JP2022178447A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Makoto Nakahara
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Abstract

【課題】全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズを提供する。【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して前記第1レンズ群は移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔は狭まるズームレンズであって、前記第4レンズ群は1枚の正レンズからなり、望遠端における前記ズームレンズの光学全長をTLt、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、0.10<TLt/ft<0.80なる条件式を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、高い光学性能を有し、小型かつ軽量であることが求められている。
これらの要求に応えるズームレンズとして、特許文献1には物体側から像側へ順に配置された、正、負、正、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズが開示されている。
特開2005-43607号公報
特許文献1に開示されているようなズームレンズにおいて、全系の小型化及び軽量化を図りつつ、ズーム全域にわたり高い光学性能を得るには、ズームレンズを構成する各要素を適切に設定することが重要である。例えばレンズ群の数やズーミングに際しての移動条件、各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要である。
本発明は、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的としている。
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して前記第1レンズ群は移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔は狭まるズームレンズであって、前記第4レンズ群は1枚の正レンズからなり、望遠端における前記ズームレンズの光学全長をTLt、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、0.10<TLt/ft<0.80なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズが得ることができる。
実施例1のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例1のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 実施例2のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例2のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 実施例3のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例3のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 実施例4のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例4のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 実施例5のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例5のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 実施例6のズームレンズの広角端での断面図である。 実施例6のズームレンズの(A)広角端と(B)望遠端での縦収差図である。 撮像装置の概略図である。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
図1、図3、図5、図7、図9および図11は、それぞれ実施例1乃至6のズームレンズの無限遠に合焦した状態(無限遠合焦状態)での断面図である。各実施例のズームレンズは、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置や交換レンズを含む光学機器に用いられる。
各レンズ断面図において、左方が物体側で、右方が像側である。各実施例のズームレンズは、複数のレンズ群を有して構成されている。本願明細書においてレンズ群とは、ズーミングに際して一体的に移動又は静止するレンズのまとまりである。すなわち、各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、隣り合うレンズ群同士の間隔が変化する。広角端と望遠端は、ズーミングに際して移動するレンズ群が、機構上、光軸方向に移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム状態である。なお、レンズ群は1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていてもよい。また、レンズ群は開口絞りを含んでいてもよい。
各レンズ断面図において、Liは物体側から数えてi番目(iは自然数)のレンズ群を表している。
また、SPは開口絞りである。IPは像面であり、各実施例のズームレンズをデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が配置される。各実施例のズームレンズを銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際には像面IPにはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
また、各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、各レンズ断面図に実線矢印で示すように各レンズ群を移動させるように構成されている。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、点線矢印で示すように各レンズ群を移動させるように構成されている。
