JP2022142823A - 光通信装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022142823000001
【課題】正しくデータを受信すること。
【解決手段】OLT100は、モード切替信号に従って、クロック再生を行うモードであるクロック再生モード、又は内部クロックで動作するモードである内部クロック動作モードで動作するCDR部120と、要求フレームを含む光信号を送信する1以上のONUと通信する通信部110と、Discovery Window区間が開始する場合、クロック再生モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信し、Discovery Window区間に、通信部110が1以上のONUから光信号を受信した回数である受信回数が予め設定された閾値以上である場合、内部クロック動作モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信するCDR制御部150と、を有する。
【選択図】図3

Description

本開示は、光通信装置に関する。
光通信システムであるPON(Passive Optical Network)システムが、知られている。PONシステムは、通信事業者局舎に設置される光通信装置(親局装置とも言う)と、加入者側(子局側とも言う)の複数の光通信装置(子局装置とも言う)とを含む。親局装置は、OLT(Optical Line Termination)と言う。子局装置は、ONU(Optical Network Unit)と言う。
PONシステムにおける下り方向の通信(すなわち、OLTからONUへの通信)では、同報配信方式が採用されている。また、PONシステムにおける上り方向の通信(すなわち、ONUからOLTへの通信)では、時分割多重方式が採用されている。時分割多重方式が採用されている理由は、各ONUが同時に光信号を送信した場合、光信号の衝突が発生するからである。
各ONUは、異なるクロック及び異なるタイミングによって、光信号を送信する。そのため、OLTは、CDR(Clock Data Recovery)機能を有している。OLTは、CDRに基づくクロック同期を行うことで、データを正しく受信できる。
なお、光信号を受信していない期間である無信号期間では、CDRは、内部クロックで動作する。これにより、無信号期間では、CDRでは、ノイズによる誤同期が抑制される。また、誤同期が発生した場合でも、OLTは、CDRを内部クロックに同期させることで、CDRを正常状態に復帰させることができる。但し、ONUの故障等により、ONUが送信するデータの伝送レートが規格から大きくずれていた場合、CDRが誤同期する可能性がある。このように場合に、誤同期を抑制する技術が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1のOLTは、CDRのVCO(Voltage Controlled Oscillator)に対する制御電圧を入力信号の到来前の中立状態に戻すことで、CDRの誤同期を抑制する。
特開2012-4701号公報
上記の特許文献1には、Discovery Window区間における無信号期間で誤同期が発生したときの対処方法が、記載されていない。Discovery Window区間では、ONUの光信号の送信タイミングは、ランダムに決定される。そのため、OLTは、常に光信号を受信できるようにするため、CDRに基づくクロック同期の状態を継続させる。このように、CDRに基づくクロック同期の状態を継続させるので、無信号期間で誤同期が発生したとき、上記の技術のように、制御電圧を入力信号の到来前の中立状態に戻すことはできない。そのため、無信号期間で誤同期が発生したとき、OLTは、Discovery Window区間終了直後に、クロック同期を行えないため、正しくデータを受信できない。
本開示の目的は、正しくデータを受信することである。
本開示の一態様に係る光通信装置が提供される。OLTである光通信装置は、モード切替信号に従って、クロック再生を行うモードであるクロック再生モード、又は内部クロックで動作するモードである内部クロック動作モードで動作する動作部と、要求フレームを含む光信号を送信する1以上の子局装置と通信する通信部と、Discovery Window区間が開始する場合、前記クロック再生モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信し、前記Discovery Window区間に、前記通信部が前記1以上の子局装置から前記光信号を受信した回数である受信回数が予め設定された閾値以上である場合、前記内部クロック動作モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信する動作制御部と、を有する。
本開示によれば、正しくデータを受信することができる。
実施の形態1のPONシステムを示す図である。 実施の形態1のOLTが有するハードウェアを示す図である。 実施の形態1のOLTの機能を示すブロック図である。 実施の形態1のOLTが実行する処理の例を示すフローチャートである。 実施の形態2のOLTの機能を示すブロック図である。 実施の形態2のOLTが実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態2のOLTが実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。 実施の形態3のOLTの機能を示すブロック図である。 実施の形態3のOLTが実行する処理の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のPONシステムを示す図である。PONシステムは、OLT100と、ONU200_1,200_2,・・・,200_n(nは、正の整数)とを含む。OLT100と、ONU200_1,200_2,・・・,200_nとは、スターカプラ10を介して、通信する。
また、OLT100は、上位ネットワークと接続する。ONU200_1,200_2,・・・,200_nのそれぞれは、ユーザネットワークと接続する。
ここで、ONU200_1,200_2,・・・,200_nの総称を、ONU200と呼ぶ場合がある。
