JP2023053977A - 情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】共有装置に情報端末を容易に無線接続することができる情報処理システム、及び情報処理方法を提供する。【解決手段】情報処理システム1は、サーバ2と、情報端末4と、共有装置33とを備える。情報端末4は、開始会議Mが存在する旨の判定をし、かつ、共有装置33を検出すると、サーバ2に対して、検出した共有装置33の識別情報を含む所定情報9を送信する。サーバ2は、所定情報9と、管理テーブル6とに基づいて、共有装置33に接続処理を実行させるか否かを判定する。共有装置33が接続処理を実行することで、共有装置33に情報端末4が無線接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理システム、情報端末、表示機器、及び情報処理方法に関する。
会議システムが特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された会議システムは、会議予約時に使用者が、スケジュール管理サーバに、会議を行いたい日時、参加者、及び、その他の情報を登録する。スケジュール管理サーバは、登録によって予約された会議に、固有の乱数を生成する。そして、スケジュール管理サーバは、乱数を、ローカルな無線通信の接続認証コードとして記憶する。予約した会議開始時刻になると、スケジュール管理サーバは、接続認証コードを、アクセスポイントに設定する。
しかし、特許文献1に開示された会議システムでは、参加者は、会議室に集まると、自分のPDA(情報端末)とアクセスポイント(共有装置)とを、ローカルな無線通信機能で無線接続する接続作業を行わなければならず、煩雑であった。
例えば、PDAが複数のアクセスポイントを検知した場合、ユーザーは、複数のアクセスポイントのうちから所望のアクセスポイントを探す接続作業を行わなければならず、煩雑であった。また、ユーザーは、PDAから所望のアクセスポイントに対して無線接続を行う場合、所望のアクセスポイントのピンコードの入力、及びスタートボタンの押下のような接続作業を行わなければならず、煩雑であった。
本発明は、共有装置に情報端末を容易に無線接続することができる情報処理システム、及び情報処理方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の局面によれば、情報処理システムは、サーバと、情報端末と、共有装置とを備える。サーバは、会議を管理するための管理テーブルを記憶する。情報端末は、前記サーバと通信可能である。共有装置は、前記情報端末と接続可能である。前記管理テーブルは、会議が行われる場所を示す場所情報と、会議が行われる場所に設置される前記共有装置の識別情報とを対応付けた情報を含む。開始会議が存在する場合に、前記情報端末は、前記共有装置を検出すると、前記サーバに対して、検出した前記共有装置の識別情報を含む所定情報を送信する。前記開始会議は、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議を示す。前記サーバは、前記所定情報と、前記管理テーブルとに基づいて、前記共有装置に接続処理を実行させるか否かを判定する。前記共有装置が前記接続処理を実行することで、前記共有装置に前記情報端末が無線接続される。
本発明の第2局面によれば、情報端末は、サーバと通信可能である。前記サーバは、会議を管理するための管理テーブルを記憶する。前記管理テーブルは、前記会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される共有装置の識別情報とを対応付けた情報を含む。開始会議が存在する場合に、前記情報端末は、前記共有装置を検出すると、前記サーバに対して、検出した前記共有装置の識別情報を含む所定情報を送信する。前記開始会議は、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議を示す。前記サーバは、前記所定情報と、前記管理テーブルとに基づいて、前記共有装置に接続処理を実行させるか否かを判定する。前記共有装置が前記接続処理を実行することで、前記情報端末は、前記共有装置に無線接続される。
本発明の第3の局面によれば、情報処理方法では、サーバと、情報端末と、共有装置とが用いられる。サーバは、会議を管理するための管理テーブルを記憶する。情報端末は、前記サーバと通信可能である。共有装置は、前記情報端末と接続可能である。情報処理方法は、開始会議が存在する場合に、前記情報端末が、前記共有装置を検出すると、前記サーバに対して、検出した前記共有装置の識別情報を含む所定情報を送信する工程を備える。情報処理方法は、前記サーバが、前記所定情報と、前記管理テーブルとに基づいて、前記共有装置に接続処理を実行させるか否かを判定する工程を備える。前記管理テーブルは、前記会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される前記共有装置の識別情報とを対応付けた情報を含む。前記開始会議は、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議を示す。前記共有装置が前記接続処理を実行することで、前記共有装置に前記情報端末が無線接続される。
本発明の第4の局面によれば、表示機器は、サーバと通信可能である。表示機器は、表示装置と、共有装置とを備える。表示装置は、画像を表示する。共有装置は、情報端末と接続可能である。開始会議が存在する場合に、前記情報端末は、前記共有装置を検出すると、前記サーバに対して、検出した前記共有装置の識別情報を含む所定情報を送信する。前記開始会議は、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議を示す。前記サーバは、前記所定情報と、管理テーブルとに基づいて、前記共有装置に接続処理を実行させるか否かを判定する。前記管理テーブルは、前記会議が行われる場所を示す場所情報と、前記会議が行われる場所に設置される前記共有装置の識別情報とを対応付けた情報を含む。前記共有装置が前記接続処理を実行することで、前記共有装置に前記情報端末が通信可能に接続されると共に、前記情報端末に表示中の画像が前記表示装置に表示される。
本発明の情報処理システム、情報端末、表示機器、及び情報処理方法によれば、共有装置に情報端末を容易に無線接続することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。
情報処理システム1は、例えば、会議に使用される。図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ2と、表示機器3と、情報端末4とを備える。
サーバ2は、表示機器3と、情報端末4とを管理する。
表示機器3は、情報端末4から受信した画像データが示す画像を表示可能である。表示機器3は、表示装置31と、処理装置32と、共有装置33とを有する。表示装置31は、画像を表示するデバイスである。処理装置32は、共有装置33と接続されており、共有装置33に対して共有装置33を制御するための制御コマンドを送信することが可能である。
