JP2008003313A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトモジュールにおいて、遮光両面テープに関わるコストを低減することである。
【解決手段】バックライトモジュール10は、発光素子配置部21に配置される発光素子からの光を光学的積層構造28によって液晶表示パネル8に供給する部分であるバックライト本体部20と、バックライト本体部20を支持し、図示されていない液晶表示パネルの外周を保持する枠体50と、バックライト本体部20の上面の縁部に配置される細幅の2本の遮光両面テープ60,62を含んで構成される。ここで、遮光両面テープ60,62は、光学的積層構造28のプリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿って配置され、枠体50は、遮光両面テープ60,62の配置されていない辺の縁に張り出す張出部52を有する。なお、片面接着性の遮光テープを用いることもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は照明装置に係り、特に遮光テープを用いる照明装置に関する。
液晶表示パネルは自発光型の表示装置でないために、暗いところでは表示が見えにくくなる。そこで液晶表示パネルの背面側に照明装置としてのバックライトモジュールを配置し、その光を液晶表示パネルに導いて表示を見やすくすることが行われる。バックライトモジュールは、光を効率よく液晶表示パネルに導くために、例えば、反射板−導光板−拡散板−プリズムシート等を積層して構成される。そして、バックライトモジュールからの光が、液晶表示パネルの表示枠である有効画面枠以外のところに漏れることを防止するために、遮光手段が取られる。
例えば、特許文献1には、両面テープを用いて液晶表示パネルとバックライトモジュールとを固定する場合に、その両面テープにより、固定部分において、外光の反射を低減させ、バックライトモジュールからの入射光を高反射率で再度バックライトモジュール側に反射させることが開示されている。ここでは、白色のPETフィルムの基材の片面に黒色の粘着剤層を、他面に白色の粘着剤層を設け、液晶表示パネルを観察した場合に、有効画面枠が黒色粘着剤層からなる黒色枠で囲まれるようにすることが述べられている。
特開2002−249741号公報
特許文献1においては、遮光両面テープを用いることで、液晶表示パネルと照明装置であるバックライトモジュールとの間を結合し、それにより照明装置の積層構造のガタツキを抑制し、さらに、照明装置からの不要な光の漏れを防止している。このように、遮光両面テープにいくつもの機能を兼ねさせている。しかし、この方法においては、液晶表示パネルの有効画面枠を黒色枠で囲むように遮光用の両面テープを配置するので、両面テープシートから矩形枠状を打ち抜いたものを用いる。したがって、有効画面枠に相当する矩形部分の両面テープが使用されずに捨てられ、遮光両面テープシートの面積使用効率が低く、コストがかなり高くなる。
本発明の目的は、遮光テープに関わるコストを低減できる照明装置を提供することである。また、他の目的は、液晶表示パネルと照明装置との間の結合と、照明装置の積層構造のガタツキ抑制と、照明装置からの不要な光の漏れの防止とを実現しながらコストを低減できる照明装置を提供することである。以下の手段は、これらの目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る照明装置は、発光体と、前記発光体からの光を一辺側で受けて対向辺側に導く導光板と、前記導光板の上面に配置される拡散板と、前記拡散板の上面に配置されるプリズムシートと、前記導光板を支持する枠体とを含む矩形平面形状の照明装置において、前記プリズムシートの上面において、前記プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に貼付けされた2つの細幅の遮光テープと、前記枠体が、前記導光板の前記遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有し、前記遮光テープによって液晶表示パネルと組み合わされることを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