JP2023097576A - 通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体内の車載装置と移動体外の外部装置との間の通信において、利用者の利便性や満足度を十分に確保しつつ通信時間の管理をすることを可能にする通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体を提供する。【解決手段】移動体と共に移動する車載装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を外部装置に送信する音声映像通信を行う通信システムであって、サーバは、移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、車載装置が音声映像通信を開始すると、車載装置が音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で移動状況に基づいて音声映像通信を終了する終了制御部と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体に関し、例えば、移動体からの映像及び音声をユーザに提供可能な通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体に関する。
車両に搭載される車載機と当該車両の外部に位置する車外端末との間で通信を行う通信システムがある。
例えば、特許文献1には、車両の運転者と車外端末の操作者との間で音声通話を行い、当該音声通話がなされているときに、車両の前方の映像を表す映像データを車載機から車外端末に送信し、当該映像を車外端末に表示させるシステムが開示されている。
特開2016-213791号公報
例えば、特許文献1のシステムを提供する事業者は、利用料の観点から、利用時間に制限を設ける場合が考えられる。このような場合、例えば、制限時間が終了した際に自動的に音声通話や映像の送信が停止されると、利用者にとって切りの良いタイミングで停止されるとは限られず、利用者の利便性や満足度が十分に得られない場合があることが課題の1つとして挙げられる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、移動体内の第1装置と移動体外の第2装置との間の通信において、利用者の利便性や満足度を十分に確保しつつ通信時間の管理をすることを可能にする通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体を提供することを目的の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムであって、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムによって実行される通信方法であって、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、コンピュータを備え、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムによって実行される通信プログラムであって、前記コンピュータに、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、を実行させるための通信プログラムである。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを備え、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムに、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、
前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、を実行させるための通信プログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体である。
請求項8に記載の発明は、移動体と共に移動し、前記移動体における音声及び映像を取得して他の装置に送信する音声映像通信を行う通信装置であって、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、前記通信装置が前記音声映像通信を開始すると、前記通信装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行うサーバ装置であって、前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施例に係る通信システムの概略を示す模式図である。 実施例に係る車両の前席部分の構成を示す図である。 実施例に係る車載装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係るサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係る外部装置の正面図である。 実施例に係る外部装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係る通信システムにおいて行われる通信の一例を示すシーケンス図である。 実施例に係るサーバ装置によって実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例の変形例に係る車載装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
[1.システムの構成]
実施例に係る車載装置10を含む通信システム100の構成について添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施例である通信システム100を示している。図1に示すように、通信システム100は、車載装置10、サーバ30及び外部装置40を含んで構成されている。なお、図1においては、車載装置10が移動体の一例としての自動車Mに搭載されている場合を示している。また、図1においては、外部装置40の一例として、スマートフォンを示している。
