JP2022183639A - 遊技場管理装置及び遊技場省電力システム - Google Patents

遊技場管理装置及び遊技場省電力システム Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技場に配置された精算に用いる種々の精算装置においても、省電力化を適切に実現できるようにする。【解決手段】 カード排出情報の受信により、モード制御部116がPOS4の省電力モードを解除し、排出情報記録部111が、当該カード排出情報をカード排出情報リスト105に記録する。カード挿入情報の受信により、排出情報削除部112が、同じカードIDのカード排出情報をカード排出情報リスト105から削除する。持玉精算情報の受信により、持玉更新部113が、同じカードIDのカード排出情報の持玉を更新する。時間除外部115が、排出時刻から所定時間経過しているカード排出情報をカード排出情報リスト105から削除する。カード排出情報リストに持玉が0(ゼロ)のカード排出情報がなくなったら、モード制御部116が、POS4を省電力モードにする。【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、パチンコホールなどの遊技場に、省電力化のため設けられる遊技場管理装置、当該遊技場管理装置が用いられて構成される遊技場省電力システムに関する。
いわゆるパチンコホールには、多数のパチンコ台(ぱちんこ遊技機)や多数のパチンコ型スロットマシンといった遊技機が配置され、遊技者(顧客である使用者)によって使用される。遊技機であるパチンコ台やパチンコ型スロットマシンは、近年においてはそのほとんどが、駆動電力が供給されることにより動作する電気機器である。パチンコホールには数百台単位で遊技機が設置されるため、遊技機の消費電力の省力化は重要である。後に記す特許文献1には、遊技機ごとにいわゆる人感センサを設け、遊技機の正面に遊技者が存在しない場合には、遊技機を省電力モードにし、遊技機の正面に遊技者が存在する場合には省電力モードを解除するパチンコ島制御装置に関する発明が開示されている。これにより、遊技機に関する消費電力の省力化を図ることができる。
特許第4211066号公報
近年のパチンコホールにおいては、貸し球や貸しメダルの提供を受けるごとに金銭が必要になったり、遊技者がパチンコ球やスロットメダルを持ち歩いたりすることがないように、カード媒体が活用されている。当該カード媒体は、いわゆるプリペイド機能(前払い機能)と持玉(持ちメダル)管理機能とを備えたものである。このために、カード処理部や金銭処理部が設けられた台間機(ユニット装置)などと呼ばれる機器が遊技機ごとに設けられ、入金を受け付けて貸し球や貸しメダルの実行を受けることができ、残高金額は当該カード媒体に記録されて管理できる。また、遊技者がいわゆる賞球や賞メダルを受けるなどして得た持玉や持ちメダルの数も、台間機を通じて当該カード媒体に記録されて管理できる。
この場合に、当該カード媒体に記録された残高金額を精算したい場合には、いわゆる精算機に当該カード媒体を挿入し、カード媒体の残高金額に対応する現金の返金を受けて、カード媒体の残高金額を0(ゼロ)にする処理を行う。また、当該カード媒体に記録された持玉を景品に交換したい場合には、いわゆるPOSターミナルに当該カード媒体を挿入し、カード媒体の持玉数が記録された紙媒体の出力を受けて、カード媒体の持玉数を0(ゼロ)にする処理を行う。遊技者は、持玉数が記録された紙媒体を、サービスカウンタに提示し、景品との交換を行う。
このように、パチンコホールにおいて、電力を消費するのは、パチンコ台やパチンコ型スロットマシンといった遊技機だけでなく、精算機やPOSターミナルなどと呼ばれる電気機器があり、これらの電気機器についても消費電力の省力化が望まれる。しかし、遊技者が残高金額や持玉を精算するタイミングが分からないため、精算機やPOSターミナルは常時稼働しているのが一般的である。また、精算機やPOSターミナルは、出入口やサービスカウンタの周辺など、人通りの多い場所に設置されることが多いため、上述した特許文献1に開示された技術のように、正面に人が存在するか否かだけでは、省電力モードへ切り替える判断が難しい。
このような問題は、遊技者の操作に応じて、ポイントが増減する遊技を実行する種々の遊技機としてのゲーム機が設置され、カード媒体などを用いて、使用代金を支払い、獲得したポイントを管理するようにしたゲームセンタなどにおいても発生する。なお、遊技機としてのゲーム機には、例えば、麻雀やトランプなどゲーム機、格闘ゲームのゲーム機などの種々のものがある。
以上のことに鑑み、この発明は、遊技場に配置された精算に用いる種々の精算装置においても、省電力化を適切に実現できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の遊技場管理装置は、
遊技機に接続された台間機とポイント精算機とが接続される遊技場管理装置であって、
前記台間機は、所定の記録メディアを受け付けた場合には、当該記録メディアの識別情報を含む受付情報を前記遊技場管理装置に送信し、遊技者が前記遊技機での遊技を終了する場合であって、前記遊技者の所持ポイントが0(ゼロ)でない場合には、前記所定の記録メディアに前記所持ポイントを記録して、前記記録メディアの持ち運びを可能にし、前記記録メディアの識別情報と、前記所持ポイントと、前記記録メディアの持ち運びを可能にした持ち運び可能時刻とを含む排出情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
前記ポイント精算機は、電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記所持ポイントの精算処理を実行し、前記記録メディアの識別情報と、ポイント精算結果とを含むポイント精算情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
前記排出情報を受信した場合には、前記ポイント精算機の省電力モードを解除する解除手段と、
前記排出情報を受信した場合には、前記排出情報を排出情報記憶手段に記録する記録手段と、
前記受付情報を受信した場合には、前記受付情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報を、前記排出情報記憶手段から削除する削除手段と、
前記ポイント精算情報を受信した場合には、前記ポイント精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記所持ポイントを更新する更新手段と、
前記排出情報記憶手段に記憶されている排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報を削除する除外手段と、
前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記所持ポイントが0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記ポイント精算機を省電力モードに遷移させる遷移手段と、
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の遊技場管理装置によれば、台間機からの排出情報が受信されると、解除手段によりポイント精算機の省電力モードが解除され、記録手段により排出情報が排出情報記憶手段に記録される。また、台間機からの受付情報が受信された場合には、削除手段により受付情報の記録メディアの識別情報と同じ識別情報の排出情報が、排出情報記憶手段から削除される。また、ポイント精算機からのポイント精算情報が受信された場合には、更新手段によりポイント精算情報の記録メディアの識別情報と同じ識別情報の排出情報の所持ポイントが更新される。更に、除外手段により排出情報記憶手段に記憶されている排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報が削除される。これらの処理により、排出情報記憶手段の排出情報に、所持ポイントが0(ゼロ)でないものが存在しなくなった場合に、遷移手段により、ポイント精算機が省電力モードに遷移させられる。
この発明によれば、精算処理が行われる可能性のある記録メディアが遊技場内に存在しないであろうことが確認できた場合に、遊技場に配置された精算に用いる種々の精算装置をいわゆる省電力モードに遷移させることができる。これにより、遊技場に配置された精算に用いる種々の精算装置の消費電力の省力化が実現できる。
実施の形態の遊技場省電力システムの構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の各装置から遊技場管理装置に送信される情報の例と、遊技場管理装置で管理される情報の例を説明するための図である。 実施の形態の遊技場管理装置の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の遊技機の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の台間機の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態のPOSターミナルの構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の精算機の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の遊技場管理装置で管理されるカード排出情報リストについて説明するための図である。 実施の形態の遊技場管理装置で実行される処理の例を説明するためのフローチャートである。 図9に示したフローチャートの処理で実行されるカード排出時処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示したフローチャートの処理で実行される金銭精算時時処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示したフローチャートの処理で実行されるポイント精算時時処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示したフローチャートの処理で実行されるカード挿入時・タイムアウト時処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図を参照しながらこの発明による遊技場管理装置及び遊技場省電力システムの実施の形態について説明する。この明細書において、遊技機は、遊技者の操作に応じて遊技を実行し、ポイントの増減を発生させるものである。遊技機には、パチンコ台(自動球遊器)、パチンコ型スロットマシン(回胴式遊技機)、いわゆるゲームセンタに設置される種々のゲーム機などがある。なお、パチンコ台は、ぱちんこ遊技機などと呼ばれる場合もある。
