JP2023011237A - 加熱調理器、加熱制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光素子の外光の影響を受けても、加熱調理室内の食品を確実に加熱できる。【解決手段】本発明の加熱調理器(1)は、前扉開閉検知部(25)によって前扉が閉じていると検知され、且つ、判定部(22a)によって加熱庫内に食品有りと判定されたとき、食品の加熱を開始する加熱制御部(22b)を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、加熱庫内部に配置された食品を加熱する加熱調理器および加熱制御方法に関する。
特許文献1に開示された加熱調理器には、加熱調理室内の食品を検出する検出センサ(投光素子、受光素子)が開示されている。投光素子および受光素子は、扉によって開閉する加熱調理室の開口部側からみて左右の側壁に、投光素子および受光素子がそれぞれ設けられている。つまり、特許文献1に開示された加熱調理器では、一方の側壁に設けられた投光素子から対向する他方の側壁に設けられた受光素子に向かって光を照射して、当該受光素子の受光量によって、加熱調理室内の食品の有無を検出している。
一方、近年の電子レンジ等の加熱調理器には、被加熱物である食品の容器に記された、食品の種類を示すバーコードを読取り装置にて読み取り、食品の種類に応じた加熱情報(加熱温度や加熱時間)に従って食品を加熱する加熱調理器(例えば特許文献2)がある。このような加熱調理器では、加熱調理室に食品を入れて、扉を閉めると自動的に加熱調理を行うようになっている。
特開平5-340546号公報 特開2006-64362号公報
ところで、食品の加熱情報を読取って、加熱調理室の扉を閉めることで自動的に加熱調理器を行う場合、扉を開いた状態で、加熱調理室内に食品が配置されているか否かを確認する必要がある。そこで、例えば特許文献1のように加熱調理室内の左右の側壁それぞれに配置された投光素子および受光素子を用いて、扉を開いた状態で加熱調理室内に食品が配置されているか否かを判定することが考えられる。
しかしながら、加熱調理室の扉を開いた状態であれば、側壁に配置された受光素子に外光(例えば太陽光)が入り込み、受光素子の受光量が多くなり、加熱調理室内に食品があるにもかかわらず、無いと判定され、扉を閉めても自動的に加熱調理が開始されないという問題が生じる。このように、外光なの影響により食品の誤検知が生じる場合には、扉を開いて加熱調理室内の食品を確認して、再度扉を閉めても自動的に加熱調理が開始されない可能性が高いため、手動で加熱調理を開始させる必要がある。
従って、加熱調理室内の食品の検知に外光の影響を受ける場合には、食品の加熱調理を開始するまでに手間と時間を要するという問題が生じる。
本発明の一態様は、食品の検知に外光の影響を受けた場合であっても、食品の加熱調理を開始するまでの手間を少なくし、時間を短縮できる加熱調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫に設けられた扉と、前記扉の開閉を検知する開閉検知部と、前記加熱庫内の食品の有無を判定する判定部と、食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置と、
前記読取り装置によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫内の食品を加熱制御する加熱制御部と、を含み、前記加熱制御部は、前記開閉検知部によって前記扉が閉じていると検知され、且つ、前記判定部によって前記加熱庫内に食品有りと判定されたとき、前記食品の加熱を開始する。
本発明の一態様に係る加熱調理器の加熱制御方法は、加熱庫と、前記加熱庫に設けられた扉と、前記扉の開閉を検知する開閉検知部と、前記加熱庫内の食品の有無を判定する判定部と、食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置と、前記読取り装置によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫内の食品を加熱制御する加熱制御部と、を含む加熱調理器の加熱制御方法であって、前記加熱制御部によって、前記開閉検知部が前記扉が閉じていると検知し、且つ、前記判定部が前記加熱庫内に食品有りと判定したとき、前記食品の加熱を開始する工程を含む。
本発明の一態様によれば、食品の検知に外光の影響を受けた場合であっても、食品の加熱調理を開始するまでの手間を少なくし、時間を短縮できる。
本発明の実施形態の加熱調理器の前扉を閉じた状態を正面の斜め上方から見た場合の斜視図である。 図1に示した加熱調理器の前扉を開放した状態の正面図である。 図1に示した加熱調理器の前扉を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。 図1に示した加熱調理器が備える読取り装置の設置状態を示すコントロールフレームの縦断面図である。 図4に示した読取り装置の読取り領域を示す説明図である。 情報コードの具体的な例を示す説明図である。 図1に示した加熱調理器における食品センサの配置例および検知領域を示す説明図である。 図7に示す食品センサの等価回路を示す回路図である。 図8に示す食品センサによる食品有無の判定方法を説明する図である。 図1に示した加熱調理器が備える制御装置の機能ブロック図である。 図1に示した加熱調理器における加熱調理開始までの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る加熱調理器における加熱調理開始までの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る加熱調理器における加熱調理開始までの流れを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る加熱調理器における食品センサの配置例および検知領域を示す説明図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態の加熱調理器1の本体に設けられた開閉自在の前扉12を閉じた状態を正面の斜め上方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を正面の斜め下方から見た場合の斜視図である。図3は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。
