JP2023078737A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常画像の発生を抑制できる構成を提供する。【解決手段】現像容器2は、現像室11において、第2開口部15bよりも矢印g方向上流側に配置され、供給スクリュー13の螺旋羽根13eにより搬送された現像剤を排出する排出口20を有する。また、隔壁15の第2開口部15bよりも矢印g方向上流側には、現像室11と攪拌室12との間で気流が連通することを許容する第3開口部15cが設けられている。矢印g方向に関して、第3開口部15cの下流端は、排出口20の下流端よりも下流側に位置する。【選択図】図5

Description

本発明は、静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として現像する。具体的には、現像装置が備える現像剤剤担持体に現像剤を担持させ、現像位置において現像剤を像担持体に供給することでトナー像を形成する。このような現像装置として、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いたものが、従来から使用されている。二成分現像剤を用いた現像装置の場合、現像剤を収容する現像容器は、現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって第1室と区画された第2室と、隔壁に設けられ、第1室と第2室との間を現像剤が連通可能な連通部とを有する。第1室と第2室とには、それぞれ現像剤を搬送する第1搬送スクリューと第2搬送スクリューが配置されている。そして、第1、第2搬送スクリューを回転させることで第1室と第2室との間で現像剤を攪拌しながら循環搬送している。
また、このような現像装置において、現像容器に現像剤を排出する排出口を設け、この排出口から現像容器内で劣化した現像剤を徐々に排出する、所謂、ACR(Auto Carrier Refresh)方式を採用した構成が知られている。例えば、特許文献1には、第1室において、第1室から第2室に現像剤が連通することを許容する連通部よりも下流側に排出口が設けられた構成が開示されている。また、特許文献2には、第1室において、第2室から第1室に現像剤が連通することを許容する連通部よりも上流側に排出口が設けられた構成が開示されている。
特開2009-98422号公報 特開2018-10078号公報
ここで、現像剤担持体が回転することで現像装置の外部から内部に気流が引き込まれる。特に、現像剤担持体が高速で回転するような場合、現像容器の内部で排出口に向かう気流が生じ、気流が排出口を通じて外部へ抜けてしまう虞がある。このような気流が発生すると、この気流に混ざって現像容器内の現像剤も排出口から排出されてしまい、現像容器内の現像剤量が低下する場合がある。この場合、現像剤担持体に供給される現像剤量も低下して、出力される画像に影響を及ぼし、異常画像が発生してしまう虞がある。
本発明は、異常画像の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1部分と、前記第1部分よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2連通部から前記第1室に流入してきた現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2部分とを有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3部分と、前記第3部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第4部分とを有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第1室において、前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2部分により搬送された現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第1方向に関して、前記第3連通部の下流端は、前記排出口の下流端よりも下流側に位置することを特徴とする。
また、本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部よりも前記第1方向下流側に配置され、現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2搬送部とを有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3搬送部を有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第1室において、前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に配置され、前記第2搬送部を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第1方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置することを特徴とする。
また、本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部分を有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第2搬送部分と、前記第2搬送部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第3搬送部分とを有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第2室において、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第3搬送部分を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第2方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、異常画像の発生を抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 第1の実施形態に係る現像装置の概略構成横断面図。 第1の実施形態に係る現像装置の概略構成縦断面図。 第1の実施形態に係る現像装置内の気流の流れを説明するための図。 第1の実施形態に係る現像装置の排出口側部分を拡大して示す概略構成縦断面図。 第3開口部の領域において、供給スクリューを回転軸線方向に直交する方向に切断した模式図。 第3開口部の領域において、攪拌スクリューを回転軸線方向に直交する方向に切断した模式図。 (a)現像装置を第1開口部において切断した模式図、(b)現像装置を第2開口部において切断した模式図、(c)現像装置を第3開口部において切断した模式図。 現像装置内の現像剤量と排出口からの現像剤の排出量との関係を示すグラフ。 (a)第3開口部がない比較例において、(b)第3開口部がある実施例において、それぞれ、現像スリーブの回転速度が低速の場合と高速の場合とにおける現像剤量と排出量との関係し示すグラフ。 第2の実施形態に係る現像装置の概略構成縦断面図。 第2の実施形態に係る現像装置内の気流の流れを説明するための図。 第3の実施形態に係る現像装置の概略構成縦断面図。 第3の実施形態に係る現像装置内の気流の流れを説明するための図。 第4の実施形態に係る現像装置の排出口側部分を拡大して示す概略構成縦断面図。 第4の実施形態に係る現像装置の排出口側部分を一部を省略して示す斜視図。 第4の実施形態に係る現像装置の排出口と第3開口部との関係を説明するための図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図10を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対応して設けられ4つの画像形成部PY、PM、PC、PKを有する電子写真方式のフルカラープリンタである。本実施形態では、画像形成部PY、PM、PC、PKを後述する中間転写ベルト24の回転方向に沿って配置したタンデム型としている。画像形成装置100は、画像形成装置本体に接続された原稿読み取り装置(図示せず)又は画像形成装置本体に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材27に形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
このような画像形成プロセスの概略を説明すると、まず、各画像形成部PY、PM、PC、PKでは、それぞれ、感光ドラム28Y、28M、28C、28K上に各色のトナー像を形成する。このように形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト24上へ転写され、続いて中間転写ベルト24から記録材27上に転写される。トナー像が転写された記録材は、定着装置25に搬送されて、トナー像が記録材に定着される。以下、詳しく説明する。なお、各画像形成部PY、PM、PC、PKは、画像形成装置本体に対して着脱自在な、感光ドラム28Y、28M、28C、28Kを有するドラムカートリッジと、現像装置(現像カートリッジ)1Y、1M、1C、1Kとから構成される。これらを一体に画像形成装置本体から着脱自在としたプロセスカートリッジであっても良い。
なお、画像形成装置100が備える4つの画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、以下、代表して画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部の構成は、画像形成部PYにおける構成に付した符号の添え字「Y」をそれぞれM、C、Kに置き換えて示し、説明を省略する。
画像形成部PYには、像担持体として円筒型の感光体、即ち、感光ドラム28Yが配設されている。感光ドラム28Yは、所定のプロセススピード(周速度)で図中矢印方向に回転駆動される。感光ドラム28Yの周囲には帯電ローラ21Y(帯電装置)、現像装置1Y、一次転写ローラ23Y、クリーニング装置26Yが配置されている。感光ドラム28Yの図中上方には露光装置(レーザースキャナ)22Yが配置されている。
帯電ローラ21Yは、画像形成時に感光ドラム28Yに従動回転する。帯電ローラ21Yは、感光ドラム28Yに向かって加圧バネ(不図示)によって付勢されている。また、帯電ローラ21Yは、高圧電源から帯電バイアスが印加される。これによって、感光ドラム28Yは、帯電ローラ21Yによりほぼ均一に帯電される。
また、感光ドラム28Y、28M、28C、28Kと対向して中間転写ベルト24が配置されている。中間転写ベルト24は、二次転写内ローラ29aを含む複数の張架ローラにより張架され、複数の張架ローラのうちの駆動ローラの駆動により図中矢印方向に周回移動する。二次転写内ローラ29aと中間転写ベルト24を挟んで対向する位置には、二次転写部材としての二次転写外ローラ29bが配置され、中間転写ベルト24上のトナー像を記録材Pに転写する二次転写部T2を構成している。二次転写部T2の記録材搬送方向下流には定着装置25が配置される。
