JP2022139802A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作部の省電力化を実現する。【解決手段】通常モードからメンテンナンスモードに移行可能な画像形成装置において、無線通信を介して画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、無線通信を介して画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、表示部に電力を供給するためのバッテリーと、を有し、表示部にバッテリーの電力を供給する第一の電力モードから表示部への電力の供給を制限する第二の電力モードへの移行が可能な遠隔操作部と、メンテナンスモードにおいて、遠隔操作部の第二の電力モードへの移行を許容するか否かを制御するコントローラと、を備える。【選択図】 図9

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)などの画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置を無線通信で操作可能な遠隔操作部を用いた技術が提案されている。例えば、商業印刷用の大型複合機では、操作部を装置本体から外して遠隔で操作できるようになることで、印刷設定の作業性や、用紙ジャムの場所特定など、効率が格段に上がる。
遠隔操作部は、充電可能なバッテリーを電源として駆動する。バッテリーの消費を抑えるためには、遠隔操作部は、操作に使用されない状況下では省電力状態にすることが求められる。特許文献1には、一定時間経過した場合に画面の表示を停止する技術が記載されている。
特開2011-155578号公報
しかしながら、画像形成装置が備える遠隔操作部では、サービスマンが画像形成装置から離れた位置で遠隔操作部の画面を見ながらメンテナンス作業を行う状況がある。このような状況で、一定時間経過した場合に画面の表示が停止されてしまうと、作業途中で遠隔操作部の画面が消えてしまうことになる。
この場合、サービスマンは、画面を表示させるために作業を止めることになり、作業性が損なわれるという問題もある。
本発明の目的は、使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作部の省電力化を実現することである。
上記目的を達成決するための本発明の代表的な構成は、シートに画像を形成する画像形成装置であって、通常モードからメンテナンス作業を行うためのメンテンナンスモードに移行可能な画像形成装置において、無線通信を介して前記画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、無線通信を介して前記画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、前記表示部に電力を供給するためのバッテリーと、を有し、前記表示部に前記バッテリーの電力を供給する第一の電力モードから前記表示部への前記バッテリーの電力の供給を制限する第二の電力モードへの移行が可能な遠隔操作部と、前記メンテナンスモードにおいて、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容するか否かを制御するコントローラと、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作部の省電力化を実現できる。
画像形成システムの斜視概略図 画像形成システムの断面概略図 (a)(b)は遠隔操作パネルの説明図 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 遠隔操作パネルのシステム構成を示すブロック図 遠隔操作パネルに関する電源系統を示すブロック図 遠隔操作パネルのタッチパネルの座標検知を説明する図 (a)(b)(c)は遠隔操作パネルに表示される画面を示す図 (a)(b)は遠隔操作パネルに表示される画面を示す図 実施例1に係る画像形成装置の処理の流れを説明するフローチャート (a)(b)は遠隔操作パネルに表示される画面を示す図 実施例1に係る画像形成装置の処理の流れを説明するフローチャート 実施例1に係る画像形成装置の処理の流れを説明するフローチャート 実施例2に係る画像形成装置の処理の流れを説明するフローチャート 実施例2に係る遠隔操作パネルに表示される画面の一例を示す図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
<画像形成装置>
図1を用いて、本実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置を搭載する画像形成システムの一例を示す斜視概略図である。
図1に示すように、画像形成システムAは、シートSに画像を形成する画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成されたシートSにステープル処理、パンチ処理、製本処理などの処理を行う処理装置16から構成されている。また画像形成装置1の上部には、不図示のガラス面に載置された原稿の画像を光学的に読み取って画像データに変換するリーダ14が設けられている。
画像形成装置1は、主電源のオン、オフを切り替えるシーソー型もしくはタクティール型の本体電源スイッチ18を備える。また画像形成装置1は、画像形成処理の実施中、エラーによる停止中、又はスタンバイ状態などの画像形成装置の状態をランプやエラーコードを表示させてユーザに報知する表示パネル17を備える。また画像形成装置1は、離れた位置にいるユーザに光源の点灯、消灯、点滅によって画像形成装置の状態を報知するタワー型のランプ19を備える。
また画像形成装置1は、遠隔操作パネル50(遠隔操作部)を着脱可能に装着するパネル装着部10を備える。遠隔操作パネル50については後述する。
図2に示すように、画像形成装置1は、シートSに画像を形成する画像形成部15を備える。画像形成部15は、感光ドラム9Y、9M、9C、9K、帯電装置2Y、2M、2C、2K、現像装置4Y、4M、4C、4Kを備える。また画像形成部15は、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5K、レーザスキャナユニット3Y、3M、3C、3K、中間転写ベルト6、二次転写ローラ7、二次転写対向ローラ8などを備える。
画像形成装置1により画像を形成する際は、まず制御部20(図4参照)に画像形成ジョブが入力される。これによりシートカセット11a、11bのいずれかに収納されたシートSが、二次転写ローラ7と二次転写対向ローラ8から形成される二次転写部に送り込まれる。
一方、画像形成部15においては、まず帯電装置2Yにより感光ドラム9Yの表面が帯電させられる。その後、リーダ14により読み取られた原稿の画像データ、又は不図示の外部機器からネットワークを介して送信された画像データに応じてレーザスキャナユニット3Yが感光ドラム9Yの表面にレーザ光を照射し、感光ドラム9Yの表面に静電潜像を形成する。
次に、現像装置4Yにより感光ドラム9Yの表面に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させ、感光ドラム9Yの表面にイエローのトナー像を形成する。感光ドラム9Yの表面に形成されたトナー像は、一次転写ローラ5Yに一次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト6に一次転写される。
同様のプロセスにより、感光ドラム9M、9C、9Kにも、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。そして一次転写ローラ5M、5C、5Kに一次転写バイアスが印加されることで、これらのトナー像が中間転写ベルト6上のイエローのトナー像に対して重畳的に転写される。これにより中間転写ベルト6の表面に画像信号に応じたフルカラーのトナー像が形成される。
その後、中間転写ベルト6が周回移動することで、フルカラーのトナー像が二次転写部に送られる。そして二次転写部において二次転写ローラ7に二次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像がシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは、搬送ベルト12によって定着装置13に搬送される。そして定着装置13において加熱、加圧処理が施されてトナー像がシートSに定着される。
次に、トナー像が定着されたシートSは、処理装置16に送られる。処理装置16に送られたシートSは、ユーザがステープル処理、パンチ処理、製本処理などの処理を指定している場合、指定された処理がなされた上で排出トレイ16aに排出される。またユーザが処理を指定していない場合、処理装置16に送られたシートSは、処理がなされずに排出トレイ16bにそのまま排出される。
<遠隔操作パネル>
