JP2023078920A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

Figure 2023078920000001
【課題】弾性片の損傷を抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】固定部材50のボルト固定部51は、パネルPに対向する側面51aと、側面51aに設けられボルトBが挿入されるボルト挿入口62と、ボルト挿入口62からボルト固定部51内に挿入されるボルトBに対して軸方向に係止する係止部63と、側面51aに設けられパネルPに接触する付勢部65と、を備えている。付勢部65は、側面51aから延びる一対の弾性片66を有している。一対の弾性片66は、側面51aから離れるにつれて互いに接近するように傾斜している。そして、一対の弾性片66の先端66a同士が向かい合っている。
【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
例えば特許文献1のワイヤハーネスは、電線部材を車体に固定する固定部材を備えている。当該固定部材は、電線部材を保持する保持部と、車体に設けられたボルトに固定されるボルト固定部と、を有している。ボルト固定部は、ボルトのねじ部に対して軸方向に係止する係止片を有している。係止片は、ボルトを軸直交方向に挟むように少なくとも一対設けられている。固定部材をボルトに組み付ける際には、ボルトを固定部材に挿入する。このとき、各係止片は、ボルトに押されることで互いに離間する方向に撓む。そして、各係止片は、自身の弾性によってボルト側に付勢され、ボルトのねじ部に係止する。
また、ボルト固定部は、車体のパネルに弾性的に接触して、該パネルに付勢力を付与する付勢部を有している。上記特許文献1の固定部材では、ボルトの挿入口付近において付勢部としてのばね片を有している。ばね片は、ボルトの軸直交方向から見てボルトの両側に対で設けられている。一対の各ばね片は、ボルト固定部におけるパネルと対向する側面から延出されるとともに、互いに離間するように延びている。各ばね片の先端は自由端であり、ボルト固定部の前記側面から離れて位置している。各ばね片からパネルに付与される付勢力によって、固定部材のがたつきを抑制することが可能となる。
特開2006-46508号公報
上記のような構成では、固定部材単体の運搬時や、固定部材を含むワイヤハーネスを車両に組み付ける作業時において、ばね片の先端部が何かしらに引っ掛かり、それにより、ばね片が変形したり折れてしまうおそれがある。
本開示の目的は、付勢部の損傷を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、前記取付対象に対向する側面と、前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、前記付勢部は、前記側面から延びる一対の弾性片を有し、前記一対の弾性片は、前記側面から離れるにつれて互いに接近するように傾斜し、前記一対の弾性片の先端同士が向かい合っている。
また、本開示のワイヤハーネスは、電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、前記取付対象に対向する側面と、前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、前記付勢部は、前記側面に繋がる第1接続端と、前記側面に繋がる第2接続端と、前記第1接続端と前記第2接続端とを連結するとともに前記取付対象に接触して該取付対象に力を与える弾性部と、を有している。
本開示のワイヤハーネスによれば、付勢部の損傷を抑制可能となる。
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、同形態のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図3は、同形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。 図4は、同形態のワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部付近の構成を拡大して示す概略斜視図である。 図5は、変更例のワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部付近の構成を拡大して示す概略側面図である。 図6は、変更例のワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部付近の構成を拡大して示す概略側面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、前記取付対象に対向する側面と、前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、前記付勢部は、前記側面から延びる一対の弾性片を有し、前記一対の弾性片は、前記側面から離れるにつれて互いに接近するように傾斜し、前記一対の弾性片の先端同士が向かい合っている。
この構成によれば、付勢部の一対の弾性片の先端同士が向かい合っている。このため、例えば、固定部材単体の運搬時や、固定部材を含むワイヤハーネスを車両に組み付ける作業時等において、弾性片の先端における引っ掛かりが抑制される。これにより、付勢部が有する弾性片の損傷を抑制可能となる。
[2]前記付勢部は、前記一対の弾性片の前記先端同士を連結する連結部を有している。
この構成によれば、一対の弾性片の先端同士が連結部によって連結されることで、各弾性片の剛性を向上させることが可能となる。また、一対の弾性片の先端同士が連結部によって連結されることで、各弾性片の先端における引っ掛かり自体を抑制可能となる。したがって、弾性片の損傷をより一層抑制することが可能となる。
[3]前記連結部の厚さは、前記各弾性片の厚さより薄い。
