JP2023064643A - 搬送装置及び記録媒体の有無の判定方法 - Google Patents

搬送装置及び記録媒体の有無の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光学センサの誤検知を抑制することを目的とする。【解決手段】 前記記録媒体の少なくとも前記光学センサによって検知される領域を含む領域のDutyに基づいて光学センサの出力値を補正する。【選択図】 図9

Description

本発明は、搬送装置及び記録媒体の有無の判定方法に関する。
インクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット方式の記録装置が知られている。
記録装置内で記録媒体を搬送する際、記録媒体がどこまで搬送されているかを検知するため光学センサを用いる構成が知られている。使用される光学センサとしては反射型センサもしくは透過型センサがあるが、いずれのセンサの場合もセンサの発光部または受光部、もしくは発光部と受光部の両方が、搬送される記録媒体に近接する位置に配置される構成が取られることが多い。
光学センサの表面や反射型センサの対向位置に配置されたミラーへのインク付着や記録媒体が搬送される際に記録媒体から発生する紙粉の付着等がセンサ出力値に影響し、誤検知をすることがある。
特許文献1には、誤検知を防止するために、ユーザがカセットに記録媒体を補充したことを検知し、そのタイミングで光学センサの発光量を調整することが記載されている。
特開2003-040489号公報
しかしながら、特許文献1のようにセンサの調整を行ったとしても、蒸気による曇りによって誤検知を引き起こす場合がある。
短時間に多量のインク滴を記録媒体に吐出し、多量のインク滴が記録媒体に染み込んでから暫くは、記録媒体の記録面側からインクの水分が蒸発している状態である。その状態の記録媒体の記録面に光学センサが近接するとその蒸気が付着して光学センサに曇りが発生することがある。光学センサが曇ってしまうと受光する光量が変化してしまい、誤検知の原因となる。
光学センサは常に記録媒体から蒸発するインクに曝されるというわけでもないので、時間経過に従って曇りは解消していく。しかし、特許文献1の方法によって、曇りが発生していないときに光学センサの調整が行われていると、曇った場合にセンサ出力値に影響が出て、誤検知に繋がる虞がある。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、光学センサの誤検知を抑制することを目的とする。
本発明は、液体が付与された記録媒体を搬送するための搬送手段と、前記記録媒体を検知するための光学センサと、前記光学センサの出力値および所定の閾値に基づいて記録媒体の有無を判定する判定手段と、前記記録媒体の前記記録媒体の少なくとも前記光学センサによって検知される領域を含む領域に付与される液体の量に関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した前記情報に基づいて前記光学センサの出力値を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、光学センサの誤検知を抑制することができる。
第1の実施形態に係る記録装置の内部構造を示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る光学センサ制御部について説明するためのブロック図である。 第1の実施形態における曇りが発生していない場合の光学センサの出力値を示した図である。 光学センサに曇りが発生した場合の光学センサの出力値を示した図である。 第1の実施形態におけるセンサエリアを示す図である。 第1の実施形態における補正テーブルを示す表である。 第1の実施形態における光学センサ及びミラーと搬送媒体Sの位置関係を示した図である。 第1の実施形態における媒体有無判定処理のフローチャートである。 第1の実施形態における補正処理のフローチャートである。 第1の実施形態における補正テーブルを示す表である。
(第1の実施形態)
<記録装置の内部構成について>
図1は、インクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向(紙面垂直方向)は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列される方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。ここではインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を例にとり説明するが、吐出以外の方式で記録媒体上にインクを付与して画像の記録を行う記録装置であってもよい。
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3を備える複合機であり、記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3で個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFで自動給紙される原稿の読み取りと、ユーザによってFBSの原稿台に置かれた原稿の読み取り(スキャン)を行うことができる。
