JP2022148651A - 車両の自動搬送装置、及び車両の自動搬送システム - Google Patents

車両の自動搬送装置、及び車両の自動搬送システム Download PDF

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Abstract

【課題】車両を搭載して自動搬送する際の安全性を確保しつつ、搭載対象となる車両の位置を低コストにかつ正確に検出する。【解決手段】車両Cの自動搬送装置11は、接地して駆動可能な駆動部13と、搬送対象となる車両Cの少なくとも一部の車輪FWを搭載可能な搭載部15と、車両CのボデーBの位置とボデーBの外形情報とを検出可能な検出部17と、検出部17で検出したボデーBの位置情報とボデーBの外形情報、並びに記憶部27に記憶しておいた車輪位置データとに基づいて、車輪FWの位置を算出可能な車輪位置算出部29とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、車両の自動搬送装置、及び車両の自動搬送システムに関する。
例えば工場で量産された自動車などの完成車両を出荷地など所定の場所まで効率よく輸送するための手段として、コンテナなどの積載容器に複数台の完成車両を積載した状態で、当該積載容器を大型トラックなどの輸送車両で目的地近傍の港まで陸上輸送し、然る後、積載容器を輸送用船舶に積み替えて目的地まで水上輸送を行う方法が一般的に採られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、特許文献2には、牽引車両の無人自動運転により複数の台車を牽引して限定されたエリア内における所定の走行ルート上を走行する形式の搬送移動車両が、搬送対象である完成車両を台車上に搭載した状態で目的地まで搬送するシステムが提案されている。
また、特許文献3には、隣接する車両のタイヤ位置を搬送車としての台車ロボットの側面に設けたセンシング部で検出して、搬送車両を搭載した状態の台車ロボットを隣接車両に十分に幅寄せした状態で停止させる技術が開示されている。
特開2004-123258号公報 特開2019-36036号公報 特開2018-203471号公報
近年、製造業界においても、来る高齢化社会に向けて、人手不足を補うための対策を講じる必要性が益々高まってきている。このような観点から少人数で効率よく完成車両の輸送を行うことを検討した場合、例えば搬送車を特許文献2に記載のように自走式とし、かつ搬送車を低コストで製作して多数の搬送車を準備する方法が考えられる。
その一方で、上述のように完成車両を搬送車に搭載して自動搬送することを考えた場合、完成車両に対する迅速なアプローチのために、搬送車に対する完成車両の正確な位置を知ることが重要となる。ここで、例えば特許文献3に記載のセンシング技術を応用して、例えば搬送車に設けたセンシング部で、搭載対象となる車両のタイヤ位置を検出することで、当該車両の位置を搬送車が自動的に取得する方法が考えられる。しかしながら、この方法だと、タイヤ位置を検出するためのセンシング部を地面近くの高さ位置に設置する必要が生じるため、例えば安全な自動搬送のために搬送対象となる車両の周辺情報をセンシングしようとする場合には、タイヤ位置検出用のセンシング部とは別個のセンシング部が必要となり、コストアップを招くおそれがある。
上述した問題は何も完成車両に限ったものではなく、例えば軽トラックの開口荷台や箱状荷室などのない架装前車両についても同様に起こり得る。
以上の事情に鑑み、本明細書では、車両を搭載して自動搬送する際の安全性を確保しつつ、搭載対象となる車両の位置を低コストにかつ正確に検出可能とすることを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係る車両の自動搬送装置によって達成される。すなわち、この自動搬送装置は、接地して駆動可能な駆動部と、搬送対象となる車両の少なくとも一部の車輪を搭載可能な搭載部とを備え、駆動部の制御により車輪を搭載した状態の車両を自動搬送可能とする車両の自動搬送装置であって、車両のボデーの位置情報とボデーの外形情報とを検出可能な検出部と、自動搬送装置又は自動搬送装置と通信可能な機器に設けられ、ボデーに対する車輪の設計上の位置を示す車両の車輪位置データを記憶可能な記憶部と、検出部で検出したボデーの位置情報とボデーの外形情報、並びに記憶部で記憶しておいた車輪位置データとに基づいて、車輪の位置を算出可能な車輪位置算出部とをさらに備えた点をもって特徴付けられる。
なお、ここでいうボデーには、ボデー本体だけでなくボデー本体に取付けられる外装部品が含まれる。また、ここでいうボデーの外形情報には、ボデーの外形の少なくとも一部を認識可能な情報が広く含まれるものとし、例えばボデーの外表面上の複数点の座標データなどが含まれる。