また画像形成装置1は、パネル装着部10(装着部)に着脱可能に構成された遠隔操作パネル50(遠隔操作部)を備える。遠隔操作パネル50は、パネル装着部10に装着されることで、画像形成装置1に接続される。具体的には、遠隔操作パネル50がパネル装着部10に装着されると、遠隔操作パネル50の充電コネクタ55(図3)が、パネル装着部10の給電コネクタ10a(図4)に電気的に接続される。これにより画像形成装置1によって遠隔操作パネル50の接続が検出され、画像形成装置1から遠隔操作パネル50のバッテリー67(図5)に充電がなされる。また遠隔操作パネル50は画像形成装置1と無線通信で接続されており、ケーブルでの接続が無いため、ユーザが単体で持ち運ぶことができる。また遠隔操作パネル50は、画像形成装置1と無線通信が可能であるため、パネル装着部10から離脱させて画像形成装置1から離れた位置(無線通信が可能な範囲)で画像形成装置1を操作することができる。また遠隔操作パネル50は、画像形成装置1に接続される処理装置16などの接続機器を操作することができる。
なお、遠隔操作パネル50は、画像形成装置1に対して着脱可能な構成に限定されるものではなく、画像形成装置1から独立した構成であってもよい。
図3(a)、図3(b)は、遠隔操作パネル50の斜視概略図である。図3(a)、図3(b)に示すように、遠隔操作パネル50は、音を出力するスピーカー部53と、点灯、消灯、点滅によって遠隔操作パネル50の状態を報知する状態表示部54と、遠隔操作パネル50の電源のオン、オフを切り替えるスイッチ部56を有する。ここでは、状態表示部54は、LEDで構成されているが、この構成に限定されるものではない。
また遠隔操作パネル50は、画像形成装置1から受信した表示画像を表示可能な表示部と、ユーザからのタッチ操作を検知する操作部(図5のタッチパネル52)が一体化されたタッチパネル方式のディスプレイ51を有する。ユーザは、ディスプレイ51に表示される表示画像を指でタッチして入力等を行うことで、画像形成枚数やシートSのサイズ設定などの画像形成に関する設定や、原稿のサイズの設定などの画像の読み取りに関する設定を行うことができる。
<画像形成装置のシステム構成>
次に図4を用いて、画像形成装置1のシステム構成について説明する。図4は、画像形成装置1のシステム構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、CPU21、メモリ22、タイマー23を有する制御部20を備える。制御部20には、記憶装置24、リーダ14、画像形成部15、処理装置16、表示パネル17などが接続されている。制御部20(CPU21)は、接続された各部の動作を制御する。
リーダ14は、原稿を読み取って画像データを生成する。画像形成部15は、画像データに基づきシートに画像を形成する画像形成処理を実行する。処理装置16は、画像形成処理がなされたシートなどの印刷物にステープル処理、パンチ処理、製本処理などの処理を行う。
記憶装置24には、画像形成装置1の制御に関する各種のプログラム25や様々な表示画像26が格納されている。ここで、記憶装置24に格納されている各種のプログラム25とは、制御部20が各種処理を行うために機能させるソフトウェア群である。また記憶装置24に格納されている様々な表示画像(画像データ)とは、遠隔操作パネル50に表示させるための表示画像や印刷用データなどである。遠隔操作パネル50に表示させるための表示画像としては、後述するが、図8(a)、図8(b)、図8(c)、図9(a)、図9(b)、図11(a)、図11(b)に示す表示画像などである。
CPU21は、記憶装置24に記憶されているプログラム25を読み出して実行する。またCPU21は、遠隔操作パネル50に表示させるための表示画像を記憶装置24から読み出して遠隔操作パネル50に送信する。メモリ22は、CPU21がプログラム25を実行することに伴うデータを一時的に記憶する。つまりCPU21は、記憶装置24に格納されたプログラム25に基づいてメモリ22を作業領域に用いながら、制御部20に接続されたリーダ14や画像形成部15や処理装置16などを制御して、シートに画像を形成する処理などを実行する。例えば、CPU21は、リーダ14が原稿から読み取った画像データを、プログラム25に基づき画像処理を行う。CPU21は、このようにして生成された画像データを、記憶装置24へ格納し、画像形成部15に転送して画像形成処理を実行する。またCPU21は、後述するメンテナンスモードまたはエラーを検出したときのモードにおいて、遠隔操作パネル50の省電力モード(第二の電力モード)への移行を許容するか否かを制御するコントローラである。CPU21による前述の制御については、後で図10を用いて説明する。
タイマー23は、制御部20が各種処理を行う際に計時を行うためのものである。例えば制御部20は、タイマー23のカウント値に応じて、画像形成装置1を通常モードから前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードへ移行させる判断を行う。
また制御部20には、遠隔操作パネル50との間で接続を行うパネル接続部30が接続されている。パネル接続部30は、給電コネクタ10aを有し、遠隔操作パネル50が接続されるパネル装着部10と、遠隔操作パネル50との間で無線通信を行う無線通信部31を備える。パネル装着部10の給電コネクタ10aには、遠隔操作パネル50の充電コネクタ55が接続される。制御部20は、パネル装着部10の給電コネクタ10aが遠隔操作パネル50の充電コネクタ55と接続されたことを検出可能である。制御部20は前記接続を検出した場合は、後述する電源装置28から給電コネクタ10aと充電コネクタ55の接続を介して、遠隔操作パネル50に電力を供給する。
無線通信部31は、本体コマンド通信部32と本体画像送信部33を有する。CPU21は、記憶装置24に格納された表示画像26を読み出し、無線通信部31の本体画像送信部33を介して遠隔操作パネル50に送信する。またCPU21は、遠隔操作パネル50に対する指示を生成し、その指示を本体コマンド通信部32を介して遠隔操作パネル50に送信する。具体的には、CPU21は、各種画面の表示指示、ジョブ動作やエラー発生等の状態通知、および後述する遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行制御におけるコマンドを、本体コマンド通信部32を介して遠隔操作パネル50に無線送信する。またCPU21は、遠隔操作パネル50で生成された通知や指示を本体コマンド通信部32を介して受信する。なお、本実施例では、本体コマンド通信部32と本体画像送信部33を別々の構成としたが、両者を一本の通信ラインにまとめる構成としてもよい。
また制御部20には、電源装置28が接続されている。電源装置28は、商用電源からコンセントプラグ27を介して電源の供給を受け、各デバイスで使用される電力に変換して各デバイスに電力を供給する。具体的には、まず電源装置28は、本体電源スイッチ18がオフからオンに切り替えられると制御部20に電力を供給する。その後、電源装置28は、制御部20の指示に基づき、リーダ14、画像形成部15、処理装置16、表示パネル17、パネル装着部10に装着された遠隔操作パネル50、無線通信部31、記憶装置24などに電力を供給する。
また電源装置28は、本体電源スイッチ18がオフされると、制御部20(CPU21)の指示に基づき、電力の供給を停止する。また本体電源スイッチ18がオフされなくとも、制御部20(CPU21)からの指示に基づいて電力の供給を停止して、電源装置28が本体電源スイッチ18をオフすることも可能である。制御部20(CPU21)からの指示に基づいて本体電源スイッチ18をオフする場合とは、例えば、異常発生時やユーザから電源オフの指示を受け付けた時などである。このように制御部20は、各デバイスに対して電力供給のオン、オフの切り替えが可能である。
<遠隔操作パネルのシステム構成>
次に図5を用いて、遠隔操作パネル50のシステム構成について説明する。図5は、遠隔操作パネル50のシムテム構成を示すブロック図である。
図5に示すように、遠隔操作パネル50は、CPU61、ROM62、RAM63、タイマー64、電源制御部65を有するパネル制御部60(電力制御部)を備える。後述するが、遠隔操作パネル50は、第一の電力モードである通常モード、または前記通常モードよりも消費電力の少ない第二の電力モードである省電力モードに移行可能である。ここでは、通常モードは、ディスプレイ51(表示部)にバッテリー67の電力を供給する通第一の電力モードである。省電力モードは、ディスプレイ51へのバッテリー67の電力の供給を制限する第二の電力モードである。
ROM62には、CPU61の制御で使用するプログラムや、その制御に関わる設定が格納されている。CPU61は、ROM62に格納されたプログラムに基づいて各種の演算処理を行う。RAM23は、CPU61がプログラムを実行することに伴うデータを一時的に記憶する。つまりCPU61は、ROM62に格納されたプログラムに基づいて、RAM203を作業領域に用いながら、パネル制御部60に接続されたディスプレイ51、スピーカー部53、状態表示部54、スイッチ部56などを制御する。具体的には、CPU61は、ROM62に格納されたプログラムや画像形成装置1のCPU21から受信した指示に基づいて、記憶装置24から送信された表示画像をディスプレイ51に表示させる制御やスピーカー部53から音を出力させる制御等を実行する。
