JP2022508396A - 眼鏡フレームの内輪郭を光学測定するデバイス及び方法 - Google Patents

眼鏡フレームの内輪郭を光学測定するデバイス及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、眼鏡フレーム(116)の内輪郭(112)を光学測定するデバイス(110)及び方法(176)に関する。デバイス(110)は、眼鏡フレーム(116)の内輪郭(112)の照明部分(138)から反射された光を検出するように設計された光学ユニット(124)を備える。光学ユニット(124)は、眼鏡フレーム(116)の内輪郭(112)に挿入することができ、眼鏡フレーム(116)の内輪郭(112)に適宜挿入された場合、眼鏡フレーム(116)に対して回転可能であるように搭載される。光学ユニット(124)は、少なくとも1つの光源(126)、対物レンズ(128)、及び少なくとも1つの光学センサ(130)を備え、光源(126)は光セクション(140)を生成するように設計され、内輪郭(112)の少なくとも1つの部分(138)は、光セクション(140)により照明することができ、対物レンズ(128)は、内輪郭(112)の照明部分(138)を光学センサ(130)に投影するように設計され、光学センサ(130)は、内輪郭(112)の照明部分(138)から反射された光を検出するように設計される。光源(126)、照明することができる内輪郭(112)の部分(138)、対物レンズ(128)、及び光学センサ(130)は、光セクション(140)により照明することができる内輪郭(112)の部分(138)が物体側焦点面(148)に配置することができるように互いに対して配置されており、光学センサ(130)は画像側焦点面(150)内に配置することができ、物体側焦点面(148)、対物面(152)、及び画像側焦点面(150)は、共通の直線上で交わる。本発明は、眼鏡(114)を光学測定するシステム(186)及び眼鏡(114)を生産する方法(200)にも関する。

Description

本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法に関する。
フレームフロントの内輪郭を測定する種々の装置及び方法が従来技術から既知である。この場合、特に、フレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイル、例えばフレームの開口部を囲む溝の形状及びプロファイルが捕捉される。
このために、特に、いわゆる検知プローブ又はトレーサを利用することができる。一般に、フレームフロントは、このために、トレーサの通常は角柱の把持装置に把持される。これに続き、通常、直径約1mmの球体の形態の触知性先端部(tactile tip)が、フレームフロントのプロファイルの内部窪みに入れられる。触知性先端部は、回転可能なプラットフォームに置かれ、360°回転することができる。プロセスにおいて、触知性先端部は、取り付けにより生み出される接触力の結果として、フレームフロントのプロファイルベースに当接する。フレームフロントの形状に従って、触知性先端部はまた、回転に加えて径方向運動も実行することができる。回転角度及び径方向偏向を同時に突き止めることにより、平面において輪郭を記述することができる一組の極座標が提供される。矩形プロファイルの場合、測定球は、半径及びプロファイル内の眼鏡輪郭に対して直交するように移動することができ、これは往々にして測定誤差に繋がる。
さらに、眼鏡レンズの輪郭及び形状を突き止める方法が既知であり、そのために、フレームフロント又はダミーレンズのシャドーが生成される。光学2D投影により、較正されたセンサシステム及び撮像光学ユニットにより輪郭を突き止めることができる。この欠点は、アウトラインしか捕捉することができず、エッジの輪郭を捕捉することができないことである。
トレーサにより触覚的に又は2D投影の形態で光学的にフレームフロント又はダミーレンズのフレーム形状データを捕捉すると、少なくとも10%の測定不正確性が生じる。これらの測定不正確の結果として、エッジが付けられた眼鏡レンズは多くの場合、応力なしではフレームに挿入することができず、手動で事後加工されなければならない。しかしながら、レンズをフレームフロントに手動で嵌めることは、眼鏡を生産する際、最も複雑で最も高価な作業ステップである。さらに、トレーサのプローブヘッドは通常、大きすぎて溝の窪みに入り込むことができない。この欠点は、遊び及び連続較正により補償される。それにも関わらず、近頃、全てのエッジ付き眼鏡レンズの約10%は事後加工を必要とする。
独国特許発明第42 24 640 C2号明細書は、断面がV字形のプロファイルを有し、中心線がフレームフロントリムの主面に平行して延びるフレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイルを自動的に測定する器具を開示している。この器具は、面平行光ビームをフレームフロントリムの内輪郭に向ける少なくとも1つの光源と、フレームフロントリムの内輪郭の特徴点により投げ返された、入射光ビームの光線の光学記録手段であって、特徴点はそれぞれ3つの点により形成され、そのうちの1つはVの先端部に配置され、残りの2つはそれぞれVの端部に配置され、これらの特徴点は、フレームフロントリムの内輪郭に沿って傾斜して分布する幾つかの輪郭セクションで連続して記録される、光学記録手段と、記録された画像を分析して、特徴点の空間座標を特定する手段と、空間座標から生じるフレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイルを計算する計算手段とを備える。
独国実用新案第93 17 381 U1号明細書は、フレームの開口部における溝ベースを接触せずに検知し、取得された値を記憶し、又はこれらの値を用いて眼鏡レンズブランクの処理を直接制御する装置を開示している。この装置は、フレームを担持するホルダと、ホルダに配置され、超音波又はレーザビーム等の溝ベースに向けられたコヒーレント波の垂直軸の回りでフレーム開口部に対して回転可能な信号トランスデューサと、信号トランスデューサに対するフレーム開口部の相対角度位置の第1のピックアップと、溝ベースと信号トランスデューサとの間の第2のピックアップと、溝ベースに関連する信号の高さの第3のピックアップと、溝ベースの空間曲線に沿って信号トランスデューサを追跡する、第3のピックアップにより制御される信号トランスデューサの追跡デバイスとを備える。
独国特許発明第199 19 311 C1号明細書は、フレームフロントの開口部における溝及び/又は眼鏡レンズ又は型板の周囲を接触せずに検知し、取得された値を記憶し、又はこれらの値を用いてレンズブランクの処理を直接制御する方法及び装置を開示している。この装置は、フレームフロント、眼鏡レンズ、又は型板を担持するホルダと、キャリアに配置され、その軸の回りで眼鏡レンズ開口部、眼鏡レンズ、又は型板に対して回転可能であり、面平行光ビームをフレーム、眼鏡レンズ、若しくは型板の平面又はフレーム開口部の内輪郭上若しくは眼鏡レンズ若しくは型板の外輪郭上のグリッドに概ね直交して向ける光源と、光源からある距離にあるキャリアにおける回転軸に垂直な平面に配置され、眼鏡レンズ開口部の溝又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲における光ビーム又はグリッドの画像を記録するセンサマトリックスを有する光学ユニットと、光学ユニット又は光源の軸に関連した眼鏡レンズ開口部の相対角度位置のピックアップと、光学ユニットに結合され、光ビーム又はグリッドの記録画像についての鮮鋭度調整又は合焦装置と、鮮鋭度調整又は合焦装置に接続されて、鮮鋭度調整又は合焦装置の鮮鋭度調整信号を溝ベース又は眼鏡レンズ若しくはテンプルの周囲と軸との間の距離の値に変換する測定トランスデューサであって、ホルダ又はキャリアは、調整デバイスにより回転軸に垂直な平面において小刻みに調整可能である、測定トランスデューサと、センサマトリックスに結合され、溝の画像又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲の画像の高さを捕捉するデバイスであって、軸の方向における溝ベースの空間曲線又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲のプロファイルの測定値を提供するデバイスと、溝又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲の画像を結合して、溝又は周囲の三次元空間形状にする評価ユニットとを備える。
欧州特許出願公告第0 671 679 B1号明細書は、光学三角測量に基づいて三次元物体を接触せずに測定する装置及び方法を開示しており、放射源によりデカルトx、y、z座標系のx方向に放射された合焦放射線は、物体の表面を点毎に走査し、後者により反射され、正反射が放射検出により捕捉され、放射源及び放射検出器は、スイベル可能であり、z方向で垂直に線形移動可能である走査ヘッドに配置される。
欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書は、フレームフロントにおける周囲溝の三次元空間形態を接触せずに捕捉する測定装置及び方法を開示している。この測定装置は、光ビームが溝に向けられる光源と、溝で反射された光を光学検出器ユニットに撮像し、測定されるフレームフロントの溝に関連して大方中央に配置される光学撮像システムと、フレームフロントを担持する保持デバイスであって、上記保持デバイスは、フレームフロントの周囲溝により彫られたエリアの中心軸の回りで光源及び光学撮像システムに対して回転可能に搭載される、保持デバイスと、溝の三次元空間形態を突き止める評価ユニットとを備える。この測定装置は、光源が1つの線形ビームを用いて線形領域において溝を照明し、線形ビームがフレームフロントの周囲溝により彫られるエリアに略垂直に向けられるように光源からの光ビームを溝に偏向する光学偏向システムが提供され、光源及び検出器装置は、溝の三次元空間形態を突き止める光切断法の適用が可能なように、測定される溝に対して固定して定義可能な三角測量角を含むことを特徴とする。ここでの欠点は、数学的方法によりフレームフロントの輪郭を特定するために、フレームフロントが垂直軸の回りを回転することである。したがって、眼鏡は左側から右側に再び把持されなければならず、その結果として、目の間隔についての情報が失われる。
独国登録特許第10 2010 010 340 B4号明細書は、眼鏡レンズ形状に対応する彫られたエリアを少なくとも部分的に区切るフレームフロントの眼鏡リムの内側を光学測定する測定装置及び方法を開示している。この装置は、フレームフロントを搭載する保持デバイスと、評価される眼鏡リムの領域に投影される光ビームを生成する少なくとも1つの光源と、評価ユニットに結合されることが可能であり、反射光ビームを捕捉する少なくとも1つのセンサとを備え、保持デバイスは、回転軸の回りを回転可能であり、移動軸の方向に変位可能であり、移動軸は、回転軸に対して直角の方向に少なくとも1つの移動成分を有する。この装置は、保持デバイスが、フレームフロントにフレームフロントテンプルを固定するように機能することを特徴とし、保持デバイスの領域において、少なくとも1つのクリア空間が提供され、折り畳まれておらず、又は折り畳むことができない、保持されるフレームフロントのフレームフロントテンプルを受けるように機能し、クリア空間は、光源及び/又はセンサから離れるほうに面する眼鏡リムの側に提供され、フレームフロントの移動は、回転軸及びフレームフロントの回転に直角の方向において保証される。
独国登録特許第10 2011 114 048 B4号明細書は、フレームフロント溝を光学測定する装置及び方法を開示している。この装置は、光学記録ユニットであって、光学記録ユニットは、透過光原理で機能し、光学検出器ユニット及び光学撮像システムを備える、光学記録ユニットと、測定されるフレームフロントの保持デバイスと、幾何学的形状及び寸法が既知であるスタイラスとを備える。この装置は、測定されるフレームフロントが保持デバイスに着脱可能に留め付けられ、測定されるフレームフロント及び光学記録ユニットは、光学記録ユニットの光軸が、ある旋回位置において、測定されるフレームフロントの正面ビューに垂直に位置合わせされ、別の旋回位置において、測定されるフレームフロントのサイドに垂直に位置合わせされるように互いに90°、旋回可能であり、スタイラスが、光学記録ユニットの透過光において正面ビュー旋回位置で可視であり測定可能であることを特徴とする。
米国特許出願公開第2013/0050712 A1号明細書も同様に、眼鏡レンズの外輪郭を捕捉できるようにする三角測量法を開示している。三角測量センサに加えて、ここでは軸システムが使用され、軸システムは、高さ及び距離の補償に使用される。この補償は、入射レーザビーム及び撮像システムの光軸がそれぞれ、測定される輪郭の垂線に対して同じ角度を有することになる、光学センサへのレーザビームのミラーリング入射を回避するために実行される。
仏国特許出願公開第2 713 758 A1号明細書は、フレームフロントの開口部の内輪郭の形状及び/又はプロファイルを自動的に突き止める装置であって、内輪郭の特徴点の画像を捕捉する光学デバイスと、特徴点の空間座標を特定する分析ユニットと、空間座標からフレームフロントの輪郭の形態及び/又はプロファイルを再構築する計算ユニットとを備え、光学デバイスは、点状にフレームフロントの内輪郭に衝突するコヒーレント光ビームを生成する光源を備え、分析ユニット及び計算ユニットは、光学三角測量法によりプロファイルを再構築する、装置を開示している。
独国特許発明第199 19 311 C1号明細書は、フレームフロントの開口部における溝及び/又は眼鏡レンズ又は型板の周囲を接触せずに検知し、突き止められた値を記憶し、又はこれらの値によりレンズブランクの処理を直接制御する方法及び装置を開示している。
独国特許発明第197 25 159 C1号明細書は、眼鏡の構成要素を捕捉、測定する測定装置を開示しており、xy平面におけるフレームフロントの輪郭は、接触せずに動作するマトリックスカメラを有する光電子走査デバイスにより捕捉される。第2の走査デバイスが第1の走査デバイスに割り当てられ、第2の走査デバイスは、一次元三角測量測定センサ及び割り当てられたミラー装置からなる。
独国特許出願公開第197 21 688 A1号明細書は、捕捉する物体表面の少なくともいくらかを照明する照明デバイスと、検出目的で、捕捉される物体表面の照明された部分の少なくとも一部をセンサデバイスに撮像する観測デバイスとを有する、3Dデータを取得する三角測量原理による表面捕捉デバイスを開示している。さらに、3Dデータを取得する、三角測量原理による表面捕捉方法も開示されており、放射デバイスが使用されて、捕捉される物体表面の少なくともいくらかを照明し、捕捉される物体表面の照明された部分の少なくとも一部は、検出目的で、観測デバイスによりセンサデバイスに撮像される。取得可能な測定結果を改善するために、観測デバイスの画像面を形成する、センサデバイスの感放射線表面12は、この場合、シャインプルークの条件に従って設定される。
フレームフロントの内輪郭を測定する、列記した装置及び方法に関係なく、理想的な視軸に沿って個々に測定された眼鏡レンズのセントレーションは、大きな問題を表す。眼鏡レンズには一般に、恒久的な、通常、レーザにより付与される基準マークが提供されるが、眼鏡装用者の理想的な視点は、空間構成で明かではなく、したがって、熟練した眼鏡士の場合であっても約±5mmの範囲のセントレーション許容誤差がある。このセントレーション許容誤差の結果として、眼鏡レンズは今までのところ、眼鏡装用者が技術的に可能な予期される矯正を経験せず、その代わりにセントレーションの不満を表明し、不適合性に起因して眼鏡についての苦情を言うような程度、理想的な位置から変位することがある。これに関して、眼鏡との不適合が、眼鏡装用者による苦情に関する今までで最も高頻度な理由である。
特に仏国特許出願公開第2 713 758 A1号明細書の背景と同様に、本発明の目的は、従来技術の述べられた欠点及び制限を少なくとも部分的に解消する、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法を提供することである。
特に、装置及び方法は、可能な限り短い記録時間内で高分解能で、眼鏡レンズ及び/又はダミーレンズのフレームフロントリム、例えばフレームの開口部を囲む溝の内輪郭の光学測定のみならず、フレームフロントの外輪郭の光学測定も促進すべきである。
さらに、眼鏡を光学測定するシステム及び眼鏡を生産する方法は、フレームの2つのフレームフロントリムの内輪郭及びフレームの2つのフレームフロントリム間の関連する距離の光学測定を促進すべきである。
この目的は、独立特許クレームの特徴を有するフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法により達成される。個々に又は組み合わせて実現することができる好ましい構成は、従属クレームに提示される。
以下、「示す」、「有する」、「備える」、「含む」という用語、又はそれからの任意の文法的逸脱は、非排他的に使用される。したがって、これらの用語は、これらの用語により紹介される特徴の他に、更なる特徴が存在しない状況又は1つ若しくは複数の更なる特徴が存在する状況の両方を指すことができる。例えば、「AはBを示す」、「AはBを有する」、「AはBを備える」、又は「AはBを含む」という表現は、B以外の更なる要素がAに提供されない状況、すなわち、Aが専らBからなる状況、並びにBに加えて、1つ又は複数の更なる要素、例えば、要素C、要素C及びD、又は更なる要素がAに提供される状況の両方を指すことができる。
第1の態様では、本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置に関する。本発明では、「眼鏡」という用語は、少なくとも2つの構成要素:少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズを含む第1の構成要素及び「フレーム」と呼ぶこともできる少なくとも1つの更なる構成要素を有する任意の要素を意味するものとして理解され、好ましくは眼鏡レンズのフレームフロント又は保持デバイスの形態の、少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズのホルダを有する。本明細書では、各場合で両方の眼鏡レンズを囲むフレームフロントリムを有する「フルリム眼鏡」、2枚の眼鏡レンズがホルダにより部分的にのみ囲まれる「ハーフリム眼鏡」、及び各眼鏡レンズに、保持デバイスを受ける穴が穿たれる「リムレス眼鏡」を区別することができる。代替的には、ダミーレンズをフレームフロントリムに導入することができる。さらに、更なる構成要素、特に、眼鏡を耳に掛けるための少なくとも1つのテンプル及び/又は眼鏡の装用者の鼻に置かれる少なくとも1つのパッドを提供することができる。
本発明では、「眼鏡レンズ」は、可視スペクトル範囲の範囲内の電磁波に影響して、人間又は動物の目の視覚を変更、好ましくは改善するようにセットアップされる任意の要素を意味するものとして理解される。このために、眼鏡レンズは好ましくは、屈折光学レンズとして又は複数の屈折光学レンズを含むレンズシステムとして設計することができる。眼鏡レンズは好ましくは、特にガラス、クォーツ、又は透明有機プラスチックから選択される光学的に透明な材料を有し得る。特に、眼鏡レンズは、エッジに沿って少なくとも部分的に、それ用に提供される溝に眼鏡レンズを導入するためにテーパを有することができ、且つ/又は眼鏡レンズのエッジの近傍に、保持デバイスを取り付けるために穿たれた穴を有することができる。眼鏡レンズは、一般に湾曲した円盤を表し、したがって、円盤のサイドにおける眼鏡レンズの周囲形状のプロファイルを示す「外輪郭」を含む。
これとは対照的に、「ダミーレンズ」という用語は、平らで光学的に透明な材料で作られ、より具体的にはガラス、クォーツ、又は透明有機プラスチックから選択される平らで光学的に透明な材料で作られ、そこから眼鏡レンズを生成するために又は眼鏡レンズのテンプレートとして機能するために提供することができる任意の要素を示し、ダミーレンズの空間寸法は眼鏡レンズの空間寸法を近似することができる。ISO8624:2011、定義A.12によれば、ダミーレンズ又はデモンストレーションレンズは、屈折力なしで、フレームフロントにデモンストレーション目的で使用される眼鏡レンズである。ダミーレンズは、一般に平らな円盤の形態で提示され、したがって、円盤のサイドにおけるダミーレンズの周囲形状のプロファイルを示す「外輪郭」を含む。
本発明では、「フレームフロント」という用語は、少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズを受けるようにセットアップされる任意の要素を示す。このために、フレームフロントはリムを備えることができ、リムは、「フレームフロントリム」とも呼ばれ、左右の側でそれぞれ、各場合で1枚の眼鏡レンズの「レセプタクル」と呼ばれる開口部を有することができる。この場合、フレームフロントリムに、1つのレセプタクル、好ましくは2つのレセプタクルを提供することができ、各レセプタクルは閉じることができ、溝を有することができ、溝はフレームの内側を囲み、眼鏡レンズを受けるようにセットアップされる。したがって、フレームフロントは「内輪郭」を有し、内輪郭は、フレームフロントリムの内側を囲む形状のプロファイルを示す。好ましくは、フレームフロントリムは、非透明材料、特に固いが可撓性があり、軽量の材料を有することができる。さらに、更なる構成要素、特に、眼鏡を耳に掛けるための少なくとも1つのテンプル及び/又は眼鏡の装用者の鼻に当接する少なくとも1つのパッドをフレームフロント、特にフレームフロントリムに取り付けることができるが、それらの光学測定は本発明の範囲内では提供されない。