このように、本発明に係る車両の自動搬送装置では、車両のボデーの位置情報とボデーの外形情報とを検出可能とし、かつ検出したボデーの位置情報とボデーの外形情報、及び記憶部に記憶しておいた車両のボデーに対する車輪の設計上の位置を示すデータ(車輪位置データ)とに基づいて、車輪の位置を算出可能とした。このように自動搬送装置を構成することによって、搬送対象となる車両の車輪の位置をリアルタイムで算出することができる。そのため、搬送対象となる車両の車輪を搭載部に搭載可能な位置に向けて、正確にかつ迅速に自動搬送装置を移動させることができる。よって、車両の搭載を正確にかつ迅速に実施することが可能となる。また、ボデーの位置情報及び外形情報を検出可能な位置に検出部を配置すればよいので、例えばボデーのうち車輪よりも上方に位置する部位(キャビン部を構成するフロントピラー、フロントガラスなど)を検出可能な位置に検出部を配置することができる。これにより、検出部を、自動搬送装置の周辺情報を取得するためのセンサとしても利用することができるので、安全な自動搬送と、車両搭載のための正確な車両の位置検出とを低コストで実現することが可能となる。
また、本発明に係る車両の自動搬送装置において、記憶部は、車輪位置データと、ボデー外形設計データとを、搬送対象となり得る車種の分だけ記憶可能とし、かつ検出部で検出したボデーの外形情報と、記憶部で記憶しておいた車種の分のボデー外形設計データとに基づいて、車両の車種を特定する車種特定部をさらに備えてもよい。また、この場合、車輪位置算出部は、検出部で検出したボデーの位置情報とボデーの外形情報、並びに車種特定部で特定した車種の車輪位置データとに基づいて、車輪の位置を算出可能に構成されてもよい。
このように、車種特定部を設けることにより、搬送対象となる車両に複数の車種が含まれる場合であっても、搭載作業の都度、適切に搬送対象となる車種の設計データ(ボデー外形設計データ、車輪位置データ)を選択して、正確に車輪の位置を算出することが可能となる。
また、本発明に係る車両の自動搬送装置においては、車輪位置算出部で算出した車輪の位置に基づいて、搭載部に車輪を搭載可能な位置に向けて自動搬送装置が移動するように、駆動部を制御可能な制御部をさらに備えてもよい。
このように、算出した車輪の位置に基づいて自動搬送装置が移動するように制御することによって、例えば車輪が搭載部上に搭載される位置まで自動搬送装置を移動させることができる。よって、車両の搭載作業を自動的にかつ正確に実施することができる。また、車両自体が前進又は後退することによって車輪を搭載する場合であっても、車輪のごく近傍にまで搭載部を接近させることができるので、その後の車両の搭載作業をごく短時間でかつ正確に実施することが可能となる。
また、前記課題の解決は、本発明に係る車両の自動搬送システムによっても達成される。すなわち、この自動搬送システムは、接地して駆動可能な駆動部と、搬送対象となる車両の少なくとも一部の車輪を搭載可能な搭載部とを有する自動搬送装置と、駆動部を制御可能な制御部とを備えた車両の自動搬送システムであって、自動搬送装置は、車両のボデーの位置情報とボデーの外形情報とを検出可能な検出部をさらに有し、自動搬送装置又は自動搬送装置と通信可能な機器に設けられ、ボデーに対する車輪の設計上の位置を示す車両の車輪位置データを記憶可能な記憶部と、検出部で検出したボデーの位置情報とボデーの外形情報、並びに記憶部に記憶しておいた車輪位置データとに基づいて、車輪の位置を算出可能な車輪位置算出部とをさらに備えた点をもって特徴付けられる。
このように、本発明に係る車両の自動搬送システムにおいても、車両のボデーの位置情報とボデーの外形情報とを検出可能とし、かつ検出したボデーの位置情報とボデーの外形情報、及び車両の設計データである車輪位置データとに基づいて、車輪の位置を算出可能とした。このように自動搬送システムを構成することによって、搬送対象となる車両の車輪の位置をリアルタイムで算出することができる。そのため、搬送対象となる車両の車輪を搭載部に搭載可能な位置に向けて、正確にかつ迅速に自動搬送装置を移動させることができる。よって、車両の搭載を正確にかつ迅速に実施することが可能となる。また、ボデーの位置情報及び外形情報を検出可能な位置に検出部を配置するのであれば、車輪を検出可能な位置よりも高い位置に検出部を配置することができる。これにより、検出部を、搬送車の周辺情報を取得するための検出部としても利用することができるので、安全な自動搬送と、車両搭載のための正確な車両の位置検出とを低コストで実現することが可能となる。
なお、この場合も、本発明に係る車両の自動搬送システムにおいては、制御部が、車輪位置算出部で算出した車輪の位置に基づいて、搭載部に車輪を搭載可能な位置に向けて自動搬送装置が移動するように、駆動部を制御可能に構成されてもよい。
