JP2023111214A - 車輪ユニット、インホイールモータ - Google Patents

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Kazuya Enokizono
晴美 堀畑
Harumi Horihata
貞洋 赤間
Sadahiro Akama
恵介 河合
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Abstract

【課題】車両の操縦性能を高めることができる車輪ユニット、及び車輪ユニットを構成するインホイールモータを提供する。【解決手段】車両ユニットは、リム部31及びディスク部32を有するホイール30と、ディスク部32及びリム部31により囲まれたホイール内側空間に少なくとも一部が収容されるインホイールモータ40とを備える。ホイール30は、サスペンション装置10を介して車両の車体に転舵可能に取り付けられる。車輪ユニットは、ナックル11と、キングピン軸線が通るロアーボールジョイント16とを備える。ナックル11の下端部には、ロアーアーム連結部11bが設けられている。ロアーボールジョイント16は、サスペンション装置10を構成するロアーアーム12の車幅方向外側端部とロアーアーム連結部11bとを回動可能に連結する。ロアーボールジョイント16は、ホイール内側空間に配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、車輪ユニット、及び車輪ユニットを構成するインホイールモータに関する。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、ホイールと、ホイールを回転させるインホイールモータとを備える車輪ユニットが知られている。ホイールは、タイヤを取り付け可能なリム部と、リム部のうち車両の車幅方向外側に設けられたディスク部を有している。インホイールモータは、ディスク部及びリム部により囲まれたホイール内側空間に少なくとも一部が収容されている。
特許第6095267号公報
インホイールモータのトルクや出力等の動力性能を高めようとすると、インホイールモータの体格が大きくなり、ホイール内側空間に占めるインホイールモータの割合が高くなる。この場合、ホイールの転舵に関わるナックルを、ホイールの外側に配置しなければならないこともあり得る。この場合、転舵の中心軸線であるキングピン軸線が、車両を前方又は後方から見た場合における地面に対するタイヤの接地中心に対して車幅方向内側位置に離れてしまう。その結果、タイヤの接地中心と、キングピン軸線及び地面の交点との距離であるキングピンオフセットが大きくなる。この場合、車両の操縦安定性が低下する等、車両の操縦性能が低下する懸念がある。
本発明は、車両の操縦性能を高めることができる車輪ユニット、及び車輪ユニットを構成するインホイールモータを提供することを主たる目的とする。
第1の発明は、タイヤを取り付け可能なリム部、及び前記リム部のうち車両の車幅方向外側に設けられたディスク部を有するホイールと、
前記ディスク部及び前記リム部により囲まれたホイール内側空間に少なくとも一部が収容されるとともに、前記ホイールを回転させるインホイールモータと、を備え、
前記ホイールがサスペンション装置を介して前記車両の車体に転舵可能に取り付けられる車輪ユニットにおいて、
前記ホイールの車幅方向内側に設けられたナックルと、
キングピン軸線が通るロアーボールジョイントと、
を備え、
前記ナックルの下端部には、ロアーアーム連結部が設けられ、
前記ロアーボールジョイントは、前記サスペンション装置を構成するロアーアームの車幅方向外側端部と前記ロアーアーム連結部とを回動可能に連結し、
前記ロアーボールジョイントは、前記ホイール内側空間に配置されている。
第1の発明では、ホイール内側空間に転舵部を構成するロアーボールジョイントが配置されている。このため、ナックルのロアーアーム連結部とロアーアームとの連結部分を、より車幅方向外側位置に配置することができる。これにより、キングピンオフセットを小さくできる。したがって、第1の発明によれば、ナックルのロアーアーム連結部とロアーアームとの連結部分の配置空間としてホイール内側空間を有効利用しつつ、車両の操縦性能を高めることができる。
第2の発明は、タイヤを取り付け可能なリム部、及び前記リム部のうち車両の車幅方向外側に設けられたディスク部を有するホイールと、
前記ホイールの車幅方向内側に設けられたナックルと、
前記ホイールを車体に転舵可能に取り付けるサスペンション装置と、
前記サスペンション装置を構成するロアーアームの車幅方向外側端部と、前記ナックルの下端部に設けられたロアーアーム連結部とを回動可能に連結するとともに、キングピン軸線が通るロアーボールジョイントと、を備える車両に適用され、
