JP2023013904A - パイル織物及びその製造方法 - Google Patents

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チャンファン パク
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Abstract

【課題】簡易な構成であり、バルキー性と速乾性に優れたパイル織物を提供する。【解決手段】パイル層とパイル層を保持するグランド層と、を備え、5pic以上のpic数で製織されたパイル織物1であって、pic数に対応した本数の緯糸a1~a6と、パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸P1、P2と、グランド層の形成に用いられる2本の地経糸G1、G2と、により形成される、複数の単位組織Uを有し、単位組織Uは、緯糸a1~a4と各地経糸G1、G2とにより形成される第一組織U1と、第一組織U1に隣接し、緯糸a5、a6と各地経糸G1、G2とにより形成される第二組織U2と、を含み、各パイル経糸P1、P2は、第二組織U2を形成する緯糸a5、a6により挟持され、各地経糸G1、G2は、第一組織U1における緯糸a1~a4に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織され、複数の単位組織Uは、経糸方向及び緯糸方向に所定の数配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、パイル織物及びその製造方法に係るものである。
パイル織物とは、表面に突出する輪奈(ループ)状のパイルを複数有するパイル層と、パイル層を保持するベースの生地であるグランド層により形成される織物であり、柔軟性や肌触り、通気性、吸水性等に優れている。
このため、パイル織物は、従来から様々な場面で使用されており、例えば、バスタオルやスポーツタオル、フェイスタオル等、サイズによって多種多様に使い分けられてきた。
また、パイル織物は、パイル層を形成するパイル経糸及びグランド層を形成する地経糸と、緯糸とで組織を作り、テリーモーションと呼ばれる表面にパイルを突出させるための特有の工程を経て製織される。
上記したパイル織物の性質を決定づける主な要素として、pic数や緯糸と地経糸とによる組織点の数が挙げられる。
pic数とは、一つのパイルを形成するために用いられる緯糸の本数のことであり、pic数の大小により、単位面積当たりのパイルの密度が変化する。通常のパイル織物は、3pic組織で製織される。
組織点とは、緯糸と経糸とが交差する点のことであり、例えば、一本の経糸が、m本の緯糸の上を越えた後、n本の緯糸の下に潜る、といった浮沈状態を繰り返す場合、このような緯糸と経糸の組織関係をm/n組織と呼び、緯糸と地経糸との組織点の数の大小により織物の堅牢性が変化する。通常のパイル織物は、2/1組織で製織される。
ここで、3pic組織かつパイル経糸、地経糸共に2/1組織で製織された、従来のパイル織物の部分組織における(a)経拡大断面図及び(b)織組織図を参考図として図6に示す。経拡大断面図において、パイル経糸は実線、地経糸は点線で示している。
図6(a)において、左側が表面、右側が裏面であり、従来のパイル織物は、表面にパイルを出すための表パイル経糸P1と、裏面にパイルを出すための裏パイル経糸P2と、表パイル経糸P1を保持するための地経糸G1と、裏パイル経糸P2を保持するための地経糸G2と、を備えている。
織組織図とは、升目を用いて各緯糸と各経糸との上下関係を示した図のことで、各経糸が、緯糸に対してどのように織り込まれているのかを把握することができる。
図6(b)において、左端の列から順番に、G1、P1、G2、P2の浮沈状態を示しており、経糸が、緯糸よりも上、即ち表面に表出している場合は升目に白丸が示され、緯糸よりも下、即ち裏面に表出している場合は空白の升目として示されている。
上記したパイル織物に関する発明として、例えば、特許文献1には、長パイル部と短パイル部を同一面上に織成して立体的な柄模様を表わした長短パイル織物に関する発明が記載されている。
特許文献2には、片面はパイル組織として種々のタオルとしての用途に使用できるものとしながら、他面には熱転写によるプリントを可能としてあるパイル織物に関する発明が記載されている。
実登2605729号公報 特開2013-249547号公報
しかしながら、これらの特許文献に記載のパイル織物は、地経糸が緯糸に対して、3/1組織や2/1組織で製織されている。
そして、これらのパイル織物を実製品として用いるために、地経糸やパイル経糸に所定のテンションをかけることで、隣接した3本或いは2本の緯糸が相互に当接し、これらの緯糸の間に隙間がほぼない状態となる。
このため、このような状態となされたパイル織物は、これらの緯糸同士の接触面が空気に触れられないことから、乾燥しきるまでに長い時間を要する、という問題があった。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、簡易な構成であり、バルキー性と速乾性に優れたパイル織物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、パイル層とパイル層を保持するグランド層と、を備え、5pic以上のpic数で製織されたパイル織物であって、
