JP2023004123A - 電子機器用筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器用筐体内の熱を効率的に排熱する。【解決手段】電子機器用筐体は、互いに対向し空気が通過する穴を有する第1面及び第2面を含んで構成される本体ケースと、本体ケースに収容され第1面から第2面に向かって延出する基板と、基板に載置される電子機器と、電子機器の基板と反対の面全体に直接的又は間接的に接触し電子機器が発する熱を伝導する板状の第1熱伝導部材と、第1熱伝導部材の電子機器と接触する面と反対の面に固着し前記基板に垂直な方向に所定の厚みを有すると共に第1面から前記第2面に向かって貫通する少なくとも1つの貫通孔を有し第1熱伝導部材から伝導される熱を伝導する第2熱伝導部材と、第2熱伝導部材の第1熱伝導部材と固着する側と反対側に固着し第1面から第2面に向かって延出し第2熱伝導部材から伝導される熱を伝導する板状の第3熱伝導部材と、本体ケースを所定のレールに取り付けるための取付部材とを備える。【選択図】図5

Description

本開示は、電子機器用筐体に関する。
電子機器は駆動すると発熱するため、電子機器を収容する筐体内に生じた熱を放熱することが求められる。
特許文献1には、次の構成が記載される。基板に発熱部品である回路デバイスが搭載されている。基板の回路デバイスが搭載された領域に対応する中間筐体の面の領域に基板方向に突出する凸部が形成され、凸部の先端部が回路デバイスと接触している。したがって、回路デバイスの発熱は中間筐体に伝導されて放熱される。筐体と中間筐体の面との間の間隙は空気層により構成される。
特開2011-155089号公報
電子機器の性能向上に伴い、電子機器の発熱も増加傾向にある。そのため、電子機器を収容する筐体内に生じた熱をより効率的に放熱することが求められている。
本開示は、電子機器を収容する筐体内に生じた熱をより効率的に放熱できる技術の提供を目的とする。
本開示は、互いに対向し、空気が通過する穴を有する第1面及び第2面を含んで構成される直方体の本体ケースと、前記本体ケースに収容され、前記第1面から前記第2面に向かって延出する基板と、前記基板に載置される電子機器と、前記電子機器の前記基板と反対の面全体に直接的又は間接的に接触し、前記電子機器が発する熱を伝導する板状の第1熱伝導部材と、前記第1熱伝導部材の前記電子機器と接触する面と反対の面に固着し、前記基板に垂直な方向に所定の厚みを有すると共に前記第1面から前記第2面に向かって貫通する少なくとも1つの貫通孔を有し、前記第1熱伝導部材から伝導される熱を伝導する第2熱伝導部材と、前記第2熱伝導部材の前記第1熱伝導部材と固着する側と反対側に固着し、前記第1面から前記第2面に向かって延出し、前記第2熱伝導部材から伝導される熱を伝導する板状の第3熱伝導部材と、前記本体ケースを所定のレールに取り付けるための取付部材と、を備える、電子機器用筐体を提供する。
本開示によれば、電子機器を収容する筐体内に生じた熱をより効率的に放熱できる。
本実施の形態に係る電子機器用筐体を斜め上から見た外観斜視図 本実施の形態に係る電子機器用筐体を斜め下から見た外観斜視図 図1に示す電子機器用筐体のA-A断面図 本実施の形態に係る電子機器用筐体を斜め上から見た内部斜視図 本実施の形態に係る熱伝導部材を斜め下から見た斜視図 本実施の形態に係る熱伝導部材の第1の構成例を説明するためのA-A断面の模式図 本実施の形態に係る熱伝導部材の第2の構成例を説明するためのA-A断面の模式図 本実施の形態に係る熱伝導部材の第3の構成例を説明するためのA-A断面の模式図 本実施の形態に係る熱伝導部材の第4の構成例を示す斜視図 本実施の形態に係る第4の構成例の熱伝導部材を含む電子機器用筐体の内部斜視図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(本実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る電子機器用筐体1を斜め上から見た外観斜視図を示す。図2は、本実施の形態に係る電子機器用筐体1を斜め下から見た外観斜視図を示す。
図1及び図2に示すように、電子機器用筐体1は、略直方体の本体ケース2を備える。本体ケース2は、互いに対向する給気面3及び排気面4を含む。給気面3及び排気面4は、空気が通過する少なくとも1つの穴を有する。詳細については後述するが、図面の点線矢印に示すように、給気面3の穴から自然給気された空気が、排気面4の穴から自然排気される。なお、給気面3は第1面と、排気面4は第2面と読み替えられてもよい。
