JP2023064358A - 撮像素子、電子機器 - Google Patents

撮像素子、電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023064358A
JP2023064358A JP2021174593A JP2021174593A JP2023064358A JP 2023064358 A JP2023064358 A JP 2023064358A JP 2021174593 A JP2021174593 A JP 2021174593A JP 2021174593 A JP2021174593 A JP 2021174593A JP 2023064358 A JP2023064358 A JP 2023064358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer transistor
region
transistor
transfer
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021174593A
Other languages
English (en)
Inventor
忍 朝山
Shinobu Asayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Semiconductor Solutions Corp
Original Assignee
Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Semiconductor Solutions Corp filed Critical Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority to JP2021174593A priority Critical patent/JP2023064358A/ja
Priority to PCT/JP2022/038158 priority patent/WO2023074381A1/ja
Priority to CN202280070203.0A priority patent/CN118120060A/zh
Publication of JP2023064358A publication Critical patent/JP2023064358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/771Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising storage means other than floating diffusion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】変換効率の切り替えを行える画素を微細化する。【解決手段】光を電荷に変換する光電変換部と、電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタとを備え、複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える。転送トランジスタがオンのとき、容量領域に電荷が蓄積される。本技術は、変換効率切替用の蓄積部を有する撮像素子に適用できる。【選択図】図7

Description

本技術は、撮像素子、電子機器に関し、例えば、ダイナミックレンジを拡大し、かつより高品質な画像を得ることができるようにした撮像素子、電子機器に関する。
各画素に設けられたフローティングディフュージョン(FD)の変換効率を切り替える機構を備えた撮像素子(イメージセンサ)が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に係る技術では、一般的なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを基本として、第1のFDと、第1のFDよりも大きな容量の第2のFDとを切り替えるゲートを設けている。そして、高変換効率にする場合、ゲートをOFFにして第1のFDへの寄生容量を最小化し、反対に低変換効率にする場合、ゲートをONにして第1のFDと第2のFDとを接続して寄生容量を最大化することが記載されている。
特開2014-112580号公報
変換効率用のFDは、例えば、FDとは異なる領域に形成された容量素子により実現されていた。この場合、容量素子を形成するための領域が必要となる。近年、画素の微細化が進んでおり、容量素子を形成するための領域を設けることで、微細化の妨げとなることが懸念されている。変換効率用のFDを設けた場合であっても、画素を微細化することができることが望まれている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画素を微細化することができるようにするものである。
本技術の一側面の撮像素子は、光を電荷に変換する光電変換部と、電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタとを備え、前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える撮像素子である。
本技術の一側面の電子機器は、光を電荷に変換する光電変換部と、電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタとを備え、前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える撮像素子と、前記撮像素子からの信号を処理する処理部とを備える電子機器である。
本技術の一側面の撮像素子においては、光を電荷に変換する光電変換部と、電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタとが備えられる。複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域が備えられている。
本技術の一側面の電子機器においては、前記撮像素子が含まれる構成とされている。
なお、電子機器は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本技術を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示す図である。 画素の回路構成例を示す図である。 画素の他の回路構成例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第1の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第2の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第2の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第3の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第4の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第4の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第4の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第5の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第5の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第6の実施の形態における画素の回路構成例を示す図である。 第6の実施の形態における画素の平面構成例を示す図である。 第6の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 第6の実施の形態における画素の断面構成例を示す図である。 画素の動作について説明するための図である。 画素の動作について説明するための図である。 電子機器の構成例を示す図である。 内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 カメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
<撮像装置の構成例>
図1は、本技術を適用した撮像装置の一実施の形態における構成例を示している。
図1の撮像装置1は、画素2が2次元アレイ状に配列された画素アレイ部3と、その周辺の周辺回路部とを有して構成される。周辺回路部には、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5、水平駆動回路6、出力回路7、制御回路8などが含まれる。
画素2は、光電変換素子としてのフォトダイオードと、複数の画素トランジスタを有して成る。複数の画素トランジスタは、例えば、転送トランジスタ、選択トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタなどであり、MOSトランジスタで構成される。
制御回路8は、入力クロックと、動作モードなどを指令するデータを受け取り、また撮像装置1の内部情報などのデータを出力する。すなわち、制御回路8は、垂直同期信号、水平同期信号及びマスタクロックに基づいて、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5及び水平駆動回路6などの動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。制御回路8は、生成したクロック信号や制御信号を、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5及び水平駆動回路6等に出力する。
