JP2006207622A - はすば歯車支持構造および風力発電機用増速機 - Google Patents

はすば歯車支持構造および風力発電機用増速機 Download PDF

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Abstract

【課題】 左右の列で異なる荷重が作用する環境で、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行なえる複列転がり軸受を備えたはすば歯車支持構造、および、そのようなはすば歯車支持構造を備えた風力発電機用増速機を提供する。
【解決手段】 内輪12と、外輪13と、球面ころ14,15と、保持器16とを備える複列自動調心ころ軸受11を風力発電機用増速機の軸受に適用する場合、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を支持することができる軸受11bを、大きなアキシアル荷重を受ける側に配置する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、はすば歯車の支持構造、および、はすば歯車を備える風力発電機用増速機に関するものである。
風力発電機用の増速機として、例えば、特開2000−337246号公報(特許文献1)に遊星歯車機構を備える風力発電機用増速機が記載されている。同公報によると、風力発電機用増速機1は、図1に示すように、風力を受けるブレードとともに回転する入力軸2と、複列転がり軸受4によって支持され、発電機に接続された出力軸3と、入力軸2の回転を増速して出力軸3に伝達する遊星歯車機構5とからなる。
遊星歯車機構5は、出力軸3に接続された太陽歯車6と、ハウジングに固定された内歯歯車7と、軸受9を介して入力軸2に接続され、太陽歯車5および内歯歯車6に噛み合う遊星歯車8とからなる。太陽歯車6、内歯歯車7および遊星歯車8には、伝動が極めて円滑で、振動音が少なく、大きな力を伝えることができるはすば歯車が用いられている。
遊星歯車8は、入力軸2の回転に伴って太陽歯車6の周りを公転する際に、内歯歯車7と噛み合うことにより自転する。太陽歯車6は、自転する遊星歯車8と噛み合うことにより、入力軸2の回転を出力軸3に伝達する。このとき、太陽歯車6と内歯歯車7の歯数の差が大きい程、入力軸2の回転が増速されて出力軸3に伝達される。
特開2000−337246号公報(段落番号0011等)
図2(a)は、はすば歯車71と、はすば歯車72とを噛み合わせた状態を示す図である。はすば歯車71が図の右側から見て時計回りに回転する場合、はすば歯車71には、はすば歯車71およびはすば歯車72の噛み合いによって、図2(b)に示すように、ラジアル方向の分力Frとアキシアル方向の分力Faとの合力である動力Fが作用する。
これを、図1の風力発電機用増速機1に当てはめると、出力軸3が複列転がり軸受4側から見て時計回りに回転する場合、複列転がり軸受4は、太陽歯車6から図の右方向に向かうアキシアル荷重を受けることとなる。その結果、複列転がり軸受4には、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方の支持能力が要求される。
このとき、複列転がり軸受4の一方の列には、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方が負荷されるのに対し、他方の列には専らラジアル荷重のみが負荷される。
そのため、高負荷側の列の転がり疲労寿命が短くなる。一方、軽負荷側の列では、ころと内外輪の軌道面との間で滑りを生じ、表面損傷や摩耗の問題を引き起こす。大きな荷重に対応するために軸受サイズを大きくすることが考えられるが、軽負荷側では余裕が大きくなりすぎ、不経済である。
この発明の目的は、左右の列で異なる荷重が作用する環境で、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行なえて、実質寿命を延長することができ、また、材料に無駄のない経済的な複列転がり軸受を備えたはすば歯車支持構造、および、そのようなはすば歯車支持構造を備えた風力発電機用増速機を提供することである。
この発明に係るはすば歯車の支持構造は、中心軸を有するはすば歯車と、固定部材に組み込まれ、中心軸を回転自在に支持する複列転がり軸受とを備えたはすば歯車支持構造である。複列転がり軸受に注目すると、左右の列で負荷容量を互いに異ならせて、大きなアキシアル荷重を受ける側の列の負荷容量を大きくしたことを特徴とする。