従って、遊技機で増減を発生させるポイントは、遊技機がパチンコ台である場合には、持玉の数(いわゆるパチンコ玉の数)であるし、遊技機がパチンコ型スロットマシンの場合には、持ちメダルの枚数(いわゆるスロットメダルの枚数)である。また、遊技機が種々のゲーム機である場合の遊技機で増減を発生させるポイントは、それぞれのゲーム機において増減する点数(得点)やレベル値であり、あるいは、取得したり喪失したりする機能やアイテムなどである場合もある。
以下に説明する実施の形態では、説明を簡単にするため、遊技機は、パチンコホールに設置されるパチンコ台である場合を例にして説明する。また、以下の実施の形態のパチンコホールにおいては、貸し球の提供を受けるごとに金銭が必要になったり、遊技者がパチンコ球を持ち歩いたりすることがないように、カード媒体が活用されるものである。当該カード媒体は、いわゆるプリペイド機能(前払い機能)と持玉管理機能とを備えたものである。
[遊技場省電力システムの構成例]
図1は、実施の形態の遊技場省電力システムの構成例を説明するためのブロック図である。この実施の形態の遊技場は、パチンコホールであり、遊技機である複数のパチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…と、複数の台間機3(1)、3(2)、3(3)、…とが設置されている。パチンコ台2(1)には台間機3(1)が接続され、パチンコ台2(2)には台間機3(2)が接続され、パチンコ台2(3)には台間機3(3)が接続されている。すなわち、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれは、パチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれに対して、1対1に対応するように設けられる。従って、1対1で対応するパチンコ台と台間機とで、1人の遊技者が使用する1つの遊技システムを構成してる。
なお、図1においては、最上段のパチンコ台と台間機にしか参照符号を付していないが、その他のパチンコ台と台間機にも括弧内の添字が異なる参照符号2(4)、2(5)、…や3(4)、3(5)、…が付されているものとする。また、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…は、パチンコ台とパチンコ台との間に設けられるものであるため台間機との名称で呼ばれるが、ユニット装置などと呼ばれる場合もある。
パチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…は、ハンドルを操作することにより、ガラス板で覆われて多数の釘が打たれた盤面上に、パチンコ玉を例えば盤面左下から弾き出し、釘に従って落ちるパチンコ玉が入賞口に入ると、賞球が得られる遊技機である。台間機3(1)、3(2)、3(3)、…は、金銭(貨幣)の投入を受け付けて、パチンコ玉の貸し出しを行ったり、会員カードや一般カードを受け付けて、対応するパチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…と協働し、持玉の管理を行ったりするものである。
ここで、会員カードは、当該パチンコホールでよく遊技を行う遊技者(顧客)であって、会員登録された者(会員)に対して付与されるものである。会員カードは、会員の氏名や電話番号などの会員に関する情報、入金した金銭の残高情報、持玉情報などが記録され、会員が持ち帰ることができるものである。一般カードは、例えば、時々当該パチンコホールを利用する者やたまたま当該パチンコホールに立ち寄った者など、会員ではない遊技者(顧客)に対して一時的に貸与されるものである。一般カードは、入金した金銭の残高や持玉が0(ゼロ)でなければ、当該パチンコホール内の他の遊技システムに移動して使用できるが、基本的に貸与された当日に精算や景品交換して返却するものである。会員カードや一般カードは、IC(integrated circuit)カードや磁気カードとして構成できるが、この実施の形態の会員カードや一般カードは、ICカードであるものとする。
POSターミナル(以下、POSと記載する。)4(1)、4(2)、4(3)…は、会員カードや一般カードに対応付けられた持玉に対応する遊技価値を景品に交換するための処理を行う。具体的には、会員カードや一般カードを受け付けて、これに記憶されている持玉の数を例えば紙媒体に記録して出力し、会員カードや一般カードの持玉の数を0(ゼロ)にクリアする処理を行う。入金の残高と持玉の数が共に0(ゼロ)である一般カードは、POS4(1)、4(2)、4(3)…により回収される。
なお、POS4(1)、4(2)、4(3)…は、いわゆるサービスカウンタ内に設置されて、店員によって操作されるものもある。しかし、この実施の形態のPOSは、遊技者自身が会員カードや一般カードを挿入し、持玉精算を行うものであり、例えば、出入口の近くやサービスカウンタの近くに設置されているものとする。遊技者は、POS4(1)、4(2)、4(3)…から出力された持玉の数が記録された紙媒体をサービスカウンタに持っていくことにより、景品との交換が可能になる。
精算機5(1)、5(2)、…は、会員カードや一般カードに記録されている残高(入金金額から貸し玉実行分を差し引いた金額)に対応する現金を返金する処理を行う。具体的には、会員カードや一般カードを受け付けて、これに記憶されている残高に対応する現金を返金し、会員カードや一般カードの残高を0(ゼロ)にクリアする処理を行う。この実施の形態において、精算機5(1)、5(2)、…は、例えば、出入口の近くやサービスカウンタの近くに設置されているものとする。残高と持玉が共に0(ゼロ)である一般カードは、精算機5(1)、5(2)、5(3)…により回収される。
図1に示すように、遊技場管理装置(以下、単に管理装置と記載する。)1には、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…と、POS4(1)、4(2)、4(3)、…と、精算機5(1)、5(2)、…とが、例えば有線により接続されている。管理装置1には、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…からは、カード排出情報やカード挿入情報が、POS4(1)、4(2)、4(3)、…からは持玉精算情報が、精算機5(1)、5(2)、…からは金銭精算情報が、それぞれ送信されて提供される。
この実施の形態のパチンコホールにおいては、プリペイド機能(前払い機能)と持玉管理機能とを備えた会員カードや一般カードを用いて、貸し玉を受けたり、持玉を管理したりする。このため、会員カードや一般カードに記録された入金(前払い金)の残高や持玉の精算のために上述のPOS4(1)、4(2)、4(3)、…や精算機5(1)、5(2)、…が必要になる。管理装置1は、上述した各機器からの情報から、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…に挿入されずに、持玉精算や金銭精算がされる可能性のある会員カードや一般カードが、当該パチンコホール内に存在しているか否かを管理する。
管理装置1において、当該パチンコホール内に、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…に挿入されずに、持玉精算や金銭精算がされる可能性のある会員カードや一般カードが存在しないことが確認できたとする。この場合に、管理装置1は、POS4(1)、4(2)、4(3)、…や精算機5(1)、5(2)、…を省電力モードに遷移させ、消費電力の省力化を実現してる。
また、基本的に一般カードの持ち帰りは不可であるが、持ち帰ろうと思えば持ち帰ることもできてしまう。また、会員カードは、持ち帰りが可能なものである。このため、管理装置1では、持玉精算や金銭精算がされる可能性のある会員カードや一般カードが存在していても、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…から排出されて所定時間以上経過したカードについては、持ち帰られたと判断する。管理装置1は、このように、持ち帰られたと判断したカードについては、持玉精算や金銭精算がされる可能性のあるカードからは除外する仕組みを備える。
以下においては、図1の遊技場省電力システムの動作概要を説明した後に、当該遊技場省電力システムを構成する各装置の構成例について具体的に説明する。なお、パチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれは、同様の構成を有するものであい、また、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれは、同様の構成を有するものである。また、POS4(1)、4(2)、4(3)、…のそれぞれは、同様の構成を有するものであり、また、精算機5(1)、5(2)、…のそれぞれは、同様の構成を有するものである。
このため、以下の説明においては、特に区別して示す必要がある場合を除き、パチンコ台2(1)、2(2)、2(3)、…のそれぞれは、パチンコ台2と総称し、台間機3(1)、3(2)、3(3)、…のそれぞれは、台間機3と総称する。同様に、POS4(1)、4(2)、4(3)、…のそれぞれは、POS4と総称し、精算機5(1)、5(2)、…のそれぞれは、精算機5と総称する。
[遊技場省電力システムの動作概要]
図2は、実施の形態の台間機3、POS4、精算機5のそれぞれから管理装置1に送信される情報の例と、管理装置で管理される情報の例を説明するための図である。図2の左側に示された図の内、図2(A)、(E)は、台間機3から管理装置1に送信されるカード排出情報の例であり、図2(C)は、台間機3から管理装置1に送信されるカード挿入情報の例である。また、図2の左側に示された図の内、図2(G)は、精算機5から管理装置1に送信される金銭精算情報の例であり、図2(H)は、POS4から管理装置1に送信される持玉精算情報の例である。また、図2の右側に示された図2(B)、(D)、(F)、(I)は、図2の左側の情報の到来に応じて変化する管理装置1のカード排出情報リストの例である。
なお、当該パチンコホールでは、会員カードと一般カードの2種類のカードが利用可能である。しかし、この実施の形態においては、金銭精算や持玉精算がされる可能性のあるカードの当該パチンコホール内に存在するか否かを管理することが重要になる。このため、以下の説明において、会員カードと一般カードとを区別する必要がない場合には、会員カードと一般カードとを含めて、カードと記載する。