垂直駆動回路4は、例えばシフトレジスタによって構成され、所定の画素駆動線10を選択し、選択された画素駆動線10に画素2を駆動するためのパルスを供給し、行単位で画素2を駆動する。すなわち、垂直駆動回路4は、画素アレイ部3の各画素2を行単位で順次垂直方向に選択走査し、各画素2の光電変換部において受光量に応じて生成された信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線9を通してカラム信号処理回路5に供給させる。
カラム信号処理回路5は、画素2の列ごとに配置されており、1行分の画素2から出力される信号を画素列ごとにノイズ除去などの信号処理を行う。例えば、カラム信号処理回路5は、画素固有の固定パターンノイズを除去するためのCDS(Correlated Double Sampling)またはDDS(double data sampling)、およびAD変換等の信号処理を行う。
水平駆動回路6は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路5の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路5の各々から画素信号を水平信号線11に出力させる。
出力回路7は、カラム信号処理回路5の各々から水平信号線11を通して順次に供給される信号に対し、信号処理を行って出力する。出力回路7は、例えば、バッファリングだけする場合もあるし、黒レベル調整、列ばらつき補正、各種デジタル信号処理などが行われる場合もある。入出力端子13は、外部と信号のやりとりをする。
以上のように構成される撮像装置1は、CDS処理またはDDS処理、およびAD変換処理を行うカラム信号処理回路5が画素列ごとに配置されたカラムAD方式と呼ばれるCMOSイメージセンサである。
<画素の回路構成例>
画素アレイ部3に設けられた単位画素の構成について説明する。画素アレイ部3に設けられた単位画素は、例えば図2に示すように構成される。なお、図2において、図1における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
単位画素である画素2は、光電変換部51、第1の転送トランジスタ52、第1のFD(Floating Diffusion:フローティングディフュージョン)部53、第2の転送トランジスタ54、第2のFD部55、リセットトランジスタ56、増幅トランジスタ57、および選択トランジスタ58を有している。
画素2に対して、画素駆動線10として例えば複数の駆動線が画素行毎に配線される。そして、垂直駆動回路4から複数の駆動線を介して、第1の転送トランジスタ52、第2の転送トランジスタ54、リセットトランジスタ56、および選択トランジスタ58のそれぞれに、駆動信号TRG、駆動信号FDG、駆動信号RST、および駆動信号SELのそれぞれが供給される。
これらの駆動信号は、高レベル(例えば、電源電圧VDD)の状態がアクティブ状態となり、低レベルの状態(例えば、負電位)が非アクティブ状態となるパルス信号である。すなわち、駆動信号TRG乃至駆動信号SELの各駆動信号が高レベルとされると、その供給先のトランジスタは導通状態、すなわちオン状態となり、各駆動信号が低レベルとされると、その供給先のトランジスタは非導通状態、つまりオフ状態となる。
光電変換部51は、例えばPN接合のフォトダイオードからなる。光電変換部51は、入射した光を受光して光電変換し、その結果得られた電荷を蓄積する。
第1の転送トランジスタ52は、光電変換部51と第1のFD部53との間に設けられており、第1の転送トランジスタ52のゲート電極には駆動信号TRGが供給される。この駆動信号TRGが高レベルとなると、第1の転送トランジスタ52がオンにされて、光電変換部51に蓄積されている電荷が、第1の転送トランジスタ52を介して第1のFD部53に転送される。
第1のFD部53と第2のFD部55は、それぞれフローティングディフージョンと呼ばれる浮遊拡散領域であり、転送されてきた電荷や光電変換部51からオーバーフローしてきた電荷を一時的に蓄積する蓄積部として機能する。
第2の転送トランジスタ54は、第1のFD部53と第2のFD部55の間に設けられており、第2の転送トランジスタ54のゲート電極には駆動信号FDGが供給される。この駆動信号FDGが高レベルとなると、第2の転送トランジスタ54がオンにされて、第1のFD部53からの電荷が、第2の転送トランジスタ54を介して第2のFD部55に転送される。
第2の転送トランジスタ54がオンにされることで、電荷が蓄積される領域が、第1のFD部53と第2のFD部55を合わせた領域となり、光電変換部で発生した電荷を電圧に変換する際の変換効率を切り替えることができる。第2の転送トランジスタ54は、変換効率を切り替える変換効率切替トランジスタとして機能し、変換効率をオン、オフするスイッチとして機能する。
リセットトランジスタ56は、電源VDDと第2のFD部55との間に接続されており、リセットトランジスタ56のゲート電極には駆動信号RSTが供給される。駆動信号RSTが高レベルとされるとリセットトランジスタ56がオンされて第2のFD部55の電位が、電源電圧VDDのレベルにリセットされる。
増幅トランジスタ57は、ゲート電極が第1のFD部53に接続され、ドレインが電源VDDに接続されており、第1のFD部53に保持されている電荷に対応する信号を読み出す読出し回路、所謂ソースフォロワ回路の入力部となる。すなわち、増幅トランジスタ57は、ソースが選択トランジスタ58を介して垂直信号線9に接続されることにより、その垂直信号線9の一端に接続される定電流源(不図示)とソースフォロワ回路を構成する。
選択トランジスタ58は、増幅トランジスタ57のソースと垂直信号線9との間に接続されており、選択トランジスタ58のゲート電極には駆動信号SELが供給される。駆動信号SELが高レベルとされると、選択トランジスタ58がオンされて画素2が選択状態となる。これにより、増幅トランジスタ57から出力される画素信号が、選択トランジスタ58を介して、垂直信号線9に出力される。
なお、以下、各駆動信号がアクティブ状態、つまり高レベルとなることを、各駆動信号がオンするともいい、各駆動信号が非アクティブ状態、つまり低レベルとなることを、各駆動信号がオフするともいう。
図3は、画素2の他の構成例を示す図である。図3に示した画素2は、第2の転送トランジスタ54の接続位置が、図2に示した画素2と異なり、他の点は同様である。
図2に示した画素2の第2の転送トランジスタ54は、ソースが第1の転送トランジスタ52に接続され、ドレインがリセットトランジスタ56に接続された直列接続となっていた。図3に示した画素2の第2の転送トランジスタ54は、並列接続とされ、第1のFD部53には、第1の転送トランジスタ52、第2の転送トランジスタ54、リセットトランジスタ56、および増幅トランジスタ57が接続された構成とされている。
第2の転送トランジスタ54は、リセットトランジスタ56に対して直列接続であっても良いし、並列接続であっても良い。以下の説明では、図2に示した回路構成を例に挙げて説明を続ける。
図2に示した画素2は、第1のFD部53と第2のFD部55を備え、これらのFD部が直列に接続され、光電変換部で発生した電荷を電圧に変換する際の変換効率を2段階で切り替えられる構成とされている。
高変換効率(HCG)は、第1のFD部53で構成される。中変換効率(MCG)は、(第1のFD部53+第2のFD部55)で構成される。
光電変換部51に蓄積された電荷は、第1の転送トランジスタ52がオンにされることで、第1のFD部53(高変換効率)、または(第1のFD部53+第2のFD部55)(中変換効率)で受けて、出力される。
高照度時には、光電変換部51に蓄積された電荷が、第1の転送トランジスタ52を超えて第1のFD部53側にオーバーフローし、第1のFD部53、第2のFD部55に蓄積される構成とされている。
受光量が少ない小信号時には第1のFD部53に電荷が蓄積される高変換効率とされ、受光量が多い大信号時には(第1のFD部53+第2のFD部55)に電荷が蓄積される中変換効率とされる。
光電変換部51をオーバーフローして第1のFD部53、第2のFD部55に溜まった電荷は、光電変換部51に溜まった電荷とともに、(第1のFD部53+第2のFD部55)で受けて出力される。
高変換効率、中変換効率のそれぞれの読み出しは、別々にAD変換され、どの読み出し信号を用いるかは、それぞれの読み出し信号量から判定される。高変換効率の信号と中変換効率の信号とのつなぎ部では、2つの読み出し信号をブレンドして用いるようにしても良い。ブレンドした信号を用いることで、つなぎ部での画質劣化が抑制される。
<第1の実施の形態>
図4は、画素2の平面構成例を示す図である。図4は、トランジスタが配置されているシリコン基板表面の平面図である。以下、図4に示した画素2を、第1の実施の形態における画素2とし、画素2aと記述する。
図4は、1画素2aのトランジスタの平面構成例を示す図である。画素2aの中央付近には、第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRGが形成され、図中、その下側には第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGが形成されている。ゲート電極TRGとゲート電極FDGとの間には、第1のFD部53が設けられている。
第2の転送トランジスタ54の図中左側には、リセットトランジスタ56のゲート電極RSTが形成されている。第2の転送トランジスタ54とリセットトランジスタ56との間には、第2のFD部55が設けられている。
リセットトランジスタ56の図中上側には、増幅トランジスタ57のゲート電極AMPが形成されている。増幅トランジスタ57の図中右側には、選択トランジスタ58のゲート電極SELが形成されている。
図3に示したような画素2aが、画素アレイ部3には、アレイ状に配置されている。
各画素2aの間には、FFTI(Front Full Trench Isolation)60が形成されている。FFTI60は、半導体基板61、例えばシリコン基板を貫通したトレンチである。FFTI60により画素2a間は、絶縁物で分離され、各画素2aが電気的に分離された構成とされている。なお、貫通したトレンチではなく、非貫通のトレンチで構成されていても良い。
