JP2022118964A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者による調整可能な範囲を制限しつつ、利用者の好みに応じた設定温度を自動設定できる空機調和機を提供する。【解決手段】空気調和機1は、運転モードとして、冷房運転モード、暖房運転モード及び自動運転モードを有する。設定温度決定部151は、運転モードとして自動運転モードが選択された場合、室内温度又は利用者により自発的に設定された自発的設定温度の履歴を基に設定温度を設定する。運転制御部153は、設定温度決定部151により設定された設定温度を基に空気調和機1を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機には、設定温度を利用者が設定する運転モードと、設定温度を空気調和機が自動で設定する自動運転モードとを有するものがある。設定温度を利用者が設定する運転モードでは、暖房運転モードや冷房運転モードが選択して設定することが可能である。自動運転モードの場合、空気調和機は、運転開始時に現在の室温を検出して、予め用意された運転モードテーブルを用いて検出温度に応じて運転モードと設定温度を自動で設定する。
ただし、温度の設定を全て空気調和機に任せるような単純な自動運転では、必ずしも利用者の好みに合った設定温度にならない可能性がある。そこで、空気調和機により自動で設定された設定温度を利用者が所定の範囲で変更できる機能が搭載されているものがある。この場合、利用者が設定温度を変更できる範囲は、例えば±2℃などと決められる。
利用者が設定温度を調整できる範囲を所定の範囲に限っている理由は、以下の通りである。自動運転モードは、利用者が設定温度を設定せずに空気調和機を利用するための運転モードであり、設定温度を広範囲で変更できてしまうと実質的に温度の設定を利用者が行うことになりかねず、自動運転本来の目的からはずれて利用者の利便性を損なうおそれがあることが1つの理由である。また、調整できる範囲を広げすぎてしまうと、室温が設定温度に達する前に利用者がさらに設定温度の調整を行うことで、室内の温度が設定温度に到達する前に設定温度の上昇又は下降が繰り返されることが考えられる。その場合、空気調和機が室内の温度の調整を繰り返すことになり、室内の温度が安定せず、結果的に利用者が不快に感じることになるおそれがあることも1つの理由である。
特開2006-57908号公報
しかしながら、自動運転モードにおいて設定温度の調整範囲を所定の範囲に限った場合、利用者が設定できる温度が限られるため、結果的に設定温度が利用者の好みに合わないことが起こり得る。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、自度運転モードにおいて利用者による調整可能な範囲を制限しつつ、利用者の好みに応じた設定温度を自動設定できる空機調和機を提供することを目的とする。
本願の開示する空機調和機の一つの態様において、空気調和機は、運転モードとして、冷房運転モード、暖房運転モード及び自動運転モードを有する。設定温度決定部は、運転モードとして自動運転モードが選択された場合に、室内温度又は利用者により自発的に設定された自発的設定温度の履歴を基に設定温度を設定する。運転制御部は、設定温度決定部により設定された設定温度を基に空気調和機を制御する。
1つの側面では、本発明は、自動運転モードにおいて利用者による調整可能な範囲を制限しつつ、利用者の好みに応じた設定温度を自動設定できる。
図1は、空気調和機1を示すブロック図である。 図2は、運転モードテーブル200の一例の図である。 図3は、実施例1に係る空気調和機1における制御部10のブロック図である。 図4は、空気調和機1による空調制御の概要を表すフローチャートである。 図5は、実施例1に係る自動運転制御部105による嗜好対応自動運転の制御のフローチャートである。 図6は、実施例1に係る自動運転制御部105による通常自動運転の制御のフローチャートである。 図7は、実施例1に係る冷房除湿運転制御部102による冷房運転モード及び除湿運転モードでの制御のフローチャートである。 図8は、実施例2に係る空気調和機における制御部10のブロック図である。 図9は、実施例2に係る自動運転制御部105による学習機能付自動運転の制御のフローチャートである。 図10は、実施例3に係る空気調和システムの構成図である。
以下に、本願の開示する空機調和機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する空機調和機が限定されるものではない。
<空気調和機の構成>
図1は、空気調和機1を示すブロック図である。空気調和機1は、図1に示すように、制御部10、室内機11、室外機12、温度センサ13、湿度センサ14、リモコン15及び記憶部20を備える。
室内機11は、室内に配置され、図示されていない室内ファンとフィルタ、フィルタ清掃機構及び室内熱交換器とを備える。室内ファンは、室内機11が配置される室内の空気が室内熱交換器を通過するように空気の流れを生成し、室内機11の内部に空気を吸い込んで室内熱交換器を通過した空気を室内に吹き出させる。フィルタは、室内熱交換器を通過する前の空気から塵埃を捕集する。フィルタ清掃機構は、フィルタに捕集された塵埃をフィルタから除去する。室内熱交換器は、室外機12から供給される冷媒と、室内ファンにより室内機11に吸い込まれた空気との熱交換を行うことにより加熱または冷却された空気を室内に放出する。室内機11は、室内熱交換器が室内の空気を加熱または冷却することにより、室内を冷暖房する。
室外機12は、室外に配置され、図示されていない室外ファン、室外熱交換器、圧縮機及び膨張弁を備える。室外ファンは、室外機12が配置される屋外の外気が室外熱交換器を通過するように空気の流れを生成し、室外機12の内部に外気を吸い込んで室外熱交換器を通過させ、室外熱交換器において冷媒との熱交換を行って加熱または冷却された外気を室外機12の外部に放出する。圧縮機は、冷媒を室内機11と室外機12との間で循環させる。膨張弁はその開度を調整することで、室内機11に流れる冷媒の量を調整する。圧縮機が室内機11と室外機12との間で冷媒を循環させることにより、室外機12は、室外熱交換器により冷却または加熱された冷媒を室内機11に供給する。
温度センサ13は、室内用及び室外用の2つが存在する。室内用の温度センサ13は、例えば、室内機11に設けられる。そして、室内用の温度センサ13は、空調空間である室内機11が配置された室内の温度を測定する。また、室外用の温度センサ13は、室外に設けられ、室外の温度を測定する。
湿度センサ14は、例えば、室内機11に設けられる。湿度センサ14は、室内機11が配置される室内の湿度を測定する。
リモコン15は、図示されていない操作部と表示部とを備える。リモコン15は、操作部が操作されることにより生成される情報を制御部10へ出力し、操作部の操作情報、室内の温度などの各種センサの検出結果、及び、制御部10により生成された情報を利用者が認識できるように表示部に表示する。例えば、利用者は、リモコン15を使用して、運転モードを決定することが可能である。空気調和機1の運転モードには、自動運転モード、冷房運転モード、除湿運転モード及び暖房運転モードが存在する。
さらに、利用者は、リモコン15を操作することで、自動運転モードとして、通常自動運転及び嗜好対応自動運転のいずれかを選択することが可能である。具体的には、利用者は、リモコン15を用いて嗜好対応自動運転の機能をオンにするかオフにするかを選択でき、オンにした状態で自動運転モードを選択すると嗜好対応自動運転が行われ、オフにした状態で自動運転モードを選択すると通常自動運転が行われる。
