JP2022137770A - 決済システム及び決済方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】決済を迅速に完了させる。【解決手段】決済システム(S)の確保手段(102)は、第1決済手段に関する決済要求が受け付けられる前に、第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段を確保する。受付手段(402)は、決済要求を受け付ける。実行手段(301)は、決済要求が受け付けられた場合に、第1決済手段と、少なくとも1つの第2決済手段と、に基づいて、決済を実行する。【選択図】図5

Description

本開示は、決済システム、決済方法、及びプログラムに関する。
従来、電子的な決済手段として、電子マネーやポイントといった種々の決済手段が存在する。例えば、特許文献1には、ユーザが購入する商品に係るデータがPOS端末に入力された後であったとしても、その商品に係る決済が実行される前に、ユーザの電子マネーにチャージ可能なセミセルフ式のチェックアウトシステムが記載されている。
特開2016-146008号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザが自分でチャージの操作をする必要があるので、チャージの操作に慣れていないユーザは、決済の完了までに時間がかかってしまう。ユーザがチャージの操作を知らなければ、店員を呼んでチャージの操作をしてもらう必要があり、決済の完了までに更に時間がかかる。
本開示の目的の1つは、決済を迅速に完了させることである。
本開示に係る決済システムは、第1決済手段に関する決済要求が受け付けられる前に、前記第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段を確保する確保手段と、前記決済要求を受け付ける受付手段と、前記決済要求が受け付けられた場合に、前記第1決済手段と、前記少なくとも1つの第2決済手段と、に基づいて、決済を実行する実行手段と、を含む。
本開示によれば、決済を迅速に完了させることができる。
決済システムの全体構成の一例を示す図である。 併用払いの設定をするための設定画面の一例を示す図である。 ユーザが店舗で併用払いを利用する様子の一例を示す図である。 決済画面の表示が変化する様子の一例を示す図である。 決済システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 ユーザデータベースのデータ格納例を示す図である。 確保情報データベースのデータ格納例を示す図である。 電子マネーデータベースのデータ格納例を示す図である。 電子キャッシュデータベースのデータ格納例を示す図である。 ポイントデータベースのデータ格納例を示す図である。 決済システムで実行される処理の一例を示すフロー図である。 決済システムで実行される処理の一例を示すフロー図である。 変形例の機能ブロック図である。 電子マネーの予測利用時間と、電子キャッシュ及びポイントの確保時間と、の関係の一例を示す図である。 ユーザの現在位置と、電子マネーを利用可能な店舗と、の関係の一例を示す図である。 電子キャッシュ及びポイントが確保された後にユーザが利用操作をする様子の一例を示す図である。 ユーザが決済アプリから併用払いを利用する様子の一例を示す図である。
[1.決済システムの全体構成]
本開示に係る決済システムの実施形態の例を説明する。本実施形態では、ユーザが現実の店舗で買い物をする場面を例に挙げて、決済システムの処理を説明する。店舗の一例としてスーパーマーケットを挙げるが、店舗は、コンビニエンスストア、ショッピングモール、百貨店、飲食店、又は交通機関の売店といった任意の種類であってよい。店舗は、固定型の店舗に限られず、移動型の店舗であってもよい。店舗は、現実の店舗に限られず、インターネット上の架空の店舗であってもよい。
図1は、決済システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、決済システムSは、電子マネーサーバ10、外部DC(データセンタ)サーバ20、TCC(シンクライアントセンタ)サーバ30、加盟店サーバ40、店舗端末50、ゲート端末60、及びユーザ端末70を含む。これらの各コンピュータは、LAN又はインターネット等のネットワークに接続可能である。なお、決済システムSは、少なくとも1つのコンピュータを含めばよく、図1の例に限られない。
電子マネーサーバ10は、少なくとも1つの決済手段を管理するサーバコンピュータである。決済手段とは、電子的な決済で利用される手段である。決済手段自体は、公知の種々の手段を利用可能であり、例えば、電子マネー、電子キャッシュ、ポイント、仮想通貨、クレジットカード、又はデビットカードであってもよい。他にも例えば、バーコード若しくは二次元コードを利用した決済手段、近距離無線通信を利用した決済手段、ウォレットと呼ばれる決済手段、ギフト若しくはボーナスと呼ばれる決済手段、又は銀行口座等の口座を利用した決済手段であってもよい。決済手段は、残高又は上限枠が存在するものに限られず、残高又は上限枠の概念が存在しないものであってもよい。残高が存在する決済手段は、電子バリューと呼ばれるものも存在する。
例えば、電子マネーサーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、ハードディスク等の不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。
外部DCサーバ20は、少なくとも1つの決済手段に関するデータを管理するサーバコンピュータである。本実施形態では、電子マネーサーバ10とTCCサーバ30との間に外部DCサーバ20を設けることによって、電子マネーサーバ10と加盟店サーバ40とを1対1にする必要がなくなる。これにより、電子マネーサーバ10側で管理すべきデータを少なくしたり、本実施形態に係る決済方法を導入する際の個別対応を発生させないようにしたりできる。外部DCサーバ20は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
TCCサーバ30は、店舗側の主な処理を実行するサーバコンピュータである。TCCサーバ30を設けることによって、加盟店サーバ40で実行すべき処理を減らし、本実施形態に係る決済方法を導入しやすくなる。TCCサーバ30は、制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
加盟店サーバ40は、加盟店が管理するサーバコンピュータである。加盟店は、本実施形態に係る決済方法を利用可能な店舗を管理する企業である。加盟店は、少なくとも1つの店舗を管理し、個々の店舗ごとに店舗端末50及びゲート端末60が存在する。加盟店サーバ40は、制御部41、記憶部42、及び通信部43を含む。制御部41、記憶部42、及び通信部43の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
店舗端末50は、店舗において操作されるコンピュータである。例えば、店舗端末50は、POS端末、精算機、パーソナルコンピュータ、又はタブレット型端末である。店舗端末50は、制御部51、記憶部52、通信部53、操作部54、表示部55、及び読取部56を含む。制御部51、記憶部52、及び通信部53の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
操作部54は、タッチパネル等の入力デバイスである。表示部55は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。読取部56は、近距離無線通信によりICチップ76の読み取りが可能な機器である。読取部56自体は、ICチップ76の規格に応じた機器であればよく、公知の機器を適用可能である。読取部56は、ICチップ76への書き込みが可能なリーダライタであってもよい。読取部56は、店舗端末50の外部機器として接続されてもよい。
ゲート端末60は、入店と退店の少なくとも一方を管理するためのコンピュータである。ゲート端末60は、フラッパーゲートと呼ばれることもある。例えば、ゲート端末60は、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、表示部65、及び読取部66を含む。制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、表示部65、及び読取部66の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部54、表示部55、及び読取部56と同様である。読取部66は、ゲート端末60の外部機器として接続されてもよい。
ユーザ端末70は、ユーザが操作するコンピュータである。例えば、ユーザ端末70は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、又はパーソナルコンピュータである。ユーザ端末70は、制御部71、記憶部72、通信部73、操作部74、表示部75、ICチップ76、及びGPS受信部77を含む。制御部71、記憶部72、通信部73、操作部74、及び表示部75の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部54、及び表示部55と同様である。
ICチップ76は、任意の規格のチップであってよく、例えば、FeliCa(登録商標)のチップ、又は、非接触型規格におけるいわゆるTypeA若しくはTypeBのチップである。ICチップ76は、規格に応じたアンテナを含み、例えば、ユーザが利用する決済手段に関する各種情報を記憶する。GPS受信部77は、衛星からの信号を受信する受信機を含む。GPS受信部77は、現在位置や現在日時の取得に利用される。
なお、記憶部12,22,32,42,52,62,72に記憶されるプログラム及びデータの少なくとも一方は、ネットワークを介して供給されてもよい。また、各コンピュータには、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)と、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)と、の少なくとも一方が含まれてもよい。例えば、情報記憶媒体に記憶されたプログラム及びデータの少なくとも一方が、読取部及び入出力部の少なくとも一方を介して供給されてもよい。
[2.決済システムの概要]
本実施形態では、ユーザが、ICチップ76に記憶された電子マネーを利用して、店舗で買い物をする場面を例に挙げる。ユーザは、電子マネー以外にも、電子キャッシュとポイントを利用可能である。電子キャッシュは、オンライン上で利用可能な電子マネーの一種である。ポイントは、電子マネー又は電子商取引等の利用によってユーザに付与された特典である。電子キャッシュとポイントは、ユーザ端末70から利用可能であってもよいし、ユーザ端末70からは利用できず、物理的なカード(ICカード又は磁気カード)等の他の媒体から利用可能であってもよい。
ユーザは、電子マネーの残高が不足する場合に、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方を併用した決済を実行できる。本実施形態では、この決済方法を併用払いと記載する。併用払いは、全てのユーザのデフォルトの機能として利用可能であってもよいが、本実施形態では、ユーザが所定の設定を済ませた場合に、併用払いが利用可能になるものとする。例えば、ユーザは、ユーザ端末70のブラウザ又は電子決済用のアプリケーションから併用払いの設定を行う。
図2は、併用払いの設定をするための設定画面の一例を示す図である。図2に示すように、ユーザ端末70の設定画面G1には、電子マネーと併用する少なくとも1つの決済手段を指定するための入力フォームF10、併用払いにおける個々の決済手段の上限額を指定するための入力フォームF11、及び併用払いの設定を完了するためのボタンB12が表示される。