車載装置10、サーバ30及び外部装置40は、ネットワークNWを介して、例えば、TCP/IPや、UDP/IP等の通信プロトコルを用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、移動体通信網、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信及び有線通信を含むインターネット通信により構築され得る。
通信システム100において、自動車Mと共に移動する第1装置としての車載装置10によって取得された自動車Mにおける音声及び映像を第2装置としての外部装置40に送信する音声映像通信が可能である。
本実施例の通信システム100においては、車載装置10と外部装置40との間で音声通話が確立された上で、車載装置10から自動車Mにおいて撮影された映像が外部装置40に配信される。
以下の説明において、上記のように、車載装置10と外部装置40との間での音声通話を確立させつつ、自動車Mにおいて撮影された映像を車載装置10から外部装置40に配信する通信態様を音声映像通信の一態様としてのビデオ通信と称する。本実施例において、車載装置10と外部装置40とは、サーバ30を介してビデオ通信を行っている。
このようなビデオ通信が行われることで、車載装置10から送信される映像を視聴している外部装置40のユーザは、あたかも移動体の操縦者としての自動車Mの運転者と自動車Mに同乗しているような感覚を得ることができる。言い換えれば、ビデオ通信によって、外部装置40のユーザの自動車Mへの仮想同乗を実現することができる。また、このようなビデオ通信を実現可能な本実施例の通信システム100のようなシステムを仮想同乗システムとも称する。
以下、実施例においては、車載装置10がカーナビゲーション装置である場合を例に説明する。また、実施例においては、車載装置10が、ユーザが案内を希望する目的地をユーザから受け付け、当該目的地をサーバ30に送信し、サーバ30が目的地への経路を生成する、いわゆるクラウド型のカーナビゲーション装置の端末装置である場合を例に説明する。
本実施例において、例えば、通信システム100の利用者は、通信システム100のサービスを提供する事業者に利用料を支払うことでビデオ通信を行うことができる。本実施例では、例えば、車載装置10のユーザである自動車Mの運転者と、当該事業者との契約によって、車載装置10が行うことのできるビデオ通信の単位期間あたりの利用時間の制限が設けられている場合、言い換えれば、単位期間あたりの持ち時間が決められている場合について説明する。例えば、一ヶ月単位の持ち時間が決められていてもよい。
図2は、映像送信装置または映像生成装置としての車載装置10を搭載している自動車Mの前席付近を示す斜視図である。図1では、取り付け例として、自動車Mの前席のダッシュボードDB内に車載装置10が取り付けられている場合を示す。
GPS受信機11は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号(GPS信号)を受信する装置である。GPS受信機11は、例えば、ダッシュボードDB上に配されている。なお、GPS受信機11は、GPS信号が受信できればどこに配されていてもよい。GPS受信機11は、受信したGPS信号を車載装置10に送信することが可能である。
車外カメラ13は、自動車Mの前方を撮影する撮像装置である。本実施例において、車外カメラ13は、前方が撮影方向となる様にダッシュボードDBに配されている。例えば、車外カメラ13は、広角カメラであり、フロントガラスを介して自動車Mの前方の広い領域を撮影可能である。なお、車外カメラ13は、ルームミラーRMに設けられても良く、フロントガラスFGの内側に取り付けられていてもよい。
車内カメラ15は、自動車Mの内部の状況を撮影する撮像装置である。本実施例において、車内カメラ15は、フロントガラスFGの上端または当該上端付近の天井部に設けられており、自動車Mの運転者を撮影可能である。
ビデオ通信時には、車外カメラ13または車内カメラ15によって撮像された映像が、外部装置40に配信される。
タッチパネル17は、例えば、映像を表示可能な液晶ディスプレイ等のディスプレイとタッチパッドとが組み合わされたタッチパネルモニターである。タッチパネル17は、例えば、ダッシュボードDBのセンターコンソールに配されている。タッチパネル17は、運転者から視認できかつ運転者の手が届く場所に配されていればよい。例えば、タッチパネル17は、ダッシュボードDB上に取り付けられていてもよい。
タッチパネル17は、車載装置10の制御に基づいて画面表示を行うことが可能である。また、タッチパネル17は、ユーザから受け付けたタッチパネル17への入力操作を表す信号を車載装置10に送信することが可能である。例えば、タッチパネル17には、カーナビゲーションの案内表示がなされても良い。また、タッチパネル17を介して、目的地を設定する等、カーナビゲーション機能に関する操作が可能であってもよい。
また、タッチパネル17には、ビデオ通信に関する情報が表示されてもよく、ビデオ通信のための接続(以下、ビデオ接続とも称する)の開始又は終了をするための操作の受付画面が表示されてもよい。自動車Mの乗員はタッチパネル17への入力操作によって、ビデオ通信の接続操作を行ってもよい。
スピーカ19は、例えば、AピラーAPの室内側に設けられている。スピーカ19は、車載装置10の制御に基づいて音楽や音声等の音を発することが可能である。ビデオ通信時において、スピーカ19からは、音声通話における外部装置40からの音声が発せられる。
マイク21は、車内の音を受音するマイク装置であり、例えば、ダッシュボードDB上に配されている。マイク21は、車内の音を受音可能であれば、ルームミラーRMまたはハンドル等、どこに設けられていてもよい。ビデオ通信時において、マイク21に収音された音声が音声通話の音声として外部装置40に送信される。また、ビデオ通信の開始又は終了に関する操作入力が、マイク21を介して音声によって行われてもよい。
図3は、車載装置10の構成を示すブロック図である。例えば、車載装置10は、システムバスを介して、記憶部24と、制御部25と、通信部27と、が協働する装置である。
自動車Mには加速度センサ23が搭載されている。加速度センサ23は、自動車Mの加速度を測定可能であり、当該測定された加速度を示す信号を出力可能な例えばMEMS加速度センサであってもよい。なお、加速度センサ23は慣性計測ユニット(IMU:Inertial Measurement Unit)であってもよい。また、加速度センサ23は、車載装置10に内蔵されていてもよい。