なお、ここではプリント部2とスキャナ部3を併せ持った複合機を示すが、スキャナ部3を備えない形態であっても良い。図1は、記録装置1が記録状態にあるときを示す。
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bが着脱可能に設置されている。
第1カセット5AにはA4サイズまでの比較的小さな記録媒体が、第2カセット5BにはA3サイズまでの比較的大きな記録媒体が、平積みに収容されている。第1カセット5A近傍には、収容されている記録媒体を1枚ずつ分離して給送するための第1給送ユニット6Aが設けられている。同様に、第2カセット5B近傍には、第2給送ユニット6Bが設けられている。記録動作が行われる際にはいずれか一方のカセットから選択的に記録媒体Sが給送される。
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19、およびフラッパ11は、記録媒体Sを所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側および下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体Sをニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、搬送ローラ7の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、記録ヘッド8の下流側に配される搬送ローラ7及び排出ローラ12と共に記録媒体Sを挟持して搬送する。光学センサ20は搬送経路に記録媒体Sが通過する際に記録媒体Sと近接する位置に設けられ、不図示の発光部と受光部からなり、記録媒体Sの通過状況を検知する。ミラー21は搬送経路の記録媒体Sを挟んだ対面側に設けられ、光学センサ20の発光部から発光された光を光学センサ20の受光部に向けて反射する。本実施形態の光学センサは反射型センサであるが、透過型センサを用いてもよい。
ガイド18は、記録媒体Sの搬送経路に設けられ、記録媒体Sを所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で湾曲した側面を有し、当該側面に沿って記録媒体Sを案内する。フラッパ11は、両面記録動作の際に、記録媒体Sが搬送される方向を切り替えるための部材である。排出トレイ13は、記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体Sを積載保持するためのトレイである。
記録ヘッド8は、フルラインタイプのカラーインクジェット記録ヘッドであり、記録データに従ってインクを吐出する吐出口が、図1におけるy方向に沿って記録媒体Sの幅に相当する分だけ複数配列されている。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、鉛直下方を向きキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、図1のように吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体Sを背面から支持する。
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色のインクをそれぞれ貯留する。ここで4色のインクとは、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを指す。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8を接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。記録装置1は循環型のインク供給システムを有し、インク供給ユニット15は記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量を適切な範囲に調整する。
メンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17を備え、所定のタイミングにこれらを作動させて、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う。
<記録装置の制御構成について>