図2、図4、図6、図8、図10および図12は、それぞれ実施例1乃至6のズームレンズの縦収差図である。各収差図において、(A)は広角端での無限遠合焦状態での縦収差図であり、(B)は望遠端での無限遠合焦状態での縦収差図である。
球面収差図において、FnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)とg線(波長435.8nm)に対する球面収差量をそれぞれ実線と二点鎖線で示す。非点収差図において、ΔSはサジタル像面における非点収差量(実線)、ΔMはメリディオナル像面における非点収差量(破線)を示す。歪曲収差図にはd線に対する歪曲収差量を示す。色収差図ではg線における色収差量を示す。ωは撮像半画角(°)である。
次に、各実施例のズームレンズの特徴的な構成について述べる。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4を有する。第1レンズ群L1は、広角端から望遠端へのズーミングに際して移動する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔は広がり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔は狭まり、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔は狭まる。各実施例のズームレンズでは、望遠端においてテレフォト型のパワー配置をとる構成となっており、光学全長の短縮が容易となる。この構成において、広角端から望遠端へのズーミングにおける第4レンズ群L4の移動量が大きくなるため、迅速なズーミングのためには第4レンズ群L4のレンズ構成を適切に設定することが重要となる。そこで、各実施例のズームレンズでは、第4レンズ群L4は1枚の正レンズから構成される。これにより、ズーミングに際して移動するレンズ群を軽量化し、迅速なズーミングをすることができる。
さらに、各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1)を満足する。
0.10<TLt/ft<0.80 (1)
ここで、TLtは望遠端におけるズームレンズの光学全長であり、ftは望遠端におけるズームレンズの焦点距離である。
条件式(1)は、望遠端における光学全長TLtと望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftに関する条件を規定している。これらのパラメータの条件を適切に設定することでズームレンズの小型化が容易となる。条件式(1)の下限値を下回ると、望遠端における光学全長が望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対して短くなりすぎて、各レンズ群の屈折力が強くなり、ズーミングに伴う諸収差の変動を抑制することが困難となる。条件式(1)の上限値を上回ると、望遠端における光学全長が望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対して長くなりすぎ、小型化が困難となる。
以上の如く構成することにより、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズが得られる。
さらに、条件式(1)の数値範囲を以下の条件式(1a)の範囲とすることが好ましい。
0.45<TLt/ft<0.79 (1a)
また、条件式(1)の数値範囲は、以下の条件式(1b)の範囲とすることがさらに好ましい。
0.50<TLt/ft<0.78 (1b)
次に、各実施例のズームレンズにおいて、満足することが好ましい構成について述べる。
各実施例のズームレンズにおいて、最も物体側の第1レンズ群L1は、広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側へ移動することが好ましい。これにより、ズームレンズの広角端での光学全長を短くし、ズームレンズの小型化を図ることが可能となる。
第2レンズ群L2は、ズーミングに際して不動であることが好ましい。これにより、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との相対偏心誤差量を小さくして、性能劣化を軽減することができる。
第2レンズ群L2は、2枚以下のレンズにより構成されることが好ましく、具体的には、物体側から像側へ順に配置された、1枚の負レンズと1枚の正レンズの2枚のレンズから構成されることが好ましい。これにより、第2レンズ群L2の軽量化を図ることが容易となる。第3レンズ群L3は、2枚以下のレンズにより構成されることが好ましく、具体的には、物体側から像側へ順に配置された、1枚の正レンズと1枚の負レンズの2枚のレンズから構成されることが好ましい。これにより、第3レンズ群L3の軽量化を図ることが容易となる。第4レンズ群L4は、少なくとも一つの非球面を有することが好ましい。これにより、広角端から望遠端へのズーミングに際して、諸収差の変動を抑制することが容易となる。
開口絞りSPより像側に配置されたレンズ群では、光束の有効径が小さくなりやすい。このため、開口絞りSPより像側に配置されたレンズ群をフォーカシングレンズ群とすることが好ましい。これにより、保持機構および駆動機構を簡素化できるとともにズームレンズの小型化が容易となる。さらに、フォーカシングレンズ群のレンズ構成を2枚以下のレンズで構成することが好ましい。これにより、フォーカシングレンズ群の軽量化が容易となる。また開口絞りSPより像側は比較的変倍作用が小さくなるため、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して像倍率変化を小さくできる。この点は、被写体が無限遠から近距離へ変化した際に画角の変化を小さくすることができるため、動画撮影時において最適となる。
第4レンズ群L4より像側に負の屈折力のレンズ群を配置することが好ましい。これにより、テレフォト型のパワー配置をとる構成となり、光学全長の短縮が容易となる。
第4レンズ群L4より像側に配置されたレンズの数は、4枚以下であることが好ましい。これにより、ズーミングに際して移動するレンズ群を軽量化し、迅速なズーミングをすることができる。