通常自動運転とは、空気調和機1が現在の室内の温度に応じて冷房運転、除湿運転、暖房運転のいずれの運転を行うかを決定すると共に、現在の室内の温度に応じて利用者に対して一意に決められた設定温度を使用して運転を開始する運転モードである。なお、利用者は一意に決められた設定温度に対して、±2℃といった所定の範囲で自分の好みに応じて設定温度を変更することができる。
また、嗜好対応自動運転とは、空気調和機1が現在の室内の温度に応じて冷房運転、除湿運転、暖房運転のいずれの運転を行うかを決定する点では通常自動運転と同様であるが、利用者が自発的に設定した設定温度の履歴を基に、空気調和機1が算出した設定温度を使用して運転を開始する点で、通常自動運転と異なる運転モードである。なお、利用者に応じて算出された設定温度に対して、±2℃といった所定の範囲で自分の好みに応じて設定温度を変更することができる。利用者が自発的に設定した設定温度には、例えば、自動運転モード以外の運転モード(例えば、冷房運転モード、除湿運転モード及び暖房運転モード)で利用者が設定した設定温度や、自動運転モードにおいて利用者が所定の範囲で設定温度を変更した場合の設定温度が含まれる。
制御部10は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータであり、複数の設定値を記憶し、空気調和機1の各部を制御する。例えば、制御部10は、利用者によるリモコン15の操作を受けて、複数の設定値を変更する。複数の設定値は、設定温度を含む。
また、制御部10は、リモコン15の操作により運転モードとして「自動運転モード」が選択されたときに、現在の室内の温度に応じて室内を冷房する冷房運転、室内を除湿する除湿運転、室内を暖房する暖房運転のいずれの運転を行うか決定する。そして制御部10は、通常自動運転又は嗜好対応自動運転の選択に応じて設定温度を決定又は算出する。そして、制御部10は、決定又は算出した設定温度に基づいて室内機11が室内を暖房又は冷房するように、室内機11及び室外機12を制御する。
また、制御部10は、リモコン15の操作により運転モードとして「冷房運転モード」が選択されたときに、利用者が自発的に設定した設定温度に基づいて室内機11が室内を冷房するように、室内機11及び室外機12を制御する。
また、制御部10は、リモコン15の操作により「除湿運転モード」が選択されたときに、室内機11が室内を除湿するように、室内機11及び室外機12を制御する。
また、制御部10は、リモコン15の操作により運転モードとして「暖房運転モード」が選択されたときに、利用者が自発的に設定した設定温度に基づいて室内機11が室内を暖房するように、室内機11及び室外機12を制御する。
また、制御部10は、リモコン15の操作により「停止」が選択されたときに、室内機11が冷暖房を停止するように、室内機11及び室外機12を制御する。制御部10による、各運転モード時における制御については後で詳細に説明する。
記憶部20は、各種データを記憶する記憶装置である。図2は、運転モードテーブル200の一例の図である。例えば、記憶部20は、図2に示す運転モードテーブル200を記憶する。
運転モードテーブル200には、リモコン設定、室温ゾーン、運転モード及び設定温度が対応付けて登録される。リモコン設定は、±2℃といった設定温度が変更可能な所定の範囲内での利用者の設定温度の変更値を表す。室温ゾーンは、各リモコン設定に対応する室内機11が設置された室内の温度の区分けを表す。運転モードは、自動運転を行う際に後述する自動運転制御部105により選択される冷房運転、弱冷房運転、監視及び暖房運転のいずれかを表す。ここで、弱冷房運転は冷房運転の一形態である(以下、弱冷房運転を除湿運転ということがある)。また、監視とは、冷房及び暖房を行わず室温の変化を監視する運転モードである。図2の運転モードテーブル200では、運転モードとして冷房、弱冷房及び暖房と記載したが、以下の説明では、自動運転時に選択される運転モードであることを示すために、それぞれ、「自動冷房運転」、「自動弱冷房運転」及び「自動暖房運転」と呼称する。
設定温度は、それぞれのリモコン設定及び室温ゾーンの組合せに対応する通常自動運転時の設定温度と嗜好対応自動運転時の設定温度とを表す。設定温度には、通常自動運転の場合には特定の温度が登録され、嗜好対応自動運転の場合には、利用者の好みに合わせた設定温度の算出式が記載される。
また、記憶部20は、以下に説明する制御部10の機能を実現するプログラムを含む各種プログラムを保持してもよい。
<制御部の構成>
図3は、実施例1に係る空気調和機1における制御部10のブロック図である。次に、図3を参照して、制御部10の構成の詳細を説明する。図3に示すように、本実施例に係る制御部10は、モード切替部101、冷房除湿運転制御部102、暖房運転制御部103及び自動運転制御部105を有する。モード切替部101、冷房除湿運転制御部102、暖房運転制御部103及び自動運転制御部105は、それぞれの機能を実現するプログラムをCPUがメモリ上に展開して実行することにより実現される。
モード切替部101は、利用者により選択された運転モードの情報をリモコン15から受信する。選択された運転モードが冷房運転モードの場合、モード切替部101は、冷房除湿運転制御部102に冷房運転の実行を指示する。また、選択された運転モードが除湿運転モードの場合、モード切替部101は、冷房除湿運転制御部102に除湿運転の実行を指示する。また、モード切替部101は、冷房運転モード又は除湿運転モードでの制御中に設定温度の変更指示をリモコン15から受けた場合、設定温度の変更を冷房除湿運転制御部102に通知する。
選択された運転モードが暖房運転モードの場合、モード切替部101は、暖房運転制御部103に暖房運転の実行を指示する。また、モード切替部101は、暖房運転モードでの制御中に設定温度の変更指示をリモコン15から受けた場合、設定温度の変更を暖房運転制御部103に通知する。
また、モード切替部101は、嗜好対応自動運転の機能のオン又はオフの指示をリモコン15から受け、嗜好対応自動運転の機能のオンオフの状態を記憶する。そして、選択された運転モードが自動運転モードの場合、モード切替部101は、嗜好対応自動運転の機能がオンであるか否かを判定する。嗜好対応自動運転の機能がオフの場合、モード切替部101は、通常自動運転の実行を自動運転制御部105に指示する。これに対して、嗜好対応自動運転の機能がオンの場合、モード切替部101は、嗜好対応自動運転の実行を自動運転制御部105に指示する。また、モード切替部101は、自動運転モードでの制御中に設定温度の変更指示をリモコン15から受けた場合、設定温度の変更を自動運転制御部105に通知する。
さらに、モード切替部101は、運転の停止の指示をリモコン15から受けると、運転の制御を行わせている冷房除湿運転制御部102、暖房運転制御部103及び自動運転制御部105のいずれかに運転の停止を指示する。
