JP2022169161A - ロボットの稼働計画策定の支援システム - Google Patents

ロボットの稼働計画策定の支援システム Download PDF

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Abstract

Figure 2022169161000001
【課題】より実現性の高い稼働計画を策定できる支援システムを提供する。
【解決手段】支援システム13は、解析部15と、利用履歴演算部16と、適用性評価部17と、を備える。解析部15は、施設に設けられたエレベーター1のかご2の空き状況を解析する。利用履歴演算部16は、過去の時間ごとのエレベーター1の運行状態に、当該時間について解析部15が解析したかご2内の空き状況を対応づけてエレベーター1の利用履歴とする。適用性評価部17は、エレベーター1の利用履歴に基づいて、稼働計画の適用可否を評価する。稼働計画は、施設を移動するロボットによるエレベーター1を利用した移動を表す移動情報を含む。
【選択図】図1

Description

本開示は、ロボットの稼働計画策定の支援システムに関する。
特許文献1は、エレベーターのかごによってロボットを運搬する運搬システムの例を開示する。運搬システムは、エレベーターのかご内の画像に基づいてかご内の空きスペースの有無を判断する。運搬システムは、現に移動しているロボットが乗車できる空きスペースがかご内にあるときに、当該ロボットに乗車許可信号を送信する。
特開2020-11805号公報
特許文献1の運搬システムにおいて、エレベーターは、ロボットおよび利用者の両方に利用される。ここで、新たにロボットを導入するとき、あるいは既に導入したロボットの運用を変更するときなどに、ロボットの稼働計画が新たに策定されることがある。このとき、利用者によるエレベーターの利用と干渉することで、ロボットが稼働計画通りに稼働できない可能性がある。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、より実現性の高い稼働計画を策定できる支援システムを提供する。
本開示に係るロボットの稼働計画策定の支援システムは、施設に設けられたエレベーターのかごの空き状況を解析する解析部と、過去の時間ごとの前記エレベーターの運行状態に、当該時間について前記解析部が解析した前記エレベーターのかご内の空き状況を対応づけて前記エレベーターの利用履歴とする利用履歴演算部と、前記利用履歴に基づいて、前記施設を移動するロボットによる前記エレベーターを利用した移動を表す移動情報を含む稼働計画の適用可否を評価する適用性評価部と、を備える。
本開示に係る支援システムであれば、より実現性の高いロボットの稼働計画を策定できる。
実施の形態1に係るエレベーターの構成図である。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る支援システムの主要部のハードウェア構成図である。
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
エレベーター1は、施設に適用される。施設は、例えば複数の階床を有する建物などである。施設において、エレベーター1の図示されない昇降路が設けられる。昇降路は、複数の階床にわたる空間である。施設の各々の階床において、エレベーター1の図示されない乗場が設けられる。乗場は、昇降路に隣接する場所である。エレベーター1は、かご2と、乗場操作盤3と、制御装置4と、を備える。
かご2は、昇降路を上下方向に走行することで、エレベーター1の利用者などを複数の階床の間で輸送する装置である。かご2は、かごドア5と、かご操作盤6と、秤7と、を備える。かごドア5は、かご2がいずれかの階床に停止するときに、利用者などが当該かご2の内部および乗場との間で乗降しうるように開閉する機器である。かご操作盤6は、かご2の内部に配置される。かご操作盤6は、例えば出発階の乗場からかご2に乗車した利用者によるかご呼びの操作などを受け付ける部分である。かご操作盤6は、例えばかご呼びにおいて行先階の指定の操作を受け付けるボタンなどを有する。秤7は、かご2の積載重量を計測する機器である。
乗場操作盤3は、乗場に配置される。乗場操作盤3は、例えば出発階の乗場にいる利用者による乗場呼びの操作などを受け付ける部分である。乗場操作盤3は、例えば乗場呼びにおいて出発階から行先階に向かうかご2の走行方向を指定するボタンなどを有する。
制御装置4は、エレベーター1の動作を制御する装置である。制御装置4が制御しうるエレベーター1の動作は、かご2の走行を含む。制御装置4は、第1積載重量記憶部8と、第1運行履歴記憶部9と、を備える。第1積載重量記憶部8は、秤7が計測したかご2の積載重量の情報を記憶する部分である。第1積載重量記憶部8において、積載重量の情報および当該積載重量の計測された時刻が対応づけて記憶される。第1運行履歴記憶部9において、運行履歴が記憶される。運行履歴は、複数の運行イベントの情報を含む。運行イベントは、エレベーター1において発生する運行についての事象である。運行イベントは、例えば無方向停止、または走行方向変化などを含む。無方向停止は、停止後の走行方向が予約されていない状態でかご2の停止することを表す。走行方向変化は、かご2の走行方向の変化を表す。走行方向変化は、例えば上昇から下降、下降から上昇、無方向から上昇、または無方向から下降などの変化を含む。運行履歴は、各々の運行イベントが発生した時刻の情報を含む。運行履歴は、各々の運行イベントが発生したときのかご2がいた階床の情報を含む。運行履歴は、各々の運行イベントが発生したときに登録されていたかご呼びおよび乗場呼びなどの呼びの情報を含んでもよい。運行履歴は、各々の運行イベントが発生したときのかごドア5の開閉状態などの情報を含んでもよい。