前記ホイールを回転させるインホイールモータにおいて、
前記インホイールモータは、回転子と、前記回転子の径方向内側に配置された固定子とを備えるアウタロータ型のモータであり、
前記回転子は、
前記ディスク部及び前記リム部により囲まれたホイール内側空間に収容された円筒状の磁石保持部と、
前記磁石保持部の内周面に設けられ、周方向に極性が交互となる複数の磁極を形成する磁石ユニットと、
車幅方向に延びるシャフトと、
前記磁石保持部のうち車幅方向外側端部に設けられるとともに前記ホイール内側空間に収容され、前記磁石保持部と前記シャフトとを接続する接続部と、を有し、
前記固定子は、前記固定子の径方向において前記磁石ユニットと対向する位置に配置された円筒状の固定子巻線を有し、
前記固定子の車幅方向内側部分であって、車幅方向において前記ロアーボールジョイント及び前記ロアーアーム連結部と対向する部分には、車幅方向外側に凹む空洞部が形成されており、
前記空洞部は、前記ホイール内側空間において前記固定子巻線と前記シャフトとの間に形成されており、
前記ロアーボールジョイントは、前記空洞部に配置されている。
第2の発明では、ホイール内側空間においてモータの空洞部にロアーボールジョイントが配置されている。このため、ナックルのロアーアーム連結部とロアーアームとの連結部分を、より車幅方向外側位置に配置することができる。これにより、キングピンオフセットを小さくできる。したがって、第2の発明によれば、ナックルのロアーアーム連結部とロアーアームとの連結部分の配置空間として、ホイール内側空間における空洞部を有効利用しつつ、車両の操縦性能を高めることができるモータを提供できる。
第1実施形態に係る前輪、サスペンション装置及びブレーキ装置等を示す斜視図。 前輪及びサスペンション装置の断面図。 ナックル及びその周辺の構成を示す斜視図。 ブレーキディスク等を取り外した状態のナックル及びその周辺の構成を示す斜視図。 インホイールモータを車幅方向内側から見た図。 ナックルのうちガイド部付近を示す拡大斜視図。 固定子巻線、インバータ及び蓄電池の電気的接続を示す図。 第2実施形態に係る前輪及びサスペンション装置の断面図。 その他の実施形態に係る前輪及びサスペンション装置の断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る車輪ユニットを具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。車輪ユニットは、タイヤが取り付けられたホイールと、ホイールの内側空間に収容されたモータ(インホイールモータ)とを備えている。本実施形態では、車輪ユニットを備える車両として、2つの前輪及び2つの後輪を備える車両を例にして説明する。各前輪は、インホイールモータを備える駆動輪であり、また、転舵可能な操舵輪である。なお、各後輪は、インホイールモータを備える駆動輪であってもよいし、インホイールモータを備えていない従動輪であってもよい。以下、図1~図6を用いて、前輪を例にして説明する。
車両は、ホイール30及びインホイールモータ40に加えて、地面(路面)から前輪が受ける衝撃や振動を緩和するサスペンション装置10と、前輪の転舵を行うステアリング装置と、前輪に制動力を付与するブレーキ装置とを備えている。
ホイール30は、円筒状のリム部31と、リム部31のうち車幅方向外側の端部に設けられた円板上のディスク部32とを備えている。ホイール30の外周には、タイヤ33が取り付けられている。ホイール30及びタイヤ33により前輪が構成されている。
前輪は、サスペンション装置10を介して車両の車体に取り付けられている。本実施形態のサスペンション装置10は、独立懸架式のサスペンション装置であり、より詳しくはウイッシュボーン型のサスペンション装置である。詳しくは、サスペンション装置10は、ナックル11と、車幅方向に延びるロアーアーム12及びアッパーアーム13と、上下方向に延びるショックアブソーバ14と、スプリング15とを備えている。
ナックル11には、ステアリング装置を構成するタイロッド21、ブレーキ装置を構成するブレーキキャリパ92、及びインホイールモータ40のシャフト41を回転可能に支持するハブベアリング70等が取り付けられている。ナックル11は、上下方向に延びる板状のベース部11a、ベース部11aの下端部のうち車長方向中央部から車幅方向外側に延びるロアーアーム連結部11b、及びベース部11aの上端部のうち車長方向中央部から車幅方向内側に延びるアッパーアーム連結部11cを備えている。また、ナックル11は、ベース部11aの下端部のうち車長方向においてロアーアーム連結部11bと隣り合う部分に設けられたロッド連結部11dを備えている。本実施形態において、ベース部11a、ロアーアーム連結部11b、アッパーアーム連結部11c及びロッド連結部11dは一体成形されている。