冷房除湿運転制御部102は、冷房運転又は除湿運転の実行の指示をモード切替部101から受ける。冷房運転の実行が指示された場合、冷房除湿運転制御部102は、指定された設定温度で室内を冷房するように室内機11及び室外機12を制御する。冷房運転モードでの制御の実行中に設定温度の変更の通知を受けると、冷房除湿運転制御部102は、通知された温度に設定温度を変更して室内を冷房するように室内機11及び室外機12を制御する。また、除湿運転の実行が指示された場合、冷房除湿運転制御部102は、指定された設定温度で室内を除湿するように室内機11及び室外機12を制御する。除湿運転モードでの制御の実行中に設定温度の変更の通知を受けると、冷房除湿運転制御部102は、通知された温度に設定温度を変更して室内を除湿するように室内機11及び室外機12を制御する。
さらに、冷房運転モード及び除湿運転モードのいずれの場合も制御の実行中に、冷房除湿運転制御部102は、5分間隔などの予め決められた間隔で室内用の温度センサ13から室内の温度を取得する。そして、冷房除湿運転制御部102は、室内の温度が設定温度から±1.5℃のように一定範囲内にある場合で且つ同じ設定温度が2回以上連続で続いた場合、室内の温度が安定したと判定する。そして、室内の温度が安定すると、冷房除湿運転制御部102は、設定温度に日時情報であるタイムスタンプを付加して夏季設定温度として記憶部20に記憶する。記憶時に所定日数分の夏季設定温度が記憶部20に記憶されている場合、冷房除湿運転制御部102は、最も古い日付の夏季設定温度を削除して、新たな日付の夏季設定温度を記憶する。本実施例では、所定日数分の設定温度を3週間分の設定温度とする。例えば、冷房除湿運転制御部102は、各夏季設定温度のタイムスタンプを確認して21日分の夏季設定温度が記憶部20に記憶されている場合、3週間分の夏季設定温度が記憶されていると判定する。他にも、冷房除湿運転制御部102は、予め決められた個数の夏季設定温度が記憶されている場合に、最も古い夏季設定温度を削除して新たに夏季設定温度を記憶してもよい。この場合の夏季設定温度は、利用者が自発的に使用した自発的設定温度である。すなわち、自発的設定温度には、冷房運転モード及び除湿運転モードにおいて利用者が設定した設定温度が含まれる。
冷房除湿運転制御部102は、運転の停止指示をモード切替部101から受けると、冷房運転の制御を停止する。
暖房運転制御部103は、暖房運転の実行の指示をモード切替部101から受ける。そして、暖房運転制御部103は、指定された設定温度で室内を暖房するように室内機11及び室外機12を制御する。暖房運転モードでの制御の実行中に設定温度の変更の通知を受けると、暖房運転制御部103は、通知された温度に設定温度を変更して室内を暖房するように室内機11及び室外機12を制御する。
さらに、暖房運転モードでの制御の実行中に、暖房運転制御部103は、5分間隔などの予め決められた間隔で室内用の温度センサ13から室内の温度を取得する。そして、暖房運転制御部103は、室内の温度が設定温度から±1.5℃のように一定範囲内にある場合で且つ同じ設定温度が2回以上連続で続いた場合、室内の温度が安定したと判定する。そして、室内の温度が安定すると、暖房運転制御部103は、設定温度に日時情報であるタイムスタンプを付加して冬季設定温度として記憶部20に記憶する。記憶時に3週間分の冬季設定温度が記憶されている場合、暖房運転制御部103は、最も古い日付の冬季設定温度を削除して、新たな日付の冬季設定温度を記憶する。冬季設定温度は、利用者が自発的に使用した自発的設定温度である。すなわち、自発的設定温度には、暖房運転モードにおいて利用者が設定した設定温度が含まれる。
暖房運転制御部103は、運転の停止指示をモード切替部101から受けると、暖房運転の制御を停止する。
自動運転制御部105は、通常自動運転又は嗜好対応自動運転の実行の指示をモード切替部101から受ける。そして、自動運転制御部105は、通常自動運転又は嗜好対応自動運転のうち指定された運転モードで室内機11及び室外機12を制御する。この自動運転制御部105が、「運転制御部」の一例にあたる。以下に、自動運転制御部105による制御の詳細を説明する。図3に示すように、自動運転制御部105は、設定温度決定部151、温度調整部152及び運転制御部153を有する。
通常自動運転の実行が指示された場合、設定温度決定部151は、通常自動運転であることを表す自動運転の種別の情報を運転制御部153に通知する。次に、設定温度決定部151は、前回のリモコン設定の情報を記憶部20から取得する。ここで、前回のリモコン設定の情報とは、前回の通常自動運転において利用者が±2℃の範囲で行った設定温度の変更情報である。例えば、前回の設定温度の変更情報として、利用者が設定温度を+2℃変更した情報が記憶部20に記憶されている場合、設定温度決定部151は、リモコン設定を「+2.0」とする。また、例えば前回のリモコン設定の情報が記憶部20に記憶されていない場合(すなわち、前回の通常自動運転において利用者が設定温度を変更していない場合)、設定温度決定部151は、リモコン設定を「標準」とする。次に、設定温度決定部151は、室内温度を室内用の温度センサ13から取得する。そして、設定温度決定部151は、リモコン設定及び室内温度の情報を用いて、自動冷房運転、自動弱冷房運転、監視及び自動暖房運転のうちのいずれの運転モードでの制御を行うかを、記憶部20が保持する運転モードテーブル200を基に決定する。次に、設定温度決定部151は、リモコン設定及び室内温度に対応する設定温度を運転モードテーブル200から取得する。その後、設定温度決定部151は、運転モード及び設定温度を温度調整部152及び運転制御部153に通知する。
嗜好対応自動運転の実行が指示された場合、設定温度決定部151は、リモコン設定を「標準」とする。次に、設定温度決定部151は、室内温度を室内用の温度センサ13から取得する。そして、設定温度決定部151は、リモコン設定及び室内温度の情報を用いて、自動冷房運転、自動弱冷房運転、監視及び自動暖房運転のいずれの運転モードでの制御を行うか運転モードテーブル200を基に決定する。次に、設定温度決定部151は、自動冷房運転又は自動弱冷房運転で制御する場合、過去3週間分の夏季設定温度の情報が記憶部20に蓄積されているか否かを判定する。過去3週間分の夏季設定温度の情報が記憶部20に記憶されていない場合、設定温度決定部151は、通常自動運転の制御に切り替える。同様に、設定温度決定部151は、自動暖房運転で制御する場合、過去3週間分の冬季設定温度の情報が記憶部20に記憶されているか否かを判定する。過去3週間分の冬季設定温度の情報が記憶部20に記憶されていない場合、設定温度決定部151は、通常自動運転の制御に切り替える。
これに対して、自動冷房運転又は自動弱冷房運転の場合であって過去3週間分の夏季設定温度が記憶されている場合、又は、自動暖房運転の場合であって過去3週間分の冬季設定温度が記憶されている場合、設定温度決定部151は、以下の処理を実行する。設定温度決定部151は、嗜好対応自動運転であることを表す自動運転の種別の情報を運転制御部153に通知する。次に、設定温度決定部151は、リモコン設定が標準の場合の取得した室内温度に対応する設定温度の算出式を運転モードテーブル200から取得する。例えば、室温が24.5℃以上であれば、設定温度決定部151は、設定温度の算出式として(夏季上限+夏季下限)/2℃という式を取得する。また、室温が21.5℃以下であれば、設定温度決定部151は、設定温度の算出式として(冬季上限+冬季下限)/2℃という式を取得する。ここで、「夏季上限」は記憶部20に記憶している夏季設定温度の中の最高温度であり、「夏季下限」は記憶部20に記憶している夏季設定温度の中の最低温度である。また、「冬季上限」は記憶部20に記憶している冬季設定温度の中の最高温度であり、「冬季下限」は記憶部20に記憶している冬季設定温度の中の最低温度である。
