JP2023024106A - レーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工領域よりも大きい板金の加工が可能で省スペースなレーザ加工機を提供する。【解決手段】レーザ加工機(91)は、設置面(FL)の基準設置領域(RV1)の内側に設置される基台部(1)と、基台部(1)の上部に配置され、第1の位置と、設置面(FL)に対し投影領域(RV2)が基準設置領域(RV1)の外側に張り出す第2の位置との間で水平の第1方向に移動するパレット(7)と、基台部(1)の上方領域の内側を移動可能に設けられ、パレット(7)が第1の位置及び第2の位置のいずれにあってもパレット(7)に載置された板金(W)に向けレーザビームを射出する加工ヘッド(55)と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ加工機に関する。
特許文献1に、レーザ加工機において、ワークテーブル上の被加工物をクランプし同一方向に移動する第1クランプ及び第2クランプを備えたクランプ装置が記載されている。
このクランプ装置によれば、ワークテーブル上の被加工物のレーザ加工領域を、第1クランプ及び第2クランプを移動させることで容易に変えることができる。
特開平8-318389号公報
レーザ加工機は、一般に、例えばいわゆる4×8(1219mm×2438mm)の定尺板金を載置できるパレットを装備し、レーザ加工ヘッドを、パレットに載置された4×8の定尺板金の全領域を加工可能に二次元移動させる。
ところで、レーザ加工機は、例えば4×8の半分のサイズの4×4(1219mm×1219mm)の定尺板金の加工にも多用されている。使用者によっては、レーザ加工機で主として4×4の定尺板金の加工を行い、4×8の定尺板金を加工する頻度が少ない場合も多い。そのため、4×4の定尺板金を主に加工する使用者からは、レーザ加工機の省スペース化が要望されている。
この要望に対し、特許文献1に記載されたクランプ装置を適用すれば、ワークテーブルとして4×4の定尺板金に相当するサイズのパレットを備え、クランプ装置によりパレット上に載置された4×8の定尺板金を把持してその位置を移動し、加工領域を実質的に拡張するレーザ加工機も検討される。
しかしながら、板金が薄い場合には、板金のパレットから張り出した部分が自重で大きく撓むなどして加工に不具合が生じる虞がある。そのため、レーザ加工機は、省スペースでありながら、サイズの大きい板金の加工が可能であることが望まれている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は次の構成を有する。
設置面の基準設置領域の内側に設置される基台部と、前記基台部の上部に配置され、第1の位置と、前記設置面に対し投影領域が前記基準設置領域の外側に張り出す第2の位置との間で水平の第1方向に移動するパレットと、前記基台部の上方領域の内側を移動可能に設けられ、前記パレットが前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれにあっても前記パレットに載置された板金に向けレーザビームを射出するレーザ加工ヘッドと、
を備えたレーザ加工機である。
これにより、本発明の一態様は、パレットが第1の位置にあるときと第1の位置から移動した第2の位置にあるときとの両方でパレットに載置された加工対象の板金に対しレーザ加工できる。これにより、パレットが移動しない場合と比べて、加工対象の板金に対し加工領域よりも広い領域にレーザ加工をすることができ、加工領域よりも大きい板金の加工が可能で省スペースである。
本発明の一態様によれば、加工領域よりも大きい板金の加工が可能で省スペースである。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機91の通常状態を示す斜視図である。 図2は、レーザ加工機91のパレット7が張り出し位置にある状態での斜視図である。 図3は、レーザ加工機91のパレット7の移動状態を示す模式的前面図である。 図4は、レーザ加工機91のパレット7の位置及び加工可能な領域AR1を説明するための模式図であり、図4(a)はパレット7の基準位置、図4(b)はパレット7の張り出し位置を示している。 図5は、レーザ加工機91(図1参照)のパレット連結部6を示す前面図であり、図5(a)は通常の位置、図5(b)はパレット7を移動させる位置、図5(c)は過負荷時の状態を示している。 図6は、レーザ加工機91が備える回収ボックス11を示す断面図である。 図7Aは、レーザ加工機91が備えるスパッタガード装置13の動作を説明する第1の図であり、ガードプレート134を立てた状態が示されている。 図7Bはレーザ加工機91が備えるスパッタガード装置13を説明する第2の図であり、ガードプレート134を伏せた状態が示されている。 図8は、レーザ加工機91の構成を示すブロック図である。