次に、OLT100が有するハードウェアを説明する。
図2は、実施の形態1のOLTが有するハードウェアを示す図である。OLT100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、及び不揮発性記憶装置103を有する。
プロセッサ101は、OLT100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。また、OLT100は、処理回路を有してもよい。処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置102は、OLT100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、OLT100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)である。
次に、OLT100が有する機能を説明する。
図3は、実施の形態1のOLTの機能を示すブロック図である。OLT100は、通信部110、CDR部120、PON制御部130、SNI(Service Node Interface)部140、CDR制御部150、及びDiscovery制御部160を有する。なお、CDR部120は、動作部とも言う。CDR制御部150は、動作制御部とも言う。
通信部110、CDR部120、PON制御部130、SNI部140、CDR制御部150、及びDiscovery制御部160の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。また、通信部110、PON制御部130、SNI部140、CDR制御部150、及びDiscovery制御部160の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
まず、OLT100の一般的な動作を説明する。
通信部110は、ONU200から光信号を受信した場合、当該光信号を電気信号に変換する。通信部110は、当該電気信号をCDR部120に送信する。また、通信部110は、PON制御部130から電気信号を受信した場合、当該電気信号を光信号に変換する。通信部110は、当該光信号をONU200に送信する。
CDR部120は、クロック再生モード又は内部クロック動作モードで動作する。クロック再生モードは、クロック再生を行うモードである。クロック再生モードは、次のように表現してもよい。クロック再生モードは、通信部110から送信された電気信号に追従してクロック再生を行うモード、又はCDRに基づくクロック同期を行うモードである。また、クロック再生モードは、クロックデータ再生モードと呼んでもよい。内部クロック動作モードは、OLT100の内部で設定されている内部クロックで動作するモードである。CDR部120は、CDR制御部150が送信するモード切替信号に従って、モードを切り替える。
CDR部120がクロック再生モードで動作する場合、CDR部120は、通信部110から送信された電気信号に対して、クロック同期を行い、PON制御部130が受信可能な状態にデータを調整するための前処理を実行する。前処理を実行した後、CDR部120は、調整されたデータをPON制御部130に送信する。
また、CDR部120が内部クロック動作モードで動作する場合、CDR部120は、IDLE信号等の無意味な信号をPON制御部130に送信する。
PON制御部130は、CDR部120が送信したデータをSNI部140に送信する。SNI部140が送信したデータを受信した場合、PON制御部130は、当該データを通信部110に送信する。
また、PON制御部130は、IEEE802.3に規定されているプロトコルに基づいた制御を行う。具体的には、PON制御部130は、MPCPフレーム(例えば、Discovery Gateフレーム、Normal Gateフレーム、Reportフレームなど)の送受信によってONU200との間で確立されるPONリンクの確立、ONU200による光信号の送信開始時刻のスケジューリングなどを行う。
SNI部140は、PON制御部130が送信したデータを上位ネットワークに送信する。上位ネットワークからデータを受信した場合、SNI部140は、当該データをPON制御部130に送信する。
CDR制御部150は、モード切替信号をCDR部120に送信する。Discovery制御部160は、Discovery Window区間で動作する。
次に、Discovery Window区間におけるOLT100の動作を説明する。Discovery Window区間では、Discovery処理が行われる。Discovery処理とは、新規のONUを接続するための処理である。
OLT100は、Discovery Window区間に、通常の光信号(例えば、主信号とも言う。)の送受信を行わない。OLT100は、Discovery Gateフレームを新規接続予定のONU200に送信する。新規接続予定のONU200は、Discovery Gateフレームを受信した場合、Discovery Gateフレームで指定されたDiscovery Window区間中に、Register Requestフレームを含む光信号をOLT100に送信する。この後、OLT100と新規接続予定のONU200との間で、複数回の通信が行われることで、OLT100と新規接続予定のONU200との間で、PONリンクが確立する。
ここで、新規接続予定のONU200は、Discovery Gateフレームを受信した場合、Discovery Window区間で、ランダムなタイミングで、Register Requestフレームを含む光信号をOLT100に送信する。そのため、Discovery Window区間では、CDR120は、基本的にクロック再生モードで動作する。これにより、OLT100は、どのタイミングで光信号を送信されても、正しくデータを受信することができる。
Discovery制御部160は、Register Requestフレームを含む光信号を通信部110が受信した回数である受信回数(N1)を管理する。
Discovery制御部160は、受信回数(N1)が予め設定された閾値(M1)以上である場合、Discovery制御部160は、信号受信停止指示をCDR制御部150に送信する。CDR制御部150は、内部クロック動作モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。