エレベーター1において、監視システムが適用される。監視システムは、エレベーター1の状態を監視するシステムである。監視システムは、監視カメラ10と、監視サーバ11と、を備える。監視カメラ10は、かご2の内部に配置される。監視カメラ10は、かご2の内部を撮影する機器である。監視カメラ10が撮影する画像は、動画像または静止画像のいずれであってもよい。監視サーバ11は、例えばエレベーター1が適用される施設などに配置される。監視サーバ11は、例えば1つまたは複数のサーバ装置である。監視サーバ11は、第1画像記憶部12を備える。第1画像記憶部12において、監視カメラ10が撮影するかご2の内部の画像が記憶される。第1画像記憶部12において、かご2の内部の画像および当該画像の撮影された時刻が対応づけて記憶される。
ここで、エレベーター1が適用される施設において、施設で稼働するロボットの導入が検討される場合がある。ここで、ロボットは、施設を自律的に移動する装置である。ロボットは、施設の移動においてエレベーター1を利用する。ロボットは、予め設定された稼働計画に基づいて稼働する。稼働計画は、移動情報を含む。移動情報は、ロボットの施設におけるエレベーター1を利用した移動を表す情報である。移動情報は、ロボットがエレベーター1を利用する利用時間、利用区間、移動時間、利用回数の情報を含む。利用時間は、利用開始時刻から利用終了時刻までの時間である。利用時間は、例えばロボットがエレベーター1を利用し得る時間の範囲などである。利用区間は、ロボットの乗車階から降車階までの区間である。移動時間は、乗車階から降車階までの一回の移動に要する時間である。利用回数は、例えばロボットがエレベーター1を利用する稼働計画上の回数である。稼働計画は、例えば施設の管理者などによって策定される。
一方、エレベーター1は、ロボットおよび利用者の両方に利用される。このため、ロボットは、利用者によるエレベーター1の利用との干渉によって、策定された稼働計画に従って稼働できない可能性がある。ロボットが稼働計画通りに稼働できない場合に、ロボットの導入の効果が十分に得られないことがある。ロボットが稼働計画通りに稼働できない場合に、ロボットによるエレベーター1の利用との干渉によって、利用者のエレベーター1の利用効率が低下することがある。このため、より実現性の高い稼働計画を策定しうるように、支援システム13が利用される。
支援システム13は、エレベーター1を利用して施設を移動するロボットの稼働計画の策定を支援するシステムである。支援システム13は、例えば1つまたは複数のサーバ装置などを含むシステムである。支援システム13の機能の一部または全部は、施設に配置された1つまたは複数の装置に搭載されるものであってもよい。あるいは、支援システム13の機能の一部または全部は、施設の外部に配置された1つもしくは複数の装置上またはクラウドサービス上の記憶または処理のリソースなどによって実装されるものであってもよい。支援システム13は、複数の記憶部と、収集部14と、解析部15と、利用履歴演算部16と、適用性評価部17と、影響評価部18と、を備える。複数の記憶部は、仕様記憶部19と、稼働計画記憶部20と、第2積載重量記憶部21と、第2運行履歴記憶部22と、第2画像記憶部23と、空き状況履歴記憶部24と、利用履歴記憶部25と、利用想定記憶部26と、影響記憶部27と、を含む。
支援システム13における各々の記憶部は、情報を記憶する部分である。支援システム13における各々の記憶部は、独立したハードウェアによって実現されてもよいし、同一のハードウェア上の異なる記憶領域によって実現されてもよい。
仕様記憶部19において、ロボットの仕様情報が記憶される。ロボットの仕様情報は、当該ロボットの寸法または重量などの情報を含む。ロボットの寸法は、当該ロボットの床面に対する占有面積、または、当該ロボットの幅もしくは奥行きなどを含む。ロボットの仕様情報は、当該ロボットが人または荷物などを運搬する場合に、当該ロボットの積載容量の情報を含んでもよい。ロボットの仕様情報は、当該ロボットがエレベーター1のかご2において他のロボットまたはエレベーター1の利用者と同乗できるか否かの情報を含んでいてもよい。このとき、同乗可能なロボットの仕様情報は、同乗可能な他のロボットの台数の情報を含んでいてもよい。
稼働計画記憶部20において、ロボットの稼働計画が記憶される。ロボットの稼働計画は、例えば施設の管理者などによって、支援システム13の外部から入力される。
収集部14は、エレベーター1および監視システムなどから情報を収集する部分である。収集部14は、制御装置4の第1積載重量記憶部8から積載重量の情報を収集する。収集部14は、収集した積載重量の情報を第2積載重量記憶部21に記憶させる。収集部14は、制御装置4の第1運行履歴記憶部9から運行履歴を収集する。収集部14は、収集した運行履歴を第2運行履歴記憶部22に記憶させる。収集部14は、監視サーバ11の第1画像記憶部12からかご2の内部の画像を収集する。収集部14は、収集した画像を第2画像記憶部23に記憶させる。
解析部15は、かご2の空き状況を解析する部分である。空き状況は、かご2にさらに乗車できる余裕の程度の情報を含む。空き状況は、例えばかご2の床面積のうち、利用者などによって占有されていない面積などで表される。このとき、解析部15は、第2画像記憶部23が記憶しているかご2の内部の画像に基づいてかご2の占有面積を算出することで、空き状況を解析する。あるいは、空き状況は、例えばかご2の積載重量の計測値および上限値の差などで表されてもよい。このとき、解析部15は、第2積載重量記憶部21が記憶している積載重量に基づいて計測値および上限値の差を算出することで、空き状況を解析する。
空き状況履歴記憶部24において、空き状況履歴が記憶される。空き状況履歴は、過去の時間ごとの空き状況を表す情報である。