ベース部11aの中央部には、貫通孔11eが形成されている。貫通孔11eには、インホイールモータ40のシャフト41が挿通されている。
ロアーアーム12は、ショックアブソーバ14が回転可能に取り付けられるアームベース部12aと、アームベース部12aから車幅方向内側に延びる一対のロアー取付部12bと、アームベース部12aから車幅方向外側かつ斜め上方に延びる傾斜アーム部12cと、傾斜アーム部12cの端部から車幅方向外側に延びるロアー連結部12dとを備えている。ナックル11を構成するロアーアーム連結部11bには、ロアーボールジョイント16を介して、ロアーアーム12の車幅方向外側端部であるロアー連結部12dが連結されている。詳しくは、ロアーボールジョイント16は、ロアーアーム連結部11bに固定されるボールスタッドと、ロアー連結部12dに取り付けられるとともにボールスタッドのボール部を保持するソケットと、ボールスタッド及びソケットの摺動部を覆うダストブーツとを備えている。これにより、ロアーアーム連結部11bに対してロアーアーム12が回動可能とされている。
アッパーアーム13は、アッパー連結部13aと、アッパー連結部13aから車幅方向内側に向かって延びる一対のアッパー取付部13bとを備えている。ナックル11を構成するアッパーアーム連結部11cには、アッパーボールジョイント17を介して、アッパーアーム13の車幅方向外側端部であるアッパー連結部13aが連結されている。詳しくは、アッパーボールジョイント17は、アッパーアーム連結部11cに固定されるボールスタッドと、アッパー連結部13aに取り付けられるとともにボールスタッドのボール部を保持するソケットと、ボールスタッド及びソケットの摺動部を覆うダストブーツとを備えている。これにより、アッパーアーム連結部11cに対してアッパーアーム13が回動可能とされている。
ロアーボールジョイント16(具体的には例えば、ロアーボールジョイント16を構成するボールスタッドのボール部)及びアッパーボールジョイント17(具体的には例えば、アッパーボールジョイント17を構成するボールスタッドのボール部)を通る軸線が、前輪の転舵軸の中心軸線であるキングピン軸線LKGである。キングピン軸線LKGは、地面に対するタイヤ33の接地中心軸線Ltcに対して車幅方向内側に傾いている。本実施形態では、キングピン軸線LKG及び地面の交点が、タイヤ33の接地面と交わる。これにより、車両の操舵安定性を高めている。
キングピン軸線LKGと、上下方向に延びる軸線とのなす角がキングピン角θである。また、車両を前方又は後方から見た場合における地面に対するタイヤ33の接地中心軸線Ltcと、キングピン軸線LKG及び地面の交点との距離がキングピンオフセットLofsである。図2に示す例では、キングピンオフセットLofsが略0となっている。
ナックル11を構成するベース部11aと、キングピン軸線LKGとの車幅方向における距離は、地面に対してシャフト41に近づくほど小さくなる。つまり、ロアーアーム連結部11bの配置位置を地面に対してシャフト41に近づけるほど、ロアーアーム連結部11bの車幅方向の長さ寸法を小さくできる。この点に鑑み、ロアーアーム連結部11bは、上下方向において、シャフト41の中心軸線からタイヤ33の接地面までにおける中央位置よりもシャフト41側に配置されている。これにより、ナックル11を構成するロアーアーム連結部11bの車幅方向の長さ寸法及びベース部11aの上下方向寸法を小さくできる。その結果、ナックル11の体格を小さくでき、ナックル11の製造に用いる素材を削減したり、ナックル11の重量を低減したりできる。
ショックアブソーバ14は、ホイール30よりも車幅方向内側に配置されている。ショックアブソーバ14の下端部は、ロアーアーム12を構成するアームベース部12aに取り付けられ、ショックアブソーバ14の上端部は、ホイール30よりも上方において車体に取り付けられている。ショックアブソーバ14は、一対のアッパー取付部13bの間に配置されている。
ショックアブソーバ14は、ダンパーを内蔵し、上下方向に伸縮可能である。ショックアブソーバ14の径方向外側にはスプリング15が配置されている。ショックアブソーバ14において、上端部には、スプリングストッパ14aが設けられており、中間部には、スプリングシート14bが設けられている。スプリングストッパ14a及びスプリングシート14bにより、スプリング15が挟まれて保持されている。スプリングストッパ14aの上側には、ショックアブソーバ14の上端部を車体に取り付けるためのボルト14cが設けられている。ボルト14cが、車体に設けられた孔に挿通された状態で、ボルト14cにナットがねじ込まれる。これにより、車体にショックアブソーバ14の上端部が取り付けられる。
