JP2023018644A - 自動供給システム及び自動供給方法、調整装置 - Google Patents

自動供給システム及び自動供給方法、調整装置 Download PDF

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浩一 桐原
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Tomoya Hyodo
具宏 上塩
Tomohiro Kamishio
薫 森本
Kaoru Morimoto
敦夫 池田
Atsuo Ikeda
泰史 吉浦
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Abstract

【課題】食品の盛り付け工程の自動化を推進することが可能で、且つ、容易に多品種の食品に対応することが可能な自動供給システムを提供する。【解決手段】自動供給システム1は、食品容器3を搬送する容器搬送コンベア5と、食品容器3に収容される食品19を搬送する食品搬送コンベア7と、食品搬送コンベア7により搬送される食品19を保持し、容器搬送コンベア5により搬送される食品容器3に移送するトッピングロボット11と、を有する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、自動供給システム及び自動供給方法、調整装置に関する。
特許文献1には、食品容器を搬送する搬送コンベアと、搬送コンベアの近傍に配置され、食品容器に対し食品の盛り付け作業を行う作業ロボットと、を有する作業システムが記載されている。
また、従来の食品の量産生産ラインでは、大量に供給する食材の重量が大きくなるため、食材の供給部がコンベアに対して門型構造となり、固定的に設置されている。
特開2017-189862号公報
上記従来技術において、食品の盛り付け工程の自動化を推進することが可能なシステムが求められていた。また、門型構造の供給部は特定の単一な食品専用であり、且つ、固定的に設置されるため、食品を変更する場合には大掛かりな食品入れ替え作業や大掛かりなサニタリ作業や供給装置本体の大掛かりな改造などが必要となり、多品種への対応が困難であるという課題があった。また、品種切替え時や供給装置の不具合などが発生した場合には、ライン全体を長時間停止する必要があるという課題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、食品の盛り付け工程の自動化を推進することができ、多品種の食品への対応を容易化することが可能な自動供給システム及び自動供給方法、調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、食品容器を搬送する第1搬送装置と、前記食品容器に収容される食品を搬送する第2搬送装置と、前記第2搬送装置により搬送される前記食品を保持し、前記第1搬送装置により搬送される前記食品容器に移送する第1自動機と、を有する、自動供給システムが適用される。
また、本発明の別の観点によれば、食品を収容した食品収容器を保持し、前記食品を食品容器に移送する自動機と、前記食品を所定量に調整する調整装置と、を有し、前記調整装置は、2つの第1部材と、前記2つの第1部材を、前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させる第1駆動装置と、を有する、自動供給システムが適用される。
また、本発明の別の観点によれば、自動機が保持する食品収容器に収容された食品を、所定量に調整する調整装置であって、2つの第1部材と、前記2つの第1部材を、前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させる第1駆動装置と、を有する、調整装置が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、第1搬送装置により食品容器を搬送することと、第2搬送装置により前記食品容器に収容される食品を搬送することと、第1自動機により、前記第2搬送装置により搬送される前記食品を保持し、前記第1搬送装置により搬送される前記食品容器に移送することと、を有する、自動供給方法が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、自動機が、食品収容器を保持することと、調整装置が、保持された前記食品収容器に収容された食品に対し、2つの第1部材を前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させて前記食品を所定量に調整することと、を有する、自動供給方法が適用される。
本発明の自動供給システム等によれば、食品の盛り付け工程の自動化を推進することができると共に、多品種の食品への対応を容易化することができる。
第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す上面図である。 第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す前側から見た側面図である。 第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す左側から見た側面図である。 第1実施形態においてコンベアで食品の重量を計量する場合の変形例に係る食品搬送コンベアの構成の一例を表す左側から見た側面図である。 第1実施形態においてコンベアで食品の体積を計量する場合の変形例に係る食品搬送コンベアの構成等の一例を表す左側から見た側面図である。 第2実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す上面図である。 第2実施形態に係る自動供給システムの食品供給ラインの構成の一例を表す左側から見た側面図である。 第2実施形態に係る自動供給システムの食品盛り付けラインの構成の一例を表す左側から見た側面図である。 第3実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す上面図である。 第3実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す前側から見た側面図である。 調整ユニットの全体構成の一例を表す左側から見た側面図である。 調整ユニットの刃部材が離間した状態の一例を表す側面図である。 調整ユニットの刃部材が近接した状態の一例を表す側面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す上面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す側面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す上面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す側面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせの他の例を表す上面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせの他の例を表す側面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせの他の例を表す上面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせの他の例を表す側面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせのさらに他の例を表す上面図である。 離間した状態における刃部材の組み合わせのさらに他の例を表す側面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせのさらに他の例を表す上面図である。 近接した状態における刃部材の組み合わせのさらに他の例を表す側面図である。 2つの刃部材を当接または微小間隙を空けて対向させる変形例において、離間した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す上面図である。 2つの刃部材を当接または微小間隙を空けて対向させる変形例において、離間した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す側面図である。 2つの刃部材を当接または微小間隙を空けて対向させる変形例において、近接した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す上面図である。 2つの刃部材を当接または微小間隙を空けて対向させる変形例において、近接した状態における刃部材の組み合わせの一例を表す側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が離間した状態における板部材の配置構成の一例を表す上面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が離間した状態における板部材の配置構成の一例を表す左側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が離間した状態における板部材の配置構成の一例を表す前側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が近接した状態における板部材の配置構成の一例を表す上面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が近接した状態における板部材の配置構成の一例を表す左側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、刃部材が近接した状態における板部材の配置構成の一例を表す前側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が近接した刃部材の上部を摺り切っている状態の一例を表す上面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が近接した刃部材の上部を摺り切っている状態の一例を表す左側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が近接した刃部材の上部を摺り切っている状態の一例を表す前側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が摺り切りを終えた状態の一例を表す上面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が摺り切りを終えた状態の一例を表す左側から見た側面図である。 2つの刃部材の上部をさらに摺り切る変形例において、板部材が摺り切りを終えた状態の一例を表す前側から見た側面図である。 食品の種類を検出して板部材を自動交換する変形例における、調整ユニットの構成の一例を表す前側から見た側面図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、自動供給システム等の構成の説明の便宜上、上下左右前後等の方向を適宜使用する場合があるが、自動供給システム等の各構成の位置関係を限定するものではない。本実施形態において、上下方向は鉛直方向、左右方向は例えば容器搬送コンベアの延設方向、前後方向は上下方向及び左右方向の両方向に垂直な方向を指すものとする。