利用履歴演算部16は、第2運行履歴記憶部22が記憶する運行履歴に基づいて、収集部14による情報の収集より過去の時間ごとの運行状態を判定する。ここで、運行状態は、エレベーター1の運行イベントの間の状態などを表す。利用履歴演算部16は、過去の時間ごとのエレベーター1の運行状態に、当該時間について解析部15が解析した空き状況を対応づけてエレベーター1の利用履歴とする。利用履歴演算部16は、利用履歴の空き状況を対応づける演算において、空き状況履歴記憶部24が記憶する空き状況履歴を参照する。利用履歴演算部16は、対応づけた利用履歴を、利用履歴記憶部25に記憶させる。
適用性評価部17は、利用履歴記憶部25が記憶する利用履歴に基づいて、稼働計画記憶部20が記憶する稼働計画の適用可否を評価する部分である。適用性評価部17は、稼働計画に従うロボットを導入した場合に当該ロボットがエレベーター1を利用する状況の想定を表す利用想定を生成する。ロボットの利用想定は、運行履歴が表す過去の時点において仮に当該ロボットが導入されていたとした場合に想定されるエレベーター1の利用状況を表す。適用性評価部17は、生成した利用想定を利用想定記憶部26に記憶させる。
影響評価部18は、稼働計画に従うロボットが導入された場合のエレベーター1の運行効率への影響を評価する部分である。影響評価部18は、待ち時間の履歴を例えば次のように評価する機能を有する。影響評価部18は、例えば運行履歴の乗場呼びおよびかご呼びの情報に基づいて、各々の利用者が利用した区間を判定する。影響評価部18は、例えばいずれかの階床において乗場呼びが登録されたときに、当該階床を出発階とする利用者がいたと判定する。影響評価部18は、当該乗場呼びが登録された登録時刻および当該階床にかご2が到着した到着時刻の差を、当該利用者の待ち時間として評価する。また、影響評価部18は、利用者の出発階に停止したかご2においてかご呼びが登録されたときに、当該かご呼びにおいて指定された階床を当該利用者の行先階と判定する。あるいは、影響評価部18は、利用者の出発階に停止したかご2においてかご呼びが登録されなかったときに、次にかご2の走行方向変化が発生した階床を当該利用者の行先階と判定してもよい。影響評価部18は、かご2内の画像または秤7の積載重量の計測値に基づいて利用者の出発階および行先階を判定してもよい。影響評価部18は、利用者が利用した区間を、出発階から行先階までの区間と判定する。また、影響評価部18は、利用者の利用前の区間を、直前にかご2の走行方向変化が発生した階床から出発階までの区間と判定する。利用者の利用前の区間は、当該利用者が乗車する直前にかご2が走行していた区間である。影響評価部18は、稼働計画に従うロボットが導入された場合の待ち時間の履歴を評価することで、エレベーター1の待ち時間への影響を運行効率への影響として評価する。影響評価部18は、評価した運行効率への影響を、影響記憶部27に記憶させる。
続いて、図2から図5を用いて、支援システム13の動作の例を説明する。
図2から図5は、実施の形態1に係る支援システム13の動作の例を示すフローチャートである。
図2において、空き状況履歴の生成に係る処理の例が示される。
図2の処理は、収集部14が情報を収集した後に開始される。
ステップS201において、解析部15は、第2積載重量記憶部21および第2画像記憶部23が記憶する情報のうち最も現在から遠い時刻、すなわち最も早い時刻における情報を取得する。解析部15は、例えば第2積載重量記憶部21から当該時刻に計測された積載重量の情報を取得する。また、解析部15は、例えば第2画像記憶部23から当該時刻に撮影された画像の情報を取得する。解析部15は、取得した情報に基づいて、当該時刻におけるかご2の空き状況を解析する。その後、支援システム13における処理は、ステップS202に進む。
ステップS202において、利用履歴演算部16は、解析部15が解析した空き状況が、その直前に解析部15が解析した空き状況から変化したかを判定する。この例において、直前に解析された空き状況がない場合に、利用履歴演算部16は、空き状況に変化がないと判定する。なお、空き状況が積載重量または占有面積などの数値で表される場合に、利用履歴演算部16は、予め設定された複数の数値範囲のうち当該数値の含まれる数値範囲が変化するときに、空き状況が変化したと判定してもよい。あるいは、利用履歴演算部16は、かごドア5が閉じている間などの空き状況が安定している場合について空き状況の変化を判定してもよい。このとき、利用履歴演算部16は、かごドア5が開いている間などの空き状況が安定していない場合において空き状況の変化の判定を保留してもよい。空き状況が変化したと利用履歴演算部16が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS203に進む。一方、空き状況に変化がないと利用履歴演算部16が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS204に進む。
ステップS203において、利用履歴演算部16は、空き状況の変化が判定されなかった期間の開始時刻および終了時刻と、当該期間の空き状況の情報とを、空き状況履歴として空き状況履歴記憶部24に記憶させる。その後、支援システム13における処理は、ステップS204に進む。
ステップS204において、利用履歴演算部16は、第2積載重量記憶部21および第2画像記憶部23が記憶する情報のうち最も現在に近い時刻における空き状況の解析を解析部15が行ったかを判定する。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS205に進む。判定結果がYesの場合に、支援システム13は、空き状況履歴の生成に係る処理を終了する。
ステップS205において、解析部15は、第2積載重量記憶部21および第2画像記憶部23が記憶する情報のうち、次の時刻における情報を取得する。解析部15は、取得した情報に基づいて、当該時刻におけるかご2の空き状況を解析する。その後、支援システム13における処理は、ステップS202に進む。
