JP2023087135A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023087135A
JP2023087135A JP2021201319A JP2021201319A JP2023087135A JP 2023087135 A JP2023087135 A JP 2023087135A JP 2021201319 A JP2021201319 A JP 2021201319A JP 2021201319 A JP2021201319 A JP 2021201319A JP 2023087135 A JP2023087135 A JP 2023087135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
shift
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021201319A
Other languages
English (en)
Inventor
直岐 長谷川
Naoki Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2021201319A priority Critical patent/JP2023087135A/ja
Publication of JP2023087135A publication Critical patent/JP2023087135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forming Counted Batches (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

Figure 2023087135000001
【課題】ユーザの利便性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像が形成された用紙が搬送される搬送路と、搬送路における用紙の排出口に設けられ、搬送路を通じて搬送された用紙を、用紙の搬送方向と直交するように水平方向に移動させるシフト部と、記シフト部の動作異常の発生の有無を判定する判定部と、判定部がシフト部の動作異常が発生していると判定した場合、搬送路とシフト部との位置関係に応じて、用紙の排出に関する機能の制限を設定する機能設定部と、機能設定部が設定した機能の制限に応じて用紙の排出を制御する排出制御部とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置では、印刷した用紙を同一排紙トレイ内で部単位、あるいはジョブ単位でオフセットして排出する仕分け機能を有した装置がある。特許文献1では、このような構成において、印刷用紙をオフセットして排出させるオフセットスタッカ(シフタユニット)の動作が異常となった場合、用紙搬送を強制停止させてシフタユニットへの用紙の送り込みを停止させる画像形成装置が開示されている。
特許文献1に開示された画像形成装置は、シフタユニットの動作が異常となった場合、紙詰まりによる発生する不具合を回避することができる。
特開2001-322764号公報
しかしながら、上述した特許文献1は、シフタユニットの動作に異常が生じた場合、用紙搬送を停止させる構成である。このため、特許文献1では、シフタユニットの動作に異常が生じた場合であっても排出可能な用紙があるとき、この排出可能な用紙の排出を行うことができず、ユーザの利便性を損なう。
本開示の目的は、ユーザの利便性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
本開示の一態様に係る画像形成装置は、画像が形成された用紙が搬送される搬送路と、前記搬送路における用紙の排出口に設けられ、前記搬送路を通じて搬送された用紙を、前記用紙の搬送方向と直交するように水平方向に移動させるシフト部と、前記シフト部の動作異常の発生の有無を判定する判定部と、前記判定部が前記シフト部の動作異常が発生していると判定した場合、前記搬送路と前記シフト部との位置関係に応じて、前記用紙の排出に関する機能の制限を設定する機能設定部と、前記機能設定部が設定した前記機能の制限に応じて前記用紙の排出を制御する排出制御部と、を備える。
本開示によれば、画像形成装置は、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
実施形態に係る画像形成装置を正面側から見た内部構造を示す概略図である。 図1に示す画像形成装置が備えるシフタユニットの構成を模式的に示すII-II線断面図である。 図1に示す画像形成装置が備えるシフタユニットの構成を模式的に示すII-II線断面図である。 本開示の実施形態に係るシフタユニットを介して排出されたシートPの状態の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係るシフタユニットの移動制御の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る画像形成装置における、シート搬送路とシフト部との位置関係と、シート搬送路から排出されるシートとの関係とを模式的に示す図である。 本開示の実施形態に係る画像形成装置のジョブの実行制御に関する要部構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る画像形成装置におけるジョブの実行制御の処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すジョブ実行制御において実行される故障状態設定処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すジョブ実行制御において実行されるシートサイズ設定処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すジョブ実行制御において実行される印刷設定表示処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すジョブ実行制御において実行される制限報知処理の一例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態及び変形例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下ではすべての図を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
