JP2023020025A - 対象物受け箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】郵便ポストと宅配ボックスをスペース効率良く配置することができる対象物受け箱を提供する。【解決手段】対象物受け箱100は、1つの郵便ポストUと3つの宅配ボックスT(第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3)を組み合わせて一体化したユニット体であり、郵便ポストUは、前板に投入口12を有する直方体形状の投入部10と、投入部10の幅寸法に対して幅広に設定された直方体形状の収納部11とを備えており、投入部10と収納部11の一方の側面は段差部Dを介して連続している。最上段の第1宅配ボックス1は、段差部Dに生じるデッドスペースを利用して投入部10の側方に配置され、中段に第2宅配ボックス2が収納部11の側方に配置され、最下段に第3宅配ボックス3が配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、戸建住宅の玄関ポーチ等に設置して使用され、郵便ポストと宅配ボックスを一体化した対象物受け箱に関する。
マンションやオフィスビル等の集合建物では、配達された荷物の受け取りに共有の宅配ボックスを使用することが多いが、留守中であっても荷物を受け取れるという利便性から、集合建物だけでなく戸建住宅においても宅配ボックスが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
戸建住宅の場合、郵便ポストを玄関先の適宜場所に設置することが多いため、郵便ポストと宅配ボックスを一体化してユニット状の対象物受け箱を構成し、このような対象物受け箱を玄関ポーチや庭先等の屋外に設置すれば、郵便ポストと宅配ボックスを一か所に集約的に設置できて利便性も向上する。
特開2020-31734号公報
近年、ネット通販が急速に普及し、宅配便のサービスが多様化しており、それらに伴って荷受人が宅配ボックスを使用する頻度が高まっている。そのために、広さに制限のある設置スペース内において、対象物受け箱の全体に占める宅配ボックスの数量や収納容積を増やすことが要望されている。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、その目的は、郵便ポストと宅配ボックスをスペース効率良く配置することができる対象物受け箱を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る対象物受け箱は、郵便ポストと宅配ボックスを一体化した対象物受け箱であって、前記郵便ポストは、前板に投入口を有する直方体形状の投入部と、前記投入部の幅寸法に対して幅広に設定された直方体形状の収納部と、が上下方向に重なる箱型構造体であり、前記投入部と前記収納部の一側面が鉛直方向に連続していると共に、前記投入部と前記収納部の他側面が段差部を介して連続しており、前記宅配ボックスは、前記投入部の前記他側面に連接する第1宅配ボックスと、前記収納部の前記他側面に連接する第2宅配ボックスとを備え、前記第1宅配ボックスと前記第2宅配ボックスの一側面が前記段差部を介して連続していると共に、前記第1宅配ボックスと前記第2宅配ボックスの他側面が鉛直方向に連続している、ことを特徴としている。
本発明の対象物受け箱によれば、郵便ポストと宅配ボックスをスペース効率良く配置することができる。
本発明の実施形態に係る対象物受け箱の外観を示す斜視図である。 該対象物受け箱の正面図である。 該対象物受け箱に備えられ郵便ポストの斜視図である。 該郵便ポストの内部構造を示す説明図である。 該対象物受け箱に備えられ宅配ボックスの斜視図である。 郵便ポストの変形例を示す正面図である。 宅配ボックスの変形例を示す正面図である。
以下、発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施形態に係る対象物受け箱100の外観を示す斜視図、図2は該対象物受け箱100の正面図である。なお、以下の説明では、対象物受け箱100を通常の使用態様で設置したときにおける鉛直方向を単に「鉛直方向」といい、鉛直方向において鉛直上方へ向かう向きを「上向き」、鉛直下方へ向かう向きを「下向き」とする。また、対象物受け箱100の前面に相対して対象物受け箱100を正面視したときの左右方向を単に「左右方向」といい、左右方向において右へ向かう向きを「右向き」、左へ向かう向きを「左向き」とする。また、対象物受け箱100の前面に相対して対象物受け箱100を正面視したときの奥行き方向を単に「奥行き方向」といい、奥行き方向において奥へ向かう向きを「奥向き」、手前へ向かう向きを「手前向き」とする。