以上のように、本発明によれば、車両を搭載して自動搬送する際の安全性を確保しつつ、搭載対象となる車両の位置を低コストにかつ正確に検出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両の自動搬送システムの全体構成を示す図である。 図1に示す自動搬送装置の側面図である。 図1に示す自動搬送装置の平面図である。 図1に示す自動搬送装置の正面図である。 図1に示す自動搬送装置に設けた検出部による車両のボデーの位置情報及び外形情報の検出態様の一例を概念的に示す側面図である。 自動搬送装置に設けた端末制御部の構成を概念的に説明するための図である。 図1に示す自動搬送装置を用いて車両を搭載する作業の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す自動搬送装置が車両に接近しながら検出部によりボデーの位置情報及び外形情報を検出している間の検出状態を示す平面図である。 図1に示す自動搬送装置が所定位置まで移動して検出部によりボデーの位置情報及び外形情報を検出し終えた時点での検出状態を示す平面図である。 図1に示す自動搬送装置に車両の前輪を搭載した状態を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両の自動搬送システムの内容を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の自動搬送システム10の全体構成を示している。この自動搬送システム10は、工場Fで完成した車両Cを、車両待機場であるコンテナヤードYに搬送するためのもので、複数の自動搬送装置11と、複数の自動搬送装置11の駆動を制御する制御部12とを主に備える。本実施形態では、前輪駆動車である車両Cの左右の前輪を自動搬送装置11に搭載し、車両Cの左右の後輪を接地させた状態で車両Cを搬送する場合を例にとって、以下に詳細を説明する。
自動搬送装置11は、図2~図4に示すように、二個の駆動輪13と、各駆動輪13に動力を付与する動力付与部14と、車両Cの前輪FWと後輪RW(後述する図3を参照)のうち何れか一方の車輪(ここでは駆動側の車輪となる左右の前輪FW)を搭載可能な搭載部15と、衛星測位システムの受信部16と、検出部17とを有する。本実施形態では、各駆動輪13はそれぞれケーシング18に収容されている。また、これら二個のケーシング18は連結部19により互いに連結されている。この場合、連結部19上の幅方向所定位置、すなわち、搭載すべき車両Cの前輪FWに対応した二箇所の幅方向位置に搭載部15がそれぞれ設けられている。よって、この場合、搭載部15は、二個の駆動輪13の間に配設される。言い換えると、搭載部15は、二個の駆動輪13と車体前後方向で重複する位置に配設される(図3を参照)。なお、ここでいう幅方向とは、車両Cを搭載した状態において車体前後方向に直交する向きを意味し、自動搬送装置11でいえば二個の駆動輪13が互いに離れている向きに相当する。また、ここでいう車両Cには、最終的に消費者が購入可能な状態にある完成車両のみならず、例えば量産される車両であって、軽トラックの開口荷台や箱状荷室などがない、言い換えると架装されていない状態の車両(架装前車両)などが含まれる。
また、各駆動輪13は、本実施形態では、図3及び図4に示すように、互いに並列に配置された二個の車輪20で構成されている。各車輪20は、互いに独立して回転可能に構成されると共に、車輪20間に配設された回転軸21に回転可能に支持されている。回転軸21は、自動搬送装置11の走行時において、その長手方向を鉛直方向に一致させた状態で配設され、これにより、例えば二個の車輪20を互いに逆方向に回転させることで、あるいは一方の車輪20のみを回転駆動させることで、二個の車輪20を有する駆動輪13が回転軸21まわりに回転し、自動搬送装置11としての操舵が可能となる。なお、本実施形態では、駆動輪13としての二個の車輪20は、回転軸21まわりに360度回転可能とされているので、例えば図示は省略するが、これら二個の車輪20を90度回転させることで、自動搬送装置11の移動方向を車体前後方向から幅方向に変更可能としている。
本実施形態では、動力付与部14は、図3に示すように、車輪20と同じ数だけ設けられ、各車輪20に回転駆動力を付与する複数のインホイールモータ22で構成されている。各インホイールモータ22は、例えば図示は省略するがステータとロータとを有し、ステータが回転軸21に固定され、ロータが車輪20のホイールに連結される。これにより、インホイールモータ22のロータを回転駆動することで、ロータに連結された車輪20がロータと共に回転可能となる。また、後述するように、各インホイールモータ22は独立して電気的に制御可能であるから、上述のように動力付与部14を構成することによって、並列して配設された二個の車輪20をそれぞれ独立して回転駆動できると共に、駆動輪13としてもそれぞれ独立して鉛直軸線まわりに回転し、かつ水平軸線まわりに回転駆動することが可能となる。