そして、設定温度決定部151は、(夏季上限+夏季下限)/2℃を設定温度とする場合、記憶部20に記憶された夏季設定温度のうち最高温度を夏季上限として取得し、最低温度を夏季下限として取得する。そして、設定温度決定部151は、取得した夏季上限及び夏季下限を用いて設定温度を算出する。その後、設定温度決定部151は、運転モード及び設定温度を温度調整部152及び運転制御部153に通知する。
また、設定温度決定部151は、(冬季上限+冬季下限)/2℃を設定温度とする場合、記憶部20に記憶された冬季設定温度のうち最高温度を冬季上限として取得し、最低温度を冬季下限として取得する。そして、設定温度決定部151は、取得した冬季上限及び冬季下限を用いて設定温度を算出する。その後、設定温度決定部151は、運転モード及び設定温度を温度調整部152及び運転制御部153に通知する。
すなわち、設定温度決定部151は、自発的設定温度の上限値及び下限値を基に設定温度を決定する。より詳しくは、設定温度決定部151は、自動冷房運転及び自動除湿運転において自発的設定温度として設定された夏季設定温度の上限値及び下限値を基に、嗜好対応自動運転を行なう自動運転モードにおける自動冷房運転時の設定温度を決定する。また、設定温度決定部151は、自動暖房運転において自発的設定温度として設定された冬季設定温度の前記上限値及び下限値を基に、嗜好対応自動運転を行なう自動運転モードにおける自動暖房運転時の設定温度を決定する。
ここで、夏季設定温度及び冬季設定温度はいずれも、この空気調和機1の利用者が自発的に設定した自発的設定温度であり、利用者の好みを反映するといえる。したがって、設定温度決定部151は、夏季設定温度又は冬季設定温度を用いて設定温度を決定することで利用者の好みに応じた設定温度とすることができる。
温度調整部152は、運転モード及び設定温度の通知を設定温度決定部151から受ける。その後、温度調整部152は、嗜好対応自動運転の実行中に自動運転制御部105がリモコン15からモード切替部101を介して設定温度の変更の通知を受けた場合、設定温度の変更の情報を取得する。ここで、設定温度の変更の情報とは、具体的には新たに指定されたリモコン設定の情報である。そして、温度調整部152は、設定温度の変更により新たに指定されたリモコン設定の情報及び設定温度決定部151で算出した設定温度とに基づいて、変更後の新たな設定温度を運転制御部153に通知する。
運転制御部153は、通常時度運転であるか嗜好対応自動運転であるかを表す自動運転の種別の情報、並びに、運転モード及び設定温度の通知を設定温度決定部151から受ける。通知された運転モードが自動冷房運転の場合、運転制御部153は、指定された設定温度で室内を冷房するように室内機11及び室外機12を制御する。また、通知された運転モードが自動弱冷房運転の場合、運転制御部153は、指定された設定温度で室内を弱冷房するように室内機11及び室外機12を制御する。また、通知された運転モードが自動暖房運転の場合、運転制御部153は、指定された設定温度で室内を暖房するように室内機11及び室外機12を制御する。
さらに、運転制御部153は、自動冷房運転、自動弱冷房運転及び自動暖房運転のいずれの場合も、運転中に設定温度の変更の通知を温度調整部152から受けると、通知された温度に設定温度を変更して室内機11及び室外機12を制御する。
通常自動運転の場合、運転制御部153は、最も新しいリモコン設定の情報を記憶部20に記憶する。さらに、運転制御部153は、5分間隔などの予め決められた間隔で室内用の温度センサ13から室内の温度を取得する。そして、運転制御部153は、室内の温度が設定温度から±1.5℃のように一定範囲内にある場合で且つ同じ設定温度が2回以上連続で続いた場合、室内の温度が安定したと判定する。そして、室内の温度が安定すると、運転制御部153は、温度調整部152から温度設定の変更の通知を受けたか否かを判定する。温度設定の変更の通知を受けた場合、運転制御部153は、設定温度に日時情報であるタイムスタンプを付加して自動冷房運転又は自動弱冷房運転であれば夏季設定温度として記憶部20に記憶し、自動暖房運転であれば冬季設定温度として記憶部20に記憶する。記憶時に3週間分の冬季設定温度が蓄積されている場合、運転制御部153は、最も古い日付の冬季設定温度を削除して、新たな日付の冬季設定温度を記憶する。また、嗜好対応自動運転の場合も、運転制御部153は、室内の温度が安定すると、温度調整部152から温度設定の変更の通知を受けていれば、夏季設定温度又は冬季設定温度の記憶部20に記憶する。
ここで、本実施例では、運転制御部153は、自動運転モードでの設定温度を夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶したが、自動運転モードでの設定温度は夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶しなくてもよい。その場合、嗜好対応自動運転における設定温度の算出に、自動運転モードでの設定温度が反映されなくなる。すなわち、利用者が全てを自発的に決定した設定温度の情報が嗜好対応自動運転における設定温度の決定に用いられることになり、設定温度をより厳密に利用者の好みに合った温度に調整することが可能となる。
運転制御部153は、自動運転制御部105が運転の停止指示をモード切替部101から受けると、自動運転の制御を停止する。
<空調制御>
図4は、空気調和機1による空調制御の概要を表すフローチャートである。次に、図4を参照して、空気調和機1による空調制御の全体の流れを説明する。
利用者は、リモコン15を用いて運転モードの入力を空気調和機1に対して行う(ステップS1)。
モード切替部101は、入力された情報を取得して、自動運転モードが選択されたか否かを判定する(ステップS2)。
利用者によって自動運転が選択された場合(ステップS2:肯定)、モード切替部101は、嗜好対応自動運転の機能がオンであるか否かを判定する(ステップS3)。
嗜好対応自動運転の機能がオンである場合(ステップS3:肯定)、モード切替部101は、嗜好対応自動運転の実行を自動運転制御部105に指示する。自動運転制御部105が嗜好御対応自動運転の実行指示を受けると、設定温度決定部151は、リモコン設定を標準とし、室内用の温度センサ13から取得した室内温度の情報を用いて、記憶部20に記憶された運転モードテーブル200から運転モードを決定する。次に、設定温度決定部151は、決定した運転モードに対応する過去3週間分の夏季設定温度又は冬季設定温度の蓄積データが記憶部20に存在するか否かを判定する(ステップS4)。
過去3週間分の蓄積データが存在する場合(ステップS4:肯定)、設定温度決定部151は、蓄積データを用いて設定温度を算出する。そして、運転制御部153は、算出された設定温度を用いて、運転モードテーブル200から決定された運転モードで室内機11及び室外機12を制御することにより嗜好対応自動運転を行なう(ステップS5)。
これに対して、嗜好対応自動運転の機能がオンでない場合(ステップS3:否定)又は過去3週間分の蓄積データが存在しない場合(ステップS4:否定)、設定温度決定部151は、運転モードテーブル200から設定温度を決定する。そして、運転制御部153は、決定された設定温度を用いて、運転モードテーブル200から決定された運転モードで室内機11及び室外機12を制御することにより通常自動運転を行なう(ステップS6)。