共有装置33は、表示装置31と接続されており、表示装置31を制御可能である。共有装置33は、共有装置33が受信した画像データが示す画像を、表示装置31に表示させる。その結果、共有装置33は、表示装置31に表示される画像を制御する。
共有装置33は、情報端末4と接続可能である。共有装置33は、情報端末4と無線接続されることで、情報端末4と無線通信を行う。
共有装置33は、情報端末4と接続されることで、情報端末4に表示中の画像を表示装置31に表示させる。
次に、図2を参照して、表示装置31について説明する。図2は、表示装置31の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、表示装置31は、例えば、液晶モニタである。表示装置31は、入力端子311と、表示部312と、記憶部313と、制御部314とを有する。
入力端子311には、処理装置32及び共有装置33が接続される。入力端子311は、例えば、D-SUB端子、HDMI(登録商標)端子、又はDisplayportである。
表示部312は、各種の情報を表示する。表示部312は、例えば、液晶ディスプレー又は有機EL(electroluminescence)ディスプレーである。
記憶部313は、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)のような半導体メモリーを備える。さらに、記憶部313は、HDD(Hard Disk Drive)のようなストレージデバイスを備えてもよい。
制御部314は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はDSP(Digital Signal Processor)のようなプロセッサを備える。制御部314は、記憶部313に記憶された制御プログラムに基づいて、入力端子311と、表示部312と、記憶部313とを制御する。
表示装置31は、本発明の出力装置の一例である。
次に、図3を参照して、処理装置32について説明する。図3は、処理装置32の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、処理装置32は、例えば、PC(Personal Computer)である。処理装置32は、表示装置31を制御する。処理装置32は、通信部321と、出力端子322と、記憶部323と、制御部324とを有する。
通信部321は、ネットワーク網を介してサーバ2と通信可能である。通信部321は、ネットワーク網と、例えば、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、又は無線アクセスポイントを利用して接続される。
出力端子322は、表示装置31の入力端子311に接続される。出力端子322は、例えば、D-SUB端子、HDMI(登録商標)端子、又はDisplayportである。
記憶部323は、例えばRAM及びROMのような半導体メモリーを備える。さらに、記憶部323は、HDDのようなストレージデバイスを備えてもよい。
制御部324は、例えばCPU、MPU、ASIC、又はDSPのようなプロセッサを備える。制御部324は、記憶部323に記憶された制御プログラムに基づいて、通信部321と、出力端子322と、記憶部323とを制御する。また、制御部324は、無線又は有線により信号を送信することで、表示装置31と共有装置33とを制御する。
次に、図4を参照して、共有装置33について説明する。図4は、共有装置33の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、共有装置33は、通信部331と、出力端子332と、記憶部333と、制御部334とを有する。
通信部331は、無線信号を送受信する。出力端子332は、表示装置31の入力端子311に接続される。出力端子332は、例えば、D-SUB端子、HDMI(登録商標)端子、又はDisplayportである。通信部331が送信する無線信号には、SSIDを示す情報が含まれる。SSIDは、共有装置33の識別情報である。
記憶部333は、例えばRAM及びROMのような半導体メモリーを備える。さらに、記憶部323は、HDDのようなストレージデバイスを備えてもよい。
制御部334は、例えばCPU、MPU、ASIC、又はDSPのようなプロセッサを備える。制御部334は、記憶部333に記憶された制御プログラムに基づいて、通信部331と、出力端子332と、記憶部333とを制御する。制御部334は、通信部331から送信される無線信号を暗号化すると共に、通信部331が受信した無線信号を復号する。
第1実施形態では、表示装置31と、処理装置32と、共有装置33とは、互いに外部接続された別体の装置である。しかし、本発明はこれに限定されない。表示装置31と、処理装置32と、共有装置33とは、互いに内部接続された一体の装置であってもよい。
次に、図5を参照して、表示機器3の設置場所について説明する。図5は、表示機器3の設置場所を示す模式図である。
図5に示すように、第1実施形態では、表示機器3は、会議室A、会議室B、及び会議室Cの各々に設置される。
会議室Aに設置される表示機器3を、第1表示機器3Aと記載することがある。会議室Bに設置される表示機器3を、第2表示機器3Bと記載することがある。会議室Cに設置される表示機器3を、第3表示機器3Cと記載することがある。
第1表示機器3Aに含まれる表示装置31を第1表示装置31Aと記載し、第1表示機器3Aに含まれる処理装置32を第1処理装置32Aと記載し、かつ、第1表示機器3Aに含まれる共有装置33を第1共有装置33Aと記載することがある。
第2表示機器3Bに含まれる表示装置31を第2表示装置31Bと記載し、第2表示機器3Bに含まれる処理装置32を第2処理装置32Bと記載し、かつ、第2表示機器3Bに含まれる共有装置33を第2共有装置33Bと記載することがある。
第3表示機器3Cに含まれる表示装置31を第3表示装置31Cと記載し、第3表示機器3Cに含まれる処理装置32を第3処理装置32Cと記載し、かつ、第3表示機器3Cに含まれる共有装置33を第3共有装置33Cと記載することがある。
第1実施形態では、第1処理装置32AのIPアドレスは、IPアドレス「α」である。第2処理装置32BのIPアドレスは、IPアドレス「β」である。第3処理装置32CのIPアドレスは、IPアドレス「γ」である。
第1実施形態では、第1共有装置33AのSSIDは、SSID「roomA」である。第2共有装置33BのSSIDは、SSID「roomB」である。第3共有装置33CのSSIDは、SSID「roomC」である。
次に、図6を参照して、サーバ2について説明する。図6は、サーバ2の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、サーバ2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、処理装置32及び情報端末4の各々との間の通信を制御する。通信部21は、例えば、LANボード又は無線LANボードを備える。