前記pic数に対応した本数の緯糸と、前記パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸と、前記グランド層の形成に用いられる2本の地経糸と、により形成される、複数の単位組織を有し、
前記単位組織は、複数の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成される第一組織と、前記第一組織に隣接し、2本の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成される第二組織と、を含み、
前記パイル経糸は、前記第二組織を形成する前記各緯糸により挟持され、
前記各地経糸は、前記第一組織における前記各緯糸に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織され、
前記複数の単位組織は、経糸方向及び緯糸方向に所定の数配置されている。
本発明によれば、パイル織物において、高いバルキー性と高い速乾性とを両立させることが可能となる。
即ち、本パイル織物は、まず、5pic以上で製織されることから、パイル経糸と地経糸との間に多くの空気を含ませることができるため、全体として柔らかな風合いとなり、高いバルキー性を実現することができる。
そして、地経糸が、第一組織における各緯糸に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織されることで、第一組織において隣接する全ての緯糸の間に地経糸が介在することとなる。
これにより、各緯糸同士の接触面積が減少し、各緯糸の間に上記したパイル経糸と地経糸との間の空気が入り込みやすくなるため、高い速乾性を実現することができる。
本発明の好ましい形態では、前記第一組織に用いられる前記緯糸の本数と前記第二組織に用いられる前記緯糸の本数の合計は、前記pic数と同一である。
このような構成とすることで、単位組織が第一組織と第二組織のみで構成されることとなり、単位組織において第一組織が占める面積を最大限確保でき、本パイル織物全体として、上記した第一組織に基づく速乾性が、さらに向上する。
本発明の好ましい形態では、前記各地経糸は、前記第二組織における前記各緯糸及び、前記第一組織おける前記第二組織に隣接する1本の前記緯糸に対して、1/2組織を形成するように組織される。
このような構成とすることで、第二組織における緯糸の間に地経糸が介在しない構造となるため、第二組織における緯糸が、より強固にパイル経糸を挟持することができ、パイル抜けの発生を抑制することが可能となる。
本発明は、パイル層とパイル層を保持するグランド層と、を備え、5pic以上のpic数で製織されたパイル織物の製造方法であって、
第一組織及び第二組織を含む単位組織を、前記pic数に対応した本数の緯糸と、前記パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸と、前記グランド層の形成に用いられる2本の地経糸と、により、複数形成し、
さらに、前記単位組織において、
前記第一組織を、複数の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成し、
さらに、前記第一組織において、前記各地経糸を、前記第一組織における前記各緯糸に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織し、
前記第二組織を、前記第一組織と隣接させて、2本の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成し、
さらに、前記第二組織において、前記パイル経糸を、前記第二組織を形成する前記各緯糸により挟持させ、
前記複数の単位組織を、経糸方向及び緯糸方向に複数配置することにより製織する。
本発明によれば、簡易な構成であり、バルキー性と速乾性に優れたパイル織物を提供することができる。
本発明の実施形態に係るパイル織物の部分組織を示すものであって、(a)経拡大断面図、(b)織組織図である。 本発明の実施形態に係るパイル織物と従来のパイル織物との速乾性を比較した試験結果を示す図である。 従来のパイル織物の部分組織を示すものであって、(a)経拡大断面図、(b)織組織図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るパイル織物について説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1は、本発明の実施形態に係るパイル織物を示す。
本実施形態に係るパイル織物1は、パイル経糸と緯糸とで形成されるパイル層と、地経糸と緯糸とで形成され、パイル層を保持するグランド層と、を備え、6picのpic数で製織されている。
なお、上記パイル経糸は、表面にパイルを出すための表パイル経糸と、裏面にパイルを出すための裏パイル経糸と、で構成され、上記地経糸は、表パイル経糸を保持するための地経糸と、裏パイル経糸を保持するための地経糸と、で構成されている。
図1に示すように、パイル織物1は、複数の単位組織Uを有し、これらの単位組織Uが、経糸方向及び緯糸方向に所定の数配置されることで、構成されている。
なお、図1では、パイル織物1における、一つの単位組織Uの全体と、この単位組織Uに対して経糸方向に隣接した他の単位組織Uの一部と、を示している。
図1(a)に示すように、単位組織Uは、pic数に対応した本数(即ち、本実施形態では6本)の緯糸a1~a6と、パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸P1、P2と、グランド層の形成に用いられる2本の地経糸G1、G2と、により形成される。