図2(A)に示すように、台間機3から管理装置1に送信されるカード排出情報は、区分、カードID、残高、持玉、排出時間からなる。区分は、当該送信情報が、どのような情報であるのかを示す情報である。カードIDは、各カードを一意に特定することができるカードの識別情報である。残高は、投入金額から貸し玉の実行分の金額が引かれた金額であり、貸し玉の実行や精算(返金)の対象となる残高金額(金額情報)である。持玉は、「貸し玉数+出玉数-使用玉数(弾き出した玉の数)」によって求められ、更に遊技に利用することが可能な遊技者が所持するパチンコ玉の数(持玉の数)である。
遊技者が、パチンコ(遊技)を終了したり、パチンコ台を替えたりするために、台間機3のカード排出ボタンが操作されたとする。この場合、使用されているカードが会員カードであれば必ず排出され、一般カードであれば、残高と持玉のいずれか一方が0(ゼロ)でない場合には排出され、残高と持玉の両方が0(ゼロ)であれば回収されて排出されない。台間機3は、カードを排出する場合であって、残高と持玉とのいずれか一方でも0(ゼロ)でない場合には、図2(A)に示す情報内容を有するカード排出情報を形成し、管理装置1に送信する。金銭精算または持玉精算される可能性のあるカードが排出されたためである。
図2(A)は、残高が2000円、持玉が3000個であるカードIDが104のカードが16時50分に排出されたことを示すカード排出情報(区分が「排出」の情報)である。図2(A)に示すカード排出情報を受信した管理装置1は、当該カード排出情報の内、区分を除く部分をカード排出情報リストに追加記録し(図2(B))、金銭精算または持玉精算される可能性のあるカードが排出されたことを管理する。また、管理装置1は、カード排出情報リストにカード排出情報が存在しない状態からカード排出情報が存在する状態になったとする。この場合、管理装置1は、残高が0(ゼロ)でなければ、精算機5の省電力モードを解除して動作モードにし、持玉が0(ゼロ)でなければ、POS4の省電力モードを解除して動作モードにする。
また、台間機3から排出されたカードIDが104のカードが、パチンコ(遊技)を再開するために台間機3に挿入されたとする。この場合、台間機3は、図2(C)に示すように、区分が「挿入」で、カードIDが104で、残高が2000円で、持玉が3000個である、カード挿入情報を形成し、これを管理装置1に送信してくる。台間機3に挿入されているカードというのは、持ち歩きができない状態にあり、金銭精算や持玉精算の対象とはならないものである。このため、管理装置1は、カード挿入情報を受信すると、カードIDが同じカード排出情報をカード排出情報リストから削除する。金銭精算や持玉精算の対象とならにカードを管理の対象から外すためである。
このように、カード挿入情報に応じて、カード排出情報をカード排出情報リストから削除することにより、図2(D)に示すように、カード排出情報リストにカード排出情報が存在しない状態になったとする。この場合、管理装置は、POS4と精算機5とを省電力モードに遷移させる。なお、カード排出情報リストに、残高が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、精算機5だけを省電力モードに遷移させることができる。また、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、残金が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、POS4だけを省電力モードに遷移させることができる。
図2において、図2(A)~図2(D)までの処理が、カード排出情報とカード挿入情報とによる省電力制御の例である。しかし、台間機3から排出されたカードについて、金銭精算や持玉精算が行われた場合にも、これらのことも考慮する必要がある。図2(E)に示すように、残高が3000円、持玉が1500個のカードIDが105のカードが17時02分に排出され、これを示すカード排出情報が管理装置1に送信されたとする。
図2(E)に示すカード排出情報を受信した管理装置1は、当該カード排出情報の内、区分を除く部分をカード排出情報リストに追加記録し(図2(F)に示す状態)、金銭精算または持玉精算される可能性のあるカードが排出されたことを管理する。同時に、管理装置1は、カード排出情報リストにカード排出情報が存在せずに、POS4と精算機5が共に省電力モードである状態からカード排出情報が存在する状態になったとする。この場合、カード排出情報リストに登録されたカード排出情報の残高が0(ゼロ)でなければ、精算機5の省電力モードを解除して動作モードにし、持玉が0(ゼロ)でなければ、POS4の省電力モードを解除して動作モードにする。
この後、カードIDが105のカードが、精算機5に挿入され、残高3000円分の現金の返還を受け、当該カードの残高を0(ゼロ)にする金銭精算が行われたとする。この場合、精算機5は、図2(G)に示す金銭精算情報を形成し、これを管理装置1に送信する。図2(G)に示す金銭精算情報は、区分、カードID、残高、持玉からなる。金銭精算情報の区分は、例えば「金精」などといった、当該情報が金銭精算情報であることを示す情報である。その他の情報の意味は、上述したカード排出情報やカード挿入情報の対応する情報と同じである。図2(G)に示す金銭精算情報は、残高が0(ゼロ)にされたが、持玉は1500個残っていることが示されている。図2(G)に示す金銭精算情報を受信した管理装置1では、金銭精算情報のカードIDと同じカードIDのカード排出情報の残高を、金銭精算情報と同じ金額にする残高更新処理を実行する。
この後、カードIDが105のカードが、POS4に挿入され、持玉が1500個であることが記載された紙媒体を出力し、当該カードの持玉を0(ゼロ)にする持玉精算が行われたとする。遊技者は、当該紙媒体をサービスカウンタに提示し、景品交換を行うことになる。この場合、POS4は、図2(H)に示す持玉精算情報を形成し、これを管理装置1に送信する。図2(H)に示す持玉精算情報は、区分、カードID、残高、持玉からなる。持玉精算情報の区分は、例えば「玉精」などといった、当該情報が持玉精算情報であることを示す情報である。その他の情報の意味は、上述したカード排出情報やカード挿入情報の対応する情報と同じである。図2(H)に示す持玉精算情報は、持玉が0(ゼロ)にされたことが示されている。図2(H)に示す持玉精算情報を受信した管理装置1では、持玉精算情報のカードIDと同じカードIDのカード排出情報の持玉を、持玉精算情報と同じ個数にする持玉更新処理を実行する。
図2に示す例の場合には、残高も持玉も0(ゼロ)にされるので、図2(I)に示すように、カードIDが105のカードは、残高も持玉もない状態であることが把握できる。このように、残高も持玉もない状態のカードは、残高精算の対象にも、持玉精算の対象にもならないため、管理装置1においては、カード排出情報リストから削除する。従って、図2(I)に示した状態のカード排出情報が削除されることにより、図2(D)に示したように、残高と持玉の少なくとも一方が0(ゼロ)でないカード排出情報が、カード排出情報リストに存在しない状態になったとする。この場合、管理装置1は、POS4と精算機5とを省電力モードに遷移させる。
なお、管理装置1は、上述もしたように、カード排出情報リストに、残高が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、精算機5だけを省電力モードに遷移させることができる。また、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、残金が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、POS4だけを省電力モードに遷移させることができる。このように、台間機3から排出されたカードが、POS4で持玉精算されて持玉が0(ゼロ)にされた場合には、当該カードは持玉精算の対象になることはない。同様に、精算機5で残高精算されて残高が0(ゼロ)になった場合には、当該カードは金銭精算の対象になることがない。これらのことを考慮し、管理装置1は、残高精算や持玉精算の対象になるカードを管理する。
また、図2(A)、(E)に示したように、カード排出情報は、当該カードの排出時刻を示す情報を備えている。これは、台間機3から排出されて持ち帰られたカードを、残高精算や持玉精算の対象から除外する処理に用いられる。管理装置1においては、カード排出情報がカード排出情報リストに記録されると、各カード排出情報毎(カード毎)に、排出時刻からの時間を計測する所定時間タイマを起動する。管理装置1は、例えば、排出時刻から1時間以上が経過しても、残高精算も持玉精算もされないカード排出情報に対応するカードは、持ち帰られたものと判断して、当該カード排出情報を削除する処理を行う。これにより、管理装置1は、台間機3から排出されて持ち帰られたカードについても考慮して、残高精算や持玉精算の対象になるカードを管理することができるようにしている。
[管理装置1の構成例]
図3は、実施の形態の管理装置1の構成例を説明するためのブロック図である。台間機通信部101は、図1に示したように、当該パチンコホールに設置された複数の台間機3のそれぞれの間で相互に通信することを可能にする。制御部102は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えて構成されたマイクロプロセッサであり、管理装置1の各部を制御する機能を実現する。
表示部103は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示素子が用いられて構成され、ガイダンスメッセージなどの種々の表示メッセージを表示する。操作部104は、英数字キー、ファンクションキーなどが設けられ、当該パチンコホールの管理者による操作を受け付けて、当該操作内容に応じた操作情報を制御部102に通知する。これにより、管理装置1は、当該管理者の指示に応じた処理を実行できる。
カード排出情報リスト105は、例えば、SSD(Solid State Drive)などの記録装置に形成され、図2(B)、(D)、(F)、(I)等に示したカード排出情報を記憶保持する。カード排出情報リスト105に対しては、カード排出情報の記録、削除、変更、読み出し、参照等ができる。時計回路106は、カード排出情報リスト105に記録された各カード排出情報について、排出時刻からの経過時間を計測する所定時間タイマとしての機能を実現する。POS通信部107は、図1に示したように、当該パチンコホールに設置された複数のPOS4のそれぞれの間で相互に通信することを可能にする。精算機通信部108は、図1に示したように、当該パチンコホールに設置された複数の精算機5のそれぞれの間で相互に通信することを可能にする。
