JP2022108442A - 咀嚼トレーニング用グミ状組成物 - Google Patents

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亜衣 藤井
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Kiyoshi Suzuki
健二 長田
Kenji Osada
泰正 山田
Yasumasa Yamada
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Abstract

【課題】砂糖等の糖質の使用量を顕著に抑えながら、咀嚼力を向上させるのに効果的な硬さを有する咀嚼トレーニング用グミ状組成物を提供すること。【解決手段】イヌリン及び/又はポリデキストロースを20~50重量%、ゼラチンを10~20重量%、水を12~19重量%含有し、硬さが20~50Nである、咀嚼トレーニング用グミ状組成物。前記グミ状組成物では、砂糖を使用せずかつ糖質の含有量が50重量%以下であってもよい。また、前記グミ状組成物の50%圧縮時の咀嚼性は5N以上であってもよい。【選択図】なし

Description

本発明は、咀嚼トレーニング用のグミ状組成物に関する。
人生100年時代と言われる昨今、いつまでも自分で食事をおいしく食べられるように、咀嚼力を維持することは非常に重要である。
咀嚼トレーニングを目的とした食品として、例えば、特定の形状を備え、糖質として糖アルコールとゼラチンとを主成分として含有するグミキャンディ(特許文献1)、二糖アルコールを含む還元澱粉糖化物とゼラチンとを主成分として含有するグミキャンディ(特許文献2)が知られている。これらのグミキャンディでは、糖アルコールを主成分としていることから、味が悪くなったり、グミキャンディ特有の粘りが出にくくなったり、ヒトによっては下痢を起こしやすい、等の問題が起こる可能性がある。味のおいしさや健康感等の好んで食べたいと思える要素は、咀嚼行為にとって重要な要素である。例えば、味のおいしくないものは、あまり噛みたくない、早く飲み込んでしまいたい、という意識が消費者に働いて咀嚼を控える行動を促す可能性がある。また、グミキャンディは粘りがあることによって噛む回数を増やし、咀嚼力を効果的に鍛えることができるが、糖アルコールの使用によってグミキャンディが粘りのない食感になることは好ましくない。一方で、グミキャンディの粘りは歯への付着時間を長くするため、咀嚼トレーニング用のグミキャンディでは、う蝕誘発性の高い砂糖の使用は好ましくない。
また、これまでにノンシュガーやカロリーを下げるために、糖質のかわりにポリデキストロースを含むグミキャンディが各種提案されており(特許文献3~5)、ポリデキストロールを含有することにより、グミキャンディでチューイング性(特許文献3)、コシのある食感(特許文献4)、硬く歯ごたえのある食感(特許文献5)が奏されることが知られているが、ポリデキストロースを含むことで咀嚼トレーニングができるグミキャンディは知られていなかった。
特開2015-146783号公報 国際公開第2016/136869号 特許第4725620号公報 特許第5169882号公報 特開2020-150867号公報
本発明は、砂糖等の糖質の使用量を顕著に抑えながら、咀嚼力を向上させるのに効果的な硬さを有する咀嚼トレーニング用グミ状組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、咀嚼トレーニング用のグミ状組成物に関して鋭意研究を重ねた結果、硬さと粘りのあるグミ状組成物ほど、咀嚼から嚥下に至るまでの咬筋総活動量が大きく、咀嚼力のトレーニングに効果的であり、グミ状組成物がイヌリン及び/又はポリデキストロースとゼラチンと水とを所定量含有する場合に所望の硬さ、さらには所望の咀嚼性が達成しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は、
(1)(A)イヌリン及び/又はポリデキストロースを20~50重量%、(B)ゼラチンを10~20重量%、(C)水を12~19重量%含有し、硬さが20~50Nである、咀嚼トレーニング用グミ状組成物、
(2)砂糖を使用せずかつ糖質の含有量が50重量%以下である、前記グミ状組成物、
(3)50%圧縮時の咀嚼性が5N以上である、前記グミ状組成物
に関する。
本発明の咀嚼トレーニング用グミ状組成物は、砂糖等の糖質のかわりにイヌリン、ポリデキストロースを用いていることで、繰り返して摂食しても低カロリーで虫歯が生じ難く、また、咀嚼に最適な硬さを有することで、摂食者の咀嚼力を効果的に向上させることができる。
試験例2で行ったグミ状組成物の咀嚼能率(スコア法)の結果を示すグラフである。 試験例2で行ったグミ状組成物の咀嚼能率(全自動法)の結果を示すグラフである。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の咀嚼トレーニング用グミ状組成物は、(A)イヌリン及び/又はポリデキストロース、(B)ゼラチン、(C)水を必須成分とする。本発明のグミ状組成物は、グミキャンディのような硬さや弾力を有するが、糖質のかわりにイヌリン、ポリデキストロースを主成分としている点で組成が相違するグミ状組成物である。