図5は、図4の平面構成例の線分A-A’における画素2aの断面構成例を示す図である。半導体基板61内には、P型の不純物が注入されたPウェル領域62内に、N型の不純物が注入されて形成されたPN接合により構成されたPD51が形成されている。
半導体基板61の表面には、図中右側から順に、第1の転送トランジスタ52、第2の転送トランジスタ54、およびリセットトランジスタ56のそれぞれのゲート電極が形成されている。半導体基板61と各ゲート電極との間には、酸化膜63が形成されている。
第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRGと第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGとの間の半導体基板61内には、第1の転送トランジスタ52のドレインに該当し、第2の転送トランジスタ54のソースに該当するN+拡散領域71が形成されている。N+拡散領域71は、第1のFD部53を介して増幅トランジスタ57のゲート電極に接続されている。
第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域72が形成されている。第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGとリセットトランジスタ56のゲート電極RSTとの間の半導体基板61内には、第2の転送トランジスタ54のドレインに該当し、リセットトランジスタ56のソースに該当するN+拡散領域73が形成されている。N+拡散領域73は、第2のFD部55となる部分に接続されている。
リセットトランジスタ56のゲート電極RSTの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域74が形成されている。リセットトランジスタ56のチャネルに該当するN-拡散領域74の図中左側には、リセットトランジスタ56のドレインに該当するN+拡散領域75が形成されている。N+拡散領域75は、電源電圧VDDに接続されている。
図5に示した例では、ソース、チャネル、およびドレインが、同極の不純物をカウンタードープした領域とされている構成を示した。この場合、ソース、ドレイン、およびチャネルは、N型の不純物がカウンタードープされたN型の領域として構成されている例を示した。このように、ソース、ドレイン、およびチャネルを、同極で構成することで、S値が良いトランジスタとすることができる。
なお、ソースとドレインをN型の領域とし、チャネルをP型の不純物がカウンタードープされたP型の領域として構成することもできる。ここでは、N型の不純物がカウンタードープされている例を示したが、P型の不純物がカウンタードープされている構成とすることもできる。
図6は、図4の平面構成例の線分A-Bにおける画素2aの断面構成例を示す図である。
半導体基板61内には、PD51が形成されている。半導体基板61の表面には、図中右側から順に、第1の転送トランジスタ52と第2の転送トランジスタ54のそれぞれのゲート電極が形成されている。半導体基板61と各ゲート電極との間には、酸化膜63が形成されている。
第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRGと第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGとの間の半導体基板61内には、第1の転送トランジスタ52のドレインに該当し、第2の転送トランジスタ54のソースに該当するN+拡散領域71が形成されている。N+拡散領域71は、第1のFD部53に接続されている。
第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域72が形成されている。
再度、図4を参照する。図4に示した画素2aの平面構成例において、第2の転送トランジスタ54は、従来の第2の転送トランジスタよりも大きな領域で形成されている。第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGと、チャネルに該当するN-拡散領域72(図6)は、従来の第2の転送トランジスタのゲート電極FDGやチャネルに該当するN-拡散領域よりも大きな領域で形成されている。
以下、第2の転送トランジスタ54が大きく形成されているとは、第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGとチャネルに該当するN-拡散領域72が大きく形成されていることを意味するとして説明を続ける。
第2の転送トランジスタ54は、例えば、リセットトランジスタ56や選択トランジスタ58よりも大きな領域で形成されている。第2の転送トランジスタ54が大きく形成されているとは、従来の第2の転送トランジスタ54が形成されていた領域を拡大して形成したともいえる。この拡大した領域を、以下、適宜、拡大領域と記述する。図7,図8を参照し、第1の実施の形態における画素2aの拡大領域について説明を加える。
図7は、図4に示した画素2に拡大領域を示した平面構成例の図である。図8は、図6に示した画素2に拡大領域を示した断面構成例の図である。
図7を参照するに、第2の転送トランジスタ54aを、第2の転送トランジスタ54a-1と第2の転送トランジスタ54a-2に分けて考える。第2の転送トランジスタ54a-1と第2の転送トランジスタ54a-2は、第2の転送トランジスタ54aを形成し、図4乃至6を参照して説明したように、1つの連続したゲート電極とチャネル領域から構成されるトランジスタである。
第2の転送トランジスタ54a-1に該当する部分は、図中実線で示し、第2の転送トランジスタ54a-2に該当する部分は、図中点線で示す。第2の転送トランジスタ54a-1は、従来の大きさの領域に形成されたトランジスタであり、第2の転送トランジスタ54a-2は、拡大領域に形成されたトランジスタである。
第2の転送トランジスタ54a-1は、トランジスタとして機能するために必要とされる領域である。第1のFD部53に蓄積された電荷は、第2の転送トランジスタ54により、第2のFD部55に転送される。
第2の転送トランジスタ54aが、トランジスタと機能する、すなわちこの場合、第1のFD部53から第2のFDB55に電荷を転送するための領域として用いられるのが、第2の転送トランジスタ54a-1の領域である。
第1の転送トランジスタ52、第1のFD部53、第2の転送トランジスタ54a、第2のFD部55は、線分A-A’上にある。この線分A-A’における断面構成例は、図5に示したようになる。
図5に示した第2の転送トランジスタ54は、第2の転送トランジスタ54a-1に該当する領域であり、トランジスタとして機能する領域である。図5に示した部分は、電荷が転送される領域を示した図である。電荷が転送される領域を、電荷転送領域と記載した場合、第2の転送トランジスタ54a-1は、電荷転送領域の一部をなす領域である。
第2の転送トランジスタ54a-2は、拡大領域である。この第2の転送トランジスタ54a-2は、トランジスタとして機能しない領域であると言い換えることができる。また第2の転送トランジスタ54a-2は、容量付加した領域(適宜、容量領域とも記載する)であるともいえる。以下、拡大領域=容量領域として説明を続ける。
すなわち、第2の転送トランジスタ54a-2は、電荷転送領域ではない領域であり、電荷が転送されるときのパス上にある領域ではない。第2の転送トランジスタ54a-2は、第2の転送トランジスタ54aがオンにされたとき、FDの容量素子として機能する容量領域である。
図8を参照するに、第2の転送トランジスタ54aは、図中右側に第2の転送トランジスタ54a-1を有し、図中左側に第2の転送トランジスタ54a-2を有する。第2の転送トランジスタ54a-1は、ゲート電極FDGとN-拡散領域72a-1を含む。第2の転送トランジスタ54a-2は、ゲート電極FDG’とN-拡散領域72a-2を含む。
第2の転送トランジスタ54a-1は、線分A-A’にもあり、電荷転送領域に含まれる領域にある。一方で、第2の転送トランジスタ54a-2は、線分A-A’にはない領域であり、線分A-B上にしかない領域である。
換言すると、N-拡散領域72a-1は、電荷転送領域に含まれる領域であり、第2の転送トランジスタ54aが電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、電荷の受け渡しが行われる領域である。一方で、N-拡散領域72a-2は、電荷転送領域には含まれない領域であり、第2の転送トランジスタ54aが電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、第1のFD部53の容量素子として機能する領域である。
第2の転送トランジスタ54a-2が配置されている領域は、第2の転送トランジスタ54aのソースとドレインが配置されている方向とは異なる方向に位置する。第2の転送トランジスタ54aのソースは、図5の線分A-A’の断面構成例を参照して説明したように、ゲート電極FDGの図中左側に形成されているN-拡散領域72であり、ドレインは、ゲート電極FDGの図中右側に形成されているN+拡散領域73である。このN-拡散領域72やN+拡散領域73が形成されている領域とは異なる方向にある領域に、第2の転送トランジスタ54a-2のN-拡散領域72a-2が形成されている。
図7を再度参照するに、線分A-A’上のあるソースに該当するN+拡散領域71は、ゲート電極TRGとゲート電極FDGとを繋ぐ経路上に位置し、ドレインに該当するN+拡散領域73は、ゲート電極FDGとゲート電極RSTとを繋ぐ経路上に位置する。この線分A-A’の経路は、図中、下側に向かい、左側に向かう経路である。
一方、拡大領域に該当するN―拡散領域72a-2がある線分A-Bの経路は、図中下側に向かい、右側に向かう経路である。この場合、ソースやドレインが形成されている経路が進む方向とは異なる向きに向かう方向(この場合、逆向きの方向)である。このように、FD容量素子として機能する容量領域は、トランジスタのソースとドレインが形成されている方向とは異なる方向にある領域に形成される。
