JP2023065772A - 照明装置の製造方法、照明装置、面光源装置、表示装置 - Google Patents

照明装置の製造方法、照明装置、面光源装置、表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光強度の均一性が高く、薄型の照明装置、面光源装置、表示装置、このような照明装置を容易に作製できる照明装置の製造方法を提供することである。【解決手段】面発光装置20は、基板21上に複数配列された発光部22と、発光部22の出光側であって発光部22に対応する位置に形成され、光を拡散する拡散作用を有する拡散部23とを備える。また、面光源装置10は、この面発光装置20と、面発光装置20の出光面上に配置された光学シート部30とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置の製造方法、照明装置、面光源装置、表示装置に関するものである。
従来、光を発光する照明装置として様々なものが開発されている。複数の発光素子が基板上に配列された照明装置は、液晶表示装置のバックライト(面光源装置)や、看板の内照式照明等に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-34213号公報
このような照明装置では、発光強度の均一性を高め、明るさムラを低減するために、各種光学シートを複数枚積層したり、発光素子から出光面までの距離を十分に確保したりすることが必要となり、照明装置やこれを用いた面光源装置としての厚みが増大するという問題があった。
また、発光素子に対応した位置に、選択的に拡散部を設ける等により、照明装置や面光源装置の厚みを低減する方法も知られているが、微小な発光素子と拡散部との位置合わせが困難であった。
本発明の課題は、発光強度の均一性が高く、薄型の照明装置、面光源装置、表示装置、このような照明装置を容易に作製できる照明装置の製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、複数配列された発光部(22)と、前記発光部の出光側であって前記発光部に対応した位置に位置する拡散部(23)と、を有する照明装置(20)の製造方法であって、前記発光部の発する第1波長の光(LA)では物性は変化しないが、前記第1波長とは異なる第2波長の電離放射線(LB)により物性が変化する反応層(23R)を前記発光部の出光側に設ける反応層形成工程と、前記反応層の出光側に、前記第1波長の光が照射されることにより、前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率が変化するフォトクロミック層(40)を配置するフォトクロミック層配置工程と、前記発光部を発光させて、前記フォトクロミック層の前記発光部に対応する領域(402)における前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率を低くさせた状態で、前記反応層が反応性を有する前記第2波長の電離放射線を前記フォトクロミック層側から照射する露光工程と、前記露光工程により物性が変化した部分の前記反応層を除去することにより、前記拡散部を形成する拡散部形成工程と、を備える照明装置の製造方法である。
第2の発明は、第1の発明の照明装置の製造方法において、前記反応層(23R)は、光透過性を有し、光を拡散する拡散材を含有するレジスト材料により形成され、前記反応層形成工程において、前記反応層は、前記発光部(22)を封止するように形成され、前記露光工程において、前記反応層は、前記第2波長の電離放射線(LB)に露光することにより、現像液に対する溶解性が高まること、を特徴とする照明装置の製造方法である。
第3の発明は、複数配列された発光部(22)と、前記発光部の出光側であって前記発光部に対応した位置に位置する拡散部(223)と、を有する照明装置(220)の製造方法であって、前記発光部の発する第1波長の光(LA)では物性は変化しないが、前記第1波長とは異なる第2波長の電離放射線(LC)により物性が変化する反応層(25R)を前記発光部の出光側に設ける反応層形成工程と、前記反応層の出光側に、前記第1波長の光が照射されることにより、前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率が変化するフォトクロミック層(40)を配置するフォトクロミック層配置工程と、前記発光部を発光させて、前記フォトクロミック層の前記発光部に対応する領域(402)における前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率を低くさせた状態で、前記反応層が反応性を有する前記第2波長の電離放射線を前記フォトクロミック層側から照射する露光工程と、前記露光工程により前記反応層の物性が変化しなかった部分(252)に前記拡散部を形成する拡散部形成工程と、を備える照明装置の製造方法である。
第4の発明は、第3の発明の照明装置の製造方法において、前記反応層(25R)は、光透過性を有し、前記第2波長の電離放射線(LC)により、粘着性が変化する感光性粘着剤により形成され、前記露光工程において、前記反応層は、前記第2波長の電離放射線に露光することより、粘着性が低下すること、を特徴とする照明装置の製造方法である。