いずれかのレンズ群全体又は一部のレンズ群を光軸方向と垂直方向に駆動させることで手振れを低減させる効果を得ることができる。特にズーミングに際して固定されている第2レンズ群L2を像振れ補正に際して光軸に垂直な方向の成分を含む方向へ移動する手振れ補正レンズ群とすることで手振れ補正レンズ群の移動量を小さくすることができ、小型化が容易となるため好ましい。
次に、各実施例のズームレンズが満足することが好ましい条件について述べる。各実施例のズームレンズは、以下の条件式(2)から(12)のうち1つ以上を満足することが好ましい。
1.40<ndL4<1.70 (2)
-0.35<fL2/ft<-0.10 (3)
0.10<fL3/ft<0.90 (4)
0.30<ML4/ML1<3.70 (5)
-0.80<fL2/fL1<-0.20 (6)
0.05<fL4/ft<0.50 (7)
0.10<fL4/fL1<0.70 (8)
0.05<fL4/fL3<1.00 (9)
1.00<SL4ave<3.90 (10)
55<νdL1Pave<99 (11)
55<νdL3Pave<99 (12)
ここで、ndL4は、第4レンズ群L4の屈折率である。fL2は、第2レンズ群L2の焦点距離である。fL3は、第3レンズ群L3の焦点距離である。ML4は、広角端から望遠端へのズーミングにおける第4レンズ群L4の移動量である。該移動量ML4の符号は、第4レンズL4群が広角端に比べて望遠端において物体側に位置するときに負、像側に位置するときに正とする。ML1は、広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量である。該移動量ML1の符号は、第1レンズ群L1が広角端に比べて望遠端において物体側に位置するときに負、像側に位置するときに正とする。fL1は、第1レンズ群L1の焦点距離である。fL4は、第4レンズ群L4の焦点距離である。SL4aveは、第4レンズ群L4のレンズの比重の平均値である。νdL1Paveは、第1レンズ群L1に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値である。νdL3Paveは、第3レンズ群L3に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値である。
条件式(2)は、第4レンズ群L4の屈折率ndL4に関する条件を規定している。一般的に、レンズ材料の屈折率が高くなるとレンズ材料の比重が大きくなる。条件式(2)の下限値を下回ると、必要な屈折力を得るためにレンズ面の曲率が強くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(2)の上限値を上回ると、レンズの比重が大きくなり、軽量化が困難となるため、好ましくない。
条件式(3)は、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftと第2レンズ群L2の焦点距離fL2に関する条件を規定している。条件式(3)の下限値を下回ると、焦点距離fL2が短くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(3)の上限値を上回ると、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftが短くなり、高変倍比化が困難となるため、好ましくない。
条件式(4)は、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftと第3レンズ群L3の焦点距離fL3に関する条件を規定している。条件式(4)の下限値を下回ると、焦点距離fL3が短くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(4)の上限値を上回ると、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftが短くなり、高変倍比化が困難となるため、好ましくない。
条件式(5)は、広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量ML1と第4レンズ群L4の移動量ML4に関する条件を規定している。条件式(5)の下限値を下回ると、第4レンズ群L4の移動量ML4が小さくなり、高変倍比化が困難となるため、好ましくない。条件式(5)の上限値を上回ると、第4レンズ群L4の移動量ML4が大きくなり、小型化が困難となるため、好ましくない。
条件式(6)は、第1レンズ群L1の焦点距離fL1と第2レンズ群L2の焦点距離fL2に関する条件を規定している。条件式(6)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1の焦点距離fL1が長くなり、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量が大きくなり、ズームレンズの小型化が困難となるため、好ましくない。条件式(6)の上限値を上回ると、第1レンズ群L1の焦点距離fL1が短くなり、第1レンズ群L1で発生する球面収差の補正が困難となるため、好ましくない。
条件式(7)は、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftと第4レンズ群L4の焦点距離fL4に関する条件を規定している。条件式(7)の下限値を下回ると、焦点距離fL4が短くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(7)の上限値を上回ると、望遠端におけるズームレンズの焦点距離ftが短くなり、高変倍比化が困難となるため、好ましくない。
条件式(8)は、第1レンズ群L1の焦点距離fL1と第4レンズ群L4の焦点距離fL4に関する条件を規定している。条件式(8)の下限値を下回ると、焦点距離fL4が短くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(8)の上限値を上回ると、第4レンズ群L4の焦点距離fL4が長くなり、第4レンズ群L4の屈折力が弱くなり、ズーミングに伴う第4レンズ群L4の移動量が長くなるため、好ましくない。
条件式(9)は、第3レンズ群L3の焦点距離fL3と第4レンズ群L4の焦点距離fL4に関する条件を規定している。条件式(9)の下限値を下回ると、焦点距離fL4が短くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(9)の上限値を上回ると、第4レンズ群L4の焦点距離fL4が長くなり、第4レンズ群L4の屈折力が弱くなり、ズーミングに伴う第4レンズ群L4の移動量が長くなるため、好ましくない。