なお、ロアーアーム12を構成するアームベース部12aには、車両旋回時などの車体の傾きを抑制するスタビライザ20が取り付けられている。
ナックル11を構成するロッド連結部11dには、図示しないボールジョイントを介してタイロッド21が回動可能に連結されている。タイロッド21は、ロアーアーム12の上方に配置されている。車両のハンドルがドライバにより操作されると、タイロッド21が車幅方向に動作し、ナックル11に取り付けられた前輪をキングピン軸線LKGまわりに転舵させる。
インホイールモータ40は、ホイール30の内側空間に収容されており、ホイール30に回転動力を付与する。インホイールモータ40は、車幅方向に延びるシャフト41と、回転子50と、回転子50の径方向内側に配置された固定子60とを備えるアウタロータ型のモータである。
回転子50は、円筒状の磁石保持部51と、磁石保持部51の内周面に設けられた磁石ユニット52とを備えている。磁石保持部51において車幅方向の外側端から内側端までにわたって、リム部31の内周面と対向している。磁石ユニット52は、回転子50の回転中心軸線と同心の円筒状をなしており、磁石保持部51の内周面に固定された複数の磁石を有している。つまり、本実施形態のインホイールモータ40は表面磁石型の同期機(SPMSM)である。磁石ユニット52において、磁石は、回転子50の周方向に沿って極性が交互に変わるように並べられている。これにより、磁石ユニット52には、周方向に複数の磁極が形成されている。磁石は、例えば、極異方性の永久磁石であり、固有保磁力が400[kA/m]以上であり、かつ残留磁束密度Brが1.0[T]以上である焼結ネオジム磁石である。ちなみに、インホイールモータ40としては、埋込磁石型の同期機(IPMSM)であってもよい。
磁石保持部51において、車幅方向内側端部は、回転子50の径方向内側に屈曲した屈曲部とされている。回転子50は、磁石保持部51のうち車幅方向外側端部に設けられ、磁石保持部51とシャフト41とを接続する円盤状の平板部53(「接続部」に相当)を備えている。平板部53には、ディスク部32がボルト及びナットにより固定されている。これにより、回転子50とホイール30とが一体回転する。
固定子60は、径方向において磁石ユニット52と対向する位置に配置された円筒状の固定子巻線61と、固定子巻線61の径方向内側に設けられた固定子ベース部62とを備えている。固定子ベース部62のうち径方向外側部分が磁性体の固定子コアである。
固定子巻線61は、複数の相巻線を有し、各相の相巻線が周方向に所定順序で配置されることで円筒状に形成されている。本実施形態では、固定子巻線61がU,V,W相の3相巻線で構成されている。各相巻線は、導線材を多重巻にして構成されており、互いに平行でかつシャフト41の軸方向(車幅方向)に延びる一対の中間導線部と、一対の中間導線部を軸方向両端でそれぞれ接続する一対の渡り部とを有しており、一対の中間導線部と一対の渡り部とにより環状に形成されている。
本実施形態において、固定子60は、スロットを形成するためのティースを有していないスロットレス構造を有するものである。この構造は以下(A)~(C)のいずれかを用いた構造とすればよい。
(A)固定子60において、周方向における各中間導線部の間に導線間部材が設けられ、かつ導線間部材として、1磁極における導線間部材の周方向の幅寸法をWt、導線間部材の飽和磁束密度をBs、1磁極における磁石の周方向の幅寸法をWm、磁石ユニット52を構成する磁石の残留磁束密度をBrとした場合に、Wt×Bs≦Wm×Brの関係となる磁性材料が用いられる構造。
(B)固定子60において、周方向における各中間導線部の間に導線間部材が設けられ、かつ導線間部材として、非磁性材料が用いられる構造。
(C)固定子60において、周方向における各中間導線部の間に導線間部材が設けられていない構造。
固定子ベース部62の車幅方向内側端部には、車幅方向外側に凹む空洞部63が形成されている。本実施形態において、空洞部63は、固定子巻線61とシャフト41との間に円環状に設けられている。ティースを有さないスロットレス構造により、固定子巻線61に対して径方向内側スペースを大きくすることができ、空洞部63を大きくすることができる。
固定子ベース部62の径方向中央部には、シャフト41が挿通されるシャフト挿通孔65が形成されている。固定子ベース部62の車幅方向外側端部の中央部には、軸受64が設けられている。軸受64は、例えばラジアル玉軸受であり、外輪と、内輪と、外輪及び内輪の間に配置された複数の転動体(玉)とを有している。内輪がシャフト41に固定され、外輪が固定子ベース部62に固定されている。これにより、固定子ベース部62に対してシャフト41が回転可能に支持されている。