記憶部24は、例えば、ハードディスク装置、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等により構成される記憶デバイスである。記憶部24は、オペレーティングシステムや、端末用のソフトウェア等の、車載装置10において実行される各種プログラムを記憶する。
各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部24に記憶される各種プログラムは、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
また、記憶部24は、また、道路地図を含む地図情報を記憶している。また、記憶部24は、車載装置10がビデオ通信を行う相手としての外部装置40の連絡先を示す情報、例えば電話番号又はメールアドレス等の情報を記憶している。また、当該連絡先を示す情報には、外部装置40のユーザである仮想同乗者を識別可能なニックネーム等の識別子が対応付けられていてもよい。
また、記憶部24は、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能である持ち時間を記憶している。当該持ち時間は、例えば、自動車Mの運転者が通信システム100によるビデオ通信のサービスの提供者との間の契約において決められている時間である。
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、コンピュータとして機能する。制御部25は、CPUがROMや記憶部24に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。本実施例においては、制御部25によって、ビデオ通信の開始や終了に関する情報を運転者に提示する機能、ビデオ通信時の動画配信機能、カーナビゲーション機能等が発揮される。
制御部25は、車載装置10内に設けられているGPS受信機11、車外カメラ13、車内カメラ15、タッチパネル17、スピーカ19、マイク21、及び加速度センサ23と通信可能に接続されている。
制御部25は、車外カメラ13及び車内カメラ15によって撮像された映像を逐次取得する。また、制御部25は、GPS受信機11からの信号及び加速度センサ23によって計測された加速度を示す信号を逐次取得する。
制御部25は、例えば、車載装置10がビデオ通信を開始すると、持ち時間からビデオ通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間をカウントする。また、制御部25は、例えば、車載装置10がビデオ通信を終了すると、残り時間のカウントを停止して、ビデオ通信の終了時の残り時間を記憶部24に記憶する。
通信部27は、制御部25の指示に従って外部機器とのデータの送受信を行う通信装置である。通信部27は、例えば、ネットワークNWに接続するためのNIC(Network Interface Card)である。
通信部27は、上記したネットワークNWに接続されており、種々のデータをサーバ30との間で送受信する。また、通信部27は、サーバ30を介して種々のデータを外部装置40との間で送受信する。
通信部27は、例えば、自動車Mの外部又は内部の映像、車載装置10に対してなされた入力操作を示す情報、現在位置情報及び移動経路等の情報をサーバ30に送信する。また、通信部27は、例えば、ビデオ通信に関してタッチパネル17に表示させるための情報をサーバ30から受信する。
制御部25は、ビデオ通信中、通信部27を介して、車外カメラ13又は車内カメラ15によって撮像された映像をサーバ30に逐次送信する。
制御部25は、通信部27を介してサーバ30からビデオ通信の開始や終了に関する表示情報を受信してタッチパネル17に表示させる。また、制御部25は、ビデオ通信の開始や終了に関する情報をスピーカ19から音声によって出力してもよい。
制御部25は、例えばタッチパネル17又はマイク21を介して受け付けられたビデオ通信の開始や終了に関する指示を示す情報を、通信部27を介してサーバ30に送信可能である。
例えば、車載装置10の制御部25は、通信部27を介して、サーバ30に車載装置10の現在位置を特定可能な位置データとしての位置特定情報、すなわち本実施例では自動車Mの現在位置の情報を送信可能である。また、例えば、制御部25は、通信部27を介して、サーバ30にユーザから入力された目的地を含む情報を送信し、サーバ30から、当該目的地への経路情報またはナビゲーション情報を受信可能である。
制御部25は、通信部27を介して、ビデオ通信における音声通話のために、マイク21によって収音された音声の音声データを外部装置40に送信可能である。また、制御部25は、通信部27を介して、ビデオ通信における音声通話のために、外部装置40に入力された音声の音声データを受信可能である。
図4は、サーバ30の構成を示すブロック図である。例えば、サーバ30はシステムバスを介して、記憶部31と、通信部33と、制御部35と、が協働している装置である。
サーバ30は、ビデオ通信中において、車載装置10と外部装置40との間の音声通話を確立し、当該音声通話のデータを転送するSIPサーバのような機能を有している。
また、サーバ30は、車載装置10から自動車Mの位置特定情報及び自動車Mの乗員であるユーザが設定した目的地の情報を受信し、当該位置特定情報及び目的地の情報に基づいて当該目的地への経路を生成する機能を有する。
記憶部31は、例えば、ハードディスク装置及びSSD(solid state drive)等により構成されており、オペレーティングシステムや、サーバ30用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。
各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部31に記憶される各種プログラムは、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
記憶部31は、例えば、サーバ30が、通信システム100におけるビデオ通信の接続の終了に関する制御を行うための通信プログラムを記憶している。