上記構成とすることにより、中心軸に作用する荷重の特性に応じた適正な支持が行えるので、信頼性が高く、長寿命のはすば歯車支持構造が得られる。
複列転がり軸受は、例えば、左右の列に軌道面を有する内輪と、球面状凹部の軌道面を有する外輪と、内輪および外輪の間に複列に配置された球面ころとを備える複列自動調心ころ軸受とするのが好ましい。これにより、軸の撓み等による芯ずれに対して調心性を有する複列転がり軸受が得られる。
好ましくは、複列自動調心ころ軸受は、左右の列でころ長さが互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ長さを長くするとよい。これにより、ころ長さの長い球面ころを有する列の負荷容量を高くすることができる。
好ましくは、複列自動調心ころ軸受は、左右の列でころ径が互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ径を大きくするとよい。これにより、ころ径の大きい球面ころを有する列の負荷容量を高くすることができる。
さらに、複列自動調心ころ軸受は、左右の列の接触角を同一とするのが好ましい。これにより、外輪に左右対称の標準品を使用することができるので、製造コストを抑えることが可能となる。さらに、外輪の精度測定時に左右の列を同じ測定条件で測定することができるので、測定作業を効率的に行うことができる。
複列転がり軸受は、例えば、左右の列に軌道面を有する内輪と、外輪と、内輪および外輪の間に複列に配置された円錐ころとを備える複列円錐ころ軸受とするのが好ましい。
複列円錐ころ軸受は、例えば、左右の列の円錐ころの小径側端部を向かい合わせた背面組み合わせ軸受とするのが好ましい。この構成とすることにより、軸受の回転中心線と、左右の列の円錐ころと内外輪の接触線との交点の距離(以下、「作用点間距離」という)が長くなるので、ラジアル荷重負荷能力やモーメント荷重負荷能力が向上する。
複列円錐ころ軸受は、例えば、左右の列の円錐ころの大径側端部を向かい合わせた正面組み合わせ軸受とするのが好ましい。
好ましくは、複列円錐ころ軸受は、左右の列でころ長さが互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ長さを長くするとよい。
好ましくは、円錐ころ軸受は、左右の列でころ径が互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ径を大きくするとよい。
この発明に係る風力発電機用増速機は、風力を受けるブレードの一端に固定され、ブレードとともに回転する入力軸と、発電機に接続された出力軸と、入力軸および出力軸の間に配置され、入力軸の回転を増速して出力軸に伝達する増速機構とを備えた風力発電機用増速機である。増速機構は、動力伝達手段の一要素としてのはすば歯車と、はすば歯車の軸を回転自在に支持する複列転がり軸受とを備える。複列転がり軸受に注目すると、左右の列で負荷容量を互いに異ならせて、大きなアキシアル荷重を受ける側の列の負荷容量を大きくしたことを特徴とする。
この発明は、軸受の左右の列で異なる荷重が作用するはすば歯車支持構造において、左右の列の負荷容量を互いに異ならせた軸受を使用することにより、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行なえるので、信頼性が高く、長寿命のはすば歯車支持構造が得られる。
図3を参照して、この発明に係るはすば歯車支持構造、例えば、図1に示す風力発電機用増速機1に使用する複列転がり軸受を説明する。
図3に示す複列転がり軸受は、内輪12と、外輪13と、内輪12および外輪13の間に複列に配置された球面ころ14,15と、球面ころ14,15を保持する保持器16とを備える複列自動調心ころ軸受11である。
内輪12は、球面ころ14,15それぞれの外径面に沿う軌道面と、中鍔17とを有し、外輪13は、球面ころ14,15の外径面に沿う共通の軌道面を有する。球面ころ14,15のころ長さL,Lに関しては、球面ころ15のころ長さLを球面ころ14のころ長さLより長くしている。
さらに、軸受中心軸に垂直な平面と、内輪12および外輪13によって左右の列の球面ころ14,15へ伝えられる合力の作用線とがなす接触角θ,θに関しては、右側列の軸受11bの接触角θを左側列の軸受11aの接触角θより大きくしている。
上記構成の複列自動調心ころ軸受11は、ころ長さを左右の列で互いに異ならせることにより、ころ長さを長くした球面ころ15の側の軸受11bの負荷容量を球面ころ14の側の軸受11aよりも大きくすることができる。さらに、左右の列の接触角を互いに異ならせることにより、接触角を大きくした右側列の軸受11bのアキシアル荷重負荷能力を左側列の軸受11aよりも大きくすることができる。
