JP2014051359A - 群管理エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定のかごへの乗り場呼びの割当て可能性を他のかごと異ならせ、ユーザの利便性を向上する。
【解決手段】群管理制御装置は、専用運転モードで運転中のかご(エレベータ)を、乗り場呼びの割当て対象から除外する(S42)。新規の乗り場呼びが登録されると(S43:YES)、群管理制御装置は、かごの現在位置、荷重、割当済みの呼びの数、行き先、移動方向などに応じて割当て用評価値を算出する(S45)。さらに、群管理制御装置は、専用運転モードに切替可能な所定のかごについては、特別評価値を算出して割当て用評価値に加算する(S46)。群管理制御装置は、最も評価値の低いかごに乗り場呼びを割り当てる。
【選択図】図4

Description

本発明は、群管理エレベータシステムに関する。
複数のエレベータを運行管理する群管理エレベータシステムでは、ユーザが乗り場に設置された乗り場ボタンを押すと、乗り場呼びが発生し、その乗り場呼びに対して少なくとも1台のかごが配車されるようになっている(特許文献1,2)。さらに、特定のユーザまたは特定の用途についてのみ利用を許可するように、乗り場呼びの割当てを制御する技術も知られている(特許文献3,4)
特開昭59−153774号公報 特開平4−197969号公報 特開2003−040534号公報 特開2010−260703号公報
通常運転モードと専用運転モードとを切替可能なエレベータにおいて、その通常運転中に乗り場呼びを割り当てた後で、専用運転モードに切り替わった場合、乗り場呼びの割当先を変更する必要がある。
運転モードの切替可能なエレベータの前で待っていたユーザは、他のエレベータに到着案内されると戸惑うばかりか、他のエレベータに移動する必要があるため、ユーザの使い勝手が悪い。また、今まで待っていたエレベータから他のエレベータに移動するため、老人または病人などの移動速度の遅いユーザがエレベータに乗り遅れる可能性がある。さらに、移動速度の遅いユーザを待つために、かごの戸開待機時間が長くなるため、稼働効率が低下する。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、利便性および稼働効率を向上できるようにした群管理エレベータシステムを提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に係る群管理エレベータシステムは、複数のかごを群管理する群管理エレベータシステムであって、乗り場呼びを登録するための乗り場呼び登録部と、乗り場呼び登録部に登録された乗り場呼びを複数のかごのうち少なくともいずれか一つのかごに割り当てるための割当て決定部と、を備え、割当て決定部は、複数のかごのうち所定のかごとその他のかごとの間で乗り場呼びの割り当て可能性が異なるように、乗り場呼びの割当先を決定する。
所定のかごは、通常運転モードと専用運転モードとの間で運転モードを切替可能なかごであってもよい。
割当て決定部は、所定のかごが専用運転モードで運転中の場合、乗り場呼びの割当て対象に含めず、所定のかごが通常運転モードで運転中の場合、乗り場呼びの割当て頻度がその他のかごへの乗り場呼びの割当て頻度よりも低下するように、乗り場呼びの割当先を決定することができる。
本発明によれば、所定のかごと他のかごとの間で乗り場呼びの割り当て可能性を異ならせることができ、ユーザの使い勝手に応じて乗り場呼びを割り当てることができる。さらに、本発明によれば、通常運転モードと専用運転モードとの間で運転モードを切替可能な所定のかごを有する群管理エレベータシステムにおいて、乗り場呼びの割当て先変更を少なくして、ユーザの利便性を向上することができる。