記憶部22は、例えばRAM及びROMのような半導体メモリーを備える。さらに、記憶部22は、HDDのようなストレージデバイスを備えてもよい。記憶部22は、制御部23が実行する制御プログラムを記憶する。記憶部22は、管理テーブル6を記憶する。管理テーブル6の説明は、後述する。
制御部23は、例えばCPU、MPU、ASIC、又はDSPのようなプロセッサを備える。制御部23は、記憶部22に記憶された制御プログラムに基づいて、通信部21と、記憶部22とを制御する。
次に、図7を参照して、管理テーブル6について説明する。図7は、管理テーブル6を示す図である。管理テーブル6は、サーバ2が会議を管理するためのテーブルである。
図7に示すように、管理テーブル6は、複数の管理情報60を含む。第1実施形態では、複数の管理情報60は、第1管理情報6a~第5管理情報6eで構成される。
管理情報60は、会議名情報61と、日時情報62と、場所情報63と、IP情報64と、SSID65と、参加者のID情報66とを対応付けた情報である。
会議名情報61は、会議の名称を示す情報である。日時情報62は、会議が行われる日時を示す情報である。場所情報63は、会議が行われる場所を示す情報である。IP情報64は、会議が行われる場所に設置される処理装置32のIPアドレスを示す情報である。SSID65は、会議が行われる場所に設置される共有装置33のネットワーク名を示す情報である。参加者のID情報66は、会議参加者のIDを示す情報である。
ユーザーが、メールのような情報伝達ツールを用いて、実施予定の会議に関する情報をサーバ2に送信することで、管理テーブル6が生成される。
次に、図8を参照して、情報端末4について説明する。図8は、情報端末4の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、情報端末4は、通信部41と、操作部42と、表示部43と、記憶部44と、制御部45とを有する。
通信部41は、ネットワーク網を介してサーバ2と通信可能である。通信部41は、ネットワーク網と、例えば、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、又は無線アクセスポイントを利用して接続される。
通信部41は、例えば、WiFi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)のような通信規格を用いて共有装置33と通信可能である。
通信部41は、共有装置33から送信された無線信号を受信することで、共有装置33を検出する。制御部45は、通信部41が受信した無線信号から共有装置33のSSIDを抽出する。
操作部42は、情報端末4に対する指示を受け付ける。操作部42は、ユーザーによって操作されて、ユーザーからの指示を受け付ける。操作部42は、ユーザーの操作に応じた信号を制御部45に出力する。その結果、情報端末4は、操作部42が受け付けた操作に応じた動作を行う。操作部42は、例えば、ポインティングデバイスと、キーボードとを備える。なお、操作部42は、タッチセンサを備えてもよい。タッチセンサは、表示部43の表示面に重畳される。
表示部43は、各種の情報を表示する。表示部43は、例えば、液晶ディスプレー又は有機EL(electroluminescence)ディスプレーである。なお、タッチセンサが表示部43の表示面に重畳される場合、表示部43は、タッチディスプレーとして機能する。
記憶部44は、例えばRAM及びROMのような半導体メモリーを備える。さらに、記憶部44は、HDDのようなストレージデバイスを備えてもよい。記憶部44は、ID情報441と、会議プログラム442と、スケジュール情報8とを記憶する。また、記憶部44は、会議で使用される画像の画像データを記憶する。
ID情報441は、所定の会議参加者U(図12参照)のIDを示す情報である。第1実施形態では、ID情報441は、ID「PPP」である。
第1実施形態では、所定の会議参加者Uは、情報端末4のユーザーである。
会議プログラム442は、制御部45に画像共有処理を実行させるためのプログラムである。画像共有処理は、情報端末4の表示部43に表示される画像を表示装置31の表示部312(図2参照)に表示させる処理を示す。
例えば、会議プログラム442が情報端末4にインストールされる際、ID情報441が操作部42から入力される。その結果、ID情報441が記憶部44に記憶される。
スケジュール情報8は、所定の会議参加者Uの会議のスケジュールを示す情報である。スケジュール情報8の説明は後述する。
制御部45は、例えばCPU、MPU、ASIC、又はDSPのようなプロセッサを備える。制御部45は、記憶部44に記憶された会議プログラム442に基づいて、通信部41と、操作部42と、表示部43と、記憶部44とを制御する。
次に、図9を参照して、スケジュール情報8について説明する。図9は、スケジュール情報8を示す図である。
図9に示すように、スケジュール情報8は、所定の会議参加者Uが参加予定の会議に関する情報である。スケジュール情報8は、所定の会議参加者Uが参加予定の会議の会議名情報81と、日時情報82と、場所情報83とを対応付けた情報である。
サーバ2は、管理テーブル6(図7参照)に基づいて、スケジュール情報8を生成する。以下では、サーバ2が、スケジュール情報8を生成する手順を説明する。
まず、サーバ2は、管理テーブル6において、所定の会議参加者UのID「PPP」と対応付けられている管理情報60を選択する。第1実施形態では、サーバ2は、第1管理情報6aと、第4管理情報6dと、第5管理情報6eとを選択する。そして、サーバ2は、第1管理情報6aに含まれる会議名「ZZZ」と、日時「11:00-12:00」と、場所「会議室A」とを対応付けた情報を、所定の会議参加者Uのスケジュール情報8として抽出する。さらに、サーバ2は、第4管理情報6dに含まれる会議名「AAA」と、日時「15:00-16:00」と、場所「会議室A」と対応付けた情報を、所定の会議参加者Uのスケジュール情報8として抽出する。さらに、サーバ2は、第5管理情報6eに含まれる会議名「XXX」と、日時「16:00-17:00」と、場所「会議室B」とを対応付けた情報を、所定の会議参加者Uのスケジュール情報8として抽出する。その結果、所定の会議参加者Uのスケジュール情報8が生成される。
情報端末4は、サーバ2からスケジュール情報8を取得する処理を定期的に行う。その結果、情報端末4に記憶されるスケジュール情報8が定期的に更新される。
情報端末4は、スケジュール情報8に基づいて、所定の会議参加者Uの会議のスケジュールを管理することが可能になる。
次に、図9から図12を参照して、情報処理システム1の動作の一例について説明する。
図10は、情報処理システム1の動作の一例を示す第1フロー図である。図11は、情報処理システム1の動作の一例を示す第2フロー図である。図12は、情報処理システム1の動作の一例を示す模式図である。