また、記憶部31は、道路地図を含む地図情報が保存されている地図情報データベース(図示せず)を記憶している。地図情報データベースの地図情報は、例えばナビゲーション装置に用いられている地図情報と同等の情報を有しているデータベースである。
通信部33は、上記したネットワークNWに接続されており、種々のデータを車載装置10及び外部装置40との間で送受信する。
制御部35は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPUが、ROMや記憶部31に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
制御部35は、上述の通信プログラムを実行することで、通信システム100におけるビデオ通信の接続の終了に関する制御を実現する。
制御部35は、移動体の移動状況を取得する移動状況取得部としての走行状況取得部37及びビデオ通信の終了に関する制御を行う終了制御部39を含んでいる。
走行状況取得部37は、車載装置10から、自動車Mの走行状況を示す情報を取得して移動状況取得ステップを実行する機能部である。
走行状況取得部37は、例えば、車載装置10から自動車Mの現在位置情報を取得する。自動車Mの現在位置情報は、例えば、道路地図上の位置を示す情報である。
走行状況取得部37は、例えば、車載装置10からGPS信号を受信し、記憶部31に記憶されている地図情報に基づいて自動車Mの道路地図上の現在位置を特定することで、自動車Mの走行状況を取得してもよい。
終了制御部39は、車載装置10がビデオ通信を開始すると、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で、自動車Mの走行状況に基づいてビデオ通信を終了する終了制御ステップを実行する機能部である。
終了制御部39は、例えば、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能である持ち時間からビデオ通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間が所定時間以下になると、自動車Mの走行状況に基づいてビデオ通信を終了することで、ビデオ通信の終了制御を行う。
例えば、終了制御部39は、自動車Mの走行の際に案内が必要な地点を通過すると、ビデオ通信を終了することで、ビデオ通信の終了制御を行う。当該案内が必要な地点は、例えば交差点であってもよく、例えば踏切等の、走行の際に注意が必要な地点であってもよい。終了制御部39は、例えば、地図情報に基づいて、自動車Mが、当該案内が必要な地点を通過したか否かを判定する。
このような終了制御を行うことで、例えば、自動車Mの運転者が、ビデオ通信を行って外部装置40のユーザである仮想同乗者による道案内を受けながら自動車Mを運転している際に、例えば土地勘の無いエリア等の案内が必要な地点について案内を受けているタイミングでビデオ通信の接続が切断され、運転に支障が出るような状況を回避することができる。従って、通信システム100の利用者である自動車Mの運転者の及び仮想同乗者の利便性や満足度を損なわずに利用時間の管理をすることができる。
また、例えば、終了制御部39は、自動車Mが目的地に到着すると、ビデオ通信を終了することで、ビデオ通信の終了制御を行ってもよい。この場合にも、運転に支障が出るような状況を回避することができる。当該目的地は施設に限らず、設定された任意の地点や範囲であってよい。
また、例えば、終了制御部39は、残り時間が所定時間以下である場合に、案内地点の通過の際にはビデオ通信の接続を行い、案内地点を通過していない間はビデオ通信の接続を切断する制御を行ってもよい。それによって、通信時間を節約し、ビデオ通信の終了を遅らせることができる。
また、制御部35は、通信部33を介して、車載装置10から自動車Mの現在位置を示す位置情報を取得する。また、制御部35は、通信部33を介して、車載装置10から自動車Mの乗員が車載装置10に入力した目的地の情報を取得する。制御部35は、当該位置情報及び目的地の情報に基づいて、当該目的地までの経路を生成し、当該経路を示す情報を車載装置10に送信する。
例えば、終了制御部39は、上記の終了制御を行う際に、自動車Mが案内地点を通過するか否かの判定を、経路情報に基づいて行ってもよい。
また、制御部35は、通信部33を介して、車載装置10から受信した映像及び音声を外部装置40に転送する。制御部35は、通信部33を介して、外部装置40から受信した音声を車載装置10に転送する。
図5は、外部装置40の正面図である。上述のように、本実施例において、外部装置40はスマートフォンである。
タッチパネル41は、例えば、映像を表示可能な液晶ディスプレイ等のディスプレイとタッチパッドとが組み合わされたタッチパネルモニターである。タッチパネル41は、ユーザから受け付けたタッチパネル41への入力操作を表す信号を生成することが可能である。本実施例において、タッチパネル41には、車載装置10から配信された映像が表示される。
また、タッチパネル41には、ビデオ通信に関する情報が表示され、ビデオ通信の接続を開始するための操作の受付画面が表示される。外部装置40のユーザは、タッチパネル41への入力操作によって、ビデオ通信の開始のための入力続操作を行うことが可能である。
スピーカ43は、音楽や音声等の音を発することが可能である。ビデオ通信時において、スピーカ43からは、音声通話における車載装置10からの音声が発せられる。
マイク45は、外部装置40に向けて発せられた音を受音するマイク装置である。ビデオ通信時において、マイク45によって収音された音声が音声通話の音声としてサーバ30を介して車載装置10に送信される。
図6は、外部装置40の構成の一例を示すブロック図である。例えば、外部装置40は、システムバス(図示せず)を介して、記憶部47と、制御部49と、通信部51と、が協働する装置である。
記憶部47は、例えば、ハードディスク装置、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステムや、外部装置40用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。
なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部47に記憶される各種プログラムは、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
制御部49は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPUがROMや記憶部47に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
制御部49は、タッチパネル41、スピーカ43及びマイク45に通信可能に接続されている。
制御部49は、タッチパネル41への入力操作を示す信号及びマイク45からの音声入力信号を受信することが可能である。例えば、制御部49は、タッチパネル41又はマイク45によってユーザからなされたビデオ通信の開始又は終了の要求を受け付けることが可能である。
また、制御部49は、タッチパネル41に映像または画像信号を送信して表示をさせたり、スピーカ43に音声信号を送信して、音を出力させたりすることが可能である。
例えば、制御部49は、ビデオ通信の接続試行の要求を受け付けるための開始画面やビデオ通信の終了の要求を受け付けるための終了画面をタッチパネル41に表示させる。
また、例えば、制御部49は、ビデオ通信中における映像をタッチパネル41に表示させ、自動車Mにおいて収音されたビデオ通信中における音声をスピーカ43に出力させる。
通信部51は、上記したネットワークNWに接続されており、種々のデータをサーバ30との間で送受信する。また、通信部51は、車載装置10から送信された映像を始めとする種々のデータを、サーバ30を介して車載装置10との間で送受信する。
外部装置40の制御部49は、通信部51を介して、ビデオ通信の接続試行の要求を受け付けるための開始画面やビデオ通信の終了の要求を受け付けるための終了画面を表示させるための情報を受信可能である。
また、制御部49は、通信部51を介して、ビデオ通信における音声通話のために、マイク45によって収音された音声の音声データを車載装置10に送信可能である。また、制御部49は、通信部51を介して、ビデオ通信における音声通話のために、車載装置10から送信された音声データを受信可能である。
例えば、外部装置40の制御部49は、通信部51を介して、サーバ30から車載装置10から送信された自動車Mの現在位置を特定可能な位置特定情報を受信可能である。また、例えば、制御部49は、通信部51を介して、サーバ30から、自動車Mの経路情報またはナビゲーション情報を受信可能である。
[2.ビデオ通信のシーケンス]
図7は、通信システム100において車載装置10と外部装置40との間でサーバ30を介して行われるビデオ通信の開始から終了までの通信の一例を示すシーケンス図である。以下、車載装置10のユーザである運転者が、自動車Mを運転する際に外部装置40のユーザである仮想同乗者との間でビデオ通信を行う場合について説明する。
また、図7において、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能な持ち時間から、ビデオ通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間が所定時間以下である場合に、サーバ30がビデオ通信の終了のタイミングを決定し、当該決定されたタイミングでビデオ通信を終了する場合について説明する。
まず、外部装置40は、仮想同乗者からビデオ通信の開始要求を受け付ける(ステップS11)。この開始要求の受付は、例えば、外部装置40のタッチパネル41への操作またはマイク45を介した音声入力操作を受け付けることでなされる。外部装置40は、開始要求を受け付けると、ビデオ通信の開始要求をサーバ30に送信する(ステップS12)。
サーバ30は、ビデオ通信の開始要求を受信すると、外部装置40からのビデオ通信の開始要求があったことを車載装置10に通知する(ステップS13)。ステップS13において、例えば、車載装置10がサーバ30から開始要求の通知を受信すると、ビデオ通信の開始について承諾するか否かの選択ボタンがタッチパネル17に表示される。例えば、運転者が承諾ボタンをタップすると、運転者がビデオ通信の開始を承諾したことを示す承諾通知がサーバ30に送信される(ステップS14)。
サーバ30は、承諾通知を受信すると、ビデオ通信開始処理を実行して車載装置10と外部装置40との間の音声通話を確立させつつ、自動車Mにおいて撮影された映像を車載装置10から外部装置40に送信させる(ステップS15)。このようにして、ビデオ通信が開始される。
ビデオ通信が開始されると、サーバ30は、車載装置10がビデオ通信可能な持ち時間から、ビデオ通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間を取得する。当該残り時間は、例えば、車載装置10によって逐次算出される。なお、残り時間は、サーバ30が車載装置10から取得した持ち時間に基づいて、サーバ30によって算出されてもよい。
その後、サーバ30は、ビデオ通信の終了タイミングを決定する(ステップS16)。ステップS16において、サーバ30は、自動車Mの走行状況に基づいて、車載装置10がビデオ通信可能な持ち時間の残り時間を考慮したタイミングで、ビデオ通信の終了を決定する。
サーバ30は、ビデオ通信の終了タイミングを決定すると、車載装置10及び外部装置40に終了予告を送信する(ステップS17)。
その後、ビデオ通信の終了タイミングが到来すると、サーバ30は、ビデオ通信終了処理を実行して車載装置10と外部装置40との間の音声通話を停止させ、自動車Mにおいて撮影された映像の車載装置10から外部装置40への送信を停止させる(ステップS18)。車載装置10は画像及び音声の送信を停止する。このようにして、車載装置10への操作によってビデオ通信が終了される。
[3.サーバの動作]
以下、実施例の通信システム100の動作を実現するためのサーバ30の制御ルーチンについて説明する。走行状況取得部37は、例えば、車載装置10と外部装置40との間でサーバ30を介してビデオ通信が開始されると、車載装置10から自動車Mの走行状況を逐次取得するものとして説明する。
図8は、サーバ30の終了制御部39によって実行される終了制御ルーチンRT1を示すフローチャートである。終了制御部39は、例えば、サーバ30は、外部装置40からビデオ通信の開始要求を受信すると、終了制御ルーチンRT1を開始する。