またROM62は、前述した制御に関わる設定を記憶した設定記憶部であり、その設定の一例として、遠隔操作パネル50を前記省電力モードに移行させるか否かの設定(設定フラグの設定値)を記憶している。CPU61は、ROM62に記憶した設定フラグの設定値が、例えば「1」のときに遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させ、「0」のときに遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させない。この設定フラグは、画像形成装置1のCPU21からの指示により、パネルコマンド通信部72へのコマンドの送信により設定される。CPU21(コントローラ)は、前記ROM62に記憶した設定フラグの設定値を変更することで、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容するか否かを制御することができる。また、CPU21は、パネルコマンド通信部72へのコマンドの送信により、前記ROM62に記憶した設定フラグの設定値を読み出せる。
タイマー64は、制御部200が各種の処理を行う際に時間をカウントする。タイマー64は、CPU61が遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させるまでの時間をカウントする際に用いる。
遠隔操作パネル50は、スイッチ部56を備える。スイッチ部56は、電源スイッチ57、電源FET58を有し、パネル制御部60と接続される。電源制御部65は、スイッチ部56における電源スイッチ57の状態を常時監視し、電源スイッチ57のオン、オフの切り替え操作に応じて、スイッチ部56が有する電源FET58をオン又はオフに切り替える。すなわち、電源制御部65は、電源スイッチ57のオン、オフの切り替え操作に応じて、遠隔操作パネル50の電源をオン、オフする。
遠隔操作パネル50は、パネル電源部66を備える。パネル電源部66は、バッテリー67、電源生成部68、充電残量監視部69を有し、パネル制御部60と接続される。バッテリー67は、遠隔操作パネル50の主電源であり、充電可能な2次電池で構成されている。画像形成装置1の給電コネクタ10aに対して遠隔操作パネル50の充電コネクタ55が接続されると、画像形成装置1の電源装置28からバッテリー67に電源が供給され、バッテリー67が充電される。電源生成部68は、バッテリー67の電源を、遠隔操作パネル50が備える上述した各構成部で使用できる電圧に調整する。充電残量監視部69は、バッテリー67が所定の充電残量を下回った場合にCPU61に通知する。後述するが、CPU61は、バッテリー67の充電残量が所定の量を下回った場合に、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させる。またCPU61は、給電コネクタ10aと充電コネクタ55の接続がなされた場合に、これを検出することが可能な構成となっている。
また遠隔操作パネル50は、画像形成装置1との間で接続を行う本体接続部70を備える。本体接続部70は、画像形成装置1の給電コネクタ10aに接続される充電コネクタ55と、画像形成装置1との間で無線通信を行う無線通信部71を備える。
無線通信部71は、CPU61に接続されたパネルコマンド通信部72と、ディスプレイ51に接続されたパネル画像受信部73を有する。CPU61は、画像形成装置1に対する指示や通知を生成し、パネルコマンド通信部72の不図示のアンテナを介して画像形成装置1の本体コマンド通信部32に送信する。またCPU61は、画像形成装置1の本体コマンド通信部32から送信された指示や情報をパネルコマンド通信部72を介して受信する。具体的には、本体コマンド通信部32は、CPU21からの各種画面の表示指示、ジョブ動作やエラー発生等の状態通知を無線で受信し、有線の電気信号に変換してCPU61に通知する。また本体コマンド通信部32は、CPU61からのタッチパネル入力情報等、画像形成装置1に通知する情報を無線で送信する。
パネル画像受信部73は、画像形成装置1の本体画像送信部33から送られてきた画像データを図示しないアンテナを介して受信し、ディスプレイ51に表示させる画像データへ変換する。なお、本実施例では、本体接続部70がパネルコマンド通信部72とパネル画像受信部73で構成されているが、両者を一本の通信ラインにまとめる構成としてもよい。
また無線通信部71は、画像形成装置1の無線通信部31を通して、画像形成装置1と遠隔操作パネル50との間をダイレクトに接続する通信形態であるWi-Fiダイレクト通信によって無線通信を行う。このWi-Fiダイレクト通信の方式を応用したディスプレイ伝送技術であるMiracastは、例えば携帯電話やディスプレイやプロジェクタなどで使用される。なお、画像形成装置1と遠隔操作パネル50との間をダイレクトに接続する通信形態は、Wi-Fiによる無線通信ではなく、BluetoothやNFCなどの他の方式で無線通信を行う構成としてもよい。
ディスプレイ51は、ROM62(設定記憶部)に記憶した情報または無線通信部71を介して画像形成装置1から受信した情報を表示可能な表示部である。したがって、ディスプレイ51に出力する画像は、無線通信部71を経由して画像形成装置1から受信した画像を出力する。
またディスプレイ51は、前記表示部とユーザからのタッチ操作を検知する操作部であるタッチパネル52が一体化されたタッチパネル方式のディスプレイ(操作表示部)である。ディスプレイ51は、タッチパネル52が重ねて配置されており、ユーザが指でタッチパネル52を通してディスプレイ51を触る事で操作を行う。ディスプレイ51は、タッチパネル52を透過してユーザに画面を表示する。
ここで、遠隔操作パネル50のCPU61は、ユーザがタッチパネル52を操作した場合、タッチパネル52の操作情報を、座標情報として画像形成装置1に送信する。以下、これについて説明する。図7は、遠隔操作パネル50のタッチパネル52に座標表示を施した図である。図7に示すように、タッチパネル52はX方向にn分割、Y方向にm分割されている。分割数はタッチパネルの方式等によるものの、本実施例の抵抗式タッチパネルではX方向に2048分割、Y方向に1024分割している。
座標は、原点(0、0)を基準とし、原点からの距離に応じて(X、Y)で表される。例えば図7に示す位置Pは、原点からX方向に1024、Y方向に512、離れた位置に位置するため、座標として(1024、512)と表される。座標データは、タッチパネル52(図5参照)から遠隔操作パネル50のCPU61に送信され、CPU61の指示によりパネルコマンド通信部72から画像形成装置1に送信される。なお、本実施例においては、画像形成装置1と遠隔操作パネル50との間の通信が8ビット長であり、座標データの数値は8分の1されて送信される。即ち、座標が(1024、512)の場合、(128、64)と置き換えて送信される。
<遠隔操作パネルの電源系統>
図6は、図5で説明した遠隔操作パネル50の電源系統に関するブロック図である。図6に示すように、遠隔操作パネル50の主電源であるバッテリー67の出力電源は、電源生成部68に供給され、電源生成部68により遠隔操作パネル50が備える上述した各構成部で使用される電圧に調整されて出力される。また遠隔操作パネル50の充電コネクタ55が、画像形成装置1の給電コネクタ10aと接続されている場合、画像形成装置1からバッテリー67に充電されると共に、画像形成装置1が主電源となって電源生成部68に供給される。
電源生成部68から出力される電圧は、スイッチ部56の電源FET58と電源制御部65にそれぞれ供給される。つまり電源制御部65には電源が常時供給されている。電源制御部65は、電源FET58の出力を監視し、電源スイッチ57の切り替え操作に応じて電源FET58のオン、オフを切り替える。
電源FET58がオンの場合、電源生成部68で調整され出力された電圧は、遠隔操作パネル50の本体接続部70、タッチパネル52、ディスプレイ51、スピーカー部53、状態表示部54に供給される。但し、ディスプレイ51への電源供給ラインにはスイッチ59が設けられている。CPU61は、電源制御部65を介してスイッチ59のオン、オフを制御して、ディスプレイ51への電力の供給を制御する。これは、バッテリー67による遠隔操作パネル50の駆動を少しでも長く維持できるようにするためである。具体的には、ディスプレイ51を駆動する電力が遠隔操作パネル50における電力の90%程度を消費する。そのため、ディスプレイ51への電力の供給を制限する省電力モードを設けている。遠隔操作パネル50における省電力モードは、ディスプレイ51に電力を供給する通常モードよりも消費電力が少ない。そのため、CPU61は、ディスプレイ51に画面表示が不要である場合を判断し、スイッチ59をオフにすることで省電力モードに移行する制御を行う。つまり、ここで言う「電力の供給を制限」というのは、バッテリー67からディスプレイ51への電力の供給を完全にゼロにすることのみならず、通常モードに比べて少ない電力を供給することを意味している。なお、CPU61による遠隔操作パネル50の電力モードの移行制御は、ROM62に記憶した設定にしたがって行われる。また充電残量監視部69は、バッテリー67の出力電圧からバッテリー67の充電残量を検出し、バッテリー67の充電残量が所定の量以下となった場合にその旨をCPU61に通知する。
