JP2022524715A - 高速入出力マージン試験のためのシステム、方法及び装置 - Google Patents

高速入出力マージン試験のためのシステム、方法及び装置 Download PDF

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Abstract

高速I/Oマージン試験のためのシステム、デバイス及び方法は、大量の試作品及び生産部品をスクリーニングし、電気特性が動作に影響を与えるほど変化したケースを特定できる。開示されるマージン・テスタは、従来のBERTとオシロスコープよりも低コストで、使いやすく、高速であり、完全な装荷とクロストークを伴う標準的動作状態の完全なマルチ・レーンI/Oリンクで動作できる。マージン・テスタは、被試験デバイスの通常利用可能なマルチ・レーン高速I/Oリンクのレシーバの電気的マージンを、一方向又は両方向で同時に評価する。特定技術向けの形態において、マージン・テスタの実施形態は、被試験マザーボードのマザーボード・スロットを試験するアドイン・カード・マージン・テスタとして実現されても良いし、アドイン・カードを試験するためのスロットを有するマザーボードとして実現されても良い。

Description

本開示技術は、試験測定システムに関し、特に、電気的な被試験デバイス(DUT)について、高速電気的マージン試験を行うためのシステム及び方法に関する。
電気デバイスの設計者及びメーカーは、デバイスが正常に機能することを確認するために、試験測定装置と適切な試験手順を必要とする。このような試験は、例えば、デバイスの実際の電気性能を、シミュレーションした性能と比較して、デバイスが設計どおりに動作していることを確認するために、新しいデバイスを設計するエンジニアリング特性評価段階で行っても良い。また、このような試験は、製造された各デバイスの製造上の欠陥を発見するために、エンジニアリング設計が完了した後の、生産製造環境で行っても良い。
多くの電気デバイスは、高速I/O信号パスやバスを含むように設計されている。例えば、最近のパーソナル・コンピュータ(PC)のマザーボードは、他の種類の電気デバイスと同様に、多くの場合、高速シリアル PCI Express(PCIe又はPCI-e)バスを有しており、これは、PCI Express高速シリアル・コンピュータ拡張バス規格に準拠して動作するバスである。PCI Express 規格のフォーマット仕様は、PCI-SIG(PCI Special Interest Group)によって維持及び開発されている。これらバスは、典型的には、マザーボード上のPCIeコネクタ・スロット又はポートに挿入されるアドイン・カード/ドーター・カード(daughter card:追加カード)と、マザーボードとの間の通信に使用される。マザーボード以外の多くの電気デバイスも、高速I/O用のPCIeバスとコネクタを採用している。PCIe第4世代(Gen 4 又はバージョン4)デバイスは、1秒あたり最大16ギガ転送(GT/s)の帯域幅を実現できる。PCIe第5世代(Gen 5 又はバージョン5)デバイスは、最大32GT/sの帯域幅を実現できる。
PCIeデバイスは、相互接続又はリンクと呼ばれる論理的な接続を介して通信する。リンクは、2つのPCIeポート間のポイント・トゥ・ポイント通信チャンネルであり、同時双方向トラフィックを可能にする。物理レベルでは、リンクは1つ以上のレーンで構成される。低速 PCIe デバイスはシングル・レーン(x1)リンクを使用する一方、グラフィックス・アダプタなどの高速PCIeデバイスは、通常、もっと広くて高速な16レーン(x16)リンクを使用する。1つのレーンは、2つの差動シグナリング・ペアで構成され、このとき、1つのペアはデータ受信用であり、他方は送信用である。従って、各レーンは、4本の配線又は信号トレースで構成される。従来、PCIeデバイスのレーンの性能は、ビット・エラー・レート・テスタ(BERT)や、高速信号発生装置及びオシロスコープ(スコープ)を使用して試験されている。
プリント回路基板(PCB)開発のエンジニアリング・ベンチ試験やエンジニアリング特性評価段階では、ボード設計の高速ルート(PCIe相互接続など)がシミュレートされる、つまり、設計の「レシピ(方法)」又は基準となる設計がフォローされる。しかし、全ての高速I/O用のボードの各サンプルや各レーンをビット・エラー・レート試験装置(BERT)及びオシロスコープで試験するのは、コスト、時間及び複雑さの制約に起因して、現実的ではない。特に、PCIeのような高速I/O規格を試験するための従来のBERT及びオシロスコープは、データ・レートの増加と共に、コストと複雑さが増加し続けている。一度に1つのPCIeレーンを試験するための単一のTx及びRx試験ステーションは、100万ドル以上の費用がかかることがある。また、これら装置は、従来のTx及びRx試験や校正のために使用するのが難しく、また、正確な測定値を得ると共に装置を良い状態で動作するよう維持するのを確かなものとするには、エキスパート(博士号レベル)のユーザと、相当な量の時間が必要となる。これらの制約の結果として、従来のBERTとオシロスコープは、試作品のシリコン、ボード、PCB、ケーブルの大量の電気試験ではあまり使用されておらず、通常、生産試験では、全く使用されていない。
米国特許出願公開第2008/0192814号明細書
しかし、32.0 GT/s の PCI Express 5.0のように、I/Oリンクのデータ・レートが増加するにつれて、小さな問題や微妙な問題でさえも、これらのI/Oリンクの性能に大きな影響を与えるというリスクが高まり、そして、生産の前に問題を防ぐため、全ての試作品のサンプル、ポート、レーンの電気性能の問題にフラグを立てると共に、生産ラインで全てのユニットの電気性能を試験して生産に関連する問題(不良部品等)をキャッチし、これら問題が顧客の問題と返品に至らないように、何らかの試験を行うことの重要性が増している。更に、従来のBERTとオシロスコープでは、一度に1つのレーンでしか試験を行えないので、この試験は、これらのI/Oリンクの実際の動作とは異なる環境で行われることになる。即ち、実際の動作中では、通常、マルチ・レーン・リンクを形成して深刻なクロストークと装荷(loading)の問題が起こりえる環境であり、従来のBERTとオシロスコープの試験では、試験を行ったとしても、この環境を扱えない。同様に、製造試験環境において、所定の設計の複数のPCBを組み立てて試験する場合、生産ラインでは、コスト、時間及び複雑さの制約から、高速I/O試験のために、通常、BERT及びオシロスコープを使用していない。
そのため、大量の試作品及び生産部品をスクリーニングし、動作に影響を与えるほど電気特性が変化した場合を特定できる新しいタイプの計器(instrument)の必要性が高まっている。この計器は、従来のBERTやオシロスコープと比較して、低コストで非常に使いやすく、非常に高速である点において、最も高い価値があり、完全な形の装荷(loading)及びクロストークを伴う標準的な動作状態において、完全な形のマルチ・レーンI/Oリンクについて動作できる。全体として、各方向の高速I/Oレーン毎の電気的マージン(統計的に有効な動作マージン)を知ることは、全ての生産サンプルにわたって、設計(例えば、全ての生産サンプルについて、レーン毎に)とアセンブリ(例えば、特定のボード/レーンの原因)の両方の問題を見つける可能性を高める点で価値がある。
従来のソリューションの一部は、最適近似としての機能試験だけに依存している(例えば、単純に「ゴールデン(golden:最高の)」デバイス、つまり、基準デバイスを挿入して、リンクの試験をフル・スピードで行う、など)。他の企業では、その企業のボード用のシリコン(半導体)において、オン・ダイ(on-die:ダイ上での)電気マージニング(マージン設定)を利用しているが、これは、一方向の情報のみを与えるもので、試験装置のように、校正/特性評価が行われたものではなく、その目的のために選ばれたアドイン・カード毎の個体差に対処して理解するという重大な仕事が残る。
本願は、上記の技術的な問題を解決するための、高速入出力(I/O)マージン試験のためのシステム、デバイス及び方法を開示する。
図面中のコンポーネントは、互いに対して必ずしも縮尺が同じではない。同様の参照番号は、複数の図面を通して、対応する部分を指定している。
図1は、例示的な実施形態による高速入出力(I/O)マージン試験のためのシステム、装置及び方法の実施形態を実施しても良い環境の例を示す概略ブロック図である。 図2は、例示的な実施形態による実施形態の例によるPCI Express マザーボード・スロットをマージン試験するためのPCI Express高速シリアル・コンピュータ拡張バス規格に準拠した特定技術向けアドイン・カード・マージン・テスタの例を示すブロック図である。 図3は、実施形態の例によるPCI Express アドイン・カードをマージン試験するための、PCI Express高速シリアル・コンピュータ拡張バス規格に準拠した、スロットを有するマザーボード・マージン・テスタの例を示すブロック図である。 図4は、高速I/Oマージン・テスタによって行われた被試験デバイス(DUT)の例示的なマージン試験の結果と、このマージン試験の結果に基づいて特定されたDUTのアセンブリ又は生産の潜在的な問題を示す実施形態の例による図である。 図5は、高速I/Oマージン・テスタによって行われた被試験デバイス(DUT)の別の例示的なマージン試験の結果と、このマージン試験の結果に基づいて特定されたDUTのアセンブリ又は生産の潜在的な問題を示す実施形態の例による図である。 図6は、例示的な実施形態による汎用マージン・テスタを示すブロック図であり、このとき、複数のインタフェースは、送信(Tx)及び受信(Rx)方向の両方向で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するために、少なくとも1つの試験フィクスチャにケーブルで接続されるよう構成される。 図7は、Tx及びRx方向の両方向でDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するための例示的な実施形態によるマージン・テスタの下位レベルのブロック図である。 図8は、実施形態の例による設定されたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)の例のブロック図であり、これは、Tx及びRx方向の一方向又は両方向で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するために、マージン・テスタのコントローラ中で利用できる。 図9は、例示的な実施形態によるFPGAの出力駆動オプションの例のブロック図であり、これらは、Tx方向でDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するために、マージン・テスタのコントローラで利用しても良い。 図10は、実施形態の1例によるDUTをマージン試験するための例示的な方法1000のフロー図である。 図11は、Tx及びRx方向の一方又は両方で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンをマージン試験する処理に基づいて、潜在的なDUTのアセンブリ又は生産上の問題を特定するための実施形態の1例による例示的な方法のフロー図である。 図12は、実施形態の一例によるユーザ選択可能なオプションに基づく電気的マージン評価の動作をマージン・テスタが開始するための例示的な方法のフロー図である。 図13は、実施形態の一例による校正されたマージン・テスタを提供するための例示的な方法1300のフロー図である。 図14は、実施形態の一例によるマージン試験を実行するためにDUTを設定するための例示的な方法のフロー図である。