終了制御部39は、終了制御ルーチンRT1を開始すると、ビデオ通信が開始されたか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101における判定は、例えば、車載装置10において、ビデオ通信の接続がなされ、外部装置40との間で通信が確立されているか否かに基づいてなされる。
ステップS101において、終了制御部39は、ビデオ通信が開始されていないと判定する(ステップS101:NO)と、ステップS101を繰り返し、ビデオ通信が開始されたか否かを再び判定する。
ステップS101において、終了制御部39は、ビデオ通信が開始されたと判定する(ステップS101:YES)と、車載装置10又は外部装置40からビデオ通信の終了要求を受信したか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102において、例えば、車載装置10又は外部装置40に対してビデオ通信の終了を指示する入力操作が行われると、車載装置10又は外部装置40によってビデオ通信の終了要求が受付けられ、当該終了通知がサーバ30に送信される。
ステップS102において、終了制御部39は、終了要求を受信していないと判定する(ステップS102:NO)と、車載装置10によるビデオ通信が可能な持ち時間から、ビデオ通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間を取得する(ステップS103)。
ステップS103において、例えば、終了制御部39は、ビデオ通信の開始後、車載装置10の制御部25によってカウントされている残り時間を取得する。
上述したように、当該持ち時間は、例えば、自動車Mの運転者が通信システム100によるビデオ通信のサービスの提供者との間の契約において決められている時間である。また、例えば、当該持ち時間は、契約時に決められた時間から、既に車載装置10がビデオ通信を行った時間を差し引いた時間であってもよい。
ステップS103の実行後、終了制御部39は、残り時間が所定時間以下か否かを判定する(ステップS104)。ステップS104における判定の基準となる所定時間は、持ち時間が経過する前に、案内が終了したタイミング等の切りの良いタイミングでビデオ通信を終了させるための猶予期間であり、例えば、10~30分程度の時間が予め設定される。
当該所定時間は、例えば、自動車Mが走行するエリア毎に異なる時間が設定されていてもよい。また、例えば、当該所定時間は、ビデオ通信のユーザ毎に異なる時間が設定されていてもよく、ユーザ自身が設定できるようにしてもよい。
ステップS104において、終了制御部39は、残り時間が所定時間以下ではないと判定する(ステップS104:NO)と、ステップS102に戻り、終了要求を受信したか否かを再び判定する。
ステップS104において、終了制御部39は、残り時間が所定時間以下であると判定する(ステップS104:YES)と、自動車Mが次に通過する案内地点を特定する(ステップS105)。ステップS105において、終了制御部39は、走行状況取得部37が取得した自動車Mの走行状況に基づいて、自動車Mが次に通過する案内地点を特定する。
ステップS105において、例えば、自動車Mの道路地図上の現在位置に基づいて、次に通過する交差点が、次に通過する案内地点として特定される。また、ステップS105において、自動車Mの走行予定経路に基づいて、次に通過する案内地点が特定されてもよい。
ステップS105の実行後、終了制御部39は、ビデオ通信の終了予告を車載装置10及び外部装置40に送信する(ステップS106)。ステップS106において、例えば、次に通過する案内地点を示す情報及びビデオ通信の終了予定時刻を示す情報を含む終了予告が送信される。
ステップS106の実行後、終了制御部39は、ステップS105において特定された次の案内地点を自動車Mが通過したか否かを判定する(ステップS107)。ステップ107において、例えば、自動車Mの走行状況に基づいて、自動車Mが次の案内地点を通過したか否かが判定される。
ステップS107において、終了制御部39は、自動車Mが次の案内地点を通過していないと判定する(ステップS107:NO)と、ステップS107を繰り返し実行し、自動車Mが次の案内地点を通過したか否かを再び判定する。
終了制御部39は、ステップS107において、自動車Mが次の案内地点を通過したと判定する(ステップS107:YES)と、ビデオ通信の終了処理を実行して、ビデオ通信の接続を切断する(ステップS108)。
終了制御部39は、ステップS102において、車載装置10又は外部装置40からビデオ通信の終了要求を受信したと判定した(ステップS102:YES)場合にも、ビデオ通信の終了処理を実行して、ビデオ通信の接続を切断する(ステップS108)。
ステップS108の実行後、終了制御部39は、終了制御ルーチンRT1を終了して次の終了制御ルーチンRT1を繰り返し実行する。
ステップS103~ステップS107において、終了制御部39は、車載装置10がビデオ通信を開始すると、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能である持ち時間の中で、自動車Mの走行状況に基づいて当該ビデオ通信を終了する終了制御ステップを実行する。
終了制御ルーチンRT1によれば、自動車Mの走行状況に基づいて、車載装置10がビデオ通信を行うことが可能である持ち時間が終了するまでの適切なタイミングで、自動的にビデオ通信を終了することができる。例えば、持ち時間の終了によって、案内の途中でビデオ通信が終了されることを防止することができる。
なお、ステップS106において、車載装置10にビデオ通信の終了予告が送信されると、車載装置10のタッチパネル17に、残り時間を示す表示がなされるようにしてもよく、スピーカ19から、残り時間をアナウンスする音声が出力されるようにしてもよい。また、ステップS106において、外部装置40にビデオ通信の終了予告が送信されると、残り時間を示す表示が外部装置40のタッチパネル41に表示されてもよく、スピーカ43から音声によって仮想同乗者に提示されてもよい。