また、本実施形態では、連結部19の車体前方側に補助輪23が配設されている。この場合、補助輪23は、各駆動輪13よりも自動搬送装置11の車体前方側で接地可能とされ、駆動輪13の接地状態における回転駆動に伴って従動的に回転(地面に対して転動)する。あるいは、後述するように車両Cの前輪FWが搭載部15に搭載された状態で自動搬送装置11が走行する際、補助輪23は、駆動輪13の接地状態における回転駆動に伴って従動的に回転する。
受信部16は、既述の通り、衛星測位システム用の複数の衛星(図示は省略)からの信号を受信可能とされる。この受信した信号に基づいて所定の演算処理を実行することにより、受信時刻における車両C(の受信部16)の地球上の位置を取得可能としている。ここで、位置取得のための演算処理は、受信部16で実行してもよく、あるいは制御部12(具体的には後述する端末制御部24又は統括制御部25)で実行してもよい。自動搬送装置11に対する受信部16の取付け位置は任意であり、例えばGPS等の衛星測位システム用の衛星(測位衛星)との円滑な通信を考慮した場合、自動搬送装置11のなるべく高い位置に取付けるのがよい。本実施形態では、ケーシング18の上面から立設した立設部26の先端(上端)に受信部16が配設されている(図2等を参照)。
検出部17は、自動搬送装置11の所定位置に設けられる。この検出部17は、搬送対象となる車両Cの車輪(ここでは前輪FW)の位置を正確に知るために用いられ、例えばLiDAR等のレーザーセンサをはじめとする光センサ、超音波センサなどの物体検出装置、ステレオカメラ等の光学カメラ、赤外線カメラなどの画像取得装置が、検出部17として採用され得る。このうち、本自動搬送システム10において要求される高精度なボデーBの位置情報の検出及び外形情報の検出を考慮した場合、LiDAR等のレーザーセンサが検出部17として好適である。
本実施形態では、検出部17は、車両Cの前輪FWの位置を検出する目的で用いられると共に、自動搬送装置11の移動時における安全性を確保する目的で用いられる。これらの点を考慮した場合、検出部17は、図5に示すように、搬送対象となる車両Cの車輪(ここでは前輪FW)よりも上方に位置する部位が検出対象となるように配設されるのがよい。本実施形態では、図3及び図4に示すように、自動搬送装置11の幅方向両側に位置する二つのケーシング18の上端にそれぞれ一つの検出部17が設けられている。この場合、検出部17は、例えば検出部17から水平方向に照射したレーザー光Lにより、車両CのボデーBのうち検出部17と同一高さレベルに位置する部位であるフロントピラーFP、フロントガラスFG、フロントドアFD、及びフロントドアガラスFDGの位置情報及び外形情報を検出可能としている(図5を参照)。
制御部12は、二個の駆動輪13と動力付与部14を制御することで、自動搬送装置11の操舵を伴う自動走行を可能としている。また、制御部12は、検出部17により検出した車両CのボデーBの位置情報及び外形情報、並びに後述する車輪位置データとに基づいて、搭載対象となる車両Cの車輪(ここでは前輪FW)の位置を算出可能としている。
本実施形態では、制御部12は、各自動搬送装置11に設けられる複数の端末制御部24と、これら複数の端末制御部24との間で通信を行う統括制御部25とで構成される。この場合、統括制御部25が、本発明に係る自動搬送装置11と通信を行う機器に該当する。ここで、端末制御部24は、統括制御部25からの指令と、受信部16を通じて衛星測位システムにより得られた自動搬送装置11の位置情報と、検出部17により得られた自動搬送装置11の周囲の空間情報とに基づき、駆動輪13と動力付与部14とを制御することで、自動搬送装置11の操舵を伴う自動走行を可能としている。また、後述のように検出部17により得られた車両CのボデーBの位置情報及びボデーBの外形情報、並びに車輪位置データとに基づいて車両Cの車輪(前輪FW)の位置情報を取得した場合、端末制御部24は、上述した情報(統括制御部25からの指令、自動搬送装置11の位置情報、自動搬送装置11の周囲の空間情報)と、前輪FWの位置情報とに基づいて、駆動輪13と動力付与部14とを制御可能としている。この場合、端末制御部24は、図6に示すように、搬送対象となり得る複数の車種(車両Cを含む)の設計データのうち少なくともボデー外形設計データとボデーに対する車輪の設計上の位置を示す車輪位置データとを記憶可能な記憶部27と、車両Cの車種を特定可能な車種特定部28と、車両Cの車輪の位置を算出可能な車輪位置算出部29とを有する。各情報処理部の詳細は後述する。
なお、上述のような場合、制御部12による制御を容易にする観点から、動力付与部14はモータなど電力により駆動する装置であることが望ましい。また、車両Cの搭載及び搭載状態での搬送に必要な動作を行う機構が自動搬送装置11に設けられる場合には、当該機構は、動力付与部14と同様の理由で、電力により駆動する機構であることが望ましい。