第5の発明は、第4の発明の照明装置の製造方法において、前記拡散部形成工程において、光を拡散する拡散作用を有する層を転写して、前記拡散部(223)を形成すること、を特徴とする照明装置の製造方法である。
第6の発明は、第4の発明又は第5の発明の照明装置の製造方法において、前記反応層形成工程の前に、光透過性を有し、前記発光部を封止する封止層(224)を形成する封止層形成工程を備えること、を特徴とする照明装置の製造方法である。
第7の発明は、基板(21)上に複数配列された発光部(22)と、前記発光部の出光側であって前記発光部に対応する位置に形成され、光を拡散する拡散作用を有する拡散部(23,223)と、を備える照明装置(20,220)である。
第8の発明は、第7の発明の照明装置において、前記拡散部(23)は、前記発光部(22)の出光面(22a)上に形成されていること、を特徴とする照明装置(20)である。
第9の発明は、第8の発明の照明装置において、前記拡散部(23)と前記発光部(22)とは、光透過性を有する封止層(24)により、封止されていること、を特徴とする照明装置(20)である。
第10の発明は、第7の発明の照明装置において、前記発光部(22)は、光透過性を有する封止層(224)により封止され、前記拡散部(223)は、感光性粘着剤により形成された接合層(25)を介して前記封止層の出光側に設けられること、を特徴とする照明装置(220)である。
第11の発明は、第7の発明から第10の発明までのいずれかの照明装置(20,220)と、少なくとも1枚の光学シート(31,32,33)と、を備える面光源装置(10,210)である。
第12の発明は、第11の発明の面光源装置(10,210)と、前記面光源装置により照明される表示パネル(50)と、を備える表示装置(1)である。
本発明によれば、発光強度の均一性が高く、薄型の照明装置、面光源装置、表示装置と、このような照明装置を容易に作製できる照明装置の製造方法を提供することができる。
第1実施形態の表示装置1を示す図である。 第1実施形態の面光源装置10を示す図である。 第1実施形態の面発光装置20、面光源装置10の製造方法を説明する図である。 第1実施形態の面発光装置20、面光源装置10の製造方法を説明する図である。 第2実施形態の面光源装置210を示す図である。 第2実施形態の面発光装置220、面光源装置210の製造方法を説明する図である。 第2実施形態の面発光装置220、面光源装置210の製造方法を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
また、本明細書に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
また、本明細書において、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の表示装置1を示す図である。
図2は、第1実施形態の面光源装置10を示す図である。
図1では、表示装置1の斜視図を示している。また、図2では、後述する発光部22の配列方向(画面左右方向)及び面光源装置10の厚み方向に平行な面光源装置10の断面を示している。
図1に示すように、表示装置1は、面光源装置10と、LCDパネル50とを備える透過型表示装置である。表示装置1は、LCDパネル50を背面側から面光源装置10で照明し、LCDパネル50に形成される映像情報を表示する。
なお、図1を含め、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、適宜、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、表示装置1の画面(表示面50a)の正面方向の位置において、画面左右方向をX方向、画面上下方向をY方向とし、表示装置1の厚み方向をZ方向とする。また、表示装置1の画面(表示面50a)の正面方向の位置において、画面左右方向の右側に向かう方向を+X方向、画面上下方向の上側に向かう方向を+Y方向とし、表示装置1の背面側から観察者側へ向かう方向を+Z方向とする。
LCDパネル50は、透過型の液晶表示素子により形成された略板状の部材であり、映像情報を形成する透過型表示部である。表示装置1の画面は、LCDパネル50の最も観察者側(+Z側)の面(以下、表示面という)50aに相当し、この表示面50aに映像が表示される。
表示装置1の「正面方向」とは、この表示面50aの法線方向であり、表示装置1の厚み方向(Z方向)に平行であり、面光源装置10の出光面10aの法線方向等と一致するものとする。また、表示装置1の表示面50aは、面光源装置10の出光面10aと平行である。
面光源装置10は、LCDパネル50を背面側(-Z側)から照明する装置である。面光源装置10は、面発光装置20と、光学シート部30とを備えている。
第1実施形態の面発光装置20は、基板21と、基板21の観察者側(+Z側)の面に設けられた複数の発光部22と、基板21の観察者側の面上であって、発光部22の間となる領域に設けられた反射層27と、発光部22の観察者側に位置する拡散部23と、発光部22及び拡散部23、基板21の観察者側を封止する封止層24とを有する照明装置である。この面発光装置20の出光面20aは、表示装置1の表示面50aに平行である。