本発明では、内輪郭の「光学測定」という用語は、内輪郭の少なくとも部分、好ましくは内輪郭全体の形状を光学的に捕捉するようにセットアップされた任意の手順を意味するものとして理解される。したがって、本発明は、第1に、測定デバイス、例えばスタイラスが内輪郭に接触する内輪郭を測定する方法を除外し、第2に、内輪郭が接触せずに測定されるが、光学方法を使用せずに、例えば超音波の衝突により測定される方法を除外する。
この場合、内輪郭の少なくとも部分の形状を光学的に捕捉することは、内輪郭の表面のセクションを光で照明することにより実施され、内輪郭の表面は光のいくらかを反射し、好ましくは、対物レンズにより少なくとも1つの光学センサに撮像され、少なくとも1つの光学センサは、特に、反射光の少なくとも1つの属性を検出するようにセットアップされる。この場合、「光」という用語は、可視スペクトル範囲又は隣接するスペクトル範囲、特に赤外線範囲、好ましくは近赤外線範囲の範囲の電磁波を示す。一般に、測定は、少なくとも1つの電気変数、例えば、電圧又は電流の形態の測定値を提供し、そこから、アルゴリズムにより三次元測定データとして内輪郭の表面の形状を突き止めることができ、上記測定データは、好ましくは、デカルト座標x、y、及びzの形態で、代替的には円柱座標r、φ、及びhとして、又は極座標φ、θ、及びrとして提供される。しかしながら、他のタイプの測定値も可能である。このようにして、センサにより捕捉された測定データは座標に変化することができる。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する、提案される装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされる。本発明では、「光学ユニット」という用語は、まず光を生成し、次に光を検出するようにセットアップされた任意の要素に関連する。特に好ましい構成では、光学ユニットは、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備える。この構成では、光源は光を生成するタスクを採用し、一方、対物レンズ及び光学センサは光を捕捉するようにセットアップされる。この場合、光源、対物レンズ、及び光学センサが互いに固定されて配置されることが特に好ましい。
この場合、光源は狭い線形の領域の形態の光を生成するようにセットアップされ、これは「光セクション」又は「光ライン」と呼ばれることもできる。好ましくは、レーザが光源に適することができるが、他のタイプの光源、例えば発光ダイオードも同様に可能である。したがって、レーザ光源は、小さなアパーチャ角度を有するレーザ光ビームを生成する態勢が整っているため、又は例えば、線に沿ってレーザ光ビームのチルトを高速で変更することにより、同様に小さなアパーチャ角度を有する光ラインを生成する態勢が整っているため、光セクションの提供に特に適する。
提案される装置はここでは、内輪郭の少なくとも1つのセクション、好ましくは内輪郭の厳密に1つのセクションが、光源、より具体的にはレーザ光源により提供される光セクションにより時間間隔内で照明されることが可能なように備えられる。このために、光学要素は、指定可能なやり方で光ビームの方向を変更するように構成された少なくとも1つの光学偏向要素を更に備えることができる。この場合、光学偏向要素は、0°超180°未満、好ましくは60°~120°、特に75°~105°、例えば90°の角度だけ光ビームの方向を変更することができる。好ましくは、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、又は光学格子は光学偏向要素として使用することができる。しかしながら、特に複数の偏向光学要素を有することができる他のタイプの光学偏向要素も同様に可能である。
この場合、光セクションが衝突する内輪郭のセクションは、フレームフロントの定義された部分を含むことができる。この場合、「セクション」という用語は、内輪郭の全体表面未満の内輪郭の領域を示す。特に、内輪郭のセクションは、フレームフロントの内輪郭の好ましくは0.25°~10°、特に好ましくは0.5°~2.5°、特に1.0°~2°の定義された角度範囲を含むことができる。特に有利なことには、角度範囲は、短時間間隔内に内輪郭の十分な分解能の光学捕捉を促進するように選ぶことができる。しかしながら、他のタイプのセクション又は角度範囲値も可能である。
このようにして、対物レンズは、光学センサのセンサエリアに内輪郭の照明セクションの個々の画像を生成することができる。しかしながら、本発明によれば、フレームフロントの形状の更なる部分、特にフレームフロントの外輪郭全体を光学測定できるように、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入されることが可能であり、フレームフロントの内輪郭に挿入された場合、フレームフロントに対して回転可能であるように搭載される。この場合、「挿入されることが可能」という用語は、上述したように少なくとも1つの光源、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサを備えた光学ユニットが、フレームフロントの内輪郭の光学測定中、仮想平面に少なくとも接触することが可能であるが、好ましくは仮想平面と交わることが可能であるように移動可能なことを示し、上記仮想平面は、フレームフロントが好ましくは、プロセスにおいて静止して搭載されている間、フレームフロントの内輪郭上の少なくとも3つの点から作成することが可能である。「意図されるように」という用語は、フレームフロントの内輪郭の光学測定の目的で、フレームフロントの内輪郭に光学ユニットが挿入されることを示す。
さらに、「フレームフロントに対して回転可能なように搭載される」という用語は、まず、光学ユニットが、フレームフロントの内輪郭の少なくとも2つの別個のセクション、好ましくは内輪郭全体が光セクションにより照明されることが可能であり、光学センサが、回転可能な光学ユニットにより各照明セクションの画像を記録するようにセットアップされるように、フレームフロントに対して配置されることが可能であることを意味する。このために、装置は、光学ユニット全体を回転するようにセットアップされた回転デバイスを備えることができる。回転デバイスにより回転することが可能な光学ユニット及びフレームフロントは、好ましくは、この場合、内輪郭全体が回転により光セクションにより既にトラバースされることができ、光学測定中、光学ユニット又は眼鏡輪郭の更なる変更がなくてよいように互いに対して配置することができる。このようにして、光学ユニットは、各場合で指定可能なステップで、特に、好ましくは0.25°~10°、特に好ましくは0.5°~2.5°、特に1.0°~2°の指定可能な角度範囲だけ回転させることができる。したがって、光学センサは、内輪郭の30~1500、好ましくは36~1440、より好ましくは144~720、特に180~360の各照明セクションを記録するようにセットアップすることができる。
特に角度値を特定するために、光学ユニットは、この目的に向けてセットアップされたデバイスを更に備えることができる。特定の構成では、値を特定するデバイスは、インデックスを生成するデバイスを含むことができ、それにより生成されるインデックスは、特定される角度に関連する。しかしながら、他のタイプの角度値特定も可能である。
したがって、フレームフロントの内輪郭を光学測定する本装置は、フレームフロントを回転させる必要がある欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書からの装置と異なる。本発明によれば、フレームフロント自体の回転は抑制されるため、結果として、左側から右側に眼鏡を把持しなおす必要がもはやなく、その結果として、より詳細に後述するように、目の間隔についての情報を捕捉することも可能である。
測定されるフレームフロントは、保持デバイスにより受けることができ、保持デバイスは、好ましくは、フレームフロントの形状に一致することができる。この場合、保持デバイスは、提案される装置に加えて提供することができる。特に、保持デバイスは、光学ユニットに関連して固定されるように構成することができる。好ましくは、測定されるフレームフロントは、好ましくは機械的ラッチ、磁気的留め付け、又は着脱可能な接着剤ボンドによりフレームフロントを受ける保持デバイスに解放可能に固定することが可能である。しかしながら、他のタイプの留め付けも可能である。
光セクションのこの照明の結果として、フレームフロントの内輪郭の関連セクションは、そこに衝突したレーザ光のいくらかを反射する。光セクションに衝突したフレームフロントが全体的又は部分的に透明な場合、散乱中心は特に、好ましくはエマルション及び/又は微粒子により、好ましくは一時的なフレームフロントへのコーティングの塗布により、フレームフロントに提供することができる。フレームフロントの内輪郭の表面又は塗布されたコーティングでの反射の結果として、レーザ光のいくらかは、例えば全内反射により投げ返され、したがって、対物レンズを通して光学センサに達し、これらは、レーザ光の反射部分が光学センサに衝突するように位置決め可能である。内輪郭の目下の測定では、光の小さな成分のみ、例えば、光源により発せられた光の0.1%~10%のみを少なくとも1つの光学センサで捕捉することができるだけで十分である。しかしながら、より高い信号対雑音比のためには、10%以上の光の成分の反射が有利であり得る。
この場合、内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニットの部分は、少なくとも1つの光学センサを含む。この場合、「光学センサ」という用語は、光学センサの感光センサエリアへの光の衝突に応じて、電気変数、例えば電圧又は電流を測定値として生成することが可能な任意の光学検出器ユニットを示し、測定値は、1つ又は複数のアルゴリズムでの更なる処理への入力変数として機能することができる。特に好ましい構成では、捕捉される測定データは、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光の捕捉に基づくことができ、したがって、特に光学センサにより捕捉される反射光の成分に関連することができる。先に既に述べたように、内輪郭の表面の形状は、このようにして三次元測定データとして突き止めることができる。しかしながら、原則として、他のタイプの測定値提供も可能である。光学センサは、好ましくは、複数の個々の可読センサピクセルを含むセンサマトリックスの形態で提供することができる。特に好ましい構成では、光学センサは、5mm~25mm、特に10mm~20mmの範囲の直径を有することができる。好ましくは、CCDセンサマトリックスは光学センサとして適することができる。しかしながら、他のタイプの光学センサも可能である。
内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニットの部分は、少なくとも1つの光学センサに加えて対物レンズを含む。原則として、「対物レンズ」又は「光学撮像ユニット」という用語は、好ましくは光学センサのセンサエリアに可能な限り大きな広がりに合焦された物体のリアルな光学画像を生成するようにセットアップされた少なくとも1つの収束光学要素に関連する。したがって、対物レンズは、少なくとも1つの収束光学要素、例えば、1枚の収束レンズを含むことができるが、好ましくは、互いに一致する複数の光学レンズを含むことができる。対物レンズの提案される装置に好ましい実施形態は、例示的な実施形態に見られる。
欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書に説明されるように、レーザ光源は、測定されるフレームフロントの内輪郭のセクションに光ラインを投影することが可能であり、光ラインの反射は、レーザ光源に対して三角測量角γに取り付けられる光学センサにより検出することができる。したがって、三角測量に基づき、
Δx=β・sinγ・Δz (1)
として記載され、式中、Δxは、光学センサにおける内輪郭の画像の2つの測定点の間隔を示し、Δzは、内輪郭の表面上の2つの測定点の間隔を示し、βは対物レンズの撮像スケールを示す、式(1)に基づいて、内輪郭の表面上の2つの測定点の間隔Δzを突き止めることが可能である。この場合、「三角測量」という用語は、測定による三角形内の角度を捕捉することにより光学距離測定を促進する幾何学法を示す。特に好ましい構成では、原則として、相互間隔が既知である2つの点から始まる測定により2つの角度を捕捉することで、空間における任意の更なる点を突き止めることが可能である。しかしながら、欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書は、三角測量角γに可能な値を指定していない。
一般的なレンズ式:
1/a+1/b=1/f (2)
(式中、αは物体距離を示し、bは画像距離を示し、fは対物レンズの焦点距離を示す)は、画像側焦点面上で合焦されて撮像された画像点を物体のあらゆる点に割り当てることができる前提条件を示す。従来のカメラでは、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、互いに平行して配置され、物体距離aが、物体側焦点面と対物面との間の距離を指定し、画像距離bが、対物面と画像側焦点面との間の距離を指定する。この場合、「画像側焦点面」及び「画像面」という用語は、物体が物体側焦点面に配置されている場合、物体の点の鮮鋭に撮像されたピクセルを生成することができる、光学センサの画像空間における、特に光学センサの感光エリア上の平坦領域を示す。「物体側焦点面」又は「物体面」という用語は、鮮鋭に撮像されたピクセルを物体の個々の各点に割り当てることができる物体の平坦領域を示し、一方、「対物面」又は「物体側主面」という用語は、対物レンズの光軸に対して直角に形成される平面を示す。
従来のカメラでのような物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面の平行配置とは対照的に、本明細書では、好ましくは、いわゆる「シャインプルークの法則」を考慮することができ、したがって、光源、照明されることが可能な内輪郭のセクション、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサは、光セクションにより照明することが可能な内輪郭のセクションを内輪郭の物体側焦点面に配置することが可能であり、少なくとも1つの光学センサを画像側焦点面に配置することが可能なように互いに対して配置することができ、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は共通の直線において交わり、無限遠において交わるこれら3つの上記平面の理論的に考えられる限界の場合は明らかにここから除外される。光源、内輪郭の個々に照明されるセクション、対物レンズ、及び光学センサの本明細書において提案される構成により有利に達成することができるのは、内輪郭の各照明セクションを常に、光学センサの画像側焦点面に、特に光学センサの感光センサエリアに合焦された状態で撮像することができることである。このようにして、例えば、距離を特定する光学方法により、光学センサと内輪郭の照明セクションとの間の距離を特定することが可能であり、そこから、特に内輪郭の幾何学的形状を突き止めることが可能である。この構成では、装置もフレームフロントに関連して所定の空間配置を採用することができるが、フレームフロント自体は装置の目的ではない。この場合、所定の空間をフレームフロントに提供することができ、フレームフロントは、好ましくはシャインプルークの法則を考慮に入れて装置に関連して配置可能であり、シャインプルークの法則に従って、光源、照明されることが可能なフレームフロントのセクション、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサは、述べたように互いに対して配置することができる。
この構成では、一般的なレンズ式(2)は以下のように書くことができ:
tanφ=β・tanθ (3)
式中、θは、物体側焦点面と対物面との間の角度を示し、φは、対物面と画像側焦点面との間の角度を示し、βはここでも、対物レンズの撮像スケールを示す。特に好ましい構成では、物体側焦点面と対物面との間の角度θは、60°~85°、好ましくは65°~80°、特に70°~75°の範囲の値を採用することができ、一方、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、15°~75°、好ましくは30°~60°、特に40°~50°の範囲の値を採用することができる。特に、これから分かることは、物体側焦点面及び画像側焦点面が互いに対して傾斜して配置され、75°~160°、好ましくは95°~140°、特に100°~125°の範囲の傾斜角が好ましい。特に好ましい構成では、この傾斜角は、特に内輪郭の全体形状を測定する目的で、好ましくは光学ユニットの回転デバイスにより、測定される内輪郭に関連して光学ユニットが移動する場合、維持することができる。
更なる構成では、光学ユニットは第2の回転デバイスを備えることができ、第2の回転デバイスは、光学デバイスの位置合わせ及びロックに使用することが可能である。例として、ねじ付きピンとプラスチックボールとの組合せをロック目的で使用することができる。第2の回転デバイスは、真空により眼鏡レンズを吸引し、上記眼鏡レンズを対物レンズの前まで回転させることができ、回転は画像記録周波数と同期させることができることが好ましい。この構成では、眼鏡レンズ、ダミーレンズ、又はフレームフロントの外輪郭を更に突き止めることが可能である。
特に好ましい構成では、光学ユニットは、データを低減するデバイスを更に備えることができる。この場合、「データを低減する」という用語は、特に、少なくとも1つの光学センサにより捕捉された生のデータに関連して測定データのスケールを低減することを示す。データを低減するデバイスは、好ましくは、コンピュータ、マイクロコンピュータ、又はプログラマブルチップ、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)若しくは特に好ましくはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を含むことができる。光学センサにより供給された生のデータは、この場合、少なくとも1/50、好ましくは1/100、特に好ましくは1/250に低減することができ、それから、縮小測定データとして、より詳細に後述する評価ユニットに提供される。特に、この場合、フィルタを適用することができる。例として、光セクションがフレームフロントの内輪郭上に右から左に案内される場合、好ましくは、この方向から閾値を設定することができるエッジ検出を選ぶことが可能である。さらに、特に、生のデータから、生じ得るミラーリング及び/又はハイライトをフィルタリングすることが可能である。
観測するセクションの法線への垂線とレーザビーム及び対物レンズの光軸との間の角度が等しい特に好ましい構成では、レーザ光の大部分は、不利なことに、対物レンズに直接ミラーリングされ得、顕著な過剰露出に繋がり得る。そのような不利な影響を制限することができるように、データを低減するデバイスは利得制御を更に含むことができ、利得制御は、内輪郭から反射された光の、光学センサ上での輝度変動を補償するようにセットアップすることができる。
更なる好ましい構成では、光学ユニットは、光学データを転送するデバイスを更に備えることができる。この場合、「データを転送するデバイス」という用語は、測定データ、特に生のデータ又は好ましくはそこから捕捉された縮小測定データを評価ユニットに送信する態勢が整っている「送受信機」と呼ばれるデバイスにも関連する。光学データを転送するデバイスに関する更なる詳細は、眼鏡を光学測定するシステムの提示と併せて以下に説明する。
更なる好ましい構成では、電力を光学ユニットに供給するデバイスを更に提供することができる。この場合、「電力を供給するデバイス」という用語は、光学ユニットの構成要素の動作に必要な電力を提供するデバイスを示す。この場合、電力を供給するデバイスの関する更なる詳細も同様に、眼鏡を光学測定するシステムの提示と併せて以下に説明する。しかしながら、光学ユニットは代替的に、自律構成を有することもでき、この場合、特に、蓄電ユニット、好ましくは電池により動作することもできる。
更なる態様では、本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法に関する。方法は、以下のステップa)~d)を好ましくは指定された順に含むが、方法ステップ、特に連続した方法ステップを少なくとも部分的に同時に実行することが可能である。さらに、方法の個々の、複数の、又は全てのステップを繰り返し、特に2回以上実行することが更に可能である。述べられる方法ステップに加えて、方法は更なる方法ステップを含むこともできる。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法の方法ステップは、