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。記録装置1は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、電源ユニット400と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100によって構成されている。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下、制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット100において、CPUにより構成されるメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら記録装置1全体を制御する。例えば、ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置500から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ101はプリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置500から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えばホスト装置500から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナエンジンユニット300に送信する。
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット200において、CPUにより構成されるプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204をワークエリアとしながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これを一旦RAM204に保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッド制御コントローラ211を経て、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して図1に示す給送ユニット6A、6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、フラッパ11を駆動して、記録媒体Sを搬送する。その際、光学センサ20及びミラー21を用いて検知された記録媒体Sの搬送状況に基づいて搬送制御を行う。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体Sの搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17等のクリーニング機構の動作を制御する。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら、スキャナコントローラ302のハードウェアリソースを制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えばコントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェアリソースを制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読み取る。そして、スキャナコントローラ302は読み取った画像データをRAM303に保存する。なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読み取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
図3は、本実施形態の光学センサ制御部600を詳細に説明するためのブロック図である。光学センサ制御部600は、光学センサ20を用いて、光学センサ20が配置されている位置に記録媒体Sがあるか否かを判定する制御部である。このとき、記録媒体S表面に吐出されたインクから発生した蒸気による光学センサの曇りを検出し、その検出結果に基づいて記録媒体Sの有無を判定する。
光学センサ20は光を放出する発光部602と光を受ける受光部603からなる。プリントコントローラ202からの命令により発光部駆動部601が発光部602に発光制御信号を送信し、それを受信した発光部602がミラー21の方向に光を発する。図8に光学センサ20付近の様子を示す。図8(a)のように、光軸上に記録媒体Sが無い状態では発光部602が発した光はミラー21で反射し、受光部603がその反射光を直接受光するため受光量が多くなる。一方図8(b)のように、光軸上に記録媒体Sが有る場合は、光はミラー21ではなく、記録媒体S表面で反射し、その光を受光部603で受光する。記録媒体Sに照射された光は記録媒体Sに吸収されたり乱反射したりし、乱反射した光の一部しか受光部603によって受光されないため記録媒体Sが光軸上に無い場合と比べると受光量は少なくなる。受光部603は受光した光量を電圧レベルに変換したアナログの出力信号を信号増幅部604に送信する。ここでは光学センサ20からの出力電圧は受光量が多いほど低電圧であり、受光量が少ないほど高電圧となる。
信号増幅部604は受光部603から出力されたアナログの出力信号を増幅しAD変換部605に送信する。AD変換部605では増幅されたアナログ信号の電圧レベルをデジタルの数値に変換し、その値をデータ保持部606に保持する。補正値算出部608は、Duty算出部607によって算出した記録媒体に記録する画像のDutyと、図7に示す補正値テーブル609とに基づいて補正値を算出する。補正処理部610はデータ保持部606に保持された値を、補正値算出部608で算出した補正値と、記録装置1内に設置されている温度センサ611で検知した温度情報とに基づいて補正処理を行う。媒体有無判定部607では、補正処理部610で補正した値を参照して光学センサ20の近接部に記録媒体Sが有るか無いかを検知する。