<画像形成装置の動作モード>
本実施例に係る画像形成装置1は次の2つの動作モードを持つ。
第一の動作モードは、ユーザがコピー機能、プリント機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能を利用するために画像形成装置1を操作をするための動作モードである。以降ではこの第一の動作モードを「通常モード」と呼ぶ。
第二の動作モードは、サービスマンが画像形成装置1を使用する「メンテナンスモード」である。「メンテナンスモード」は、サービスマンがメンテナンス作業を行うためのモードである。メンテナンス作業とは、例えば、画像の乱れや色ずれが発生した時に、パラメータの設定を確認又は変更する作業である。また、画像調整用にテストパターンを印刷するために調整用プリントジョブを実行することもメンテナンス作業に含まれる。また、印刷した印刷物の枚数をカウントするためのカウンタ情報や、画像形成装置1のファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認することなどもメンテナンス作業に含まれる。
画像形成装置1は上述した動作モードの何れかで動作するが、各動作モードで遠隔操作パネル50に表示される操作画面は異なる。
図8(a)、図8(b)、図8(c)及び図9(a)は、遠隔操作パネル50のディスプレイ51に表示される画面(表示画像)の一例を示す図である。図8(a)、図8(b)、図8(c)は通常モードのときに遠隔操作パネル50に表示される表示画像(操作画面)、図9(a)はメンテナンスモードのときに遠隔操作パネル50に表示される表示画像(操作画面)を示す。
図8(a)、図8(b)、図8(c)は、通常モード時のメインメニュー画面の一例である。図8(a)、図8(b)に示す通常モード時の画面(表示画像)には、「スキャン」ボタン81、「コピー」ボタン82、「FAX」ボタン83、「サービスモード」ボタン84、次に進むボタン85がある。
通常モードにおいて、ユーザが遠隔操作パネル50のタッチパネル52上をタッチした際に、図7で説明したような座標データを、本体コマンド通信部32を介して制御部20のCPU21が認識する。例えば、図8(a)は、通常モードのときに表示されるメインメニュー画面の一例である。ユーザがタッチした位置が図8(a)の「コピー」ボタン82であった場合、遠隔操作パネル50のCPU61は、タッチパネル52の操作情報を、座標情報として画像形成装置1に送信する。画像形成装置1のCPU21は、本体コマンド通信部32を介して受信した座標情報から図8(a)の「コピー」ボタン82が押されたことを認識する。
すると画像形成装置1のCPU21は、記憶装置24から図8(b)の表示画像を読み出し、読み出した図8(b)の表示画像を本体画像送信部33から遠隔操作パネル50に送信する。遠隔操作パネル50は、パネル画像受信部73を介して図8(b)の表示画像を受信し、ディスプレイ51に表示する。遠隔操作パネル50のディスプレイ51に表示された図8(b)の表示画像は、「コピー」ボタン82が押された表示の表示画像である。
また、画像形成装置1の制御部20のCPU21は、図8(b)の表示画像を送信した後に、一定時間経過したら、図8(c)の表示画像を本体画像送信部33から遠隔操作パネル50に送信する。遠隔操作パネル50は、パネル画像受信部73を介して図8(c)の表示画像をディスプレイ51に表示する。
このように、画像形成装置1の制御部20は、遠隔操作パネル50から送られた座標データに従って、記憶装置24から表示画像を読み出し、本体画像送信部33から送信する。これにより、遠隔操作パネル50のディスプレイ51にユーザの操作に従った表示画面(表示画像)を表示させることができる。
図9(a)は、メンテナンスモードのときに表示されるメンテナンスモードメニュー画面の一例である。サービスマンがメンテナンス作業を行う場合、サービスマンが遠隔操作パネル50を介して特別な操作をすることにより、動作モードをメンテナンスモードに移行させる。例えば、サービスマンがIDとパスワードを遠隔操作パネル50を介して入力したり、遠隔操作パネル50に備えられたキーの長押し又は複数キーの同時押しなどの特別な操作をしたりする。これにより、画像形成装置1の動作モードを、メンテナンスモードに移行させる。
サービスマンが遠隔操作パネル50にて前述の特別な操作をした際に、遠隔操作パネル50のCPU61は、その操作情報を画像形成装置1に送信する。画像形成装置1のCPU21は、本体コマンド通信部32を介して受信した操作情報からメンテナンスモードへの移行が指示されたことを認識する。
すると画像形成装置1のCPU21は、記憶装置24から図9(a)の表示画像を読み出し、読み出した図9(a)の表示画像を本体画像送信部33から遠隔操作パネル50に送信する。遠隔操作パネル50は、パネル画像受信部73を介して図9(a)の表示画像を受信し、ディスプレイ51に表示する。
図9(a)に示すメンテナンスモードメニュー画面にて、ボタン91は、画像形成装置1で発生した重大なエラーの履歴を表示するボタンである。ボタン92は、画像形成装置1を制御する各プログラムのバージョン情報を表示するためのボタンである。ボタン93は、画像形成装置1で印刷された枚数や、送信された枚数など各種カウンタ情報を表示するためのボタンである。ボタン94は、画像形成装置1で画像の乱れや、色ずれが発生した時に、パラメータの設定を確認、変更するためのボタンである。ボタン95は、画像形成装置1の画像調整用にテストパターンを印刷するためのボタンである。なお、これらのボタンの機能は、メンテナンス作業の一例を示すものであって、メンテナンス作業はこれらに限定されるものではない。
図9(b)は、図9(a)に示すメンテナンスモードメニュー画面にてボタン94をタッチしたときに、遠隔操作パネル50に表示される表示画像であり、画像調整モードの画面の例を示すものである。図9(b)に示す画像調整モードの画面では、チャート紙をリーダのガラス面に置くような指示を示している。遠隔操作パネル50のディスプレイ51には、リーダのカバーを開けてチャート紙をガラス面に置く一連の動作を、アニメーションを使って分かりやすく表示している。図9(b)に示す表示画面の作業が終わったら「次へ」ボタンを押して次に進む。サービスマンは、遠隔操作パネル50のディスプレイに表示される画面を見ながら、画像調整における作業を進めて行く。
前述のメンテナンス作業を行った後に、画像形成装置1のメンテナンスモードを解除させる際も、サービスマンが遠隔操作パネル50にて特別な操作をする。なお、これらの操作はサービスマンのみが知り得る特別な操作であり、一般のユーザには開示されないことを前提とする。
<メンテナンスモードの処理手順>
図10は、サービスマンが画像形成装置1をメンテナンスモードに移行させたときの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10に示す処理手順は、サービスマンが画像形成装置1をメンテナンスモードに移行させる指示をすることで開始される。また、図10に示す各ステップは、図10に示したCPU21が記憶装置24に記憶されたプログラム25をメモリ22にロードして実行することで実現される。
遠隔操作パネル50において、メンテナンスモードに移行するための、サービスマンしか知り得ない特別な操作がされると(S901でYes)、制御部20のCPU21は、画像形成装置1の動作モードをメンテナンスモードに移行させる(S902)。
CPU21は、記憶装置24から図9(a)のようなメンテンナンスモードメニューの表示画像を読み出し、読み出した表示画像を本体画像送信部33から遠隔操作パネル50に送信し、遠隔操作パネル50のディスプレイ51に表示させる(S903)。
CPU21は、本体コマンド通信部32から遠隔操作パネル50にコマンドを送信し、遠隔操作パネル50の省電力モード設定の有無を判別する(S904)。
省電力モード設定の有無は、遠隔操作パネル50のROM62(設定記憶部)に格納されている省電力モード設定フラグの設定値を確認する。なお、省電力モード設定の有無は、これに限定されるものではなく、例えば遠隔操作パネル50にて省電力モードへ移行する移行時間を設定可能とし、この省電力モードへの移行時間の設定値(カウント値)が0(0分)か否かを確認しても良い。この場合、カウント値が0である場合は省電力モード設定が無し、カウント値が1以上である場合は省電力モード設定が有りとする。
省電力モード設定が無しのとき(S904でNo)、遠隔操作パネル50はメンテナンスモードの表示中に省電力モードに移行することがないため、図10のフローチャートを終了する。