<1.第1実施形態>
第1実施形態について説明する。第1実施形態は、食品の供給と食品の盛り付けとが同じエリアで実行される場合の実施形態である。
(1-1.自動供給システムの構成)
図1~図3を用いて、第1実施形態に係る自動供給システムの構成の一例について説明する。図1は、第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す上面図、図2は、第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す前側から見た側面図、図3は、第1実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す左側から見た側面図である。各装置の支持部材等については適宜図示を省略する。
自動供給システム1は、食品19を食品容器3に盛り付ける作業(トッピングともいう)を自動的に行う機械システムである。図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る自動供給システム1は、容器搬送コンベア5と、食品搬送コンベア7と、食品供給ユニット9と、トッピングロボット11と、ならしロボット13と、サニタリユニット15とを有する。
容器搬送コンベア5(第1搬送装置の一例)は、食品容器3を搬送する。図1及び図2に示す例では、容器搬送コンベア5は食品容器3を例えば左から右に向かう方向(矢印Ar1で示す)に搬送する。食品容器3は、例えばご飯、麺類、総菜等の食品を収容する容器である。食品容器3は、例えばポリプロピレン等のプラスチック材で構成されてもよいし、プラスチック以外の素材で構成されてもよい。食品容器3は、例えば四角形状の容器として形成されているが、円形や楕円形等、四角形以外の形状としてもよい。容器搬送コンベア5は、搬送と停止を繰り返す間欠運転(ピッチp1によるピッチ送り)としてもよいし、搬送を連続的に行う連続運転としてもよい。
本実施形態では、生産効率の向上のために、容器搬送コンベア5において左右方向に所定のピッチp1で配置された1列の食品容器3が前後方向に所定のピッチp2で例えば2列に配置されて搬送される。食品容器3の配置は上記に限るものではなく、例えば食品容器3は1列に配置されて搬送されてもよいし、生産効率をさらに高めるために、前後方向に3列以上配置されて搬送されてもよい。
食品搬送コンベア7(第2搬送装置の一例)は、食品容器3に収容される食品19を搬送する。食品搬送コンベア7は、食品を搬送するための搬送容器17を搬送することで、搬送容器17に収容された食品19を搬送する。図1及び図2に示す例では、食品搬送コンベア7において搬送容器17は例えば所定のピッチp2(食品容器3の前後方向のピッチp2と略同じ)の間隔で1列に配置されて搬送される。搬送容器17は例えばカップ状の容器であるが、その他の形状の容器としてもよい。食品19は、例えばご飯、麺類、各種の総菜(おかず)等であるが、搬送容器17に収容可能であれば、種類は特に限定されない。食品19は、例えば固形物、液状物、粉状物等でもよい。
食品搬送コンベア7は、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17をトッピングロボット11に搬送し、空になった搬送容器17を食品供給ユニット9に搬送する、循環式の搬送装置である。図1に示す例では、食品搬送コンベア7は例えば四角形状のコンベアであり、搬送容器17を食品供給ユニット9から前向き、右向き、後向き、左向き、及び前向きに搬送し、周回させる(矢印AR2で示す)。食品搬送コンベア7は、四角形のうちの一対の辺が容器搬送コンベア5に対して略平行となり、そのうちの一辺が容器搬送コンベア5の近傍に位置するように配置されている。食品搬送コンベア7は循環可能な形状であればよく、四角形以外の多角形(三角形等)としてもよいし、円形状としてもよい。食品搬送コンベア7は、例えばベルト式、チェーン式、ローラ式等のコンベアでもよいし、ターンテーブル等でもよい。食品搬送コンベア7は、例えば直線状のコンベアを4台並べて構成されてもよいし、四隅に方向転換部を有するコンベアでもよいし、四角形状に設置されたレール上を搬送容器17を搭載したスライダが移動する構成等としてもよい。食品搬送コンベア7は、搬送と停止を繰り返す間欠運転を行う。例えば、食品搬送コンベア7は、食品供給ユニット9により搬送容器17に食品19が供給される間は搬送容器17を停止させ、それ以外は搬送容器17を搬送させる、ピッチp2によるピッチ送りを行う。
食品供給ユニット9(食品供給装置の一例)は、食品19を所定量ずつ搬送容器17に供給する。図1に示すように、食品供給ユニット9は、トッピングロボット11によるトッピング作業が実行されるトッピングエリア65(第1エリアの一例)に配置されている。図2及び図3に示すように、食品供給ユニット9は、投入口21と、計量器23と、供給口25とを有する。投入口21には食品19が投入される。食品19の投入は、作業者によって手作業で行われてもよいし、別途設置された投入装置(図示省略)によって自動で行われてもよい。計量器23は、投入口21に投入された食品19の重量又は体積を計量し、所定量の重量又は所定量の体積となるように食品19を切り出す。供給口25は、計量器23により切り出された所定量の食品19を、食品供給ユニット9の下方に搬送及び停止された搬送容器17に対して供給する。食品19の供給方式は特に限定されるものではないが、例えば落下、振動送り、充填等、様々な供給方式を採用可能である。
トッピングロボット11(第1自動機の一例)は、食品搬送コンベア7により搬送される食品19を保持し、容器搬送コンベア5により搬送される食品容器3に移送する。トッピングロボット11は、食品供給ユニット9により食品19が供給され、食品搬送コンベア7により保持エリア26に搬送された搬送容器17を保持する。トッピングロボット11は、保持した搬送容器17を食品容器3の上方に移動させて傾け、収容された食品19を搬送容器17から食品容器3に移し替える。容器搬送コンベア5が間欠運転の場合には、トッピングロボット11は停止された食品容器3に対して食品19を盛り付ける。容器搬送コンベア5が連続運転の場合には、トッピングロボット11はハンド31を食品容器3の移動に追従させながら食品19を盛り付ける。
トッピングロボット11は、空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7に戻す。食品19を食品容器3に盛り付ける間に、食品搬送コンベア7により搬送容器17が移動される場合には、トッピングロボット11は保持エリア26から移動された空き領域(2つの搬送容器17が抜けている領域)に搬送容器17を戻す。その後、トッピングロボット11は新たに保持エリア26内に移動された搬送容器17を保持する。
トッピングロボット11は、例えば水平多関節型のロボット(いわゆるスカラロボット)として構成されている。トッピングロボット11は、本体部27と、アーム29と、ハンド31とを有する。本体部27は、食品搬送コンベア7の内側に配置されている。アーム29は、本体部27の上端部に設置されており、第1アーム部33と第2アーム部35とを有する。図1に示すように、第1アーム部33は、本体部27の上端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax1まわりに旋回可能に連結されている。第2アーム部35は、第1アーム部33の先端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax2まわりに旋回可能に連結されている。
図3に示すように、ハンド31は、第2アーム部35の先端部の下部に連結されている。ハンド31は、第2アーム部35の先端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax3まわりに旋回可能、且つ、水平方向に略平行な回転軸心Ax4まわりに旋回可能に連結されている。ハンド31は、搬送容器17を保持するためのエンドエフェクタである。ハンド31は、エア又は電動モータにより互いに遠近するように駆動される一対の把持部37を2セット有する。ハンド31は、2セットの把持部37により、保持エリア26に位置する2つの搬送容器17をピッチp2と略同じ間隔で保持する。ハンド31は、回転軸心Ax4まわりに旋回することにより、保持した2つの搬送容器17を傾けて、内容物である食品19を前後方向に並列に配置された2つの食品容器3に一度に移し替える。ハンド31は、搬送容器17を保持して傾けることが可能であればどのような構造でもよく、例えば吸着パッド等で構成されてもよい。
本実施形態では、生産効率の向上のために、ハンド31を2つの搬送容器17を保持可能な構成としたが、ハンド31の構成は上記に限定されるものではない。例えば、ハンド31を1つの搬送容器17を保持可能な構成としてもよいし、生産効率をさらに高めるために、3つ以上の搬送容器17を保持可能な構成としてもよい。その場合、容器搬送コンベア5において食品容器3が前後方向に3列以上に配置されて搬送されればよい。
トッピングロボット11は水平多関節型以外のロボットでもよい。例えば、産業用ロボットとして一般的な垂直多関節型のロボット(例えば6つの関節を備えた6軸ロボット等)やパラレルリンクロボットとしてもよいし、汎用ロボット以外にも、例えば直交座標軸におけるXYZ方向に直動可能且つθ方向に回転可能なアクチュエータを備えたトッピング作業専用に設計された専用作業機等としてもよい。
ならしロボット13(第2自動機の一例)は、容器搬送コンベア5の搬送方向においてトッピングロボット11よりも下流側に配置されている。ならしロボット13は、トッピングロボット11により食品容器3に移送された食品19に対して、上から押さえる作業又は位置を調整する作業の少なくとも一方を実行することにより、食品19の上面を平らにならしたり、正規な位置への位置合わせ等を行う。図1及び図2では、ならしロボット13が例えば食品19の上面を平らにならす処理を実行する例を示している。