次に、図4を参照して、この発明に係るはすば歯車支持構造に使用する複列転がり軸受の他の形態を説明する。
図4に示す複列転がり軸受は、中鍔27を有する内輪22と、球面状凹部の軌道面を有する外輪23と、内輪22および外輪23の間に複列に配置され、左右の列でころ長さL,Lの異なる球面ころ24,25と、球面ころ24,25を保持する保持器26とを備える複列自動調心ころ軸受21である。
さらに、左右の列の軸受21a,21bの接触角θ,θは同一である。これにより、外輪23に左右対称の標準品を使用することができるので、製造コストを抑えることが可能となる。さらに、外輪23の精度測定時に左右の列を同じ測定条件で測定することができるので、測定作業を効率的に行うことができる。
また、図3および図4に示す複列自動調心ころ軸受においては、球面ころには対称ころを用いたが、これに限ることなく、ころの最大径位置が、ころの長さ方向の中央に存在しない非対称ころを用いてもよい。非対称ころを用いた場合、複列自動調心ころ軸受が荷重を受けたときに誘起スラスト荷重が発生し、球面ころが中鍔に押し当てられるから、球面ころの姿勢が安定し、スキューを抑制することができる。
さらには、内輪に中鍔を有する例を示したが、これに限ることなく、内輪に中鍔を有しないものとしてもよいし、内輪若しくは外輪によって案内される案内輪を有するものとしてもよい。
次に、図5を参照して、この発明に係るはすば歯車支持構造に使用する複列転がり軸受の他の形態を説明する。
図5に示す複列転がり軸受は、2つの内輪部材の大径側端部を突き合わせた内輪32と、間座37を挟んで2つの外輪部材を突き合わせた外輪33と、内輪32および外輪33の間に左右の列でころ長さが互いに異なる円錐ころ34,35と、各列の円錐ころ34,35をそれぞれ保持する保持器36とを備えた複列円錐ころ軸受31である。
また、複列円錐ころ軸受31においては、左右の列の円錐ころ34,35のそれぞれの大径側端部を向かい合わせた正面組み合わせ軸受である。
上記の構成の複列円錐ころ軸受31では、円錐ころ35のころ長さLを円錐ころ34のころ長さLより長くしたので、ころ長さの長い円錐ころ35の列ではアキシアル荷重負荷能力が高くなる。
なお、図5に示す複列円錐ころ軸受31においては、内輪32を一体として形成することとしてもよい。
図3〜図5に示す複列転がり軸受を、図1に示す風力発電機用増速機1の軸受4に適用する場合、軸受の負荷容量を高くした側を遊星歯車機構5から遠いほうに配置する。そうすることで、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行えるので、信頼性が高く、長寿命のはすば歯車支持構造が得られる。
次に、図6を参照して、この発明に係るはすば歯車支持構造に使用する複列転がり軸受の他の形態を説明する。
図6に示す複列転がり軸受は、2つの内輪部材の小径側端部を突き合わせた内輪42と、外輪43と、内輪42および外輪43の間に左右の列でころ長さが互いに異なる円錐ころ44,45が配置されている。円錐ころ44,45は、各列の円錐ころ44,45をそれぞれ保持する保持器46とを備えた複列円錐ころ軸受41である。
また、複列円錐ころ軸受41は、左右の列の円錐ころ44,45のそれぞれの小径側端部を向かい合わせた背面組み合わせ軸受である。
上記の構成の複列円錐ころ軸受41では、円錐ころ44のころ長さLを円錐ころ45のころ長さLより長くしたので、ころ長さの長い円錐ころ44の列ではアキシアル荷重負荷能力が高くなる。
また、複列円錐ころ軸受41は、背面組み合わせとすることにより、軸受の作用点間距離が長くなるので、ラジアル荷重負荷能力やモーメント荷重負荷能力が向上する。
この複列円錐ころ軸受41を、図1に示す風力発電機用増速機1の軸受4に適用する場合、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を支持することができる軸受41aを、遊星歯車機構5から近いほうに配置する。そうすることで、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行えるので、信頼性が高く、長寿命のはすば歯車支持構造が得られる。