図4は、7枚の記録媒体に印字し、その時に光学センサ20に曇りが発生しなかった場合の、光学センサ20からの出力値の変化を図示したものである。内部構成及び制御構成で説明したように、記録媒体Sがプラテン9の位置に搬送されると記録ヘッド8の吐出口面8aに並ぶ不図示のフルラインタイプのヘッドからインク滴を吐出し、記録媒体S上に画像を形成する。画像形成が完了すると搬送ローラ7や排出ローラ12によって排出トレイに向かって搬送される。搬送途中で記録媒体Sは搬送状況を検知するために光学センサ20及びミラー21と近接する状態となる。前述のように、記録媒体Sが光学センサ20の光軸上に無い状態では受光量が多く、すなわちセンサの出力レベルは低い値となり、記録媒体Sが光学センサ20の光軸上に有る状態では受光量が少なく、すなわちセンサの出力レベルは高い値となる。7枚の印字を行うと、記録媒体は間を開けながら搬送されるため光学センサ20の光軸上に記録媒体が有る状態と無い状態とが交互に現れ、図4のような波形となる。このアナログの出力信号をAD変換部605にてデジタルの数値に変換し、データ保持部606に保持する。
媒体有無判定閾値は図4のように設定されている。媒体有無判定部607にてデータ保持部606に保持された値と前記媒体有無閾値とを比較することにより、光学センサ20の光軸上に記録媒体が有る状態から無い状態へ、また、無い状態から有る状態に変化したことを検知する。図4ではセンサ出力値が媒体有無判定閾値以上である場合には光学センサ20の光軸上に記録媒体が有る状態(媒体有状態)であると判定し、センサ出力値が媒体有無判定閾値未満の場合には光学センサ20の光軸上に記録媒体が無い状態(媒体無状態)であると判定する。本実施形態では、1枚目と2枚目の媒体無状態は200ms程度とする。
以下で、光学センサ20が曇る状況について説明する。
図8(b)のように光学センサ20に記録媒体Sの印字面が近接した状態のときに、記録媒体Sに染み込んだインクの水分が蒸発し、光学センサ20の発光部602や受光部603の表面に水分が付着し、曇らせてしまうことがある。また、記録媒体Sの印字面に対向するのが光学センサ20ではなく、ミラー21であるような配置である場合には、ミラー21が曇る。
特に記録媒体Sが光学センサ20と長く対向するような状態の場合には曇りやすくなる。所定の範囲に吐出されるインクの量が多い(印字デューティが高い)場合には、記録媒体に染み込んだインクによって記録媒体Sが湾曲してしまうカール現象が起きることがある。また、短期間に多くのインクを吐出しようとすると電源負荷が容量オーバーする虞がある。これらを防ぐために、記録媒体の搬送速度を遅くする、搬送路の途中で記録媒体を待機させる等の処理を行うことがある。このような場合には、通常の搬送時よりも記録媒体Sと光学センサ20とが対向している時間が長くなるため蒸発により光学センサ20は曇りやすくなる。
光学センサ20が曇る現象は特に低温・低湿条件で発生しやすく、曇りの程度が大きくなる傾向にある。また、光学センサ20に近接している部分の記録媒体S表面に吐出されたインクの量が多いほど光学センサ20の曇りは発生しやすく曇りの程度も大きい。このように光学センサ20の表面に曇りが生じると光学センサ20の発光部602から発光する光も受光部603で受光する光も拡散する。受光する光が拡散すると、曇っていない場合に記録媒体Sが光学センサ20の光軸上に無くミラー21からの反射光を受光する場合に比べて、受光部603が受光する受光量が小さくなってしまう。記録媒体Sの印字面とミラー21が対向する場合にはミラー21に照射されて反射する反射光量が少なくなり受光部603の受光量が少なくなってしまう。つまり、光学センサの出力値に関係する部分の曇りが発生していると受光部603の受光量が少なくなってしまう。
図5は光学センサ20からの出力値の変化を図示したものである。図5では7枚の記録媒体に印字し、上述のようにカールや電源負荷の低減のための待機処理を実行する。待機処理の実行のために記録媒体Sが光学センサ20に近接した状態で停止したことにより、記録媒体S上に吐出されたインクから発生した蒸気によって光学センサ表面に曇りが発生している場合を示している。
まず印字1枚目の記録媒体Sが光学センサ20の光軸上にある状態で、記録媒体Sの表面に吐出されたインクから蒸気が発生し、光学センサ20の表面に曇りが発生する。その状態で、1枚目の記録媒体Sが搬送され光学センサ20の光軸上に無い位置に移動すると出力値は下がるが、曇りが発生している状態では光が拡散し通常時に比べて受光量が少ないため図4と比較して出力値が下がりきらない値となる。しかし媒体無の状態であるので、光学センサ20の表面にはインクが吐出された記録媒体Sは近接しておらず、時間経過とともに曇りは解消していく。そのため出力値は通常時に近い値に下がっていく。
