複数の熱源機(101)における要求流量をより正確に決定できるので、より安定した制御を行うことができる。
本開示の第5の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記現在送水量が前記要求流量を満たし且つ前記現在送水量の変化が最も小さくなるように、前記複数のポンプ(102)の中から運転開始させるポンプ(102)を選択する。
第5の態様では、ポンプ(102)の増段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、現在送水量の変化が最も小さくなるようにポンプ(102)の増段を行うので、ポンプ(102)の増段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
本開示の第6の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記複数のポンプ(102)のうち運転停止予定のポンプ(102)の情報に基づき、前記現在送水量から減段後送水量を算出し、当該減段後送水量と前記要求流量とを比較し、その結果に応じて、当該ポンプ(102)の運転停止を許可又は禁止する。
第6の態様では、ポンプ(102)の減段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第7の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記複数のポンプ(102)のうち少なくとも1つはVFD型ポンプ(102)であり、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量との差分に基づいて、運転中の前記VFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値を更新する。
第7の態様では、VFD型ポンプ(102)のVFD指令値の調整によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第8の態様は、第7の態様において、前記制御部(150)は、前記VFD型ポンプ(102)に接続された配管(107,116)の圧力と、当該圧力の設定値との差に基づき、前記VFD型ポンプ(102)のVFD指令値を決定し、運転中の前記VFD型ポンプ(102)で設定された流量に回転率を乗じて前記現在送水量を決定し、前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記要求流量と前記現在送水量との差分を補償できるように前記VFD指令値の下限値を算出し、前記下限値が前記VFD指令値よりも大きい場合には、前記VFD指令値を前記下限値により更新する。
第8の態様では、各熱源機(101)の必要最低流量を確保できるように、VFD型ポンプ(102)のVFD指令値を調整することができる。
本開示の第9の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する。
第9の態様では、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第10の態様は、第9の態様において、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第1制御と第2制御とを選択的に行い、前記第1制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、前記第2制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する。
第10の態様では、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、第2制御では、要求流量の変化が最も小さくなるように熱源機(101)の減段を行うので、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
本開示の第11の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)のうち運転開始予定の熱源機(101)の情報に基づき、前記要求流量から増段後要求流量を算出し、当該増段後要求流量と前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、当該熱源機(101)の運転開始を許可又は禁止する。
第11の態様では、運転中の各熱源機(101)の必要最低流量を確保しつつ熱源機(101)を増段させるので、安定した制御を行うことができる。
本開示の第12の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限する。
第12の態様では、運転中の熱源機(101)の能力の制限によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第13の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第3制御と第4制御とを選択的に行い、前記第3制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、前記第4制御では、前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限する。
第13の態様では、熱源機(101)の減段、又は運転中の熱源機(101)の能力の制限を選択的に行うことによって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第14の態様は、第13の態様において、前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きい場合には、前記第4制御を行う。
第14の態様では、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を回避することができる。
本開示の第15の態様は、第13又は第14の態様において、前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御を行う。