図9、図10及び図12に示すように、ステップS20において、サーバ2の通信部21が情報端末4にスケジュール情報8を送信するように、制御部23が通信部21を制御する。
ステップS10において、情報端末4の通信部41がスケジュール情報8を受信する。
ステップS11において、制御部45は、スケジュール情報8の日時情報82と、現在時刻とを比較して、所定時間内に開始予定の会議があるか否かを判定する。所定時間は、予め決められている。所定時間を示す情報は、記憶部44に記憶されている。
以下では、スケジュール情報8で設定される会議のうち、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議を、開始会議Mと記載することがある。
第1実施形態では、所定時間は、10分である。また、第1実施形態では、開始会議Mは、会議名「ZZZ」の会議であり、11時に開始される。
第1実施形態では、10時50分よりも前の時間帯では、開始会議Mがないと制御部45が判定する(ステップS11で、No)。この場合、ステップS11に示す処理が繰り返される。
第1実施形態では、10時50分から11時0分までの時間帯では、開始会議Mがあると制御部45が判定する(ステップS11で、Yes)。この場合、処理がステップS12に移行する。
ステップS12において、表示部43が会議開始通知R1と、受付オブジェクトR2とを表示するように、制御部45が表示部43を制御する。
会議開始通知R1は、所定時間内に開始会議Mが開始されることを通知するための情報である。所定の会議参加者Uは、会議開始通知R1を確認することで、開始会議Mがあることを認識する。
第1実施形態では、開始会議Mは、会議室Aで行われる。従って、所定の会議参加者Uは、会議開始通知R1を確認すると、会議室Aに向かう。
受付オブジェクトR2は、外部からの入力を受け付ける。受付オブジェクトR2は、例えば、ボタンを表す画像である。所定の会議参加者Uは、開始会議Mに参加する場合、受付オブジェクトR2を操作する。受付オブジェクトR2が操作されることは、例えば、受付オブジェクトR2がタッチ操作されること、マウスにより受付オブジェクトR2がクリックされること、又は、キーボードにより受付オブジェクトR2が選択されることを示す。第1実施形態では、受付オブジェクトR2は、「start」を示すアイコンである。
ステップS13において、制御部45は、受付オブジェクトR2が操作されたか否かを判定する。受付オブジェクトR2が操作されたと制御部45が判定すると(ステップS13で、Yes)、処理が図11に示すステップS14に移行する。受付オブジェクトR2が操作されていないと制御部45が判定すると(ステップS13で、No)、ステップS13に示す処理が繰り返される。
図9、図11、及び図12に示すように、ステップS14において、制御部45は、通信部41が共有装置33を検出したか否かを判定する。
例えば、所定の会議参加者Uが情報端末4を携帯した状態で会議室Aに入ると、情報端末4は、第1共有装置33Aからの無線信号を受信可能な圏内に配置される。その結果、情報端末4の通信部41が第1共有装置33Aを検出する。
また、所定の会議参加者Uが情報端末4を携帯した状態で会議室B(図5参照)に入ると、情報端末4の通信部41は第2共有装置33Bを検出する。所定の会議参加者Uが情報端末4を携帯した状態で会議室Cに入ると、情報端末4の通信部41は第3共有装置33Cを検出する。
通信部41が共有装置33を検出したと制御部45が判定すると(ステップS14で、Yes)、処理がステップS15に移行する。つまり、通信部41が、第1共有装置33A~第3共有装置33Cのうちのいずれかの共有装置33を検出したと制御部45が判定すると(ステップS14で、Yes)、処理がステップS15に移行する。
通信部41が共有装置33を検出していないと制御部45が判定すると(ステップS14で、No)、ステップS14に示す処理が繰り返される。
ステップS15において、通信部41がサーバ2に対して所定情報9を送信するように、制御部45が通信部41を制御する。
所定情報9は、サーバ2が後述する接続処理を行うか否かを判定する際に用いる情報である。所定情報9は、所定の会議参加者UのID情報441(図8参照)と、所定日時情報91と、開始会議室92を示す情報と、情報端末4の通信部41が検出した共有装置33のSSID93とを含む。
第1実施形態では、所定の会議参加者UのID情報441は、ID「PPP」である。
所定日時情報91は、開始会議Mが行われる日時を示す。所定日時情報91は、スケジュール情報8に登録されている開始会議Mの日時情報82を示す。第1実施形態では、所定日時情報91は、日時「11:00-12:00」である。
開始会議室92は、開始会議Mが行われる場所を示す。開始会議室92は、スケジュール情報8に登録されている開始会議Mの場所情報83を示す。第1実施形態では、開始会議室92は、場所「会議室A」である。
所定の会議参加者Uが会議室Aに入った場合、所定情報9に含まれるSSID93は、SSID「roomA」である。所定の会議参加者Uが会議室Bに入った場合、所定情報9に含まれるSSID93は、SSID「roomB」である。所定の会議参加者Uが会議室Cに入った場合、所定情報9に含まれるSSID93は、SSID「roomC」である。
ステップS15に示す処理が終了すると、情報端末4の処理が終了する。
ステップS21において、サーバ2の通信部21は、所定情報9を受信する。
ステップS22において、サーバ2の制御部23は、開始会議室92が登録会議室と一致しているか否かを判定する。
登録会議室は、管理テーブル6(図7参照)において、所定情報9に含まれるID情報441、所定日時情報91、及びSSID93と対応付けられた場所情報63である。
所定の会議参加者Uが会議室Aに入った場合、所定情報9において、ID情報441がID「PPP」になり、日時情報82が日時「11:00-12:00」になり、SSID93がSSID「roomA」になる。この場合、管理テーブル6において、ID「PPP」、日時「11:00-12:00」、及びSSID「roomA」と対応付けられた場所情報63は、場所「会議室A」である。この場合、登録会議室63aは、場所「会議室A」になるので、開始会議室92である場所「会議室A」と一致する。従って、開始会議室92が登録会議室63aと一致すると制御部23は判定する(ステップS22で、Yes)。その結果、処理がステップS23に移行する。
所定の会議参加者Uが会議室Bに入った場合、所定情報9において、ID情報441がID「PPP」になり、日時情報82が日時「11:00-12:00」になり、SSID93がSSID「roomB」になる。この場合、管理テーブル6において、ID「PPP」、日時「11:00-12:00」、及びSSID「roomB」と対応付けられた場所情報63は存在しない。従って、登録会議室は存在しない。その結果、開始会議室92が登録会議室と一致しないと制御部23は判定する(ステップS22で、No)。この場合、処理がステップS14に移行する。