排出情報記録部111、排出情報削除部112、持玉更新部113、残高更新部114のそれぞれは、台間機通信部101を通じて台間機3から送信されてくる情報を受信した場合に機能する部分である。すなわち、排出情報記録部111は、台間機3から図2(A)、(E)に示した態様のカード排出情報を受信した場合に、これを図2(B)、(F)に示した態様で、カード排出情報リスト105に記録する処理を行う。排出情報削除部112は、台間機3から図2(C)に示した態様のカード挿入情報を受信した場合に、当該カード挿入情報のカードIDと同一のカードIDを有するカード排出情報を、カード排出情報リスト105から削除する処理を行う。
持玉更新部113は、台間機3から図2(H)に示した態様の持玉精算情報を受信した場合に、当該持玉精算情報のカードIDと同一のカードIDを有するカード排出情報の持玉を、当該持玉精算情報の持玉が示す値に更新する処理を行う。この場合、持玉更新部113は、更新したカード排出情報の持玉が0(ゼロ)で、残高も0である場合には、当該カード排出情報をカード排出情報リストから削除する処理も行う。残高更新部114は、台間機3から図2(G)に示した態様の残高精算情報を受信した場合に、当該残高精算情報のカードIDと同一のカードIDを有するカード排出情報の残高を、当該残高精算情報の残高が示す値に更新する処理を行う。この場合、残高更新部114は、更新したカード排出情報の残高が0(ゼロ)で、持玉も0である場合には、当該カード排出情報をカード排出情報リストから削除する処理も行う。
時間除外部115は、時計回路106と協働し、台間機3から排出された後に持ち帰られたと考えられるカードのカード排出情報を整理する処理を行う。すなわち、時間除外部115は、カード排出情報リストに記録されたカード排出情報毎に、時計回路106で計測される排出時刻からの時間が、所定時間、例えば1時間以上が経過したか否かを監視する。時間除外部115は、排出時刻からの時間が、1時間以上経過しても、残っているカード排出情報をカード排出情報リスト105から削除する処理を行う。これにより、持ち帰られたと考えられるカードのカード排出情報を管理の対象から外すことができる。
モード制御部116は、制御部102の制御の下、上述もしたように、POS4と精算機5の省電力モードの遷移制御を行う。カード排出情報リスト105にカード排出情報が存在しない状態からカード排出情報が存在する状態になったとする。この場合、モード制御部116は、制御部102の制御の下、カード排出情報の残高が0(ゼロ)でなければ、精算機5の省電力モードを解除し、持玉が0(ゼロ)でなければ、POS4の省電力モードを解除する。また、カード排出情報リスト105にカード排出情報が存在する状態からカード排出情報が存在しない状態になったとする。この場合、モード制御部116は、制御部102の制御の下、精算機5を省電力モードに遷移させ、POS4を省電力モードに遷移させる。
また、モード制御部116は、カード排出情報リスト105に、残高が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、精算機5だけを省電力モードに遷移させることができる。また、モード制御部116は、持玉が0(ゼロ)でないカード排出情報が1件もないが、残金が0(ゼロ)でないカード排出情報が存在する場合には、POS4だけを省電力モードに遷移させることができる。
このように、管理装置1は、台間機3からのカード排出情報やカード挿入情報、POS4からの持玉精算情報、精算機5からの金銭精算情報を得て、残高精算や持玉精算の対象になるカードを管理する。この場合、管理装置1は、カード排出情報の排出時刻に基づいて、持ち帰られた可能性の高いカードについては、残高精算や持玉精算の対象になるカードから除外する。このような管理に基づき、管理装置1は、残高精算や持玉精算の対象になるカードが当該パチンコホール内に存在しない場合には、POS4や精算機5を省電力モードにして消費電力の省力化を図ることができる。また、管理装置1は、残高精算や持玉精算の対象になるカードが当該パチンコホール内に存在する場合には、POS4や精算機5の省電力モードを解除して動作モードにすることで、迅速に持玉精算や金銭精算ができるようにしている。
[パチンコ台2の構成例]
図4は、遊技機であるパチンコ台2の構成例を説明するためのブロック図である。台間機通信部201は、自機に接続された台間機3との間で相互に通信を行うことを可能にする。これにより、台間機3から貸し玉数の通知を受けたり、自機において発生する出玉数や使用玉数を台間機3に通知したりすることが可能になる。制御部202は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリを備えたマイクロプロセッサであり、パチンコ台2の各部を制御する。
操作部203は、持玉を盤面上に弾き出すことを指示するために回動操作が可能なハンドルを備えた部分である。表示部204は、LCDや有機ELディスプレイなどにより構成され、持玉数(弾き出すことが可能なパチンコ玉の数)などを表示する。遊技機能部205は、多数の釘が打たれた盤面、パチンコ玉の弾き出し機構、賞球機構、パチンコ玉供給システムと連動したパチンコ玉の補給機構など、遊技としてのパチンコを実行するための機構部である。
制御部202は、遊技機能部205を制御して、台間機3からの貸し玉の投入指示に応じて、パチンコ玉を投入して自機において使用可能にすることができる。また、制御部202は、遊技機能部205からの情報に基づいて、賞球を受けたパチンコ玉の数(出玉数)を把握したり、また、盤面上に弾き出したパチンコ玉の数(使用玉数)を把握したりすることできる。
[台間機3の構成例]
図5は、台間機3の構成例を説明するためのブロック図である。管理装置通信部301は、管理装置1との間で相互に通信を行うことを可能にする。制御部302は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを備えて構成されるマイクロプロセッサであり、台間機3の各部を制御する機能を実現する。カード処理部303は、会員カードや一般カードの挿入及び排出機構、カードからの情報の読み出し/カードへの情報の記録機構(リーダ/ライタ機構)などを備えて構成される。
なお、会員カードと一般カードとは、IC(Integrated Circuit)カードとして構成することもできるし、また、磁気カードとして構成することもできる。この実施の形態においては、説明を簡単にするため、会員カードと一般カードとは、いずれもICカードであるものとする。会員カードや一般カードを所持する遊技者は、遊技の開始にあたり、所持するカードを台間機3のカード処理部303に挿入する。カード処理部303は、挿入されたカードからカードIDや残高、持玉等の必要情報を読み出して、制御部302に供給し、例えば不揮発性メモリに記録して、更新可能にする。
金銭処理部304は、貸し玉の提供を受けるための対価となる金銭の投入及び排出機構や投入された金銭の格納機構などを備えて構成される。この実施の形態の台間機3において、金銭処理部304は、1000円札、5000円札、10000円札といった紙幣のみを受け付け、硬貨については受け付けない構成になっている。金銭処理部304は、金銭を受け付けると、これを格納して保持し、受け付けた金銭の金額を制御部302に通知する。制御部302の不揮発性メモリに記録されている、カード処理部に挿入されているカードの残高に、投入された金銭の金額が加算される。遊技者は、残高の範囲内において、貸し玉の提供を受けることができる。
記憶装置305は、例えば、SSDなどにより構成され、種々の処理に必要になるプログラムやデータを記憶保持するほか、種々の処理において作業領域としても用いられる。操作部306は、遊技者からの押下操作入力を受け付けるいくつかの操作ボタンスイッチ(以下、単にボタンと記載する)を備えて構成される。操作部306には、例えば、計数ボタン、カード排出ボタン、貸し玉投入ボタンなどが設けられる。
なお、計数ボタンは、遊技終了時に持玉等の計数を実行させるためのものであり、カード排出ボタンは、会員カードや残高や持玉が残っている一般カードを排出させるためのものである。また、貸し玉投入ボタンは、残高の範囲内において、対応するパチンコ台2に貸し玉を投入するためのボタンである。この実施の形態では、貸し玉投入ボタンを1回押下する毎に、例えば125個(1個4円として500円分)のパチンコ玉を、対応するパチンコ台2に投入するように指示できる。
表示部307は、例えばLCDや有機ELディスプレイなどの表示素子が用いられて構成され、ガイダンスメッセージなどの種々の表示メッセージを表示する。挿入情報送信処理部311は、カード処理部303に利用可能なカードが挿入された場合に機能する。挿入情報送信処理部311は、当該カードに記録されている情報に基づいて、例えば、図2(C)に示した態様のカード挿入情報を形成し、管理装置通信部301を通じて管理装置1に送信する処理を行う。
排出情報送信処理部312は、操作部306のカード排出ボタンが押下操作された場合に機能する。計数ボタンが押下操作されることにより、例えば、制御部302の不揮発性メモリで管理されている残高や持玉が、カード処理部303に挿入されているカードに記録される。カード排出ボタンの押下操作により、カード処理部303に挿入されているカードが排出される。この場合に、排出情報送信処理部312は、カードに記録された残高や持玉を含む図2(A)、(E)に示した態様のカード排出情報を形成し、管理装置通信部301を通じて管理装置1に送信する処理を行う。時計回路313は、現在時刻を提供するものである。排出情報送信処理部312は、時計回路313より排出時刻を取得し、カード排出情報の排出時刻とする。
遊技者は、図5に示す構成の台間機3のカード処理部303に対して、カードを挿入することによって遊技を開始する。遊技を開始する前であれば、操作部306のカード排出ボタンを押下操作することにより、挿入したカードの排出を受けて、他のパチンコ台に移動するなどのことができる。また、遊技を開始した後、当該パチンコ台での遊技を終了する場合には、操作部306の計数ボタンを押下操作する。これにより、金銭処理部304への金銭の挿入、貸し玉ボタンの押下操作による貸し玉の実行、遊技に従い発生する遊技情報に基づいて、制御部302の不揮発性メモリに残高や持玉がリアルタイムに更新される。
この場合、計数ボタンの押下操作により、最新の情報を考慮して、残高や持玉が計数されて確定され、カード処理部303に挿入されているカードに記録される。この後、操作部306のカード排出ボタンを押下操作することにより、挿入したカードの排出を受けて、他のパチンコ台に移動するなどのことが可能になる。台間機3では、上述したように、挿入情報送信処理部311によるカード挿入情報の形成と管理装置1への送信、及び、排出情報送信処理部312によるカード排出情報の形成と管理装置1への送信が重要な機能となる。