図1と図2に示すように、本実施形態に係る対象物受け箱100は、1つの郵便ポストUと複数(本実施形態では3つ)の宅配ボックスTを組み合わせて一体化(ユニット化)した概略角柱状のユニット体であり、戸建住宅の玄関ポーチや庭先等の屋外に設置されて使用される。郵便ポストUは主として郵便物、新聞紙、配布物等の投函物(対象物)を収容する箱であり、3つの宅配ボックスTは宅配荷物(対象物)を受け取るための箱である。3つの宅配ボックスTは鉛直方向(上下方向)に積層配置されており、上から順に第1宅配ボックス1、第2宅配ボックス2、第3宅配ボックス3と呼ぶと、郵便ポストUは最上段の第1宅配ボックス1と中段の第2宅配ボックス2の左側方に配置されている。また、最下段の第3宅配ボックス3は、四隅に脚片4aを有する支持台上に載置されている。
図3(A)は郵便ポストUを右方向から見た斜視図、図3(B)は郵便ポストUを左方向から見た斜視図である。図3(A),(B)に示すように、郵便ポストUは、内部に空洞が形成された直方体形状の投入部10と、投入部10の鉛直下方に一体的に設けられ、内部に空洞が形成された直方体形状の収納部11とで構成されている。投入部10の前面には投入口12が形成されており、郵便物等の投函物は投入口12から投入される。投入口12は鉛直軸に対して左右いずれかの向きに傾斜する形状になっており、本実施形態の場合、左向き下がりの斜辺を有する平行四辺形状の投入口12となっている。なお、投入部10の各部の寸法は、例えば、高さ40cm、幅6cm、奥行き35cmである。
収納部11は投入部10の幅寸法に対して幅広に設定されており、投入口12から投入された投函物は収納部11で受け止められて収容される。収納部11の各部の寸法は、例えば、高さ40cm、幅12cm、奥行き35cmである。投入部10と収納部11の左側面は平坦状に連続しており、郵便ポストUは、鉛直方向に延在する長方形の第1側面を有している。投入部10と収納部11の右側面は段差部Dを介して連続しており、郵便ポストUは、幅狭な投入部10と幅広の収納部11とが上下方向に連続する段付き形状の第2側面を有している。
投入部10の内部空間と収納部11の内部空間は繋がっており、収納部11の前面には内部空間を開閉可能な開閉扉13が設けられている。開閉扉13は、左側部に設けられたヒンジ(図示せず)を中心として回動する扉であり、開閉扉13を開くことによって収納部11に収容された投函物を取り出すことができる。開閉扉13にはシリンダー錠14が設けられており、このシリンダー錠14によって開閉扉13の施錠/解錠を行うことができる。シリンダー錠14は鍵穴に鍵を差し込んで施解錠するタイプのロックキーであり、対象物受け箱100が屋外に設置されることを考慮して、シリンダー錠14に雨水や塵埃等から保護するための防水キャップ(図示せず)が付設されている。なお、開閉扉13のロックキーはシリンダー錠14に限らず、ダイヤル式やテンキー式、IC(フェリカ)カード認証式、指紋認証式等のロックキーを用いても良い。
図4(A)~(C)は郵便ポストUの内部構造を示す説明図である。図4(A)~(C)に示すように、郵便ポストUが有する収納部11の内底部において、投入口12の鉛直下方には姿勢制御部材15が設けられている。姿勢制御部材15は、収納部11に収容される投函物Pが鉛直上方に対して特定の向きに傾くように制御する部材であり、本実施形態の場合、姿勢制御部材15は投函物Pを右向き(特定の向き)に傾かせる傾斜面15aを有している。すなわち、姿勢制御部材15には右下がりの傾斜面15aが形成されており、傾斜面15aの傾斜方向は前述した投入口12の傾斜方向と逆向きになっている、なお、傾斜面15aには滑り止め用の粗面化処理が施されている。
このように構成された郵便ポストUでは、投入部10が幅狭で縦長な直方体形状となっており、しかも投入口12の長軸が鉛直線に対して若干右側に傾いた平行四辺形の開口形状となっているため、図4(A)に示すように、投函物Pは、投入口12の開口形状に沿って右向きに傾いた姿勢で投入口12に挿入された後、そのまま収納部11の左内側板を向く傾斜姿勢で投入部10の内部に投入される。
図4(B)に示すように、投入部10内に傾斜姿勢で投入された投函物Pは、その後に自重によりほぼ垂直な姿勢となって収納部11の内部を落下していき、やがて、その下端部が収納部11の内底面に設置された姿勢制御部材15の傾斜面15aに当接する。その際、投入口12が右向きに傾いた開口形状となっているため、投函物Pの落下経路が収納部11の左内側板寄りに規制され、投函物Pの下端部は傾斜面15aの頂部付近に当接する。その結果、図4(C)に示すように、投函物Pが傾斜面15aとの当接箇所を支点として右側に傾いた後、そのまま傾斜面15aに沿って右方向にスライドすることにより、投函物Pの上端部が収納部11の右内側板に寄りかかった状態となる。そして、この状態で投函物Pの姿勢が安定するため、収納部11に複数の投函物Pが収容された場合に、複数の投函物Pは鉛直方向に対して同じ向き(右側)に傾いた状態で重なるように堆積していく。