省電力モード設定が有りのとき(S904でYes)、CPU21は、省電力モード設定をオフにして、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにする(S905)。すなわち、CPU21は、CPU61による遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容しないように、ROM62の省電力モード設定を変更する。
省電力モード設定のオフとは、CPU21が、ROM62の省電力モード設定フラグの設定値を「0」(あるいは、省電力モード移行カウント値を0)にすることであり、S904で確認した省電力モード設定を変更することである。これにより、メンテナンス作業中、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行は無効となり、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにすることができる。
CPU21は、メンテナンスモードを解除するための所定の操作がされるまで、省電力モード設定のオフを継続する(S906でNo)。なお、メンテナンスモードを解除するための所定の操作とは、遠隔操作パネル50を介して行われる、サービスマンしか知り得ない特別な操作のことである。
遠隔操作パネル50において、メンテナンスモードを解除するための所定の操作がされると、遠隔操作パネル50のCPU61は、その操作情報を画像形成装置1に送信する。すると制御部20のCPU21は、本体コマンド通信部32を介して受信した操作情報からメンテナンスモードを解除する指示がなされたことを認識する(S906でYes)。
S906のメンテナンスモードが解除されたか否かは、遠隔操作パネル50にて前述の所定の操作がされたか否かを、CPU21が判断することにより行われる。CPU21は、メンテナンスモードを解除すると判断した場合(S906でYes)、ROM62の省電力モード設定をオンに戻し、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を有効にする(S907)。
S907の省電力モード設定のオンとは、CPU21が、ROM62の省電力モード設定フラグの設定値(あるいは、省電力モード移行カウント値)を、S904で確認した省電力モード設定を有りに戻すことである。すなわち、CPU21は、CPU61による遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容するように、ROM62の省電力モード設定を有りに戻し、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を有効にする。
このようにして、画像形成装置1のCPU21は、メンテナンスモードにおいて、遠隔操作パネル50の省電力モード(第二の電力モード)への移行を許容するか否かの制御を行う。
以上により、サービスマンが、メンテナンスモードに入り、遠隔操作パネル50の画面を見ながらのメンテナンスの作業中に、遠隔操作パネル50が省電力モードに移行して、作業が中断してしまうのを防止することができる。
<エラー検出時の表示画面>
本実施例の画像形成装置1は、画像形成装置1の動作でエラーの発生を検出すると、発生の要因となったエラー通知の画面を、ディスプレイ51に表示する。エラー通知の画面の一例を図11(a)、図11(b)に示す。
図11(a)は、画像形成装置1で発生したエラーをユーザに通知するためのエラー通知画面の一例である。図11(a)のエラー通知画面では、エラーの種類を示すエラーコード101と、エラーが発生した箇所を示すエラー箇所コード102が表示される。また、画像形成装置1の電源を入れ直すように、電源のON/OFFをユーザに指示するためのメッセージ1003が表示される。
ユーザは、メッセージ103に基づき画像形成装置1の電源を入れ直した後、画像形成装置1が正常に動作すれば、例えばディスプレイ51に図8(a)に示すメインメニュー画面が表示され、通常通りの動作を再開することができる。一方、電源を入れ直しても画像形成装置1が正常に動作しない場合は、例えばディスプレイ51に図11(a)に示すエラー通知画面が再び表示され、通常通りの動作を再開することはできない。その場合に、エラー内容の特定のためのエラー情報を担当サービスに伝えるメッセージ104も表示している。
図11(b)は、画像形成装置1でシートの詰まり(紙づまり)が発生した際に、ユーザに処理を促すエラー通知画面の一例である。図11(b)のエラー通知画面では、プリント中に紙づまりが生じると、ユーザに処理を促す画面を表示している。図11(b)のエラー通知画面では、紙づまりの位置の表示とそれを処理する手順をアニメーション等で表示している。サービスマンは、遠隔操作パネル50の画面を見ながら、紙づまりのエラーから復帰する作業を進めて行く。
<エラー検出時の処理手順>
図12は、画像形成装置1が図11(a)のようなエラー表示や、図11(b)のような紙づまりのエラーが発生したときの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図12に示す処理手順は、画像形成装置1でエラーが検出されることで開始される。また、図12に示す各ステップは、図4に示したCPU21が記憶装置24に記憶されたプログラム25をメモリ22にロードして実行することで実現される。
画像形成装置1のCPU21は、画像形成装置1の動作でエラーが発生したことを検出すると(S1201でYes)、エラーを検出したときのモードに移行する。具体的には、CPU21は画像形成装置1にてエラーが発生したことを検出すると(S1201でYes)、本体画像送信部33から図11(a)や図11(b)のようなエラー通知の表示画像を送信し、遠隔操作パネル50のディスプレイ51に表示させる(S1202)。
CPU21は、本体コマンド通信部32から遠隔操作パネル50にコマンドを送信し、遠隔操作パネル50の省電力モード設定の有無を判別する(S1203)。
省電力モード設定の有無は、遠隔操作パネル50のROM62(設定記憶部)に格納されている省電力モード設定フラグの設定値を確認する。なお、省電力モード設定の有無は、これに限定されるものではなく、例えば遠隔操作パネル50にて省電力モードへ移行する移行時間を設定可能とし、この省電力モードへの移行時間の設定値(カウント値)が0(0分)か否かを確認しても良い。この場合、カウント値が0である場合は省電力モード設定が無し、カウント値が1以上である場合は省電力モード設定が有りとする。
省電力モード設定が無しのとき(S1203でNo)、遠隔操作パネル50はエラーの表示中に省電力モードに移行することがないため、図12のフローチャートを終了する。
省電力モード設定が有りのとき(S1203でYes)、CPU21は、省電力モード設定をオフにして、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにする(S1204)。すなわち、CPU21は、CPU61による遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容しないように、ROM62の省電力モード設定を変更する。
省電力モード設定のオフとは、CPU21が、ROM62の省電力モード設定フラグの設定値を「0」(あるいは、省電力モード移行カウント値を0)にすることであり、S1204で確認した省電力モード設定を変更することである。これにより、エラー表示中、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行は無効となり、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにすることができる。
CPU21は、エラーの復帰作業が完了するまで、省電力モード設定のオフを継続する(S1205でNo)。
CPU21は、エラーの復帰作業が完了すると(S1205でYes)、ROM62の省電力モード設定をオンに戻し、遠隔操作パネル50の省電力モードに移行を有効にする(S1206)。
S1205のエラーの復帰作業の完了とは、例えば、ユーザが図11(b)の紙づまりのエラーの復帰処理を終了し、紙づまりエラーが解消されたことをCPU21が判断した場合である。
S1206の省電力モード設定のオンとは、CPU21が、ROM62の省電力モード設定フラグの設定値(あるいは、省電力モード移行カウント値)を、S1203で確認した省電力モード設定を有りに戻すことである。すなわち、CPU21は、CPU61による遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容するように、ROM62の省電力モード設定を有りに戻し、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を有効にする。
このようにして、画像形成装置1のCPU21は、前記エラーを検出したときのモードにおいて、遠隔操作パネル50の省電力モード(第二の電力モード)への移行を許容するか否かの制御を行う。