本実施例に係る群管理エレベータシステムの全体図である。 群管理制御装置の構成図である。 全体処理を示すフローチャートである。 全体処理中の乗り場呼び割当処理を示すフローチャートである。 乗り場の構成を示す説明図である。 第2実施例に係り、かごに加算する評価値を算出するグラフである。 第3実施例に係り、かごに加算する評価値を算出するグラフである。 第4実施例に係り、乗り場呼びの割当てを説明するための説明図である。 かごに加算する評価値を算出するグラフである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、以下に詳述する通り、運転モードの切替可能なエレベータを含む場合、運転モードに応じて乗り場呼びの割当てを制御する。
図1〜図5を用いて第1実施例を説明する。本実施例では、一般乗り場呼びを中心に説明するが、車椅子用乗り場呼びなどの他の種類の乗り場呼びについても対応することができる。
本実施例では、いわゆるVIPモード、特定の階床間での運行を許可するモード、担架などが専用して利用するモードのように、特定のユーザまたは特定の用途で専用運転する場合を述べる。しかし、本実施例は、それらに限らず、一般乗り場呼びに応答しない運転モードを有するエレベータを備えるエレベータシステムであれば、適用可能である。
図1は、群管理エレベータシステム1の全体構成を示す。群管理エレベータシステム1は、例えば複数のエレベータ10と、群管理制御装置20とを備える。
エレベータ10は、例えば、かご11と、巻上機12と、主索13と、おもり14と、ドア15と、乗り場呼び入力装置16と、かご内の行先階操作部19(図2参照)と、エレベータ制御装置18を備える。
乗り場のユーザは、乗り場のエレベータドア15の近くに配置されている乗り場呼び入力装置16を押すことで、エレベータ(かご11)を呼ぶことができる。また、かご内のユーザは、行先階操作部19を操作することで、目的の階への着床を指示できる。エレベータ制御装置18は、群管理制御装置20よりいずれかのかご11に適切に割り当てられた乗り場呼び及びかご呼びに基づき、制御信号を出力する。
巻上機12は、エレベータ制御装置18からの制御信号により、主索13を介してかご11を昇降させる。かご11が目的の乗り場に到着すると、かごドア(不図示)がドア駆動装置により開扉し、かごドアの動きに追従して乗り場ドア15も開扉する。所定の待機時間が経過したり、かご内から閉扉が指示されたりすると、かごドアは閉扉し、その動きに連動して乗り場ドア15も閉じる。
図1に示す複数のエレベータ10のうち、右側のエレベータ10(#n)は、運転モードを切替可能なエレベータである。このエレベータ10(#n)は「所定のかご」に該当する。運転モードを切替可能なエレベータ10(#n)は、他のエレベータ10(#1,#2)と同様の構成を備えるほかに、さらに、運転モードを切り替えるための運転切替スイッチ17をかご11内に備えている。ビルの管理者などが運転切替スイッチ17を操作すると、通常運転モードから専用運転モードに切り替わったり、その逆に、専用運転モードから通常運転モードに切り替わったりする。
入力装置30は、エレベータ10の群管理制御などに関する各種パラメータを群管理制御装置20に登録するための装置である。
図2は、群管理制御装置20の機能構成を示す。群管理制御装置20は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ、入出力回路などを有するコンピュータとして構成することができる。メモリに記憶された所定の制御プログラムをマイクロプロセッサが読み込んで実行することで、後述する各機能が実現する。
群管理制御装置20は、例えば、乗り場呼び登録装置21と、割当て決定部22と、エレベータデータ管理部23と、パラメータ記憶部24を備える。
乗り場呼び登録装置21は、各乗り場呼び入力装置16の操作によって発生する乗り場呼びを登録するためのものである。割当て決定部22は、乗り場呼び登録部21に登録された乗り場呼びに対して、少なくとも1つのかご11を割り当てて配車するためのものである。エレベータデータ管理部23は、各エレベータ10の運行状況(かご内の行先階操作部19で指示された行先階、ドア開閉状態、乗車人数、運転モードなど)に関するデータを、各エレベータ制御装置18から取得して管理する。
