JP2023028341A - 飲料供給装置 - Google Patents

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【課題】飲料の供給機会の低減を抑制すること。【解決手段】装置本体2の内部に設けられた飲料抽出部30で抽出した飲料を、該装置本体2に設けられた飲料供給部10に載置されたカップCに供給する飲料供給装置1であって、飲料抽出部30による飲料の抽出により生じた抽出滓Kを堆積させる堆積部52と、堆積部52の上方域に配置され、かつ水平方向に沿って往復変位することで複数のレーキ部61により該堆積部52に堆積された抽出滓Kを均す均し機構60とを備え、均し機構60は、飲料抽出部30から払い出された抽出滓Kが複数のレーキ部61の相互間を通過して堆積部52に堆積される態様で、該複数のレーキ部61が配置されて成るものである。【選択図】図4

Description

本発明は、飲料供給装置に関するものである。
従来、容器に対して飲料を供給する飲料供給装置として次のようなものが知られている。すなわち、前面開口が前面扉により開閉される本体キャビネットの内部に配設された飲料抽出部にて、粉砕された原料と湯とから飲料を抽出し、抽出した飲料をカップ等の容器に供給するものである。かかる飲料供給装置では、飲料抽出部による飲料の抽出により生ずる抽出滓を収容する収容箱が本体キャビネットの内部に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-190238号公報
上述した特許文献1には明示されていないが、飲料供給装置で供給する飲料が例えば緑茶や紅茶等の場合、飲料抽出部による飲料の抽出により生ずる抽出滓は茶葉である。そのような茶葉を水分とともに収容箱に収容すると、該収容箱の内部にカビ等が発生してしまい衛生的ではないため、茶葉(抽出滓)を水分とは分離させて堆積させることが望ましい。
しかしながら、抽出滓である茶葉を堆積させた場合、その堆積物は非常に崩れにくく早期に山状に積み重なってしまうという特質を有している。このように抽出滓が早期に山状に積み重なってしまうと、その頂点部分が飲料抽出部に干渉してしまい、飲料抽出部での飲料の抽出が困難となって抽出滓の廃棄作業が必要であった。かかる廃棄作業を行わなければ、結果的に、飲料の供給機会の低減を招来することとなる。
そこで、抽出滓の堆積物を振動等で崩すことで該抽出滓が飲料抽出部に干渉することを抑制し、飲料の供給機会の低減を抑制することが考えられるが、堆積物は振動等でも崩れにくく、飲料の供給機会の低減を抑制することが困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、飲料の供給機会の低減を抑制することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る飲料供給装置は、装置本体の内部に設けられた飲料抽出部で抽出した飲料を、該装置本体に設けられた飲料供給部に載置された容器に供給する飲料供給装置であって、前記飲料抽出部による飲料の抽出により生じた抽出滓を堆積させる堆積部と、前記堆積部の上方域に配置され、かつ水平方向に沿って往復変位することで複数のレーキ部により該堆積部に堆積された抽出滓を均す均し機構とを備え、前記均し機構は、前記飲料抽出部から払い出された前記抽出滓が前記複数のレーキ部の相互間を通過して前記堆積部に堆積される態様で、該複数のレーキ部が配置されて成ることを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記堆積部は、前記抽出滓を収容する収容箱に対して着脱可能に設けられ、かつ前記抽出滓の固形成分を水分と分離した状態で堆積させることを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記均し機構は、前記複数のレーキ部が変位方向に対して直交する方向に沿って延在するとともに、互いに平行となる態様で配置されて成ることを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記均し機構は、前記飲料抽出部による飲料の抽出動作毎に往復変位することを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記飲料抽出部は、茶葉と湯とにより前記飲料を抽出するものであり、前記堆積部は、飲料の抽出に用いられた茶葉を堆積させることを特徴とする。