上述のように構成される画像形成装置100により画像を形成するプロセスについて説明する。まず、画像形成動作が開始すると、回転する感光ドラム28Yの表面が帯電ローラ21Yによって一様に帯電される。次いで、感光ドラム28Yは、露光装置22Yから発せられる画像信号に対応したレーザ光Lにより露光される。これにより、感光ドラム28Y上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム28Y上の静電潜像は、現像装置1Y内に収容されたトナーによって顕像化され、可視像(トナー像)となる。
感光ドラム28Y上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト24を挟んで配置される一次転写ローラ23Yとの間で構成される一次転写部T1Yにて、中間転写ベルト24に一次転写される。一次転写後に感光ドラム28Y表面に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置26Yによって除去される。
このような動作をマゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部でも順次行い、中間転写ベルト24上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、トナー像の形成タイミングに合わせて記録材収納カセット(図示せず)に収容された記録材27が二次転写部T2に搬送され、中間転写ベルト24上の4色のトナー像が、記録材27上に一括で二次転写される。二次転写部T2で転写しきれずに中間転写ベルト24に残留したトナーは、中間転写ベルトクリーナ24aにより除去される。
次いで、記録材27は定着装置25に搬送される。そして、この定着装置25によって、加熱、加圧されることで、記録材27上のトナーは溶融、混合されて、フルカラーの画像として記録材27に定着される。その後、記録材27は機外に排出される。これにより、一連の画像形成プロセスが終了する。なお、所望の画像形成部のみを用いて、所望の色の単色又は複数色の画像を形成することも可能である。
[現像装置]
次に、現像装置1Yについて、図2及び図3を用いて説明する。なお、現像装置1M、1C、1Kについても同様である。現像装置1Yは、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収容する現像容器2を有する。現像容器2は、感光ドラム28Yに対向した現像領域の部分が開口しており、この開口部に一部露出するようにして、内部にマグネットロール4が非回転に配置された現像剤担持体としての現像スリーブ3が回転可能に設置されている。
本実施形態では、現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、所定のプロセススピード(周速度)で、現像動作時に図2の矢印方向に回転する。磁界発生手段としてのマグネットロール4は、周方向に沿って複数の磁極として、N1、N2、N3、S1、及び、S2の5つの磁極を有し、発生する磁界により現像スリーブ3の表面に現像剤を担持させる。
即ち、現像スリーブ3は、図中矢印方向に回転し、マグネットロール4のN1極(吸引極)の位置で吸着した現像剤を規制部材としてのブレード5方向へ搬送する。S1極によって現像スリーブ3上で穂立ちされられた現像剤は、ブレード5によって、現像スリーブ3とブレード5のギャップをその量が規制されつつ通過することで、現像スリーブ3上に所定の層厚の現像剤層を形成する。そして、現像剤層は感光ドラム28と対向する現像領域(現像位置)に担持搬送され、N2極によって磁気穂を形成した状態で感光ドラム28の表面に形成されている静電潜像を現像する。現像に供された後の現像剤はN3極(剥離極)とN1極の間にある無磁力帯まで搬送され、現像スリーブ3より剥離されて現像剤循環経路へ取り込まれる。
なお、本実施形態においては、感光ドラム28Yと現像スリーブ3との対向部である現像領域に対して、現像スリーブ3表面の回転方向上流側で現像剤を規制するため、ブレード5が現像スリーブ3の下方に配置されている。
現像容器2の内部は、垂直方向に延在する隔壁(仕切り部材)15によって、第1室としての現像室11と第2室としての攪拌室12とに区画されている。図3に示すように、隔壁15の長手方向(現像スリーブ3の回転軸線方向)の両端側には、それぞれ現像室11と攪拌室12とを連通する第1連通部及び第2連通部としての第1開口部15a及び第2開口部15bが設けられている。第1開口部15aは、現像室11から攪拌室12に現像剤が連通することを許容する。第2開口部15bは、攪拌室12から現像室11に現像剤が連通することを許容する。これにより、現像室11と攪拌室12とで現像剤の循環経路を形成している。なお、本実施形態の場合、隔壁15に第3連通部としての第3開口部15cが設けられているが、第3開口部15cについては後述する。
また、現像容器2内には、それぞれ現像剤を攪拌しつつ且つ搬送する第1搬送スクリューとしての供給スクリュー13と、第2搬送スクリューとしての攪拌スクリュー14が配置されている。
供給スクリュー13は、現像室11に配置され、現像室11内(第1室内)の現像剤を第2開口部15bから第1開口部15aに向かう第1方向(図3の矢印g方向)に攪拌しつつ搬送し、且つ、現像スリーブ3に現像剤を供給する。攪拌スクリュー14は、攪拌室12に配置され、攪拌室12内(第2室内)の現像剤を第1開口部15aから第2開口部15bに向かう第2方向(図3の矢印h方向に攪拌しつつ搬送する。第2方向は、第1方向とは反対方向である。現像剤は、このようにして、供給スクリュー13及び攪拌スクリュー14によって搬送され、第1開口部15a及び第2開口部15bを介して現像容器2内を循環する。
現像装置1では、二成分の現像剤を用いているため、現像装置1内におけるトナー消費に応じて、現像装置1の一部に設けられた補給口19(図3)から現像装置1内に適宜に現像剤が補給される。具体的には、攪拌室12の攪拌スクリュー14の搬送方向上流側(第2方向上流側)には、補給用搬送経路19aが接続されている。補給用搬送経路19aは、循環経路に補給用現像剤を供給するためのものであり、補給用搬送経路19aに補給口19が設けられている。補給口19は、不図示の現像剤補給装置の補給搬送部(補給パイプ)に接続されている。補給用搬送経路19aには、攪拌スクリュー14が延設されており、補給口19から補給された現像剤は、攪拌スクリュー14により循環経路内に搬送される。
そして、補給された現像剤は、現像装置1Y内の現像剤とともに、攪拌スクリュー14及び供給スクリュー13によって循環経路内で搬送されつつ、攪拌・混合される。このように、攪拌スクリュー14及び供給スクリュー13によって攪拌・混合された現像剤は、その一部が現像スリーブ3の表面に供給され、その表面に担持される。
本実施形態では、現像方式として二成分現像方式を用い、現像剤はマイナス帯電極性の非磁性トナーと磁性キャリアを混合したものを用いている。非磁性トナーはポリエステル、スチレンアクリル等の樹脂に着色料、ワックス成分などを内包し、粉砕あるいは重合によって粉体としたものに、酸化チタン、シリカ等の微粉末を表面に添加したものである。磁性キャリアは、フェライト粒子や磁性粉を混錬した樹脂粒子からなるコアの表層に樹脂コートを施したものである。初期状態の現像剤中のトナー濃度(現像剤中に含まれるトナーの重量比)は、本実施形態では10%となるものを使用している。
一般的に、トナー及びキャリアを用いた二成分現像方式では、トナーとキャリアとを摩擦接触させることによって両者を所定の極性に荷電させる。このため、一成分現像剤を用いた一成分現像方式よりも、トナーの受けるストレスが少ないという特徴を有している。
また、現像剤中のキャリアの表面積はトナーよりも大きいことから、使用の初期においてはトナーがキャリア表面に付着することによってキャリアが汚れることも少ない。しかし、長期間の使用により、キャリア表面に付着した汚れ(スペント)が増加し、そのためにトナーを帯電する能力が次第に低下する。その結果、かぶりやトナー飛散の問題が発生する。二成分現像方式の現像装置の長寿命化を図るために、現像装置に収容するキャリアの量を増やすことも考えられるが、これは現像装置の大型化を招くために望ましくない。
このため、本実施形態の現像装置1Yでは、ACR(Auto Carrier Refresh)方式を採用している。ACR方式では、上述のように、新規の現像剤を少しずつ現像容器2内に補給すると共に、帯電性能の劣化した現像剤を少しずつ現像装置から排出することによって、劣化キャリアの増加を抑制するものである。このような現像装置1Yは、現像剤の嵩変動を利用して、余剰となった劣化現像剤を排出して現像容器2内の現像剤の嵩レベルを大略一定に保つ構成である。このACR方式の現像装置1Yによれば、現像容器2内の劣化キャリアが少しずつ新規キャリアに置換され、現像容器2内のキャリアの帯電性能を大略一定に保つことが可能となる。上記ACR方式の現像装置1Yには、トナー比率の高い補給用現像剤が用いられる。通常、トナーに対するキャリアの重量比率は5~10%程度である。言い換えれば、補給用現像剤は、トナー濃度が90%以上、例えば90~95%(90%以上95%以下)程度の現像剤が用いられる。
なお、図2に示すように、現像容器2の攪拌室12の上方を覆う天板部2bには、攪拌室12の内部から外部に気流を排出可能な排気口16が設けられている。本実施形態では、天板部2bは、現像室11及び攪拌室12の上方を覆うように配置されており、排気口16は攪拌室12に配置された攪拌スクリュー14の上方に形成されている。
現像装置1Yについて、図3を用いてより詳しく説明する。図中の矢印はそれぞれ、供給スクリュー13、攪拌スクリュー14の回転によって搬送される現像剤の流れを示している。上述のように、現像装置1Yは、現像容器2内に、現像室11と攪拌室12とからなる、現像剤が収容される2つの収容室が設けられている。これら2つの収容室は互いの間が隔壁15で仕切られている。そして、現像室11には供給スクリュー13が備えられ、攪拌室12には攪拌スクリュー14が備えられている。
供給スクリュー13および攪拌スクリュー14は、いずれも棒状に延び、それぞれが水平に、かつ互いに平行に配置されている。供給スクリュー13は、断面円形の回転軸(第1回転軸)13aと、その回転軸13aの周囲に回転軸線方向に沿って螺旋状に設けられた第1羽根としての螺旋羽根13bとを有する。また、攪拌スクリュー14も、供給スクリュー13と同様、断面円形の回転軸(第2回転軸)14aと、その回転軸14aの周囲に回転軸方向に沿って螺旋状に設けられた螺旋羽根14bとを有する。供給スクリュー13および攪拌スクリュー14には、そのいずれにも、螺旋羽根13b,14bとは別の螺旋羽根も設けられているが、これらについては後述する。
供給スクリュー13の螺旋羽根13bと、攪拌スクリュー14の螺旋羽根14bは、互いに逆向きに旋回する螺旋羽根であり、供給スクリュー13および攪拌スクリュー14が回転すると、現像室11および攪拌室12内の現像剤は、攪拌されながら互いに逆向きに搬送される。即ち、供給スクリュー13が配置されている現像室11内の現像剤は、供給スクリュー13の矢印g方向に搬送され、攪拌スクリュー14が配置されている攪拌室12内の現像剤は、攪拌スクリュー14の矢印h方向に搬送される。