図1は、例示的な実施形態による、高速I/Oマージン試験のためのシステム、デバイス及び方法が実施されても良い例示的な環境を示す概略ブロック図である。一実施形態において、図示されるマージン・テスタ102は、例示的なDUT104のマルチ・レーン高速I/Oリンク110のTx及びRx方向の一方又は両方についての動作の電気的レシーバのマージンを評価する。図1のマージン・テスタ102は、本願に開示されるマージン・テスタの1つ以上の実施形態を表す。
マージン・テスタ102は、マルチ・レーン高速I/Oリンク110の様々な観点を表すアイ・パターン表示又はデータ・アイ・ダイヤグラム108を処理、複製又は表示できる試験ステーション、PC、端末その他の表示装置106に結合されても良い。いくつかの実施形態では、試験ステーション、PC、端末その他の表示装置106は、マージン・テスタ102に統合されるか、又は、マージン・テスタ102の一部として統合されても良い。アイ・パターン表示又はデータ・アイ・ダイヤグラム108は、信号の電気的品質の主要なパラメータを迅速に可視化して決定することを可能にする高速デジタル信号の表現であり、よって、これからのデータを使用して、DUTの統計的に有効な動作マージンを決定できる。アイ・パターン表示又はデータ・アイ・ダイヤグラム108は、デジタル波形から構成され、このとき、縦軸を信号振幅、水平軸を時間とし、個別のビット夫々に対応する波形の部分を単一のグラフに折り畳んでいる。波形の多数のサンプルに対して、この構成を繰り返すことで、結果として生じるグラフは、信号の平均的統計量を表し、アイ(eye:目)に似ている。アイの開口は、1ビット周期に対応し、通常、アイ・パターン表示又はデータ・アイ・ダイヤグラム108のユニット・インターバル(UI)幅と呼ばれる。ビット周期は、アイの交差点でのアイ・ダイヤグラムの水平開口の大きさであり、高速デジタル信号については、通常、ピコ秒単位で測定される(即ち、5Gbpsの信号には、200ピコ秒が使用される)。そのデータ・レートは、ビット周期の逆数(1/ビット周期)である。ビット周期は、アイ・ダイヤグラムを説明するときには、一般に、ユニット・インターバル(UI)と呼ばれる。水平軸上で実際の時間ではなくUIを使用する利点は、正規化され、異なるデータ・レートのアイ・ダイヤグラムを簡単に比較できることである。アイ幅は、アイ・ダイヤグラムの水平方向の開口の大きさである。これは、アイの交差点の統計的な平均の差を測定することによって算出される。立ち上がり時間は、アイ・ダイヤグラムのデータの上方向の傾きの平均的な遷移時間の大きさである。その測定は、通常、傾斜の20%と80%のレベル又は10%と90%のレベルにおいて行われる。立ち下がり時間は、アイ・ダイヤグラムのデータの下方向の傾きの平均的な遷移時間の大きさである。その測定は、通常、傾斜の20%と80%のレベル又は10%と90%のレベルにおいて行われる。ジッタは、データ・ビット・イベントの理想的なタイミングからの時間偏差であり、高速デジタル・データ信号の重要な特性である。ジッタを計算するために、アイ・ダイヤグラムの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの遷移の交差点における時間偏差が測定される。変動(Fluctuation)は、ランダム又はディターミニスティック(deterministic:決定論的)となり得る。偏差の時間ヒストグラムを分析すれば、ジッタ量を求められる。ピーク・トゥ・ピーク(peak-to-peak:p-p)ジッタは、全てのデータ・ポイントの存在を意味するヒストグラムの全幅として定義される。二乗平均平方根(RMS)ジッタは、ヒストグラムの標準偏差として定義される。高速デジタル信号でのジッタ測定の単位は、通常、ピコ秒である。
マージン・テスタ102の実施形態は、「特定技術向け及び汎用」の少なくとも2つの形態を取ることができる。マージン・テスタ102は、任意のリンク幅(レーン数)の任意の高速I/Oプロトコル・リンクで使用でき、そして、限定するものではないが、ノン・リターン・トゥ・ゼロ(NRZ)、パルス振幅変調3(PAM-3)、パルス振幅変調4(PAM-4)などの任意の形式の任意の高速差動シグナリングで使用できる。試験に関する具体的な実施形態の例として、PCI Expressを使用するが、異なる高速シリアルバス規格、ハードウェア及びプロトコルを使用しても良い。
図2は、実施形態の例によるPCI Express マザーボード・スロット206をマージン試験するためのPCI Express高速シリアル・コンピュータ拡張バス規格に準拠した例示的な特定技術向けアドイン・カード・マージン・テスタ202を示すブロック図である。
1つの特定技術向けの形態では、マージン・テスタの実施形態は、PCI Expressアドイン・カード・マージン・テスタ202として実装され、被試験マザーボード204のPCI Expressマザーボード・スロット206を試験する。例えば、PCI Expressアドイン・カード・マージン・テスタ202は、PCI Express x16 CEM(card electromechanical specification)フォーム・ファクタ・アドイン・カードであっても良い。特定技術向けの形態の別の実施形態では、マージン・テスタの実施形態は、PCI Expressスロットを有するマザーボードとして実装されて、PCI Expressアドイン・カードを試験できる(これは、図3に示される)。
PCI Express アドイン・カード・マージン・テスタ202は、特定の PCI Express フォーム・ファクタ用の標準のPCI Express 準拠のアドイン・カードのフォーム・ファクタ形式であっても良い(例えば、CEM又はM.2(以前は次世代フォーム・ファクタ(NGFF)と呼ばれていた)又はU.2(以前はSFF-8639)と呼ばれていた)など)。PCI Expressアドイン・カード・マージン・テスタ202は、各レーンについて、準拠したPCI Express物理及び論理リンク層を実装するPCB212及び1つ以上のコンポーネントを有していても良い。PCI Expressアドイン・カード・マージン・テスタ202は、PCB212とコントローラ210と結合された複数のインタフェース(コネクタ208など)を有していても良い。例えば、このようなインタフェースは、マザーボード・スロット206に接続される複数のコネクタ208と、マージン・テスタ・トランスミッタとを含み、これは、コントローラ210の制御下で、制御されたノイズ(例えば、電圧振動及び正弦ジッタによる)を導入する能力をオプションで有し、被試験マザーボード204のレシーバにおいて期待されるアイ・マージンを、被試験マザーボード204上でソフトウェアを実行する必要なしに、タイミング又は電圧マージンに関して、特定の目標(ターゲット)へと変化させることができる。また、コントローラ210は、メモリ214に連結されていても良く、これは、本願に記載される機能を実施するために、コントローラ210が読み取り、使用や実行することのある命令及び他のデータを記憶できる。
マージン・テスタ102の様々な実施形態(特定技術向けPCI Express アドイン・カード・マージン・テスタ202、特定技術向けマザーボード・マージン・テスタ302及び汎用マージン・テスタ602などがある)は、ノイズ導入機能があっても良いし、無くても良い。コストを意識した生産試験では、ノイズ導入機能がない方が、より魅力的かもしれない。準拠した物理レイヤの実施形態中のマージン・テスタ・レシーバには、PCI Express 4.0/5.0のレーン・マージン仕様に定義されているようにリンクにマージンを設ける能力があっても良いが、付加的な、より洗練されたオン・ダイ・マージン設定能力を有していても良い。1つの実施形態では、マージン・テスタ・レシーバが、アイ・マージンについて、独立したエラー検出器を動かし、データ・サンプラを使ってミスマッチを比較することによって、測定しても良い。1つの実施形態では、マージン・テスタ102(特定技術向けPCI Express アドイン・カード・マージン・テスタ202、特定技術向けマザーボード・マージン・テスタ302及び汎用マージン・テスタ602などがある)に、本願記載の機能を実施させるコントローラ210は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)及びFPGA I/Oで実現されても良く、これは、図7から図9で更に詳しく示される。しかし、設定変更可能なコントローラ・ハードウェア、ファームウェアやソフトウェアの別の組み合わせを使用しても良い。
図3は、実施形態の例によるPCI Express アドイン・カードをマージン試験するための、PCI Express高速シリアル・コンピュータ拡張バス規格に準拠した、スロットを有する例示的な特定技術向けマザーボード・マージン・テスタ302を示すブロック図である。
マザーボード・マージン・テスタ302は、本願に開示されるマージン・テスタ102の特定技術向け実施形態の別の例であり、図3に示すPCIe x16アドイン・カードDUT304のようなPCI Expressアドイン・カードを試験するためのPCI Express スロット306を1つ以上有するマザーボード・マージン・テスタ302として実現される。マザーボード・マージン・テスタ302は、PCB312とコントローラ210とに結合された複数のインタフェース(例えば、1つ以上のPCI Expressスロット306)を有していても良い。例えば、このようなインタフェースは、1つ以上のPCI Expressスロット306を有していても良く、ここに、試験をするために、PCIe x16アドイン・カードDUT304が挿入されても良い。マージン・テスタ・トランスミッタは、コントローラ210の制御下で、例えば、電圧振動及び正弦ジッタ(図8及び図9に関して更に後述)による制御されたノイズを導入する能力をオプションで有しており、このため、PCIe x16アドイン・カードDUT304のレシーバにおいて期待されるアイ・マージンを、PCIe x16アドイン・カードDUT304上でソフトウェアを実行する必要なしに、タイミング又は電圧マージンに関して、特定の目標(ターゲット)へと変化させることができる。例えば、コントローラ210は、少なくともマージン・テスト・トランスミッタ上でジッタを導入することによってアイ幅開口の減少を導入する(又は、他のアイ幅低減方法を実施する)ように構成されることによって、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成されても良く、このとき、ジッタの導入は、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全レーンに同時に適用されるか、あるいは、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるかを選択可能である。また、コントローラ210は、少なくともマージン・テスト・トランスミッタ上でジッタを導入することによってアイ高さ開口の減少を導入する(又は、他のアイ高さ低減方法を実施する)ように構成されることによって、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成されても良く、このとき、ジッタの導入は、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全レーンに同時に適用されるか、あるいは、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるかを選択可能である。
コントローラ210は、メモリ214に連結されていても良く、これは、本願に記載される機能を実施するために、コントローラ210が読み取り、使用や実行することのある命令及び他のデータを記憶できる。