説明の便宜上、図1に示すように、給気面3から排気面4に向けて延びる軸をZ軸とする。Z軸に垂直な軸をX軸とする。X軸及びZ軸に垂直な軸をY軸とする。また、説明の便宜上、Z軸の正方向を「上」、Z軸の負方向を「下」、X軸の正方向を「前」、X軸の負方向を「後」、Y軸の正方向を「左」、Y軸の負方向を「右」と称する場合がある。なお、これらの方向に係る表現は、説明の便宜上用いられるものであって、当該構造の実使用時における姿勢を限定する意図ではない。
本体ケース2は、給気面3及び排気面4のX軸の正方向の辺につながりX軸に垂直な前面5と、給気面3及び排気面4のX軸の負方向の辺につながり前面5に対向する背面6とを含む。加えて、本体ケース2は、給気面3及び排気面4のY軸の負方向の辺につながりY軸に垂直な左側面7と、給気面3及び排気面4のY軸の正方向の辺につながり左側面7に対向する右側面8とを含む。
また、本体ケース2の背面6には、本体ケース2をレール9(例えばDINレール)に取り付けるための取付部材10(図3、図4、図9参照)が設けられる。
図3は、図1に示す電子機器用筐体1のA-A断面図を示す。図4は、本実施の形態に係る電子機器用筐体1を斜め上から見た内部斜視図を示す。なお、図4では、説明をわかり易くするために、電子機器用筐体1の本体ケース2及び本体ケース2に収容される部品の一部の描画を省略している。図5は、本実施の形態に係る熱伝導部材30を斜め下から見た斜視図である。
図3及び図4に示すように、電子機器用筐体1の本体ケース2には、基板20と、電子機器21と、伝熱シート22と、熱伝導部材30とが収容される。
基板20は、いわゆるプリント基板であり、給気面3から排気面4に向かって延出する板形状を呈する。基板20は、本体ケース2の左側面7又は右側面8に沿って(例えば略平行に)配置されてよい。本実施の形態では、基板20の2つの主面のうち、本体ケース2の左側面7に近い方の面を表面と称し、本体ケース2の右側面8に近い方を裏面と称する。
電子機器21は、基板20の表面に載置される。電子機器21の例として、PLC(Programmable Logic Controller)、SoC(System on a Chip)、CPU(Central Processing Unit)、又は、プロセッサが挙げられる。本実施の形態では、電子機器21の2つの主面のうち、基板20に近い方の面を裏面と称し、基板20から遠い方の面を表面と称する。電子機器21は、駆動すると発熱する。よって、電子機器21は、発熱部材、発熱体、又は、熱源と読み替えられてもよい。
伝熱シート22は、絶縁性及び高い熱伝導性を有する薄型のシートである。伝熱シート22の熱伝導率は、電子機器21の熱伝導率よりも高くてよい。伝熱シート22は、電子機器21の表面全体に接触するように配置される。本実施の形態では、伝熱シート22の2つの主面のうち、電子機器21に接触する方の面を裏面と称し、電子機器21に接触しない方の面を表面と称する。
熱伝導部材30は、高い熱伝導性を有し、電子機器21及び/又は伝熱シート22から伝導される熱を伝導し、周囲の空気に放熱する部材である。熱伝導部材30の熱伝導率は、電子機器21又は伝熱シート22の熱伝導率よりも高くてよい。例えば、熱伝導部材30は、高い熱伝導率を有する金属材質によって構成される。熱伝導部材30は、図3、図4及び図5に示すように、第1熱伝導部材31と、第2熱伝導部材32と、第3熱伝導部材33とを含んで構成される。
第1熱伝導部材31は、給気面3から排気面4に向かって(つまりZ軸方向に)延出する板形状の部材である。熱伝導部材30は、第1熱伝導部材31が伝熱シート22の表面全体に接触するように配置される。つまり、第1熱伝導部材31は、間接的に電子機器21の表面と接触する。第1熱伝導部材31の主面のサイズは、伝熱シート22の表面のサイズ以上であってよい。本実施の形態では、第1熱伝導部材31の2つの主面のうち、伝熱シート22に接触する方の面を裏面と称し、伝熱シート22に接触しない方の面を表面と称する。
第2熱伝導部材32は、第1熱伝導部材31の表面に固着し、基板20に垂直な方向(つまりY軸方向)に所定の厚みを有する。加えて、第2熱伝導部材32は、給気面3から排気面4に向かって(つまりZ軸方向に)貫通する貫通孔34を有する。貫通孔34の数は、1つであってもよいし、図3、図4及び図5に示すように複数であってもよい。