次に2枚目の記録媒体Sが光学センサ20の光軸上に有る状態になると、再びインクから発生した蒸気によって曇りが発生する。この時、1枚目による曇りが解消しきらないうちに2枚目による曇りが発生すると1枚目の時に発生した曇りに重ねて曇るため、曇り具合が大きくなる。そのため2枚目の記録媒体Sが光学センサ20の光軸上に無い位置に移動した時の出力値は1枚目の時より更に下がりきらない値となる。その後再び時間経過とともに曇りが解消し出力値は下がっていくが、1枚目の時よりさらに解消されない曇りの量が大きく電圧は下がりきらないまま、次の3枚目の記録媒体Sが光学センサ20の光軸上にある状態となる。3枚目の記録媒体Sが光学センサ20に近接すると、3度目の曇りが発生し2枚の時よりさらに曇り具合が大きくなる。
これを繰り返すことによって6枚目の記録媒体Sが光学センサ20光軸上から通過後には、媒体無しの状態であるにも関わらず、出力値が媒体有無判定閾値より大きな値となっている。そのため、実際は媒体無の状態であるにも関わらず、媒体有りの状態が継続していると誤検知してしまう。
ホスト装置500から送られてきた画像データはプリントコントローラ202によって各画素にインクを吐出するか否かを示す2値データである記録データに変換される。Duty算出部607では、変換された記録データについて1ページ毎に光学センサ20上を通過する領域であるセンサエリア(主走査方向:光学センサ幅×副走査方向:記録媒体長さ)の印字Duty(単にDutyとも称する。)を算出する。図6にセンサエリアを示す。Dutyは、Dutyを算出するエリア内の全ての画素にインクが吐出された場合を100%としたときに記録データによって記録されるインクの割合を示すものである。ここではインクを吐出するノズルが1/1200inch間隔で配列されており、1/1200inch×1/1200inchが一画素に対応する大きさとする。センサエリアはエリア内に付与されたインクが光学センサ20の出力値に影響を及ぼす領域が入っていればよく、少なくとも光学センサ20が読み取る領域である光軸上の領域を含む領域であればよい。また、光学センサ20が通過する領域の周辺の領域も出力値に影響を及ぼす場合には周辺の領域をセンサエリアに含むようにしてもよい。
補正値算出部608ではDuty算出部607で算出されたDuty値dに対して補正テーブル609を参照して補正値aを決定する。補正テーブル609は図7に示すようにエリアセンサの範囲のDuty値dに対して各々に定めた補正値aを設定している。以下にこの補正値aについて詳細に説明する。
センサエリアのDuty値が大きいほどインクの吐出量が多くなるためインクから発生する蒸気によるセンサ20の曇りは大きくなり、そのためセンサ出力値への影響が大きくなる。しかし、実際にDuty値に応じてどの程度の補正が必要かはセンサ20と記録媒体Sの位置関係などの本体構成やインクの特性などによって異なる。そのため、補正値は実機を用いて決定する必要がある。例えば、対象の実機にてDutyを変えたデータを印字し、各Dutyの場合の曇りによるセンサ出力値の影響量を測定し、その影響量から補正値を決定する。このようにして決定したDutyと補正値の関係を補正テーブル609として格納しておく。
補正処理部610では温度センサ611によって温度取得した温度情報が示す温度の値Tが予め設定された値Z以下の場合には、低温は曇りが発生しやすい条件のため、光学センサ20の出力値Xに対して補正値算出部608で算出した補正値aで補正処理を行う。一方で、温度センサ611が検知した温度の値Tが値Zより大きい場合には、曇りが発生しにくい条件のため、補正値aによる補正処理を行わない。補正値算出部608から出力される結果を最終出力値Wとする。
媒体有無判定部611では記録媒体Sの有無を判定する閾値Yに対して、最終出力値Wが小さければ媒体無し、大きければ媒体有りと判断する。
以上では、Dutyを算出して補正値を求めていたが、センサエリアに吐出する液体の量に関する情報であれば情報取得する情報はDuty以外でもよい。例えばドット数やインク量でもよい。
図9は上述した媒体有無判定処理のフローチャートである。
まず、ホスト装置500から送られてきた画像データを記録データに変換する(S101)。
次に、Duty算出部608にて記録データから光学センサ20上を通過するセンサエリアのDuty値dを算出する(S102)。
補正値算出部609ではDuty算出部607で算出されたDuty値dに対して補正テーブル609を参照して補正値aを決定する(S103)。
補正処理部610では温度センサ611の値TがT≦Zの場合(S104)に補正値aにより補正処理を行う(S105)。またT>Zの場合は補正処理を行わない(S106)。
媒体有無判定部612では記録媒体Sの有無判定閾値Y>最終出力値Wの場合は媒体無し、Y≦Wの場合は媒体有りと判定する(S107)。判定結果はプリントコントローラ202に送る。
以上のように媒体有無判定処理を行う。