耐久性及び挿入回数は、マージン・テスタ102の特定技術向け実施形態(特定技術向けPCI Express アドイン・カード・マージン・テスタ202及び特定技術向けマザーボード・マージン・テスタ302などがある)の重要な問題である。このため、PCB212及びPCB312は、マージン試験ユニットの残りの部分を交換することなく、消耗時には低コストで交換されるように構成されたアダプタを使用して、マージンの特性を測定できるように、実現されても良い。例えば、交換可能なアダプタが、1つ以上のPCI Express スロット306やコネクタ208に結合され、特定の使用量の後に消耗するように構成されても良い。すると、この場合では、アダプタが消耗したらアダプタを交換すれば良く、PCI Expressアドイン・カード・マージン・テスタ202又はマザーボード・マージン・テスタ302の残りの部分を交換することはない。
図4は、高速I/Oマージン・テスタ102によって行われたいくつかのDUTの例示的なマージン試験の結果と、このマージン試験の結果に基づいて特定されたDUTのアセンブリ又は生産の潜在的な問題を示す実施形態の例による図402である。
実施形態の例では、マージン試験には、マージン・テスタ102により、複数の被試験デバイス(DUT)の中の各DUTについて、アイ幅マージンのタイミングを、Tx方向及びRx方向の一方向又は両方向で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速入出力(I/O)レーンについて、評価する処理があっても良い。マージン・テスタ102は、次に、複数のDUTの中のいくつかのDUTについて、これらいくつかのDUTにわたる異なるレーンについて所定の閾値を夫々下回るアイ幅マージンのタイミング測定値を検出しても良い。次いで、DUTのアセンブリ又は生産の潜在的な問題が、上記いくつかのDUTについて、これらいくつかのDUTにわたる異なるレーンについて所定の閾値を夫々下回るアイ幅マージンのタイミング測定値の検出に基づいて(マージン・テスタ102によって視覚的又は自動的に)検出されても良い。
一実施形態における一例としては、図2に示すアドイン・カード・マージン・テスタ202のようなアドイン・カード・マージン・テスタが、PCIe x8 スロットを有するマザーボードの試作品サンプルのベンチ試験/特性評価に使用されても良い。以下の例示的な試験手順は、アドイン・カード・マージン・テスタ202を用いて、各レーンについて同時に数ミリ秒に渡り、スロットに関して、E-6タイミングのアイ幅マージン(左+右)が測定されて、実施されても良い。本例は、簡単のため、時間測定だけであるが、別の実施形態は、他の測定があっても良い。本例における各測定は、3回行われる。しかし、これは様々な実施形態において、ユーザがプログラム可能であっても良い。図402に示す測定は、マザーボードDUTレシーバに加えて、マージン・テスタ・レシーバで行われている。測定は、マザーボードDUTレシーバで行われ、そして、2つの方法で行うことができる。最初の方法は、マージン・テスタのジッタ(Sj)と電圧スイング・スイープを利用しても良い。第2の方法は、マザーボード・レシーバでのオン・ダイ・マージン試験を利用しても良い。例えば、マザーボード・レシーバでのオン・ダイ・マージン試験は、アドイン・カード・マージン・テスタ202のコントローラ210の制御下で、マザーボードDUTに接続された起動可能な(bootable)ドライブ上のソフトウェアによってか、又は、速度をサポートするためにマザーボードDUT上のBIOS(basic input/output system)ソフトウェアによって実行されても良い。この例では、測定は、16GT/sで行われるが、変更しても良く、ユーザが設定変更可能としても良い。
上記試験手順例では、試験レシーバにおける平均マージンに関して、図402に示す例示的な結果を得ることができる。図402に示すように、DUT#1からDUT#5までの5つのDUT全てを通して、レーン2についての一貫した低マージンは、潜在的な設計上の問題の指標である可能性がある。対照的に、DUT#1のレーン4、DUT#3のレーン0、DUT#4のレーン6の低マージンは、これらの特定のDUT上の特定のレーンに係る潜在的なアセンブリ又は生産上の問題の指標である可能性がある。
図5は、高速I/Oマージン・テスタによって行われたDUTの別の例示的なマージン試験の結果と、このマージン試験の結果に基づいて特定されたDUTのアセンブリ又は生産の潜在的な問題を示す実施形態の例による図である。
DUTレシーバにおける電圧スイング及びSj平均マージンに関して図5の図502に示されている結果の例でも、潜在的な設計の問題や潜在的なアセンブリの問題について同様の指標が見られることがある。図502に示すように、DUT#1からDUT#5までの5つのDUT全てを通して、レーン1についての一貫した低マージンは、潜在的な設計上の問題の指標である可能性がある。対照的に、DUT#1のレーン0、DUT#1のレーン5、DUT#2のレーン7の低マージンは、これらの特定のDUT上の特定のレーンに係る潜在的なアセンブリ又は生産上の問題の指標である可能性がある。
本開示技術の実施形態の更なる特徴としては、コントローラ210の制御(例えば、設定された(configured)FPGAに従って命令を実行したり、別の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体から読み込んだり)の下で実行しても良い以下の機能があっても良い。1つ以上の異なる高速I/Oプロトコルを選択し、それを使ってDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクに基づいてマージン試験を実行する機能。雑多なプロトコルを同時に使ってDUTの複数のポートを試験する機能。マルチ・レーン高速I/Oリンクについて、マージン・テスタのマージン試験を任意の回数実行する間の実行処理毎のマージンの変動を出力する機能。Txの等化処理(EQ:Equalization)トレーニングが原因で、どの程度マージンが変動するかを試験するために、DUTについてTxの調整(fix)された等化処理(EQ)を実装する機能。マージン・テスタのレシーバにおいて調整(fix)された連続時間線形イコライザ(CTLE:continuous time linear equalization)を使用して、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験する機能。マージン・テスタのレシーバにおいて判定帰還型イコライザ(DFE:decision feedback equalization)を使用して、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験する機能。ターゲットのチャンネルに基づいて、マージン・テスタの期待マージンを計算する機能。マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出された場合に、デバッグ情報を自動的に生成する機能。可変シンボル間干渉(ISI)信号源(ソース)の使用に切り替えて、どの程度のシンボル間干渉(ISI)で、マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーンに障害(fail:フェイル)が生じるかを見つける機能。各レーンを個別に試験して、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのクロストークが原因のマージン損失の量を特定する機能。マージン・テスタのレシーバのDFEをオフにして、DFEがある場合とない場合のマージンと、マルチ・レーン高速I/Oリンクに関連する各チャンネルの非線形不連続の量とを評価する機能。基準レシーバと典型的なチャンネルとを使って期待マージンを示し、これによって、1つのDUT及び複数のDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンにわたって期待より低いマージンで一貫している場合でも、期待より低いマージンにフラグを付ける機能。マルチ・レーン高速I/Oリンクの複数の速度の中から選択し、それについて電気的マージンの評価を実施する機能。プロトコル固有の知識を使用して、マージン・テスタによってマルチ・レーン高速I/Oリンク上の反対方向を進むトラフィックに基づいて、DUTのレシーバでいつエラーが発生したかを推量し、DUT上のソフトウェア無しで、マージン・テスタが生産ライン上でマージン試験を実施できるようにする機能。マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として、検出された低マージン・チャンネルの時間領域反射率測定(TDR:time-domain reflectometry)値を自動的に捕捉する機能。マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として、低マージンが検出された場合に、オシロスコープへの自動接続を実施して、デジタル化波形を自動的に捕捉する機能。そして、ソフトウェア・プラグインを提供して、DUTのシリコンを設定することによって、DUTについてユーザ選択可能なオプションを1つ以上設定し、1つ以上のユーザ選択可能なオプションを実装する機能。上記の全ての機能の一部は、コントローラ210の制御下で、マージン・テスタ102を操作するためのユーザ選択可能なオプションとしても提供されて良い。
図6は、例示的な実施形態による汎用マージン・テスタ602を示すブロック図であり、このとき、複数のインタフェース604は、Tx及びRx方向の一方向又は両方向で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するために、例えば、1本以上のケーブルを介して、少なくとも1つの試験フィクスチャ(fixture:治具)に接続されるよう構成される。
汎用マージン・テスタ602は、コントローラ210と、関連するメモリ214とを有し、これは、コントローラ210が読み取り、使用や実行をして、本願記載の機能を実施するための命令及び他のデータを記憶しても良い。汎用マージン・テスタ602には、いくつかのレーンがあり、これらは、標準のPCI Expressコンプライアンス・ロード・ボード(CLB:Compliance Load Board)などのインタフェース604を介して標準的な試験フィクスチャに接続(例えば、ケーブル接続)でき、コントローラ210の制御下で、マージン・テスタの特定技術向け実施形態(例えば、アドイン・カード・マージン・テスタ202とマザーボード・マージン・テスタ302)と同じ試験を実施する。加えて、汎用マージン・テスタ602は、複数のプロトコルをサポートし、汎用マージン・テスタ602の設定(configuration)ソフトウェアには、様々なプロトコル及びホスト/デバイスの役割のためにレーンを設定するオプションがある。汎用マージン・テスタ602は、アドイン・カードを試験するための標準のPCI Expressコンプライアンス・ベース・ボード(CBB)などの試験フィクスチャにケーブル接続することによって、アドイン・カードを試験するためにも使用できる。汎用マージン・テスタ602のインタフェース604は、高速差動信号夫々用の標準的な同軸コネクタ及びケーブルを有していても良いし、又は、別の様々な実施形態では、ケーブル数を最小限に抑え、1つのDUTから別のDUTへの切り替えをより効率的にするために、カスタムの高密度コネクタ及びフィクスチャを有していても良い。
図7は、Tx及びRx方向の一方向又は両方向でDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するための例示的な実施形態によるマージン・テスタ102の下位レベルのブロック図である。