一方、現像室11と攪拌室12とを仕切る隔壁15にはその両端部に、現像室11と攪拌室12とを繋ぐ第1開口部15aと第2開口部15bが形成されている。このため、矢印g方向に搬送されてきた現像室11内の現像剤は第1開口部15aを通って攪拌室12に流入し、矢印h方向に搬送されてきた攪拌室12内の現像剤は第2開口部15bを通って現像室11に流入する。このようにして、現像装置1内の現像剤は、現像室11と攪拌室12内を攪拌されながら循環移動する。なお、図3に示す領域d1,d2は、現像室11と攪拌室12との間を仕切る隔壁15に設けられている第1開口部15aと第2開口部15bの開口領域を示している。
また、現像装置1Yは、供給スクリュー13が配置されている現像室11に隣接した位置に、現像スリーブ3を備えている。この現像スリーブ3はその一部が現像容器2から露出している。そして、現像装置1Yは、その現像スリーブ3の露出した部分が感光ドラム28Yに近接するように画像形成装置100(図1参照)内に配置されている。
現像スリーブ3は、現像室11内の現像剤を磁力によりその表面に付着させて図2の矢印方向に回転し、感光ドラム28Yと対面した位置(現像位置)に現像剤を搬送する。すると、感光ドラム28Yの表面に形成された静電潜像が現像剤中のトナーで現像され、感光ドラム28Yの表面にトナー像が形成される。一方、トナーによる現像の後の、現像スリーブ3の表面に付着している現像剤は、現像スリーブ3の回転に伴って現像容器2内に戻り、現像スリーブ3から離れ、現像室11内の他の現像剤と一緒になって循環移動しながら攪拌される。
上述のような、トナーによる現像を繰り返すと、現像容器2の内部の現像剤中のトナーが減少する。そこで、この現像容器2には、トナーを含む現像剤の供給を受ける補給口19が設けられている。そして、図1に示す現像剤収容器8内の現像剤が現像剤補給装置により補給口19を介して現像装置1内に供給される。補給口19は、図3に示すように、攪拌スクリュー14が配置されている攪拌室12の、第1開口部15aよりもさらに上流側(矢印h方向とは反対方向側)に設けられている。攪拌スクリュー14は、補給口19が設けられている位置まで延びていて、補給口19から供給された現像剤は攪拌室12内を下流側(矢印h方向で示す向き)に搬送される。そして、第1開口部15aを通って流入してきた現像剤と合流し、攪拌室12内をさらに下流側(矢印hで示す向き)に搬送される。
現像容器2の底板部2a(現像容器2の下面、図2参照)には、現像容器2内の現像剤を少しずつ排出する排出口20が下方に開口するように設けられている。現像装置1内の現像剤はこの排出口20から少しずつ排出され、これにより、現像装置1内の現像剤の、攪拌や搬送による劣化の過度な進行が抑えられている。排出口20からは、トナーだけでなくキャリアも一緒に排出される。このため、補給口19から補給される現像剤、即ち現像剤収容器8内の現像剤には、トナーに加えてキャリアの減少分を補うだけの少量のキャリアも含まれている。
このような現像容器2内の現像剤を少しずつ排出する排出口20は、図3に破線で示す位置に設けられていて、下向きに開いている。即ち、排出口20は、供給スクリュー13が配置されている現像室11内の現像剤の搬送方向(矢印g方向)に関し、攪拌室12内の現像剤が流入する第2開口部15bよりも、さらに上流側の位置に設けられている。第2開口部15bを通って現像室11に流入してきた現像剤は、その大部分が下流側(矢印g方向)に搬送されるが、一部の現像剤は、上流側(矢印g方向とは反対方向)、すなわち排出口20側に進み、排出口20から現像装置1の外部に排出される。排出口20から現像装置1Yの外部に排出された現像剤は、不図示の回収トナー排出経路を通って不図示の回収トナータンクに収容される。
[各スクリューの構成]
次に、現像装置1Yの各スクリューの構成について説明する。まず、攪拌スクリュー14は、攪拌室12内の現像剤を矢印h方向に搬送するスクリューである。即ち、攪拌スクリュー14には、回転軸14aの周りに螺旋羽根14bが設けられていて、この攪拌スクリュー14が回転すると、螺旋羽根14bにより、現像剤が矢印h方向(第2方向)に搬送される。攪拌スクリュー14は補給口19まで延びていて、補給口19から供給された現像剤も一緒に、矢印h方向に搬送される。
また、攪拌スクリュー14の、矢印h方向の下流側には、螺旋羽根14bとは逆向きに旋回したもう1つの螺旋羽根14cが設けられている。攪拌スクリュー14の螺旋羽根14bに押されて矢印h方向に搬送されてきた現像剤は、第2開口部15bよりもさらに下流側に進もうとすると、逆向きに旋回した螺旋羽根14cにより押し戻される。螺旋羽根14cは、現像剤を矢印h方向とは反対方向に搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられている。即ち、攪拌スクリュー14は、矢印h方向(第2方向)に現像剤を搬送する第3部分と、第3部分よりも矢印h方向下流側(第2方向下流側)に配置され、第2開口部15bよりも矢印h方向下流側に搬送された現像剤を矢印h方向とは反対方向に搬送する第4部分とを有する。そして、第3部分には螺旋羽根14bが、第4部分には螺旋羽根14cがそれぞれ配置されている。このため、矢印h方向に第2開口部15bまで搬送されてきた現像剤は、第2開口部15bを通って、現像室11に受け渡される。なお、第4部分は、矢印h方向に関して後述する第3開口部15cが存在する領域まで延設されている。
次に、供給スクリュー13の構造について説明する。供給スクリュー13は、基本的には、領域d2に設けられている第2開口部15bを通って現像室11に流入してきた現像剤を、螺旋羽根13bにより、矢印g方向に領域d1に設けられている第1開口部15aにまで搬送する。そして、搬送してきた現像剤を第1開口部15aから攪拌室12に向けて受け渡す役割を担っている。
供給スクリュー13には、螺旋羽根13bの下流側に、螺旋羽根13bとは逆向きに旋回した螺旋羽根13fが設けられている。螺旋羽根13fは、現像剤を矢印g方向とは反対方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられている。これら双方の螺旋羽根13bと螺旋羽根13f境界は、第1開口部15aが設けられている領域d1内にある。このため、矢印g方向に搬送されてきた現像剤は、螺旋羽根13fによりそれ以上の前進が妨げられ、第1開口部15aを通って攪拌室12に流入する。
また、この供給スクリュー13には、矢印g方向で示す現像剤の搬送方向(第1方向)に関する、螺旋羽根13bの上流側であって、攪拌スクリュー14が配置されている攪拌室12から現像剤を受け入れる第2開口部15bの領域d2内に位置する短い螺旋羽根13cが設けられている。この螺旋羽根13cは、螺旋羽根13bとは逆向きに旋回していて、第2開口部15bを通ってきた現像剤の一部を、矢印g方向とは反対方向の、上流側に押す役割を担っている。
また、供給スクリュー13には、上記の第2開口部15bの領域d2内に設けられている、逆向きに旋回している螺旋羽根13cよりもさらに上流側(矢印g方向とは反対方向側)に、もう1つの螺旋羽根13dが設けられている。この螺旋羽根13dは、矢印g方向への現像剤の搬送を担う螺旋羽根13bと比べ、旋回の向きが同じ螺旋羽根である。
ここで、第2開口部15bの領域d2内に設けられている螺旋羽根13cは、その第2開口部15bを通って現像室11に流入してきた現像剤の一部をその上流側(螺旋羽根13d側)に押し流す。一方、螺旋羽根13cの上流側に設けられている螺旋羽根13dは、現像剤を矢印g方向に搬送する螺旋羽根13bと同じ向きに旋回している螺旋羽根であるため、螺旋羽根13cにより上流側に押されてきた現像剤を下流側(矢印g方向)に押し返す。そして、螺旋羽根13cと螺旋羽根13dの領域の現像剤の一部は、螺旋羽根13dによる下流側に押し戻そうとする障壁に抗してさらに上流側に進む。
また、供給スクリュー13の、螺旋羽根13dのさらに上流側には、もう1つの螺旋羽根13eが設けられている。この螺旋羽根13eは、螺旋羽根13dによる、下流側に押し戻そうとする障壁を乗り越えて上流側に進んできた現像剤を更なる上流側(矢印g方向とは反対方向)に、排出口20にまで搬送する役割の螺旋羽根である。
即ち、供給スクリュー13は、矢印g方向(第1方向)に現像剤を搬送する第1部分と、第1部分よりも矢印g方向上流側(第1方向上流側)に配置され、第2開口部15bから現像室11に流入してきた現像剤の一部を矢印g方向とは反対方向に搬送する第2部分とを有する。そして、第1部分には、現像剤を矢印g方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられた第1羽根としての螺旋羽根13bが配置されている。また、第2部分には、第2羽根、第3羽根、第4羽根としての螺旋羽根13c、13d、13eが配置されている。
第2羽根としての螺旋羽根13cは、現像剤を矢印g方向とは反対方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられている。第3羽根としての螺旋羽根13dは、第2部分の螺旋羽根13cの矢印g方向上流側に配置され、現像剤を矢印g方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられている。第4羽根としての螺旋羽根13eは、第2部分の螺旋羽根13dの矢印g方向上流側に配置され、螺旋羽根13dを乗り越えた現像剤を排出口20に向けて矢印g方向とは反対方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられている。
また、供給スクリュー13の矢印g方向最上流側には、螺旋羽根13eに搬送されて排出口20を通過したにも関わらず、排出口20からうまく排出されなかった現像剤を排出口20側へ押し戻すように現像剤を矢印g方向下流側(第1方向下流側)へ搬送する役割をする螺旋羽根13gが設けられている。即ち、螺旋羽根13gは、現像剤を矢印g方向に搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられている。
ここで、排出口20から排出される現像剤の量は、上記の構成を採用することで現像装置1Y内の現像剤が多いときに少しずつ排出されるようになる。しかしながら排出口20から排出される現像剤は、供給スクリュー13の回転により排出口20まで搬送されるものと、現像装置1Y内を流れる気流によって排出口20まで運ばれてくるものがある。
現像装置1Y内を流れる気流は、現像スリーブ3および供給スクリュー13と攪拌スクリュー14の回転によって現像装置1Yの外部から引き込んでくるものが主である。そして、供給スクリュー13と攪拌スクリュー14の回転動作によって巻き上がる現像剤と、上述の現像スリーブ3の無磁力帯(図2記載)から剥離される現像剤の一部が、気流に混ざって現像装置1Y内を流れていってしまう。
特に、排出口20が供給スクリュー13側、即ち、現像スリーブ3に近い側である現像室11側にあるような構成では、現像スリーブ3と供給スクリュー13の回転によって引き込まれる気流が、排出口20からの現像剤排出量に及ぼす影響が大きい。とりわけ、画像形成装置100のプロセススピード自体が速い場合には、現像スリーブ3および供給スクリュー13と攪拌スクリュー14の回転速度が速いと、現像装置1Yの外部から引き込んでくる気流も多くなり、上述の現像装置1Y内の気流に混ざって流れていく現像剤の量が多くなってしまう。
[現像装置内の気流について]