[画像形成装置]
実施形態に係る画像形成装置100について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る画像形成装置100を正面側から見た内部構造を示す概略図である。
実施形態に係る画像形成装置100は、画像を形成するシート(用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、画像読取装置200により読み取られた画像データ、または外部から受信した画像データに基づき、シートPに画像を形成する。なお、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。
図1に示されるように、画像形成装置100は、装置本体110および自動原稿処理装置120を備えてなる構成である。装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、シフタユニット20、給紙カセット81、第1排紙トレイ91、および第2排紙トレイ92を備える。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台93が設けられ、原稿載置台93の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台93の上に自動で原稿を搬送する。また自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動することができるように構成されている。そして、原稿載置台93の上を開放することにより、原稿を原稿載置台93の上に載置させることができる。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、及び帯電器5は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ設けられている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。帯電器5は、図1に示されるようなチャージャ型の他、接触型のローラ型、またはブラシ型の帯電器を用いることができる。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズまたはミラー等の光学部材とを備える。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を、画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次、重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。中間転写ベルト61は、例えば、厚さ100μm~150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(-)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8~10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述のシートPと中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によってシートP上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10とは、所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーをシートPに転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(-)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10はニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によってシートP上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去及び回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシートPを蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートPを置くことができる。
また、装置本体110には第1排紙トレイ91および第2排紙トレイ92が設けられている。第1排紙トレイ91および第2排紙トレイ92は、印刷済みのシートPをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートPを、転写ローラ10および定着ユニット7を経由させて第1排紙トレイ91に送るためのシート搬送路S(搬送路)が設けられている。給紙カセット81または手差し給紙カセット82から第1排紙トレイ91または第2排紙トレイ92までのシート搬送路Sに沿って、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a~12d,レジストローラ13、転写ローラ10、及び定着ユニット7等が配されている。なお、シート搬送路SにおけるシートPの搬送を制御するピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a~12d,及びレジストローラ13を搬送駆動部8(後述する図7を参照)と称する。
