JP2023070993A - 車両運用支援装置、端末装置、デマンド交通システム、車両運用支援方法および車両運用支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の要望に沿った適切な配車を行うことが可能な車両運用支援装置を得ること。【解決手段】乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置2であって、複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末3を利用者が操作して車両の予約を行うことにより生成される情報であって、予約端末3が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信する予約情報受信部15と、エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約する予約処理部19と、予約処理部19によって予約された結果を示す予約結果を予約端末3へ送信する予約結果送信部20と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、デマンド運行を行う車両の運用を支援する車両運用支援装置、端末装置、デマンド交通システム、車両運用支援方法および車両運用支援プログラムに関する。
利用者があらかじめ予約を行って利用するデマンド型交通システムが近年注目されている。特許文献1には、停留所に設置されたバス停端末が、利用者によって押下されるボタン、カメラなどのように人を検出する検出部を備え、検出部によって人が検出されると、バスの運行を管理する制御装置へ当該停留所へのバスの配車を要求し、制御装置が当該停留所へバスを配車するデマンド型交通システムが提案されている。特許文献1に記載のデマンド型交通システムでは、上記の方法で配車を行うことにより、突発的なデマンドの発生に対応できる。
上記特許文献1に記載のデマンド型交通システムでは、利用者がバスに乗車する乗降場所は、当該利用者が検出された停留所に限定される。しかしながら、デマンド型交通システムの運行状況や目的地によっては、徒歩で移動して別の乗降場所からバスに乗車したほうが所要時間や費用などの面で利用者にメリットがある場合があり、所要時間や費用を優先したい利用者にとっては特許文献1に記載の技術による配車が適切とは限らない。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の要望に沿った適切な配車を行うことが可能な車両運用支援装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる車両運用支援装置は、乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置であって、複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末を利用者が操作して車両の予約を行うことにより生成される情報であって、予約端末が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信する予約情報受信部、を備える。車両運用支援装置は、さらに、エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約する予約処理部と、予約処理部によって予約された結果を示す予約結果を予約端末へ送信する予約結果送信部と、を備える。
本開示によれば、利用者の要望に沿った適切な配車を行うことができるという効果を奏する。
以下に、実施の形態にかかる車両運用支援装置、端末装置、デマンド交通システム、車両運用支援方法および車両運用支援プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる車両運用支援装置を含むデマンド交通システムの構成例を示す図である。デマンド交通システム1は、車両運用支援装置2と、予約端末3と、車両4とを備える。本実施の形態の車両運用支援装置2は、乗降場所があらかじめ定められている車両4のデマンド運行を支援する。本実施の形態の車両4は、路線バス、コミュニティバス、乗降場所および配車の時間帯が定められたタクシーなどのように運行経路および運行時間があらかじめ運行計画として定められている定時定路型の運行によって運行されてもよいし、乗降場所だけがあらかじめ定められ、車両4の運行経路および運行時間は利用者の予約情報に応じて定められるP2P(Point to Point)型の運行によって運行されてもよい。以下では、まず、車両4が定時定路型の運行によって運行される場合を例に挙げて説明する。
図1は、実施の形態にかかる車両運用支援装置を含むデマンド交通システムの構成例を示す図である。デマンド交通システム1は、車両運用支援装置2と、予約端末3と、車両4とを備える。本実施の形態の車両運用支援装置2は、乗降場所があらかじめ定められている車両4のデマンド運行を支援する。本実施の形態の車両4は、路線バス、コミュニティバス、乗降場所および配車の時間帯が定められたタクシーなどのように運行経路および運行時間があらかじめ運行計画として定められている定時定路型の運行によって運行されてもよいし、乗降場所だけがあらかじめ定められ、車両4の運行経路および運行時間は利用者の予約情報に応じて定められるP2P(Point to Point)型の運行によって運行されてもよい。以下では、まず、車両4が定時定路型の運行によって運行される場合を例に挙げて説明する。
なお、車両4の乗降場所は、停留所と呼ばれる停留所の標識が設けられている場所であってもよいし、定められた建物の前などのようにあらかじめ定められた場所であれば停留所の標識が設けられていない場所であってもよい。乗降場所は、乗車と降車の両方が可能な場所であってもよいし、乗車のみ可能な場所、または降車のみ可能な場所であってもよい。
予約端末3は、車両4の予約のために設けられた端末装置であり、利用者によって操作可能な端末装置である。予約端末3は、乗降場所、または乗降場所の周辺の乗降場所以外の場所に設置される。車両運用支援装置2は、予約端末3から、車両4の予約に関する情報である予約情報を受信すると、予約端末3から受信した予約情報と、車両4の運行計画とを用いて、予約に割当てる経路の候補を決定し、決定した候補に関する情報を候補情報として予約端末3へ送信する。予約端末3は候補情報を表示し、利用者から予約を行う経路の選択結果の入力を受け付け、選択結果を車両運用支援装置2へ送信する。車両運用支援装置2は、選択結果に基づいて予約処理を行う。
本実施の形態では、予約端末3は、定められたエリアに対応付けられており、車両運用支援装置2は、利用者が操作した予約端末3に対応するエリア内の乗降場所のうち乗車が可能な乗降場所を乗降地点の候補とし、乗降地点の候補から利用者の目的地までの車両4を用いた移動の経路を経路の候補として決定する。
図2は、本実施の形態の車両4の運行経路とエリアの一例を模式的に示す図である。図2に示した例では、車両4の運行経路として運行経路201,202,203が定められている。また、図2に示した例では、定められたエリアの例としてエリアA,Dを図示している。図2に示した例では、エリアAは車両4を利用しようとしている利用者が存在するエリアであり、エリアDは利用者の移動の目的地である。エリアA,D以外にもエリアが定められているが、図2では図示を省略している。図2に示した例では、全乗降場所が乗車も降車も可能とする。
エリアA内には、乗降場所A1~A5の5つの乗降場所が存在し、エリアD内には、乗降場所D1~D3の3つの乗降場所が存在する。このように、各エリアには、それぞれ複数の乗降場所が設けられている。
乗降場所A3,A4,D1は、運行経路201の経路上の乗降場所であり、乗降場所A1,A2,D2は、運行経路202の経路上の乗降場所であり、乗降場所A5,D3は、運行経路203の経路上の乗降場所である。図2に示すように、運行経路201と運行経路202とは、同一の路線の逆回りの運行経路である。このように、同一エリア内の複数の乗降場所は、同一路線の逆回りまたは上り下りといったように道路の逆向きを走行する運行経路における同一地点に対応する乗降場所を含んでいてもよい。すなわち、同一のエリアに含まれる複数の乗降場所は、同一の路線を互いに逆の向きに車両4が走行する2つの運行経路における同一地点に対応する2つの乗降場所を含んでいてもよい。また同一エリア内の複数の乗降場所は、交差点において交差する複数の方向の道路に設けられた異なる乗降場所を含んでいてもよい。
予約端末3を識別するための端末識別情報である端末ID(IDentifier)が付与されている。エリアA内には、端末IDがa1~a6の6つの予約端末3が設けられている。エリアA内の6つの予約端末3はエリアAに対応付けられている。符号3が付された図形と同様の図形は予約端末3を示す。各予約端末3の識別IDが予約端末3の下部または脇に示されている。端末IDがa1~a4である予約端末3は、それぞれ乗降場所A1~A4に設けられており、端末IDがa5,a6である予約端末3は乗降場所以外の場所に設けられている。図2に示した例では、端末IDがa5である予約端末3の付近に利用者5が位置しており、利用者5は端末IDがa5である予約端末3を操作して車両4の予約を行う。なお、図示は省略しているが、エリアD内にも予約端末3が複数設けられている。