なお、カードを持たない遊技者は、例えば、サービスカウンタなどの所定の場所で、会員カードを作成し、これを用いて遊技(パチンコ)を行うことができる。また、上述したように、金銭処理部304に紙幣を投入することにより、貸し玉の提供を受けて、遊技を行うことができる。後者の場合、遊技の終了時において、残高や持玉があれば、無記録の状態で保持されている一般カードに記録される。この後、操作部306のカード排出ボタンを押下操作することにより、当該一般カードの排出を受けて、遊技者は、他のパチンコ台に移動したり、POS4を用いて持玉精算を行ったり、精算機5を用いて残高の精算を行ったりすることが可能になる。
[POS4の構成例]
図6は、POS4の構成例を説明するためのブロック図である。管理装置通信部401は、管理装置1との間で相互に通信を行うことを可能にする。制御部402は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを備えて構成されるマイクロプロセッサであり、POS4の各部を制御する機能を実現する。カード処理部403は、会員カードや一般カードの挿入及び排出機構、カードからの情報の読み出し/カードへの情報の記録機構(リーダ/ライタ機構)などを備えて構成される。
操作部404には、例えば、カード排出ボタンや持玉精算ボタンなどのいくつかの操作ボタンが設けられている。カード排出ボタンは、カード処理部403に挿入したカードの排出を指示する場合に押下操作するものである。持玉精算ボタンは、カード処理部403に挿入したカードに記録されている持玉の精算の実行を指示する場合に押下操作するものである。
出力部405は、精算された持玉に対応するパチンコ玉の数を紙媒体に印字して出力するものである。記憶装置406は、例えば、SSDなどにより構成され、種々の処理に必要になるプログラムやデータを記憶保持するほか、種々の処理において作業領域としても用いられる。表示部407は、例えばLCDや有機ELディスプレイなどの表示素子が用いられて構成され、ガイダンスメッセージなどの種々の表示メッセージを表示する。
持玉精算処理部411は、この実施の形態においては、カードがカード処理部403に挿入され、持玉精算ボタンが押下操作された場合に機能する。この場合、持玉精算処理部411は、まず、出力部405を制御し、当該カードに記録されている持玉(持玉数)を印字した紙媒体を出力する。次に、持玉精算処理部411は、カード処理部403を制御して、挿入されているカードの持玉の欄を0(ゼロ)にクリアする。持玉精算情報送信部412は、持玉精算処理部411による上記の精算処理が行われた場合に機能する。この場合、持玉精算情報送信部412は、カード処理部403に挿入されているカードに記録されている情報に基づいて、図2(H)に示した態様の持玉精算情報を形成し、管理装置通信部401を通じて管理装置1に送信する処理を行う。
このように、この実施の形態のPOS4は、持玉の精算を行った場合に、その事実を持玉精算情報として管理装置1に通知できるものである。なお、POS4は、持玉の精算処理後において、持玉も残高も0(ゼロ)である一般カードは、回収して出力しない構成を備えている。
[精算機5の構成例]
図7は、精算機5の構成例を説明するためのブロック図である。管理装置通信部501は、管理装置1との間で相互に通信を行うことを可能にする。制御部502は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを備えて構成されるマイクロプロセッサであり、精算機5の各部を制御する機能を実現する。カード処理部503は、会員カードや一般カードの挿入及び排出機構、カードからの情報の読み出し/カードへの情報の記録機構(リーダ/ライタ機構)などを備えて構成される。金銭処理部504は、紙幣や硬貨を保持する機能を備え、カード処理部503に挿入されたカードの残高に対応する現金を抽出して出力(返金)する処理を行う。
操作部505には、例えば、カード排出ボタンや残高精算ボタンなどのいくつかの操作ボタンが設けられている。カード排出ボタンは、カード処理部503に挿入したカードの排出を指示する場合に押下操作するものである。残高精算ボタンは、カード処理部503に挿入したカードに記録されている残高の精算の実行を指示する場合に押下操作するものである。
記憶装置506は、例えば、SSDなどにより構成され、種々の処理に必要になるプログラムやデータを記憶保持するほか、種々の処理において作業領域としても用いられる。表示部507は、例えばLCDや有機ELディスプレイなどの表示素子が用いられて構成され、ガイダンスメッセージなどの種々の表示メッセージを表示する。
金銭精算処理部511は、この実施の形態においては、カードがカード処理部503に挿入され、残高精算ボタンが押下操作された場合に機能する。この場合、金銭精算処理部511は、まず、金銭処理部504を制御し、当該カードに記録されている残高(残高金額)に応じた現金を抽出して、これを出力(返金)する処理を行う。次に、金銭精算処理部511は、カード処理部503を制御して、挿入されているカードの残高の欄を0(ゼロ)にクリアする。金銭精算情報送信部512は、金銭精算処理部511による上記の精算処理が行われた場合に機能する。この場合、金銭精算情報送信部512は、カード処理部503に挿入されているカードに記録されている情報に基づいて、図2(G)に示した態様の金銭精算情報を形成し、管理装置通信部401を通じて管理装置1に送信する処理を行う。
このように、この実施の形態の精算機5は、残高の精算を行った場合に、その事実を金銭精算情報として管理装置1に通知できるものである。なお、精算機5は、残高の精算処理後において、残高も持玉も0(ゼロ)である一般カードは、回収して出力しない構成を備えている。
[遊技場省電力システムの動作概要のまとめ]
図8は、管理装置1で管理されるカード排出情報リストについて説明するための図である。この実施の形態の遊技場省電力システムでは、POS4、精算機5は、開店の際の電源の投入時には、省電力モードになるようにされている。省電力モードは、例えば、カードが挿入されたら動作モードとなるように、カードの挿入を検知する部分などの必要最小限の回路部分にのみ電力を供給している状態であり、消費電量の省力化が実現できるモードである。この状態では、図8(A)に示すように、管理装置1のカード排出情報リストには、カード排出情報は0(ゼロ)件の状態になっている。
管理装置1では、台間機3からのカード排出情報やカード挿入情報を受信したり、POS4からの持玉精算情報を受信したり、精算機5からの金銭精算情報を受信するごとに、カード排出情報の追加、削除、更新を行う。図8(B)に示すように、残高と持玉の両方が0(ゼロ)ではないカード排出情報が、カード排出情報リストに存在する場合には、POS4と精算機5の両方の省電力モードを解除する。省電力モードが解除されると、POS4、精算機5においては、全ての回路部分の電力が供給され、それぞれが本来の機能を実現できる動作モードとなる。動作モードの状態の時には、カードが挿入されれば、即座に精算の処理が実行できるが、省電力モードのときにカードが挿入されると、それから各部に電力を供給すため、精算の処理が可能になるまでに若干時間がかかる。
また、POS4からの持玉精算情報を受信した場合には、図8(C)のカードIDが102の欄に示すように、持玉が0(ゼロ)にクリアされる。また、精算機5からの金銭精算情報を受信した場合には、図8(C)のカードIDが103の欄に示すように、残高が0(ゼロ)にクリアされる。このようにして、持球ありのカード排出情報がカード排出情報リストにおいて0(ゼロ)件になると、POS4は省電力モードに遷移するように制御される。また、残高ありのカード排出情報がカード排出情報リストにおいて0(ゼロ)件になると、精算機5は省電力モードに遷移させるように制御される。従って、持球ありのカード排出情報がカード排出情報リストにおいて0(ゼロ)件で、残高ありのカード排出情報がカード排出情報リストにおいて0(ゼロ)件になると、POS4と精算機5の両方が省電力モードに遷移するように制御される。
このように、POS4は、管理装置1のカード排出情報リストに、持玉ありのカード排出情報が1件でもあれば、動作モード(省電力モード解除)となり、持玉ありのカード排出情報が0(ゼロ)件の場合には、省電力モードとなる。同様に、精算機5は、管理装置1のカード排出情報リストに、残高ありのカード排出情報が1件でもあれば、動作モード(省電力モード解除)となり、残高ありのカード排出情報が0(ゼロ)件の場合には、省電力モードとなる。
管理装置1のカード排出情報リスト105を適切に更新するために、カード排出情報の追加、削除の条件は、図8(D)に示すようになる。すなわち、管理装置1のカード排出情報リスト105にカード排出情報を追加する条件は、台間機3からのカードの排出であり、具体的には台間機よりカード排出情報が到来したときに、当該カード排出情報をカード排出情報リストに追加することになる。また、管理装置1のカード排出情報リスト105からカード排出情報を削除する条件は、大きくは3つある。
1つは、持玉精算や金銭精算の実行であり、精算機5での金銭精算の完了により、カードの残高がクリアされ、精算機5より金銭精算情報が管理装置1に送信されて、対応するカード排出情報の残高がクリアされる。また、POS4での持玉精算の完了により、カードの持玉がクリアされ、POS4より持玉精算情報が管理装置1に送信されて、対応するカード排出情報の持玉がクリアされる。これらの精算処理を通じて、残高と持玉の両方が0(ゼロ)であるカード排出情報は、カード排出情報リストから削除される。なお、対応付けは、カードIDにより行うことができる。
他の1つは、台間機3へのカードの挿入であり、具体的には台間機よりカード挿入情報が到来したときに、対応するカード排出情報をカード排出情報リストから削除する。この場合においても、対応付けはカードIDにより行うことができる。他の1つは、カード排出からの所定時間経過である。上述したように、カード排出情報には、排出時刻が記録されており、当該排出時刻から金銭精算も持玉精算もされずに所定時間が経過したカード排出情報は、対応するカードは持ち帰られたとみなして、カード排出情報リストから削除する。
このように、図8(D)のリスト追加、削除の条件に従って、管理装置1のカード排出情報リストにカード排出情報を追加したり、削除したり、また更新したりする処理を通じて、金銭精算や持玉精算の対象となるカードの存在を適切に把握できる。これに基づいて、POS4、精算機5の動作モードと省電力モードとの間の遷移を適正に制御し、消費電力の省力化を図ることができる。
[管理装置1での処理のまとめ]