a)フレームフロントと、光学ユニットを備え、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置とを提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含み、
光学ユニットは、光学測定を実行する目的でフレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転される。
好ましい構成では、光源、内輪郭の照明セクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明される内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置され、光学センサが画像側焦点面に配置されるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる。
本方法に関連する更なる詳細については、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置の上記説明及び例示的な実施形態が参照される。
更なる態様では、本発明は、眼鏡を光学測定するシステムに関する。この場合、システムは、本明細書の他の箇所でより詳細に説明される、フレームフロントの内輪郭を光学測定する少なくとも1つ又は2つの別個の装置、好ましくは、フレームフロントの内輪郭を光学測定する厳密に1つ又は厳密に2つの装置と、評価ユニットとを備える。さらに、システムの定義及び光学構成に関して、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法の説明が参照される。
この場合、「評価ユニット」という用語は、データを受信、処理、及び出力するようにセットアップされた任意のデバイスを示す。評価ユニットは、好ましくは、特にコンピュータ、マイクロコンピュータ、又はプログラマブルチップ、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)又はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を備え得る電子的又は光電子的に制御可能な測定ユニットであることができ、測定デバイスは、本明細書に記載される方法を実行するようにセットアップし得る1つ又は複数のコンピュータプログラムにアクセスすることができる。しかしながら、他の構成の評価ユニットも可能である。好ましくは、提案される装置又は提案されるシステムに統合された、他の構成の評価ユニットも可能である。
したがって、眼鏡を光学測定するシステムは、静止した一次構成及び回転可能な二次構成を有し、一次構成は少なくとも評価ユニットを有し、二次構成は少なくとも光学ユニットを有し、一次構成及び二次構成は、軸受面における軸受とそして実施される接続により互いに回転可能に接続される。
特に好ましい構成では、静止した一次構成から回転可能な二次構成へのエネルギー伝達は、軸受面に配置される電力を光学ユニットに供給するデバイスにより実施することができる。電力を光学ユニットに供給するデバイスは、好ましくは、この場合、一次構成では静止した構成要素を有することができ、二次構成では回転可能な構成要素を有することができるスプリット変圧器を有することができる。しかしながら、他のタイプの給電も考えられる。
更なる特に好ましい構成では、回転可能な二次構成から静止した一次構成へのデータ転送は、光学データを転送するデバイスにより実施することができ、光学データを転送するデバイスは、「送受信機」とも呼ばれ、測定データ、特に生のデータ又は好ましくはそこから捕捉された縮小測定データを評価ユニットに送信するようにセットアップされる。このために、好ましくは、2つの対向する発光ダイオード(LED)を利用することができ、その目的で、1つの発光ダイオードが光学送信機及び/又は光学受信機として配線することができることを利用することが可能である。この場合、好ましくは、測定データは半二重法で転送することができる。データを転送する他のタイプのデバイス又は方法も考えられる。
特に好ましい構成では、システムにおける厳密に1つの装置が可動構成を有し、又はシステムにおける厳密に2つの装置が、互いから変更可能なピッチで配置され、評価ユニットは、厳密に1つの装置又は厳密に2つの装置のピッチの移動から眼鏡における2枚の眼鏡レンズの空間関係を特定するようにセットアップされる。この場合、「2枚の眼鏡レンズの空間関係」という用語は、フレームフロントに関連したそれぞれの他の眼鏡レンズに関連した2枚の眼鏡レンズのそれぞれの幾何学的位置合わせを示す。この場合、2枚の眼鏡レンズの空間関係は、特に、2枚の眼鏡レンズ間のピッチ、眼鏡の光軸に関連した2枚の眼鏡レンズの変位、及び/又は互いに対する2枚の眼鏡レンズの傾斜を特定することを含むことができる。
更なる態様では、本発明は、眼鏡レンズを生産する方法に関し、この方法は、
(i)2枚の眼鏡レンズを提供するステップと、
(ii)眼鏡レンズの2つの別個のレセプタクルを有するフレームフロントを光学測定するステップであって、
a)フレームフロント及び光学ユニットを備える、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置を提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含む、光学測定するステップと、
(iii)2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロントを組み立てるステップであって、ステップ(ii)において、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転され、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの2つのレセプタクルの空間関係が突き止められる、組み立てるステップと、
を含む。
このようにして、眼鏡を生産する本方法は、好ましくは、フレームフロントにおける眼鏡レンズの2つのレセプタクルのそれぞれの内輪郭及び2つのレセプタクル間の空間関係の同時又はすぐに連続した測定を促進する。各場合で1つの装置により又はプロセスで実行される移動の位置が捕捉可能である状態でフレームフロントリムにおける第1のレセプタクルからフレームフロントリムにおける第2のレセプタクルに移動することが可能なように構成された同じ装置により、時間を重複させて、好ましくは並列に2つのフレームフロントの光学測定を実行することにより、フレームフロントリムにおける2枚の眼鏡レンズの2つのレセプタクルのはるかに高速の測定を実施し、さらに、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズ間の所望の空間関係を突き止めることが可能である。
したがって、眼鏡を生産する方法に関する更なる詳細に関しては、フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法及び眼鏡を測定するシステムが参照される。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法は、有利なことに、高分解能で短時間内に、フレームフロントリムの内輪郭、例えばフレームの開口部を囲む溝の光学測定を促進し、さらに、任意選択的に、フレームフロントの外輪郭の光学測定も促進する。眼鏡を光学測定するシステム及び眼鏡を生産する方法は、高分解能で更に短縮された時間期間内にフレームの2つのフレームフロントリムの内輪郭の同時光学測定又は互いの直後の光学測定も可能にし、それにより、眼鏡における2枚の眼鏡レンズの相互ピッチの突き止めも可能にする。これは、理想的な視軸に関する個々に製造された眼鏡レンズのセントレーションを大幅に簡易化することができる。その結果として、眼鏡装用者が眼鏡の所望の適合を知覚することが可能なことにより、技術的視点から可能な予期される矯正を受けることができるようなスケールにセントレーション許容誤差を低減することができる。したがって、眼鏡装用者への眼鏡の不適合に関する苦情は大幅に減るはずである。
まとめると、本発明に関して、以下の実施形態が特に好ましい。
実施形態1.フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置であって、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備えた光学ユニットを備え、光源は光セクションを生成するようにセットアップされ、内輪郭の少なくとも1つのセクションは、光セクションにより照明されることが可能であり、対物レンズは、内輪郭の照明セクションを光学センサに撮像するようにセットアップされ、光学センサは、内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされ、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に導入されることが可能であり、フレームフロントの内輪郭に意図されるように挿入された場合、フレームフロントに対して回転可能であるように搭載される、装置。
実施形態2.光学ユニットは、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備え、光源は光セクションを生成するようにセットアップされ、内輪郭の少なくとも1つのセクションは、光セクションにより照明されることが可能であり、対物レンズは、内輪郭の照明セクションを光学センサに撮像するようにセットアップされ、光学センサは、内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態3.光源、照明されることが可能な内輪郭のセクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明されることが可能な内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置されることが可能であり、光学センサが画像側焦点面に配置可能であるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる、先行する実施形態による装置。
実施形態4.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、60°~85°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、15°~75°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態5.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、65°~80°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、30°~60°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態6.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、70°~75°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、40°~50°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態7.光学ユニットは、内輪郭の少なくとも2つの別個のセクションが光セクションにより照明されることが可能であるように、ある角度、回転可能である、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態8.内輪郭のセクションは、フレームフロントの内輪郭の好ましくは0.1°~10°、特に好ましくは0.25°~2.5°、特に0.5°~2°の定義された角度範囲を含む、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態9.光学センサは、内輪郭の30~1500、好ましくは36~1440、より好ましくは144~720、特に180~360個の照明セクションのそれぞれの各画像を記録するようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態10.光学ユニットは、角度の値を特定するデバイスを更に備える、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態11.角度の値を特定するデバイスは、角度に関連するインデックスを生成するデバイスを含む、先行する実施形態による装置。
実施形態12.フレームフロントに関連して光学ユニットを回転させる回転デバイスが更に提供される、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態13.フレームフロントを受ける保持デバイスが更に提供され、フレームフロントは着脱可能なように保持デバイスに留め付けることが可能である、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態14.保持デバイスは、光学ユニットが調整可能な角度位置に固定されることが可能な間、回転可能である、先行する実施形態による装置。
実施形態15.保持デバイスは、光学ユニットが調整可能な角度位置に固定されることが可能な間、回転可能である、先行する実施形態による装置。
実施形態16.保持デバイスは、フレームフロントの外輪郭の光学測定が実行可能なように回転可能に搭載される、先行する実施形態による装置。
実施形態17.光学ユニットは、少なくとも1つの光学偏向要素を更に備え、光学偏向要素は、光源により生成された光セクションの形態の光ビームを照明される内輪郭のセクションに向けるようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態18.光学偏向要素は、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、光学格子、又は複数の反射光学要素を有する光学構成要素から選択される、先行する実施形態による装置。
実施形態19.光学偏向要素は、内輪郭の少なくとも2つの別個のセクションが光セクションにより照明されることが可能なような可動構成を有する、先行する2つの実施形態の何れかによる装置。
実施形態20.光学ユニットは、測定データを捕捉するように更にセットアップされ、捕捉される測定データは、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光の捕捉に基づく、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態21.データを低減するデバイスが更に提供され、データを低減するデバイスは、捕捉された測定データのスケールを低減するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態22.データを低減するデバイスは利得制御を有し、利得制御は、捕捉される測定データに影響する反射光の輝度変動を補償するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態23.光学データを転送するデバイスが更に提供され、光学データを転送するデバイスは、測定データを評価ユニットに送信するようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態24.フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法であって、
a)フレームフロントと、光学ユニットを備えた、実施形態1~23の何れか1つによりフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置とを提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップと、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップと、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップと、
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップと、
を含み、
光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転される、方法。
実施形態25.光源、内輪郭の照明セクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明される内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置され、光学センサが画像側焦点面に配置されるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる、先行する実施形態による方法。
実施形態26.眼鏡を光学測定するシステムであって、実施形態1~23の何れか1つによりフレームフロントの内輪郭を光学測定する少なくとも1つの装置と、評価ユニットとを備え、評価ユニットは、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズ間の空間関係を特定するようにセットアップされる、システム。
実施形態27.厳密に2つの装置が提供され、厳密に2つの装置は互いから変更可能なピッチで配置される、先行する実施形態によるシステム。
実施形態28.上記2つの装置のピッチは、眼鏡レンズの指定可能なピッチに関連して設定することが可能である、先行する実施形態によるシステム。
実施形態29.電力を光学ユニットに供給するデバイスが更に提供される、先行する3つの実施形態の何れか1つによるシステム。
実施形態30.電力を供給するデバイスは回転可能な変圧器を含む、先行する実施形態によるシステム。
実施形態31.眼鏡を生産する方法であって、
(i)2枚の眼鏡レンズを提供するステップと、
(ii)眼鏡レンズの2つの別個のレセプタクルを有するフレームフロントを光学測定するステップであって、
a)フレームフロント及び光学ユニットを備える、実施形態1~23の何れか1つによるフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置を提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含む、光学測定するステップと、
(iii)2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロントを組み立てるステップであって、ステップ(ii)において、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転され、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの空間関係が突き止められる、組み立てるステップと、
を含む方法。
実施形態32.フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの空間関係は、2枚の眼鏡レンズ間のピッチ、眼鏡の光軸に関連した2枚の眼鏡レンズの配置、及び/又は互いに対する2枚の眼鏡レンズの傾斜を特定することにより突き止められる、先行する実施形態による方法。
本発明の更なる詳細及び特徴は、特に従属クレームと併せて好ましい例示的な実施形態の以下の説明から明らかになろう。この場合、各特徴は、それら自体により又は互いと組み合わせられて複数として実現することができる。本発明は例示的な実施形態に限定されない。例示的な実施形態は、概略的に図に示されている。個々の図中の同一の参照番号は、機能に関して互いに対応する同一又は機能的に同一の1つ又は複数の要素を示す。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置の例示的な実施形態の概略図を示す。 フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置からの光学ユニットの好ましい実施形態の概略図を平面図で示す。 図2の光学ユニットの好ましい実施形態の断面を示す。 フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。 眼鏡を光学測定するシステムの例示的な実施形態の概略図を示す。 眼鏡を生産する方法の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。
