JP2023092595A - 金銭収納装置 - Google Patents

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聡史 小笠原
Satoshi Ogasawara
貴大 野崎
Takahiro Nozaki
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Abstract

【課題】補助装置を含めて一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる金銭収納装置を提供する。【解決手段】金銭収納装置は、金銭を収納可能な収納部と、収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部と、表示部及び印字部の少なくとも一方を有し、凹部に少なくとも一部が収容された状態での使用と、凹部の外側に位置した状態での使用とを選択可能な補助装置と、を備える。【選択図】図6

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、金銭収納装置に関する。
従来、会計時に受け渡される金銭を収納する金銭収納装置として、会計の内容等に係る表示を行う表示部と、レシート等を印字する印字部と、を備えたものがある。このような金銭収納装置の1つとして、特許文献1には、表示部及び印字部を有する補助装置を、金銭を収納するドロアに対して分離可能としたものが開示されている。特許文献1の金銭収納装置では、キーボード等が設けられた入力体、ドロア、及び台座の3つの装着対象うちのいずれかに補助装置を装着することができる。
特開平4-199400号公報
しかしながら、上記の従来技術では、補助装置をいずれかの装着対象に装着した状態で使用したときに補助装置が装着対象から大きく突出してしまうため、大きな設置スペースが必要であるとともに、外観のデザインが装置としての一体感に乏しいという課題がある。
この発明の目的は、補助装置を含めて一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる金銭収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る金銭収納装置は、
金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部と、
表示部及び印字部の少なくとも一方を有し、前記凹部に少なくとも一部が収容された状態での使用と、前記凹部の外側に位置した状態での使用とを選択可能な補助装置と、
を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る金銭収納装置は、
金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部を備え、
前記凹部は、表示部及び印字部の少なくとも一方を有する補助装置を収容することが可能に設けられている。
本発明によれば、補助装置を含めて一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる。
金銭収納装置の構成を示す斜視図である。 金銭収納装置の構成を図1とは異なる方向から示す斜視図である。 保護部材を取り外した状態の表示印字装置などを示す斜視図である。 上段ドロア及び下段ドロアが開いている状態の金銭収納装置を示す斜視図である。 上段ドロアの硬貨収納部及び紙幣収納部と、筐体の凹部との位置関係を示す図である。 第1本体部から表示印字装置を取り外した状態の金銭収納装置を示す斜視図である。 蓋部を開けた状態の表示印字装置を示す斜視図である。 表示印字装置を第2本体部の底面の方向から見た斜視図である。 表示印字装置を第2本体部の背面の方向から見た斜視図である。 第1本体部の凹部を拡大して示す斜視図である。 表示印字装置の下端部を示す斜視断面図である。 第1本体部のうち凹部の下端部の断面を示す図である。 第1本体部のうちの溝部の近傍を拡大して示す斜視断面図である。 蓋部に取り付けられる回路モジュールの構成を示す斜視図である。 カバー部材を取り外した状態の回路部を表示部の表示面側から見た斜視図である。 カバー部材を取り外した状態の回路部を表示部の表示面とは反対側から見た斜視図である。 回路モジュールが取り付けられた状態の蓋部を収容領域側(内側)から見た斜視図である。 蓋部の一部を拡大して示す斜視断面図である。 蓋部が閉状態となっているときの表示印字装置の断面図である。 図18Aのうち軸の近傍を拡大して示す断面図である。 蓋部が開状態となっているときの表示印字装置の断面図である。 図19Aのうち軸の近傍を拡大して示す断面図である。 表示印字装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 第1本体部の主要な機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<金銭収納装置の構成>
図1は、本実施形態の金銭収納装置100の構成を示す斜視図である。
図2は、金銭収納装置100の構成を図1とは異なる方向から示す斜視図である。
金銭収納装置100は、顧客に商品を販売したりサービスを提供したりする店舗などにおいて会計に用いられるキャッシュレジスターである。金銭収納装置100のユーザは、例えば店舗の店員である。金銭収納装置100は、顧客に向けた情報の表示や、レシートの印字などの会計の内容に係る印字を行う表示印字装置1(印字装置、補助装置)と、金銭を内部に収納可能な第1本体部2とを備える。
第1本体部2は、筐体201を有する。筐体201は、略矩形状の底面201aと、底面201aがなす略矩形状における対向する2辺に連なり底面201aに垂直な略等脚台形状の2つの側面201b、201cと、側面201b、201cがなす台形の一方の斜辺同士に連なる背面201dと、側面201b、201cがなす台形の他方の斜辺同士に連なる前面201eと、側面201b、201cがなす台形の上底同士に連なる略矩形の上面201fと、を有する。このうち前面201eは、会計時に顧客に向かう面である。上面201fは、底面201aとは反対側の面である。筐体201には、上面201fから前面201eにかけて開口した凹部21が設けられている。表示印字装置1は、凹部21に嵌合するように第1本体部2に着脱可能に装着され、装着時には第1本体部2に固定される。また、筐体201の上面201fには、表示印字装置1の固定を解除して表示印字装置1を第1本体部2から取り外すための固定解除スイッチ271が設けられている。
図2に示すように、筐体201の背面201dには開口部2011が設けられており、この開口部2011に、金銭を収納可能な上段ドロア202及び下段ドロア203を有する収納部204が設けられている。すなわち、背面201dは、収納部204が設けられた面である。また、前面201eは、背面201dに対向する「対向面」に相当する。
以下では、底面201aに垂直、かつ図1における上方向に向かう方向をZ方向とする。また、Z方向及び側面201b、201cに垂直、側面201bから側面201cに向かう方向をX方向とする。また、X方向及びZ方向に垂直、かつ前面201eから背面201dに向かう方向をY方向とする。筐体201のうちの、Y方向について略中央より-Y方向側の前面部210に、凹部21が設けられて表示印字装置1が装着されており、Y方向について略中央より+Y方向側の背面部220に、上段ドロア202及び下段ドロア203が設けられている。すなわち、第1本体部2のうち上段ドロア202及び下段ドロア203が設けられていない部分である前面部210に凹部21が設けられて表示印字装置1が装着されている。
表示印字装置1は、図1に示す外部の端末装置300との間で無線によるデータ通信(例えば、ブルートゥース(登録商標)等による近距離無線通信)が可能である。端末装置300は、例えばスマートフォンである。ただし、端末装置300はこれに限られず、タブレット型端末、ノート型のPC(パーソナルコンピュータ)、又は据置型のPC等であってもよい。表示印字装置1は、情報の表示を行う表示部1311、及び印字紙に印字を行う印字部14(図7参照)を有する。表示印字装置1は、端末装置300から送信される制御信号に基づいて、表示部1311において会計に係る情報を表示したり、印字部14によりレシートを印字してレシート出力部152から出力したりする。表示印字装置1が嵌合する凹部21は、第1本体部2のうちの、会計時に顧客に向く前面201eと、上面201fとにおいて開口しており、表示部1311は、表示印字装置1が第1本体部2に装着されたときに顧客に向く位置に設けられている。また、表示印字装置1は、表示部1311を覆う保護部材123を有する。保護部材123は、光透過性を有しており、顧客は保護部材123を通して表示部1311の表示を視認することができる。保護部材123を取り外した状態の表示印字装置1などを図3に示す。表示部1311は、X方向に長い矩形の表示面を有する液晶表示装置である。ただし、表示部1311の形状は図3に示したものに限られず、表示印字装置1が本体部に装着された状態において前面201e側に位置する顧客が視認可能な任意の形状であってもよい。また、表示部1311の表示方式は液晶に限られず、有機EL(Electro Luminescence)表示装置などであってもよい。