基板21は板状の部材であり、発光部22へ電力を供給するための配線等が設けられている。基板21は、各種採用することができ、本実施形態では、プリント配線基板である。
発光部22は、光を発光する部分であり、基板21の観察者側の面に、所定の配列ピッチで配列されて設けられている。発光部22は、基板21の不図示の電極に接続されている。発光部22の観察者側の面(基板21側とは反対側の面)は、光が出光する出光面22aである。
本実施形態では、一例として、発光部22は、表示装置1の画面上下方向(Y方向)及び画面左右方向(X方向)に沿って、所定の同じ配列ピッチで配列されている、すなわち、正方配列されているものを例に挙げて説明する。
本実施形態の発光部22は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)素子を内部に備えるLEDチップ状であり、波長λAの光を発する。本実施形態では、発光部22は、波長λA=405nmの青色光を発光する。
発光部22は、基板21の法線方向(Z方向)から見て、例えば、円形形状であり、その径の大きさが、50μm以上1000μm以下であり、画面上下方向(Y方向)の配列ピッチは、0.5~50mm、画面左右方向の配列ピッチは、0.5~50mmである。
なお、発光部22は、上述の例に限らず、例えば、基板21の法線方向(Z方向)から見て、正方形形状である形態としてもよく、その際は、一辺の大きさが、50μm以上1000μm以下であるとする。
反射層27は、基板21の観察者側(+Z側)の表面であって、隣り合う発光部22の間等の発光部22以外の領域に形成された層であり、光を反射する作用を有する。
この反射層27は、発光部22から発せられ、光学シート部30内の光学シートにより基板21側へ反射された光を反射して再度光学シート部30へ向ける機能を有する。
本実施形態の反射層27は、入射する光を鏡面反射する層であり、反射率の高い誘電体多層膜や、反射率の高い金属等により形成された層とすることができる。反射層27は、後述する露光工程(図3(e)参照)において、レジスト層23Rの露光を望まない領域に露光のための光LBが向かわないようにする観点から、鏡面反射するものが好ましい。
なお、反射層27は、拡散反射率が高い層としてもよく、例えば、反射率の高い白色の樹脂層等により形成された層として、白色の樹脂製のシート状の部材等を用いてもよい。この場合、後述する露光工程(図3(e)参照)において、レジスト層23Rの露光を望まない領域に露光のための光LBが向かわないようにする観点から、反射層27の表面に、露光のための光LBを吸収し、可視光を吸収しないで透過する吸収層(不図示)を設けることが好ましい。本実施形態では、後述するように、光LBは紫外線であるので、吸収層は、紫外線を吸収する機能を有し、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤を含有する透明な樹脂層とすることが好ましい。
拡散部23は、発光部22の観察者側(+Z側)であって、発光部22に対応する領域に設けられている。この拡散部23は、光を拡散する作用を有する部分である。
本実施形態の拡散部23は、光を拡散する粒子状の拡散材を含有し、光透過性を有するレジスト材料により形成されている。また、拡散部23は、発光部22の出光面(観察者側の面)上であって、基板21の法線方向から見て発光部22と同じ形状に形成されており、その厚さが0.1~0.5mmである。
拡散部23に用いられるレジスト材料は、特定の波長の電離放射線に露光すると、現像液への溶解性が変化するものであり、本実施形態では、波長λBの光に露光すると現像液への溶解性が高まるポジ型のレジスト材料である。このようなレジスト材料としては、ノボラック型フェノール樹脂、ポリヒドロキシスチレン等が好適である。
波長λBは、発光部22が発する光の波長λAとは異なり、波長λAとは40nm以上の差を有していることが好ましい。本実施形態では、拡散部23を形成するレジスト材料は、波長λB=365nmの光に露光することにより、現像液への溶解性が高まる。
また、拡散部23に用いられる拡散材は、球形であることが好ましく、その平均粒径は、2~20μmであるものが好適である。また、拡散材の材質としては、シリコーン、アクリル樹脂、スチレン樹脂等が好ましい。
封止層24は、発光部22及び拡散部23、反射層27等を含む基板21の観察者側(+Z側)の面を封止する層であり、発光部22及び拡散部23、反射層27、基板21の観察者側の面を空隙なく被覆し、封止している。この封止層24は、光透過性を有し、発光部22の発する波長λAの光を極力吸収せず、発光部22の発する光の波長λAを変換しないものが好ましい。
また、封止層24は、発光部22を水分や空気等から保護し、かつ、発光部22を基板21に固定し、基板21からの発光部22の剥離を抑制する機能を有する。
本実施形態では、封止層24は、その厚みが発光部22及び拡散部23を合わせた厚みよりも大きく、封止層24の観察者側(出光側)の面である出光面20aは、平面状である例を示すが、これに限らず、発光部22及び拡散部23の厚みに沿った凹凸を有する形態としてもよい。