なお、当該閾値(M1)は、オペレータによって設定されてもよいし、固定値として、不揮発性記憶装置103に格納されてもよい。
次に、OLT100が実行する処理を、フローチャートを用いて、説明する。
図4は、実施の形態1のOLTが実行する処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS11)PON制御部130は、Discovery Window区間が開始するか否かを判定する。
Discovery Window区間が開始しない場合、処理は、終了する。
Discovery Window区間が開始する場合、PON制御部130は、Discovery Window開始タイミングをCDR制御部150に通知する。そして、処理は、ステップS12に進む。
なお、Discovery Window区間が開始する直前に、通信部110は、1以上の新規接続予定のONU200に、Discovery Gateフレームを送信する。これにより、1以上の新規接続予定のONU200は、Register Requestフレームを含む光信号を送信する。ここで、Register Requestフレームは、要求フレームとも言う。
(ステップS12)CDR制御部150は、クロック再生モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、クロック再生モードで動作する。
(ステップS13)PON制御部130は、通信部110がRegister Requestフレームを含む光信号を受信したか否かを判定する。
通信部110が当該光信号を受信していない場合、処理は、ステップS16に進む。
通信部110が当該光信号を受信した場合、PON制御部130は、Discovery制御部160にフレーム受信通知を通知する。そして、処理は、ステップS14に進む。
(ステップS14)Discovery制御部160は、受信回数(N1)に1を加算する。上述したように、受信回数(N1)は、Discovery Window区間に、通信部110がRegister Requestフレームを含む光信号を受信した回数である。
(ステップS15)Discovery制御部160は、受信回数(N1)が予め設定された閾値(M1)よりも小さいか否かを判定する。なお、閾値(M1)は、予め設定された、新規登録可能なONU数と考えてもよい。また、閾値(M1)は、変動させてもよい。
受信回数(N1)が当該閾値(M1)よりも小さい場合、処理は、ステップS16に進む。受信回数(N1)が当該閾値(M1)以上である場合、処理は、ステップS17に進む。
(ステップS16)PON制御部130は、Discovery Window区間が終了したか否かを判定する。
Discovery Window区間が終了していない場合、処理は、ステップS13に進む。
Discovery Window区間が終了した場合、PON制御部130は、終了通知をDiscovery制御部160に通知する。そして、処理は、ステップS17に進む。
(ステップS17)Discovery制御部160は、受信回数(N1)をリセットする。Discovery制御部160は、信号受信停止指示をCDR制御部150に送信する。
(ステップS18)CDR制御部150は、内部クロック動作モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。
ここで、受信回数(N1)が当該閾値(M1)以上になった場合(すなわち、ステップS15でNoの場合)、OLT100では、無信号期間が始まる。無信号期間では、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。CDR部120が内部クロック動作モードで動作することで、ノイズによる誤同期が、抑制される。そのため、OLT100は、Discovery Window区間終了直後に、正しくデータを受信できる。よって、実施の形態1によれば、OLT100は、正しくデータを受信することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態2では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。
実施の形態1では、受信回数(N1)に基づいて、CDR部120を内部クロック動作モードで動作させる場合を説明した。実施の形態2では、ONU200の登録台数とリンク数である接続台数とに基づいて、CDR部120を内部クロック動作モードで動作させる場合を説明する。
図5は、実施の形態2のOLTの機能を示すブロック図である。OLT100aは、管理部170と判定部180とを有する。管理部170と判定部180の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。また、管理部170と判定部180の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
管理部170は、オペレータが設定したONUの登録情報を管理する。当該登録情報は、OLT100aに登録されているONUの数である登録台数の情報を含む。また、管理部170は、OLT100aに接続しているONUの数である接続台数を管理する。
判定部180の機能については、後で説明する。
次に、OLT100aが実行する処理を、フローチャートを用いて、説明する。
図6は、実施の形態2のOLTが実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。
(ステップS21)管理部170は、リンク数に変化があったか否かを判定する。リンク数に変化があった場合、処理は、ステップS22に進む。リンク数に変化がない場合、処理は、ステップS31に進む。
(ステップS22)管理部170は、リンクアップであるか否かを判定する。リンクアップである場合、処理は、ステップS23に進む。リンクダウンである場合、処理は、ステップS24に進む。なお、例えば、ONUが電源OFFの状態になった場合、リンクダウンが起こる。
(ステップS23)管理部170は、接続台数(N2)に1を加算する。そして、処理は、ステップS31に進む。