第15の態様では、運転中の熱源機(101)の能力を制限できない場合には、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本開示の第16の態様は、第13~第15の態様のいずれか1つにおいて、前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御として、第5制御と第6制御とを選択的に行い、前記第5制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機を選択し、前記第6制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する。
第16の態様では、運転中の熱源機(101)の能力を制限できない場合には、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、第6制御では、要求流量の変化が最も小さくなるように熱源機(101)の減段を行うので、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
図1は、実施形態に係る熱源システムの概略を示す構成図である。 図2は、図1に示す熱源システムにおけるポンプ台数制御を例示するフロー図である。 図3は、図1に示す熱源システムにおけるポンプ増段処理の内容を示す模式図である。 図4は、図1に示す熱源システムにおけるポンプ減段処理の内容を示す模式図である。 図5は、図1に示す熱源システムにおけるポンプVFD制御を例示するフロー図である。 図6は、図1に示す熱源システムにおける熱源機台数制御を例示するフロー図である。 図7は、図1に示す熱源システムにおける熱源機能力制限処理の内容を示す模式図である。 図8は、図1に示す熱源システムにおける熱源機減段処理の内容を示す模式図である。 図9は、図1に示す熱源システムにおける熱源機増段処理の内容を示す模式図である。
(実施形態)
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、或いはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表す場合がある。
<熱源システム>
本実施形態に係る熱源システム(100)は、図1に示すように、主に、複数(本例では3台)の熱源機(101)と、複数(本例では4台)のポンプ(102)と、制御部(150)とを備える。図1に示す熱源システム(100)では、各熱源機(101)とシステム負荷との間で、冷水又は温水等の熱媒体が矢印の向きに循環する。システム負荷は、空調機器等の負荷である。複数の熱源機(101)は、例えば、チラー、ヒートポンプ等であるが、以下では、複数の熱源機(101)がチラーである場合を例として説明する。複数のポンプ(102)は、本例では、VFD(102a)を有する一次ポンプである。制御部(150)は、主に、熱源機(101)及びポンプ(102)の運転制御を行う。
複数の熱源機(101)は互いに並列に配置される。複数のポンプ(102)は互いに並列に配置される。熱源機(101)及びポンプ(102)のそれぞれの台数は特に限定されない。また、熱源機(101)及びポンプ(102)のそれぞれの台数は、本例のように異なっていてもよいし、同じであってもよい。さらに、複数の熱源機(101)及び複数のポンプ(102)の少なくとも一方が、異なる複数の容量のもので構成されてもよい。
熱源システム(100)では、複数の熱源機(101)と複数のポンプ(102)との間の流路を一つにまとめるように、集合配管(103)が配置される。すなわち、熱源システム(100)では、マニホールド配管型である。集合配管(103)は、第1ヘッダ(104)を介して、各熱源機(101)に連通する複数の配管(105)と接続される。集合配管(103)は、第2ヘッダ(106)を介して、各ポンプ(102)に連通する複数の配管(107)と接続される。
複数の熱源機(101)で冷却された冷水は、各熱源機(101)に連通する複数の配管(108)を経由してシステム負荷に送水される。複数の配管(108)は、第3ヘッダ(109)を介して、送水配管(110)と接続される。第3ヘッダ(109)には、システム負荷に送水される冷水の温度や圧力を計測するセンサ(図1のT,P)が設けられてもよい。送水配管(110)とシステム負荷との間には、二次ポンプが配置されてもよい。
システム負荷で利用された熱媒体(本例では水)は、戻り配管(111)を経由して熱源機(101)に送られる。戻り配管(111)は、第4ヘッダ(112)を介して、流量計(113)が設けられた計測用配管(114)と接続される。第4ヘッダ(112)には、熱源機(101)に送られる熱媒体の温度を計測するセンサ(図1のT)が設けられてもよい。計測用配管(114)は、第5ヘッダ(115)を介して、各ポンプ(102)に連通する複数の配管(116)と接続される。
尚、第3ヘッダ(109)と第5ヘッダ(115)との間には、複数の熱源機(101)及び複数のポンプ(102)を迂回するバイパス配管(117)が設けられる。バイパス配管(117)には弁(118)が設けられる。
<制御部>
制御部(150)は、例えば、コンピュータとその周辺装置とから構成される。制御部(150)は、コンピュータ等のハードウェアと、そのコンピュータが実行するプログラム等とによって、後述する各機能を実行する。
制御部(150)は、熱源機(101)又はポンプ(102)を起動又は停止させる指令信号を出力する。制御部(150)は、ポンプ(102)のVFD(102a)を制御する指令信号を出力する。制御部(150)には、第3ヘッダ(109)及び第4ヘッダ(112)に設けられたセンサの計測信号(温度、圧力)や、流量計(113)の計測信号が入力される。制御部(150)は、バイパス配管(117)に設けられた弁(118)の開度を制御する。