図3〜図6の各実施形態において、左右の列でころ長さを互いに異ならせることにより、軸受の左右の列で負荷容量を異ならせる例を示したが、他の方法として、左右の列でころ径を互いに異ならせてもよいし、一方のころを中実ころとし、他方のころを両端面に貫通する貫通孔を有する中空ころとしてもよい。さらには、これらを組み合わせることによって、軸受の左右の列で負荷容量を異ならせることも有効である。
軸受の左右の列でころ径を互いに異ならせることにより、ころ径の大きい側の軸受の負荷容量を大きくすることができる。また、軸受の左右の列の一方を中実ころ、他方を中空ころとすることにより、中実ころが配置された側の軸受の負荷容量を大きくすることができる。また、軸受の左右の列でころ長さおよびころ径が同一のころを用いることができるので、内輪および外輪に標準品とすることができ、製造コストを抑えることが可能となる。
次に、図7を参照して、この発明に係るはすば歯車支持構造として、風力発電機用増速機の構成について説明する。
風力発電機用増速機50は、風力を受けるブレードとともに回転する入力軸51と、中間軸52と、入力軸51の回転を増速して中間軸52に伝達する遊星歯車機構55とからなる第1増速装置と、中間軸52,53と、発電機に接続された出力軸54と、中間軸52,53および出力軸54をはすば歯車56〜59によって連結する平行軸歯車機構の第2増速装置とを備える。
遊星歯車機構55は、中間軸52に接続された太陽歯車60と、ハウジングに固定された内歯歯車61と、軸受63を介して入力軸51に接続され、太陽歯車60および内歯歯車61に噛み合う遊星歯車62とからなる。太陽歯車60、内歯歯車61および遊星歯車62には、はすば歯車が用いられている。
中間軸52,53および出力軸54は、それぞれハウジングに固定された複列転がり軸受64〜69により支持されている。
第1増速装置は、遊星歯車62が入力軸51の回転に伴って太陽歯車60の周りを公転する際に、内歯歯車61と噛み合うことにより自転する。太陽歯車60は、自転する遊星歯車62と噛み合うことにより、入力軸51の回転を中間軸52に伝達する。このとき、太陽歯車60と内歯歯車61の歯数の差が大きい程、入力軸51の回転が増速されて中間軸52に伝達される。
第2増速装置は、中間軸52の回転をはすば歯車56〜59により、中間軸53を介して出力軸54に伝達する。このとき、はすば歯車56とはすば歯車57、および、はすば歯車58とはすば歯車59の歯数の差が大きい程、中間軸52の回転が増速されて出力軸54に伝達される。
風力発電機用増速機50で使用される各種歯車について、その一部または全部に平歯車を用いてもよいが、はすば歯車を用いることにより、伝動が極めて円滑で、振動音が少なく、大きな力を伝えることが可能な増速機を得ることができる。
上記の風力発電機用増速機50において、入力軸51、中間軸52,53、出力軸54は、それぞれ、はすば歯車の噛み合いによりアキシアル方向荷重を受けることになる。そこで、各軸を支持する複列転がり軸受として、図3〜図6に示す複列転がり軸受を使用することによって、各列の負荷状況に応じた適切な支持が行えるので、信頼性が高く、長寿命の風力発電機用増速機が得られる。
以下、出力軸54を支持する複列転がり軸受に図3〜図6に示す複列転がり軸受を適用する場合について、説明する。
出力軸54が複列転がり軸受69側から見て時計回りに回転する場合、出力軸54は、はすば歯車59から図の右方向に向かうアキシアル荷重を受けることになる。
この場合において、複列転がり軸受68,69に図3〜図5に示す複列転がり軸受を使用する場合には、複列転がり軸受68のはすば歯車59に近いほうの列と、複列転がり軸受69のはすば歯車59から遠いほうの列とに軸受の負荷容量の高い側の列を配置するとよい。一方、複列転がり軸受68,69に図6に示す複列転がり軸受を使用する場合には、複列転がり軸受68のはすば歯車59から遠いほうの列と、複列転がり軸受69のはすば歯車59に近いほうの列とに軸受の負荷容量の高い側の列を配置するとよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、はすば歯車の支持構造において有利に利用される。
従来の風力発電機用増速機の概略図である。 一対のはすば歯車を噛み合わせた状態を示す図および、回転時に作用する荷重の方向を示す図である。 この発明に係るはすば歯車支持構造で使用される軸受であって、左右の列でころ長さを互いに異ならせた複列自動調心ころ軸受を示す図である。 この発明に係るはすば歯車支持構造で使用される軸受であって、左右の列でころ長さを互いに異ならせ、軸受の左右の列の接触角を同一とした複列自動調心ころ軸受を示す図である。 この発明に係るはすば歯車支持構造で使用される軸受であって、左右の列でころ長さを互いに異ならせた正面組み合わせの複列円錐ころ軸受を示す概略図である。 この発明に係るはすば歯車支持構造で使用される軸受であって、左右の列でころ長さを互いに異ならせた背面組み合わせの複列円錐ころ軸受を示す概略図である。 この発明の他の実施の形態に係る風力発電機用増速機を示す概略図である。