上述の説明を踏まえ、この実施の形態の遊技場省電力システムの管理装置1で行われる処理の全体についてフローチャートを参照しながらまとめる。図9は、管理装置で実行される処理を説明するためのフローチャートである。図9に示す処理は、制御部102が各部を制御して実行される。上述もしたように、当該パチンコホールにおいて、開店に際し、図1を用いて説明した遊技場省電力システムに電源が投入されたとする。この場合、管理装置1のカード排出情報リスト105には、カード排出情報は記録されていない状態(図8(A))であるので、POS4、精算機5は、省電力モードになるようにされている。
この状態から管理装置1の制御部102は、電源がオフにされたか否かを判別する(ステップS101)。ステップS101の判別処理において、電源がオフにされていないと判別したとする。この場合は、まだ営業中である。このため、制御部102は、台間機3、POS4、精算機5からの情報を受信するようにすると共に、カード排出情報がカード排出情報リストに追加されたら排出時刻からの経過時間の確認(タイマー確認)を行うようにする(ステップS102)。ステップS102において制御部102は、台間機通信部101、POS通信部107、精算機通信部108を通じて情報を受信するようにする。更に、制御部102は、時間除外部115を制御して、カード排出情報がカード排出情報リストに追加されたら、時計回路106を用いてカード排出情報毎(カード毎)に、カード排出からの経過時間を計測するようにタイマを開始できるようにする。
次に、制御部102は、台間機通信部101を通じて台間機3からのカード排出情報を受信したか否かを判別し(ステップS103)、カード排出情報を受信したと判別したときには、カード排出時処理を実行する(ステップS104)。ステップS104のカード排出時処理の後においては、ステップS101からの処理を繰り返す。また、ステップS103の判別処理で、カード排出情報を受信していないと判別したとする。この場合には、制御部102は、精算機通信部108を通じて、金銭精算情報を受信したか否かを判別し(ステップS105)、金銭精算情報を受信した判別したときには、金銭精算時処理を実行する(ステップS106)。ステップS106の金銭精算時処理の後においては、ステップS101からの処理を繰り返す。
ステップS105の判別処理において、金銭精算情報を受信していないと判別したとする。この場合には、制御部102は、POS通信部107を通じて、持玉精算情報を受信したか否かを判別し(ステップS107)、持玉精算情報を受信したと判別したときには、持玉精算時処理を実行する(ステップS108)。ステップS108の持玉精算時処理の後においては、ステップS101からの処理を繰り返す。ステップS107の判別処理において、持玉精算情報を受信していないと判別したとする。この場合、制御部102は、台間機通信部101を通じてカード挿入情報を受信したか、あるいは、時間除外部115を通じて、カードが排出されてから所定時間経過したカード排出情報が発生したか(タイムアップ発生か)を判別する(ステップS109)。
ステップS109の判別処理において、カード挿入情報を受信した、あるいは、タイムアップが発生したと判断したときには、カード挿入時・タイムアップ時処理を実行する(ステップS110)。ステップS110の処理の後においては、ステップS101からの処理を繰り返す。また、ステップS109の判別処理において、カード挿入情報を受信しておらず、また、タイムアップも発生していないと判断したときには、制御部102は、ステップS101からの処理を繰り返す。
なお、ステップS101の判別処理において、電源がオフにされたと判別された場合には、例えば、カード排出情報リストをクリアするなどの所定の終了処理を行って(ステップS111)、図9に示す処理を終了し、管理装置1は電源オフとなる。すなわち、当該パチンコホールは一日の営業が終了し、当該遊技場省電力システムの電源が落とされる。
<カード排出時処理>
図10は、図9に示したフローチャートのステップS104において実行されるカード排出時処理を説明するためのフローチャートである。当該処理において制御部102は、まず、排出情報記録部111を制御して、受信したカード排出情報を、カード排出情報リスト105に追加記録する(ステップS201)。次に、制御部102は、時間除外部115を制御し、時計回路106と協働して、当該カード排出情報の排出時刻からの経過時間を計測するタイマを開始させる(ステップS202)。
次に、制御部102は、受信した当該カード排出情報の残高があるか否か(0(ゼロ)でないか否か)を判別する(ステップS203)。ステップS203の判別処理において、残高があると判別した場合には、金銭精算の対象となるカードであるので、制御部102は、モード制御部116を制御し、精算機5へ省電力モードの解除通知を行う(ステップS204)。これにより精算機5は、省電力モードが解除され動作モードとなる。ステップS203の判別処理において、残高はない(0(ゼロ)である)と判別された場合と、ステップS204の処理の後においては、制御部102は、ステップS205の判別処理に進む。
この場合、制御部102は、受信した当該カード排出情報の持玉があるか否か(0(ゼロ)でないか否か)を判別する(ステップS205)。ステップS205の判別処理において、持玉があると判別した場合には、持玉精算の対象となるカードであるので、制御部102は、モード制御部116を制御し、POS4へ省電力モードの解除通知を行う(ステップS206)。これによりPOS4は、省電力モードが解除され動作モードとなる。ステップS205の判別処理において、持玉はない(0(ゼロ)である)と判別された場合と、ステップS206の処理の後においては、制御部102は、この図10に示す処理を抜けて、図9に示したメインの処理に戻る。このようにして、カード排出情報の受信を契機として、POS4、精算機5の省電力モードの解除を行うことができる。
<金銭精算時処理>
図11は、図9に示したフローチャートのステップS106において実行される金銭精算時時処理を説明するためのフローチャートである。当該処理において制御部102は、まず、残高更新部114を制御して、受信した金銭精算情報のカードIDに基づいて、カード排出情報リスト105に記録されている対応するカード排出情報を参照し、当該カード排出情報の残高をクリアする(ステップS301)。ステップS301の処理は、対応するカード排出情報の残高を0(ゼロ)にする処理である。次に、制御部は、ステップS301で残高をクリアしたカード排出情報の持玉は0(ゼロ)か否かを判別する(ステップS302)。
ステップS302の判別処理において、持玉が0(ゼロ)であると判別されたとする。この場合には、ステップS301で残高もクリアされており、残高と持玉の両方が0(ゼロ)であるので、当該カード排出情報をカード排出情報リスト105から削除する(ステップS303)。当該カード排出情報は、残高精算の対象にも、持玉精算の対象にもならないためである。この後、制御部102は、時間除外部115を制御し、当該カード排出情報の所定時間タイマを停止する(ステップS304)。カード排出情報の削除により、排出時刻からの経過時間の計測をする必要がなくなったためである。
ステップS302の判別処理において、持玉は0(ゼロ)ではないと判別した場合と、ステップS304の処理の後においては、制御部102は、ステップS305の判別処理を行う。すなわち、制御部102は、カード排出情報リスト105の全カード排出情報を参照して、残高があるカード排出情報があるか否かを判別する(ステップS305)。ステップS305の判別処理において、残高があるカード排出情報はない(残高があるカード排出情報は0(ゼロ)件である。)と判別したとする。この場合、制御部102は、モード制御部116を制御して、精算機5に対して省電力モード移行通知を行う(ステップS306)。これにより、精算機5は、省電力モードに遷移する。
ステップS305の判別処理において、残高があるカード排出情報は0(ゼロ)件ではないと判別した場合と、ステップS306の処理の後においては、制御部102は、この図11に示す処理を抜けて、図9に示したメインの処理に戻る。このようにして、金銭精算情報の受信を契機として、カード排出情報リストに記録されているカード排出情報の残高の更新と、持玉もないカード排出情報の削除と、精算機5の省電力モードへの移行の制御とを行うことができる。
<持玉精算時処理>
図12は、図9に示したフローチャートのステップS108において実行される持玉精算時時処理を説明するためのフローチャートである。当該処理において制御部102は、まず、持玉更新部113を制御して、受信した持玉精算情報のカードIDに基づいて、カード排出情報リスト105に記録されている対応するカード排出情報を参照し、当該カード排出情報の持玉をクリアする(ステップS401)。ステップS401の処理は、対応するカード排出情報の持玉を0(ゼロ)にする処理である。次に、制御部は、ステップS401で持玉をクリアしたカード排出情報の残高は0(ゼロ)か否かを判別する(ステップS402)。
ステップS402の判別処理において、残高が0(ゼロ)であると判別されたとする。この場合には、ステップS401で持玉もクリアされており、持玉と残高の両方が0(ゼロ)であるので、当該カード排出情報をカード排出情報リスト105から削除する(ステップS403)。当該カード排出情報は、持玉精算の対象にも、残高精算の対象にもならないためである。この後、制御部102は、時間除外部115を制御し、当該カード排出情報の所定時間タイマを停止する(ステップS404)。カード排出情報の削除により、排出時刻からの経過時間の計測をする必要がなくなったためである。
ステップS402の判別処理において、残高は0(ゼロ)ではないと判別した場合と、ステップS404の処理の後においては、制御部102は、ステップS405の判別処理を行う。すなわち、制御部102は、カード排出情報リスト105の全カード排出情報を参照して、持玉があるカード排出情報があるか否かを判別する(ステップS405)。ステップS405の判別処理において、持玉があるカード排出情報はない(持玉があるカード排出情報は0(ゼロ)件である。)と判別したとする。この場合、制御部102は、モード制御部116を制御して、POS4に対して省電力モード移行通知を行う(ステップS406)。これにより、POS4は、省電力モードに遷移する。
ステップS405の判別処理において、持玉があるカード排出情報は0(ゼロ)件ではないと判別した場合と、ステップS406の処理の後においては、制御部102は、この図12に示す処理を抜けて、図9に示したメインの処理に戻る。このようにして、持玉精算情報の受信を契機として、カード排出情報リストに記録されているカード排出情報の持玉の更新と、残高もないカード排出情報の削除と、POS4の省電力モードへの移行の制御とを行うことができる。
<カード排出時・タイムアップ時処理>