図1は、眼鏡114のフレームフロント116の内輪郭112を光学測定する装置110の好ましい例示的な実施形態の概略図を示すが、そのうちの一部のみが図1に示されている。テンプル118及び/又はパッド(ここに図示せず)等のフレームフロント116に取り付けられる更なる可能な構成要素は、光学測定中、考慮されないままである。この場合、フレームフロント116は、特に、2枚の別個の眼鏡レンズ(ここに図示せず)を受けるようにセットアップされる。このために、フレームフロントはフレームフロントリム120を備えることができ、フレームフロントリム120は、右側及び左側のそれぞれで、それぞれで1枚の眼鏡レンズのレセプタクル122を有することができる。この場合、各レセプタクル122は閉じることができ、フレームフロントリム120の内側に周囲溝(ここに図示せず)を有することができ、上記溝は眼鏡レンズを受けるようにセットアップすることが可能である。この場合、内輪郭112は特に、フレームフロントリム120の内側の周囲形状のプロファイルを指す。好ましくは、フレームフロントリム120は、非透明材料、特に固いが可撓性があり、軽量の材料を有することができる。フレームフロント116が全体的又は部分的に透明である場合、特に、好ましくはエマルション及び/又は微粒子によるフレームフロント116へのコーティングの好ましくは一時的な塗布により、散乱中心をフレームフロント116に提供することができる。
装置110は光学ユニット124を備え、光学ユニット124は、図1による実施形態では、少なくとも1つの光源126、対物レンズ128、及び光学センサ130を備える。例示的な本実施形態では、光源126、対物レンズ128、及び光学センサ130は、筐体131内に互いに対して固定して配置され、筐体131は少なくとも部分的に透明な構成を有することができる。好ましくはレーザ132を光源126として使用することができ、他のタイプの光源、例えば発光ダイオードも同様に可能である。図1に示される装置110では、レーザ132は、まず光学偏向要素136に衝突する、2°~15°、好ましくは5°~10°の範囲の小さなアパーチャ角度を有する光ビーム134を生成する。この場合、光学偏向要素136は、フレームフロント116の内輪郭112のセクション138が光セクション140の形態の光で照明されることが可能なように光ビーム134の方向を変更するようにセットアップされ、光セクション140は、狭い線形の光で充填される領域を示す。この場合、光学偏向要素136は、特に75°~105°の角度だけ、図1に示されるように90°だけ光ビームの方向を変更することができ、アパーチャ角度も同時に、10°~30°、好ましくは15°~20°の角度に増大させることができる。光学偏向要素136は、好ましくは、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、光学格子、又は複数の反射光学要素を有することができる光学構成要素から選択することができる。光学偏向要素136は、例示的な本実施形態では、プリズム142を含む。
本発明によれば、光学ユニット124は、フレームフロント116に関連して回転可能な軸受144を備え、意図されるように、すなわち、フレームフロント116の内輪郭112を光学測定する目的で使用される場合、フレームフロント116の内輪郭112内部に挿入することが可能である。このために、装置110は、光学ユニット124全体を回転させるようにセットアップすることができる回転デバイス(ここに図示せず)を備えることができる。このようにして、光セクション140は、光学ユニット124の異動により、測定されるフレームフロントリム120のレセプタクル122にわたって連続して移動することができ、その結果として、各場合で、内輪郭112の更なるセクション138を同じ光セクション140で時間的に連続して照明することが可能であり、したがって、特にフレームフロントリム120全体にわたり内輪郭112の形状の更なる部分を光学測定することが可能である。光セクションが衝突する内輪郭112のセクション138は、この場合、内輪郭112の設定された部分、特に、フレームフロント116の内輪郭の好ましくは0.1°~10°、特に好ましくは0.25°~2.5°、特に0.5°~2°の範囲の設定された角度範囲を含むことができる。
測定されるフレームフロント116は、保持デバイス(ここに図示せず)により受けることができ、保持デバイスは、好ましくは、関連するフレームフロント116の形状に一致することができる。この場合、フレームフロント116は、好ましくは機械的ラッチ、磁気的留め付け、又は着脱可能な接着剤ボンドにより着脱可能に保持デバイスに留め付けることが可能であるが、他のタイプの留め付けも可能である。
光セクション140による照明の結果として、内輪郭112の関連セクション138は、衝突したレーザ光のいくらかを反射する。対物レンズ128は、光軸146を有し、光学センサ130に内輪郭112の照明セクション138の個々の画像を生成することができる。対物レンズ128の好ましい例示的な実施形態は以下、図3に見られる。光学センサ130は、レーザ光の光学センサ130の感光センサエリアの衝突に応じて、アルゴリズムにおける更なる処理の入力変数として機能することができる測定値として、電気変数、特に電圧又は電流を生成することが可能な光学検出器ユニットを表す。光学センサ130は、好ましくは、複数の個々の可読センサピクセルを含むセンサマトリックスの形態で提供することができる。特に好ましい実施形態では、光学センサ130は、5mm~25mm、特に10mm~20mmのみの範囲の小さな直径を有することができる。光学センサ130は、好ましくは、CCDセンサマトリックスを含むことができるが、他のタイプの光学センサ130も可能である。
好ましくは、光源126、照明されることが可能な内輪郭112のセクション138、対物レンズ128、及び光学センサ130は、特定の様式で互いに対して配置される。図1に概略的に示されるように、光源126により生成することが可能な光セクション140は、物体側焦点面148に配置することが可能であり、一方、光学センサ130は画像側焦点面150に配置することが可能であり、焦点面は、互いに対しても平行せず、また各場合で対物面152にも平行せずに配置し得、対物面152は対物レンズ128の光軸146に垂直であることができる。むしろ、物体側焦点面148と対物面152との間の角度θは、60°~85°の範囲の値、この場合では約70°に調整可能であることができ、対物面152と画像側焦点面150との間の角度φは、15°~75°の範囲の値、ここでは約40°に調整可能であることができる。したがって、物体側焦点面148と対物レンズ128の光軸146との間の角度ψは、5°~30°の範囲の値、この場合では約20°をとることができる。図1から更に分かるように、物体側焦点面148、対物面152、及び画像側焦点面150は、共通の直線上で交わることができ、そのうち、図1の図は厳密に1つの点154を示している。
図1による特に好ましい実施形態では、装置110は、データを低減するデバイス156及び光学データを転送するデバイス158(送受信機)を更に備えることができる。この場合、データを低減するデバイス156は、好ましくは、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を含むことができ、光学センサ130により生成された測定データのスケールを低減するようにセットアップされる。例として、これは、センサデータのスケールを約250メガボーから若干約1メガボーに整理して低減することができ、したがって、光学データを転送するデバイス158によるデータ転送を促進する。データを低減するデバイス156、光学データを転送するデバイス158、及び光学センサ130は、この場合、共通のデバイスとして構成することができる。光学データを転送するデバイス158は、特にデータ低減が実施された後、測定データを評価ユニット160に送信するようにセットアップすることができる。このために、2つの対向する発光ダイオード162(LED)は好ましくは、光学送信機及び光学受信機として機能することができ、データは好ましくは、半二重法を使用して転送することができる。しかし、他のタイプのデータ転送デバイス又は方法も考えられる。
原則として、装置110は、電源に関して自律構成を有することができ、このために、特に、蓄電ユニット、好ましくは電池を備えることができる。しかしながら、図1による特に好ましい実施形態では、電力を装置110に供給するデバイス164を引き続き提供することができる。この場合、エネルギーを供給するデバイス164は、第1に、固定された構成要素166を備えることができ、第2に、回転可能な構成要素168を備えることができ、好ましくは、スプリット変圧器170の形態で実施することができる。しかしながら、他の実施形態も可能である。
図2は、光学ユニット124の好ましい実施形態の概略図を平面図で示し、一方、図3は、光学ユニット124の同じ好ましい実施形態の断面を示す。この場合、対物レンズ128は、更なるプリズム172の形態の偏向要素及びレンズ174の形態の合焦要素を備える。更なる詳細に関しては、図1に関連する光学ユニット124の説明が参照される。
図4は、眼鏡114の構成要素112を光学測定する方法176の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。この場合、ステップa)により、提供ステップ178においてフレームフロント116が提供される。ステップb)による照明ステップ180において、フレームフロント116の内輪郭112の少なくとも想定されたセクション138が、好ましくは、光源126により生成された光セクション140により照明される。撮像ステップ182において、ステップc)により、好ましくは対物レンズ128により内輪郭112の照明セクション138が光学センサ130に撮像される。測定ステップ184において、内輪郭112の照明セクション138から反射された光の少なくとも1つの属性が、ステップd)により、測定により、好ましくは光学センサ130により捕捉される。眼鏡114の構成要素112の内輪郭又は外輪郭の全体を測定するために、ステップb)による照明ステップ180を再び実行することができ、内輪郭112の更なるセクション138が、光源126により生成された光セクション140により照明される。本発明によれば、これは、光学ユニット124の回転可能な軸受144を回転させることにより実施される。更なる詳細及び代替に関しては、図1の上記説明が参照される。
図5は、眼鏡114を光学測定するシステム186の例示的な実施形態の概略図を示す。図5から分かるように、ここに示される例示的なシステム186は、フレームフロント116の内輪郭112のそれぞれ1つを光学測定する装置110を厳密に2つ備え、装置110はそれぞれ、回転可能な軸受144が設けられた光学ユニット124を備え、回転可能な軸受144は、各事例で、眼鏡フレーム116の2つのレセプタクルの一方に挿入することが可能であり、例示的なシステム186は評価ユニット160を備え、評価ユニット160は、2つの装置110により捕捉されたデータの各評価を一緒に採用する。この好ましい例示的な実施形態では、厳密に2つの装置110は、互いから変更可能なピッチ188で配置される。この場合、評価ユニット160は、特に、2枚の眼鏡レンズの空間関係190を特定するようにセットアップされる。
代替的には、システム186はまた、各場合で眼鏡フレーム116(ここに図示せず)の内輪郭112の一方を光学測定する装置110を厳密に1つのみ有することもでき、装置110は、回転可能な軸受144を備えた光学ユニット124を備え、厳密に1つのシステム186はまず、眼鏡フレーム116の第1のレセプタクルに挿入することが可能であり、これに続き、眼鏡フレーム116の第2のレセプタクルに挿入することが可能であり、この場合、眼鏡フレーム116の2つの内輪郭112の測定を促進するために、ピッチ188も変更することが可能である。ここでも、評価ユニット160は、眼鏡フレーム116の第1のレセプタクルから第2のレセプタクルまでの厳密に1つの装置110の既知の移動を考慮して、2枚の眼鏡レンズの空間関係190の特定を行うことができる。
図5に更に示されるように、評価ユニット160は、装置110、特にそれに含まれる光学ユニット124に関連して別個のデバイスとして実施され、特に、回転可能に搭載された光学ユニット124に対して静止して配置される。したがって、システム186は、静止した一次構成192及び回転可能な二次構成194を含み、一次構成192は少なくとも評価ユニット160を含むことができ、二次構成は少なくとも光学ユニット124を含むことができる。この場合、一次構成192及び二次構成194は、特に軸受196として構成された接続で互いに回転可能に接続することができ、その結果として、軸受面198を設定することが可能である。この場合、電力を光学ユニットに供給するデバイス及び動力分配デバイスは両方とも、軸受面198に関連して配置することができる。
図5の図に関連する更なる詳細については、図1に関連する上記説明が参照される。
図6は、眼鏡114を生産する方法200の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。ステップ(i)による提供ステップ202において、2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロント116がここで提供され、フレームフロントは、眼鏡レンズ用の2つのレセプタクル122を有する。これに続き、ステップ(ii)により、測定ステップ204において、眼鏡114の構成要素112を光学測定する方法176により、2つのレセプタクル122が同時に又は即座に連続して光学測定される。最後に、2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロント116は、ステップ(iii)により結合ステップ206において結合される。眼鏡114を生産するこの方法200は、特に、2つのレセプタクル122の同時又は即座に連続した光学測定から2枚の眼鏡レンズの空間関係を設定する能力に役立つ。
110 装置
112 内輪郭
114 眼鏡
116 フレームフロント
118 テンプル
120 フレームフロントリム
122 レセプタクル
124 光学ユニット
126 光源
128 レンズ
130 光学センサ
131 筐体
132 レーザ
134 光ビーム
136 光学偏向要素
138 構成要素の(照明されることが可能な)セクション
140 光セクション
142 プリズム
144 回転可能な軸受
146 対物レンズの光軸
148 物体側焦点面
150 画像側焦点面
152 対物面
154 共通の直線の点
156 データを低減するデバイス
158 光学データを転送するデバイス
160 評価ユニット
162 発光ダイオード
164 電力を供給するデバイス
166 静止構成要素
168 回転可能な構成要素
170 スプリット変圧器
172 プリズム
174 レンズ
176 眼鏡の構成要素を光学測定する方法
178 提供ステップ
180 照明ステップ
182 撮像ステップ
184 測定ステップ
186 眼鏡を光学測定するシステム
188 変更可能なピッチ
190 2枚の眼鏡レンズの空間関係
192 一次構成
194 二次構成
196 軸受
198 軸受面
200 眼鏡を生産する方法
202 提供ステップ
204 測定ステップ
206 結合ステップ
本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法に関する。
フレームフロントの内輪郭を測定する種々の装置及び方法が従来技術から既知である。この場合、特に、フレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイル、例えばフレームの開口部を囲む溝の形状及びプロファイルが捕捉される。
このために、特に、いわゆる検知プローブ又はトレーサを利用することができる。一般に、フレームフロントは、このために、トレーサの通常は角柱の把持装置に把持される。これに続き、通常、直径約1mmの球体の形態の触知性先端部(tactile tip)が、フレームフロントのプロファイルの内部窪みに入れられる。触知性先端部は、回転可能なプラットフォームに置かれ、360°回転することができる。プロセスにおいて、触知性先端部は、取り付けにより生み出される接触力の結果として、フレームフロントのプロファイルベースに当接する。フレームフロントの形状に従って、触知性先端部はまた、回転に加えて径方向運動も実行することができる。回転角度及び径方向偏向を同時に突き止めることにより、平面において輪郭を記述することができる一組の極座標が提供される。矩形プロファイルの場合、測定球は、半径及びプロファイル内の眼鏡輪郭に対して直交するように移動することができ、これは往々にして測定誤差に繋がる。
さらに、眼鏡レンズの輪郭及び形状を突き止める方法が既知であり、そのために、フレームフロント又はダミーレンズのシャドーが生成される。光学2D投影により、較正されたセンサシステム及び撮像光学ユニットにより輪郭を突き止めることができる。この欠点は、アウトラインしか捕捉することができず、エッジの輪郭を捕捉することができないことである。
トレーサにより触覚的に又は2D投影の形態で光学的にフレームフロント又はダミーレンズのフレーム形状データを捕捉すると、少なくとも10%の測定不正確性が生じる。これらの測定不正確の結果として、エッジが付けられた眼鏡レンズは多くの場合、応力なしではフレームに挿入することができず、手動で事後加工されなければならない。しかしながら、レンズをフレームフロントに手動で嵌めることは、眼鏡を生産する際、最も複雑で最も高価な作業ステップである。さらに、トレーサのプローブヘッドは通常、大きすぎて溝の窪みに入り込むことができない。この欠点は、遊び及び連続較正により補償される。それにも関わらず、近頃、全てのエッジ付き眼鏡レンズの約10%は事後加工を必要とする。
独国特許発明第42 24 640 C2号明細書は、断面がV字形のプロファイルを有し、中心線がフレームフロントリムの主面に平行して延びるフレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイルを自動的に測定する器具を開示している。この器具は、面平行光ビームをフレームフロントリムの内輪郭に向ける少なくとも1つの光源と、フレームフロントリムの内輪郭の特徴点により投げ返された、入射光ビームの光線の光学記録手段であって、特徴点はそれぞれ3つの点により形成され、そのうちの1つはVの先端部に配置され、残りの2つはそれぞれVの端部に配置され、これらの特徴点は、フレームフロントリムの内輪郭に沿って傾斜して分布する幾つかの輪郭セクションで連続して記録される、光学記録手段と、記録された画像を分析して、特徴点の空間座標を特定する手段と、空間座標から生じるフレームフロントリムの内輪郭の形状及びプロファイルを計算する計算手段とを備える。
独国実用新案第93 17 381 U1号明細書は、フレームの開口部における溝ベースを接触せずに検知し、取得された値を記憶し、又はこれらの値を用いて眼鏡レンズブランクの処理を直接制御する装置を開示している。この装置は、フレームを担持するホルダと、ホルダに配置され、超音波又はレーザビーム等の溝ベースに向けられたコヒーレント波の垂直軸の回りでフレーム開口部に対して回転可能な信号トランスデューサと、信号トランスデューサに対するフレーム開口部の相対角度位置の第1のピックアップと、溝ベースと信号トランスデューサとの間の第2のピックアップと、溝ベースに関連する信号の高さの第3のピックアップと、溝ベースの空間曲線に沿って信号トランスデューサを追跡する、第3のピックアップにより制御される信号トランスデューサの追跡デバイスとを備える。
独国特許発明第199 19 311 C1号明細書は、フレームフロントの開口部における溝及び/又は眼鏡レンズ又は型板の周囲を接触せずに検知し、取得された値を記憶し、又はこれらの値を用いてレンズブランクの処理を直接制御する方法及び装置を開示している。この装置は、フレームフロント、眼鏡レンズ、又は型板を担持するホルダと、キャリアに配置され、その軸の回りで眼鏡レンズ開口部、眼鏡レンズ、又は型板に対して回転可能であり、面平行光ビームをフレーム、眼鏡レンズ、若しくは型板の平面又はフレーム開口部の内輪郭上若しくは眼鏡レンズ若しくは型板の外輪郭上のグリッドに概ね直交して向ける光源と、光源からある距離にあるキャリアにおける回転軸に垂直な平面に配置され、眼鏡レンズ開口部の溝又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲における光ビーム又はグリッドの画像を記録するセンサマトリックスを有する光学ユニットと、光学ユニット又は光源の軸に関連した眼鏡レンズ開口部の相対角度位置のピックアップと、光学ユニットに結合され、光ビーム又はグリッドの記録画像についての鮮鋭度調整又は合焦装置と、鮮鋭度調整又は合焦装置に接続されて、鮮鋭度調整又は合焦装置の鮮鋭度調整信号を溝ベース又は眼鏡レンズ若しくはテンプルの周囲と軸との間の距離の値に変換する測定トランスデューサであって、ホルダ又はキャリアは、調整デバイスにより回転軸に垂直な平面において小刻みに調整可能である、測定トランスデューサと、センサマトリックスに結合され、溝の画像又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲の画像の高さを捕捉するデバイスであって、軸の方向における溝ベースの空間曲線又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲のプロファイルの測定値を提供するデバイスと、溝又は眼鏡レンズ若しくは型板の周囲の画像を結合して、溝又は周囲の三次元空間形状にする評価ユニットとを備える。