このような封止層24は、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂等から適宜選択して用いることができる。
光学シート部30は、1枚以上の光学シートを備え、面発光装置20の観察者側に設けられた光学部材である。光学シート部30は、面発光装置20から出射した光を拡散したり、その進行方向を制御したりする各種光学機能を有する。本実施形態では、3枚の光学シート(光学シート31,32,33)が配置される例を挙げて説明するが、点光源22の特性等に応じて適宜その種類や枚数等を変更してよい。
光学シート31は、光学シート部30において最も背面側(-Z側、面発光装置20側)に位置する。この光学シート31は、いわゆるQDシート(量子ドットシート)である。このQDシートである光学シート31を透過することにより、発光部22から出射した波長λA=405nmの青色光は、白色光に変換される。
光学シート32は、光学シート31よりも観察者側(LCDパネル50側)に配置されており、片面に単位プリズム形状が配列されたプリズムシートである。本実施形態の光学シート32は、観察者側(+Z側、LCDパネル50側)の面に、断面形状が三角形形状である凸状の単位プリズムが、画面左右方向を長手方向(稜線方向)として、画面上下方向に配列されている。
この光学シート32は、面発光装置20から出射した光が表示装置1の正面方向に対して大きな角度をなす入射角度で光学シート32に入射した場合、単位プリズムの2つの斜面で全反射することにより、面発光装置20側へ返す機能を有する。また、面発光装置20から出射した光が表示装置1の正面方向に対して小さな角度をなす入射角度で光学シート32に入射した場合は、斜面で屈折して出射する。すなわち、光学シート32は、光を正面方向へ向ける作用を有する。
光学シート33は、その透過軸と平行な方向の偏光成分を透過させ、その透過軸に直交する反射軸と平行な方向の偏光成分を反射する反射型偏光シートである。この光学シート33は、LCDパネル50内の偏光板で吸収されてしまいう偏光成分の光を、面発光装置20側へ反射し、LCDパネル50内の偏光板を透過する偏光成分の光を透過する機能を有する。これにより、面発光装置20から出射する光の利用効率を向上させることができる。
本実施形態では、プリズムシートは、光学シート32の1枚のみである例を示したが、これに限らず、例えば、光学シート32とは単位プリズムの配列方向及び稜線方向が交差する(特に、直交する)プリズムシートである他の光学シートがさらに積層されてもよい。また、光学シート部30は、光を拡散する拡散機能を有する光拡散シート等を備えてもよく、表示装置1の使用環境や所望する光学性能に応じて、光学シート部30に設けられる光学シートは、適宜選択してよい。
このような発光部22が基板21上にマトリクス状に配列された面発光装置において、仮に拡散部23が設けられていない場合、発光部22の発する光は指向性が高いため、発光部22の直上やその近傍が明るく、発光部22の間が暗くなり、この面発光装置を備える面光源装置の出光面での出光強度の均一性が低下して明るさムラが生じ、表示装置の表示面に表示される映像にも明るさムラが生じるという問題がある。光学シート部30に光を拡散する作用を有する光学シート等を設けたり、他の各種光学シートを組み合わせる等により、このような明るさムラを低減する手法があるが、その場合、面光源装置の出光面での出光強度の均一性が向上して明るさムラが低減される一方で、面光源装置の厚みが大きくなったり、光の取り出し効率が低下したり、部材数が増えて生産コストが上がる等の問題がある。
また、例えば、封止層の全域に拡散材を含有させる等の手法もあるが、その場合には、面光源装置からの光の取り出し効率が低下するという問題や、発光部の直上の領域もそれ以外の領域でも同じように光が拡散されるので、結果的に発光部の直上の領域がそれ以外の領域よりも明るくなり、明るさムラが解消されないという問題がある。
これに対して、本実施形態の面光源装置10は、発光部22に対応する領域であって発光部22の出光面22a上に拡散部23が設けられているので、出光面22aから出射する光は、拡散部23によって拡散されて面発光装置20から出射する。これにより、面発光装置20の出光面20aにおいて、発光部22の直上の明るさが低減され、発光部22の間の明るさが向上する。その後、さらに、光学シート部30において拡散等されることにより、面光源装置10の出光面10aでの出光強度の均一性が向上し、明るさムラを低減でき、表示装置1は、明るさムラの無い良好な映像を表示できる。
また、拡散部23は、発光部22の出光面22a上にのみ設けられているので、面光源装置10の出光面10aにおいて光を均一に出射させるために必要な光の拡散範囲狭くすることができ、光を拡散しすぎることがなく、面発光装置20及び面光源装置10から出射せずに損失光となってしまう光を低減し、面発光装置20及び面光源装置10としての光の取り出し効率を向上させることができる。
図3及び図4は、第1実施形態の面発光装置20、面光源装置10の製造方法を説明する図である。図3、図4において、図面内の上下方向は、面発光装置20、面光源装置10の厚み方向であり、図面内上側は観察者側(+Z側)であり、図面内下側は背面側(-Z側)であるとする。
図3(a)に示すように、まず、基板21上に反射層27を形成し、発光部22を配列し、固定する。