利用者によって自動運転モード以外が選択された場合(ステップS2:否定)、モード切替部101は、冷房運転モードが選択されたか否かを判定する(ステップS7)。利用者によって冷房運転モードが選択された場合(ステップS7:肯定)、モード切替部101は、冷房運転の実行を冷房除湿運転制御部102に指示する。冷房除湿運転制御部102は、室内を冷房するように室内機11及び室外機12を制御して冷房運転を実行する(ステップS8)。
これに対して、利用者によって冷房運転モードが選択されていない場合(ステップS7:否定)、モード切替部101は、除湿運転モードが選択されたか否かを判定する(ステップS9)。利用者によって除湿運転モードが選択された場合(ステップS9:肯定)、モード切替部101は、除湿運転の実行を冷房除湿運転制御部102に指示する。冷房除湿運転制御部102は、室内を除湿するように室内機11及び室外機12を制御して除湿運転を実行する(ステップS10)。
これに対して、利用者によって除湿運転モードが選択されていない場合(ステップS9:否定)、利用者によって暖房運転モードが選択されているため、モード切替部101は、暖房運転の実行を暖房運転制御部103に指示する。暖房運転制御部103は、室内を暖房するように室内機11及び室外機12を制御して暖房運転を実行する(ステップS11)。
<嗜好対応自動運転の制御>
図5は、実施例1に係る自動運転制御部105による嗜好対応自動運転の制御のフローチャートである。次に、図5を参照して、実施例1に係る自動運転制御部105による嗜好対応自動運転の制御の流れを説明する。図5に示す各処理は、図4におけるステップS5で実行される処理の一例にあたる。
設定温度決定部151は、設定温度の算出式を運転モードテーブル200から取得する(ステップS101)。
次に、設定温度決定部151は、取得した算出式に応じた設定温度の上限値及び下限値を記憶部20から取得する(ステップS102)。具体的には、設定温度決定部151は、自動運転により選択される運転モードが自動冷房運転又は自動弱冷房運転であれば、夏季設定温度の上限値及び下限値を取得し、自動運転により選択される運転モードが自動暖房運転であれば、冬季設定温度の上限値及び下限値を取得する。
次に、設定温度決定部151は、取得した上限値及び下限値を算出式に用いて設定温度を算出する(ステップS103)。
設定温度決定部151は、算出した設定温度及び運転モードを温度調整部152及び運転制御部153に通知する。運転制御部153は、設定温度決定部151から通知された設定温度及び運転モードにより室内機11及び室外機12を制御して嗜好対応自動運転を実行する(ステップS104)。
設定温度決定部151が室内機11及び室外機12を制御する間に、温度調整部152は、設定温度の変更指示をモード切替部101から自動運転制御部105が受信したか否かを判定する(ステップS105)。
自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信した場合(ステップS105:肯定)、温度調整部152は、設定温度の変更により新たに指定されたリモコン設定の情報及び設定温度決定部151で算出した設定温度に基づいて、変更後の新たな設定温度を運転制御部153に通知して設定温度を変更する(ステップS106)。その後、嗜好対応自動運転の処理はステップS104へ戻る。
一方、自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信しない場合(ステップS105:否定)、運転制御部153は、室内温度の情報を室内用の温度センサ13から5分毎に取得して、室内の温度が安定したか否かを判定する(ステップS107)。室内の温度が安定していない場合(ステップS107:否定)、嗜好対応自動運転の処理はステップS104へ戻る。
これに対して、室内の温度が安定した場合(ステップS107:肯定)、運転制御部153は、設定温度の変更があったか否かを判定する(ステップS108)。設定温度の変更がなかった場合(ステップS108:否定)、嗜好対応自動運転の処理はステップS110へ進む。
これに対して、設定温度の変更があった場合(ステップS108:肯定)、運転制御部153は、室内の温度が安定した時点での設定温度を運転モードに応じて夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶させる(ステップS109)。
その後、運転制御部153は、自動運転制御部105が運転停止の指示をモード切替部101から受けたか否かを判定する(ステップS110)。運転停止の指示を受けていない場合(ステップS110:否定)、嗜好対応自動運転の処理はステップS104へ戻る。これに対して、運転停止の指示を受けた場合(ステップS110:肯定)、運転制御部153は、嗜好対応自動運転の制御を停止する。
<通常自動運転の制御>
図6は、実施例1に係る自動運転制御部105による通常自動運転の制御のフローチャートである。次に、図6を参照して、実施例1に係る自動運転制御部105による通常自動運転の制御の流れを説明する。図6に示す各処理は、図4におけるステップS6で実行される処理の一例にあたる。
設定温度決定部151は、前回のリモコン設定の情報を記憶部20から取得する(ステップS201)。
設定温度決定部151は、室内用の温度センサ13から室内温度の情報を取得して、リモコン設定及び室内温度に対応する設定温度を運転モードテーブル200から取得する(ステップS202)。
設定温度決定部151は、設定温度及び運転モードを温度調整部152及び運転制御部153に通知する。運転制御部153は、設定温度決定部151から通知された設定温度及び運転モードにより室内機11及び室外機12を制御して通常自動運転を実行する(ステップS203)。
設定温度決定部151が室内機11及び室外機12を制御する間に、温度調整部152は、設定温度の変更指示をモード切替部101から自動運転制御部105が受信したか否かを判定する(ステップS204)。
自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信した場合(ステップS204:肯定)、温度調整部152は、新たに指定されたリモコン設定及び運転モードの情報に対応する設定温度を運転モードテーブル200から取得する。そして、温度調整部152は、取得た新たな設定温度を運転制御部153に通知して設定温度を変更する(ステップS205)。
運転制御部153は、設定温度を変更して室内機11及び室外機12を制御するとともに、新たなリモコン設定を記憶部20に記憶する(ステップS206)。その後、通常自動運転の処理はステップS203へ戻る。
一方、自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信しない場合(ステップS204:否定)、運転制御部153は、室内温度の情報を室内用の温度センサ13から5分毎に取得して、室内の温度が安定したか否かを判定する(ステップS207)。室内の温度が安定していない場合(ステップS207:否定)、通常自動運転の処理はステップS203へ戻る。
これに対して、室内の温度が安定した場合(ステップS207:肯定)、運転制御部153は、設定温度の変更があったか否かを判定する(ステップS208)。設定温度の変更がなかった場合(ステップS208:否定)、嗜好対応自動運転の処理はステップS210へ進む。