なお、本実施例において、残り時間が所定時間以下である場合に、案内地点を通過するときにのみビデオ通信を行うようにして、それ以外はビデオ通信の接続をしないようにすることで、通信時間を節約してもよい。例えば、上記の終了制御ルーチンRT1のステップS108でビデオ通信の接続を切断後、さらに次の案内地点(2つ目の案内地点と称する)を特定し、当該2つ目の案内地点に差し掛かると、ビデオ通信の接続を再開するようにしてもよい。その後、ステップS107と同様に当該2つ目の案内地点を自動車Mが通過したか否かを判定し、通過すると、再びステップS108を実行して、ビデオ通信の接続を切断するようにしてもよい。
また、本実施例において、運転の支障になり難いタイミングでビデオ通信を終了するための方法の一例として、案内地点を通過後にビデオ通信を終了することで、案内地点の途中での終了を避けることについて説明したが、これに限られない。例えば、運転操作の際に運転者にかかる負荷を示すワークロードが低くなり得るタイミング又は地点を特定して、そのようなタイミング又はそのような地点を自動車Mが通過するタイミングでビデオ通信を終了するように制御してもよい。
例えば、終了制御部39は、ワークロードが低くなると推定される自動車Mの信号待ちのタイミングを予測して、当該予測された信号待ちのタイミングでビデオ通信を終了するように制御してもよい。
例えば、終了制御部39は、ワークロードが低くなる地点と推定される、自動車Mが走行予定の直線の続く道路を特定し、当該特定された直線の続く道路を走行するタイミングでビデオ通信を終了するように制御してもよい。
このような制御によっても、ワークロードの高いタイミングでビデオ通信が終了されて運転に支障をきたすことを防止することができ、持ち時間の中で自動車Mの走行状況に基づいてビデオ通信を終了することができる。
以上、説明したように、本実施例の通信システム100は、サーバ30を介して、第1装置としての車載装置10と第2装置としての外部装置40との間で音声通話を成立させつつ、車載装置10が搭載されている自動車Mにおける映像を外部装置40に送信するビデオ通信を行うことが可能である。
本実施例の通信システム100は、移動体としての自動車Mの移動状況を取得する移動状況取得部と、第1装置がビデオ通信を開始すると、第1装置がビデオ通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で、移動状況に基づいてビデオ通信を終了する終了制御部と、を有する。
このような構成により、例えば案内の途中でビデオ通信が終了することで運転者が混乱するなどの運転への影響を防止することができる。
従って、本実施例によれば、移動体内の第1装置と移動体外の第2装置との間の通信において、移動体内の第1装置と移動体外の第2装置との間の通信において、利用者の利便性や満足度を十分に確保しつつ通信時間の管理をすることを可能にする通信システム、通信装置、サーバ装置、通信方法、通信プログラム及び記憶媒体を提供することができる。
[変形例]
図9は、実施例の通信システム100の変形例における車載装置60の構成の一例を示すブロック図である。上記の実施例においてサーバ30が有する走行状況取得部37及び終了制御部39の機能を、本変形例においては車載装置60が有している。具体的には、車載装置60の制御部61は、走行状況取得部64と、終了制御部65とを有している。
記憶部67は、車載装置10の記憶部24と同様の構成に加えて、制御部61が実行するための通信プログラムを記憶している。当該通信プログラムは、車載装置60がビデオ通信を開始すると、車載装置60がビデオ通信を行うことが可能な持ち時間の中で、自動車Mの走行状況に基づいてビデオ通信を終了する終了制御を制御部61が実行するための通信プログラムである。
例えば、車載装置60の走行状況取得部64は、例えば、自動車Mに備えられたGPS受信機11からの信号又は加速度センサ23によって計測された加速度を示す信号及び記憶部67に記憶されている地図情報に基づいて、自動車Mの走行状況として、自動車Mの地図上の現在位置を取得する。
終了制御部65は、車載装置60がビデオ通信を開始すると、車載装置60がビデオ通信を行うことが可能な持ち時間の中で、走行状況取得部64によって取得された走行状況に基づいてビデオ通信を終了する終了制御を実行する。
本変形例によれば、外部装置40と車載装置60との間のビデオ通信に関して、サーバ30を介さずとも、持ち時間の中で走行状況に基づいてビデオ通信を終了する終了制御が可能である。例えば、本変形例におけるビデオ通信及びビデオ通信の終了制御は、サーバ30を介さずに、車載装置10と外部装置40との間でP2P(Peer to Peer)通信などによって直接なされてもよい。
上述した実施例及び変形例における車載装置10、車載装置60、サーバ30及び外部装置40の構成、ルーチン等は、例示に過ぎず、用途等に応じて、適宜選択または変更することができる。
また、上記の実施例において、付与された持ち時間の中でビデオ通信を行う場合について説明したが、これに限られない。例えば、ビデオ通信が可能な時間帯が決められていてもよい。例えば、ビデオ通信が可能な時間帯が23時から翌日7時までと決められている場合、23時以降、ビデオ通信が可能な時間が終了する翌日7時までの時間を残り時間として、例えば終了制御ルーチンRT1に示したようなビデオ通信の終了制御を行ってもよい。
上記の実施例及び変形例においては、通信システム100においてビデオ通信を行う例について説明したが、これに限られない。本発明は、通信システム100において、自動車Mと共に移動する第1装置としての車載装置10によって取得された自動車Mにおける音声及び映像を第2装置としての外部装置40に送信する音声映像通信を行う場合に適用可能である。つまり、本発明は、外部装置40からは音声が送信されない態様での通信にも適用可能である。
また、車載装置10と外部装置40は、必ずしも音声通話が出来なくともよい。例えば、車載装置10と外部装置40との間の通信態様は、YouTube(登録商標)やニコニコ生放送(登録商標)のように、双方向の音声通話を伴わず単に車載装置10から外部装置40に映像及び音声が配信される態様であっても良い。
また、通信システム100で車載装置10から外部装置40に上記のような映像の送信が行われつつ、通信システム100とは別の経路で並行して車載装置10と外部装置40との間の音声通話が確立されていても良い。