図3において、利用履歴の生成に係る処理の例が示される。
図3の処理は、空き状況履歴が生成された後に開始される。
ステップS301において、利用履歴演算部16は、第2運行履歴記憶部22が記憶する運行履歴のうち最も早い時刻における運行イベントを第1イベントとして読み込む。その後、支援システム13における処理は、ステップS302に進む。
ステップS302において、利用履歴演算部16は、第1イベントの種類を判定する。第1イベントが無方向停止である場合に、支援システム13は、ステップS303の処理に進む。第1イベントが走行方向変化である場合に、支援システム13における処理は、ステップS307に進む。
ステップS303において、利用履歴演算部16は、第2運行履歴記憶部22が記憶する運行履歴のうち、第1イベントの次の時刻における運行イベントを第2イベントとして読み込む。なお、第1イベントは無方向停止であるため、第2イベントは走行方向変化となる。第2イベントが読み込まれた後、支援システム13における処理は、ステップS304に進む。
ステップS304において、利用履歴演算部16は、第1イベントから第2イベントまでの期間の運行状態を判定する。利用履歴演算部16が判定する運行状態の情報は、運行状態の種別の情報と、第1イベントから第2イベントまでの期間の当該運行状態に対応する期間の情報と、当該期間の間のかご2の位置に関する情報と、を含む。利用履歴判定部は、第1イベントが無方向停止であるため、第1イベントから第2イベントまでの期間の運行状態の種別を、かご2が停止している停止状態にあると判定する。利用履歴判定部は、当該運行状態に対応する期間を、停止期間とする。停止期間の開始時刻は、第1イベントの発生時刻である。停止期間の終了時刻は、第2イベントの発生時刻である。利用履歴判定部は、停止期間の間のかご2の位置を、かご2が停止している階床である停止階として判定する。その後、支援システム13における処理は、ステップS304に進む。
ステップS305において、利用履歴演算部16は、停止期間における空き状況を、空き状況履歴記憶部24が記憶する空き状況履歴に基づいて判定する。利用履歴演算部16は、例えば停止期間に含まれる時間の空き状況を、空き状況履歴に基づいて取得する。その後、支援システム13における処理は、ステップS306に進む。
ステップS306において、利用履歴演算部16は、判定した運行状態に、取得した空き状況を対応づけて利用履歴として利用履歴記憶部25に記憶させる。その後、支援システム13における処理は、ステップS311に進む。
ステップS307において、利用履歴演算部16は、第2運行履歴記憶部22が記憶する運行履歴のうち、第1イベントの次の時刻における運行イベントを第2イベントとして読み込む。なお、第1イベントは走行方向変化であるため、第2イベントは無方向停止または走行方向変化のいずれかとなる。第2イベントが読み込まれた後、支援システム13における処理は、ステップS308に進む。
ステップS308において、利用履歴演算部16は、第1イベントから第2イベントまでの期間の運行状態を判定する。利用履歴判定部は、第1イベントが走行方向変化であるため、第1イベントから第2イベントまでの期間の運行状態の種別を、かご2が走行する走行状態にあると判定する。利用履歴判定部は、当該運行状態に対応する期間を、走行期間とする。走行期間の開始時刻は、第1イベントの発生時刻である。走行期間の終了時刻は、第2イベントの発生時刻である。利用履歴判定部は、走行期間の間のかご2の位置を、かご2の出発階から行先階までの区間である走行区間として判定する。走行区間の出発階は、第1イベントの時刻においてかご2がいた階床である。走行区間の行先階は、第2イベントの時刻においてかご2がいた階床である。走行区間における走行方向は、出発階から行先階に向かう方向である。その後、支援システム13における処理は、ステップS309に進む。
ステップS309において、利用履歴演算部16は、走行期間における空き状況を、空き状況履歴記憶部24が記憶する空き状況履歴に基づいて判定する。利用履歴演算部16は、例えば走行期間に含まれる時間の空き状況を、空き状況履歴に基づいて取得する。その後、支援システム13における処理は、ステップS310に進む。
ステップS310において、利用履歴演算部16は、判定した運行状態に、取得した空き状況を対応づけて利用履歴として利用履歴記憶部25に記憶させる。その後、支援システム13における処理は、ステップS311に進む。
ステップS311において、利用履歴演算部16は、第2イベントを、新たな第1イベントとする。その後、支援システム13における処理は、ステップS312に進む。
ステップS312において、利用履歴演算部16は、第2運行履歴記憶部22が記憶する運行履歴のうち最も現在に近い時刻における運行イベントを読み込んだかを判定する。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS302に進む。判定結果がYesの場合に、支援システム13は、利用履歴の生成に係る処理を終了する。
図4Aおよび図4Bにおいて、稼働計画の適用性の評価に係る処理の例が示される。
図4Aおよび図4Bの処理は、利用履歴が生成された後に開始される。
図4AのステップS401において、適用性評価部17は、稼働計画記憶部20が記憶している稼働計画から、移動情報を取得する。適用性評価部17は、取得した移動情報の利用開始時刻を含む期間に対応する利用履歴を、利用履歴記憶部25から取得する。適用性評価部17は、取得した移動情報について、利用可能回数を0に初期化する。利用可能回数は、ロボットが導入された場合に、エレベーター1を利用可能回数として想定される回数である。その後、支援システム13における処理は、ステップS402に進む。