本実施の形態では、利用者は、車両4の予約時に、目的地として、エリアを指定することも可能であり地点すなわち乗降場所を指定することも可能である。例えば、エリアDが目的地として指定された場合、車両運用支援装置2は、乗降場所A1から乗車し運行経路202を経由して乗降場所D2で降車する経路と、乗降場所A2から乗車し運行経路202を経由して乗降場所D2で降車する経路と、乗降場所A3から乗車し運行経路201を経由して乗降場所D1で降車する経路と、乗降場所A4から乗車し運行経路201を経由して乗降場所D1で降車する経路と、乗降場所A5から乗車し運行経路203を経由して乗降場所D3で降車する経路とを、利用者が予約する車両4の経路の候補とすることができる。また、車両運用支援装置2は、乗降場所A1から乗車し運行経路202を経由して乗降場所D2で降車し、乗降場所D1まで徒歩する経路と、乗降場所A2から乗車し運行経路202を経由して乗降場所D2で降車し、乗降場所D1まで徒歩する経路と、乗降場所A5から乗車し運行経路203を経由して乗降場所D3で降車し、乗降場所D1まで徒歩する経路とを、利用者が予約する車両4の経路の候補とすることができる。
また、目的地が地点で指定され、例えば、エリアDの乗降場所D1が目的地として指定される場合には、車両運用支援装置2は、乗降場所A3から乗車し運行経路201を経由して乗降場所D1で降車する経路と、乗降場所A4から乗車し運行経路201を経由して乗降場所D1で降車する経路とを、利用者が予約する車両4の経路の候補とすることができる。
車両運用支援装置2は、これらの経路のなかから、定められた条件を満たすものを選択して、予約端末3に経路の候補として送信してもよいし、これらの経路の全てを候補として送信してもよい。定められた条件は、たとえば、所要時間、移動距離、料金の総計、到着時刻などに関するものである。定められた条件の詳細については後述する。利用者は、予約端末3に表示された経路の候補を確認し、候補のなかから予約する経路を選択し、選択結果を予約端末3に入力する。なお、予約端末3に表示される候補が1つである場合には、利用者は、選択結果として、当該候補で予約することを示す情報を入力する。このように、選択結果は、候補情報で示された経路のうち利用者が予約する経路として選択した経路を示す。また、利用者は選択結果として、表示された候補に対応する車両4をいずれも予約しないことを示す情報を入力してもよい。すなわち、利用者は選択結果として予約の取消を示す情報を入力してもよい。
このように、本実施の形態の車両運用支援装置2は、利用者が操作する予約端末3に対応付けられたエリア内の複数の乗降場所を乗車地の候補として複数の経路の候補を決定し、候補のなかから利用者によって選択された経路に対応する車両4を、利用者に割当てる車両4に決定する。これにより、利用者の現在位置に対応する乗降場所だけでなく複数の乗降場所を考慮した上で適切な配車が行われるため、利用者の要望に沿った適切な配車を行うことができる。また、予約端末3が、乗降場所以外にも設置されることにより、利用者が予約を行う場所と時間の自由度が高まり、乗降場所だけに予約端末3が設置される場合に比べ利用者の利便性が向上する。また、利用者がスマートフォン、パーソナルコンピュータなどを使用せずに車両4の予約を行うことができるため、利用者がスマートフォン、パーソナルコンピュータなどを保持していない場合やスマートフォン、パーソナルコンピュータの操作に不慣れな場合であっても簡易な操作で車両4を予約することができる。
図1の説明に戻り、本実施の形態の各装置の構成例について説明する。図1に示すように、予約端末3は、認証要求部31、予約情報送信部32、予約候補受信部33、選択結果送信部34、予約結果受信部35、表示部36、ID取得部37、端末ID記憶部38および入力受付部39を備える。
ID取得部37は、車両4を予約する利用者に対応する利用者識別情報である利用者IDを取得し、取得した利用者IDを認証要求部31へ出力する。利用者IDは、利用者を識別する識別情報であればよく、車両4の予約のために利用者に割当てられた識別情報であってもよいし、別のサービスで使用されている識別情報であってもよい。ID取得部37は、例えば、利用者IDが記憶されたIC(Integrated Circuit)カードや磁気カードや二次元コードなどから利用者IDを読み取るカードリーダであってもよいし、例えば、指紋や静脈や顔や光彩などの利用者の生体情報を読み取る生体情報読取装置であってもよい。また、ID取得部37は、利用者からの利用者IDの入力を受け付けることで利用者IDを取得してもよい。
入力受付部39は、利用者からの入力を受け付ける。例えば、入力受付部39は、利用者から予約情報の入力を受け付け、受け付けた予約情報を予約情報送信部32へ出力する。また、入力受付部39は、利用者から予約する経路の選択結果の入力を受け付け、受け付けた選択結果を選択結果送信部34へ出力する。
認証要求部31は、利用者IDを車両運用支援装置2へ送信することで利用者の認証を要求し、車両運用支援装置2から利用許可(利用許可情報)を受信すると、利用許可を表示部36へ出力する。端末ID記憶部38は、予約端末3の端末IDを記憶する。
予約候補受信部33は、車両運用支援装置2から予約する経路の候補を示す候補情報を受信し、受信した候補情報を表示部36へ出力する。予約情報送信部32は、入力受付部39から受け取った予約情報に、端末ID記憶部38から読み出した端末IDを付加し、端末IDを付加した後の予約情報を車両運用支援装置2へ送信する。選択結果送信部34は、入力受付部39から受け取った選択結果を車両運用支援装置2へ送信する。
予約結果受信部35は、車両運用支援装置2から予約結果を受信し、受信した予約結果を表示部36へ出力する。表示部36は、認証要求部31から利用許可を受信すると認証結果として利用が許可されたことを表示し、予約候補受信部33から候補情報を受け取ると候補情報を表示し、予約結果受信部35から予約結果を受けとると予約結果を表示する。なお、表示部36と入力受付部39とが一体化されて、タッチパネルなどにより実現されてもよい。
車両運用支援装置2は、運行計画決定部11、表示部12、記憶部13、認証部14、予約情報受信部15、予約候補送信部16、選択結果受信部17、予約取消処理部18、予約処理部19、予約結果送信部20および運行計画送信部21を備える。
運行計画決定部11は、運行経路ごとの車両4の運行時間を含む運行計画を決定し、決定した運行計画を記憶部13へ格納する。例えば、運行計画決定部11は、管理者から入力される運行経路および運行時間を用いて運行計画を決定する。管理者は、例えば、施設、住宅の有無、過去の長期間における利用状況などを基に運行経路および運行時間を定めるが、運行計画決定部11に入力される運行経路および運行時間の決定方法はこれに限らずどのような方法が用いられてもよい。また、運行経路ごとの各便の運行にどの車両4を用いるかについても管理者からの入力により運行計画として定められる。なお、運行計画決定部11は、運行経路ごとの各便にどの車両4を用いるかを、予約の状況と各車両4の運行計画とに基づいて変更してもよい。また、車両運用支援装置2は、図示を省略した車両位置受信部が車両4から現在位置を取得し、運行計画決定部11が、車両4の現在位置に応じて定められた運行時間から遅延が生じている場合には運行計画を変更してもよい。また、車両運用支援装置2は、図示を省略した渋滞情報、渋滞予測情報、交通規制情報などを取得する情報取得部を備え、情報取得部が取得した情報を用いて運行計画決定部11が運行計画を変更してもよい。
認証部14は、利用者IDを取得し、取得した利用者IDが登録済である場合に予約の利用を許可する利用許可情報を予約端末3へ送信し、取得した利用者IDが登録済でない場合に取得した利用者IDを登録した後に利用許可情報を予約端末3へ送信する。詳細には、認証部14は、予約端末3から利用者IDを受信すると、認証処理を行い、受信した利用者IDが記憶部13の利用者登録情報に記憶されている場合には利用許可を予約端末3へ送信し、受信した利用者IDが記憶部13の利用者登録情報に記憶されていない場合には記憶部13の利用者登録情報に当該利用者IDに対応する情報を追加し利用許可を予約端末3へ送信する。利用者登録情報は、利用者ごとの利用者に関する情報であり、利用者IDを含む。利用者登録情報の詳細については後述する。
予約情報受信部15は、予約端末3から予約情報を受信すると、受信した予約情報を記憶部13に格納する。予約処理部19は、エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから、予約情報における目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約する。詳細には、予約処理部19は、記憶部13に格納されている端末情報、予約情報、運行計画、移動情報および乗降場所情報に基づいて、予約する経路の候補を決定し、経路の候補を示す候補情報を記憶部13に格納する。候補情報の詳細については後述する。また、予約処理部19は、選択結果受信部17から選択結果を受けとると、受け取った選択結果が示す経路に対応する予約を確定させ、確定させた予約の内容を記憶部13の運行計画および予約結果に反映させる。
予約候補送信部16は、予約する経路の候補を示す候補情報を予約端末3へ送信する。詳細には、予約候補送信部16は、記憶部13に格納されている候補情報を予約端末3へ送信する。選択結果受信部17は、予約端末3から利用者が選択した経路を示す選択結果を受信し、受信した選択結果が予約する経路を示す情報である場合、選択結果を予約処理部19へ出力し、受信した選択結果が予約しないことを示す情報である場合、選択結果を予約取消処理部18へ出力する。