搬送ローラ12a~12dは、シートPの搬送を補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートPを1枚ずつピックアップしてシート搬送路Sに供給する。同様にピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートPを1枚ずつピックアップしてシート搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、シート搬送路Sを搬送されているシートPを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートPの先端を合わせるタイミングでシートPを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートPを挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーをシートPに熱圧着することにより、シートPに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートPに対して熱定着させる機能を有している。またヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
次にシートPの搬送経路について詳細に説明する。上述のように、画像形成装置100には予めシートPを収納する給紙カセット81、及び手差し給紙カセット82が設けられている。これら給紙カセット81,82からシートPを給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bが配置され、シートPを1枚ずつシート搬送路Sに導く。
給紙カセット81または手差し給紙カセット82に収納されたシートPは、シート搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送される。そして、シートPの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シートP上に画像情報が書き込まれる。その後、シートPは定着ユニット7を通過することによってシートP上の未定着トナーが熱で溶融および固着され、搬送ローラ12bを経て第1排紙トレイ91上に排出される。あるいは、定着ユニット7を通過したシートPは、第2排紙トレイ92上に排出される。
なお、上記ではシートPに対して片面印字が要求されたときの、シートPの搬送経路について説明した。シートPに対して両面印字が要求された場合、は以下のようにシートPは搬送される。すなわち、片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートPの後端が最終の搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによってシートPを搬送ローラ12c,12dに導く。その後、レジストローラ13を経てシートP裏面に印字が行われた後にシートPが例えば、第1排紙トレイ91に排出される。
また、図1に示されるように、シート搬送路SのシートPの排出口、すなわち搬送ローラ12bと第1排紙トレイ91との間にはシフタユニット20が設けられている。シフタユニット20は、シート搬送路Sを通じて搬送されたシートPを第1排紙トレイ91にオフセット排出する。すなわち、シフタユニット20は、排出されたシートPを分類するために、シートPの排紙位置を通常の排紙位置からずらして排出する。このように、シートPの排紙位置をずらして排出させることをオフセット排出と称する。画像形成装置100では、オフセット排出する場合、シフタユニット20は、シートPの搬送方向に対して直交するように水平方向にシートPを移動させて排出させる。
なお、画像形成装置100が備える各部の各種制御は、制御部15(後述の図7参照)からの制御指示に基づき実行される。
(シフタユニット)
図2~4を参照してシフタユニット20の構成について説明する。図2および図3は、図1に示す画像形成装置100が備えるシフタユニット20の構成を模式的に示すII-II線断面図である。図2では、シフタユニット20が備えるシフト部22がホームポジション(初期位置)にあるときの状態を示し、図3では、シフト部22がオフセットポジション(シフト位置)にあるときの状態を示す。なお、ホームポジションとは、画像形成装置100において通常のシート排出を行うときのシフト部22の位置である。オフセットポジションとは、画像形成装置100においてオフセット排出を行うときのシフト部22の位置である。オフセットポジションは、シフト部22がホームポジションからY方向に沿って所定の範囲だけ移動した位置となる。図4は、本開示の実施形態に係るシフタユニット20を介して排出されたシートPの状態の一例を示す図である。
図2および図3に示されるように、シフタユニット20は、筐体21、シフト部22、回転駆動源23、駆動伝達部24、オフセット用駆動源25、及びオフセット用駆動伝達部26を備える。
表示パネル9(後述の図7参照)に設けられた操作ボタンをユーザが操作して、シートPのオフセット排出の実行が指示されると、図4に示されるように、シフタユニット20は、第1排紙トレイ91上においてシートPが排出される位置が変更される。すなわち、シフト部22がホームポジションにあるときにシートPが排出される位置を基準位置Aとすると、第1排紙トレイ91の主面において、基準位置Aからシート搬送方向に対して直交する方向(Y方向)にずらした位置であるオフセット位置Bに変更される。そして、シートPは、第1排紙トレイ91において、基準位置Aとオフセット位置Bとに交互に排出される。
筐体21は、装置本体110内に設けられたフレーム110aに支持されている。筐体21は、内部にシフト部22及び駆動伝達部24を含む。また、筐体21は、外部にオフセット用駆動源25及びオフセット用駆動伝達部26を備える。
シフト部22は、収容部30及び複数のオフセットローラ31を備える。収容部30は、中空の直方体形状をした容器であり、シートPをシート搬送方向に沿って第1排紙トレイ91に排出できるように複数のオフセットローラ31を回転自在に支持する。
各オフセットローラ31は、一対の第1ローラ31a及び第2ローラ31bから構成されており、一対の第1ローラ31aと第2ローラ31bとによってシートPを挟持し、一対の第1ローラ31aおよび第2ローラ31bが回転することで、シートPを第1排紙トレイ91に排出する。