(加熱調理器1の概要)
図1から図3に示すように、加熱調理器1は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、回転中心と反対側の端部である、右端付近に取手14を有している。
加熱庫13には、図2に示すように、庫内の側壁13aに食品センサ31が設けられている。食品センサ31によって、加熱庫13内の底面に設けられたフラットプレート13c上に食品が配置されているか否かを検出する。つまり、加熱庫13内の食品の有無を検知する。食品センサ31は、前面開口部13bから見て右側の側壁13aに配置された発光素子31aと、左側の側壁13aに配置された第1受光素子31bおよび第2受光素子31cとで構成されている。つまり、食品センサ31は、発光素子31aが発光した光を対向面に配置されている第1受光素子31b、第2受光素子31cによって受光する、所謂、透過型光センサである。食品センサ31の詳細については後述する。
操作パネル11は、コントロールフレーム15の前面に設けられている。操作パネル11は、加熱調理器1の前後方向において、当該操作パネル11の前面が前扉12の前面とほぼ面一となるように設けられている。
コントロールフレーム15の内部には、操作パネル11の表示部30の制御や、入力キー等に対するユーザ操作の受け付け等を行う制御基板(図示せず)が設けられている。
(読取り装置16)
図4は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図5は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
図4に示すように、コントロールフレーム15は、加熱調理器1の前方へ突出状に設けられている。読取り装置16は、読取り装置基板(回路基板)17の下面に取り付けられ、コントロールフレーム15の内部の下部に設けられている。読取り装置基板17は、読取り装置16の駆動回路を備えている。すなわち、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
読取り装置16は、例えばバーコードリーダであり、加熱調理器1にて加熱する食品あるいは食品の容器に付与された情報コード(例えばバーコード)を読み取るようになっている。
読取り装置16は、図5に示すように、読取り装置16の下方領域を読取り領域19としており、コントロールフレーム15は、読取り装置16と対向する下壁部の部分に、透明の読取り窓18を有している。
読取り装置16の読取り領域19は、ユーザが目視にて読取り領域19を理解できるように、例えば赤色の光にて示すようになっている。この赤色の光は、読取り領域照明部21(図10参照)が照射する。読取り領域照明部21としては、例えば赤色LEDが用いられる。なお、読取り領域19を示す光は赤色に限定されず、ユーザが目視可能な他の光、例えばレーザ等であってもよい。また、赤色LEDの個数は1個でもよいし、複数個であってもよい。
また、読取り装置16は、図2および図3に示すように、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向(左右方向)の中央部に設けられている。
(情報コード)
図6の符号1061は、二次元コード(QRコード(登録商標))からなる情報コードの例を示す説明図、図6の符号1062は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
情報コードは、食品の加熱調理をするために用いられる。例えば情報コードは、食品の種類を示す情報、種類を示した食品の加熱調理の条件を示す情報(加熱情報)を含んでいる。加熱情報は、加熱調理に必要な情報であり、加熱調理器1における加熱時間、高周波出力のワット数を含んでいる。情報コードは、具体的には、食品の種類、例えば食品が弁当であること(あるいはさらに弁当の種類)や、おにぎりであること(あるいはさらにはおにぎりの種類)を示す情報と、それら示された食品に応じた加熱時間、高周波出力のワット数を含む加熱情報とを含んでいる。この情報コードは、食品あるいは食品の容器に、例えば印刷あるいはシールによって付与されている。なお、情報コードは、特定した食品の加熱調理をするために用いられるため、食品を特定する情報のみを含み、特定した食品の加熱情報を外部のサーバ51(図10)から取得するようにしてもよい。また、情報コードは、食品の加熱情報のみを含んでいてもよい。
なお、情報コードは、例えば図6の符号1061に示すように、二次元コードであってもよいし、図6の符号1062に示すように、一次元バーコードであってもよい。なお、情報コードは、食品の種類を示すことができるものであればよく、特にバーコード等に限定されない。
(加熱庫13内の食品有無の検知)
図7は、図1に示した加熱調理器1における食品センサ31を構成する発光素子31a、第1受光素子31b、第2受光素子31cの配置例および食品センサ31のセンサ検知エリア32(第1検知エリア32a、第2検知エリア32b)を示す説明図である。図7の符号1071は、加熱庫13を天面側からの見た図であり、符号1072は、加熱庫13お前面開口部13b側から見た図である。
図8は、食品センサ31の等価回路を示す回路図である。図9は、食品センサ31による食品有無の判定方法を説明する図である。