リム部31及びディスク部32により囲まれたホイール30の内側空間には、転舵部を構成するロアーボールジョイント16が収容されている。また、ロアーボールジョイント16の少なくとも一部は、空洞部63に収容されており、本実施形態では、ロアーボールジョイント16の全てが空洞部63に収容されている。ハンドルの操作によって前輪の左右への転舵角が最大角になった場合であっても、ロアーアーム連結部11bとロアーアーム12との連結部分が固定子ベース部62に干渉しないようになっている。
空洞部63のうちシャフト41よりも上側の部分は、ナックル11を構成するベース部11aに対向している。その上側部分には、図5に示すように、コネクタ部66が設けられている。コネクタ部66には、固定子巻線61を構成する各相巻線が電気的に接続されている。コネクタ部66には、各相巻線をインバータ80に電気的に接続するとともに、3相交流電流が流れる電力線81(「配線」に相当)の第1端が電気的に接続されている。電力線81の第2端には、インバータ80が電気的に接続されている。図7に示すように、インバータ80には、蓄電部82が電気的に接続されている。蓄電部82は、例えばリチウムイオン蓄電池等の蓄電池である。インバータ80を構成する上,下アームスイッチのスイッチング制御は、制御装置83により行われる。これにより、回転子50が回転し、前輪が回転する。本実施形態において、インバータ80、蓄電部82及び制御装置は、車体に設けられている。
固定子ベース部62の車幅方向内側端部のうち中央部には、ナックル11を構成するベース部11aが固定されている。ベース部11aのうち、車幅方向においてコネクタ部66と対向する部分からベース部11aの上端までにわたって、車幅方向内側に凹む凹部11fが形成されている。
電力線81は、コネクタ部66から、凹部11f及びアッパーアーム連結部11cを介してアッパーアーム13側へと這わされている。これにより、前輪の転舵に伴う電力線81の捻じれを抑制できる。
ナックル11には、車幅方向外側から凹部11fを覆うようにガイド部11gが設けられている。これにより、凹部11fからホイール30側に電力線81がはみ出すことを防止でき、ホイール30及び回転子50などの回転部材に電力線81が干渉することを防止できる。なお、ガイド部11gは、ベース部11aに片持ちで固定されている。これにより、凹部11fに電力線81を通す配線作業を容易に行うことができる。
ナックル11を構成するベース部11aのうち反ホイール側には、シャフト41を回転可能に支持するハブベアリング70が固定されている。本実施形態では、固定子ベース部62から車幅方向内側に延びる棒状の突出部67とナット68とを用いて、ナックル11に固定子ベース部62及びハブベアリング70が固定されている。詳しくは、固定子ベース部62には複数(4本)の突出部67が設けられている。ベース部11aのうち突出部67と対向する部分には、突出部67が挿通される貫通孔11hが形成されている。
ハブベアリング70は、円筒状をなす外輪71と、内輪72と、外輪71及び内輪72の間に配置された複数の転動体73(例えば玉)とを備えている。内輪72は、外輪71よりも小径の円筒状をなす筒部72aと、筒部72aの軸方向一端部からこの軸方向に交差(直交)する向きに延びるフランジ部72bとを有している。外輪71の軸方向一端部には、径方向に延びる取付部71aが設けられている。取付部71aのうちナックル11の貫通孔11hに対向する位置には貫通孔が形成されている。
ナックル11の貫通孔11h及びハブベアリング70の取付部71aの貫通孔に突出部67を挿通させた状態で、突出部67の先端部に形成された雄ネジ部にナット68がねじ込まれる。これにより、ナックル11に固定子ベース部62及びハブベアリング70が固定される。シャフト41と、ナックル11に形成された貫通孔11eと、ハブベアリング70とは同軸になっている。
ハブベアリング70の内輪72を構成する筒部72aには、シャフト41が固定されている。シャフト41の両端部が軸受64及びハブベアリング70により支持されているため、シャフト41の回転に伴うシャフト41の振れを抑制できる。
ブレーキ装置は、シャフト41に固定された円盤状のブレーキディスク91と、ナックル11のベース部11aに固定されたブレーキキャリパ92とを備えている。ブレーキキャリパ92では、ブレーキパッドが油圧等により作動されるようになっている。ブレーキパッドがブレーキディスク91に押し付けられることにより、前輪に対して摩擦による制動力を生じさせる。
ブレーキディスク91は、ボルト及びナットにより、フランジ部72bにも固定されている。これにより、シャフト41の回転に伴うシャフト41の振れを抑制できる。