図示されているのは、FPGA714であり、サポート・ユニット710(イーサネット(登録商標)その他の通信機能を有していても良い)、システムに基準クロックを供給する時間基準(timebase)ユニット708、高速I/O(HSIO)出力ユニット702及びHSIO入力ユニット704に動作可能に接続される。また、マージン・テスタ102には、AC/DC電源ユニット716によって電力が供給されても良い。HSIO出力部702及びHSIO入力部704は、I/Oコネクタ706にも動作可能に結合される。FPGA714は、プログラマブルな相互接続によって接続された構成変更可能な論理ブロック(CLB:configurable logic block)のマトリックスに基づく半導体デバイスである。様々な実施形態において、マージン・テスタ102は、図示されたコンポーネントよりも、少ないか又は多いコンポーネントを有していても良く、また、図示された一部のコンポーネント若しくはコンポーネントの機能は、マージン・テスタ102と動作可能に通信するとしても、マージン・テスタ102の外部か若しくはマージン・テスタ102から分離されて配置されても良いし、又は、FPGA714内に配置されるか若しくは統合されても良い。
FPGA714は、本願に記載されたマージン・テスタ102の機能を実行するなどのような所望のアプリケーション又は機能的要件のために、製造後に再プログラムできる。例えば、FPGA714のファームウェアは、マージン・テスタ102のリンク・レイヤー・ロジックを含む、標準PCI Expressアップストリーム・ポート(アドイン・カード・マージン・テスタ202の実施形態のように、マザーボードを試験するためのもの)又は標準のPCI Expressルート・ポート(マザーボード・マージン・テスタ302の実施形態のように、アドイン・カードを試験するためのもの)として機能して、反対方向のトラフィックに基づいてDUTのレシーバでいつエラーが始まったかを推測し、エラーが発生するとマージン・ストレスを迅速に軽減し、致命的なリンク障害を防ぐ。いくつかの実施形態において、FPGA714が、FPGA714中にメモリ、インタフェースなどを組み込むことができるシステム・オン・モジュール(SoM)アーキテクチャを用いて実装されるか、さもなければ、SoMアーキテクチャを含めても良い。SoMは、例えば、高度なRISC(Reduced Instruction Set)マシン(元々はARM(Acorn RISC Machine)アーキテクチャ)を使用して実装することができる。
設定(configuration)のアプリケーションやスクリプトは、FPGA714を介して実装されるか、又は別のアクセス可能なメモリ・デバイス又は他の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されても良く、これは、下記の1つ以上のオプションを伴う複数の実行処理(run)などを含めて、エンド・ユーザがマージン・テスタ102のマージン・テスタ・オプションを簡単に設定できるようにする。いくつかの実施形態では、ビット・エラー・レート(BER:bit error rate)の目標(ターゲット)のためのオプションを、マージンのスキャンに関して設定しても良い(E-6タイプのマージンについてはミリ秒単位、E-12タイプのマージンについては分単位)。例えば、そのような目標(ターゲット)としては、マージン、マージン・タイミングや電圧の回数、マージン・テスタ又はDUTトランスミッタのTx等化処理を調整(fix)する処理、マージン・テスタ・レシーバRxのCTLE及びDFEを調整(fix)する処理などがあるが、これらに限定するものではない。いくつかの実施形態では、オプションのアプリケーションやスクリプトが用意され、これがマージン・テスタ102からデータを取り出すと共に、ユーザが、複数の製品/サンプルに跨がる多量のマージン・データ・セットを見たり、平均、実行処理毎の変動、時間に対するトレンドを見たり、同じDUTの様々な設定オプション(調整Tx等化処理など)での多数の実行処理に跨がるマージンを比較するための視覚化ツールを提供する。いくつかの実施形態では、オプションのアプリケーション(これは、被試験マザーボードにインストールするために起動可能な(bootable)ドライブに実装されても良い)が用意され、これが、マザーボード試験のための追加オプションを解放する。この追加オプションには、L0の代わりにループバックで実行し、特定のパターンを使用する処理、DUTのトランスミッタからの電圧スイングとSjマージン設定処理の代わりに、オン・ダイ上でDUTのシリコン中のマージン設定機能を使用する処理、そして、両方で実行して、それらの結果を比較する処理がある。
いくつかの実施形態では、オプションのプラグイン・モデルが用意され、これによって、もし特定のDUTシリコンにプラグインが提供されている場合には、マージン・テスタの設定アプリケーションが、そのDUTシリコン上のRx等化処理設定も設定可能になる。いくつかの実施形態では、個別のマージン試験ユニット毎に、オプションのIBIS-AMI(又は同様の)ソフトウェア・モデルを用意し、これを設計者やシステムインテグレーターが使用して、そのシミュレーション中に入れて、特定の顧客がセットアップのための試験制限/方法論を確立するのに役立てるようにする。IBIS-AMIは、マルチ・ギガ・ビット・シリアル・リンクの高速、正確、統計的に有意なシミュレーションを可能にするシリアライザ/デシリアライザ(SerDes)物理レイヤ(PHY)のモデリング規格である。いくつかの実施形態では、オプションのIBIS-AMIモデルが、顧客モデル(IBIS-AMI又はSパラメータ)と共にマージン試験ユニットについて用意され、精度と再現性を高めるためにディエンベッドされる、あるレベルのシステムを入れるための後続の取り組みでも利用できる。
図8は、実施形態の例による設定されたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)714の例のブロック図であり、これは、Tx及びRx方向の一方向又は両方向で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するために、マージン・テスタ102のコントローラ210中で利用できる。
種々の実施形態において、FPGA714は、図示されたコンポーネントよりも、少ないか又は多いコンポーネントを有していても良く、また、図示された一部のコンポーネント若しくはこれらコンポーネントの機能は、FPGA714と動作可能に通信するとしても、FPGA714の外部か又はFPGA714から分離されて配置されても良い。図示されているのは、SerDesを有していても良いローカル・エリア・ネットワーク(LAN)接続部802に動作可能に結合されるレジスタ・インタフェース804である。また、レジスタ・インタフェース804は、リンク・トレーニング及びステータス・ステート・マシン(LTSSM)Rxコントローラ806にも動作可能に結合される。マージン・テスタ102の動作の物理レイヤ(層)での処理の1つは、リンクの初期化及びトレーニング処理である。PCI Express デバイスでは、この処理は、リンク幅ネゴシエーション、リンク・データ・レート・ネゴシエーション、レーン毎のビット・ロック、レーン毎のシンボル・ロック/ブロック・アライメントなど、多くの重要なタスクを確立する。これらの機能は全て、LTSSMデバイスによって遂行され、このとき、LTSSMデバイスは、遠隔にあるリンク・パートナーから刺激とリンクの現在の状態を観察し、それに応じて応答する。また、レジスタ・インタフェース804は、LTSSMユニバーサル・シリアル・バス(USB)コントローラ808及び付加的なLTSSM USBコントローラ810のような、1つ以上の付加的なLTSSMコントローラ・ユニットにも動作作可能に結合される。図示した実施形態の例では、LTSSM Rxコントローラ806が、PCIe物理層(PHY)16x SerDes812に動作可能に結合され、また、LTSSM USBコントローラ808は、USB/サンダーボルト/ディスプレイポート(USB/TBT/DP)PHY x4ユニット814に動作可能に結合されている。また、DUTのレシーバで期待されるアイのマージンが、DUT上で動作するソフトウェアを必要とせずに、タイミング又は電圧マージンに関して特定の目標に変化させることができるようにジッタ挿入ユニットを制御するために、FPGA714の一部として、又は、FPGA714に動作可能に結合されたジッタ制御ユニット816も存在する。
図9は、例示的な実施形態によるFPGA(FPGA714など)の出力駆動オプションの例のブロック図であり、これらは、Tx及びRx方向の一方向又は両方向でDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを試験するために、マージン・テスタのコントローラ(コントローラ210など)で利用しても良い。
最初の出力駆動オプションは、FPGAの直接駆動オプション818であり、これは、バッファリングされず、バラクタ(Varactor:可変容量ダイオード)による遅延の導入、又は、ジッタ導入がない。第2の出力駆動オプションは、バッファリング駆動オプション820であり、差動出力電圧(Vod)を伴う線形バッファ・アンプ又は制限アンプ826を有するが、バラクタ遅延導入又はジッタ導入はない。第3の出力駆動オプションは、バラクタ遅延導入オプション822であり、これには、線形バッファ826とバラクタ・コンポーネント828があり、これらは、シンボル間干渉(ISI)に加えて、いくらかの遅延(例えば、約3~5ピコ秒のことがある)という結果を生じる。第4の出力駆動オプションは、ジッタ導入オプション824であり、これは、一実施形態において、線形バッファ826(これは、有っても無くても良い)と、遅延ASIC(特定用途向け集積回路)830(32GBdで約100ピコ秒)とを有していても良い(遅延ASICは、ADSANTEC社からも入手可能である)。いくつかの実施形態では、線形バッファ826が含まれない。例えば、線形バッファ826が含まれていないような実施形態では、ジッタ導入は、差動ノイズ導入によって行われても良い。
様々な実施形態では、マージン・テスタ102が様々な種類のストレスを利用して、多種多様な対応する障害モードを特定しても良く、限定するものではないが、これら障害モードとしては、アセンブリ、相互接続(表面実装技術(SMT)、パッケージ、コネクタ、スルーホール、ビアなど)、欠陥、直列抵抗の影響、ISI及びベースライン・ワンダー(ゆらぎ)を起こす障害モード、アイ・クロージャ(eye closure)の影響、幅クロージャ(width closure)以外で原因となる障害モード、機能試験エスケープ、演算子(オペレータ)設定エラー、新入りの材料、プロセスの変動、レシーバの帯域幅(これは、相互接続の変化に類似する)、電源電圧変動除去比(PSRR)、垂直/水平アイ・クロージャ、PLLの安定性、設計、レーン間の差に関連するものが含まれる。バラクタ・ベースのジッタ挿入方法は、アセンブリ関連の欠陥を悪化させるのに特に効果的である。
図10は、実施形態の1例によるDUTをマージン試験するための例示的な方法1000のフロー図である。
1002では、マージン・テスタ102が、被試験デバイス(DUT)のマルチ・レーン高速I/Oリンクを確立する。
1004では、マージン・テスタ102は、マルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速入出力(I/O)レーンについて、送信方向(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、電気的マージンを評価する。例えば、電気的マージンを評価する処理には、マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージン・テスト・トランスミッタに調整可能なストレスを導入する処理があっても良い。調整可能なストレスには、マルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンに同時に適用されるジッタ導入処理と、電圧スイングを加える処理があっても良い。また、電気的マージンを評価する処理は、マルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速入出力(I/O)レーンに関して、送信(Tx)及び受信方向(Rx)の両方で、同時に、電気的マージンを評価する処理も含んでもよい。