なお、金銭収納装置100に、ユーザの操作を受け付ける操作部が設けられていてもよく、この操作部に対する操作に応じて表示印字装置1を動作させることが可能であってもよい。
図2に示す上段ドロア202は、X方向に平行な回動軸202aを中心に回動可能であり、下段ドロア203は、X方向に平行な回動軸203aを中心に回動可能である。ここで、回動は、回動軸202a、203aを中心とする双方向の回転を含む。上段ドロア202及び下段ドロア203は、図2に示す閉じた状態では図示略の固定機構により固定されており、端末装置300からの制御信号に応じて固定が解除されると、図示略のトーションばねの付勢力により回動して開くようになっている。
図4は、上段ドロア202及び下段ドロア203が開いている状態の金銭収納装置100を示す斜視図である。
上段ドロア202は、開口部202bを有し、回動軸202aを中心に回動することにより、開口部202bを塞ぐ第1部材(ここでは、筐体201のうちの上面201fをなす部分)と開口部202bとの位置関係を変化させて開口部202bを開閉させることが可能である。開口部202bが開いている状態において、上段ドロア202に金銭を投入したり、上段ドロア202から金銭を取り出したりすることができる。
上段ドロア202の内部には、硬貨を収納可能な硬貨収納部2021(第1収納部)と、紙幣や金券などを収納可能な紙幣収納部2022(第2収納部)が設けられている。硬貨収納部2021は、収納された硬貨ごと上段ドロア202から取り出すことが可能となっている。ただし、硬貨収納部2021は、上段ドロア202から取り出し不能に固定されていてもよい。紙幣収納部2022は、紙幣や金券を、長手方向がX方向に略平行となるような向きで収納することができるようになっている。紙幣収納部2022は、収納された紙幣や金券ごと上段ドロア202から取り出すことが可能となっていてもよい。硬貨収納部2021及び紙幣収納部2022は、上段ドロア202の開口部203bが閉じているとき、及び開いているときのいずれにおいても、収納された硬貨や紙幣などがこぼれないような形状で設けられている。
下段ドロア203は、開口部203bを有し、回動軸203aを中心に回動することにより、開口部203bを塞ぐ第2部材(ここでは、上段ドロア202)と開口部203bとの位置関係を変化させて開口部203bを開閉させることが可能である。開口部203bが開いている状態において、下段ドロア203に金銭を投入したり、下段ドロア203から金銭を取り出したりすることができる。
下段ドロア203の内部には、硬貨を収納可能な硬貨収納部2031が設けられている。硬貨収納部2031は、収納された硬貨ごと下段ドロア203から取り出すことが可能となっている。硬貨収納部2031の内部は、仕切板によって複数の区画に区分されており、硬貨を種類ごとに分けて収納することができる。仕切板は、下段ドロア203の開口部202bが閉じているとき、及び開いているときのいずれにおいても、各区画に収納された硬貨が隣接する区画に混入しないような高さ及び形状で設けられている。
図5は、上段ドロア202の硬貨収納部2021及び紙幣収納部2022と、筐体201の凹部21との位置関係を示す図である。
図5では、硬貨収納部2021、紙幣収納部2022及び凹部21の範囲を破線により強調して図示している。図5には、+Z方向から見た凹部21が描かれている。また、図5には、上段ドロア202を閉めた状態において、筐体201を透視した状態で+Z方向から見た硬貨収納部2021及び紙幣収納部2022が描かれている。紙幣収納部2022は、硬貨収納部2021よりも前面201e側に位置する。詳しくは、紙幣収納部2022のうち前面201e側の端部は、硬貨収納部2021のうち前面201e側の端部よりも前面201e側に位置している。また、凹部21は、前面201eに交わる方向(ここでは、Y方向)から見て、硬貨収納部2021の少なくとも一部に重なり、紙幣収納部2022とは重なっていない。また、凹部21は、前面201eに沿う方向(ここでは、X方向)から見て、紙幣収納部2022の少なくとも一部(紙幣収納部2022のうち前面201e側の端部)に重なり、硬貨収納部2021とは重なっていない。
なお、硬貨収納部2021及び紙幣収納部2022の位置関係は、本実施形態で例示したものに限られず、前面201eに交わる方向から見て硬貨収納部2021の少なくとも一部が凹部21に重なり、前面201eに沿う方向から見て紙幣収納部2022の少なくとも一部が凹部21に重なる任意の位置関係とすることができる。例えば、硬貨収納部2021及び紙幣収納部2022がZ方向に並んでいてもよい。
図6は、第1本体部2から表示印字装置1を取り外した状態の金銭収納装置100を示す斜視図である。以下では、第1本体部2から取り外された表示印字装置1が、第1本体部2に装着されているときと同じ向きで載置面(ここでは、XY平面に平行な面)に載置されているものとして、表示印字装置1の各部の向きを説明する。また、以下では、第1本体部2及び表示印字装置1が水平な載置面に載置されているものとし、+Z方向を、上方向又は鉛直上方とも記し、-Z方向を、下方向又は鉛直下方とも記す。また、-Y方向側を前面側とも記し、+Y方向側を背面側とも記す。また、図1に示すように第1本体部2の凹部21に収容されて第1本体部2に装着されているときの表示印字装置1の状態を「装着状態」とも記し、図6に示すように第1本体部2の凹部21から取り外されて凹部21の外側に位置しているときの表示印字装置1の状態を「非装着状態」とも記す。表示印字装置1は、装着状態での使用と、非装着状態での使用とを選択可能である。
表示印字装置1は、凹部21に嵌合する外形を有する第2本体部11(印字装置の本体部)と、第2本体部11に対して回動可能に取り付けられた蓋部12とを有する。表示部1311及び保護部材123は、蓋部12に取り付けられている。
図7は、蓋部12を開けた状態の表示印字装置1を示す斜視図である。
図7に示すように、第2本体部11は、ロール状の印字紙Pを収容する収容領域Rを有する。また、第2本体部11のうち収容領域Rに対して蓋部12とは反対側の上端近傍に、印字紙Pに対して印字を行う印字部14が設けられている。本実施形態の印字部14は、感熱紙である印字紙Pに対して熱を加えることにより印字するサーマルヘッドを有する。ただし、印字部14の印字方式はこれに限られず、印字紙Pに対してサーマルリボンのインクを熱転写する方式などであってもよい。蓋部12が閉じられている状態では、蓋部12の先端に設けられたローラ151が印字部14のサーマルヘッドに対向し、ローラ151と印字部14との隙間を搬送される印字紙Pに対して印字が行われる。印字が行われた印字紙Pは、レシート出力部152から出力される。レシート出力部152は、印字紙Pをカットするカッターを有し、金銭収納装置100のユーザが印字紙P(レシート等)を切り取って顧客に渡すことができるようになっている。
蓋部12は、収容領域Rへの印字紙Pの出し入れが不能な閉状態(図6に示す状態)と、収容領域Rへの印字紙Pの出し入れが可能な開状態(例えば、図7に示す状態)と、の間で回動可能に第2本体部11に取り付けられている。蓋部12は、閉状態において、表示印字装置1のうち顧客に向く面の一部、及び鉛直上方を向く面の一部を構成する。言い換えると、第2本体部11は、表示印字装置1のうち顧客に向く面の一部、及び鉛直上方を向く面の一部に亘って開口しており、閉状態の蓋部12がこの開口を塞ぐようになっている。蓋部12の収容領域R側の壁面122には、表示部1311を有する回路モジュール13が取り付けられている。蓋部12のうち、回路モジュール13が取り付けられた状態において表示部1311に対向する部分には、開口部12d(図17参照)が設けられており、この開口部12dを通して表示部1311の表示を表示印字装置1の外部から視認できるようになっている。また、回路モジュール13は、第2本体部11に取り付けられた状態の蓋部12が開状態にあるときに蓋部12の壁面122から取り外すことが可能である。