ステップS402において、適用性評価部17は、取得した利用履歴について、運行状態の種別を判定する。運行状態が停止状態である場合に、支援システム13における処理は、ステップS403に進む。運行状態が走行状態である場合に、支援システム13における処理は、ステップS405に進む。
ステップS403において、適用性評価部17は、取得した利用履歴について、停止期間の長さが移動情報の移動時間の長さ以上であるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS404に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、図4BのステップS410に進む。
ステップS404において、適用性評価部17は、ロボットがエレベーター1を利用可能であると判定する。適用性評価部17は、取得した移動情報について、利用可能回数に1を加算する。適用性評価部17は、例えば、取得した移動情報の利用時間、および取得した利用履歴の停止期間が重複する期間の開始時刻を、ロボットがエレベーター1を利用する場合の利用開始の想定時刻とする。適用性評価部17は、利用開始の想定時刻から移動時間経過した後の時刻を、エレベーター1の利用終了の想定時刻とする。適用性評価部17は、利用開始の想定時刻から利用終了の想定時刻までの期間を、ロボットによるエレベーター1の利用想定時間として判定する。適用性評価部17は、取得した移動情報の乗車階から降車階までの利用想定区間と、判定した利用想定時間を合わせて、利用想定として利用想定記憶部26に記憶させる。その後、支援システム13における処理は、図4BのステップS410に進む。
ステップS405において、適用性評価部17は、取得した利用履歴について、走行区間が移動情報の利用区間を含むかを判定する。例えば、適用性評価部17は、走行区間および利用区間が一致する場合に、走行区間が利用区間を含むと判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS406に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、図4BのステップS410に進む。
ステップS406において、適用性評価部17は、取得した利用履歴の空き状況、および仕様記憶部19が記憶しているロボットの仕様情報に基づいて、ロボットがかご2に乗車可能であるかを判定する。適用性評価部17は、例えば空き状況が積載重量の計測値および上限値の差によって表されるときに、当該差がロボットの重量、または重量および積載容量の和より大きい場合に、ロボットがかご2に乗車可能であると判定する。あるいは、適用性評価部17は、例えば空き状況が利用者などによって占有されていない面積によって表されるときに、当該面積がロボットの占有面積より大きい場合に、ロボットがかご2に乗車可能であると判定してもよい。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS407に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、図4BのステップS410に進む。
ステップS407において、適用性評価部17は、ロボットがエレベーター1を利用可能であると判定する。適用性評価部17は、取得した移動情報について、利用可能回数に1を加算する。適用性評価部17は、例えば、取得した利用履歴の走行期間の開始時刻を、ロボットがエレベーター1を利用する場合の利用開始の想定時刻とする。適用性評価部17は、利用履歴の走行期間の終了時刻を、エレベーター1の利用終了の想定時刻とする。適用性評価部17は、利用開始の想定時刻から利用終了の想定時刻までの期間を、ロボットによるエレベーター1の利用想定時間として判定する。適用性評価部17は、取得した移動情報の乗車階から降車階までの利用想定区間と、判定した利用想定時間を合わせて、利用想定として利用想定記憶部26に記憶させる。その後、支援システム13における処理は、図4BのステップS408に進む。
図4BのステップS408において、適用性評価部17は、仕様記憶部19が記憶しているロボットの仕様情報に基づいて、エレベーター1のかご2に当該ロボットが他のロボットと同乗できるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS409に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS410に進む。
ステップS409において、適用性評価部17は、取得した利用履歴における空き状況を更新する。適用性評価部17は、例えば空き状況が積載重量の計測値および上限値の差によって表されるときに、当該差からロボットの重量、または重量および積載容量の和を差し引くことで空き状況を更新する。あるいは、適用性評価部17は、例えば空き状況が利用者などによって占有されていない面積によって表されるときに、当該面積からロボットの占有面積を差し引くことで空き状況を更新してもよい。その後、支援システム13における処理は、図4AのステップS406に進む。
ステップS410において、適用性評価部17は、取得した利用履歴の次の利用履歴を新たに取得する。その後、支援システム13における処理は、ステップS411に進む。
ステップS411において、適用性評価部17は、新たに取得した利用履歴の対応する期間の終了時刻が、移動情報の利用終了時刻より前であるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS412に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、図4AのステップS402に進む。