図11は、Tx及びRx方向の一方又は両方で、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンをマージン試験する処理に基づいて、DUTのアセンブリ又は生産上の潜在的な問題を特定するための実施形態の1例による例示的な方法1100のフロー図である。
1102では、マージン・テスタ102が、複数のDUTの中の各DUTについて、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速入出力(I/O)レーンに関して、Tx及び受信Rx方向の一方又は両方で、アイ幅マージンのタイミングを評価する。
1104では、マージン・テスタ102が、上記評価に基づいて、複数のDUTの中の各DUTについて、複数のDUTに跨がる同一のレーンに関する所定の閾値を一貫して下回るタイミングのアイ幅マージン測定値を検出する。
1106では、マージン・テスタ102が、複数のDUTの中の各DUTについて、複数のDUTに跨がる同じレーンに関する所定の閾値を一貫して下回るタイミングのアイ幅マージン測定値の検出に基づいて、DUT設計上の潜在的な問題を特定する。上記検出処理は、更に、又は、代わりに、上記評価に基づいて、複数のDUTの中のいくつかのDUTについて、これらいくつかのDUTに跨がる異なるレーンに関して、所定の閾値を夫々下回るタイミングのアイ幅マージン測定値を検出する処理を有していても良い。
図12は、実施形態の一例によるユーザ選択可能なオプションに基づく電気的マージン評価の動作をマージン・テスタ102が開始するための例示的な方法1200のフロー図である。
1202では、マージン・テスタ102が、被試験デバイス(DUT)のマルチ・レーン高速入出力(I/O)リンクを確立し、送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方でマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成されたマージン・テスタのためのユーザが選択可能なオプションを提供する。ユーザが選択可能なオプションには、マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価のためのカスタマイズが含まれても良い。
1204では、マージン・テスタ102が、マージン・テスタ102用の1つ以上のユーザ選択可能なオプションの中から選択する指示を受ける。
1206では、マージン・テスタ102が、マージン・テスタ102用の1つ以上のユーザ選択可能なオプションの中から選択する指示に基づいて、マージン・テスタ102によるマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の動作を開始する。ユーザが選択可能なオプションは、限定するものではないが、次のものの中の1つ以上が含まれていても良い。
1つ以上の異なる高速I/Oプロトコルを選択し、これを使って、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクに基づいてマージン試験を実行するための選択可能なオプション。
雑多なプロトコルを同時に使って、DUTの複数のポートを試験するための選択可能なオプション。
マルチ・レーン高速I/Oリンクについて、マージン・テスタのマージン試験の任意の回数の実行処理を通した実行処理毎のマージンの変動を出力するための選択可能なオプション。
マージン変動の内、どの程度がTxの等化処理(EQ)トレーニングの変動が原因であるかを試験するために、DUTに調整(fix)されたTx等化処理(EQ)を実装するための選択可能なオプション。
マージン・テスタのレシーバにおいて調整されたCTLEを使用し、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験するための選択可能なオプション。
マージン・テスタのレシーバにおいて判定帰還型イコライザ(DFE)を使用し、DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験するための選択可能なオプション。
ターゲットのチャンネルに基づいて、マージン・テスタについて、期待マージンを計算するための選択可能なオプション。
マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出されたときに、自動的にデバッグ情報を生成するための選択可能なオプション。
マージン・テスタが可変のシンボル間干渉(ISI)信号源を使用するよう切り替えて、どの程度のISIがマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーンに障害を生じさせるかを見つけるための選択可能なオプション。
DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクのクロストークによるマージンの損失量を特定するために、マージン・テスタが各レーンを個別に試験するための選択可能なオプション。
マージン・テスタのレシーバでDFEをオフにして、DFEがある場合と無い場合のマージンと、マルチ・レーン高速I/Oリンクに関連付けられた各チャンネルの非線形不連続の量とを評価するための選択可能なオプション。
複数のDUTの中の1つのDUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンを通して、期待よりも低いマージンで一貫している場合でも、期待よりも低いマージンにフラグを立てることを可能にするマージン・テスタの特性評価データに関する選択可能なオプション。
マルチ・レーン高速I/Oリンクの複数の速度の中から選択し、それについて、電気的マージンの評価を行うための選択可能なオプション。
マージン・テスタが、プロトコル固有の知識を使用することによって、マルチ・レーン高速I/Oリンクの反対方向に進行するトラフィックに基づいて、DUTのレシーバでいつエラーが発生したかを推測し、DUT上のソフトウェア無しで、マージン・テスタが生産ラインでマージン試験を実施できるようにするための選択可能なオプション。
マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として検出された低マージンのチャンネルの時間領域反射測定値(TDR)を自動的にキャプチャするための選択可能なオプション。
マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出されたときに、オシロスコープへの自動接続を実行し、デジタル化された波形を自動的にキャプチャするための選択可能なオプション。
1つ以上のユーザが選択可能なオプションを実装するようにDUTのシリコンを構成することにより、DUTに1つ以上のユーザが選択可能なオプションを設定するための選択可能なオプション。
図13は、実施形態の一例による校正されたマージン・テスタを提供するための例示的な方法1300のフロー図である。
1302では、マージン・テスタ102が、マージン・テスタ102の校正(calibration)を実行するオプションを提供するか、又は、校正を実施しても良く、これによって、ユーザは、一連の基準チャンネルでの期待マージンのセット(set:組)を受けることができる。
1304では、校正されたマージン・テスタが提供されるが、これは、特別な試験モードなしに、DUTの完全に動作している通常使用(operation:実際的使用)のリンクがフル稼働の状態において、被試験デバイス(DUT)の送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、電気的なアイのマージンを測定して、装荷(loading)及びクロストークの完全な影響をキャプチャするように構成される。また、個別化されたシステム・チャンネル、レシーバ・モデル、トランスミッタ・モデルの中の1つ以上に関しての期待マージンの計算を可能にする、マージン・テスタの個別に校正されたモデルが提供されても良い。更に、マージン・テスタがベンダー定義のメッセージ又は別のプロトコル・メカニズムを使用して、マージン・テスタによってマージン試験が行われようとしていることを示す機能をDUTのシリコンに用意して、マージン試験の持続時間中に、DUTシリコンが、エラーによってリンク幅又はリンク速度を低下させる論理回路(ロジック)を無効にできるようにする。
マージン・テスタのソフトウェア・アプリケーションも提供され、これは、マージン・テスタが、試験の設定構成(configuration)中の被試験チャンネル・コンポーネント(例えば、プリント配線板(生基板、ベア・プリント回路基板:bare printed circuit board)又はケーブル)の試験を実施できるようにするもので、このとき、マージン・テスタは、被試験チャンネル・コンポーネントの一端側又は両側で使用される。いくつかの実施形態では、マージン・テスタのハードウェアが、プリント回路基板(PCB)を製造する会社に提供され、マージン・テスタの使用に関連するデータは、PCBの製造に使用されるシリコンを提供するシリコン企業(silicon companies)に提供される。
図14は、実施形態の一例によるマージン試験を実行するためにDUTを設定するための例示的な方法1400のフロー図である。
1402では、マージン・テスタ102が、被試験デバイス(DUT)に関する構成の設定を受ける。
1404では、DUTのシリコンに関する様々な条件下で、マージン・テスタ102がマージン試験を実行するために、マージン・テスタ102がDUTを設定する。マージン・テスタ102は、DUTのシリコンに関する様々な条件下で、マージン・テスタ102がマージン試験を実行するための構成の設定(configuration)を可能にするソフトウェア・プラグインと、DUTシリコンのパラメータとを受け取っても良い。このDUTシリコン・パラメータは、限定するものではないが、レシーバの連続時間CTLEに関連するパラメータ及びDFEに関連するパラメータの中の1つ以上を含んでいても良い。
開示された実施形態の利点、効果及び改善には、限定するものではないが、以下の特徴がある。いくつかの実施形態は、標準的なFPGA及び正弦波ジッタ導入チップ又は遅延ラインを含む既製のコンポーネントでほぼ完全に実現でき、従来のBERT及びオシスコープと比較して非常に低コストである。実施形態の例は、特別なソフトウェアを必要とせずに、通常の動作状態で動作している完全なマルチ・レーン・リンク上で実行でき、全てのレーンが同時に動作していることに起因するあらゆる影響をキャプチャする。もう1つの効果は、本開示技術の実施形態が、単一の自己完結型ユニットで一方向又は両方向(Tx及びRx)で試験できることである。様々な実施形態は、DUT上のソフトウェアやDUTの変更を必要とせずに、生産環境(例えば、マザーボードの生産試験の環境)で実行することもできる。プロトコル毎に異なる特定試験向けロジックを、マージン・テスタ102のシリコン/ファームウェアの形で用意し、被試験デバイスがマージン・テスタに送り返すデータに基づいて、DUTレシーバでいつエラーが発生しているかを極めて迅速に認識するようにしても良い。いくつかの例示的な実施形態では、マージン試験が正に行われようとしているところであり、通常、エラーを原因としては、リンク幅やリンク速度を低下させない状態にDUTシリコンを置いていることを、PCI Expressベンダー固有のメッセージその他の標準的なプロトコル機能を通して認識するための機能を、DUTシリコンの形で実装して有していても良い。これは、通常のプロトコルのメカニズムによってリンク幅又はリンク速度が低下する恐れ無しに、ノイズ導入又は電圧スイング調整を使用してDUTレシーバにマージンを設定する処理を確実に行うのに有益である。これは、エラーがいつ開始されたか迅速に推測し、リンク又は速度の低下が起こる前にストレスを減少させる特別な論理回路(ロジック)の代替手段である。