図1と図2に戻り、対象物受け箱100の最下段には第3宅配ボックス3が配置されており、この第3宅配ボックス3上に第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2とが上下二段に重ねて配置されている。対象物受け箱100の最上段に位置する第1宅配ボックス1は、郵便ポストUに設けられた投入部10の右側方に配置されており、郵便ポストUの段差部Dに生じるデッドスペースが第1宅配ボックス1の設置スペースの一部として利用されている。また、対象物受け箱100の中段に位置する第2宅配ボックス2は、郵便ポストUに設けられた収納部11の右側方に配置されており、第1宅配ボックス1の底面が郵便ポストUの段差部Dと第2宅配ボックス2で支えられた構造になっている。
第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3は、配送された荷物を預かって施錠可能に収容する箱であり、いずれも内部に空洞を有する直方体形状の筐体である。第1宅配ボックス1の各部の寸法は、例えば、高さ40cm、幅55cm、奥行き35cmであり、第1宅配ボックス1の高さと奥行きは郵便ポストUの投入部10と同じである。また、第2宅配ボックス2の各部の寸法は、例えば、高さ40cm、幅49cm、奥行き35cmであり、第2宅配ボックス2の高さと奥行きは郵便ポストUの収納部11と同じである。さらに、第3宅配ボックス3の各部の寸法は、例えば、高さ60cm、幅61cm、奥行き40cmであり、第3宅配ボックス3の幅寸法は、投入部10に第1宅配ボックス1を加えた幅寸法と同じであり、収納部11に第2宅配ボックス2を加えた幅寸法とも同じである。
すなわち、対象物受け箱100の幅方向についてみると、最上段に配置された郵便ポストUの投入部10と第1宅配ボックス1から最下段の第3宅配ボックス3に至る全範囲で同じあり、全体的に縦長な直方体形状の対象物受け箱100となっている。また、対象物受け箱100の奥行き方向についてみると、第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び郵便ポストUに対して第3宅配ボックス3が手前側に突出しており、第3宅配ボックス3の上面手前側には、荷物等を載置可能な平坦状の露出面3aが形成されている。
図5は第1宅配ボックス1の斜視図であり、同図に示すように、第1宅配ボックス1の前面には開閉扉20が設けられており、この開閉扉20を開けると、第1宅配ボックス1の内部空間が露出して宅配荷物(対象物)を格納することができる。開閉扉20は、上端部または下端部に設けられたヒンジ(図示せず)を中心として回動する扉であり、開閉扉20を開くことによって第1宅配ボックス1に収容された宅配荷物を取り出すことができる。
開閉扉20にはロックキー21が設けられており、このロックキー21によって開閉扉20の施錠/解錠を行うことができる。なお、第1宅配ボックス1の内部には、宅配荷物が収容されていることを検知する物品検知センサ(図示せず)が設けられている。物品検知センサは荷重センサや赤外線等の光学センサにより構成されており、第1宅配ボックス1内に宅配荷物が収容されている場合、そのことを開閉扉20に設けたランプ(図示せず)の点灯によって外部に報知可能となっている。
ロックキー21は、開閉扉20を施錠/解錠するための認証を必要とするものであり、例えば、4桁の数字を組み合わせるダイヤル式のロックキー21や、4桁の暗証番号を入力するテンキー式のロックキー21を用いることができる。
なお、第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3は、大きさを異にするだけで基本的な構成は全て同じであるため、第2宅配ボックス2と第3宅配ボックス3については重複説明を省略する。
ロックキー21がダイヤル式の場合、宅配業者は、3つある宅配ボックスT(第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3)のいずれか、例えば最上段の第1宅配ボックス1内に宅配荷物を入庫した後、開閉扉20を閉じた状態でロックキー21のダイヤル設定を行ってから施錠する。また、第1宅配ボックス1内に宅配荷物が収容されると、第1宅配ボックス1に設けられた不図示の物品検知センサが宅配荷物を検知し、そのことを開閉扉20に設けられたランプの点灯によって外部に報知する。しかる後、宅配業者は、事前に登録されている配達宛先のメールアドレス宛に、ロックキー21で設定したダイヤルの組み合わせ数字を送信する。これにより、配達宛先の住人は、第1宅配ボックス1内に荷物が収容されたことをランプの点灯によって確認した上で、第1宅配ボックス1のダイヤル数字を合わせてロックキー21を解錠することにより、第1宅配ボックス1に保管された宅配荷物を取り出すことができる。