これに対して、設定温度の変更があった場合(ステップS208:肯定)、運転制御部153は、運転制御部153は、室内の温度が安定した時点での設定温度を運転モードに応じて夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶させる(ステップS209)。
その後、運転制御部153は、自動運転制御部105が運転停止の指示をモード切替部101から受けたか否かを判定する(ステップS210)。運転停止の指示を受けていない場合(ステップS210:否定)、通常自動運転の処理はステップS203へ戻る。これに対して、運転停止の指示を受けた場合(ステップS210:肯定)、運転制御部153は、通常自動運転の制御を停止する。
<冷房運転モード及び除湿運転モードでの制御>
図7は、実施例1に係る冷房除湿運転制御部102による冷房運転モード及び除湿運転モードでの制御のフローチャートである。次に、図7を参照して、実施例1に係る冷房除湿運転制御部102による冷房運転モード及び除湿運転モードでの制御の流れを説明する。図7に示す各処理は、図4におけるステップS8及びS10で実行される処理の一例にあたる。
冷房除湿運転制御部102は、指定された設定温度に応じて利用者により選択された運転モードで室内機11及び室外機12を制御して室内の冷房又は除湿を実行する(ステップS301)。
室内機11及び室外機12を制御する間に、冷房除湿運転制御部102は、設定温度の変更指示をモード切替部101から受信したか否かを判定する(ステップS302)。
設定温度の変更指示を受信した場合(ステップS302:肯定)、冷房除湿運転制御部102は、指定された新たな設定温度に、制御に用いる設定温度を変更する(ステップS303)。
これに対して、設定温度の変更指示を受信しない場合(ステップS302:否定)、冷房除湿運転制御部102は、室内温度の情報を室内用の温度センサ13から5分毎に取得して、室内の温度が安定したか否かを判定する(ステップS304)。室内の温度が安定していない場合(ステップS304:否定)、冷房運転モード又は除湿運転モードでの制御はステップS301へ戻る。
これに対して、室内の温度が安定した場合(ステップS304:肯定)、冷房除湿運転制御部102は、設定温度の変更があったか否かを判定する(ステップS305)。設定温度の変更がなかった場合(ステップS305:否定)、冷房運転モード又は除湿運転モードでの制御はステップS307へ進む。
これに対して、設定温度の変更があった場合(ステップS305:肯定)、冷房除湿運転制御部102は、室内の温度が安定した時点での設定温度を夏季設定温度として記憶部20に記憶させる(ステップS306)。
その後、冷房除湿運転制御部102は、運転停止の指示をモード切替部101から受けたか否かを判定する(ステップS307)。運転停止の指示を受けていない場合(ステップS307:否定)、冷房運転モード又は除湿運転モードでの制御はステップS301へ戻る。これに対して、運転停止の指示を受けた場合(ステップS307:肯定)、冷房除湿運転制御部102は、通常自動運転の制御を停止する。
ここで、図7では冷房除湿運転制御部102による処理を示したが、暖房運転制御部103による暖房運転モードでの制御に関しても図7で示される処理と同様の処理となる。ただし、暖房運転の場合、ステップS306において記憶部20には、冬季設定温度が記憶される。
<実施例1の効果>
以上に説明したように、本実施例に係る空気調和機は、利用者が自発的に使用した過去の自発的設定温度を用いて設定温度を決定して自動運転を行なうことができる。これにより、利用者による調整可能な範囲を制限しつつ、設定温度を利用者の好みを反映した温度に調整することができる。また、夏季と冬季とでそれぞれ別の過去の一定期間の情報を用いることで、季節の変化などの外部環境に応じた利用者の好みを適切に反映することが可能となる。
(変形例)
実施例1では過去の夏季設定温度又は冬季設定温度における上限値及び下限値の中間値を用いて設定温度を決定したが、過去の自発的設定温度を用いて利用者の好みを反映した設定温度を決定することができるのであれば他の値を設定温度としてもよい。そこで、以下では、他の設定温度の決定方法を用いる場合の一例について説明する。
冷房除湿運転制御部102は、室内の温度が安定した際の設定温度を夏季設定温度として記憶部20に記憶させるとともに、室内の温度が安定した期間におけるその設定温度の使用時間を記憶部20に記憶させる。
暖房運転制御部103も、同様に、室内の温度が安定した際の設定温度を冬季設定温度として記憶部20に記憶させるとともに、室内の温度が安定した期間におけるその設定温度の使用時間を記憶部20に記憶させる。
運転制御部153は、室内の温度が安定した際の設定温度を、設定温度の変更があった場合であれば、運転モードに応じて夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶させる。さらに、運転制御部153は、夏季設定温度又は冬季設定温度とともに、室内の温度が安定した期間におけるその設定温度の使用時間を記憶部20に記憶させる。
設定温度決定部151は、嗜好対応自動運転において自動冷房運転又は自動弱冷房運転で制御する際の設定温度を決定する場合に、記憶部20に記憶された各夏季設定温度の使用時間の合計を算出する。そして、設定温度決定部151は、使用時間が最も長い夏季設定温度を特定し、特定した夏季設定温度を設定温度として決定する。その後、設定温度決定部151は、決定した設定温度を運転制御部153に通知して自動冷房運転又は自動弱冷房運転での制御を運転制御部153に行わせる。
また、設定温度決定部151は、嗜好対応自動運転において自動暖房運転で制御する際の設定温度を決定する場合に、記憶部20に記憶された各冬季設定温度の使用時間の合計を算出する。そして、設定温度決定部151は、使用時間が最も長い冬季設定温度を特定し、特定した冬季設定温度を設定温度として決定する。その後、設定温度決定部151は、決定した設定温度を運転制御部153に通知して自動暖房運転での制御を運転制御部153に行わせる。
<変形例の効果>
以上に説明したように、本変形例に係る空気調和機は、利用者が自発的に使用した過去の自発的設定温度のうち最も使用時間が長い設定温度を用いて自動運転を行なう。このように、夏季設定温度又は冬季設定温度における上限値及び下限値の中間値以外の値を設定温度として用いた場合でも、利用者の好みを反映した温度に設定温度を調整することができる。
図8は、実施例2に係る空気調和機1における制御部10のブロック図である。本実施例に係る空気調和機1は、嗜好対応自動運転を行う場合、利用者の好みに応じた設定温度で運転を開始する点は実施例1と同様である。一方、嗜好対応自動運転を開始した後に周囲環境(室内温度、室内湿度、室外温度等)が変化した場合、学習モデルを用いて、利用者の体感温度に応じて設定温度の調整(以下、温度調整ともいう)を行う(以下、学習機能付自動運転ともいう)ことができることが実施例1と異なる。以下では、実施例1と同じ各部の機能については説明を省略する。本実施例に係る空気調和機1は、自動運転制御部105の中に学習制御部154を有する。
<制御部の構成>
モード切替部101は、利用者がリモコン15を用いて入力した、学習機能付自動運転の機能のオン又はオフの情報を保持する。そして、モード切替部101は、自動運転モードが利用者により選択された場合、学習機能付自動運転の機能がオンであれば、モード切替部101は、学習機能付自動運転の実行を自動運転制御部105に指示する。また、学習機能付自動運転の機能がオフであれば、モード切替部101は、通常自動運転の実行を自動運転制御部105に指示する。