本願記載の実施例によって提供されるもう1つの改善は、複数のマージン・テスタ・ユニットの中の各マージン・テスタ・ユニットが個別に校正され、特性が測定されるので、ユーザは、特定のユニット夫々の期待マージンの値がわかり、ユーザの複数の試作品及び生産ユニットに跨がる期待値からの相違が最小であっても、フラグを付けられることである。この個別の特性評価と校正の一環として、IBIS-AMIモデルなどのモデルを個別のマージン・テスタ102の夫々に提供することで、シミュレートされた又は測定されたSパラメータに基づいて、エンド・ユーザが特定のチャンネルモデルに関する期待マージンを計算できるようにする。
本開示は、非常に高速で非常に使いやすい独創的なマージン・テスタを記述する。長さマージン測定と、ユーザが設定可能な様々なオプションのために、便利で効率的な設定ソフトウェアが提供される。一度設定されると、マージン・テスタ102は、リンクを任意の標準デバイスとして呼び出し、次いで、動作しているリンクについての測定を自動的に実施する。試験は、全てのレーンで同時に行われ、迅速な電気的マージンスキャンをミリ秒単位で行うことができる。これにより、全ての高速I/Oポート及びレーンのフル試験を含む大量の試験が可能になる。様々な実施形態は、従来の装置を必要とせずに、あるレベルの問題特性評価を可能にする様々なマージン試験モードを提供し、限定するものではないが、
マージン、選択されたTx等化処理(DUTとマージン・テスタの両方について)、選択されたRx等化処理(マージン・テスタのレシーバについて)及びDUTの被試験Tx又はRxトレーニング・アルゴリズムにおけるトレーニング問題の可能性(likelihood:公算、見込み)の実行処理毎のばらつき(variability)の反復回数と分析、
いずれかの方法でトランスミッタの等化処理を調整し、マージンに対する影響を観測する処理、
マージン・テスタのレシーバにおけるレシーバ等化処理(CTLE)とDFEのタップの数(ゼロを含む)を調整(fix:修正)し、マージンの値に対する影響を見る処理、
などがある。例えば、DFEがオフの場合のマージンの重大な変化は、特定のチャンネルでの重大な不連続性を示す。
マージン・テスタ102の様々な実施形態によって提供されるもう一つの効果は、特定のDUTの全ての高速I/Oポート及びレーンについて、全ての試作品のユニットを通してと、実際の生産において、電気的マージンを試験でき、生産に至る前に又は顧客に届く前に、問題及び潜在的な問題にフラグを立てるための前例のない能力を生み出すことができるということである。また、様々な実施形態は、電力状態の遷移のような様々なリンクのイベントの前後でのマージンの分析も可能にする(場合によっては、DUT上のソフトウェアを使用)。
従来のソリューションには、非常に汎用的で、高度な機能を有するジッタ及びノイズの挿入方法がある。本開示の様々な実施形態は、ジッタ/振幅ストレスという必要なタスクを達成するのに、大幅な単純化をする(しかし、無くしたりはしない)ことで、これらのソリューションよりも優位性を有する。このシンプルさは、既存の方法を使用して必要とされることに比較して、運用コストの削減、結果の高速化、及び(大規模なデータ・セットの収集を通じた)製品の信頼性の向上につながる。
本開示技術の態様は、特別に作成されたハードウェア、ファームウェア、デジタル・シグナル・プロセッサ又はプログラムされた命令に従って動作するプロセッサを含む特別にプログラムされた汎用コンピュータ上で動作できる。本願における「コントローラ」又は「プロセッサ」という用語は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ASIC及び専用ハードウェア・コントローラ等を意図する。本開示技術の態様は、1つ又は複数のコンピュータ(モニタリング・モジュールを含む)その他のデバイスによって実行される、1つ又は複数のプログラム・モジュールなどのコンピュータ利用可能なデータ及びコンピュータ実行可能な命令で実現できる。概して、プログラム・モジュールとしては、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、これらは、コンピュータその他のデバイス内のプロセッサによって実行されると、特定のタスクを実行するか、又は、特定の抽象データ形式を実現する。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッド・ステート・メモリ、RAMなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶しても良い。当業者には理解されるように、プログラム・モジュールの機能は、様々な実施例において必要に応じて組み合わせられるか又は分散されても良い。更に、こうした機能は、集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのようなファームウェア又はハードウェア同等物において全体又は一部を具体化できる。特定のデータ構造を使用して、本開示技術の1つ以上の態様をより効果的に実施することができ、そのようなデータ構造は、本願に記載されたコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲内と考えられる。
開示された態様は、場合によっては、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの任意の組み合わせで実現されても良い。開示された態様は、1つ以上のプロセッサによって読み取られ、実行され得る1つ又は複数のコンピュータ可読媒体によって運搬されるか又は記憶される命令として実現されても良い。そのような命令は、コンピュータ・プログラム・プロダクトと呼ぶことができる。本願で説明するコンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置によってアクセス可能な任意の媒体を意味する。限定するものではないが、一例としては、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでいても良い。
コンピュータ記憶媒体とは、コンピュータ読み取り可能な情報を記憶するために使用することができる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、コンピュータ記憶媒体としては、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリやその他のメモリ技術、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、DVD(Digital Video Disc)やその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶装置、及び任意の技術で実装された任意の他の揮発性又は不揮発性の取り外し可能又は取り外し不能の媒体を含んでいても良い。コンピュータ記憶媒体としては、信号そのもの及び信号伝送の一時的な形態は除外される。
通信媒体とは、コンピュータ可読情報の通信に利用できる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、通信媒体には、電気、光、無線周波数(RF)、赤外線、音又はその他の形式の信号の通信に適した同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、空気又は任意の他の媒体を含んでも良い。
加えて、本願の記述は、特定の特徴に言及している。本明細書における開示には、これらの特定の特徴の全ての可能な組み合わせが含まれると理解すべきである。ある特定の特徴が特定の態様又は実施例に関連して開示される場合、その特徴は、可能である限り、他の態様及び実施例との関連においても利用できる。
また、本願において、2つ以上の定義されたステップ又は工程を有する方法に言及する場合、これら定義されたステップ又は工程は、状況的にそれらの可能性を排除しない限り、任意の順序で又は同時に実行しても良い。
説明の都合上、本発明の具体的な実施例を図示し、説明してきたが、本発明の要旨と範囲から離れることなく、種々の変更が可能なことが理解できよう。従って、本発明は、添付の請求項以外では、限定されるべきではない。

Claims (42)

  1. 試験装置であって、
    1つ以上のプリント回路基板(PCB)と、
    上記1つ以上のPCBに結合された少なくとも1つのインタフェースと、
    上記少なくとも1つのインタフェースに結合されたコントローラと
    を具え、
    上記コントローラが、被試験デバイス(DUT)のシングル・レーン又はマルチ・レーン高速入出力(I/O)リンクを確立し、上記試験装置が送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成される試験装置。
  2. 上記少なくとも1つのインタフェースが、Tx及びRx方向の一方又は両方でDUTのシングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するために、少なくとも1つの試験フィクスチャに接続されるように構成された少なくとも1つのレーンを有する請求項1の試験装置。
  3. 上記少なくとも1つのレーンが複数のレーンを有し、上記コントローラが、夫々異なるプロトコルに従って動作する複数の異なるデバイスを上記試験装置で試験するために、複数の異なるプロトコルをサポートすると共に、異なるデバイスの役割及び複数の異なるプロトコル用に複数のレーンを設定するオプションを提供するように構成される請求項2の試験装置。
  4. 上記複数のレーンが、少なくとも1つの試験フィクスチャに接続され、マザーボード及びアドイン・カードの中の1つ以上のマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成される請求項3の試験装置。
  5. 上記複数のレーンが、複数の試験フィクスチャに接続され、少なくとも1つのマザーボード及び少なくとも1つのアドイン・カードのマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成される請求項3の試験装置。
  6. 上記少なくとも1つの試験フィクスチャとしては、PCI Express コンプライアンス・ロード・ボード(CLB)及びPCI Express コンプライアンス・ベース・ボード(CBB)の中の1つ以上がある請求項4の試験装置。
  7. 上記DUTの上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクが、特別な試験モードのない、完全に動作している通常使用可能なリンクである請求項1の試験装置。
  8. 上記1つ以上のPCBには、アドイン・カードのPCBがあり、上記DUTはマザーボードであり、上記アドイン・カードは、上記マザーボード上のコネクタに差し込まれ、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの各レーンの物理層及びリンク論理層を実装するように構成される請求項1の試験装置。
  9. 上記アドイン・カードが、PCI Expressアドイン・カードである請求項8の試験装置。
  10. 上記コントローラが、少なくともマージン・テスト・トランスミッタに調整可能なストレスを導入するように構成されることによって、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成され、上記調整可能なストレスとして、アイ幅開口の減少及びアイ高さ開口の減少の中の1つ以上を含む請求項1の試験装置。
  11. 上記コントローラが、少なくともマージン・テスト・トランスミッタにジッタを導入することにより、アイ幅開口の減少を導入するように構成されることによって、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成され、上記ジッタの導入は、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンに同時に適用されるか、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるかを選択できる請求項10の試験装置。