ここで、現像装置1Yにおける気流について図4を用いて説明する。現像装置1Y内の供給スクリュー13の近傍には現像スリーブ3と供給スクリュー13の回転により図4の矢印で示すような気流が外部から流れ込んでくる。詳細は後述するが、この気流はその後、供給スクリュー13から攪拌スクリュー14の方へ流れていく。現像装置1Yにおいて、攪拌スクリュー14の上部には排気口16(図2参照)が配置されており、攪拌スクリュー14側へ流れてきた気流は現像装置1Yの排気口16より現像装置1Yの外部へ抜けていく。排気口16は、上述のように現像装置1Y内部からその外部へ空気を排出する役割を担っており、排気口16には内部の現像剤が現像装置1Yの外に出ていかないようにフィルタなどの捕集部材を配置している。但し、排気口16に捕集部材を設けなくても良い。
次に、供給スクリュー13上流側への気流の流れについて説明する。隔壁15に形成された第2開口部15bにおいて、攪拌スクリュー14側から供給スクリュー13側へ現像剤が受け渡されるため、おのずと領域d2の剤面高さは高くなる。このため領域d2は現像剤で空間が占められてしまうとともに、攪拌スクリュー14側から供給スクリュー13側へ現像剤が搬送されるために、供給スクリュー13側から攪拌スクリュー14側へ気流が流れ込みにくく、大半の気流はそのまま供給スクリュー13の搬送方向(図3の矢印g方向)のさらに上流側へ流れていってしまう。
[第3開口部]
このため、本実施形態では、隔壁15に第3連通部としての第3開口部15cを設けており、d3は第3開口部15cのある領域を示している。即ち、第3開口部15cは、隔壁15の第2開口部15bよりも矢印g方向上流側に設けられ、現像室11と攪拌室12との間で気流が連通することを許容する。また、矢印g方向に関して、第3開口部15cの下流端は、排出口20の下流端よりも下流側に位置する。また、第3開口部15cの開口面積は、排出口20の開口面積よりも大きい。
即ち、第3開口部15cは、排出口20に対して、供給スクリュー13の矢印g方向下流側に配置することで、領域d2内で供給スクリュー13から攪拌スクリュー14へ流れていかなかった気流を領域d3内で供給スクリュー13から攪拌スクリュー14側へ送り込むようにする。この際、攪拌スクリュー14側の螺旋羽根14cは図3及び図4に示すように領域d3から領域d2に向かって搬送する方向に回転し、螺旋羽根14cが回転することで領域d3において供給スクリュー13側から攪拌スクリュー14側へ気流と引き込むように機能する。
以下、供給スクリュー13側から攪拌スクリュー14側へ引き込む気流について、より詳細に説明する。図5は、図3及び図4における領域d2と領域d3近傍を拡大した図である。また、図6及び図7は、図5の供給スクリュー13および攪拌スクリュー14を領域d3において長手方向に対して垂直方向に切断したときの断面図である。
まず、領域d3における供給スクリュー13の螺旋羽根13eと攪拌スクリュー14の螺旋羽根14cに対して、供給スクリュー13と攪拌スクリュー14が所望の回転をする際に螺旋羽根13eと螺旋羽根14cの回転する羽根の通過領域、すなわち羽根が通過する空間の体積を比較する。なお、螺旋羽根13eは、矢印g方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を排出口20に向けて搬送するように、回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根に相当する。また、螺旋羽根14cは、矢印h方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根に相当する。
図5及び図6に示すように、螺旋羽根13eに対して、螺旋羽根の1回転に対するピッチを13eP、螺旋羽根の直径を13eL、供給スクリュー13の回転軸13aの直径を13aLとしたときの、螺旋羽根13eが1回転した際に通過する体積13eVは、以下の式で表される。
(1)13eV=π×((13eL/2)-(13aL/2))×13eP
また、同様に図5及び図7に示すように、螺旋羽根14cにおける螺旋羽根の1回転に対するピッチを14cP、螺旋羽根の直径を14cL、攪拌スクリュー14の回転軸14aの直径を14aLとしたときの、螺旋羽根14cが1回転した際に通過する体積14cVは、以下の式で表される。
(2)14cV=π×((14cL/2)-(14aL/2))×14cP
上述のように、(1)、(2)の式における13eV、14cVは、供給スクリュー13および攪拌スクリュー14が1回、回転する際に螺旋羽根13eと螺旋羽根14cの通過する空間の体積を示している。この体積は螺旋羽根13e、14cが回転する際に螺旋羽根の外の領域から引き込む気流の量に相当する。即ち、上記螺旋羽根の1回、回転する際の通過する空間の体積が大きければ大きいほど、螺旋羽根が引き込む気流が大きくなるということになる。
本実施形態では領域d3において、(1)、(2)式における13eV、14cVの関係は以下のような関係をもたせている。
(3)14cV≧13e
(3)式は領域d3においては供給スクリュー13側から攪拌スクリュー14側へ気流が流れていくことを示している。特に、本実施形態では、回転軸14aの回転により螺旋羽根14cが単位時間あたりに通過する領域を、回転軸13aの回転により螺旋羽根13eが単位時間あたりに通過する領域よりも大きくすることが好ましい。即ち、
14cV>13eV
の関係にすることが好ましい。
なお、上述の実施形態では、供給スクリュー13及び攪拌スクリュー14が1条の羽根を有する1条スクリューである構成について説明したが、供給スクリュー13及び攪拌スクリュー14は複数の羽根を有する多条スクリューでも良い。多条スクリューの羽根の条数を、それぞれ螺旋羽根13eについては13eM、螺旋羽根14cについては14cMとし、それに加えて、供給スクリュー13および攪拌スクリュー14で単位時間当たりの回転数が異なるような場合も考慮し、それぞれの単位時間当たりの回転数を13N、14Nとする。この場合に、以下の式を満たすことが好ましい。
(4)[14cV×14cM×14N]≧[13eV×13eM×13N]
上述のような供給スクリュー13および攪拌スクリュー14の螺旋羽根13eと螺旋羽根14cの関係に加えて、供給スクリュー13の長手方向において、第3開口部15cは排出口20よりも矢印g方向下流側に配置することで、領域d2から流れてきた気流は排出口20に到達する前に領域d3の第3開口部15cから攪拌スクリュー14側へ流れ込んでいく。
なお、ここでいう第3開口部15cが排出口20よりも矢印g方向下流側という意味は、図5に示すように、矢印g方向において、第3開口部15cの先端部(下流端)15cWが排出口20と先端部(下流端)20Wよりも下流側に位置していれば良いという意味である。即ち、第3開口部15c全部が排出口20の先端部20Wよりも矢印g方向下流側に位置していなくても良い。但し、第3開口部15c全部が排出口20の先端部20Wよりも矢印g方向下流側に位置するようにしても良い。
[各開口部の高さについて]
次に、第1開口部15a、第2開口部15b、第3開口部15cの壁面の高さ方向について説明する。図8(a)~(c)に、第1開口部15a、第2開口部15b、第3開口部15cにおける断面図を示す。図8(a)は第1開口部15a 、図8(b)は第2開口部15b、図8(c)は第3開口部15cにおける断面図である。
図8(a)~(c)に示すように、攪拌スクリュー14側(攪拌室12)と供給スクリュー13側(現像室11)との間を現像剤が受け渡される、第1開口部15a、第2開口部15bの領域d1、d2の現像剤面高さに対して、排出口20へ向かう現像剤の剤面高さは低い。本実施形態では第1開口部15a、第2開口部15b、第3開口部15cの領域d1、d2、d3において隔壁15における高さを変えている。即ち、鉛直方向に関して、第3開口部15cの開口の下端部を、第1開口部15a及び第2開口部15bの開口の下端部よりも上方に位置させている。
現像剤は基本的には第1開口部15a及び第2開口部15bの領域d1、d2で受け渡されることで、現像室11と攪拌室12の間を循環移動する。そのため、第1開口部15a、第2開口部15bにおける隔壁15における高さが高すぎると、現像剤の受け渡し性を低下させることになる。
一方、第3開口部15cは排出口20に向かって流れる気流を領域d3で攪拌室12へ送り込むことが目的である。また、供給スクリュー13の螺旋羽根13dによる、下流側に押し戻そうとする障壁を乗り越えて上流側に進んできた現像剤は余剰現像剤の為、攪拌室12へ受け渡さず、基本的には排出口20に搬送することが望ましい。
従って、第3開口部15cの高さを、第1開口部15a、第2開口部15bの高さよりも高くすることにより、概ね、第3開口部15cにおける領域d3では排出口20に向かって流れる気流のみを攪拌室12へ送り込み、本来排出されるべき現像剤は攪拌室12へ受け渡されることなく、排出口20に搬送される。
上記の構成により、気流によって搬送される現像剤は排出口20から排出されることなく、攪拌スクリュー14側に移っていく。攪拌スクリュー14側に流れ込んだ気流は上述のように攪拌スクリュー14の垂直方向上部にある排気口16から抜けていき、気流に混ざっていた現像剤は気流が排気口16まで上がっていく際に気流の流れから重力により分断され、攪拌室12内に落下してくる。上記現像剤は攪拌スクリュー14の螺旋羽根14cによって、再び領域d2まで搬送され、領域d2において攪拌スクリュー14によって搬送されてきた現像剤と混合される。
[排出口の排出特性]
次に、現像装置1Yにおいて、排出口20から排出される現像剤の排出特性について、図9を用いて説明する。図9では、横軸が現像装置1Y内の現像剤量、縦軸が現像装置1Yの排出口20から排出される現像剤の排出量(ACR排出量)としたときの現像剤量に対する排出量の関係の概略を示している。
上述のように補給動作等により現像装置1Y内の現像剤量が増えていくと、現像容器2内の現像剤の嵩が大きくなることで、現像装置1Y内の排出口20からの排出量はそれに倣って図9の点線のように増加していく。但し、現像装置1Y内の現像剤量はある所定の量以上増えることはなく、現像装置1Y内に現像剤を補給された分だけ、排出口20から排出される。一方、現像剤が少ない側においては、現像容器2内の現像剤も嵩も小さいため、排出口20からの排出量はゼロ、もしくはゼロ近傍に近づいて推移する。
[第3開口部による効果]
次に、本実施形態のように領域d3内に第3開口部15cを有する場合の効果について、図10(a)、(b)を用いて説明する。を提示する。ここでは、第3開口部15cがなない比較例(図10(a))と、第3開口部15cがある実施例(図10(b))の各状態で、現像装置の駆動速度を変えた場合にそれぞれ排出口20から排出される現像剤排出量(ACR排出量)を測定した。
比較例及び実施例で使用した現像装置1Yの構成は、以下の通りである。現像スリーブ3は直径Φ18mmのものを使用した。供給スクリュー13は、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根13b、13c、13d、13e、13f、13gにおいて14mm。回転軸13aの直径(軸径)は8mm。スクリューの1周に対するピッチは螺旋羽根13bでは20mm、螺旋羽根13c、13eでは10mm、13d、13g、13fでは5mm。
攪拌スクリュー14は、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根14b、14cで14mm。回転軸14aの直径(軸径)は6mm、スクリューの1周に対するピッチは14b、14c共に20mm。隔壁15上の各開口部15a、15b、15cの幅(回転軸線方向の長さ)は15~20mmにしている。なお、比較例は第3開口部15cがない。各開口部は供給スクリュー13および攪拌スクリュー14のピッチと同程度もしくはそれより大きくしておくことが望ましい。