(実施例)
本発明の実施の形態に係るレーザ加工機を、実施例のレーザ加工機91(図1参照)によって説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機91の通常状態を示す斜視図である。上下左右前後の各方向を図1に示される矢印の方向で規定する。また、左右方向を第1方向とする。
レーザ加工機91は、基台部1と、前後一対のサイドフレーム2,3と、キャレッジ部5,パレット7,制御部CTを含む制御装置81,レーザ発振器82,及び入力部83を有して構成されている。入力部83は、制御部CTの制御についての指示及び動作条件等を作業者が入力するためのものである。
基台部1は、概ね直方体状に組まれて設置面FLに設置される。基台部1の右方には、基台部1に連結されて箱状の制御装置81が配置されている。
サイドフレーム2,3は、基台部1の前縁部及び後縁部それぞれ平行に配置される。
キャレッジ部5は、前後一対の支柱51,52,キャレッジ本体部53,レーザ加工ヘッド55,パレット連結部6を備えている。
支柱51,52は、それぞれサイドフレーム2,3によって左右方向に移動可能に支持されている。キャレッジ本体部53は支柱51,52の上端部を前後方向に連結する梁状部材である。サイドフレーム2は、支柱51を左右方向に移動させるキャレッジ駆動部21を有する。
レーザ加工ヘッド55は、キャレッジ本体部53によって前後方向に移動可能に支持されている。キャレッジ本体部53は、レーザ加工ヘッド55を前後方向に移動させるヘッド駆動部531を有する。
パレット7は、枠体70,複数のスキッド71からなるスキッド群71G,及び複数のフリーボールベアリング72を有する。
枠体70は、基台部1と制御装置81とを合わせた左右方向の長さとほぼ同じ左右方向の長さを有し、上面視が長方形の扁平の枠状部材である。
図1において、枠体70の右縁部は、制御装置81と制御装置81の上方に離隔配置されたレーザ発振器82との間の隙間に進入している。
枠体70の上部には、上縁が先鋭な鋸刃状に形成された板状のスキッド71の複数枚が、前後方向に延びる立ち姿勢で左右方向に離隔して並設されている。
複数枚のスキッド71の群をスキッド群71Gと称する。枠体70において、スキッド群71Gは、例えば4×8(1219mm×2438mm)の定尺板金の全体を載置可能な領域で設けられている。
枠体70は、スキッド71の間に、スキッド71の上端の高さ位置に対する下方位置と上方位置との間で昇降する複数のフリーボールベアリング72を有する。複数のフリーボールベアリング72は、不図示のリンク機構により、手動で同期昇降できる。複数のフリーボールベアリング72は、手動に限らず、ベアリング駆動部721(図3参照)によって制御部CTの制御の下、自動で同期昇降させてもよい。
枠体70の前縁部には、板金を把持する複数のクランプ(不図示)が備えられている。複数のクランプは、スキッド群71Gに載置された、又は複数のフリーボールベアリング72に支持された板金を、制御部CTの制御の下で把持する。
レーザ発振器82は、例えばファイバレーザ発振器であり、レーザビームを生成してレーザ加工ヘッド55に供給する。レーザ加工ヘッド55は、供給されたレーザビームを光軸PLのレーザビームとして下方のパレット7に向け射出する。
図8は、レーザ加工機91の構成を示すブロック図である。図8に示されるように、キャレッジ駆動部21,ヘッド駆動部531,及びレーザ発振器82の動作は、制御部CTによって制御される。
これにより、図1に示されるように、レーザ加工機91は、パレット7に載置された板金に対し、レーザ加工ヘッド55を前後方向及び左右方向に2次元的に移動させて所望の加工経路でレーザ加工を行うことができる。