以上により、画像形成装置1でエラーが発生したことを検出した際に、遠隔操作パネル50の画面を見ながらのエラーの復帰作業中に、遠隔操作パネル50が省電力モードに移行して、作業が中断してしまうのを防止することができる。
<省電力モードに移行するときの処理手順>
図13は、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行するときの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13に示す処理手順は、画像形成装置1のパネル装着部10から遠隔操作パネル50が取り外されたのを検出することで開始される。また、図13に示す各ステップは、図4に示したCPU21が記憶装置24に記憶されたプログラム25をメモリ22にロードして実行することで実現される。また図13に示す各ステップは、図5に示したCPU61がROM62に記憶されたプログラムをRAM63にロードして実行することで実現される。
CPU61は、ROM62に格納されている省電力モード設定フラグの設定値を読み出して、省電力モード設定がオンかオフかを判別する(S1301)。なお、省電力モード設定がオンの場合は、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容する。一方、省電力モード設定がオフの場合は、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容しない。したがって、省電力モード設定がオンの場合(S1301でYes)、CPU61は、タイマー64のカウントを開始する(S1302)。一方、省電力モード設定がオフの場合(S1301でNo)、CPU61は、タイマー64のカウントを開始せずに、S1303に移行する。
S1303において、CPU61は、画像形成装置1からコマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信した場合(S1303でYes)、CPU61は受信したコマンドの指示内容に従い、遠隔操作パネル50での処理を行う(S1304)。例えば、CPU61は、ディスプレイ51、スピーカー部53、状態表示部54に対し所定の処理を行う。および、CPU61は、遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行制御として、省電力モード設定フラグの設定値を切り替える。
S1305において、CPU61は、タッチパネル52からのタッチ入力の有無を検出する。タッチ入力を検出したら(S1305でYes)、CPU61は、タッチ入力の内容に基づき、タッチパネル52の座標情報を、パネルコマンド通信部72を介して本体コマンド通信部32に送る(S1306)。タイマー64のカウントをリセットして(S1307)、S1301へと移行する。
CPU61は、タッチパネル52からのタッチ入力があったため、S1302においてカウントを開始していた場合は、タイマー64のカウントを一旦クリアして(S1307)、S1301へと移行して最初からカウントを開始させる。S1301において、省電力モード設定がオフの場合は、タイマー64のカウントは開始されない状態を継続する。
S1305において、タッチ入力を検出しない場合(S1305でNo)、CPU61は、ROM62に格納されている省電力モード設定フラグの設定値を読み出して、S1301で読み出した省電力モード設定フラグの設定値と比較する(S1308)。
S1308では、S1304のコマンド処理で省電力モード設定フラグの設定値を変更されたかどうかを、CPU61が判別するために行われる。省電力モード設定フラグの設定値を変更された場合(S1308でYes)、S1309において、省電力モード設定がオンかオフかを判別する。
省電力モード設定がオンの場合(S1309でYes)、CPU61は、S1301に移行する。省電力モード設定がオフの場合(S1309でNo)、タイマー64のカウントをクリア(リセット)してから(S1310)、S1301に移行する。
省電力モード設定フラグの設定値を変更されない場合(S1308でNo)、S1311において、タイマー64のカウント値を所定値と比較し、カウント値が所定値(所定時間)を超えたか否かを判別する。
ここで所定値とは、ディスプレイ51の不図示の設定画面からユーザが省電力モードへの移行時間として指示した時間に相当するカウント値を示し、省電力モード移行カウント値として予めROM62に格納されている。
所定値を超えていなければ(S1311でNo)、S1303へと移行する。以降、省電力モード設定フラグの設定値が変更されるまで、タイマー64のカウントが開始されない。遠隔操作パネル50は省電力モードに移行することなく、コマンド受信、およびタッチ入力の有無の確認を繰り返す。
所定値を超えていた場合(S1311でYes)、CPU61(第二のコントローラ)は、無線通信部71を介して画像形成装置1に遠隔操作パネル50が省電力モードに移行することを通知する(S1312)。CPU61は、スイッチ59(図5)をOFFに制御して、ディスプレイ51への電力の供給を制限することにより、遠隔操作パネル50を省電力モードへと移行する(S1313)。なお、ここで言う「電力の供給を制限」というのは、バッテリー67からディスプレイ51への電力の供給を完全にゼロにすることのみならず、可変抵抗等の素子を用いて電力の供給量を少なくし、通常モードに比べて少ない電力を供給することを意味している。
以上により、画像形成装置1が遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行制御を切り替えることで、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにすることができる。これにより、図10で説明したようなメンテナンスの作業中や、図12で説明したようなエラーが発生した際に、遠隔操作パネル50が省電力モードに移行して、作業が中断してしまうのを防止することができる。すなわち、使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作パネルの省電力化を実現できる。
また、図13では、S1309において、省電力モード設定がオフの場合に、S1302で開始していたタイマー64のカウントをリセットする制御について説明した。S1309において、省電力モード設定がオフの場合に、タイマー64のカウントをリセットでなく、タイマー64によるカウントを停止しても良いものとする。その場合、タイマー64のカウントを停止した状態で、コマンド受信(S1303)、およびタッチ入力の有無の確認(S1305)を繰り返す。S1303において、CPU61は、受信したコマンドにより、省電力モード設定がオンに変更されると、S1301へと移行し、タイマー64のカウントを、停止したカウントから再開させる。
すなわち、遠隔操作パネル50(遠隔操作部)は、ディスプレイ51(表示部)にバッテリーの電力を供給する第一の電力モードからディスプレイ51への電力の供給を制限する第二の電力モードに移行させる時間をカウントするタイマー64を有する。遠隔操作パネル50は、前記タイマー64のカウントが所定値を超えた場合に、遠隔操作パネル50を前記第二の電力モードに移行するCPU61(第二のコントローラ)を有する。そして、CPU61(第二のコントローラ)は、画像形成装置1をメンテナンスモードに移行したとき、または、画像形成装置1でエラーを検出したとき、前記タイマー64のカウントを停止する。そして、CPU61は、前記メンテナンスモードまたは前記エラーを解消したとき、前記タイマー64を前記停止したカウントから再開する。このように構成しても、使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作パネルの省電力化を実現できる。
また図13で説明した、タイマー64のカウントをリセットする制御と、上述したようなタイマー64のカウントを停止する制御とは、画像形成装置1の操作画面からの不図示の設定で、選択により切り替えて使用できるようにしても良いものとする。
〔実施例2〕
実施例1では、画像形成装置1が図10で説明したメンテナンスモードに移行された際、または図12で説明したエラーが発生した際に、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させない例について説明した。
実施例2では、バッテリー67の残量に応じて遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行の制御を変える例について説明する。
図14は、実施例2に係る、サービスマンが画像形成装置1をメンテナンスモードに移行させたときの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14に示す処理手順は、サービスマンが画像形成装置1をメンテナンスモードに移行させる指示をすることで開始される。また、図14に示す各ステップは、図4に示したCPU21が記憶装置24に記憶されたプログラム25をメモリ22にロードして実行することで実現される。