ここで、図1(a)では、左側が表面、右側が裏面であり、パイル経糸P1は、表面にパイルを出すための表パイル経糸、パイル経糸P2は、裏面にパイルを出すための裏パイル経糸となる。そして、地経糸G1は、表パイル経糸P1を保持し、地経糸G2は、裏パイル経糸P2を保持する。
また、単位組織Uは、緯糸a1~a4と各地経糸G1、G2とにより形成される第一組織U1と、第一組織U1に隣接し、2本の緯糸a5、a6と各地経糸G1、G2とにより形成される第二組織U2と、を含む。
このように、単位組織Uにおいて、第一組織U1に用いられる緯糸の本数(4本)と第二組織U2に用いられる緯糸の本数(2本)の合計が、pic数(6pic)と同一となされている。
なお、図1(a)では、各パイル経糸P1、P2を実線で、各地経糸G1、G2は点線で示し、緯糸a1~a6を全て白丸で示している。
また、図1(a)において、第一組織U1が含まれる領域を細い点線四角枠で囲み、第二組織U2が含まれる領域を細い一点鎖線四角枠で囲んでいる。
また、以下では、緯糸a1~a6について、下方から順番に第一緯糸a1、第二緯糸a2、第三緯糸a3、というように区別するものとする。
まず、単位組織Uにおける、各パイル経糸P1、P2の浮沈状態について説明する。
パイル経糸P1は、第一緯糸a1から第五緯糸a5の間を飛ばして第五緯糸a5と第六緯糸a6の間から裏側へ沈み、第六緯糸a6と、これに隣接する単位組織Uの第一緯糸a1の間から表側へ浮き出す。
また、パイル経糸P2はパイル経糸P1と表裏一対となるように、地経糸G1とは逆の浮沈状態で緯糸a1~a6に組織されている。
次に、単位組織Uにおける、各地経糸G1、G2の浮沈状態について説明する。
地経糸G1は、第一緯糸a1と第二緯糸a2の間から裏側へ沈み、第二緯糸a2と第三緯糸a3の間から表側へ浮き出し、第三緯糸a3と第四緯糸a4の間から裏側へ沈み、第四緯糸a4と第五緯糸a5の間から表側へ浮き出す。
即ち、各地経糸G1、G2は、各緯糸a1~a4に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織される。
そして、地経糸G1は、第五緯糸a5と第六緯糸a6の間を飛ばして、第六緯糸a6と、これに隣接する単位組織Uの第一緯糸a1の間から裏側へ沈む。
これにより、地経糸G1は、隣接する単位組織U毎に、浮沈状態が表裏逆転する態様で、各単位組織Uの緯糸a1~a6に組織されている。
また、地経糸G2は、地経糸G1と表裏一対となるように、地経糸G1とは逆の浮沈状態で緯糸a1~a6に組織されている。
各地経糸G1、G2が上記のように組織されることで、各地経糸G1、G2は、第二組織U2の緯糸a5、a6及び第一組織の緯糸a4と共に、1/2組織を形成している。
また、各地経糸G1、G2が上記のように組織されることで、第一組織U1において、各地経糸G1、G2は、各緯糸a1~a4と共に、1/1組織を形成している。
また、各パイル経糸P1、P2が上記のように組織されることで、各パイル経糸P1、P2は、第二組織を形成する各緯糸a5、a6により挟持される。
図1(b)は、図1(a)のように織り込まれた織物の織組織図である。
なお、図1(b)において、単位組織Uは、太い実線四角枠で囲まれた領域である。また、第一組織は細い点線四角枠で囲まれた領域、第二組織は細い一点鎖線四角枠で囲まれた領域である。
ここで、本発明を用いて製織したパイル織物(以下、本発明品)と、従来の技術を用いて製織したパイル織物(以下、従来品)との速乾性の違いを比較する試験を行った。
この試験は、JIS L 1930 C4Mに基づいて、下記に詳述する本発明品及び従来品を洗濯した後、温度20度、湿度65%の環境下で、風を当てずに、吊干し乾燥を行った。
本発明品は、図1において示した複数の単位組織Uにより製織された、340×800mmのパイル織物であって、各パイル経糸P1、P2に13番手単糸の綿糸を、各地経糸G1、G2に30番手単糸の綿糸を、各緯糸a1~a6に20番手単糸の綿糸を、それぞれ使用したものである。
従来品は、図6において示した従来のパイル織物の部分組織を用いて製織した、340×800mmのパイル織物であって、本発明品と同様に、各パイル経糸P1、P2に13番手単糸の綿糸を、各地経糸G1、G2に30番手単糸の綿糸を、各緯糸a~eに20番手単糸の綿糸を、それぞれ使用したものである。
また、従来品としては、パイル長の長さを12mmとした従来品1、6.1mmとした従来品2、の2種類を用いて、本発明品との速乾性を比較した。
なお、上記パイル織物は、経密度(1インチ当たりの経糸の本数)が30、緯密度(1インチ当たりの緯糸の本数)が56である。
また、番手とは、糸の太さを表す単位であり、数字が小さいほど太い糸となる。
上記試験の結果を表1に示す。
表1は、各パイル織物全体の重量に対する各パイル織物に含まれる水分量の割合を算出し、乾燥開始時(0分)の割合を100%として、補正した値を示したものである。
また、表1の結果をグラフにプロットし、図2を得た。
Figure 2023013904000002
図2により、従来品1、従来品2と比較して、本発明品が、同時間(180分)経過時点で最も低い水分量となっており、高い速乾性を発揮していることが分かる。
また、従来品1と従来品2では、パイル長が短い従来品2の方が、当然に高い速乾性を発揮しているが、特に従来品1は、乾燥時間150分を境にしてグラフの傾きが減少していることから、乾燥時間150分で表面のパイル層が乾燥し、これ以降はグランド層が乾燥していったものと考えられる。