キャレッジ部5の左右方向の移動距離は、スキッド群71Gの左側の半分又は左側の半分より少し大きい距離である。この距離は、少なくとも4×4(1219mm×1219mm)の定尺板金の一辺の長さ以上である(後述する距離Lx1に相当する)。
このように、レーザ加工機91は、パレット7に載置した4×4の定尺板金の全領域に対し、レーザ加工できる。
図1に示される、基台部1及び制御装置81の上方に跨って位置するパレット7の位置を第1の位置である基準位置とする。
図2~図4に示されるように、レーザ加工機91は、パレット7が基準位置から左方へ所定の距離移動した第2の位置である張り出し位置との間で移動可能となっている。
図2は、レーザ加工機91のパレット7が張り出し位置にある状態での斜視図である。図3は、レーザ加工機91のパレット7の移動状態を示す模式的前面図である。図4は、レーザ加工機91のパレット7の位置及び加工可能な領域であるレーザ加工領域AR1を説明するための模式図であり、図4(a)はパレット7の基準位置、図4(b)はパレット7の張り出し位置を示している。
図3に示されるように、レーザ加工機91は、パレット7を直動させるリニアガイド76を有する。
リニアガイド76は、長尺のレール73と、レール73に係合してレール73に沿って移動する二つのスライダ74及びスライダ75を含んで構成されている。
レーザ加工機91において、レール73は、パレット7の枠体70の下面の前縁と後縁とにそれぞれ左右方向に延びる姿勢で一対取り付けられている。
レール73に係合したスライダ74及びスライダ75は、基台部1の左半分の領域に、左右方向に離隔して取り付けられている。
これにより、パレット7は、基台部1に対し、矢印DR3に示されるように基準位置から第1方向における水平の左方向に移動可能となっている。
パレット7の基準位置からの左方への最大移動距離は、4×4の定尺板金の一辺以上である(後述する距離L7に相当する)。
リニアガイド76のレール73がパレット7の枠体70側に取り付けられていることで、枠体70の曲げ剛性が向上している。
これにより、レーザ加工機91はレーザ加工における加工精度が向上している。
パレット7が左方に最大距離移動した位置を張り出し位置とする。
図2は、レーザ加工機91において、パレット7が張り出し位置にある状態が示されている。
図3に示されるように、パレット7が基準位置にあるときのレーザ加工機91の設置面FLへの設置領域を基準設置領域RV1とすると、基台部1は、基準設置領域RV1内に設置される。パレット7における張り出した部分の設置面FLへの投影領域である張り出し投影領域RV2は、基準設置領域RV1から張り出している。すなわち、設置面FLにレーザ加工機91以外の物を置いていない状態で、張り出し位置にあるパレット7は、基準設置領域RV1からはみ出した張り出し投影領域RV2に対応する部分が設置面FLと直接対向するようになっている。
基準設置領域RV1は、図3では、基台部1のみが設置される領域として模式的に示されているが、図1に示されるような制御装置81を含めたレーザ加工機91を設置するために必要な領域を意味する。
図2に示されるように、サイドフレーム3の内面のパレット7と対向する面には、左右方向に離隔して第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32が配置されている。第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32は、いわゆる近接センサでる。
パレット7が基準位置にあるとき、第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32は共にONとなり、パレット7が張り出し位置にあるときに第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32は共にOFFとなる。パレット7が基準位置と張り出し位置との間の中間にあるとき、第2パレットセンサ32がOFFで第1パレットセンサ31がONとなる。
第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32のON/OFFを示す検出信号は、制御部CTに向け出力される(図8参照)。