発光素子31aは、近赤外線LEDからなり、第1受光素子31b、第2受光素子31cは、フォトトランジスタ(受光波長900nm)からなる。つまり、発光素子31aが発光した近赤外光を、第1受光素子31bおよび第2受光素子31cが受光するようになっている。食品センサ31の等価回路は、図8に示すようになる。
発光素子31aは、図7の符号1071に示すように、加熱庫13内の右側の側壁13aのほぼ中央位置であって、符号1072に示すように、加熱庫13の底面のフラットプレート13cからの高さH1(ここでは、15mm)の位置に設けられている。第1受光素子31bと第2受光素子31cは、図7の符号1071に示すように、発光素子31aから対向の側壁13aまで延ばした直線からそれぞれ所定の距離離れた位置であって、符号1072に示すように、加熱庫13の底面のフラットプレート13cから所定の高さH2の位置に設けられている。第1受光素子31bと第2受光素子31cが設けられた位置の高さH2は、発光素子31aが配置された高さH1と同じである。
ここで、発光素子31aから発した近赤外線を第1受光素子31bが受光するまでの光照射の領域を含む所定の領域を、食品検知の第1検知エリア32a、発光素子31aから発した近赤外線を第2受光素子31cが受光するまでの光照射の領域を含む所定の領域を、食品検知の第2検知エリア32bとする。これら第1検知エリア32a、第2検知エリア32bによって、加熱庫13のフラットプレート13c上のセンサ検知エリア32を構成している。これにより、食品センサ31によって、センサ検知エリア32に食品が配置されているか否かを検出することができる。
食品センサ31は、第1受光素子31b、第2受光素子31cが受光した受光信号を加熱調理器1の制御部22(図10)に送る。制御部22は、送られた受光信号から加熱庫13内の食品の有無を判定する。
具体的には、図9に示すように、制御部22は、第1受光素子31bの出力電圧(Vout1)、第2受光素子31cの出力電圧(Vout2)の何れかが第1閾値電圧(Vth1=0.6V)未満であれば、食品有りと判定し、第1閾値電圧(Vth1=0.6V)以上であれば、食品なしと判定する。ここで、加熱庫13のフラットプレート13c上に食品が確実に無い状態での、第1受光素子31bの出力電圧(Vout1)、第2受光素子31cの出力電圧(Vout2)は4.0Vよりも大きい。従って、制御部22は、4.0Vを第2閾値電圧(Vth2)とし、第1受光素子31bの出力電圧(Vout1)、第2受光素子31cの出力電圧(Vout2)の何れかが第2閾値電圧(Vth2=4.0V)より大きければ、食品なしと判定する。つまり、加熱庫13のフラットプレート13c上のセンサ検知エリア32に食品があれば、受光素子の出力電圧が0.6V未満となり、食品なしであれば、受光素子の出力電圧が4.0Vよりも大きくなる。なお、第1閾値電圧(Vth1)、第2閾値電圧(Vth2)の値は、上記の0.6V、4.0Vに限定されるものではなく、発光素子31a、第1受光素子31b、第2受光素子31cの仕様等によって適宜変更される。
また、加熱庫13のフラットプレート13c上に食品を置いた場合であっても、センサ検知エリア32に食品が適切に置かれていない場合(センサ検知エリア32の一部にしか食品が置かれていない場合)、透過性の高い食品(容器)が置かれた場合、センサ検知エリア32に食品が置かれているが外光の影響受けている場合等があり、これらの場合には、受光素子の出力電圧は0.6V以上4.0V以下になることがある。つまり、受光素子の出力電圧が0.6V以上4.0V以下である場合、加熱庫13に確実に食品が置かれているか否かを判定するのは難しい。そこで、制御部22は、第1受光素子31bの出力電圧(Vout1)、第2受光素子31cの出力電圧(Vout2)の何れかが0.6V以上4.0V以下であれば、食品なしと判定する。これにより、加熱庫13に確実に食品がある場合のみ加熱できるようになり、無負荷運転を抑制することができる。これらの判定は、後述する制御部22の判定部22aが行う。この判定部22aの詳細は後述する。
(制御装置)
図10は、加熱調理器1が備える制御装置の機能ブロック図である。制御装置は、加熱調理器1の動作を制御する制御部22を備えている。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
図10に示すように、制御部22には、操作パネル11、加熱動作部23、読取り装置16、読取り領域照明部21、読取り結果報知部24、食品センサ31、前扉開閉検知部(開閉検知部)25およびメモリ(記憶部)52が接続されている。前扉開閉検知部25は、例えば前扉12が閉じられたときにオンするスイッチからなり、前扉12の開状態および閉状態を検知する。前扉開閉検知部25による検知結果は、制御部22に送られる。
加熱動作部23は、加熱庫13に配置された食品を加熱する動作部であり、例えばマイクロ波出力装置やヒータである。読取り結果報知部24は、ブザーや音声発生部であり、制御部22に制御されて、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知する。
制御部22は、読取り装置16が情報コードを読み取ることによって取得した加熱情報に従って食品が加熱されるように、加熱動作部23を制御する。なお、サーバ51に、各種食品の種類に応じた加熱情報を登録しておき、制御部22は、読取り装置16が情報コードを読み取ることによって取得した食品の種類に応じた加熱情報をサーバ51から取得するようにしてもよい。また、なお、食品の種類に応じた加熱情報は、加熱調理器1自体が有していてもよい。この場合、加熱調理器1はサーバ51との通信は不要である。
さらに、制御部22は、食品センサ31からの検知結果に基づき、加熱庫13内に食品が存在しているか否かを判定する判定部22a、判定部22aの判定結果に基づき加熱動作部23の加熱動作を制御する加熱制御部22b、判定部22aの判定結果に基づき読取り装置16の読取り動作を制御する読取り制御部22cを含んでいる。