  12. 上記コントローラが、少なくともマージン・テスト・トランスミッタにノイズを導入することによってアイ高さ開口の減少を導入するように構成されていることによって、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成され、上記ジッタの導入は、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンに同時に適用されるか、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるかを選択できる請求項10の試験装置。
  13. 上記コントローラが、少なくともマージン・テスト・トランスミッタに差動ノイズを導入することによってアイ幅及びアイ高さ開口の減少を導入するように構成されていることによって、シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成され、上記差動ジッタの導入は、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンに同時に適用されるか、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるかを選択できる請求項10の試験装置。
  14. 被試験デバイス(DUT)の電気的マージンを試験する方法であって、
    試験装置によって、上記DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクを確立する処理と、
    上記試験装置によって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速入出力(I/O)レーンについて、伝送(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、電気的マージンを評価する処理と
    を具える方法。
  15. 上記電気的マージンを評価する処理が、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージン・テスト・トランスミッタに調整可能なストレスを導入する処理を有し、上記調整可能なストレスには、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンに同時に適用されるか、上記シングル・レーン又はマルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立に適用されるアイ幅を狭めていくジッタ導入その他の方法又はアイ高さを減少させる方法がある請求項14の方法。
  16. 上記電気的マージンを評価する処理が、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速I/Oレーンについて、Tx方向及びRx方向の一方又は両方で、同時に上記電気的マージンを評価する処理を含む請求項15の方法。
  17. 上記電気的マージンを評価する処理が、
    上記試験装置によって、複数の被試験デバイス(DUT)の各DUTについて、Tx及び受信Rx方向の一方又は両方で、上記DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速I/Oレーンに関して、アイ幅マージンのタイミングを評価する処理と、
    上記評価する処理に基づいて、複数のDUTに跨がる同じレーンについての所定閾値を一貫して下回る、複数のDUTの中の各DUTのアイ幅マージンのタイミングの測定値を検出する処理と、
    上記複数のDUTの中の各DUTのアイ幅やアイ高さマージン測定値を検出する処理に基づいて、DUTの設計上の潜在的な問題を特定する処理と
    を有する請求項14の方法。
  18. 上記電気的マージンを評価する処理が、
    上記試験装置によって、複数のDUTの中の各DUTについて、Tx及びRx方向の一方又は両方で、上記DUTのマルチ・レーン高速I/Oリンクの各高速I/Oレーンに関して、アイ幅マージン又はアイ高さマージンを評価する処理と、
    上記評価する処理に基づいて、複数のDUTに跨がる異なるレーンについての所定閾値を夫々一貫して下回る、複数のDUTの中のいくつかのDUTのアイ幅マージンのタイミングの測定値を検出する処理と、
    上記いくつかのDUTを跨がる異なるレーンについての上記所定閾値を夫々下回る、上記複数のDUTの中の上記いくつかのDUTのアイ幅マージンのタイミング測定値を検出する処理に基づいて、DUTのアセンブリ又は設計上の潜在的な問題を特定する処理と
    を有する請求項14の方法。
  19. コンピュータ実行可能な命令を記憶させた非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ実行可能な命令が実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、
    被試験デバイス(DUT)のマルチ・レーン高速入出力(I/O)リンクを確立し、送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンを評価するように構成される試験装置に、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンの評価のカスタマイズを含むユーザ選択可能なオプションを提供する処理と、
    上記試験装置のための1つ以上の上記ユーザ選択可能なオプションを選択する指示を受ける処理と、
    上記試験装置のための1つ以上の上記ユーザ選択可能なオプションの選択の指示に基づいて、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンの評価する動作を上記試験装置に開始させる処理と
    を行わせる非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  20. 上記ユーザ選択可能なオプションが、
    1つ以上の異なる高速I/Oプロトコルを選択し、これを使って、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクに基づいてマージン試験を実行するための選択可能なオプションと、
    雑多なプロトコルを同時に使って、上記DUTの複数のポートを試験するための選択可能なオプションと、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクについて、上記試験装置のマージン試験の任意の回数の実行処理を通した実行処理毎のマージンの変動を出力するための選択可能なオプションと、
    マージン変動の内、どの程度がTxの等化処理(EQ)トレーニングの変動が原因であるかを試験するために、上記DUTに調整(fix)されたTx等化処理(EQ)を実装するための選択可能なオプションと、
    上記試験装置のレシーバにおいて調整された連続時間線形イコライザ(CTLE)を使用し、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験するための選択可能なオプションと、
    上記試験装置のレシーバにおいて判定帰還型イコライザ(DFE)を使用し、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験するための選択可能なオプションと、
    ターゲットのチャンネルに基づいて、上記試験装置について、期待マージンを計算するための選択可能なオプションと、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出されたときに、自動的にデバッグ情報を生成するための選択可能なオプションと、
    上記試験装置が可変のシンボル間干渉(ISI)信号源を使用するよう切り替えて、どの程度のISIが上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーンに障害を生じさせるかを見つけるための選択可能なオプションと、
    上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのクロストークによるマージンの損失量を特定するために、上記試験装置が各レーンを個別に試験するための選択可能なオプションと、
    上記試験装置のレシーバでDFEをオフにして、DFEがある場合と無い場合のマージンと、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクに関連付けられた各チャンネルの非線形不連続の量とを評価するための選択可能なオプションと、
    複数の上記DUTの中の1つの上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンを通して、期待よりも低いマージンで一貫している場合でも、期待よりも低いマージンにフラグを立てることを可能にする上記試験装置の特性評価データに関する選択可能なオプションと、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの複数の速度の中から選択し、それについて、上記電気的マージンの評価を行うための選択可能なオプションと、
    上記試験装置が、プロトコル固有の知識を使用することによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの反対方向に進行するトラフィックに基づいて、上記DUTのレシーバでいつエラーが発生したかを推測し、上記DUT上のソフトウェア無しで、上記試験装置が生産ラインでマージン試験を実施できるようにするための選択可能なオプションと、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンの評価の結果として検出された低マージンのチャンネルの時間領域反射測定値(TDR)を自動的にキャプチャするための選択可能なオプションと、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出されたときに、オシロスコープへの自動接続を実行し、デジタル化された波形を自動的にキャプチャするための選択可能なオプションと、
    1つ以上のユーザが選択可能なオプションを実装するように上記DUTのシリコンを構成することにより、上記DUTに1つ以上のユーザが選択可能なオプションを設定するための選択可能なオプション
    の中の1つ以上を含む請求項19の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  21. 上記コンピュータ実行可能な命令は、実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサが上記試験装置に、
    1つ以上の異なる高速I/Oプロトコルを選択し、それを使って上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクに基づいてマージン試験を実行する処理と、
    雑多なプロトコルを同時に使って上記DUTの複数のポートを試験する処理と、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクについて、上記試験装置のマージン試験を任意の回数実行する間の実行処理毎のマージンの変動を出力する処理と、
    Txの等化処理(EQ)トレーニングが原因で、どの程度マージンが変動するかを試験するために、上記DUTについてTxの調整(fix)された等化処理(EQ)を実装する処理と、
    上記試験装置のレシーバにおいて調整された連続時間線形イコライザ(CTLE)を使用して、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験する処理と、