次に、図3(b)に示すように、基板21上に、光拡散機能を有するレジスト層23Rを形成する(反応層形成工程)。このレジスト層23Rは、光を拡散する拡散材を含有している。また、レジスト層23Rは、波長λBの光に露光すると、溶解性が高まり、現像液に容易に溶解するという特徴を有する。このレジスト層23Rは、発光部22が発する光、すなわち、波長λA=405nmの光には反応しない。この波長λBは、365nmであり、波長λAとの差が40nmである。
次に、図3(c)に示すように、レジスト層23Rの上に、フォトクロミックシート40を近接させて配置する(フォトクロミック層配置工程)。このとき、発光部22の直上(+Z側)のフォトクロミックシート40に対して十分に発光部22からの光を照射するために、レジスト層23Rとフォトクロミックシート40との距離(Z方向の間隙)は、0.1mm以下であることが好ましい。
このフォトクロミックシート40は、特定の波長の電離放射線を照射されることにより、電離放射線が照射されている領域において、その特性が変化するものであり、その他の波長の電離放射線に関しては、照射を受けても物性は変化しない。本実施形態では、フォトクロミックシート40は、特定の波長の光に露光することにより、その光吸収性が変化するものである。この特定の波長は、発光部22が発光する光の波長λAに等しく、この波長λAの光に露光することにより、露光した領域は、黒く変色して不透明となり、光吸収性が高い状態となる。
すなわち、本実施形態のフォトクロミックシート40は、発光部22が発光する波長λAの光が照射されていない状態では光透過性を有するが、波長λAが投射されている状態では、照射された領域が黒くなり、高い光吸収性を有するという特徴を有する。また、この変化は、可逆的であり、フォトクロミックシート40は、特定の波長の光の照射がなくなると、光透過性を有する状態となる。
次に、図3(d)に示すように、発光部22を発光させる。発光部22の発する波長λAの光LAは指向性が高く、フォトクロミックシート40の発光部22に対応する領域402に入射する。これにより、この領域402が黒くなり、光吸収性が高くなる。また、フォトクロミックシート40の領域402以外の領域401は、光透過性を有しており、透明な状態である。
次に、図3(e)に示すように、発光部22を発光させてフォトクロミックシート40の発光部22に対応する領域402を黒くした状態で、フォトクロミックシート40側(+Z側)から、発光部22の発する光LAとは異なる波長であって、レジスト層23Rが反応性を有する波長λBの光(電離放射線)LBを照射する(露光工程)。この光LBは、フォトクロミックシート40のシート面に対して法線方向に平行に照射される。本実施形態では、この光LBは、波長λB=365nmの紫外線である。
このとき、フォトクロミックシート40の黒く変色している領域402に入射した光LBは吸収されるが、フォトクロミックシート40の透明な領域401に入射した光LBは、フォトクロミックシート40を透過して、レジスト層23Rに照射され、レジスト層23Rがこの光LB(紫外線)に露光する。すなわち、基板21の法線方向(Z方向)からみて、発光部22に対応しない領域のレジスト層23Rが光LB(紫外線)に露光する。
なお、レジスト層23Rに入射した光LBは、反射層27で鏡面反射して、フォトクロミックシート40の法線方向へ出射するので、発光部22の出光面22a上の領域には進まず、その領域のレジスト層23Rが露光されることを大幅に抑制できる。また、反射層27が拡散反射率の高い層である場合には、レジスト層23Rに入射した光LB(紫外線)は、反射層の表面の紫外線を吸収する吸収層により吸収されるので、発光部22の出光面22a上のレジスト層23Rが光LBにより露光されることを大幅に抑制できる。
この露光工程の終了後に、発光部22の発光を停止し、フォトクロミックシート40を除去する。
次に、露光した部分のレジスト層23Rを不図示の現像液に溶解させて除去する(拡散部形成工程)。現像液は、水酸化アルキルアンモニウム水溶液、メタ珪酸ナトリウム水溶液等から、レジスト層23Rの材質に合わせて選択できる。これにより、図4(a)に示すように、発光部22の出光面22a上であって、基板21の法線方向(Z方向)から見て発光部22に対応した位置に、拡散部23が形成された状態となる。
次に、図4(b)に示すように、基板21の観察者側に発光部22及び拡散部23を被覆するように封止層24を形成する樹脂材料等を塗布し、これを硬化させることにより封止層24を形成する。
以上の工程により、面発光装置20が作製される。
次に、図4(c)に示すように、面発光装置20の観察者側(+Z側)に光学シート部30を配置することにより、面光源装置10が完成する。
この光学シート部30は、面発光装置20の出光面に光透過性を有する不図示の接合層を介して積層されてもよいし、出光面20aに直接積層されたりしてもよいし、治具等により支持され、出光面20aとの間に空間を有した状態で配置されてもよい。
発光部22に対応した位置に拡散部を設けた不図示の光学シート等を用いて面発光装置20を形成する場合、拡散部と発光部22との位置合わせが必要となる。発光部22は、前述のように大きさが小さく複数配列されているため、発光部22と拡散部との精度の高い位置合わせは、困難であり、作業工程の増大や生産コストの増大を招く。