S1401からS1407のステップは、図10のS901からS907のステップと同じである。
S1406において、メンテナンスモードを解除するための所定の操作がされるまで(S1406でNo)、S1408において、CPU61は、充電残量監視部69からの通知を監視することで、バッテリー67の残量を確認する。
S1408において、CPU61は、バッテリー67の残量が所定値以下(例えば充電容量の10%以下)であるか否かを判別する。
バッテリー67の残量が所定値以下でない場合(S1408でNo)、S1406へと移行して、メンテナンスモードを解除するための所定の操作がされたかを判別する。バッテリー67の残量が所定値以下である場合(S1408でYes)、CPU21(コントローラ)は、省電力モード設定をオンに戻し、すなわち遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容する制御に戻し、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行できるようにする(S1407)。
ここでは、メンテナンスモードへの移行中で、サービスマンがメンテナンスの作業中ではあるが、遠隔操作パネル50のバッテリー67の残量が少なくなった場合には、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行できるようにする。
これにより、サービスマンがメンテナンスの作業途中で、遠隔操作パネル50のバッテリー67の残量がなくなり、作業が中断してしまうのを抑制できる。
あるいは、メンテナンスの作業途中で、遠隔操作パネル50のバッテリー67の残量がなくなることで、作業が中断してしまうのを抑制するために、メンテナンスモードの操作画面でバッテリーの残量が確認できるようにしても良い。
図15に、バッテリーの残量の表示例を示す。図15では、遠隔操作パネル50で表示されるメンテナンスモードの操作画面上で、右上に、バッテリーの残量を示したアイコン96、および、残量をパーセントで示したアイコン97を表示している。
これらのアイコン96、97は、メンテナンスモードに移行された時だけ表示しても良いし、通常モードでも表示しても良い。
または、バッテリーの充電量が前記所定値(10%)を第一の所定値とし、この第一の所定値より充電量が多い第二の所定値以上(例えば40%以上)のときには、前記アイコン151、152を表示しない。そして、バッテリーの充電量が前記第二の所定値より少なくなったら(例えば40%未満)、前記アイコン96、97を表示しても良いものとする。
もしくは、バッテリーの充電量が前記第二の所定値以上(例えば40%以上)のときには小さなアイコンで、前記第二の所定値より少なくなったら(例えば40%未満)、前記アイコンを大きくしても良いものとする。
バッテリー67の残量により、図14のようなメンテナンスモードから抜ける制御と、上述のバッテリーのアイコンの表示とが、どちらかを個別で対応しても良く、両方で対応しても良いものとする。
また、図14では、S1408において、バッテリー67の残量が所定値以下である場合に、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行できるようにするために、S1407において、省電力モード設定をオンにする例を示した。図14では省電力モード設定をオンにしてから、図13ではタイマー64のカウント値が所定値を超えると、省電力モードに移行させる。バッテリー67の残量が所定値以下である場合には、CPU21からのコマンドにより、CPU61がパネル制御部60をすぐに省電力モードに移行させても良いものとする。これにより、所定値で設定された所定時間が長く、省電力モードに移行する前に、バッテリー67の残量がなくなってしまうことを防止できる。
また、実施例2では、メンテナンスモードに移行された際について説明したが、図12のようなエラーが発生した際にも、バッテリー67の残量に応じて遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行の制御を変えても良い。
その場合、図12のS1205において、エラーの復帰作業が終了しない場合に(S1205でNo)、図14のS1408と同様に、CPU61は、充電残量監視部69の通知を監視することにより、バッテリー67の残量を確認する。
CPU61は、バッテリー67の残量が所定値以下(例えば充電容量の10%)であるか否かを判別する。バッテリー67の残量が所定値以下でない場合、S1205へと移行して、エラーの復帰作業が終了したかを判別する。バッテリー67の残量が所定値以下である場合、S1206に移行して、CPU21(コントローラ)は、ROM62の省電力モード設定をオンに戻し、すなわち遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容する制御に戻し、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行できるようにする。
これにより、エラーの復帰作業途中で、遠隔操作パネル50のバッテリー67の残量がなくなり、作業が中断してしまうのを抑制できる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、フローチャートが図10のようなメンテナンスモードに移行された際、または、図12のようなエラーが発生した際に、ROM62の省電力モード設定をオフにすることで、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させないようにした。
遠隔操作パネル50の省電力モードへの移行を許容しない制御は、省電力モード設定をオフに変更する制御に限定されるものではない。例えば、省電力モードに移行するまでの時間を、より長い時間に変更して、実質的に省電力モードへの移行を許容しないように制御しても良い。ここでは、遠隔操作パネル50のタイマー64で計測する、省電力モードに移行するまでの時間の設定をより長い時間に変更する場合について説明する。
画像形成装置1が通常モードのとき、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行するまでの時間の設定を、第一の移行時間とする。そして図10のようなメンテナンスモードに移行された際、または、図12のようなエラーが発生した際に、省電力モードに移行するまでの時間の設定を、前記第一の移行時間より長い第二の移行時間に変更する。第一の移行時間より長い第二の移行時間は、メンテナンス作業に影響しない移行時間であり、例えば、メンテナンスに必要な作業時間(1時間の作業なら1時間を設定)、または省電力モードとして設定できる最大時間(最大2時間なら2時間を設定)などである。
画像形成装置1のフローチャートとしては、図10のS905において、省電力モード設定をオフの制御に代えて、CPU21がCPU61にコマンドを送り、タイマー64で計測する省電力モードに移行するまでの時間の設定を変更する。すなわち、省電力モード設定をオフの制御に代えて、タイマー64で計測する省電力モードに移行するまでの時間の設定を前記第一の移行時間より長い第二の移行時間に変更する。
また図10のS907において、省電力モード設定をオンの制御に代えて、タイマー64で計測する省電力モードに移行するまでの時間の設定を前記第二の移行時間より短い元の第一の移行時間に戻す。
遠隔操作パネル50のフローチャートとしては、図13において、S1301、S1308、S1309、S1310のステップが削除される。すなわち、本実施例の構成は、前述した実施例に比べて、省電力モード設定の設定値を記憶する設定記憶部が不要である。また、タイマー64で計測する省電力モードに移行するまでの移行時間の設定を変更するのは、画像形成装置1のCPU21(コントローラ)、遠隔操作パネル50が有するCPU61(第二のコントローラ)のどちらが行ってもよい。S1303で、タイマー64で計測する省電力モードに移行するまでの時間の設定を変更するコマンドを受け取ったら、ROM62に記憶された設定時間を変更する。タイマー64をリセットして、新しい時間の設定で、タイマー64のカウントを開始する。
以上により、省電力モードに移行するまでの時間を延ばすことができ、実質的に、遠隔操作パネル50を省電力モードに移行させない場合と同様の効果を得ることができる。これにより、メンテナンスの作業中や、エラーが発生した際に、遠隔操作パネル50の表示が消えて、作業が中断してしまうのを防止することができる。すなわち、使用者の作業性を損なわずに、遠隔操作パネルの省電力化を実現できる。
1 …画像形成装置
20 …制御部
21 …CPU
22 …メモリ
23 …タイマー
24 …記憶装置
28 …電源装置
30 …パネル接続部
32 …本体コマンド通信部
33 …本体画像送信部
50 …遠隔操作パネル
51 …ディスプレイ
52 …タッチパネル
53 …スピーカー部
54 …状態表示部
57 …電源スイッチ
59 …スイッチ
60 …パネル制御部
61 …CPU
62 …ROM
63 …RAM
64 …タイマー
65 …電源制御部