回転駆動源23は、駆動伝達部24を介して複数のオフセットローラ31を回転駆動させるための駆動力を付与する。駆動伝達部24は、駆動ギア41、シャフト42、連結ギア43(第1連結ギア43a、第2連結ギア43b、第3連結ギア43c)、及びスライド部材44を備えてなる構成である。回転駆動源23は、駆動伝達部24を介して駆動力をオフセットローラ31に伝達する。
すなわち、駆動ギア41は回転駆動源23と接続されるとともに、シャフト42の一方の端部が接続されている。そして、回転駆動源23によって駆動ギア41が回転させられると、駆動ギア41の回転に応じてシャフト42も回転させられる。
シャフト42は、シート搬送方向に対して直交するように水平方向に延びた回転軸である。シャフト42は、上記したように一方の端部が駆動ギア41に接続され、筐体21内を挿通する。そして、シャフト42の他方の端部が筐体21の内壁に接続されている。
シャフト42は、シャフト42の延伸方向に沿ってスライドするスライド部材44と、スライド部材44と一緒にシャフト42の延伸方向にスライドするとともにシャフト42の回転に連動して回転する連結ギア43が設けられている。そして、シャフト42は、スライド部材44及び連結ギア43を介して、シフト部22を、平面視においてシート搬送方向と直交するY方向に移動可能とするように支持している。
さらに、シャフト42は、連結ギア43及びシフト部22の移動範囲を規制するためにシャフト42の所定位置から突出した規制部材42aを有する。すなわち、スライド部材44は、円筒形状をしており、その内部をシャフト42が挿通するように配されている。スライド部材44の所定範囲に開口44aが形成されており、この開口44aから規制部材42aが突出している。そして、規制部材42aと開口44aの縁とが当接することでスライド部材44の移動を規制することができる。このため、スライド部材44は開口44aが形成されている範囲内でシャフト42の延伸方向に沿って移動することができる。
連結ギア43は、第1連結ギア43a、第2連結ギア43b、および第3連結ギア43cから構成されている。第1連結ギア43aは、スライド部材44と接続されており、スライド部材44とともにシャフト42の回転に応じて回転する。
収容部30のシャフト42側に設けられた上面には、第1連結ギア43aを受け入れるための開口が形成されており、第1連結ギア43aはこの開口を介して収容部30内に支持された第2連結ギア43bにアクセスすることができるように構成されている。
収容部30の内部には、シャフト42の延伸方向と平行に伸びた棒状の第1支持部材32aおよび第2支持部材32bが回転可能に支持されている。図2、3に示すように、収容部30内において、第1支持部材32aが第2支持部材32bよりも高い位置に設けられている。
第1支持部材32aには、複数の第1ローラ31aが所定の間隔で設けられ、第1連結ギア43aと嵌合する位置に第2連結ギア43bが設けられている。第2支持部材32bには、複数の第1ローラ31aと対応する位置に複数の第2ローラ31bがそれぞれ設けられている。また、第2支持部材32bには、第2連結ギア43bと嵌合する位置に第3連結ギア43cが設けられている。
シャフト42に設けられた第1連結ギア43aは、第2連結ギア43bと嵌合しており、第1連結ギア43aの回転に応じて、第2連結ギア43bが回転する。第1支持部材32aは、第2連結ギア43bと固定されており、第2連結ギア43bの回転に応じて第1支持部材32aが回転することで、第1ローラ31aを回転させることができる。
また、第2連結ギア43bは、第3連結ギア43cと嵌合しており、第2連結ギア43bの回転に応じて、第3連結ギア43cが回転する。第2支持部材32bは、第3連結ギア43cと固定されており、第3連結ギア43cが回転することで、第2ローラ31bを回転させることができる。
ここで、第2連結ギア43bと第3連結ギア43cとの回転方向は、それぞれ互いに異なる。このため、一対の第1ローラ31aおよび第2ローラ31bの回転方向も互いに異なることとなる。そして、第1ローラ31aおよび第2ローラ31bは、互いに異なる方向に回転することで、両者の接触部分でニップしたシートPをシート搬送方向に沿って排出させることができる。
また、収容部30の上面には、オフセット用駆動伝達部26が設けられている。オフセット用駆動伝達部26は、ピニオンギア26a及びラックギア26bを備える。ピニオンギア26aは、シフタユニット20において回転可能に支持されており、オフセット用駆動源25から及ぼされた回転力により回転する。ピニオンギア26aは、収容部30の上面に固定されたラックギア26bと嵌合されており、ピニオンギア26aが回転することでラックギア26bに固定された収容部30がシャフト42の延伸方向に沿ってホームポジションからオフセットポジションまでY方向に沿って移動する。
収容部30内において収容部30の下面には、位置検出センサ33が設けられている。位置検出センサ33は、シフト部22がホームポジションにあるのか否かを検出する。すなわち、シフト部22がホームポジションにあるとき、位置検出センサ33から制御部15に出力される信号はONとなり、シフト部22がオフセットポジションにあるときは、位置検出センサ33から制御部15に出力される信号はOFFとなる。
位置検出センサ33は、光を出射する投光部と、出射した光を受光する受光部とを備え、受光部で受ける光量の変化に応じてシフト部22がホームポジションにあるか否か検出する光電センサであってもよい。あるいは、位置検出センサ33は、シフト部22との接触の有無によって、シフト部22がホームポジションにあるか否か検出する圧力センサであってもよい。
(シフタユニットの移動制御)
次に、図5を参照して、シフタユニット20の移動制御の一例について説明する。図5は、本開示の実施形態に係るシフタユニット20の移動制御の一例を示すフローチャートである。
ユーザからのオフセット排出の指示を受け付け、オフセット位置BにシートPを排出させる場合、シフタユニット20は以下のように動作する。なおここで、シートPの搬送方向において第1排紙トレイ91側にあるシートPの端部を前端、前端の反対側の端部を後端とする。