本発明によれば、堆積部が、飲料抽出部による飲料の抽出により生じた抽出滓を堆積させ、堆積部の上方域に配置された均し機構が、飲料抽出部から払い出された抽出滓が複数のレーキ部の相互間を通過して堆積部に堆積される態様で、該複数のレーキ部が配置されて成るので、該均し機構が水平方向に沿って往復変位することにより、複数のレーキ部で抽出滓を崩すことができ、平板状に均すことができる。このように抽出滓を平板状に均すことができるので、抽出滓が飲料抽出部に早期に干渉することを抑制でき、飲料の供給機会の低減を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の一部の構成要素を分離させて示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の各構成要素を模式的に示す模式図である。 図4は、図3に示した収容箱に配置された堆積手段及び均し機構を示す断面図である。 図5は、図3に示した均し機構を示す平面図である。 図6は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図7は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図8は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図9は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図10は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図11は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図12は、図3に示した制御部による飲料の供給の手順を示す模式図である。 図13は、図4に示した均し機構による動作を説明するものであり、(a)が断面図で、(b)が平面図である。 図14は、図4に示した均し機構による動作を説明するものであり、(a)が断面図で、(b)が平面図である。 図15は、図4に示した均し機構による動作を説明するものであり、(a)が断面図で、(b)が平面図である。 図16は、均し機構の往復変位の変形例を説明するための説明図である。 図17は、均し機構の往復変位の他の変形例を説明するための説明図である。 図18の(a)~(c)は、均し機構の変形例を示す平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1~図3は、それぞれ本発明の実施の形態である飲料供給装置を示すものであり、図1は、外観構成を示す斜視図であり、図2は、一部の構成要素を分離させて示す斜視図であり、図3は、各構成要素を模式的に示す模式図である。ここで例示する飲料供給装置1は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置されるものであり、装置本体2を備えている。
装置本体2は、本体キャビネット3及び前面扉4を備えて構成されている。本体キャビネット3は、前面に図示せぬ開口(以下、前面開口ともいう)を有した略直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット3には、飲料供給部10、飲料抽出部30、堆積手段50、均し機構60及び制御部70が設けられている。
飲料供給部10は、本体キャビネット3の前方下部に設けられており、ステージ11を有している。ステージ11は、容器であるカップCを載置させるものであり、円弧状のストッパ11aが設けられている。かかるステージ11の下部には、図には明示しないが、飲料等の排水を貯留する排水トレイが設置されている。
上記ステージ11の上方にはノズル12が設けられている。ノズル12は、飲料抽出部30に接続された状態で、図示せぬ支持部材を介して本体キャビネット3に取り付けられている。
前面扉4は、本体キャビネット3の前面開口を開閉する扉体であり、本体キャビネット3の前方側の左側縁部において、軸支部により上下方向に沿って延在する軸部の中心軸回りに揺動可能に設けられている。
この前面扉4は、前面が接客面を構成しており、表示部21、開口部22及び開閉扉23を有している。表示部21は、例えば液晶タッチパネルにより構成されており、制御部70からの指令に基づき各種情報を表示するとともに、タッチ操作等の入力操作が可能である。この表示部21は、タッチ操作等の入力操作が行われた場合、所定の信号を制御部70に与えるものである。