67 …バッテリー
70 …本体接続部
72 …パネルコマンド通信部
73 …パネル画像受信部

Claims (17)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置であって、通常モードからメンテナンス作業を行うためのメンテナンスモードに移行可能な画像形成装置において、
    無線通信を介して前記画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、
    無線通信を介して前記画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に電力を供給するためのバッテリーと、を有し、
    前記表示部に前記バッテリーの電力を供給する第一の電力モードから前記表示部への前記バッテリーの電力の供給を制限する第二の電力モードへの移行が可能な遠隔操作部と、
    前記メンテナンスモードにおいて、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容するか否かを制御するコントローラと、
    を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コントローラは、前記メンテナンスモードに移行したとき、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容しない制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コントローラは、前記メンテナンスモードを解除したとき、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容する制御に戻す、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成装置であって、通常モードから前記画像形成装置にてエラーを検出したときのモードに移行可能な画像形成装置において、
    無線通信を介して前記画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、
    無線通信を介して前記画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に電力を供給するためのバッテリーと、を有し、
    前記表示部に前記バッテリーの電力を供給する第一の電力モードから前記表示部への前記バッテリーの電力の供給を制限する第二の電力モードへの移行が可能な遠隔操作部と、
    前記エラーを検出したときのモードにおいて、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容するか否かを制御するコントローラと、
    を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記コントローラは、前記エラーを検出したとき、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容しない制御を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記コントローラは、前記エラーを解消したとき、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容する制御に戻す、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記遠隔操作部は、
    時間をカウントするタイマーと、
    前記タイマーのカウントが所定値を超えた場合に、前記遠隔操作部を前記第二の電力モードに移行する第二のコントローラと、を有し、
    前記第二のコントローラは、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容する制御である場合は、前記タイマーのカウントを開始する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第二のコントローラは、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容しない制御に変更された場合は、前記タイマーのカウントをリセットする、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第二のコントローラは、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容しない制御に変更された場合は、前記タイマーのカウントを停止し、さらに前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容する制御に変更された場合は、前記タイマーを前記停止したカウントから再開する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記コントローラは、前記バッテリーの残量が所定値以下であるときは、前記遠隔操作部の前記第二の電力モードへの移行を許容する制御に戻す、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記遠隔操作部は、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、
    前記バッテリーは、前記遠隔操作部が前記画像形成装置に接続されると充電されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記コントローラは、前記遠隔操作部にて所定の操作がされることで、前記画像形成装置を前記メンテナンスモードに移行し、または前記メンテナンスモードを解除する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記コントローラは、前記画像形成装置にてエラーを検出したときに、前記エラーを検出したときのモードに移行する、ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. シートに画像を形成する画像形成装置であって、通常モードからメンテナンス作業を行うためのメンテナンスモードに移行可能な画像形成装置において、
    無線通信を介して前記画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、
    無線通信を介して前記画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に電力を供給するためのバッテリーと、
    時間をカウントするタイマーと、を有し、
    前記タイマーのカウントが所定値を超えた場合に、前記表示部に前記バッテリーの電力を供給する第一の電力モードから前記表示部への電力の供給を制限する第二の電力モードに移行される遠隔操作部と、
    前記メンテナンスモードに移行したとき、前記遠隔操作部を前記第二の電力モードに移行するまでの移行時間を、通常モードのときの第一の移行時間より長い第二の移行時間に変更するコントローラと、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記コントローラは、前記メンテナンスモードを解除したとき、前記遠隔操作部を前記第二の電力モードに移行するまでの移行時間を、前記第二の移行時間から前記第一の移行時間に変更する、ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. シートに画像を形成する画像形成装置であって、通常モードから前記画像形成装置にてエラーを検出したときのモードに移行可能な画像形成装置において、
    無線通信を介して前記画像形成装置を操作する遠隔操作部であって、
    無線通信を介して前記画像形成装置から受信した表示画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に電力を供給するためのバッテリーと、
    時間をカウントするタイマーと、
    前記タイマーのカウントが所定値を超えた場合に、前記表示部に前記バッテリーの電力を供給する第一の電力モードから前記表示部への電力の供給を制限する第二の電力モードに移行される遠隔操作部と、
    前記エラーを検出したとき、前記遠隔操作部を前記第二の電力モードに移行するまでの移行時間を、通常モードのときの第一の移行時間より長い第二の移行時間に変更するコントローラと、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記コントローラは、前記エラーを解消したとき、前記遠隔操作部を前記第二の電力モードに移行するまでの移行時間を、前記第二の移行時間から前記第一の移行時間に変更する、ことを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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