食品センサ31は、加熱庫13内の食品を検知するセンサであり、光を発光する発光素子31a(発光部)と、発光素子31aから発光された光を受光する第1受光素子31bおよび第2受光素子31c(受光部)と、を備える。
判定部22aは、食品センサ31の第1受光素子31bおよび第2受光素子31cの出力電圧(受光量)に応じて、加熱庫13内の食品の有無を判定する。具体的には、判定部22aは、食品センサ31からの検知結果を示す信号(第1受光素子31b、第2受光素子31cの出力電圧)に基づいて、加熱庫13内に食品が存在しているか否かを判定する。具体的には、以下のようにして食品の有無を判定している。すなわち、センサ検知エリア32に食品が配置されていれば、食品センサ31の発光素子31aが発光した光は第1受光素子31b、第2受光素子31cに受光されるまでに減衰する。従って、第1受光素子31b、第2受光素子31cの出力電圧は、低くなる。このとき、出力電圧が予め設定した値(図9のVth1)よりも低ければ、食品有りと判定する。一方、センサ検知エリア32に食品が配置されていなければ、食品センサ31の発光素子31aが発光した光は第1受光素子31b、第2受光素子31cに受光されるまでに減衰するが、減衰幅は小さい。従って、第1受光素子31b、第2受光素子31cの出力電圧は、食品有りの場合よりも低くはならない。このとき、出力電圧が予め設定した値(図9のVth1またはVth2)以上であれば、食品なしと判定する。
加熱制御部22bは、制御部22に送られた前扉開閉検知部25の検知結果が、前扉12が閉じているという検知結果であり、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品があることを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可し、一方、加熱庫13内に食品が無いことを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可しない。
(加熱調理器1の動作)
加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、食品として、容器の上面に情報コードが付与された弁当とし、この弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
まず、ユーザは、操作パネル11の案内表示20(例えば、「ドアを開けて赤色の光に情報コードをかざしてください」)を確認する。そして、ユーザは、この案内表示20に従って、前扉12を開ける。この前扉12の開放状態を前扉開閉検知部25が検知すると、制御部22は、読取り装置16および読取り領域照明部21を動作させる。
次に、ユーザは、操作パネル11の案内表示20に従って、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、弁当を移動させる。
この動作により、読取り装置16は弁当に付与された情報コードを読み取る。読取り装置16による情報コードの読み取りが成功すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピー」という連続音を発する動作、「情報コードの読み取りが成功しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの成功が知らされると、弁当を加熱庫13の内部へ配置した後、前扉12を閉じる。この状態で、加熱対象である弁当が加熱庫13内の所定の位置に配置されているか否かが判定部22aによって判定される。ここで、判定部22aによって弁当が加熱庫13内にあると判定されれば、判定結果を加熱制御部22bに送る。一方、前扉開閉検知部25は、前扉12が閉じられたことを示す検知信号を加熱制御部22bに送る。これにより、加熱制御部22bによる加熱制御、すなわち加熱動作部23による加熱動作が許可され、弁当の加熱が開始される。
以上のようにして、弁当の温めが完了すると、その旨がユーザに報知され、ユーザは、加熱庫13内から弁当を取り出す。弁当を加熱庫13内から取り出すことにより、加熱庫13内のセンサ検知エリア32から弁当が無くなり、食品センサ31が受光する信号は基準値となるため、制御部22の判定部22aは、弁当が加熱庫13内に無いと判定する。この判定部22aの判定結果(弁当が加熱庫13内に配置されていない)に基づき、加熱制御部22bは、加熱動作部23による加熱動作を許可しない。これにより、加熱庫13内に弁当が配置されていない状態での加熱動作部23による加熱動作は行われない。つまり、無負荷状態での加熱動作は行われない。
(加熱調理開始までの制御)
図11は、加熱調理器1における加熱調理開始までの処理(加熱制御方法)の流れを示すフローチャートである。
まず、前扉開閉検知を行う(ステップS11)。ここで、前扉開閉検知部25によって前扉12の開閉検知が行われ、検知結果は判定部22aおよび加熱制御部22bに送られる。
次に、判定部22aは、前扉12が閉じているか否かを判定する(ステップS12)。ここで、判定部22aは、前扉開閉検知部25の検知結果から前扉12が閉じているか否かを判定する。判定部22aによって前扉12が閉じている(YES)と判定されれば、ステップS13に移行し、食品検知を行う。食品の検知の仕方については、図8,9を参照しながら説明しているので、ここでは説明を省略する。
ステップS13では、食品センサ31による食品検知が行われ、検知結果が判定部22aに送られる。