蓋部12は、X方向に平行な仮想の軸121を中心に回動可能である。詳しくは、蓋部12の下端部の+X方向側の端部及び-X方向側の端部にそれぞれ設けられた円形の凹部124に、第2本体部11に設けられた円柱状の軸部(図示せず)が嵌合していることによって、蓋部12が第2本体部11に対して回動自在になっている。軸121は、第2本体部11が水平面に載置されている場合における蓋部12の鉛直方向の下端に位置する。蓋部12の閉状態から開状態までの回動の角度は、45°以上とされる。これにより、印字紙Pが収納しやすくなっており、また回路モジュール13を着脱しやすくなっている。蓋部12の回動可能な角度が大きいほど、蓋部12と第2本体部11の間の隙間がより大きくなることにより、印字紙Pを収納しやすく、また回路モジュール13を着脱しやすいため、回動の角度は、例えば約60°以上とすることがより好ましい。また、図7に示すように、第2本体部11が水平面に載置されている場合における開状態は、蓋部12の壁面122が略水平となる状態であってもよい。ここで、略水平は、水平に対して10°程度傾斜した角度を含む。また、蓋部12は、壁面122が軸121よりも下方に位置する状態まで回動可能であってもよい。
<表示印字装置の着脱に係る構成>
次に、図6、図8~図10を参照して、第1本体部2に対する表示印字装置1の着脱に係る構成について説明する。
図8は、表示印字装置1を第2本体部11の底面11aの方向から見た斜視図である。
図9は、表示印字装置1を第2本体部11の背面11dの方向から見た斜視図である。
図10は、第1本体部2の凹部21を拡大して示す斜視図である。
図8及び図9に示すように、表示印字装置1の第2本体部11の外面は、XY平面に平行であり-Z方向に向く底面11aと、YZ平面に平行であり-X方向に向く側面11bと、YZ平面に平行であり+X方向に向く側面11cと、XZ平面に平行であり+Y方向に向く背面11dとを有する。底面11aは、側面11b、11c及び背面11dに連なっており、背面11dは、側面11b、11cに連なっている。背面11dは、表示印字装置1のうちの表示部1311が設けられた外面と反対側の第1外面に相当する。また、側面11b、11cは、背面11dの幅方向の端に連なる第2外面に相当する。本実施形態において「幅方向」は、水平面に載置された表示印字装置1の表示部1311を視認する顧客から見て左右方向、すなわちX方向を指す。
図8に示すように、第2本体部11の底面11aには、開け閉め可能な蓋191が設けられている。蓋191を開けると、第2本体部11の内部に格納されたバッテリー19を出し入れすることができる。バッテリー19は、表示印字装置1が第1本体部2から取り外された状態において、回路モジュール13及び印字部14に対して電力を供給する。また、底面11aには、第2本体部11の内部に格納されたバッテリー19に電気的に接続された第1端子16が設けられている。
図9に示すように、第2本体部11の背面11d(第2面)には、第1本体部2の凹部21の壁面に設けられたフック27(第1係合部)(図6及び図10参照)を係合させることが可能なフック係合穴17(第1被係合部)が設けられている。また、背面11dには、凹部21の壁面に設けられた位置決めブロック281(図6及び図10参照)を係合させることが可能な位置決め穴181が設けられている。位置決め穴181は、フック係合穴17の+X方向側及び-X方向側に1つずつ、計2つ設けられている。また、第2本体部11の底面11aと背面11dとが接続される角部(底面11aと背面11dとがなす辺)には、凹部21の壁面に設けられた位置決めブロック282(図6及び図10参照)を係合させることが可能な位置決め穴182が2つ設けられている。
図6及び図10に示すように、第1本体部2の凹部21は、XY平面に平行な底壁面21a(底面)と、YZ平面に平行な2つの側壁面21b、21cと、XZ平面に平行な背壁面21d(第1面)とを有する。2つの側壁面21b、21cのうち側壁面21bは、底壁面21a及び背壁面21dの-X方向側に位置し、側壁面21cは、底壁面21a及び背壁面21dの+X方向側に位置している。底壁面21aは、表示印字装置1が装着状態にあるときに、表示印字装置1の第2本体部11の底面11aに対向する。また、側壁面21b、21cは、表示印字装置1が装着状態にあるときに、それぞれ第2本体部11の側面11b、11cに対向する。また、背壁面21dは、表示印字装置1が装着状態にあるときに、第2本体部11の背面11dに対向する。
また、凹部21の背壁面21dには、表示印字装置1の第2本体部11の背面11dに設けられたフック係合穴17に係合するフック27が設けられている。フック27が表示印字装置1のフック係合穴17に係合することにより、装着状態において表示印字装置1が第1本体部2に固定される。詳しくは、フック27は、背壁面21dから-Y方向に突出する第1部分と、第1部分の-Y方向側の端部から+X方向に延びる第2部分(鉤状の部分)とを有している。一方、図9に示す表示印字装置1のフック係合穴17は、フック27が入る-Y方向に延びる第1穴と、第1穴の-Y方向側の端部から+X方向に延びる図示略の第2穴とが連通した構成となっている。よって、フック27が第1穴に-Y方向に挿入された状態で、フック27が+X方向に移動することにより、フック27の第2部分とフック係合穴17の第2穴とが係合して、フック27がフック係合穴17からY方向及びZ方向に外れない状態とすることができる。図10に示すフック27は、X方向に一定範囲内で移動可能となっており、図示略のばねにより+X方向に付勢されている。また、フック27は、固定解除スイッチ271に繋がっている。固定解除スイッチ271は、筐体201の上面201fに露出しており、ユーザが操作することができる。フック27及びフック係合穴17が係合した状態において、ユーザが固定解除スイッチ271を上記のばねの付勢力に抗して-X方向に移動させると、フック27が-X方向に移動し、フック27の第2部分とフック係合穴17の第2穴との係合が解除される。よって、フック27とフック係合穴17とをY方向に離間させることができる。すなわち、表示印字装置1の背面11dを、凹部21の背壁面21dに対して-Y方向に移動させる(傾斜させる)ことができる。表示印字装置1の背面11dが、凹部21の背壁面21dから-Y方向に移動して、フック27がフック係合穴17から外れると、表示印字装置1を、凹部21から取り出すことができる。固定解除スイッチ271は、ユーザ操作に応じてフック27及びフック係合穴17の係合を解除する係合解除機構に相当する。
凹部21の背壁面21dには、フック27の+X方向側及び-X方向側に1つずつ、計2つの位置決めブロック281が設けられている。位置決めブロック281は、表示印字装置1が装着状態にあるときに、表示印字装置1の第2本体部11の背面11dに設けられた2つの位置決め穴181に係合する。位置決めブロック281及び位置決め穴181が係合することにより、装着状態にある表示印字装置1のX方向及びZ方向の位置が規定され、表示印字装置1がX方向及びZ方向に動かないようにすることができる。
また、凹部21の底壁面21aと背壁面21dとが接続される角部(底壁面21aと背壁面21dとがなす辺)には、2つの位置決めブロック282が設けられている。位置決めブロック282は、表示印字装置1が装着状態にあるときに、表示印字装置1の第2本体部11に設けられた2つの位置決め穴182に係合する。位置決めブロック282及び位置決め穴182が係合することにより、装着状態にある表示印字装置1のX方向の位置が規定され、表示印字装置1がX方向に動かないようにすることができる。
なお、フック27を表示印字装置1側に設け、フック係合穴17を第1本体部2側に設けてもよい。また、位置決めブロック281を表示印字装置1側に設け、位置決め穴181を第1本体部2側に設けてもよい。また、位置決めブロック282を表示印字装置1側に設け、位置決め穴182を第1本体部2側に設けてもよい。
凹部21の底壁面21aのうち、表示印字装置1が第1本体部2に装着されて装着状態となったときに第1端子16と対向する位置には、第2端子26が設けられている。第2端子26は、表示印字装置1のバッテリー19を充電するための充電回路44(図21参照)に接続されている。
