JP2023088895A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023088895000001
【課題】冷媒配管から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、電装品を着火源とした発火リスクを低減できるようにする。
【解決手段】本体ケーシング(30)の内部は、仕切部材(31)によって、機械室(32)と送風機室(33)とに仕切られる。機械室(32)には、圧縮機(24)と、可燃性冷媒が流通する冷媒配管(26)と、が配置される。送風機室(33)には、室外ファン(22)と、電装品(40)と、が配置される。電装品(40)は、発熱部品(41)が実装された基板(42)と、基板(42)を密封する密封部材(45)と、を含む。
【選択図】図5

Description

本開示は、冷凍サイクル装置に関するものである。
特許文献1には、外気吸入口から吸入した外気を、送風機室に配置された電装品ユニットへ送風することで、電装品ユニットの制御基板に実装された高発熱部品を冷却するようにした空調機の室外ユニットが開示されている。
特開2017-083148号公報
ところで、特許文献1の発明において、例えば、プロパンのような燃焼性が高い可燃性冷媒を用いる場合、高発熱部品が着火源となるおそれがある。
具体的に、冷媒配管から可燃性冷媒が漏洩した場合、漏洩した可燃性冷媒と外気とが混ざり合って送風機室に吸入されると、可燃性冷媒を含む外気で高発熱部品を冷却することとなる。そのため、高発熱部品が着火源となって可燃性冷媒が発火するおそれがある。
本開示の目的は、冷媒配管から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、電装品を着火源とした発火リスクを低減できるようにすることにある。
本開示の第1の態様は、本体ケーシング(30)と、前記本体ケーシング(30)の内部を機械室(32)と送風機室(33)とに仕切る仕切部材(31)と、前記機械室(32)に配置された圧縮機(24)と、前記送風機室(33)に配置された送風機(22)と、を備えた冷凍サイクル装置であって、前記機械室(32)には、前記圧縮機(24)に接続されて可燃性冷媒が流通する冷媒配管(26)が配置され、前記送風機室(33)には、電装品(40)が配置され、前記電装品(40)は、発熱部品(41)が実装された基板(42)と、前記基板(42)を密封する密封部材(45)と、を含む。
第1の態様では、電装品(40)の基板(42)を密封して機械室(32)から隔離することで、冷媒配管(26)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様の冷凍サイクル装置において、前記密封部材(45)は、前記基板(42)を収容する収容空間(52)を有する基板ケーシング(50)である。
第2の態様では、基板(42)を基板ケーシング(50)に収容することで、基板(42)を密封した状態とすることができる。
本開示の第3の態様は、第2の態様の冷凍サイクル装置において、前記送風機室(33)には、複数段の伝熱管(21b)を有する熱交換器(21)が配置され、前記基板ケーシング(50)は、前記収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する第1部材(51)と、前記第1部材(51)に接触して前記開口部(53)を塞ぐことで前記収容空間(52)と前記基板ケーシング(50)の外部とをシールする第2部材(55)と、を有し、前記第1部材(51)及び前記第2部材(55)の接触部が、前記複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の前記伝熱管(21b)よりも上方に配置される。
第3の態様では、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒が第1部材(51)及び第2部材(55)の接触部を通って収容空間(52)に流入するのを抑えることができる。
本開示の第4の態様は、第3の態様の冷凍サイクル装置において、前記第1部材(51)には、前記開口部(53)の周縁部に沿って外方に張り出すフランジ部(54)が設けられ、前記第2部材(55)は、前記フランジ部(54)に取り付けられ、前記フランジ部(54)は、前記熱交換器(21)のフィン(21a)に載置される。
第4の態様では、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒がフランジ部(54)の重ね合わせ面を通って収容空間(52)に流入するのを抑えることができる。また、フランジ部(54)をフィン(21a)に載置することで、基板ケーシング(50)の高さ位置を合わせやすくなる。
本開示の第5の態様は、第1の態様の冷凍サイクル装置において、前記密封部材(45)は、前記基板(42)の表面全体を覆うコーティング材(70)である。
第5の態様では、基板(42)の表面全体をコーティング材(70)で覆うことで、基板(42)を密封した状態とすることができる。
本開示の第6の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、前記送風機室(33)には、複数段の伝熱管(21b)を有する熱交換器(21)が配置され、前記基板(42)は、前記複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の前記伝熱管(21b)よりも上方に配置される。
第6の態様では、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒が基板(42)に向かって流れるのを抑えることができる。