所定の会議参加者Uが会議室Cに入った場合、所定情報9において、ID情報441がID「PPP」になり、日時情報82が日時「11:00-12:00」になり、SSID93がSSID「roomC」になる。この場合、管理テーブル6において、ID「PPP」、日時「11:00-12:00」、及びSSID「roomC」と対応付けられた場所情報63は存在しない。従って、登録会議室は存在しない。その結果、開始会議室92が登録会議室と一致しないと制御部23は判定する(ステップS22で、No)。この場合、処理がステップS14に移行する。
ステップS23において、制御部23は、接続コマンドの送信先を決定する。制御部23は、所定のIPアドレス64aを有する処理装置32を、接続コマンドの送信先に決定する。
所定のIPアドレス64aは、管理テーブル6において、登録会議室63aと対応付けられているIPアドレスを示す。第1実施形態では、登録会議室63aは、場所「会議室A」である。従って、所定のIPアドレス64aは、登録会議室63aと対応付けられるIPアドレス「α」である。
第1実施形態では、IPアドレス「α」を有する処理装置32は、第1処理装置32Aである。従って、制御部23は、第1処理装置32Aを接続コマンドの送信先に決定する。
接続コマンドは、第1共有装置33Aに対して接続処理を実行することを指示するコマンドである。接続処理は、第1処理と、第2処理とを含む。第1処理は、第1共有装置33Aに情報端末4を接続する処理を示す。第2処理は、情報端末4に表示中の画像を第1表示装置31Aに表示させる処理を示す。
ステップS24において、通信部21が第1処理装置32Aに対して接続コマンドを送信するように、制御部23が通信部21を制御する。
ステップS24に示す処理が終了すると、サーバ2の処理が終了する。
ステップS30において、第1処理装置32Aの通信部321が接続コマンドを受信する。
ステップS31において、第1処理装置32Aの制御部324は、第1共有装置33Aに対して接続処理を実行することを指示する。
第1共有装置33Aは、接続処理のうちの第1処理を実行することで、第1共有装置33Aに対して情報端末4を無線接続する処理を行う。従って、第1共有装置33Aが情報端末4に無線接続される。その結果、表示画像46の画像データが情報端末4から第1共有装置33Aに無線送信される。表示画像46は、情報端末4の表示部43に表示中の画像である。
第1共有装置33Aは、接続処理のうちの第2処理を実行することで、表示画像46を第1表示装置31Aの表示部312に表示させる。その結果、情報端末4に表示中の表示画像46が、第1表示装置31Aを介して会議参加者の間で共有される。
ステップS31に示す処理が終了すると、第1処理装置32Aの処理が終了する。
以上、図9から図12を参照して説明したように、ステップS11、ステップS14、及びステップS15において、情報端末4は、開始会議Mが存在する旨の判定をし、かつ、共有装置33を検出すると、サーバ2に対して所定情報9を送信する。そして、ステップS22~ステップS24において、サーバ2は、所定情報9と、管理テーブル6とに基づいて、共有装置33に接続処理を実行させるか否かを判定する。そして、ステップS31において、共有装置33が接続処理を実行することで、共有装置33に情報端末4が無線接続される。従って、ユーザーが接続作業を行わなくても共有装置33に情報端末4が無線接続されるので、共有装置33に情報端末4を容易に無線接続することができる。
また、ステップS22において、開始会議Mが登録会議と一致する場合に共有装置33が接続処理を実行する。従って、管理テーブル6において、所定の会議参加者Uが会議参加者として登録されていない会議が行われる場合、所定の会議参加者Uが会議に参加しても、共有装置33が接続処理を実行することを防止できる。
また、ステップS11、及びステップS13において、情報端末4は、開始会議Mが存在する旨の判定をすると、受付オブジェクトR2を表示する。そして、受付オブジェクトR2が操作され、かつ、情報端末4により開始会議Mに設置される共有装置33が検出されることによって、開始会議Mに設置される共有装置33に情報端末4が無線接続される。従って、所定の会議参加者Uの意志に基づいて、共有装置33に情報端末4を無線接続させることができる。また、共有装置33に情報端末4が間違って無線接続させることを抑制することができる。
なお、ステップS30に示す処理と、ステップS31に示す処理との間に、第1確認処理と、第2確認処理と、第3確認処理と、第4確認処理とが行われてもよい。第1確認処理と、第2確認処理と、第3確認処理と、第4確認処理とが行われる手順について説明する。
ステップS30に示す処理が終了すると、第1確認処理が行われる。第1確認処理では、第1処理装置32Aから情報端末4に対して、第1処理装置32Aが接続コマンドを受信したことを示す受信確認信号が送信される。その結果、情報端末4が受信確認信号を受信する。そして、第2確認処理が行われる。
第2確認処理では、情報端末4の表示部43に、確認画面R3が表示される。確認画面R3は、接続処理の実行が開始されることを、会議参加者Uに確認させるための画面である。確認画面R3には、接続処理の実行が開始されることを示す情報が表示される。確認画面R3には、開始オブジェクトR4が表示される。会議参加者Uは、確認画面R3を確認することで、情報端末4の表示部43に表示中の表示画像46を、第1表示装置31Aの表示部312に表示させる準備が完了したことを認識する。そして、第3確認処理が行われる。
第3確認処理では、開始オブジェクトR4が外部からの入力を受け付ける。具体的には、開始オブジェクトR4が会議参加者Uによりタッチ操作される。その結果、情報端末4から第1処理装置32Aに対して、接続処理の開始を指示する指示信号が送信される。その結果、第1処理装置32Aが指示信号を受信する。そして、第4確認処理が行われる。
第4確認処理では、第1処理装置32Aは、指示信号を受信することで、接続処理が開始されることを、会議参加者Uが確認したと判断する。そして、第1処理装置32Aは、ステップS31に示す処理を行う。
[第2実施形態]
次に、図13を参照して、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
次に、図13を参照して、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
第2実施形態は、受付オブジェクトR2の操作が不要な点が第1実施形態と異なる。以下では、主に第1実施形態と異なる点を説明する。
図13を参照して、情報処理システム1の動作の二例について説明する。図13は、情報処理システム1の動作の二例を示すフロー図である。
図13に示すように、ステップS11に示す処理が終了すると、処理がステップS12aに移行する。
ステップS12aにおいて、表示部43が会議開始通知R1を表示するように、制御部45が表示部43を制御する。ステップS12aに示す処理が終了すると、処理が図11に示すステップS14に移行する。つまり、第1実施形態のように受付オブジェクトR2が操作されなくても、共有装置33を検出する処理が開始される。