また、凹部21の底壁面21aには、装着状態にある表示印字装置1を、鉛直上方成分を有する付勢方向(本実施形態では、+Z方向)に付勢する付勢部22を有する。付勢部22は、図示略のばねにより+Z方向に付勢された状態で底壁面21aに取り付けられている。付勢部22は、図10に示す状態から表示印字装置1の底面11aにより-Z方向に押圧されて-Z方向に移動すると、ばねの付勢力により、底面11aのうち付勢部22に接触して付勢される部分(以下、「被付勢部分」と記す)を+Z方向に押圧する。表示印字装置1のフック係合穴17及び第1本体部2のフック27は、互いに係合した状態において、付勢部22による付勢力に抗して表示印字装置1を第1本体部2に固定する。詳しくは、表示印字装置1のうちの被付勢部分は、フック係合穴17及びフック27が係合した状態においては、鉛直方向について第1位置にあり、フック係合穴17及びフック27の係合が解除されたときに、付勢部22の付勢力により鉛直上方に押し上げられ、鉛直方向について、第1位置よりも鉛直上方の第2位置に位置する。表示印字装置1の被付勢部分が第1位置にあるとき(すなわち、表示印字装置1が装着状態にあるとき)には、表示印字装置1の第1端子16と、第1本体部2の第2端子26とが接触し、バッテリー19の充電が可能な状態となる。一方、フック係合穴17及びフック27の係合が解除されて被付勢部分が第2位置に浮上したときには、表示印字装置1の第1端子16と、第1本体部2の第2端子26とが離間し、バッテリー19の充電が不能な状態となる。表示印字装置1が装着されて付勢部22が-Z方向に押圧されたことを検出する検出部を設け、検出部により押圧が検出されているときに充電回路44を動作させ、検出部により押圧が検出されなくなったときに充電回路44の動作を停止させるようにしてもよい。
なお、付勢部22は表示印字装置1側に設けてもよい。
図11は、表示印字装置1の下端部を示す斜視断面図である。
図11に示すように、表示印字装置1の下端部のうち、-Y方向側(前面側)の端部には、X方向に延び、-Y方向に突出した凸条部111(第2係合部)が設けられている。表示印字装置1のうち凸条部111が設けられている部分は、装着状態において後述する凹部21の縁部201gに対向する部分に相当する。凸条部111は、第2本体部11と一体的であってもよいし、第2本体部11とは別個に設けられて第2本体部11に取り付けられたものであってもよい。
図12は、第1本体部2のうち凹部21の下端部の断面を示す図である。
図12に示すように、凹部21は、-Y方向側(前面側)が底壁面21aの近傍まで開口している。底壁面21aの近傍における凹部21の開口の縁部201g(凹部21の下端部のうち、-Y方向側(前面側)の端部を構成する部分)には、X方向に延び、-Y方向に窪んだ溝部211(第2被係合部)が設けられている。溝部211には、表示印字装置1の凸条部111を係合させることが可能である。表示印字装置1は、凸条部111及び溝部211が係合した状態で第1本体部2に装着される、
図13は、第1本体部2のうちの溝部211の近傍を拡大して示す斜視断面図である。
凹部21の開口の縁部201gは、凹部21の底壁面21aから連なり+Z方向に延びる第1壁部材212と、第1壁部材212の+Z方向の端部に連なり+Y方向に延びる第2壁部材213とを有する。底壁面21a、第1壁部材212及び第2壁部材213により溝部211の壁面が構成される。また、第1壁部材212の+Y方向側の面には、底壁面21aから第2壁部材213までZ方向に延びるリブ214が複数設けられている。リブ214の+Y方向の幅(高さ)は、均一となっている。このような構成により、溝部211に表示印字装置1の凸条部111が係合したときに、凸条部111のY方向の位置がリブ214により規制され、Z方向の位置が第2壁部材213により規制される。
表示印字装置1を第1本体部2に装着する場合には、まず表示印字装置1の凸条部111を第1本体部2の溝部211に係合させる。この状態では、表示印字装置1の底面11aは、背面11d側が凹部21の底壁面21a(水平面)に対して浮くように傾斜している。次に、表示印字装置1の底面11aが凹部21の底壁面21aに近付き、表示印字装置1の背面11dが凹部21の背壁面21dに近付くように、凸条部111と溝部211との係合部を支点として表示印字装置1を回転させながら倒していく。表示印字装置1のフック係合穴17の縁部が、凹部21の背壁面21dのフック27に接触すると、フック27がばねの付勢力に抗して-X方向に移動しつつ、フック係合穴17に入る。さらに背面11dを背壁面21dに近付けると、フック27の全体がフック係合穴17に入り、ばねの付勢力によりフック27が+X方向に移動して、フック27の第2部分がフック係合穴17の第2穴に係合し、フック27及びフック係合穴17が係合する。これにより、表示印字装置1が装着状態となる。
一方、表示印字装置1を第1本体部2から取り外す場合には、固定解除スイッチ271を-X方向に移動させ、フック係合穴17及びフック27の係合を解除する。フック係合穴17の外部にフック27が位置すると、付勢部22の付勢力により、表示印字装置1の底面11aの被付勢部分が第1位置から第2位置に浮上する。この状態から、凸条部111と溝部211との係合部を支点として表示印字装置1を前面側に傾斜させつつ、表示印字装置1を凹部21から取り外すことができる。
なお、第2係合部としての凸条部を凹部21の縁部201gに設け、表示印字装置1のうち装着状態において縁部201gに対向する部分に、第2被係合部としての溝部を設けてもよい。
<表示印字装置の蓋部及び回路モジュールの構成>
次に、表示印字装置1の蓋部12及び回路モジュール13の構成について詳しく説明する。
図14は、蓋部12に取り付けられる回路モジュール13の構成を示す斜視図である。
図14は、蓋部12から取り外された状態の回路モジュール13を、表示部1311の表示面側から見た図である。回路モジュール13は、表示部1311を有する回路部131と、回路部131に接続された配線132と、回路モジュール13が壁面122に取り付けられている状態において、配線132の少なくとも一部、及び回路部131を覆うカバー部材133と、を備える。配線132は、例えばFPC(フレキシブルプリント配線板)である。
図15Aは、カバー部材133を取り外した状態の回路部131を表示部1311の表示面側から見た斜視図である。
図15Bは、カバー部材133を取り外した状態の回路部131を表示部1311の表示面とは反対側から見た斜視図である。
回路部131は、表示部1311と、表示部1311が取り付けられている枠部1312とを有する。配線132は、表示部1311に接続されている。本実施形態の表示部1311は、液晶表示モジュールである。図15Bに示すように、表示部1311は、枠部1312に設けられたフック1312cに係合した状態で枠部1312に取り付けられている。枠部1312の外縁には、突起部1312bが突出している。
図14に示すように、カバー部材133は、回路部131の枠部1312を表示部1311の表示面とは反対側から覆う態様で、回路部131に取り付けられている。カバー部材133は、回路部131の枠部1312を覆う回路部被覆部分1331と、回路部被覆部分1331から配線132の延在方向に延びて配線132の一部を覆う配線被覆部分1332とを、一体に有する。回路部被覆部分1331は、2つのフック133aを有し、回路部131の係合縁部1312aにフック133aが係合し、回路部131の突起部1312bが回路部被覆部分1331の図示しない溝に係合した状態で、回路部131に取り付けられている。配線被覆部分1332には、2つのフック13cが設けられている。回路モジュール13は、図14に示す状態、すなわち回路部131及びカバー部材133が互いに一体となった状態で、蓋部12の壁面122から取り外すこと、及び壁面122に取り付けることが可能に設けられている。
図16は、回路モジュール13が取り付けられた状態の蓋部12を収容領域R側(内側)から見た斜視図である。
図17は、蓋部12の一部を拡大して示す斜視断面図である。
図17に示すように、蓋部12は、回路モジュール13を取り付けるためのフック12a、及び2つの12bを有する。また、回路モジュール13は、フック12aを係合させることが可能な係合穴13a、及びフック12bを係合させることが可能な係合縁部13bを有する。係合穴13aは、回路モジュール13の回路部被覆部分1331のうち配線被覆部分1332とは反対側の端部に1つ設けられている。係合縁部13bは、回路部被覆部分1331のうち配線被覆部分1332側の端部の角部である。フック12aは、回路モジュール13を蓋部12に取り付けるときに係合穴13aが位置する箇所に1つ設けられている。フック12bは、回路モジュール13を蓋部12に取り付けるときに係合縁部13bと係合する位置であって、X方向の位置が異なる2箇所に設けられている。よって、フック12bは、フック12aよりも、回路モジュール13を蓋部12に取り付けるときに配線被覆部分1332に近い位置に設けられている。
回路モジュール13は、まず、図17に示す蓋部12のフック12aを回路モジュール13の係合穴13aに係合させ、次にフック12a及び係合穴13aを支点に回路モジュール13を回動させつつ、蓋部12のフック12bを回路モジュール13の係合縁部13bに係合させることにより、蓋部12に取り付けることができる。また、図16に示すように、配線被覆部分1332の2つのフック13cは、壁面122に設けられた係合穴12cに係合される。蓋部12の開口部12dから表示部1311の表示画面が露出した状態で蓋部12に回路モジュール13が取り付けられる。蓋部12から回路モジュール13を取り外す場合には、フック13cと係合穴12cとの係合、及びフック12bと係合縁部13bとの係合を解除して、フック12a及び係合穴13aを支点に回路モジュール13を回動させつつ、フック12aと係合穴13aとの係合を解除すればよい。