ステップS412において、適用性評価部17は、利用可能回数が移動情報の利用回数以上であるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS413に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS414に進む。
ステップS413において、適用性評価部17は、稼働計画を適用できると判定する。その後、支援システム13は、稼働計画の適用性の評価に係る処理を終了する。
ステップS414において、適用性評価部17は、稼働計画を適用できないと判定する。その後、支援システム13は、稼働計画の適用性の評価に係る処理を終了する。
図5Aおよび図5Bにおいて、運行効率への影響の評価に係る処理の例が示される。
図5Aおよび図5Bの処理は、稼働計画の適用性の評価において、ロボットによるエレベーター1の利用想定が生成された後に開始される。
図5AのステップS501において、影響評価部18は、利用想定記憶部26が記憶する利用想定のうち最も早い時刻における利用想定を取得する。影響評価部18は、取得した利用想定について、ロボットの利用想定区間および利用想定時間を取得する。影響評価部18は、長待ちカウンタを0に初期化する。長待ちカウンタは、長待ち時間より長くエレベーター1を待っている利用者の数を表す。長待ち時間は、例えば1分などの予め設定された時間である。その後、支援システム13における処理は、ステップS502に進む。
ステップS502において、影響評価部18は、運行履歴の乗場呼びおよびかご呼びの情報などに基づいて、取得した利用想定時間においてエレベーター1を利用した利用者の利用前の区間を判定する。影響評価部18は、当該区間に、取得した利用想定の利用想定区間の乗車階または降車階の少なくともいずれかが含まれるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS503に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、図5BのステップS507に進む。
ステップS503において、影響評価部18は、利用者の利用前の区間に、利用想定区間の乗車階および降車階のいずれが含まれるかを判定する。乗車階のみが含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS504に進む。降車階のみが含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS505に進む。乗車階および降車階の両方が含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS506に進む。
ステップS504において、影響評価部18は、利用者の出発階および行先階へのかご2の到着時刻の各々に、ロボットがかご2への乗車に要する時間である乗車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、図5BのステップS507に進む。
ステップS505において、影響評価部18は、利用者の出発階および行先階へのかご2の到着時刻の各々に、ロボットがかご2からの降車に要する時間である降車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、図5BのステップS507に進む。
ステップS506において、影響評価部18は、利用者の出発階および行先階へのかご2の到着時刻の各々に、ロボットの乗車時間および降車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、図5BのステップS507に進む。
図5BのステップS507において、影響評価部18は、運行履歴の乗場呼びおよびかご呼びの情報などに基づいて、利用者が利用した区間を判定する。影響評価部18は、当該区間に、取得した利用想定の利用想定区間の乗車階または降車階の少なくともいずれかが含まれるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS508に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS512に進む。
ステップS508において、影響評価部18は、利用者の利用した区間に、利用想定区間の乗車階および降車階のいずれが含まれるかを判定する。乗車階のみが含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS509に進む。降車階のみが含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS510に進む。乗車階および降車階の両方が含まれると影響評価部18が判定する場合に、支援システム13における処理は、ステップS511に進む。
ステップS509において、影響評価部18は、利用者の行先階へのかご2の到着時刻に、ロボットがかご2への乗車に要する時間である乗車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、ステップS512に進む。
ステップS510において、影響評価部18は、利用者の行先階へのかご2の到着時刻に、ロボットがかご2からの降車に要する時間である降車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、ステップS512に進む。
ステップS511において、影響評価部18は、利用者の行先階へのかご2の到着時刻に、ロボットの乗車時間および降車時間を加算する。その後、支援システム13における処理は、ステップS512に進む。
