JP2022166738A - 回転体の支持構造 - Google Patents

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泰輝 吉河
Yasuteru Yoshikawa
康輔 小島
Kosuke Kojima
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Abstract

【課題】軸受の寿命を延ばす。【解決手段】第2軸受38は、内輪54としまりばめにて嵌合している支持部52に支持されている。軸受38に作用する半径方向の荷重Fが加わる周方向の位置において、内輪54と支持部52の間に隙間60が形成されている。隙間60によって、荷重Fが周方向において分散され、内輪54の転動面に加わる最大荷重を小さくすることができる。これにより、軸受の寿命を延ばすことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、転がり軸受を介して回転体を支持する支持構造に関する。
回転体を、回転を許容するように支持するために転がり軸受が広く用いられている。ラジアル荷重を担持可能なラジアル転がり軸受は、外輪と、内輪と、外輪と内輪の間に介在する転動体とを含む。下記特許文献1には、支軸(3)と、支軸(3)と同軸に、かつ支軸(3)の外側に位置するヘリカルギヤ(2)と、支軸(3)とヘリカルギヤ(2)の間に介在する転動体(4a)が示されている。外側のヘリカルギヤ(2)は内側の支軸(3)に対して回転する。支軸(3)が軸受の内輪、ヘリカルギヤ(2)が軸受の外輪として機能する。なお、上記の( )内の符号は、下記特許文献1で用いられた符号であり、本実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
特開2018-44638号公報
軸受の内輪または外輪の、転動体が転動する転動面の周上の1箇所に荷重が集中して、または継続的に加わると、転動面の当該部分にピーリング、フレーキングと呼ばれる損傷が生じ、軸受の寿命が短くなる場合がある。
本発明は、軸受の転動面の1箇所に荷重が集中する条件において、軸受の寿命を延ばすことを目的とする。
本発明に係る回転体の支持構造は、転がり軸受を介して支持体にて回転体を支持する構造であり、転がり軸受の外輪が回転体の内周面に嵌合し、転がり軸受の内輪が支持体の外周面にしまりばめにて嵌合し、支持体が転がり軸受を介して回転体から受けるラジアル荷重が作用する周方向位置において、支持体と内輪の間に隙間が設けられている。
支持体と内輪の間に設けられた隙間により、ラジアル荷重を受けた内輪がたわみ、荷重が分散される。荷重が分散されることで、最大荷重が減少し、軸受の寿命が延びる。
自動車のトランスアクスルの一部を模式的に示す断面図である。 第2軸受38およびその周囲の構成を模式的に示す図である。 軸受に加わる荷重についての説明図である。 第2軸受38およびその周囲の構成の他の例を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に従って説明する。図1は、自動車のトランスアクスル10の一部の断面を模式的に示す図である。トランスアクスル10は、自動車を駆動するエンジン(不図示)の出力をドライブシャフト(不図示)に伝える歯車列を備え、また、自動車を駆動し、またエンジンの出力により駆動されて発電し、さらにまたエンジンを始動する電動機12を備える。さらに、トランスアクスル10は、サンギヤ14、プラネタリキャリア16およびリングギヤ18の三要素を有する遊星歯車機構20を備える。サンギヤ14、プラネタリキャリア16およびリングギヤ18は、共通の軸線周りに回転可能に設けられ、プラネタリキャリア16は、それぞれサンギヤ14およびリングギヤ18とかみ合う複数のプラネタリピニオン22を回転可能に支持している。電動機12は、トランスアクスル10のケース24に固定されたステータ26と、ステータ26により回転駆動されるロータ28を含む。ロータ28には、電動機12の出力軸であるロータシャフト30が固定されている。
エンジンの出力は、エンジンに接続されたインプットシャフト32を介してトランスアクスル10に入力される。インプットシャフト32は、プラネタリキャリア16に結合しており、プラネタリキャリア16と一体に回転する。ロータシャフト30は、サンギヤ14とスプライン結合しており、サンギヤ14はロータシャフト30と一体となって回転する。リングギヤ18は、インプットシャフト32およびロータシャフト30と同軸に配置された円筒形状の中間スリーブ34の内周面に形成されている。中間スリーブ34は、両端が転がり軸受36,38を介してケース24に支持されている。転がり軸受36,38は玉軸受であってよい。2つの転がり軸受36,38のうち、電動機12の側に配置された軸受を第1軸受36、もう1つの軸受を第2軸受38と記す。