以上、図13を参照して説明したように、情報端末4により開始会議Mが存在する旨の判定が行われ、かつ、情報端末4により開始会議Mに設置される共有装置33が検出されることによって、開始会議Mに設置される共有装置33に情報端末4が無線接続される。従って、所定の会議参加者Uが何も考えずに会議室Aに到着した場合も接続処理が開始されるので、より円滑に接続処理を行うことが可能になる。
[第3実施形態]
次に、図14を参照して、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
次に、図14を参照して、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
第3実施形態は、受付オブジェクトR2の操作に代えて、情報端末4をスリープモードにする操作と、情報端末4のスリープモードを解除する操作とが行われる点が第1実施形態と異なる。以下では、主に第1実施形態と異なる点を説明する。
図14を参照して、情報処理システム1の動作の三例について説明する。図14は、情報処理システム1の動作の三例を示すフロー図である。
図14に示すように、ステップS11に示す処理が終了すると、処理がステップS13aに移行する。
ステップS13aにおいて、情報端末4がスリープモードであるか否かを制御部45が判定する。例えば、情報端末4がノートPCの場合、情報端末4が閉じられると、情報端末4がスリープモードになる。
情報端末4がスリープモードであると制御部45が判定すると(ステップS13aで、Yes)、処理がステップS13bに移行する。情報端末4がスリープモードでないと制御部45が判定すると(ステップS13aで、No)、ステップS13aに示す処理が繰り返される。
ステップS13bにおいて、情報端末4のスリープモードが解除されたか否かを制御部45が判定する。例えば、情報端末4がノートPCの場合、情報端末4が閉じられた状態から開かれることで、情報端末4のスリープモードが解除される。
情報端末4のスリープモードが解除されたと制御部45が判定すると(ステップS13bで、Yes)、処理が図11に示すステップS14に移行する。情報端末4のスリープモードが解除されていないと制御部45が判定すると(ステップS13bで、No)、ステップS13bに示す処理が繰り返される。
以上、図14を参照して説明したように、情報端末4により開始会議Mが存在する旨の判定が行われ、情報端末4がスリープモードに操作されてからスリープモードが解除され、かつ、情報端末4により開始会議Mに設置される共有装置33が検出されることによって、開始会議Mに設置される共有装置33に情報端末4が無線接続される。従って、情報端末4がノートPCの場合、ノートPCを閉じる動作、及びノートPCを開く動作のようなユーザーが普段から行う動作を、共有装置33による検出処理を開始するためのトリガー動作とすることができる。その結果、トリガー動作の負担を軽減することが可能になる。また、共有装置33に情報端末4が間違って無線接続させることを抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、図15を参照して、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
次に、図15を参照して、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
第4実施形態は、受付オブジェクトR2の操作に代えて、開始会議Mの案内を出した本人か否かの確認が行われる点が第1実施形態と異なる。開始会議Mの案内を出した本人は、例えば、サーバ2を介して会議参加者に開始会議Mの案内メールを送付した人を示す。サーバ2は、開始会議Mの案内メールの送付人欄に記載された送付人のIDに基づいて、開始会議Mの案内を出した本人を特定することが可能である。開始会議Mの案内を出した本人か否かを示す情報は、管理テーブル6及びスケジュール情報8の各々に登録される。
以下では、主に第1実施形態と異なる点を説明する。
図15を参照して、情報処理システム1の動作の四例について説明する。図15は、情報処理システム1の動作の四例を示すフロー図である。
図15に示すように、ステップS11に示す処理が終了すると、処理がステップS13cに移行する。
ステップS13cにおいて、情報端末4の制御部45が、スケジュール情報8に基づいて、所定の会議参加者Uが開始会議Mの案内を出した本人であるか否かを判定する。
開始会議Mの案内を出した本人であると制御部45が判定すると(ステップS13cで、Yes)、処理が図11に示すステップS14に移行する。
開始会議Mの案内を出した本人ではないと制御部45が判定すると(ステップS13cで、No)、処理が終了する。この場合、図12に示すように、所定の会議参加者Uが情報端末4を会議室Aに持ち込んでも、情報端末4が第1共有装置33Aと接続されない。その結果、第1表示装置31Aには、表示画像46が表示されない。
以上、図15を参照して説明したように、情報端末4により開始会議Mが存在する旨の判定が行われ、情報端末4が開始会議Mの案内を出した本人である旨の回答を受け付け、かつ、情報端末4により開始会議Mに設置される共有装置33が検出されることによって、開始会議Mに設置される共有装置33に情報端末4が無線接続される。従って、例えば、開始会議Mの案内を出した人が開始会議Mでの発表者になるというルールを適応した場合、表示装置31に画像を表示させる権利が、発表者以外の人に取られることを防ぐことができる。
[第5実施形態]
次に、図16を参照して、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図16は、情報処理システム1の動作の一例~四例の変形例を示すフロー図である。
次に、図16を参照して、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図16は、情報処理システム1の動作の一例~四例の変形例を示すフロー図である。
第5実施形態は、所定情報9にID情報441と、所定日時情報91とが含まれない点が第1実施形態~第4実施形態と異なる。以下では、主に第1実施形態と異なる点を説明する。
図16に示すように、ステップS14で、Yesの場合、処理がステップS15aに移行する。
ステップS15aにおいて、通信部41がサーバ2に対して所定情報9を送信するように、制御部45が通信部41を制御する。
第5実施形態の所定情報9は、開始会議室92を示す情報と、通信部41が検出した共有装置33のSSID93とを含む。
ステップS15aに示す処理が終了すると、情報端末4の処理が終了する。
ステップS21において、サーバ2の通信部21は、所定情報9を受信する。
ステップS22aにおいて、サーバ2の制御部23は、開始会議室92が登録会議室と一致しているか否かを判定する。
第5実施形態の開始会議室92は、第1実施形態の開始会議室92と同じである。従って、第5実施形態の開始会議室92は、場所「会議室A」である。
第5実施形態の登録会議室は、管理テーブル6(図7参照)において、所定情報9に含まれるSSID93と対応付けられた場所情報63である。