このように、第2の転送トランジスタ54aは、オンにされた状態のときに、スイッチとして機能する領域(第2の転送トランジスタ54a-1)と、スイッチとしては機能せず、容量領域として機能する領域(第2の転送トランジスタ54a-2)を備える。このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
<第2の実施の形態>
図9は、第2の実施の形態における画素2bの平面構成例を示す図である。図4(図7)に示した第1の実施の形態における画素2aと同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明は省略する。
図9に示した画素2bの第2の転送トランジスタ54bに設けられている拡大領域の位置が、図7に示した画素2aと異なり、他の点は同一である。画素2bの第2の転送トランジスタ54bを、第2の転送トランジスタ54b-1、第2の転送トランジスタ54b-2、および第2の転送トランジスタ54b-3に分けて考える。第2の転送トランジスタ54b-1に該当する部分は、図中実線で示し、第2の転送トランジスタ54b-2と第2の転送トランジスタ54b-3に該当する部分は、図中点線で示す。
第2の転送トランジスタ54b-1は、オンにされたとき、トランジスタとして機能する領域である。第2の転送トランジスタ54b-2と第2の転送トランジスタ54b-3は、拡大領域に該当し、オンにされたとき、容量素子として機能する容量領域である。
画素2bにおいては、第2の転送トランジスタ54b-1が中央に位置し、その図中右端に、第2の転送トランジスタ54b-2が位置し、その図中左端に、第2の転送トランジスタ54b-3が位置している。このように、拡大領域を、第2の転送トランジスタ54bの両端にそれぞれ設ける構成としても良い。
図9の線分A-A’における断面構成例は、画素2aと基本的に同様であり、図5に示したようになるため、その説明は省略する。線分A-A’上には、図5を参照して説明した場合と同じく、第2の転送トランジスタ54bのソース、チャネル、ドレインが位置し、電荷転送領域が配置されている。この電荷転送領域が配置されている領域とは異なる領域であり、ソースやドレインが配置されている方向とは異なる方向に位置する領域に、拡大領域である第2の転送トランジスタ54ab-2と第2の転送トランジスタ54b-3が形成されている。
第2の転送トランジスタ54b-2と第2の転送トランジスタ54b-3は、図9の線分B-B’上にある。図10は、線分B-B’における画素2bの断面構成例を示す図である。図10を参照するに、画素2aの半導体基板61の図中上側に、第2の転送トランジスタ54bが形成されている。第2の転送トランジスタ54b-1が中央に配置され、その第2の転送トランジスタ54b-1の図中左側に第2の転送トランジスタ54b-2が配置され、図中右側に第2の転送トランジスタ54b-3が配置されている。
第2の転送トランジスタ54b-1のゲート電極FDG、第2の転送トランジスタ54b-2のゲート電極FDG’、および第2の転送トランジスタ54b-3のゲート電極FDG”は、図では分割して記載しているが、連続したゲート電極として形成されている。同じく、第2の転送トランジスタ54b-1のN―拡散領域72b-1、第2の転送トランジスタ54b-2のN―拡散領域72b-2、および第2の転送トランジスタ54b-3のN―拡散領域72b-3は、図では分割して記載しているが、連続したN-拡散領域として形成されている。
第2の転送トランジスタ54bは、オンにされた状態のときに、スイッチとして機能する領域(第2の転送トランジスタ54b-1)と、スイッチとしては機能せず、容量領域として機能する拡大領域(第2の転送トランジスタ54b-2と第2の転送トランジスタ54b-3)を備える。このように、容量素子として機能する拡大領域を複数設けても良い。このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
<第3の実施の形態>
図11は、第3の実施の形態における画素2cの平面構成例を示す図である。図9に示した第2の実施の形態における画素2bと同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明は省略する。
図11に示した画素2cの第2の転送トランジスタ54cに設けられている拡大領域の位置が、図9に示した画素2bと異なり、他の点は同一である。画素2cの第2の転送トランジスタ54cに設けられている拡大領域は、第2の転送トランジスタ54cの角の部分に三角形状で設けられている。
第2の転送トランジスタ54cの右下の角の部分の領域は、拡大領域に該当し、オンにされたとき容量素子として機能する第2の転送トランジスタ54c-2が設けられている。第2の転送トランジスタ54cの左下の角の部分の領域には、拡大領域に該当し、オンにされたとき容量素子として機能する第2の転送トランジスタ54c-3が設けられている。
図11の線分A-A’における断面構成例は、画素2aと基本的に同様であり、図5に示したようになるため、その説明は省略する。線分A-A’上には、図5を参照して説明した場合と同じく、第2の転送トランジスタ54cのソース、チャネル、ドレインが位置し、電荷転送領域が配置されている。この電荷転送領域が配置されている領域とは異なる領域であり、ソースやドレインが配置されている方向とは異なる方向に位置する領域となる第2の転送トランジスタ54cの角に、拡大領域である第2の転送トランジスタ54ac-2と第2の転送トランジスタ54c-3が形成されている。
図11の線分B-B’における断面構成例は、画素2bと基本的に同様であり、図10に示したようになるため、その説明は省略する。線分B-B’上には、図10を参照して説明した場合と同じく、第2の転送トランジスタ54c-1を中央に、その図中右側に第2の転送トランジスタ54c-2が配置され、その図中左側に第2の転送トランジスタ54c-2が配置されている。
第2の転送トランジスタ54cの角の部分は、電界密度が高くなる傾向があり、白点の起点となる可能性があるが、そのような角の部分に、第2の転送トランジスタ54c-2と第2の転送トランジスタ54c-3が配置されている。第2の転送トランジスタ54cの角の部分を覆うように、第2の転送トランジスタ54c-2のゲート電極FDG’と第2の転送トランジスタ54c-3のゲート電極FDG”が設けられている。
このような構成とすることで、ゲート容量を増やしつつ、FD暗電流を抑制することができる。第2の転送トランジスタ54cは、オンにされた状態のときに、スイッチとして機能する領域(第2の転送トランジスタ54c-1)と、スイッチとしては機能せず、容量領域として機能する拡大領域(第2の転送トランジスタ54c-2と第2の転送トランジスタ54c-3)を備える。このように、容量素子として機能する拡大領域を複数設けても良い。このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
<第4の実施の形態>
図12は、第4の実施の形態における画素2dの平面構成例を示す図である。図13は、図12の線分B-B’における画素2dの断面構成例を示す図である。図14は、図12の線分C-C’における画素2dの断面構成例を示す図である。
第4の実施の形態における画素2dの第2の転送トランジスタ54dが掘り込み型のゲート構造となっている点が、第1乃至第3の実施の形態における画素2a乃至2cと異なり、他の点は同一であるため、その説明は適宜省略する。
図12の平面構成例を参照するに、第2の転送トランジスタ54dは、中央部分に第2の転送トランジスタ54d-1が位置し、その周りを囲むように(図中上側の辺を除く)、第2の転送トランジスタ54d-2が形成されている。
第2の転送トランジスタ54d-1は、オンにされたときトランジスタとして機能する領域であり、第2の転送トランジスタ54d-2は、オンにされたとき容量素子として機能する領域である。
図12の線分A-A’における断面構成例は、画素2aと基本的に同様であり、図5に示したようになるため、その説明は省略する。
図13に示した画素2dの線分B-B’における断面構成例を参照する。半導体基板61内に第2の転送トランジスタ54dのチャネル領域となるN-拡散領域101が形成されている。このN-拡散領域101の側面と上面を囲むように酸化膜102が形成されている。この酸化膜102を囲むように、ゲート電極FDGが形成されている。
図14に示した画素2dの線分C-C’における断面構成例を参照する。図13に示した画素2dの線分A-Bにおける断面構成例と同じく、半導体基板61内に第2の転送トランジスタ54dのチャネル領域となるN-拡散領域101が形成されている。このN-拡散領域101の側面と上面を囲むように酸化膜102が形成されている。この酸化膜102を囲むように、ゲート電極FDGが形成されている。
第2の転送トランジスタ54dの側面が、拡大領域に該当する。例えば、図13に示した第2の転送トランジスタ54dの右側面と左側面のそれぞれが、拡大領域に該当する第2の転送トランジスタ54d-2となる。
図12を再度参照するに、第2の転送トランジスタ54dの中央部分、換言すれば、線分A-A’上にある第2の転送トランジスタ54dは、第2の転送トランジスタ54d-1に該当する領域であり、オンにされたときにトランジスタとして機能する領域とされている。
この第2の転送トランジスタ54d-1を囲む4辺のうち、下辺、左辺、右辺、および上辺の一部(第1のFD部53と第2のFD部55との間に位置する辺)は、拡大領域に該当し、第2の転送トランジスタ54d-2に該当し、オンにされたときに、容量素子として機能する領域とされている。
このように、第2の転送トランジスタ54dを掘り込み型のゲートとし、半導体基板61の深さ方向に容量となる領域を付加することができる。
なお、第1乃至第3の実施の形態における第2の転送トランジスタ54a乃至54cを、掘り込み型のゲートで構成することもできる。
このように、容量素子として機能する拡大領域を側面(深さ方向)に設けても良い。このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
<第5の実施の形態>
