JP2022141649A - 物品支持具及びこれを組み立てるためのキット - Google Patents

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【課題】従来品と比較してフック部に掛かっている物品を取り外しやすい物品支持具を提供する。【解決手段】本開示の一側面は物品支持具に関する。物品支持具10は、被固定部(壁面W)に対して固定される固定部(吸盤1)と、固定部と連結されている一つのフック部3とを備え、フック部3が可撓性を有しており、フック部3に掛かっている物品(おたま8)を下方又は側方に引っ張ることによってフック部3が撓んで物品を取り外せるように構成されている。【選択図】図1

Description

本開示はフック部を備える物品支持具及びこれを組み立てるためのキットに関する。
フック部を備える物品支持具は、玄関の壁に鍵を引っかけたり、キッチンやバスルームで使用するアイテムをその場にかけておいたりするのに使用されている。特許文献1に記載の物品固定具は、被着面(壁面)に対して突出するように設置される軸3aと、この軸3aの先端側に設けられた物を掛けるための凹形状2とを備える。
特開2014-114920号公報
ところで、図5(a)に示すように従来の物品支持具50として、釣り針のような形状(J字状)のフック部53を有するものが知られている。フック部53は、壁面Wに沿って上方から下方に延びる部分53aと、壁面Wから遠ざかる方向に延びている部分であって支持される物品(おたま8)が接する部分53bと、この部分53bから上方に延びておたま8を確実に保持するための部分(フック部の先端側部分53c)とを有する。おたま8は、柄8aの上部に設けられた開口8bを介して物品支持具50に掛けられている。従来の物品支持具50からおたま8を取り外そうとするとき、ユーザーは図5(b)に示す矢印の方向、すなわちフック部53の先端側部分53cに沿っておたま8を移動させる必要があった。
本開示は、従来品と比較してフック部に掛かっている物品を取り外しやすい物品支持具及びこれを組み立てるためのキットを提供することを目的とする。
本開示の一側面は物品支持具に関する。この物品支持具は、被固定部に対して固定される固定部と、固定部と連結されている一つ又は複数のフック部とを備え、フック部が可撓性を有しており、フック部に掛かっている物品を下方又は側方に引っ張ることによってフック部が撓んで物品を取り外せるように構成されている。この物品支持具のフック部は所望の物品を支持できる程度の強度を有するとともに、フック部に掛かっている物品を下方又は側方に引っ張ることによってフック部がその方向に撓んで物品を取り外せる程度の可撓性を有する。この構成のフック部を採用したことで、図5に示すような従来品(フック部53が金属製又はプラスチック製で可撓性を有しないもの)と比較してフック部に掛かっている物品を容易に取り外すことができる。
複数の物品をそれぞれ近くに配置しておきたいというユーザーのニーズに応えるため、本開示に係る物品支持具は、複数のフック部と固定部とを連結している連結部を更に備えるものであってもよい。かかる構成を採用することで、連結部に複数のフック部を係合させることができ、各フック部に一つずつの物品を掛けることにより複数の物品をそれぞれ近くに配置しておくことができる。
物品支持具に比較的重い物も掛けたいというニーズに応えるため、可撓性を有するフック部と可撓性を有しないフック部(例えば金属製又はプラスチック製)とを併用してもよい。つまり、本開示の物品支持具は、固定部に連結されている可撓性を有しない一つ又は複数のフック部を更に備えるものであってもよい。
本開示の一側面は上記物品支持具を組み立てるためのキットに関する。このキットは、被固定部に対して固定される固定部と、固定部と連結される一つ又は複数のフック部とを含み、フック部はフック部に掛かっている物品を下方又は側方に引っ張ることによってフック部が撓んで物品を取り外せる可撓性を有する。このキットによれば、本開示に係る上記物品支持具をユーザー自らが組み立て、それを所望の位置に設置して使用することができる。複数の物品をそれぞれ近くに配置しておきたいというユーザーのニーズに応えるため、上記キットは複数のフック部と固定部とを連結する連結部を更に含むものであってもよい。
本開示によれば、従来品と比較し、フック部に掛かっている物品を取り外しやすい物品支持具及びこれを組み立てるためのキットが提供される。