次に、上記構成の自動搬送装置11を備えた車両Cの自動搬送システム10の動作の一例を、主に図5~図9に基づいて説明する。
まず、統括制御部25は、複数の自動搬送装置11に向けて各自動搬送装置11が次になすべきことに関する指令を送る。例えば図1中、コンテナヤードYと工場Fとの間に位置する空の状態(車両Cを搭載していない状態)の自動搬送装置11(11a)に対しては、工場Fに向けて移動する指令を送る。また、工場Fの敷地内に位置する自動搬送装置11(11b)に対しては、搬送対象となる車両Cを搭載可能な位置に向けて移動する指令を送る。また、工場FとコンテナヤードYとの間に位置し車両Cを搭載した状態の自動搬送装置11(11c)に対しては、コンテナヤードY内の所定の待機位置WPに向けて移動する指令を送り、荷下ろし後の自動搬送装置11(11d,11e)に対しては、必要に応じて移動方向に対する姿勢を変更した後、コンテナヤードY内から退避する指令を送る。指令を受けた各自動搬送装置11(11a~11e)は、指令の内容に応じた動作を行うよう、端末制御部24により駆動輪13及び動力付与部14の制御を行う。このようにして、複数の自動搬送装置11(11a~11e)による車両Cの自動搬送が継続的に実施される。
次に、検出部17を利用した車両Cの搭載動作の一例について詳述する。
図7は、自動搬送装置11が搬送対象となる車両Cに接近して車両Cを搭載するまでの作業の流れを、制御部12(ここでは端末制御部24)の動作を主として示したフローチャートである。このフローチャートによれば、車両Cの搭載工程は、車両CのボデーBを検出するボデー検出ステップS1と、ボデーBの検出結果に基づいて車両Cの車種を特定する車種特定ステップS2と、ボデーBの検出結果に基づいて車輪(ここでは前輪FW)の位置を算出する車輪位置算出ステップS3と、算出した車輪(前輪FW)の位置に基づいて自動搬送装置11を移動する移動ステップS4とを備える。以下、各ステップS1~S4の詳細を順に説明する。
(S1)ボデー検出ステップ
このステップでは、自動搬送装置11に設けた検出部17により、搭載対象となる車両CのボデーBの位置情報及び外形情報を検出する。例えば本実施形態では、図8に示すように、自動搬送装置11を搭載対象となる車両Cの近傍まで移動させた後、車両Cの幅方向一方側から車両Cの前方側正面位置に向けて自動搬送装置11を移動させながら、検出部17による車両CのボデーBの所定部位の検出を開始する。ここでは検出部17としてのレーザー測距装置を用いて、ボデーBの所定部位に向けてレーザー光Lを照射する。これにより、ボデーBの所定部位における複数点P1,P2…Piの座標位置が検出され、検出部17から各点P1,P2…Piまでの距離が測定される。本実施形態では、検出部17は、ボデーBのフロントピラーFPと、フロントガラスFGと、フロントドアFDと、フロントドアガラスFDGとを検出可能な位置及び態様で自動搬送装置11に設けられている(図5を参照)。そのため、図8に示すように、自動搬送装置11を車両Cの幅方向一方側から前方側正面位置に向けて移動させながら、検出部17によりボデーBの検出動作を行うことで、ボデーBの所定の高さ位置におけるフロントピラーFPと、フロントガラスFGと、フロントドアFD、及びフロントドアガラスFDG上の各点P1,P2…Piの座標位置がボデーBの所定の位置情報として取得され、これらボデー構成部品及び外装部品とで区画形成される車両Cのキャビン部の所定高さ位置における外表面の二次元輪郭形状が、ボデーBの外形情報として取得され得る。
本実施形態では、自動搬送装置11が車両Cの前方側正面位置に到達するまで検出部17によるボデーBの検出動作を継続する。これにより、図9に示すように、フロントガラスFGの幅方向全域と、幅方向両側のフロントピラーFP,FP、フロントドアFD,FD、及びフロントドアガラスFDG,FDG上の各点P1,P2…Pn(n>i)の座標位置が取得されるので、車両Cのキャビン部の二次元輪郭形状をより正確に検出し得る。
なお、上述のようにレーザー光Lの照射によりボデーBを検出する場合、ライン状のレーザー光Lを照射してもよく、あるいはスポット状のレーザー光Lを走査してもよい。
また、本実施形態では、検出部17により、車両CのボデーBを検出すると共に、自動搬送装置11の周辺の情報を検出しているので、図8に示す位置に自動搬送装置11が到達する以前から検出部17により自動搬送装置11の周辺の情報を継続的に検出してもよい。
(S2)車種特定ステップ
このステップでは、ボデー検出ステップS1で得たボデーBの位置情報及び外形情報に基づいて、車両Cの車種を特定する。詳述すると、端末制御部24の車種特定部28は、検出部17により得たボデーBの外形情報(本実施形態では、ボデーBの所定部位上の各点P1,P2…Pnの座標位置データ)と、予め記憶部27に記憶しておいた複数の車種の設計データのうち各点P1,P2…Pnに対応する部位のボデー外形設計データとの比較により、検出したボデーBの外形情報と最も相関の高いボデー外形設計データに係る車種を、検出対象となった車両Cの車種と認定する。これにより、車両Cの車種が特定される。
