JP2022149069A - ベーカリー生地またはベーカリー食品とこれらの製造方法、冷凍ベーカリー食品 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示す本発明のベーカリー生地は、底面に種実類が付着したものである。
「ベーカリー生地」は、普通小麦の強力粉、準強力粉、薄力粉および/もしくは全粒粉、ならびに/または、米粉;水;牛乳;サラダ油、オリーブオイル、バター等の油脂;砂糖;鶏卵、卵黄および/または卵白;イースト;食塩などの中から適宜原材料を選択し、混合して発酵させ、または発酵させることなく、適切な形状に整形および/または切断加工することによって得られたものである。
「底面」は、焼成時に天パンまたは石窯の焼床(炉床)に載せ置くことが想定された面を意味する。底面は通常、天パンまたは石窯の焼床(炉床)との接触面である。
「付着」は、生地の底面に接着した状態のみならず、生地の底面に全部または一部が埋め込まれた状態を含む。「付着」という場合、カラメルなどの接着剤を介して生地の底面に間接的に接着していてもよいが、用途を菓子パンに限定せず、種実類自体の香ばしさを生じさせる観点では、カラメルを介して接着していない、すなわち生地に直接接着している方が好ましい。
半焼成ベーカリー食品に使用する場合は、焼成を完結するまでに焦げが進行しすぎないように生タイプを使用することが好ましい。
「ベーカリー食品」とは、ベーカリー生地をオーブンまたは石窯にて焼成した食品である。
「焼成ベーカリー食品」とは、そのまま食することが可能な、完成したベーカリー食品を意味する。例えば、カフェや一般家庭でジャムやコンフィチュール、アイスクリーム等を添えて供することもできる。
「半焼成ベーカリー食品」とは、供する前に仕上げ焼きすることを前提とした半完成のベーカリー食品を意味する。このような半焼成ベーカリー食品としては、例えば、特公昭38-006554号公報、特開昭59-071640号公報、特公平07-089833号公報等に記載の半焼成パンのほか、特開2002-253110号公報、特開2000-102340号公報、特開2008-118874号公報等に記載の居酒屋等の個々の店舗で後加工を経る(すなわちオリジナルのソースを塗ってオリジナルの具材を散りばめる等し、オーブン等で仕上げ焼きする)ことで完成する業務用または一般家庭用ピザクラスト、当該ピザクラストに規定のソースを塗って具材を載せた半焼成ピザ等が挙げられる。なお、ピザクラストは、パンタイプ、クリスピータイプの別を問わず、半焼成ベーカリー食品に包含される。
まず原材料を混合してまとめて形にしたのち、発酵させ、適切な形状に予備整形または整形することにより、予備整形生地または整形生地を製造する(S1)。
原材料としては、上述したものを使用することができる。
予備整形生地とは、底面に種実類を付着させた後、焼成工程に移す前に、生地の周縁部を厚くして耳を作る、シナモンシュガーを振る、ソースを塗る、具材を載せる、切れ目を入れるなどの生地自体への仕上げ加工を要する生地である。
整形生地とは、底面に種実類を付着させれば、具材を載せるまたは巻く、フィリングを入れる、生地の周縁部を厚くして耳を作る、切れ目を入れるなどの生地自体への仕上げ加工なしにそのまま焼成工程に移せる生地である。
付着させる際は、生地全体に満遍なく圧力がかかり、生地がクレーター状に変形して種実類が嵌め込まれるまで手または平坦面を有する器具で押し付ける。
種実類を付着させた後の生地台からの予備整形生地または整形生地の剥離は、種実類を敷きつめていれば種実類の油分によって容易であるが、種実類を付着させてからなるべく短時間で剥離することが望ましい。
焼成の条件は、温度を高くした場合時間を短くすることが一般的であり、特に限定されないが、例えば石窯や蓋付きフライパンでピザを焼成する場合、約300~400℃で3~5分間、パンを焼成する場合、約250~300℃で3~5分間、電気オーブンで焼成する場合、約180~230℃に予熱して5~15分間に設定する。
半焼成の条件としては、温度にもよるが、通常、約130~150℃で約10~15分間、約180~210℃で2~8分間に設定する。半焼成した場合の仕上げ焼きは、約180~210℃に予熱したオーブンで、5~15分間行う。
次に、整形生地の底面に霧吹きで適量の水をかけてから、生地台上の整形生地を置いたエリアとは別のエリアに敷き並べておいた生のひまわりの種(ブルガリア産、フルーティアフーズから入手)の上から押し当てた。生地の表側全体に手で満遍なく圧力を加えてから生地を剥離して、底面にヒマワリの種が嵌め込まれた状態で付着したことを確認してから、打ち粉をした生地台上に静置した。生地の表側の耳以外の部分にソースを塗り、葉脈に見立ててアスパラを載せ、特製ソースを散りばめ、チーズをふりかけ、仕上げにレモンオイルをかけ、予め300℃まで昇温しておいた石窯内に移して5分間焼成し、図1に示すような木の葉型ピザを得た。得られたピザの底面は、図2に示すようにヒマワリの種に一部焦げ目がついており、食するとヒマワリの種の香ばしさがピザ生地の甘みと渾然一体となって大変美味であった。また表側の具材やソースとしてくせの強いものを使用せず、仕上げにレモンオイルをかけたことで、ヒマワリの種の香ばしさを活かしながら全体的にくどさを感じることなく平らげることができた。
Claims (6)
- 底面に種実類が付着したベーカリー生地。
- 平面視で木の葉の形状を有する、請求項1に記載のベーカリー生地。
- 請求項1または請求項2に記載のベーカリー生地を焼成または半焼成してなるベーカリー食品。
- 請求項1または請求項2に記載のベーカリー生地もしくは請求項3に記載のベーカリー食品を冷凍してなる冷凍ベーカリー食品。
- 予備整形生地または整形生地を製造する工程と、
生地台に種実類を敷く工程と、
予備整形生地または整形生地の底面を種実類の上に押し付けて予備整形生地または整形生地に種実類を付着させる工程とを含むベーカリー生地またはベーカリー食品の製造方法。 - さらに、予備整形生地もしくは整形生地の底面、または、生地台上の種実類の表面に水分を付与する工程を含む請求項5に記載のベーカリー生地またはベーカリー食品の製造方法。
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JP2021051022A JP7018599B1 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | ベーカリー生地またはベーカリー食品とこれらの製造方法、冷凍ベーカリー食品 |
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JP7018599B1 JP7018599B1 (ja) | 2022-02-14 |
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