図15、図16は、第5の実施の形態における画素2eの断面構成例を示す図である。第5の実施の形態における画素2dの平面構成例は、図7に示した第1の実施の形態における画素2aの構成である場合を例に挙げて説明する。第5の実施の形態は、第1乃至第4の実施の形態のいずれの形態とも組み合わせることが可能である。
図15は、図7の線分A-A’における画素2eの断面構成例を示す図である。図16は、図7の線分A-Bにおける画素2eの断面構成例を示す図である。
第5の実施の形態における画素2eは、第1の実施の形態における画素2aと比較して、半導体基板61とゲート電極との間に形成されている酸化膜63eの膜厚が異なり、他の点は同様であるため、同様な部分に関しては適宜説明を省略する。
図15に示すように、第2の転送トランジスタ54e-1のゲート電極FDG下に形成されている酸化膜63e-2は、第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRG下に形成されている酸化膜63e-1や、リセットトランジスタ56のゲート電極RST下に形成されている酸化膜63e-1よりも薄く形成されている。
図16に示すように、拡大領域に該当する第2の転送トランジスタ54e-2のゲート電極FDG’下に形成されている酸化膜63e-2は、例えば、第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRG下に形成されている酸化膜63e-1よりも薄く形成されている。
このように、第2の転送トランジスタ54eの領域に形成されている酸化膜63e-2を、他のトランジスタの領域に形成されている酸化膜63e-1よりも薄く構成することで、容量を他のトランジスタよりも拡大することができる。このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
<第6の実施の形態>
図17は、第6の実施の形態における画素2fの回路構成例を示す図である。
図17に示した画素2fは、図2に示した画素2の回路構成に、第3の転送トランジスタ151と第3のFD部152が追加された構成とされている。以下の説明において、図2に示した画素2と同様の部分には、同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
第3の転送トランジスタ151の一方は、第2のFD部55と接続され、他方は、第3のFD部152の一方と接続されている。第3のFD部152の他方は、リセットトランジスタ56と接続されている。第3の転送トランジスタ151には、駆動信号FCGが供給される。駆動信号FCGが高レベルとされると、第3の転送トランジスタ151は導通状態、すなわちオン状態となり、駆動信号FCGが低レベルとされると、第3の転送トランジスタ151は非導通状態、つまりオフ状態となる。
第3のFD部152も、第1のFD部53や第2のFD部55と同じくフローティングディフージョンと呼ばれる浮遊拡散領域であり、転送されてきた電荷や光電変換部51からオーバーフローしてきた電荷を一時的に蓄積する蓄積部として機能する。
第2の転送トランジスタ54がオンにされることで、電荷が蓄積される領域が、第1のFD部53と第2のFD部55を合わせた領域となり、光電変換部で発生した電荷を電圧に変換する際の変換効率を切り替えることができる。第2の転送トランジスタ54は、変換効率を切り替える変換効率切替トランジスタとして機能する。
第3の転送トランジスタ151は、第2のFD部55と第3のFD部152の間に設けられており、第3の転送トランジスタ151のゲート電極には駆動信号FCGが供給される。この駆動信号FCGが高レベルとなると、第3の転送トランジスタ151がオンにされて、第2のFD部55からの電荷が、第3の転送トランジスタ151を介して第3のFD部152に転送される。
第3の転送トランジスタ151がオンにされることで、電荷が蓄積される領域が、第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152を合わせた領域となり、光電変換部で発生した電荷を電圧に変換する際の変換効率を切り替えることができる。第3の転送トランジスタ151は、変換効率を切り替える変換効率切替トランジスタとして機能する。
リセットトランジスタ56は、電源VDDと第3のFD部152との間に接続されており、リセットトランジスタ56のゲート電極には駆動信号RSTが供給される。駆動信号RSTが高レベルとされるとリセットトランジスタ56がオンされて第3のFD部152の電位が、電源電圧VDDのレベルにリセットされる。
図17に示した画素2fは、第1のFD部53、第2のFD部55、第3のFD部152を備え、これらのFD部が直列に接続され、光電変換部で発生した電荷を電圧に変換する際の変換効率を3段階で切り替えられる構成とされている。
高変換効率(HCG)は、第1のFD部53で構成される。中変換効率(MCG)は、(第1のFD部53+第2のFD部55)で構成される。低変換効率(LCG)は、(第1のFD部53+第2のFD部55+第3のFD部152)で構成される。
光電変換部51に蓄積された電荷は、第1の転送トランジスタ52がオンにされることで、第1のFD部53(高変換効率)、または(第1のFD部53+第2のFD部55)(中変換効率)で受けて、出力される。
高照度時には、光電変換部51に蓄積された電荷が、第1の転送トランジスタ52を超えて第1のFD部53側にオーバーフローし、第1のFD部53、第2のFD部55、第3のFD部152に蓄積される構成とされている。
受光量が少ない小信号時には第1のFD部53に電荷が蓄積される高変換効率とされ、受光量が多い大信号時には(第1のFD部53+第2のFD部55+第3のFD部152)に電荷が蓄積される低変換効率とされる。ここではさらに、高変換効率と低変換効率との間の中変換効率を設け、(第1のFD部53+第2のFD部55)に電荷が蓄積される変換効率を設ける。
光電変換部51をオーバーフローして第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152に溜まった電荷は、光電変換部51に溜まった電荷とともに、(第1のFD部53+第2のFD部55+第3のFD部152)で受けて出力される。
高変換効率、中変換効率、低変換効率のそれぞれの読み出しは、別々にAD変換され、どの読み出し信号を用いるかは、それぞれの読み出し信号量から判定される。高変換効率の信号と中変換効率の信号とのつなぎ部や中変換効率の信号と低変換効率の信号とのつなぎ部では、2つの読み出し信号をブレンドして用いるようにしても良い。ブレンドした信号を用いることで、つなぎ部での画質劣化が抑制される。
このように、FD部を3カ所設けることで、3つの変換効率を使う構成とすることができる。これにより、つなぎ部のS/N段差を抑制することができる。
図18は、画素2fの平面構成例を示す図である。画素2fの中央付近には、第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRGが形成され、図中、その下側には第2の転送トランジスタ54のゲート電極FDGが形成されている。第2の転送トランジスタ54fは、上述した実施の形態と同じく、仮想的に第2の転送トランジスタ54f-1と第2の転送トランジスタ54f-2とに分けることができる。第2の転送トランジスタ54f-1は、第1の転送トランジスタ52の図中真下側に配置され、その図中右側に第2の転送トランジスタ54f-2が配置されている。
ゲート電極TRGとゲート電極FDGとの間であり、シリコン基板内には、N+拡散層で形成された第1のFD部53が設けられている。第2の転送トランジスタ54fの図中左側には、第3の転送トランジスタ151のゲート電極FCGが形成されている。第2の転送トランジスタ54fと第3の転送トランジスタ151との間には、第2のFD部55が設けられている。
第3の転送トランジスタ151は、第2の転送トランジスタ54fと同じく、仮想的に第3の転送トランジスタ151-1と第3の転送トランジスタ151-2とに分けることができる。第3の転送トランジスタ151-1は、図中画素2fの左側に配置され、その下側に第3の転送トランジスタ151-2が配置されている。
第3の転送トランジスタ151の図中上側には、リセットトランジスタ56のゲート電極RSTが形成されている。第3の転送トランジスタ151とリセットトランジスタ56との間には、第3のFD部152が設けられている。
リセットトランジスタ56の図中右側には、増幅トランジスタ57のゲート電極AMPが形成されている。増幅トランジスタ57の図中下側には、選択トランジスタ58のゲート電極SELが形成されている。
図19は、図18の平面構成例の線分A-A’における画素2fの断面構成例を示す図である。図20は、図18の平面構成例の線分A-Bにおける画素2fの断面構成例を示す図である。
半導体基板61内には、P型の不純物が注入されたPウェル領域62内に、N型の不純物が注入されて形成されたPN接合により構成されたPD51が形成されている。半導体基板61の表面には、図中右側から順に、第1の転送トランジスタ52、第2の転送トランジスタ54f、第3の転送トランジスタ151、およびリセットトランジスタ56のそれぞれのゲート電極が形成されている。半導体基板61と各ゲート電極との間には、酸化膜63が形成されている。
第1の転送トランジスタ52のゲート電極TRGと第2の転送トランジスタ54fのゲート電極FDGとの間の半導体基板61内には、第1の転送トランジスタ52のドレインに該当し、第2の転送トランジスタ54fのソースに該当するN+拡散領域71が形成されている。N+拡散領域71は、第1のFD部53を介して増幅トランジスタ57のゲート電極に接続されている。
第2の転送トランジスタ54fのゲート電極FDGの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域72が形成されている。第2の転送トランジスタ54fのゲート電極FDGと第3の転送トランジスタ151のゲート電極FCGとの間の半導体基板61内には、第2の転送トランジスタ54fのドレインに該当し、第3の転送トランジスタ151のソースに該当するN+拡散領域73が形成されている。