ならしロボット13は、例えば水平多関節型のロボット(いわゆるスカラロボット)として構成されている。ならしロボット13は、本体部39と、アーム41と、ハンド43とを有する。本体部39は、食品搬送コンベア7の外側に配置されている。食品搬送コンベア7の内側のスペースが大きい場合には、ならしロボット13を食品搬送コンベア7の内側に配置してもよい。アーム41は、本体部39の上端部に設置されており、第1アーム部45と第2アーム部47とを有する。第1アーム部45は、本体部39の上端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax5まわりに旋回可能に連結されている。第2アーム部47は、第1アーム部45の先端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax6まわりに旋回可能に連結されている。
図1及び図2に示すように、ハンド43は、第2アーム部47の先端部の下部に連結されている。ハンド43は、第2アーム部47の先端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax7まわりに旋回可能に連結されている。ハンド43は、食品容器3に移送された食品19の上面を平らにならすためのエンドエフェクタである。図2に示すように、ハンド43は、エア又は電動モータにより上下方向に進退するように駆動される押圧部49を有する。押圧部49の下面は、例えば下方に膨らんだ球面状に形成されている。押圧部49の下面は、平面状でもよい。ハンド43は、押圧部49により食品19を上から押さえ、食品19の上面を平らにならす。食品19の位置を調整する場合には、ハンド31は例えばヘラ等の棒状又は板状の部材を有してもよい。この場合、ハンド43は食品19に対して棒状又は板状の部材を横から当てて位置を調整する。
本実施形態では、生産効率の向上のために、ハンド43を2つの押圧部49を有する構成としたが、ハンド43の構成は上記に限定されるものではない。例えば、ハンド43を1つの押圧部49を有する構成としてもよいし、生産効率をさらに高めるために、3つ以上の押圧部49を有する構成としてもよい。その場合、容器搬送コンベア5において食品容器3が前後方向に3列以上に配置されて搬送されればよい。
ならしロボット13は水平多関節型以外のロボットでもよい。例えば、産業用ロボットとして一般的な垂直多関節型のロボット(例えば6つの関節を備えた6軸ロボット等)やパラレルリンクロボットとしてもよいし、汎用ロボット以外にも、例えば直交座標軸におけるXYZ方向に直動可能且つθ方向に回転可能なアクチュエータを備えたならし作業専用に設計された専用作業機等としてもよい。
サニタリユニット15(サニタリ装置の一例)は、食品搬送コンベア7により搬送される空になった搬送容器17に対し、洗浄、すすぎ、乾燥を実行する。図1に示すように、サニタリユニット15は、例えば食品搬送コンベア7のうちの左向きに搬送する部分(容器搬送コンベア5に対して略平行な2辺のうち遠い方の辺に対応する部分)に配置される。サニタリユニット15は、例えば食品搬送コンベア7のうちの後向きに搬送する部分に配置されてもよい。サニタリユニット15は、洗浄ユニット51、すすぎユニット53、乾燥ユニット55を有する。各ユニットは、容器搬送コンベア5の搬送方向において、上流側から下流側に向けて洗浄ユニット51、すすぎユニット53、及び乾燥ユニット55の順番で配置されている。洗浄ユニット51は、使用済の搬送容器17を洗浄液で洗浄し、すすぎユニット53は洗浄された搬送容器17を水ですすぎ、乾燥ユニット55はすすぎが完了した搬送容器17を乾燥させる。
本実施形態では、サニタリユニット15が洗浄、すすぎ、乾燥の全部の処理を実行する構成としたが、これに限るものではなく、洗浄、すすぎ、乾燥のうちの1つ又は2つの処理を実行する構成としてもよい。サニタリユニット15は、搬送容器17に対して上記以外の処理を実行してもよい。例えば、供給される食品19が容器に付着し易い性状(粉状物等)である場合には、洗浄、すすぎ、乾燥の後に流動液を塗布する処理等を行ってもよい。
以上説明した自動供給システム1の構成は一例であり、上述の内容に限定されるものではない。例えば、容器搬送コンベア5により搬送される食品容器3の位置や向きを検出するセンサを設置しておき、トッピングロボット11やならしロボット13の動作をセンサの検出結果に基づいて補正してもよい。この場合、センサとして例えばカメラを使用し、撮像された食品容器3の画像に対して所定の画像処理を行うことにより食品容器3の位置や向きを検出してもよい。
(1-2.自動供給システムの動作)
自動供給システム1の動作の一例について説明する。食品搬送コンベア7は、搬送容器17を搬送と停止を繰り返す間欠運転(ピッチp2によるピッチ送り)により周回するように搬送する。食品供給ユニット9は、下部に搬送、停止された搬送容器17に対して食品19を所定量ずつ供給する。食品搬送コンベア7は、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17を、トッピングロボット11による保持エリア26に向けて搬送する。
トッピングロボット11は、保持エリア26に搬送、停止された2つの搬送容器17を、ハンド31により保持する。トッピングロボット11は、搬送容器17を保持したハンド31を、回転軸心Ax3まわりの向きを調整しつつ食品容器3の上方に移動させる。トッピングロボット11は、ハンド31を回転軸心Ax4まわりに回転させて搬送容器17を傾け、搬送容器17に収容された食品19を食品容器3に移し替える。トッピングロボット11は、空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7に戻す。
食品搬送コンベア7は、空になった搬送容器17を、サニタリユニット15に向けて搬送する。サニタリユニット15は、洗浄ユニット51により搬送容器17を洗浄液で洗浄し、すすぎユニット53により搬送容器17を水ですすぎ、乾燥ユニット55により搬送容器17を乾燥させる。食品搬送コンベア7は、乾燥された搬送容器17を、食品供給ユニット9に向けて搬送する。
容器搬送コンベア5は、トッピングロボット11により食品19が盛り付けられた食品容器3を下流側のならしロボット13に向けて搬送する。ならしロボット13は、トッピングロボット11により食品容器3に盛り付けられた食品19に対して、上から押さえる作業又は位置を調整する作業の少なくとも一方を実行することにより、食品19の上面を平らにならしたり、正規な位置への位置合わせ等を行う。
自動供給システム1は、以上の各装置による動作を並行して繰り返し実行する。
(1-3.第1実施形態の効果)
以上説明したように、第1実施形態の自動供給システム1は、食品容器3を搬送する容器搬送コンベア5と、搬送容器17に収容される食品19を搬送する食品搬送コンベア7と、食品搬送コンベア7により搬送される食品19を保持し、容器搬送コンベア5により搬送される食品容器3に移送するトッピングロボット11と、を有する。
自動供給システム1では、容器搬送コンベア5により食品容器3を搬送し、食品搬送コンベア7により搬送容器17に収容される食品19を搬送し、トッピングロボット11が食品搬送コンベア7により搬送される食品19を保持し、容器搬送コンベア5により搬送される食品容器3に移送することにより、食品19を食品容器3に盛り付ける。これにより、トッピングロボット11によって食品19を食品容器3へ移送する工程を自動化できると共に、トッピングロボット11に対して食品19を供給する工程についても自動化することができる。したがって、食品の盛り付け工程の自動化を推進することができる。
また、食品容器3の搬送と食品19の搬送とを別々の搬送装置で行うことで、各工程を分割することが可能となる。これにより、一部の工程を変更することで他の種類の食品に対応することが可能となり、多品種の食品への対応を容易化できる。また、各工程を分割することでレイアウトの自由度を向上できると共に、各工程の構成を単純化することができるため、メンテナンスも容易となる。
さらに、品種を切替える際には必要な工程の部分のみ(例えば食品供給ユニット9)を変更すればよいため、品種の切替えに要する時間を最小限度に抑えることが可能であり、短時間で済む。また、品種切替え時や供給装置の不具合などが発生した場合でも、生産ライン(食品容器3を搬送する容器搬送コンベア5のライン)とは切り離した対応が可能となるため、生産ラインを停止することなく対応できる。
本実施形態において、自動供給システム1は、食品19を所定量ずつ供給する食品供給ユニット9を有してもよい。
この場合、食品19を所定量ずつ切り出す工程についても自動化することができる。したがって、食品の盛り付け工程の自動化をさらに推進することができる。また、食品供給ユニット9を変更することで多品種の食品に対応することが可能となるので、大きな改造を行うことなく容易に多品種に対応することが可能となる。
本実施形態において、自動供給システム1は、容器搬送コンベア5の搬送方向においてトッピングロボット11よりも下流側に配置され、トッピングロボット11により食品容器3に移送された食品19に対して、上から押さえる作業又は位置を調整する作業の少なくとも一方を実行するならしロボット13を有してもよい。
この場合、トッピングロボット11により食品容器3に盛り付けられた食品19を、ならしロボット13により上面をならしたり、正規な位置への位置合わせ等を行うことができる。これにより、盛り付けされた食品19の見栄えを良くすることができる。また、後工程での食品容器3に対する蓋の取り付けが容易となる。
本実施形態において、自動供給システム1は、食品搬送コンベア7により搬送され、食品19を搬送するための搬送容器17を有してもよく、その場合には、トッピングロボット11は、食品搬送コンベア7により搬送され食品19が供給された搬送容器17を保持し、食品19を搬送容器17から食品容器3に移し替え、空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7に戻してもよい。
この場合、搬送容器17に収容可能であれば、どのような形状、大きさ、柔らかさ、性状(例えば固形物、液状物、粉状物等)の食品19でも盛り付け作業を行うことが可能となる。これにより、従来使用されていた充填機では盛り付けることができない液状物以外の食品についても盛り付け作業を行うことが可能となる。また、トッピングロボット11は特定の搬送容器17(例えば専用設計された搬送容器等)を保持可能な構成であればよいため、取り扱う食品の種類に応じてハンド31を交換する必要がなくなり、多品種対応がさらに容易となる。さらに、形状、大きさ、柔らかさ等が異なる多品種の食品19を保持するために、3DカメラやAI(人工知能)等の高価で不確実性のある技術を使用する必要がなくなるため、コストを抑えつつ盛り付け作業の確実性を向上できる。