これに対して、本実施形態では、上述のようなセルフアライメント法により、拡散部23を発光部22に対応する領域であって、出光面22aの直上に形成できるので、位置合わせの必要がなく、拡散部23を容易に作製できる。
以上のことから、本実施形態によれば、発光強度の均一性が高く、明るさムラの低減された、薄型の面発光装置20、面光源装置10、表示装置1とすることができ、かつ、このような面発光装置20を容易に作製できる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の面光源装置210を示す図である。
図5では、図3に示す第1実施形態の面光源装置210と同様の断面を示している。
第2実施形態の面光源装置210は、面発光装置220の構成が第1実施形態の面発光装置20とは異なる点以外は、第1実施形態の面光源装置10と同様の構成である。したがって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の面光源装置210は、面発光装置220、光学シート部30を備えている。この面光源装置210は、第1実施形態の面光源装置10と同様に、LCDパネル50を背面側(-Z側)から照明する面光源装置として、表示装置1に好適に用いられる。
面発光装置220は、基板21、発光部22、反射層27、封止層224、接合層25、拡散部223を有する照明装置である。
封止層224は、基板21の観察者側(+Z側)を被覆し、発光部22を封止する層である。この封止層224は、前述の第1実施形態の封止層24と同様の材料により形成される。
本実施形態の封止層224は、その観察者側の面が平面状となっている。
接合層25は、光透過性を有し、封止層224の観察者側(LCDパネル50側)に設けられた層であり、後述する拡散部223を設ける領域は粘着性有し、それ以外の領域は粘着性を有しない層である。この接合層25により、拡散部223は、封止層224に一体に積層されている。
この接合層25は、特定の波長の光に露光することにより、粘着性を失う感光性粘着剤により形成される。この特定の波長は、波長λCであり、発光部22の発光する光の波長λAとは異なる。また、この波長λCは、発光部22の発する光の波長λAとは40nm以上の差を有していることが好ましい。本実施形態では、波長λC=365nmである。
拡散部223は、接合層25の観察者側(+Z側)の面上であって、基板21の法線方向(面光源装置210の正面方向)から見て、発光部22に対応する位置に設けられている。
本実施形態の拡散部223は、光を拡散する拡散材を含有する樹脂により形成された層である。拡散部223は、前述の第1実施形態に示した拡散材と同様な拡散材を用いることができる。また、拡散部223の母材となる樹脂は、光透過性を有する樹脂であり、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が好適である。
本実施形態の面光源装置210は、発光部22の出光側(+Z側)であって発光部22に対応する領域に拡散部223が設けられているので、出光面22aから出射する光は、拡散部223によって拡散されて面発光装置220から出射する。その後、さらに、光学シート部30において拡散等されることにより、面光源装置210の出光面での出光強度の均一性が向上し、明るさムラを低減でき、表示装置1は、明るさムラの無い良好な映像を表示できる。
また、拡散部223は、発光部22に対応する位置であって面発光装置220の最も出光側となる位置に設けられているので、光を拡散しすぎることがなく、かつ、面発光装置220及び面光源装置210としての光の取り出し効率を向上させることができる。
図6及び図7は、第2実施形態の面発光装置220、面光源装置210の製造方法を説明する図である。図6,図7において、図面内の上下方向は、面発光装置220、面光源装置210の厚み方向であり、図面内上側は観察者側(+Z側)、図面内下側は背面側(-Z側)であるとする。
図6(a)に示すように、まず、基板21上に反射層27を形成し、発光部22を配列して固定する。
次に、図6(b)に示すように、基板21上に、封止層224を形成する樹脂を塗布し、硬化させることにより、封止層224を形成する(封止層形成工程)。
次に、図6(c)に示すように、接合層25を形成するための感光性粘着剤層25Rを形成する(反応層形成工程)。この感光性粘着剤層25Rは、前述のように、波長λCの光に露光することにより、露光した領域の粘着性を失う層である。本実施形態では、波長λC=365nmである。
次に、図6(d)に示すように、感光性粘着剤層25Rの観察者側(+Z側)に、フォトクロミックシート40を近接させて配置する(フォトクロミック層配置工程)。このとき、Z方向において発光部22に対応する領域のフォトクロミックシート40に対して、十分に発光部22からの光を照射するために、感光性粘着剤層25Rとフォトクロミックシート40とは、その距離(Z方向における間隙)が0.5mm以下であることが好ましい。