本開示の第7の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、作動流体が流通する作動流体流路(61)と、前記作動流体を蒸発させる蒸発部(62)と、前記作動流体を凝縮させる凝縮部(63)と、を有する冷却装置(60)を備え、前記作動流体流路(61)では、前記蒸発部(62)と前記凝縮部(63)との間で前記作動流体が循環され、前記蒸発部(62)では、前記発熱部品(41)と前記作動流体とが熱交換され、前記凝縮部(63)では、前記冷媒配管(26)を流通する前記可燃性冷媒と前記作動流体とが熱交換される。
第7の態様では、発熱部品(41)から離れた位置で、冷媒配管(26)を流通する可燃性冷媒と作動流体とを熱交換することで、可燃性冷媒の発火のリスクを低減しつつ、発熱部品(41)を冷却することができる。
本開示の第8の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、前記送風機(22)を支持する送風機支持台(34)を備え、前記送風機支持台(34)には、前記電装品(40)を支持する電装品支持台(37)が設けられる。
第8の態様では、電装品支持台(37)を送風機支持台(34)に設けることで、支持台の支柱部分を共通化して省スペース化を図ることができる。
本開示の第9の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、前記密封部材(45)は、前記基板(42)を収容する収容空間(52)を有する基板ケーシング(50)であり、前記本体ケーシング(30)の天板と前記基板ケーシング(50)の上面との間には、前記発熱部品(41)で生じた熱を放熱する放熱空間(38)が設けられる。
第9の態様では、発熱部品(41)で生じた熱を放熱空間(38)に放熱することで、電装品(40)周辺に熱が滞留するのを抑えることができる。
本開示の第10の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、前記電装品(40)は、前記仕切部材(31)から離れて配置される。
第10の態様では、電装品(40)を、冷媒配管(26)からさらに離れた位置に配置することができる。
本開示の第11の態様は、第1~5の態様の何れか1つの冷凍サイクル装置において、前記可燃性冷媒は、R290である。
第11の態様では、可燃性冷媒としてR290を使用した場合であっても、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
本開示の第12の態様は、第2の態様の冷凍サイクル装置において、前記基板ケーシング(50)は、前記収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する第1部材(51)と、前記第1部材(51)に接触して前記開口部(53)を塞ぐことで前記収容空間(52)と前記基板ケーシング(50)の外部とをシールする第2部材(55)と、を有し、前記基板(42)は、前記第1部材(51)の内部における前記開口部(53)側とは反対側の面に配置され、前記基板ケーシング(50)は、前記第2部材(55)が前記第1部材(51)よりも下方に位置する姿勢で、前記送風機室(33)に配置される。
第12の態様では、第1部材(51)と第2部材(55)との隙間から収容空間(52)内に冷媒が流入した場合でも、開口部(53)から離れた位置に配置された基板(42)に冷媒が接触し難くなり、基板(42)の電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
本開示の第13の態様は、第12の態様の冷凍サイクル装置において、前記基板(42)から引き出された電気配線(47)を備え、前記第1部材(51)の側壁における前記基板(42)よりも下方の位置には、前記電気配線(47)を前記基板ケーシング(50)の外部に引き出す配線孔(66)が形成される。
第13の態様では、第1部材(51)の側壁に、基板(42)よりも下方の位置に配線孔(66)を形成することで、基板ケーシング(50)の内部に流入した冷媒が、配線孔(66)を介して基板ケーシング(50)の外部に排出されやすくなる。これにより、収容空間(52)内に冷媒が滞留するのを抑えることができる。
本開示の第14の態様は、第13の態様の冷凍サイクル装置において、前記電気配線(47)は、複数設けられ、前記配線孔(66)は、複数形成され、前記複数の電気配線(47)は、複数のグループに分けて束ねられた状態で、前記複数の配線孔(66)からそれぞれ引き出される。
第14の態様では、複数の電気配線(47)を複数のグループに分けて束ねた状態とすることで、収容空間(52)の密閉性を保った状態で、複数の電気配線(47)を基板ケーシング(50)から引き出し、各機器に対して電気配線(47)を接続するための接続作業を容易に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 図2は、室外ユニットの構成を示す平面断面図である。 図3は、室外ユニットの構成を示す正面断面図である。 図4は、基板ケーシング及び冷却装置の構成を示す斜視図である。 図5は、基板ケーシング及び冷却装置の構成を示す正面断面図である。 図6は、基板ケーシングを分解した構成を示す正面断面図である。 図7は、本変形例1に係る室外ユニットの構成を示す正面断面図である。 図8は、本変形例2に係る室外ユニットの構成を示す正面断面図である。 図9は、本変形例3に係る室外ユニットの構成を示す正面断面図である。 図10は、複数の電気配線をグループ分けした状態を開口部側から見た図である。 図11は、その他の実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