制御部(150)は、少なくとも、複数の熱源機(101)に設定された必要最低流量と、複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、要求流量を決定する。制御部(150)は、複数のポンプ(102)に設定された流量と、複数のポンプ(102)の運転状態とに基づき、現在送水量又は最大送水量を決定する。制御部(150)は、前記要求流量と、前記現在送水量又は前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、複数の熱源機(101)、又は複数のポンプ(102)の運転を制御する。制御部(150)は、例えば、熱源機(101)の運転台数又はポンプ(102)の運転台数を増減させてもよい。ここで、「運転状態」とは、熱源機(101)及びポンプ(102)のON/OFF状態のみならず、熱源機(101)及びポンプ(102)のVFD指令値を含む。また、「運転を制御」とは、熱源機(101)及びポンプ(102)のON/OFF状態の制御のみならず、熱源機(101)及びポンプ(102)のVFD制御を含む。
複数の熱源機(101)のそれぞれに接続される配管(105)の配管長に差がある場合、制御部(150)は、例えば、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮した係数を必要最低流量に乗じて求めた流量と、複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、要求流量を決定してもよい。具体的には、第1ヘッダ(104)から一の熱源機(101)までの配管(105)の配管長L1と、第1ヘッダ(104)から他の熱源機(101)までの配管(105)の配管長L2とが異なる場合において一の熱源機(101)を基準とする場合、他の熱源機(101)の必要最低流量は、所定の必要最低流量に係数L2/L1を乗じた流量に設定すればよい。
以下、図2~図9を参照しながら、制御部(150)による熱源機(101)又はポンプ(102)の運転制御の詳細について説明する。
<ポンプ台数制御>
図2は、制御部(150)によるポンプ台数制御を例示するフロー図である。
まず、ステップS101において、制御部(150)は、システム負荷における流量(以下、負荷側流量という)が、運転中のポンプ(102)の全台数の容量を超えているかどうかを判定する。負荷側流量の方が大きい場合、制御部(150)は、通常の台数制御によるポンプ(102)の増段を行う。具体的には、ステップS102において、制御部(150)は、起動可能なポンプ(102)の中から、例えば累計の運転時間が最も短いポンプ(102)を起動可能とし、ステップS103において、当該ポンプ(102)の増段を実施する。
一方、ステップS101で負荷側流量の方が大きくないと判定された場合、制御部(150)は、ステップS104において、負荷側流量が、運転中のポンプ(102)の台数から1台減らした場合の容量よりも小さいかどうかを判定する。負荷側流量の方が小さくない場合、制御部(150)は、ステップS105において、運転中の各熱源機(101)に設定された必要最低流量の合計つまり要求流量が、運転中の各ポンプ(102)に設定された流量(定格流量)の合計つまり現在送水量よりも大きいかどうかを判定する。要求流量の方が大きい場合、制御部(150)は、ステップS106でポンプ(102)の強制増段を行い、要求流量の方が大きくない場合、制御部(150)は、ステップS107において、ポンプ(102)の運転台数の現状維持を決定する。尚、ステップS105で要求流量を決定する際に、前述のように、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮してもよい。
以下、制御部(150)によるポンプ増段処理(ステップS106等での処理)の内容について、図3を参照しながら説明する。制御部(150)は、増段後の現在送水量が要求流量を満たす待機中のポンプ(102)が有る場合(図3のスタンバイポンプ ケース1(ポンプ2、ポンプ3が該当))、当該待機中のポンプ(102)のうち増段後の現在送水量の変化が最も小さい(つまり最も容量の小さい)ポンプ(102)(図3のスタンバイポンプ ケース1ではポンプ2が該当)を起動可能とする。一方、ステップS106において、増段後の現在送水量が要求流量を満たす待機中のポンプ(102)が無い場合(図3のスタンバイポンプ ケース2(該当ポンプ無し))、制御部(150)は、待機中のポンプ(102)のうち最も容量の大きいポンプ(102)(図3のスタンバイポンプ ケース2ではポンプ1が該当)を起動可能とする。この場合、増段後の現在送水量が要求流量を満たす待機中のポンプ(102)が見つかるまで、容量の大きい順にポンプ(102)を順次起動可能とする。ステップS106で条件を満たすポンプ(102)が複数有った場合は、ステップS102において、制御部(150)は、該当する複数のポンプ(102)の中から、例えば累計の運転時間が最も短いポンプ(102)を起動可能とする。その後、ステップS103において、制御部(150)は、起動可能としたポンプ(102)の増段を実施する。
ステップS104において、制御部(150)が、負荷側流量の方が小さいと判定した場合、制御部(150)は、通常の台数制御によるポンプ(102)の減段を行う。具体的には、ステップS108において、制御部(150)は、「運転中の各熱源機(101)に設定された必要最低流量の合計」つまり要求流量が、「運転中の各ポンプ(102)の定格流量の合計(現在送水量)から、次に運転停止する予定のポンプ(102)の定格流量を差し引いた流量」つまり減段後送水量よりも小さいかどうかを判定する。要求流量の方が小さい場合、ステップS109において、制御部(150)は、運転停止予定のポンプ(102)、例えば累計の運転時間が最も長いポンプ(102)を停止可能とし、ステップS110において、当該ポンプ(102)の減段を実施する。尚、ステップS108で要求流量を決定する際に、前述のように、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮してもよい。
ステップS108において、制御部(150)が、要求流量が減段後送水量よりも小さくないと判定した場合、ステップS111において、制御部(150)は、運転停止予定のポンプ(102)の他に、減段後の現在送水量が要求流量よりも大きくなる運転中のポンプ(102)が有るかどうかを判定する。以下、制御部(150)によるポンプ減段処理の内容について、図4を参照しながら説明する。尚、図4では、本来の運転停止(OFF)予定のポンプ(102)はポンプ2であるとする。減段後の現在送水量が要求流量を満たす運転中のポンプ(102)が無い場合(図4の運転中ポンプ ケース1(ポンプ2含め該当ポンプ無し))、制御部(150)は、ステップS107において、全てのポンプ(102)の減段を禁止してポンプ(102)の運転台数の現状維持を決定する。一方、減段後の現在送水量が要求流量よりも大きい運転中のポンプ(102)が有る場合(図4の運転中ポンプ ケース2(ポンプ1が該当))、制御部(150)は、ステップS109において、運転停止可能なポンプ(102)の中から、例えば累計の運転時間が最も長いポンプ(102)(図4の運転中ポンプ ケース2ではポンプ1が該当)を停止可能とし、ステップS110において、当該ポンプ(102)の減段を実施する。
図2に示すポンプ台数制御では、前述のステップS101~S111の処理を所定の時間間隔で繰り返し実施してもよい。
<ポンプVFD制御>
複数のポンプ(102)のうち少なくとも1つがVFD機能を有する場合、制御部(150)は、図2に示すポンプ台数制御に代えて、或いは、当該ポンプ台数制御に加えて、前述の要求流量と前述の現在送水量との差分に基づいて、運転中のVFD機能付きポンプ(102)(以下、VFD型ポンプ(102)という)に対するVFD指令値を更新してもよい。
図5は、制御部(150)によるポンプVFD制御を例示するフロー図である。
まず、ステップS151において、制御部(150)は、VFD型ポンプ(102)に接続された配管(107,116)の圧力と、当該圧力の設定値との差に基づき、VFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値を決定する。
次に、ステップS152において、制御部(150)は、運転中の各熱源機(101)及び運転中の各ポンプ(102)の情報から、VFD指令値の下限値を決定する。具体的には、運転中のVFD型ポンプ(102)については、当該VFD型ポンプ(102)で設定された流量に回転率を乗じて現在の流量推定値を算出すると共に当該推定値を用いて前述の現在送水量を決定し、当該現在送水量よりも前述の要求流量の方が大きい場合には、当該要求流量と当該現在送水量との差分を補償できるようにVFD指令値の下限値を算出する。
次に、ステップS153において、制御部(150)は、ステップS152で決定されたVFD指令値の下限値が、ステップS151で圧力に基づき決定されたVFD指令値よりも大きいかどうかを判定する。VFD指令値の下限値の方が大きい場合、ステップS154において、制御部(150)は、VFD指令値を当該下限値まで上昇させる。すなわち、VFD指令値を当該下限値により更新し、その後、ステップS155において、制御部(150)は、更新したVFD指令値を、VFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値として出力する。
ステップS153において、制御部(150)が、ステップS152で決定されたVFD指令値の下限値が、ステップS151で圧力に基づき決定されたVFD指令値よりも大きくないと判定した場合、ステップS155において、制御部(150)は、圧力に基づき決定されたVFD指令値をそのまま、VFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値として出力する。
図5に示すポンプVFD制御では、前述のステップS151~S155の処理を所定の時間間隔で繰り返し実施してもよい。また、VFD型ポンプ(102)が複数設けられる場合、図5に示すポンプVFD制御において、各VFD型ポンプ(102)に対して同一のVFD指令値を出力してもよい。
<熱源機台数制御>
制御部(150)は、図2に示すポンプ台数制御及び/又は図5に示すポンプVFD制御に代えて、或いは、当該ポンプ台数制御及び/又は当該ポンプVFD制御に加えて、以下に説明する熱源機台数制御を行ってもよい。
図6は、制御部(150)による熱源機台数制御を例示するフロー図である。
まず、ステップS301において、制御部(150)は、システム負荷における熱量(以下、負荷側熱量という)が、運転中の熱源機(101)の全台数の容量を超えているかどうかを判定する。負荷側熱量の方が大きくなっていない場合、制御部(150)は、ステップS302において、負荷側熱量が、運転中のポンプ(102)の台数から1台減らした場合の容量よりも小さいかどうかを判定する。負荷側熱量の方が小さい場合、制御部(150)は、通常の台数制御による熱源機(101)の減段を行う。具体的には、ステップS303において、制御部(150)は、停止可能な熱源機(101)の中から、例えば累計の運転時間が最も長い熱源機(101)を停止可能とし、ステップS304において、当該熱源機(101)の減段を実施する。
一方、ステップS302で負荷側熱量の方が小さくなっていないと判定された場合、制御部(150)は、ステップS305において、「運転中の各熱源機(101)に設定された必要最低流量の合計」つまり要求流量が、「故障していない全てのポンプ(102)に設定された流量(定格流量)の合計」つまり最大送水量よりも大きいかどうかを判定する。要求流量の方が大きくなっていない場合、制御部(150)は、ステップS306において、熱源機(101)の運転台数の現状維持を決定する。尚、ステップS305で要求流量を決定する際に、前述のように、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮してもよい。
ステップS305で要求流量の方が大きくなっていると判定された場合において、複数の熱源機(101)のうち少なくとも1つが例えばVFD機能等を有していて能力調整が可能であれば、制御部(150)は、後述するステップS307及びS308の熱源機能力制限処理を行う。