欧州特許出願公告第0 671 679 B1号明細書は、光学三角測量に基づいて三次元物体を接触せずに測定する装置及び方法を開示しており、放射源によりデカルトx、y、z座標系のx方向に放射された合焦放射線は、物体の表面を点毎に走査し、後者により反射され、正反射が放射検出により捕捉され、放射源及び放射検出器は、スイベル可能であり、z方向で垂直に線形移動可能である走査ヘッドに配置される。
欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書は、フレームフロントにおける周囲溝の三次元空間形態を接触せずに捕捉する測定装置及び方法を開示している。この測定装置は、光ビームが溝に向けられる光源と、溝で反射された光を光学検出器ユニットに撮像し、測定されるフレームフロントの溝に関連して大方中央に配置される光学撮像システムと、フレームフロントを担持する保持デバイスであって、上記保持デバイスは、フレームフロントの周囲溝により彫られたエリアの中心軸の回りで光源及び光学撮像システムに対して回転可能に搭載される、保持デバイスと、溝の三次元空間形態を突き止める評価ユニットとを備える。この測定装置は、光源が1つの線形ビームを用いて線形領域において溝を照明し、線形ビームがフレームフロントの周囲溝により彫られるエリアに略垂直に向けられるように光源からの光ビームを溝に偏向する光学偏向システムが提供され、光源及び検出器装置は、溝の三次元空間形態を突き止める光切断法の適用が可能なように、測定される溝に対して固定して定義可能な三角測量角を含むことを特徴とする。ここでの欠点は、数学的方法によりフレームフロントの輪郭を特定するために、フレームフロントが垂直軸の回りを回転することである。したがって、眼鏡は左側から右側に再び把持されなければならず、その結果として、目の間隔についての情報が失われる。
独国登録特許第10 2010 010 340 B4号明細書は、眼鏡レンズ形状に対応する彫られたエリアを少なくとも部分的に区切るフレームフロントの眼鏡リムの内側を光学測定する測定装置及び方法を開示している。この装置は、フレームフロントを搭載する保持デバイスと、評価される眼鏡リムの領域に投影される光ビームを生成する少なくとも1つの光源と、評価ユニットに結合されることが可能であり、反射光ビームを捕捉する少なくとも1つのセンサとを備え、保持デバイスは、回転軸の回りを回転可能であり、移動軸の方向に変位可能であり、移動軸は、回転軸に対して直角の方向に少なくとも1つの移動成分を有する。この装置は、保持デバイスが、フレームフロントにフレームフロントテンプルを固定するように機能することを特徴とし、保持デバイスの領域において、少なくとも1つのクリア空間が提供され、折り畳まれておらず、又は折り畳むことができない、保持されるフレームフロントのフレームフロントテンプルを受けるように機能し、クリア空間は、光源及び/又はセンサから離れるほうに面する眼鏡リムの側に提供され、フレームフロントの移動は、回転軸及びフレームフロントの回転に直角の方向において保証される。
独国登録特許第10 2011 114 048 B4号明細書は、フレームフロント溝を光学測定する装置及び方法を開示している。この装置は、光学記録ユニットであって、光学記録ユニットは、透過光原理で機能し、光学検出器ユニット及び光学撮像システムを備える、光学記録ユニットと、測定されるフレームフロントの保持デバイスと、幾何学的形状及び寸法が既知であるスタイラスとを備える。この装置は、測定されるフレームフロントが保持デバイスに着脱可能に留め付けられ、測定されるフレームフロント及び光学記録ユニットは、光学記録ユニットの光軸が、ある旋回位置において、測定されるフレームフロントの正面ビューに垂直に位置合わせされ、別の旋回位置において、測定されるフレームフロントのサイドに垂直に位置合わせされるように互いに90°、旋回可能であり、スタイラスが、光学記録ユニットの透過光において正面ビュー旋回位置で可視であり測定可能であることを特徴とする。
米国特許出願公開第2013/0050712 A1号明細書も同様に、眼鏡レンズの外輪郭を捕捉できるようにする三角測量法を開示している。三角測量センサに加えて、ここでは軸システムが使用され、軸システムは、高さ及び距離の補償に使用される。この補償は、入射レーザビーム及び撮像システムの光軸がそれぞれ、測定される輪郭の垂線に対して同じ角度を有することになる、光学センサへのレーザビームのミラーリング入射を回避するために実行される。
仏国特許出願公開第2 713 758 A1号明細書は、フレームフロントの開口部の内輪郭の形状及び/又はプロファイルを自動的に突き止める装置であって、内輪郭の特徴点の画像を捕捉する光学デバイスと、特徴点の空間座標を特定する分析ユニットと、空間座標からフレームフロントの輪郭の形態及び/又はプロファイルを再構築する計算ユニットとを備え、光学デバイスは、点状にフレームフロントの内輪郭に衝突するコヒーレント光ビームを生成する光源を備え、分析ユニット及び計算ユニットは、光学三角測量法によりプロファイルを再構築する、装置を開示している。
独国特許発明第199 19 311 C1号明細書は、フレームフロントの開口部における溝及び/又は眼鏡レンズ又は型板の周囲を接触せずに検知し、突き止められた値を記憶し、又はこれらの値によりレンズブランクの処理を直接制御する方法及び装置を開示している。
独国特許出願公開第100 49 382 A1号明細書は、照明ユニット及びシャインプルーフ条件の観測下で照明ユニットに対して三角測量角に配置される観測ユニットからなる、レンズエッジのジオメトリを測定する光電子測定装置を開示している。測定を目的として、レンズは測定装置に対して回転軸の回りを回転し、照明ユニットは、レンズの回転面に概ね垂直な光セクションを形成する光帯に広げられる。
独国特許発明第197 25 159 C1号明細書は、眼鏡の構成要素を捕捉、測定する測定装置を開示しており、xy平面におけるフレームフロントの輪郭は、接触せずに動作するマトリックスカメラを有する光電子走査デバイスにより捕捉される。第2の走査デバイスが第1の走査デバイスに割り当てられ、第2の走査デバイスは、一次元三角測量測定センサ及び割り当てられたミラー装置からなる。
独国特許出願公開第197 21 688 A1号明細書は、捕捉する物体表面の少なくともいくらかを照明する照明デバイスと、検出目的で、捕捉される物体表面の照明された部分の少なくとも一部をセンサデバイスに撮像する観測デバイスとを有する、3Dデータを取得する三角測量原理による表面捕捉デバイスを開示している。さらに、3Dデータを取得する、三角測量原理による表面捕捉方法も開示されており、照明デバイスが使用されて、捕捉される物体表面の少なくともいくらかを照明し、捕捉される物体表面の照明された部分の少なくとも一部は、検出目的で、観測デバイスによりセンサデバイスに撮像される。取得可能な測定結果を改善するために、観測デバイスの画像面を形成する、センサデバイスの感放射線表面12は、この場合、シャインプルークの条件に従って設定される。
フレームフロントの内輪郭を測定する、列記した装置及び方法に関係なく、理想的な視軸に沿って個々に測定された眼鏡レンズのセントレーションは、大きな問題を表す。眼鏡レンズには一般に、恒久的な、通常、レーザにより付与される基準マークが提供されるが、眼鏡装用者の理想的な視点は、空間構成で明かではなく、したがって、熟練した眼鏡士の場合であっても約±5mmの範囲のセントレーション許容誤差がある。このセントレーション許容誤差の結果として、眼鏡レンズは今までのところ、眼鏡装用者が技術的に可能な予期される矯正を経験せず、その代わりにセントレーションの不満を表明し、不適合性に起因して眼鏡についての苦情を言うような程度、理想的な位置から変位することがある。これに関して、眼鏡との不適合が、眼鏡装用者による苦情に関する今までで最も高頻度な理由である。
特に仏国特許出願公開第2 713 758 A1号明細書の背景と同様に、本発明の目的は、従来技術の述べられた欠点及び制限を少なくとも部分的に解消する、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法を提供することである。
特に、装置及び方法は、可能な限り短い記録時間内で高分解能で、眼鏡レンズ及び/又はダミーレンズのフレームフロントリム、例えばフレームの開口部を囲む溝の内輪郭の光学測定のみならず、フレームフロントの外輪郭の光学測定も促進すべきである。
さらに、眼鏡を光学測定するシステム及び眼鏡を生産する方法は、フレームの2つのフレームフロントリムの内輪郭及びフレームの2つのフレームフロントリム間の関連する距離の光学測定を促進すべきである。
この目的は、独立特許クレームの特徴を有するフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法、眼鏡を光学測定するシステム、並びに眼鏡を生産する方法により達成される。個々に又は組み合わせて実現することができる好ましい構成は、従属クレームに提示される。
以下、「示す」、「有する」、「備える」、「含む」という用語、又はそれからの任意の文法的逸脱は、非排他的に使用される。したがって、これらの用語は、これらの用語により紹介される特徴の他に、更なる特徴が存在しない状況又は1つ若しくは複数の更なる特徴が存在する状況の両方を指すことができる。例えば、「AはBを示す」、「AはBを有する」、「AはBを備える」、又は「AはBを含む」という表現は、B以外の更なる要素がAに提供されない状況、すなわち、Aが専らBからなる状況、並びにBに加えて、1つ又は複数の更なる要素、例えば、要素C、要素C及びD、又は更なる要素がAに提供される状況の両方を指すことができる。
第1の態様では、本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置に関する。本発明では、「眼鏡」という用語は、少なくとも2つの構成要素:少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズを含む第1の構成要素及び「フレーム」と呼ぶこともできる少なくとも1つの更なる構成要素を有する任意の要素を意味するものとして理解され、好ましくは眼鏡レンズのフレームフロント又は保持デバイスの形態の、少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズのホルダを有する。本明細書では、各場合で両方の眼鏡レンズを囲むフレームフロントリムを有する「フルリム眼鏡」、2枚の眼鏡レンズがホルダにより部分的にのみ囲まれる「ハーフリム眼鏡」、及び各眼鏡レンズに、保持デバイスを受ける穴が穿たれる「リムレス眼鏡」を区別することができる。代替的には、ダミーレンズをフレームフロントリムに導入することができる。さらに、更なる構成要素、特に、眼鏡を耳に掛けるための少なくとも1つのテンプル及び/又は眼鏡の装用者の鼻に置かれる少なくとも1つのパッドを提供することができる。
本発明では、「眼鏡レンズ」は、可視スペクトル範囲の範囲内の電磁波に影響して、人間又は動物の目の視覚を変更、好ましくは改善するようにセットアップされる任意の要素を意味するものとして理解される。このために、眼鏡レンズは好ましくは、屈折光学レンズとして又は複数の屈折光学レンズを含むレンズシステムとして設計することができる。眼鏡レンズは好ましくは、特にガラス、クォーツ、又は透明有機プラスチックから選択される光学的に透明な材料を有し得る。特に、眼鏡レンズは、エッジに沿って少なくとも部分的に、それ用に提供される溝に眼鏡レンズを導入するためにテーパを有することができ、且つ/又は眼鏡レンズのエッジの近傍に、保持デバイスを取り付けるために穿たれた穴を有することができる。眼鏡レンズは、一般に湾曲した円盤を表し、したがって、円盤のサイドにおける眼鏡レンズの周囲形状のプロファイルを示す「外輪郭」を含む。
これとは対照的に、「ダミーレンズ」という用語は、平らで光学的に透明な材料で作られ、より具体的にはガラス、クォーツ、又は透明有機プラスチックから選択される平らで光学的に透明な材料で作られ、そこから眼鏡レンズを生成するために又は眼鏡レンズのテンプレートとして機能するために提供することができる任意の要素を示し、ダミーレンズの空間寸法は眼鏡レンズの空間寸法を近似することができる。ISO8624:2011、定義A.12によれば、ダミーレンズ又はデモンストレーションレンズは、屈折力なしで、フレームフロントにデモンストレーション目的で使用される眼鏡レンズである。ダミーレンズは、一般に平らな円盤の形態で提示され、したがって、円盤のサイドにおけるダミーレンズの周囲形状のプロファイルを示す「外輪郭」を含む。
本発明では、「フレームフロント」という用語は、少なくとも1枚の眼鏡レンズ、好ましくは2枚の眼鏡レンズを受けるようにセットアップされる任意の要素を示す。このために、フレームフロントはリムを備えることができ、リムは、「フレームフロントリム」とも呼ばれ、左右の側でそれぞれ、各場合で1枚の眼鏡レンズの「レセプタクル」と呼ばれる開口部を有することができる。この場合、フレームフロントリムに、1つのレセプタクル、好ましくは2つのレセプタクルを提供することができ、各レセプタクルは閉じることができ、溝を有することができ、溝はフレームの内側を囲み、眼鏡レンズを受けるようにセットアップされる。したがって、フレームフロントは「内輪郭」を有し、内輪郭は、フレームフロントリムの内側を囲む形状のプロファイルを示す。好ましくは、フレームフロントリムは、非透明材料、特に固いが可撓性があり、軽量の材料を有することができる。さらに、更なる構成要素、特に、眼鏡を耳に掛けるための少なくとも1つのテンプル及び/又は眼鏡の装用者の鼻に当接する少なくとも1つのパッドをフレームフロント、特にフレームフロントリムに取り付けることができるが、それらの光学測定は本発明の範囲内では提供されない。
本発明では、内輪郭の「光学測定」という用語は、内輪郭の少なくとも部分、好ましくは内輪郭全体の形状を光学的に捕捉するようにセットアップされた任意の手順を意味するものとして理解される。したがって、本発明は、第1に、測定デバイス、例えばスタイラスが内輪郭に接触する内輪郭を測定する方法を除外し、第2に、内輪郭が接触せずに測定されるが、光学方法を使用せずに、例えば超音波の衝突により測定される方法を除外する。
この場合、内輪郭の少なくとも部分の形状を光学的に捕捉することは、内輪郭の表面のセクションを光で照明することにより実施され、内輪郭の表面は光のいくらかを反射し、好ましくは、対物レンズにより少なくとも1つの光学センサに撮像され、少なくとも1つの光学センサは、特に、反射光の少なくとも1つの属性を検出するようにセットアップされる。この場合、「光」という用語は、可視スペクトル範囲又は隣接するスペクトル範囲、特に赤外線範囲、好ましくは近赤外線範囲の範囲の電磁波を示す。一般に、測定は、少なくとも1つの電気変数、例えば、電圧又は電流の形態の測定値を提供し、そこから、アルゴリズムにより三次元測定データとして内輪郭の表面の形状を突き止めることができ、上記測定データは、好ましくは、デカルト座標x、y、及びzの形態で、代替的には円柱座標r、φ、及びhとして、又は極座標φ、θ、及びrとして提供される。しかしながら、他のタイプの測定値も可能である。このようにして、センサにより捕捉された測定データは座標に変化することができる。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する、提案される装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされる。本発明では、「光学ユニット」という用語は、まず光を生成し、次に光を検出するようにセットアップされた任意の要素に関連する。特に好ましい構成では、光学ユニットは、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備える。この構成では、光源は光を生成するタスクを採用し、一方、対物レンズ及び光学センサは光を捕捉するようにセットアップされる。この場合、光源、対物レンズ、及び光学センサが互いに固定されて配置されることが特に好ましい。
この場合、光源は狭い線形の領域の形態の光を生成するようにセットアップされ、これは「光セクション」又は「光ライン」と呼ばれることもできる。好ましくは、レーザが光源に適することができるが、他のタイプの光源、例えば発光ダイオードも同様に可能である。したがって、レーザ光源は、小さなアパーチャ角度を有するレーザ光ビームを生成する態勢が整っているため、又は例えば、線に沿ってレーザ光ビームのチルトを高速で変更することにより、同様に小さなアパーチャ角度を有する光ラインを生成する態勢が整っているため、光セクションの提供に特に適する。
提案される装置はここでは、内輪郭の少なくとも1つのセクション、好ましくは内輪郭の厳密に1つのセクションが、光源、より具体的にはレーザ光源により提供される光セクションにより時間間隔内で照明されることが可能なように備えられる。このために、光学要素は、指定可能なやり方で光ビームの方向を変更するように構成された少なくとも1つの光学偏向要素を更に備えることができる。この場合、光学偏向要素は、0°超180°未満、好ましくは60°~120°、特に75°~105°、例えば90°の角度だけ光ビームの方向を変更することができる。好ましくは、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、又は光学格子は光学偏向要素として使用することができる。しかしながら、特に複数の偏向光学要素を有することができる他のタイプの光学偏向要素も同様に可能である。
この場合、光セクションが衝突する内輪郭のセクションは、フレームフロントの定義された部分を含むことができる。この場合、「セクション」という用語は、内輪郭の全体表面未満の内輪郭の領域を示す。特に、内輪郭のセクションは、フレームフロントの内輪郭の好ましくは0.25°~10°、特に好ましくは0.5°~2.5°、特に1.0°~2°の定義された角度範囲を含むことができる。特に有利なことには、角度範囲は、短時間間隔内に内輪郭の十分な分解能の光学捕捉を促進するように選ぶことができる。しかしながら、他のタイプのセクション又は角度範囲値も可能である。
このようにして、対物レンズは、光学センサのセンサエリアに内輪郭の照明セクションの個々の画像を生成することができる。しかしながら、本発明によれば、フレームフロントの形状の更なる部分、特にフレームフロントの外輪郭全体を光学測定できるように、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入されることが可能であり、フレームフロントの内輪郭に挿入された場合、フレームフロントに対して回転可能であるように搭載される。この場合、「挿入されることが可能」という用語は、上述したように少なくとも1つの光源、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサを備えた光学ユニットが、フレームフロントの内輪郭の光学測定中、仮想平面に少なくとも接触することが可能であるが、好ましくは仮想平面と交わることが可能であるように移動可能なことを示し、上記仮想平面は、フレームフロントが好ましくは、プロセスにおいて静止して搭載されている間、フレームフロントの内輪郭上の少なくとも3つの点から作成することが可能である。「意図されるように」という用語は、フレームフロントの内輪郭の光学測定の目的で、フレームフロントの内輪郭に光学ユニットが挿入されることを示す。
さらに、「フレームフロントに対して回転可能なように搭載される」という用語は、まず、光学ユニットが、フレームフロントの内輪郭の少なくとも2つの別個のセクション、好ましくは内輪郭全体が光セクションにより照明されることが可能であり、光学センサが、回転可能な光学ユニットにより各照明セクションの画像を記録するようにセットアップされるように、フレームフロントに対して配置されることが可能であることを意味する。このために、装置は、光学ユニット全体を回転するようにセットアップされた回転デバイスを備えることができる。回転デバイスにより回転することが可能な光学ユニット及びフレームフロントは、好ましくは、この場合、内輪郭全体が回転により光セクションにより既にトラバースされることができ、光学測定中、光学ユニット又は眼鏡輪郭の更なる変更がなくてよいように互いに対して配置することができる。このようにして、光学ユニットは、各場合で指定可能なステップで、特に、好ましくは0.25°~10°、特に好ましくは0.5°~2.5°、特に1.0°~2°の指定可能な角度範囲だけ回転させることができる。したがって、光学センサは、内輪郭の30~1500、好ましくは36~1440、より好ましくは144~720、特に180~360の各照明セクションを記録するようにセットアップすることができる。
特に角度値を特定するために、光学ユニットは、この目的に向けてセットアップされたデバイスを更に備えることができる。特定の構成では、値を特定するデバイスは、インデックスを生成するデバイスを含むことができ、それにより生成されるインデックスは、特定される角度に関連する。しかしながら、他のタイプの角度値特定も可能である。