本実施形態において、自動供給システム1は、食品19を搬送容器17に供給する食品供給ユニット9を有してもよく、その場合には、食品供給ユニット9は、食品19が投入される投入口21と、投入された食品19を計量する計量器23と、計量された食品19を所定量ずつ搬送容器17に供給する供給口25と、を有してもよい。
この場合、食品供給ユニット9に食品19を充填しておけば、所定量の食品19を正確に計量して搬送容器17に切り出すことができる。また、食品供給ユニット9の数を増やす(併せてトッピングロボット11での食品19の保持数も増やす)ことで、生産性を向上することも可能となる。また、例えば食品19を食品容器3に直接供給する構成とする場合には、例えば食品供給ユニットからの落下物(例えば食品が液状物である場合にはノズルからの液垂れ等)により食品容器3が汚れる可能性がある。本実施形態では、食品19を搬送容器17に供給することで、食品供給ユニット9からの落下物(液垂れ等)が生じたとしても汚れるのは搬送容器17となり、食品容器3に汚れが生じることを最小限に抑えることができる。したがって、生産される商品(弁当、総菜等)の品質の低下を抑制できる。
本実施形態において、食品供給ユニット9は、トッピングロボット11による移送作業が実行されるトッピングエリア65に配置されてもよい。この場合、トッピングロボット11や食品供給ユニット9をトッピングエリア65に集約して配置できるので、システムを小型化できる。
本実施形態において、食品搬送コンベア7を、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17をトッピングロボット11に搬送し、空になった搬送容器17を食品供給ユニット9に搬送する、循環式の搬送装置としてもよい。
この場合、食品搬送コンベア7で搬送容器17を循環させながら、搬送容器17への食品19の切り出し、トッピングロボット11への食品19の供給、トッピングロボット11による食品19の食品容器3への移送、を連続的且つ効率的に実行できる。したがって、生産効率を向上できる。
本実施形態において、自動供給システム1は、食品搬送コンベア7により搬送される空になった搬送容器17に対し、洗浄、すすぎ、乾燥のうちの少なくとも1つの処理を実行するサニタリユニット15を有してもよい。この場合、食品搬送コンベア7で搬送容器17を循環させながら、使用済みの搬送容器17を洗浄等しつつ衛生的に使い回すことができる。これにより、生産効率を高めつつ衛生性を向上できる。
(1-4.第1実施形態の変形例)
以上説明した第1実施形態は、上述の内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1-4-1.コンベアで食品の重量を計量する場合)
例えば、食品搬送コンベア7において、食品19が供給された搬送容器17の重量を測定し、食品供給量の過不足を判定できるようにしてもよい。
図4は、本変形例の食品搬送コンベア7の構成等の一例を表す左側から見た側面図である。図4に示すように、食品搬送コンベア7には、食品供給ユニット9の下方となる位置に計測器57が設置されている。計測器57は、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17の重量を計測する。計測器57による計測結果は、制御装置(図示省略)に送信される。
本変形例によれば、制御装置により重量が適正範囲内であるか否かを判定することで、食品供給ユニット9による食品19の供給量に過不足がないかをチェックすることができる。これにより、食品19の供給量に過不足がある場合には、例えば食品搬送コンベア7から該当する搬送容器17を排出する等のエラー処理を行うことが可能となるので、生産される商品の品質を向上できる。
(1-4-2.コンベアで食品の体積を計量する場合)
例えば、食品搬送コンベア7において、食品19の体積を計量して、一定量の食品19を供給できるようにしてもよい。
図5は、本変形例の食品搬送コンベア7の構成等の一例を表す左側から見た側面図である。図5に示すように、食品搬送コンベア7には、食品供給ユニット9よりも下流側の位置に当接部材59が設置されている。当接部材59は、例えば棒状又は板状の部材である。当接部材59は、食品供給ユニット9により供給された食品19のうち搬送容器17の上端より上側に突出した部分に当接し、いわゆる摺り切りを行って突出した部分を排出する。排出された食品19は、食品搬送コンベア7の下方に配置された回収ボックス61により回収され、移送装置63(例えば食品19が粉体物の場合には集塵機等)により食品供給ユニット9の投入口21に再投入される。当接部材59により排出された食品19は、回収されずに廃棄されてもよい。
本変形例によれば、例えば食品19が粉状物やバラ積みの固形物等の場合に、食品19のうち搬送容器17の上端より上側に突出した部分を当接部材59に当接させて排出することで、食品19の体積を一定量となるように計量することができる。これにより、食品19の供給量を精度良く一定量とすることができるので、生産される商品の品質を向上できる。また、摺り切りにより排出された食品19を回収して食品供給ユニット9に再投入することにより、食品19に無駄が生じるのを防止できる。さらに、食品供給ユニット9において精度良く計量する必要がなくなるので、食品供給ユニット9を簡素化及び低コスト化できる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、食品の供給と食品の盛り付けとが異なるエリアで実行される場合の実施形態である。
(2-1.自動供給システムの構成)
図6~図8を用いて、第2実施形態に係る自動供給システムの構成の一例について説明する。図6は、第2実施形態に係る自動供給システムの全体構成の一例を表す上面図、図7は、第2実施形態に係る自動供給システムの食品供給ラインL1の構成の一例を表す左側から見た側面図、図8は、第2実施形態に係る自動供給システムの食品盛り付けラインL2の構成の一例を表す左側から見た側面図である。各装置の支持部材等については適宜図示を省略する。図6~図8において、前述の第1実施形態と同様の構成には同符号を付して適宜説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態に係る自動供給システム1Aは、容器搬送コンベア5と、食品搬送コンベア7A,7Bと、食品供給ユニット9と、トッピングロボット11と、ならしロボット13と、サニタリユニット15とを有する。容器搬送コンベア5、食品搬送コンベア7A、トッピングロボット11、ならしロボット13、及びサニタリユニット15は、トッピングロボット11によるトッピング作業が実行されるトッピングエリア65(第1エリアの一例)に配置されている。食品搬送コンベア7B及び食品供給ユニット9は、トッピングエリア65とは別のエリアである、例えば食品19の調理が行われる調理エリア67(第2エリアの一例)に配置されている。トッピングエリア65と調理エリア67は、壁等により区画された別室でもよいし、同じ室内において仕切り等で区画された別エリアでもよい。食品搬送コンベア7B及び食品供給ユニット9が配置されるエリアは、調理エリアに限らず、例えば食品19が外部より搬入される搬入エリア等でもよい。
トッピングエリア65に配置された食品搬送コンベア7Aの両端には、ローダ69及びアンローダ71が設置されている。ローダ69(第1投入装置の一例)は、調理エリア67において食品供給ユニット9により食品19が供給され、調理エリア67からトッピングエリア65に移動された搬送容器17を、所定のピッチp2の間隔となるように食品搬送コンベア7Aに投入する。アンローダ71(第1取出装置の一例)は、食品19を食品容器3に移し替えられることで空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7Aから取り出す。食品搬送コンベア7Aは、ローダ69により投入された搬送容器17をトッピングロボット11に向けて搬送し、空になった搬送容器17をアンローダ71に向けて搬送する。
食品搬送コンベア7Aは、例えば所定のピッチp2(食品容器3の前後方向のピッチp2と略同じ)の間隔で1列となるように搬送容器17を搬送する。食品搬送コンベア7Aは、例えばトッピングロボット11により食品容器3に食品19が移送される間は搬送容器17を停止させ、それ以外は搬送容器17を搬送させる、ピッチ(2×p2)によるピッチ送りを行う。
食品搬送コンベア7B(第3搬送装置の一例)は、調理エリア67に配置されている。食品搬送コンベア7Bは、トッピングエリア65から移動された空になった搬送容器17を食品供給ユニット9に搬送する。食品搬送コンベア7Bは、例えば所定のピッチp3(ピッチp2と同じでもよいし、異なるピッチでもよい)の間隔で1列となるように搬送容器17を搬送する。食品搬送コンベア7Bは、食品供給ユニット9により搬送容器17に食品19が供給される間は搬送容器17を停止させ、それ以外は搬送容器17を搬送させる、ピッチp3によるピッチ送りを行う。
調理エリア67に配置された食品搬送コンベア7Bの両端には、ローダ73及びアンローダ75が設置されている。ローダ73(第2投入装置の一例)は、トッピングエリア65から移動された空になった搬送容器17を、所定のピッチp3の間隔となるように食品搬送コンベア7Bに投入する。アンローダ75(第2取出装置の一例)は、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17を食品搬送コンベア7Bから取り出す。食品搬送コンベア7Aは、ローダ69により投入された搬送容器17をトッピングロボット11に向けて搬送し、空になった搬送容器17をアンローダ71に向けて搬送する。
図7に、食品供給ラインL1におけるローダ73及びアンローダ75の構成の一例を示す。図7に示すように、ローダ73は、上下方向に多段に配置され、空の搬送容器17が載置される複数のトレー77と、トレー77を上下方向に昇降させる昇降装置(図示省略)と、トレー77に載置された搬送容器17を食品搬送コンベア7Bに対して出し入れする出入装置(図示省略)と、トレー77、昇降装置、及び出入装置等を搭載したフレーム79とを有する。ローダ73は、昇降装置によりトレー77を食品搬送コンベア7Bと略同じ高さとなるように調整し、出入装置によりトレー77に載置された空の搬送容器17を食品搬送コンベア7Bに向けて押し出す。トレー77が空になると、昇降装置により他のトレー77を食品搬送コンベア7Bと略同じ高さとなるように調整し、同様の動作を繰り返す。
アンローダ75は、上記ローダ73と同様の構成を有する。アンローダ75は、昇降装置によりトレー77を食品搬送コンベア7Bと略同じ高さとなるように調整し、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17を出入装置により食品搬送コンベア7Bからトレー77上に引き込む。トレー77が一杯になると、昇降装置により他のトレー77を食品搬送コンベア7Bと略同じ高さとなるように調整し、同様の動作を繰り返す。