第3熱伝導部材33は、給気面3から排気面4に向かって(つまりZ軸方向に)延出する板形状の部材である。第3熱伝導部材33は、第2熱伝導部材32の第1熱伝導部材31と固着する側と反対側に固着する。第3熱伝導部材33は、第1熱伝導部材31又は基板20に沿って(例えば略平行に)配置されてよい。本実施の形態では、第3熱伝導部材33の2つの主面のうち、第2熱伝導部材32と固着する方の面を裏面と称し、第2熱伝導部材32と固着しない方の面を表面と称する。
第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、及び、第3熱伝導部材33は、1つの部材として構成されてよい。あるいは、第1熱伝導部材31及び第2熱伝導部材32は1つの部材として構成され、第3熱伝導部材33は別の部材として構成されてもよい。あるいは、第2熱伝導部材32及び第3熱伝導部材33は1つの部材として構成され、第1熱伝導部材31は別の部材として構成されてもよい。
あるいは、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、及び、第3熱伝導部材33は、それぞれ別の部材として構成されてもよい。この場合、第2熱伝導部材32の熱伝導率は、第1熱伝導部材31の熱伝導率よりも低く、第3熱伝導部材33の熱伝導率は、第2熱伝導部材32の熱伝導率よりも低くてもよい。熱源である電子機器21から離れるほど、放熱すべき熱量が減少するためである。なお、熱源から遠ざかるほど伝熱すべき熱量(伝熱面積×熱伝導率)は小さくできる。また、伝熱面積を小さくする場合、熱伝導率の大きな材料が用いられてよい。一方、伝熱面積を大きく取ることができる場合、熱伝導率の小さい材料が用いられてよい。
図3及び図4に示すように、本実施の形態に係る電子機器用筐体1では、Y軸の負方向から正方向に向けて順に、本体ケース2の右側面8、基板20、伝熱シート22、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、第3熱伝導部材33、及び、本体ケース2の左側面7が配置される。
なお、電子機器用筐体1は、伝熱シート22を備えなくてもよい。この場合、第1熱伝導部材31の裏面は、電子機器21の表面全体に直接的に接触してよい。
次に、図1から図4を参照して、熱伝導部材30によって電子機器21が冷却される仕組みを説明する。
電子機器21は駆動すると発熱する。この電子機器21から発生した熱は、伝熱シート22を通じて第1熱伝導部材31に伝導する。第1熱伝導部材31に伝導された熱は、第2熱伝導部材32に伝導する。
第2熱伝導部材32に伝導された熱は、貫通孔34の中の空気に放熱されると共に、第3熱伝導部材33に伝導する。
第3熱伝導部材33に伝導された熱は、第3熱伝導部材33の表面及び裏面から空気に放熱される。
これにより、電子機器21から生じた熱は、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、及び、第3熱伝導部材33によって、本体ケース2内の空気中に放熱される。
加えて、第2熱伝導部材32の貫通孔34の中の空気が放熱によって温められるので、煙突効果により、本体ケース2の給気面3から自然給気され、当該貫通孔34を通って、本体ケース2の排気面4から自然排気される気流が発生する(図面の点線矢印を参照)。この気流は、第3熱伝導部材33の裏面上を通過する。このように、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32及び第3熱伝導部材33から空気中に放熱された熱は、気流によって本体ケース2の外に運ばれる。よって、本体ケース2内に生じた熱の排熱能力が高まる。つまり、電子機器21を収容する電子機器用筐体1内に生じた熱を効率的に放熱できる。
次に、本体ケース2内に生じた熱の排熱能力をさらに高める幾つかの熱伝導部材30の構成例について説明する。
<第1の構成例>
図6は、本実施の形態に係る熱伝導部材30の第1の構成例を説明するためのA-A断面の模式図である。
図6に示すように、第2熱伝導部材32に形成される貫通孔34の基板20に垂直な方向(つまりY軸方向)の長さ(以下、貫通孔34の縦長Tと称する)は、第1熱伝導部材31の板厚d1よりも長くてよい。これにより、第1熱伝導部材31から第2熱伝導部材32に伝導した熱が、貫通孔34の中の空気に十分に放熱される。
また、貫通孔34の縦長Tは、貫通孔34の基板20に平行な方向の長さ(以下、貫通孔34の横長Wと称する)以上であってよい。例えば、貫通孔34の縦長Tは、貫通孔34の横長Wの1.0~1.5倍であってよい。これにより、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果が向上する。よって、本体ケース2内の排熱能力が向上する。