条件式(10)は、第4レンズ群L4のレンズの比重の平均値SL4aveに関する条件を規定している。一般的に、レンズ材料の比重が大きくなると、レンズ材料の屈折率が高くなる。条件式(10)の下限値を下回ると、必要な屈折力を得るためにレンズ面の曲率が強くなり、ズーミングに伴う球面収差、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制することが困難となるため、好ましくない。条件式(10)の上限値を上回ると、レンズの比重が大きくなり、軽量化が困難となるため、好ましくない。
条件式(11)は、第1レンズ群L1に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値νdL1Paveに関する条件である。条件式(11)の下限値を下回ると、望遠端における軸上色収差および倍率色収差の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(11)の上限値を上回ると、正レンズの分散が小さくなりすぎて広角端での倍率色収差を補正することが困難となるため、好ましくない。
条件式(12)は、第3レンズ群L3に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値νdL3Paveに関する条件である。条件式(12)の下限値を下回ると、望遠端における軸上色収差の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(12)の上限値を上回ると、正レンズの分散が小さくなりすぎて広角端での軸上色収差を補正することが困難となるため、好ましくない。
なお、条件式(2)乃至(12)の数値範囲は、以下の条件式(2a)乃至(12a)の範囲とすることがより好ましい。
1.43<ndL4<1.67 (2a)
-0.33<fL2/ft<-0.12 (3a)
0.20<fL3/ft<0.85 (4a)
0.40<ML4/ML1<3.60 (5a)
-0.75<fL2/fL1<-0.23 (6a)
0.07<fL4/ft<0.40 (7a)
0.10<fL4/fL1<0.65 (8a)
0.15<fL4/fL3<0.80 (9a)
2.30<SL4ave<3.80 (10a)
58<νdL1Pave<90 (11a)
58<νdL3Pave<97 (12a)
また、条件式(2)乃至(12)の数値範囲は、以下の条件式(2b)乃至(12b)の範囲とすることがさらに好ましい。
1.45<ndL4<1.65 (2b)
-0.30<fL2/ft<-0.14 (3b)
0.25<fL3/ft<0.80 (4b)
0.50<ML4/ML1<3.50 (5b)
-0.70<fL2/fL1<-0.25 (6b)
0.15<fL4/ft<0.30 (7b)
0.20<fL4/fL1<0.60 (8b)
0.25<fL4/fL3<0.70 (9b)
2.50<SL4ave<3.70 (10b)
60<νdL1Pave<85 (11b)
60<νdL3Pave<95 (12b)
次に、各実施例のズームレンズについて詳細に述べる。
実施例1、2のズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、上述の第1から第4レンズ群L1~L4、負の屈折力の第5レンズ群L5からなる。開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されている。第5レンズ群L5がフォーカシングレンズ群である。
実施例3のズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、上述の第1から第4レンズ群L1~L4、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群からなる。開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されている。第6レンズ群L6がフォーカシングレンズ群である。
実施例4、5のズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、上述の第1から第4レンズ群L1~L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6からなる。開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されている。第5レンズ群L5がフォーカシングレンズ群である。
実施例6のズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、上述の第1から第4レンズ群L1~L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6、負の屈折力の第7レンズ群L7からなる。開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されている。第5レンズ群L5がフォーカシングレンズ群である。
以下に、実施例1~6にそれぞれ対応する数値実施例1~6を示す。
各数値実施例の面データにおいて、rは各光学面の曲率半径、d(mm)は第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表している。ただし、mは光入射側から数えた面の番号である。また、ndは各光学部材のd線に対する屈折率、νdは光学部材のアッベ数を表わしている。なお、ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
なお、各数値実施例において、d、焦点距離(mm)、Fナンバー、半画角(°)は全て各実施例のズームレンズが無限遠物体に焦点を合わせた時の値である。「バックフォーカス」は、レンズ最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。「レンズ群」は、複数のレンズから構成される場合に限らず、1枚のレンズから構成される場合も含むものとする。
また、光学面が非球面の場合は、面番号の右側に、*の符号を付している。非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12を各次数の非球面係数とするとき、
x=(h2/R)/[1+{1-(1+k)(h/R)21/2 +A4×h4+A6×h6
+A8×h8+A10×h10+A12×h12
で表している。なお、各非球面係数における「e±XX」は「×10±XX」を意味している。