まず、不図示のセンサによって、シートPの後端が搬送ローラ12bを通過したか否か検出する(ステップS1)。センサがシートPの後端が搬送ローラ12bを通過したことを検出すると(ステップS1において「YES」)、シフト部22は、ホームポジションからY方向に沿ってオフセットポジションに移動する(ステップS2)。すなわち、センサがシートPの後端が搬送ローラ12bを通過したことを検出すると、オフセット用駆動源25がオフセット用駆動伝達部26を動作させる。オフセット用駆動伝達部26では、ピニオンギア26aが回転し、ラックギア26bに固定されたシフト部22が移動する。
そして、回転駆動源23が駆動伝達部24を介して複数のオフセットローラ31を回転駆動させる。このようにオフセットローラ31を回転させることにより、シフタユニット20からシートPを排出させる。シフタユニット20からのシートPの排出が完了すると(ステップS3において「YES」)、シフト部22はオフセットポジションからホームポジションに移動する(ステップS4)。
ところで、シフタユニット20においてシフト部22が、ホームポジションからオフセットポジションまで移動すべきタイミングで移動しない場合、逆にオフセットポジションからホームポジションまで移動すべきタイミングで移動しない場合など、動作異常が発生する場合がある。
このように、シフト部22に動作異常が発生した場合、図6に示されるようにシート搬送路Sを通じて搬送されてきたシートPがシフタユニット20で詰まる可能性がある。図6は、本開示の実施形態に係る画像形成装置100における、シート搬送路Sとシフト部22との位置関係と、シート搬送路Sから排出されるシートPとの関係とを模式的に示す図である。一点鎖線によりホームポジション(初期位置)にあるときのシフト部22を示し、実線によりオフセットポジションにあるときのシフト部22を示す。
図6に示されるように、シフト部22がホームポジションにあるとき、シート搬送路Sを通じて搬送されたシートPはシフト部22を介して排出することができる。一方、シフト部22がオフセットポジションにあるとき、シート搬送路Sを通じて搬送されたシートPは、シフト部22を通過することができず紙詰まりとなってしまう。
シフタユニット20において紙詰まりが生じると、詰まったシートPの除去をユーザが行う必要があり、ユーザに負担を強いることとなる。そこで、ユーザの負担を軽減させるため、シフト部22に動作異常が発生した場合、シートPの排出を停止させる構成が考えられる。
しかしながら、シフト部22とシート搬送路Sとの位置関係によっては、必ずしも全てのシートPがシフタユニット20で詰まるわけではない。例えば、シート搬送路Sに対してシフト部22がホームポジションにある場合、シートPをオフセット排出させることはできないが、通常のシートPの排出なら可能である。また、シフト部22がオフセットポジションある場合、シート搬送路Sを通じて送出されたシートPがシフタユニット20を通過可能なサイズであれば、通常のシート排出を可能とする。なお、シートPのサイズとは、特にはシートPの搬送方向における端部(前端部および後端部)の幅サイズとなる。
そこで、画像形成装置100では、シフト部22の動作異常の発生を判定し、動作異常が発生していると判定した場合、以下のようにジョブの実行制御を行う構成となっている。
(ジョブの実行制御)
図7を参照して、ジョブの実行制御に関する画像形成装置100の構成について説明する。図7は、本開示の実施形態に係る画像形成装置100のジョブの実行制御に関する要部構成を示すブロック図である。図7に示されるように、画像形成装置100は、ジョブの実行制御に関する要部構成として、制御部15,記憶部16,シフタユニット20,位置検出センサ33,搬送駆動部8,及び表示パネル9を備える。
制御部15は、表示パネル9等の操作ボタンを介して入力されたユーザからの操作指示に応じて、画像形成装置100が備える各部の各種制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)等のプロセッサにより構成される。なお、図7では、制御部15は、説明の便宜上、ジョブの実行制御に関わる機能を実現する機能ブロックのみ記載している。制御部15は、機能ブロックとして、動作異常判定部51(判定部),指示受付部52,排出制御部53,機能設定部54,及び表示制御部55を含む。各機能ブロックは、例えば、制御部15がCPUの場合、CPUが記憶部16からプログラムを読み出し、実行することで実現することができる。
動作異常判定部51は、位置検出センサ33から出力される信号のONまたはOFFに基づき、シフト部22において動作異常が発生しているか否か判定する。すなわち、シフト部22をホームポジションとオフセットポジションとの間で往復させるテスト動作を実行させ、このテスト動作中に位置検出センサ33から出力される信号のONまたはOFFに基づき、動作異常判定部51はシフト部22の動作異常の発生の有無を判定する。
指示受付部52は、ユーザにより入力された操作指示を受け付ける。ユーザは、例えば、表示パネル9に設けられた操作ボタンの押下等により操作指示を入力することができる。
排出制御部53は、画像が形成されたシートPの排出に関する各種制御を行う。例えば、搬送駆動部8を制御し、シート搬送路Sを通過するシートPの送出タイミング等を制御する。また、排出制御部53は、シフト部22がホームポジションとオフセットポジションとの間を往復するように制御する。
機能設定部54は、動作異常判定部51がシフト部22の動作異常が発生していると判定した場合、シート搬送路Sとシフト部22との位置関係に応じて、シートPの排出に関する機能の制限を設定する。シートPの排出に関する機能の制限とは、シートPをオフセット排出可能とするか否かといった制限が含まれる。さらには、利用可能なシートPのサイズ範囲を制限することが含まれる。
表示制御部55は、表示パネル9における表示を制御する。例えば、表示制御部55は、表示パネル9において印刷設定の表示を制御したり、ユーザに対するメッセージの表示を制御したりする。
記憶部16は、読み書き可能な記録媒体であり排紙トレイ情報17を記憶する。排紙トレイ情報17は、画像形成装置100において利用可能な排紙トレイを管理する情報である。
(ジョブの実行制御処理フロー)