運転制御部153は、学習機能付自動運転の機能がオンになっており、自動運転制御部105が学習機能付自動運転の実行の指示をモード切替部101から受けた場合、嗜好対応自動運転を行なう。嗜好対応自動運転を行う場合、運転制御部153は、以下の処理を実行する。運転制御部153は、室内の温度が安定するまで嗜好対応自動運転の制御を実行する。そして、室内の温度が安定すると、運転制御部153は、制御完了を学習制御部155に通知する。
学習制御部154は、学習モデルを記憶する。学習モデルは、冷房用学習モデルと暖房用学習モデルとを含む。学習モデルとしては、例えば、各家庭の空気調和機1の運転状況に応じて室内の利用者に対する5分後の体感温度を予測し、予測する体感温度に応じて室内機11及び室外機12を制御する体感温度設定予測モデルがある。体感温度設定予測モデルは、例えば、時系列の室内温度、室内湿度、室外温度等に応じて、利用者が快適に感じるように室内機11及び室外機12を調整する際に実行するプログラムである。例えば、学習制御部154は、体感温度設定予測モデルに基づいて室内機11及び室外機12を制御することで、利用者が快適に感じるように設定を変更する。空気調和機1は、このような体感温度設定予測モデルに基づいて制御されることにより、利用者が快適になるように、適切に冷暖房することができる。
また、学習制御部154は、温度センサ13から室内及び室外の温度の情報を取得する。また、学習制御部154は、湿度センサ14から室内の湿度の情報を取得する。
学習制御部154は、記憶した冷房用学習モデルに基づいて設定温度などの冷房用設定変更を行い、変更した設定を用いて室内を冷房するように室内機11及び室外機12を制御する。冷房用設定変更は、例えば、「体感温度アップ」又は「体感温度ダウン」である。「体感温度アップ」は、学習制御部154による利用者の体感温度が上がるような運転を室内機11及び室外機12に行わせるための設定の変更である。「体感温度ダウン」は、学習制御部154による利用者の体感温度が下がるような運転を室内機11及び室外機12に行わせるための設定の変更である。
また、学習制御部154は、記憶した暖房用学習モデルに基づいて設定温度などの暖房用設定変更を行い、変更した設定を用いて室内を暖房するように室内機11及び室外機12を制御する。暖房用設定変更も冷房用設定変更と同様に、「体感温度アップ」または「体感温度ダウン」である。
<学習機能付自動運転の制御>
図9は、実施例2に係る自動運転制御部105による学習機能付自動運転の制御のフローチャートである。次に、図9を参照して、実施例2に係る自動運転制御部105による学習機能付自動運転の制御の流れを説明する。
設定温度決定部151は、リモコン設定が標準の場合の取得した室内温度に対応する設定温度の算出式を運転モードテーブル200から取得する(ステップS401)。
次に、設定温度決定部151は、取得した算出式に応じた設定温度の上限値及び下限値を記憶部20から取得する(ステップS402)。具体的には、設定温度決定部151は、自動冷房運転又は自動弱冷房運転であれば、夏季設定温度の上限値及び下限値を取得し、自動暖房運転であれば、冬季設定温度の上限値及び下限値を取得する。
次に、設定温度決定部151は、取得した上限値及び下限値を算出式に用いて設定温度を算出する(ステップS403)。
設定温度決定部151は、算出した設定温度及び運転モードを温度調整部152及び運転制御部153に通知する。運転制御部153は、通知された設定温度に応じて指定された運転モードにより室内機11及び室外機12を制御して嗜好対応自動運転を実行する(ステップS404)。
設定温度決定部151が室内機11及び室外機12を制御する間に、温度調整部152は、設定温度の変更指示をモード切替部101から自動運転制御部105が受信したか否かを判定する(ステップS405)。
自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信した場合(ステップS405:肯定)、温度調整部152は、新たに指定されたリモコン設定及び運転モードの情報に対応する設定温度の算出式を運転モードテーブル200から取得する。そして、温度調整部152は、記憶部20に記憶された設定温度の上限値及び下限値を用いて変更後の新たな設定温度を算出する。そして、温度調整部152は、算出した新たな設定温度を運転制御部153に通知して設定温度を変更する(ステップS406)。その後、学習機能付自動運転の処理はステップS404へ戻る。
一方、自動運転制御部105が設定温度の変更指示を受信しない場合(ステップS405:否定)、運転制御部153は、室内温度の情報を室内用の温度センサ13から5分毎に取得して、室内の温度が安定したか否かを判定する(ステップS407)。室内の温度が安定していない場合(ステップS407:否定)、学習機能付自動運転の処理はステップS404へ戻る。
これに対して、室内の温度が安定した場合(ステップS407:肯定)、運転制御部153は、設定温度の変更があったか否かを判定する(ステップS408)。設定温度の変更がなかった場合(ステップS408:否定)、嗜好対応自動運転の処理はステップS410へ進む。
これに対して、設定温度の変更があった場合(ステップS408:肯定)、運転制御部153は、室内の温度が安定した時点での設定温度を運転モードに応じて夏季設定温度又は冬季設定温度として記憶部20に記憶させる(ステップS409)。
その後、運転制御部153は、制御完了を学習制御部154に通知する。学習制御部154は、制御完了の通知を運転制御部153から受けると、記憶した学習モデルのうち運転モードに応じた学習モデルを用いて設定温度などの設定変更を行う(ステップS410)。
その後、学習制御部154は、変更した設定を用いて運転モードに合わせて室内機11及び室外機12を制御する(ステップS411)。
その後、学習制御部154は、自動運転制御部105が運転停止の指示をモード切替部101から受けたか否かを判定する(ステップS412)。運転停止の指示を受けていない場合(ステップS412:否定)、学習機能付自動運転の処理はステップS410へ戻る。これに対して、運転停止の指示を受けた場合(ステップS412:肯定)、学習制御部154は、学習機能付自動運転の制御を停止する。
<実施例2の効果>
以上に説明したように、本実施例に係る空気調和機は、利用者が自発的に使用した過去の自発的設定温度を用いて運転開始時の設定温度を決定して嗜好対応自動運転を行ない、その後に、学習モデルを用いて体感温度に応じて室内機及び室外機を制御して設定温度の調整を行う。
本実施例に係る空気調和機は、利用者の好みを反映した設定温度を用いて自動運転を開始する。従って、自動運転開始時の設定温度が利用者の好みの温度から大きく乖離することがない。さらに、自動運転中に学習モデルを用いた制御が行われるため、周囲環境に応じて利用者が好む温度に調整される。これにより、利用者の快適性を向上させることが可能となる。
さらに、学習モデルを用いた制御では、利用者の快適性を損なわないようにするため、例えば、5分毎に0.5℃ずつ設定温度を調整するといった、設定温度の変化が緩やかな制御が行われることがある。このように設定温度の変化を緩やかにした場合でも、運転開始時の設定温度が利用者の好みの温度から大きく乖離しないため、利用者が好む温度までの調整時間を短縮することができる。これにより、利用者の快適性をさらに向上させることが可能となる。