次に、図6(e)に示すように、発光部22を発光させる。発光部22の発する波長λAの光LAは指向性が高く、フォトクロミックシート40の発光部22に対応する領域402に入射する。これにより、この領域402が黒くなり、光吸収性が高くなる。また、フォトクロミックシート40の領域402以外の領域401は、光透過性を有しており、透明な状態である。
次に、図7(a)に示すように、発光部22を発光させてフォトクロミックシート40の発光部22に対応する領域402を黒くした状態で、フォトクロミックシート40側(+Z側)から、発光部22の発する光LAとは異なる波長であって、感光性粘着剤層25Rが反応性を有する波長λCの光(電離放射線)LCを照射する(露光工程)。この光LCは、フォトクロミックシート40のシート面に対して法線方向に平行に照射される。本実施形態では、この光LCは、波長λC=365nmの紫外線である。
このとき、フォトクロミックシート40の黒く変色している領域402に入射した光LCは吸収されるため、発光部22に対応する領域の感光性粘着剤層25Rは、粘着性を維持したままとなる。これにより、封止層224と感光性粘着剤層25Rとの接合は維持される。
また、フォトクロミックシート40の透明な領域401に入射した光LCは、フォトクロミックシート40を透過して、感光性粘着剤層25Rに入射する。そして、光LC(紫外線)により、発光部22に対応する領域以外の領域の感光性粘着剤層25Rが露光し、粘着性を失う。
なお、感光性粘着剤層25Rを透過して封止層224に入射した光LCは、反射層27で鏡面反射して、フォトクロミックシート40の法線方向へ出射するので、感光性粘着剤層25Rの発光部22に対応する領域には進まず、その領域が露光されることを大幅に抑制できる。また、反射層27が拡散反射率の高い層である場合には、封止層224に入射した光LCは、反射層27の表面の紫外線を吸収する吸収層により吸収されるので、発光部22に対応する領域の感光性粘着剤層25Rが光LCにより露光されることを大幅に抑制できる。
次に、図7(b)に示すように、発光部22の発光を停止し、フォトクロミックシート40を除去する。露光工程により、感光性粘着剤層25Rのうち、露光しなかった領域(すなわち、発光部22に対応する領域)252は、粘着性を有し、それ以外の露光した領域251は、粘着性を失っており、パターン状に粘着性を有する領域が形成された接合層25が形成されている。
なお、図7(b)及び以下に示す図7(c),(d)では、理解を容易にするために、粘着性を有する領域252に関しては、斜線のハッチングを施しているが、実際に接合層25を観察したときに、粘着性の有無による領域の境界等は、ほとんど視認できない状態となっている。
次に、図7(c)に示すように、拡散部転写シート260を、接合層25の上に積層して圧着する。拡散部転写シート260は、拡散材を含有する拡散層262と、基材層261とを備えるシート状の部材である。この拡散部転写シート260は、拡散層262側を接合層25として積層される。
このような拡散部転写シート260の基材層261は、各種樹脂や紙等により形成されたシート状の部材が好適である。このような基材層261の片面に、拡散層262が剥離可能に積層されている。この拡散層262は、拡散部223と同様の樹脂及び拡散材により形成されている。
そして、この拡散部転写シート260を剥離することにより、図7(d)に示すように、接合層25の粘着性を有する領域252上に拡散部223が形成され、それ以外の領域(領域251)上の拡散層262は、拡散部転写シート260とともに剥離される。すなわち、拡散部223が転写により形成される(拡散部形成工程)。
以上の工程により、発光部22に対応した領域に拡散部223が形成された面発光装置220が作製される。
次に、図7(e)に示すように、光学シート部30を面発光装置220の観察者側(+Z側)に光学シート部30を設けることにより、面光源装置210が形成される。
上述のように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、発光強度の均一性が高く、明るさムラの低減された、薄型の面発光装置220、面光源装置210、表示装置1とすることができ、かつ、このような面発光装置220を容易に作製できる。
(変形形態)
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、発光部22は、画面上下方向(Y方向)及び画面左右方向(X方向)に配列され、各方向における配列ピッチが等しい正方配列である例を挙げて説明したが、これに限らず、配列方向や配列ピッチ等を適宜選択して設定してよい。また、発光部22は、3方向以上に配列される形態としてもよい。
(2)本実施形態では、面発光装置20,220は、表示装置1のバックライト部材として用いられる例を示したが、これに限らず、例えば、室内や屋外における照明装置や、内照式の看板用照明等に用いてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 表示装置
10,210 面光源装置
20,220 面発光装置
21 基板
22 発光部
23,223 拡散部
24,224 封止層
25 接合層
30 光学シート部
31,32,33 光学シート
50 LCDパネル

Claims (12)

  1. 複数配列された発光部と、前記発光部の出光側であって前記発光部に対応した位置に位置する拡散部と、を有する照明装置の製造方法であって、
