JP2007098531A - 主軸移動型旋盤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 加工領域Rと加工機器設置領域を仕切るスライドカバー70とを備える。加工領域にはワークに対して切削加工を施す工具支持手段と、機械の幅方向に移動する主軸台に設置されてワークを支持する主軸チャック6とが設置される。スライドカバーは、主軸台16の左右両側に設けられ、主軸台の前記幅方向の移動により主軸台と共に移動するものであって、薄板部とこの薄板部のカバー移動方向に所定の間隔を置いて設けられた補強部とを有する。スライドカバーを主軸台の移動領域に対応する移動領域と機体カバー3の内側面に沿う上下方向の移動領域の間で移動可能に案内するスライドカバー案内手段を設ける。
【選択図】 図3
Description
主軸移動型旋盤において、切粉の飛散防止等のために加工領域と加工機器設置領域を仕切るカバーを設ける場合、主軸の移動を許容するために、蛇腹や巻き取りカバー形式の仕切りカバーとされる。
この構成によると、カバーと連結部材で無端体を成しているため、カバーが噛み込むといった円滑性を阻害する動作が生じない。また、無端体が周回経路を移動するものとしたため、巻き込み状態等で収容する部分を設けることが不要で、カバーの設置幅を狭くできる。
カバーに張力を加えなくても済むようにするには、カバーの肉厚を厚くすれば良いが、そうすると周回経路のコーナー部で曲がりにくくなり、またカバーの重量が増すことによりコーナー部等の案内部材が磨耗しやすいという不具合が生じる。このため、カバーの肉厚を厚くすることは現実的ではない。
この発明の他の目的は、前記カバーの最適な配置を提案することである。
この発明のさらに他の目的は、カバーの製作が容易で、低コストで提供できるようにすることである。
また、スライドカバーは、薄板部とこの薄板部のカバー移動方向に所定の間隔を置いて設けられた補強部とを有するものであるため、スライドカバー移動経路のコーナー部で円滑に曲がることが可能であり、かつ軽量でありながら自重による撓みの少ない高い剛性を確保することができる。このため、撓み防止のために張力を加える必要がなく、これに関係する部材が不必要となり、主軸台の構成部材の保守が容易になる。スライドカバーが軽量であると、コーナー部での磨耗の進行を抑えることができる。
さらに、スライドカバーを主軸台の移動領域に対応する移動領域と前記機体カバーの内側面に沿う上下方向の移動領域の間で移動可能に案内するようにしたため、スライドカバーの設置幅を広くすることなく、スライドカバーの移動時の案内を円滑に行わせることができる。
スライドカバーを加工機器設置領域の側面に沿って案内するようにすれば、既存のスペースを利用して容易にスライドカバーを上下方向に案内することができる。
薄板部となる薄板に補強部となる補強材を溶接または接着剤により貼り付けてスライドカバーを製作すると、スライドカバーを簡単かつ低コストで製作することができる。
前記スライドカバー案内手段が、前記加工機器設置領域の側面に沿う上下方向にスライドカバーを案内するものである場合、スライドカバーの配置が最適になる。
前記スライドカバーは、前記薄板部となる薄板に前記補強部となる補強材を溶接または接着剤により貼り付けたものであるとした場合、スライドカバーを簡単かつ低コストで製作することができる。
この工作機械本体2は、固定の工具支持手段7の工具に対して、主軸チャック6が上下左右に移動することで、旋削等の切削加工を行うものである。このため、主軸移動手段8およびその配線、配管系等が、加工領域Rに対して仕切られる加工機器設置領域Sに配置される加工機器10を構成する。
前記ガイド孔33は上部側の径が大きい段付きの孔で、その大径部33aの段面と上プレート35の下面との間に、前記昇降ガイド34の外周に遊嵌させた前記圧縮バネ37が設けられている。この圧縮バネ37は、主軸装置が下降してワーク載置台25のワークをピックアップする際に、主軸装置の下降に抗してワークを主軸装置に押し付けると共に、主軸装置が上昇した際にはワーク載置台25を水平に保持する弾性手段となっている。
また、ベース部材30の下面には、前記中心O3と同心円周上の複数箇所(この実施形態では3箇所)に位置決め凹部38が形成されている。この凹部38に対向して、前記下プレート36の上面に位置決めピン39が上向きに突出させて設けられている。これら位置決め凹部38および位置決めピン39は、ワーク載置台25の上昇状態でワーク載置台25とベース部材30とを水平移動不能な係合状態とし(図10B)、主軸装置の下降によるワーク載置台25の下降によって前記係合状態が解消される(図10C)ように作用する位置決め手段となっている。
ワーク載置台25が水平でないと、その上に載置されているワークWが傾斜する。ワークWの形状にもよるが、ワークWが傾斜していると、ワークWの外形部が主軸チャック6のチャック爪6aの位置よりも水平方向の外側に位置することとなり、ワークピックアップのために下降してきた主軸チャック6がワークWと干渉してワークWをピックアップできない恐れがある。このため、ワーク載置台25を水平に保つ必要がある。