(S3)車輪位置算出ステップ
このステップでは、ボデー検出ステップS1で得たボデーBの位置情報と外形情報、並びに車種特定ステップS2で特定した車種(車両C)の設計データのうちボデーBに対する車輪(前輪FW)の設計上の位置を示す車輪位置データとに基づいて、車両Cの搭載すべき車輪(前輪FW)の位置を算出する。例えば本実施形態のように、自動搬送装置11が車両Cの前方側正面位置に到達した状態で、端末制御部24の車輪位置算出部29は、例えば検出部17で得たボデーB上の各点P1,P2…Pnのうち幅方向に沿ったフロントガラスFG上の各点Pa…Pi…Pbの座標位置データ及び各点Pa…Pi…Pbから検出部17までの距離データに基づいて、各点Pa…Pi…Pbと自動搬送装置11(検出部17)との車体前後方向の距離D1を算出する(図9を参照)。また、車輪位置算出部29は、記憶部27に記憶されている車両Cの車種の設計データのうち前輪FWの車軸WAの車体前後方向位置データと、フロントガラスFG上の各点Pa…Pi…Pbに対応する部分の車体前後方向位置データとに基づいて、車軸WAと各点Pa…Pi…Pbとの車体前後方向の距離D2を取得する。然る後、車輪位置算出部29は、距離D1と距離D2とに基づいて、自動搬送装置11と車軸WAとの車体前後方向距離D3(=D1-D2)を算出する。これにより、自動搬送装置11の位置を基準とした車軸WAの車体前後方向位置、すなわち前輪FWの車体前後方向位置が算出される。
(S4)移動ステップ
このステップでは、車輪位置算出ステップS3で得た前輪FWの位置に基づいて、自動搬送装置11を移動させる。本実施形態では、図9に示す位置から自動搬送装置11を車両Cに向けて車体前後方向に移動させ、前輪FWを搭載部15に搭載可能な位置まで移動するよう、端末制御部24が駆動輪13及び動力付与部14を制御する。この際、例えば自動搬送装置11が、リフトアップ機構など車両Cの前輪FW側を持ち上げ可能な機構を有する場合には、停止状態の車両Cに向けて前輪FWが搭載部15上に搭載される位置まで自動搬送装置11を移動させることで、車両Cを自動搬送装置11上に搭載してもよい。あるいは、自動搬送装置11が、スロープなど前輪FWを搭載部15まで転動案内可能な機構を有する場合には、前輪FWが搭載部15上に搭載される位置まで停止状態の車両Cに向けて自動搬送装置11を移動し、又は自動搬送装置11を車両Cに極めて近い位置まで移動させた後、停止状態の自動搬送装置11に向けて車両Cを移動させることで、車両Cを自動搬送装置11上に搭載してもよい。以上のようにして、車両Cの前輪FWが自動搬送装置11の搭載部15上に搭載された状態となる(図10を参照)。
以上述べたように、本実施形態に係る車両Cの自動搬送装置11及び自動搬送システム10では、車両CのボデーBの位置情報とボデーBの外形情報とを検出可能とし、かつ検出したボデーBの位置とボデーBの外形情報、並びに記憶部27に記憶しておいた車両Cの設計データとしての車輪位置データとに基づいて、車輪(ここでは前輪FW)の位置を算出可能とした。このように自動搬送装置11を構成することによって、搬送対象となる車両Cの前輪FWの位置をリアルタイムで算出することができる。そのため、搬送対象となる車両Cの前輪FWを搭載部15に搭載可能な位置に向けて、正確にかつ迅速に自動搬送装置11を移動させることができる。よって、車両Cの搭載を正確にかつ迅速に実施することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置11では、ボデーBのうち前輪FWよりも上方に位置する部位であり車両Cのキャビン部を構成するフロントピラーFP、フロントガラスFG、フロントドアFD、及びフロントドアガラスFDGを検出可能な高さ位置に検出部17を配置した(図5を参照)。これにより、検出部17をボデーBの位置情報及び外形情報を取得するためだけでなく、自動搬送装置11の周辺情報を取得するためのセンサとしても利用することができるので、安全な自動搬送と、車両Cの搭載のための正確な車両Cの位置検出とを低コストで実現することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置11では、検出部17として、LiDARに代表されるレーザーセンサを採用した。レーザー光Lを検出用媒体とした位置検出及び距離測定装置であれば、検出領域(レーザー光Lの照射領域)を小さくできる。そのため、ボデーBのように曲面形状をなす物体を検出対象とする場合であっても、常にボデーBの一定の部位の位置情報及び外形情報を安定的にかつ高精度に検出することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置11では、車両Cの正面側からボデーBの二次元形状を外形情報として検出可能とした。