なお、本実施例では、群管理制御装置20は、各エレベータ10の運行制御に関わる指令(行先階の指示、サービス不能の階の指示など)を出力する。そのために図1,図2の構成では、乗り場呼び入力装置16を群管理制御装置20に直接的に接続している。しかし、これに代えて、乗り場呼び入力装置16をエレベータ制御装置18を介して群管理制御装置20に接続する構成でもよい。つまり、エレベータ制御装置18は、それぞれのエレベータ10に関する情報を取得し、無線または有線の通信回線を介して群管理制御装置20に送信する構成でもよい。なお、運転切替スイッチ17をエレベータ制御装置18を介さずに直接的に群管理制御装置20に接続する構成でもよい。
エレベータ制御装置18は、群管理制御装置20からの指示を通信回線を介して受領し、その指示に応じた動作を実行することができる。エレベータ制御装置18は、例えば、ドアの開閉、かごの出発、かごの着床などを制御する。これに対し、行先階の指定、強制的なドアの開閉動作などは、群管理制御装置20が担当する。
パラメータ記憶部24は、エレベータ10の群管理制御などに使用するためのパラメータを記憶する。パラメータは外部入力装置30から入力することができる。
図3は、群管理制御装置20が実行する全体処理を示すフローチャートである。本処理は、群管理制御装置20に電源が投入された場合、またはリスタートされた場合に実行される。
まず最初に、群管理制御装置20は、パラメータの初期化などを行うためのイニシャル処理を実行する(S10)。次に、群管理制御装置20は、各エレベータ10からエレベータを群管理するために必要なエレベータデータを取得し、記憶する(S20)。ここでエレベータデータとしては、かごの位置、運転方向、かご内行先階呼びなどの登録状況等がある。
群管理制御装置20は、乗り場呼び入力装置16で発生した乗り場呼びを登録するための乗り場呼び登録処理を実行する(S30)。続いて、群管理制御装置20は、ステップS20で取得したエレベータデータなどに基づいて、ステップS30で登録した乗り場呼びを少なくとも1つのエレベータ(かご)に割り当てる(S40)。群管理制御装置20は、乗り場呼びの割当てを完了すると、走行制御およびドア開閉制御等のエレベータ動作を制御し(S50)、ステップS20に戻る。ステップS20〜S50は、所定の制御周期で繰り返して実行される。
図4は、図3中の乗り場呼び割当処理(S40)のフローチャートである。最初に、群管理制御装置20は、管理下の各エレベータ10が全て通常運転モードであるか判定する(S41)。専用運転モードで稼働中のエレベータ10がある場合(S41:NO)、群管理制御装置20は、その専用運転モード中のエレベータ10を乗り場呼びの割当て対象から除外する(S42)。従って、専用運転モードのエレベータ10に、乗り場呼びが割り当てられることはない。
通常運転モードのエレベータ10のみである場合(S41:YES)、または専用運転モードのエレベータ10を乗り場呼びの割当て対象から除外した場合(S42)、群管理制御装置20は、新規の乗り場呼びが登録されたか判定する(S43)。新規の乗り場呼びが登録されていない場合(S43:NO)、群管理制御装置20は、乗り場呼びの再割当てが必要か判定する(S44)。例えば、乗り場呼びの発生した階へのかご到着が所定時間以上遅れているような場合、その乗り場呼びの再割当てが必要と判定する。乗り場呼びを再割当てする必要がない場合(S44:NO)、本処理は終了する。割り当てるべき乗り場呼びが存在しないためである。
これに対し、新規の乗り場呼びが登録された場合(S43:YES)、または、再割当ての必要な乗り場呼びがある場合(S44:YES)、群管理制御装置20は、「第1評価値」としての割当て用評価値を算出する(S45)。