サイドフレーム2には、パレット7が基準位置及び張り出し位置にあるときに移動を禁止して位置をロックする第1パレットロック部22及び第2パレットロック部23を有する。第1パレットロック部22及び第2パレットロック部23は、例えば、ソレノイドの動作による凹凸嵌合によってパレット7の基台部1に対するロック及びロック解除を行う。
第1パレットロック部22及び第2パレットロック部23の動作は、制御部CTによって制御される(図8参照)。
次に、パレット7の移動と、パレット7に載置された加工対象の板金Wの加工領域について、図4を参照して説明する。
図4(a)において、パレット7の上には、ワークとして例えば4×8の定尺の板金Wが位置決め載置されている。
レーザ加工機91は、既述のように、パレット7が基準位置にあるときに、パレット7の右側部分がレーザ発振器82とその下の制御装置81(図1参照)との間に進入している。
図4(a)に示されるように、キャレッジ本体部53は、矢印DR1に示されるように、左右方向に距離Lx1の領域を移動する。また、レーザ加工ヘッド55は、キャレッジ本体部53に対し、矢印DR2に示されるように前後方向に距離Ly1の領域を移動する。
これにより、レーザ加工機91は、パレット7の左半分に概ね相当する、右上がりのハッチングで示された距離Lx1×距離Ly1の領域AR1が加工可能領域(加工領域)となっている。
図4(b)に示されるように、レーザ加工機91は、パレット7を基準位置から左方に最大で距離L7だけ移動可能となっている。距離L7は、距離Lx1よりも距離Laだけ短い。これにより、パレット7が基準位置にあるときの加工可能な領域AR1は、張り出し位置で領域ARW1となり、張り出し位置での加工可能な領域AR1と左右方向に距離Laの幅で領域が重なる。
すなわち、レーザ加工機91は、加工可能な領域が4×4の定尺板金相当の小さい領域に設定された省スペースな装置であっても、パレット7を移動させて加工することで加工可能な領域を相対的に拡張して4×8の定尺板金の加工が可能になっている。
図2に示されるように、パレット7は、第1パレットロック部22及び第2パレットロック部23のロックを解除した状態で、手動により基準位置と張り出し位置との間で移動可能である。また、次に図5を参照して説明するように、パレット連結部6によって、キャレッジ部5の移動に同期させて移動させてもよい。
図5は、レーザ加工機91のパレット連結部6を示す前面図であり、図5(a)は通常の位置、図5(b)はパレット7を移動させる位置、図5(c)は過負荷時の状態を示している。
パレット連結部6は、連結受容部61と連結駆動部62との組からなる。
連結受容部61は、パレット7の枠体70に固定されている。連結受容部61は、台座611と柱部612とを有する。柱部612の先端の上面である受容面613は、図5(a)に示されるように、前後方向に延びる中心軸線CL61を中心とする円筒面の一部として形成されている。
連結駆動部62は、ブラケット621,連結シリンダ622,移動柱624,及びローラ625を有する。
ブラケット621は、キャレッジ本体部53に固定されて右方に張り出した板状部材である。
連結シリンダ622は、ブラケット621に固定され、動作によって下端面から下方に突出した移動柱624を上下方向に移動する。連結シリンダ622の動作は制御部CT(図1及び図2参照)によって制御される。
図5(a)に示されるように、ローラ625は、移動柱624の下端に設けられた前後方向に延びる軸部材626を中心として回転する。ローラ625の外周面の半径は、受容面613の半径と同じか、わずかに小さい。
パレット7を移動させないときには、図5(a)に示されるように、制御部CT(図1及び図2参照)は、連結シリンダ622の移動柱624を上方に引き込んだ状態とし、連結受容部61と連結駆動部62とを離間させる。
この状態で、キャレッジ部5は、パレット7と連動せずに独立して移動する。
図5(b)に示されるように、パレット7を、基準位置から張り出し位置へ移動させる際、及び張り出し位置から基準位置に戻す移動をさせる際に、制御部CT(図1及び図2参照)は、連結シリンダ622の移動柱624を下方に押し出して、ローラ625を受容面613と接触させる又は受容面613の凹みの中に進入させる(矢印DR4参照)。この状態で、キャレッジ部5とパレット7とはパレット連結部6を介して連結し、キャレッジ部5の左右方向の移動に連動してパレット7も一体的に移動する。