また、1つの印刷ジョブにおいて記録する画像データが複数枚ある場合は連続して画像が記録された記録媒体が搬送される。この場合の補正処理部610での補正処理は以下のように行う。1枚目は図9での処理を実行して補正処理を行うが、2枚目は1枚目の光学センサ20出力値X1、2枚目の出力値X2を比較し、X2>X1の場合は2枚目出力値X2に対して1枚目補正値a1と2枚目補正値a2で補正する。ここで、a1は1ページ目のセンサエリアのDutyに応じた補正値であり、a2は2ページ目のセンサエリアのDutyに応じた補正値である。この場合の最終出力値W2はW2=X2-a2-a1となる。
X2<X1の場合は2枚目出力値X2に対して1枚目補正値a1のみで補正する。最終出力値W2はW2=X2-a1となる。
3枚目の場合、光学センサ20の2枚目出力値X2、3枚目の出力値X3を比較し、X3>X2の場合は3枚目出力値X3に対して補正値a3を使用し、さらに2枚目の補正有無によって補正値a2を加味するか否かの2種類のパターンで補正処理を行う。X3<X2の場合も3枚目出力値X3に対して補正値a3を使用せず、さらに2枚目の補正有無によって補正値a2を加味するか否かの2種類のパターンで補正処理を行う。4枚目以降も同様の補正処理を行う。
例えば2枚目でX2>X1、3枚目でX3<X2、4枚目でX4>X3の場合はX4に対する補正処理はa3を使用せず、a1、a2、a4を使用する。つまり、最終出力値W4はW4=X4-a4-a2-a1となる。
図10は画像データが複数枚(ここでは4枚とする)ある場合の補正処理部610での補正処理のフローチャートである。
ここでは温度センサ610の値Tが予め設定された値Zを下回っているとし、1枚目は補正処理部609にて補正処理を行う(S201)。
その後1枚目の媒体有無判定を媒体有無判定部612にて行う(S202)。
2枚目は前ページ1枚目の光学センサ20出力値X1、現ページ2枚目の出力値X2を比較し(S203)、X2>X1の場合は2枚目出力値X2に対して1枚目補正値a1と2枚目補正値a2で補正する(W2=X2-a2-a1)(S204)。
X2≦X1の場合は2枚目出力値X2に対して補正値a1で補正する(W2=X2-a1)(S205)。
その後2枚目の媒体有無判定を媒体有無判定部612にて行う(S206)。
3枚目でも、前ページ2枚目の出力値X2、現ページ3枚目の出力値X3を比較し(S207)、X3>X2の場合は3枚目補正有りとなり、2枚目補正有りだった場合は出力値X3に対して補正値a1、a2、a3で補正、(W3=X3-a3-a2-a1)2枚目補正無しだった場合は補正値a2を使用せず出力値X3に対して補正値a1、a3で補正する(W3=X3-a3-a1)(S208)。
X3≦X2の場合では3枚目は補正無しとなり、2枚目補正有りだった場合は出力値X3に対して補正値a1、a2で補正、(W3=X3-a2-a1)2枚目補正無しだった場合は出力値X3に対して補正値a1で補正する(W3=X3-a1)(S209)。
その後3枚目の媒体有無判定を媒体有無判定部611にて行う(S210)。
4枚目も同様に、前ページ3枚目の出力値X3、現ページ4枚目の出力値X4を比較し(S211)、X4>X3の場合は4枚目補正有りとなり、4通りの補正パターンのどれかで補正処理を行う(S212)。
X4≦X3の場合は4枚目補正無しとなり、4通りの補正パターンのどれかで補正処理を行う(S213)。
その後4枚目の媒体有無判定を媒体有無判定部611にて行う(S214)。
補正テーブル608は図11にあるように10の範囲のDuty値dと3の範囲の機内温度Tによって各々定めた補正値aを設定してもよい。
これによってより細かく補正値を定めることが可能となり、精度の高い補正処理を行うことができるようになる。
この場合、Z=15℃とし、温度センサ610の値TがT<15℃の場合は補正処理を行い、補正値算出部607ではDuty算出部606で算出されたDuty値dと記録装置1の内部に設置された温度センサ610の値Tに対して図の補正テーブル608を参照して補正値aを決定することになる。
温度センサ610の値TがT≧15℃の場合は補正処理を行わない。
(第2の実施形態)
記録媒体S上に吐出されたインクから発生した蒸気によって生じる光学センサ表面の曇り現象は、光学センサ表面がインクを吐出された記録媒体S表面に近接していない状態では曇りが解消するという特徴があることを前述している。
第1の実施形態ではその曇りの解消を、媒体判定を行う時点の出力値と一つ前の出力値とで比較し、媒体判定を行う時点の出力値が一つ前の出力値より曇りによる影響が大きくなっている場合のみ補正値を加えるという形で補正計算に反映させた。
本実施形態ではインクが吐出された記録媒体Sが光学センサ20の表面に近接していない間に曇りが解消される現象を補正計算に反映させる別の方法として、ページ間に曇りが解消される分の補正値bと規定し、補正計算に反映させる。
例えば2枚目の出力値X2を補正する場合は、(W2=X2-(a2-b)-a1)となり、3枚目の出力値X3を補正する場合は、(W3=X3-(a3-b)-(a2-b)-a1)となる。
この方法では、媒体判定を行う時点の出力値が一つ前の出力値を比較し補正計算を分岐するというフローがないため補正処理が簡潔になるというメリットがある。
また、ページ間に曇りが解消される量は温度に依存することがわかっているため、補正値bは温度センサ610の値Tによって例えば、
T<0℃:B0
0≦T<10℃:B1
10℃≦T<20℃:B2
20℃≦T<30℃:B3