なお、宅配業者が第2宅配ボックス2や第3宅配ボックス3に宅配荷物を入庫した場合も、上記した第1宅配ボックス1の場合と同様である。また、宅配業者が配達宛先にメール送信する代わりに、ロックキー21に設定されたダイヤル数字等を印刷した受領書(レシート)をプリントアウトし、この受領書を対象物受け箱100に付設された郵便ポストUに投函するようにしても良い。
上記したように、本実施形態に係る対象物受け箱100では、郵便ポストUが、上側の投入部10に対して下側の収納部11を幅広にした段付き形状となっており、このような形状の郵便ポストUにおける投入部10の側方に第1宅配ボックス1が配置されていると共に、収納部11の側方に第2宅配ボックス2が配置されているため、郵便ポストUの段差部Dに生じるデッドスペースを第1宅配ボックス1の設置スペースの一部として有効利用することができる。しかも、第1宅配ボックス1の底面が水平方向に連続する郵便ポストUの段差部Dと第2宅配ボックス2の上面とで支えられることで、第1宅配ボックス1が強度の高い支持構造となっているため、第1宅配ボックス1にウォータータンクのような大重量の荷物を保管することができる。
また、これら第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び郵便ポストUの下方に第3宅配ボックス3が配置されており、最下段の第3宅配ボックス3の幅寸法と、最上段の投入部10と第1宅配ボックス1を加えた幅寸法と、中段の収納部11と第2宅配ボックス2を加えた幅寸法とが全て同じあるため、郵便ポストUと複数の宅配ボックスTをコンパクトに一体化した直方体形状の対象物受け箱100を構成することができる。しかも、第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び郵便ポストUに対して最下段の第3宅配ボックス3が手前側に突出しており、第3宅配ボックス3の上面手前側に平坦状の露出面3aが形成されているため、第3宅配ボックス3の露出面3aを一時的に荷物等を置く載置部として利用することができる。ただし、第3宅配ボックス3の奥行き寸法を第1宅配ボックス1及び第2宅配ボックス2と同じに設定しても良く、その場合、第3宅配ボックス3に露出面3aは形成されず、3つの宅配ボックスT(第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3)と郵便ポストUの前面をフラットにした対象物受け箱100となる。
また、郵便ポストUの収納部11の内底部に、投入口12ら投入された投函物(対象物)Pの姿勢を制御する姿勢制御部材15が設けられており、この姿勢制御部材15の機能により、投函物Pが鉛直上方に対して特定の向き(本実施形態では「右向き」)に傾いた状態で収納部11に収容されるため、複数の投函物Pを同じ向きに傾けて堆積させることができる。しかも、郵便ポストUの投入部10に設けられた投入口12が、姿勢制御部材15に形成された傾斜面15aと逆向きに傾いた形状となっているため、投入部10から投入された投函物Pを傾斜面15aの頂部付近に当接させて、姿勢制御部材15の機能を確実に発揮させることができる。ただし、投入口12の形状は縦方向を長軸とする長方形であっても良く、その場合でも、投入口12の鉛直下方の真下に姿勢制御部材15が設けられていれば、収納部11に複数の投函物Pを同じ向きに傾けて堆積させることができる。
図6は郵便ポストUの変形例を示す正面図であり、図1~図4に対応する部分には同一符号を付してある。
図6(A),(B)に示すように、本実施形態に係る対象物受け箱100が屋外に設置されることを考慮して、郵便ポストUの投入部10に投入口12を開閉可能な防水カバー16が取り付けられている。この防水カバー16は、投入部10の左側部寄りに設けられたヒンジ17を中心として回動する扉であり、その形状はヒンジ17側を左向き下がりの斜辺とする台形状となっている。防水カバー16における反ヒンジ17側の前面には取っ手16aが設けられており、防水カバー16の裏面には投入部10に吸着可能なマグネット18が取り付けられている。
このように構成された郵便ポストUにおいて、図6(A)に示すように、通常、防水カバー16は投入口12を塞ぐ閉鎖位置にあり、マグネット18は投入部10の前面に吸着している。郵便ポストUに投函物を投入する場合、使用者が取っ手16aを掴んで防水カバー16を手前に引くと、図6(B)に示すように、防水カバー16はヒンジ17を中心に回動して投入口12を露出させる。この状態で投函物を投入口12から投入部10内に投入した後、使用者が防水カバー16から手を離すと、防水カバー16の回転中心軸(ヒンジ17)が斜めに設定されているため、防水カバー16は自動的に閉鎖方向へ回動して図6(A)に示す閉鎖位置に戻る。