図1に示すように、冷凍サイクル装置(1)は、空気調和装置である。冷凍サイクル装置(1)は、冷媒回路(5)を有する。冷媒回路(5)には、可燃性の自然冷媒が充填される。冷媒回路(5)は、冷媒を循環させることで冷凍サイクルを行う。
本実施形態では、冷媒として、強燃性の自然冷媒であるプロパン(R290)を用いる。自然冷媒は、オゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も低く、環境への負荷が少ない冷媒である。プロパンは、500℃以下で発火する。
なお、冷媒回路(5)に充填される可燃性冷媒は、プロパン以外でもよい。例えば、冷媒回路(5)に充填される可燃性冷媒として、自然冷媒であるアンモニア(R717)を用いてもよい。また、冷媒回路(5)に充填される可燃性の冷媒として、強燃性の自然冷媒であるメタン(R50)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)を用いてもよい。
冷凍サイクル装置(1)は、室内ユニット(10)と、室外ユニット(20)と、を有する。室内ユニット(10)は、室内に設置される。室外ユニット(20)は、室外に設置される。室内ユニット(10)と室外ユニット(20)とは、ガス配管(6)と液配管(7)とによって互いに接続される。ガス配管(6)には、ガス閉鎖弁(8)が接続される。液配管(7)には、液閉鎖弁(9)が接続される。
〈室内ユニット〉
室内ユニット(10)は、室内熱交換器(11)と、室内ファン(12)と、を有する。室内熱交換器(11)は、例えば、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器で構成される。室内熱交換器(11)では、その伝熱管の内部を流れる冷媒と、室内ファン(12)が送風する空気とが熱交換される。
〈室外ユニット〉
室外ユニット(20)は、室外熱交換器(21)と、送風機としての室外ファン(22)と、室外膨張弁(23)と、圧縮機(24)と、四方切換弁(25)と、電装品(40)と、冷却装置(60)と、を有する。室外熱交換器(21)、室外膨張弁(23)、圧縮機(24)、及び四方切換弁(25)は、冷媒配管(26)によって接続される。冷媒配管(26)には、可燃性冷媒が流通する。
室外熱交換器(21)は、例えば、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器で構成される。室外熱交換器(21)は、複数のフィン(21a)と、伝熱管(21b)と、を有する。複数のフィン(21a)は、空気流通方向に直交する方向に間隔をあけて配置される。伝熱管(21b)は、フィン(21a)を厚み方向に貫通して延びるとともに、室外熱交換器(21)の両端部において折り返されることで、上下方向に複数段にわたって配置される。
室外熱交換器(21)では、伝熱管(21b)の内部を流れる冷媒と、室外ファン(22)が送風する空気とが熱交換される。室外膨張弁(23)は、例えば、電子膨張弁で構成される。
圧縮機(24)は、例えば、スクロール圧縮機等の回転式圧縮機で構成される。四方切換弁(25)は、第1ポート(P1)と、第2ポート(P2)と、第3ポート(P3)と、第4ポート(P4)と、を有する。
四方切換弁(25)は、冷房運転時に、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)を連通させ且つ第3ポート(P3)と第4ポート(P4)を連通させる状態(図1の実線で示す状態)となる。四方切換弁(25)は、暖房運転時に第1ポート(P1)と第3ポート(P3)を連通させ且つ第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とを連通させる状態(図1の破線で示す状態)となる。
図2及び図3に示すように、室外ユニット(20)は、本体ケーシング(30)を有する。以下の各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
本体ケーシング(30)は、箱状に形成される。本体ケーシング(30)の内部には、前後方向に延びる仕切部材(31)が立設して配置される。仕切部材(31)は、本体ケーシング(30)の内部を、機械室(32)と、送風機室(33)とに仕切る。
機械室(32)は、本体ケーシング(30)の内部における仕切部材(31)よりも右側の空間である。機械室(32)には、圧縮機(24)と、四方切換弁(25)と、冷媒配管(26)と、が配置される。
送風機室(33)は、本体ケーシング(30)の内部における仕切部材(31)よりも左側の空間である。送風機室(33)には、室外ファン(22)と、室外熱交換器(21)と、電装品(40)と、が配置される。
送風機室(33)には、送風機支持台(34)が設けられる。送風機支持台(34)は、一対の支柱(35)と、モータブラケット(36)と、電装品支持台(37)と、を有する。一対の支柱(35)は、送風機室(33)内で左右方向に間隔をあけて立設する。モータブラケット(36)は、一対の支柱(35)に跨がって取り付けられる。モータブラケット(36)には、室外ファン(22)のファンモータ(22a)が取り付けられる。
電装品支持台(37)は、室外ファン(22)よりも上方位置で、一対の支柱(35)から前方に張り出す。電装品(40)は、電装品支持台(37)に載置されて支持される。電装品(40)は、仕切部材(31)から離れた位置に配置される。このように、電装品支持台(37)を送風機支持台(34)に設けることで、支柱(35)を共通化して省スペース化を図ることができる。