この構成によれば、各弾性片の撓みやすさを確保しつつ、各弾性片の先端同士を連結する連結部を構成することが可能となる。
[4]本開示のワイヤハーネスは、電線を有する電線部材と、前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、前記ボルト固定部は、前記取付対象に対向する側面と、前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、前記付勢部は、前記側面に繋がる第1接続端と、前記側面に繋がる第2接続端と、前記第1接続端と前記第2接続端とを連結するとともに前記取付対象に接触して該取付対象に力を与える弾性部と、を有している。
この構成によれば、付勢部が、ボルト固定部の側面に繋がっていない自由端を有しない構成となる。このため、例えば、固定部材単体の運搬時や、固定部材を含むワイヤハーネスを車両に組み付ける作業時等において、付勢部の引っ掛かりが抑制される。これにより、付勢部の損傷を抑制可能となる。
[5]前記弾性部は、前記側面から突出する側に凸となる円弧状をなしている。
この構成によれば、弾性部によって取付対象に対して好適に力を与えることが可能となる。
[6]前記電線部材の外周を覆う外装部材と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する経路規制部材と、を備え、前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有している。この構成によれば、経路規制部材を備えるワイヤハーネスにおいて、ボルト固定部の付勢部の損傷を抑制することが可能となる。
[7]前記保持部は、前記経路規制部材の全周を覆う態様で前記経路規制部材を保持しており、前記保持部は、内周側に突出する突起を有し、前記突起は、前記経路規制部材の前記挿入口の内側に位置する。この構成によれば、経路規制部材が保持部に対して相対的に回転することを保持部の突起によって規制することが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「直交」は、厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
なお、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vに搭載されるものである。ワイヤハーネス10は、2個以上の車載機器同士を電気的に接続する。車載機器は、車両Vに搭載された電気機器である。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前部に設置されたインバータM1と、そのインバータM1よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリM2とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。ワイヤハーネス10は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部分が車両Vの床下などの車室外を通るように車両Vに配索されている。
インバータM1は、例えば、車両走行の動力源となる図示しない車輪駆動用のモータと接続される。インバータM1は、高圧バッテリM2の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリM2は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、ワイヤハーネス本体11を有している。ワイヤハーネス本体11は、電線部材20と、電線部材20の外周を覆う筒状の外装部材30とを有している。ワイヤハーネス10は、電線部材20の両端部に取り付けられたコネクタC1,C2を有している。電線部材20の長さ方向の一端部はコネクタC1を介してインバータM1と接続されるとともに、電線部材20の長さ方向の他端部はコネクタC2を介して高圧バッテリM2と接続されている。
(電線部材20の構成)
図2及び図3に示すように、電線部材20は、例えば、1本又は複数本であって、本実施形態では、2本の電線21と、複数本の電線21の外周を一括して包囲する編組部材25とを有している。
図2に示すように、各電線21は、導電性を有する芯線22と、芯線22の外周を囲うとともに絶縁性を有する絶縁被覆23とを有する被覆電線である。各電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線21は、例えば、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよい。本実施形態の各電線21は、ノンシールド電線である。
芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や単一の導体からなる単芯線などを用いることができる。単芯線としては、例えば、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線22としては、撚線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により構成されている。
各電線21の長さ方向と直交する平面によって電線21を切断した断面形状、つまり各電線21の横断面形状は、任意の形状に形成することができる。各電線21の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状、扁平形状等に形成されている。本実施形態の各電線21の横断面形状は、円形状に形成されている。