ユーザは、設定画面G1から複数の決済手段を指定する場合、個々の決済手段の優先順位も指定できる。図2の例では、優先順位が1位の決済手段として電子キャッシュが指定される。併用払いにおける電子キャッシュの上限額として、3000円が指定される。優先順位が2位の決済手段として、ポイントが指定される。併用払いにおけるポイントの上限額として、500円が指定される。ユーザがボタンB12を選択すると併用払いの設定が完了し、ユーザは、併用払いを利用できるようになる。
図3は、ユーザが店舗で併用払いを利用する様子の一例を示す図である。図3では、加盟店サーバ40を省略し、店舗端末50とゲート端末60が配置された店舗の様子を示している。加盟店サーバ40は、店舗に配置されてもよいし、遠隔地に配置されてもよい。図3に示すように、ユーザUは、併用払いの設定を終えて店舗を訪れると、店舗の入口付近に配置されたゲート端末60にユーザ端末70をかざす(図3の手順1)。
なお、本実施形態のかざすとは、近距離無線通信が可能な程度に近接することだけでなく、物理的に接触することも含む意味である。このため、ゲート端末60にユーザ端末70をタッチすることも、かざすことに相当する。ゲート端末60は、ユーザ端末70のICチップ76から、電子マネーサービスにおけるユーザを識別可能な電子マネーIDを読み取る。ゲート端末60は、加盟店サーバ40に対し、読み取った電子マネーIDに基づいて、ユーザUが入店したことを示す入店通知を送信する(図3の手順2)。
加盟店サーバ40は、TCCサーバ30及び外部DCサーバ20の各々を経由して、電子マネーサーバ10に対し、入店通知を転送する。電子マネーサーバ10は、入店通知を受信すると、ユーザUの電子キャッシュ及びポイントの各々を、これらの上限額だけ確保する。電子キャッシュ及びポイントのうち、確保された分については、店舗における決済が完了するまで又は退店するまでは、他の目的で利用できないようになる。
電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されることによって、ユーザが指定した上限額の分については、確実に併用払いで利用できるようになる。更に、詳細は後述するが、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々の情報は、加盟店サーバ40に送信されて保持される。これにより、電子マネーサーバ10やネットワーク上の障害が発生したとしても、加盟店サーバ40側で障害が発生しなければ、併用払いが可能になる。また、加盟店サーバ40が、決済時に電子マネーサーバ10と通信する必要もなくなるので、決済の完了に要する時間も短くなる。
ユーザUは、ゲート端末60を通って店内に移動し、所望の商品を取って店舗端末50に向かう(図3の手順3)。本実施形態では、店舗端末50がセミセルフレジであり、店舗端末50付近にいる店員は、バーコードリーダを利用して商品のバーコードを読み取る。店員は、全ての商品のバーコードを読み取ると、ユーザUに対し、店舗端末50から決済するように促す。
ユーザUは、店舗端末50に表示された決済画面G2の内容を確認し、店舗端末50から決済に必要な操作を行う(図3の手順4)。図3に示すように、決済画面G2には、商品の合計金額と、決済方法を選択するためのボタンB20,B21と、が表示される。本実施形態では、ユーザUは、電子マネー又は現金の何れかを選択可能である。決済画面G2の表示は、ユーザの操作に応じて変化する。
図4は、決済画面G2の表示が変化する様子の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザUがボタンB20を選択すると、店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざすことを促すメッセージが決済画面G2に表示される。ユーザUは、メッセージに従って店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざし、電子マネーを利用する。電子マネーの残高が合計金額以上であれば、電子マネーのみで決済が可能なので、確保された電子キャッシュ及びポイントは利用されず、併用払いは実行されない。
一方、電子マネーの残高が合計金額未満であれば、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方で不足額を補うように、併用払いが実行される。図2の設定例であれば、優先順位が1位の電子キャッシュの上限額は3000円なので、電子マネーの不足額が3000円以下であれば、電子キャッシュだけが併用払いで利用され、ポイントは併用払いで利用されない。電子マネーの不足額が3000円よりも多ければ、電子キャッシュだけでなく、ポイントも併用払いで利用される。
図4の例は、合計金額が4240円であり、電子マネーの残高が2540円である場合を示している。この場合、電子マネーの不足額が1700円なので、1700円分の電子キャッシュが併用払いで利用される。確保された3000円分の電子キャッシュのうちの1300円分は、併用払いで利用されなかったので、他の目的で利用できるように解放される。確保された500円分のポイントは、併用払いで利用されなかったので、全額が解放される。なお、図4の例では、決済の完了が画面上で案内されるが、同様の内容がレシートに印刷され、そのレシートが排出されてもよい。
以上のように、本実施形態の決済システムSでは、ユーザUがゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざした場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保される。ユーザUが店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざした場合に、電子マネーの残高が不足していれば、入店時に確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を併用払いで利用できる。事前に確保された電子キャッシュ及びポイントの各々が併用払いで利用されることによって、決済を迅速に完了できる。以降、この技術の詳細を説明する。なお、以降では、特に図面を参照する必要のない時は、ユーザUの符号を省略する。
[3.決済システムで実現される機能]
図5は、決済システムSで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態では、電子マネーサーバ10、外部DCサーバ20、TCCサーバ30、加盟店サーバ40、店舗端末50、ゲート端末60、及びユーザ端末70の各々で実現される機能を説明する。
[3-1.電子マネーサーバで実現される機能]
図5に示すように、電子マネーサーバ10では、データ記憶部100、入店操作判定部101、確保部102、解放判定部103、及び解放部104が実現される。データ記憶部100は、記憶部12を主として実現され、他の各機能は、制御部11を主として実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部100は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部100は、併用払いの設定をした個々のユーザに関する各種情報が格納されたユーザデータベースDB1と、確保された決済手段に関する情報が格納された確保情報データベースDB2と、を記憶する。
図6は、ユーザデータベースDB1のデータ格納例を示す図である。図6に示すように、ユーザデータベースDB1には、電子マネーのユーザを一意に識別する電子マネーIDと、そのユーザが設定画面G1から指定した併用設定と、が格納される。本実施形態では、併用設定として、併用払いで利用される個々の決済手段の優先順位、その決済手段を識別可能な情報、及び上限額が併用設定として格納される。
決済手段を識別可能な情報としては、決済手段の種類を示す情報と、その決済手段のユーザを識別可能な決済手段IDと、が格納される。例えば、あるユーザが電子キャッシュ及びポイントの両方を指定した場合には、そのユーザの電子キャッシュID及びポイントIDの両方が併用設定として格納される。また例えば、あるユーザが電子キャッシュだけを指定した場合には、そのユーザの電子キャッシュIDが併用設定として格納される。
図7は、確保情報データベースDB2のデータ格納例を示す図である。図7に示すように、確保情報データベースDB2には、個々の店舗を一意に識別する店舗ID、その店舗に入店中のユーザの電子マネーID、及びそのユーザの併用払いのために確保された決済手段に関する確保情報が格納される。図7の例では、確保情報として、優先順位、決済手段、確保額、及び有効期限が格納される。ある店舗に入店したユーザの確保情報は、その店舗に対応する加盟店サーバ40に送信される。有効期限は、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々が有効な期間の終了時点である。有効期限は、入店時間から所定時間だけ後の時点である。
[入店操作判定部]
入店操作判定部101は、ユーザにより、入店操作が行われたか否かを判定する。入店操作は、入店時に行われる操作である。入店操作は、入店時の合図となる操作である。本実施形態では、ゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざすことが入店操作に相当する。入店操作は、第1操作の一例である。このため、本実施形態で入店操作と記載した箇所、又は、ゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざす操作について説明している箇所は、第1操作と読み替えることができる。
第1操作は、確保部102による確保のトリガとなる操作である。第1操作は、確保部102に決済手段の確保を要求するための操作である。第1操作は、決済が実行されるタイミング(併用払いが必要なタイミング)が近づいた場合に行われる。第1操作は、後述する第2操作の前に行われる。第1操作は、後述する第2操作の準備に相当する操作である。第1操作は、任意の操作であってよく、本実施形態の例に限られない。例えば、第1操作は、ゲート端末60又はユーザ端末70に対する操作であってもよいし、他のコンピュータに対する操作であってもよい。他にも例えば、第1操作は、コンピュータに対する操作ではなく、ジェスチャのような操作であってもよい。
本実施形態では、入店操作判定部101は、TCCサーバ30及び外部DCサーバ20を介して、加盟店サーバ40から入店通知を受信したか否かを判定することによって、入店操作が行われたか否かを判定する。入店操作判定部101は、あるユーザの電子マネーIDを含む入店通知を受信した場合に、そのユーザにより入店操作が行われたと判定する。なお、入店通知は、他のコンピュータを介さずに、加盟店サーバ40から電子マネーサーバ10に直接的に送信されてもよいし、ゲート端末60から電子マネーサーバ10に直接的に送信されてもよい。
[確保部]
確保部102は、電子マネーに関する決済要求が受け付けられる前に、電子マネーに関連付けられた、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。電子マネーは、第1決済手段の一例である。電子キャッシュ及びポイントの各々は、第2決済手段の一例である。このため、本実施形態で電子マネーと記載した箇所は、第1決済手段と読み替えることができる。電子キャッシュ又はポイントと記載した箇所は、第2決済手段と読み替えることができる。
第1決済手段は、ユーザが利用可能な複数の決済手段のうち、決済で利用される決済手段として選択された決済手段である。第1決済手段は、併用払いにおけるメインの決済手段である。第1決済手段は、併用払いにおいて第2決済手段よりも優先的に利用される。本実施形態では、第1決済手段の残高が不足する場合に、併用払いが実行されて第2決済手段が利用されるものとするが、第1決済手段の残高が不足しなくても、第1決済手段の残高が閾値未満になる場合に、併用払いが実行されて第2決済手段が利用されてもよい。