本体ケーシング(30)の後側壁及び左側壁には、送風機室(33)に連通する吸込口(30a)が形成される。室外ファン(22)の駆動により、吸込口(30a)から送風機室(33)内に外気が吸い込まれる。本体ケーシング(30)の前側壁には、送風機室(33)に連通する吹出口(30b)が形成される。室外ファン(22)の駆動により、送風機室(33)内の空気が吹出口(30b)から外部に吹き出される。
電装品(40)は、圧縮機(24)のモータへ電力を供給するための電力変換装置を構成する。図4~図6に示すように、電装品(40)は、発熱部品(41)と、基板(42)と、密封部材(45)と、を有する。密封部材(45)は、基板(42)を密封する。密封部材(45)は、内部に収容空間(52)を有する基板ケーシング(50)で構成される。
発熱部品(41)は、基板(42)に実装される。発熱部品(41)は、インバータ回路(図示省略)のスイッチング素子(例えば、IGBTやMOSFET)である。発熱部品(41)は、圧縮機(24)の運転中に多くの熱を発する部品である。そのため、冷凍サイクル装置(1)を正常に動作させるためには、発熱部品(41)を動作可能な温度(例えば、90℃)を越えないように冷却する必要がある。詳しくは後述するが、発熱部品(41)は、冷却装置(60)によって冷却される。基板(42)には、発熱部品(41)の他にも、コンデンサなどの電気部品(43)が実装される。基板(42)は、基板ケーシング(50)の収容空間(52)に収容される。
基板ケーシング(50)は、第1部材(51)と、第2部材(55)と、を有する。第1部材(51)は、収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する。具体的に、第1部材(51)は、上方が開口した箱状に形成されており、開口部(53)は、第1部材(51)の上方開口である。第1部材(51)の右側壁は、その一部が切り欠かれている。冷却装置(60)の後述するヒートパイプ(61)は、第1部材(51)の切り欠きを通って基板ケーシング(50)の外部に引き出される。
第1部材(51)は、フランジ部(54)を有する。フランジ部(54)は、開口部(53)の周縁部に沿って外方に張り出す。第1部材(51)は、第1シール部材(57)と、第2シール部材(58)と、を含む。
第1シール部材(57)は、フランジ部(54)の上面に沿って延びる部分と、第1部材(51)の右側壁の切り欠き部分を塞ぐ部分とが一体に形成される。第1シール部材(57)は、ヒートパイプ(61)の上側に配置される。
第2シール部材(58)は、第1部材(51)の右側壁の切り欠き部分を塞ぐように配置される。第2シール部材(58)は、ヒートパイプ(61)の下側に配置される。ヒートパイプ(61)は、第1シール部材(57)及び第2シール部材(58)の間に挟み込まれる。なお、基板(42)から引き出された電気配線(47)(図4参照)も同様に、第1シール部材(57)及び第2シール部材(58)の間に挟み込まれる。
第2部材(55)は、下方が開口した箱状に形成されており、第1部材(51)のフランジ部(54)を上方から覆うように配置される。第2部材(55)は、第1部材(51)に取り付けられて開口部(53)を塞ぐ。第2部材(55)の下面側には、基板(42)が取り付けられる。
第1部材(51)と第2部材(55)とは、例えば、フランジ部(54)の四隅をネジで締結することによって取り付けられる(図4参照)。第1部材(51)のフランジ部(54)と、第2部材(55)との間には、第1シール部材(57)が挟み込まれてシールされる。
これにより、基板(42)は、基板ケーシング(50)の収容空間(52)に密閉された状態で配置される。ここで、基板(42)が密封された状態とは、防水規格のIPX4以上、より好ましくは、IPX6以上を満たす状態である。
図5に示すように、基板(42)は、複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置される。これにより、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、可燃性冷媒としてのプロパンは空気よりも重いため、漏洩した冷媒が基板(42)に向かって流れるのを抑えることができる。
また、本実施形態では、第1部材(51)及び第2部材(55)の接触部を、複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置している。つまり、第1部材(51)のフランジ部(54)と第2部材(55)との重ね合わせ面(より正確には、フランジ部(54)と第1シール部材(57)との重ね合わせ面)を、最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置している。
これにより、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒がフランジ部(54)の重ね合わせ面を通って収容空間(52)に流入するのを抑えることができる。なお、第1部材(51)及び第2部材(55)の接触部を、最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置した場合には、基板(42)を最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置する必要は無い。
本体ケーシング(30)の天板と基板ケーシング(50)の上面との間には、発熱部品(41)で生じた熱を放熱する放熱空間(38)が設けられる。これにより、発熱部品(41)で生じた熱を放熱空間(38)に放熱することで、電装品(40)周辺に熱が滞留するのを抑えることができる。
〈冷却装置〉