これに対し、本発明品は、単位組織Uによって、パイル経糸P1、P2と地経糸G1、G2との間に多くの空気を含ませることができるため、パイル層とグランド層とが、並行して乾燥していき、従来品1のような傾きの変化は見られず、高い速乾性を発揮したものと考えられる。
本実施形態によれば、6picで製織されることで、パイル経糸P1、P2と地経糸G1、G2との間に多くの空気を含ませることができるため、パイル織物1が、全体として柔らかな風合いとなり、高いバルキー性を実現することができる。
また、地経糸G1、G2が、第一組織U1における各緯糸a1~a4に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織されることで、第一組織U1において隣接する全ての緯糸a1~a4の間に地経糸G1、G2が介在することとなり、高い速乾性を実現することができる。
即ち、本実施形態によれば、パイル織物1において、高いバルキー性と高い速乾性とを両立させることが可能となる。
また、第一組織U1に用いられる緯糸の本数と第二組織U2に用いられる緯糸の本数の合計を、pic数と同一とすることで、単位組織Uが第一組織U1と第二組織U2のみで構成されることとなり、単位組織Uにおいて第一組織U1が占める面積を最大限確保でき、パイル織物1全体として、上記した第一組織U1に基づく速乾性が、さらに向上する。
また、各地経糸G1、G2が、第二組織U2における各緯糸a5、a6及び、第一組織U1おける緯糸a4に対して、1/2組織を形成するように組織されていることで、緯糸a5、a6の間に地経糸G1、G2が介在しない構造となるため、緯糸a5、a6が、より強固にパイル経糸P1、P2を挟持することができ、パイル抜けの発生を抑制することが可能となる。
なお、上述の各実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、パイル織物1のpic数は6picであるが、5pic以上であればこれに限られず、7picや8picとしても良い。
このような場合、第二組織U2の緯糸の本数は、パイル織物1と同様に2本で変化なく、第一組織U1の緯糸の本数が、5本や6本と、pic数に応じて変化する。
1 パイル織物
U 単位組織
U1 第一組織
U2 第二組織
P1、P2 パイル経糸
G1、G2 地経糸
a1~a6 緯糸

Claims (4)

  1. パイル層とパイル層を保持するグランド層と、を備え、5pic以上のpic数で製織されたパイル織物であって、
    前記pic数に対応した本数の緯糸と、前記パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸と、前記グランド層の形成に用いられる2本の地経糸と、により形成される、複数の単位組織を有し、
    前記単位組織は、複数の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成される第一組織と、前記第一組織に隣接し、2本の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成される第二組織と、を含み、
    前記パイル経糸は、前記第二組織を形成する前記各緯糸により挟持され、
    前記各地経糸は、前記第一組織における前記各緯糸に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織され、
    前記複数の単位組織は、経糸方向及び緯糸方向に所定の数配置されている、パイル織物。
  2. 前記第一組織に用いられる前記緯糸の本数と前記第二組織に用いられる前記緯糸の本数の合計は、前記pic数と同一である、請求項1に記載のパイル織物。
  3. 前記各地経糸は、前記第二組織における前記各緯糸及び、前記第一組織おける前記第二組織に隣接する1本の前記緯糸に対して、1/2組織を形成するように組織される、請求項1又は2に記載のパイル織物。
  4. パイル層とパイル層を保持するグランド層と、を備え、5pic以上のpic数で製織されたパイル織物の製造方法であって、
    第一組織及び第二組織を含む単位組織を、前記pic数に対応した本数の緯糸と、前記パイル層の形成に用いられる2本のパイル経糸と、前記グランド層の形成に用いられる2本の地経糸と、により、複数形成し、
    さらに、前記単位組織において、
    前記第一組織を、複数の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成し、
    さらに、前記第一組織において、前記各地経糸を、前記第一組織における前記各緯糸に対して、一本毎に浮沈を繰返して組織し、
    前記第二組織を、前記第一組織と隣接させて、2本の前記緯糸と前記各地経糸とにより形成し、
    さらに、前記第二組織において、前記パイル経糸を、前記第二組織を形成する前記各緯糸により挟持させ、
    前記複数の単位組織を、経糸方向及び緯糸方向に複数配置することにより製織する、パイル織物の製造方法。
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JP3152796U (ja) * 2009-06-03 2009-08-13 内野株式会社 室内干しに好適なタオル
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