図13は、図9に示したフローチャートのステップS110において実行されるカード挿入時・タイムアップ時処理を説明するためのフローチャートである。当該処理において制御部102は、カード排出情報リストから要件に合致するカード排出情報を削除する処理を行う(ステップS501)。ステップS501では、カード挿入情報の到来時には、制御部102が排出情報削除部112を制御して、カード排出情報リスト105に記録されてカード排出情報のうち、受信したカード挿入情報のカードIDに一致するカード排出情報を削除する。また、タイムアップ到来時においては、制御部102が時間除外部115を制御して、カード排出情報リスト105に記録されてカード排出情報のうち、排出時刻から所定時間経過したカード排出情報を削除する。
この後、制御部102は、時間除外部115を制御し、削除したカード排出情報の所定時間タイマを停止する(ステップS502)。カード排出情報の削除により、排出時刻からの経過時間の計測をする必要がなくなったためである。次に、制御部102は、ステップS503の判別処理を行う。すなわち、制御部102は、カード排出情報リスト105の全カード排出情報を参照して、残高があるカード排出情報があるか否かを判別する(ステップS503)。ステップS503の判別処理において、残高があるカード排出情報はない(残高があるカード排出情報は0(ゼロ)件である。)と判別したとする。この場合、制御部102は、モード制御部116を制御して、精算機5に対して省電力モード移行通知を行う(ステップS504)。これにより、精算機5は、省電力モードに遷移する。
ステップS503の判別処理において、残高があるカード排出情報は0(ゼロ)件ではないと判別した場合と、ステップS504の処理の後においては、制御部102は、制御部102は、ステップS505の判別処理を行う。すなわち、制御部102は、カード排出情報リスト105の全カード排出情報を参照して、持玉があるカード排出情報があるか否かを判別する(ステップS505)。ステップS505の判別処理において、持玉があるカード排出情報はない(持玉があるカード排出情報は0(ゼロ)件である。)と判別したとする。この場合、制御部102は、モード制御部116を制御して、POS4に対して省電力モード移行通知を行う(ステップS506)。これにより、POS4は、省電力モードに遷移する。
ステップS505の判別処理において、持玉があるカード排出情報は0(ゼロ)件ではないと判別した場合と、ステップS506の処理の後においては、制御部102は、この図13に示す処理を抜けて、図9に示したメインの処理に戻る。このようにして、カード挿入情報の受信、あるいは、排出時刻から所定時間経過したカード排出情報の発生(タイムアップの発生)を契機として、カード排出情報リストに記録されているカード排出情報の削除を行うことができる。更に、カード排出情報の削除後のカード排出情報リスト105のカード排出情報の状態に応じて、POS4と精算機5に対する省電力モードへの移行の制御を行うことができる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態においては、管理装置1が、台間機3、POS4、精算機5からの情報に基づいて、持玉精算や残高精算がされる可能性のあるカードが、パチンコホール内に存在しているか否かを適切に把握することができる。すなわち、パチンコホールの開店直後で持玉精算や残高精算を行う遊技者(顧客)がいない場合やほとんどの遊技者が遊技中で持玉精算や残高精算を行う遊技者(顧客)がいない場合などを適切に把握できる。これに応じてPOS4や精算機5の省電力モードへの遷移や省電力モードの解除の制御を行うことにより、従来できなかったPOS4や精算機5の消費電力の省力化を実現できる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態のPOS4においては、持玉の精算は全ての持玉を精算するものとして説明したが、持玉の一部を精算するように構成することもできる。例えば、2000個の持玉がある場合、半分の1000個を精算し、半分の1000個を持玉として残せるようにしてもよい。この場合であっても、持玉精算により残った持玉を、カード排出情報リストの対応するカード排出情報の持玉に更新することにより、持玉精算される可能性のあるカードの存在を適切に管理できる。
同様に、上述した実施の形態の精算機5においては、残高の精算は全ての残高を精算するものとして説明したが、残高の一部を精算するように構成することもできる。例えば、3000円の残高がある場合、2000円分を精算し、1000分の残高を残せるようにしてもよい。この場合であっても、残高精算により残った残高を、カード排出情報リストの対応するカード排出情報の残高に更新することにより、残高精算される可能性のあるカードの存在を適切に管理できる。
また、上述した実施の形態では、パチンコ台2と台間機3とは、別体の装置であるものとして説明したが、これに限るものではない。1つの筐体にパチンコ台2と台間機3とを搭載した一体型の遊技システムを構成することもできる。
また、上述した実施の形態では、残高金額や持玉数は、会員カードや一般カードに記録して遊技者に提供するものとして説明した。しかし、これに限るものではない。例えば、スマートフォンなどの遊技者の所持する携帯端末に、所定のアプリケーションをインストールしておくことにより、残高金額や持玉数を、当該携帯端末のメモリに記録することも可能である。この場合、台間機3、POS4、精算機5に遊技者の携帯端末との間で無線通信を行う近距離無線通信部を設け、遊技者の携帯端末との間で、情報の送受信を行うことができるようにしておけばよい。
この場合においては、台間機3と遊技者の携帯端末とのコネクションの確立を記録メディア(上述の実施の形態ではカード)の挿入と見做すようにすればよい。また、台間機3の計数ボタン操作後における台間機3と遊技者の携帯端末とのコネクションの解放を記録メディア(上述の実施の形態ではカード)の排出と見做すようにすればよい。このように、記録メディアは、カード媒体に限るものではなく、遊技者が所持する種々の記録メディアを用いるようにすることが可能である。
このように、記録メディアは、カード記録媒体に限るものではなく、遊技者が持ち運び可能であって、情報の書き込み/読み出しが可能な種々の媒体を用いることが可能である。
また、上述した実施の形態では、遊技機はパチンコ台であるものとして説明したが、これに限るものではない。遊技機は、パチンコ型スロットマシンであってもよい。また、遊技機は、ゲームセンタ等に設けられている、麻雀ゲーム、トランプゲーム、対戦型ゲームといった種々のゲーム機であってもよい。すなわち、遊技機は、遊技の実行により、ポイントが増減するゲーム機であり、残高金額やポイントの精算を、上述したPOS4や精算機5などのような機器を通じて行う場合に、この発明を適用できる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、請求項の遊技場管理装置の解除手段、遷移手段の機能は、実施の形態の管理装置1のモード制御部116が実現している。また、請求項の遊技場管理装置の排出情報記憶手段の機能は、実施の形態の管理装置1のカード排出情報リスト105が実現している。また、請求項の遊技場管理装置の記録手段の機能は、実施の形態の管理装置1の排出情報記録部111が実現し、請求項の遊技場管理装置の削除手段の機能は、実施の形態の管理装置1の排出情報削除部112が実現している。また、請求項の遊技場管理装置の更新手段の機能は、実施の形態の管理装置1の持玉更新部113、残高更新部114が実現し、請求項の遊技場管理装置の除外手段の機能は、実施の形態の管理装置1の時間除外部115が実現している。
また、請求項の台間機の受付情報送信手段の機能は、実施の形態の台間機3の挿入情報送信処理部311と管理装置通信部301とが協働して実現している。また、請求項の台間機の記録処理手段は、主にカード処理部303が実現している。また、請求項の台間機の排出情報送信手段の機能は、実施の形態の台間機3の排出情報送信処理部312と管理装置通信部301とが協働して実現している。
また、請求項のポイント精算機のポイント精算処理手段の機能は、実施の形態のPOS4の持玉精算処理部411が実現している。また、請求項のポイント精算機の精算情報送信手段の機能は、実施の形態のPOS4の持玉精算情報送信部412と管理装置通信部401とが実現している。また、請求項の金銭精算機の金銭精算処理手段の機能は、実施の形態の精算機5の金銭精算処理部511が実現し、請求項の金銭精算機の精算情報送信手段の機能は、実施の形態の精算機5の金銭精算情報送信部512と管理装置通信部501とが実現している。
1…管理装置(遊技場管理装置)、101…台間機通信部、102…制御部、103…表示部、104…操作部、105…カード排出情報リスト、106…時計回路、107…POS通信部、108…精算機通信部、111…排出情報記録部、112…排出情報削除部、113…持玉更新部、114…残高更新部、115…時間除外部、116…モード制御部、2…パチンコ台(遊技機)、201…台間機通信部、202…制御部、203…操作部、204…表示部、205…遊技機能部、3…台間機、301…管理装置通信部、302…制御部、303…カード処理部、304…金銭処理部、305…記憶装置、306…操作部、307…表示部、311…挿入情報送信処理部、312…排出情報送信処理部、313…時計回路、4…POS(POSターミナル)、401…管理装置通信部、402…制御部、403…カード処理部、404…操作部、405…出力部、406…記憶装置、407…表示部、411…持玉精算処理部、412…持玉精算情報送信部、5…精算機、501…管理装置通信部、502…制御部、503…カード処理部、504…金銭処理部、505…操作部、506…記憶装置、507…表示部、511…金銭精算処理部、512…金銭精算情報送信部

Claims (4)

  1. 遊技機に接続された台間機とポイント精算機とが接続される遊技場管理装置であって、
    前記台間機は、所定の記録メディアを受け付けた場合には、当該記録メディアの識別情報を含む受付情報を前記遊技場管理装置に送信し、遊技者が前記遊技機での遊技を終了する場合であって、前記遊技者の所持ポイントが0(ゼロ)でない場合には、前記所定の記録メディアに前記所持ポイントを記録して、前記記録メディアの持ち運びを可能にし、前記記録メディアの識別情報と、前記所持ポイントと、前記記録メディアの持ち運びを可能にした持ち運び可能時刻とを含む排出情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記ポイント精算機は、電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記所持ポイントの精算処理を実行し、前記記録メディアの識別情報と、ポイント精算結果とを含むポイント精算情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記排出情報を受信した場合には、前記ポイント精算機の省電力モードを解除する解除手段と、