(ステップS24)管理部170は、接続台数(N2)に1を減算する。そして、処理は、ステップS31に進む。
図7は、実施の形態2のOLTが実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。ここで、OLT100aは、電源OFFの状態のONUがいつ電源ONの状態になるか分からないので、Discovery Window区間を設け、Discovery処理を行う。
(ステップS31)PON制御部130は、Discovery Window区間が開始するか否かを判定する。
Discovery Window区間が開始しない場合、処理は、終了する。
Discovery Window区間が開始する場合、PON制御部130は、Discovery Window開始タイミングを判定部180に通知する。そして、処理は、ステップS32に進む。
(ステップS32)判定部180は、接続台数(N2)が登録台数(M2)よりも小さいか否かを判定する。
接続台数(N2)が登録台数(M2)よりも小さい場合、判定部180は、Discovery Window開始タイミングをCDR制御部150に通知する。
接続台数(N2)が登録台数(M2)以上である場合、判定部180は、内部クロック動作モードの発行指示をCDR制御部150に送信する。そして、処理は、ステップS35に進む。
(ステップS33)CDR制御部150は、クロック再生モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、クロック再生モードで動作する。
(ステップS34)PON制御部130は、Discovery Window区間が終了したか否かを判定する。
Discovery Window区間が終了していない場合、処理は、ステップS34に進む。Discovery Window区間が終了した場合、PON制御部130は、終了通知をCDR制御部150に送信する。
(ステップS35)CDR制御部150は、内部クロック動作モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。
ここで、OLT100aは、電源OFFの状態のONUがいつ電源ONの状態になるか分からないので、定期的にDiscovery Window区間を設けて、Discovery Window区間でDiscovery処理を行う。接続台数(N2)が登録台数(M2)以上である場合(詳細には、接続台数(N2)と登録台数(M2)との数が同じ場合)、新たなONUが接続されることがない(言い換えれば、Register Requestフレームを含む光信号を受信しない)ので、CDR部120は、クロック再生モードで動作する必要がない。そのため、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。CDR部120が内部クロック動作モードで動作することで、ノイズによる誤同期が、抑制される。そのため、OLT100aは、Discovery Window区間終了直後に、正しくデータを受信できる。よって、実施の形態2によれば、OLT100aは、正しくデータを受信することができる。
なお、ONUが新規に設置された場合、OLT100aにONUの情報が登録される。そして、OLT100aは、次のような処理を実行する。Discovery Window区間が開始された場合、判定部180は、接続台数(N2)が登録台数(M2)よりも小さいと判定する(ステップS32でYes)。CDR部120は、クロック再生モードで動作する(ステップS33)。そして、Discovery処理により、新規に設置されたONUとOLT100との間でリンクが確立する。これにより、接続台数(N2)と登録台数(M2)が同じになる。次のDiscovery Window区間が開始された場合、判定部180は、接続台数(N2)と登録台数(M2)とが同じと判定する(ステップS32でNo)。CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する(ステップS35)。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態3では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。
実施の形態1では、受信回数(N1)に基づいて、CDR部120を内部クロック動作モードで動作させる場合を説明した。実施の形態3では、誤同期が発生してから復帰するまでの時間である復帰時間を、Discovery Window区間に確保する場合を説明する。
図8は、実施の形態3のOLTの機能を示すブロック図である。OLT100bは、さらに、復帰時間管理部190を有する。復帰時間管理部190の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。また、復帰時間管理部190の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
復帰時間管理部190は、Discovery Window区間の時間である、Discovery Window時間(Td)を設定する。Discovery Window時間(Td)の設定処理では、復帰時間(Ta)、初期値(Tb)、最低保証時間(Tc)などの少なくとも1つが用いられる。復帰時間管理部190は、復帰時間(Ta)、初期値(Tb)、最低保証時間(Tc)を管理する。また、復帰時間(Ta)、初期値(Tb)、最低保証時間(Tc)は、オペレータによって設定されてもよいし、固定値として、不揮発性記憶装置103に格納されてもよい。Discovery Window時間(Td)の設定処理の詳細は、後で説明する。
次に、OLT100bが実行する処理を、フローチャートを用いて、説明する。
図9は、実施の形態3のOLTが実行する処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS41)復帰時間管理部190は、初期値(Tb)から復帰時間(Ta)を減算することにより得られた値が最低保証時間(Tc)よりも小さいか否かを判定する。すなわち、復帰時間管理部190は、“Tb-Ta<Tc”を満たすか否かを判定する。
条件を満たさない場合、処理は、ステップS42に進む。条件を満たす場合、処理は、ステップS43に進む。