予約結果送信部20は、記憶部13に記憶されている予約結果のうち新たに追加された予約結果を、対応する予約端末3と、車両4とへ送信する。運行計画送信部21は、記憶部13に格納されている運行計画が更新されると、運行計画を車両4へ送信する。
記憶部13は、利用者登録情報、運行計画、予約情報、移動情報、乗降場所情報、端末情報、候補情報、予約結果を記憶する。表示部12は、記憶部13に格納されている情報を表示する。例えば、表示部12は、運行計画を表示してもよいし、運行計画と予約結果とを表示してもよい。また、表示部12は、上述したように、車両運用支援装置2が車両4から現在位置を示す位置情報を受信する場合には、車両4の現在位置を表示してもよい。
車両4は、車両設置端末41、ID取得装置42および表示装置43を備える。車両設置端末41は、運行計画受信部44、予約結果受信部45および予約照合部46を備える。運行計画受信部44は、車両運用支援装置2から運行計画を受信し、受信した運行計画を表示装置43に送信する。予約結果受信部45は、車両運用支援装置2から予約結果を受信し、受信した予約結果を予約照合部46へ出力する。予約照合部46は、予約結果受信部45から受け取った予約結果を保持し、ID取得装置42から受け取った利用者IDが予約結果に含まれているか否かを判断し、ID取得装置42から受け取った利用者IDが予約結果に含まれている場合には予約されていないことを通知する。予約照合部46は、例えば、図示しない出力装置により予約されていないことを通知する。出力装置は音声を発生させる装置であってもよいし表示装置であってもよい。
なお、図1に示した例では、車両4は自動運転車両ではなく運転手によって運転が行われる車両である。また、車両設置端末41は、車両4の位置を示す位置情報を車両運用支援装置2へ送信してもよい。例えば、車両4は、図示しないGPS(Global Positioning System)測位を行うGPS受信機などの位置検出装置を備え、車両設置端末41は位置検出装置から車両4の位置情報を取得する。
表示装置43は、運行計画受信部44から受け取った運行計画を表示する。これにより、車両4の運転手は、運行計画を把握することができる。なお、車両設置端末41は、車両設置端末41が搭載される車両4に関する運行計画が更新されて前回車両運用支援装置2から受信した運行計画から変更された場合には、運行計画が変更されたことを示す情報とともに表示装置43へ運行計画を送信してもよい。
ID取得装置42は、例えば、ICカードから当該ICカードが記憶している利用者IDを読み取ることで利用者IDを取得する装置であり、取得した利用者IDを予約照合部46へ出力する。ID取得装置42は、ID取得部37と同様に利用者からの入力により利用者IDを取得してもよい。ID取得装置42は、QR(登録商標)コードなどの二次元コードを読み取ることで利用者IDを取得してもよい。例えば、予約端末3が予約結果を表示する際に、利用者IDがQR(登録商標)コードなどの二次元コードとして印刷された予約券を発行してもよい。または、予約端末3は、利用者IDに対応するURL(Uniform Resource Locator)を示す二次元コードを表示し、利用者が二次元コードをスマートフォンなどの携帯端末で読み取り当該URLへアクセスすることで利用者IDを示す二次元コードが表示されるようにしてもよい。
なお、図1では、車両4がID取得装置42、予約結果受信部45および予約照合部46を備える例を示したが、車両4の乗車時に利用者の予約を確認しない場合、すなわち車両4の利用に予約は要するものの乗車時に予約の有無の確認が行われない場合には、ID取得装置42、予約結果受信部45および予約照合部46は設けられてなくてよい。
また、車両4が自動運転車両または運転支援機能を有する場合には、車両4は、図示を省略した車両制御部を備え、運行計画受信部44が車両制御部へ運行計画を出力し、車両制御部が、車両4に搭載される図示しない走行のための各機器を制御する。
なお、図1では、表示装置43と車両設置端末41とが別に設けられているが、表示装置43と車両設置端末41とは一体化されていてもよい。また、図1では、車両4を一台図示しているが、一般には複数の車両4が運行に用いられる。車両4の数は何台であってもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図3は、本実施の形態のデマンド交通システム1における車両4の予約処理の一例を示すシーケンス図である。図3に示すように、予約端末3が、利用者IDを取得する(ステップS1)。詳細には、予約端末3のID取得部37が利用者IDを取得し、取得した利用者IDを認証要求部31へ出力する。
予約端末3は、取得した利用者IDを車両運用支援装置2へ送信する。詳細には、認証要求部31が利用者IDを車両運用支援装置2へ送信する(ステップS2)。車両運用支援装置2は、利用者IDを取得すると認証処理を実施し(ステップS3)、利用を許可することを示す利用許可情報を予約端末3へ送信する(ステップS4)。認証処理の詳細については後述する。
次に、予約端末3は、予約情報を取得する(ステップS5)。詳細には、入力受付部39が利用者から予約情報の入力を受け付けることで予約情報を取得し、取得した予約情報を予約情報送信部32へ出力する。次に、予約端末3は、予約情報を車両運用支援装置2へ送信する(ステップS6)。詳細には、予約情報送信部32が、端末ID記憶部38に格納されている端末IDを読み出し、読み出した端末IDを入力受付部39から受け取った予約情報に付加して送信する。
図4は、予約端末3から送信される予約情報の一例を示す図である。図4に示すように、予約情報は、目的地に関する情報である目的地情報(図4では目的地と記載)と、エリア情報の一例である端末IDとを含む。エリア情報は、予約端末3が設置されたエリアに関する情報である。また、予約情報は、さらに、乗車人数、希望乗車時刻、希望到着時刻、利用者IDおよび指定条件のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。なお、入力受付部39が受け付ける情報は、少なくとも目的地を含んでいればよく、他の情報は予約端末3が自動で設定してもよい。例えば、利用者IDについては、認証要求部31またはID取得部37から予約情報送信部32へ出力され、予約情報送信部32が利用者IDを予約情報に付加してもよい。また、デフォルト値として、乗車人数、希望乗車時刻をそれぞれ現在時刻および一人として設定して表示部36が表示し、表示したデフォルト値を利用者が変更可能とすることで、変更された入力を受付けられるようにしてもよい。
目的地については、上述したようにエリアで指定されてもよいし地点(乗降場所)で指定されてもよい。図5は、目的地をエリアで指定する場合の本実施の形態の入力画面の一例を示す図である。表示部36は、予約情報における目的地を受け付ける際に、例えば、図5に示す画面を表示する。図5では、目的地を降車場所として示しており、利用者が目的地である降車場所をエリア単位で指定するための画面の一例を示している。図5に示した右側のエリアA~エリアEのボタンはエリアを選択するためのボタンであり、利用者が降車場所として選択するエリアに対応するボタンを押下する。
図6は、目的地を地点で指定する場合の本実施の形態の入力画面の一例を示す図である。表示部36は、予約情報における目的地を受け付ける際に、例えば図6に示す画面を表示する。図6では、目的地を降車場所として示しており、利用者が、目的地である降車場所を地点単位で指定するための画面の一例を示している。図6に示した右側の数字と場所が記載されたボタンは乗降場所を選択するためのボタンであり、利用者が降車場所として選択する乗降場所に対応するボタンを押下する。
図5に例示したエリア指定と、図6に例示した地点指定とのうちいずれかで指定するかが利用者によって選択されてもよい。例えば、図5および図6の画面の表示の前に、指定方法を選択する画面が表示されてもよいし、図5に示した画面に、地点指定の画面へ遷移するためのボタンが表示され、図6に示したエリア指定の画面へ遷移するためのボタンが表示されることで、画面を切替え可能であってもよい。または、予約端末3は、図5に例示したエリア指定と、図6に例示した地点指定とのいずれか一方だけの指定を受け付け可能であってもよい。図5,6では、入力受付部39が表示部36と一体化されたタッチパネルである例を示しているが、入力受付部39は表示部36とは別に設けられてもよい。
図3の説明に戻る。車両運用支援装置2は、予約情報を受信すると、予約処理を実施し(ステップS7)、候補情報を予約端末3へ送信する(ステップS8)。予約処理の詳細については後述する。
次に、予約端末3は、選択結果を取得する(ステップS9)。詳細には、予約候補受信部33が候補情報を受信して表示部36へ出力し、表示部36が候補情報を表示し、入力受付部39が、利用者から選択結果の入力を受付けることで選択結果を取得する。
次に、予約端末3は、選択結果を車両運用支援装置2へ送信する(ステップS10)。車両運用支援装置2は、選択結果を受信すると、予約を確定させ、予約結果を予約端末3および車両4へ送信する(ステップS11)。以上の動作により、利用者の車両4の予約が完了する。利用者は、予約した車両4に乗車する際には、ICカードをID取得装置42に読み取らせる、または利用者IDを示す二次元コードをID取得装置42に読み取らせる。またはID取得装置42に利用者IDを入力してもよい。上述したように、乗車の際に予約の確認が行われなくてもよく、この場合には、利用者は予約した車両4に乗車すればよい。