第2決済手段は、ユーザが利用可能な複数の決済手段のうち、第1決済手段とは異なる他の決済手段である。ただし、後述するように、第2決済手段の種類と、第1決済手段の種類と、が異なっている必要はない。同様に、複数の第2決済手段が確保される場合には、個々の第2決済手段の種類が互いに異なっている必要はない。第2決済手段は、併用払いにおけるサブの決済手段である。第2決済手段は、第1決済手段とともに利用される決済手段である。第2決済手段は、第1決済手段だけでは決済を実行できない場合に、不足額を補填するために利用される決済手段である。
第1決済手段と第2決済手段が関連付けられているとは、第1決済手段から第2決済手段を特定可能なように情報が紐づけられていることである。第1決済手段のユーザが指定した第2決済手段は、第1決済手段に関連付けられた第2決済手段に相当する。本実施形態では、ユーザデータベースDB1において、第1決済手段の一例である電子マネーの電子マネーIDと、第2決済手段の一例である電子キャッシュ又はポイントの電子キャッシュID又はポイントIDと、が同じレコードに格納されていることが、第1決済手段と第2決済手段が関連付けられていることに相当する。
本実施形態では、確保部102が複数の第2決済手段を確保する場合を説明するが、確保部102は、第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段を確保すればよい。確保部102が確保する第2決済手段の数は、本実施形態の例に限られない。確保部102は、第2決済手段を1つだけ確保してもよいし、3つ以上の第2決済手段を確保してもよい。
本実施形態では、電子マネーと、電子キャッシュ及びポイントの各々と、の組み合わせを例に挙げるが、第1決済手段と第2決済手段との組み合わせは、任意の組み合わせであってよい。例えば、第1決済手段が電子キャッシュであり、第2決済手段が電子マネーであってもよい。また例えば、第1決済手段がポイントであり、第2決済手段がクレジットカードであってもよい。また例えば、第1決済手段がクレジットカードであり、第2決済手段が電子マネーであってもよい。その他、互いのサービスが何らかの形で連携しているのであれば、第1決済手段と第2決済手段との組み合わせは、種々の組み合わせが可能である。
なお、第2決済手段の種類は、第1決済手段と異なる必要はなく、第1決済手段と同じ種類であってもよい。例えば、ユーザが、ある電子マネーの電子マネーIDがICチップ76に記録されたユーザ端末70と、その電子マネーの他の電子マネーIDが記録された物理カードと、を保有していたとする。この場合、ユーザ端末70のICチップ76に記録された電子マネーIDに対応する電子マネーが第1決済手段に相当し、物理カードに記録された他の電子マネーIDに対応する電子マネーが第2決済手段に相当してもよい。あるユーザが保有する2つの電子マネーが併用払いで利用されることになる。
本実施形態の決済要求は、電子マネーを利用した決済をするために送信される要求である。決済要求は、ユーザが所定の決済操作をした場合に送信される。本実施形態では、ユーザが店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざすことが決済操作に相当する。決済操作は、第2操作の一例である。このため、本実施形態で決済操作と記載した箇所、又は、店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざす操作について説明している箇所は、第2操作と読み替えることができる。
第2操作とは、実行部301による決済のトリガとなる操作である。第2操作は、実行部301に決済の実行を要求するための操作である。第2操作は、任意の操作であってよく、本実施形態の例に限られない。例えば、第2操作は、ゲート端末60又はユーザ端末70に対する操作であってもよいし、他のコンピュータに対する操作であってもよい。他にも例えば、第2操作は、コンピュータに対する操作ではなく、ジェスチャのような操作であってもよい。
確保部102は、電子マネーに関する決済要求が受け付けられる前の任意のタイミングで、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。例えば、確保部102は、入店操作が行われたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保部102は、入店操作が行われたと判定するまでは、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保せず、入店操作が行われたと判定されることを条件として、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。他のタイミングの例は、後述の変形例で説明する。
確保部102は、実行部301による決済以外の他の目的で、電子キャッシュ及びポイントの各々の全部又は一部を利用できないように、これらを確保する。確保は、クレジットカード決済における与信に相当する。確保は、電子キャッシュ及びポイントの各々のレコードのロックということもできる。
例えば、確保情報データベースDB2に確保情報を格納し、その確保情報が示す第2決済手段が併用払い以外の目的で利用されないように制限することは、確保に相当する。また例えば、後述する電子キャッシュデータベースDB4及びポイントデータベースDB5の各々に確保額を格納し、電子キャッシュ及びポイントの各々の残高が確保額未満にならないように制限をかけることも確保に相当する。なお、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保自体は、公知の手法を利用可能である。電子キャッシュデータベースDB4に格納された電子キャッシュの残高を確保額未満にならないように制限すること、及び、ポイントデータベースDB5に格納されたポイントの残高を確保額未満にならないように制限することが、確保に相当すればよい。
本実施形態では、確保部102が電子マネーサーバ10に含まれているので、確保部102は、決済要求が受け付けられる前に、加盟店サーバ40に対し、電子キャッシュ及びポイントの各々に関する確保情報を送信する。複数の店舗が決済システムSを利用する場合には、確保部102は、ユーザが入店した店舗の店舗IDに基づいて加盟店サーバ40を特定し、当該特定された加盟店サーバ40に対し、確保情報を送信する。
本実施形態では、確保部102は、電子マネーのユーザにより指定された、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保額とは、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保すべき額である。本実施形態では、設定画面G1から指定された上限額が確保額に相当する。電子キャッシュ及びポイントの各々の残高が上限額に満たない場合には、上限額よりも少ない額が確保されてもよい。
確保部102は、電子キャッシュ及びポイントの各々の残高の全てを確保してもよいし、その一部だけを確保してもよい。確保額は、固定値である必要はなく、後述の変形例のように可変値であってもよい。また、電子キャッシュ及びポイントの各々の残高が、ユーザが指定した上限額未満である場合には、確保部102は、確保できる限りの額(即ち、残高の全て)を確保してもよい。
[解放判定部]
解放判定部103は、所定の条件に基づいて、確保部102により確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放すべきか否かを判定する。解放とは、確保された状態から確保されない状態に変化させることである。電子キャッシュ及びポイントの各々が解放されると、確保されていた分の電子キャッシュ及びポイントの各々が併用払い以外の他の目的で利用可能になる。電子キャッシュ及びポイントの各々は、併用払い以外の他の目的で利用されないように制限されるので、この制限を解除することが解放に相当する。
解放の条件は、任意の条件であってよい。本実施形態では、解放の条件の一例として、入店したユーザの決済が実行されること、及び、所定の有効期限が訪れることを説明する。解放の条件は、入店したユーザが退店時にゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざすことであってもよい。即ち、解放の条件は、ユーザが所定の退店操作をすることであってもよい。退店操作は、入店操作と同様、任意の操作であってよい。他にも例えば、電子キャッシュ及びポイントの各々を利用するための決済アプリが起動したことが、解放の条件になってもよい。
例えば、解放判定部103は、実行部301により決済が実行されたか否かを判定する。解放判定部103は、実行部301から、決済が完了したことを示す完了通知を受信したか否かを判定する。解放判定部103は、完了通知を受信した場合に、決済が実行されたと判定する。また例えば、解放判定部103は、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々に設定された有効期限が訪れた否かを判定する。
[解放部]
解放部104は、解放判定部103により解放すべきであると判定された場合に、確保部102により確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。解放部104は、解放判定部103により解放すべきであると判定されるまでは、確保部102により確保された電子キャッシュ及びポイントの各々の確保を維持し、解放判定部103により解放すべきであると判定されたことを条件として、確保部102により確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。
例えば、解放部104は、確保情報データベースDB2に格納された確保情報を削除することによって、電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。また例えば、解放部104は、電子キャッシュデータベースDB4及びポイントデータベースDB5の各々に格納された確保額を削除することによって、電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。また例えば、解放部104は、加盟店サーバ40のデータ記憶部400に記憶された確保情報を削除することによって、電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。
[3-2.外部DCサーバで実現される機能]
図5に示すように、外部DCサーバ20では、データ記憶部200が実現される。データ記憶部200は、記憶部22を主として実現される。データ記憶部200は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部200は、電子マネーデータベースDB3、電子キャッシュデータベースDB4、及びポイントデータベースDB5を記憶する。なお、これらのデータベースは、外部DCサーバ20で管理されるのではなく、他のコンピュータで管理されてもよいし、複数のコンピュータに分散されて管理されてもよい。
図8は、電子マネーデータベースDB3のデータ格納例を示す図である。図8に示すように、電子マネーデータベースDB3は、個々のユーザが保有する電子マネーに関する各種情報が格納されるデータベースである。例えば、電子マネーデータベースDB3には、電子マネーID、電子マネーの残高、及び電子マネーの利用履歴が格納される。利用履歴は、ユーザによる電子マネーの利用日時、利用場所、及び利用額が格納される。利用履歴は、ユーザが電子マネーを利用するたびに更新される。
図9は、電子キャッシュデータベースDB4のデータ格納例を示す図である。図9に示すように、電子キャッシュデータベースDB4は、個々のユーザが保有する電子キャッシュに関する各種情報が格納されるデータベースである。例えば、電子キャッシュデータベースDB4には、電子キャッシュID、電子キャッシュの残高、及び確保額が格納される。この確保額は、確保情報データベースDB2に格納された確保額と同様である。確保中ではない電子キャッシュについては、確保額は格納されない。確保額が格納されたレコードの残高は、この確保額未満にならないように制限がかけられる。例えば、電子キャッシュの残高が、実際の残高から確保額を引いた額とみなされるようになる。