図1(a)は本開示の第一実施形態に係る物品支持具におたまが掛けられている状態を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示す物品支持具に掛けられたおたまが取り外される様子を示す斜視図である。 図2(a)は固定部の他の態様であるループ部を備える物品支持具を示す斜視図であり、図2(b)及び図2(c)は図2(a)に示す物品支持具を棒状部材(被固定部)に固定する過程を示す斜視図である。 図3(a)は他の態様のフック部を示す斜視図であり、図3(b)は更に他の態様のフック部を示す断面図であり、図3(c)は図3(b)に示す物品支持具に支持された鍵が取り外される様子を示す断面図である。 図4は本開示の第二実施形態であって複数のフック部を備える物品支持具を示す斜視図である。 図5(a)は従来の物品支持具におたまが掛けられている状態を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示す従来の物品支持具に掛けられたおたまが取り外される様子を示す斜視図である。
以下、本開示の実施形態について詳細に説明する。本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
<第一実施形態>
図1(a)に示す物品支持具10は、壁面(被固定部)Wに対して固定される吸盤(固定部)1と、吸盤1と連結された一つのフック部3とを備える。J字状のフック部3は可撓性を有する材料からなり、図1(b)に示すとおり、フック部3に掛かっているおたま(物品)8を下方に引っ張ることによってフック部3が下方に撓んでおたま8を取り外せるように構成されている。つまり、おたま8に加わった力が開口8bの内周面を介してフック部3に作用し、その力によってフック部3の先端部3aが下方に向くようにフック部3が変形し、力をかけた方向(図1(b)に示す矢印の方向)にそのままおたま8を取り外すことができる。おたま8のように柄8aの上部にフック部3に掛ける箇所(開口8b)があって所定の長さを有する物品をフック部3に掛ける場合、フック部3は必然的に比較的高い位置に設置されることが想定される。高い位置にあるフック部3に掛けられた物品を下方に引っ張ることで容易に取り外せることはユーザーの利便性向上に大きく貢献する。
物品支持具10のフック部3は所望の物品(おたま8)を支持できる程度の強度を有するとともに、フック部3に掛かっている物品を下方に引っ張ることによってフック部3が下方に撓んで物品を取り外せる程度の可撓性を有する。このようなフック部3を採用したことで、物品支持具10によれば図5に示す従来のものと比較してフック部3に掛かっている物品を容易に取り外すことができる。なお、物品を下方に引っ張ってフック部3から取り外した後、フック部3は元の形状に戻る。
物品支持具10は固定部としての吸盤1を備える。吸盤1はタイルや鏡などの表面が十分に平坦であり且つ緻密な壁面Wに対して物品支持具10を固定するのに有用である。一方、吸盤1は木材や壁紙などで構成される壁面Wに対しては不向きであるため、壁面Wの材質等によっては、固定部としてマグネット(永久磁石)や釘、画びょう、ボルト、粘着テープなどを採用してもよい。なお、例えば釘や画びょう、ボルトによってフック部3を被固定部に対して固定する場合、これらを貫通させるための孔(不図示)をフック部3に予め設けておいてもよい。本開示でいう固定部はこのような孔も包含するものである。
また、被固定部がフック部3を固定する機能を有するもの(例えば壁面に固定された洗濯バサミやクリップなど)である場合、図1に示すフック部3の基端部3bに吸盤やマグネット、釘、画びょう、ボルト、粘着テープなどを備えていなくてもよく、上記被固定部に固定するために必要な長さを基端部3bに設けてあればよい。本開示でいう固定部はこのような場合も包含するものである。
物品支持具を固定すべき対象(被固定部)は壁面Wに限定されるものではなく、例えば、バスルームのタオル掛けのような棒状部材が被固定部であってもよい。この場合、図2(a)に示す物品支持具20は棒状部材Bに固定して使用できるように構成されたものである。物品支持具20はフック部3の基端部3b側に固定部としてのループ部1Rを備える。ループ部1Rはフック部3と同様、可撓性を有する材料からなる。この実施形態においては、固定部としてのループ部1Rとフック部3とが一体的に連結されている。図2(
b)に示すように棒状部材(被固定部)Bの上方に物品支持具20を配置した後、ループ部1R内にフック部3の先端部3aを通し、更に、フック部3の全体を下方に引っ張る。これにより、図2(c)に示すように棒状部材Bに対して物品支持具20を固定することができる。