本実施形態では、フック12a、12b、13cが「係合部」に相当し、係合穴13a、係合縁部13b及び係合穴12cが「被係合部」に相当する。なお、係合部及び被係合部はこれらに限られず、例えば、係合部はねじであってもよく、被係合部はねじ穴であってもよい。
図18Aは、蓋部12が閉状態となっているときの表示印字装置1の断面図である。
図18Bは、図18Aのうち軸121の近傍を拡大して示す断面図である。
図18Aに示すように、第2本体部11の内部には、印字紙Pを保持するための紙ホルダケース112が設けられている。この紙ホルダケース112により、収容領域Rの外形の一部が定まる。蓋部12が閉状態となっているときには、第2本体部11の収容領域Rが蓋部12により閉じられる。また、蓋部12に取り付けられた回路モジュール13の表示部1311が、顧客にとって視認しやすい向き、すなわち-Y方向に対して若干上方に傾斜した向きとなる。また、蓋部12の先端に取り付けられているローラ151が、第2本体部11の印字部14に対向する位置に配置され、印字紙Pの印字が可能な状態となる。
図18Bに示すように、回路モジュール13の配線132は、蓋部12の壁面122と、カバー部材133の配線被覆部分1332との隙間を通っている。また、配線132のうち配線被覆部分1332に覆われていない部分は、第2本体部11と紙ホルダケース112との隙間を通っている。
図19Aは、蓋部12が開状態となっているときの表示印字装置1の断面図である。
図19Bは、図19Aのうち軸121の近傍を拡大して示す断面図である。
蓋部12が開状態となっているときには、第2本体部11の収容領域Rが開放され、印字紙Pを出し入れすることが可能な状態となる。また、蓋部12は、閉状態の位置から、軸121を中心に角度θ回転した位置に移動する。図19Aでは、角度θは約60°である。蓋部12が開状態となっているときには、上述した方法により、回路モジュール13を蓋部12から取り外したり、回路モジュール13を蓋部12に取り付けたりすることができる。
図19Bに示すように、蓋部12が開状態となっているときには、回路モジュール13のカバー部材133の配線被覆部分1332が蓋部12とともに回転することにより、配線被覆部分1332の、回路部被覆部分1331とは逆側の端部1332aが、第2本体部11の収容領域R側(内部側)に引き込まれる。このとき、第2本体部11の内部に位置する紙ホルダケース112の端部112aと、配線被覆部分1332の端部1332aとの隙間が、閉状態よりも狭くなる。これにより、紙ホルダケース112の端部112aと、配線被覆部分1332の端部1332aとの隙間から露出する配線132を、ユーザが触れないようにすることができる。よって、蓋部12の壁面122と配線被覆部分1332との隙間、及び紙ホルダケース112と第2本体部11の内壁面との隙間を通る配線132を保護することができる。
<表示印字装置及び本体部の主要な機能構成>
次に、表示印字装置1及び第1本体部2の主要な機能構成について説明する。以下では、既に説明した構成については説明を省略する。
図20は、表示印字装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
表示印字装置1は、CPU31(Central Processing Unit)と、RAM32(Random Access Memory)と、記憶部33と、回路部131を有する回路モジュール13と、印字部14と、通信部34と、バス35などを備える。表示印字装置1の各部は、バス35を介して接続されている。
CPU31は、記憶部33に記憶されているプログラム331を読み出して実行し、各種演算処理を行うことで、表示印字装置1の各部の動作を制御するプロセッサ(処理部)である。なお、表示印字装置1は、複数のプロセッサ(例えば、複数のCPU)を有していてもよく、本実施形態のCPU31が実行する複数の処理を、当該複数のプロセッサが実行してもよい。この場合には、複数のプロセッサにより処理部が構成される。この場合において、複数のプロセッサが共通の処理に関与してもよいし、あるいは、複数のプロセッサが独立に異なる処理を並列に実行してもよい。
記憶部33は、コンピュータとしてのCPU31により読み取り可能な非一時的な記録媒体であり、プログラム331及び各種データを記憶する。記憶部33は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部33に格納されている。
通信部34は、例えばアンテナを含む通信モジュール等によって構成され、端末装置300との間で所定の通信規格(本実施形態ではブルートゥース)に従ってデータの送受信を行う。
CPU31は、通信部34を介して端末装置300から、回路モジュール13の表示部1311による表示内容を指示する制御信号を受信すると、回路モジュール13の回路部131に対して表示部1311を動作させるための制御信号を送信する。回路部131は、CPU31からの制御信号に従って表示部1311を動作させて表示を行わせる。
また、CPU31は、通信部34を介して端末装置300から、印字部14による印字内容を指示する制御信号を受信すると、印字部14に対して制御信号を送信して、指示された内容の印字を行わせる。
図21は、第1本体部2の主要な機能構成を示すブロック図である。
第1本体部2は、CPU41と、RAM42と、記憶部43と、充電回路44と、バス45などを備える。第1本体部2の各部は、バス45を介して接続されている。
CPU41は、記憶部43に記憶されているプログラム431を読み出して実行し、各種演算処理を行うことで、充電回路44の動作を制御するプロセッサ(処理部)である。CPU41は、表示印字装置1が装着状態となったときに(例えば、付勢部22が-Z方向に押圧されたことが所定の検出部により検出されたときに)、充電回路44に制御信号を送信して充電動作を開始させ、検出部により押圧が検出されなくなったときに充電回路44に制御信号を送信して充電動作を停止させる。なお、第1本体部2は、複数のプロセッサ(例えば、複数のCPU)を有していてもよく、本実施形態のCPU41が実行する複数の処理を、当該複数のプロセッサが実行してもよい。この場合には、複数のプロセッサにより処理部が構成される。この場合において、複数のプロセッサが共通の処理に関与してもよいし、あるいは、複数のプロセッサが独立に異なる処理を並列に実行してもよい。
記憶部43は、コンピュータとしてのCPU41により読み取り可能な非一時的な記録媒体であり、プログラム431及び各種データを記憶する。記憶部43は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含む。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部43に格納されている。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る金銭収納装置100は、金銭を収納可能な収納部204と、収納部204が設けられた背面201dに対向する前面201eの少なくとも一部が開口されている凹部21を有する第1本体部2と、表示部1311及び印字部14を有し、凹部21に収容された状態での使用と、前記凹部の外側に位置した状態での使用とを選択可能な表示印字装置1と、を備える。これによれば、表示印字装置1を第1本体部2に装着した状態における金銭収納装置100の設置スペースを低減できるとともに、1つの金銭収納装置100としての一体感のある外観とすることができる。よって、金銭収納装置100を、表示印字装置1を含めて一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる。また、非装着状態の表示印字装置1と、第1本体部2とを、それぞれ任意の位置及び向きに設置して使用することができる。よって、例えば、レジ台の上に表示印字装置1のみを設置して、レジ台における専有面積小さくすることができる。また、第1本体部2をレジ台の下や店員の背面などに設置して、防犯性を高めることができる。