図8に、食品盛り付けラインL2におけるローダ69の構成の一例を示す。図8に示すように、ローダ69は、上記ローダ73及びアンローダ75と同様の構成を有する。ローダ69は、昇降装置によりトレー77を食品搬送コンベア7Aと略同じ高さとなるように調整し、出入装置によりトレー77に載置された食品19を収容した搬送容器17を食品搬送コンベア7Aに向けて押し出す。トレー77が空になると、昇降装置により他のトレー77を食品搬送コンベア7Aと略同じ高さとなるように調整し、同様の動作を繰り返す。
アンローダ71(図8では図示せず)は、上記ローダ73、アンローダ75、ローダ69と同様の構成を有する。アンローダ71は、昇降装置によりトレー77を食品搬送コンベア7Aと略同じ高さとなるように調整し、空になった搬送容器17を出入装置により食品搬送コンベア7Aからトレー77上に引き込む。トレー77が一杯になると、昇降装置により他のトレー77を食品搬送コンベア7Aと略同じ高さとなるように調整し、同様の動作を繰り返す。
アンローダ71により食品搬送コンベア7Aから取り出された搬送容器17は、ローダ73に移動される。アンローダ75により食品搬送コンベア7Bから取り出された搬送容器17は、ローダ69に移動される。これらの搬送容器17の移動には、様々な移動方式が採用可能である。例えば、作業者がトレー77上の搬送容器17を運搬容器(例えば番重等)に収容して台車等により移動させてもよい。例えば、トレー77をフレーム79に対して着脱可能とし、作業者がトレー77ごと運搬容器(例えば番重等)に収容して台車等により移動させてもよい。例えば、フレーム79の下部に車輪を設置し、作業者がフレーム79ごと移動させてもよい。例えば、トレー77やフレーム79を無人搬送車(AGV)を用いて自動搬送してもよい。
空の搬送容器17がアンローダ71からローダ73に移動される経路の途中には、サニタリユニット15が設置されている。図6では、サニタリユニット15は例えばトッピングエリア65に配置されているが、設置場所は特に限定されるものではなく、調理エリア67に配置されてもよいし、その他のエリアに配置されてもよい。サニタリユニット15は、前述の第1実施形態と同様の構成であり、アンローダ71からローダ73に移動される空になった搬送容器17に対し、洗浄、すすぎ、乾燥を実行する。
自動供給システム1Aの上記以外の構成、例えば容器搬送コンベア5、食品供給ユニット9、トッピングロボット11、ならしロボット13等の構成は、前述の第1実施形態の自動供給システム1と同様であるため説明を省略する。
(2-2.自動供給システムの動作)
自動供給システム1Aの動作の一例について説明する。食品供給ラインL1の食品搬送コンベア7Bは、ローダ73から投入された搬送容器17を、間欠運転(ピッチp3によるピッチ送り)により、食品供給ユニット9に向けて搬送する。食品供給ユニット9は、下部に搬送、停止された搬送容器17に対して食品19を所定量ずつ供給する。食品搬送コンベア7Bは、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17を、アンローダ75に向けて搬送する。アンローダ75は、搬送容器17を食品搬送コンベア7Bから取り出す。
アンローダ75により食品搬送コンベア7Bから取り出された搬送容器17は、調理エリア67からトッピングエリア65のローダ69に移動される。ローダ69は、食品19が供給された搬送容器17を食品搬送コンベア7Aに投入する。食品盛り付けラインL2の食品搬送コンベア7Aは、ローダ69から投入された搬送容器17を、間欠運転(ピッチp2によるピッチ送り)により、トッピングロボット11に向けて搬送する。
トッピングロボット11は、食品搬送コンベア7Aにより保持エリア26に搬送、停止された2つの搬送容器17を、ハンド31により保持する。トッピングロボット11は、搬送容器17を保持したハンド31を、回転軸心Ax3まわりの向きを調整しつつ食品容器3の上方に移動させる。トッピングロボット11は、ハンド31を回転軸心Ax4まわりに回転させて搬送容器17を傾け、搬送容器17に収容された食品19を食品容器3に移し替える。トッピングロボット11は、空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7Aに戻す。食品搬送コンベア7Aは、空になった搬送容器17を、アンローダ71に向けて搬送する。アンローダ71は、搬送容器17を食品搬送コンベア7Aから取り出す。
アンローダ71により食品搬送コンベア7Aから取り出された搬送容器17は、サニタリユニット15に移動される。サニタリユニット15は、洗浄ユニット51により搬送容器17を洗浄液で洗浄し、すすぎユニット53により搬送容器17を水ですすぎ、乾燥ユニット55により搬送容器17を乾燥させる。乾燥された搬送容器17は、調理エリア67のローダ73に移動される。ローダ73は、空の搬送容器17を食品搬送コンベア7Bに投入する。
ならしロボット13の動作は、前述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。自動供給システム1Aは、以上の各装置による動作を並行して繰り返し実行する。
(2-3.第2実施形態の効果)
以上説明した第2実施形態では、食品供給ユニット9は、トッピングロボット11によりトッピング作業が実行されるトッピングエリア65とは別のエリア(例えば調理エリア67)に配置されている。この場合、食品供給ユニット9により搬送容器17に食品19を供給する食品供給ラインL1を、工場レイアウトに応じて自由なエリアに設置することができる。したがって、レイアウトの自由度を向上できる。
また本実施形態において、自動供給システム1Aは、トッピングエリア65から移動された空になった搬送容器17を食品供給ユニット9に搬送する食品搬送コンベア7Bを調理エリア67に配置してもよく、その場合には、食品搬送コンベア7Aをトッピングエリア65に配置し、食品供給ユニット9により食品19が供給され調理エリア67から移動された搬送容器17を食品搬送コンベア7Aによりトッピングロボット11に搬送してもよい。
この場合、調理エリア67において、食品搬送コンベア7Bで空の搬送容器17を搬送しながら、食品供給ユニット9による搬送容器17への食品19の切り出しを連続的且つ効率的に実行できる。したがって、生産効率を向上できる。
また本実施形態において、自動供給システム1Aは、トッピングエリア65に配置され、食品供給ユニット9により食品19が供給され調理エリア67から移動された搬送容器17を食品搬送コンベア7Aに投入するローダ69と、トッピングエリア65に配置され、空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7Aから取り出すアンローダ71と、調理エリア67に配置され、トッピングエリア65から移動された空になった搬送容器17を食品搬送コンベア7Bに投入するローダ73と、調理エリア67に配置され、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17を食品搬送コンベア7Bから取り出すアンローダ75と、を有してもよい。
この場合、トッピングエリア65における食品搬送コンベア7Aへの搬送容器17の出し入れ、及び、調理エリア67における食品搬送コンベア7Bへの搬送容器17の出し入れを自動化できる。したがって、食品の盛り付け工程の自動化をさらに推進することができる。
また本実施形態において、自動供給システム1Aは、トッピングエリア65から調理エリア67に移動される空になった搬送容器17に対し、洗浄、すすぎ、乾燥のうちの少なくとも1つの処理を実行するサニタリユニット15を有してもよい。
この場合、調理エリア67とトッピングエリア65との間で搬送容器17を循環させながら、使用済みの搬送容器17を洗浄等しつつ衛生的に使い回すことができる。これにより、生産効率を高めつつ衛生性を向上できる。
(2-4.第2実施形態の変形例)
以上説明した第2実施形態は、上述の内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、前述の図4に示す構成と同様に、食品供給ラインL1の食品搬送コンベア7Bにおいて、食品19が供給された搬送容器17の重量を測定し、食品供給量の過不足を判定できるようにしてもよい。図示は省略するが、食品搬送コンベア7Bには、食品供給ユニット9の下方となる位置に計測器57が設置されている。計測器57は、食品供給ユニット9により食品19が供給された搬送容器17の重量を計測する。計測器57による計測結果は、制御装置(図示省略)に送信される。
本変形例によれば、制御装置により重量が適正範囲内であるか否かを判定することで、食品供給ユニット9による食品19の供給量に過不足がないかをチェックすることができる。これにより、食品19の供給量に過不足がある場合には、例えば食品搬送コンベア7Bから該当する搬送容器17を排出する等のエラー処理を行うことが可能となるので、生産される商品の品質を向上できる。
例えば、前述の図5に示す構成と同様に、食品供給ラインL1の食品搬送コンベア7Bにおいて、食品19の体積を計量して、一定量の食品19を供給できるようにしてもよい。図示は省略するが、食品搬送コンベア7Bには、食品供給ユニット9よりも下流側の位置に当接部材59が設置されている。当接部材59は、例えば棒状又は板状の部材である。当接部材59は、食品供給ユニット9により供給された食品19のうち搬送容器17の上端より上側に突出した部分に当接し、いわゆる摺り切りを行って突出した部分を排出する。排出された食品19は、食品搬送コンベア7Bの下方に配置された回収ボックス61により回収され、移送装置63(例えば食品19が粉体物の場合には集塵機等)により食品供給ユニット9の投入口21に再投入される。当接部材59により排出された食品19は、回収されずに廃棄されてもよい。
本変形例によれば、例えば食品19が粉状物やバラ積みの固形物等の場合に、食品19のうち搬送容器17の上端より上側に突出した部分を当接部材59に当接させて排出することで、食品19の体積を一定量となるように計量することができる。これにより、食品19の供給量を精度良く一定量とすることができるので、生産される商品の品質を向上できる。また、摺り切りにより排出された食品19を回収して食品供給ユニット9に再投入することにより、食品19に無駄が生じるのを防止できる。さらに、食品供給ユニット9において精度良く計量する必要がなくなるので、食品供給ユニット9を簡素化及び低コスト化できる。
<3.第3実施形態>
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、トッピングロボットにより保持された食品の量を調整ユニットにて調整した上で、食品を食品容器に盛り付ける場合の実施形態である。
(3-1.自動供給システムの構成)