したがって、フレームフロントの内輪郭を光学測定する本装置は、フレームフロントを回転させる必要がある欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書からの装置と異なる。本発明によれば、フレームフロント自体の回転は抑制されるため、結果として、左側から右側に眼鏡を把持しなおす必要がもはやなく、その結果として、より詳細に後述するように、目の間隔についての情報を捕捉することも可能である。
測定されるフレームフロントは、保持デバイスにより受けることができ、保持デバイスは、好ましくは、フレームフロントの形状に一致することができる。この場合、保持デバイスは、提案される装置に加えて提供することができる。特に、保持デバイスは、光学ユニットに関連して固定されるように構成することができる。好ましくは、測定されるフレームフロントは、好ましくは機械的ラッチ、磁気的留め付け、又は着脱可能な接着剤ボンドによりフレームフロントを受ける保持デバイスに解放可能に固定することが可能である。しかしながら、他のタイプの留め付けも可能である。
光セクションのこの照明の結果として、フレームフロントの内輪郭の関連セクションは、そこに衝突したレーザ光のいくらかを反射する。光セクションに衝突したフレームフロントが全体的又は部分的に透明な場合、散乱中心は特に、好ましくはエマルション及び/又は微粒子により、好ましくは一時的なフレームフロントへのコーティングの塗布により、フレームフロントに提供することができる。フレームフロントの内輪郭の表面又は塗布されたコーティングでの反射の結果として、レーザ光のいくらかは、例えば全内反射により投げ返され、したがって、対物レンズを通して光学センサに達し、これらは、レーザ光の反射部分が光学センサに衝突するように位置決め可能である。内輪郭の目下の測定では、光の小さな成分のみ、例えば、光源により発せられた光の0.1%~10%のみを少なくとも1つの光学センサで捕捉することができるだけで十分である。しかしながら、より高い信号対雑音比のためには、10%以上の光の成分の反射が有利であり得る。
この場合、内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニットの部分は、少なくとも1つの光学センサを含む。この場合、「光学センサ」という用語は、光学センサの感光センサエリアへの光の衝突に応じて、電気変数、例えば電圧又は電流を測定値として生成することが可能な任意の光学検出器ユニットを示し、測定値は、1つ又は複数のアルゴリズムでの更なる処理への入力変数として機能することができる。特に好ましい構成では、捕捉される測定データは、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光の捕捉に基づくことができ、したがって、特に光学センサにより捕捉される反射光の成分に関連することができる。先に既に述べたように、内輪郭の表面の形状は、このようにして三次元測定データとして突き止めることができる。しかしながら、原則として、他のタイプの測定値提供も可能である。光学センサは、好ましくは、複数の個々の可読センサピクセルを含むセンサマトリックスの形態で提供することができる。特に好ましい構成では、光学センサは、5mm~25mm、特に10mm~20mmの範囲の直径を有することができる。好ましくは、CCDセンサマトリックスは光学センサとして適することができる。しかしながら、他のタイプの光学センサも可能である。
内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニットの部分は、少なくとも1つの光学センサに加えて対物レンズを含む。原則として、「対物レンズ」又は「光学撮像ユニット」という用語は、好ましくは光学センサのセンサエリアに可能な限り大きな広がりに合焦された物体のリアルな光学画像を生成するようにセットアップされた少なくとも1つの収束光学要素に関連する。したがって、対物レンズは、少なくとも1つの収束光学要素、例えば、1枚の収束レンズを含むことができるが、好ましくは、互いに一致する複数の光学レンズを含むことができる。対物レンズの提案される装置に好ましい実施形態は、例示的な実施形態に見られる。
欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書に説明されるように、レーザ光源は、測定されるフレームフロントの内輪郭のセクションに光ラインを投影することが可能であり、光ラインの反射は、レーザ光源に対して三角測量角γに取り付けられる光学センサにより検出することができる。したがって、三角測量に基づき、
Δx=β・sinγ・Δz (1)
として記載され、式中、Δxは、光学センサにおける内輪郭の画像の2つの測定点の間隔を示し、Δzは、内輪郭の表面上の2つの測定点の間隔を示し、βは対物レンズの撮像スケールを示す、式(1)に基づいて、内輪郭の表面上の2つの測定点の間隔Δzを突き止めることが可能である。この場合、「三角測量」という用語は、測定による三角形内の角度を捕捉することにより光学距離測定を促進する幾何学法を示す。特に好ましい構成では、原則として、相互間隔が既知である2つの点から始まる測定により2つの角度を捕捉することで、空間における任意の更なる点を突き止めることが可能である。しかしながら、欧州特許出願公告第0 974 038 B1号明細書は、三角測量角γに可能な値を指定していない。
一般的なレンズ式:
1/a+1/b=1/f (2)
(式中、αは物体距離を示し、bは画像距離を示し、fは対物レンズの焦点距離を示す)は、画像側焦点面上で合焦されて撮像された画像点を物体のあらゆる点に割り当てることができる前提条件を示す。従来のカメラでは、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、互いに平行して配置され、物体距離aが、物体側焦点面と対物面との間の距離を指定し、画像距離bが、対物面と画像側焦点面との間の距離を指定する。この場合、「画像側焦点面」及び「画像面」という用語は、物体が物体側焦点面に配置されている場合、物体の点の鮮鋭に撮像されたピクセルを生成することができる、光学センサの画像空間における、特に光学センサの感光エリア上の平坦領域を示す。「物体側焦点面」又は「物体面」という用語は、鮮鋭に撮像されたピクセルを物体の個々の各点に割り当てることができる物体の平坦領域を示し、一方、「対物面」又は「物体側主面」という用語は、対物レンズの光軸に対して直角に形成される平面を示す。
従来のカメラでのような物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面の平行配置とは対照的に、本明細書では、好ましくは、いわゆる「シャインプルーフの法則」を考慮することができ、したがって、光源、照明されることが可能な内輪郭のセクション、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサは、光セクションにより照明することが可能な内輪郭のセクションを内輪郭の物体側焦点面に配置することが可能であり、少なくとも1つの光学センサを画像側焦点面に配置することが可能なように互いに対して配置することができ、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は共通の直線において交わり、無限遠において交わるこれら3つの上記平面の理論的に考えられる限界の場合は明らかにここから除外される。光源、内輪郭の個々に照明されるセクション、対物レンズ、及び光学センサの本明細書において提案される構成により有利に達成することができるのは、内輪郭の各照明セクションを常に、光学センサの画像側焦点面に、特に光学センサの感光センサエリアに合焦された状態で撮像することができることである。このようにして、例えば、距離を特定する光学方法により、光学センサと内輪郭の照明セクションとの間の距離を特定することが可能であり、そこから、特に内輪郭の幾何学的形状を突き止めることが可能である。この構成では、装置もフレームフロントに関連して所定の空間配置を採用することができるが、フレームフロント自体は装置の目的ではない。この場合、所定の空間をフレームフロントに提供することができ、フレームフロントは、好ましくはシャインプルーフの法則を考慮に入れて装置に関連して配置可能であり、シャインプルーフの法則に従って、光源、照明されることが可能なフレームフロントのセクション、対物レンズ、及び少なくとも1つの光学センサは、述べたように互いに対して配置することができる。
この構成では、一般的なレンズ式(2)は以下のように書くことができ:
tanφ=β・tanθ (3)
式中、θは、物体側焦点面と対物面との間の角度を示し、φは、対物面と画像側焦点面との間の角度を示し、βはここでも、対物レンズの撮像スケールを示す。特に好ましい構成では、物体側焦点面と対物面との間の角度θは、60°~85°、好ましくは65°~80°、特に70°~75°の範囲の値を採用することができ、一方、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、15°~75°、好ましくは30°~60°、特に40°~50°の範囲の値を採用することができる。特に、これから分かることは、物体側焦点面及び画像側焦点面が互いに対して傾斜して配置され、75°~160°、好ましくは95°~140°、特に100°~125°の範囲の傾斜角が好ましい。特に好ましい構成では、この傾斜角は、特に内輪郭の全体形状を測定する目的で、好ましくは光学ユニットの回転デバイスにより、測定される内輪郭に関連して光学ユニットが移動する場合、維持することができる。
更なる構成では、光学ユニットは第2の回転デバイスを備えることができ、第2の回転デバイスは、光学デバイスの位置合わせ及びロックに使用することが可能である。例として、ねじ付きピンとプラスチックボールとの組合せをロック目的で使用することができる。第2の回転デバイスは、真空により眼鏡レンズを吸引し、上記眼鏡レンズを対物レンズの前まで回転させることができ、回転は画像記録周波数と同期させることができることが好ましい。この構成では、眼鏡レンズ、ダミーレンズ、又はフレームフロントの外輪郭を更に突き止めることが可能である。
特に好ましい構成では、光学ユニットは、データを低減するデバイスを更に備えることができる。この場合、「データを低減する」という用語は、特に、少なくとも1つの光学センサにより捕捉された生のデータに関連して測定データのスケールを低減することを示す。データを低減するデバイスは、好ましくは、コンピュータ、マイクロコンピュータ、又はプログラマブルチップ、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)若しくは特に好ましくはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を含むことができる。光学センサにより供給された生のデータは、この場合、少なくとも1/50、好ましくは1/100、特に好ましくは1/250に低減することができ、それから、縮小測定データとして、より詳細に後述する評価ユニットに提供される。特に、この場合、フィルタを適用することができる。例として、光セクションがフレームフロントの内輪郭上に右から左に案内される場合、好ましくは、この方向から閾値を設定することができるエッジ検出を選ぶことが可能である。さらに、特に、生のデータから、生じ得るミラーリング及び/又はハイライトをフィルタリングすることが可能である。
観測するセクションの法線への垂線とレーザビーム及び対物レンズの光軸との間の角度が等しい特に好ましい構成では、レーザ光の大部分は、不利なことに、対物レンズに直接ミラーリングされ得、顕著な過剰露出に繋がり得る。そのような不利な影響を制限することができるように、データを低減するデバイスは利得制御を更に含むことができ、利得制御は、内輪郭から反射された光の、光学センサ上での輝度変動を補償するようにセットアップすることができる。
更なる好ましい構成では、光学ユニットは、光学データを転送するデバイスを更に備えることができる。この場合、「データを転送するデバイス」という用語は、測定データ、特に生のデータ又は好ましくはそこから捕捉された縮小測定データを評価ユニットに送信する態勢が整っている「送受信機」と呼ばれるデバイスにも関連する。光学データを転送するデバイスに関する更なる詳細は、眼鏡を光学測定するシステムの提示と併せて以下に説明する。
更なる好ましい構成では、電力を光学ユニットに供給するデバイスを更に提供することができる。この場合、「電力を供給するデバイス」という用語は、光学ユニットの構成要素の動作に必要な電力を提供するデバイスを示す。この場合、電力を供給するデバイスの関する更なる詳細も同様に、眼鏡を光学測定するシステムの提示と併せて以下に説明する。しかしながら、光学ユニットは代替的に、自律構成を有することもでき、この場合、特に、蓄電ユニット、好ましくは電池により動作することもできる。
更なる態様では、本発明は、フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法に関する。方法は、以下のステップa)~d)を好ましくは指定された順に含むが、方法ステップ、特に連続した方法ステップを少なくとも部分的に同時に実行することが可能である。さらに、方法の個々の、複数の、又は全てのステップを繰り返し、特に2回以上実行することが更に可能である。述べられる方法ステップに加えて、方法は更なる方法ステップを含むこともできる。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法の方法ステップは、
a)フレームフロントと、光学ユニットを備え、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置とを提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含み、
光学ユニットは、光学測定を実行する目的でフレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転される。
好ましい構成では、光源、内輪郭の照明セクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明される内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置され、光学センサが画像側焦点面に配置されるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる。
本方法に関連する更なる詳細については、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置の上記説明及び例示的な実施形態が参照される。
更なる態様では、本発明は、眼鏡を光学測定するシステムに関する。この場合、システムは、本明細書の他の箇所でより詳細に説明される、フレームフロントの内輪郭を光学測定する少なくとも1つ又は2つの別個の装置、好ましくは、フレームフロントの内輪郭を光学測定する厳密に1つ又は厳密に2つの装置と、評価ユニットとを備える。さらに、システムの定義及び光学構成に関して、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法の説明が参照される。
この場合、「評価ユニット」という用語は、データを受信、処理、及び出力するようにセットアップされた任意のデバイスを示す。評価ユニットは、好ましくは、特にコンピュータ、マイクロコンピュータ、又はプログラマブルチップ、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)又はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を備え得る電子的又は光電子的に制御可能な測定ユニットであることができ、測定デバイスは、本明細書に記載される方法を実行するようにセットアップし得る1つ又は複数のコンピュータプログラムにアクセスすることができる。しかしながら、他の構成の評価ユニットも可能である。好ましくは、提案される装置又は提案されるシステムに統合された、他の構成の評価ユニットも可能である。
したがって、眼鏡を光学測定するシステムは、静止した一次構成及び回転可能な二次構成を有し、一次構成は少なくとも評価ユニットを有し、二次構成は少なくとも光学ユニットを有し、一次構成及び二次構成は、軸受面における軸受とそして実施される接続により互いに回転可能に接続される。
特に好ましい構成では、静止した一次構成から回転可能な二次構成へのエネルギー伝達は、軸受面に配置される電力を光学ユニットに供給するデバイスにより実施することができる。電力を光学ユニットに供給するデバイスは、好ましくは、この場合、一次構成では静止した構成要素を有することができ、二次構成では回転可能な構成要素を有することができるスプリット変圧器を有することができる。しかしながら、他のタイプの給電も考えられる。
更なる特に好ましい構成では、回転可能な二次構成から静止した一次構成へのデータ転送は、光学データを転送するデバイスにより実施することができ、光学データを転送するデバイスは、「送受信機」とも呼ばれ、測定データ、特に生のデータ又は好ましくはそこから捕捉された縮小測定データを評価ユニットに送信するようにセットアップされる。このために、好ましくは、2つの対向する発光ダイオード(LED)を利用することができ、その目的で、1つの発光ダイオードが光学送信機及び/又は光学受信機として配線することができることを利用することが可能である。この場合、好ましくは、測定データは半二重法で転送することができる。データを転送する他のタイプのデバイス又は方法も考えられる。
特に好ましい構成では、システムにおける厳密に1つの装置が可動構成を有し、又はシステムにおける厳密に2つの装置が、互いから変更可能なピッチで配置され、評価ユニットは、厳密に1つの装置又は厳密に2つの装置のピッチの移動から眼鏡における2枚の眼鏡レンズの空間関係を特定するようにセットアップされる。この場合、「2枚の眼鏡レンズの空間関係」という用語は、フレームフロントに関連したそれぞれの他の眼鏡レンズに関連した2枚の眼鏡レンズのそれぞれの幾何学的位置合わせを示す。この場合、2枚の眼鏡レンズの空間関係は、特に、2枚の眼鏡レンズ間のピッチ、眼鏡の光軸に関連した2枚の眼鏡レンズの変位、及び/又は互いに対する2枚の眼鏡レンズの傾斜を特定することを含むことができる。
更なる態様では、本発明は、眼鏡レンズを生産する方法に関し、この方法は、
(i)2枚の眼鏡レンズを提供するステップと、
(ii)眼鏡レンズの2つの別個のレセプタクルを有するフレームフロントを光学測定するステップであって、
a)フレームフロント及び光学ユニットを備える、フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置を提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含む、光学測定するステップと、
(iii)2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロントを組み立てるステップであって、ステップ(ii)において、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転され、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの2つのレセプタクルの空間関係が突き止められる、組み立てるステップと、
を含む。
このようにして、眼鏡を生産する本方法は、好ましくは、フレームフロントにおける眼鏡レンズの2つのレセプタクルのそれぞれの内輪郭及び2つのレセプタクル間の空間関係の同時又はすぐに連続した測定を促進する。各場合で1つの装置により又はプロセスで実行される移動の位置が捕捉可能である状態でフレームフロントリムにおける第1のレセプタクルからフレームフロントリムにおける第2のレセプタクルに移動することが可能なように構成された同じ装置により、時間を重複させて、好ましくは並列に2つのフレームフロントの光学測定を実行することにより、フレームフロントリムにおける2枚の眼鏡レンズの2つのレセプタクルのはるかに高速の測定を実施し、さらに、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズ間の所望の空間関係を突き止めることが可能である。
したがって、眼鏡を生産する方法に関する更なる詳細に関しては、フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法及び眼鏡を測定するシステムが参照される。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置及び方法は、有利なことに、高分解能で短時間内に、フレームフロントリムの内輪郭、例えばフレームの開口部を囲む溝の光学測定を促進し、さらに、任意選択的に、フレームフロントの外輪郭の光学測定も促進する。眼鏡を光学測定するシステム及び眼鏡を生産する方法は、高分解能で更に短縮された時間期間内にフレームの2つのフレームフロントリムの内輪郭の同時光学測定又は互いの直後の光学測定も可能にし、それにより、眼鏡における2枚の眼鏡レンズの相互ピッチの突き止めも可能にする。これは、理想的な視軸に関する個々に製造された眼鏡レンズのセントレーションを大幅に簡易化することができる。その結果として、眼鏡装用者が眼鏡の所望の適合を知覚することが可能なことにより、技術的視点から可能な予期される矯正を受けることができるようなスケールにセントレーション許容誤差を低減することができる。したがって、眼鏡装用者への眼鏡の不適合に関する苦情は大幅に減るはずである。