以下、制御部(150)による熱源機能力制限処理の内容について、図7を参照しながら説明する。図7に示すように、熱源機(101)の圧縮機がVFD機能を有する場合、流量が熱源機(101)の必要最低流量を満たせなくても、熱源機(101)の圧縮機のVFD指令値の最大値を制限すれば、流量が少ないまま運転を継続させることができる。例えば、[1]熱源機(101)の圧縮機が能力100%で運転しているときに、定格の半分の流量が必要最低流量であるとする。その後、[2]前述の最大送水量に対応する流量が、定格の40%となり、そのままでは必要最低流量を満たせない状態になったとする。この場合、[3]熱源機(101)の圧縮機のVFD指令値の上限(つまり能力制限値)を80%に制限すれば、元の定格の40%の流量であっても、運転が継続可能となる。尚、熱源機(101)の能力制限値には、仕様等により設定される下限が存在する。
そこで、制御部(150)は、まず、ステップS307において、運転を継続可能とする熱源機(101)の能力制限値を算出した後、ステップS308において、算出された能力制限値が所定の下限値よりも大きいかどうかを判定し、大きければ、ステップS309において、熱源機(101)の運転台数は現状のまま熱源機(101)の能力を当該能力制限値に制限する。一方、熱源機(101)の能力制限値が所定の下限値よりも大きくなっていない場合は、制御部(150)は、後述するステップS310以降の熱源機(101)の強制減段を行う。
尚、前述のステップS307及びS308の熱源機能力制限処理は、例えばユーザにより選択可能とし、制御部(150)は、ステップS305で要求流量の方が大きくなっていると判定された場合、ステップS307及びS308の熱源機能力制限処理を省略して、後述するステップS310以降の熱源機(101)の強制減段を行えるようにしてもよい。
以下、制御部(150)による熱源機減段処理(ステップS310等での処理)の内容について、図8を参照しながら説明する。ステップS310において、制御部(150)は、減段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる運転中の熱源機(101)が有る場合(図8の運転中熱源機 ケース1(熱源機2、熱源機3が該当))、当該運転中の熱源機(101)のうち減段後の要求流量の変化が最も小さい(つまり必要最低流量が最も小さい)熱源機(101)(図8の運転中熱源機 ケース1では熱源機2が該当)を停止可能とする。一方、ステップS310において、減段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる運転中の熱源機(101)が無い場合(図8の運転中熱源機 ケース2(該当熱源機無し))、制御部(150)は、運転中の熱源機(101)のうち必要最低流量が最も大きい熱源機(101)(図8の運転中熱源機 ケース2では熱源機1が該当)を停止可能とする。この場合、減段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる運転中の熱源機(101)が見つかるまで、必要最低流量の大きい順に熱源機(101)を順次停止可能とする。ステップS310で条件を満たす熱源機(101)が複数有った場合は、ステップS303において、制御部(150)は、該当する複数の熱源機(101)の中から、例えば累計の運転時間が最も長い熱源機(101)を停止可能とする。その後、ステップS304において、制御部(150)は、停止可能とした熱源機(101)の減段を実施する。尚、ステップS310で要求流量を決定する際に、前述のように、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮してもよい。
以上、ステップS301で、運転中の熱源機(101)の全台数の容量を負荷側熱量が超えていないと判定された場合における熱源機減段処理について説明してきた。それに対して、ステップS301で、運転中の熱源機(101)の全台数の容量を負荷側熱量が超えていると判定された場合、制御部(150)は、通常の台数制御による熱源機(101)の増段処理を行う。具体的には、まず、ステップS311において、制御部(150)は、「運転中の各熱源機(101)に設定された必要最低流量の合計(要求流量)に、次に運転開始する予定の熱源機(101)の必要最低流量を加算した流量」つまり増段後要求流量が、「故障していない全てのポンプ(102)の定格流量の合計」つまり最大送水量よりも小さいかどうかを判定する。増段後要求流量の方が小さい場合、ステップS312において、制御部(150)は、運転開始予定の熱源機(101)、例えば累計の運転時間が最も短い熱源機(101)を起動可能とし、ステップS313において、当該熱源機(101)の増段を実施する。尚、ステップS311で要求流量を決定する際に、前述のように、各熱源機(101)に接続された配管(105)における流量ばらつきを考慮してもよい。
一方、ステップS311において、増段後要求流量が最大送水量よりも小さくないと判定された場合、ステップS314において、制御部(150)は、運転開始予定の熱源機(101)の他に、増段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる待機中の熱源機(101)が有るかどうかを判定する。
以下、制御部(150)による熱源機増段処理の内容について、図9を参照しながら説明する。尚、図9では、本来の運転開始(ON)予定の熱源機(101)は熱源機2であるとする。増段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる待機中の熱源機(101)が無い場合(図9のスタンバイ熱源機 ケース1(熱源機2含め該当熱源機無し))、制御部(150)は、ステップS306において、熱源機(101)の増段を禁止して熱源機(101)の運転台数の現状維持を決定する。一方、増段後の要求流量が最大送水量よりも小さくなる待機中の熱源機(101)が有る場合(図9のスタンバイ熱源機 ケース2(熱源機1が該当))、制御部(150)は、ステップS312において、運転開始可能な熱源機(101)の中から、例えば累計の運転時間が最も短い熱源機(101)(図9のスタンバイ熱源機 ケース2では熱源機1が該当)を起動可能とし、ステップS313において、当該熱源機(101)の増段を実施する。
図6に示す熱源機台数制御では、前述のステップS301~S313の処理を所定の時間間隔で繰り返し実施してもよい。
<実施形態の特徴>