(A)イヌリン及び/又はポリデキストロース
前記イヌリンとは、果糖の重合した構造をもつ水溶性食物繊維であり、チコリやゴボウ等にも含まれ、自然界に広く存在している。前記ポリデキストロースとは、グルコース、ソルビトール、クエン酸を重合して作られる水溶性食物繊維であり、イヌリンとともに様々な生理作用が報告されている健康素材でもある。
本発明においてイヌリン及び/又はポリデキストロースとしては、特に制限はないが、グミ状組成物中に高濃度で含有させるためには、精製された純度の高いものを使用することが好ましい。
前記イヌリン及びポリデキストースは、それぞれ単独で使用してもよいし、両者を組み合わせて使用してもよい。
本発明のグミ状組成物におけるイヌリン及び/又はポリデキストロースの含有量は、固形分の総含有量として20~50重量%であり、好ましくは25~40重量%である。前記含有量が、20重量%より下回るとグミ状組成物が軟らかくなりすぎて咀嚼トレーニング効果が得られず、また、50重量%を超えるとグミ状組成物が歯付きして咀嚼がし難いものとなる。
(B)ゼラチン
本発明で使用するゼラチンは、グミ状組成物の硬さを左右する要因となる成分である。前記ゼラチンとしては、ブルーム値が250ブルーム以上のものを使うことが好ましい。尚、上記ブルーム値とは、ゼリー強度を示すもので、ゼラチンの6.67重量%水溶液を規定のカップに入れ10±0.1℃の恒温槽で16~18時間冷却ゼリー化して、ブルーム式ゼリー強度計のプランジャー(直径12.7mm)を4mmだけゼリー中に押し込むのに要する散弾の重さ(g)を測り、この重量をブルーム値として表したものである。
本発明で使用するゼラチンは、上記ブルーム値に関する要件を満たせばよく、由来や製法等については特に限定はない。例えば、コラーゲンを含む物質(動物の皮・骨・結合組織等)から抽出・精製されたものであればよく、由来生物に関しては特に制限されない。例えば、牛・豚・鶏等の獣の皮や骨由来ゼラチンに加えて、水生生物(淡水・海水)由来のゼラチン等が挙げられる。また、処理方法は酸処理、アルカリ処理等の処理を施されたものでもよい。前記ゼラチンとしては、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
本発明のグミ状組成物におけるゼラチンの含有量は、固形分として10~20重量%であり、好ましくは12~18重量%である。前記含有量が、10重量%より下回るとグミ状組成物が軟らかくなりすぎて咀嚼トレーニング効果が得られず、また、20重量%を超えるとグミ状組成物が硬すぎるもしくは製造困難な物性となる。
(C)水
本発明のグミ状組成物における水の含有量は、12~19重量%であり、好ましくは14~18重量%である。前記含有量が、12重量%より下回るとグミ状組成物が硬すぎて十分な咀嚼トレーニング効果が得られず、また、19重量%を超えるとグミ状組成物が軟らかくなりすぎて咀嚼トレーニング効果が得られない。
本発明のグミ状組成物には、所望により、砂糖を除く糖質、イヌリン及びポリデキストロース以外の食物繊維(セルロース、アラビアガム、難消化性デキストリン等)、有機酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等)、香料、着色料、甘味料、増粘多糖類等のゲル化剤、酸化防止剤、果汁、乳製品等の食品に使用され得る任意成分を含有することができる。
これらの任意成分を適宜選択して物性や風味を調整することで、グミ状組成物に幅広い嗜好性を付与することができる。中でも、有機酸、香料を含有させることが、嗜好性の面で好ましい。
尚、前記任意成分は、嗜好性や物理化学的安定性に悪影響を与えない範囲でそれぞれを単独で又は2種類以上を混合して使用すればよい。
本発明のグミ状組成物中の任意成分の総含有量は、11~50重量%が好ましい。
中でも、本発明のグミ状組成物は、低う蝕性や健康の観点から、砂糖を使用せずかつ糖質の含有量が50重量%以下であることが好ましい。
前記糖質とは、ブドウ糖、果糖ブドウ糖液糖、水飴、酵素水飴、パラチノース、還元麦芽糖水飴、グリセリン、糖アルコール(キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、マルチトール、還元パラチノース)、等が挙げられる。
なお、本発明において、「砂糖を使用せず」とは砂糖の含有量が0重量%であることをいう。
また、砂糖を除く糖質の含有量としては、40重量%以下がより好ましい。
本発明のグミ状組成物は、(1)硬さを所望の範囲に調整することで、咀嚼トレーニングに効果的な咀嚼トレーニング用グミ状組成物となる。前記硬さは、突き刺し試験時の荷重の最大値で表される。
また、本発明のグミ状組成物は、(1)硬さに加えて(2)50%圧縮時の咀嚼性を所望の範囲に調整することにより、さらに効果的な咀嚼トレーニング用グミ状組成物となる。