図10は、ポイントデータベースDB5のデータ格納例を示す図である。図10に示すように、ポイントデータベースDB5は、個々のユーザが保有するポイントに関する各種情報が格納されるデータベースである。例えば、ポイントデータベースDB5には、ポイントID、ポイントの残高、及び確保額が格納される。この確保額は、確保情報データベースDB2に格納された確保額と同様である。確保中ではないポイントについては、確保額は格納されない。確保額が格納されたレコードの残高は、この確保額未満にならないように制限がかけられる。例えば、ポイントの残高が、実際の残高から確保額を引いた額とみなされるようになる。
[3-3.TCCサーバで実現される機能]
図5に示すように、TCCサーバ30では、データ記憶部300と、実行部301と、が実現される。データ記憶部300は、記憶部32を主として実現され、実行部301は、制御部31を主として実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部300は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部300は、加盟店サーバ40から受信した決済要求が示す個々の決済の詳細(例えば、店舗ID、合計金額、電子マネーの残高、及び確保情報)を記憶する。
[実行部]
実行部301は、決済要求が受け付けられた場合に、電子マネーと、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方と、に基づいて、決済を実行する。この決済は、併用払いにおける決済である。実行部301は、電子マネーの残高の少なくとも一部と、確保部102により確保された電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方の残高の少なくとも一部と、を併用した決済を実行する。この決済では、電子マネーの残高と、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方の残高と、の両方が減る。
例えば、実行部301は、決済要求に基づいて、電子マネーの残高が不足するか否かを判定する。実行部301は、電子マネーの残高が不足すると判定されない場合には、電子マネーに基づいて決済を実行し、電子キャッシュ及びポイントの各々は利用しない。実行部301は、電子マネーの残高が不足すると判定された場合に、電子マネーと、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方と、に基づいて、決済を実行する。
本実施形態では、実行部301は、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方に基づいて、いったん電子マネーをチャージしたうえで、チャージされた電子マネーに基づいて、決済を実行する。例えば、実行部301は、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方の確保額の分だけ電子マネーの残高を増加させ、当該残高が増加された電子マネーに基づいて、決済を実行する。この場合、チャージ後の決済の流れ自体は、併用払いではない通常の流れと同様になる。なお、実行部301は、いったん電子マネーをチャージするのではなく、電子マネーの残高と、電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方の残高と、の各々を減少させることによって、併用払いの決済を実行してもよい。
本実施形態では、実行部301は、決済要求が受け付けられた場合に、確保部102に対して確保情報を要求することなく、保持部401により保持された確保情報に基づいて、決済を実行する。実行部301は、決済要求が受け付けられた場合、電子マネーサーバ10と通信することなく、保持部401により保持された確保情報に基づいて、決済を実行する。この確保情報は、加盟店サーバ40から取得されるので、電子マネーサーバ10の確保情報データベースDB2から取得する必要はない。
本実施形態では、ユーザが複数の第2決済手段として電子キャッシュ及びポイントを指定するので、実行部301は、電子キャッシュ及びポイントの各々に定められた優先順位に基づいて、決済を実行する。実行部301は、電子キャッシュ及びポイントのうち、優先順位が高い決済手段から順番に優先的に利用されるように、決済を実行する。例えば、実行部301は、優先順位が相対的に高い決済手段の利用額が、優先順位が相対的に低い決済手段の利用額よりも多くなるように、決済を実行する。
[3-4.加盟店サーバで実現される機能]
図5に示すように、加盟店サーバ40では、データ記憶部400、保持部401、及び受付部402が実現される。データ記憶部400は、記憶部22を主として実現され、他の各機能は、制御部21を主として実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部400は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部200は、確保情報データベースDB2に格納された確保情報のうち、加盟店サーバ40に対応する店舗の確保情報を記憶する。
[保持部]
保持部401は、決済要求が受け付けられる前に、確保部102から、電子キャッシュ及びポイントの各々に関する確保情報を取得して保持する。保持とは、確保情報を消去せずにデータ記憶部400に記録することである。保持部401は、少なくとも決済要求を受け付けるまでは、データ記憶部200に確保情報を保持する。保持部401により保持された確保情報は、解放部104によって解放された場合に解放される。即ち、電子マネーサーバ10における確保情報が解放されれば、加盟店サーバ40における確保情報も解放される。
[受付部]
受付部402は、決済要求を受け付ける。本実施形態では、受付部402は、電子マネーのユーザにより所定の入店操作が行われた後に、ユーザにより所定の決済操作が行われた場合に、決済要求を受け付ける。ユーザが店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざすことによって決済操作をするので、受付部402は、店舗端末50から決済要求を受け付ける。
[3-5.店舗端末で実現される機能]
図5に示すように、店舗端末50では、データ記憶部500が実現される。データ記憶部500は、記憶部52を主として実現される。データ記憶部500は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部500は、店舗端末50が配置された店舗の店舗IDと、決済の詳細(合計金額、商品のバーコード情報、商品の単価等)と、を記憶する。
[3-6.ゲート端末で実現される機能]
図5に示すように、ゲート端末60では、データ記憶部600が実現される。データ記憶部600は、記憶部62を主として実現される。データ記憶部600は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部600は、ゲート端末60が配置された店舗の店舗IDを記憶する。
[3-7.ユーザ端末で実現される機能]
図5に示すように、ユーザ端末70では、データ記憶部700が実現される。データ記憶部700は、記憶部72を主として実現される。データ記憶部700は、併用払いのためのデータを記憶する。例えば、データ記憶部700は、電子マネーIDを記憶する。また例えば、データ記憶部700は、電子マネーの残高や鍵情報を記憶する。また例えば、データ記憶部700は、電子キャッシュ及びポイントの各々に関する情報(電子キャッシュID、ポイントID、及びこれらの残高)を記憶してもよい。
[4.決済システムで実行される処理]
図11及び図12は、決済システムSで実行される処理の一例を示すフロー図である。図11及び図12に示す処理は、制御部11,21,31,41,51,61,71が、それぞれ記憶部12,22,32,42,52,62,72に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。図11及び図12に示す処理は、図5に示す機能ブロックにより実行される処理の一例である。なお、図11及び図12の処理が実行されるにあたり、ユーザは、設定画面G1から併用設定を指定済みであるものとする。
図11に示すように、ユーザがゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざすと、ゲート端末60は、加盟店サーバ40に対し、ユーザが入店したことを示す入店通知を送信し(S1)、加盟店サーバ40は、ゲート端末60から入店通知を受信する(S2)。S1では、読取部66は、ユーザ端末70のICチップ76から、電子マネーIDを取得する。ゲート端末60は、加盟店サーバ40に対し、ゲート端末60が配置された店舗の店舗IDと、ICチップ76から取得された電子マネーIDと、を含む入店通知を送信する。
なお、ユーザは、ユーザ端末70のICチップ76ではなく、電子マネーID等の情報が記録された物理的なカード(例えば、ICカード又は磁気カード)を、ゲート端末60の読取部66にかざしたり差し込んだりしてもよい。この場合、S1では、読取部66は、物理的なカードに記録された電子マネーIDを取得する。ゲート端末60は、加盟店サーバ40に対し、ゲート端末60が配置された店舗の店舗IDと、物理的なカードから取得された電子マネーIDと、を含む入店通知を送信する。
加盟店サーバ40は、TCCサーバ30及び外部DCサーバ20を介して、電子マネーサーバ10に対し、S1で受信した入店通知を転送する(S3)。電子マネーサーバ10は、加盟店サーバ40から、入店通知を受信して入店操作が行われたと判定すると(S4)、ユーザデータベースDB1に基づいて、入店したユーザが併用払いを利用できるように、そのユーザの決済手段を確保する(S5)。
S5では、電子マネーサーバ10は、ユーザデータベースDB1を参照し、S3で受信した電子マネーIDに関連付けられた併用設定を取得する。電子マネーサーバ10は、この併用設定に基づいて、ユーザが指定した決済手段を、ユーザが指定した上限額だけ確保するように、確保情報データベースDB2を更新する。電子マネーサーバ10は、確保した決済手段を連携するように、外部DCサーバ20に要求する。外部DCサーバ20は、入店したユーザが指定した決済手段が上限額だけ確保されるように、電子キャッシュデータベースDB4及びポイントデータベースDB5の少なくとも一方を更新する。
加盟店サーバ40は、電子マネーサーバ10から、確保情報を受信して保持する(S6)。加盟店サーバ40は、外部DCサーバ20及びTCCサーバ30の各々を介して確保情報を受信してもよいし、特にこれらを介さずに確保情報を受信してもよい。その後、ユーザは、店内を移動して商品を取り、店舗端末50の方に向かう。店舗端末50付近にいる店員は、ユーザが取った全ての商品のバーコードを読み取る。ユーザは、店舗端末50に対し、決済のための操作をする。
ユーザが店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざすと、店舗端末50は、加盟店サーバ40に対し、電子マネーに関する決済要求を送信する(S7)。S7では、読取部56は、ユーザ端末70のICチップ76から、電子マネーIDと、電子マネーの残高と、を取得する。店舗端末50は、加盟店サーバ40に対し、店舗ID及び合計金額と、ICチップ76から取得された電子マネーID及び電子マネーの残高と、を含む決済要求を送信する。
なお、S7では、S1と同様、ユーザは、ユーザ端末70のICチップ76ではなく、電子マネーID等の情報が記録された物理的なカード(例えば、ICカード又は磁気カード)を、店舗端末50の読取部56にかざしたり差し込んだりしてもよい。この場合、S7では、読取部56は、物理的なカードに記録された電子マネーIDを取得する。店舗端末50は、加盟店サーバ40に対し、店舗IDと、物理的なカードから取得された電子マネーIDと、を含む決済要求を送信する。