編組部材25は、例えば、全体として複数の電線21の外周を一括して包囲する筒状をなしている。編組部材25としては、例えば、複数の金属素線が編成された編組線や、金属素線と樹脂素線とを組み合わせて編成された編組線を用いることができる。金属素線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。図示は省略するが、編組部材25の長さ方向の両端部は、例えば、コネクタC1,C2(図1参照)などにおいてアース接続されている。
(外装部材30の構成)
図3に示すように、外装部材30は、電線部材20の外周を周方向全周にわたって包囲する筒状をなしている。本実施形態の外装部材30は、円筒状に形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の周方向全周にわたって連続して周壁が形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の内部を周方向全周にわたって密閉している。外装部材30は、例えば、飛翔物や水滴から電線部材20を保護する機能を有している。
外装部材30は、例えば、可撓性を有し、容易に屈曲可能である。可撓性を有する外装部材30の例としては、例えば、樹脂製のコルゲートチューブやゴム製の防水カバーなどが挙げられる。本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向において径が大小繰り返す蛇腹形状をなす樹脂製のコルゲートチューブである。すなわち、本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に沿って大径部31と大径部31よりも径の小さい小径部32とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有している。大径部31及び小径部32の各々は、例えば、外装部材30の周方向に沿って1周する環状をなしている。外装部材30の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
(経路規制部材40の構成)
図2及び図3に示すように、ワイヤハーネス10は、外装部材30の外周に取り付けられる経路規制部材40を備えている。経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の配索される経路を規制している。なお、図1では、経路規制部材40の図示を省略している。
経路規制部材40は、外装部材30を保持する。経路規制部材40は、例えば、外装部材30よりも堅硬である。経路規制部材40は、外装部材30に比べて、ワイヤハーネス本体11の長さ方向と直交する方向に曲がり難い硬さを有している。これにより、経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する。例えば、経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11が自重などで撓んで所望の経路から外れないように、外装部材30を補助する。経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において部分的に設けられている。経路規制部材40は、例えば、ワイヤハーネス本体11の経路のうち直線状をなす部分である直線部11Aにおいて、外装部材30の外周に取り付けられている。
図2に示すように、経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆っている。経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部において外装部材30の外周を被覆する形状である。経路規制部材40の横断面形状は、全体としてC字状をなしている。経路規制部材40は、例えば、外装部材30の外周の半分よりも大きい範囲を覆っている。すなわち、経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向全周の半分よりも大きい範囲を覆っている。
経路規制部材40は、直線部11Aにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。経路規制部材40は、例えば、一方向に直線状に延びる形状に形成されている。経路規制部材40の横断面形状は、例えば、経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって一様である。
経路規制部材40は、例えば、金属製又は樹脂製である。本実施形態の経路規制部材40は、樹脂製である。経路規制部材40の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。経路規制部材40は、例えば、押出成形や射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。本実施形態では、経路規制部材40は、押出成形によって製造された押出成形品である。よって、経路規制部材40の原料を長さ方向に押し出す押出成形機を用いることで、経路規制部材40を容易に製造することができる。また、単一の押出成形機を用いて、長さ方向の寸法が異なる複数種類の経路規制部材40を製造することができる。例えば、単一の押出成形機で形成された経路規制部材40の母材を、切断機を用いて任意の長さで切断することによって、長さ方向の寸法が異なる複数種類の経路規制部材40を製造することができる。
経路規制部材40は、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する挿入口40Xを有している。挿入口40Xは、経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びている。経路規制部材40は、経路規制部材40の周方向の両端部であって挿入口40Xを形成する第1端部41及び第2端部42を有している。経路規制部材40は、第1端部41と第2端部42とを連結する連結部43を有している。換言すると、経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部を覆うように形成された連結部43と、連結部43の両端部に設けられた第1端部41及び第2端部42と、第1端部41及び第2端部42によって形成された挿入口40Xとを有している。