図9及び図10を用いて、第3実施形態に係る自動供給システムの構成の一例について説明する。図9及び図10において、前述の第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成には同符号を付して適宜説明を省略する。
図9及び図10に示すように、第3実施形態に係る自動供給システム1Bは、前述の容器搬送コンベア5と、トッピングロボット81と、調整ユニット83と、運搬容器85とを有する。トッピングロボット81、調整ユニット83、及び運搬容器85は、架台87上に設置されている。これらの機器は、架台87ではなく床面に設置されてもよい。
トッピングロボット81(自動機の一例)は、食品収容器89を保持し、運搬容器85に収容された食品19をすくい、食品収容器89に収容した食品19を食品容器3に移送する。食品収容器89は例えばディッシャであり、半球体形状の中空の収容部89aと、柄部89bと、操作部89cとを有する。トッピングロボット81は、運搬容器85において食品19をすくった後、収容部89aの開口を上側に向けた状態で食品19を保持し、食品収容器89を食品容器3上に移動させて、収容部89aの開口を下側に向けて食品19を食品容器3に移し替える。トッピングロボット81が操作部89cを操作することにより、収容部89aの内側部分をワイパー部材が通過し、収容部89a内の食品19がそぎ落とされる。
本実施形態では、トッピングロボット81が1つの食品収容器89を保持する場合について説明するが、複数(例えば容器搬送コンベア5上の食品容器3の列数と同数)の食品収容器89を保持し、容器搬送コンベア5により搬送される複数列の食品容器3に対して一度にトッピングを行ってもよい。これにより、生産効率を向上できる。食品収容器89は、食品19の種類や性質に応じて種類が変更されてもよい。食品収容器89として、ディッシャ以外の器具を使用してもよい。
トッピングロボット81は、例えば産業用ロボットとして一般的な垂直多関節型のロボットである。トッピングロボット81は、基台91と、旋回部93と、アーム95とを有する。基台91は、架台87に固定されている。アーム95は、下腕部97と、肘部99と、上腕部101と、手首部103と、フランジ部105とを有している。トッピングロボット81は、例えば6つの関節を備えた6軸ロボットとして構成されている。トッピングロボット81は、6軸以外の軸数としてもよい。トッピングロボット81は、例えば水平多関節型のロボットや、パラレルリンクロボットとしてもよいし、汎用ロボット以外にも、例えば直交座標軸におけるXYZ方向に直動可能且つθ方向に回転可能なアクチュエータを備えたトッピング作業専用に設計された専用作業機等としてもよい。トッピングロボット81は、複数台設置されてもよい。
調整ユニット83(調整装置の一例)は、例えばトッピングロボット81の右側に隣接して配置されている。調整ユニット83は、トッピングロボット81が食品収容器89により保持する食品19を所定量に調整する。調整ユニット83は、2つの刃部材を互いに対向する方向に進退するように移動させることにより、摺り切りを行う。当該摺り切りにより、食品19は刃部材よりも上方の部分が排除され、所定の体積となるように計量される。調整ユニット83の詳細な構成については後述する。
運搬容器85は、例えばトッピングロボット81と容器搬送コンベア5との間に配置されている。運搬容器85は、調整ユニット83において摺り切りが行われた食品19が内部に落下するように、調整ユニット83の刃部材の下方の領域を含むように配置されている。運搬容器85は例えば番重等であり、食品19を収容する。運搬容器85は、例えば台車等により移動されて交換されてもよいし、コンベアにより搬送されてもよい。運搬容器85の代わりに、食品19をコンベアにより搬送する構成としてもよい。
自動供給システム1Bの上記以外の構成、例えば食品容器3や容器搬送コンベア5等の構成は、前述の第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
(3-2.調整ユニットの構成)
図11及び図12を用いて、調整ユニット83の構成の一例について説明する。
図11に示すように、調整ユニット83は、一対の支柱107と、一対の支持部材109と、台座111と、一対のベース117A,117Bと、一対の駆動装置113A,113Bと、一対の刃部材115A,115Bとを有する。
一対の支柱107は、前後方向に所定の間隔を空けて立設されている。支柱107はは、架台87の上面に固定されている。支持部材109は、所定の高さにおいて、各支柱107から左側に向けて突出するように設けられている。支持部材109は、略水平方向に延設されている。台座111は略長方形状の板部材であり、一対の支持部材109の下部に吊り下げるように支持されている。台座111は、一対の支柱107の左側において、長手方向が前後方向に沿う向きで略水平に延設されている。
台座111の前側の下部には、ベース117Aを介して駆動装置113Aが設置されている。駆動装置113A(第1駆動装置の一例)は、例えばエアシリンダである。駆動装置113Aのロッド113Aaの先端部には、高さ調整部材119Aを介して刃部材115Aが設けられている。駆動装置113Aは、刃部材115Aを前後方向に進退するように移動させる。台座111の後側の下部には、ベース117Bを介して駆動装置113Bが設置されている。駆動装置113B(第1駆動装置の一例)は、例えばエアシリンダである。駆動装置113Bのロッド113Baの先端部には、高さ調整部材119Bを介して刃部材115Bが設けられている。駆動装置113Bは、刃部材115Bを前後方向に進退するように移動させる。駆動装置113A,113Bは、例えばモータやソレノイド等でもよい。
図12A及び図12Bに示すように、駆動装置113A,113B(第1駆動装置の一例)は、2つの刃部材115A,115B(第1部材の一例)を、食品収容器89における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように略同時に移動させる。「食品収容器89における水平方向」とは、柄部89bの軸方向に直交する方向(前後方向)において、収容部89aの開口の一端側の縁部と他端側の縁部とを結ぶ直線の方向である。図12A及び図12Bに示すように、収容部89aの開口が鉛直方向上側を向いている場合には、食品収容器89における水平方向は鉛直方向に直交する水平方向となる。図12Aに示すように、刃部材115A,115Bが離間した状態において、トッピングロボット81が食品19を収容した状態の食品収容器89の収容部89aを、刃部材115A,115Bの先端の間に位置するように保持する。2つの刃部材115A,115Bは、高さ調整部材119A,119Bにより、上下方向の高さ位置が互いに刃部材の略1枚分の厚みだけ異なるように配置されている。図12Bに示すように、調整ユニット83は、2つの刃部材115A,115Bを、上下方向から見て少なくとも一部が重なるように近接させる。これにより、食品19を摺り切り又は切断することができる。摺り切り又は切断された食品19は、運搬容器85内に落下して再利用される。
2つの刃部材115A,115Bが重複する部分の前後方向の長さLは、例えば食品収容器89の収容部89aの直径と同等程度に設定されている。収容部89aの開口と下側の刃部材115Bとの高さ方向の間隔Gは、食品19が調整される規定量に応じて予め適宜の値に設定されている。
(3-3.刃部材の組み合わせ)
調整ユニット83は、食品19の種類や性質に応じて、先端形状が異なる複数種類の刃部材115A,115Bを組み合せて使用する。刃部材115A,115Bは、例えば先端形状が円形状、略U字状、長方形状等である複数種類が用意されている。処理対象の食品19の種類や性質に応じた形状の刃部材115A,115Bが予め選択され、調整ユニット83に取り付けられる。図13~図18を用いて、刃部材の組み合わせの具体例について説明する。
図13及び図14に示す例では、刃部材115Aは先端形状が円形状、刃部材115Bは先端形状が略U字状の刃部材となっている。刃部材115Aの半円形状の扇形である刃先部115Aaは、テーパ部115Abにより先端側に向けて尖るように形成されている。刃先部115Aaの直径は、例えば食品収容器89の収容部89aの直径の略2倍となるように形成されている。刃部材115Aは、刃先部115Aaが刃部材115B側を向き、テーパ部115Abが上側を向くように配置されている。刃部材115Bの半円形状の凹部である刃先部115Baは、テーパ部115Bbにより先端側に向けて尖るように形成されている。刃先部115Baの直径は、例えば食品収容器89の収容部89aの直径と略同等となるように形成されている。刃部材115Bは、刃先部115Baが刃部材115A側を向き、テーパ部115Bbが下側を向くように配置されている。
調整ユニット83は、図13A及び図13Bに示すように2つの刃部材115A,115Bが離間した状態から、図14A及び図14Bに示すように刃部材115A,115Bの一部が重なるように近接させる。図14A及び図14Bに示す例では、例えば刃部材115Aはテーパ部115Abの内周側の端部が食品収容器89の収容部89aの後側の縁部と略一致する位置まで移動され、刃部材115Bは刃先部115Baの端部が食品収容器89の収容部89aの後側の縁部と略一致する位置まで移動されている。
上記刃部材の組み合わせにより、食品19を後側に寄せつつ摺り切り及び切断することができる。例えば調理済みの玉ねぎやスジ肉等、食品19が長尺状の不定形の食材である場合に特に有効である。
図15及び図16に示す例では、刃部材115A,115Bが共に、先端形状が略U字状の刃部材となっている。刃部材115A,115Bの半円形状の凹部である刃先部115Aa,115Baは、テーパ部115Ab,115Bbにより先端側に向けて尖るように形成されている。刃先部115Aa,115Baの直径は、例えば食品収容器89の収容部89aの直径と略同等となるように形成されている。刃部材115Aは、刃先部115Aaが刃部材115B側を向き、テーパ部115Abが上側を向くように配置されている。刃部材115Bは、刃先部115Baが刃部材115A側を向き、テーパ部115Bbが下側を向くように配置されている。
調整ユニット83は、図15A及び図15Bに示すように2つの刃部材115A,115Bが離間した状態から、図16A及び図16Bに示すように刃部材115A,115Bのほぼ全部が重なるように近接させる。図16A及び図16Bに示す例では、例えば刃部材115Aは刃先部115Aaの左右方向中央の端部が食品収容器89の収容部89aの後側の縁部に到達する位置まで移動され、刃部材115Bは刃先部115Baの左右方向中央の端部が食品収容器89の収容部89aの前側の縁部に到達する位置まで移動されている。