加盟店サーバ40は、店舗端末50から、決済要求を受信したか否かを判定する(S8)。決済要求を受信したと判定された場合(S8;Y)、加盟店サーバ40は、S8で受信した決済要求に基づいて、TCCサーバ30と確保情報を連携する(S9)。S9では、加盟店サーバ40は、記憶部42に記憶された確保情報のうち、決済要求に含まれる電子マネーIDを含む確保情報を特定する。加盟店サーバ40は、S8で受信した決済要求とともに、当該特定された確保情報を、TCCサーバ30に送信する。
TCCサーバ30は、加盟店サーバ40と確保情報を連携すると、電子マネーの残高が不足するか否かを判定する(S10)。S10では、TCCサーバ30は、加盟店サーバ40から受信した決済要求に含まれる電子マネーの残高及び合計金額を取得し、電子マネーの残高が合計金額以上であるか否かを判定する。なお、電子マネーの残高は、決済要求に含まれなくてもよい。この場合、TCCサーバ30は、外部DCサーバ20に対し、電子マネーの残高を問い合わせてもよい。
電子マネーの残高が不足すると判定された場合(S10;Y)、図12に移り、TCCサーバ30は、加盟店サーバ40から連携された確保情報に基づいて、ユーザによる併用払いが可能か否かを判定する(S11)。S11では、TCCサーバ30は、決済要求に含まれる電子マネーIDの残高と、確保情報に含まれる電子キャッシュ及びポイントの確保額と、を合計し、決済要求に含まれる合計金額と比較する。残高と確保額の合計が、決済要求に含まれる合計金額以上であれば、併用払いが可能と判定される。
併用払いが可能と判定された場合(S11;Y)、TCCサーバ30は、併用払いの決済を実行し(S12)、店舗端末50は、決済完了のメッセージを表示させる(S13)。S12では、TCCサーバ30は、加盟店サーバ40又は店舗端末50に対し、電子マネーのチャージを指示する。加盟店サーバ40又は店舗端末50は、電子マネーのチャージの指示を受信すると、電子マネーのチャージを行ったうえで、チャージ後の電子マネーから合計金額を引き去る。
加盟店サーバ40は、TCCサーバ30及び外部DCサーバ20を介して、電子マネーサーバ10に対し、確保された電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方の解放を指示する(S14)。電子マネーサーバ10は、確保された電子キャッシュ及びポイントの少なくとも一方を解放し(S15)、本処理は終了する。
S8において、決済要求を受信したと判定されない場合(S8;N)、加盟店サーバ40は、確保情報の有効期限が経過したか否かを判定する(S16)。有効期限が経過したと判定された場合(S16;Y)、S14の処理に移行し、有効期限が経過した確保情報が解放される。S10において、電子マネーの残高が不足すると判定されない場合(S10;N)、TCCサーバ30は、併用払いをせずに通常の決済を実行し(S17)、S13の処理に移行する。この場合、併用払いが行われないため、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々は利用されない。S11において、併用払いが可能であると判定されない場合(S11;N)、本処理は終了する。この場合、店舗端末50には、エラーメッセージが表示される。ユーザは、電子マネーの残高が足りないので、店舗端末50を操作して電子マネーをチャージするか、他の決済方法を利用する。
本実施形態の決済システムSによれば、電子マネーに関する決済要求が受け付けられる前に、電子マネーに関連付けられた、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、決済要求が受け付けられた後に実行すべき処理を減らし、併用払いにおける決済を迅速に完了できる。例えば、決済要求が受け付けられてから電子キャッシュ及びポイントの各々の残高を参照すると、決済要求が受け付けられてから決済が完了するまでの間に実行すべき処理が増えるので、決済に時間がかかるが、予め電子キャッシュ及びポイントの各々を確保しておくことによって処理を減らし、併用払いにおける決済を迅速に完了できる。これにより、店舗端末50の読取部56にユーザ端末70をかざしたユーザが、数秒経過しても決済が完了せずにユーザ端末70を離してしまい、決済が未完了になるといったことを防止できる。更に、第1決済手段の残高が不足していた場合に、ユーザ又は店員にチャージの操作をさせてから決済を実行させると、時間がかかり店舗端末50における滞留時間が長くなるが、併用払いによって決済を迅速に完了させることによって、店舗における回転及び店舗運営の効率が向上する。また、決済システムSは、決済が実行されたと判定された場合、又は、有効期限が訪れた場合に、電子キャッシュ及びポイントを解放することによって、不要になった電子キャッシュ及びポイントがいつまでも確保されるといったことを防止できる。その結果、併用払い以外の他の目的で、確保された電子キャッシュ及びポイントを利用できるようになり、ユーザの利便性が向上する。また例えば、電子マネーがオートチャージ機能に対応していなかったとしても、電子マネーが不足していた場合の決済が可能になる。
また、加盟店サーバ40は、決済要求が受け付けられる前に、電子マネーサーバ10から受信した確保情報を保持し、決済要求が受け付けられた場合に、保持された確保情報に基づいて、決済を実行することによって、決済要求が受け付けられた後に電子マネーサーバ10と通信する必要がなくなり、より迅速に決済を完了できる。例えば、電子マネーサーバ10と加盟店サーバ40との間で通信障害が発生したとしても、加盟店サーバ40に保持された確保情報によって併用払いにおける決済を実行できる。また例えば、電子マネーサーバ10に障害が発生したとしても、加盟店サーバ40に保持された確保情報によって併用払いにおける決済を実行できる。これにより、併用払いにおける決済を完了する蓋然性を高められる。
また、決済システムSは、入店操作が行われたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、ユーザが併用払いを利用しそうなタイミングが近づいたときに、電子キャッシュ及びポイントを確保できる。その結果、併用払いにおける決済を迅速に完了させることができる。
また、決済システムSは、電子マネーのユーザにより指定された、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、ユーザが必要と思う額だけ電子キャッシュ及びポイントの各々を確保でき、ユーザの利便性が向上する。
また、決済システムSは、電子キャッシュ及びポイントの各々に定められた優先順位に基づいて、決済を実行することによって、ユーザが優先的に利用したい順序で電子キャッシュ及びポイントを利用した併用払いを実現できる。
[5.変形例]
なお、本開示は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図13は、変形例の機能ブロック図である。図13に示すように、以降説明する変形例では、電子マネーサーバ10において、時間判定部105、移動判定部106、利用操作判定部107、利用判定部108、第1決定部109、第2決定部110、及び第3決定部111が実現される。これら各機能は、制御部11を主として実現される。また、店舗端末50において、出力部501が実現される。出力部501は、制御部51を主として実現される。
(1)例えば、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるタイミングは、実施形態の例に限られない。ユーザが電子マネーを利用しそうなタイミングが近づいた場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。ユーザがゲート端末60の読取部66にユーザ端末70をかざすのを忘れることもあるし、そもそもゲート端末60を設置できない店舗もあるので、変形例(1)では、ユーザが電子マネーを利用しそうなタイミングが、過去のユーザの利用履歴から予測される場合を説明する。
変形例(1)の決済システムSは、時間判定部105を含む。時間判定部105は、電子マネーのユーザの利用履歴に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保時間が訪れたか否かを判定する。利用履歴とは、電子マネーの利用のされ方の履歴である。利用履歴は、ユーザが電子マネーを利用した利用日時、利用額、及び利用場所の少なくとも1つを示す。利用履歴が図8の電子マネーデータベースDB3に格納されている場合を説明するが、利用履歴は、他のデータベースに格納されていてもよいし、電子マネーサーバ10以外の他のコンピュータに記憶されていてもよい。
確保時間は、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保すべき時間である。時間は、ピンポイントの時点だけでなく、一定の長さを有する時間帯(期間)も含む意味である。確保時間は、ユーザが電子マネーを利用すると予測される予測利用時間、又は、予測利用時間の所定時間だけ前の時間である。予測利用時間は、ユーザの利用履歴に基づいて予測される。
図14は、電子マネーの予測利用時間と、電子キャッシュ及びポイントの確保時間と、の関係の一例を示す図である。図14に示すように、時間判定部105は、あるユーザの利用履歴に含まれる利用日時の平均値を、そのユーザの予測利用時間として計算する。時間判定部105は、予測利用時間をそのまま確保時間としてもよいが、図14の例では、予測利用時間の所定時間だけ前の時間を確保時間としている。
例えば、あるユーザの利用履歴に応じた予測利用時間が「17:25:00」だったとすると、確保時間は、それよりも所定時間(例えば、15分)だけ前の「17:10:00」になる。この所定時間は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。可変値である場合には、曜日、時間帯、店舗、又はユーザの年齢に応じた傾向等によって定まるようにすればよい。この所定時間の長さは、任意の長さであってよいが、長すぎると他の目的で電子キャッシュ等を利用できなくなってしまうので、数分~数十分程度であってもよい。
なお、予測利用時間の計算で考慮される利用日時は、全期間であってもよいし、直近の一部の期間であってもよい。予測利用時間は、平日又は休日ごとに計算されてもよいし、曜日ごとに計算されてもよい。予測利用時間は、利用履歴に含まれる利用日時が新しいほど、重み付けが高くなるように計算されてもよい。他にも例えば、予測利用時間は、計算式ではなく、機械学習モデルによって予測されてもよい。
時間判定部105は、リアルタイムクロック等を利用して現在時間を取得し、現在時間に基づいて、確保時間が訪れたか否かを判定する。確保時間がピンポイントの時点である場合には、時間判定部105は、確保時間と現在時間とが一致するか否かを判定する。これらが一致することは、確保時間が訪れることに相当する。確保時間が時間帯である場合には、時間判定部105は、この時間帯の開始時点と現在時間とが一致するか否かを判定する。これらが一致することは、確保時間が訪れることに相当する。なお、確保時間が時間帯である場合、開始時点が基準になるのではなく、この時間帯に含まれる任意の時点が基準になってもよい。
確保部102は、確保時間が訪れたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保部102は、確保時間が訪れたと判定されるまでは、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保せず、確保時間が訪れたと判定されることを条件として、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。なお、解放部104は、予測利用時間が経過した場合、又は、確保時間から一定時間が経過した場合には、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放してもよい。この場合、ユーザが店舗を訪れなかった、又は、ユーザが店舗を訪れたが何も買わなかったものとして、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々が解放される。