連結部43は、経路規制部材40の主部分を構成している。連結部43の径方向の厚さは、例えば、経路規制部材40の周方向において一様である。連結部43の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。第1端部41と第2端部42と連結部43との横断面形状は、例えば、円弧状に形成されている。
第1端部41と第2端部42とは、経路規制部材40の周方向において互いに反対側に設けられている。第1端部41と第2端部42とは、経路規制部材40の周方向において挿入口40Xを挟んで互いに離れて設けられている。換言すると、経路規制部材40の周方向において第1端部41と第2端部42との間の間隙が挿入口40Xとして構成される。このように、経路規制部材40は、経路規制部材40の周方向の一部に挿入口40Xを有するC字状に形成されている。
第1端部41及び第2端部42の先端の横断面形状は、湾曲形状に形成されている。本実施形態の第1端部41及び第2端部42の先端の横断面形状は、円弧形状に形成されている。
経路規制部材40は、第1端部41の内面から突出する突出部45と、第2端部42の内面から突出する突出部46とを有している。各突出部45,46は、経路規制部材40の内部に挿入された外装部材30に向かって突出して外装部材30の外面に接触している。各突出部45,46は、外装部材30の大径部31の外面に接触している。突出部45は、例えば、第1端部41の先端の内面から突出している。突出部46は、例えば、第2端部42の先端の内面から突出している。各突出部45,46の横断面形状は、例えば、湾曲形状に形成されている。本実施形態の各突出部45,46の横断面形状は、円弧形状に形成されている。
図3に示すように、各突出部45,46は、経路規制部材40の長さ方向に延びている。各突出部45,46は、例えば、経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。
各突出部45,46は、外装部材30を外装部材30の外側から押圧する。外装部材30は、突出部45と突出部46と連結部43とによって弾性的に挟まれている。これにより、外装部材30に対する経路規制部材40の連結が強固となる。
図2に示すように、挿入口40Xの開口幅、つまり第1端部41と第2端部42との最短距離は、外装部材30の外径よりも小さい。
挿入口40Xの開口幅は、経路規制部材40が弾性変形することによって大きくなる。例えば、挿入口40Xの開口幅は、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向から挿入口40Xに外装部材30が挿入されることにより、大きくなる。外装部材30が経路規制部材40の内部に挿入されると、経路規制部材40は元の形状に戻ろうと弾性復帰する。これにより、挿入口40Xの開口幅は外装部材30の外径よりも小さくなるため、外装部材30の外周に対して経路規制部材40が取り付けられる。
(固定部材50の構成)
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、車両Vの床部を構成するパネルPにワイヤハーネス本体11を固定するための固定部材50を備えている。固定部材50は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において1つまたは複数設けられる。なお、図1では、固定部材50の図示を省略している。固定部材50は、ワイヤハーネス本体11において例えば経路規制部材40が取り付けられる部位を保持する。
固定部材50は、例えば、金属製又は樹脂製である。本実施形態の固定部材50は、樹脂製である。固定部材50の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。固定部材50は、例えば、射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。
図2及び図3に示すように、固定部材50は、パネルPから延びるボルトBに固定されるボルト固定部51と、ワイヤハーネス本体11を保持する保持部52と、を有している。
(保持部52の構成)
保持部52は、経路規制部材40の全周を覆う態様で経路規制部材40を保持している。保持部52は、保持部本体53と、保持部本体53に連結された蓋部54とを有している。
保持部本体53は、例えば、経路規制部材40における連結部43の外周を被覆している。保持部本体53は、蓋部54にて覆われる挿入口55を有している。挿入口55は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に対して直交する方向に開口する。なお、蓋部54の内面の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。
蓋部54は、例えば、保持部本体53に対して一体に形成されている。蓋部54は、例えば、ヒンジ部56にて保持部本体53に繋がっている。蓋部54は、ヒンジ部56を軸として、開位置と、挿入口55を覆う閉位置との間を回動可能である。なお、図2に示す蓋部54は閉位置にあり、図3に示す蓋部54は開位置にある。
また、蓋部54は、係止爪57を有している。係止爪57は、蓋部54が前記閉位置にある状態で、保持部本体53に設けられたロック部58に係止される。これにより、蓋部54が前記閉位置で保持される。なお、ワイヤハーネス本体11は、挿入口40Xが蓋部54側を向く姿勢で保持部52に保持される。
図2及び図3に示すように、保持部52は、内周側、すなわち、ワイヤハーネス本体11側に突出する突起59を有している。突起59は、保持部52において例えば蓋部54の内面から突出するように形成されている。突起59は、1つまたは複数設けられている。