また、収納部204は、硬貨収納部2021と、硬貨収納部2021よりも前面201e側に位置する紙幣収納部2022とを有し、凹部21は、前面201eに交わるY方向から見て、硬貨収納部2021の少なくとも一部に重なり、前面201eに沿うX方向から見て、紙幣収納部2022の少なくとも一部に重なる。Y方向から見て硬貨収納部2021の少なくとも一部に重なる位置に凹部21を設けることで、Y方向について硬貨収納部2021に占有されないデッドスペースを、表示印字装置1を収容するためのスペースとして有効利用することができる。また、X方向から見て紙幣収納部2022の少なくとも一部に重なる位置に凹部21を設けることで、紙幣収納部2022により占有されないデッドスペースを、表示印字装置1を収容するためのスペースとして有効利用することができる。よって、金銭収納装置100をコンパクト化することができる。
また、表示印字装置1は表示部1311が設けられた第2本体部11を有し、第2本体部11の外面のうち、表示部1311が設けられた外面と反対側の背面11dと、背面11dの幅方向の端に連なる側面11b、11cとが、表示印字装置1が凹部21に収容された状態において、凹部21の対応する背壁面21d、側壁面21b、21cに対向する。これにより、表示印字装置1の外面の一部と凹部21の対応する壁面とが対向した状態で、表示印字装置1が凹部21に収容されるため、表示印字装置1が第1本体部2の凹部21に埋まるような外観が得られる。よって、表示印字装置1を含めてより一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる。
また、凹部21の壁面のうちの背壁面21dにはフック27が設けられており、表示印字装置1の背面11dには、フック27を係合させることが可能なフック係合穴17が設けられており、表示印字装置1は、フック27及びフック27が係合した状態で凹部21に収容される。これにより、装着状態の表示印字装置1が意図に反して第1本体部2から外れる不具合を生じにくくすることができる。
また、第1本体部2は、ユーザ操作に応じてフック27及びフック係合穴17の係合を解除する固定解除スイッチ271を有する。これにより、簡易にフック27及びフック係合穴17の係合を解除して、表示印字装置1を第1本体部2から取り外すことができる。
また、第1本体部2は、凹部21に収容されている表示印字装置1を、第1本体部2が水平面に載置されている場合において鉛直上方成分を有する付勢方向に付勢する付勢部22を有し、フック27及びフック係合穴17は、互いに係合した状態において、付勢部22による付勢力に抗して表示印字装置1を第1本体部2に固定する。これにより、フック27及びフック係合穴17の係合を解除したときに表示印字装置1が付勢部22により付勢方向に付勢されるため、表示印字装置1を第1本体部2から取り外しやすくすることができる。
また、第1本体部2が水平面に載置されている場合における表示印字装置1のうちの、付勢部22に接触する被付勢部分は、フック27及びフック係合穴17が係合した状態においては、鉛直方向について第1位置にあり、フック27及びフック係合穴17の係合が解除されたときに、付勢部22の付勢力により、鉛直方向について、第1位置よりも鉛直上方の第2位置に位置する。これにより、フック27及びフック係合穴17の係合を解除したときに、被付勢部分が浮上するように表示印字装置1が傾斜する。よって、表示印字装置1を第1本体部2から取り外しやすくすることができる。
また、表示印字装置1は、印字部14及び表示部1311に電力を供給するバッテリー19と、バッテリー19に電気的に接続された第1端子16と、を有し、第1本体部2は、凹部21の壁面のうち、表示印字装置1が凹部21に収容されたときに第1端子16と接触する位置に設けられた第2端子26と、第2端子26に接続され、バッテリー19を充電するための充電回路44と、を有する。これにより、表示印字装置1が第1本体部2に装着されているときに、表示印字装置1のバッテリー19を充電することができる。
また、表示印字装置1は、印字部14及び表示部1311に電力を供給するバッテリー19と、バッテリー19に電気的に接続された第1端子16と、を有し、第1本体部2は、凹部21の壁面のうち、表示印字装置1が凹部21に収容されたときに第1端子16と接触する位置に設けられた第2端子26と、第2端子26に接続され、バッテリー19を充電するための充電回路44と、を有し、表示印字装置1のうちの付勢部22に接触する部分が第2位置にあるときには、第1端子16と第2端子26とが離間する。これにより、表示印字装置1が凹部21に収容されているときに、表示印字装置1のバッテリー19を充電することができる。また、フック27及びフック係合穴17の係合を解除したときに、第1端子16と第2端子26とを確実に離間させて、バッテリー19の充電を停止させることができる。
また、凹部21は、当該凹部21の底壁面21aの近傍まで開口しており、表示印字装置1のうち凹部21に収容された状態において底壁面21aの近傍における凹部21の開口の縁部201gに対向する部分には、凸条部111が設けられており、凹部21の縁部201gには、凸条部111に係合させることが可能な溝部211が設けられており、表示印字装置1は、凸条部111及び溝部211が係合した状態で凹部21に収容される。これにより、表示印字装置1を第1本体部2から外れにくくすることができる。また、表示印字装置1を凹部21に収容するときに、まず凸条部111を溝部211に係合させることで、簡易に表示印字装置1の位置を合わせることができる。
また、第2本体部11は、印字部14による印字が行われる印字紙Pを収容する収容領域Rを有し、表示印字装置1は、収容領域Rへの用紙の出し入れが可能な範囲で回動可能に、第2本体部11に取り付けられた蓋部12を有し、表示部1311は、蓋部12に取り付けられている。このように蓋部12に表示部1311を設けることで、第2本体部11において収容領域Rを確保しやすくすることができる。よって、表示印字装置1において、収容領域R及び表示部1311を高い空間効率で配置でき、表示印字装置1を小型化することができる。
また、前面201eは、会計時に顧客に向く面であり、表示部1311は、表示印字装置1が凹部21に収容されたときに顧客に向く位置に設けられている。これにより、表示印字装置1が装着状態にあるときに、表示印字装置1の表示部1311により顧客に向けた表示を行うことができる。
また、凹部21は、前面201e対向面及び上面201fにおいて開口している。これにより、表示印字装置1が凹部21に収容された状態において、表示印字装置1の機能構成が前面201e及び上面201fに分けて設けられるようにすることができる。例えば、前面201eにおいて表示部1311による表示を行い、印字部14により印字されたレシートを上面201fから排出することができる。これにより、表示印字装置1の各機能が1つの面に設けられた場合に当該面方向に表示印字装置1及び金銭収納装置100が大型化する問題を抑制し、表示印字装置1及び金銭収納装置100を小型化することができる。
また、本実施形態に係る金銭収納装置100は、金銭を収納可能な収納部204と、収納部204が設けられた背面201dに対向する前面201eの少なくとも一部が開口されている凹部21を有する第1本体部2を備え、凹部21は、表示部1311及び印字部14を有する表示印字装置1を収容することが可能に設けられている。これによれば、表示印字装置1を第1本体部2に装着した状態における金銭収納装置100の設置スペースを低減できるとともに、1つの金銭収納装置100としての一体感のある外観とすることができる。よって、金銭収納装置100を、表示印字装置1を含めて一体感のあるコンパクトなデザインとすることができる。
<その他>
なお、上記実施形態における記述は、本発明の実施の態様の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、表示印字装置1の第2本体部11の収容領域Rとして、印字紙Pを収納するための領域を例示したが、これに限られない。例えば、収容領域Rは、表示印字装置1の各部に電源電圧を供給するバッテリーを収容するための領域であってもよい。すなわち、表示印字装置1の蓋部12は、バッテリーの出し入れのために開閉するものであってもよい。
また、上記実施形態では、表示印字装置1が装着状態にある場合に、第2本体部11のうち背面11dの全体、及び側面11b、11cの全体が第1本体部2の凹部21の壁面に対向する構成を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、装着状態において、第2本体部11の背面11dのうちの一部が凹部21の壁面に対向する構成としてもよい。また、装着状態において、第2本体部11の側面11bの一部及び側面11cの一部が凹部21の壁面に対向する構成としてもよい。また、装着状態において、側面11b及び側面11cのうちの一方のみが凹部21の壁面に対向し、他方が凹部21の壁面に対向しない構成(すなわち、凹部21が、前面側及び上方側に加えて一方の側方にも開放されている構成、言い換えると、凹部21の壁面が、底壁面21a、側壁面21b及び背壁面21dの3面からなる構成、又は、凹部21の壁面が、底壁面21a、側壁面21c及び背壁面21dの3面からなる構成)としてもよい。