なお、図6では、貫通孔34の断面形状が方形となっているが、貫通孔34の断面形状は、図3~図5に示すように、角が丸められた形状であってよい。これは、後述する図7及び図8においても同様である。
<第2の構成例>
図7は、本実施の形態に係る熱伝導部材30の第2の構成例を説明するためのA-A断面の模式図である。
図7に示すように、貫通孔34における基板20に平行な方向において、第3熱伝導部材33に近い位置の横長W1の方が、第1熱伝導部材31に近い位置の横長W2よりも長くてよい。例えば、図7に示すように、貫通孔34の横長Wは、第1熱伝導部材31から第3熱伝導部材33に向かうにつれて広がってよい。これにより、貫通孔34の中の空気の温度が上昇し、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果が向上する。よって、本体ケース2内の排熱能力が向上する。
なお、熱伝導部材30は、図7に示すように、第2の構成例及び第1の構成例の両方の特徴を含む構成であってもよい。あるいは、熱伝導部材30は、第2の構成例の特徴のみを含む構成であってもよい。
<第3の構成例>
図8は、本実施の形態に係る熱伝導部材30の第3の構成例を説明するためのA-A断面の模式図である。
図8に示すように、第3熱伝導部材33は、給気面3から排気面4に向かう軸(つまりZ軸)に垂直な方向(つまりX軸方向)において、基板20に沿って(例えば略平行に)第2熱伝導部材32から離れる方向に延出する第3延出部35を含む。これにより、第3熱伝導部材33の表面積が大きくなり、放熱能力が向上する。
また、図8に示すように、第3熱伝導部材33の板厚d2は、第1熱伝導部材31の板厚d1よりも、短くてよい。加えて、第3熱伝導部材33の表面積は、第1熱伝導部材31又は第2熱伝導部材32の表面積よりも、大きくてよい。これにより、熱伝導部材30の放熱能力が向上すると共に、熱伝導部材30が軽量になる。
また、図8に示すように、第3熱伝導部材33の第3延出部35において、第2熱伝導部材32から遠い位置の板厚d3の方が、第2熱伝導部材32に近い位置の板厚d4よりも、短くてよい。例えば、図8に示すように、第3熱伝導部材33の第3延出部35の板厚は、第2熱伝導部材32から離れるにつれて狭まってよい。これにより、熱伝導部材30がより軽量になる。
なお、熱伝導部材30は、図8に示すように、第3の構成例、第2の構成例及び第1の構成例のすべての特徴を含む構成であってもよい。あるいは、熱伝導部材30は、第3の構成例、第2の構成例、及び、第1の構成例のうちの2つの特徴を含む構成であってもよい。あるいは、熱伝導部材30は、第3の構成例の特徴のみを含む構成であってもよい。
<第4の構成例>
図9は、本実施の形態に係る熱伝導部材30の第4の構成例を示す斜視図である。図10は、本実施の形態に係る、第4の構成例の熱伝導部材30を含む電子機器用筐体1の内部斜視図である。なお、図10では、説明をわかり易くするために、電子機器用筐体1の本体ケース2及び本体ケース2に収容される部品の一部の描画を省略している。
図9及び図10に示すように、第1熱伝導部材31は、本体ケース2の排気面4に向けて延出されてよい。以下、第1熱伝導部材31において、本体ケース2の排気面4に向けて延出された部分を第1延出部36と称する。例えば、第1熱伝導部材31における第1延出部36の排気面4に近い方の辺E1は、第1熱伝導部材31の第1延出部36を除く部分と接触する伝熱シート22の排気面4に近い方の辺E2よりも、排気面4に近くてよい。
加えて、第2熱伝導部材32は、第1熱伝導部材31の第1延出部36の延出に合わせて、排気面4の方に延出してよい。例えば、第2熱伝導部材32の排気面4に近い方の面Fは、伝熱シート22の排気面4に近い方の辺E2と、第1熱伝導部材31における第1延出部36排気面4に近い方の辺E1との間に位置する。
これにより、貫通孔34の高さ方向(つまりZ軸方向)の長さ(つまり煙突としての長さ)が長くなるので、貫通孔34の中の空気の温度が上昇し、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果が向上する。よって、本体ケース2内の排熱能力が向上する。
また、図9及び図10に示すように、第2熱伝導部材32は、排気面4に近づくにつれて第3熱伝導部材33に近づく方向に厚みが小さくなるリブ37を構成してよい。この第2熱伝導部材32のリブ37により、第3熱伝導部材33の剛性が高まる。