第3の転送トランジスタ151のゲート電極FCGの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域161が形成されている。
第3の転送トランジスタ151のゲート電極FCGとリセットトランジスタ56のゲート電極RSTとの間の半導体基板61内には、第3の転送トランジスタ151のドレインに該当し、リセットトランジスタ56のソースに該当するN+拡散領域73が形成されている。N+拡散領域73は、第3のFD部152に接続されている。
リセットトランジスタ56のゲート電極RSTの下側の半導体基板61内には、チャネルに該当するN-拡散領域74が形成されている。リセットトランジスタ56のチャネルに該当するN-拡散領域74の図中左側には、リセットトランジスタ56のドレインに該当するN+拡散領域75が形成されている。N+拡散領域75は、電源電圧VDDに接続されている。
図20を参照するに、第2の転送トランジスタ54fは、図中右側に第2の転送トランジスタ54f-1を有し、図中左側に第2の転送トランジスタ54f-2を有する。第2の転送トランジスタ54f-1は、ゲート電極FDGとN-拡散領域72f-1を含む。第2の転送トランジスタ54f-2は、ゲート電極FDG’とN-拡散領域72f-2を含む。
第2の転送トランジスタ54f-1は、線分A-A’にもあり、電荷転送領域に含まれる領域にある。一方で、第2の転送トランジスタ54f-2は、線分A-A’にはない領域であり、線分A-B上にしかない領域である。
N-拡散領域72f-1は、電荷転送領域に含まれる領域であり、第2の転送トランジスタ54fが電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、電荷の受け渡しが行われる領域である。一方で、N-拡散領域72f-2は、電荷転送領域には含まれない領域であり、第2の転送トランジスタ54fが電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、第1のFD部53の容量素子として機能する容量領域である。
図18に示したように第3の転送トランジスタ151も、第2の転送トランジスタ54fと同じく、第3の転送トランジスタ151-1と第3の転送トランジスタ151-2を有する。第3の転送トランジスタ151-1は、ゲート電極FCGとN-拡散領域161-1を含む。第3の転送トランジスタ151-2は、ゲート電極FCG’とN-拡散領域161-2を含む。
第3の転送トランジスタ151-1は、線分A-A’にもあり、電荷転送領域に含まれる領域にある。一方で、第3の転送トランジスタ151-2は、線分A-A’にはない領域である。
N-拡散領域161-1は、電荷転送領域に含まれる領域であり、第3の転送トランジスタ151が電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、電荷の受け渡しが行われる領域である。一方で、N-拡散領域161-2は、電荷転送領域には含まれない領域であり、第3の転送トランジスタ151が電荷を転送するトランジスタ(スイッチ)として機能するときに、第2のFD部55の容量素子として機能する容量領域である。
拡大領域に該当するN―拡散領域161-2がある経路は、第3の転送トランジスタ151のソースやドレインが形成されている経路が進む方向とは異なる向きに向かう方向にある。このように、FD容量素子として機能する容量領域は、トランジスタのソース、ドレインが形成されている方向とは異なる方向にある領域に形成される。
このように、第2の転送トランジスタ54fは、オンにされた状態のときに、スイッチとして機能する領域(第2の転送トランジスタ54f-1)と、スイッチとしては機能せず、容量領域として機能する領域(第2の転送トランジスタ54f-2)を備える。第3の転送トランジスタ151は、オンにされた状態のときに、スイッチとして機能する領域(第3の転送トランジスタ151-1)と、スイッチとしては機能せず、容量領域として機能する領域(第3の転送トランジスタ151-2)を備える。
第6の実施の形態においては、第2の転送トランジスタ54fと第3の転送トランジスタ151のそれぞれが、拡大領域を有し、オンにされたときに容量素子として機能する容量領域を有する。このように、1画素内に、複数の拡大領域を有する、換言すれば、複数のトランジスタがそれぞれ拡大領域を有する構成とすることもできる。
このような容量領域を備えることで、画素2を微細化することができる。画素2を微細化した場合も、小さな領域を有効活用して変換効率切替用の容量を付加することができる。
なお、第6の実施の形態と、第1乃至第5の実施の形態のいずれか1つ、または複数を組み合わせた実施の形態とすることもできる。
なお、第1乃至第6の実施の形態においては、N型半導体である場合を例に挙げて説明したが、P型半導体に対して本技術を適用することもできる。P型半導体に本技術を適用した場合、第2の転送トランジスタ54や第3の転送トランジスタ151に、Lowの駆動信号が印加されたときに、拡大領域が容量領域として機能する構成とすることができる。
<画素2の動作について>
図21と図22を参照し、画素2の動作について説明する。ここでは、図17に示した回路構成を有する画素2fの動作を例に挙げて説明する。図21は、画素2の動作について説明するためのタイミングチャートであり、図22は、画素2の動作について説明するためのポテンシャル図である。
図21中、HGCは高変換効率を表し、MCGは中変換効率を表し、LCGは底辺間効率を表す。図22中、PDは、PD51を表し、TRGは、第1の転送トランジスタ52を表し、FD1は、第1のFD部33を表し、FDGは、第2の転送トランジスタ54を表し、FD2は、第2のFD部55を表し、FCGは、第3の転送トランジスタ151を表し、FD3は、第3のFD部152を表し、RSTは、リセットトランジスタ56を表す。
時刻T1は、シャッタ操作が行われた直後の時刻である。図21を参照するに、シャッタ操作が行われた直後は、選択トランジスタ58に供給される駆動信号SEL、リセットトランジスタ56に供給される駆動信号RST、第3の転送トランジスタ151に供給される駆動信号FCG、第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDG、および第1の転送トランジスタ52に供給される駆動信号TGは、オフの状態である。
図22を参照するに、シャッタ操作が行われた直後は、PD51、第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152は、オフの状態であり、信号は蓄積されていない状態である。
時刻T1から露光期間が始まり、PD51での光電変換が行われ、PD51に信号が蓄積される。ここで、飽和電子数よりも信号が多くなった場合、第1の転送トランジスタ52下をオーバーフローして、そのオーバーフローした信号量に応じて、第1のFD部53、第2のFD部55、第3のFD部152に信号が蓄積される。
時刻T2は、MCG(中変換効率)モードのリセット期間である。図21を参照するに、MCGモードのリセット期間は、選択トランジスタ58に供給される駆動信号SELと第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGがオンにされる。
図22に示した例では、PD51からオーバーフローした信号が、第1のFD部53と第2のFD部55に蓄積されている状態を示している。
MCGモードのリセット期間が終了されると、時刻T3のHCG(高変換効率)モードのリセット期間へと移行する。図21を参照するに、HCGモードのリセット期間は、選択トランジスタ58に供給される駆動信号SELは、オンの状態が維持され、第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGがオンからオフに切り替えられる。
図22を参照するに、HCGモードのリセット期間へと移行し、第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGがオフにされることにより、第1のFD部53と第2のFD部55に蓄積されていた信号が、容量分割される。
上述したように、第2の転送トランジスタ54と第3の転送トランジスタ151は、それぞれ容量領域を有している。図22に示した例では、FDGの横幅とFCGの横幅は、広く図示してある。横幅は、容量の大きさを表す。本技術によれば、第2の転送トランジスタ54と第3の転送トランジスタ151自体が、容量を有するため、従来よりもより多くの電荷を第2の転送トランジスタ54と第3の転送トランジスタ151に蓄積させることができる。
HCGモードのリセット期間が終了されると、時刻T4のHCGモードの読み出し期間へと移行する。図21を参照するに、時刻T3から時刻T4に移行する間に、第1の転送トランジスタ52に供給される駆動信号TRGが所定の時間だけオンにされる。駆動信号TRGがオンにされることで、PD51に蓄積されていた信号が、第1の転送トランジスタ52により読み出される。PD51からの読み出しは、CDS(correlated double sampling)駆動により行われる。
時刻T3のHCGモードのリセット期間に得られたリセット信号と、時刻T4のHCGモードの読み出し期間に読み出された信号が用いられたCDS駆動により、HCGモード時の画像データが生成され、出力される。
図22を参照するに、時刻T4において、HDGモードによる読み出しが行われることで、PD51に蓄積されていた信号が読み出され、空の状態となり、第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152にそれぞれPD51に蓄積された信号に応じた信号が蓄積される。
HCGモードの読み出し期間が終了されると、時刻T5のMCGモードの読み出し期間へと移行する。図21を参照するに、時刻T4から時刻T5に移行する間に、第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGがオンの状態にされる。駆動信号FDGがオンにされることで、第1のFD部53と第2のFD部55に蓄積されていた電荷が読み出される。