このように車両Cの正面側からボデーBの位置情報及び外形情報を検出するのであれば、例えば側方側から検出する場合と比べて車種を容易に特定することができる。特に、ボデーBのうち車両Cのキャビン部を構成する部位(フロントピラーFPなど)を検出対象とすれば、二次元形状であっても車種ごとの外形の違いがより分かり易くなるので、比較的安価な検出機器を検出部17に用いた場合であっても、正確に車種を特定して前輪FWの位置を高精度に算出することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動搬送システム10では、自動搬送装置11を制御して自動走行を可能としたので、搭載対象となる車両Cの近傍に到達してから、車両Cの前輪FWの位置を算出した後、算出した前輪FWの位置に応じて自動搬送装置11を移動させて車両Cの前輪FWを搭載するまでの一連の動作を全て自動で行うことが可能となる。よって、車両Cの搭載作業を迅速に行うことができ、ひいては最小限の人数で多数の車両Cを極めて効率よく輸送することが可能になる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置11では、自動搬送装置11に、車両Cの前輪FW及び後輪RWのうち何れか一方の車輪のみを搭載可能な搭載部15を設けるようにしたので、コンテナや台車など車両C全体を搭載する従来の搭載部に比べて、搭載部15を小さくすることができる。また、無人で自動搬送装置11を走行させることができるので、キャビン部が不要となり、キャビン部の分だけ自動搬送装置11の省スペース化を図ることができる。以上より、少なくとも車両Cの搭載部15及びキャビン部の分だけ従来に比べて搭載及び荷下ろしに必要なスペースを縮小することができ、これにより、車両Cの搭載及び荷下ろしを円滑に行うことが可能となる。また、自動搬送装置11自体の小型化により、例えば複数の車両Cが整列配置されているコンテナヤードY内における自動搬送装置11の導線自由度を高めることができるので、これによってもコンテナヤードY内での荷下ろしを円滑に行うことができる。以上より、本実施形態に係る自動搬送システム10によれば、搭載及び荷下ろしを含めた車両Cの輸送を効率よく行うことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明に係る車両の自動搬送装置及びこ車両の自動搬送システムは、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
例えば上記実施形態では、車両Cのキャビン部の前方側を構成するフロントピラーFP、フロントガラスFG、フロントドアFD、及びフロントドアガラスFDGの位置及び外形情報を検出可能な高さ位置に検出部17を配設した場合を例示したが(図5等を参照)、もちろんボデーBの上記以外の部位、例えばバンパやフェンダ、フードなどの位置情報及び外形情報を検出可能な位置(高さ位置)に検出部17を配置してもよい。また、検出方向も車両Cの前方側には限定されず、例えば車両Cの後方側からボデーBの所定部位(例えばバックドア、バックドアガラス、リアドアなどキャビン部の後方側を構成する部位)の位置情報及び外形情報を検出可能な位置に検出部17を配置してもよい。この場合、例えば図示は省略するが、車両Cの後方側から接近して後輪RWを搭載部15に搭載可能なように自動搬送装置11を構成してもよい。
また、上記実施形態では、端末制御部24が、搬送対象となり得る車種の分だけ車両の設計データ(少なくともボデー外形設計データと車輪位置データ)を記憶している記憶部27を有する場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば記憶部27を統括制御部25に設けて、車両の設計情報が必要な場合に統括制御部25との通信により端末制御部24が当該設計情報を取得するようにしてもよい。
また、本実施形態では、検出部17で検出したボデーBの外形情報と、車種の分のボデー外形設計データとに基づいて、車両Cの車種を特定する車種特定部28を端末制御部24に設けた場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば車種特定部28を統括制御部25に設けて、端末制御部24との通信により検出部17で検出したボデーBの位置及び外形情報を統括制御部25が取得することで、車種特定部28による車種の特定処理を統括制御部25で実行してもよい。あるいは、搬送対象となる車両Cが一車種である場合には、車種特定部28を省略することも可能である。
また、本実施形態では、二個の検出部17をそれぞれ自動搬送装置11の左右のケーシング18上に配置した場合を例示したが、もちろんこれ以外の配置態様を採ることも可能である。例えば図示は省略するが、連結部19から立設した立設部の上端に検出部17を設けてもよい。また、その個数についても一個でもよく、又は三個以上であってもよい。あるいは、ボデーBの位置情報及び外形情報の検出を目的とする検出部17とは別に、自動搬送装置11の周辺情報を検出することを目的とする検出部(図示は省略)を設けてもよい。