次に、車両運用支援装置2における認証処理について説明する。図7は、本実施の形態の認証処理手順の一例を示すフローチャートである。認証部14は、上述したステップS2で予約端末3から送信された利用者IDを受信する(ステップS21)。次に、認証部14は、利用者IDを利用者登録情報と照合する(ステップS22)。詳細には、認証部14は、受信した利用者IDが、記憶部13に記憶されている利用者登録情報に含まれているか否かを確認することで利用者IDを利用者登録情報と照合する。利用者登録情報は、利用者IDを含む。利用者登録情報は、さらに利用者IDごとに当該利用者IDに対応する利用者に関する属性情報を含んでいてもよい。属性情報は、認証処理において、利用者から予約端末3に入力されてもよいし、ICカードの利用登録の際に取得されてもよい。例えば、利用者IDの利用開始の初回の登録時などに、図示しないスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル端末などのユーザ端末から利用者IDとともに属性情報が送信され、認証部14が属性情報を受信して利用者登録情報に格納してもよい。
利用者IDが登録済の場合(ステップS23 Yes)、すなわち利用者IDが利用者登録情報に含まれている場合、認証部14は利用を許可する利用許可情報を予約端末3へ送信し(ステップS24)、処理を終了する。利用者IDが登録済でない場合(ステップS23 No)、認証部14は利用者IDを記憶部13に記憶されている利用者登録情報に新規に登録し(ステップS25)、処理をステップS24へ進める。
次に、本実施の形態の予約処理について説明する。図8は、本実施の形態の予約処理部19の構成例を示す図である。図8に示すように、予約処理部19は、エリア特定部191、乗降場所取得部192、車両抽出部193、経路情報算出部194、経路決定部195および車両予約部196を備える。
図9は、本実施の形態の予約処理部19における予約処理手順の一例を示すフローチャートである。予約処理部19のエリア特定部191は、端末IDと端末情報とに基づいて、操作された予約端末3が設置されているエリアを特定する(ステップS31)。エリア特定部191は、予約端末3から予約情報受信部15が受信して記憶部13に記憶されている予約情報と、記憶部13にあらかじめ記憶されている端末情報とを用いて、予約情報に含まれる端末IDに対応するエリアを特定する。
図10は、本実施の形態の端末情報の一例を示す図である。図10に示すように、端末情報は、エリアと当該エリア内の予約端末3との対応を示す情報、すなわち予約端末3の端末IDとエリアとの対応を示す情報である。図10では、端末IDがa1の予約端末3を予約端末a1と記載しており、各予約端末3に関して同様に予約端末の文字の後に端末IDを記載している。例えば、予約情報に含まれている端末IDがa1であった場合には、エリア特定部191は、記憶部13に格納されている端末情報を参照し、端末IDがa1の予約端末3はエリアAに対応すると特定する。
なお、ここでは、端末情報を用いて、エリアと予約端末3とを対応づける例を説明するが、エリアと予約端末3との対応付けはこの例に限定されず、予約端末3の設置時に当該予約端末3に対応するエリアが決定され、当該予約端末3にエリアの識別情報が記憶されてもよい。そして、予約端末3が予約情報に、端末IDのかわりに、エリア情報としてエリアの識別情報を付加してもよい。この場合には、ステップS31では、予約情報に含まれるエリアの識別情報を用いて予約端末3に対応するエリアが特定される。なお、予約端末3の設置時に当該予約端末3に対応するエリアが決定される場合、エリアの定義の変更、予約端末3の移設などにより、エリアと予約端末3との対応付けが変更になると、予約端末3に記憶されているエリアの識別情報が変更される。
また、図10には、各予約端末3は1つのエリアに対応づけられる例を示しているが、予約端末3のうち少なくとも1つが、複数のエリアに対応付けられていてもよい。
図9の説明に戻る。ステップS31の後、乗降場所取得部192は、特定したエリアと乗降場所情報とに基づいて、当該エリアに含まれる乗降場所Xi(iは1以上)を取得し、乗車場所候補として設定する(ステップS32)。詳細には、乗降場所取得部192は、ステップS31で特定したエリアと、記憶部13にあらかじめ記憶されている乗降場所情報とを用いて、当該エリアに含まれる乗降場所のうち乗車が可能な乗降場所Xiを取得し、取得した乗降場所Xiを乗車場所候補とする。
図11は、本実施の形態の乗降場所情報の一例を示す図である。図11は、全乗降場所が乗車も降車も可能な場合の乗降場所情報の例を示している。この場合、乗降場所情報には、図11に示すように、各エリア内の乗降場所が含まれる。
図12は、本実施の形態の乗降場所情報の別の一例を示す図である。図12は、乗降場所のうち少なくとも一部が、乗車のみまたは降車のみが可能な乗降場所を含む場合の乗降場所情報の例を示している。この場合、図12に示すように、乗降場所情報には、各エリア内の乗降場所が乗降場所情報に含まれるとともに、乗降場所ごとに、乗車と降車とのそれぞれが可能であるか否かを示す情報が含まれる。
図9の説明に戻る。ステップS32の後、乗降場所取得部192は、目的地はエリアで指定されているか否かを判断する(ステップS33)。詳細には、乗降場所取得部192は、記憶部13に格納されている予約情報における目的地がエリアを示す情報である場合には、目的地はエリアで指定されていると判断する。
目的地がエリアで指定されている場合(ステップS33 Yes)、乗降場所取得部192は、目的地のエリアと乗降場所情報とに基づいて、目的地のエリアに含まれる乗降場所Yj(jは1以上)を取得し、降車場所候補として設定する(ステップS34)。詳細には、乗降場所取得部192は、記憶部13にあらかじめ記憶されている乗降場所情報を参照し、予約情報における目的地であるエリア内の乗降場所のうち降車可能な乗降場所を乗降場所Yjとして取得し、降車場所候補として設定する。
次に、車両抽出部193は、乗車場所候補と、降車場所または降車場所候補と、運行計画とに基づいて、乗車場所候補に含まれる乗降場所Xiのいずれかを経由した後に、降車場所または降車場所候補に含まれる乗降場所Yjを経由する車両Vn(nは1以上)を抽出し、候補車両として設定する(ステップS35)。詳細には、乗降場所取得部192は、乗車場所候補と降車場所候補とを車両抽出部193へ出力し、車両抽出部193は、記憶部13に格納されている運行計画を参照し、乗車場所候補に含まれる乗降場所Xiのいずれかを経由した後に、降車場所または降車場所候補に含まれる乗降場所Yjを経由する車両Vnを抽出する。
運行計画は、料金および走行距離を示す料金距離情報と、車両ごとの、各乗降場所の到着時刻および出発時刻を含む車両運行情報と、を含む。図13は、本実施の形態の料金距離情報の一例を示す図である。図13に示すように、料金距離情報は、乗車する乗降場所と降車する乗降場所との組み合わせごとの料金(運賃)と走行距離とを含む。料金距離情報は、路線ごとに定められて記憶部13に記憶される。
図14は、本実施の形態の車両運行情報の一例を示す図である。図14では、予約時に座席が指定されない場合の車両運行情報の一例を示している。図14に示した例では、車両4の識別情報である車両識別番号が01である車両4の車両運行情報を示しているが、同様に他の車両4についても、車両4ごとに図14に例示した車両運行情報が生成されて記憶部13に記憶される。各乗降場所の到着時刻、出発時刻すなわち運行時間については、上述したように例えば管理者によって入力され、車両4の現在位置、渋滞情報などに応じて変更されてもよい。図14に示した例では、車両運行情報は、各乗降場所の到着時刻、出発時刻に加えて予約状況を含んでいる。予約状況は確定した予約の識別情報である予約識別番号と当該予約識別番号で予約された人数とを含む。後述する予約の確定時に、車両運行情報における予約状況が更新される。車両抽出部193は、車両4の定員と予約状況とを比較することで、乗車する乗降場所から降車する乗降場所までの区間の新たな予約が可能であるか否かを判断することができる。なお、図14では、車両4の定員が全て同一である例を示しているが、定員が異なる車両4が混在する場合には、車両運行情報に車両4の定員を示す情報を含めておいてもよいし、車両ごとの定員を示す定員情報を記憶部13に記憶しておき、車両抽出部193が定員情報を参照して各車両4の定員を把握してもよい。
図15は、本実施の形態の車両運行情報の別の一例を示す図である。図15では、予約時に座席が指定される場合の車両運行情報の一例を示している。座席が指定される場合には、車両運行情報における予約状況として座席ごとの使用状況(予約状況)を示す座席使用状況が含まれる。
車両抽出部193は、運行計画における車両運行情報を参照して、乗車場所候補に含まれる乗降場所Xiのいずれかを経由した後に、降車場所または降車場所候補に含まれる乗降場所Yjを経由する車両4のうち、満席でない車両4を車両Vnとして抽出する。このとき、車両抽出部193は、予約情報において希望乗車時刻および希望到着時刻が指定されていない場合には、同じ運行経路に関しては最も早く乗降場所Xiを出発する車両4を抽出し、予約情報において乗車時刻が指定されている場合には、同じ運行経路に関しては希望乗車時刻以降で最も早く乗降場所Xiを出発する車両4を抽出し、予約情報において希望到着時刻が指定されている場合には、希望到着時刻までに到着可能で最も遅く乗降場所Xiを出発する車両4を抽出する。また、車両抽出部193は、予約情報において乗車人数が指定されている場合には当該乗車人数が乗車可能な車両4を抽出し、予約情報において乗車人数が指定されていない場合には、一人が乗車可能な車両4を抽出する。