変形例(1)によれば、電子マネーのユーザの利用履歴に基づいて予測された確保時間が訪れたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントを確保することによって、ユーザが併用払いを利用しそうなタイミングが近づいたときに、電子キャッシュ及びポイントを確保できる。その結果、併用払いにおける決済を迅速に完了させることができる。また、ユーザに入店操作を求める必要もなくなるので、ユーザの利便性が向上する。更に、店舗にゲート端末60を設置する必要もなくなるので、店舗の利便性も向上する。
(2)また例えば、ユーザが電子マネーを利用しそうなタイミングは、ユーザの現在位置を利用して予測されてもよい。ユーザの現在位置は、任意の方法によって取得可能であり、例えば、通信部73と通信する基地局若しくはアクセスポイント、又は、GPS受信部77が受信した信号を利用して現在位置が取得される。本変形例のデータ記憶部100には、電子マネーを利用可能な店舗の位置情報を記憶する。位置情報は、店舗の住所、緯度経度、又は座標によって示される。
変形例(2)の決済システムSは、移動判定部106を含む。移動判定部106は、電子マネーのユーザの現在位置に基づいて、電子マネーを利用可能な店舗にユーザが移動したか否かを判定する。店舗は、電子マネーを利用可能な場所の一例である。このため、店舗と記載した箇所は、電子マネーを利用可能な場所と読み替えることができる。この場所は、店舗に限られず、任意の場所であってよい。例えば、ホテル、公共施設、イベント会場、競技場、又はオフィスといったように、電子マネーを利用可能な場所であればよい。
図15は、ユーザの現在位置と、電子マネーを利用可能な店舗と、の関係の一例を示す図である。移動判定部106は、ユーザUの現在位置と、電子マネーを利用可能な個々の店舗の位置と、の距離を計算する。移動判定部106は、この距離が閾値未満になった場合に、電子マネーを利用可能な店舗にユーザUが移動したと判定する。図15では、この閾値の範囲内を円Cで示している。この閾値は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。可変値である場合には、店舗が位置するエリア等によって定まるようにすればよい。
確保部102は、ユーザUが電子マネーを利用可能な店舗に移動したと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保部102は、ユーザUが電子マネーを利用可能な店舗に移動したと判定されるまでは、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保せず、ユーザUが電子マネーを利用可能な店舗に移動したと判定されることを条件として、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。
なお、図15に示すように、解放部104は、ユーザUが電子マネーを利用可能な店舗から離脱した場合には、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放してもよい。離脱とは、ユーザUの現在位置と、電子マネーを利用可能な店舗と、の距離が閾値未満の状態から閾値以上の状態になることである。この場合、ユーザUが店舗から出たものとして、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々が解放される。
変形例(2)によれば、電子マネーのユーザの現在位置に基づいて、ユーザが店舗に移動したと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、ユーザが併用払いを利用しそうなタイミングが近づいたときに、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保できる。その結果、併用払いにおける決済を迅速に完了させることができる。また、ユーザに入店操作を求める必要もなくなるので、ユーザの利便性が向上する。更に、店舗にゲート端末60を設置する必要もなくなるので、店舗の利便性も向上する。
(3)また例えば、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保された後に、ユーザが電子キャッシュ又はポイントの何れかを利用することがある。例えば、店内が混雑しており、ユーザが店舗端末50の列に並んでいる時に、ユーザ端末70を操作してオンラインショッピングを利用することがある。この場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されたままになると、オンラインショッピングでこれらが利用できなくなる。このため、併用払いのために電子キャッシュ及びポイントの各々が確保された後に、ユーザが他の目的で電子キャッシュ及びポイントの各々を利用しそうな時には、電子キャッシュ及びポイントの各々が解放されてもよい。
変形例(3)の決済システムSは、利用操作判定部107を含む。利用操作判定部107は、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保された後に、電子マネーのユーザにより、電子キャッシュ及びポイントの各々を利用するための所定の利用操作が行われたか否かを判定する。利用操作は、第3操作の一例である。このため、本変形例で利用操作と説明した箇所は、第3操作と読み替えることができる。利用操作は、電子キャッシュ及びポイントの各々を、併用払い以外の他の目的で利用するための操作である。本変形例では、利用操作がユーザ端末70に対する操作である場合を説明するが、利用操作は、他のコンピュータに対する操作であってもよい。
図16は、電子キャッシュ及びポイントが確保された後にユーザが利用操作をする様子の一例を示す図である。図16に示すように、ユーザが入店すると、実施形態と同様にして、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保される。その後、ユーザが店内を移動し、店舗端末50の列に並んでいる最中に、ユーザ端末70を操作してオンラインショッピングのアプリケーション(以降、ショッピングアプリ)を起動したとする。ショッピングアプリを起動させる操作は、利用操作の一例である。利用操作は、ショッピングアプリを起動させる操作に限られず、例えば、ショッピングアプリの買い物かごに商品を入れる操作、又は、ショッピングアプリの決済ボタンを選択する操作であってもよい。
ショッピングアプリが起動すると、ユーザ端末70から電子マネーサーバ10に対し、所定の通知が送信される。この通知には、電子マネーID等の情報が含まれており、どのユーザがショッピングアプリを起動したかを判別できるようになっている。電子マネーサーバ10は、通知を受信することによって、利用操作が行われたことを検知できる。解放部104は、利用操作が行われたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。図16の例であれば、ユーザがショッピングアプリを起動させた場合、ユーザが店舗端末50で併用払いをする前に(店舗端末50の列に並んでいる間に)、電子キャッシュ及びポイントの各々を利用する可能性があるので、解放部104は、確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を解放する。
変形例(3)によれば、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保された後に、電子マネーのユーザにより利用操作が行われたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を解放することによって、併用払い以外の他の目的で電子キャッシュ及びポイントの各々が利用できなくなるといったことを防止し、ユーザの利便性が向上する。
(4)また例えば、図16の例において、ユーザがショッピングアプリを起動させた後に、店舗端末50の列に並んでいる最中に、ユーザ端末70がスリープモードに移行した場合、ショッピングアプリがバックグラウンドに移行した操作、又はショッピングアプリが終了した場合には、ユーザが電子キャッシュ及びポイントの各々を利用しない可能性が高いので、併用払いのために、電子キャッシュ及びポイントが再び確保されるようにしてもよい。他にも例えば、ユーザがショッピングアプリにおける買い物を完了した場合には、その後しばらくはユーザが電子キャッシュ及びポイントの各々を利用しない可能性が高いので、併用払いのために、電子キャッシュ及びポイントが再び確保されるようにしてもよい。
変形例(4)の決済システムSは、利用判定部108を含む。利用判定部108は、利用操作が行われたと判定された後に、電子キャッシュ及びポイントの各々の利用を判定する。利用を判定とは、電子キャッシュ及びポイントの各々が利用されたか否かを判定すること、又は、電子キャッシュ及びポイントの各々が利用されなかったか否かを判定することである。
利用判定部108は、所定の条件に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々の利用を判定する。この条件は、利用操作が行われたものの、電子キャッシュ及びポイントの各々が利用されないことが推測可能な条件であってもよい。例えば、ユーザ端末70に対して所定の操作が行われること、ユーザ端末70が所定の状態になること、又は利用操作が行われてから一定時間が経過することが条件に相当してもよい。他にも例えば、ユーザがショッピングアプリにおける買い物を完了することが条件に相当してもよい。
確保部102は、利用判定部108の判定結果に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を再び確保する。例えば、確保部102は、利用操作が行われたと判定された後に、電子キャッシュ及びポイントの各々が利用されたと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を再び確保する。また例えば、確保部102は、利用操作が行われたと判定された後に、電子キャッシュ及びポイントの各々が利用されなかったと判定された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を再び確保する。電子キャッシュ及びポイントの各々を確保するための処理自体は、実施形態で説明した通りである。
変形例(4)によれば、利用操作が行われたと判定された後に、電子キャッシュ及びポイントの各々の利用の判定結果に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を再び確保することによって、再び併用払いが可能になり、ユーザの利便性が向上する。
(5)また例えば、実施形態では、併用払いにおける電子キャッシュ及びポイントの各々の上限額をユーザが指定する場合を説明したが、ユーザが併用払いで利用しそうな適切な確保額が決済システムS側で推定されるようにしてもよい。変形例(5)では、この確保額が、過去のユーザの利用履歴から予測される場合を説明する。
変形例(5)の決済システムSは、第1決定部109を含む。第1決定部109は、第1決済手段のユーザの利用履歴に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額を決定する。例えば、第1決定部109は、ユーザの利用履歴に基づいて、電子マネーの予測利用額を計算する。第1決定部109は、あるユーザの利用履歴に含まれる利用額の平均値を、そのユーザの予測利用額として計算する。