また、凹部21が、前面201e及び上面201fにおいて開口している構成を例示したが、これに限られない。凹部21は、少なくとも前面201eにおいて開口していればよい。例えば、凹部21は、前面201eのみにおいて開口していてもよい。また、凹部21は、前面201e及び1つの側面(例えば側面201c)において開口していてもよい。凹部が前面201e及び1つの側面201cに亘って開口している構成では、前面201eの方向から、又は側面201cの方向から表示印字装置1を装着することができる。
また、印字装置として、金銭収納装置100を構成する表示印字装置1を例示したが、印字装置の用途は金銭収納装置100に限られない。
また、補助装置として、表示部1311及び印字部14を有する表示印字装置1を例示したが、補助装置は、表示部1311及び印字部14のうちの一方を有していなくてもよい。
また、表示印字装置1における蓋部12の回動角度は、回路モジュール13を取り外したり取り付けたりするために手を差し入れるスペースを確保できれば、必ずしも45°以上でなくてもよい。
また、蓋部12の下端に位置する軸121を中心に蓋部12が回動する例を挙げて説明したが、軸121の位置は下端に限られず、上端や側端などであってもよい。
また、回路モジュール13の回路部131として、表示部1311を有するものを例示したが、回路部131の構成はこれに限られない。
また、回路モジュール13は、少なくとも回路部131を有するものであればよい。例えば、回路部131が無線により動作する場合などにおいて、配線132を省略してもよい。また、回路部131や配線132が十分な強度を有する場合などにおいて、カバー部材133を省略してもよい。
また、フック27及びフック係合穴17が係合した状態で第1本体部2に表示印字装置1が装着される構成を例示したが、第1本体部2からの表示印字装置1の取り外しやすさを重視する場合などにおいては、フック27及びフック係合穴17を省略してもよい。
また、表示印字装置1の各部がバッテリー19から供給される電力により動作する例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、表示印字装置1は、商用電源に接続可能なプラグを備え、商用電源により動作するものであってもよい。
また、上記実施形態における金銭収納装置100、表示印字装置1及び第1本体部2の構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部と、
表示部及び印字部の少なくとも一方を有し、前記凹部に少なくとも一部が収容された状態での使用と、前記凹部の外側に位置した状態での使用とを選択可能な補助装置と、
を備える、金銭収納装置。
<請求項2>
前記収納部は、第1収納部と、前記第1収納部よりも前記対向面側に位置する第2収納部とを有し、
前記凹部は、前記対向面に交わる方向から見て、前記第1収納部の少なくとも一部に重なり、前記対向面に沿う方向から見て、前記第2収納部の少なくとも一部に重なる、
請求項1に記載の金銭収納装置。
<請求項3>
前記補助装置は前記表示部が設けられた第2本体部を有し、
前記第2本体部の外面のうち、前記表示部が設けられた外面と反対側の第1外面の少なくとも一部と、前記第1外面の幅方向の端に連なる第2外面の少なくとも一部とが、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容された状態において、前記凹部の対応する壁面に対向する、
請求項1又は2に記載の金銭収納装置。
<請求項4>
前記凹部の壁面のうちの第1面、及び、前記補助装置の外面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1面に対向する第2面の一方には、第1係合部が設けられており、
前記第1面及び前記第2面の他方には、前記第1係合部を係合させることが可能な第1被係合部が設けられており、
前記補助装置の前記少なくとも一部は、前記第1係合部及び前記第1被係合部が係合した状態で前記凹部に収容される、
請求項1~3のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項5>
前記第1本体部は、ユーザ操作に応じて前記第1係合部及び前記第1被係合部の係合を解除する係合解除機構を有する、請求項4に記載の金銭収納装置。
<請求項6>
前記第1本体部は、前記凹部に前記少なくとも一部が収容されている前記補助装置を、前記第1本体部が水平面に載置されている場合において鉛直上方成分を有する付勢方向に付勢する付勢部を有し、
前記第1係合部及び前記第1被係合部は、互いに係合した状態において、前記付勢部による付勢力に抗して前記補助装置を前記第1本体部に固定する、
請求項5に記載の金銭収納装置。
<請求項7>
前記第1本体部が水平面に載置されている場合における前記補助装置のうちの、前記付勢部に接触する部分は、
前記第1係合部及び前記第1被係合部が係合した状態においては、鉛直方向について第1位置にあり、
前記第1係合部及び前記第1被係合部の係合が解除されたときに、前記付勢部の付勢力により、前記鉛直方向について、前記第1位置よりも鉛直上方の第2位置に位置する、
請求項6に記載の金銭収納装置。
<請求項8>
前記補助装置は、
前記印字部及び前記表示部の前記少なくとも一方に電力を供給するバッテリーと、
前記バッテリーに電気的に接続された第1端子と、
を有し、
前記第1本体部は、
前記凹部の壁面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1端子と接触する位置に設けられた第2端子と、
前記第2端子に接続され、前記バッテリーを充電するための充電回路と、
を有する、
請求項1~7のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項9>
前記補助装置は、
前記印字部及び前記表示部の前記少なくとも一方に電力を供給するバッテリーと、
前記バッテリーに電気的に接続された第1端子と、を有し、
前記第1本体部は、
前記凹部の壁面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1端子と接触する位置に設けられた第2端子と、
前記第2端子に接続され、前記バッテリーを充電するための充電回路と、
を有し、
前記補助装置のうちの前記付勢部に接触する部分が前記第2位置にあるときには、前記第1端子と前記第2端子とが離間する、
請求項7に記載の金銭収納装置。
<請求項10>
前記凹部は、当該凹部の底面の近傍まで開口しており、
前記底面の近傍における前記凹部の開口の縁部、及び前記補助装置のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容された状態において前記縁部に対向する部分の一方には、第2係合部が設けられており、
前記凹部の前記縁部、及び前記補助装置のうち前記縁部に対向する部分の他方には、前記第2係合部に係合させることが可能な第2被係合部が設けられており、
前記補助装置の前記少なくとも一部は、前記第2係合部及び前記第2被係合部が係合した状態で前記凹部に収容される、
請求項1~8のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項11>
前記補助装置は、前記表示部、前記印字部、及び前記表示部が設けられた第2本体部を有し、
前記第2本体部は、前記印字部による印字が行われる印字紙を収容する収容領域を有し、
前記補助装置は、前記収容領域への前記印字紙の出し入れが可能な範囲で回動可能に、前記第2本体部に取り付けられた蓋部を有し、
前記表示部は、前記蓋部に取り付けられている、
請求項1~10のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項12>
前記対向面は、会計時に顧客に向く面であり、
前記表示部は、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記顧客に向く位置に設けられている、
請求項1~11のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項13>
前記凹部は、前記対向面、及び前記第1本体部の底面とは反対側の上面において開口している、請求項1~12のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
<請求項14>