続いて、判定部22aは、食品有りか否かを判定する(ステップS14)。ここでは、判定部22aは、食品センサ31から送られた検知結果から食品の有無を判定する。食品センサ31の検知結果は、第1受光素子31b、第2受光素子31cの出力電圧の値である。そして、判定部22aは、出力電圧の値から加熱庫13内の食品の有無を判定し、食品有りと判定(YES)した結果を加熱制御部22bに送り、加熱スタートする(ステップS15)。ここでは、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25から送られた検知結果が、前扉12が閉じていることを示す結果であり、且つ、判定部22aから送られた判定結果が、食品有りと判定された結果であるとき加熱動作部23の制御を許可する。
一方、ステップS14において、判定部22aは、食品なしと判定(NO)すれば、その判定結果を加熱制御部22bに送り、加熱制御部22bは加熱動作部23の制御を許可しない。これにより、加熱制御対象である食品が無いため、処理を終了する。
つまり、加熱制御部22bは、前扉12が閉じていることを検知したことを示す結果だけでは、加熱動作部23の制御を許可せず、前扉12が閉じていることが検知されたことを示す結果と、食品有りを検知したことを示す結果の両方によって、加熱動作部23の制御を許可する。
(効果)
上記構成の加熱調理器1によれば、前扉12が閉じている場合であっても、加熱庫13内に食品が配置されているか否かを判定し、判定した結果、加熱庫13内に食品が配置されていれば、加熱制御を実行するようになっている。これにより、前扉12が閉じる前に、加熱庫13内の食品の有無を判定した場合、外光の影響を受けて、本来であれば、食品有りと判定されるべきところを、食品なしと判定された場合であっても、前扉12を閉じた後で、再度食品の有無を判定するようにしているので、食品があるのに加熱制御が開始されないという不具合は生じない。
特に、上記加熱調理器1のように、情報コードを読取り食品の加熱情報を予め取得し、前扉12を閉じて直ぐに食品の加熱制御を行う場合、前扉12を閉じた後で再度食品の有無を判定することで食品がある場合に確実に加熱制御を実行することができる。
従って、加熱庫の扉が開いた状態で、外光の影響による誤検知により食品なしと判定されても、加熱庫の扉を閉じた状態で、食品有りと判定されれば、自動的に食品の加熱が開始されることになる。これにより、食品の検知に外光の影響を受けた場合であっても、食品の加熱調理を開始するまでの手間を少なくし、時間を短縮できる。
なお、本実施形態では、まず、前扉12が閉じてから食品の有無の検知を行う例について説明したが、以下の実施形態2、3では、まず、前扉12が開いている状態で、食品の有無を検知する処理から行う例について説明する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、前記実施形態1と同じ加熱調理器1を用いるが、加熱制御の開始までの処理が異なる。つまり、制御部22の制御が前記実施形態1と異なる。
(加熱調理開始までの制御)
図12は、本実施形態における加熱調理開始までの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、前扉開閉検知を行う(ステップS21)。ここで、前扉開閉検知部25によって前扉12の開閉検知が行われ、検知結果は判定部22aおよび加熱制御部22bに送られる。
次に、判定部22aは、前扉12が開いているか否かを判定する(ステップS22)。ここで、判定部22aは、前扉開閉検知部25の検知結果から前扉12が開いているか否かを判定する。判定部22aによって前扉12が開いている(YES)と判定されれば、ステップS23に移行し、食品検知を行う。食品の検知の仕方については、図8,9を参照しながら説明しているので、ここでは説明を省略する。
ステップS23では、食品センサ31による食品検知が行われ、検知結果が判定部22aに送られる。
続いて、判定部22aは、食品なしか否かを判定する(ステップS24)。ここで、食品センサ31による検知結果が判定部22aに送られ、判定部22aは、食品の有無を判定する。判定部22aが食品なしと判定(YES)した場合、前扉開閉検知部25は、前扉開閉検知を行う(ステップS25)。ここで、前扉開閉検知部25によって前扉12の開閉検知が行われ、検知結果は判定部22aおよび加熱制御部22bに送られる。一方、ステップS24において、判定部22aが食品有りと判定(NO)した場合、ステップS23に移行し、食品検知を行う。
次に、判定部22aは、前扉12が閉じているか否かを判定する(ステップS26)。ここで、判定部22aは、前扉開閉検知部25の検知結果から前扉12が閉じているか否かを判定する。判定部22aによって前扉12が閉じている(YES)と判定されれば、ステップS27に移行し、食品検知を行う。一方、ステップS26において、判定部22aによって前扉12が開いている(NO)と判定されれば、ステップS25に移行し、前扉開閉検知を行う。
ステップS27では、食品センサ31による食品検知が行われ、検知結果が判定部22aに送られる。
続いて、判定部22aは、食品有りか否かを判定する(ステップS28)。ここで、判定部22aは、食品センサ31から送られた検知結果に基づき食品の有無を判定する。判定部22aは、食品有りと判定(YES)した結果を加熱制御部22bに送る。加熱制御部22bは、判定部22aからの食品有りとの判定結果に基づき、加熱スタートする(ステップS29)。ここでは、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25から送られた検知結果が、前扉12が閉じていることを示す結果であり、且つ、判定部22aから送られた判定結果が、食品有りと判定された結果であるとき加熱動作部23の制御を許可する。
(効果)