また、被固定部が棒状部材や格子状の網である場合に物品支持具を固定して使用できるように構成されたものとして、固定部はこれらの被固定部に挟んで固定するもの(例えば、クリップや洗濯バサミなど)であってもよい。さらに、図1に示すフック部3の基端部3bでこれらの被固定部を覆った後、フック部3と基端部3bとを連結して被固定部に固定できる構造にしてもよい。より具体的には、例えばフック部3の基端部3b側に固定部として一つ又は複数の孔とこの孔に連結させる一つ又は複数の突起部とを備えてもよい。この場合、フック部3の基端部3bが棒状部材や格子状の網を覆うようにした後、上記孔と上記突起部とを連結させる。これにより、棒状部材や格子状の網に対して本開示の物品支持具を固定することができる。さらに、上記孔と上記突起部の少なくとも一方を所定の間隔で複数設けた場合、上記孔とこれに連結させる上記突起部とを複数の中から適宜選択することにより、様々な太さの棒状部材や格子状の網に固定することができる。なお、上記孔と上記突起部の代わりにスナップボタンやマグネット、面ファスナー、結束バンドなどを用いたり、上記突起部の代わりにボタンや尾錠などを用いたりしてもよい。
なお、固定部による被固定部への固着強度が物品を取り外す際の衝撃に耐え得る限り、固定部として上に挙げたもの(吸盤、マグネット、釘、画びょう、ボルト、孔、粘着テープ、クリップ、洗濯バサミ、一つ又は複数の孔とこれに連結させる一つ又は複数の突起部、スナップボタン、ボタン、尾錠、面ファスナー、結束バンド及びループ部など)から一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。また、被固定部が例えば棒状部材や格子状の網である場合、固定部はこれにフック部3又はこれを含む部材を引っ掛けることによってフック部3を棒状部材や格子状の網に対して固定できるものであってもよい。さらに、引っ掛ける際の固定部による被固定部への固着強度を高めるために、フック部3又はこれを含む部材に滑り止め加工(例えば、被固定部と接する部分を凸凹の形状にするなど)を施してもよい。
物品支持具10のフック部3は、図1(a)に示すとおり、J字状であって略一定の太さからなる。フック部3の基端部3bが吸盤1の表面側の突起部1aに設けられた貫通孔1bに挿入されて固定されている。本実施形態においては、貫通孔1bが吸盤1とフック部3との連結手段をなしている。フック部3は、上述のとおり、おたま8を支持できる程度の強度を有するとともに、フック部3に掛かっているおたま8を下方に引っ張ることによってフック部3が下方に撓んでおたま8を取り外せる程度の可撓性を有する。フック部3の材質としては、合成樹脂、合成繊維、シリコーン樹脂、ゴムなどを採用できる。より具体的には、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、AS樹脂(アクリロニトリル・スチレン共重合合成樹脂)、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、EVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合合成樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、合成ゴム、天然ゴム、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマーなどを採用できる。本開示の物品支持具がキッチンやバスルームで使用される場合、これらを採用することによって、フック部3に水分が付着しても劣化せず元の形状を十分に維持できる。また、これらの材料の種類や重合度を適宜選択したり、フック部3の形状(太さ及び長さなど)を適宜選択したりすることでフック部3の強度(フック部が支持可能な物品の質量)及び可撓性を調整することができる。物品の重さ(フック部3の耐荷重)の上限値は例えば700gとすればよく、本発明者らの実測によるとフック部3が支持することが想定される物品(キッチンアイテム、バスアイテム、及び、玄関に配置される物品など)の多くは重さ5~500gの範囲内である。さらに、よく利用される物品の多くは重さ60~280gの範囲内である。
フック部3の太さは必ずしも略一定でなくてもよく、図3(a)に示すように、フック部3は比較的平たいフック部本体3cと、その内周側に設けられたリブ構造部3dとによって構成されていてもよい。リブ構造部3dを設けることでフック部3の強度及び意匠性を向上させることができる。また、フック部3の断面形状は、円形や凸字状(図1及び図3(a)参照)に限定されるものではなく、例えば楕円形、三角形、矩形、多角形、星形などであってもよい。さらに、フック部3の太さ(水平方向及び鉛直方向の径の長さ)は特に限定しないが、本発明者らの実測によると、キッチン用品がフック部3に掛かっている状態において、キッチン用品の柄の上部に設けられた開口の水平方向(床面に平行となる方向)の径の長さは多くが13mm以下であることから、フック部3の先端部3aから支持される物品が接する部分までのフック部3の太さ(水平方向の径の長さ)は1~12mmであってもよい。