次に、図8~図12を参照して画像形成装置100におけるジョブの実行制御処理のフローについて説明する。図8は、本開示の実施形態に係る画像形成装置100におけるジョブの実行制御の処理の一例を示すフローチャートである。図9は、図8に示すジョブ実行制御において実行される故障状態設定処理の一例を示すフローチャートである。図10は、図8に示すジョブ実行制御において実行されるシートサイズ設定処理の一例を示すフローチャートである。図11は、図8に示すジョブ実行制御において実行される印刷設定表示処理の一例を示すフローチャートである。図12は、図8に示すジョブ実行制御において実行される制限報知処理の一例を示すフローチャートである。
画像形成装置100では、起動時にジョブの実行制御処理を実施してもよいし、印刷ジョブ実行指示を受け付けたタイミングでジョブの実行制御処理を実施してもよい。
まず、制御部15は、シフタユニット20におけるシフト部22の動作異常の有無を確認し、シフト部22の故障状態設定処理を実行するように制御する(ステップS11)。次に、制御部15は、ステップS11の故障状態設定処理の処理結果に基づき、排出トレイに排出可能なシートサイズを設定するシートサイズ設定処理を実行するように制御する(ステップS12)。そして、制御部15は、ステップS11およびステップS12の処理結果に基づき、表示パネル9における印刷設定表示処理を実行するように制御する(ステップS13)。さらに画像形成装置100では、制御部15は、ユーザから受け付けたジョブの実行指示内容に応じて、ジョブの実行の可否を報知する、制限報知処理を実行するように制御する(ステップS14)。
(故障状態設定処理)
図9を参照してステップS11における故障状態設定処理の詳細について説明する。
まず制御部15では、機能設定部54が、シフタユニット20のシフト部22が故障状態にあると設定されているか否か確認する(ステップS21)。機能設定部54が、すでにシフト部22が故障状態に設定されていることを確認した場合(ステップS21において「YES」)、再度、故障状態の設定を行う必要がないため故障状態設定処理は終了する。つまり、シフト部22の動作異常を確認するために、シフト部22をホームポジションとオフセットポジションとの間で往復させるテスト動作は実行しない。このように画像形成装置100では、すでにシフト部22が故障状態に設定されている場合、テスト動作の実行を行わないように制御することができるため、テスト動作に伴う消費電力を削減するとともに、ジョブ実行前に実施する処理を簡略化させることができる。
一方、機能設定部54が、シフト部22が故障状態に設定されていないことを確認した場合(ステップS21において「NO」)、排出制御部53がホームポジションとオフセットポジションとの間を往復するようにシフト部22を制御して、テスト動作を実行させる。テスト動作において、動作異常判定部51が、位置検出センサ33から出力される信号のONまたはOFFに基づき、シフト部22において動作異常が発生しているか否か判定する(ステップS22)。
つまり、シフト部22がホームポジションにあるべきタイミングで位置検出センサ33から出力される信号がONになっている、あるいはシフト部22がオフセットポジションにあるべきタイミングで位置検出センサ33から出力される信号がOFFとなっている場合は、動作異常判定部51はシフト部22において動作異常が発生していないと判定する。逆に、シフト部22がホームポジションにあるべきタイミングで位置検出センサ33から出力される信号がOFFとなっている場合、あるいは、シフト部22がオフセットポジションにあるべきタイミングで位置検出センサ33から出力される信号がONとなっている場合、動作異常判定部51はシフト部22において動作異常が発生していると判定する。
動作異常判定部51がシフト部22において動作異常が発生していないと判定した場合(ステップS22において「NO」)、制御部15は故障状態設定処理を終了させる。一方、動作異常判定部51がシフト部22において動作異常が発生していると判定した場合(ステップS22において「YES」)、機能設定部54は、シフト部22が動作しないように停止させるとともに、シフト部22が故障状態であると設定する(ステップS23)。そして、制御部15は故障状態設定処理を終了させる。
(シートサイズ設定処理)
図10を参照してシートサイズ設定処理について説明する。まず、機能設定部54が、シフト部22が故障状態に設定されているか否か確認する(ステップS31)。機能設定部54が、シフト部22が故障状態に設定されていないことを確認した場合(ステップS31において「NO」)、オフセット排出および画像を形成するシートPのシートサイズについて制限なしに設定し(ステップS32)、制御部15はシートサイズ設定処理を終了させる。
ここでオフセット排出の制限なしに設定するとは、画像形成装置100において、オフセット排出を行うことができる状態に設定することである。また、シートサイズについて制限なしに設定するとは、画像形成装置100において、すべてのサイズのシートPを選択できる状態に設定することである。
一方、機能設定部54が、シフト部22が故障状態に設定されていることを確認した場合(ステップS31において「YES」)、オフセット排出に制限ありを設定する(ステップS33)。ここでオフセット排出の制限ありに設定するとは、画像形成装置100において、シフト部22を移動させないように設定することである。
さらに、機能設定部54は、位置検出センサ33から出力される信号のONまたはOFF状態に基づき、シフト部22がホームポジションにあるか否か判定する(ステップS34)。機能設定部54は、シフト部22がホームポジションにあると判定した場合(ステップS34において「YES」)、シートサイズについて制限なしに設定する(ステップS35)。そして、制御部15はシートサイズ設定処理を終了させる。
一方、機能設定部54は、シフト部22がホームポジションにないと判定した場合(ステップS34において「NO」)、シートサイズについて制限ありに設定する(ステップS36)。そして、制御部15はシートサイズ設定処理を終了させる。
なお、シートサイズについて制限ありに設定するとは、ジョブを実行する際に利用できるシートサイズの範囲を設定することである。つまり、画像形成装置100において利用可能なシートサイズのうち、仮にシフト部22がオフセットポジションにあったとしても確実にシフタユニット20を通じて排紙できるサイズ以下の範囲にシートサイズを設定する。なお、シートPは、回転させられて縦横が逆転することでシフタユニット20を通じて排紙できるサイズとなる場合は、シートサイズの制限には画像形成装置100においてジョブを実行させる際のシートPの向きを規定する情報も含む。