まとめると、本発明に関して、以下の実施形態が特に好ましい。
実施形態1.フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置であって、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備えた光学ユニットを備え、光源は光セクションを生成するようにセットアップされ、内輪郭の少なくとも1つのセクションは、光セクションにより照明されることが可能であり、対物レンズは、内輪郭の照明セクションを光学センサに撮像するようにセットアップされ、光学センサは、内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされ、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に導入されることが可能であり、フレームフロントの内輪郭に意図されるように挿入された場合、フレームフロントに対して回転可能であるように搭載される、装置。
実施形態2.光学ユニットは、少なくとも1つの光源と、対物レンズと、少なくとも1つの光学センサとを備え、光源は光セクションを生成するようにセットアップされ、内輪郭の少なくとも1つのセクションは、光セクションにより照明されることが可能であり、対物レンズは、内輪郭の照明セクションを光学センサに撮像するようにセットアップされ、光学センサは、内輪郭の照明セクションから反射された光を捕捉するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態3.光源、照明されることが可能な内輪郭のセクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明されることが可能な内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置されることが可能であり、光学センサが画像側焦点面に配置可能であるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる、先行する実施形態による装置。
実施形態4.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、60°~85°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、15°~75°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態5.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、65°~80°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、30°~60°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態6.物体側焦点面と対物面との間の角度θは、70°~75°の範囲の値をとり、対物面と画像側焦点面との間の角度φは、40°~50°の範囲の値をとる、先行する実施形態による装置。
実施形態7.光学ユニットは、内輪郭の少なくとも2つの別個のセクションが光セクションにより照明されることが可能であるように、ある角度、回転可能である、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態8.内輪郭のセクションは、フレームフロントの内輪郭の好ましくは0.1°~10°、特に好ましくは0.25°~2.5°、特に0.5°~2°の定義された角度範囲を含む、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態9.光学センサは、内輪郭の30~1500、好ましくは36~1440、より好ましくは144~720、特に180~360個の照明セクションのそれぞれの各画像を記録するようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態10.光学ユニットは、角度の値を特定するデバイスを更に備える、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態11.角度の値を特定するデバイスは、角度に関連するインデックスを生成するデバイスを含む、先行する実施形態による装置。
実施形態12.フレームフロントに関連して光学ユニットを回転させる回転デバイスが更に提供される、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態13.フレームフロントを受ける保持デバイスが更に提供され、フレームフロントは着脱可能なように保持デバイスに留め付けることが可能である、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態14.保持デバイスは、光学ユニットが調整可能な角度位置に固定されることが可能な間、回転可能である、先行する実施形態による装置。
実施形態15.保持デバイスは、光学ユニットが調整可能な角度位置に固定されることが可能な間、回転可能である、先行する実施形態による装置。
実施形態16.保持デバイスは、フレームフロントの外輪郭の光学測定が実行可能なように回転可能に搭載される、先行する実施形態による装置。
実施形態17.光学ユニットは、少なくとも1つの光学偏向要素を更に備え、光学偏向要素は、光源により生成された光セクションの形態の光ビームを照明される内輪郭のセクションに向けるようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態18.光学偏向要素は、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、光学格子、又は複数の反射光学要素を有する光学構成要素から選択される、先行する実施形態による装置。
実施形態19.光学偏向要素は、内輪郭の少なくとも2つの別個のセクションが光セクションにより照明されることが可能なような可動構成を有する、先行する2つの実施形態の何れかによる装置。
実施形態20.光学ユニットは、測定データを捕捉するように更にセットアップされ、捕捉される測定データは、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光の捕捉に基づく、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態21.データを低減するデバイスが更に提供され、データを低減するデバイスは、捕捉された測定データのスケールを低減するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態22.データを低減するデバイスは利得制御を有し、利得制御は、捕捉される測定データに影響する反射光の輝度変動を補償するようにセットアップされる、先行する実施形態による装置。
実施形態23.光学データを転送するデバイスが更に提供され、光学データを転送するデバイスは、測定データを評価ユニットに送信するようにセットアップされる、先行する実施形態の何れか1つによる装置。
実施形態24.フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法であって、
a)フレームフロントと、光学ユニットを備えた、実施形態1~23の何れか1つによりフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置とを提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップと、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップと、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップと、
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップと、
を含み、
光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転される、方法。
実施形態25.光源、内輪郭の照明セクション、対物レンズ、及び光学センサは、光セクションにより照明される内輪郭のセクションが物体側焦点面に配置され、光学センサが画像側焦点面に配置されるように互いに対して配置され、物体側焦点面、対物面、及び画像側焦点面は、共通の直線上で交わる、先行する実施形態による方法。
実施形態26.眼鏡を光学測定するシステムであって、実施形態1~23の何れか1つによりフレームフロントの内輪郭を光学測定する少なくとも1つの装置と、評価ユニットとを備え、評価ユニットは、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズ間の空間関係を特定するようにセットアップされる、システム。
実施形態27.厳密に2つの装置が提供され、厳密に2つの装置は互いから変更可能なピッチで配置される、先行する実施形態によるシステム。
実施形態28.上記2つの装置のピッチは、眼鏡レンズの指定可能なピッチに関連して設定することが可能である、先行する実施形態によるシステム。
実施形態29.電力を光学ユニットに供給するデバイスが更に提供される、先行する3つの実施形態の何れか1つによるシステム。
実施形態30.電力を供給するデバイスは回転可能な変圧器を含む、先行する実施形態によるシステム。
実施形態31.眼鏡を生産する方法であって、
(i)2枚の眼鏡レンズを提供するステップと、
(ii)眼鏡レンズの2つの別個のレセプタクルを有するフレームフロントを光学測定するステップであって、
a)フレームフロント及び光学ユニットを備える、実施形態1~23の何れか1つによるフレームフロントの内輪郭を光学測定する装置を提供するステップであって、装置は、フレームフロントの内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニットを備える、提供するステップ、
b)フレームフロントの内輪郭の少なくとも1つのセクションを照明するステップ、
c)内輪郭の照明セクションを撮像するステップ、及び
d)内輪郭の照明セクションにより反射された光を捕捉するステップ
を含む、光学測定するステップと、
(iii)2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロントを組み立てるステップであって、ステップ(ii)において、光学ユニットは、フレームフロントの内輪郭に挿入され、フレームフロントに対して回転され、フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの空間関係が突き止められる、組み立てるステップと、
を含む方法。
実施形態32.フレームフロントにおける2枚の眼鏡レンズの空間関係は、2枚の眼鏡レンズ間のピッチ、眼鏡の光軸に関連した2枚の眼鏡レンズの配置、及び/又は互いに対する2枚の眼鏡レンズの傾斜を特定することにより突き止められる、先行する実施形態による方法。
本発明の更なる詳細及び特徴は、特に従属クレームと併せて好ましい例示的な実施形態の以下の説明から明らかになろう。この場合、各特徴は、それら自体により又は互いと組み合わせられて複数として実現することができる。本発明は例示的な実施形態に限定されない。例示的な実施形態は、概略的に図に示されている。個々の図中の同一の参照番号は、機能に関して互いに対応する同一又は機能的に同一の1つ又は複数の要素を示す。
フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置の例示的な実施形態の概略図を示す。 フレームフロントの内輪郭を光学測定する装置からの光学ユニットの好ましい実施形態の概略図を平面図で示す。 図2の光学ユニットの好ましい実施形態の断面を示す。 フレームフロントの内輪郭を光学測定する方法の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。 眼鏡を光学測定するシステムの例示的な実施形態の概略図を示す。 眼鏡を生産する方法の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。
図1は、眼鏡114のフレームフロント116の内輪郭112を光学測定する装置110の好ましい例示的な実施形態の概略図を示すが、そのうちの一部のみが図1に示されている。テンプル118及び/又はパッド(ここに図示せず)等のフレームフロント116に取り付けられる更なる可能な構成要素は、光学測定中、考慮されないままである。この場合、フレームフロント116は、特に、2枚の別個の眼鏡レンズ(ここに図示せず)を受けるようにセットアップされる。このために、フレームフロントはフレームフロントリム120を備えることができ、フレームフロントリム120は、右側及び左側のそれぞれで、それぞれで1枚の眼鏡レンズのレセプタクル122を有することができる。この場合、各レセプタクル122は閉じることができ、フレームフロントリム120の内側に周囲溝(ここに図示せず)を有することができ、上記溝は眼鏡レンズを受けるようにセットアップすることが可能である。この場合、内輪郭112は特に、フレームフロントリム120の内側の周囲形状のプロファイルを指す。好ましくは、フレームフロントリム120は、非透明材料、特に固いが可撓性があり、軽量の材料を有することができる。フレームフロント116が全体的又は部分的に透明である場合、特に、好ましくはエマルション及び/又は微粒子によるフレームフロント116へのコーティングの好ましくは一時的な塗布により、散乱中心をフレームフロント116に提供することができる。
装置110は光学ユニット124を備え、光学ユニット124は、図1による実施形態では、少なくとも1つの光源126、対物レンズ128、及び光学センサ130を備える。例示的な本実施形態では、光源126、対物レンズ128、及び光学センサ130は、筐体131内に互いに対して固定して配置され、筐体131は少なくとも部分的に透明な構成を有することができる。好ましくはレーザ132を光源126として使用することができ、他のタイプの光源、例えば発光ダイオードも同様に可能である。図1に示される装置110では、レーザ132は、まず光学偏向要素136に衝突する、2°~15°、好ましくは5°~10°の範囲の小さなアパーチャ角度を有する光ビーム134を生成する。この場合、光学偏向要素136は、フレームフロント116の内輪郭112のセクション138が光セクション140の形態の光で照明されることが可能なように光ビーム134の方向を変更するようにセットアップされ、光セクション140は、狭い線形の光で充填される領域を示す。この場合、光学偏向要素136は、特に75°~105°の角度だけ、図1に示されるように90°だけ光ビームの方向を変更することができ、アパーチャ角度も同時に、10°~30°、好ましくは15°~20°の角度に増大させることができる。光学偏向要素136は、好ましくは、ミラー、プリズム、ビームスプリッタ、光学格子、又は複数の反射光学要素を有することができる光学構成要素から選択することができる。光学偏向要素136は、例示的な本実施形態では、プリズム142を含む。
本発明によれば、光学ユニット124は、フレームフロント116に関連して回転可能な軸受144を備え、意図されるように、すなわち、フレームフロント116の内輪郭112を光学測定する目的で使用される場合、フレームフロント116の内輪郭112内部に挿入することが可能である。このために、装置110は、光学ユニット124全体を回転させるようにセットアップすることができる回転デバイス(ここに図示せず)を備えることができる。このようにして、光セクション140は、光学ユニット124の異動により、測定されるフレームフロントリム120のレセプタクル122にわたって連続して移動することができ、その結果として、各場合で、内輪郭112の更なるセクション138を同じ光セクション140で時間的に連続して照明することが可能であり、したがって、特にフレームフロントリム120全体にわたり内輪郭112の形状の更なる部分を光学測定することが可能である。光セクションが衝突する内輪郭112のセクション138は、この場合、内輪郭112の設定された部分、特に、フレームフロント116の内輪郭の好ましくは0.1°~10°、特に好ましくは0.25°~2.5°、特に0.5°~2°の範囲の設定された角度範囲を含むことができる。
測定されるフレームフロント116は、保持デバイス(ここに図示せず)により受けることができ、保持デバイスは、好ましくは、関連するフレームフロント116の形状に一致することができる。この場合、フレームフロント116は、好ましくは機械的ラッチ、磁気的留め付け、又は着脱可能な接着剤ボンドにより着脱可能に保持デバイスに留め付けることが可能であるが、他のタイプの留め付けも可能である。
光セクション140による照明の結果として、内輪郭112の関連セクション138は、衝突したレーザ光のいくらかを反射する。対物レンズ128は、光軸146を有し、光学センサ130に内輪郭112の照明セクション138の個々の画像を生成することができる。対物レンズ128の好ましい例示的な実施形態は以下、図3に見られる。光学センサ130は、レーザ光の光学センサ130の感光センサエリアの衝突に応じて、アルゴリズムにおける更なる処理の入力変数として機能することができる測定値として、電気変数、特に電圧又は電流を生成することが可能な光学検出器ユニットを表す。光学センサ130は、好ましくは、複数の個々の可読センサピクセルを含むセンサマトリックスの形態で提供することができる。特に好ましい実施形態では、光学センサ130は、5mm~25mm、特に10mm~20mmのみの範囲の小さな直径を有することができる。光学センサ130は、好ましくは、CCDセンサマトリックスを含むことができるが、他のタイプの光学センサ130も可能である。
好ましくは、光源126、照明されることが可能な内輪郭112のセクション138、対物レンズ128、及び光学センサ130は、特定の様式で互いに対して配置される。図1に概略的に示されるように、光源126により生成することが可能な光セクション140は、物体側焦点面148に配置することが可能であり、一方、光学センサ130は画像側焦点面150に配置することが可能であり、焦点面は、互いに対しても平行せず、また各場合で対物面152にも平行せずに配置し得、対物面152は対物レンズ128の光軸146に垂直であることができる。むしろ、物体側焦点面148と対物面152との間の角度θは、60°~85°の範囲の値、この場合では約70°に調整可能であることができ、対物面152と画像側焦点面150との間の角度φは、15°~75°の範囲の値、ここでは約40°に調整可能であることができる。したがって、物体側焦点面148と対物レンズ128の光軸146との間の角度ψは、5°~30°の範囲の値、この場合では約20°をとることができる。図1から更に分かるように、物体側焦点面148、対物面152、及び画像側焦点面150は、共通の直線上で交わることができ、そのうち、図1の図は厳密に1つの点154を示している。
図1による特に好ましい実施形態では、装置110は、データを低減するデバイス156及び光学データを転送するデバイス158(送受信機)を更に備えることができる。この場合、データを低減するデバイス156は、好ましくは、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を含むことができ、光学センサ130により生成された測定データのスケールを低減するようにセットアップされる。例として、これは、センサデータのスケールを約250メガボーから若干約1メガボーに整理して低減することができ、したがって、光学データを転送するデバイス158によるデータ転送を促進する。データを低減するデバイス156、光学データを転送するデバイス158、及び光学センサ130は、この場合、共通のデバイスとして構成することができる。光学データを転送するデバイス158は、特にデータ低減が実施された後、測定データを評価ユニット160に送信するようにセットアップすることができる。このために、2つの対向する発光ダイオード162(LED)は好ましくは、光学送信機及び光学受信機として機能することができ、データは好ましくは、半二重法を使用して転送することができる。しかし、他のタイプのデータ転送デバイス又は方法も考えられる。
原則として、装置110は、電源に関して自律構成を有することができ、このために、特に、蓄電ユニット、好ましくは電池を備えることができる。しかしながら、図1による特に好ましい実施形態では、電力を装置110に供給するデバイス164を引き続き提供することができる。この場合、エネルギーを供給するデバイス164は、第1に、固定された構成要素166を備えることができ、第2に、回転可能な構成要素168を備えることができ、好ましくは、スプリット変圧器170の形態で実施することができる。しかしながら、他の実施形態も可能である。