開口部22は、表示部21の下方側に設けられており、飲料供給部10を前方に向けて露出させるものである。開閉扉23は、例えば透明な樹脂等の透光性材料により構成されるものであり、開口部22を覆うのに十分な大きさを有している。この開閉扉23は、左側端部が前面扉4に軸支されており、前後方向に沿って揺動可能なものである。つまり開閉扉23は、飲料供給部10に対して近接離反する態様で前後方向に沿って揺動可能であり、飲料供給部10に近接する態様で後方に揺動する場合に開口部22を閉成させることが可能であり、飲料供給部10から離隔する態様で前方に揺動する場合に開口部22を開成させることが可能である。
飲料抽出部30は、原料箱31、粉砕機33、給湯手段35、抽出機37、収容箱39、加圧空気供給ライン41及び排水ライン43を備えて構成されている。
原料箱31は、飲料原料である例えば紅茶等の茶葉を収容するものである。この原料箱31には、原料供給駆動部311が設けられている。原料供給駆動部311は、制御部70から駆動指令が与えられた場合に駆動するものである。かかる原料供給駆動部311は、駆動指令に含まれる所定量の飲料原料(茶葉)を払い出すものである。
粉砕機33は、いわゆるミルと称されるもので、制御部70から駆動指令が与えられた場合に駆動するものである。この粉砕機33は、原料箱31の下方域に設置されており、該原料箱31に原料シュート32を介して連結されている。
上記粉砕機33は、駆動する場合に、原料箱31から払い出されるとともに原料シュート32により案内された茶葉を粉砕し、粉シュート34を通じて粉砕した茶葉(以下、粉砕茶葉ともいう)を抽出機37に投入するものである。ここで粉シュート34は、樹脂により各構成要素が一体化されて構成されている。
給湯手段35は、抽出機37に湯を供給するためのものであり、湯タンク351、定量ポンプ352、補助タンク353、給湯ポンプ354及び逆止弁355が、給湯配管により構成される給湯ライン356に順次接続されて構成されている。
湯タンク351は、図示せぬ水供給手段から供給された水道水等の水をヒータ351aにより加熱して湯として貯留するものである。定量ポンプ352は、制御部70から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合には、湯タンク351から補助タンク353に定量の湯を送出するものである。補助タンク353は、湯タンク351より容積が小さいものであり、定量ポンプ352により送出された湯を一時的に貯留するものである。給湯ポンプ354は、制御部70から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合には、補助タンク353の湯を加圧して抽出機37に送出するものである。この給湯ポンプ354は、送出量が定量ポンプ352の送出量よりも大きくなるようにされている。逆止弁355は、給湯ポンプ354から送出された湯が抽出機37に向けて通過することを許容する一方、抽出機37から補助タンク353に向けて湯が通過することを規制する弁体である。この逆止弁355は、図には明示していないが、湯タンク351に熱的に接続された状態で配置されている。
抽出機37は、いわゆるブリュアユニットと称されるものであり、粉砕機33から粉シュート34を介して投入された粉砕茶葉と、給湯手段35により供給された湯とから紅茶を抽出するものである。
このような抽出機37には、飲料供給ライン38が接続されている。飲料供給ライン38は、単独の飲料供給配管により、あるいは複数の飲料供給配管を接続して構成されており、抽出機37で抽出された紅茶をノズル12まで供給するものである。
この飲料供給ライン38には、その途中に第1ピンチバルブ381が設けられている。この第1ピンチバルブ381は、制御部70から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に流体の通過を規制するものである。
かかる抽出機37は、シリンダ371、蓋体372、フィルタブロック373及びスクレーパ374を備えて構成されている。シリンダ371は、略円筒状の形態を成しており、本体キャビネット3に対して着脱可能に設けられている。
蓋体372は、アクチュエータである蓋体駆動部372aが制御部70から与えられる指令により駆動することにより、シリンダ371の上面開口に対して近接離反する態様で移動するもので、シリンダ371の上面開口を開閉するものである。この蓋体372には、図に明示しないが、粉シュート34を通じて供給された粉砕茶葉がシリンダ371に投入されることを許容する孔や、給湯手段35により供給された湯がシリンダ371に投入されることを許容する孔が形成されている。