    上記試験装置のレシーバにおいて判定帰還型イコライザ(DFE)を使用して、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのマージンに対するレシーバの等化処理の影響を試験する処理と、
    ターゲットのチャンネルに基づいて、上記試験装置の期待マージンを計算する処理と、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として低マージンが検出された場合に、デバッグ情報を自動的に生成する処理と、
    可変シンボル間干渉(ISI)信号源(ソース)の使用に切り替えて、どの程度のシンボル間干渉(ISI)で、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーンに障害が生じるかを見つける処理と、
    各レーンを個別に試験して、上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのクロス・トークが原因のマージン損失の量を特定する処理と、
    上記試験装置のレシーバのDFEをオフにして、DFEがある場合とない場合のマージンと、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクに関連する各チャンネルの非線形不連続の量とを評価する処理と、
    基準レシーバと典型的なチャンネルとを使って期待マージンを示し、これによって、1つの上記DUT及び複数の上記DUTの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの全てのレーンにわたって期待より低いマージンで一貫している場合でも、期待より低いマージンにフラグを付ける処理と、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの複数の速度の中から選択し、それについて電気的マージンの評価を実施する処理と、
    プロトコル固有の知識を使用して、上記試験装置によって上記マルチ・レーン高速I/Oリンク上の反対方向を進むトラフィックに基づいて、上記DUTのレシーバでいつエラーが発生したかを推量し、上記DUT上のソフトウェア無しで、上記試験装置が生産ライン上でマージン試験を実施できるようにする処理と、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として、検出された低マージン・チャンネルの時間領域反射率測定(TDR)値を自動的に捕捉する処理と、
    上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの電気的マージンの評価の結果として、低マージンが検出された場合に、オシロスコープへの自動接続を実施して、デジタル化波形を自動的に捕捉する処理と、
    ソフトウェア・プラグインを提供して、上記DUTのシリコンを設定することによって、上記DUTについてユーザ選択可能なオプションを1つ以上設定し、1つ以上のユーザ選択可能なオプションを実装する処理と
    を行わせる請求項19の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  22. マザーボードと、
    少なくとも1つのアドイン・カードをマージン試験するために、マザーボードに結合される少なくとも1つのスロットと
    を具え、
    上記マザーボードは、上記アドイン・カードを上記少なくとも1つのスロットに挿入した後に、上記アドイン・カードのマルチ・レーン高速入出力(I/O)リンクの電気的マージンを、送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、評価するように構成されるマージン・テスタ。
  23. 上記アドイン・カードの上記マルチ・レーン高速I/Oリンクは、特別な試験モードなしに、完全に動作している通常使用可能なリンクである請求項22のマージン・テスタ。
  24. 上記マザーボードが、少なくとも
    マージン・テスト・トランスミッタに制御されたノイズを導入し、
    上記マザーボードのレシーバで期待されるアイのマージンをタイミング又は電圧マージンに関する特定の目標に変更する
    ように構成されることによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンを評価するように構成される請求項22のマージン・テスタ。
  25. 上記マザーボードが、少なくとも
    マージン・テスト・トランスミッタにジッタを導入し、
    上記マザーボードのレシーバで期待されるアイのマージンを、タイミング又は電圧マージンの特定の目標に変更する
    ように構成されることによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンを評価するように構成される請求項22のマージン・テスタ。
  26. 上記マザーボードが、アイのマージンについて、独立したエラー検出器を移動させてデータ・サンプラを使って不一致に関して比較することによって、マージン試験レシーバに測定させるように構成されることによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンを評価するように構成される請求項22のマージン・テスタ。
  27. 上記マザーボードが、様々なマージン試験モードを提供して、マージン試験測定値に基づいて、上記アドイン・カードの問題の特性評価を可能にするように構成される請求項22のマージン・テスタ。
  28. 上記マザーボードが、マージン・テスト・トランスミッタに差動ノイズを導入することにより、少なくともアイ幅及びアイ高さの開口の減少を導入するように構成されることによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンを評価するように構成され、上記差動ノイズの導入は、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの全レーンに同時に適用されるか、又は、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立して適用されるか選択可能である請求項22のマージン・テスタ。
  29. 上記マザーボードが、マージン・テスト・トランスミッタにジッタを導入するよう構成されることによって、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの上記電気的マージンを評価するように構成され、上記ジッタの導入が、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの全レーンに同時に適用されるか、又は、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立して適用されるか選択可能である請求項22のマージン・テスタ。
  30. 上記ジッタの導入が、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクの全レーンに同時に適用されるか、又は、上記マルチ・レーン高速I/Oリンクのレーン毎に独立して適用されるか選択可能である請求項29のマージン・テスタ。
  31. 上記マザーボードは、少なくとも、信号経路の電気長を変調して、想定される理想的な一定のタイミング基準に対してジッタ特性を実現するように構成されることによって、マージン・テスト・トランスミッタにジッタを導入するように構成される請求項29のマージン・テスタ。
  32. 上記マザーボードが、バラクタ・ベースの方法を使用して、マージン・テスト・トランスミッタにジッタを導入するように構成される請求項29のマージン・テスタ。
  33. マージン・テスタを校正し、ユーザが一連の基準チャンネルに期待されるマージンのセットを受けることを可能にする処理と、
    特別な試験モードなしに、上記DUTのフル稼働している通常使用可能なリンクを使用して、被試験デバイス(DUT)の送信(Tx)及び受信(Rx)方向の一方又は両方で、電気的なアイのマージンを測定し、装荷及びクロストークの完全な影響をキャプチャするよう構成された校正されたマージン・テスタを供給する処理と
    を具える方法。
  34. 上記マージン・テスタ用の個別に校正されたモデルを提供する処理を更に具え、個別化システム・チャンネル、レシーバ・モデル及びトランスミッタ・モデルの中の1つ以上に関する期待マージンの計算を可能にする請求項33の方法。
  35. マージン・テスタ用の設定ソフトウェア・アプリケーションの形でソフトウェア・プラグイン・モデルを提供する処理を更に具え、シリコン・ベンダーが、上記DUTのシリコンの様々な条件下で、マージン・テスタによるマージン試験を実行するための設定を可能にするソフトウェア・プラグイン及びDUTシリコン・パラメータを提供することを可能にする請求項33の方法。
  36. DUTのシリコンの形で、上記マージン・テスタがベンダー定義のメッセージ又は別のプロトコル・メカニズムを使用して、上記マージン・テスタによって上記マージン試験が行われようとしていることを示すことを可能にする機能を提供する処理を更に具え、上記DUTのシリコンが、マージン試験の間、エラーを原因とするリンク幅又はリンク速度を低下させるロジックを無効にできるようにさせる請求項33の方法。
  37. 上記マージン・テスタのソフトウェア・アプリケーションを提供する処理を更に具え、試験の構成中の被試験チャンネル・コンポーネントの両側で上記マージン・テスタを使用して、上記被試験チャンネル・コンポーネントの試験を上記マージン・テスタで実施可能にする請求項33の方法。
  38. 上記被試験チャンネル・コンポーネントが、ベア・プリント回路基板(PCB)又はケーブルである請求項37の方法。
  39. プリント回路基板(PCB)を製造する会社に上記マージン・テスタのハードウェアを提供する処理と、
    上記PCBの製造に使用されるシリコンを提供するシリコン企業に上記マージン・テスタの使用に関連するデータを提供する処理と
    を更に具える請求項33の方法。
  40. コンピュータ実行可能な命令を記憶させた非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ実行可能な命令が実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、
    被試験デバイス(DUT)の構成の設定を受ける処理と、
    上記DUTのシリコンの様々な条件下で、マージン・テスタによってマージン試験を実行するためにDUTを設定する処理と
    を行わせる非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  41. 上記コンピュータ実行可能な命令は、実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサが上記マージン・テスタに、
    上記DUTの上記シリコンの様々な条件下で、上記マージン・テスタによる上記マージン試験を実行するための設定を可能にするソフトウェア・プラグイン及びDUTシリコン・パラメータを受ける処理
    を1回以上を実行させる請求項39の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  42. 上記DUTシリコン・パラメータが、レシーバの連続時間線形イコライザ(CTLE)に関連するパラメータ及び判定帰還型イコライザ(DFE)に関連するパラメータの中の1つ以上を含む請求項41の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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