置は、発光体と、前記発光体からの光を一辺側で受けて対向辺側に導く導光板と、前記導光板の上面に配置される拡散板と、前記拡散板の上面に配置されるプリズムシートと、前記導光板を支持する枠体とを含む矩形平面形状の照明装置において、前記プリズムシートの上面において、前記プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に配置され、前記プリズムシートと前記枠体とに貼付けされた2つの細幅の遮光テープと、前記枠体が、前記導光板の前記遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置において、前記枠体の前記張出部は、前記導光板の前記対向辺側に沿って配置され、前記遮光テープの配置方向は、前記一辺側から、前記対向辺側に向かう方向であることが好ましい。
また、本発明に係る照明装置において、前記プリズムシートは、上下2層のプリズムシートからなり、上層側の前記プリズムシートに前記遮光テープが配置されたことが好ましい。
上記構成の少なくとも1つにより、プリズムシートの上面において、プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に2つの細幅の遮光テープが配置される。そして、枠体は、導光板の遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有する。これにより、遮光テープは細長い形状ですみ、遮光テープシートから細長い形状を切り出すので、遮光テープシートの面積利用効率が向上し、コストが低減される。また、遮光テープが配置されない部分には、張出部が配置されて、その部分の遮光が行われると共に、照明装置の積層構造のガタツキが抑制される。そして、例えば遮光テープが遮光両面テープの場合は、両面テープの粘着力で、液晶表示パネルと照明装置との間が結合される。
また、遮光テープが遮光両面テープであって、その粘着力で照明装置と液晶表示パネルとを固定するときは、プリズムシートは液晶表示パネルに粘着力によって固定されることになる。そして、照明装置あるいは液晶表示パネルの発熱、あるいは信頼性試験等において高温環境に置かれ熱負荷がかけられた場合等による温度上昇によってプリズムシートが伸びる場合でも、遮光テープが配置されない2辺においてはプリズムシートが拘束されていない。上記構成によれば、遮光テープの配置がプリズムシートの伸びやすい方向に沿って行われるので、温度上昇があっても、プリズムシートは拘束されない辺の方向に自由に伸びることができ、皺になりにくい。
また、上記構成の少なくとも1つにより、プリズムシートの上面において、プリズムシートと枠体とにまたがって、プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に、2つの細幅の遮光テープが配置される。そして、枠体は、導光板の遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有する。この場合においても、遮光テープは細長い形状ですみ、遮光テープシートから細長い形状を切り出すので、遮光テープシートの面積利用効率が向上し、コストが低減される。また、遮光テープが配置されない部分には、張出部が配置されて、その部分の遮光が行われると共に、照明装置の積層構造のガタツキが抑制される。そして、遮光テープの粘着力により、プリズムシートと枠体とが固定されるので、例えば、金属フレーム等によって液晶表示パネルと照明装置の枠体との間が固定される場合には、遮光テープは、片面粘着性のものでよい。
遮光テープが、プリズムシートと枠体とにまたがって貼付けされるときは、プリズムシートは枠体に粘着力によって固定されることになる。そして、照明装置あるいは液晶表示パネルの発熱、あるいは信頼性試験等において高温環境に置かれ熱負荷がかけられた場合等による温度上昇によってプリズムシートが伸びる場合でも、遮光テープが配置されない2辺においてはプリズムシートが拘束されていない。上記構成によれば、遮光テープの配置がプリズムシートの伸びやすい方向に沿って行われるので、温度上昇があっても、プリズムシートは拘束されない辺の方向に自由に伸びることができ、皺になりにくい。