また、以上の説明では、端末制御部24と統括制御部25とで制御部12を構成した場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば統括制御部25を省略し、端末制御部24のみで自動搬送装置11の自動走行をそれぞれ制御してもかまわない。この場合、例えば自動搬送装置11については、予め搭載及び荷下ろしを伴う自動搬送に関するプログラムを端末制御部24の記憶部27に記憶させておき、作業者の所定の操作により上記プログラムに基づいて、駆動輪13及び動力付与部14を駆動制御するようにしてもよい。
また、図1に示す自動搬送システム10では、車両Cの一部の車輪として前輪FWのみを搭載部15に搭載可能とした場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば上述したように、車両Cの前輪FWと後輪RWのうち後輪RWのみを搭載部15に搭載可能に構成することも可能である。あるいは、車両Cの前輪FWと後輪RWの双方を搭載部15に搭載可能に構成することも可能である。
また、以上の説明では、自動搬送装置11の駆動部を二個の駆動輪13とした場合を例示したが、もちろんこれには限られない。図示は省略するが、三個又は四個以上の駆動輪13で駆動部を構成してもかまわない。同様に、以上の説明では、各駆動輪13を並列配置された二個の車輪20で構成した場合を例示したが、もちろんこれ以外の構成をとることも可能である。駆動輪13の数によっては、駆動輪13を一個の車輪20で構成してもよい。さらにいえば、駆動部は必ずしも駆動輪13である必要はなく、接地して駆動可能な限りにおいて車輪以外の形状をとることも可能である。
また、以上の説明では、動力付与部14として、複数のインホイールモータ22を設けた場合を例示したが、もちろんこれには限られない。駆動輪13に所定の動力(回転駆動力)を付与可能な限りにおいて、任意の構成の駆動源を動力付与部14として自動搬送装置11に設けることが可能である。
10 車両の自動搬送システム
11 自動搬送装置
12 制御部
13 駆動輪
14 動力付与部
15 搭載部
16 受信部
17 検出部
18 ケーシング
19 連結部
20 車輪
21 回転軸
22 インホイールモータ
23 補助輪
24 端末制御部
25 統括制御部
26 立設部
27 記憶部
28 車種特定部
29 車輪位置算出部
B ボデー
C 車両
D1,D2,D3 車体前後方向距離
F 工場
FD フロントドア
FDG フロントドアガラス
FG フロントガラス
FP フロントピラー
FW 前輪
L レーザー光
P1,P2,Pa,Pi,Pb,Pn レーザー光によるボデーの被検出点
RW 後輪
S1 ボデー検出ステップ
S2 車種特定ステップ
S3 車輪位置算出ステップ
S4 移動ステップ
WA 車軸
WP 待機位置
Y コンテナヤード

Claims (3)

  1. 接地して駆動可能な駆動部と、搬送対象となる車両の少なくとも一部の車輪を搭載可能な搭載部とを備え、前記駆動部の制御により前記車輪を搭載した状態の車両を自動搬送可能とする車両の自動搬送装置であって、
    前記車両のボデーの位置情報と前記ボデーの外形情報とを検出可能な検出部と、
    前記自動搬送装置又は前記自動搬送装置と通信可能な機器に設けられ、前記ボデーに対する前記車輪の設計上の位置を示す前記車両の車輪位置データを記憶可能な記憶部と、
    前記検出部で検出した前記ボデーの位置情報と前記ボデーの外形情報、並びに前記記憶部に記憶しておいた前記車輪位置データとに基づいて、前記車輪の位置を算出可能な車輪位置算出部とをさらに備えた車両の自動搬送装置。
  2. 前記記憶部は、前記車輪位置データとボデー外形設計データとを、搬送対象となり得る車種の分だけ記憶可能とし、
    前記検出部で検出した前記ボデーの外形情報と、前記記憶部で記憶しておいた前記車種の分のボデー外形設計データとに基づいて、前記車両の車種を特定する車種特定部をさらに備え、
    前記車輪位置算出部は、前記検出部で検出した前記ボデーの位置情報と前記ボデーの外形情報、並びに前記車種特定部で特定した車種の前記車輪位置データとに基づいて、前記車輪の位置を算出可能に構成される請求項1に記載の自動搬送装置。
  3. 前記車輪位置算出部で算出した前記車輪の位置に基づいて、前記搭載部に前記車輪を搭載可能な位置に向けて前記自動搬送装置が移動するように、前記駆動部を制御可能な制御部をさらに備える請求項1又は2に記載の自動搬送装置。
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