図5に示すように、冷却装置(60)は、作動流体流路としての複数のヒートパイプ(61)と、蒸発部としてのヒートシンク(62)と、凝縮部としての冷媒ジャケット(63)と、を有する。
ヒートパイプ(61)には、作動流体が封入される。作動流体は、例えば、圧力を下げることで沸点が低くなった水が用いられる。なお、作動流体として、例えば、リチウム、ナフタレン、メタノール、アンモニア等を用いてもよい。
ヒートパイプ(61)は、仕切部材(31)を貫通して、送風機室(33)と機械室(32)とに跨がって延びる。ヒートパイプ(61)の内部では、ヒートシンク(62)と冷媒ジャケット(63)との間で作動流体が循環する。ヒートパイプ(61)の流路途中には、傾斜部(61a)が設けられる。傾斜部(61a)は、ヒートシンク(62)側から冷媒ジャケット(63)側に向かって上方に傾斜して延びる。
ヒートシンク(62)は、例えば、アルミニウムなどの金属材で構成される。ヒートシンク(62)は、送風機室(33)内に配置される。具体的に、ヒートシンク(62)は、基板ケーシング(50)の内部で、発熱部品(41)に密着して配置される。
ヒートパイプ(61)は、ヒートシンク(62)に密着して配置される。これにより、ヒートシンク(62)を介して、発熱部品(41)と作動流体とが熱交換され、作動流体が蒸発する。蒸発した作動流体は、ヒートパイプ(61)内で冷媒ジャケット(63)に向かって流れる。
冷媒ジャケット(63)は、例えば、アルミニウムなどの金属材で構成される。冷媒ジャケット(63)は、機械室(32)内に配置される。冷媒ジャケット(63)の上部には、複数のヒートパイプ(61)が密着して配置される。冷媒ジャケット(63)の下部には、冷媒配管(26)が密着して配置される。冷媒配管(26)は、例えば、液配管(7)を用いる。
これにより、冷媒ジャケット(63)を介して、冷媒配管(26)を流通する可燃性冷媒と作動流体とが熱交換され、作動流体が凝縮する。凝縮した作動流体は、ヒートパイプ(61)内でヒートシンク(62)に向かって流れる。
このように、冷却装置(60)では、発熱部品(41)から離れた位置で、冷媒配管(26)を流通する可燃性冷媒と作動流体とが熱交換される。これにより、可燃性冷媒の発火のリスクを低減しつつ、発熱部品(41)を冷却することができる。
-実施形態の効果-
本実施形態の特徴によれば、電装品(40)の基板(42)を密封して機械室(32)から隔離することで、冷媒配管(26)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
本実施形態の特徴によれば、基板(42)を基板ケーシング(50)に収容することで、基板(42)を密封した状態とすることができる。
本実施形態の特徴によれば、第1部材(51)及び第2部材(55)の接触部が、複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置される。そのため、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒が第1部材(51)及び第2部材(55)の接触部を通って収容空間(52)に流入するのを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、基板(42)は、複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の伝熱管(21b)よりも上方に配置される。そのため、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒が基板(42)に向かって流れるのを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、作動流体流路(61)では、蒸発部(62)と凝縮部(63)との間で作動流体が循環され、蒸発部(62)では、発熱部品(41)と作動流体とが熱交換され、凝縮部(63)では、冷媒配管(26)を流通する可燃性冷媒と作動流体とが熱交換される。そのため、発熱部品(41)から離れた位置で、冷媒配管(26)を流通する可燃性冷媒と作動流体とを熱交換することで、可燃性冷媒の発火のリスクを低減しつつ、発熱部品(41)を冷却することができる。
本実施形態の特徴によれば、電装品支持台(37)を送風機支持台(34)に設けることで、支持台の支柱部分を共通化して省スペース化を図ることができる。
本実施形態の特徴によれば、本体ケーシング(30)の天板と基板ケーシング(50)の上面との間に放熱空間(38)が設けられる。そのため、発熱部品(41)で生じた熱を放熱空間(38)に放熱することで、電装品(40)周辺に熱が滞留するのを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、電装品(40)は、仕切部材(31)から離れて配置される。そのため、電装品(40)を、冷媒配管(26)からさらに離れた位置に配置することができる。
本実施形態の特徴によれば、第11の態様では、可燃性冷媒としてR290を使用した場合であっても、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
《変形例1》
以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、基板ケーシング(50)は、第1部材(51)と、第2部材(55)と、を有する。第1部材(51)は、フランジ部(54)を有する。フランジ部(54)は、開口部(53)の周縁部に沿って外方に張り出す。第2部材(55)は、第1部材(51)のフランジ部(54)に取り付けられて開口部(53)を塞ぐ。基板ケーシング(50)の収容空間(52)には、基板(42)が収容される。