30℃≦T<40℃:B4
40℃≦T:B5
のように、温度によって異なる補正値を用いても良い。このように温度によって異なる補正値を用いることによってより精度の高い補正が可能となる。

Claims (12)

  1. 液体が付与された記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    前記記録媒体を検知するための光学センサと、
    前記光学センサの出力値および所定の閾値に基づいて記録媒体の有無を判定する判定手段と、
    前記記録媒体の少なくとも前記光学センサによって検知される領域を含む領域に付与される液体の量に関する情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段が取得した前記情報に基づいて前記光学センサの出力値を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送装置の温度を示す温度情報を取得する温度取得手段と、
    前記補正手段は、前記情報と前記温度取得手段が取得した前記搬送装置の温度情報とに基づいて前記光学センサの出力値を補正することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記補正手段は、前記温度取得手段が取得した温度情報が示す温度が第1の温度より大きい場合には、前記出力値を補正しないことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記補正手段は、前記温度取得手段が取得した温度情報が示す温度が前記第1の温度より小さい第2の温度である場合の前記出力値を補正するための補正値は、前記温度情報が示す温度が前記第2の温度より小さい第3の温度である場合の前記出力値を補正するための補正値よりも補正の程度が小さいような補正値であることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記情報取得手段は、前記記録媒体に記録する画像の記録データに基づいて前記情報を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記情報取得手段が取得する前記情報は、前記記録データの、記録が可能な画素のうちの記録を定めている画素の割合を示す情報であることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 複数の前記記録媒体に連続して記録を行う場合、
    前記情報取得手段は今から前記光学センサ上を通過する記録媒体の前記光学センサ上を通過する領域に付与される液体の量に関する情報を取得し、
    前記補正手段は、前記今から前記光学センサ上を通過する記録媒体の前記出力値を、前記情報取得手段が取得した前記今から前記光学センサ上を通過する記録媒体の前記情報と、前記複数の記録媒体のうち今までに記録した記録媒体の有無を判定するために用いた前記出力値を補正するための補正値と、に基づいて補正することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記複数の記録媒体に連続して記録を行う場合、前記補正手段は、さらに、前記光学センサ上を記録媒体が通過していない間の前記光学センサへの曇りの解消を反映させるように前記今から前記光学センサ上を通過する前記記録媒体の前記出力値の補正の程度を小さくすることを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記光学センサは光を発光する発光部と、光を受光する受光部とを有し、
    前記記録媒体が前記光学センサと対向していない場合に前記発光部の光を反射するミラーを有し、
    前記記録媒体が前記光学センサと対向していない場合には前記受光部は前記ミラーに反射された光を受光し、前記記録媒体が前記光学センサと対向している場合には前記記録媒体に反射された光を受光することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 前記光学センサは、前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体の液体が付与された面と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
  11. 前記記録媒体にインクを付与する記録ヘッドを更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 液体が付与された記録媒体を搬送し、
    光学センサによって搬送されている前記記録媒体を検知し、
    前記光学センサの出力値および所定の閾値に基づいて記録媒体の有無を判定し、
    前記記録媒体の少なくとも前記光学センサによって検知される領域を含む領域に付与される液体の量に関する情報を取得し、
    取得した前記情報に基づいて前記光学センサの出力値を補正することを特徴とする記録媒体の有無判定方法。
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