    前記発光部の発する第1波長の光では物性は変化しないが、前記第1波長とは異なる第2波長の電離放射線により物性が変化する反応層を前記発光部の出光側に設ける反応層形成工程と、
    前記反応層の出光側に、前記第1波長の光が照射されることにより、前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率が変化するフォトクロミック層を配置するフォトクロミック層配置工程と、
    前記発光部を発光させて、前記フォトクロミック層の前記発光部に対応する領域における前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率を低くさせた状態で、前記反応層が反応性を有する前記第2波長の電離放射線を前記フォトクロミック層側から照射する露光工程と、
    前記露光工程により物性が変化した部分の前記反応層を除去することにより、前記拡散部を形成する拡散部形成工程と、
    を備える照明装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の照明装置の製造方法において、
    前記反応層は、光透過性を有し、光を拡散する拡散材を含有するレジスト材料により形成され、
    前記反応層形成工程において、前記反応層は、前記発光部を封止するように形成され、
    前記露光工程において、前記反応層は、前記第2波長の電離放射線に露光することにより、現像液に対する溶解性が高まること、
    を特徴とする照明装置の製造方法。
  3. 複数配列された発光部と、前記発光部の出光側であって前記発光部に対応した位置に位置する拡散部と、を有する照明装置の製造方法であって、
    前記発光部の発する第1波長の光では物性は変化しないが、前記第1波長とは異なる第2波長の電離放射線により物性が変化する反応層を前記発光部の出光側に設ける反応層形成工程と、
    前記反応層の出光側に、前記第1波長の光が照射されることにより、前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率が変化するフォトクロミック層を配置するフォトクロミック層配置工程と、
    前記発光部を発光させて、前記フォトクロミック層の前記発光部に対応する領域における前記第1波長とは異なる波長の電離放射線の透過率を低くさせた状態で、前記反応層が反応性を有する前記第2波長の電離放射線を前記フォトクロミック層側から照射する露光工程と、
    前記露光工程により前記反応層の物性が変化しなかった部分に前記拡散部を形成する拡散部形成工程と、
    を備える照明装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の照明装置の製造方法において、
    前記反応層は、光透過性を有し、前記第2波長の電離放射線により、粘着性が変化する感光性粘着剤により形成され、
    前記露光工程において、前記反応層は、前記第2波長の電離放射線に露光することより、粘着性が低下すること、
    を特徴とする照明装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の照明装置の製造方法において、
    前記拡散部形成工程において、光を拡散する拡散作用を有する層を転写して、前記拡散部を形成すること、
    を特徴とする照明装置の製造方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の照明装置の製造方法において、
    前記反応層形成工程の前に、光透過性を有し、前記発光部を封止する封止層を形成する封止層形成工程を備えること、
    を特徴とする照明装置の製造方法。
  7. 基板上に複数配列された発光部と、
    前記発光部の出光側であって前記発光部に対応する位置に形成され、光を拡散する拡散作用を有する拡散部と、
    を備える照明装置。
  8. 請求項7に記載の照明装置において、
    前記拡散部は、前記発光部の出光面上に形成されていること、
    を特徴とする照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記拡散部と前記発光部とは、光透過性を有する封止層により、封止されていること、
    を特徴とする照明装置。
  10. 請求項7に記載の照明装置において、
    前記発光部は、光透過性を有する封止層により封止され、
    前記拡散部は、感光性粘着剤により形成された接合層を介して前記封止層の出光側に設けられること、
    を特徴とする照明装置。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれか1項に記載の照明装置と、
    少なくとも1枚の光学シートと、
    を備える面光源装置。
  12. 請求項11に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置により照明される表示パネルと、
    を備える表示装置。
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