    前記排出情報を受信した場合には、前記排出情報を排出情報記憶手段に記録する記録手段と、
    前記受付情報を受信した場合には、前記受付情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報を、前記排出情報記憶手段から削除する削除手段と、
    前記ポイント精算情報を受信した場合には、前記ポイント精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記所持ポイントを更新する更新手段と、
    前記排出情報記憶手段に記憶されている排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報を削除する除外手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記所持ポイントが0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記ポイント精算機を省電力モードに遷移させる遷移手段と、
    を備えることを特徴とする遊技場管理装置。
  2. 遊技機に接続された台間機と金銭精算機とが接続される遊技場管理装置であって、
    前記台間機は、所定の記録メディアを受け付けた場合には、当該記録メディアの識別情報を含む受付情報を前記遊技場管理装置に送信し、遊技者が前記遊技機での遊技を終了する場合であって、前記遊技者の金銭残高が0(ゼロ)でない場合には、前記所定の記録メディアに前記金銭残高を記録して、前記記録メディアの持ち運びを可能にし、前記記録メディアの識別情報と、前記金銭残高と、前記記録メディアの持ち運びを可能にした持ち運び可能時刻とを含む排出情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記金銭精算機は、電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記金銭残高の精算処理を実行し、前記記録メディアの識別情報と、金銭精算結果とを含む金銭精算情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記排出情報を受信した場合には、前記金銭精算機の省電力モードを解除する解除手段と、
    前記排出情報を受信した場合には、前記排出情報を排出情報記憶手段に記録する記録手段と、
    前記受付情報を受信した場合には、前記受付情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報を、前記排出情報記憶手段から削除する削除手段と、
    前記金銭精算情報を受信した場合には、前記金銭精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記金銭残高を更新する更新手段と、
    前記排出情報記憶手段に記憶されている前記排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報を削除する除外手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記金銭残高が0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記金銭精算機を省電力モードに遷移させる遷移手段と
    を備えることを特徴とする遊技場管理装置。
  3. 遊技機に接続された台間機とポイント精算機と金銭精算機とが接続される遊技場管理装置であって、
    前記台間機は、所定の記録メディアを受け付けた場合には、当該記録メディアの識別情報を含む受付情報を前記遊技場管理装置に送信し、遊技者が前記遊技機での遊技を終了する場合であって、前記遊技者の所持ポイントと金銭残高との少なくとも一方が0(ゼロ)でない場合に、前記所定の記録メディアに前記遊技者の所持ポイントと所持残高金額とを記録して、前記記録メディアの持ち運びを可能にし、前記記録メディアの識別情報と、前記所持ポイントと、前記所持残高金額と、前記記録メディアの持ち運びを可能にした持ち運び可能時刻と、を含む排出情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記ポイント精算機は、電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記所持ポイントの精算処理を実行し、前記記録メディアの識別情報と、ポイント精算結果とを含むポイント精算情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記金銭精算機は、電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記金銭残高の精算処理を実行し、前記記録メディアの識別情報と、金銭精算結果とを含む金銭精算情報を前記遊技場管理装置に送信するものであり、
    前記排出情報を受信し、前記所持ポイントが0(ゼロ)でない場合には、前記ポイント精算機の省電力モードを解除し、前記金銭残高が0(ゼロ)でない場合には、前記金銭精算機の省電力モードを解除する解除手段と、
    前記排出情報を受信した場合には、前記排出情報を排出情報記憶手段に記録する記録手段と、
    前記受付情報を受信した場合には、前記受付情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報を、前記排出情報記憶手段から削除する削除手段と、
    前記ポイント精算情報を受信した場合には、前記ポイント精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記所持ポイントを更新する第1の更新手段と、
    前記金銭精算情報を受信した場合には、前記金銭精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記金銭残高を更新する第2の更新手段と、
    前記排出情報記憶手段に記憶されている前記排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報を削除する除外手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記所持ポイントが0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記ポイント精算機を省電力モードに遷移させる第1の遷移手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記金銭残高が0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記金銭精算機を省電力モードに遷移させる第2の遷移手段と
    を備えることを特徴とする遊技場管理装置。
  4. 遊技機に接続された台間機とポイント精算機と金銭精算機とが、遊技場管理装置に接続されて構成される遊技場省電力システムであって、
    前記台間機は、
    所定の記録メディアを受け付けた場合には、当該記録メディアの識別情報を含む受付情報を前記遊技場管理装置に送信する受付情報送信手段と、
    遊技者が前記遊技機での遊技を終了する場合であって、前記遊技者の所持ポイントと金銭残高との少なくとも一方が0(ゼロ)でない場合に、前記所定の記録メディアに前記遊技者の所持ポイントと所持残高金額とを記録して、前記記録メディアの持ち運びを可能にする記録処理手段と、
    前記記録メディアの識別情報と、前記所持ポイントと、前記所持残高金額と、前記記録メディアの持ち運びを可能にした持ち運び可能時刻とを含む排出情報を前記遊技場管理装置に送信する排出情報送信手段と
    を備え、
    前記ポイント精算機は、
    電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記所持ポイントの精算処理を実行するポイント精算処理手段と、
    前記記録メディアの識別情報と、ポイント精算結果とを含むポイント精算情報を前記遊技場管理装置に送信するポイント精算情報送信手段と
    を備え、
    前記金銭精算機は、
    電源の投入直後においては省電力モードに遷移し、省電力モードが解除された状態では、前記記録メディアを受け付けて、前記金銭残高の精算処理を実行する金銭精算処理手段と、
    前記記録メディアの識別情報と、金銭精算結果とを含む金銭精算情報を前記遊技場管理装置に送信する金銭精算情報送信手段と
    を備え、
    前記遊技場管理装置は、
    前記排出情報を受信し、前記所持ポイントが0(ゼロ)でない場合には、前記ポイント精算機の省電力モードを解除し、前記金銭残高が0(ゼロ)でない場合には、前記金銭精算機の省電力モードを解除する解除手段と、
    前記排出情報を受信した場合には、前記排出情報を排出情報記憶手段に記録する記録手段と、
    前記受付情報を受信した場合には、前記受付情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報を、前記排出情報記憶手段から削除する削除手段と、
    前記ポイント精算情報を受信した場合には、前記ポイント精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記所持ポイントを更新する第1の更新手段と、
    前記金銭精算情報を受信した場合には、前記金銭精算情報の前記記録メディアの識別情報と同じ識別情報の前記排出情報の前記金銭残高を更新する第2の更新手段と、
    前記排出情報記憶手段に記憶されている前記排出情報の内、持ち運び可能時刻から所定時間経過している排出情報を削除する除外手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記所持ポイントが0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記ポイント精算機を省電力モードに遷移させる第1の遷移手段と、
    前記排出情報記憶手段の前記排出情報に、前記金銭残高が0(ゼロ)でないものが存在しない場合に、前記金銭精算機を省電力モードに遷移させる第2の遷移手段と
    を備えることを特徴とする遊技場省電力システム。
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