図10(a)、(b)に、第3開口部15cが「なし」の状態(隔壁15がそのままある状態、比較例)と、第3開口部15cが「ある」状態(実施例)で、それぞれ現像スリーブ3の回転速度が600[mm/s](高速)の状態と、200[mm/s](低速)の状態に対して、各現像剤量下で排出口20から排出される現像剤量を測定した結果を示す。ここで、図9と同様に、横軸を現像装置1Yの現像剤量、縦軸を現像装置1Yの排出口20から排出される排出量(ACR排出量)とし、高速時の排出量を黒塗りの三角(図10(a))、丸(図10(b))、低速時の排出量を白抜きの三角(図10(a))、丸(図10(b))として示している。
図10(a)に示すように、比較例の領域d3内に第3開口部15cが「なし」の場合においては、現像スリーブ3の回転速度が高速の場合、現像容器2内の現像剤の量が少ない場合から多い場合に向かって(図10(a)の左から右に向かって)見ていくと、現像剤の量がある程度増えた状態で、本来は排出されるべきではない現像剤量であるにも拘わらず、ACR排出量が増加し過剰排出となっている。これは、上述したように、供給スクリュー13および攪拌スクリュー14の螺旋羽根によって巻き上げられた現像剤が、現像スリーブ3および供給スクリュー13と攪拌スクリュー14の回転よって現像装置1Yの外部から引き込んでくる気流に混ざって流れていく現像剤の量が増加するからである。
現像容器2内の現像剤量がさらに増えると、現像スリーブ3の回転速度が高速/低速のどちらの場合においてもACR排出量が急激に増加する。これは期待された正常の排出であり、現像剤量の増加に伴い領域d2に流入する現像剤量が増加し螺旋羽根13dによって排出口20の方向へ搬送される現像剤量が増加するためである。
また、比較例の構成を実際に画像形成装置に搭載して、現像スリーブ3の回転速度が高速の状態で画像を出力していくと、上述の気流に伴う過剰排出によりさらに現像容器2内の現像剤量が低下した。そして、現像スリーブ3に現像剤が搬送されなくなってしまい、画像形成装置の出力画像においても部分的にトナーが載っていない白スジ画像(異常画像)が発生した。
一方、図10(b)に示すように、実施例の領域d3内に第3開口部15cが「ある」場合は、上述のように気流に伴う過剰排出が抑制されるため、現像スリーブ3の回転速度が高速/低速のどちらの場合においても、現像容器2内の現像剤量が一定に保たれた。そして、実施例の構成を実際に画像形成装置に搭載して画像形成を行い、出力画像の確認を行っても白スジ画像が発生しなかった。
このように本実施形態では、現像スリーブ3の回転によって引き込まれた気流により現像剤が排出口20から排出されることを抑制でき、異常画像の発生を抑制できる。即ち、上記の結果より、本実施形態の現像装置1Yは、プロセススピードが高速の場合においても、気流による排出口20からの現像剤排出を抑制することが可能となり、経時においても安定した画像出力が可能な画僧形成装置を実現することが可能となった。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図11及び図12を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、補給口19が攪拌スクリュー14の現像剤搬送方向上流位置に、排出口20が供給スクリュー13の現像剤搬送方向上流位置に設けられている構成について説明した。これに対して本実施形態では、補給口19が攪拌スクリュー14Aの現像剤搬送方向上流位置に、排出口20が供給スクリュー13Aの現像剤搬送方向下流位置であり、現像容器2の下面に設けられている構成である。即ち、排出口20の位置を第1の実施形態と異ならせている。そして、排出口20の配置の変更に伴い、供給スクリュー13A及び攪拌スクリュー14Aの螺旋羽根の形状、向き、第3開口部15cの長手位置を変更した。その他の構成及び作用については、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成については同じ符号を付して説明及び図示を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11に示すように、本実施形態の場合も第1の実施形態と同様に、供給スクリュー13A、攪拌スクリュー14Aの回転によって、それぞれ矢印g方向(第1方向)、矢印h方向(第2方向)に現像剤が搬送され、現像装置1Y内の現像剤は、現像室11と攪拌室12内を攪拌されながら循環移動する。補給口19についても、第1の実施形態と同様に、攪拌スクリュー14Aが配置されている攪拌室12の、第1開口部15aよりもさらに矢印h方向上流側に設けられている。
一方、現像装置1Y内の現像剤を少しずつ排出する排出口20は、図11に破線で示す位置において、現像容器2の底板部2a(図2参照)に下方に開口するように設けられている。即ち、排出口20は、供給スクリュー13Aが配置されている現像室11内の現像剤の搬送方向(矢印g方向)に関し、攪拌室12内へ現像剤が流入する第1開口部15aよりも、さらに下流側の位置に設けられている。現像室11において搬送された現像剤は、その大部分が第1開口部15aにおいて攪拌室12へ受け渡される。一方、一部の現像剤は、排出口20側に進み、排出口20から現像装置1の外部に排出される。排出口20から現像装置1Yの外部に排出された現像剤は、不図示の回収トナー排出経路を通って不図示の回収トナータンクに収容される。
攪拌室12内の現像剤を矢印h方向に搬送する第2搬送スクリューとしての攪拌スクリュー14Aは、第1の実施形態と同様に回転軸14aの周りに螺旋羽根14bが設けられている。即ち、攪拌スクリュー14Aは、第1開口部15aから第2開口部15bに向かう矢印h方向に現像剤を搬送する第3搬送部を有し、第3搬送部に螺旋羽根14bが配置されている。この攪拌スクリュー14Aは補給口19にまで延びていて、その補給口19から供給されたトナーも一緒に、矢印h方向に搬送される。
また、攪拌スクリュー14Aの矢印h方向の下流側には、螺旋羽根14bとは逆向きに旋回したもう1つの螺旋羽根14cが設けられている。本実施形態では、排出口20の配置が第1の実施形態とは異なるため、攪拌スクリュー14Aの螺旋羽根14bとは逆向きに旋回したもう1つの螺旋羽根14cの長さと位置が異なる。螺旋羽根14bと螺旋羽根14cの境界に第2開口部15bを設けることにより、現像剤は現像室11に受け渡される。
現像室11内の現像剤を矢印g方向に搬送する第1搬送スクリューとしての供給スクリュー13Aは、第1の実施形態と同様に回転軸13aの周りに螺旋羽根13bが設けられている。また、供給スクリュー13Aには、現像剤搬送方向下流位置に螺旋羽根13bとは逆向きに旋回している螺旋羽根13dが設けられ、矢印g方向に搬送する現像剤を押し返す。即ち、供給スクリュー13Aは、第2開口部15bから第1開口部15aに向かう矢印g方向に現像剤を搬送する第1搬送部と、第1搬送部よりも矢印g方向下流側に配置され、現像剤の一部を矢印g方向とは反対方向に搬送する第2搬送部とを有する。そして、第1搬送部に第1搬送羽根としての螺旋羽根13bが、第2搬送部に第2搬送羽根としての螺旋羽根13dがそれぞれ配置されている。排出口20は、現像室11において、第1開口部15aよりも矢印g方向下流側に配置され、第2搬送部を乗り越えた現像剤を排出することになる。
螺旋羽根13bと螺旋羽根13dの境界に第1開口部15aを設けることにより、現像剤の大部分は現像室11に受け渡される。そして、螺旋羽根13cと螺旋羽根13dの領域の現像剤の一部は、螺旋羽根13dによる上流側に押し戻そうとする障壁に抗してさらに下流側に進み、障壁を乗り越えて下流側に進んできた現像剤を螺旋羽根13eによって排出口20にまで搬送する。即ち、第3搬送羽根としての螺旋羽根13eは、螺旋羽根13dの矢印g方向下流側に配置され、螺旋羽根13dを乗り越えた現像剤を排出口20に向けて矢印g方向に搬送する。
また、供給スクリュー13Aの矢印g方向最下流側には、第1の実施形態と同様に、螺旋羽根13eに搬送されて排出口20を通過したにも関わらず、排出口20からうまく排出されなかった現像剤を排出口20側へ押し戻すように現像剤を矢印g方向上流側へ搬送する役割をする螺旋羽根13gが設けられている。
また、本実施形態では、第3開口部15cが供給スクリュー13Aの螺旋羽根13dの矢印g方向下流側で、且つ、排出口20に対して矢印g方向上流側に設けられており、d3は第3開口部15cのある領域を示している。即ち、第3開口部15cは、隔壁15の第1開口部15aよりも矢印g方向下流側に設けられ、現像室11と攪拌室12との間で気流が連通することを許容する。また、矢印g方向に関して、第3開口部15cの上流端は、排出口20の上流端よりも上流側に位置する。また、第3開口部15cの開口面積は、排出口20の開口面積よりも大きい。
第3開口部15cは、排出口20に対して、供給スクリュー13Aの矢印g方向上流側に配置することで、領域d1で現像室11から攪拌室12へ流れていかなかった気流を領域d3で現像室11から攪拌室12へ送り込むようにするものである。この際、攪拌室12側の攪拌スクリュー14Aの螺旋羽根14bは領域d3から領域d1に向かって現像剤を搬送する方向に回転し、螺旋羽根14bが回転することで領域d3において現像室11から攪拌室12側へ気流と引き込むように機能する。
即ち、攪拌スクリュー14Aは、矢印h方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根としての螺旋羽根14bを有する。更に言えば、第3搬送部に配置された螺旋羽根14bは、矢印h方向に関して第3開口部15cが存在する領域まで延設されている。一方、供給スクリュー13Aは、矢印g方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を排出口20に向けて搬送するように、回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根としての螺旋羽根13eを有する。
そして、上述の(2)式における螺旋羽根14cを螺旋羽根14bに置き換えた場合に、(3)式を満たす。即ち、螺旋羽根13eが1回転した際に通過する体積13eV、螺旋羽根14bが1回転した際に通過する体積14bVは、14bV≧13eVを満たす。特に本実施形態では、回転軸14aの回転により螺旋羽根14bが単位時間あたりに通過する領域を、回転軸13aの回転により螺旋羽根13eが単位時間あたりに通過する領域よりも大きくすることが好ましい。
図12に示すように、本実施形態では、現像装置1Y内の現像スリーブ3と供給スクリュー13Aの回転により発生した気流の一部は第1開口部15aを通じて攪拌室12に流れ込み、一部は排出口20の方向に流れ込む。排出口20の方向に流れ込んだ気流は、攪拌スクリュー14Aの回転により第3開口部15cに引き込まれて、排出口20に流れる気流は低減される。
その結果、供給スクリュー13Aと攪拌スクリュー14Aの回転動作によって巻き上がる現像剤と上述の現像スリーブ3の無磁力帯(図2記載)から剥離される現像剤の一部が気流に混ざって、排出口20で排出される現像剤が低減される。
なお、本実施形態の構成においても、領域d3内に第3開口部15cの効果について、第3開口部15cがある実施例と、第3開口部15cがない比較例の各状態で排出口20から排出される現像剤排出量を測定した結果、図10(a)、(b)と同様の効果を得られた。