所定の会議参加者Uが会議室Aに入った場合、所定情報9において、SSID93がSSID「roomA」になる。この場合、管理テーブル6において、SSID「roomA」と対応付けられた場所情報63は、場所「会議室A」である。この場合、登録会議室は、場所「会議室A」になるので、開始会議室92である場所「会議室A」と一致する。従って、開始会議室92が登録会議室と一致すると制御部23は判定する(ステップS22で、Yes)。その結果、処理がステップS23に移行する。
所定の会議参加者Uが会議室Bに入った場合、所定情報9において、SSID93がSSID「roomB」になる。この場合、管理テーブル6において、SSID「roomB」と対応付けられた場所情報63は、場所「会議室B」である。この場合、登録会議室は、場所「会議室B」になるので、開始会議室92である場所「会議室A」と一致しない。従って、開始会議室92が登録会議室と一致しないと制御部23は判定する(ステップS22で、No)。その結果、処理がステップS14に移行する。
所定の会議参加者Uが会議室Cに入った場合、所定情報9において、SSID93がSSID「roomC」になる。この場合、管理テーブル6において、SSID「roomC」と対応付けられた場所情報63は、場所「会議室C」である。この場合、登録会議室は、場所「会議室C」になるので、開始会議室92である場所「会議室A」と一致しない。従って、開始会議室92が登録会議室と一致しないと制御部23は判定する(ステップS22で、No)。この場合、処理がステップS14に移行する。
以上、図16を参照して説明したように、所定情報9は、開始会議室92を示す情報と、SSID93とを含む。従って、第1実施形態に比べて所定情報9をシンプルに構成することが可能になる。
なお、第2実施形態~第4実施形態においても、ステップS15に示す処理とステップS22に示す処理とに代えて、ステップS15aに示す処理とステップS22aに示す処理とが行われてもよい。
[第6実施形態]
次に、図17及び図18を参照して、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム1について説明する。第6実施形態は、第1実施形態の変形例である。
次に、図17及び図18を参照して、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム1について説明する。第6実施形態は、第1実施形態の変形例である。
第6実施形態は、サーバ2が情報端末4に対して開始会議Mを通知する点が第1実施形態と異なる。
第6実施形態では、情報端末4の記憶部44にスケジュール情報8(図8参照)が記憶されていない点が第1実施形態と異なる。つまり、第6実施形態では、情報端末4ではなく、サーバ2が所定の会議参加者Uの会議のスケジュールを管理する。以下では、主に第1実施形態と異なる点を説明する。
図7、図17及び図18を参照して、情報処理システム1の動作の五例について説明する。図17は、情報処理システム1の動作の五例を示す第1フロー図である。図18は、情報処理システム1の動作の五例を示す第2フロー図である。
図17に示すように、ステップS20aにおいて、サーバ2の制御部23は、管理テーブル6(図7参照)の日時情報62と、現在時刻とを比較して、開始会議Mがあるか否かを判定する。
開始会議Mがないと制御部23が判定した場合(ステップS20aで、No)、ステップS20aに示す処理が繰り返される。
開始会議Mがあると制御部23が判定した場合(ステップS20aで、Yes)、処理がステップS20bに移行する。第6実施形態では、開始会議Mは、会議名「ZZZ」の会議である。
ステップS20bにおいて、通信部21が情報端末4に開始情報を送信するように、制御部23が通信部21を制御する。開始情報は、所定時間内に開始会議Mが開始されることを示す情報である。
ステップS10aにおいて、情報端末4の通信部41が開始情報を受信する。その結果、情報端末4は、所定時間内に開始会議Mが開始されることを認識する。ステップS10aに示す処理が終了すると、処理がステップS12に移行する。
図18に示すように、ステップS14で、Yesの場合、処理がステップS15bに移行する。
ステップS15bにおいて、通信部41がサーバ2に対して所定情報9を送信するように、制御部45が通信部41を制御する。
第6実施形態の所定情報9は、ID情報441と、通信部41が検出した共有装置33のSSID93と、時刻情報94とを含む。
時刻情報94は、情報端末4からサーバ2に対して、所定情報9が送信された時刻を示す。第6実施形態では、時刻情報94は、時刻「T」である。
ステップS15bに示す処理が終了すると、情報端末4の処理が終了する。
ステップS21において、サーバ2の通信部21は、所定情報9を受信する。
ステップS22bにおいて、サーバ2の制御部23は、所定情報9が開始会議情報Nに適合するか否かを判定する。
図7を参照して、開始会議情報Nについて説明する。
図7に示すように、開始会議情報Nは、管理テーブル6に含まれる。開始会議情報Nは、開始会議Mに関する情報である。
開始会議情報Nは、第1情報N1と、第2情報N2と、第3情報N3とを含む。
第1情報N1は、開始会議Mの参加者のID情報66を示す。第6実施形態では、第1情報N1の示すIDは、ID「PPP」と、ID「QQQ」とで構成される。
第2情報N2は、開始会議Mの日時情報62を示す。第2実施形態では、第2情報N2の示す日時は、日時「11:00-12:00」である。
第3情報N3は、開始会議MのSSID65を示す。第6実施形態では、第3情報N3の示すSSIDは、SSID「roomA」である。
図7及び図18に示すように、所定情報9が開始会議情報Nに適合することは、第1条件と、第2条件と、第3条件とが満たされることを示す。
第1条件が満たされることは、所定情報9のID情報441であるID「PPP」が、第1情報N1の示すID「PPP」、及びID「QQQ」のうちのいずれかのIDと一致していることを示す。第6実施形態では、ID情報441と第1情報N1とではID「PPP」が一致しているので、第1条件が満たされる。
第2条件が満たされることは、所定情報9の時刻情報94である時刻「T」が、第2情報N2の示す日時「11:00-12:00」の終了時刻「12:00」よりも前の時刻であることを示す。第6実施形態では、時刻情報94の時刻「T」が、終了時刻「12:00」よりも前の時刻の場合、第2条件が満たされる。
第3条件が満たされることは、所定情報9のSSID93が、第3情報N3の示すSSID「roomA」と一致していることを示す。
第1条件~第3条件の全てが満たされると、所定情報9が開始会議情報Nに適合していると制御部23が判定する(ステップS22bで、Yes)。その結果、処理がステップS23に移行する。
第1条件~第3条件のうちの少なくとも1つの条件が満たされないと、所定情報9が開始会議情報Nに適合していないと制御部23が判定する(ステップS22bで、No)。その結果、処理がステップS14に移行する。