群管理制御装置20は、例えば、エレベータデータを参照し、乗り場呼び、かご呼び(かご内での行先階を指定する呼び)、かごの荷重(乗車人数)、かごの現在位置、かごの移動方向などの情報に基づいて、各かご毎に割当て用評価値を算出する。例えば、待機時間が短くなるように、エレベータ群の全体として輸送効率が向上するように、などの観点から割当て用評価値を求めることができる。
さらに、群管理制御装置20は、専用運転モードに切替可能な所定のエレベータ(所定のかごとも呼ぶ)については、「第2評価値」としての特別評価値を算出する(S46)。ここで、留意すべき点は、専用運転モードに切替可能なかごであって、今現在は通常運転モードで稼働中のかごについてのみ特別評価値を算出する点である。既に専用運転モードで稼働中のかごは、割当て対象から除外されているため(S42)、特別評価値を算出する必要はない。
群管理制御装置20は、後述のように、所定のかごに乗り場呼びが割り当てられる可能性が、他のかご(専用運転モードに切り替えることのできない通常のかご)に割り当てられる可能性よりも低くなるように、正の値の特別評価値を算出する。算出された特別評価値は、所定のかごについて算出された割当て用評価値に加算される。
特別評価値として、予め設定される固定値を用いてもよいし、何からのパラメータに基づいて特別評価値を適宜算出してもよい。例えば、管理者は、外部入力装置30を介して、特別評価値を群管理制御装置20に設定したり、特別評価値を算出するためのパラメータを設定したりすることができる。
群管理制御装置20は、評価値の最も小さいかごに対して、ステップS43で登録された新規の乗り場呼びを割り当てる(S47)。通常のかごの場合は、割当て用評価値のみが判断対象となる。専用運転モードに切替可能な所定のかごの場合は、割当て用評価値と特別評価値との合計値が判断対象となる。従って、特別評価値が大きければ大きいほど、所定のかごに乗り場呼びが割り当てられる可能性は低下する。
本実施例では、いわゆるペナルティ制御に基づいて乗り場呼びを割り当てるため、最も評価値の低いかごを選択する。これに対し、いわゆるボーナス制御に基づく場合は、最も評価値の高いかごを選択する。ボーナス制御の場合、特別評価値の値は、0に近い値、または負の値として設定することができる。
図5は、群管理エレベータの配置を示す。図5では、両端に出入口のある通路を挟んで合計6台のエレベータ10(#1〜#6)が3台ずつ向かい合わせで配置されている。図5の例では、6号機のエレベータ10(#6)が専用運転モードに切替可能である。
ここで、もしも新規の乗り場呼びが6号機のエレベータ10(#6)に割り当てられた場合を検討する。6号機のエレベータ(かご)が乗り場に到着するよりも前に、6号機のエレベータが専用運転モードに切り替えられると、6号機に割り当てられていた乗り場呼びを、1号機〜5号機の他のエレベータに割当て直す必要がある。
もしも、乗り場呼びが1号機のエレベータ10(#1)に割り当てられた場合、6号機のエレベータ10(#6)の前で待っていたユーザは、図5中に二点鎖線で示すように、1号機のエレベータに向けて長い距離を移動する必要がある。移動を強いられるユーザが病人または老人などのように歩行の遅いユーザである場合、1号機のエレベータ10(#1)に乗り遅れる可能性もある。
これに対し、本実施例では、専用運転モードに切替可能なエレベータ10(#6)には、通常の割当て用評価値のほかに特別評価値を加算する。このため、専用運転モードに切替可能なエレベータ10(#6)の評価値は、他の通常のエレベータ10(#1〜#5)に比べて大きくなりやすい。従って、専用運転モードに切替可能なエレベータ10(#6)に乗り場呼びが割り当てられる可能性(割当て頻度)は、他の通常のエレベータ10(#1〜#5)よりも低下する。
本実施例では、専用運転モードに切替可能なエレベータへの、乗り場呼びの割当て可能性を低下させる。このため、専用運転モードに切替可能なエレベータに割当済みの乗り場呼びが、運転モードの切替によって他のエレベータに割り当て直されるという事態の発生を抑制できる。従って、乗り場呼びの割当て変更の発生を低減でき、ユーザが乗り場で移動したりするのを抑制でき、ユーザの利便性を向上できる。