上記刃部材の組み合わせにより、食品19を前後方向において中央に寄せつつ摺り切り及び切断することができる。例えば調理済みの玉ねぎやスジ肉等、食品19が長尺状の不定形の食材である場合に特に有効である。
図17及び図18に示す例では、刃部材115A,115Bが共に、先端形状が平坦な略長方形状の刃部材となっている。刃部材115A,115Bの平坦な刃先部115Aa,115Baは、テーパ部115Ab,115Bbにより先端側に向けて尖るように形成されている。刃部材115Aは、刃先部115Aaが刃部材115B側を向き、テーパ部115Abが上側を向くように配置されている。刃部材115Bは、刃先部115Baが刃部材115A側を向き、テーパ部115Bbが下側を向くように配置されている。
調整ユニット83は、図17A及び図17Bに示すように2つの刃部材115A,115Bが離間した状態から、図18A及び図18Bに示すように刃部材115A,115Bの一部が重なるように近接させる。図18A及び図18Bに示す例では、例えば刃部材115Aは刃先部115Aaの端部が食品収容器89の収容部89aの後側の縁部に到達する位置まで移動され、刃部材115Bは刃先部115Baの端部が食品収容器89の収容部89aの前側の縁部に到達する位置まで移動されている。
上記刃部材の組み合わせにより、食品19を前後方向において中央に寄せつつ摺り切り及び切断することができる。例えばそぼろ肉やいり卵等、食品19が粒状の食材である場合に特に有効である。
(3-4.第3実施形態の効果)
以上説明した第3実施形態に係る自動供給システム1Bでは、トッピングロボット81が食品19を収容した食品収容器89を保持し、調整ユニット83がトッピングロボット81により保持された食品19を所定量に調整した上で、トッピングロボット81が所定量に調整された食品19を食品容器3に移送することにより、食品19を食品容器3に盛り付ける。これにより、トッピングロボット81によって食品19を食品容器3へ移送する工程を自動化できると共に、食品19の量を一定量に調整する工程についても自動化することができる。したがって、食品の盛り付け工程の自動化を推進することができる。
食品の量を一定量に調整する工程において、刃部材で摺り切ることにより定量に切出しする場合、例えばそぼろ肉、スジ肉、玉ねぎといった不定形食材の場合には、摺り切った際に保持された食品19の粘性により上面に凹凸が生じたり、食品19が長さを有するために摺り切りが困難となる等により、規定量の切出しが難しい場合がある。
本実施形態では、2つの刃部材115A,115Bを食品収容器89における水平方向に対して互いに対向する方向に進退させることにより、食品19が一定量となるように摺り切り又は切断することができる。これにより、粘性の高い食品19の場合でも表面に凹凸が生じることを抑制できると共に、長さを有する食品19については切断することができる。これにより、多品種の食品へ対応しつつ食品の量を精度良く一定量に調整することができる。以上により、食品の盛り付け工程の自動化を推進することができると共に、多品種の食品への対応を容易化することができる。
また、ユーザが使用している食品収容器89をそのまま使用できると共に、1回の摺り切り動作で食材の計量が完了するため、食材把持・計量を規格量になるまで繰り返す必要がなくなり、生産速度が速いというメリットがある。さらに、トッピングロボット81の台数や、トッピングロボット81に持たせる食品収容器89の数を増やすことにより、生産速度のアップが可能である。
また本実施形態において、調整ユニット83は、2つの刃部材115A,115Bを、上下方向から見て少なくとも一部が重なるように近接させてもよい。これにより、2つの刃部材115A,115Bで食品19にせん断力を加え、より効果的に切断することができる。
また本実施形態において、調整ユニット83は、食品19の種類に応じて、先端形状が異なる複数種類の刃部材115A,115Bを組み合せてもよい。これにより、トッピングロボット81で盛り付けを行う食品19の種類や性質に応じて刃部材115A,115Bの形状を変更できるので、食品19をより効率的に摺り切り又は切断することが可能となり、定量切り出しの精度を向上できる。
(3-5.第3実施形態の変形例)
以上説明した第3実施形態は、上述の内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(3-5-1.2つの刃部材を微小間隙を空けて対向又は当接させる場合)
例えば、刃部材115A,115Bの先端部を微小な間隙を空けて対向するように近接させるか、又は、当接するように近接させてもよい。本変形例の構成について図19及び図20を参照しつつ説明する。
図19及び図20に示す例では、刃部材115A,115Bが共に、先端形状が平坦な略長方形状の刃部材となっている。刃部材115A,115Bの平坦な刃先部115Aa,115Baは、テーパ部115Ab,115Bbにより先端側に向けて尖るように形成されている。刃部材115Aは、刃先部115Aaが刃部材115B側を向き、テーパ部115Abが上側を向くように配置されている。刃部材115Bは、刃先部115Baが刃部材115A側を向き、テーパ部115Bbが上側を向くように配置されている。2つの刃部材115A,115Bは、高さ調整部材119A,119B(図示省略)により、上下方向の高さ位置が略同じとなるように配置されている。
調整ユニット83は、図19A及び図19Bに示すように2つの刃部材115A,115Bが離間した状態から、図20A及び図20Bに示すように刃部材115A,115Bの刃先部115Aa,115Ba(先端部の一例)が微小な間隙を空けて対向するように近接させる。図20A及び図20Bに示す例では、刃先部115Aa,115Baは、例えば食品収容器89の収容部89aの前後方向中央位置近傍で対向している。
図20A及び図20Bに示す例では、刃部材115A,115Bの先端部の間に微小な間隙を設けているが、刃部材115A,115Bの先端部が当接するように近接させてもよい。上記では、刃部材115A,115Bの先端形状が平坦な長方形状である場合について説明したが、先端形状が円形状又は略U字状である刃部材115A,115Bについて、微小間隙を空けて対向または当接させてもよい。
本変形例によれば、2つの刃部材115A,115Bで食品19を両側から挟み込んで圧縮することで、効果的に摺り切り又は切断することができる。
(3-5-2.2つの刃部材の上部を摺り切る場合)
2つの刃部材115A,115Bの上部を別の板部材で摺り切る構成としてもよい。本変形例の構成について図21乃至図24を参照しつつ説明する。
図21乃至図24に示すように、本変形例に係る調整ユニット83は、上下方向(水平方向と交差する方向の一例)に沿って立設された板部材121(第2部材の一例)と、板部材121を2つの刃部材115A,115Bの進退方向(この例では前後方向)に直交する左右方向(進退方向と交差する方向の一例)に進退するように移動させる駆動装置123とを有する。駆動装置123(第2駆動装置の一例)は、例えばエアシリンダである。板部材121は、駆動装置123のロッド123aの先端部に、高さ調整部材125を介して取り付けられている。板部材121は、高さ調整部材125により、下端部が刃部材115A,115Bの上面に接触するように高さ位置が調整されている。板部材121は、ゴム等の弾性体、樹脂、又は金属等で構成された複数種類が用意されている。処理対象の食品19の種類や性質に応じた材質、形状の板部材121が予め選択され、調整ユニット83に取り付けられる。板部材121は1枚に限らず、複数枚設置されてもよい。
図21乃至図24では、刃部材115A,115Bの先端形状が平坦な長方形状である場合について説明する。刃部材115A,115Bは、共にテーパ部115Ab,115Bbが下側を向くように配置されている。
調整ユニット83は、図21A、図21B及び図21Cに示すように、2つの刃部材115A,115Bが離間した状態から、図22A、図22B及び図22Cに示すように、刃部材115A,115Bの先端部である刃先部115Aa,115Baが微小な間隙を空けて対向するように近接させる。この際、摺り切られた食品19は刃部材115A,115Bの上面に残る場合がある。刃部材115A,115Bが近接するまでは、板部材121は刃部材115A,115Bの右側の待機位置に位置している。
調整ユニット83は、図23A、図23B及び図23Cに示すように、駆動装置123のロッド123aを伸長させて、板部材121の下端を刃部材115A,115Bの上面に接触させつつ左側に移動させる。調整ユニット83は、図24A、図24B及び図24Cに示すように、駆動装置123のロッド123aをさらに伸長させて、板部材121を刃部材115A,115Bの左側の端部よりもさらに左側の位置まで移動させる。
図21乃至図24では、刃部材115A,115Bをテーパ部115Ab,115Bbが下側を向くように配置したが、前述の図19A及び図19Bと同様にテーパ部115Ab,115Bbが上側を向くように配置してもよい。この場合、板部材121の下端部をテーパ部115Ab,115Bbに対応して出っ張る形状としてもよい。また、刃部材115A,115Bの先端形状が平坦な長方形状である場合について説明したが、先端形状が円形状又は略U字状である刃部材115A,115Bにおいて、上記と同様の構成としてもよい。
本変形例では、板部材121を2つの刃部材115A,115Bの進退方向に交差する方向に進退させて刃部材115A,115Bの上面に接触させることにより、刃部材115A,115Bで切断しきれなかった食品19を、引きちぎる等によってより確実に切断することができる。また、刃部材115A,115Bの上部に残った食材を除去できるので、衛生面を向上できると共に、すり切った食材の再利用を促進できる。
(3-5-3.食品の種類を検出して板部材を自動交換する場合)
食品19の種類を検出し、調整ユニット83の刃部材115A,115Bを自動的に交換する構成としてもよい。本変形例の構成について図25を参照しつつ説明する。
図25に示すように、本変形例に係る調整ユニット83は、センサ127と、交換装置129とを有する。センサ127は、支持部材109よりも低い位置において支柱107から左側に向けて突出するように設けられた支持部材131の下部に設けられ、運搬容器85に収容された食品19の種類を検出する。センサ127は例えばカメラである。交換装置129は、センサ127の検出結果に基づいて、刃部材115A,115Bを食品19の種類に応じた形状の刃部材に交換する。調整ユニット83は、例えば支持部材109を上下方向に移動させる昇降機構133を有しており、刃部材115A,115Bの交換時には刃部材115A,115Bを交換装置129に移動させる。
本変形例によれば、トッピングロボット81が盛り付けを行う食品19の種類をセンサ127で検出し、センサ127の検出結果に応じて刃部材115A,115Bを食品19の種類に適合した種類のものに自動的に交換することができる。したがって、食品19の盛り付け工程の自動化をさらに推進できる。