[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 87.531 1.90 1.88300 40.8
2 56.811 0.00
3 55.779 7.61 1.49700 81.5
4 -439.396 (可変)
5 -104.645 1.00 1.55032 75.5
6 30.959 0.05
7 28.872 1.68 2.00069 25.5
8 37.914 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 33.189 4.19 1.43875 94.7
11 -61.580 13.10
12 -25.906 0.90 1.76182 26.6
13 -54.746 (可変)
14* -190.901 2.20 1.58313 59.4
15* -33.214 (可変)
16 512.143 2.94 1.85478 24.8
17 -57.069 0.95 1.82648 43.0
18 51.620 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.39999e-007 A 6= 6.34393e-008 A 8=-3.79967e-010
A10= 8.30529e-012 A12= 1.74306e-015

第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.16480e-006 A 6= 6.11437e-008 A 8=-2.84194e-010
A10= 5.96480e-012 A12= 1.62427e-014

各種データ
ズーム比 3.77
広角 中間 望遠
焦点距離 103.01 201.88 387.98
Fナンバー 6.30 8.24 8.24
半画角(°) 11.86 6.12 3.19
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 183.99 229.42 280.00
BF 32.00 70.38 122.21

d 4 17.46 62.89 113.47
d 8 31.20 18.76 4.90
d13 24.73 15.61 1.28
d15 41.47 24.65 1.00
d18 32.00 70.38 122.21

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 216.34
2 5 -68.82
3 9 108.09
4 14 68.60
5 16 -72.53

[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 62.907 5.61 1.48749 70.2
2 ∞ 0.15
3 210.346 1.90 1.72916 54.7
4 40.374 6.77 1.49700 81.5
5 492.013 (可変)
6 -131.985 1.00 1.59522 67.7
7 37.307 1.94 1.95375 32.3
8 60.853 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 33.647 7.31 1.49700 81.5
11 -60.065 6.15
12 -34.716 1.30 1.83400 37.2
13 -281.865 (可変)
14* -57.716 3.40 1.55332 71.7
15* -24.458 (可変)
16 -199.990 2.27 1.77047 29.7
17 -63.813 0.95 1.55032 75.5
18 46.014 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.42159e-005 A 6=-5.60843e-008 A 8=-5.65820e-010
A10= 3.91315e-012 A12=-3.83605e-014

第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.21658e-005 A 6=-4.48929e-008 A 8=-4.63309e-010
A10= 2.98002e-012 A12=-2.72588e-014

各種データ
ズーム比 3.37
広角 中間 望遠
焦点距離 103.01 208.71 347.20
Fナンバー 5.13 7.06 8.24
半画角(°) 11.86 5.92 3.57
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 198.72 238.36 267.94
BF 32.99 86.36 136.99

d 5 10.63 50.26 79.85
d 8 57.55 34.33 3.09
d13 14.40 6.64 3.27
d15 43.81 21.42 5.39
d18 32.99 86.36 136.99

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 214.41
2 6 -95.15
3 9 172.34
4 14 74.01
5 16 -80.60

[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 70.628 4.50 1.48749 70.2
2 497.873 0.15
3 125.487 1.90 1.88300 40.8
4 45.656 6.06 1.59410 60.5
5 779.334 (可変)
6 -131.250 1.00 1.69680 55.5
7 23.941 2.87 2.00100 29.1
8 40.105 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 38.410 3.76 1.59410 60.5
11 -88.739 4.01
12 -38.203 1.00 1.91650 31.6
13 -130.976 (可変)
14* -53.565 2.56 1.55332 71.7
15* -25.964 (可変)
16 32.489 1.00 1.80400 46.5
17 21.387 3.54 1.49700 81.5
18 108.864 (可変)
19 -158.524 2.14 1.85451 25.2
20 -54.586 0.95 1.61800 63.4
21 42.000 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.12831e-006 A 6=-3.81685e-008 A 8= 8.78299e-010
A10=-7.67854e-012 A12= 2.64316e-014

第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.66305e-006 A 6=-3.18962e-008 A 8= 7.75928e-010
A10=-6.58078e-012 A12= 2.23140e-014

各種データ
ズーム比 4.29
広角 中間 望遠
焦点距離 70.00 146.89 300.00
Fナンバー 4.40 6.09 7.20
半画角(°) 17.17 8.38 4.12
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 165.01 196.65 231.87
BF 27.80 62.32 102.92

d 5 3.72 35.36 70.59
d 8 41.20 24.87 6.70
d13 20.09 11.82 2.62
d15 1.00 5.07 9.60
d18 35.17 21.18 3.43
d21 27.80 62.32 102.92

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 166.60
2 6 -57.69
3 9 142.16
4 14 88.15
5 16 161.27
6 19 -63.11