なお、予測利用額の計算で考慮される利用額は、全期間であってもよいし、直近の一部の期間であってもよい。予測利用額は、平日又は休日ごとに計算されてもよいし、曜日ごとに計算されてもよい。予測利用額は、利用履歴に含まれる利用日時が新しいほど、重み付けが高くなるように計算されてもよい。他にも例えば、予測利用額は、計算式ではなく、機械学習モデルによって予測されてもよい。
第1決定部109は、予測利用額が多いほど、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額が多くなるように、確保額を決定する。予測利用額と確保額の関係は、予め定められていればよい。この関係は、テーブル形式又は数式形式のデータによって定められていてもよいし、プログラムコード又は機械学習モデルの一部として定められていてもよい。第1決定部109は、この関係に基づいて、予測利用額に応じた確保額を決定する。例えば、第1決定部109は、予測利用額から電子マネーの現在の残高を引いた額を確保額として決定してもよいし、予測利用額の所定パーセント又は所定割合を確保額として決定してもよい。
確保部102は、第1決定部109により決定された確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保額の決定方法が実施形態と異なるが、決定された確保額を確保する方法自体は、実施形態と同様である。
変形例(5)によれば、電子マネーのユーザの利用履歴に基づいて決定された、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、ユーザが必要と予測される確保額だけ、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保でき、ユーザの利便性が向上する。
(6)また例えば、ユーザが併用払いで利用しそうな適切な確保額は、電子マネーの残高に応じて決定されてもよい。電子マネーの残高が多い場合には、併用払いで必要な電子キャッシュ及びポイントが少なくなるので、電子マネーの残高に基づいて電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額が決定されてもよい。
変形例(6)の決済システムSは、第2決定部110を含む。第2決定部110は、電子マネーの残高に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額を決定する。第2決定部110は、電子マネーの残高が多いほど、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額を少なくする。電子マネーの残高と確保額の関係は、予め定められていればよい。この関係は、テーブル形式又は数式形式のデータによって定められていてもよいし、プログラムコード又は機械学習モデルの一部として定められていてもよい。
第2決定部110は、この関係に基づいて、電子マネーの残高に応じた確保額を決定する。例えば、第2決定部110は、電子マネーの残高が閾値以上の場合には、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額を0又は極めて少額の値とする。また例えば、第2決定部110は、電子マネーの残高が閾値未満の場合には、電子マネーの残高が多いほど電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額が少なくするように、確保額を決定する。
確保部102は、第2決定部110により決定された確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保する。確保額の決定方法が実施形態と異なるが、決定された確保額を確保する方法自体は、実施形態と同様である。
変形例(6)によれば、電子マネーの残高に基づいて決定された、電子キャッシュ及びポイントの各々の確保額に基づいて、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保することによって、ユーザが必要と予測される確保額だけ電子キャッシュ及びポイントの各々を確保でき、ユーザの利便性が向上する。
(7)また例えば、実施形態で説明したように、実行部301は、電子キャッシュ及びポイントの各々に基づいて、電子マネーをチャージし、当該チャージされた電子マネーに基づいて、決済を実行してもよい。この場合に、店舗端末50から、チャージをした時の音と、決済をした時の音と、が別々に出力されると、ユーザが戸惑ってしまう可能性があるので、併用払いの場合には、これらを1つの音にまとめてもよい。
変形例(7)の決済システムSは、出力部501を更に含む。出力部501は、第1決済手段がチャージされて決済が実行された場合に、所定の音を出力する。この音のファイルは、店舗端末50のデータ記憶部500に予め記録されているものとする。出力部501は、店舗端末50のスピーカから音を出力する。この音は、通常の決済が完了した時の音と同じものとするが、併用払い専用の音が用意されてもよい。出力部501は、実行部301から併用払いの決済が完了した旨の通知を受信すると、上記ファイルを再生して音を出力する。
変形例(7)によれば、電子マネーがチャージされて決済が実行された場合に、所定の音を出力することによって、ユーザが戸惑うことを防止できる。例えば、併用払いにおけるチャージ時の音と決済時の音を別々に出力した場合には、チャージ時の音によって、ユーザが、併用払いが済んだと勘違いをして、ユーザ端末70を離してしまい併用払いが未完了になる可能性があるが、1つの音にまとめることによって、併用払いが未完了になることを防止できる。
(8)また例えば、ユーザが、第1決済手段と第2決済手段の何れにもなり得る複数の決済手段を利用可能である場合には、ユーザの利用履歴に基づいて、ユーザが利用しそうな決済手段が第1決済手段になってもよい。他にも例えば、ユーザが複数の決済手段の中から第1決済手段と第2決済手段の組み合わせを自由に指定できてもよい。
変形例(8)の決済システムSは、第3決定部111を更に含む。第3決定部111は、ユーザの利用履歴に基づいて、複数の決済手段の中から、第1決済手段と、少なくとも1つの第2決済手段と、を決定する。この利用履歴は、図8と同様であるが、本変形例では、複数の決済手段の各々について利用履歴が存在するものとする。各決済手段の利用履歴は、その決済手段が利用されるたびに更新される。
例えば、第3決定部111は、複数の決済手段の各々の利用履歴に基づいて、ユーザが最も利用する決済手段を特定する。第3決定部111は、ユーザが最も利用する決済手段を、第1決済手段として決定し、他の決済手段を第2決済手段として決定する。また例えば、第3決定部111は、複数の決済手段の各々の利用履歴に基づいて、ユーザが相対的に利用する決済手段を特定する。第3決定部111は、ユーザが相対的に利用する決済手段を、第1決済手段として決定し、他の決済手段を第2決済手段として決定する。ユーザが最も利用する決済手段や相対的に利用する決済手段は、ユーザが入店した店舗に応じて特定されてもよい。即ち、ユーザが現在入店している店舗で最も利用する決済手段又は相対的に利用する決済手段が、利用履歴から特定されてもよい。
変形例(8)によれば、ユーザの利用履歴に基づいて、複数の決済手段の中から、第1決済手段と、少なくとも1つの第2決済手段と、を決定することによって、ユーザが利用しやすい決済手段をメインにした併用払いを実現し、ユーザの利便性が向上する。
(9)また例えば、電子マネーのユーザのユーザ端末70に、決済要求をするための決済アプリがインストールされていてもよい。決済アプリは、電子決済用のアプリケーションである。決済アプリは、複数の決済手段を利用可能であってもよい。この場合には、ユーザがメインの支払方法として指定した決済手段が第1決済手段になり、他の決済手段が第2決済手段になればよい。
確保部102は、決済アプリが所定の状態になった場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保してもよい。所定の状態とは、決済アプリが起動すること、又は、起動後の決済アプリによって所定の処理が実行されることである。この処理は、決済要求の前に実行される処理であり、例えば、決済に必要な画像(図17のコードC40)を表示させることである。
図17は、ユーザが決済アプリから併用払いを利用する様子の一例を示す図である。図17に示すように、ユーザが、ユーザ端末70のメニュー画面G3から決済アプリのアイコンI30を選択すると、ユーザ端末70は、決済アプリを起動させる。ユーザ端末70は、電子マネーサーバ10に対し、決済アプリが起動したことを示す起動通知を送信する。起動通知には、ユーザIDと、ユーザの現在位置と、が含まれる。起動通知が送信された後は、所定のログイン処理が実行される。
電子マネーサーバ10の確保部102は、起動通知を受信すると、電子キャッシュ及びポイントの各々を確保して確保情報を生成し、確保情報データベースDB2を更新する。確保部102は、ユーザの現在位置に応じた店舗の加盟店サーバ40に対し、確保情報を送信する。加盟店サーバ40の保持部401は、確保情報を受信するとデータ記憶部400に保持する。以上のようにして、ユーザ端末70に決済画面G4が表示されるまでに、併用払いのために電子キャッシュ及びポイントの各々が確保される。
本変形例の店舗端末50の読取部56は、コードリーダ又はカメラを含む。店舗端末50の読取部56が決済画面G4のコードC40を読み取ると、店舗端末50は、加盟店サーバ40に対し、決済要求を送信する。加盟店サーバ40の受付部402は、決済アプリに基づく決済要求を受け付けることになる。TCCサーバ30の実行部301は、決済アプリに基づく決済要求が受け付けられた場合に、決済を実行することになる。決済アプリが起点となって決済要求が送信される点で実施形態と異なるが、決済要求が送信された後の決済の流れ自体は、実施形態と同様である。
図17に示すように、併用払いが実行されると、ユーザ端末70には、併用払いの合計金額や各決済手段の支払いの内訳を示す決済完了画面G5が表示される。決済完了画面G5が表示されると、確保情報が解放される。ユーザが併用払いを実行せずに、ユーザ端末70がスリープモードに移行してスリープ画面G6(即ち、何も表示されない状態)になった場合には、確保情報が解放されてもよい。他にも例えば、決済アプリがバックグラウンドに移行した場合、決済アプリが終了した場合、又は決済アプリの画面のうち決済画面G4以外の画面(コードC40が表示されないヘルプ画面等)が表示された場合に、確保情報が解放されてもよい。
なお、本変形例では、ユーザ端末70に表示されたコードが店舗端末50の読取部56で読み取られる場合を説明したが、店舗端末50の表示部55に表示されたコードがユーザ端末70で読み取られることによって決済要求が送信されてもよい。この場合、ユーザ端末70は、カメラを含むものとする。例えば、ユーザ端末70の決済アプリが起動した場合、又は、その後にカメラが起動した場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。また例えば、店舗に掲示されたコードをユーザ端末70で読み取ることによって実行される決済にも、併用払いを適用可能である。この場合も、ユーザ端末70の決済アプリが起動した場合、又は、その後にカメラが起動した場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。
また例えば、店舗端末50やユーザ端末70の読み取りが発生せず、ユーザがユーザ端末70に対して合計金額を入力することによって実行される決済にも、併用払いを適用可能である。この場合にも、ユーザ端末70の決済アプリが起動した場合、又は、その後に合計金額を入力する画面等が表示された場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。また例えば、コード等の画像を利用するのではなく、近距離無線通信を利用して、店舗端末50とユーザ端末70との間で決済に必要な情報のやり取りが行われる決済にも、併用払いを適用可能である。この場合にも、ユーザ端末70の決済アプリが起動した場合、又は、通信部73が起動した場合に、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。