(3-5-4.その他)
上記第3実施形態では、トッピングロボット81が食品収容器89を保持し、当該食品収容器89を用いて運搬容器85に収容された食品19をすくうことで、食品19を保持するようにしたが、食品19をすくう手法は上記に限られない。例えば、運搬容器85に収容された食品19をすくう別の機構を設置しておき、当該機構によりすくった食品19をトッピングロボット81が保持する食品収容器89に供給する構成としてもよい。また、前述の食品供給ユニット9のような食品19を定量ずつ供給する供給ユニットを設置しておき、当該供給ユニットによりトッピングロボット81が保持する食品収容器89に食品19を供給する構成としてもよい。
以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
以上の説明において、外観上の寸法や大きさ、形状、位置等が「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。それら「同一」「同じ」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に同じ」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
以上説明した実施形態や変形例等が解決しようとする課題や効果は、上述した内容に限定されるものではない。実施形態や変形例等によって、上述されていない課題を解決したり、上述されていない効果を奏することもでき、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
1 自動供給システム
1A 自動供給システム
1B 自動供給システム
3 食品容器
5 容器搬送コンベア(第1搬送装置)
7 食品搬送コンベア(第2搬送装置)
7A 食品搬送コンベア(第2搬送装置)
7B 食品搬送コンベア(第3搬送装置)
9 食品供給ユニット(食品供給装置)
11 トッピングロボット(第1自動機)
13 ならしロボット(第2自動機)
15 サニタリユニット(サニタリ装置)
17 搬送容器
19 食品
21 投入口
23 計量器
25 供給口
57 計測器
59 当接部材
65 トッピングエリア(第1エリア)
67 調理エリア(第2エリア)
69 ローダ(第1投入装置)
71 アンローダ(第1取出装置)
73 ローダ(第2投入装置)
75 アンローダ(第2取出装置)
81 トッピングロボット(自動機)
83 調整ユニット(調整装置)
89 食品収容器
113A 駆動装置(第1駆動装置)
113B 駆動装置(第1駆動装置)
115A 刃部材(第1部材)
115Aa 刃先部(先端部)
115B 刃部材(第1部材)
115Ba 刃先部(先端部)
121 板部材(第2部材)
123 駆動装置(第2駆動装置)
127 センサ
129 交換装置

Claims (25)

  1. 食品容器を搬送する第1搬送装置と、
    前記食品容器に収容される食品を搬送する第2搬送装置と、
    前記第2搬送装置により搬送される前記食品を保持し、前記第1搬送装置により搬送される前記食品容器に移送する第1自動機と、
    を有する、自動供給システム。
  2. 前記食品を所定量ずつ供給する食品供給装置をさらに有する、
    請求項1に記載の自動供給システム。
  3. 前記第1搬送装置の搬送方向において前記第1自動機よりも下流側に配置され、前記第1自動機により前記食品容器に移送された前記食品に対して、上から押さえる作業又は位置を調整する作業の少なくとも一方を実行する第2自動機をさらに有する、
    請求項2に記載の自動供給システム。
  4. 前記第2搬送装置により搬送され、前記食品を搬送するための搬送容器をさらに有し、
    前記第1自動機は、
    前記第2搬送装置により搬送され前記食品が収容された前記搬送容器を保持し、前記食品を前記搬送容器から前記食品容器に移し替え、空になった前記搬送容器を前記第2搬送装置に戻す、
    請求項3に記載の自動供給システム。
  5. 前記食品を前記搬送容器に供給する食品供給装置をさらに有し、
    前記食品供給装置は、
    前記食品が投入される投入口と、
    投入された前記食品を計量する計量器と、
    計量された前記食品を所定量ずつ前記搬送容器に供給する供給口と、
    を有する、
    請求項4に記載の自動供給システム。
  6. 前記食品供給装置は、
    前記第1自動機による移送作業が実行される第1エリアに配置されている、
    請求項5に記載の自動供給システム。
  7. 前記第2搬送装置は、
    前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器を前記第1自動機に搬送し、空になった前記搬送容器を前記食品供給装置に搬送する、循環式の搬送装置である、
    請求項6に記載の自動供給システム。
  8. 前記第2搬送装置により搬送される空になった前記搬送容器に対し、洗浄、すすぎ、乾燥のうちの少なくとも1つの処理を実行するサニタリ装置をさらに有する、
    請求項7に記載の自動供給システム。
  9. 前記第2搬送装置に設置され、前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器の重量を計測する計測器をさらに有する、
    請求項8に記載の自動供給システム。
  10. 前記第2搬送装置に設置され、前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器の上端より上側に突出した前記食品に当接する当接部材をさらに有する、
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載の自動供給システム。
  11. 前記食品供給装置は、
    前記第1自動機による移送作業が実行される第1エリアとは別の第2エリアに配置されている、
    請求項5に記載の自動供給システム。
  12. 前記第2エリアに配置され、前記第1エリアから移動された空になった前記搬送容器を前記食品供給装置に搬送する第3搬送装置をさらに有し、
    前記第2搬送装置は、
    前記第1エリアに配置されており、前記食品供給装置により前記食品が供給され前記第2エリアから移動された前記搬送容器を前記第1自動機に搬送する、
    請求項11に記載の自動供給システム。
  13. 前記第1エリアに配置され、前記食品供給装置により前記食品が供給され前記第2エリアから移動された前記搬送容器を前記第2搬送装置に投入する第1投入装置と、
    前記第1エリアに配置され、空になった前記搬送容器を前記第2搬送装置から取り出す第1取出装置と、
    前記第2エリアに配置され、前記第1エリアから移動された空になった前記搬送容器を前記第3搬送装置に投入する第2投入装置と、
    前記第2エリアに配置され、前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器を前記第3搬送装置から取り出す第2取出装置と、
    をさらに有する、
    請求項12に記載の自動供給システム。
  14. 前記第1エリアから前記第2エリアに移動される空になった前記搬送容器に対し、洗浄、すすぎ、乾燥のうちの少なくとも1つの処理を実行するサニタリ装置をさらに有する、
    請求項13に記載の自動供給システム。
  15. 前記第3搬送装置に設置され、前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器の重量を計測する計測器をさらに有する、
    請求項14に記載の自動供給システム。
  16. 前記第3搬送装置に設置され、前記食品供給装置により前記食品が供給された前記搬送容器の上端より上側に突出した前記食品に当接する当接部材をさらに有する、
    請求項12乃至15のいずれか1項に記載の自動供給システム。
  17. 食品を収容した食品収容器を保持し、前記食品を食品容器に移送する自動機と、
    前記食品を所定量に調整する調整装置と、
    を有し、
    前記調整装置は、
    2つの第1部材と、
    前記2つの第1部材を、前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させる第1駆動装置と、を有する、
    自動供給システム。
  18. 前記調整装置は、
    前記2つの第1部材を、前記水平方向と直交する方向から見て少なくとも一部が重なるように近接させる、
    請求項17に記載の自動供給システム。
  19. 前記調整装置は、
    前記2つの第1部材を、先端部が当接するように、又は、前記先端部が微小な間隙を空けて対向するように近接させる、
    請求項17に記載の自動供給システム。
  20. 前記調整装置は、
    前記水平方向と交差する方向に沿って延設された第2部材と、
    前記第2部材を、前記2つの第1部材の進退方向に交差する方向に進退するように移動させる第2駆動装置と、
    を有する、請求項17に記載の自動供給システム。
  21. 前記調整装置は、
    前記食品の種類に応じて、先端形状が異なる複数種類の前記第1部材を組み合せる、
    請求項17乃至20のいずれか1項に記載の自動供給システム。
  22. 前記自動供給システムは、
    前記食品の種類を検出するセンサと、
    前記センサの検出結果に基づいて、前記調整装置の前記第1部材を交換する交換装置と、
    をさらに有する、請求項21に記載の自動供給システム。
  23. 自動機が保持する食品収容器に収容された食品を、所定量に調整する調整装置であって、
    2つの第1部材と、
    前記2つの第1部材を、前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させる第1駆動装置と、
    を有する、調整装置。
  24. 第1搬送装置により食品容器を搬送することと、
    第2搬送装置により前記食品容器に収容される食品を搬送することと、
    第1自動機により、前記第2搬送装置により搬送される前記食品を保持し、前記第1搬送装置により搬送される前記食品容器に移送することと、
    を有する、自動供給方法。
  25. 自動機が、食品収容器を保持することと、
    調整装置が、保持された前記食品収容器に収容された食品に対し、2つの第1部材を前記食品収容器における水平方向に対して互いに対向する方向に進退するように移動させて前記食品を所定量に調整することと、
    を有する、自動供給方法。
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