基板ケーシング(50)のフランジ部(54)は、室外熱交換器(21)のフィン(21a)に載置される。そのため、第1部材(51)のフランジ部(54)と第2部材(55)との重ね合わせ面(より正確には、フランジ部(54)と第1シール部材(57)との重ね合わせ面)が、室外熱交換器(21)の最上段の伝熱管(21b)よりも上方に位置する。
これにより、伝熱管(21b)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、漏洩した冷媒がフランジ部(54)の重ね合わせ面を通って収容空間(52)に流入するのを抑えることができる。また、フランジ部(54)をフィン(21a)に載置することで、基板ケーシング(50)の高さ位置を合わせやすくなる。
《変形例2》
図8に示すように、電装品(40)は、発熱部品(41)と、基板(42)と、密封部材(45)と、を有する。密封部材(45)は、基板(42)を密封する。密封部材(45)は、基板(42)の表面全体を覆うコーティング材(70)で構成される。コーティング材(70)は、例えば、樹脂材で構成される。また、図8に示す例では、ヒートパイプ(61)の一部と、ヒートシンク(62)とを、コーティング材(70)で同様に覆うようにしている。
このように、基板(42)の表面全体をコーティング材(70)で覆うことで、基板(42)を密封した状態とすることができる。これにより、冷媒配管(26)から可燃性冷媒が漏洩した場合でも、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
また、コーティング材(70)によって、発熱部品(41)と、基板(42)と、電気部品(43)と、ヒートパイプ(61)の一部と、ヒートシンク(62)と、が覆われているから、ヒートシンク(62)に密着している発熱部品(41)以外の電気部品(43)についても、コーティング材(70)を介して熱伝導が促進され、冷却効果を得ることができる。
なお、図8に示す例では、発熱部品(41)を含む基板(42)の表面全体と、ヒートパイプ(61)の一部と、ヒートシンク(62)とを、コーティング材(70)で覆うようにしているが、この形態に限定するものではない。具体的に、電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減するためには、少なくとも発熱部品(41)を含む基板(42)の表面全体がコーティング材(70)で覆われていればよい。
《変形例3》
図9に示すように、基板ケーシング(50)は、第1部材(51)と、第2部材(55)と、を有する。第1部材(51)は、収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する。具体的に、第1部材(51)は、下方が開口した箱状に形成されており、開口部(53)は、第1部材(51)の下方開口である。
第1部材(51)の右側壁は、その一部が切り欠かれている。冷却装置(60)のヒートパイプ(61)と、基板(42)の電気配線(47)とは、第1部材(51)の切り欠きを通って基板ケーシング(50)の外部に引き出される。
第1部材(51)は、フランジ部(54)を有する。フランジ部(54)は、開口部(53)の周縁部に沿って外方に張り出す。第1部材(51)には、シール部材(65)が設けられる。シール部材(65)は、第1部材(51)の右側壁の切り欠き部分を塞ぐように配置される。後述するように、シール部材(65)には、ヒートパイプ(61)用の孔と、電気配線(47)用の配線孔(66)と、が形成される。
第2部材(55)は、上方が開口した箱状に形成されており、第1部材(51)のフランジ部(54)を下方から覆うように配置される。第2部材(55)は、第1部材(51)に接触して開口部(53)を塞ぐことで収容空間(52)と基板ケーシング(50)の外部とをシールする。
基板(42)は、第1部材(51)の内部における開口部(53)側とは反対側の面に配置される。つまり、基板(42)は、箱状の第1部材(51)の底面側(図9で上側)に配置される。基板ケーシング(50)は、第2部材(55)が第1部材(51)よりも下方に位置する姿勢で、送風機室(33)に配置される。
これにより、第1部材(51)と第2部材(55)との隙間から収容空間(52)内に冷媒が流入した場合でも、開口部(53)から離れた位置に配置された基板(42)に冷媒が接触し難くなり、基板(42)の電装品(40)を着火源とした発火のリスクを低減することができる。
第1部材(51)の側壁の一部を構成するシール部材(65)には、ヒートパイプ(61)を挿通させる孔と、電気配線(47)を挿通させる配線孔(66)と、が形成される。電気配線(47)は、複数設けられる。配線孔(66)は、複数形成される。配線孔(66)には、保護チューブ(48)が配置される。保護チューブ(48)は、電気配線(47)を保護する。電気配線(47)は、保護チューブ(48)内を通って基板ケーシング(50)の外部に引き出される。配線孔(66)は、シール部材(65)における基板(42)よりも下方の位置に形成される。
このように、第1部材(51)の側壁を構成するシール部材(65)に、基板(42)よりも下方の位置に配線孔(66)を形成することで、基板ケーシング(50)の内部に流入した冷媒が、配線孔(66)を介して基板ケーシング(50)の外部に排出されやすくなる。これにより、収容空間(52)内に冷媒が滞留するのを抑えることができる。
図10に示すように、複数の電気配線(47)は、複数のグループに分けて束ねられた状態で、複数の配線孔(66)からそれぞれ引き出される。具体的に、複数の電気配線(47)を、Aグループ、Bグループ、Cグループ、及びDグループに分類する。