蓋部54が閉位置にある状態において、突起59は、経路規制部材40の挿入口40Xの内側に位置する。これにより、経路規制部材40が保持部52に対して相対的に回転することを突起59によって規制することが可能となる。また、突起59は、外装部材30の小径部32に嵌合する。これにより、外装部材30の長さ方向において、保持部52に対する外装部材30の移動が抑制される。
(ボルト固定部51の構成)
ボルト固定部51は、例えば、保持部本体53と一体をなしている。ボルト固定部51は、ボルトBが挿通される挿通孔61を有している。なお、図2、図3及び図4には、固定部材50における互いに直交する3方向として、幅方向X、奥行方向Y及び高さ方向Zを図示している。ボルトBは、挿通孔61に対して高さ方向Zに沿って挿入される。また、ワイヤハーネス本体11は、その長さ方向が奥行方向Yに沿うように保持部52に配置される。
図2及び図4に示すように、ボルト固定部51は、車両Vへの取付状態においてパネルPに対向する側面51aを有している。挿通孔61は、側面51aにおいて高さ方向Zの一端側が開口している。すなわち、挿通孔61は、ボルトBが挿入されるボルト挿入口62を側面51aに有している。なお、本実施形態の挿通孔61は、奥行方向Yの両側にも開口している。
挿通孔61の内部には、ボルト挿入口62からボルト固定部51内に挿入されたボルトBに対して軸方向に係止する係止部63が設けられている。係止部63は、例えば、挿通孔61において幅方向Xに互いに対向する一対の内壁面64からそれぞれ延出している。係止部63は、例えば、高さ方向Zに複数並設されている。係止部63は、例えば、一対の内壁面64から内側に向かうにつれてボルトBの挿入方向の前方側に傾斜している。係止部63は、自身の先端部においてボルトBのねじ山に軸方向に係止される。
(付勢部65の構成)
ボルト固定部51は、側面51aに付勢部65を備えている。付勢部65は、例えばボルト挿入口62に対して奥行方向Yの両側にそれぞれ位置している。各付勢部65は、側面51aから延びる一対の弾性片66を有している。一対の弾性片66は、側面51aから離れるにつれて互いに接近するように傾斜している。一対の弾性片66の先端66aは、互いに向かい合っている。すなわち、高さ方向Zにおける各先端66aの位置は互いに一致している。
図2に示すように、奥行方向Yから見て、一対の弾性片66は、ボルト挿入口62の中心軸線Lに対して線対称をなしている。なお、ボルト挿入口62の中心軸線Lは、高さ方向Zに沿っている。奥行方向Yから見て、中心軸線Lから各根元部66bまでの距離は互いに同等である。また、奥行方向Yから見て、中心軸線Lから各先端66aまでの距離は互いに同等である。
本実施形態の作用について説明する。
固定部材50をボルトBに組み付ける際には、ボルトBをボルト固定部51の挿通孔61に高さ方向Zに沿って挿入する。これにより、各係止部63がボルトBの外周面に対して軸方向に係止する。また、各付勢部65の各弾性片66がパネルPに弾性的に接触する。すなわち、各弾性片66は、先端66aが側面51aに近づくように撓んだ状態でパネルPに接触する。これにより、各弾性片66は、パネルPに対して付勢力を付与している。これにより、固定部材50のがたつきを抑制することが可能となる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)ボルト固定部51は、パネルPに対向する側面51aと、側面51aに設けられボルトBが挿入されるボルト挿入口62とを備える。また、ボルト固定部51は、ボルト挿入口62からボルト固定部51内に挿入されるボルトBに対して軸方向に係止する係止部63と、側面51aに設けられパネルPに接触する付勢部65とを備える。付勢部65は、側面51aから延びる一対の弾性片66を有している。一対の弾性片66は、側面51aから離れるにつれて互いに接近するように傾斜している。そして、一対の弾性片66の先端66a同士が向かい合っている。
この構成によれば、付勢部65の一対の弾性片66の先端66a同士が向かい合っている。このため、例えば、固定部材50の運搬時や、固定部材50を含むワイヤハーネス10を車両Vに組み付ける作業時等において、弾性片66の先端66aにおける引っ掛かりが抑制される。これにより、付勢部65が有する弾性片66の損傷を抑制可能となる。
(2)ワイヤハーネス10は、電線部材20の外周を覆う外装部材30と、外装部材30の外周に取り付けられ、外装部材30の経路を規制する経路規制部材40と、を備えている。経路規制部材40は、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口するとともに経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口40Xを有している。この構成によれば、経路規制部材40を備えるワイヤハーネス10において、付勢部65の損傷を抑制することが可能となる。
(3)保持部52は、経路規制部材40の全周を覆う態様で経路規制部材40を保持している。保持部52は、内周側に突出する突起59を有している。そして、突起59は、挿入口40Xの内側に位置する。この構成によれば、経路規制部材40が保持部52に対して相対的に回転することを保持部52の突起59によって規制することが可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・例えば図5に示すように、付勢部65において、一対の弾性片66の先端66a同士を連結する連結部67を設けてもよい。図5に示す構成では、連結部67の厚さT2は、各弾性片66の厚さT1より薄く設定されている。弾性片66の厚さT1は、弾性片66における傾斜部位の厚さである。また、弾性片66の厚さT1は、例えば、前記傾斜部位において一様である。一対の弾性片66において、例えば、厚さT1は互いに同等である。連結部67は、例えば厚さT2が一様な平板状をなしている。