上記実施例及び変形例において、車載装置10は、車載ナビゲーション装置であるとしたが、車載装置10は、単に車外カメラ13又は車内カメラ15からの動画を配信可能であればよい。
例えば、車載装置10は、車載装置10と同様の構成を有する端末装置と車外カメラ13とタッチパネル17とが一体化された構成であってもよい。具体的には、例えば、車載装置10は、上記車載装置10と同様の機能を発揮するアプリケーションを搭載したカメラ付きのスマートフォン、タブレットまたはPC等の端末装置であってもよい。この場合、車載装置10は、内蔵カメラが自動車Mのフロントガラスを通して自動車Mの前方を撮影可能なように、例えばクレードル等でダッシュボードDB上に取り付けられ得る。
また、車載装置10は、自動車Mの運転者に提示する画面を表示しない構成であってもよい。例えば、車載装置10は、ドライブレコーダのような構成を有していてもよく、例えば、車外カメラ13と一体となった装置であってもよい。具体的には、車載装置10は、例えば、車外カメラ13の筐体内に上記した車載装置10のビデオ通信機能を果たすハードウェアを内蔵したような装置であってもよい。この場合、車載装置10は、上記において説明したような種々の表示出力を行わないこととしてもよい。
上記の実施例及び変形例において、外部装置40はスマートフォンである場合について説明したが、これに限られない。外部装置40は、仮想同乗者がビデオ通信に利用できる端末装置であって、ビデオ通信に関する表示又はメッセージの提示、ビデオ通信を行うために必要な操作入力の受付、音声データの送受信並びに映像の受信及び表示が可能に構成されていればよい。例えば、外部装置40は、タブレット、PC、ウェアラブル端末等の端末装置であってもよい。
上記の実施例及び変形例においては、車載装置10及び車載装置60が自動車Mに搭載される例を説明したが、車載装置10又は60は、自転車、バイク、船舶等他の移動体に搭載されていてもよい。また、車載装置10又は60がスマートフォンのようなカメラを内蔵した端末装置であり、これを人が保持しており、例えば歩きながらビデオ通信を行って映像を配信することとしてもよい。
10 車載装置
13 車外カメラ
15 車内カメラ
17 タッチパネル
19 スピーカ
21 マイク
23 記憶部
25 制御部
27 通信部
30 サーバ
31 記憶部
33 通信部
35 制御部
37、64 走行状況取得部
39、65 終了制御部
40 外部装置
41 タッチパネル
43 スピーカ
45 マイク
47 記憶部
49 制御部
51 通信部

Claims (9)

  1. 移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムであって、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、
    前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記終了制御部は、前記持ち時間から前記音声映像通信の開始時点からの経過時間を差し引いた残り時間が所定時間以下になると、前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記終了制御部は、前記移動体が移動の際に案内が必要な地点を通過すると、前記音声映像通信を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記終了制御部は、前記移動体が目的地に到着すると、前記音声映像通信を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  5. 移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムによって実行される通信方法であって、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、
    前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  6. コンピュータを備え、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムによって実行される通信プログラムであって、前記コンピュータに、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、
    前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、
    を実行させるための通信プログラム。
  7. コンピュータを備え、移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行う通信システムに、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得ステップと、
    前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御ステップと、
    を実行させるための通信プログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
  8. 移動体と共に移動し、前記移動体における音声及び映像を取得して他の装置に送信する音声映像通信を行う通信装置であって、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、
    前記通信装置が前記音声映像通信を開始すると、前記通信装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  9. 移動体と共に移動する第1装置によって取得された前記移動体における音声及び映像を第2装置に送信する音声映像通信を行うサーバ装置であって、
    前記移動体の移動状況を取得する移動状況取得部と、
    前記第1装置が前記音声映像通信を開始すると、前記第1装置が前記音声映像通信を行うことが可能な時間である持ち時間の中で前記移動状況に基づいて前記音声映像通信を終了する終了制御部と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
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