また、フック部3は必ずしも合成樹脂、合成繊維、シリコーン樹脂、ゴム、ABS樹脂、AS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、EVA樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、合成ゴム、天然ゴム、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマーからなるものではなくてもよく、例えば、金属又は樹脂材料等からなる短冊状の部材を、例えばJ字状、円形又はコイル状に丸めた態様であってもよい。図3(b)に示す態様は円形に丸められたフック部3の可撓性及び形状復元性を利用したものである。リング9aを介してフック部3に掛かっている鍵(物品)9を下方に引っ張ることにより、図3(c)に示すようにフック部3が下方に延びて鍵9を取り外すことができる。フック部3から鍵9を取り外した後は、フック部3は再び丸まって元の形状に戻る。なお、リング9aの代わりに、ひも又はチェーンなどを介して鍵9をフック部3に掛けてもよい。
<第二実施形態>
図4は、本開示の第二実施形態であって複数のフック部3を備える物品支持具30を示す斜視図である。物品支持具30は、5つのフック部3と、これらのフック部3が所定の間隔で横方向に並ぶように固定される連結棒(連結部)5と、連結棒5の両端に設けられた二つの吸盤1,1とを備える。各フック部3は連結棒5に対してプレート6とネジ7によって固定されている。プレート6はフック部3の基端部3bに対応する内面側に凹部を有し、この凹部と連結棒5の表面との間にフック部3が固定されている。
連結棒5に設けられた計5個のフック部3の一つずつに物品を掛けることにより計5つの物品をそれぞれ近くに配置しておくことができる。なお、物品支持具30におけるフック部3の個数は複数である限り、5個に限定されず、2~4個であってもよいし、6個以上であってもよい。例えば、物品支持具30をキッチンで使用するのであれば、おたま、フライ返し、トング、はさみ及びおろし金などから選ばれるキッチン用品をフック部3に掛けておくことができる。これらとともに、あるいは、これらとは別に、塩、コショウなどの調味料を収容した一つ又は複数の容器(不図示)をフック部3に掛けられるようにしてもよい。フック部3に引っ掛けることができる部分(例えばループ部、開口部又はリング)を容器に設け、この容器に調味料を入れた状態でフック部3に掛けておくことで、調理中に手が油でベタベタであったり片手が塞がったりしていても、フック部3から容器を簡単に取り外して調味料を使用できるという利点がある。物品支持具30をバスルームで使用するのであれば、ボディブラシ、ボディタオル、ボディスポンジ、かかとやすり(軽石)及び歯ブラシなどから選ばれるバスアイテムをフック部3に掛けておくことができる。
物品支持具30に比較的重い物(例えば重さ700g超の物)も掛けたいというニーズに応えるため、可撓性を有するフック部3と可撓性を有しないフック部(例えば金属製又はプラスチック製)とを併用してもよい。物品支持具の使用場所がキッチンであれば例えば比較的重いフライパンや中華鍋を壁面に掛けておいたり、バスルームであればバスマッ
トを壁面に掛けておきたいというニーズが想定される。例えば連結棒5における二つの吸盤1,1に対応する位置にそれぞれ可撓性を有しないフック部(不図示)を設けてもよい。可撓性を有しないフック部を特定の位置(ここでは吸盤1に対応する位置)に配置したり、その色や形状をフック部3の色や形状と変えたりするなどの工夫を施すことで可撓性を有するフック部3にユーザーが誤って重たい物を掛けてしまうことを防止できる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の物品支持具10,20,30に限定されるものではない。例えば、物品支持具30の固定部として、吸盤1の代わりに、第一実施形態において例示したマグネット、釘、画びょう、ボルト、粘着テープ、クリップ、洗濯バサミ、一つ又は複数の孔とこの孔に連結させる一つ又は複数の突起部、スナップボタン、面ファスナー、連結バンド、ボタン、尾錠、滑り止め加工及び孔、並びに棒状部材や格子状の網に引っ掛けることによって固定できる構造などを採用してもよい。また、連結棒5にフック部3を固定する手段として、図4に示すプレート6及びネジ7の代わりに図2(a)に示すループ部1Rや上記の一つ又は複数の孔とこの孔に連結させる一つ又は複数の突起部などを採用してもよい。複数のフック部3の配置は、図4に示す横方向に限定されず、縦方向であってもよいし、横方向及び縦方向の両方に並ぶように又はランダムに二次元的もしくは三次元的であってもよく、これらの配置に適した態様の連結部を適宜採用すればよい。