(ステップS42)復帰時間管理部190は、Discovery Window時間(Td)に初期値(Tb)を設定する。復帰時間管理部190は、Discovery Window時間(Td)をPON制御部130に通知する。これにより、PON制御部130は、Discovery Window時間(Td)を、Discovery Window区間の時間とする。PON制御部130は、Discovery Window時間(Td)でDiscovery処理を実行することを決定する。
そして、処理は、ステップS44に進む。
(ステップS43)復帰時間管理部190は、復帰時間(Ta)と最低保証時間(Tc)との加算値をDiscovery Window時間(Td)に設定する。復帰時間管理部190は、Discovery Window時間(Td)をPON制御部130に通知する。これにより、PON制御部130は、Discovery Window時間(Td)を、Discovery Window区間の時間とする。PON制御部130は、Discovery Window時間(Td)でDiscovery処理を実行することを決定する。
(ステップS44)PON制御部130は、Discovery Window区間が開始するか否かを判定する。
Discovery Window区間が開始しない場合、処理は、終了する。
Discovery Window区間が開始する場合、PON制御部130は、Discovery Window開始タイミングをCDR制御部150に通知する。
(ステップS45)CDR制御部150は、クロック再生モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、クロック再生モードで動作する。
(ステップS46)PON制御部130は、Discovery Window時間(Td)から復帰時間(Ta)を減算することにより得られた時間(以下、Discovery時間と呼ぶ。)が、経過したか否かを判定する。すなわち、PON制御部130は、Discovery Window区間の開始時刻から、Discovery時間が経過したか否かを判定する。
Discovery時間が経過していない場合、処理は、ステップS46に進む。
Discovery時間が経過した場合、PON制御部130は、信号受信停止指示をCDR制御部150に送信する。
(ステップS47)CDR制御部150は、内部クロック動作モードを示すモード切替信号をCDR部120に送信する。これにより、CDR部120は、内部クロック動作モードで動作する。
OLT100bでは、Discovery Window時間(Td)の中から、復帰時間(Ta)が確保される。そのため、CDR部120で誤同期が発生しても、Discovery Window区間が終了するまでには、CDR部120は、正常状態に復帰する。そのため、OLT100bは、Discovery Window区間終了直後に、正しくデータを受信できる。よって、実施の形態3によれば、OLT100bは、正しくデータを受信することができる。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
10 スターカプラ、 101 プロセッサ、 102 揮発性記憶装置、 103 不揮発性記憶装置、 110 通信部、 120 CDR部、 130 PON制御部、 140 SNI部、 150 CDR制御部、 160 Discovery制御部、 170 管理部、 180 判定部、 190 復帰時間管理部。

Claims (3)

  1. 親局装置である光通信装置であって、
    モード切替信号に従って、クロック再生を行うモードであるクロック再生モード、又は内部クロックで動作するモードである内部クロック動作モードで動作する動作部と、
    要求フレームを含む光信号を送信する1以上の子局装置と通信する通信部と、
    Discovery Window区間が開始する場合、前記クロック再生モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信し、前記Discovery Window区間に、前記通信部が前記1以上の子局装置から前記光信号を受信した回数である受信回数が予め設定された閾値以上である場合、前記内部クロック動作モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信する動作制御部と、
    を有する光通信装置。
  2. 親局装置である光通信装置であって、
    モード切替信号に従って、クロック再生を行うモードであるクロック再生モード、又は内部クロックで動作するモードである内部クロック動作モードで動作する動作部と、
    Discovery Window区間が開始する場合、前記親局装置に接続している子局装置の数である接続台数が、前記親局装置に登録されている子局装置の数である登録台数以上であるか否かを判定する判定部と、
    前記接続台数が前記登録台数以上である場合、前記内部クロック動作モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信する動作制御部と、
    を有する光通信装置。
  3. 親局装置である光通信装置であって、
    モード切替信号に従って、クロック再生を行うモードであるクロック再生モード、又は内部クロックで動作するモードである内部クロック動作モードで動作する動作部と、
    Discovery Window区間が開始する場合、前記クロック再生モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信し、前記Discovery Window区間の開始時刻から、前記Discovery Window区間の時間から復帰時間を減算することにより得られた時間が経過した場合、前記内部クロック動作モードを示す前記モード切替信号を前記動作部に送信する動作制御部と、
    を有し、
    前記復帰時間は、誤同期が発生してから復帰するまでの時間である、
    光通信装置。
JP2021043043A 2021-03-17 2021-03-17 光通信装置 Active JP7496794B2 (ja)

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