フィルタブロック373は、シリンダ371の下方に配置されており、上記飲料供給ライン38に接続されている。このフィルタブロック373は、複数の抽出孔が形成された円板状の金属製のメッシュ部材(図示せず)を備えている。かかるフィルタブロック373は、アクチュエータであるフィルタブロック駆動部373aが制御部70から与えられる指令により駆動することで、シリンダ371に対し近接離反する態様で上下に移動するものである。そして、フィルタブロック373は、最も上方に移動した場合にシリンダ371の下面開口を閉塞するものである。
スクレーパ374は、スクレーパ本体3741とスクレーパ作用部3742とを備えて構成されている。スクレーパ本体3741は、矩形枠状に形成されている。スクレーパ作用部3742は、例えばゴム等の樹脂材料から構成されており、スクレーパ本体3741の前端部より下方に突出する態様で設けられている。
そのようなスクレーパ374は、アクチュエータであるスクレーパ駆動部374aが制御部70から与えられる指令により駆動することで、前後方向に沿って移動するものである。より詳細には、スクレーパ374は、スクレーパ作用部3742がフィルタブロック373よりも後方となる後端位置と、スクレーパ作用部3742がフィルタブロック373よりも前方となる前端位置との間で、前後方向に沿って移動可能に設置されている。そして、スクレーパ374は、常態においては後端位置に配置され、後端位置から前端位置へ移動することにより最も下方に移動したフィルタブロック373のメッシュ部材の上面をスクレーパ作用部3742の先端が摺接することが可能であり、メッシュ部材に載置された抽出滓K(図4等参照)を除去するものである。
収容箱39は、抽出機37の下方に配置されており、飲料抽出部30での飲料の抽出により生じた抽出滓Kを収容するものである。かかる収容箱39は、本体キャビネット3の前面開口が開成された場合に、該前面開口を通じて取り出すことが可能なものであり、抽出機37等の構成要素との干渉を防ぐために、前方箱上部391よりも後方箱上部392が低くなるように形成されている。
加圧空気供給ライン41は、複数の加圧空気供給配管を接続して構成されており、一端が蓋体372に接続されるとともに、他端が飲料供給ライン38の途中に接続されている。この加圧空気供給ライン41には、エアポンプ411、第2ピンチバルブ412及び第3ピンチバルブ413が設けられている。
エアポンプ411は、制御部70から与えられる指令に応じて駆動するものであり、空気を圧縮して送出するものである。第2ピンチバルブ412は、エアポンプ411よりも一端側(蓋体372側)に設けられている。この第2ピンチバルブ412は、制御部70から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に流体の通過を規制するものである。第3ピンチバルブ413は、エアポンプ411よりも他端側(飲料供給ライン38側)に設けられている。この第3ピンチバルブ413は、制御部70から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に流体の通過を規制するものである。
排水ライン43は、単数若しくは複数の排水配管を接続して構成されており、飲料供給ライン38の途中から分岐して収容箱39の上方域に延在する態様で設けられている。この排水ライン43には、第4ピンチバルブ431が設けられている。この第4ピンチバルブ431は、制御部70から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に廃液等の流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に廃液等の流体の通過を規制するものである。
これにより収容箱39は、抽出機37による飲料の抽出により生じた抽出滓K、並びに抽出機37の洗浄により生じた廃液を収容するものである。
堆積手段50は、図4に示すように、堆積支持部51及び堆積部52を備えて構成されている。堆積支持部51は、例えば板金等を加工して形成されたものであり、収容箱39の前方箱上部391の上端部分にフック部511が係止されることで設けられている。
堆積部52は、複数の通過孔521が形成された平板状部材であり、堆積支持部51の下方部分に形成された矩形状開口512を閉塞する態様で設けられている。
このような堆積部52は、堆積支持部51が収容箱39との係止状態から解除されることにより収容箱39から離脱可能であり、該収容箱39に着脱可能に設けられている。そして堆積部52は、詳細は後述するが、抽出機37による飲料の抽出により生じた抽出滓Kを堆積させるものであり、通過孔521を通じて該抽出滓Kに含まれる水分を通過させることにより、該抽出滓Kに含まれる茶葉成分(固形成分)を水分から分離させて堆積させるものである。