図9の説明に戻る。ステップS35の後、経路情報算出部194は、運行計画と、候補車両と、移動情報とに基づいて、候補車両に含まれる車両Vnを利用して、操作された予約端末3の位置から降車場所または降車場所候補までの移動における、経路情報(所要時間の総計、料金の総計、移動距離の総計、到着時刻のうち少なくとも1つ)を算出する(ステップS36)。経路情報は、経路における所要時間、移動距離、料金および到着時刻のうちの少なくとも1つに関する情報である。所要時間の総計のうち、乗車場所となる乗降場所から降車場所または降車場所候補までの移動における所要時間である運行時間は、運行計画と候補車両とに基づいて算出される事前に決められた所定時間でもよいし、運行計画と候補車両の運行経路の渋滞情報に基づいた予測時間でもよいし、運行計画と候補車両の運行経路の渋滞予測情報に基づいた予測時間でもよい。渋滞情報は、現在の運行経路の渋滞状況を示す情報であり、渋滞予測情報は、将来の運行経路の渋滞状況の予測を示す情報である。なお、渋滞予測情報は、情報取得部により取得されるものとして既に説明しているが、あらかじめ記憶部13に記憶されていてもよい。
詳細には、車両抽出部193は、候補車両を経路情報算出部194へ出力し、経路情報算出部194は、車両抽出部193から受け取った候補車両と、記憶部13に格納されている運行計画と移動情報とを用いて、経路情報を算出する。経路情報算出部194は、操作された予約端末3に対応する端末IDを、予約情報を参照して取得してもよいし、エリア特定部191から乗降場所取得部192および車両抽出部193を介して通知されることで端末IDを取得してもよい。
図16は、本実施の形態の移動情報の一例を示す図である。本実施の形態では、利用者は、エリア内の予約端末3から、エリア内の複数の乗降場所のうちのいずれかを乗車場所として車両4の予約を行うことになる。このため、予約端末3と乗車場所となる乗降場所との組み合わせによって、予約した後に利用者が徒歩で歩く経路が異なることになる。移動情報は、図16に示すように、各エリアにおける予約端末3と乗降場所との組み合わせごとの、予約端末3から乗降場所までの距離および徒歩での所要時間を含む。また、図16に示すように、移動情報は、予約端末3から乗降場所までの道順を予約端末3の表示画面に地図の形式で表示するための情報を含んでいてもよい。さらに、図16に示すように、移動情報は、予約端末3から乗降場所までに、階段や段差の有無、道幅、点字ブロックの有無などの徒歩での移動における障壁や移動の難易度に関する情報である障壁情報を含んでいてもよい。
経路情報算出部194は、候補車両に含まれる車両Vnに対応する路線の料金距離情報を用いて料金の総計および移動距離の総計を算出することができる。また、経路情報算出部194は、車両運行情報を用いて車両Vnに対応する到着時刻を算出することができる。また、経路情報算出部194は、移動情報と車両運行情報とを用いて車両Vnに対応する所要時間の総計(乗車する乗降場所までの徒歩での移動時間を含む)を算出することができる。このように、経路情報に含まれる所要時間(所要時間の総計)および移動距離(移動距離の総計)は、利用者によって操作された予約端末3から乗車する乗降場所までの徒歩の移動に関する情報を含む。なお、経路情報算出部194は、候補車両に含まれる車両Vnのうち、予約端末3から乗車する乗降場所までの徒歩の移動を考慮した場合に、利用者が乗車できない車両、つまり、利用者がすぐに徒歩の移動を開始したとしても、発車時刻までに乗車する乗降場所に到達できない車両4については、同じ運行経路で次に出発する車両4に変更する。あるいは、ステップS35において、車両抽出部193は、候補車両を抽出する際に、移動情報も参照して、予約端末3から乗車する乗降場所までの徒歩の移動を考慮して車両を抽出するようにしてもよい。つまり、予約端末3から乗車する乗降場所まで徒歩で移動した場合に乗車可能な車両4を候補車両として抽出するようにしてもよい。
図9の説明に戻る。ステップS36の後、車両運用支援装置2は、候補車両に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所と経路情報とを含む候補情報を予約端末3に送信する(ステップS37)。詳細には、経路情報算出部194が、経路決定部195へ候補車両に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所と経路情報とを通知し、経路決定部195が候補車両に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所と経路情報とを候補情報として記憶部13に格納する。候補車両に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所は、候補車両に対応する経路を示す情報の一例である。なお、経路決定部195は、定められた条件と経路情報とに基づいて、候補車両に対応する経路のなかから、定められた条件を満たす経路を候補経路として決定し、決定した候補経路に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所と経路情報とを候補情報として記憶部13に格納してもよい。定められた条件は、例えば、所要時間の総計が最も短い、移動距離の総計が最も短い、料金の総計が最も安い、到着時刻が最も早いなどの条件であるが、これらに限定されない。経路決定部195は、利用者が、予約情報における指定条件として定められた条件の内容を指定しておくことで、利用者によって指定された条件に合致する経路を経路の候補として決定してもよい。予約候補送信部16が、記憶部13に格納された候補情報を予約端末3へ送信する。なお、候補車両の各車両4に対応する乗車場所、発車時刻および降車場所は、予約する経路の候補を示す情報である。
ステップS33でNoの場合、乗降場所取得部192は、目的地として指定された乗降場所を降車場所として設定する(ステップS38)。ステップS38の後は、ステップS35以降の処理が行われる。
以上の処理により、予約する経路の候補として1つ以上の経路が決定され、経路の候補を示す候補情報が予約端末3へ送信される。これにより、利用者は、経路の候補のなかから予約する経路を選択することができる。また、候補情報に上述した経路情報が含まれることにより、利用者は、料金、所要時間、到着時刻などを考慮し、利用者の要望に沿った経路を選択することができる。また、利用者登録情報に、利用者の属性として車椅子の利用の有無、障がいの有無、子連れ、移動制約者などを含めておくことで、経路決定部195は、属性情報と移動情報とを用いて利用者に適した経路を経路の候補として決定してもよい。例えば、経路決定部195は、車椅子を利用する利用者である場合には、段差、階段がない経路を経路の候補として決定する。
なお、予約情報に、端末IDのかわりにエリアの識別情報が付加される場合には、車両運用支援装置2は、操作された予約端末3を特定できないため、候補として決定される経路には、操作された予約端末3から乗降場所までの移動は含まれない。
図17は、本実施の形態の予約端末3における候補情報の表示画面の一例を示す図である。図17では、経路の候補すなわち予約する車両4の候補が1つの場合を示しており、車両運用支援装置2によって決定された経路の候補に関する情報が表示されるとともに、当該経路を予約するか否かの選択を促す画面が右側に表示されている。図17に示した左側には車両運用支援装置2によって決定された経路の候補における徒歩の移動経路と乗車する乗降場所の位置(乗車地点)とが地図上に示されている。図17に示した画面は乗車地点付近を拡大した地図であるが、図17の下部に示すように、経路全体を表示する地図を表示する画面に切り替えるためのボタン、乗車地点付近を拡大した地図に切り替えるためのボタンを押下することで、それぞれに対応する表示画面に切り替えることができる。なお、図17は一例であり、経路の具体的な表示方法および予約するか否かの選択を促す画面は図17に示した例に限定されない。また、各ボタンとして表示される文字列も、同様の意味のものであればよく図17に示した例に限定されない。
図17に示した例では、利用者は予約確定と記載されたボタンを押下することで、この経路を選択したことになり、予約端末3は、候補の経路が選択されたことを示す選択結果を車両運用支援装置2へ送信する。また、図17に示した例では、利用者はキャンセルと記載されたボタンを押下することで、この経路の予約を行わないことを選択したことになり、予約端末3は、候補の経路の予約を行わないことを示す選択結果を車両運用支援装置2へ送信する。
図18は、本実施の形態の予約端末3における候補情報の表示画面の別の一例を示す図である。図18では、経路の候補すなわち予約する車両4の候補が2つの場合を示しており、2つの経路に関して所要時間、料金などの経路情報が示されている。例えば、利用者が、これらの経路の候補のいずれかを選択すると、図17に例示した画面が表示される。
図19は、本実施の形態における選択結果の受信後の車両運用支援装置2の処理の一例を示すフローチャートである。図19に示すように、車両運用支援装置2は、予約することを示す選択結果を受信したか否かを判断する(ステップS41)。詳細には、選択結果受信部17が、受信した選択結果が、予約することを示す選択結果であるか否かを判断する。予約することを示す選択結果は、例えば、経路の候補が1つ予約端末3に表示されて図17に示した画面で予約確定のボタンが押下された場合、または複数の経路の候補が予約端末3に表示されて利用者がそのうちの1つを選択した後に予約確定のボタンが押下された場合に、予約端末3から送信される。後者の場合には、選択結果には選択した経路を示す情報が含まれる。