図6を用いて第2実施例を説明する。以下の各実施例では第1実施例との相違を中心に説明する。本実施例では、専用運転モードに切替可能な所定のかごに加算する特別評価値を、群管理エレベータシステムの交通量に応じて設定する。
図6は、特別評価値を算出するためのグラフである。縦軸は特別評価値を示し、横軸は交通量(輸送量)を示す。交通量は、例えば、特定の一つあるいは複数の階で発生した呼び(乗り場呼びとかご呼びの両方)を単位時間で割ることで算出できる。
特別評価値は、交通量が増大するにつれて、初期値Pa1から下限値Pa2(Pa1>Pa2)まで低下するように設定されている。交通量が増大するほど、特別評価値は小さくなる。
このように構成される本実施例では、交通量が増大するほど、専用運転モードに切替可能な所定のかごに乗り場呼びが割り当てられる可能性を大きくすることができる。従って、所定のかごの稼働率を高めて、群管理エレベータシステム全体の輸送効率を改善することができる。さらに、本実施例では、交通量の少ない場合、第1実施例で述べたと同様に、所定のかごに割り当てられた乗り場呼びが後から変更される可能性を低減して、ユーザの利便性を向上できる。このように本実施例では、群管理されたエレベータの稼働効率の改善とユーザの利便性の向上の両方を実現することができる。
図7を用いて第3実施例を説明する。本実施例では、群管理エレベータシステムのサービス時間帯に応じて、特別評価値を調整する。図7は、特別評価値を算出するためのグラフである。縦軸は特別評価値を示し、横軸は時間を示す。朝の出勤時間帯T0−T1、および夕方の退勤時間帯T4では、特別評価値は下限値Pa4に設定される。交通量の比較的少ない昼間T2−T3では、特別評価値は上限値Pa3に設定される。
従って、本実施例では、朝夕の混雑時に、専用運転モードに切替可能な所定のかごを用いて、ユーザを輸送することができる。これにより、混雑を緩和し、群管理されたエレベータの運行効率を高めることができる。さらに、本実施例では、交通量の安定する昼間に、所定のかごに割り当てた乗り場呼びを他のかごに割り当て直すという事態の発生を抑制して、ユーザの利便性を改善できる。
さらに、本実施例では、交通量の多い出勤時間帯から交通量の安定する昼間の時間帯にかけての時間帯T1−T2において、特別評価値は、時間の経過につれて徐々に増加するよう設定される。昼間の時間帯から交通量の多い退勤時間帯にかけての時間帯T3−T4において、特別評価値は、時間の経過につれて徐々に低下するように設定される。
従って、本実施例では、エレベータの利用状況に応じて、所定のかごの使用頻度(乗り場呼びの割り当て頻度)を調整することできる。これにより、第2実施例と同様の効果を奏する。なお、図7に示すグラフは、平日用、祝祭日用、夏期休暇などの長期休暇用、のように曜日または季節などに応じて用意してもよい。
図8および図9を参照して第4実施例を説明する。本実施例では、所定のかご(#4)の近くにユーザが滞留するのを抑制すべく、所定のかご(#4)から離れた他のかごに乗り場呼びを割り当てやすくしている。
図8は、本実施例による群管理エレベータの配置を示す。本実施例では、行き止まりになった乗り場に合計6台のエレベータ10が3台ずつ対向して配置されている。そして、乗り場の入口近傍に位置するエレベータ10(#4)は、専用運転モードに切替可能な所定のかごであるとする。
図9は、割当て用評価値を算出するためのグラフである。縦軸は割当て用評価値を示し、横軸は所定のかごとの距離を示す。所定のかごに最も近いエレベータについては、上限値Pb1の評価値が与えられる。所定のかごから最も遠いエレベータには、下限値Pb2の評価値が与えられる。所定のかごとの距離が遠いかごほど、割当て用評価値は小さくなるようにグラフは設定されている。正確には、割当て用評価値の基礎値は、例えば、かごの現在位置、割り当てられている呼びの数、移動方向、荷重などによって算出されるが、その基礎値に図9のグラフから算出される割当て用評価値Pbが加算されて、本実施例における割当て用評価値が得られる。