また、枠体の張出部は、その一辺側に向かい合う対向辺側に沿って配置され、遮光テープが配置されるプリズムシートの前記伸びやすい方向は、その一辺側から対向辺側に向かう方向であるので、プリズムシートは、温度上昇によって伸びる場合でも、拘束されていない一辺側から対向辺の方向に自由に伸びることができ、皺になりにくい。
また、プリズムシートは、上下2層のプリズムシートからなり、上層側のプリズムシートに遮光テープが配置され、下層側のプリズムシートには遮光テープが配置されないので、プリズムシートが温度上昇を受けても、上下2層のプリズムシートの双方とも、伸びやすい方向に自由に延びることができ、皺になりにくい。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下で、照明装置としてバックライトの名称を用いるが、それ以外の照明装置であってもよい。また、以下で説明するバックライトモジュールの積層構造は説明のための一例であって、液晶表示パネルに組み合わされるバックライトモジュールであれば、これ以外の構造であっても構わない。また、遮光テープは、白色の粘着層と黒色の粘着層が基材の両面に配置される両面遮光テープであるものを主に説明するが、その場合でも遮光性と両面接着性を有するテープであれば、これ以外の構成であってもよい。また、液晶表示パネルとバックライトモジュールが例えば金属製等のフレームで固定される構造のときは、遮光テープは片面粘着性のテープであってもよい。その場合でも、一方面が白色等の反射性のよい面であり、他方面が黒色等の遮光性のよい面であればよい。
図1は、液晶表示パネルと組み合わされて用いられるバックライトモジュール10の構成を示す図で、(a)は液晶表示パネルが搭載される側から見た平面図、(b)は一部断面を示す側面図である。バックライトモジュール10は、発光素子配置部21に配置される発光素子からの光を光学的積層構造28によって液晶表示パネルに供給する部分であるバックライト本体部20と、バックライト本体部20を支持し、図示されていない液晶表示パネルの外周を保持する枠体50と、バックライト本体部20の上面の縁部に配置される細幅の2本の遮光両面テープ60,62を含んで構成される。
なお、図1には、配置の方向を説明するためにX方向、Y方向、Z方向が示されている。この座標系を用いて説明すると、発光素子配置部21は、バックライト本体部20のX方向における一方端である一辺側にY軸に沿って配置される。また、張出部52は、バックライト本体部20のX方向における他方端である一辺側に対する対向辺側に配置され、対向辺のZ方向の上面を押さえるように、X方向に張り出している。そして、遮光両面テープ60,62は、バックライト本体部20のY方向における両端の辺の縁のZ方向の上面に、X方向に沿って、すなわち、発光素子配置部21が配置される一辺側から張出部52が配置される対向辺側に向かう方向に沿って配置される。
図2は、バックライトモジュール10の各要素を説明するための断面図である。ここではバックライトモジュール10の構成要素ではないが、金属フレーム6と、液晶表示パネル8の断面外形が、それぞれ2点鎖線で示されている。
枠体50は、バックライトモジュール10の外形を形作り、発光素子配置部21、光学的積層構造28を保持すると共に、例えば4隅に、液晶表示パネル8が搭載されるためのガイドを有する部品である。かかる枠体50は、適当なプラスチック材料で、所定の形状に成形されたものを用いることができる。枠体50は任意の色を有するものとできるが、後述する張出部52の部分は、バックライトモジュール10からの光を反射する機能を有するので、少なくともこの部分は反射性を高めるため、白色が好ましい。もちろん、張出部52に反射材料を貼り付けることでもよい。
バックライトモジュール10において、発光素子配置部21には、発光素子であるLED(Light Emission Device)22と、LED22が配置される基板24と、それらの上面を覆う適当に遮光性のある保護樹脂層26が設けられる。また、発光素子配置部21に接し、そのX方向に延びる部分には、LED22からの光を液晶表示パネル8に導くための光学的積層構造28が配置される。