(印刷設定表示処理)
次に、図11を参照してジョブ実行制御を行うときの印刷設定表示処理について説明する。まず、機能設定部54は、シートサイズ設定処理の処理結果に基づき、オフセット排出に制限が設定されているか否か確認する(ステップS41)。機能設定部54は、オフセット排出に制限が設定されていることを確認した場合(ステップS41において「YES」)、表示制御部55は、表示パネル9において表示させる印刷設定画面において、オフセット排出機能が選択できないように表示設定を行う(ステップS42)。例えば、表示制御部55は、印刷設定画面において、オフセット排出機能の実行を示す項目を非表示としたり、選択可能な他の機能と区別できるような表示態様としたりする。
一方、機能設定部54は、オフセット排出に制限が設定されていないことを確認した場合(ステップS41において「NO」)、表示制御部55は、表示パネル9で表示させる印刷設定画面において、オフセット排出機能が選択できるように表示設定を行う(ステップS43)。
次に、排出制御部53が、画像形成装置100において利用可能な排紙トレイが複数あるか否か、記憶部16に記憶された排紙トレイ情報17に基づき判定する(ステップS44)。ここで、画像形成装置100は、第1排紙トレイ91および第2排紙トレイ92の2つを備えている。このため、排出制御部53は、画像形成装置100において利用可能な排紙トレイが複数あると判定する(ステップS44において「YES」)。ここで、複数の排紙トレイがある場合、シフタユニット20の故障によりシフタユニット20が設けられている側の排紙トレイ(第1排紙トレイ91)に排紙できないシートサイズのシートPがあったとしても、別の排紙トレイ(第2排紙トレイ92)にシートを排紙させることができる。このため、表示制御部55は、表示パネル9で表示させる印刷設定画面において、全てのシートサイズの給紙トレイを選択できるように表示設定を行う(ステップS45)。そして、制御部15は印刷設定表示処理を終了させる。
一方、排出制御部53が、排紙トレイが1つしか備えられていないと判定した場合(ステップS44において「NO」)、機能設定部54は、シートサイズ設定処理結果に基づき、画像形成装置100がシートサイズ制限ありに設定されているか否か確認する(ステップS46)。
機能設定部54は、画像形成装置100においてシートサイズが制限ありに設定されていないことを確認した場合(ステップS46において「NO」)、ステップS45に進む。一方、機能設定部54は、画像形成装置100においてシートサイズが制限ありに設定されていることを確認した場合(ステップS46において「NO」)、表示制御部55は、表示パネル9で表示させる印刷設定画面において、設定された範囲を超えるサイズのシートPの給紙トレイを選択できないように表示設定する(ステップS47)。そして、制御部15は、印刷設定表示処理を終了させる。
(ジョブ実行前の制限報知処理)
次に図12を参照して、ジョブ実行前の制限報知処理について説明する。まず、指示受付部52は、表示パネル9に設けられた操作ボタンを介して、ユーザから、ジョブ実行指示とともにオフセット排出の実行指示を受け付けたか判定する(ステップS51)。ここで、指示受付部52は、ユーザからオフセット排出の実行指示を受け付けたと判定した場合(ステップS51において「YES」)、機能設定部54がオフセット排出に制限が設定されているか否か確認する(ステップS52)。機能設定部54がオフセット排出に制限が設定されていることを確認した場合(ステップS52において「YES」)、表示制御部55は、表示パネル9において、オフセット排出不可のメッセージを表示させる(ステップS53)。一方、機能設定部54がオフセット排出に制限が設定されていないことを確認した場合は(ステップS52において「NO」)、ユーザからの指示に応じて画像形成装置100はジョブを実行する(ステップS54)。
上記したように、画像形成装置100では、ジョブ実行前に故障状態設定処理を実行することで、オフセット排出に制限が設定されている場合は、ジョブ実行前にオフセット排出不可のメッセージをユーザに報知することができる。
また、指示受付部52がユーザから、ジョブ実行指示だけを受け付け、オフセット排出の実行指示は受け付けていないと判定した場合(ステップS51において「NO」)、機能設定部54がシートサイズについて制限ありに設定されているか否か確認する(ステップS55)。シートサイズについて制限ありに設定されていることを確認した場合(ステップS55において「YES」)、機能設定部54は、ジョブ実行指示においてユーザにより要求されたシートPのサイズが、設定された範囲を超えるサイズであるのか否か判定する(ステップS56)。
機能設定部54は、ジョブ実行指示においてユーザにより要求されたシートのサイズが、設定された範囲を超えるシートのサイズであると判定した場合(ステップS56において「YES」)、表示制御部55は、表示パネル9において、設定されている範囲以下のサイズのシートPについては使用可能である旨のメッセージを表示させる(ステップS57)。
一方、ステップS55において「NO」の場合、およびステップS56において「NO」の場合、要求されたサイズのシートPを給紙トレイから供給し、ジョブを実行させる(ステップS58)。そして、制御部15は制限報知処理を終了させる。
以上のように、オフセット排出を要求されたとき、シフト部22の動作異常が発生し、故障している場合は、ジョブ実行前に、オフセット排出不可のメッセージをユーザに報知することができる。また、通常のシートPの排出において、利用可能なシートPのサイズが設定されている場合、利用が要求されたシートPのサイズが設定されている範囲を超えるときは、設定範囲以下のサイズについて使用可能である旨をユーザに報知することができる。
8 搬送駆動部
9 表示パネル
11a ピックアップローラ
11b ピックアップローラ
12a 搬送ローラ
12b 搬送ローラ
12c 搬送ローラ
12d 搬送ローラ
13 レジストローラ
15 制御部
16 記憶部