予約することを示す選択結果を受信した場合(ステップS41 Yes)、車両運用支援装置2は、選択結果に応じて運行計画および予約結果を更新し予約を確定させ、候補情報を削除し(ステップS42)、処理を終了する。ステップS42では、詳細には、選択結果受信部17が、受信した選択結果を予約処理部19へ出力し、予約処理部19の車両予約部196が、選択結果に応じて、記憶部13に格納されている運行計画および予約結果を更新することで予約を確定させ、記憶部13に格納されている候補情報を削除する。
図20は、本実施の形態の記憶部13に格納される予約結果の一例を示す図である。図20に示すように、予約結果は、予約識別番号、発車時刻、車両識別番号、乗車場所、降車場所、人数および利用者IDを含む。予約処理部19は、ステップS42で予約を確定させる際に、確定させる予約に予約識別番号を割当て、割当てた予約識別番号と予約の内容を用いて記憶部13に格納されている予約結果に新たな行を追加することで予約結果を更新する。また、予約処理部19は、割当てた予約識別番号と予約の内容とを用いて記憶部13に格納されている運行計画を更新する。詳細には、予約処理部19は、予約の内容に対応する車両識別番号の車両4の車両運行情報における予約状況を、予約の内容における予約識別番号、発車時刻、乗車場所、降車場所、および人数に基づいて更新する。なお、座席が指定される場合には、予約結果には座席を示す座席番号も追加され、予約処理部19は、予約する座席も決定し、予約結果に決定した座席に対応する座席番号を格納し、車両運行情報における座席使用状況を更新する。
予約することを示す選択結果を受信していない場合(ステップS41 No)、車両運用支援装置2は、予約しないことを示す選択結果を受信したか否かを判断する(ステップS43)。詳細には、選択結果受信部17が、受信した選択結果が、予約しないことを示す選択結果であるか否かを判断する。予約しないことを示す選択結果は、例えば、図17に示した画面でキャンセルのボタンが押下された場合に予約端末3から送信される。
予約しないことを示す選択結果を受信した場合(ステップS43 Yes)、車両運用支援装置2は、候補情報を削除し(ステップS45)、処理を終了する。詳細には、選択結果受信部17が、受信した選択結果を予約取消処理部18へ出力することで予約取消処理部18へ予約の取消を通知する。予約取消処理部18が、選択結果受信部17から予約の取消を通知されると、取消処理として記憶部13に格納されている候補情報を削除する処理を実施する。
予約しないことを示す選択結果を受信していない場合(ステップS43 No)、車両運用支援装置2は、候補情報を送信してから一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS44)。詳細には、選択結果受信部17が、候補情報を送信してから一定時間が経過したか否かを判断する。なお、予約候補送信部16は、候補情報を送信する際に、候補情報を送信することを選択結果受信部17に通知し、選択結果受信部17は当該通知を受領すると、候補情報を送信してからの経過時間の計時を開始する。
候補情報を送信してから一定時間経過した場合(ステップS44 Yes)、車両運用支援装置2は、ステップS45を実行する。詳細には、選択結果受信部17が、候補情報を送信してから一定時間が経過と判断すると、候補情報が送信されてから一定時間経過しても選択結果を受信しない場合に、予約取消処理部18へ予約の取消を通知する。予約取消処理部18は当該通知を受け取ると、記憶部13に格納されている候補情報を削除する。候補情報を送信してから一定時間経過していない場合(ステップS44 No)、車両運用支援装置2は、ステップS41からの処理を繰り返す。なお、車両運用支援装置2は、定められた条件を満たす経路を候補経路として決定し、候補情報を予約端末3へ送信する場合には、候補情報を送信してから一定時間が経過したと判断すると、ステップS45の代わりに、ステップS42を実行して予約を確定させることにしてもよい。
なお、予約処理部19は、候補情報を生成した際に、候補情報に対応する各経路に対応する予約に関する情報を仮予約結果として、予約結果に追加しておき、上述したステップS45では、さらに、予約取消処理部18は仮予約結果を記憶部13に格納されている予約結果から削除してもよい。また、この場合、ステップS42では、車両予約部196が、選択されなかった経路に関する仮予約結果を記憶部13に格納されている予約結果から削除し、選択されなかった経路に関する仮予約結果を残すことで予約結果として確定させてもよい。
以上の処理により、予約が確定した場合には、予約結果送信部20が、予約端末3および車両4へ予約結果を送信する。また、運行計画送信部21が車両4へ運行計画を送信する。詳細には、運行計画送信部21は運行計画における車両運行情報を対応する車両4へ送信する。このとき、更新された情報だけが送信されてもよいし、車両運行情報全体を送信してもよい。また、上述した例では、車両運用支援装置2は、予約結果と運行計画との両方を車両4へ送信しているが、これに限らず、運行計画における車両運行情報の予約状況に利用者IDも含めておくことで、予約結果を送信しなくてもよい。この場合、車両4の予約照合部46が車両運行情報を参照して、乗車する利用者の利用者IDの照合処理を行う。
以上述べた例では、定時定路型の運行が行われる場合を説明したが、本実施の形態の車両運用支援装置2は、P2P型の運行が行われる場合にも適用できる。図21は、P2P型の運行が行われる場合の本実施の形態の車両4の運行経路の一例を模式的に示す図である。P2P型の運行が行われる場合、本実施の形態では、エリアごとの乗降場所および予約端末3が上述した例と同様にあらかじめ定められる。
P2P型の運行が行われる場合には、車両4の運行経路および運行時間はあらかじめ定められておらず、予約処理部19は、操作された予約端末3が位置するエリア内の乗降場所のうち乗車可能な乗降場所を乗車場所候補として決定する。降車場所については、上述した例と同様に、エリア単位で指定されてもよいし地点で指定されてもよい。予約処理部19は、乗車場所候補の各乗降場所を出発して降車場所または降車場所がエリア単位指定された場合の降車場所候補の降車場所ごとに、割当てる車両4と運行経路を決定する。乗車場所および降車場所が決定した後の車両4の割当て方法は、一般的なP2P型で運行されるデマンド交通システムにおける車両の割当て方法および運行経路の決定方法と同様であるため、詳細は省略する。例えば、割当てる車両4は、車両4の空き情報、車両4の現在位置などに応じて決定される。運行経路は、乗車場所と降車場所との組み合わせごとにあらかじめ定められていてもよいし、乗車場所と降車場所との組み合わせごとにあらかじめ定められ渋滞情報などに応じて変更されてもよい。また、予約が確定した車両4については、予約内容に応じて車両4ごとの車両運行情報が定まるため、予約処理部19は、この車両運行情報を用いて、すでに運行が予定されている車両4に相乗りが可能な場合には、定時定路型の場合と同様に相乗りを前提とした車両4の割当てを行う。
図21に示した例では、利用者5はエリアA内に存在しており、端末IDがa5の予約端末3を操作してエリアDを目的地とした移動を行うための予約を行う。予約処理部19は、希望乗車時刻(または現在時刻)以降の最も早い時間に配車可能な車両4もしくは希望到着時刻以前の最も遅い時間に到着可能な車両4を候補車両として抽出し、エリアA内の乗降場所A1~A5のそれぞれを乗車場所候補とし、エリアDの乗降場所D1~D3を降車場所候補とし、乗車場所候補の各乗降場所と降車場所候補の各乗降場所との組み合わせごとに、上述した例と同様に、経路情報を算出する。発車時刻は割当てる車両4の現在位置から乗車場所候補の各乗降場所までの移動時間を考慮して決定される。このとき、別の利用者に対して乗降場所A2からエリアEの乗降場所E3までの車両4の配車が既に予約されており、この予約に対応する運行経路205上に乗降場所D2が含まれているとする。この場合には、予約処理部19は、運行経路205の運行に割当てられた車両4に、新たな予約に対応する乗車人数が乗車可能である場合には、運行経路205を走行する車両4についても候補車両とし、運行経路205における乗降場所A2から乗降場所D2までの区間の経路情報を算出する。そして、予約候補送信部16は、経路の候補を示す情報と経路情報とを含む候補情報を予約端末3へ送信する。利用者は、上述した例と同様に、候補情報を参照して、予約する経路を選択する。
例えば、図21に示した例において、すぐに配車可能な車両4が存在せず、相乗りではなく新たに乗降場所A1から乗降場所D3までの運行経路204で車両4を運行させる場合より、すでに運行が予定されている乗降場所A2から乗降場所E3までの車両4に乗車した方が、出発時刻が早いとし、操作された予約端末3には、乗降場所A2よりも乗降場所A1の方が近いとする。このような場合には、利用者は、表示された経路情報を参照して、徒歩の移動距離が多くなっても早い時刻に乗車することを優先するか、徒歩の移動距離の少ないことを優先するかに応じて、予約する経路を選択することができる。