光学的積層構造28は、Z軸に沿って、下層側から上層側に向かって、反射板30−導光板32−拡散板34−2枚のプリズムシート36,38が順次積層されて構成される。そして、枠体50は、光学的積層構造28の側面を支持し、また、その底面の一部に反射板30が貼り付けられる。光学的積層構造28の底面側と側面側には金属フレーム6が配置され、したがって、反射板30の底面側は、この金属フレーム6によって支持される。金属フレーム6は、さらに液晶表示パネル8側にも延び、液晶表示パネル8とバックライトモジュール10とを結合する機能も有する。
導光板32は、LED22からX方向に向けて放射された光をX方向に導く部材で、例えばアクリル板等で構成することができる。反射板30は、導光板32の底面側、すなわちZ方向の下側面に設けられ、導光板32に導かれた光をZ方向の上方側に向けて反射する機能を有する部材で、例えば金属薄板あるいは光学的反射面を有するフィルム等で構成することができる。拡散板34は、反射板30によって上方側に向けられた光を指向性のない散乱光あるいは拡散光に変換する部材で、適当な光学特性を有するプラスチック薄板で構成することができる。
2枚のプリズムシート36,38は、光学的レンズあるいは光学的プリズムの作用を有する部材で、表面に適当な凹凸を有するプラスチックシートで構成することができる。例えば、一方向に複数の溝を設けたプラスチックシートを用いることができる。溝の底面部、頂上部の形状は、適当な丸みが設けられることが好ましい。この場合、2枚のプリズムシート36,38は、その溝方向を異ならせて配置されることが好ましい。例えば、2枚のプリズムシート36,38の溝方向を互いに直交するように配置することがよい。これによって、光学的レンズあるいは光学的プリズムの指向性を抑制することができる。図2では、下層側のプリズムシート36の溝方向をX方向に直交、すなわちY方向に沿ったものとし、上層側のプリズムシート38の溝方向をX方向に沿ったものとして示されている。
また、2枚のプリズムシート36,38の間は、例えば、相互にすべることができるように、接着等の拘束を行わないことが好ましい。これによって、温度上昇によって2枚のプリズムシート36,38が伸びるときに、相互に干渉せず、それぞれが伸びやすい方向に伸びることができる。上記のように、一方向に溝を形成してプリズムシート36,38とするときは、溝の延伸する方向に伸びやすく、溝の延伸方向に直交する方向に伸びにくいことが知られている。したがって、図2の配置では、下層側のプリズムシート36はXZ面に垂直なY方向に伸びやすく、上層側にプリズムシート38はX方向に伸びやすいことになる。
なお、上記では2枚のプリズムシート36,38の溝の方向を、それぞれY方向とX方向に平行としたが、もちろん、各溝の方向をY方向あるいはX方向に対して適当に傾斜させて配置してもよい。また、上記では、2枚のプリズムシートを用いるものとしたが、場合によっては1枚のプリズムシートのみを拡散板34の上に配置するものとしてもよい。
図1,2に示されるように、遮光両面テープ60,62は、プリズムシート38の上面に配置され、バックライトモジュール10と液晶表示パネル8とを結合する機能を有する両面粘着テープである。また、遮光両面テープ60,62は、バックライトモジュール10と液晶表示パネル8とを結合することで、光学的積層構造28を枠体50と液晶表示パネル8との間に挟みこんで、光学的積層構造28の各積層構成要素のガタツキを抑制する機能も有する。さらに、その遮光性によって、バックライトモジュール10からの不要な光が液晶表示パネル8に入り込むことを防止する機能も有する。
かかる遮光両面テープ60,62は、適当なプラスチックフィルム基材の両面に、白色の粘着層と黒色の粘着層を配置したものを用いることができる。具体的には、白色のPETフィルムシートの片面に白色粘着層を塗布あるいは転写等によって配置し、他の面に黒色粘着層を塗布あるいは転写等によって配置した遮光両面テープシートを作成し、これを所望の形状に切断あるいは打ち抜いて、それぞれの遮光両面テープ60,62とすることができる。切断あるいは打ち抜きの形状加工、及びその後の貼り付け作業の便宜のために、離型性シートの上に遮光両面テープシートを作成することが好ましい。
得られた遮光両面テープ60,62は、片面が白色で、他の面が黒色であり、この白色の面をプリズムシート38の上面に向けて貼り付けられる。したがって、貼り付けられた状態で、バックライトモジュール10を液晶表示パネル8が搭載される上面側から見ると、遮光両面テープ60,62は黒く見える。