17 排紙トレイ情報
20 シフタユニット
21 筐体
22 シフト部
23 回転駆動源
24 駆動伝達部
25 オフセット用駆動源
26 オフセット用駆動伝達部
31 オフセットローラ
33 位置検出センサ
51 動作異常判定部
52 指示受付部
53 排出制御部
54 機能設定部
55 表示制御部
81 給紙カセット
82 給紙カセット
91 第1排紙トレイ
92 第2排紙トレイ
100 画像形成装置
110 装置本体
P シート
S シート搬送路

Claims (5)

  1. 画像が形成された用紙が搬送される搬送路と、
    前記搬送路における用紙の排出口に設けられ、前記搬送路を通じて搬送された用紙を、前記用紙の搬送方向と直交するように水平方向に移動させるシフト部と、
    前記シフト部の動作異常の発生の有無を判定する判定部と、
    前記判定部が前記シフト部の動作異常が発生していると判定した場合、前記搬送路と前記シフト部との位置関係に応じて、前記用紙の排出に関する機能の制限を設定する機能設定部と、
    前記機能設定部が設定した前記機能の制限に応じて前記用紙の排出を制御する排出制御部と、を備える、画像形成装置。
  2. 前記機能設定部は、前記シフト部の前記搬送路に対する位置が初期位置にある場合、前記シフト部を移動させないようにして、前記用紙を排出させるように、前記機能の制限を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記機能設定部は、前記シフト部に前記搬送路に対する位置が初期位置にない場合、前記シフト部を移動させないようにして、かつ、前記シフト部が前記初期位置にないときに前記シフト部を介して排出可能なサイズ範囲内となる前記用紙の排出を許可するように、前記機能の制限を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙に画像を形成する前に、前記シフト部は初期位置と、前記初期位置から移動したシフト位置との間を往復するテスト動作を実行する、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定部により前記シフト部の動作異常が発生しているとすでに判定されている場合、前記シフト部の前記テスト動作は実行しない、請求項4に記載の画像形成装置。
JP2021201319A 2021-12-13 2021-12-13 画像形成装置 Pending JP2023087135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021201319A JP2023087135A (ja) 2021-12-13 2021-12-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021201319A JP2023087135A (ja) 2021-12-13 2021-12-13 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023087135A true JP2023087135A (ja) 2023-06-23

Family

ID=86851106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021201319A Pending JP2023087135A (ja) 2021-12-13 2021-12-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023087135A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008249835A (ja) 現像装置、画像形成装置
US7995942B2 (en) Developing apparatus of image forming apparatus and supplying method of toner
US20060291874A1 (en) Image forming apparatus having duplex printing capability and paper discharging method thereof
JP2009075478A (ja) 画像形成装置
JP2004005559A (ja) 画像処理システム、および画像記録方法
JP2008203498A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2008033214A (ja) 画像形成装置
US11964843B2 (en) Transport device and image forming apparatus
JP2023087135A (ja) 画像形成装置
JP6729296B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2020054142A (ja) 駆動制御装置、駆動装置、シート搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法
WO2004092847A1 (ja) 画像形成装置
JP4493477B2 (ja) 画像形成装置、その補充用紙表示方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP7135784B2 (ja) 媒体厚検出装置、媒体搬送装置および画像形成装置
JP6778420B2 (ja) 画像形成装置
JP2013104948A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP4975518B2 (ja) 画像形成装置
JP6624006B2 (ja) トナー搬送装置、画像形成装置
JP2019207382A (ja) 画像形成装置
JP2009215064A (ja) 画像形成装置及び搬送装置
JP2012042615A (ja) 画像形成装置
JP5332154B2 (ja) 画像形成装置
JP2023084472A (ja) 画像形成装置
JP5762366B2 (ja) 画像形成装置
JP4604955B2 (ja) 画像形成装置