本実施例では、所定のかごから離れたかごであるほど、乗り場呼びが割り当てられる可能性が高くなるため、所定のかごの前で待つユーザ数を少なくできる。従って、所定のかごが専用運転モードに切り替える必要がある場合、所定のかごを速やかに専用の目的で使用することができる。例えば、担架等で病人を手術室に運ぶような場合に、所定のかごの前で待つ人の数が少ないため、所定のかご内に担架を速やかに入れて、病人を手術室まで運ぶことができる。
特に、専用運転モードに切替可能な所定のかごが乗り場の出入口近辺に設けられている場合、出入口近辺にユーザが多数滞留していると滑らかな移動動線を確保することができず、群管理エレベータの稼働効率が低下する。これに対し、本実施例では、所定のかごから離れたかごに乗り場呼びを割り当てやすくするため、滑らかな移動動線を確保することができ、稼働効率を向上できる。さらに、本実施例では、所定のかごの運転モードを専用運転モードに切り替えた場合に、速やかに利用することができる。本実施例は、前記第1、第2、第3実施例のいずれにも適用可能である。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
1:群管理エレベータシステム、10:エレベータ、11:かご、16:乗り場呼び入力装置、18:エレベータ制御装置、19:行先階操作部、20:群管理制御装置、21:乗り場呼び登録装置、22:割当て決定部、23:エレベータデータ管理部、30:外部入力装置

Claims (7)

  1. 複数のかごを群管理する群管理エレベータシステムであって、
    乗り場呼びを登録するための乗り場呼び登録部と、
    前記乗り場呼び登録部に登録された前記乗り場呼びを前記複数のかごのうち少なくともいずれか一つのかごに割り当てるための割当て決定部と、
    を備え、
    前記割当て決定部は、前記複数のかごのうち所定のかごとその他のかごとの間で前記乗り場呼びの割り当て可能性が異なるように、前記乗り場呼びの割当先を決定する、
    群管理エレベータシステム。
  2. 前記所定のかごは、通常運転モードと専用運転モードとの間で運転モードを切替可能なかごである、
    請求項1に記載の群管理エレベータシステム。
  3. 前記割当て決定部は、
    前記所定のかごが前記専用運転モードで運転中の場合、前記乗り場呼びの割当て対象に含めず、
    前記所定のかごが前記通常運転モードで運転中の場合、前記乗り場呼びの割当て頻度が前記その他のかごへの前記乗り場呼びの割当て頻度よりも低下するように、前記乗り場呼びの割当先を決定する、
    請求項2に記載の群管理エレベータシステム。
  4. 前記割当て決定部は、
    前記複数のかごの運行状態に関するデータに基づいて、前記複数のかご毎に第1評価値を算出し、
    さらに、前記所定のかごについては、予め設定される第2評価値を、前記所定のかごについて算出された前記第1評価値に加算し、
    前記第1評価値、または前記第1評価値と前記第2評価値との合計値のうち、いずれか最も評価値の低いかごに前記乗り場呼びを割り当てる、
    請求項3に記載の群管理エレベータシステム。
  5. 前記第2評価値は、前記複数のかごの利用状態に基づいて算出される、
    請求項4に記載の群管理エレベータシステム。
  6. 前記複数のかごの利用状態とは、前記複数のかごを用いた交通量であり、
    前記第2評価値は、前記交通量が小さいほど大きく、前記交通量が大きいほど小さくなるように設定される、
    請求項5に記載の群管理エレベータシステム。
  7. 前記第1評価値は、前記所定のかごとの間の距離が短くなるほど大きく、前記所定のかごとの距離が長くなるほど小さくなるように設定される、
    請求項4〜6のいずれかに記載の群管理エレベータシステム。
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