本実施形態の熱源システム(100)は、互いに並列に設けられた複数の熱源機(101)と、互いに並列に設けられた複数のポンプ(102)と、複数の熱源機(101)と複数のポンプ(102)との間の流路を一つにまとめるように配置された集合配管(103)と、複数の熱源機(101)及び複数のポンプ(102)を運転制御する制御部(150)とを備える。
本実施形態の熱源システム(100)によると、起動している熱源機(101)の台数等に応じた要求流量と、起動しているポンプ(102)の台数等に応じた現在送水量(現時点の送水量)又は最大送水量(送水可能な最大の送水量)を常時比較し、必要に応じて、熱源機(101)又はポンプ(102)の増減段や、VFD機能を有するポンプ(102)のVFD設定値の調整を行うことができる。このため、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
また、本実施形態の熱源システム(100)によると、熱源機(101)及びポンプ(102)の台数が異なっていたり、或いは、異なる容量の複数のポンプ(102)が混在している場合であっても、各熱源機(101)の必要最低流量を常時確保することができるので、様々なシステム構成に対応可能である。
また、本実施形態の熱源システム(100)によると、ポンプ(102)の運転可能台数に応じて、熱源機(101)の起動台数を制限することができる。例えば、1台以上のポンプ(102)が故障した際に、高負荷時に熱源機(101)に対して発停指令を出力したとしても、ポンプ(102)の運転可能台数が足りず、必要最低流量を確保できない熱源機(101)が存在し、安定した制御ができなくなることがあり得る。それに対して、本実施形態の熱源システム(100)では、運転可能なポンプ(102)の送水量から、熱源機(101)の起動台数を制限することができる。
また、本実施形態の熱源システム(100)によると、VFD機能付きのポンプ(102)については、前述の各種運転情報に応じて現在の流量推定値を算出し、その流量推定値よりも要求流量のほうが大きい場合には、ポンプ(102)のVFD指令値を上昇させて要求流量をまかなうことができる。尚、VFD指令値が低くなると、熱源機(101)では流量が足りなくなり、安定した制御ができなくなる場合があるので、例えば熱源機(101)及びポンプ(102)のそれぞれの起動台数等に応じて、VFD指令値の下限を決めてもよい。
また、本実施形態の熱源システム(100)によると、熱源機(101)の必要最低流量を確保するための試運転調整にかかる工数を削減できると共に、熟練者でなくても安定した品質を提供できるので、人手不足の解消や調整コストの削減にも貢献できる。
本実施形態の熱源システム(100)において、複数の熱源機(101)及び複数のポンプ(102)の少なくとも一方は、異なる複数の容量のもので構成されてもよい。例えば異なる容量の複数のポンプ(102)が混在している場合、起動しているポンプ(102)の容量によって現在の送水量が変わるため、熱源機(101)では流量が足りなくなることがある。それに対して、本実施形態の熱源システム(100)では、例えば、熱源機(101)の起動台数や、起動しているポンプ(102)の定格流量に応じて、ポンプ(102)を増減段することができる。従って、従来のマニホールド配管型の熱源システムと異なり、異容量の熱源機(101)やポンプ(102)が混在していても、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、複数の熱源機(101)の運転台数、又は複数のポンプ(102)の運転台数を増減させてもよい。このようにすると、熱源機(101)又はポンプ(102)の増減段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、複数の熱源機(101)に接続された各配管(105)における流量ばらつきを考慮した係数を前記必要最低流量に乗じて求めた流量と、複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、前記要求流量を決定してもよい。このようにすると、複数の熱源機(101)における要求流量をより正確に決定できるので、より安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記現在送水量が前記要求流量を満たし且つ前記現在送水量の変化が最も小さくなるように、複数のポンプ(102)の中から運転開始させるポンプ(102)を選択してもよい。このようにすると、ポンプ(102)の増段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、現在送水量の変化が最も小さくなるようにポンプ(102)の増段を行うので、ポンプ(102)の増段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、複数のポンプ(102)のうち運転停止予定のポンプ(102)の情報に基づき、前記現在送水量から減段後送水量を算出し、当該減段後送水量と前記要求流量とを比較し、その結果に応じて、当該ポンプ(102)の運転停止を許可又は禁止してもよい。このようにすると、ポンプ(102)の減段によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、複数のポンプ(102)のうち少なくとも1つはVFD型ポンプ(102)であり、制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量との差分に基づいて、運転中のVFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値を更新してもよい。このようにすると、VFD型ポンプ(102)のVFD指令値の調整によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、この場合、制御部(150)は、VFD型ポンプ(102)に接続された配管(107,116)の圧力と、当該圧力の設定値との差に基づき、VFD型ポンプ(102)のVFD指令値を決定し、運転中のVFD型ポンプ(102)で設定された流量に回転率を乗じて前記現在送水量を決定し、前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記要求流量と前記現在送水量との差分を補償できるように前記VFD指令値の下限値を算出し、前記下限値が前記VFD指令値よりも大きい場合には、前記VFD指令値を前記下限値により更新してもよい。