また、以上述べた例では、利用者IDを用いて利用者の乗車時に予約を確認する例を説明したが、利用者IDを用いずに予約識別番号を用いて予約を識別してもよい。この場合、上述した認証処理は行われなくてよい。また、この場合、車両運用支援装置2は、予約端末3および車両4へ送信する予約結果に予約識別番号を含めておき、予約端末3は、予約結果を表示する際に、予約識別番号も表示する。予約識別番号はテキストで表示されてもよいし二次元コードで表示されてもよい。二次元コードで表示される場合には、利用者は、スマートフォン、タブレットなどのユーザ端末を用いて予約端末3の画面を撮影する。また、予約端末3が、予約識別番号の二次元コードを表示するためのURLを示す二次元コードを表示してもよい。この場合、利用者は、ユーザ端末を用いて二次元コードを読み取ることでURLへアクセスし、端末に二次元コードを表示させることができる。
図22は、本実施の形態における予約識別番号の表示方法の一例を示す図である。図22に示した例では、予約結果が表示される画面に予約識別番号(図22では予約番号と記載)がテキストで表示されるとともに、予約識別番号の二次元コードを取得するためのURLを示す二次元コードが表示されている。
また、予約端末3は、予約識別番号を二次元コードで示した予約券を印刷してもよい。予約識別番号が印刷される、またはユーザ端末に予約識別番号が表示される場合には、車両4のID取得装置42は二次元コードを読み取る装置であり、乗車時に利用者は予約券をID取得装置42に読み取らせる。そして、車両4の予約照合部46は、ID取得装置42が読み取った予約識別番号を予約結果における予約識別番号と照合する。
また、予約端末3は、予約識別番号のみを予約券として印刷してもよい。予約識別番号のみが印刷される場合には、車両4の運転者に印刷内容を視認させることで、印刷された予約識別番号を、車両4の表示装置43に表示された少なくとも予約識別番号を含む予約情報と目視確認により照合する。
次に、本実施の形態の車両運用支援装置2のハードウェア構成について説明する。本実施の形態の車両運用支援装置2は、コンピュータシステム上で、車両運用支援装置2における処理が記述されたコンピュータプログラムである車両運用支援プログラムが実行されることにより、コンピュータシステムが車両運用支援装置2として機能する。図23は、本実施の形態の車両運用支援装置2を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図である。図23に示すように、このコンピュータシステムは、制御部101と入力部102と記憶部103と表示部104と通信部105と出力部106とを備え、これらはシステムバス107を介して接続されている。
図23において、制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、本実施の形態の車両運用支援装置2における処理が記述された車両運用支援プログラムを実行する。入力部102は、たとえばキーボード、マウスなどで構成され、コンピュータシステムの使用者が、各種情報の入力を行うために使用する。記憶部103は、RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)などの各種メモリおよびハードディスクなどのストレージデバイスを含み、上記制御部101が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要なデータ、などを記憶する。また、記憶部103は、プログラムの一時的な記憶領域としても使用される。表示部104は、ディスプレイ、LCD(液晶表示パネル)などで構成され、コンピュータシステムの使用者に対して各種画面を表示する。通信部105は、通信処理を実施する受信機および送信機である。出力部106は、プリンタ、スピーカなどである。なお、図23は、一例であり、コンピュータシステムの構成は図23の例に限定されない。
ここで、本実施の形態の車両運用支援プログラムが実行可能な状態になるまでのコンピュータシステムの動作例について説明する。上述した構成をとるコンピュータシステムには、たとえば、図示しないCD(Compact Disc)-ROMドライブまたはDVD(Digital Versatile Disc)-ROMドライブにセットされたCD-ROMまたはDVD-ROMから、車両運用支援プログラムが記憶部103にインストールされる。そして、車両運用支援プログラムの実行時に、記憶部103から読み出された車両運用支援プログラムが記憶部103の主記憶領域に格納される。この状態で、制御部101は、記憶部103に格納されたプログラムに従って、本実施の形態の車両運用支援装置2としての処理を実行する。
なお、上記の説明においては、CD-ROMまたはDVD-ROMを記録媒体として、車両運用支援装置2における処理を記述したプログラムを提供しているが、これに限らず、コンピュータシステムの構成、提供するプログラムの容量などに応じて、たとえば、通信部105を経由してインターネットなどの伝送媒体により提供されたプログラムを用いることとしてもよい。
図1に示した運行計画決定部11、認証部14、予約情報受信部15、予約候補送信部16、選択結果受信部17、予約取消処理部18、予約処理部19、予約結果送信部20および運行計画送信部21は、図23に示した記憶部103に記憶された車両運用支援プログラムが図23に示した制御部101により実行されることにより実現される。運行計画決定部11、認証部14、予約情報受信部15、予約候補送信部16、選択結果受信部17、予約取消処理部18、予約処理部19、予約結果送信部20および運行計画送信部21の実現には、図23に示した記憶部103も用いられる。認証部14、予約情報受信部15、予約候補送信部16、選択結果受信部17、予約結果送信部20および運行計画送信部21の実現には、図23に示した通信部105も用いられる。図1に示した記憶部13は、図23に示した記憶部103の一部である。図1に示した表示部12は、図23に示した表示部104により実現される。車両運用支援装置2は複数のコンピュータシステムにより実現されてもよい。例えば、車両運用支援装置2は、クラウドコンピュータシステムにより実現されてもよい。
例えば、本実施の形態の車両運用支援プログラムは、乗降場所があらかじめ定められている車両4のデマンド運行を支援する車両運用支援装置2であるコンピュータシステムに、複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末3を利用者が操作して車両4の予約を行うことにより生成される情報であって、予約端末3が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信するステップと、を実行させる。車両運用支援プログラムは、さらに、コンピュータシステムに、エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両4を候補車両として決定し、候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約するステップと、予約された結果を示す予約結果を予約端末3へ送信するステップと、を実行させる。
また、予約端末3も、車両運用支援装置2と同様に図23に例示されるコンピュータシステムによって実現される。図1に示した認証要求部31、予約情報送信部32、予約候補受信部33、選択結果送信部34および予約結果受信部35は、図23に示した記憶部103に記憶されたプログラムが図23に示した制御部101により実行されることにより実現される。認証要求部31、予約情報送信部32、予約候補受信部33、選択結果送信部34および予約結果受信部35の実現には、図23に示した記憶部103も用いられる。認証要求部31、予約情報送信部32、予約候補受信部33、選択結果送信部34および予約結果受信部35の実現には、図23に示した通信部105も用いられる。図1に示した端末ID記憶部38は、図23に示した記憶部103の一部である。図1に示した表示部36は、図23に示した表示部104により実現される。図1に示した入力受付部39は、図23に示した入力部102により実現される。なお、表示部104と入力部102とは、一体化されてタッチパネルなどにより実現されてもよい。ID取得部37は、ICカードを読み取るカードリーダ、または入力部102により実現される。
また、車両設置端末41も、車両運用支援装置2と同様に図23に例示されるコンピュータシステムによって実現される。なお、車両設置端末41を実現するコンピュータシステムは、表示部104および出力部106を備えていなくてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 デマンド交通システム、2 車両運用支援装置、3 予約端末、4 車両、11 運行計画決定部、12,36 表示部、13 記憶部、14 認証部、15 予約情報受信部、16 予約候補送信部、17 選択結果受信部、18 予約取消処理部、19 予約処理部、20 予約結果送信部、21 運行計画送信部、31 認証要求部、32 予約情報送信部、33 予約候補受信部、34 選択結果送信部、35,45 予約結果受信部、37 ID取得部、38 端末ID記憶部、39 入力受付部、41 車両設置端末、42 ID取得装置、43 表示装置、44 運行計画受信部、46 予約照合部、191 エリア特定部、192 乗降場所取得部、193 車両抽出部、194 経路情報算出部、195 経路決定部、196 車両予約部。
Claims (19)
- 乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置であって、