[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 115.611 4.22 1.48749 70.2
2 -1038.183 0.15
3 120.522 1.90 1.61340 44.3
4 49.517 6.84 1.49700 81.5
5 276.538 (可変)
6 -337.127 1.00 1.69680 55.5
7 25.459 2.87 2.00100 29.1
8 42.323 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 32.626 3.66 1.49700 81.5
11 -88.505 4.22
12 -39.908 1.30 1.95375 32.3
13 -137.260 (可変)
14* -1279.904 2.94 1.49710 81.6
15* -29.523 (可変)
16 -81.052 2.02 1.91082 35.3
17 -34.073 0.95 1.65160 58.5
18 41.604 (可変)
19 53.259 3.19 1.91082 35.3
20 73.114 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.57502e-006 A 6=-1.75887e-008 A 8= 1.59201e-010
A10=-2.48608e-012 A12= 1.65600e-014

第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.62454e-006 A 6=-1.77799e-008 A 8= 1.48215e-010
A10=-2.01153e-012 A12= 1.32915e-014

各種データ
ズーム比 3.50
広角 中間 望遠
焦点距離 100.00 185.57 350.00
Fナンバー 5.80 8.00 8.00
半画角(°) 12.21 6.65 3.54
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 189.94 228.10 270.57
BF 46.21 41.93 37.16

d 5 7.91 46.06 88.53
d 8 46.34 31.03 13.98
d13 20.04 11.40 1.77
d15 30.00 21.26 3.93
d18 3.58 40.56 89.33
d20 46.21 41.93 37.16

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 174.87
2 6 -74.36
3 9 172.46
4 14 60.75
5 16 -51.50
6 19 200.00

[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 79.761 5.32 1.59349 67.0
2 232.622 0.15
3 115.078 1.90 1.80400 46.5
4 56.015 7.98 1.43875 94.7
5 1105.719 (可変)
6 -1601.984 1.00 1.80400 46.5
7 37.802 3.30 1.77047 29.7
8 127.270 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 40.008 3.50 1.49700 81.5
11 310.943 2.45
12 -514.239 1.30 2.05090 26.9
13 175.138 (可変)
14* 186.844 2.57 1.58313 59.4
15* -92.387 (可変)
16 272.120 2.40 1.63980 34.5
17 -57.921 0.95 1.61800 63.4
18 48.017 (可変)
19 -115.592 1.00 1.49700 81.5
20 711.620 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.31606e-006 A 6=-1.29819e-008 A 8=-9.66867e-011
A10= 1.81145e-013 A12=-1.53314e-015

第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.36687e-006 A 6=-1.20074e-008 A 8=-1.00369e-010
A10= 2.11582e-013 A12=-1.41922e-015

各種データ
ズーム比 2.40
広角 中間 望遠
焦点距離 250.00 439.53 600.00
Fナンバー 6.24 9.67 11.33
半画角(°) 4.95 2.82 2.07
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 305.44 320.00 336.20
BF 29.45 93.01 163.77

d 5 49.00 63.56 79.76
d 8 93.78 50.69 2.72
d13 31.18 24.12 16.27
d15 32.57 12.66 1.00
d18 35.04 41.54 38.26
d20 29.45 93.01 163.77

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 195.38
2 6 -134.04
3 9 302.31
4 14 106.38
5 16 -99.21
6 19 -200.00

[数値実施例6]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 150.513 3.83 1.48749 70.2
2 -727.209 0.15
3 135.452 1.90 1.61340 44.3
4 53.804 5.72 1.49700 81.5
5 457.290 (可変)
6 -212.782 1.00 1.69680 55.5
7 29.502 2.72 2.00100 29.1
8 54.046 (可変)
9(絞り) ∞ 0.60
10 38.360 3.65 1.49700 81.5
11 -78.576 5.83
12 -39.181 1.00 2.00100 29.1
13 -100.785 (可変)
14* -1267.433 3.12 1.49710 81.6
15* -32.773 (可変)
16 -185.607 1.87 1.95375 32.3
17 -51.634 0.95 1.69680 55.5
18 46.639 (可変)
19 57.189 4.06 1.51742 52.4
20 -118.132 (可変)
21 -81.943 1.20 1.49700 81.5
22 64.321 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.97172e-006 A 6=-1.48820e-008 A 8= 7.90438e-010
A10=-7.62434e-012 A12= 3.72875e-014

第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.36430e-006 A 6=-1.79473e-008 A 8= 8.09788e-010
A10=-7.69535e-012 A12= 3.69102e-014