このようにすると、各熱源機(101)の必要最低流量を確保できるように、VFD型ポンプ(102)のVFD指令値を調整することができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択してもよい。このようにすると、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、この場合、制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第1制御と第2制御とを選択的に行い、前記第1制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、前記第2制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択してもよい。このようにすると、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、第2制御では、要求流量の変化が最も小さくなるように熱源機(101)の減段を行うので、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、複数の熱源機(101)のうち運転開始予定の熱源機(101)の情報に基づき、前記要求流量から増段後要求流量を算出し、当該増段後要求流量と前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、当該熱源機(101)の運転開始を許可又は禁止してもよい。このようにすると、運転中の各熱源機(101)の必要最低流量を確保しつつ熱源機(101)を増段させるので、安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限してもよい。このようにすると、運転中の熱源機(101)の能力の制限によって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。
本実施形態の熱源システム(100)において、制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第3制御と第4制御とを選択的に行い、前記第3制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、前記第4制御では、複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限してもよい。このようにすると、熱源機(101)の減段、又は運転中の熱源機(101)の能力の制限を選択的に行うことによって、各熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。この場合、制御部(150)が、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きい場合には、前記第4制御を行うと、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を回避することができる。また、制御部(150)が、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御を行うと、運転中の熱源機(101)の能力を制限できなくても、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。さらに、制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御として、第5制御と第6制御とを選択的に行い、前記第5制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機を選択し、前記第6制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択してもよい。このようにすると、運転中の熱源機(101)の能力を制限できない場合には、熱源機(101)の減段によって、運転中の他の熱源機(101)の必要最低流量を確保して、安定した制御を行うことができる。また、前記第6制御では、要求流量の変化が最も小さくなるように熱源機(101)の減段を行うので、熱源機(101)の減段に伴うシステム負荷への影響を可能な限り小さく抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。さらに、以上に述べた「第1」、「第2」、…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上に説明したように、本開示は、熱源システムについて有用である。
100 熱源システム
101 熱源機
102 ポンプ
103 集合配管
105、107、116 配管
150 制御部

Claims (16)

  1. 互いに並列に設けられた複数の熱源機(101)と、
    互いに並列に設けられた複数のポンプ(102)と、
    前記複数の熱源機(101)と前記複数のポンプ(102)との間の流路を一つにまとめるように配置された集合配管(103)と、
    前記複数の熱源機(101)、及び前記複数のポンプ(102)を運転制御する制御部(150)とを備え、
    前記制御部(150)は、
    少なくとも、前記複数の熱源機(101)に設定された必要最低流量と、前記複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、要求流量を決定し、
    前記複数のポンプ(102)に設定された流量と、前記複数のポンプ(102)の運転状態とに基づき、現在送水量又は最大送水量を決定し、
    前記要求流量と、前記現在送水量又は前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、前記複数の熱源機(101)、又は前記複数のポンプ(102)の運転を制御する