ステップS512において、影響評価部18は、乗場呼びの登録時刻および出発階への到着時刻との差によって算出された利用者の待ち時間が、長待ち時間以上であるかを判定する。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS513に進む。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS514に進む。
ステップS513において、影響評価部18は、乗場呼びの登録時刻、出発階への到着時刻、および利用者の待ち時間を、運行効率への影響として影響記憶部27に記憶させる。影響評価部18は、長待ちカウンタに1を加算する。なお、影響評価部18は、取得した利用想定時間においてエレベーター1を利用した利用者が複数いる場合に、各々の利用者についてステップS502からステップS513までの処理を繰り返す。
ステップS514において、影響評価部18は、利用想定記憶部26が記憶する利用想定のうち最も現在に近い時刻における利用想定を取得したかを判定する。判定結果がNoの場合に、支援システム13における処理は、ステップS515に進む。判定結果がYesの場合に、支援システム13における処理は、ステップS516に進む。
ステップS515において、影響評価部18は、利用想定記憶部26が記憶する利用想定のうち、次の時刻における利用想定を取得する。影響評価部18は、取得した利用想定について、ロボットの利用想定区間および利用想定時間を取得する。その後、支援システム13における処理は、図5AのステップS502に進む。
ステップS516において、影響評価部18は、長待ちカウンタの値を影響記憶部27に記憶させる。その後、支援システム13は、運行効率への影響の評価に係る処理を終了する。
なお、影響評価部18は、利用者の待ち時間への評価と同様に、例えば出発階への到着時刻、および行先階への到着時刻の差などに基づいて、利用者がかご2に乗車している時間への影響を評価してもよい。このとき、影響評価部18は、評価結果を影響記憶部27に記憶させる。
また、稼働計画は、複数の移動情報を複数含んでもよい。また、稼働計画は、複数のロボットについての移動情報を含んでもよい。このとき、稼働計画の適用性の評価は、複数の移動情報について続けて行われる。支援システム13は、各々の移動情報の実現性を評価してもよい。また、支援システム13は、各々の移動情報の実現性に基づいて、稼働計画の適用可否を判定してもよい。
稼働計画を策定した施設の管理者などは、影響記憶部27に記憶された結果を参照して、ロボットの導入によるエレベーター1の運行効率への影響が許容できるか否かなどの検討を行う。
以上に説明したように、実施の形態1に係る支援システム13は、解析部15と、利用履歴演算部16と、適用性評価部17と、を備える。解析部15は、施設に設けられたエレベーター1のかご2の空き状況を解析する。利用履歴演算部16は、過去の時間ごとのエレベーター1の運行状態に、当該時間について解析部15が解析したかご2内の空き状況を対応づけてエレベーター1の利用履歴とする。適用性評価部17は、エレベーター1の利用履歴に基づいて、稼働計画の適用可否を評価する。稼働計画は、施設を移動するロボットによるエレベーター1を利用した移動を表す移動情報を含む。
このような構成により、適用性評価部17は、実際の空き状況の履歴および実際の運行履歴に基づいて、稼働計画の適用可否を判定できる。これにより、支援システム13によって、より実現性の高い稼働計画を策定できるようになる。
また、エレベーター1の時間ごとの運行状態のうちかご2が走行していた時間に対応する運行状態は、かご2の出発階および行先階の情報を含む。ロボットの移動情報は、ロボットによるエレベーター1の利用時間、乗車階、および降車階の情報を含む。
また、ロボットの移動情報の利用時間に含まれる時間についてのエレベーター1の運行情報の出発階および行先階の間の走行区間が、当該移動情報の乗車階および降車階の間の利用区間を含む場合がある。この場合に、適用性評価部17は、当該移動情報に対して、利用履歴において当該運行状態に対応づけられたかご2内の空き状況に基づいて、当該移動情報が表すロボットの移動の可否を判定する。
このような構成により、ロボットによるエレベーター1の利用可否がかご2の空き状況に応じて判定されるようになる。適用性評価部17は、かご2が完全に空車の状態ではなくてもロボットがエレベーター1を利用し得ると評価できるようになる。これにより、支援システム13によって、現実的な利用状況と両立しやすい稼働計画を策定できるようになる。
また、適用性評価部17は、かご2内の空き状況およびロボットの仕様情報に基づいて、ロボットの移動の可否を判定する。
このような構成により、ロボットの大きさまたは重量などの個々の仕様情報に基づいて柔軟に稼働計画を策定できるようになる。
また、支援システム13は、影響評価部18を備える。影響評価部18は、利用者が乗車する直前にかご2が走行していた区間にロボットの乗車階が含まれる場合に、ロボットのかご2への乗車時間を当該利用者の待ち時間の履歴に加算する。影響評価部18は、利用者が乗車する直前にかご2が走行していた区間にロボットの降車階が含まれる場合に、ロボットのかご2からの降車時間を当該利用者の待ち時間の履歴に加算する。影響評価部18は、利用者が乗車している間にかご2が走行していた区間にロボットの乗車階が含まれる場合に、ロボットのかご2への乗車時間を当該利用者が乗車している時間の履歴に加算する。影響評価部18は、利用者が乗車している間にかご2が走行していた区間にロボットの降車階が含まれる場合に、ロボットのかご2からの降車時間を当該利用者が乗車している時間の履歴に加算する。これにより、影響評価部18は、稼働計画を適用した場合のエレベーター1の運行への影響を評価する。
このような構成により、ロボットの導入によるエレベーター1の運行への影響が具体的に評価できるようになる。このため、施設の管理者などは、施設へのロボットの導入の可否を検討しやすくなる。
続いて、図6を用いて、支援システム13のハードウェア構成の例について説明する。