これに対して、本実施例に係る空気調和機は、利用者の好みを反映した設定温度を用いて制御を行った後に、学習モデルを用いた制御を行う。この場合、設定温度が既に利用者の好みを反映しているため、設定温度を用いた自動運転の結果が利用者の最適温度に近い状態にあり、その後の学習モデルを用いた制御による利用者の最適温度までの調整時間を短縮することができる。これにより、利用者の快適性を向上させることが可能となる。
図10は、実施例3に係る空気調和システムの構成図である。以上の各実施例では、空気調和機1が有する記憶部20に自発的設定温度である夏季設定温度及び冬季設定温度を記憶させたが、自発的設定温度は他の場所に置くことも可能である。例えば、図10に示すクラウド2上に配置されたサーバ3に、自発的設定温度を保持させてもよい。サーバ3は、空気調和機1とネットワークを介して接続される。
<空気調和システムの構成>
空気調和機1の冷房除湿運転制御部102は、利用者により選択された冷房運転モード及び除湿運転モードでの動作時に夏季設定温度をサーバ3へ送信して記憶させる。また、空気調和機1の暖房運転制御部103は、利用者により選択された暖房運転モードでの動作時に冬季設定温度をサーバ3へ送信して記憶させる。
空気調和機1の設定温度決定部151は、嗜好対応自動運転における自動冷房運転で動作する場合、クラウド2に配置されたサーバ3に対して夏季設定温度の上限値及び下限値を要求する。その後、設定温度決定部151は、夏季設定温度の上限値及び下限値をサーバ3から取得して、算出式を用いて設定温度を算出する。
また、嗜好対応自動運転における自動暖房運転で動作する場合、空気調和機1の設定温度決定部151は、クラウド2に配置されたサーバ3に対して冬季設定温度の上限値及び冬季下限値を要求する。その後、設定温度決定部151は、冬季設定温度の上限値及び下限値をサーバ3から取得して、算出式を用いて設定温度を算出する。
空気調和機1の運転制御部153は、自動運転モードでの動作時に運転モードに応じて夏季設定温度又は冬季設定温度をサーバ3へ送信して記憶させる。
サーバ3は、空気調和機1からネットワークを介して送信された夏季設定温度及び冬季設定温度を蓄積する。ここで、クラウド2上のサーバ3は記憶容量を十分に確保移することができる。そのため、サーバ3は、設定温度の算出に用いる所定日数分以上の夏季設定温度及び冬季設定温度のデータを保持することが可能である。
サーバ3は、夏季設定温度の上限値及び下限値の取得要求を空気調和機1の設定温度決定部151から受ける。そして、サーバ3は、保持する夏季設定温度のうち所定日数分前までの夏季設定温度の中における上限値及び下限値を抽出する。その後、サーバ3は、抽出した夏季設定温度の上限値及び夏季下限値を、空気調和機1の設定温度決定部151へ送信する。
また、サーバ3は、冬季設定温度の上限値及び下限値の取得要求を空気調和機1の設定温度決定部151から受ける。そして、サーバ3は、保持する冬季設定温度のうち所定日数分前までの冬季設定温度の中における上限値及び下限値を抽出する。その後、サーバ3は、抽出した冬季設定温度の上限値及び夏季下限値を、空気調和機1の設定温度決定部151へ送信する。
<実施例3の効果>
以上のように、空気調和機1以外に自発的設定温度を蓄積することで、空気調和機1は記憶容量が大きなメモリを保持する必要がなくなり、省スペース化や製造コストのコストダウンを図ることが可能となる。また、サーバには多くの自発的設定温度のデータを保管することができ、他の制御に流用することも容易となる。
1 空気調和機
2 クラウド
3 サーバ
10 制御部
11 室内機
12 室外機
13 温度センサ
14 湿度センサ
15 リモコン
20 記憶部
101 モード切替部
102 冷房除湿運転制御部
103 暖房運転制御部
105 自動運転制御部
151 設定温度決定部
152 温度調整部
153 運転制御部
154 学習制御部

Claims (11)

  1. 運転モードとして、冷房運転モード、暖房運転モード及び自動運転モードを有する空気調和機であって、
    前記運転モードとして前記自動運転モードが選択された場合に、室内温度又は利用者により自発的に設定された自発的設定温度の履歴を基に設定温度を設定する設定温度決定部と、
    前記設定温度決定部により設定された設定温度を基に前記空気調和機を制御する運転制御部と
    を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記自発的設定温度を記憶する記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記自発的設定温度は、前記冷房運転モード及び前記暖房運転モードにおいて、前記利用者が設定した設定温度を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記設定温度決定部は、前記自発的設定温度の上限値及び下限値を基に前記設定温度を設定することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の空気調和機。
  5. 前記運転制御部は、
    前記冷房運転モードにおける前記自発的設定温度の前記上限値及び前記下限値を基に、前記自動運転モードにおける冷房運転時の前記設定温度を決定し、
    前記暖房運転モードにおける前記自発的設定温度の前記上限値及び前記下限値を基に、前記自動運転モードにおける暖房運転時の前記設定温度を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記自動運転モードにおいて、前記利用者による所定の範囲での変更指示を受けて前記設定温度を変更する温度調整部をさらに備え、
    前記自発的設定温度は、前記温度調整部により前記変更された設定温度を含む
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の空気調和機。
  7. 前記自発的設定温度は、空調空間の室温が設定温度から所定の温度範囲に達し前記室温が安定したときの前記設定温度であることを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の空気調和機。
  8. 前記自発的設定温度は、日付情報が付加されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の空気調和機。
  9. 前記自発的設定温度は、所定日数分の前記設定温度であることを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の空気調和機。
  10. 前記自発的設定温度は、前記空気調和機とネットワークを介して接続されるサーバの記憶部に記憶され、
    前記設定温度決定部は、前記サーバにより所定日数分の前記自発的設定温度の中から抽出された上限値及び下限値を前記サーバから取得して、取得した前記上限値及び前記下限値を基に前記設定温度を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  11. 前記運転制御部による前記空気調和機の制御後に、学習モデルを用いた体感温度予測の結果を基に前記空気調和機を制御する学習制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1~10のいずれか一つに記載の空気調和機。
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