遮光両面テープ60,62は細長い形状を有し、上記のように、上層側のプリズムシート38の上面において、Y方向の両端部の縁にX方向に沿って互いに平行に配置される。配置されたときに、液晶表示パネル8の有効画面枠の外側を覆うように、遮光両面テープ60,62の幅寸法が定められる。例えば、液晶表示パネル8の有効画面枠のY方向寸法が約55mmとすると、平行して配置される遮光両面テープ60,62のY方向の向かい合う間隔寸法を、約53mm程度とすることができる。そして、例えばプリズムシート38のY方向寸法を約60mmとするときは、遮光両面テープ60,62の幅寸法を(60mm+α−53mm)/2=3.5mm+α程度と定めることができる。ここで、αは、幅寸法の余裕寸法で、例えば、遮光両面テープ60,62を、プリズムシート38の縁を越えて、枠体50の上に掛かって貼るようにしてもよい。
なお、上記のように金属フレーム6は、光学的積層構造28の底面側と側面側に配置され、さらに液晶表示パネル8側にも延びて、液晶表示パネル8とバックライトモジュール10とを結合する機能を有するので、遮光テープを、プリズムシート38の縁を越えて、枠体50の上に掛かって貼るようにする場合には、遮光テープを片面接着性のものでもよくなる。この場合、その粘着面をプリズムシート38及び枠体50の上面に向けて、プリズムシート38と枠体50とにまたがって貼付けすることで、プリズムシート38は枠体50に固定される。そして、金属フレーム6は、枠体50を含むバックライトモジュール10と液晶表示パネル8とを固定する機能も有しているので、プリズムシート38と液晶表示パネル6との間を粘着性テープで固定する必要がない。このように、遮光テープを、プリズムシート38の縁を越えて、枠体50の上に掛かって貼る場合には、遮光テープが片面接着性であってもよい。遮光テープが片面接着性の場合における高温環境下の作用については後述する。
遮光両面テープ60,62の長さ寸法は、プリズムシート38のX方向寸法よりやや短く、液晶表示パネル8の有効画面枠のX方向寸法よりやや長めに設定される。例えばプリズムシート38のX方向寸法を約50mm、液晶表示パネル8の有効画面枠のX方向寸法を約45mmとするときは、遮光両面テープ60,62の幅寸法を約46mmから約49mm程度とすることができる。なお、これらの寸法は、説明のための一例に過ぎない。
図3は、遮光両面テープ60と、プリズムシート36,38との配置関係を説明する図である。遮光両面テープ60は、それが配置される上層側のプリズムシート38が熱膨張によって伸びやすい方向に沿って、その長手方向が配置される。図3では、プリズムシート38の溝の延伸する方向がX方向で示されるので、そのプリズムシート38が熱膨張で伸びやすい方向は図3において白抜き矢印で示すように、X方向である。したがって、遮光両面テープ60は、その長手方向をX方向に沿うようにしてプリズムシート36の上面に貼り付けられる。
再び図1,2に戻り、枠体50の張出部52は、遮光両面テープ60,62が配置されない部分において、光学的積層構造28のガタツキを抑制する機能を有する。また、遮光両面テープ60,62が配置されない部分において、バックライトモジュール10からの光を反射して、液晶表示パネル8に入り込むことを防止する機能も有する。
ここでは、遮光両面テープ60,62が配置されないバックライトモジュール10の縁部として、発光素子配置部21側の一方辺と、これに向かい合う対向辺とがあるが、張出部52は、発光素子配置部21側でない対向辺側に配置される。なお、発光素子配置部21には、上記のように、適当に遮光性のある保護樹脂層26がその上面に設けられるので、これによって、遮光両面テープ60,62が配置されない部分において、バックライトモジュール10から、あるいは発光素子配置部21からの光を遮光して、液晶表示パネル8に入り込むことを防止することができる。
枠体50の張出部52は、上記のように、発光素子配置部21側でない対向辺側に配置され、光学的積層構造28の縁を押さえる機能を有する。具体的には、枠体50の一部が、この対向辺側で、プリズムシート38の上面において発光素子配置部21の方向に張り出し、金属フレーム6の底面側とこの張出部52の下面とで光学的積層構造28を上下から挟み込んで、積層構造の各要素のZ方向のガタツキを抑制する。