また、本実施形態の構成における実施例及び比較例で使用した現像装置1Yの構成は、以下の通りである。現像スリーブ3は直径Φ18mmのものを使用した。供給スクリュー13Aは、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根13b、13d、13e、13gにおいて14mm。回転軸13aの直径(軸径)は8mm。スクリューの1周に対するピッチは螺旋羽根13bでは20mm、螺旋羽根13eでは10mm、13d、13gでは5mm。
攪拌スクリュー14Aは、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根14b、14cで14mm。回転軸14aの直径(軸径)は6mm、スクリューの1周に対するピッチは14bでは20mm、螺旋羽根14cでは5mm。隔壁15上の各開口部15a、15b、15cの幅(回転軸線方向の長さ)は15~20mmにしている。なお、比較例は第3開口部15cがない。各開口部は供給スクリュー13Aおよび攪拌スクリュー14Aのピッチと同程度もしくはそれより大きくしておくことが望ましい。
このような本実施形態の場合も、異常画像の発生を抑制できる。即ち、上記の結果より、本実施形態の現像装置1Yは、現像室11における現像剤搬送の下流側に排出口20を設ける構成においてプロセススピードが変化しても、現像装置1Y内に収容されている現像剤の量に応じた量だけ、少しずつ排出することが可能となった。即ち、プロセススピードが高速の場合においても、気流による排出口20からの現像剤排出を抑制することが可能となり、経時においても安定した画像出力が可能な画僧形成装置を実現することが可能となった。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について、図13及び図14を用いて説明する。上述の第1、第2の実施形態では、排出口20が供給スクリュー13の現像剤搬送方向上流位置或いは下流位置に設けられている構成について説明した。これに対して本実施形態では、補給口19が攪拌スクリュー14Bの現像剤搬送方向上流位置に、排出口20が攪拌スクリュー14Bの現像剤搬送方向下流位置であり、現像容器2の下面に設けられている構成である。即ち、排出口20の位置を攪拌室12に設けている。そして、排出口20の配置の変更に伴い、供給スクリュー13B及び攪拌スクリュー14Bの螺旋羽根の形状、向き、第3開口部15cの長手位置を変更した。その他の構成及び作用については、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成については同じ符号を付して説明及び図示を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図13に示すように、本実施形態の場合も第1の実施形態と同様に、供給スクリュー13B、攪拌スクリュー14Bの回転によって、それぞれ矢印g方向(第1方向)、矢印h方向(第2方向)に現像剤が搬送され、現像装置1Y内の現像剤は、現像室11と攪拌室12内を攪拌されながら循環移動する。補給口19についても、第1の実施形態と同様に、攪拌スクリュー14Bが配置されている攪拌室12の、第1開口部15aよりもさらに矢印h方向上流側に設けられている。
攪拌室12内の現像剤を矢印h方向に搬送する第2搬送スクリューとしての攪拌スクリュー14Bは、第1の実施形態と同様に回転軸14aの周りに第1スクリュー羽根としての螺旋羽根14bが設けられている。即ち、攪拌スクリュー14Bは、第1開口部15aから第2開口部15bに向かう矢印h方向に現像剤を搬送する第2搬送部分を有し、第2搬送部分に螺旋羽根14bが配置されている。この攪拌スクリュー14Bは補給口19にまで延びていて、その補給口19から供給されたトナーも一緒に、矢印h方向に搬送される。
現像装置1Y内の現像剤を少しずつ排出する排出口20は、図13に破線で示す位置に位置において、現像容器2の底板部2a(図2参照)に下方に開口するように設けられている。即ち、排出口20は、攪拌スクリュー14Bが配置されている攪拌室12内の現像剤の搬送方向(矢印h方向)に関し、現像室11内へ現像剤が流入する第2開口部15bよりも、さらに下流側の位置に設けられている。攪拌室12において搬送された現像剤は、その大部分が第2開口部15bにおいて現像室11へ受け渡される。一方、一部の現像剤は、排出口20側に進み、排出口20から現像装置1Yの外部に排出される。排出口20から現像装置1Yの外部に排出された現像剤は、不図示の回収トナー排出経路を通って不図示の回収トナータンクに収容される。
また、攪拌スクリュー14Bの矢印h方向の下流側には、螺旋羽根14bとは逆向きに旋回している螺旋羽根14cが設けられ、矢印h方向に搬送する現像剤を押し返す。螺旋羽根14bと螺旋羽根14cの境界に第2開口部15bを設けることにより、現像剤の大部分は現像室11に受け渡される。そして、螺旋羽根14bと螺旋羽根14cの領域の現像剤の一部は、螺旋羽根14cによる上流側に押し戻そうとする障壁に抗してさらに下流側に進み、障壁を乗り越えて下流側に進んできた現像剤を螺旋羽根14dによって排出口20にまで搬送する。
即ち、攪拌スクリュー14Bは、上述の第2搬送部分と、第2搬送部分よりも矢印h方向下流側に配置され、第2開口部15bよりも矢印h方向下流側に搬送された現像剤を矢印h方向とは反対方向に搬送する第3搬送部分とを有する。そして、第2搬送部分に第1スクリュー羽根としての螺旋羽根14bが、第3搬送部分に第2スクリュー羽根としての螺旋羽根14cがそれぞれ配置され、螺旋羽根14cの矢印h方向下流側に、第3スクリュー羽根としての螺旋羽根14dが配置されている。具体的には、螺旋羽根14bは、現像剤を矢印h方向に搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられている。螺旋羽根14cは、現像剤を矢印h方向とは反対方向に搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられている。螺旋羽根14dは、螺旋羽根14cを乗り越えた現像剤を排出口20に向けて矢印h方向に搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられている。
また、攪拌スクリュー14の矢印h方向最下流側には、螺旋羽根14dに搬送されて排出口20を通過したにも関わらず、排出口20からうまく排出されなかった現像剤を排出口20側へ押し戻すように現像剤を矢印h方向上流側へ搬送する役割をする螺旋羽根14eが設けられている。即ち、螺旋羽根14eは、現像剤を矢印h方向とは反対方向に搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられている。
第1搬送スクリューとしての供給スクリュー13Bは、第1の実施形態と同様に、領域d2に設けられている第2開口部15bを通って現像室11に流入してきた現像剤を、螺旋羽根13bにより矢印g方向に、領域d1に設けられている第1開口部15aにまで搬送し、その搬送してきた現像剤を第1開口部15aから攪拌室12に向けて受け渡す役割を担っている。即ち、供給スクリュー13Bは、第2開口部15bから第1開口部15aに向かう矢印g方向に現像剤を搬送する第1搬送部分を有する。そして、第1搬送部分に螺旋羽根13bが配置されている。
また、螺旋羽根13bの矢印g方向下流側に、螺旋羽根13bとは逆向きに旋回した螺旋羽根13fが設けられている。これら双方の螺旋羽根13bと螺旋羽根13fの境界は、第1開口部15aが設けられている領域d1内にある。このため、矢印g方向に搬送されてきた現像剤は、螺旋羽根13fによりそれ以上の前進が妨げられ、第1開口部15aを通って攪拌室12に流入する。
本実施形態において、第3開口部15cは、攪拌スクリュー14Bの螺旋羽根14cの矢印h方向下流側で、且つ、排出口20に対して矢印h方向上流側に設けられており、d3は第3開口部15cのある領域を示している。即ち、第3開口部15cは、隔壁15の第2開口部15bよりも矢印h方向下流側に設けられ、現像室11と攪拌室12との間で気流が連通することを許容する。また、矢印h方向に関して、第3開口部15cの上流端は、排出口20の上流端よりも上流側に位置する。また、第3開口部15cの開口面積は、排出口20の開口面積よりも大きい。
第3開口部15cは、排出口20に対して、攪拌スクリュー14Bの矢印h方向上流側に配置することで、領域d2で攪拌室12から現像室11へ流れていかなかった気流を領域d3で攪拌室12から現像室11へ送り込むようにするものである。この際、現像室11側の供給スクリュー13Bの螺旋羽根13bは領域d3から領域d2に向かって現像剤を搬送する方向に回転し、螺旋羽根13bが回転することで領域d3において攪拌室12から現像室11側へ気流と引き込むように機能する。
即ち、供給スクリュー13Bは、矢印g方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を搬送するように回転軸13aの周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根としての螺旋羽根13bを有する。更に言えば、第1搬送部分に配置された螺旋羽根13bは、矢印g方向に関して第3開口部15cが存在する領域まで延設されている。一方、攪拌スクリュー14Bは、矢印h方向に関して第3開口部15cが存在する領域で現像剤を搬送するように回転軸14aの周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根としての螺旋羽根14eを有する。
そして、上述の(1)式における螺旋羽根13eを螺旋羽根13bに置き換え、(2)式における螺旋羽根14cを螺旋羽根14eに置き換えて、更に、(3)式の不等号の向きを逆にした式を満たす。即ち、螺旋羽根13bが1回転した際に通過する体積13bV、螺旋羽根14eが1回転した際に通過する体積14eVは、14eV≦13bVを満たす。特に本実施形態では、回転軸13aの回転により螺旋羽根13bが単位時間あたりに通過する領域を、回転軸14aの回転により螺旋羽根14eが単位時間あたりに通過する領域よりも大きくすることが好ましい。
図13に示すように、本実施形態では、現像装置1Y内の現像スリーブ3と供給スクリュー13Bの回転により発生した気流の一部は第2開口部15bを通じて攪拌室12に流れ込み、一部は排出口20の方向に流れ込む。また、攪拌スクリュー14の回転により発生した気流の一部も排出口20の方向に流れ込む。排出口20の方向に流れ込んだ気流は、供給スクリュー13Bの回転により第3開口部15cに引き込まれて、排出口20に流れる気流は低減される。
その結果、供給スクリュー13Bと攪拌スクリュー14Bの回転動作によって巻き上がる現像剤と上述の現像スリーブ3の無磁力帯(図2記載)から剥離される現像剤の一部が気流に混ざって、排出口20で排出される現像剤が低減される。
なお、本実施形態の構成においても、領域d3内に第3開口部15cの効果について、第3開口部15cがある実施例と、第3開口部15cがない比較例の各状態で排出口20から排出される現像剤排出量を測定した結果、図10(a)、(b)と同様の効果を得られた。
また、本実施形態の構成における実施例及び比較例で使用した現像装置1Yの構成は、以下の通りである。現像スリーブ3は直径Φ18mmのものを使用した。供給スクリュー13Bは、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根13b、13fにおいて14mm。回転軸13aの直径(軸径)は8mm。スクリューの1周に対するピッチは螺旋羽根13bでは20mm、螺旋羽根13fでは5mm。