以上、図17及び図18を参照して説明したように、所定情報9が開始会議情報Nに適合するとサーバ2が判定した場合に、共有装置33が接続処理を実行する。従って、共有装置33に情報端末4を容易に無線接続することができる。
なお、第2実施形態~第4実施形態の変形例として、ステップS10、ステップS11、及びステップS20に代えて、第6実施形態のステップS20a、ステップS20b、及びステップS10aに示すように、サーバ2が情報端末4に対して開始会議Mを通知するように構成してもよい。この場合、ステップS15、及びステップS22に代えて、第6実施形態のステップS15b及びステップS22bに示すように、所定情報9が開始会議情報Nに適合するとサーバ2が判定した場合に、共有装置33が接続処理を実行するように構成する。
なお、第4実施形態の変形例として、第6実施形態のステップS20a、ステップS20b、及びステップS10aに示す処理が行われる場合、第4実施形態のステップS13c(図15参照)とは異なり、案内を出した本人であるか否かを判定する処理をサーバ2が行う。そして、案内を出した本人であるとサーバ2が判定すると、サーバ2が情報端末4に対して開始情報を送信する。これに対し、案内を出した本人でないとサーバ2が判定すると、サーバ2が情報端末4に対して開始情報を送信せず、処理が終了する。
以上、図面(図1~図18)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で実施することが可能である(例えば、(1))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)第1実施形態から第5実施形態では、本発明の出力装置の一例として表示装置31が用いられる。しかし、出力装置はこれに限定されない。出力装置は、情報を出力する装置であればよい。
出力装置は、例えば、音声を出力する音声出力装置でもよい。音声出力装置は、例えば、スピーカを含む。この場合、情報端末4が接続処理を実行することで、情報端末4から共有装置33に対して会議に関する音声データが送信される。そして、共有装置33は、音声データが示す音声を音声出力装置に出力させる。その結果、音声出力装置を介して会議参加者の間で音声が共有される。
本発明は、情報処理システム、情報端末、表示機器、及び情報処理方法の分野に利用可能である。
1 情報処理システム
2 サーバ
4 情報端末
6 管理テーブル
8 スケジュール情報
9 所定情報
31 表示装置
33 共有装置
46 表示画像(情報端末に表示中の画像)
63a 登録会議室
91 所定日時情報
92 開始会議室
93 SSID(情報端末により検出された共有装置の識別情報)
441 所定の会議参加者のID情報
M 開始会議
U 所定の会議参加者
R2 受付オブジェクト
2 サーバ
4 情報端末
6 管理テーブル
8 スケジュール情報
9 所定情報
31 表示装置
33 共有装置
46 表示画像(情報端末に表示中の画像)
63a 登録会議室
91 所定日時情報
92 開始会議室
93 SSID(情報端末により検出された共有装置の識別情報)
441 所定の会議参加者のID情報
M 開始会議
U 所定の会議参加者
R2 受付オブジェクト
Claims (11)
- 会議に参加する参加者の会議のスケジュールを示すスケジュール情報に基づき、所定時間内に開始予定の会議への参加を受け付ける受付オブジェクトを情報端末の表示部に表示する表示ステップと、
前記情報端末が前記受付オブジェクトへの操作を受け付けた場合、共有装置と前記情報端末との無線接続が確立される通信ステップと
を含む、情報処理方法。 - 前記表示ステップに先立って、
前記スケジュール情報に基づき、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議が存在するか否かを前記情報端末が判定するステップをさらに含む、請求項1に記載の情報処理方法。 - 前記通信ステップにおいて、前記会議が行われる会議室の識別情報と対応付けられた共有装置が前記情報端末に検出されることにより、検出された前記共有装置と前記情報端末との無線接続が確立される、請求項1または請求項2に記載の情報処理方法。
- 前記通信ステップにおいて、前記情報端末が前記共有装置を検出した後、前記共有装置に接続された処理装置が、前記情報端末を接続する接続処理を実行するように前記共有装置に対して指示することにより、前記共有装置は、前記情報端末を無線接続する処理を行う、請求項3に記載の情報処理方法。
- 前記通信ステップにおいて、前記共有装置と前記情報端末との無線接続が確立された後、前記情報端末の前記表示部に表示中の画像が、前記共有装置に接続された表示装置に表示される、請求項1または請求項2に記載の情報処理方法。
- 会議に参加する参加者の会議のスケジュールを示すスケジュール情報に基づき、所定時間内に開始予定の会議への参加を受け付ける受付オブジェクトを情報端末の表示部に表示する表示ステップと、
前記情報端末が前記受付オブジェクトへの操作を受け付けた場合、共有装置と前記情報端末との無線接続を確立する通信ステップと
をコンピューターに実行させる、プログラム。 - 表示部を有する情報端末と、
前記情報端末と接続可能な共有装置と
を備え、
前記情報端末は、会議に参加する参加者の会議のスケジュールを示すスケジュール情報に基づき、所定時間内に開始予定の会議への参加を受け付ける受付オブジェクトを前記表示部に表示し、
前記情報端末が前記受付オブジェクトへの操作を受け付けた場合、前記共有装置と前記情報端末との無線接続を確立する、情報処理システム。 - 前記情報端末は、
前記スケジュール情報に基づき、現在時刻から所定時間内に開始予定の会議が存在するか否かを判定し、
前記会議が存在すると判定した場合、前記受付オブジェクトを前記表示部に表示する、請求項7に記載の情報処理システム。 - 前記受付オブジェクトへの操作を前記情報端末が受け付け、かつ、前記会議が行われる会議室の識別情報と対応付けられた前記共有装置を前記情報端末が検出した後に、検出された前記共有装置と前記情報端末との無線接続を確立する、請求項7または請求項8に記載の情報処理システム。
- 前記共有装置に接続された処理装置を備え、
前記情報端末が前記共有装置を検出した後、前記処理装置が、前記情報端末を接続する接続処理を実行するように前記共有装置に対して指示し、
前記共有装置は、前記情報端末を無線接続する処理を行う、請求項9に記載の情報処理システム。 - 前記共有装置に接続された表示装置を備え、
前記共有装置と前記情報端末との無線接続が確立された後、前記共有装置は、前記情報端末の前記表示部に表示中の画像を前記表示装置に表示させる、請求項7または請求項8に記載の情報処理システム。
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- 2023-01-25 JP JP2023009506A patent/JP2023053977A/ja active Pending
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