ブレーキディスク91は、シャフト41の両端部のうちナックル11に対して反ホイール側の端部に固定されている。これにより、前輪及びブレーキ装置付近の構成の車幅方向の体格を小さくできる。また、ブレーキディスク91にブレーキパッドが押し付けられることに伴い発生する熱をインホイールモータ40に伝わりにくくすることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
リム部31及びディスク部32により囲まれたホイール30の内側空間には、転舵部を構成するロアーボールジョイント16が収容されている。このため、ナックル11を構成するロアーアーム連結部11bとロアーアーム12との連結部分を、より車幅方向外側位置に配置することができる。これにより、キングピンオフセットLofsを小さくできる。したがって、ロアーアーム連結部11bとロアーアーム12との連結部分の配置空間としてホイール30の内側空間を有効利用しつつ、車両の操縦安定性を高めることができる。
ロアーボールジョイント16及びアッパーボールジョイント17は、インホイールモータ40の空洞部63に配置されている。これにより、ロアーアーム連結部11bとロアーアーム12との連結部分、及びアッパーアーム連結部11cとアッパーアーム13との連結部分の配置空間として、ホイール30の内側空間における空洞部63を有効利用しつつ、車両の操縦安定性を高めることができる。
インホイールモータ40をアウタロータ型のスロットレス構造としたため、空洞部63を大きくしやすく、ロアーボールジョイント16及びアッパーボールジョイント17の配置空間を広くすることができる。
ロアーアーム連結部11bは、ナックル11の下端部から車幅方向外側に向かってホイール30の内側空間まで延びている。これにより、ロアーボールジョイント16をより車幅方向外側位置に配置することができ、操縦安定性をより高めることができる。
ロアーアーム連結部11bは、ナックル11の下端部から車幅方向外側に向かってホイール30の内側空間まで延びている。これにより、ロアーボールジョイント16をより車幅方向外側位置に配置することができ、操縦安定性をより高めることができる。
アッパーアーム連結部11cは、ナックル11の上端部から車幅方向内側に向かって延びている。これにより、キングピン軸線LKGを車幅方向内側により傾けることができ、キングピンオフセットLofsをより小さくすることができる。その結果、車両の操縦安定性を高めることができる。
ブレーキディスク91の下方に配置されたアームベース部12a、アームベース部12aから延びる傾斜アーム部12c、及び傾斜アーム部12cから延びるロアー連結部12dによりロアーアーム12が構成されている。これにより、ロアーアーム12がブレーキディスク91に干渉しないようにしつつ、ロアーアーム12の車幅方向外側端部を車幅方向外側位置に配置できる。その結果、キングピンオフセットLofsを小さくできる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に、図8を参照しつつ説明する。なお、図8において、第1実施形態の構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図8に示すように、本実施形態では、アッパーボールジョイント117がインホイールモータ40の空洞部63に収容されている。アッパーボールジョイント117により連結されるアッパーアーム113は、ロアーアーム12と同様の形状をなしている。また、アッパーボールジョイント117により連結されるアッパーアーム連結部111cは、ナックル11の上端部から車幅方向外側に延びている。
以上説明した本実施形態によれば、アッパーアーム113及びアッパーアーム連結部111cの連結部分を車幅方向外側位置にずらすことができる。これにより、車両において車幅方向内側空間を拡大することができ、例えば車室内空間を拡大することができる。
ちなみに、図8に示した例では、キングピン角θが0度にされていたが、これに限らない。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・図2の軸受64に代えて、図9に示すハブベアリング69が用いられてもよい。なお、図9において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
ハブベアリング69は、円筒状をなす外輪69aと、内輪と、外輪69a及び内輪の間に配置された複数の転動体69d(例えば玉)とを備えている。内輪は、外輪69aよりも小径の円筒状をなす筒部69bと、筒部69bの軸方向一端部からこの軸方向に交差(直交)する向きに延びるフランジ部69cとを有している。外輪69aは、ボルトによって固定子ベース部62に固定されている。筒部69bにはシャフト41が固定され、フランジ部69cには平板部53及びディスク部32が固定されている。