このような構成によれば、一対の弾性片66の先端66a同士が連結部67によって連結されることで、各弾性片66の剛性を向上させることが可能となる。また、一対の弾性片66の先端66a同士が連結部67によって連結されることで、各弾性片66の先端66aにおける引っ掛かり自体を抑制可能となる。したがって、弾性片66の損傷をより一層抑制することが可能となる。また、連結部67の厚さT2を各弾性片66の厚さT1よりも薄くすることで、各弾性片66の撓みやすさを確保しつつ、連結部67を構成することが可能となる。なお、各弾性片66がパネルPに接触して撓んだとき、連結部67は変形する。このとき、連結部67が仮に切断されてしまっても、各弾性片66からパネルPへの付勢力が適切に生じるため、連結部67が切断されても問題はない。なお、図5に示す例では、連結部67の厚さT2を各弾性片66の厚さT1より薄く設定しているが、これに限らず、厚さT1,T2を同等とする、または、厚さT2を厚さT1より厚く設定してもよい。
・上記実施形態の付勢部65を、例えば図6に示すような付勢部70に変更してもよい。付勢部70は、第1接続端71と、第2接続端72と、弾性部73とを有している。第1接続端71は、ボルト固定部51の側面51aに繋がっている。第2接続端72は、ボルト固定部51の側面51aに繋がっている。弾性部73は、第1接続端71と第2接続端72とを連結する。弾性部73は、例えば、側面51aから突出する側に凸となる円弧状をなしている。奥行方向Yから見て、付勢部70は、ボルト挿入口62の中心軸線Lに対して線対称をなしている。すなわち、奥行方向Yから見て、中心軸線Lから第1接続端71までの距離と、中心軸線Lから第2接続端72までの距離とは、互いに同等である。また、奥行方向Yから見て、弾性部73の頂部74は、中心軸線Lと重なっている。頂部74は、弾性部73の幅方向Xにおける中央部であって、弾性部73において側面51aから最も離れた位置にある部位である。弾性部73は、頂部74を含む部位でパネルPに接触して該パネルPに付勢力を与える。
上記のような構成によれば、付勢部70が自由端、すなわち側面51aに繋がっていない端部を有しない構成となる。このため、例えば、固定部材50の運搬時や、固定部材50を含むワイヤハーネス10を車両Vに組み付ける作業時等において、付勢部70の引っ掛かりが抑制される。これにより、付勢部70の損傷を抑制可能となる。また、弾性部73が側面51aから突出する側に凸となる円弧状をなすことで、弾性部73によってパネルPに対して好適に力を与えることが可能となる。
・上記実施形態の付勢部65は、奥行方向Yにおけるボルト挿入口62の両側にそれぞれ設けられたが、これに限らず、幅方向Xにおけるボルト挿入口62の両側に付勢部65をそれぞれ設けてもよい。また、付勢部65の数は、2つに限らず、1つのみ、または3つ以上設けてもよい。また、上記実施形態では、付勢部65が有する一対の弾性片66が奥行方向Yに並設されているが、これに限らず、一対の弾性片66を奥行方向Yに並設してもよい。
・上記実施形態の固定部材50では、保持部本体53の挿入口55がパネルP側を向く設定とし、挿入口55を覆う蓋部54がパネルPと対向する構成としたが、これに特に限定されるものではない。例えば、挿入口55が幅方向Xにおけるボルト固定部51とは反対側を向く構成としてもよい。
・上記実施形態の経路規制部材40の構造は適宜変更可能である。例えば、経路規制部材40は、挿入口40Xを有し、外装部材30の外周に取り付け可能な構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・上記実施形態の突出部45を、経路規制部材40の周方向において、第1端部41の先端よりも挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部46を、経路規制部材40の周方向において、第2端部42の先端よりも挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46を、経路規制部材40の長さ方向において部分的に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46の少なくとも一方を省略してもよい。
・上記実施形態の経路規制部材40において、連結部43の径方向の厚さが周方向において変わるように構成してもよい。
・上記実施形態の経路規制部材40における連結部43の形状は、円弧状に限定されるものではなく、例えば楕円弧形状やU字形状などに変更可能である。
・上記実施形態では、経路規制部材40は、外装部材30よりも堅硬であるとしたが、これに限定されず、外装部材30と同等かそれ以下の堅さであってもよい。すなわち、経路規制部材40は、経路規制部材40が取り付けられていない状態のワイヤハーネス本体11よりもワイヤハーネス本体11が曲がり難くなるように作用すればよい。
・保持部52において、突起59を蓋部54ではなく保持部本体53に設けてもよい。
・固定部材50は、ワイヤハーネス本体11において経路規制部材40を有しない部分を保持するものであってもよい。また、上記実施形態のワイヤハーネス10において経路規制部材40を省略してもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、例えば、樹脂製のコルゲートチューブの外面に金属材料を含む金属層が設けられるものであってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、コルゲートチューブに限らず、例えば、大径部31及び小径部32を有さない外装部材であってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に延びるスリットを有するものであってもよい。