具体的には、図1に示されるように、制御部CTは、キャレッジ駆動部21を動作させてキャレッジ部5を最右位置に移動する。キャレッジ部5が最右位置にあり、パレット7が基準位置にある状態で、連結駆動部62と連結受容部61とは連結可能である。
図5(b)に示されるように、制御部CT(図1参照)は、連結シリンダ622を動作させて連結駆動部62を連結受容部61に連結させる。
次いで、図1に示されるように、制御部CTは、第1ロックシリンダ221及び第2ロックシリンダ231を動作させてパレット7のロックを解除しパレット7を移動可能としたら、キャレッジ駆動部21を動作させてキャレッジ部5を最左位置に移動する。この移動に伴い、パレット連結部6によりキャレッジ部5と一体化したパレット7も左方に移動し、パレット7は張り出し位置に移動する。
図5(c)に示されるように、パレット連結部6は、パレット7の移動抵抗が所定値よりも大きくなった過負荷時に、自動的に連結が解除されるようになっている。
連結駆動部62の移動柱624は、連結シリンダ622の動作のために供給されるエアの圧力によって下方に押されている。
パレット連結部6が連結状態でキャレッジ部5が例えば右方向に移動しても、パレット7が何らかの理由で移動しない場合が図5(c)に示されている。
図5(c)に示されるように、ローラ625は、受容面613に沿って回転しながら移動柱624自体を、エアの圧力に抗して上方に押し上げる。
そして、ローラ625は、矢印DR5に示されるように受容面613の高くなっている端部を乗り越え、移動柱624は受容面613から離脱する。
これにより、連結駆動部62と連結受容部61との連結が解除されるようになっている。
上述のように本発明の一態様は、図4に示されるように、基台部1(図1参照)と、基台部1の上部に配置され、第1の位置と基台部1から第1の位置よりも張り出した第2の位置との間で移動するパレット7と、パレット7が第1の位置及び第2の位置のいずれにあってもパレット7に向けレーザビームを射出してパレット7に載置された板金Wにレーザ加工を行うレーザ加工ヘッド55と、を備えている。
これにより、この一態様は、加工領域AR1よりも大きい板金Wの加工が可能で省スペースである。
図6は、レーザ加工機91が備える回収ボックス11を示す断面図である。図7Aは、レーザ加工機91が備えるスパッタガード装置13の動作を説明する第1の図であり、ガードプレート134を立てた状態が示されている。図7Bはレーザ加工機91が備えるスパッタガード装置13の動作を説明する第2の図であり、ガードプレート134を伏せた状態が示されている。
図6,図7A,及び図7Bに示されるように、レーザ加工機91の基台部1には、加工領域に対応して回収ボックス11が配置されている。回収ボックス11は、レーザ加工において生じてスキッド71間の隙間から落下したドロス及びスクラップなどを受けるボックスであり、パレット7の下方に配置される。
また、レーザ加工機91には、空気を吸引する吸引装置(不図示)も備えられている。吸引装置は、回収ボックス11の内部の空気を吸引しフィルタを通して外部へ排出するようになっている。
この吸引装置による空気吸引により、レーザ加工で生じ飛散したスパッタも、多くは回収ボックス11を通して外部へ排出される。しかしながら、パレット7と回収ボックス11との間の隙間Gが大きく開口していると、回収ボックス11の内部の空間V11からその隙間Gを通して外部空間へ飛散し、製品に付着するなどして不具合の原因となる。
そこで、レーザ加工機91は、パレット7が基準位置及び張り出し位置のいずれの位置にあってもパレット7と回収ボックス11との間の隙間Gに大きな開口が生じないように、パレットガードプレート77及びスパッタガード装置13を有している。
図6におけるスパッタガード装置13の近傍の拡大図が図7Aであり、パレット7が基準位置に戻った状態の同じ部分を示す拡大図が図7Bである。
図6において、パレット7は張り出し位置にある。この状態で、回収ボックス11とパレット7との間の隙間Gは、スパッタガード装置13の起立したガードプレート134によって概ね塞がれている。