各種データ
ズーム比 3.50
広角 中間 望遠
焦点距離 100.00 186.24 350.00
Fナンバー 5.80 7.25 8.00
半画角(°) 12.21 6.63 3.54
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 183.64 224.40 269.79
BF 29.97 46.31 64.50

d 5 3.51 44.27 89.65
d 8 44.94 28.11 9.37
d13 20.89 11.77 1.62
d15 24.85 16.28 1.05
d18 6.03 31.07 64.63
d20 15.85 9.00 1.37
d22 29.97 46.31 64.50

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 191.25
2 6 -88.32
3 9 175.16
4 14 67.62
5 16 -66.00
6 19 75.07
7 21 -72.31

各数値実施例における種々の値を、以下の表1にまとめて示す。
Figure 2022178447000002
[撮像装置]
次に、本発明のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置、光学機器)10の実施例について、図13を用いて説明する。
図13において、13はカメラ本体、11は撮影光学系である。12はカメラ本体13に内蔵され、撮像光学系11によって形成された光学像を受光して光電変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
カメラ本体13は、クイックリターンミラーを有する所謂一眼レフカメラでもよいし、クイックリターンミラーを有さない所謂ミラーレスカメラでもよい。
実施例1~6のいずれかのズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置10に用いることにより、レンズが小型である撮像装置を得ることができる。また、実施例1~6のいずれかのズームレンズを交換レンズ(光学機器)に搭載すれば、小型の交換レンズを得ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
なお、上述した各実施例の光学系は、デジタルスチルカメラなどの撮像装置に限らず、望遠鏡などの種々の光学機器に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群

Claims (24)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔は狭まるズームレンズであって、
    前記第4レンズ群は1枚の正レンズからなり、
    望遠端における前記ズームレンズの光学全長をTLt、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    0.10<TLt/ft<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は、不動であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第4レンズ群の屈折率をndL4とするとき、
    1.40<ndL4<1.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群の焦点距離をfL2とするとき、
    -0.35<fL2/ft<-0.10
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群の焦点距離をfL3とするとき、
    0.10<fL3/ft<0.90
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のズームレンズ。
  6. 広角端から望遠端へのズーミングにおける、前記第4レンズ群の移動量をML4、前記第1レンズ群の移動量をML1とするとき、
    0.30<ML4/ML1<3.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群の焦点距離をfL2、前記第1レンズ群の焦点距離をfL1とするとき、
    -0.80<fL2/fL1<-0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第4レンズ群の焦点距離をfL4とするとき、
    0.05<fL4/ft<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第4レンズ群の焦点距離をfL4、前記第1レンズ群の焦点距離をfL1とするとき、
    0.10<fL4/fL1<0.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群の焦点距離をfL4、前記第3レンズ群の焦点距離をfL3とするとき、
    0.05<fL4/fL3<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第4レンズ群のレンズの比重の平均値をSL4aveとするとき、
    1.00<SL4ave<3.90
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値をνdL1Paveとするとき、
    55<νdL1Pave<99
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第3レンズ群に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値をνdL3Paveとするとき、
    55<νdL3Pave<99
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、1枚の負レンズと1枚の正レンズからなることを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載のズームレンズ。
  15. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、1枚の正レンズと1枚の負レンズからなることを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載のズームレンズ。
  16. 開口絞りより像側に配置されたレンズ群で無限遠から近距離へのフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載のズームレンズ。
  17. 前記第4レンズ群は、非球面を有することを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載のズームレンズ。
  18. 前記第4レンズ群より像側に配置されたレンズの数は、4枚以下であることを特徴とする請求項1から17の何れか一項に記載のズームレンズ。
  19. 前記第4レンズ群より像側に配置された負の屈折力のレンズ群を更に有することを特徴とする請求項1から18の何れか一項に記載のズームレンズ。
  20. 前記第2レンズ群は、像振れ補正に際して光軸に垂直な方向の成分を含む方向へ移動することを特徴とする請求項1から19の何れか一項に記載のズームレンズ。
  21. 前記ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、第5レンズ群からなることを特徴とする請求項1から20の何れか一項に記載のズームレンズ。
  22. 前記ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群からなることを特徴とする請求項1から20の何れか一項に記載のズームレンズ。
  23. 前記ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群、第7レンズ群からなることを特徴とする請求項1から20の何れか一項に記載のズームレンズ。
  24. 請求項1から23の何れか一項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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