時刻T5においては、時刻T2のMCGモードのリセット期間に得られたリセット信号と、時刻T5のMCGモードの読み出し期間に読み出された信号が用いられたCDS駆動により、MCGモード時の画像データが生成され、出力される。
MCGモードの読み出し期間が終了されると、時刻T6のLCGモードの読み出し期間へと移行する。図21を参照するに、時刻T5から時刻T6に移行する間に、第3の転送トランジスタ151に供給される駆動信号FCGがオンにされる。時刻T6においては、第2の転送トランジスタ54と第3の転送トランジスタ151がオンの状態にされている。
第2の転送トランジスタ54と第3の転送トランジスタ151がオンの状態にされることで、第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152に蓄積されていた信号が読み出される。
LCGモードの読み出し期間が終了されると、時刻T7のリセット期間に移行する。時刻T7のリセット期間においては、時刻T8におけるLCGモードのリセット期間における黒レベルの信号を、シャッタ時の黒レベルの信号と同一にするために、シャッタ時と同じ状態でのリセット動作が行われる。
図21を参照するに、時刻T7のリセット期間においては、選択トランジスタ58に供給される駆動信号SELが、時刻T6から時刻T8までの間、オフの状態にされる。リセットトランジスタ56に供給される駆動信号RSTは、時刻T6から時刻T8までの間の所定の時間、オンの状態にされる。第3の転送トランジスタ151に供給される駆動信号FCGは、時刻T6から時刻T8までの間の所定の時間、オンの状態にされる。第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGは、時刻T6から時刻T8までの間の所定の時間、オンの状態にされる。
時刻T7のリセット期間においてリセット動作が行われることにより、図22に示すように、第1のFD部53、第2のFD部55、および第3のFD部152に蓄積されていた信号がリセットされる。
時刻T7におけるリセット期間が終了されると、時刻T8のLCGモードのリセット期間に移行する。時刻T8におけるLCGモードのリセット期間においては、選択トランジスタ58に供給される駆動信号SELが、オンの状態にされる。第3の転送トランジスタ151に供給される駆動信号FCGと、第2の転送トランジスタ54に供給される駆動信号FDGも、オンの状態にされる。
LCGモードにおける読み出しは、DDS(double data sampling)駆動により行われる。DDS駆動は、FDに保持、もしくは、蓄積されている信号電荷を信号レベルとして読み出し、次いで、FDを所定電位にリセットして当該所定電位をリセットレベルとして読み出す駆動である。
LCGモードにおける読み出しは、DDS駆動により行われるため、時刻T6においてLCGモードにおける読み出し期間において読み出された信号と、時刻T8においてLCGモードにおけるリセット期間において読み出されたリセット信号が用いられ、LCGモードにおける画像データが生成され、出力される。
LCGモードの読み出し期間の終了時に、駆動信号SEL、駆動信号FCG、および駆動信号FDGがオフにされる。
このような一連の動作が行われることで、HCG(高変換効率)時の信号、MCG(中変換効率)時の信号、およびLCG(低変換効率)時の信号がそれぞれ読み出される。このような3つの変換効率を使って3回で読み出す構成とすることで、つなぎ部のS/N段差が悪化するようなことを抑制することができる。
図21,22を参照して説明したように、画素2においては、PD51からオーバーフローした電荷が、第1のFD部53、第2のFD部55、第3のFD部152に蓄積される。この第1のFD部53、第2のFD部55、第3のFD部152は、オーバーフローした電荷を蓄積するオーバーフロー蓄積容量(LOFIC : Lateral Over Flow Integration Capacitor)として機能する。このようなFD蓄積側のLOFICは、FDリセットすることが困難なため、シャッタ操作が行われてから信号の読み出しが完了までの蓄積期間中に発生するFD暗電流が、イメージセンサの画質を劣化させる可能性があった。
本技術によれば、変換効率切り替えスイッチとして機能する第2の転送トランジスタ54や第3の転送トランジスタ151において、余分なFDを覆うことで、変換効率容量として使用しないオフ期間中はFD暗電流を抑えることができ、オン期間中は変換効率容量として選択的に機能させることができる。よって、暗電流によるイメージセンサの画質が劣化してしまうようなことを抑制することができる。
本技術によれば、変換効率切り替えトランジスタとして第2の転送トランジスタ54や第3の転送トランジスタ151のゲートを使い変換効率容量を付加するため、画素のデットスペースを使用し、より低変換効率の画を作成することができる。特に変換効率切り替えが多い画素や画素サイズが小さいセンサにおいては大きな効果を得られる。
<電子機器への適用例>
本技術は、撮像素子への適用に限られるものではない。即ち、本技術は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に撮像素子を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に撮像素子を用いる電子機器全般に対して適用可能である。撮像素子は、ワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
図23は、本技術を適用した電子機器としての、撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図23の撮像素子1000は、レンズ群などからなる光学部1001、図1の撮像装置1の構成が採用される撮像素子(撮像デバイス)1002、およびカメラ信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)回路1003を備える。また、撮像素子1000は、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006、操作部1007、および電源部1008も備える。DSP回路1003、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006、操作部1007および電源部1008は、バスライン1009を介して相互に接続されている。
光学部1001は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子1002の撮像面上に結像する。撮像素子1002は、光学部1001によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子1002として、図1の撮像装置1を用いることができる。
表示部1005は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の薄型ディスプレイで構成され、撮像素子1002で撮像された動画または静止画を表示する。記録部1006は、撮像素子1002で撮像された動画または静止画を、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
操作部1007は、ユーザによる操作の下に、撮像素子1000が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部1008は、DSP回路1003、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006および操作部1007の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
<内視鏡手術システムへの応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図24は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図24では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギー処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(light emitting diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図25は、図24に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
光を電荷に変換する光電変換部と、
電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、
前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタと
を備え、
前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える
撮像素子。
(2)
前記転送トランジスタがオンのとき、前記容量領域に電荷が蓄積される
前記(1)に記載の撮像素子。
(3)
前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極とチャネル領域を拡大した領域である
前記(1)または(2)に記載の撮像素子。
(4)
前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の一端に設けられている
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像素子。
(5)
前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の両端に設けられている
前記(1)乃至(3)に記載の撮像素子。
(6)
前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の角の領域に設けられている