攪拌スクリュー14Bは、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根14b、14c、14d、14eで14mm。回転軸14aの直径(軸径)は6mm、スクリューの1周に対するピッチは14bでは20mm、螺旋羽根14c、14dでは10mm、螺旋羽根14eでは5mm。隔壁15上の各開口部15a、15b、15cの幅(回転軸線方向の長さ)は15~20mmにしている。なお、比較例は第3開口部15cがない。各開口部は供給スクリュー13Bおよび攪拌スクリュー14Bのピッチと同程度もしくはそれより大きくしておくことが望ましい。
このような本実施形態の場合も、異常画像の発生を抑制できる。即ち、上記の結果より、本実施形態の現像装置1Yは、攪拌室12における現像剤搬送の下流側に排出口20を設ける構成においてプロセススピードが変化しても、現像装置1Y内に収容されている現像剤の量に応じた量だけ、少しずつ排出することが可能となった。即ち、プロセススピードが高速の場合においても、気流による排出口20からの現像剤排出を抑制することが可能となり、経時においても安定した画像出力が可能な画僧形成装置を実現することが可能となった。
<第4の実施形態>
第4の実施形態について、図15ないし図17を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、排出口20が供給スクリュー13の現像剤搬送方向上流位置で、現像容器2の底板部2a(図2参照)に下方に開口するように設けられている構成について説明した。これに対して本実施形態では、排出口20Aを、現像容器2の側壁2cに側方に開口するように設けている。その他の構成及び作用については、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成については同じ符号を付して説明及び図示を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の場合、排出口20Aは、図15及び図16に示すように、隔壁15と対向し、隔壁15との間で現像室11を形成する側壁2cに設けられている。言い換えれば、現像室11の隔壁15とは反対側の壁面に排出口20Aが設けられている。なお、本実施形態の供給スクリュー13及び攪拌スクリュー14は、第1の実施形態の構成と同様である。また、供給スクリュー13及び攪拌スクリュー14の各螺旋羽根と第1開口部15a、第2開口部15b、第3開口部15cの現像剤搬送方向に関する位置関係も同様である。また、第3開口部15cの開口面積は、排出口20Aの開口面積よりも大きい。
図15に示すように、供給スクリュー13の矢印g方向(第1方向)最上流の螺旋羽根13gとその下流の螺旋羽根13eにおいて、それより矢印g方向下流側の螺旋羽根13dによる障壁を乗り越えて矢印g方向上流側に進んできた現像剤が排出口20Aから排出される。
第1の実施形態で説明したように、隔壁15に形成された第2開口部15bにおいて、攪拌スクリュー14側から供給スクリュー13側へ現像剤が受け渡されるため、おのずと領域d2の剤面高さは高くなる。そして、供給スクリュー13側から攪拌スクリュー14側へ気流が流れ込みにくくなり、大半の気流はそのまま供給スクリュー13の搬送方向のさらに上流側へ流れていってしまう。このため、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に、隔壁15に第3連通部としての第3開口部15cを設けており、d3は第3開口部15cのある領域を示している。このように構成することで、第1の実施形態と同様に、排出口20Aに向かって流れる気流を領域d3にある第3開口部15cを介して攪拌室12へ送り込むことができ、気流によって排出口20Aから排出されてしまう現像剤の量を抑制できる。
ここで、上述の第1の実施形態のように排出口が現像剤の底板部2aにある場合、現像装置1Y内で諸々の理由により急激に現像剤が増えて供給スクリュー13の螺旋羽根13dを多くの現像剤が乗り越えてくると、そのまま排出口から排出されてしまう虞がある。そこで、本実施形態では、排出口20Aを側壁2cに設けることで、一時的に現像剤を溜めるようにしている。即ち、排出口20Aを壁面に設けることで、螺旋羽根13eと螺旋羽根13gの間では螺旋羽根13eで搬送されてきた現像剤が螺旋羽根13gに押し返されて一時的にこの領域に滞留する。これにより、現像剤量が急激に変化したときに現像剤が排出され過ぎることを抑制できる。
特に、現像装置1Y内の現像剤を入れ替えた直後においては上記のような現象に陥りやすく、本実施形態のような構成をとることで、入れ替えたばかりの現像剤がすぐに排出されてしまうようなことを抑制することができる。
また、排出口20Aと第3開口部15cの鉛直方向(高さ方向)の関係については、図17に示すように、排出口20Aの開口の下端部は、第3開口部15cの開口の下端部よりも下方に位置するようにしている。特に本実施形態では、排出口20Aの開口の上端部が第3開口部15cの開口の下端部よりも下方に位置するようにしている。このように、排出口20Aを第3開口部15cの開口の下限よりも低くすることで、排出口20A近傍の現像剤が第3開口部15c側から出ていかないようにしている。
なお、本実施形態の構成においても、領域d3内に第3開口部15cの効果について、第3開口部15cがある実施例と、第3開口部15cがない比較例の各状態で排出口20から排出される現像剤排出量を測定した結果、図10(a)、(b)と同様の効果を得られた。
比較例及び実施例で使用した現像装置1Yの構成は、以下の通りである。現像スリーブ3は直径Φ18mmのものを使用した。供給スクリュー13は、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根13b、13c、13d、13e、13f、13gにおいて14mm。回転軸13aの直径(軸径)は8mm。スクリューの1周に対するピッチは螺旋羽根13bでは20mm、螺旋羽根13c、13eでは10mm、13d、13g、13fでは5mm。
攪拌スクリュー14は、以下のものを使用した。螺旋羽根の直径は、螺旋羽根14b、14cで14mm。回転軸14aの直径(軸径)は6mm、スクリューの1周に対するピッチは14b、14c共に20mm。隔壁15上の各開口部15a、15b、15cの幅(回転軸線方向の長さ)は15~20mmにしている。なお、比較例は第3開口部15cがない。各開口部は供給スクリュー13および攪拌スクリュー14のピッチと同程度もしくはそれより大きくしておくことが望ましい。
<他の実施形態>
上述の第1~第3の実施形態では排出口を現像容器の底板部に、第4の実施形態では排出口を現像容器の側壁にそれぞれ設けた構成について説明した。但し、排出口を現像容器の側壁に設けた構成を第2、第3の実施形態に適用しても良い。即ち、第2、第3の実施形態において、排出口の位置を、現像容器の底板部から、第4の実施形態と同様に側壁に変更しても良い。
上述の各実施形態では、画像形成装置がプリンタである構成について説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ、複合機などにも適用可能である。また、上述の各実施形態は、所謂タンデム方式の画像形成装置に備えられる現像装置に、本発明を適用した例について説明した。但し、本発明は、このような画像形成装置に限られず、例えばモノクロプリンタ等であってもよく、様々なタイプの画像形成装置に適用することができる。
1Y、1M、1C、1K・・・現像装置
2・・・現像容器
2a・・・底板部
2b・・・天板部
2c・・・側壁
3・・・現像スリーブ(現像剤担持体)
11・・・現像室(第1室)
12・・・攪拌室(第2室)
13、13A、13B・・・供給スクリュー(第1搬送スクリュー)
13a・・・回転軸(第1回転軸)
13b・・・螺旋羽根(第1羽根、第1搬送羽根)
13c・・・螺旋羽根(第2羽根)
13d・・・螺旋羽根(第3羽根、第2搬送羽根)
13e・・・螺旋羽根(第1室側羽根、第4羽根、第3搬送羽根)
14、14A、14B・・・攪拌スクリュー(第2搬送スクリュー)
14a・・・回転軸(第2回転軸)
14b・・・螺旋羽根(第2室側羽根、第1スクリュー羽根)
14c・・・螺旋羽根(第2室側羽根、第2スクリュー羽根)
14d・・・螺旋羽根(第3スクリュー羽根)
14e・・・螺旋羽根(第2室側羽根)
15a・・・第1開口部(第1連通部)
15b・・・第2開口部(第2連通部)
15c・・・第3開口部(第3連通部)
16・・・排気口
20、20A・・・排出口

Claims (20)

  1. 現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、
    現像剤を収容する現像容器であって、
    前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、
    隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、
    前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
    前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
    を有する現像容器と、
    前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1部分と、前記第1部分よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2連通部から前記第1室に流入してきた現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2部分とを有する第1搬送スクリューと、
    前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3部分と、前記第3部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第4部分とを有する第2搬送スクリューと、
    を備え、
    前記現像容器は、前記第1室において、前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2部分により搬送された現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、
    前記第1方向に関して、前記第3連通部の下流端は、前記排出口の下流端よりも下流側に位置する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 鉛直方向に関して、前記第3連通部の開口の下端部は、前記第1連通部及び前記第2連通部の開口の下端部よりも上方に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第3連通部の開口面積は、前記排出口の開口面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記第1搬送スクリューは、第1回転軸と、前記第1方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を前記排出口に向けて搬送するように、前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根と、を有し、