また、図6及び図7Aに示されるように、パレット7は、図7Aにおける右端部に下方に延出するガードサポータ78を有する。ガードサポータ78は、起立したガードプレート134に対し、上下方向において重なる部分が生じるように下方に延出している。また、ガードサポータ78は、左右方向については、図7Aに示されるように、起立したガードプレート134と接していてもよいし、わずかに隙間が生じるようになっていてもよい。
ガードサポータ78は、金属板材或いはゴム板材で形成される。
スパッタガード装置13は、ガードシリンダ131,ロッド132,固定プレート133,ガードプレート134,ヒンジ135,及びリンクプレート136を含んで構成されている。
ガードシリンダ131は、基台部1の右方に配置されている棚板12の上部に固定されている。ガードシリンダ131は、制御部CT(図1参照)の制御の下、ロッド132を出し入れする(矢印DR6参照)。
ロッド132の先端には、リンクプレート136の一端側が回動可能に連結され、リンクプレート136の他端側は、ガードプレート134に回動可能(矢印DR7参照)に連結されている。
図7Bに示されるように、ガードプレート134は、ヒンジ135を介して固定プレート133に対し前後方向の軸線まわりに回動可能となっている(矢印DR9参照)。
この構成により、ガードシリンダ131の動作に伴い、ガードプレート134は、ヒンジ135を支点として図7Aに示される起立姿勢と図7Bに示される伏臥姿勢との間で回動する。
図7Aに示されるように、制御部CT(図1参照)は、パレット7が張り出し位置にあるときガードシリンダ131を動作させてガードプレート134を起立姿勢にする。また、図7Bに示されるように、パレット7が基準位置にあるときガードシリンダ131を動作させてガードプレート134を伏臥姿勢とする。
一方、パレットガードプレート77は、パレット7の枠体70の下面に、パレット7が基準位置にあるときガードプレート134の替わりにパレット7と基台部1との間の隙間Gを塞ぐ位置に取り付けられている。
図2に示されるように、制御部CTは、ガードシリンダ131(図7A及び図7B参照)を動作させて行うガードプレート134の起立及び伏臥を、第1パレットセンサ31及び第2パレットセンサ32からの検出情報で把握されるパレット7の位置に応じて実行する。
上述のように本発明の一態様は、図6に示されるように、基台部1は、レーザ加工ヘッド55(図4参照)が動作可能なレーザ加工領域AR1(図4参照)に対応して回収ボックス11を備え、パレット7が第1の位置にあるときにパレット7と回収ボックス11との間の隙間Gを塞ぐパレットガードプレート77と、パレット7が第2の位置にあるときに隙間Gを塞ぐガードプレート134とを備えている。
これにより、レーザ加工機91は、パレット7の位置によらずレーザ加工で生じたスパッタが外部に飛散する可能性が小さく、製品の品質低下が生じにくい。
また、ガードプレート134は、パレット7が第1の位置にあるときに伏臥姿勢とされ、パレット7が第2の位置にあるときに起立して隙間Gを塞ぐようになっている。
そのため、ガードプレート134がパレット7の移動に干渉せず、パレット7が第2の位置にあるときに隙間Gをより広く塞ぐことができる。
これにより、レーザ加工機91は、パレット7の位置によらずレーザ加工で生じたスパッタが外部に飛散する可能性がより小さく、製品の品質低下がより生じにくくなっている。
また、パレット7が第1の位置及び第2の位置のいずれの位置にあっても、隙間Gをガードプレート134で塞ぐようにしてもよい。
この場合、パレットガードプレート77は不要とする。また、ガードサポータ78は、図7Aに示されるパレット端部と、パレットガードプレート77が取り付けられている位置にパレットガードプレート77の替わりに備えるものとする。また、ガードプレート134はパレット7の移動の際は伏臥姿勢とし、パレット移動位置決め後、パレット7が停止した状態で起立させる。
また、パレットガードプレート77及びガードサポータ78の何れも設けず、隙間Gをガードプレート134のみで塞ぐようにしてもよい。