上記構成の加熱調理器1によれば、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25によって前扉12が開いていると検知され、且つ、判定部22aによって加熱庫13内に食品なしと判定された状態で、前扉開閉検知部25によって前扉12が閉じていると検知され、判定部22aによって加熱庫13内に食品有りと判定されれば、食品の加熱を開始する。このように、前扉12が開いた状態で、食品の有無を判定し、食品有りと判定されたときに、前扉開閉検知部25による前扉12の開閉検知が行われるので、加熱庫に食品が確実にある状態で、食品の加熱を自動的に開始することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、前記実施形態1と同じ加熱調理器1を用いるが、加熱制御の開始までの処理が異なる。つまり、制御部22の制御が前記実施形態1と異なる。
(加熱調理開始までの制御)
図13は、本実施形態における加熱調理開始までの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、前扉開閉検知を行う(ステップS31)。ここで、前扉開閉検知部25によって前扉12の開閉検知が行われ、検知結果は判定部22aおよび加熱制御部22bに送られる。
次に、判定部22aは、前扉12が開いているか否かを判定する(ステップS32)。ここで、判定部22aは、前扉開閉検知部25の検知結果から前扉12が開いているか否かを判定する。判定部22aによって前扉12が開いている(YES)と判定されれば、ステップS33に移行し、食品検知を行う。
ステップS33では、食品センサ31による食品検知が行われ、検知結果が判定部22aに送られる。
続いて、判定部22aは、食品有りか否かを判定する(ステップS34)。ここで、判定部22aは、食品センサ31から送られる検知結果に基づいて食品の有無を判定する。判定部22aが食品有りと判定(YES)した場合、前扉開閉検知部25による前扉開閉検知が行われる(ステップS35)。ここで、前扉開閉検知部25による検知結果は判定部22aおよび加熱制御部22bに送られる。一方、ステップS34において、判定部22aが食品なしと判定(NO)した場合、ステップS33に移行し、食品センサ31による食品検知が行われる。
次に、判定部22aは、前扉12が閉じているか否かを判定する(ステップS36)。ここで、判定部22aは、前扉開閉検知部25の検知結果から前扉12が閉じているか否かを判定する。判定部22aによって前扉12が閉じている(YES)と判定されれば、ステップS37に移行し、加熱スタートする。ここでは、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25から送られた検知結果が、前扉12が閉じていることを示す結果であり、且つ、判定部22aから送られた判定結果が、食品有りと判定された結果であるとき加熱動作部23の制御を許可する。
一方、ステップS36において、判定部22aによって前扉12が開いている(NO)と判定されれば、ステップS35に移行し、前扉開閉検知を行う。
また、ステップS32において、判定部22aによって前扉12が閉じている(NO)と判定されれば、ステップS38に移行し、食品検知を行う。
ステップS38では、食品センサ31による食品検知が行われ、検知結果が判定部22aに送られる。
続いて、判定部22aは、食品有りか否かを判定する(ステップS39)。ここで、判定部22aは、食品センサ31から送られる検知結果に基づいて食品の有無を判定する。判定部22aは、食品有りと判定(YES)した場合、ステップS37に移行する。ステップS37では、加熱スタートする。ここでは、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25から送られた検知結果が、前扉12が閉じていることを示す結果であり、且つ、判定部22aから送られた判定結果が、食品有りと判定された結果であるとき加熱動作部23の制御を許可する。
一方、ステップS39において、判定部22aは、食品なしと判定(NO)した結果を加熱制御部22bに送り、加熱動作部23の制御を許可しない。すなわち、加熱制御対象である食品が無いため、処理を終了する。
(効果)
上記構成の加熱調理器1によれば、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25によって前扉12が開いていると検知され、且つ、判定部22aによって加熱庫13内に食品有りと判定された状態で、前扉開閉検知部25によって前扉12が閉じていると検知されれば、食品の加熱を開始する。このように、前扉12が開いた状態で、食品の有無を判定し、食品有りと判定されたときに、前扉開閉検知部25による前扉12の開閉検知が行われるので、加熱庫に食品が確実にある状態で、食品の加熱を自動的に開始することができる。
〔変形例〕
前記の各実施形態において、食品センサ31としては、一つの発光素子と二つの受光素子とを含む例について説明したが、発光素子の数、受光素子の数については限定されるものではなく、例えば図7の符号1072に示すようなセンサ検知エリア32、すなわち所望する大きさのセンサ検知エリアを形成できる数であれば特に限定されるものではない。また、発光素子31aについても近赤外線LEDに限定されず、また、第1受光素子31b、第2受光素子31cについても受光波長が900nmのフォトトランジスタに限定されものではない。
また、食品センサ31としては、透過型センサに限定されるものではなく、例えば反射型センサ、すなわち受光素子と発光素子とを同じ側の側壁に設けたセンサであってもよい。例えば図14に示すような食品センサ31であってもよい。
図14は、本発明の変形例に係る加熱調理器における食品センサの配置例および検知領域を示す説明図である。
食品センサ31は、例えば反射型フォトセンサからなり、当該反射型フォトセンサ内の発光素子からの光を検知物(食品)に当て、当該検知物に反射した光を受光することで、検知物の有無を検知する。ここで、図14の符号1401に示すように、食品センサ31の発光素子からの光の照射範囲がセンサ検知エリア32となる。
食品センサ31は、センサ検知エリア32からの反射光を受光し、受光した信号(受光信号)を加熱調理器1の制御部22(図10)に送る。制御部22は、送られた受光信号から加熱庫13内の食品40の有無を判定する。