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像素子。
(7)
前記容量領域を備える前記転送トランジスタは、掘り込み型のゲート構造である
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像素子。
(8)
前記容量領域を備える前記転送トランジスタのゲート電極に設けられている酸化膜は、他のトランジスタのゲート電極に設けられている酸化膜よりも薄く設けられている
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の撮像素子。
(9)
リセットトランジスタをさらに備え、
前記リセットトランジスタが設けられている領域よりも、前記容量領域を備える前記転送トランジスタが設けられている領域の方が大きい
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の撮像素子。
(10)
光を電荷に変換する光電変換部と、
電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、
前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタと
を備え、
前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える
撮像素子と、
前記撮像素子からの信号を処理する処理部と
を備える電子機器。
1 撮像装置, 2 画素, 3 画素アレイ部, 4 垂直駆動回路, 5 カラム信号処理回路, 6 水平駆動回路, 7 出力回路, 8 制御回路, 9 垂直信号線, 10 画素駆動線, 11 水平信号線, 13 入出力端子, 33 第1のFD部, 51 光電変換部, 52 第1の転送トランジスタ, 53 第1のFD部, 54 第2の転送トランジスタ, 55 第2のFD部, 56 リセットトランジスタ, 57 増幅トランジスタ, 58 選択トランジスタ, 61 半導体基板, 62 Pウェル領域, 63 酸化膜, 71乃至75 拡散領域, 101 拡散領域, 102 酸化膜, 151 第3の転送トランジスタ, 152 第3のFD部, 161 拡散領域

Claims (10)

  1. 光を電荷に変換する光電変換部と、
    電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、
    前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタと
    を備え、
    前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える
    撮像素子。
  2. 前記転送トランジスタがオンのとき、前記容量領域に電荷が蓄積される
    請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極とチャネル領域を拡大した領域である
    請求項1に記載の撮像素子。
  4. 前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の一端に設けられている
    請求項1に記載の撮像素子。
  5. 前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の両端に設けられている
    請求項1に記載の撮像素子。
  6. 前記容量領域は、前記転送トランジスタのゲート電極の角の領域に設けられている
    請求項1に記載の撮像素子。
  7. 前記容量領域を備える前記転送トランジスタは、掘り込み型のゲート構造である
    請求項1に記載の撮像素子。
  8. 前記容量領域を備える前記転送トランジスタのゲート電極に設けられている酸化膜は、他のトランジスタのゲート電極に設けられている酸化膜よりも薄く設けられている
    請求項1に記載の撮像素子。
  9. リセットトランジスタをさらに備え、
    前記リセットトランジスタが設けられている領域よりも、前記容量領域を備える前記転送トランジスタが設けられている領域の方が大きい
    請求項1に記載の撮像素子。
  10. 光を電荷に変換する光電変換部と、
    電荷を一時的に蓄積する複数の蓄積部と、
    前記蓄積部に電荷を転送する複数の転送トランジスタと
    を備え、
    前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも1つの転送トランジスタは、ソースとドレインが設けられている領域とは異なる方向に位置する領域に容量領域を備える
    撮像素子と、
    前記撮像素子からの信号を処理する処理部と
    を備える電子機器。
JP2021174593A 2021-10-26 2021-10-26 撮像素子、電子機器 Pending JP2023064358A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021174593A JP2023064358A (ja) 2021-10-26 2021-10-26 撮像素子、電子機器
PCT/JP2022/038158 WO2023074381A1 (ja) 2021-10-26 2022-10-13 撮像素子、電子機器
CN202280070203.0A CN118120060A (zh) 2021-10-26 2022-10-13 摄像元件、电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021174593A JP2023064358A (ja) 2021-10-26 2021-10-26 撮像素子、電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023064358A true JP2023064358A (ja) 2023-05-11

Family

ID=86158018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021174593A Pending JP2023064358A (ja) 2021-10-26 2021-10-26 撮像素子、電子機器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023064358A (ja)
CN (1) CN118120060A (ja)
WO (1) WO2023074381A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040093905A (ko) * 2003-04-30 2004-11-09 매그나칩 반도체 유한회사 고감도 씨모스 이미지 센서의 단위화소
JP4844032B2 (ja) * 2005-07-21 2011-12-21 株式会社ニコン 撮像装置
JP4499819B2 (ja) * 2009-04-23 2010-07-07 国立大学法人東北大学 固体撮像装置
JP5664175B2 (ja) * 2010-11-29 2015-02-04 ソニー株式会社 固体撮像装置とその駆動方法、及び電子機器
JP6406912B2 (ja) * 2014-07-24 2018-10-17 キヤノン株式会社 撮像装置並びにその駆動方法
CN112970117A (zh) * 2018-11-19 2021-06-15 索尼半导体解决方案公司 固态成像装置和电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN118120060A (zh) 2024-05-31
WO2023074381A1 (ja) 2023-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230124400A1 (en) Imaging device and electronic device
JP6965950B2 (ja) 撮像素子
JP5034840B2 (ja) 固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラ
KR20080013715A (ko) 촬상 장치 및 그것을 이용한 내시경 장치
US20050264687A1 (en) Endoscope
JP2014107596A (ja) 撮像素子および撮像ユニット
WO2019035374A1 (ja) 撮像素子および撮像装置
US11064144B2 (en) Imaging element, imaging apparatus, and electronic equipment
JP6153676B1 (ja) 撮像素子および内視鏡
US20230224602A1 (en) Solid-state imaging device
US20230353894A1 (en) Imaging device and electronic device
WO2023074381A1 (ja) 撮像素子、電子機器
WO2023074382A1 (ja) 半導体素子、撮像素子、電子機器
US20210249454A1 (en) Solid-state imaging element, method of manufacturing solid-state imaging element, and electronic apparatus
WO2022264718A1 (ja) 撮像素子、電子機器
EP4358143A1 (en) Imaging element and electronic device
JPWO2016129138A1 (ja) 撮像素子
JP6313912B2 (ja) 撮像素子、内視鏡および内視鏡システム
WO2023136169A1 (ja) 固体撮像装置及び電子機器
JP2016187072A (ja) イメージセンサ、処理方法、及び、電子機器
JP2024078501A (ja) 光電変換装置、機器
JP2009147553A (ja) 固体撮像素子の駆動方法および撮像装置