この場合、ガードプレート134を、伏臥姿勢と起立姿勢との間で回動させてもよいが、ガードプレート134の起立姿勢における高さをパレット7と干渉しない高さに設定するか、或いはガードプレート134の先端にゴム板材などの柔軟性を有する材料で形成した部材を取り付け、その部材とパレット7との多少の干渉を許容する構造にして、ガードプレート134を起立姿勢に固定してもよい。
上述のように、レーザ加工機91は、加工領域よりも大きい板金の加工が可能で省スペースである。例えば4×8の定尺板金の加工が可能でありながら省スペース化が図れる。レーザ加工機91は、加工対象が、4×4、4×8サイズの定尺板金であるものに限らず、5×5の加工領域で、5×10サイズの定尺板金が加工可能、或いは、3×3の加工領域で、3×6サイズの定尺板金が加工可能なものであってもよい。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
レーザ加工機91は、パレット7が基準位置と張り出し位置との2ヶ所でロックされるものに限定されない。パレット7が基準位置と張り出し位置を含む3ヶ所以上でロックできるようになっていてもよく、基準位置と張り出し位置との間の任意の位置でロック可能であってもよい。
1 基台部
11 回収ボックス
12 棚板
13 スパッタガード装置
131 ガードシリンダ
132 ロッド
133 固定プレート
134 ガードプレート
135 ヒンジ
136 リンクプレート
2,3 サイドフレーム
21 キャレッジ駆動部
22 第1パレットロック部
221 第1ロックシリンダ
23 第2パレットロック部
231 第2ロックシリンダ
31 第1パレットセンサ
32 第2パレットセンサ
5 キャレッジ部
51,52 支柱
53 キャレッジ本体部
531 ヘッド駆動部
55 レーザ加工ヘッド
6 パレット連結部
61 連結受容部
611 台座
612 柱部
613 受容面
62 連結駆動部
621 ブラケット
622 連結シリンダ
624 移動柱
625 ローラ
626 軸部材
7 パレット
70 枠体
71 スキッド
71G スキッド群
72 フリーボールベアリング
721 ベアリング駆動部
73 レール
74,75 スライダ
76 リニアガイド
77 パレットガードプレート
78 ガードサポータ
81 制御装置
82 レーザ発振器
83 入力部
91 レーザ加工機
AR1,ARW1 領域(加工領域)
CT 制御部
FL 設置面
G 隙間
Lx1,Ly1,L7,La 距離
PL 光軸
RV1 基準設置領域
RV2 張り出し投影領域(投影領域)
V11 空間
W 板金

Claims (5)

  1. 設置面の基準設置領域の内側に設置される基台部と、
    前記基台部の上部に配置され、第1の位置と、前記設置面に対し投影領域が前記基準設置領域の外側に張り出す第2の位置との間で水平の第1方向に移動するパレットと、
    前記基台部の上方領域の内側を移動可能に設けられ、前記パレットが前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれにあっても前記パレットに載置された板金に向けレーザビームを射出するレーザ加工ヘッドと、
    を備えたレーザ加工機。
  2. 前記パレットに設けられた連結受容部と、
    前記レーザ加工ヘッドの前記第1方向の移動と共に移動し、前記連結受容部に対し選択的に連結状態と非連結状態となり得る連結駆動部と、
    を備え、
    前記連結駆動部が前記連結受容部に対し前記連結状態とされて前記レーザ加工ヘッドの前記第1方向の移動に伴い前記パレットを移動させる請求項1記載のレーザ加工機。
  3. 前記基台部は、前記レーザ加工ヘッドによるレーザ加工領域に対応して回収ボックスを備え、
    前記パレットと前記回収ボックスとの間の隙間を塞ぐガードプレートを備えた請求項1又は請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記パレットが前記第1の位置にあるときに前記隙間を塞ぐパレットガードプレートを備えた請求項3記載のレーザ加工機。
  5. 前記ガードプレートは、前記パレットが前記第1の位置にあるときに伏臥姿勢とされ、前記パレットが前記第2の位置にあるときに起立して前記隙間を塞ぐ請求項3又は請求項4記載のレーザ加工機。
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