上記のように、加熱庫13内に配置された検知物である食品40の有無を検知するには、センサ検知エリア32の位置および大きさを調整する必要がある。本実施形態では、図14の符号1402に示すように、加熱庫13の奥行き方向に食品センサ31を3個配置した例を示している。なお、3個の食品センサ31の設置面からの高さは同じとする。このように、設置面からの高さが同じ、3個の食品センサ31を用いて、加熱庫13のフラットプレート13c上に配置された食品40の有無を検知するための領域である、センサ検知エリア32を形成している。従って、食品センサ31の数や設置面からの高さを、加熱庫13の大きさに合わせて調整することで、加熱庫13の大きさに応じたセンサ検知エリア32を形成することが可能となる。このように、食品センサ31の個数や、設置高さ等については、所望する大きさのセンサ検知エリア32を形成できれば特に限定されるものではない。
〔ソフトウェアによる実現例〕
加熱調理器1(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部22に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る加熱調理器は、加熱庫13と、前記加熱庫13に設けられた扉(前扉12)と、前記扉(前扉12)の開閉を検知する開閉検知部(前扉開閉検知部25)と、前記加熱庫13内の食品の有無を判定する判定部22aと、食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置16と、前記読取り装置16によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫13内の食品を加熱制御する加熱制御部22bと、を含み、前記加熱制御部22bは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じていると検知され、且つ、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品有りと判定されたとき、前記食品の加熱を開始する。
上記の構成によれば、加熱制御部は、加熱庫の扉が閉じられた状態で、当該加熱庫内に食品がある場合に、当該食品の加熱制御を行う。従って、加熱庫の扉が開いた状態で、外光の影響による誤検知により食品なしと判定されても、加熱庫の扉を閉じた状態で、食品有りと判定されれば、自動的に食品の加熱が開始されることになる。これにより、食品の検知に外光の影響を受けた場合であっても、食品の加熱調理を開始するまでの手間を少なくし、時間を短縮できる。
本発明の態様2に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記判定部22aは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じていると検知されたときに、前記加熱庫13内の食品の有無を判定し、前記加熱制御部22bは、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品有りと判定されたとき、前記食品の加熱を開始してもよい。
上記の構成によれば、扉が閉まった状態で、加熱庫内に食品が確実にある状態で当該食品の加熱制御することができる。
本発明の態様3に係る加熱調理器は、上記態様2において、前記判定部22aは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が開いていると検知されたときに、前記加熱庫13内の食品の有無を判定し、前記加熱制御部22bは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が開いていると検知され、且つ、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品なしと判定された状態で、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じていると検知され、前記判定部22aによって前記加熱庫13に食品有りと判定されれば、前記食品の加熱を開始してもよい。
上記構成によれば、加熱庫内に食品が無い状態での加熱、すなわち無負荷運転を抑制し、確実に食品がある状態で加熱制御することができる。
本発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様2において、前記判定部22aは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が開いていると検知されたときに、前記加熱庫13内の食品の有無を判定し、前記加熱制御部22bは、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が開いていると検知され、且つ、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品有りと判定された状態で、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じていると検知されれば、前記食品の加熱を開始してもよい。
上記構成によれば、加熱庫内に食品が有る状態で確実に加熱することができる。
本発明の態様5に係る加熱調理器は、上記態様1~4の何れか1態様において、前記加熱庫13内の食品を検知する食品センサ31を備え、前記食品センサ31は、光を発光する発光部(発光素子31a)と、前記発光部(発光素子31a)から発光された光を受光する受光部(第1受光素子31b、第2受光素子31c)と、を備え、前記判定部22aは、前記受光部(第1受光素子31b、第2受光素子31c)の受光量に応じて、前記加熱庫13内の食品の有無を判定してもよい。