・インバータ80がインホイールモータ40に内蔵されていてもよい。この場合、インホイールモータ40においてコネクタ部66にはインバータ80が電気的に接続される。また、コネクタ部66に接続される電力線は、インバータ80と蓄電部82とを接続する配線となる。
・インホイールモータ40の空洞部が、シャフト41まわりに1周分設けられる構成に限らない。例えば、固定子ベース部62のうち、車幅方向においてロアーボールジョイント16及びロアーアーム連結部11bと対向する部分にのみ空洞部が設けられる構成であってもよい。
・サスペンション装置としては、ウイッシュボーン型に限らず、例えば、マルチリンク型やストラット型のサスペンション装置であってもよい。ストラット型の場合、ストラットマウントの中心軸線とロアーボールジョイントとを通る軸線がキングピン軸線となる。
・ホイール30のディスク部32にインホイールモータ40の平板部53が固定される構成に代えて、リム部31にインホイールモータ40の磁石保持部51が固定されてもよい。
・ホイールのリム部がインホイールモータの磁石保持部となり、ディスク部が平板部になる構成であってもよい。つまり、インホイールモータの回転子がホイールの役割を果たしてもよい。
・インホイールモータとしては、インナロータ型のモータであってもよい。
10…サスペンション装置、11…ナックル、12…ロアーアーム、13…アッパーアーム、16…ロアーボールジョイント、17…アッパーボールジョイント、30…ホイール。

Claims (13)

  1. タイヤ(33)を取り付け可能なリム部(31)、及び前記リム部のうち車両の車幅方向外側に設けられたディスク部(32)を有するホイール(30)と、
    前記ディスク部及び前記リム部により囲まれたホイール内側空間に少なくとも一部が収容されるとともに、前記ホイールを回転させるインホイールモータ(40)と、を備え、
    前記ホイールがサスペンション装置(10)を介して前記車両の車体に転舵可能に取り付けられる車輪ユニットにおいて、
    前記ホイールの車幅方向内側に設けられたナックル(11)と、
    キングピン軸線が通るロアーボールジョイント(16)と、
    を備え、
    前記ナックルの下端部には、ロアーアーム連結部(11b)が設けられ、
    前記ロアーボールジョイントは、前記サスペンション装置を構成するロアーアーム(12)の車幅方向外側端部と前記ロアーアーム連結部とを回動可能に連結し、
    前記ロアーボールジョイントは、前記ホイール内側空間に配置されている、車輪ユニット。
  2. 前記ロアーアーム連結部は、前記ナックルの下端部から車幅方向外側に向かって前記ホイール内側空間まで延びている、請求項1に記載の車輪ユニット。
  3. 前記インホイールモータの車幅方向内側部分であって、車幅方向において前記ロアーボールジョイント及び前記ロアーアーム連結部と対向する部分には、車幅方向外側に凹む空洞部(63)が形成されており、
    前記ロアーボールジョイントは、前記ロアーボールジョイント及び前記ロアーアーム連結部と対向する前記空洞部に配置されている、請求項2に記載の車輪ユニット。
  4. 前記インホイールモータは、回転子(50)と、前記回転子の径方向内側に配置された固定子(60)とを備えるアウタロータ型のモータであり、
    前記回転子は、
    前記ホイール内側空間に収容された円筒状の磁石保持部(51)と、
    前記磁石保持部の内周面に設けられ、周方向に極性が交互となる複数の磁極を形成する磁石ユニット(52)と、
    車幅方向に延びるシャフト(41)と、
    前記磁石保持部のうち車幅方向外側端部に設けられるとともに前記ホイール内側空間に収容され、前記磁石保持部と前記シャフトとを接続する接続部(53)と、を有し、
    前記固定子は、前記固定子の径方向において前記磁石ユニットと対向する位置に配置された円筒状の固定子巻線(61)を有し、
    前記空洞部は、前記ホイール内側空間において前記固定子巻線と前記シャフトとの間に形成されている、請求項3に記載の車輪ユニット。
  5. 前記サスペンション装置は、独立懸架式のサスペンション装置であり、
    前記ナックルの上端部には、アッパーアーム連結部(11c,111c)が設けられ、
    前記キングピン軸線が通るアッパーボールジョイント(17,117)を備え、
    前記アッパーボールジョイントは、前記サスペンション装置を構成するアッパーアーム(13,113)の車幅方向外側端部と前記アッパーアーム連結部とを回動可能に連結する、請求項2~4のいずれか1項に記載の車輪ユニット。
  6. 前記キングピン軸線及び地面の交点が、前記タイヤの接地面と交わる、請求項5に記載の車輪ユニット。
  7. 前記ロアーアーム連結部は、前記インホイールモータを構成する回転子(50)の回転中心軸線及び前記タイヤの接地面の間において前記回転中心軸線側に配置されている、請求項5又は6に記載の車輪ユニット。