また、バックライトモジュール10からの不要な光を遮光する機能も有するので、その張出量は、液晶表示パネル8の有効画面枠を考慮して設定される。例えば、プリズムシート38の上面におけるX方向の端部から液晶表示パネル8の有効画面枠のX方向の端部までの寸法差が約2.5mmであるときは、張出量を、プリズムシート38の上面におけるX方向の端部から約2.5mm以下とすることができる。なお、この寸法も説明のための一例である。
図3では、典型的な例として、遮光両面テープ60の長手方向にプリズムシート38の溝方向が一致するものとしたが、プリズムシート38の溝方向が必ずしも遮光両面テープ60の長手方向と一致していなくてもよい。プリズムシート38の伸びやすい方向に着目したとき、X方向のほうがY方向よりも伸びやすい方向であればよい。プリズムシート38の伸びやすい方向が溝方向であるので、溝方向がX方向に対し傾斜する角度が45度のときに、プリズムシート38のX方向に伸びる量とY方向に伸びる量とが同じとなる。したがって、プリズムシート38の溝方向がX方向に対し傾斜する角度が45度未満であれば、プリズムシート38の温度膨張によって伸びる量はX方向のほうがY方向のものより大きい。そこで、プリズムシート38の溝方向がX方向に対して傾斜する角度を45度未満、例えば30度、好ましくは10度程度以下とすることで、プリズムシート38の伸びやすい方向を遮光両面テープ60の長手方向と考えることができる。
このように、プリズムシート38の伸びやすい方向を遮光両面テープ60,62の長手方向とすることで、プリズムシート38の温度による伸縮を、遮光両面テープ60,62が貼られていない枠体50の張出部52の方向へ逃がすことができる。プリズムシート36には遮光両面テープ60,62が貼られていない。そしてプリズムシート36,38は相互にすべることができるので、プリズムシート36,38の双方とも、温度による伸縮を逃がすことができ、これにより、プリズムシート36,38の伸縮による皺を防止でき、液晶表示パネル8に供給する光に対する皺による影響を抑制できる。
上記構成のバックライトモジュール10の作用について、図2等を用いて説明する。バックライトモジュール10の枠体50の四隅のガイドに沿って液晶表示パネル8を搭載し、例えば液晶表示パネル8を下方に押し付けることで、遮光両面テープ60,62の粘着力の作用で、両者はしっかりと固定される。そして、張出部52の作用と合わせ、バックライトモジュール10の光学的積層構造28の配置が固定され、それらのガタツキが抑制される。このようにして、バックライトモジュール10は液晶表示パネル8に組みつけられて一体化する。
液晶表示パネル8とバックライトモジュール10とが一体化された表示装置は、図示されていない回路ブロックによって液晶表示パネル8が駆動され、また、必要に応じ、バックライトモジュール10が点灯される。バックライトモジュール10が点灯されると、発光素子であるLED22が発光する。LED22が白色LEDであるときは白色光が光学的積層構造28に向けて放射される。放射された白色光は、図2において矢印で示されるように、導光板32の中に導かれ、X方向、Y方向に進む。そして、反射板30によってZ方向の上方に向けて反射され、反射された光は拡散板34を通り、2枚のプリズムシート36,38を経て、液晶表示パネル8に供給され、これを照射する。
光学的積層構造28の端部では、光の一部が液晶表示パネル8の有効画面枠の外に出ることがある。これらは、液晶表示パネル8の有効画面枠を照射しない不要な光である。これらは、遮光両面テープ60,62の白色面側、及び白い張出部52の下面で再びZ方向の下方に向けて反射される。これによって、不要光が液晶表示パネル8側に漏れることを抑制できる。また、バックライトモジュール10の点灯、液晶表示パネル8の作動、あるいは信頼性試験等において高温環境に置かれ熱負荷がかけられた場合等によって、温度上昇があると、プラスチック材料であるプリズムシート36,38が伸びるが、遮光両面テープ60,62が配置される方向、すなわちその長手方向は、上層側のプリズムシート38の伸びやすい方向とされるので、プリズムシート38は遮光両面テープ60,62によって拘束されていない張出部52の方向に自由に伸びることができる。また、相互に重ねられるプリズムシート36,38は相互に拘束されていないので、下層側のプリズムシート36も遮光両面テープ60,62に拘束されることなく、伸びる方向に自由に伸びることができる。これにより、温度上昇によってプリズムシート36,38が皺になることが抑制され、皺の影響のない光を液晶表示パネル8に供給できる。