(本開示のまとめ)
本開示の内容は以下のように表現できる。
<表現1>
電子機器用筐体1は、互いに対向し、空気が通過する穴を有する第1面(給気面3)及び第2面(排気面4)を含んで構成される直方体の本体ケース2と、本体ケース2に収容され、第1面から第2面に向かって延出する基板20と、基板20に載置される電子機器21と、電子機器21の基板20と反対の面全体に直接的又は間接的に接触し、電子機器21が発する熱を伝導する板状の第1熱伝導部材31と、第1熱伝導部材31の電子機器21と接触する面と反対の面に固着し、基板20に垂直な方向(例えば第1熱伝導部材31から離れる方向)に所定の厚みを有すると共に第1面から第2面に向かって貫通する少なくとも1つの貫通孔34を有し、第1熱伝導部材31から伝導される熱を伝導する第2熱伝導部材32と、第2熱伝導部材32の第1熱伝導部材31と固着する側と反対側に固着し、第1面から第2面に向かって延出し、第2熱伝導部材32から伝導される熱を伝導する板状の第3熱伝導部材33と、本体ケース2を所定のレール9に取り付けるための取付部材10と、を備える。
これにより、電子機器21から生じた熱は、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、及び、第3熱伝導部材33に伝導し、第1熱伝導部材31、第2熱伝導部材32、及び、第3熱伝導部材33から、本体ケース2内の空気に放熱される。加えて、貫通孔34の中の空気の温度が上昇し、煙突効果により、第1面から給気された空気が貫通孔34を通って第2面から排気される気流が発生する。よって、本体ケース2内の高温の空気を本体ケース2の外に効率的に排出することができる。すなわち、本体ケース2内の排熱能力が向上し、電子機器21の冷却能力が高まる。
<表現2>
表現1に記載の電子機器用筐体1において、電子機器21と第1熱伝導部材31との間に配置され、一方の面が電子機器21に接触し、他方の面が第1熱伝導部材31に接触し、電子機器21が発する熱を第1熱伝導部材31に伝導し、絶縁性を有する伝熱シート22、をさらに備えてよい。
これにより、第1熱伝導部材31と電子機器21との間に絶縁性を確保すると共に、電子機器21が発する熱を効率的に第1熱伝導部材31に伝導できる。
<表現3>
表現2に記載の電子機器用筐体1において、第1熱伝導部材31は、第2面に向けて延出された第1延出部36を含み、第1延出部36の第2面に近い方の辺は、伝熱シート22の第2面に近い方の辺よりも、第2面に近く、第2熱伝導部材32の第2面に近い方の面は、伝熱シート22の第2面に近い方の辺と、第1熱伝導部材31における第1延出部36の第2面に近い方の辺との間に位置してよい。
これにより、第2熱伝導部材32に形成される貫通孔34の長さが長くなるので、煙突効果がさらに高まる。すなわち、本体ケース2内の排熱能力がさらに向上し、電子機器21の冷却能力がさらに高まる。
<表現4>
表現1から3のいずれか1つに記載の電子機器用筐体1において、貫通孔34における基板20に垂直な方向(例えば第1熱伝導部材31から離れる方向)の長さは、第1熱伝導部材31の板厚の長さよりも、長くてよい。
これにより、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果がさらに高まる。すなわち、本体ケース2内の排熱能力がさらに向上し、電子機器21の冷却能力がさらに高まる。
<表現5>
表現1から4のいずれか1つに記載の電子機器用筐体1において、貫通孔34における、基板20に垂直な方向(例えば第1熱伝導部材31から離れる方向)の長さ(縦長T)は、基板20に平行な方向の長さ(横長W)よりも、長くてよい。
これにより、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果がさらに高まる。すなわち、本体ケース2内の排熱能力がさらに向上し、電子機器21の冷却能力がさらに高まる。
<表現6>
表現1から5のいずれか1つに記載の電子機器用筐体1において、貫通孔34における基板20に平行な方向(例えば第1熱伝導部材31に沿う方向)において、第3熱伝導部材33に近い位置の長さ(横長W1)の方が、第1熱伝導部材31に近い位置の長さ(横長W2)よりも、長くてよい。
これにより、貫通孔34の中の空気の流速が向上し、煙突効果がさらに高まる。すなわち、本体ケース2内の排熱能力がさらに向上し、電子機器21の冷却能力がさらに高まる。