上記構成によれば、簡単な構成で加熱庫内の食品の有無を判定することができる。しかも、前記態様2,3のように、加熱庫の扉を閉じた状態で食品の有無を判定するようにすれば、受光部が外光の影響を受けず、精度よく食品の有無を判定することができる。
本発明の態様6に係る加熱調理器の加熱制御方法は、加熱庫13と、前記加熱庫13に設けられた扉(前扉12)と、前記扉(前扉12)の開閉を検知する開閉検知部(前扉開閉検知部25)と、前記加熱庫13内の食品の有無を判定する判定部22aと、食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置16と、前記読取り装置16によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫13内の食品を加熱制御する加熱制御部22bと、を含む加熱調理器の加熱制御方法であって、前記加熱制御部22bによって、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)が前記扉(前扉12)が閉じていると検知し、且つ、前記判定部22aが前記加熱庫13内に食品有りと判定したとき、前記食品の加熱を開始する。
上記の構成によれば、加熱制御部は、加熱庫の扉が閉じられた状態で、当該加熱庫内に食品がある場合に、当該食品の加熱制御を行う。これにより、加熱庫内に食品が確実にある状態で当該食品の加熱制御することになる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 加熱調理器
11 操作パネル
12 前扉(扉)
13 加熱庫
13a 側壁
13b 前面開口部
13c フラットプレート
14 取手
15 コントロールフレーム
16 装置
17 装置基板
19 領域
20 案内表示
21 領域照明部
22、22c 制御部
22a 判定部
22b 加熱制御部
22c 読取り制御部
23 加熱動作部
24 結果報知部
25 前扉開閉検知部(開閉検知部)
30 表示部
31 食品センサ
31a 発光素子(発光部)
31b 第1受光素子(受光部)
31c 第2受光素子(受光部)
32 センサ検知エリア
32a 第1検知エリア
32b 第2検知エリア
40 食品
51 サーバ

Claims (6)

  1. 加熱庫と、
    前記加熱庫に設けられた扉と、
    前記扉の開閉を検知する開閉検知部と、
    前記加熱庫内の食品の有無を判定する判定部と、
    食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置と、
    前記読取り装置によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫内の食品を加熱制御する加熱制御部と、
    を含み、
    前記加熱制御部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が閉じていると検知され、且つ、前記判定部によって前記加熱庫内に食品有りと判定されたとき、前記食品の加熱を開始する、加熱調理器。
  2. 前記判定部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が閉じていると検知されたときに、前記加熱庫内の食品の有無を判定し、
    前記加熱制御部は、
    前記判定部によって前記加熱庫内に食品有りと判定されたとき、前記食品の加熱を開始する、請求項1に記載の加熱調理器。
    する、
  3. 前記判定部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が開いていると検知されたときに、前記加熱庫内の食品の有無を判定し、
    前記加熱制御部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が開いていると検知され、且つ、前記判定部によって前記加熱庫内に食品なしと判定された状態で、前記開閉検知部によって前記扉が閉じていると検知され、前記判定部によって前記加熱庫内に食品有りと判定されれば、前記食品の加熱を開始する、請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記判定部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が開いていると検知されたときに、前記加熱庫内の食品の有無を判定し、
    前記加熱制御部は、
    前記開閉検知部によって前記扉が開いていると検知され、且つ、前記判定部によって前記加熱庫内に食品有りと判定された状態で、前記開閉検知部によって前記扉が閉じていると検知されれば、前記食品の加熱を開始する、請求項2に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱庫内の食品を検知する食品センサを備え、
    前記食品センサは、
    光を発光する発光部と、
    前記発光部から発光された光を受光する受光部と、を備え、
    前記判定部は、
    前記受光部の受光量に応じて、前記加熱庫内の食品の有無を判定する、請求項1~4の何れか1項に記載の加熱調理器。
  6. 加熱庫と、前記加熱庫に設けられた扉と、前記扉の開閉を検知する開閉検知部と、前記加熱庫内の食品の有無を判定する判定部と、食品を加熱調理するための情報コードを読み取る読取り装置と、前記読取り装置によって読み取られた情報コードに基づき、前記加熱庫内の食品を加熱制御する加熱制御部と、を含む加熱調理器の加熱制御方法であって、
    前記加熱制御部によって、前記開閉検知部が前記扉が閉じていると検知し、且つ、前記判定部が前記加熱庫内に食品有りと判定したとき、前記食品の加熱を開始する工程を含む、加熱制御方法。
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