なお、遮光テープが片面粘着性である場合には、その粘着面をプリズムシート38及び枠体50の上面に向けて貼付けされ、その粘着力によってプリズムシート38と枠体50とが相互に固定される。したがって、バックライトモジュール10の点灯、液晶表示パネル8の作動、あるいは信頼性試験等において高温環境に置かれ熱負荷がかけられた場合等によって、温度上昇があると、プラスチック材料であるプリズムシート36,38が伸びるので、何らかの対策がないと、プリズムシート38が皺になることが生じ得る。そこで、遮光テープが配置される方向、すなわちその長手方向を、上層側のプリズムシート38の伸びやすい方向とすることで、プリズムシート38は遮光両面テープ60,62によって拘束されていない張出部52の方向に自由に伸びることができ、皺の発生を抑制できる。また、相互に重ねられるプリズムシート36,38は相互に拘束されていないので、下層側のプリズムシート36も遮光テープに拘束されることなく、伸びる方向に自由に伸びることができる。これにより、温度上昇によってプリズムシート36,38が皺になることが抑制され、皺の影響のない光を液晶表示パネル8に供給できる。
液晶表示パネルと組み合わされて用いられるバックライトモジュールの構成を示す図である。 バックライトモジュールの各要素を説明するための断面図である。 遮光両面テープと、プリズムシートとの配置関係を説明する図である。
符号の説明
6 金属フレーム、8 液晶表示パネル、10 バックライトモジュール、20 バックライト本体部、21 発光素子配置部、22 LED、24 基板、26 保護樹脂層、28 光学的積層構造、30 反射板、32 導光板、34 拡散板、36,38 プリズムシート、50 枠体、52 張出部、60,62 遮光両面テープ。

Claims (4)

  1. 発光体と、前記発光体からの光を一辺側で受けて対向辺側に導く導光板と、前記導光板の上面に配置される拡散板と、前記拡散板の上面に配置されるプリズムシートと、前記導光板を支持する枠体とを含む矩形平面形状の照明装置において、
    前記プリズムシートの上面において、前記プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に貼付けされた2つの細幅の遮光テープと、
    前記枠体が、前記導光板の前記遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有し、
    前記遮光テープによって液晶表示パネルと組み合わされることを特徴とする照明装置。
  2. 発光体と、前記発光体からの光を一辺側で受けて対向辺側に導く導光板と、前記導光板の上面に配置される拡散板と、前記拡散板の上面に配置されるプリズムシートと、前記導光板を支持する枠体とを含む矩形平面形状の照明装置において、
    前記プリズムシートの上面において、前記プリズムシートが熱膨張によって伸びやすい方向に沿った2辺の縁に配置され、前記プリズムシートと前記枠体とに貼付けされた2つの細幅の遮光テープと、
    前記枠体が、前記導光板の前記遮光テープの配置されていない辺の上面に張出部を有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の照明装置において、
    前記枠体の前記張出部は、前記導光板の前記対向辺側に沿って配置され、
    前記遮光テープの配置方向は、前記一辺側から、前記対向辺側に向かう方向であることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1、請求項2、請求項3のいずれか1に記載の照明装置において、
    前記プリズムシートは、上下2層のプリズムシートからなり、上層側の前記プリズムシートに前記遮光テープが配置されたことを特徴とする照明装置。
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