金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部を備え、
前記凹部は、表示部及び印字部の少なくとも一方を有する補助装置を収容することが可能に設けられている、
金銭収納装置。
1 表示印字装置(補助装置、印字装置)
11 第2本体部(印字装置の本体部)
11a 底面
11b、11c 側面(第2外面)
11d 背面(第1外面)(第2面)
111 凸条部(第2係合部)
112 紙ホルダケース
12 蓋部
12a、12b フック(係合部)
12c 係合穴(被係合部)
12d 開口部
121 軸
122 壁面
123 保護部材
124 凹部
13 回路モジュール
13a 係合穴(被係合部)
13b 係合縁部(被係合部)
13c フック(係合部)
131 回路部
1311 表示部
1312 枠部
1312a 係合縁部
1312b 突起部
1312c フック
132 配線
133 カバー部材
133a フック
1331 回路部被覆部分
1332 配線被覆部分
14 印字部
151 ローラ
152 レシート出力部
16 第1端子
17 フック係合穴(第1被係合部)
181、182 位置決め穴
19 バッテリー
2 第1本体部
21 凹部
21a 底壁面
21b、21c 側壁面(壁面)
21d 背壁面(壁面)(第1面)
22 付勢部
26 第2端子
27 フック(第1係合部)
271 固定解除スイッチ(係合解除機構)
281、282 位置決めブロック
201 筐体
201a 底面
201b、201c 側面
201d 背面
201e 前面(対向面)
201f 上面
201g 縁部
2011 開口部
202 上段ドロア
202a 回動軸
202b 開口部
2021 硬貨収納部(第1収納部)
2022 紙幣収納部(第2収納部)
203 下段ドロア
203a 回動軸
203b 開口部
2031 硬貨収納部
204 収納部
211 溝部(第2被係合部)
212 第1壁部材
213 第2壁部材
214 リブ
210 前面部
220 背面部
31、41 CPU
44 充電回路
100 金銭収納装置
300 端末装置
P 印字紙
R 収容領域

Claims (14)

  1. 金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部と、
    表示部及び印字部の少なくとも一方を有し、前記凹部に少なくとも一部が収容された状態での使用と、前記凹部の外側に位置した状態での使用とを選択可能な補助装置と、
    を備える、金銭収納装置。
  2. 前記収納部は、第1収納部と、前記第1収納部よりも前記対向面側に位置する第2収納部とを有し、
    前記凹部は、前記対向面に交わる方向から見て、前記第1収納部の少なくとも一部に重なり、前記対向面に沿う方向から見て、前記第2収納部の少なくとも一部に重なる、
    請求項1に記載の金銭収納装置。
  3. 前記補助装置は前記表示部が設けられた第2本体部を有し、
    前記第2本体部の外面のうち、前記表示部が設けられた外面と反対側の第1外面の少なくとも一部と、前記第1外面の幅方向の端に連なる第2外面の少なくとも一部とが、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容された状態において、前記凹部の対応する壁面に対向する、
    請求項1又は2に記載の金銭収納装置。
  4. 前記凹部の壁面のうちの第1面、及び、前記補助装置の外面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1面に対向する第2面の一方には、第1係合部が設けられており、
    前記第1面及び前記第2面の他方には、前記第1係合部を係合させることが可能な第1被係合部が設けられており、
    前記補助装置の前記少なくとも一部は、前記第1係合部及び前記第1被係合部が係合した状態で前記凹部に収容される、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  5. 前記第1本体部は、ユーザ操作に応じて前記第1係合部及び前記第1被係合部の係合を解除する係合解除機構を有する、請求項4に記載の金銭収納装置。
  6. 前記第1本体部は、前記凹部に前記少なくとも一部が収容されている前記補助装置を、前記第1本体部が水平面に載置されている場合において鉛直上方成分を有する付勢方向に付勢する付勢部を有し、
    前記第1係合部及び前記第1被係合部は、互いに係合した状態において、前記付勢部による付勢力に抗して前記補助装置を前記第1本体部に固定する、
    請求項5に記載の金銭収納装置。
  7. 前記第1本体部が水平面に載置されている場合における前記補助装置のうちの、前記付勢部に接触する部分は、
    前記第1係合部及び前記第1被係合部が係合した状態においては、鉛直方向について第1位置にあり、
    前記第1係合部及び前記第1被係合部の係合が解除されたときに、前記付勢部の付勢力により、前記鉛直方向について、前記第1位置よりも鉛直上方の第2位置に位置する、
    請求項6に記載の金銭収納装置。
  8. 前記補助装置は、
    前記印字部及び前記表示部の前記少なくとも一方に電力を供給するバッテリーと、
    前記バッテリーに電気的に接続された第1端子と、
    を有し、
    前記第1本体部は、
    前記凹部の壁面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1端子と接触する位置に設けられた第2端子と、
    前記第2端子に接続され、前記バッテリーを充電するための充電回路と、
    を有する、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  9. 前記補助装置は、
    前記印字部及び前記表示部の前記少なくとも一方に電力を供給するバッテリーと、
    前記バッテリーに電気的に接続された第1端子と、を有し、
    前記第1本体部は、
    前記凹部の壁面のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記第1端子と接触する位置に設けられた第2端子と、
    前記第2端子に接続され、前記バッテリーを充電するための充電回路と、
    を有し、
    前記補助装置のうちの前記付勢部に接触する部分が前記第2位置にあるときには、前記第1端子と前記第2端子とが離間する、
    請求項7に記載の金銭収納装置。
  10. 前記凹部は、当該凹部の底面の近傍まで開口しており、
    前記底面の近傍における前記凹部の開口の縁部、及び前記補助装置のうち、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容された状態において前記縁部に対向する部分の一方には、第2係合部が設けられており、
    前記凹部の前記縁部、及び前記補助装置のうち前記縁部に対向する部分の他方には、前記第2係合部に係合させることが可能な第2被係合部が設けられており、
    前記補助装置の前記少なくとも一部は、前記第2係合部及び前記第2被係合部が係合した状態で前記凹部に収容される、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  11. 前記補助装置は、前記表示部、前記印字部、及び前記表示部が設けられた第2本体部を有し、
    前記第2本体部は、前記印字部による印字が行われる印字紙を収容する収容領域を有し、
    前記補助装置は、前記収容領域への前記印字紙の出し入れが可能な範囲で回動可能に、前記第2本体部に取り付けられた蓋部を有し、
    前記表示部は、前記蓋部に取り付けられている、
    請求項1~10のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  12. 前記対向面は、会計時に顧客に向く面であり、
    前記表示部は、前記補助装置の前記少なくとも一部が前記凹部に収容されたときに前記顧客に向く位置に設けられている、
    請求項1~11のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  13. 前記凹部は、前記対向面、及び前記第1本体部の底面とは反対側の上面において開口している、請求項1~12のいずれか一項に記載の金銭収納装置。
  14. 金銭を収納可能な収納部と、前記収納部が設けられた面に対向する対向面の少なくとも一部が開口されている凹部を有する第1本体部を備え、
    前記凹部は、表示部及び印字部の少なくとも一方を有する補助装置を収容することが可能に設けられている、
    金銭収納装置。
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