  8. 前記アッパーアーム連結部(11c)は、前記ナックルの上端部から車幅方向内側に向かって延びている、請求項5~7のいずれか1項に記載の車輪ユニット。
  9. 前記インホイールモータの車幅方向内側部分であって、車幅方向において前記アッパーボールジョイント(117)及び前記アッパーアーム連結部(111c)と対向する部分には、車幅方向外側に凹む空洞部(63)が形成されており、
    前記アッパーボールジョイントは、前記アッパーボールジョイント及び前記アッパーアーム連結部と対向する前記空洞部に配置されている、請求項5~8のいずれか1項に記載の車輪ユニット。
  10. 前記インホイールモータに電気的に接続され、前記インホイールモータの車幅方向内側部分から引き出された配線(81)と、
    前記ナックルのうち車幅方向において前記インホイールモータと対向する部分から前記ナックルの端部までにわたって、車幅方向内側に凹む凹部(11f)が形成されており、
    前記配線が、前記インホイールモータの車幅方向内側部分から前記凹部を介して前記車体側へと延びており、
    車幅方向外側から前記凹部を覆うように設けられ、前記凹部から前記ホイール側に前記配線がはみ出すことを防止するガイド部(11g)を備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の車輪ユニット。
  11. 前記インホイールモータを構成する回転子(50)に連結されるとともに、車幅方向に延びるシャフト(41)を備え、
    前記ナックルの中央部には、前記シャフトが挿通される貫通孔(11e)が形成されており、
    前記ナックルに設けられ、前記シャフトを回転可能に支持する軸受(70)と、
    前記シャフトの両端部のうち、前記ナックルに対して前記回転子側とは反端側に設けられたブレーキディスク(91)と、を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の車輪ユニット。
  12. 前記軸受は
    円筒状をなす外輪と、
    前記外輪の径方向内側に配置されるとともに前記外輪よりも小径の円筒状をなす筒部、及び前記筒部の軸方向一端部から該軸方向に交差する向きに延びるフランジ部を有する内輪と、
    前記外輪及び前記内輪の間に配置された複数の転動体と、
    を備えるハブベアリングであり、
    前記外輪が前記ナックルに対して固定されており、
    前記筒部に前記シャフトが固定されており、
    前記フランジ部に前記ブレーキディスクが固定されている、請求項11に記載の車輪ユニット。
  13. タイヤ(33)を取り付け可能なリム部(31)、及び前記リム部のうち車両の車幅方向外側に設けられたディスク部(32)を有するホイール(30)と、
    前記ホイールの車幅方向内側に設けられたナックル(11)と、
    前記ホイールを車体に転舵可能に取り付けるサスペンション装置(10)と、
    前記サスペンション装置を構成するロアーアーム(12)の車幅方向外側端部と、前記ナックルの下端部に設けられたロアーアーム連結部(11b)とを回動可能に連結するとともに、キングピン軸線が通るロアーボールジョイント(16)と、を備える車両に適用され、
    前記ホイールを回転させるインホイールモータにおいて、
    前記インホイールモータは、回転子(50)と、前記回転子の径方向内側に配置された固定子(60)とを備えるアウタロータ型のモータであり、
    前記回転子は、
    前記ディスク部及び前記リム部により囲まれたホイール内側空間に収容された円筒状の磁石保持部(51)と、
    前記磁石保持部の内周面に設けられ、周方向に極性が交互となる複数の磁極を形成する磁石ユニット(52)と、
    車幅方向に延びるシャフト(41)と、
    前記磁石保持部のうち車幅方向外側端部に設けられるとともに前記ホイール内側空間に収容され、前記磁石保持部と前記シャフトとを接続する接続部(53)と、を有し、
    前記固定子は、前記固定子の径方向において前記磁石ユニットと対向する位置に配置された円筒状の固定子巻線(61)を有し、
    前記固定子の車幅方向内側部分であって、車幅方向において前記ロアーボールジョイント及び前記ロアーアーム連結部と対向する部分には、車幅方向外側に凹む空洞部(63)が形成されており、
    前記空洞部は、前記ホイール内側空間において前記固定子巻線と前記シャフトとの間に形成されており、
    前記ロアーボールジョイントは、前記空洞部に配置されている、インホイールモータ。
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