Aグループとして、インバータ回路の強電の電気配線(47)を、結束バンド(68)で束ねてグルーピングする。図10に示す例では、圧縮機(24)用の第1端子(81)に接続された電気配線(47)と、室外ファン(22)用の第2端子(82)に接続された電気配線(47)と、をAグループとする。
Bグループとして、制御回路の弱電の電気配線(47)を、結束バンド(68)で束ねてグルーピングする。図10に示す例では、電動弁コイル用の第3端子(83)に接続された電気配線(47)と、サーミスタ用の第4端子(84)に接続された電気配線(47)と、圧力センサ用の第5端子(85)に接続された電気配線(47)と、をBグループとする。
Cグループとして、インバータ回路の弱電の電気配線(47)を、結束バンド(68)で束ねてグルーピングする。図10に示す例では、サーモ(メタル式)用の第6端子(86)に接続された電気配線(47)と、高圧圧力開閉器用の第7端子(87)に接続された電気配線(47)と、をCグループとする。
Dグループとして、AC200系の電気配線(47)を、結束バンド(68)で束ねてグルーピングする。図10に示す例では、電動弁コイル用の第8端子(88)に接続された電気配線(47)と、PHEヒータ用の第9端子(89)に接続された電気配線(47)と、をDグループとする。
なお、各グループの電気配線(47)の本数は、あくまでも一例であり、この形態に限定するものではない。
このように、複数の電気配線(47)を複数のグループに分けて束ねた状態とすることで、収容空間(52)の密閉性を保った状態で、複数の電気配線(47)を基板ケーシング(50)から引き出し、各機器に対して電気配線(47)を接続するための接続作業を容易に行うことができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、冷凍サイクル装置(1)は、単一の冷媒回路を備えた空気調和装置であるとして説明したが、この形態に限定するものではない。
具体的に、図11に示すように、冷凍サイクル装置(1)は、空調機器ユニット(100)と、室外ユニット(20)と、を有する。室外ユニット(20)は、冷媒回路(5)を有する。冷媒回路(5)には、可燃性の自然冷媒が充填される。冷媒回路(5)は、冷媒を循環させることで冷凍サイクルを行う。空調機器ユニット(100)は、流体回路(105)に接続された空調機器(106)を有する。流体回路(105)には、温度調整用流体が流れる。温度調整用流体は、例えば、水である。空調機器(106)は、屋内の空調対象空間に設置される。
なお、図11では、空調機器(106)は1台であるが、これに限定されるものではなく、空調機器(106)は複数台設けられてもよい。複数台の空調機器(106)が設けられる場合、空調機器ユニット(100)には、複数台の空調機器(106)への温度調整用流体の供給/非供給を個別に切り換えるための弁等が設けられてもよい。
流体回路(105)は、水熱交換器(101)と、流体ポンプ(107)と、空調機器(106)とが、流体配管(108)によって接続されて構成される。流体ポンプ(107)は、流体回路(105)の水を循環させる。
水熱交換器(101)には、冷媒回路(5)の冷媒配管(28)が接続される。水熱交換器(101)は、冷媒配管(28)を流れる可燃性冷媒と、流体配管(108)を流れる水とを熱交換させる。
四方切換弁(25)は、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)を連通させ且つ第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とを連通させる状態(図11の実線で示す状態)とする。
空調機器(106)は、流体回路(105)を循環する温度調整用流体の放熱器として機能する熱交換器である。空調機器(106)は、温度調整対象の一例である。空調機器(106)は、具体的には、ラジエータや床冷暖房パネル等である。例えば、空調機器(106)がラジエータの場合、空調機器(106)は、室内の壁際等に設けられる。例えば、空調機器(106)が床冷暖房パネルの場合、空調機器(106)は、室内の床下等に設けられる。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態に係る要素を適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。また、明細書及び特許請求の範囲の「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、冷凍サイクル装置について有用である。
1 冷凍サイクル装置
21 室外熱交換器(熱交換器)
21a フィン
21b 伝熱管
22 室外ファン(送風機)
24 圧縮機
26 冷媒配管
30 本体ケーシング
31 仕切部材
32 機械室
33 送風機室
34 送風機支持台
37 電装品支持台
38 放熱空間
40 電装品
41 発熱部品
42 基板
45 密封部材
47 電気配線
50 基板ケーシング
51 第1部材
52 収容空間
53 開口部
54 フランジ部
55 第2部材
60 冷却装置
61 ヒートパイプ(作動流体流路)
62 ヒートシンク(蒸発部)
63 冷媒ジャケット(凝縮部)
66 配線孔
70 コーティング材

Claims (14)

  1. 本体ケーシング(30)と、前記本体ケーシング(30)の内部を機械室(32)と送風機室(33)とに仕切る仕切部材(31)と、前記機械室(32)に配置された圧縮機(24)と、前記送風機室(33)に配置された送風機(22)と、を備えた冷凍サイクル装置であって、
    前記機械室(32)には、前記圧縮機(24)に接続されて可燃性冷媒が流通する冷媒配管(26)が配置され、