この実施形態では、開閉カバー61を前後方向に沿う回動中心63回りに上下に回動させて、開閉カバー61を上下方向に開閉させているが、開閉カバー61を上下にスライドさせて、開閉カバー61を上下方向に開閉させるようにしてもよい。
また、主軸チャック6は、常時は機体の左右幅方向の中央となる原点位置で待機し、ワークの搬入、搬出時にワーク渡し位置P1またはワーク受け位置P2まで移動して、搬入側または搬出側のワーク載置台25と出会うようになっている。その際、主軸チャック6の移動とワーク載置台25の移動が並行して行われる。
また、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12が機体カバー3の左右幅内に収められるため、全体をすっきりした外観でコンパクトな構成とすることができる。機体カバー3に凹部23,24を設け、加工領域Rとこの凹部23,24との間でワーク載置台25を出入りさせるため、ワーク載置台25が加工領域R外にあるときでも、機体カバー3の両側にワーク載置台25が飛び出すことがなく、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12を常に機体カバー3の幅内に収められる。また、ワーク載置台25を前記凹部23,24から前方へ移動させられるため、その前方へ移動させた位置でワーク載置台25へのワークWのセッティングまたは取り外しを行うことができ、ワークの搬入搬出作業性を向上させることができる。
2…工作機械本体
3…機体カバー
4…制御盤
5…操作盤
6…主軸チャック
7…工具支持手段
8…主軸移動手段
9…ベッド
11…ワーク搬入装置
12…ワーク搬出装置
14…左右移動台
16…主軸台
23,24…凹部
25…ワーク載置台
26…ワーク載置装置
27…内外載置台位置切換機構
28…前後載置台位置切換機構
31…ワーク載置台傾斜許容支持手段
60…開口部
61…開閉カバー
63…回動軸心
65…載置台・開閉カバー連動機構
70…スライドカバー
82…ガイドレール(スライドカバー案内手段)
83…薄板
84…補強材
85…薄板部
86…補強部
P1…ワーク渡し位置
P2…ワーク受け位置
Q1…ワーク供給位置
Q2…ワーク排出位置
R…加工領域
W…ワーク
Claims (3)
- 加工領域および加工機器設置領域を覆う機体カバーと、前記加工領域と加工機器設置領域を仕切るスライドカバーとを備え、前記加工領域にはワークに対して切削加工を施す工具支持手段と、機械の幅方向に移動する主軸台に設置されてワークを支持する主軸チャックとが設置され、前記スライドカバーは、主軸台の左右両側に設けられ、主軸台の前記幅方向の移動により主軸台と共に移動するものであって、薄板部とこの薄板部のカバー移動方向に所定の間隔を置いて設けられた補強部とを有するものであり、前記スライドカバーを主軸台の移動領域に対応する移動領域と前記機体カバーの内側面に沿う上下方向の移動領域の間で移動可能に案内するスライドカバー案内手段を設けた主軸移動型旋盤。
- 前記スライドカバー案内手段が、前記加工機器設置領域の側面に沿う上下方向にスライドカバーを案内するものである請求項1記載の主軸移動型旋盤。
- 前記スライドカバーは、前記薄板部となる薄板に前記補強部となる補強材を溶接または接着剤により貼り付けたものである請求項1または請求項2記載の主軸移動型旋盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005293345A JP2007098531A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 主軸移動型旋盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005293345A JP2007098531A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 主軸移動型旋盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007098531A true JP2007098531A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38025973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005293345A Pending JP2007098531A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 主軸移動型旋盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007098531A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-10-06 JP JP2005293345A patent/JP2007098531A/ja active Pending
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