<表現7>
表現1から6のいずれか1つに記載の電子機器用筐体1において、第3熱伝導部材33は、第1面(給気面3)から第2面(排気面4)に向かう軸に垂直な方向において、基板20に沿って第2熱伝導部材32から離れる方向に延出する第3延出部35を含んでよい。
これにより、第3熱伝導部材33の表面積が大きくなり、第3熱伝導部材33の放熱能力が高まる。
<表現8>
表現7に記載の電子機器用筐体1において、第3延出部35における、第2熱伝導部材32から遠い位置の板厚の方が、第2熱伝導部材32に近い位置の板厚よりも、短くてよい。
これにより、第3熱伝導部材33を軽量化できる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、電子機器を収容する筐体内に生じる熱を効率的に排熱できるので、筐体内の温度上昇の抑制に有用である。
1 電子機器用筐体
2 本体ケース
3 給気面
4 排気面
5 前面
6 背面
7 左側面
8 右側面
9 レール
10 取付部材
20 基板
21 電子機器
22 伝熱シート
30 熱伝導部材
31 第1熱伝導部材
32 第2熱伝導部材
33 第3熱伝導部材
34 貫通孔
35 第3延出部
36 第1延出部
37 リブ

Claims (8)

  1. 互いに対向し、空気が通過する穴を有する第1面及び第2面を含んで構成される直方体の本体ケースと、
    前記本体ケースに収容され、前記第1面から前記第2面に向かって延出する基板と、
    前記基板に載置される電子機器と、
    前記電子機器の前記基板と反対の面全体に直接的又は間接的に接触し、前記電子機器が発する熱を伝導する板状の第1熱伝導部材と、
    前記第1熱伝導部材の前記電子機器と接触する面と反対の面に固着し、前記基板に垂直な方向に所定の厚みを有すると共に、前記第1面から前記第2面に向かって貫通する少なくとも1つの貫通孔を有し、前記第1熱伝導部材から伝導される熱を伝導する第2熱伝導部材と、
    前記第2熱伝導部材の前記第1熱伝導部材と固着する側と反対側に固着し、前記第1面から前記第2面に向かって延出し、前記第2熱伝導部材から伝導される熱を伝導する板状の第3熱伝導部材と、
    前記本体ケースを所定のレールに取り付けるための取付部材と、を備える、
    電子機器用筐体。
  2. 前記電子機器と前記第1熱伝導部材との間に配置され、一方の面が前記電子機器に接触し、他方の面が前記第1熱伝導部材に接触し、前記電子機器が発する熱を前記第1熱伝導部材に伝導し、絶縁性を有する伝熱シート、をさらに備える、
    請求項1に記載の電子機器用筐体。
  3. 前記第1熱伝導部材は、前記第2面に向けて延出された第1延出部を含み、前記第1延出部の前記第2面に近い方の辺は、前記伝熱シートの前記第2面に近い方の辺よりも、前記第2面に近く、
    前記第2熱伝導部材の前記第2面に近い方の面は、前記伝熱シートの前記第2面に近い方の辺と、前記第1熱伝導部材における前記第1延出部の前記第2面に近い方の辺との間に位置する、
    請求項2に記載の電子機器用筐体。
  4. 前記貫通孔の前記基板に垂直な方向の長さは、前記第1熱伝導部材の板厚の長さよりも、長い、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器用筐体。
  5. 前記貫通孔において、前記基板に垂直な方向の長さは、前記基板に平行な方向の長さよりも、長い、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器用筐体。
  6. 前記貫通孔における前記基板に平行な方向において、前記第3熱伝導部材に近い位置の長さの方が、前記第1熱伝導部材に近い位置の長さよりも、長い、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器用筐体。
  7. 前記第3熱伝導部材は、前記第1面から前記第2面に向かう軸に垂直な方向において、前記基板に沿って前記第2熱伝導部材から離れる方向に延出する第3延出部を含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器用筐体。
  8. 前記第3延出部において、前記第2熱伝導部材から遠い位置の板厚の方が、前記第2熱伝導部材に近い位置の板厚よりも、短い、
    請求項7に記載の電子機器用筐体。
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