なお、防水カバー16を投入部10と同じ長方形状に形成し、防水カバー16が鉛直軸方向に設定したヒンジ17を中心に回動するように構成しても良い。その場合、防水カバー16を手動によって閉鎖方向へ回動する必要があるが、防水カバー16はマグネット18の吸着力によって閉鎖位置に保持されるため、投入口12が不用意に開放してしまうことはない。
また、防水カバー16を閉鎖方向に付勢する復帰ばね(図示せず)を設け、この復帰ばねのばね力によって防水カバー16を閉鎖位置に自動復帰させるように構成しても良い。このように構成すると、投入口12に差し込んだ投函物の後端部が自動復帰する防水カバー16からのばね力を受けて投入部10の内部に押し込まれるため、投函物を投入口12の傾斜方向に沿った姿勢で投入部10内に投入することができる。
また、防水カバー16に「投函物を投入口12に沿って斜めに挿入して下さい」等の注意書きを施しておくと、前述した姿勢制御部材15の機能をより効果的に発揮させることができて好ましい。
図7は、第1宅配ボックス1の変形例を示す正面図であり、図5に対応する部分には同一符号を付してある。
図7に示すように、本実施形態に係る対象物受け箱100が屋外に設置されることを考慮して、第1宅配ボックス1には開閉扉20を包囲するように排水管22が設けられている。排水管22は雨水を集めて排水させる雨樋として機能する部材であり、第1宅配ボックス1の筐体と開閉扉20の隙間から雨水が内部空間に侵入しないようにしている。なお、このような排水管22は、第1宅配ボックス1だけでなく第2宅配ボックス2と第3宅配ボックス3にも設けられている。
なお、本発明は上記した実施形態やその変形例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記した実施形態や変形例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、1つの郵便ポストUと3つの宅配ボックスT(第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2及び第3宅配ボックス3)を一体化した対象物受け箱100について説明したが、宅配ボックスTは少なくとも第1宅配ボックス1と第2宅配ボックス2を有していれば良く、第3宅配ボックス3については省略することも可能である。
1 第1宅配ボックス
2 第2宅配ボックス
3 第3宅配ボックス
3a 露出面
4 支持台
10 投入部
11 収納部
12 投入口
13 開閉扉
14 シリンダー錠
15 姿勢制御部材
15a 傾斜面
16 防水カバー
16a 取っ手
17 ヒンジ
18 マグネット
20 開閉扉
21 ロックキー
22 排水管
D 段差部
P 投函物
U 郵便ポスト
T 宅配ボックス
100 対象物受け箱

Claims (4)

  1. 郵便ポストと宅配ボックスを一体化した対象物受け箱であって、
    前記郵便ポストは、前板に投入口を有する直方体形状の投入部と、前記投入部の幅寸法に対して幅広に設定された直方体形状の収納部と、が上下方向に重なる箱型構造体であり、前記投入部と前記収納部の一側面が鉛直方向に連続していると共に、前記投入部と前記収納部の他側面が段差部を介して連続しており、
    前記宅配ボックスは、前記投入部の前記他側面に連接する第1宅配ボックスと、前記収納部の前記他側面に連接する第2宅配ボックスとを備え、前記第1宅配ボックスと前記第2宅配ボックスの一側面が前記段差部を介して連続していると共に、前記第1宅配ボックスと前記第2宅配ボックスの他側面が鉛直方向に連続している、
    ことを特徴とする対象物受け箱。
  2. 前記収納部と前記第2宅配ボックスの底面は水平方向に連続しており、これら収納部と第2宅配ボックスの下方に直方体形状の第3宅配ボックスが配設されている、ことを特徴とする請求項1に記載の対象物受け箱。
  3. 前記第3宅配ボックスは前記収納部と前記第2宅配ボックスに対して前方に突出しており、前記第3宅配ボックスの上面手前側に平坦状の露出面が形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の対象物受け箱。
  4. 前記投入口が鉛直上方に対して特定の向きに傾斜していると共に、前記収納部の内底部に前記投入口から投入された対象物の姿勢を制御する姿勢制御部材が配設されており、前記姿勢制御部材に前記投入口の傾斜方向に対して逆向きに傾斜する傾斜面が形成されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の対象物受け箱。
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