複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末を利用者が操作して車両の予約を行うことにより生成される情報であって、前記予約端末が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信する予約情報受信部と、
前記エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから前記目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、前記候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約する予約処理部と、
前記予約処理部によって予約された結果を示す予約結果を前記予約端末へ送信する予約結果送信部と、
を備えることを特徴とする車両運用支援装置。 - 前記車両の運行経路および運行時間はあらかじめ運行計画として定められることを特徴とする請求項1に記載の車両運用支援装置。
- 同一の前記エリアに含まれる複数の乗降場所は、同一の路線を互いに逆の向きに前記車両が走行する2つの運行経路における同一地点に対応する2つの乗降場所を含むことを特徴とする請求項2に記載の車両運用支援装置。
- 前記車両の運行経路および運行時間は利用者の予約情報に応じて定められることを特徴とする請求項1に記載の車両運用支援装置。
- 前記エリア情報は、前記予約端末を識別するための端末識別情報であり、
前記予約処理部は、前記端末識別情報と前記エリアとの対応を示す端末情報を用いて、前記端末識別情報に対応するエリアを、前記エリア情報に対応するエリアとして特定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。 - 前記候補車両に対応する経路を示す情報を含む候補情報を前記予約端末に送信する予約候補送信部、
を備え、
前記予約処理部は、前記候補車両に対応する経路ごとに、当該経路における所要時間、移動距離、料金および到着時刻のうちの少なくとも1つに関する情報を経路情報として求め、前記経路情報を前記候補情報に含め、
前記所要時間および前記移動距離は、前記予約端末から乗車する前記乗降場所までの徒歩の移動に関する情報も含み、
前記予約候補送信部は、前記経路情報を含む前記候補情報を前記予約端末に送信することを特徴とする請求項5に記載の車両運用支援装置。 - 前記経路情報は、前記予約端末から乗車する前記乗降場所までの徒歩の移動における移動の障壁に関する情報である障壁情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の車両運用支援装置。
- 前記候補車両に対応する経路を示す情報を含む候補情報を前記予約端末に送信する予約候補送信部、
を備え、
前記予約処理部は、前記候補車両に対応する経路ごとに、当該経路における所要時間、移動距離、料金および到着時刻のうちの少なくとも1つに関する情報を経路情報として求め、前記経路情報を前記候補情報に含め、
前記予約候補送信部は、前記経路情報を含む前記候補情報を前記予約端末に送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。 - 前記予約処理部は、前記候補車両に対応する経路のうち前記経路情報を用いて定められた条件を満たす経路を候補経路として決定し、
前記予約候補送信部は、前記予約処理部により決定された前記候補経路を示す情報を、前記候補車両に対応する経路を示す情報として含む前記候補情報を前記予約端末に送信することを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。 - 前記予約端末から、前記候補情報で示された前記経路のうち利用者が予約する経路として選択した経路を示す選択結果を受信する選択結果受信部と、
前記予約処理部は、前記選択結果によって示された経路に対応する前記車両を予約することを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。 - 前記予約情報に対応する予約の取消処理を行う予約取消処理部、
を備え、
前記選択結果受信部は、前記予約端末から、前記選択結果として、予約をしないことを示す情報を受信すると、前記予約取消処理部へ予約の取消を通知し、
前記予約取消処理部は、前記選択結果受信部から予約の取消を通知されると、前記取消処理を行うことを特徴とする請求項10に記載の車両運用支援装置。 - 前記選択結果受信部は、前記候補情報が送信されてから一定時間経過しても前記選択結果を受信しない場合に、前記予約取消処理部へ予約の取消を通知することを特徴とする請求項11に記載の車両運用支援装置。
- 前記予約端末から、利用者識別情報を取得し、取得した前記利用者識別情報が登録済である場合に予約の利用を許可する利用許可情報を前記予約端末へ送信し、取得した前記利用者識別情報が登録済でない場合に取得した利用者識別情報を登録した後に利用許可情報を前記予約端末へ送信する認証部、
を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。 - 前記予約結果送信部は、予約を識別する予約識別番号を含む前記予約結果を前記予約端末へ送信することを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記載の車両運用支援装置。
- 乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置と、
複数の乗降場所を含むエリアと対応付けられた予約端末と、
を備え、
前記予約端末は、利用者の操作に応じて、前記車両の予約に関する情報であって、前記予約端末が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を生成し、前記予約情報を前記車両運用支援装置へ送信し、
前記車両運用支援装置は、
前記予約情報を前記予約端末から受信する予約情報受信部と、
前記エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから前記目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、前記候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約する予約処理部と、
前記予約処理部によって予約された結果を示す予約結果を前記予約端末へ送信する予約結果送信部と、
を備えることを特徴とするデマンド交通システム。 - 前記車両を含むことを特徴とする請求項15に記載のデマンド交通システム。
- 乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置に、前記車両の予約に関する情報である予約情報を利用者からの入力に基づいて生成し前記予約情報を送信する端末装置であって、
前記端末装置が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む前記予約情報を送信する予約情報送信部と、
前記車両運用支援装置によって、前記エリア情報を用いて決定された前記車両の経路の候補を示す候補情報を受信する予約候補受信部と、
前記候補情報を表示する表示部と、
前記候補情報によって示される経路のうち利用者によって選択された経路を示す選択結果を前記車両運用支援装置へ送信する選択結果受信部と、
前記車両運用支援装置から予約結果を受信する予約結果受信部と、
を備えることを特徴とする端末装置。 - 乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置における車両運用支援方法であって、
複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末を利用者が操作して車両の予約を行うことにより生成される情報であって、前記予約端末が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信するステップと、
前記エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから前記目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、前記候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約するステップと、
予約された結果を示す予約結果を前記予約端末へ送信するステップと、
を含むことを特徴とする車両運用支援方法。 - 乗降場所があらかじめ定められている車両のデマンド運行を支援する車両運用支援装置に、
複数の乗降場所を含むエリアと対応付けされた予約端末を利用者が操作して車両の予約を行うことにより生成される情報であって、前記予約端末が設置されたエリアに関する情報であるエリア情報と目的地に関する情報である目的地情報とを含む予約情報、を受信するステップと、
前記エリア情報に対応するエリアに含まれる複数の乗降場所のうちいずれかから前記目的地情報に対応する目的地までの運行経路を走行する車両を候補車両として決定し、前記候補車両に対応する経路のうち、利用者によって選択された経路に対応する車両を予約するステップと、
予約された結果を示す予約結果を前記予約端末へ送信するステップと、
を実行させることを特徴とする車両運用支援プログラム。
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