・上記実施形態では、電線21を高圧電線としたが、これに限定されるものではなく、例えば、電線21を低圧電線としてもよい。
・上記実施形態の電線部材20では、電磁シールド部材を編組部材25に具体化したが、これに限定されない。例えば、電線部材20における電磁シールド部材を金属箔に具体化してもよい。
・上記実施形態の電線部材20における編組部材25を省略してもよい。
・上記実施形態では、電線部材20を構成する電線21を2本としたが、これに限定されない。電線21の本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
・車両VにおけるインバータM1と高圧バッテリM2の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器を、インバータM1及び高圧バッテリM2に具体化したが、これに限定されない。ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器は、車両Vに搭載される電気機器であれば、特に限定されない。
・今回開示された実施形態及び変更例はすべての点で例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。すなわち、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ワイヤハーネス
11 ワイヤハーネス本体
11A 直線部
20 電線部材
21 電線
22 芯線
23 絶縁被覆
25 編組部材
30 外装部材
31 大径部
32 小径部
40 経路規制部材
40X 挿入口
41 第1端部
42 第2端部
43 連結部
45 突出部
46 突出部
50 固定部材
51 ボルト固定部
51a 側面
52 保持部
53 保持部本体
54 蓋部
55 挿入口
56 ヒンジ部
57 係止爪
58 ロック部
59 突起
61 挿通孔
62 ボルト挿入口
63 係止部
64 内壁面
65 付勢部
66 弾性片
66a 先端
66b 根元部
67 連結部
70 付勢部
71 第1接続端
72 第2接続端
73 弾性部
74 頂部
B ボルト
C1 コネクタ
C2 コネクタ
L 中心軸線
M1 インバータ
M2 高圧バッテリ
P パネル(取付対象)
T1 厚さ
T2 厚さ
V 車両
X 幅方向
Y 奥行方向
Z 高さ方向

Claims (7)

  1. 電線を有する電線部材と、
    前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、
    を備えるワイヤハーネスであって、
    前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、
    前記ボルト固定部は、
    前記取付対象に対向する側面と、
    前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、
    前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、
    前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、
    前記付勢部は、前記側面から延びる一対の弾性片を有し、
    前記一対の弾性片は、前記側面から離れるにつれて互いに接近するように傾斜し、前記一対の弾性片の先端同士が向かい合っている、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記付勢部は、前記一対の弾性片の前記先端同士を連結する連結部を有している、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記連結部の厚さは、前記各弾性片の厚さより薄い、
    請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 電線を有する電線部材と、
    前記電線部材を取付対象に固定する固定部材と、
    を備えるワイヤハーネスであって、
    前記固定部材は、前記取付対象が有するボルトに固定されるボルト固定部と、前記電線部材を保持する保持部と、を有し、
    前記ボルト固定部は、
    前記取付対象に対向する側面と、
    前記側面に設けられ前記ボルトが挿入されるボルト挿入口と、
    前記ボルト挿入口から前記ボルト固定部内に挿入される前記ボルトに対して軸方向に係止する係止部と、
    前記側面に設けられ、前記取付対象に接触する付勢部と、を備え、
    前記付勢部は、前記側面に繋がる第1接続端と、前記側面に繋がる第2接続端と、前記第1接続端と前記第2接続端とを連結するとともに前記取付対象に接触して該取付対象に力を与える弾性部と、を有している、
    ワイヤハーネス。
  5. 前記弾性部は、前記側面から突出する側に凸となる円弧状をなしている、
    請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記電線部材の外周を覆う外装部材と、
    前記外装部材の外周に取り付けられ、前記外装部材の経路を規制する経路規制部材と、
    を備え、
    前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全体にわたって延びる挿入口を有している、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記保持部は、前記経路規制部材の全周を覆う態様で前記経路規制部材を保持しており、
    前記保持部は、内周側に突出する突起を有し、
    前記突起は、前記経路規制部材の前記挿入口の内側に位置する、
    請求項6に記載のワイヤハーネス。
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