均し機構60は、堆積手段50を構成する堆積部52の上方域であって、収容箱39の前方箱上部391の上端部分よりも下方となる個所に配置されている。この均し機構60は、図5にも示すように、左右方向に沿って直線上に延在する前後一対のレーキ部61と、これらレーキ部61の両端部同士を連結する左右一対の連結部62とが一体的に成形されて構成されている。レーキ部61は、下端部分が連結部62の下端部分よりも下方に突出している。
そのような均し機構60は、アクチュエータである均し機構駆動部60aが制御部70から与えられる指令により駆動することで、前後方向に沿って移動するものである。より詳細には、均し機構60は、前方側のレーキ部61が堆積部52の前端部の上方に配置される前方位置と、後方側のレーキ部61が堆積部52の後端部の上方に配置される後方位置との間で、前後方向に沿って移動可能に設置されている。つまり複数のレーキ部61は、変位方向に対して直交する方向に沿って延在するとともに、互いに平行となる態様で配置されて成る。
そして、均し機構60は、図4に示したように、常態においては前方位置に配置されており、より詳細に説明すると、抽出機37から払い出された抽出滓Kが複数のレーキ部61の相互間を通過して堆積部52に堆積される態様で、該複数のレーキ部61が配置されている。
制御部70は、図示せぬ記憶部に記憶されたプログラムやデータにしたがって飲料供給装置1の各部の動作を統括的に制御するものである。尚、制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
以上のような構成を有する飲料供給装置1では、次のようにして飲料供給部10のステージ11に載置されたカップCに対して、紅茶飲料を供給することができる。尚、前提として、湯タンク351では、所定の温度の湯が生成されて貯留されているものとし、第1ピンチバルブ381、第2ピンチバルブ412及び第4ピンチバルブ431が閉状態で、第3ピンチバルブ413が開状態にあるものとする。
利用者により表示部21がタッチ操作されることにより、選択された飲料の販売信号が与えられた制御部70は、図6に示すように、フィルタブロック373を上方に向けて移動させた後、原料供給駆動部311に駆動指令を与えて該飲料に対応した量の茶葉を粉砕機33に払い出させ、粉砕機33に駆動指令を与えて茶葉を粉砕させて抽出機37に投入させる。その後、原料供給駆動部311の駆動を停止させる。
制御部70は、定量ポンプ352を駆動させて湯タンク351から定量の湯を補助タンク353に送出しつつ、給湯ポンプ354を駆動させて補助タンク353の湯を加圧して抽出機37に送出することで、湯を抽出機37に投入させる。その後、定量ポンプ352及び給湯ポンプ354の駆動を停止させる。
そして、制御部70は、エアポンプ411を駆動させることにより、図7に示すように、飲料供給ライン38の一部を利用して、シリンダ371に加圧空気(撹拌用の加圧空気)を供給して粉砕茶葉と湯とを撹拌(強制撹拌)させる。その後、エアポンプ411の駆動を停止させる。
そのようにして粉砕茶葉と湯とを強制撹拌させた制御部70は、蓋体372を下方に移動させてシリンダ371の上面開口を閉成させ、第3ピンチバルブ413を閉状態にして、第1ピンチバルブ381及び第2ピンチバルブ412を開状態にさせ、エアポンプ411を駆動させる。尚、第4ピンチバルブ431は閉状態に維持させる。
これにより、図8に示すように、シリンダ371に加圧空気(抽出用の加圧空気)を供給することで、紅茶が抽出され、抽出された紅茶が飲料供給ライン38を介してノズル12まで供給され、ノズル12よりカップCに吐出される。
所定量の紅茶がカップCに吐出されることで供給されると、制御部70は、定量ポンプ352、給湯ポンプ354及びエアポンプ411の駆動を停止させる。これにより利用者は、開閉扉23を開く方向に揺動させて飲料供給部10よりカップCを取り出すことができる。
その後に制御部70は、蓋体372を上方に移動させてシリンダ371の上面開口を開成させることにより、シリンダ371の内圧を開放させる。そして制御部70は、抽出機37に給湯手段35より湯を供給してシリンダ371の内部を洗浄し、第4ピンチバルブ431を開状態にさせて、図9に示すように排水ライン43を経由して抽出機37に残った水を廃液として収容箱39に排出させる。