中間スリーブ34の外周面の第2軸受38寄りに、カウンタドライブギヤ40が形成されている。カウンタドライブギヤ40は、インプットシャフト32およびロータシャフト30と平行に配置されたカウンタシャフト42と一体に回転するカウンタドリブンギヤ44とかみ合っている。カウンタシャフト42は、ケース24に転がり軸受46,48を介して支持されている。転がり軸受46,48は、円錐ころ軸受であってよい。カウンタシャフト42には、カウンタシャフト42と同軸に、ファイナルドライブギヤ50が形成されており、ファイナルドライブギヤ50は、デフケース(不図示)と一体のファイナルドリブンギヤ(不図示)とかみ合っている。第2軸受38は、ケース24の、壁面から突出した支持部52にしばりばめにて嵌合されて支持されている。
図2は、第2軸受38、ケース24の支持部52およびこれらの周囲の構成要素を軸線方向から見た図を示している。第2軸受38は、同軸に配置された内輪54および外輪56と、内輪54と外輪56の間に介在する転動体である複数のボール58を有する。
電動機12によりエンジンを始動する際、遊星歯車機構20は、リングギヤ18が支点、サンギヤ14が力点、プラネタリキャリア16が作用点となって動作する。このとき、リングギヤ18およびリングギヤ18が形成された中間スリーブ34には、カウンタドリブンギヤ44からの反力が入力する。この反力は、第1および第2軸受36,38が受けるが、カウンタドリブンギヤ44とかみ合うカウンタドライブギヤ40の近くに位置する第2軸受38がより多くの荷重を負担する。この、第2軸受38に入力する荷重が図2において符号Fで示されている。また、前述のように、第1軸受38は、支持部52に対してしまりばめとなっているため、荷重Fは、常に内輪54の決まった位置に作用する。このため、この荷重Fが加わる位置において、内輪54の、ボール58が接触する転動面が損傷し、第2軸受38の寿命が短くなる可能性がある。
このトランスアクスル10においては、荷重Fが作用する位置に対応して、第2軸受38と支持部52の間に隙間60を設けている。隙間60は、円弧と弦で囲まれた弓形に形成してよい。隙間を設けることにより、内輪54がたわんで荷重Fが周方向に分散する。
図3は、荷重Fが分散する様子が模式的に示されており、(a)は支持部52と内輪54の間に隙間60が形成された構成が示され、(b)は隙間を形成しない支持部52Bを有する比較例が示されている。(b)に示すように隙間がない場合、荷重Fが加わる位置に最も近いボール58を介して内輪54に加わる力Fb1が大きく、隣接するボール58を介して内輪54に加わる力Fb2は小さい。隙間60を形成した場合は、荷重Fが加わる位置に最も近いボール58を介して内輪54に加わる力Fa1は、隙間がない場合の力Fb1に比べて小さくなる。その分、隣接するボール58を介して内輪54に加わる力Fa2は、隙間がない場合の力Fb2に比べて大きくなる。力Fa2が力Fa1に比べて小さいことは、隙間がない場合と変わらない。このように、荷重Fが分散して最大荷重が低減すること(Fb1→Fa1)により、第2軸受38の寿命を延ばすことができる。
図4は、第2軸受38の周辺構造の他の構成例を示す模式図である。この例では、ケース24の、第2軸受38の内輪54の側面に接する面に、隙間60とつながる潤滑溝62が形成されている。潤滑溝62の、隙間60とは反対側の端は、ケース24内の空間に開放している。隙間60と潤滑溝62を通って潤滑油が流れ、第2軸受38の冷却の一助となる。
内輪と支持部がしまりばめにて嵌合する軸受の周方向の1箇所に荷重が集中する場合、この荷重が加わる位置に、内輪と支持部の間に隙間を設けることで、荷重を分散し、内輪54の転動面に加わる最大荷重を小さくすることができる。これにより、軸受の寿命を延ばすことができる。
10 トランスアクスル、12 電動機、14 サンギヤ、16 プラネタリキャリア、18 リングギヤ、20 遊星歯車機構、22 プラネタリピニオン、24 ケース、26 ステータ、28 ロータ、30 ロータシャフト、32 インプットシャフト、34 中間スリーブ、36 第1軸受、38 第2軸受、40 カウンタドライブギヤ、42 カウンタシャフト、52 支持部、54 内輪、56 外輪、58 ボール、60 隙間、62 潤滑溝。

Claims (1)

  1. 転がり軸受を介して支持体にて回転体を支持する回転体の支持構造であって、
    前記転がり軸受の外輪が前記回転体の内周面に嵌合し、
    前記転がり軸受の内輪が前記支持体の外周面にしまりばめにて嵌合し、
    前記支持体が前記転がり軸受を介して前記回転体から受けるラジアル荷重が作用する周方向位置において、前記支持体と前記内輪の間に隙間が設けられている、
    回転体の支持構造。
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