変形例(9)によれば、決済アプリを利用した決済を迅速に完了できる。例えば、ユーザが決済アプリから電子マネーを利用する場合に、電子マネーの残高が不足していたとしても、電子キャッシュ及びポイントの各々を併用した併用払いが可能になるので、ユーザが電子マネーをチャージしたり、他の決済手段を呼び出したりする必要がなくなるので、決済を迅速に完了できる。更に、事前に確保された電子キャッシュ及びポイントの各々を利用することによって、より迅速に決済を完了できる。
(10)また例えば、上記説明した変形例を組み合わせてもよい。
また例えば、店舗の入口にカメラを備えておき、顔認証をすることによって、ユーザの入場が検知されてもよい。また例えば、併用払いの上限額が存在せず、電子キャッシュ及びポイントの各々が全額確保されてもよいし、これらの残高の所定パーセント又は所定割合が確保されてもよい。また例えば、店舗端末50は、フルセルフレジであってもよいし、ユーザが操作せずに店員が全て操作するレジであってもいい。また例えば、ゲート端末60ではなく、ユーザが店舗の入口に設置されたチャージ機にユーザ端末70をかざした場合に、入店通知が送信されてもよい。
また例えば、電子マネーは、ユーザ端末70ではなくて物理カードから利用されてもよい。即ち、ユーザがユーザ端末70から電子マネーを利用する場合だけではなく、ユーザが物理カードから電子マネーを利用する場合に、併用払いの決済が実行されてもよい。また例えば、物理カードは、磁気カードであってもよい。即ち、近距離無線通信によって内部の情報が取得されるのではなく、磁気的に内部の情報が取得されてもよい。他にも例えば、ユーザが手ぶらで店舗を訪れて顔認証等の生体認証によって決済が実行される場合に、併用払いの決済が実行されてもよい。
また例えば、決済システムSは、現実の店舗における決済ではなく、オンライン上の決済にも適用可能である。例えば、ユーザがユーザ端末70を操作してオンラインショッピングをする際に、電子マネーと、電子キャッシュ及びポイントの各々と、を利用した併用払いが可能であってもよい。この場合、入店操作に相当するのは、ショッピングアプリを起動した場合であってもよい。このタイミングで、電子キャッシュ及びポイントの各々が確保されるようにすればよい。電子キャッシュ及びポイントの各々は、買い物かごに商品が入れられたタイミング、又は、決済の確認画面が表示されたタイミング等の他のタイミングで確保されてもよい。その他にも、ショッピング以外の決済の場面(例えば、ホテル予約、保険申し込み、通信料金の支払い、又はアプリケーションの課金等)の任意の場面の決済に、決済システムSの併用払いを適用可能である。
また例えば、各機能は、決済システムSに含まれる少なくとも1つのコンピュータによって実現されるようにすればよい。各機能は、1台のコンピュータで実現されてもよい。また例えば、電子マネーサーバ10で実現されるものとして説明した機能は、加盟店サーバ40で実現されてもよい。また例えば、加盟店サーバ40で実現されるものとして説明した機能は、電子マネーサーバ10で実現されてもよい。また例えば、外部DCサーバ20及びTCCサーバ30が省略されてもよいし、電子マネーサーバ10が全ての機能を有してもよい。
S 決済システム、10 電子マネーサーバ、11,21,31,41,51,61,71 制御部、12,22,32,42,52,62,72 記憶部、13,23,33,43,53,63,73 通信部、20 外部DCサーバ、30 TCCサーバ、40 加盟店サーバ、50 店舗端末、54,64,74 操作部、55,65,75 表示部、56,66 読取部、60 ゲート端末、70 ユーザ端末、76 ICチップ、77 GPS受信部、G1 設定画面、G2 決済画面、G3 メニュー画面、G4 決済画面、G5 決済完了画面、G6 スリープ画面、100 データ記憶部、101 入店操作判定部、102 確保部、103 解放判定部、104 解放部、105 時間判定部、106 移動判定部、107 利用操作判定部、108 利用判定部、200 データ記憶部、300 データ記憶部、301 実行部、400 データ記憶部、401 保持部、402 受付部、500 データ記憶部、501 出力部、600 データ記憶部、700 データ記憶部、DB1 ユーザデータベース、DB2 確保情報データベース、DB3 電子マネーデータベース、DB4 電子キャッシュデータベース、DB5 ポイントデータベース。

Claims (16)

  1. 第1決済手段に関する決済要求が受け付けられる前に、前記第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段を確保する確保手段と、
    前記決済要求を受け付ける受付手段と、
    前記決済要求が受け付けられた場合に、前記第1決済手段と、前記少なくとも1つの第2決済手段と、に基づいて、決済を実行する実行手段と、
    を含む決済システム。
  2. 前記決済システムは、前記決済要求が受け付けられる前に、前記確保手段から、前記少なくとも1つの第2決済手段に関する確保情報を取得して保持する保持手段を更に含み、
    前記実行手段は、前記決済要求が受け付けられた場合に、前記確保手段に対して前記確保情報を要求することなく、前記保持手段により保持された前記確保情報に基づいて、前記決済を実行する、
    請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記受付手段は、前記第1決済手段のユーザにより所定の第1操作が行われた後に、前記ユーザにより所定の第2操作が行われた場合に、前記決済要求を受け付け、
    前記決済システムは、前記ユーザにより、前記第1操作が行われたか否かを判定する第1操作判定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記第1操作が行われたと判定された場合に、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1又は2に記載の決済システム。
  4. 前記決済システムは、前記第1決済手段のユーザの利用履歴に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段の確保時間が訪れたか否かを判定する時間判定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記確保時間が訪れたと判定された場合に、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1~3の何れかに記載の決済システム。
  5. 前記決済システムは、前記第1決済手段のユーザの現在位置に基づいて、前記第1決済手段を利用可能な場所に前記ユーザが移動した又は近づいたか否かを判定する移動判定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記ユーザが前記場所に移動した又は近づいたと判定された場合に、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1~4の何れかに記載の決済システム。
  6. 前記決済システムは、
    前記少なくとも1つの第2決済手段が確保された後に、前記第1決済手段のユーザにより、前記少なくとも1つの第2決済手段を利用するための所定の第3操作が行われたか否かを判定する第3操作判定手段と、
    前記第3操作が行われたと判定された場合に、前記少なくとも1つの第2決済手段を解放する解放手段と、
    を含む請求項1~5の何れかに記載の決済システム。
  7. 前記決済システムは、前記第3操作が行われたと判定された後に、前記少なくとも1つの第2決済手段の利用を判定する利用判定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記利用判定手段の判定結果に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段を再び確保する、
    請求項6に記載の決済システム。
  8. 前記確保手段は、前記第1決済手段のユーザにより指定された、前記少なくとも1つの第2決済手段の確保額に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1~7の何れかに記載の決済システム。
  9. 前記決済システムは、前記第1決済手段のユーザの利用履歴に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段の確保額を決定する第1決定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記確保額に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1~8の何れかに記載の決済システム。
  10. 前記決済システムは、前記第1決済手段の残高に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段の確保額を決定する第2決定手段を更に含み、
    前記確保手段は、前記確保額に基づいて、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保する、
    請求項1~9の何れかに記載の決済システム。
  11. 前記確保手段は、複数の前記第2決済手段を確保し、
    前記実行手段は、前記複数の第2決済手段の各々に定められた優先順位に基づいて、前記決済を実行する、
    請求項1~10の何れかに記載の決済システム。
  12. 前記実行手段は、前記少なくとも1つの第2決済手段に基づいて、前記第1決済手段をチャージし、当該チャージされた前記第1決済手段に基づいて、前記決済を実行し、
    前記決済システムは、前記第1決済手段がチャージされて前記決済が実行された場合に、所定の音を出力する出力手段を更に含む、
    請求項1~11の何れかに記載の決済システム。
  13. ユーザは、前記第1決済手段と前記第2決済手段の何れにもなり得る複数の決済手段を利用可能であり、
    前記決済システムは、前記ユーザの利用履歴に基づいて、前記複数の決済手段の中から、前記第1決済手段と、前記少なくとも1つの第2決済手段と、を決定する第3決定手段を更に含む、
    請求項1~12の何れかに記載の決済システム。
  14. 前記第1決済手段のユーザのユーザ端末には、前記決済要求をするための決済アプリがインストールされており、
    前記確保手段は、前記決済アプリが所定の状態になった場合に、前記少なくとも1つの第2決済手段を確保し、
    前記受付手段は、前記決済アプリに基づく前記決済要求を受け付け、
    前記実行手段は、前記決済アプリに基づく前記決済要求が受け付けられた場合に、前記決済を実行する、
    請求項1~13の何れかに記載の決済システム。
  15. 第1決済手段に関する決済要求が受け付けられる前に、前記第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段を確保する確保ステップと、
    前記決済要求を受け付ける受付ステップと、
    前記決済要求が受け付けられた場合に、前記第1決済手段と、前記少なくとも1つの第2決済手段と、に基づいて、決済を実行する実行ステップと、
    を含む決済方法。
  16. 第1決済手段に関する決済要求が受け付けられた場合に、前記第1決済手段と、前記決済要求が受け付けられる前に確保された、前記第1決済手段に関連付けられた、少なくとも1つの第2決済手段と、に基づいて、決済を実行する実行手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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