    熱源システム。
  2. 請求項1の熱源システムにおいて、
    前記複数の熱源機(101)、及び前記複数のポンプ(102)の少なくとも一方は、異なる複数の容量のもので構成される
    熱源システム。
  3. 請求項1又は2の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)の運転台数、又は前記複数のポンプ(102)の運転台数を増減させる
    熱源システム。
  4. 請求項1~3のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)に接続された各配管(105,108)における流量ばらつきを考慮した係数を前記必要最低流量に乗じて求めた流量と、前記複数の熱源機(101)の運転状態とに基づき、前記要求流量を決定する
    熱源システム。
  5. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記現在送水量が前記要求流量を満たし且つ前記現在送水量の変化が最も小さくなるように、前記複数のポンプ(102)の中から運転開始させるポンプ(102)を選択する
    熱源システム。
  6. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記複数のポンプ(102)のうち運転停止予定のポンプ(102)の情報に基づき、前記現在送水量から減段後送水量を算出し、当該減段後送水量と前記要求流量とを比較し、その結果に応じて、当該ポンプ(102)の運転停止を許可又は禁止する
    熱源システム。
  7. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記複数のポンプ(102)のうち少なくとも1つはVFD型ポンプ(102)であり、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記現在送水量との差分に基づいて、運転中の前記VFD型ポンプ(102)に対するVFD指令値を更新する
    熱源システム。
  8. 請求項7の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、
    前記VFD型ポンプ(102)に接続された配管(107,116)の圧力と、当該圧力の設定値との差に基づき、前記VFD型ポンプ(102)のVFD指令値を決定し、
    運転中の前記VFD型ポンプ(102)で設定された流量に回転率を乗じて前記現在送水量を決定し、
    前記要求流量と前記現在送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記要求流量と前記現在送水量との差分を補償できるように前記VFD指令値の下限値を算出し、
    前記下限値が前記VFD指令値よりも大きい場合には、前記VFD指令値を前記下限値により更新する
    熱源システム。
  9. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する
    熱源システム。
  10. 請求項9の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第1制御と第2制御とを選択的に行い、
    前記第1制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、
    前記第2制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する
    熱源システム。
  11. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記複数の熱源機(101)のうち運転開始予定の熱源機(101)の情報に基づき、前記要求流量から増段後要求流量を算出し、当該増段後要求流量と前記最大送水量とを比較し、その結果に応じて、当該熱源機(101)の運転開始を許可又は禁止する
    熱源システム。
  12. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限する
    熱源システム。
  13. 請求項1~4のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記要求流量と前記最大送水量とを比較して、前記要求流量の方が大きい場合には、第3制御と第4制御とを選択的に行い、
    前記第3制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択し、
    前記第4制御では、前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力を制限する
    熱源システム。
  14. 請求項13の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きい場合には、前記第4制御を行う。
    熱源システム。
  15. 請求項13又は14の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御を行う
    熱源システム。
  16. 請求項13~15のいずれか1項の熱源システムにおいて、
    前記制御部(150)は、前記最大送水量よりも前記要求流量の方が大きく且つ前記複数の熱源機(101)のうち運転中の熱源機(101)の能力が所定の下限値よりも低い場合には、前記第3制御として、第5制御と第6制御とを選択的に行い、
    前記第5制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たすように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機を選択し、
    前記第6制御では、前記最大送水量が前記要求流量を満たし且つ前記要求流量の変化が最も小さくなるように、前記複数の熱源機(101)の中から運転停止させる熱源機(101)を選択する
    熱源システム。
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