    前記第2搬送スクリューは、第2回転軸と、前記第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根と、を有し、
    前記第2回転軸の回転により前記第2室側羽根が単位時間あたりに通過する領域は、前記第1回転軸の回転により前記第1室側羽根が単位時間あたりに通過する領域よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の現像装置。
  5. 前記第2搬送スクリューの前記第4部分は、第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域まで延設されており、
    前記第2室側羽根は、前記第4部分に配置された羽根である
    ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記第1搬送スクリューは、
    前記第1回転軸と、
    前記第1部分に配置され、現像剤を前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1羽根と、
    前記第2部分に配置され、前記現像剤を前記第1方向とは反対方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2羽根と、
    前記第2部分の前記第2羽根の前記第1方向上流側に配置され、現像剤を前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第3羽根と、
    前記第2部分の前記第3羽根の前記第1方向上流側に配置され、前記第3羽根を乗り越えた現像剤を前記排出口に向けて前記第1方向とは反対方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第4羽根と、
    を有し、
    前記第1室側羽根は、前記第4羽根である
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の現像装置。
  7. 前記排出口は、前記現像容器の底板部に下方に開口するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の現像装置。
  8. 前記排出口は、前記現像容器の側壁に側方に開口するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の現像装置。
  9. 鉛直方向に関して、前記排出口の開口の下端部は、前記第3連通部の開口の下端部よりも下方に位置する
    ことを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記現像容器の前記第2室の上方を覆う天板部には、前記第2室の内部から外部に気流を排出可能な排気口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の現像装置。
  11. 現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、
    現像剤を収容する現像容器であって、
    前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、
    隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、
    前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
    前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
    を有する現像容器と、
    前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部よりも前記第1方向下流側に配置され、現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2搬送部とを有する第1搬送スクリューと、
    前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3搬送部を有する第2搬送スクリューと、
    を備え、
    前記現像容器は、前記第1室において、前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に配置され、前記第2搬送部を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、
    前記第1方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置する
    ことを特徴とする現像装置。
  12. 前記第1搬送スクリューは、第1回転軸と、前記第1方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を前記排出口に向けて搬送するように、前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根と、を有し、
    前記第2搬送スクリューは、第2回転軸と、前記第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根と、を有し、
    前記第2回転軸の回転により前記第2室側羽根が単位時間あたりに通過する領域は、前記第1回転軸の回転により前記第1室側羽根が単位時間あたりに通過する領域よりも大きい
    ことを特徴とする請求項11に記載の現像装置。
  13. 前記第2搬送スクリューの前記第3搬送部は、前記第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域まで延設されており、
    前記第2室側羽根は、前記第3搬送部に配置された羽根である
    ことを特徴とする請求項12に記載の現像装置。
  14. 前記第1搬送スクリューは、
    前記第1回転軸と、
    前記第1搬送部に配置され、現像剤を前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1搬送羽根と、
    前記第2搬送部に配置され、前記現像剤を前記第1方向とは反対方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2搬送羽根と、
    前記第2搬送羽根の前記第1方向下流側に配置され、前記第2搬送羽根を乗り越えた現像剤を前記排出口に向けて前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第3搬送羽根と、
    を有し、
    前記第1室側羽根は、前記第3搬送羽根である
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の現像装置。
  15. 前記排出口は、前記現像容器の底板に下方に開口するように設けられている
    ことを特徴とする請求項11ないし14の何れか1項に記載の現像装置。
  16. 現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、
    現像剤を収容する現像容器であって、
    前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、
    隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、
    前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
    前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
    を有する現像容器と、
    前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部分を有する第1搬送スクリューと、
    前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第2搬送部分と、前記第2搬送部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第3搬送部分とを有する第2搬送スクリューと、
    を備え、
    前記現像容器は、前記第2室において、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第3搬送部分を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、
    前記第2方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置する
    ことを特徴とする現像装置。
  17. 前記第1搬送スクリューは、第1回転軸と、前記第1方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を搬送するように、前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根と、を有し、
    前記第2搬送スクリューは、第2回転軸と、前記第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根と、を有し、
    前記第1回転軸の回転により前記第1室側羽根が単位時間あたりに通過する領域は、前記第2回転軸の回転により前記第2室側羽根が単位時間あたりに通過する領域よりも大きい
    ことを特徴とする請求項16に記載の現像装置。
  18. 前記第1搬送スクリューの前記第1搬送部分は、前記第1方向に関して前記第3連通部が存在する領域まで延設されており、
    前記第1室側羽根は、前記第1搬送部分に配置された羽根である
    ことを特徴とする請求項17に記載の現像装置。
  19. 前記第2搬送スクリューは、
    前記第2回転軸と、
    前記第2搬送部分に配置され、現像剤を前記第2方向に搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1スクリュー羽根と、
    前記第3搬送部分に配置され、前記現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2スクリュー羽根と、
    前記第2スクリュー羽根の前記第2方向下流側に配置され、前記第2スクリュー羽根を乗り越えた現像剤を前記排出口に向けて前記第2方向に搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第3スクリュー羽根と、
    を有し、
    前記第2室側羽根は、前記第3スクリュー羽根である
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の現像装置。
  20. 前記排出口は、前記現像容器の底板に下方に開口するように設けられている
    ことを特徴とする請求項16ないし19の何れか1項に記載の現像装置。
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