図2は、光学ユニット124の好ましい実施形態の概略図を平面図で示し、一方、図3は、光学ユニット124の同じ好ましい実施形態の断面を示す。この場合、対物レンズ128は、更なるプリズム172の形態の偏向要素及びレンズ174の形態の合焦要素を備える。更なる詳細に関しては、図1に関連する光学ユニット124の説明が参照される。
図4は、眼鏡114の構成要素112を光学測定する方法176の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。この場合、ステップa)により、提供ステップ178においてフレームフロント116が提供される。ステップb)による照明ステップ180において、フレームフロント116の内輪郭112の少なくとも想定されたセクション138が、好ましくは、光源126により生成された光セクション140により照明される。撮像ステップ182において、ステップc)により、好ましくは対物レンズ128により内輪郭112の照明セクション138が光学センサ130に撮像される。測定ステップ184において、内輪郭112の照明セクション138から反射された光の少なくとも1つの属性が、ステップd)により、測定により、好ましくは光学センサ130により捕捉される。眼鏡114の構成要素112の内輪郭又は外輪郭の全体を測定するために、ステップb)による照明ステップ180を再び実行することができ、内輪郭112の更なるセクション138が、光源126により生成された光セクション140により照明される。本発明によれば、これは、光学ユニット124の回転可能な軸受144を回転させることにより実施される。更なる詳細及び代替に関しては、図1の上記説明が参照される。
図5は、眼鏡114を光学測定するシステム186の例示的な実施形態の概略図を示す。図5から分かるように、ここに示される例示的なシステム186は、フレームフロント116の内輪郭112のそれぞれ1つを光学測定する装置110を厳密に2つ備え、装置110はそれぞれ、回転可能な軸受144が設けられた光学ユニット124を備え、回転可能な軸受144は、各事例で、眼鏡フレーム116の2つのレセプタクルの一方に挿入することが可能であり、例示的なシステム186は評価ユニット160を備え、評価ユニット160は、2つの装置110により捕捉されたデータの各評価を一緒に採用する。この好ましい例示的な実施形態では、厳密に2つの装置110は、互いから変更可能なピッチ188で配置される。この場合、評価ユニット160は、特に、2枚の眼鏡レンズの空間関係190を特定するようにセットアップされる。
代替的には、システム186はまた、各場合で眼鏡フレーム116(ここに図示せず)の内輪郭112の一方を光学測定する装置110を厳密に1つのみ有することもでき、装置110は、回転可能な軸受144を備えた光学ユニット124を備え、厳密に1つのシステム186はまず、眼鏡フレーム116の第1のレセプタクルに挿入することが可能であり、これに続き、眼鏡フレーム116の第2のレセプタクルに挿入することが可能であり、この場合、眼鏡フレーム116の2つの内輪郭112の測定を促進するために、ピッチ188も変更することが可能である。ここでも、評価ユニット160は、眼鏡フレーム116の第1のレセプタクルから第2のレセプタクルまでの厳密に1つの装置110の既知の移動を考慮して、2枚の眼鏡レンズの空間関係190の特定を行うことができる。
図5に更に示されるように、評価ユニット160は、装置110、特にそれに含まれる光学ユニット124に関連して別個のデバイスとして実施され、特に、回転可能に搭載された光学ユニット124に対して静止して配置される。したがって、システム186は、静止した一次構成192及び回転可能な二次構成194を含み、一次構成192は少なくとも評価ユニット160を含むことができ、二次構成は少なくとも光学ユニット124を含むことができる。この場合、一次構成192及び二次構成194は、特に軸受196として構成された接続で互いに回転可能に接続することができ、その結果として、軸受面198を設定することが可能である。この場合、電力を光学ユニットに供給するデバイス及び動力分配デバイスは両方とも、軸受面198に関連して配置することができる。
図5の図に関連する更なる詳細については、図1に関連する上記説明が参照される。
図6は、眼鏡114を生産する方法200の好ましい例示的な実施形態のフローチャートを示す。ステップ(i)による提供ステップ202において、2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロント116がここで提供され、フレームフロントは、眼鏡レンズ用の2つのレセプタクル122を有する。これに続き、ステップ(ii)により、測定ステップ204において、眼鏡114の構成要素112を光学測定する方法176により、2つのレセプタクル122が同時に又は即座に連続して光学測定される。最後に、2枚の眼鏡レンズ及びフレームフロント116は、ステップ(iii)により結合ステップ206において結合される。眼鏡114を生産するこの方法200は、特に、2つのレセプタクル122の同時又は即座に連続した光学測定から2枚の眼鏡レンズの空間関係を設定する能力に役立つ。
110 装置
112 内輪郭
114 眼鏡
116 フレームフロント
118 テンプル
120 フレームフロントリム
122 レセプタクル
124 光学ユニット
126 光源
128 レンズ
130 光学センサ
131 筐体
132 レーザ
134 光ビーム
136 光学偏向要素
138 構成要素の(照明されることが可能な)セクション
140 光セクション
142 プリズム
144 回転可能な軸受
146 対物レンズの光軸
148 物体側焦点面
150 画像側焦点面
152 対物面
154 共通の直線の点
156 データを低減するデバイス
158 光学データを転送するデバイス
160 評価ユニット
162 発光ダイオード
164 電力を供給するデバイス
166 静止構成要素
168 回転可能な構成要素
170 スプリット変圧器
172 プリズム
174 レンズ
176 眼鏡の構成要素を光学測定する方法
178 提供ステップ
180 照明ステップ
182 撮像ステップ
184 測定ステップ
186 眼鏡を光学測定するシステム
188 変更可能なピッチ
190 2枚の眼鏡レンズの空間関係
192 一次構成
194 二次構成
196 軸受
198 軸受面
200 眼鏡を生産する方法
202 提供ステップ
204 測定ステップ
206 結合ステップ

Claims (18)

  1. フレームフロント(116)の内輪郭(112)を光学測定する装置(110)であって、前記装置(110)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の照明セクション(138)から反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニット(124)を備え、前記光学ユニット(124)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に挿入することが可能であり、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に意図されるように挿入された場合、前記フレームフロント(116)に対して回転可能であるように搭載され、前記光学ユニット(124)は、少なくとも1つの光源(126)と、対物レンズ(128)と、少なくとも1つの光学センサ(130)とを備え、前記光源(126)は光セクション(140)を生成するようにセットアップされ、前記内輪郭(112)の少なくとも1つのセクション(138)は、前記光セクション(140)により照明されることが可能であり、前記対物レンズ(128)は、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)を前記光学センサ(130)に撮像するようにセットアップされ、前記光学センサ(130)は、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光を捕捉するようにセットアップされる装置(110)であって、
    前記光源(126)、照明されることが可能な前記内輪郭(112)の前記セクション(138)、前記対物レンズ(128)、及び前記光学センサ(130)は、前記光セクション(140)により照明されることが可能な前記内輪郭(112)の前記セクション(138)が物体側焦点面(148)に配置されることが可能であり、前記光学センサ(130)が画像側焦点面(150)に配置可能であるように互いに対して配置され、前記物体側焦点面(148)、対物面(152)、及び前記画像側焦点面(150)は、共通の直線上で交わることを特徴とする、装置。
  2. 前記光学ユニット(124)は、前記内輪郭(112)の少なくとも2つの別個のセクション(138)が前記光セクション(138)により照明されることが可能であるように、ある角度、回転可能であり、前記光学センサ(130)は、各事例で照明される前記内輪郭(112)の前記セクション(138)の画像を記録するようにセットアップされることを特徴とする、請求項1に記載の装置(110)。
  3. 前記光学センサ(130)は、前記内輪郭(112)の30~1500の照明セクション(138)の各画像を記録するようにセットアップされることを特徴とする、請求項2に記載の装置(110)。
  4. 前記光学ユニット(124)は、前記角度の値を特定するデバイスを更に備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の装置(110)。
  5. 前記光学ユニット(124)は、測定データを捕捉するように更にセットアップされ、捕捉される測定データは、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光の前記捕捉に基づくことを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載の装置(110)。
  6. 前記光学ユニット(124)は、データを低減するデバイス(156)を更に備え、前記データを低減するデバイス(156)は、前記捕捉された測定データのスケールを低減するようにセットアップされることを特徴とする、請求項5に記載の装置(110)。
  7. 前記データを低減するデバイス(156)は利得制御を有し、前記利得制御は、前記捕捉される測定データに影響する前記反射光の輝度変動を補償するようにセットアップされることを特徴とする、請求項6に記載の装置(110)。
  8. 前記光学ユニット(124)は、光学データを転送するデバイス(158)を備え、前記光学データを転送するデバイス(158)は、前記光学ユニット(124)により捕捉された前記測定データを評価ユニット(160)に送信するようにセットアップされることを特徴とする、請求項5~7の何れか1項に記載の装置(110)。
  9. フレームフロント(116)の内輪郭(112)を光学測定する方法(176)であって、
    a)フレームフロント(116)と、前記フレームフロント(116)の内輪郭(112)を光学測定する装置(110)とを提供するステップであって、前記装置(110)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の照明セクション(138)により反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニット(124)を備える、提供するステップと、
    b)前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の少なくとも1つのセクション(138)を照明するステップと、
    c)前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)を撮像するステップと、
    d)前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された光を捕捉するステップと、
    を含み、
    前記光学ユニット(124)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に挿入され、前記フレームフロント(116)に対して回転され、前記光学ユニット(124)は、少なくとも1つの光源(126)と、対物レンズ(128)と、少なくとも1つの光学センサ(130)とを備え、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の前記少なくとも1つのセクション(138)は、前記光セクション(126)により生成される光セクション(140)により照明され、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)は、前記対物レンズ(128)により前記光学センサ(130)に撮像され、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光は、前記光学センサ(130)により捕捉される、方法であって、
    前記光源(126)、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)、前記対物レンズ(128)、及び前記光学センサ(130)は、前記光セクション(140)により照明される前記内輪郭(112)の前記セクション(138)が物体側焦点面(148)に配置され、前記光学センサ(130)が画像側焦点面(150)に配置されるように互いに対して配置され、前記物体側焦点面(148)、対物面(152)、及び前記画像側焦点面(150)は、共通の直線上で交わることを特徴とする、方法。
  10. 各事例でフレームフロント(116)の1つの内輪郭(112)を光学測定する少なくとも1つの装置(110)と、評価ユニット(160)とを備える、眼鏡(114)を光学測定するシステム(186)であって、前記装置(110)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の照明セクション(138)から反射された光を捕捉するようにセットアップされた光学ユニット(124)を備え、前記光学ユニット(124)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に挿入することが可能であり、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に意図されるように挿入された場合、前記フレームフロント(116)に対して回転可能であるように搭載され、前記評価ユニット(160)は、前記フレームフロント(116)における前記2枚の眼鏡レンズの空間関係(190)を特定するようにセットアップされ、電力を前記光学ユニット(124)に供給するデバイス(164)が更に提供されるシステム(186)であって、
    前記電力を供給するデバイス(164)は回転可能な変圧器を備えることを特徴とする、システム。
  11. 前記変圧器はスプリット変圧器(170)の形態で実施されることを特徴とする、請求項10に記載のシステム(186)。
  12. 前記光学ユニット(124)は、少なくとも1つの光源(126)、対物レンズ(128)、及び少なくとも1つの光学センサ(130)を備え、前記光源(126)は、光セクション(140)を生成するようにセットアップされ、前記内輪郭(112)の少なくとも1つのセクション(138)は、前記光セクション(140)により照明されることが可能であり、前記対物レンズ(128)は、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)を前記光学センサ(130)に撮像するようにセットアップされ、前記光学センサ(130)は、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光を捕捉するようにセットアップされることを特徴とする、請求項10又は11に記載のシステム(186)。
  13. 前記光源(126)、照明されることが可能な前記内輪郭(112)の前記セクション(138)、前記対物レンズ(128)、及び前記光学センサ(130)は、前記光セクション(140)により照明されることが可能な前記内輪郭(112)の前記セクション(138)が物体側焦点面(148)に配置されることが可能であり、前記光学センサ(130)が画像側焦点面(150)に配置可能であるように互いに対して配置され、前記物体側焦点面(148)、対物面(152)、及び前記画像側焦点面(150)は、共通の直線上で交わることを特徴とする、請求項12に記載のシステム(186)。
  14. 前記システム(186)は、光学測定する厳密に2つの装置(110)を備え、前記2つの装置(110)のピッチ(188)は、前記眼鏡レンズの指定可能なピッチに関連して調整可能であることを特徴とする、請求項10~13の何れか1項に記載のシステム(186)。
  15. 前記光学ユニット(124)は、測定データを捕捉するように更にセットアップされ、捕捉される測定データは、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光の捕捉に基づくことを特徴とする、請求項10~14の何れか1項に記載のシステム(186)。
  16. 前記システム(186)は、前記捕捉された測定データのスケールを低減するようにセットアップされる、データを低減するデバイス(156)と、前記捕捉された測定データを評価ユニット(160)に送信するようにセットアップされる、光学データを転送するデバイス(158)と、を更に備えることを特徴とする、請求項10~15の何れか1項に記載のシステム(186)。
  17. 眼鏡(114)を生産する方法(200)であって、
    (i)2枚の眼鏡レンズを提供するステップと、
    (ii)前記眼鏡レンズの2つの別個のレセプタクル(122)を有する前記フレームフロント(116)を光学測定するステップであって、
    a)前記フレームフロント(116)と、光学ユニット(124)を備える、前記フレームフロント(116)の内輪郭(112)を光学測定する装置(110)とを提供するステップであって、前記装置(110)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の照明セクション(138)により反射された光を捕捉するようにセットアップされる光学ユニット(124)を備える、提供するステップ、
    b)前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の少なくとも1つのセクション(138)を照明するステップ、
    c)前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)を撮像するステップ、及び
    d)前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された光を捕捉するステップ
    を含み、
    前記光学ユニット(124)は、少なくとも1つの光源(126)、対物レンズ(128)、及び少なくとも1つの光学センサ(130)を備え、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)の前記少なくとも1つのセクション(138)は、前記光源(126)により生成される光セクション(140)により照明され、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)は、前記対物レンズ(128)により前記光学センサ(130)に撮像され、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)により反射された前記光は、前記光学センサ(130)により捕捉される、光学測定するステップと、
    (iii)前記2枚の眼鏡レンズ及び前記フレームフロント(116)を組み立てるステップであって、ステップ(ii)において、前記光学ユニット(124)は、前記フレームフロント(116)の前記内輪郭(112)に挿入され、前記フレームフロント(116)に対して回転され、前記フレームフロント(116)における前記2枚の眼鏡レンズの空間関係(190)が突き止められる、組み立てるステップと、
    を含む方法であって、
    前記光源(126)、前記内輪郭(112)の前記照明セクション(138)、前記対物レンズ(128)、及び前記光学センサ(130)は、前記光セクション(140)により照明される前記内輪郭(112)の前記セクション(138)が物体側焦点面(148)に配置され、前記光学センサ(130)が画像側焦点面(150)に配置されるように互いに対して配置され、前記物体側焦点面(148)、対物面(152)、及び前記画像側焦点面(150)は、共通の直線上で交わることを特徴とする、方法(200)。
  18. 前記フレームフロント(116)における前記2枚の眼鏡レンズの前記空間関係(190)は、前記2枚の眼鏡レンズ間のピッチ、前記眼鏡(114)の光軸に関連した前記2枚の眼鏡レンズの配置、及び/又は互いに対する前記2枚の眼鏡レンズの傾斜を特定することにより突き止められることを特徴とする、請求項17に記載の方法(200)。
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