上記実施形態においては、フック部3に掛けられた物品(おたま8及び鍵9)を鉛直方向の下向きに引っ張ることによって取り外す場合を例示したが、物品を取り外す方向はこれに限られたものではない。すなわち、物品を取り外す方向は下方又は側方であればよく、より具体的には、斜め下方向であってもよいし、壁面Wから遠ざかる方向(手前方向)や壁面Wに沿った方向などの側方であってもよい。
フック部3の形状は、図1(a)に示すようなJ字状の変形例として、U字状、V字状、カタカナのレの字状などであってもよい。また、意匠性の観点から、生物や無生物であってもよい。具体的には、人や動物(猿や猫、象など)、植物、乗り物(自動車、ショベルカーなど)、道具(キッチン用品や工具など)、食べ物(果物や野菜、菓子など)、記号(音楽記号、地図記号、星座記号など)、文字(平仮名、かたかな、漢字、アルファベット、数字など)などであってもよい。これらから一種を単独で選択した形状であってもよいし、二種以上を組み合わせてもよく、また、選択した形状の全部を模ってもよいし、その一部だけを模ってもよい。上に挙げた形状を模った本開示の物品支持具において、この形状の一部をフック部として、これとは別の一部を第一実施形態において例示した固定部としてもよい。より具体的には、例えば本開示の物品支持具が猿を模った形状の場合、猿の尻尾をフック部として、猿の腕を固定部としてもよいし、この逆であってもよい。
また、フック部3の全体が必ずしも可撓性を有する材料からなるものではなくてもよい。すなわち、物品を取り外すために物品に対して力が加わったときに、その力によってフック部3の先端部3aがその力の方向に向くように変形すればよく、フック部3の可撓性がフック部3に部分的に設けられた可撓性を有する部位によってもたらされるものであってもよい。例えば、フック部3は基端部3b側が可撓性を有しない材料からなり、残りの部分が可撓性を有する材料からなるものであってもよく、この逆であってもよい。より具体的には、フック部3がカタカナのレの字状であって、壁面Wに沿って上方から下方に延びる部分が可撓性を有しない材料からなり且つ壁面Wから遠ざかる方向に延びる部分が可能性を有する材料からなる場合、このフック部3に支持された物品は手前方向や壁面Wに沿った側方に引っ張ることによって容易に取り外すことができる。
本開示は、物品支持具10,20,30及びこれらの変形例を組み立てるためのキット(不図示)を提供する。これらのキットは、物品支持具のパーツ(吸盤1、フック部3、
連結棒5など)と、組立て方法を記載した説明書と、必要に応じて組立て用のネジ等と、これらを収容する容器とを備える。このようなキットによれば、上記実施形態及びこれらの変形例に係る物品支持具をユーザー自らが組み立て、それを所望の位置に設置して使用することができる。なお、組立て方法を記載した説明書を容器に収容する代わりに、組立て方法を容器(パッケージ)の表面にプリントしてもよい。また、当該キットは、調味料を入れた状態でフック部3に掛けておくことができる一つ又は複数の上記容器及び/又はキッチンアイテム(おたま、フライ返し、トング、はさみ及びおろし金など)を更に含むものであってもよく、あるいは、バスアイテム(ボディブラシ、ボディタオル、ボディスポンジ、かかとやすり及び歯ブラシなど)を更に含むものであってもよい。当該キットは、可撓性を有しない一つ又は複数の上記フック部を更に含むものであってもよい。
1…吸盤(固定部)、1R…ループ部(固定部)、3…フック部、5…連結棒(連結部)、8…おたま(物品)、9…鍵(物品)、10,20,30…物品支持具、B…棒状部材(被固定部)、W…壁面(被固定部)。

Claims (3)

  1. 被固定部に対して固定される固定部と、
    全体がシリコーン樹脂製で且つJ字状をした前記固定部と連結されている一つ又は複数
    のフック部と、
    を備え、
    前記フック部の先端部から支持される物品が接する部分までの当該フック部の太さは1~
    12mmであると共に、前記フック部が可撓性を有しており、前記フック部に掛かってい
    る物品を支持できる強度を持ち且つ下方又は側方に引っ張ることによって前記フック部が
    撓んで前記物品を取り外せるように構成されている、物品支持具。
  2. 前記複数のフック部と前記固定部とを連結している連結部を更に備える、請求項1に記
    載の物品支持具。
  3. 前記固定部と連結されている可撓性を有しない一つ又は複数のフック部を更に備える、
    請求項2に記載の物品支持具。


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