    前記送風機室(33)には、電装品(40)が配置され、
    前記電装品(40)は、発熱部品(41)が実装された基板(42)と、前記基板(42)を密封する密封部材(45)と、を含む
    冷凍サイクル装置。
  2. 請求項1の冷凍サイクル装置において、
    前記密封部材(45)は、前記基板(42)を収容する収容空間(52)を有する基板ケーシング(50)である
    冷凍サイクル装置。
  3. 請求項2の冷凍サイクル装置において、
    前記送風機室(33)には、複数段の伝熱管(21b)を有する熱交換器(21)が配置され、
    前記基板ケーシング(50)は、前記収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する第1部材(51)と、前記第1部材(51)に接触して前記開口部(53)を塞ぐことで前記収容空間(52)と前記基板ケーシング(50)の外部とをシールする第2部材(55)と、を有し、
    前記第1部材(51)及び前記第2部材(55)の接触部が、前記複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の前記伝熱管(21b)よりも上方に配置される
    冷凍サイクル装置。
  4. 請求項3の冷凍サイクル装置において、
    前記第1部材(51)には、前記開口部(53)の周縁部に沿って外方に張り出すフランジ部(54)が設けられ、
    前記第2部材(55)は、前記フランジ部(54)に取り付けられ、
    前記フランジ部(54)は、前記熱交換器(21)のフィン(21a)に載置される
    冷凍サイクル装置。
  5. 請求項1の冷凍サイクル装置において、
    前記密封部材(45)は、前記基板(42)の表面全体を覆うコーティング材(70)である
    冷凍サイクル装置。
  6. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    前記送風機室(33)には、複数段の伝熱管(21b)を有する熱交換器(21)が配置され、
    前記基板(42)は、前記複数段の伝熱管(21b)のうち最上段の前記伝熱管(21b)よりも上方に配置される
    冷凍サイクル装置。
  7. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    作動流体が流通する作動流体流路(61)と、前記作動流体を蒸発させる蒸発部(62)と、前記作動流体を凝縮させる凝縮部(63)と、を有する冷却装置(60)を備え、
    前記作動流体流路(61)では、前記蒸発部(62)と前記凝縮部(63)との間で前記作動流体が循環され、
    前記蒸発部(62)では、前記発熱部品(41)と前記作動流体とが熱交換され、
    前記凝縮部(63)では、前記冷媒配管(26)を流通する前記可燃性冷媒と前記作動流体とが熱交換される
    冷凍サイクル装置。
  8. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    前記送風機(22)を支持する送風機支持台(34)を備え、
    前記送風機支持台(34)には、前記電装品(40)を支持する電装品支持台(37)が設けられる
    冷凍サイクル装置。
  9. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    前記密封部材(45)は、前記基板(42)を収容する収容空間(52)を有する基板ケーシング(50)であり、
    前記本体ケーシング(30)の天板と前記基板ケーシング(50)の上面との間には、前記発熱部品(41)で生じた熱を放熱する放熱空間(38)が設けられる
    冷凍サイクル装置。
  10. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    前記電装品(40)は、前記仕切部材(31)から離れて配置される
    冷凍サイクル装置。
  11. 請求項1~5の何れか1つの冷凍サイクル装置において、
    前記可燃性冷媒は、R290である
    冷凍サイクル装置。
  12. 請求項2の冷凍サイクル装置において、
    前記基板ケーシング(50)は、前記収容空間(52)に連通する開口部(53)を有する第1部材(51)と、前記第1部材(51)に接触して前記開口部(53)を塞ぐことで前記収容空間(52)と前記基板ケーシング(50)の外部とをシールする第2部材(55)と、を有し、
    前記基板(42)は、前記第1部材(51)の内部における前記開口部(53)側とは反対側の面に配置され、
    前記基板ケーシング(50)は、前記第2部材(55)が前記第1部材(51)よりも下方に位置する姿勢で、前記送風機室(33)に配置される
    冷凍サイクル装置。
  13. 請求項12の冷凍サイクル装置において、
    前記基板(42)から引き出された電気配線(47)を備え、
    前記第1部材(51)の側壁における前記基板(42)よりも下方の位置には、前記電気配線(47)を前記基板ケーシング(50)の外部に引き出す配線孔(66)が形成される
    冷凍サイクル装置。
  14. 請求項13の冷凍サイクル装置において、
    前記電気配線(47)は、複数設けられ、
    前記配線孔(66)は、複数形成され、
    前記複数の電気配線(47)は、複数のグループに分けて束ねられた状態で、前記複数の配線孔(66)からそれぞれ引き出される
    冷凍サイクル装置。
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