図6は、実施の形態1に係る支援システム13の主要部のハードウェア構成図である。
支援システム13の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。処理回路は、プロセッサ100aおよびメモリ100bと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用ハードウェア200を備えてもよい。
処理回路がプロセッサ100aとメモリ100bとを備える場合、支援システム13の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ100bに格納される。プロセッサ100aは、メモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、支援システム13の各機能を実現する。
プロセッサ100aは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ100bは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。
処理回路が専用ハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
支援システム13の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、支援システム13の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。支援システム13の各機能について、一部を専用ハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、専用ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで支援システム13の各機能を実現する。
1 エレベーター、 2 かご、 3 乗場操作盤、 4 制御装置、 5 かごドア、 6 かご操作盤、 7 秤、 8 第1積載重量記憶部、 9 第1運行履歴記憶部、 10 監視カメラ、 11 監視サーバ、 12 第1画像記憶部、 13 支援システム、 14 収集部、 15 解析部、 16 利用履歴演算部、 17 適用性評価部、 18 影響評価部、 19 仕様記憶部、 20 稼働計画記憶部、 21 第2積載重量記憶部、 22 第2運行履歴記憶部、 23 第2画像記憶部、 24 空き状況履歴記憶部、 25 利用履歴記憶部、 26 利用想定記憶部、 27 影響記憶部、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 専用ハードウェア

Claims (6)

  1. 施設に設けられたエレベーターのかごの空き状況を解析する解析部と、
    過去の時間ごとの前記エレベーターの運行状態に、当該時間について前記解析部が解析した前記エレベーターのかご内の空き状況を対応づけて前記エレベーターの利用履歴とする利用履歴演算部と、
    前記利用履歴に基づいて、前記施設を移動するロボットによる前記エレベーターを利用した移動を表す移動情報を含む稼働計画の適用可否を評価する適用性評価部と、
    を備えるロボットの稼働計画策定の支援システム。
  2. 前記エレベーターの時間ごとの運行状態のうち前記かごが走行していた時間に対応する運行状態は、前記かごの出発階および行先階の情報を含み、
    前記ロボットの移動情報は、前記ロボットによる前記エレベーターの利用時間、乗車階、および降車階の情報を含む
    請求項1に記載のロボットの稼働計画策定の支援システム。
  3. 前記適用性評価部は、前記ロボットの移動情報に対して、当該移動情報の利用時間に含まれる時間についての前記エレベーターの運行情報の出発階および行先階の間の走行区間が、当該移動情報の乗車階および降車階の間の利用区間を含む場合に、前記利用履歴において当該運行状態に対応づけられた前記かご内の空き状況に基づいて当該移動情報が表す前記ロボットの移動の可否を判定する
    請求項2に記載のロボットの稼働計画策定の支援システム。
  4. 前記適用性評価部は、前記かご内の空き状況および前記ロボットの仕様情報に基づいて前記ロボットの移動の可否を判定する
    請求項3に記載のロボットの稼働計画策定の支援システム。
  5. 利用者が乗車する直前に前記かごが走行していた区間に前記ロボットの乗車階が含まれる場合に、前記ロボットの前記かごへの乗車時間を当該利用者の待ち時間の履歴に加算し、利用者が乗車する直前に前記かごが走行していた区間に前記ロボットの降車階が含まれる場合に、前記ロボットの前記かごからの降車時間を当該利用者の待ち時間の履歴に加算することで、前記稼働計画を適用した場合の前記エレベーターの運行への影響を評価する影響評価部
    を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロボットの稼働計画策定の支援システム。
  6. 利用者が乗車している間に前記かごが走行していた区間に前記ロボットの乗車階が含まれる場合に、前記ロボットの前記かごへの乗車時間を当該利用者が乗車している時間の履歴に加算し、利用者が乗車している間に前記かごが走行していた区間に前記ロボットの降車階が含まれる場合に、前記ロボットの前記かごからの降車時間を当該利用者が乗車している時間の履歴に加算することで、前記稼働計画を適用した場合の前記エレベーターの運行への影響を評価する影響評価部
    を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロボットの稼働計画策定の支援システム。
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