そのようにして廃液を排出させた制御部70は、第4ピンチバルブ431を閉状態にさせ、図10に示すように、フィルタブロック373を下方に移動させる。そして、制御部70は、スクレーパ駆動部374aを駆動させることにより、図11及び図12に示すように、後端位置から前端位置に向けてスクレーパ374を前方に向けて移動させる。これにより、スクレーパ作用部3742の先端がフィルタブロック373のメッシュ部材の上面を摺接し、該メッシュ部材に載置された抽出滓Kが抽出機37から払い出される。尚、スクレーパ374は、前端位置から後端位置に移動した後にスクレーパ駆動部374aが制御部70からの指令により駆動停止することで、後端位置に配置される。
このようにして抽出機37から払い出された抽出滓Kは、図13の(a)及び(b)に示すように、均し機構60における2つのレーキ部61の相互間を通じて堆積部52に堆積する。この場合において、抽出滓Kに含まれる水分は、通過孔521を通じて収容箱39に滴下され、抽出滓Kに含まれる固形成分(茶葉)が堆積部52に堆積する。
そして、制御部70は、均し機構駆動部60aを駆動させて均し機構60を、前方位置から後方位置に向けて後方に変位させた後に後方位置から前方位置に向けて前方に変位させる往復変位を少なくとも1回以上行わせる。
このように均し機構60が前方位置から後方位置に向けて変位することにより、図14の(a)及び(b)に示すように、前方側のレーキ部61で抽出滓K(固形成分)を後方だけでなく左方や右方にも崩しつつ均すことができる。そして、均し機構60が後方位置から前方位置に向けて変位することにより、図15の(a)及び(b)に示すように、後方側のレーキ部61で抽出滓K(固形成分)を前方だけでなく左方や右方にも崩しつつ均すことができる。
そのような均し機構60の往復変位を1回以上行うことにより、堆積部52に堆積された抽出滓Kを平板状に均すことができる。かかる均し機構60の往復変位の終了後、今回の紅茶の供給を終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態である飲料供給装置1においては、収容箱39に着脱可能に設けられた堆積部52が飲料抽出部30による飲料の抽出により生じた抽出滓Kを堆積させ、堆積部52の上方域に配置された均し機構60が、飲料抽出部30から払い出された抽出滓Kが前後一対のレーキ部61の相互間を通過して堆積部52に堆積される態様で、該レーキ部61が配置されて成るので、該均し機構60が前後方向に沿って往復変位することにより、複数のレーキ部61で抽出滓Kを崩すことができ、平板状に均すことができる。このように抽出滓Kを平板状に均すことができるので、抽出滓Kが飲料抽出部30に早期に干渉することを抑制でき、飲料の供給機会の低減を抑制することができる。
また上記飲料供給装置1によれば、堆積部52が収容箱39から着脱可能に設けられているので、堆積部52を収容箱39から離脱させることで該堆積部52に堆積された抽出滓Kを容易に廃棄することができる。
更に上記飲料供給装置1によれば、堆積部52が、抽出滓Kの固形成分である茶葉成分を水分と分離した状態で堆積させるので、堆積させた抽出滓Kにカビ等が発生することを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、均し機構60は、前後方向に沿って往復変位するものであったが、均し機構60は、次のようにして往復変位するものであってもよい。
すなわち図16に示すように、均し機構60が前方位置に配置される場合は左方から右方への変位が可能であり、均し機構60が後方位置に配置される場合は右方から左方への変位が可能である。これにより、均し機構60が前方位置から後方位置に向けて変位する場合と、後方位置から前方位置に向けて変位する場合とにおいて、その通過経路を異なるようにしてもよい。このように前後変位で通過経路が異なるので、抽出滓Kを左方及び右方へより積極的に崩すことができ、該抽出滓Kを良好に均すことができる。
また図17に示すように、均し機構60が、前方位置から後方位置に向けて変位する場合には、直線上ではなく僅かに右方に湾曲した経路を移動するようにし、後方位置から前方位置に向けて変位する場合には、直線上ではなく僅かに左方に湾曲した経路を移動するようにしてもよい。これによっても、均し機構60が前方位置から後方位置に向けて変位する場合と、後方位置から前方位置に向けて変位する場合とにおいて、その通過経路を異なるようにすることができる。このように前後変位で通過経路が異なるので、抽出滓Kを左方及び右方へより積極的に崩すことができ、該抽出滓Kを良好に均すことができる。
つまり、本発明においては、均し機構が前後方向に限られず水平方向に沿って往復変位可能である。