符号の説明
1,50 風力発電機用増速機、2,51 入力軸、3,54 出力軸、4,9,63,64,65,66,67,68,69 複列転がり軸受、5,55 遊星歯車機構、6,60 太陽歯車、7,61 内歯歯車、8,62 遊星歯車、11,21 複列自動調心ころ軸受、12,22,32,42 内輪、13,23,33,43 外輪、14,15,24,25 球面ころ、16,26,36,46 保持器、17,27 中鍔、31,41 複列円錐ころ軸受、34,35,44,45 円錐ころ、37 間座、52,53 中間軸、56,57,58,59,71,72 はすば歯車。

Claims (11)

  1. 中心軸を有するはすば歯車と、
    固定部材に組み込まれ、前記中心軸を回転自在に支持する複列転がり軸受とを備えた、はすば歯車支持構造において、
    前記複列転がり軸受は、左右の列で負荷容量を互いに異ならせて、大きなアキシアル荷重を受ける側の列の負荷容量を大きくしたことを特徴とする、はすば歯車支持構造。
  2. 前記複列転がり軸受は、左右の列に軌道面を有する内輪と、球面状凹部の軌道面を有する外輪と、前記内輪および前記外輪の間に複列に配置された球面ころとを備える複列自動調心ころ軸受である、請求項1に記載のはすば歯車支持構造。
  3. 前記複列自動調心ころ軸受は、左右の列でころ長さが互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ長さを長くした、請求項2に記載のはすば歯車支持構造。
  4. 前記複列自動調心ころ軸受は、左右の列でころ径が互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ径を大きくした、請求項2または3に記載のはすば歯車支持構造。
  5. 前記複列自動調心ころ軸受は、左右の列の接触角が同一である、請求項2〜4のいずれかに記載のはすば歯車支持構造。
  6. 前記複列転がり軸受は、左右の列に軌道面を有する内輪と、外輪と、前記内輪および前記外輪の間に複列に配置された円錐ころとを備える複列円錐ころ軸受である、請求項1に記載のはすば歯車支持構造。
  7. 前記複列円錐ころ軸受は、左右の列の円錐ころの小径側端部を向かい合わせた背面組み合わせ軸受である、請求項6に記載のはすば歯車支持構造。
  8. 前記複列円錐ころ軸受は、左右の列の円錐ころの大径側端部を向かい合わせた正面組み合わせ軸受である、請求項6に記載のはすば歯車支持構造。
  9. 前記複列円錐ころ軸受は、左右の列でころ長さが互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ長さを長くした、請求項6〜8のいずれかに記載のはすば歯車支持構造。
  10. 前記複列円錐ころ軸受は、左右の列でころ径が互いに異なり、大きなアキシアル荷重を受ける側の列のころ径を大きくした、請求項6〜9のいずれかに記載のはすば歯車支持構造。
  11. 風力を受けるブレードの一端に固定され、ブレードとともに回転する入力軸と、
    発電機に接続された出力軸と、
    前記入力軸および前記出力軸の間に配置され、前記入力軸の回転を増速して前記出力軸に伝達する増速機構とを備えた風力発電機用増速機において、
    前記増速機構は、動力伝達手段の一要素としてのはすば歯車と、前記はすば歯車の軸を回転自在に支持する複列転がり軸受とを備え、
    前記複列転がり軸受は、左右の列で負荷容量を互いに異ならせて、大きなアキシアル荷重を受ける側の列の負荷容量を大きくしたことを特徴とする、風力発電機用増速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109322911A (zh) * 2018-11-30 2019-02-12 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 风力发电主轴用双列异形自动调心滚子轴承
CN114514382A (zh) * 2019-09-26 2022-05-17 Ntn株式会社 双列圆锥滚子轴承

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