上述した実施の形態では、堆積部52が抽出滓Kにおける固形成分である茶葉成分を堆積させるものであったが、本発明においては、堆積部が固形成分だけでなく抽出滓を堆積させるものであってもよい。
上述した実施の形態では、均し機構60を構成する連結部62は、左右方向に沿って直線上に延在する前後一対のレーキ部61の両端部同士を連結する左右一対のものであったが、本発明においては、図18の(a)に示すように、連結部63が前後一対のレーキ部61の一端部同士を連結するものであってもよいし、図18の(b)に示すように、連結部64が前後一対のレーキ部61の中央部分同士を連結するものであってもよい。
上述した実施の形態では、均し機構60を構成するレーキ部61は、左右方向に沿って直線上に延在するものであったが、本発明においては、図18の(c)に示すように、前方側のレーキ部65が、中央部分が後方に向けて突出する態様で屈曲形状を成し、後方側のレーキ部66が、中央部分が前方に向けて突出する態様で屈曲形状を成していてもよい。
このように各レーキ部65,66が屈曲形状を成すことにより、均し機構60′が前方位置から後方位置に向けて変位する場合には、前方側のレーキ部65が抽出滓を後方に崩しつつ、その屈曲形状により左方及び右方に向けても積極的に崩すことができ、均し機構60′が後方位置から前方位置に向けて変位する場合には、後方側のレーキ部66が抽出滓を前方に崩しつつ、その屈曲形状により左方及び右方に向けても積極的に崩すことができ、該抽出滓を良好に均すことができる。
上述した実施の形態では言及していないが、本発明においては、レーキ部の下端部分は、抵抗の低減化を図るために、櫛刃形状を成してもよいし、二枚刃や三枚刃形状を成してもよい。
上述した実施の形態では言及していないが、本発明においては、堆積部に対して送風を行うファン等を設けてもよい。かかるファンによる送風により、堆積部に堆積された抽出滓(茶葉等の固形成分)を早期に乾燥させることができる。またヒータを内蔵するファンにより熱風を送出することにより、堆積部に堆積された抽出滓を早期に乾燥させつつ香りを装置本体の外部に送出することで集客効果の向上を図ることができる。更に、上記ファンに代えて除湿材等を堆積部の近傍に配設するようにし、抽出滓の乾燥を促すようにしてもよい。
1…飲料供給装置、2…装置本体、3…本体キャビネット、4…前面扉、10…飲料供給部、11…ステージ、12…ノズル、30…飲料抽出部、31…原料箱、33…粉砕機、35…給湯手段、37…抽出機、39…収容箱、41…加圧空気供給ライン、43…排水ライン、50…堆積手段、51…堆積支持部、52…堆積部、521…通過孔、60…均し機構、61…レーキ部、62…連結部、70…制御部、C…カップ、K…抽出滓。

Claims (5)

  1. 装置本体の内部に設けられた飲料抽出部で抽出した飲料を、該装置本体に設けられた飲料供給部に載置された容器に供給する飲料供給装置であって、
    前記飲料抽出部による飲料の抽出により生じた抽出滓を堆積させる堆積部と、
    前記堆積部の上方域に配置され、かつ水平方向に沿って往復変位することで複数のレーキ部により該堆積部に堆積された抽出滓を均す均し機構と
    を備え、
    前記均し機構は、前記飲料抽出部から払い出された前記抽出滓が前記複数のレーキ部の相互間を通過して前記堆積部に堆積される態様で、該複数のレーキ部が配置されて成ることを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記堆積部は、前記抽出滓を収容する収容箱に対して着脱可能に設けられ、かつ前記抽出滓の固形成分を水分と分離した状態で堆積させることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記均し機構は、前記複数のレーキ部が変位方向に対して直交する方向に沿って延在するとともに、互いに平行となる態様で配置されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料供給装置。
  4. 前記均し機構は、前記飲料抽出部による飲料の抽出動作毎に往復変位することを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の飲料供給装置。
  5. 前記飲料抽出部は、茶葉と湯とにより前記飲料を抽出するものであり、
    前記堆積部は、飲料の抽出に用いられた茶葉を堆積させることを特徴とする請求項2~4のいずれか1つに記載の飲料供給装置。
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