前記咀嚼性とは、食品が飲み込まれるために必要なエネルギーであって、反復圧縮試験における硬さと凝集性と弾力性の積(硬さ×凝集性×弾力性)で表される。
前記(1)硬さ及び(2)50%圧縮時の咀嚼性については、後述の試験例1、2に記載の手法により測定することができる。
本発明のグミ状組成物の前記硬さは、20~50Nの範囲に調整されていればよい。
本発明者らはこれまでの研究で、前記イヌリン及び/又はポリデキストロースとゼラチンと水とを含有するグミ状組成物において、前記硬さが50Nを超えると硬すぎて上手く噛むことができず、咬筋へ効率的に負荷が加わりにくいことを見出している。具体的には、咀嚼中の咬筋の動きを筋電図で計測したところ、硬さ70Nのグミ状組成物の咀嚼時において、硬さ40Nのグミ状組成物の咀嚼時よりも咬筋活動量の減少が観察された。このことより、前記イヌリン及び/又はポリデキストロースとゼラチンと水とを含有するグミ状組成物は、硬さが20N未満のように軟らかすぎる場合だけでなく、50Nを超えるように硬すぎる場合も適切な咀嚼トレーニングとならないことがわかる。
本発明のグミ状組成物の50%圧縮時の咀嚼性は、適正な咀嚼時間及び咀嚼回数の観点から、5N以上に調整されていることが好ましい。
前記のとおり、硬さが20~50Nであり、かつ50%圧縮時の咀嚼性が5N以上に調整されていることで、本発明のグミ状組成物を摂食する際に、「硬さが硬すぎることなく咀嚼性が高い」食感になり、本発明のグミ状組成物を食べた者の咀嚼力をより効率的に向上させることができる。なお、前記咀嚼性の数値は、高いほど咀嚼性が高くなるため好ましい。
本発明のグミ状組成物は、一般的なグミキャンディと同様に各成分を添加、混合して製造できる。例えば、イヌリン及び/又はポリデキストロースと水とを含有するキャンディベースに、ゼラチンを添加してグミキャンディベースを調製し、前記任意成分を添加し、所定の水分値に調整されたグミキャンディ液を得る。なお、各工程で必要に応じて加熱及び濃縮を行い、イヌリン、ポリデキストロース、ゼラチンの各原料を溶解し、所定の水分値に調整してもよい。その後、得られたグミキャンディ液を60~80℃程度でスターチモールド等の型に流し込み、所望の水分値まで乾燥させて、室温まで冷却した状態で型から取り出して、本発明のグミ状組成物が得られる。得られたグミ状組成物は、所望によりその表面を光沢剤や油脂、各種の糖やオブラートによってコーティングしてもよい。
以上のようにして得られた本発明のグミ状組成物は、砂糖等の糖質のかわりにイヌリン、ポリデキストロースを用いることで、咀嚼を繰り返して摂食しても低カロリーで虫歯が生じ難いものであり、また、咀嚼に最適な硬さを有することで、摂食者の咀嚼力を効果的に向上させることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。
(実施例1)
表1に示す配合となるように食物繊維及び糖質を混合し、Bx.80になるように水を加えて100℃で加熱溶解し、キャンディベースを調製した。そこにゼラチンを1.2倍量の水に溶解して50℃に調製したゼラチン水溶液を添加・混合し、グミキャンディベースを得た。次いで、任意成分を添加・混合し、得られたグミキャンディ液をスターチモールドの型に流し込み、所望の水分値まで40℃の保温庫で乾燥させた。その後、室温まで冷却し、スターチを除き、表面に光沢剤(カルナバワックス)を薄く塗布して、1粒3g、厚み9mmの直方体のグミ状組成物を得た。
なお、最終的なグミ状組成物中の各原料の配合割合は表1に示したとおりとなる。
(実施例2、3)
表1に示す配合となるように実施例1と同様にグミ状組成物を得た。
(比較例1~4)
表1に示す配合となるように実施例1と同様にグミ状組成物を得た。
[試験例1]物性評価試験
テクスチャー・アナライザー(Stable Micro Systems社製「Texture Analyzer TA.XT.plus」)を用い、突き刺し試験での硬さ及び50%圧縮時の咀嚼性をそれぞれ下記条件で測定した。結果を表1に示す。
(1)硬さ(Hardness):
[突き刺し試験条件]
プローブ:直径2mmの円柱プローブ
測定速度:1mm/秒
貫入距離:160%
測定温度:20℃
(2)50%圧縮時の咀嚼性(Chewiness)(=硬さ×凝集性×弾力性):
硬さ(H):1回目の咀嚼(圧縮)時の波形の高さの最高値
凝集性:{2回目の咀嚼時の波形の面積(A2)/1回目の咀嚼時の波形の面積(A1)}
弾力性:{2回目の咀嚼時の時間(T2)/1回目の咀嚼時の時間(T1)}
[反復圧縮試験条件]
プローブ:直径2mmの円柱プローブ
測定速度:2mm/秒
貫入距離:50%
測定温度:20℃
反復回数:2回
Figure 2022108442000001
[試験例2]咀嚼能率向上の評価試験
下記被験者に対し、実施例1で得られたグミ状組成物を用いて下記訓練を行い、咀嚼能率を計測した。
1.被験者
訓練の介入群は健常若年者14名(男性9名、女性5名、平均年齢27.6歳±3.5歳)、対照群は健常若年者10名(男性7名、女性3名、平均年齢27.9歳±4.8歳)とした。
2.訓練タスク
介入群の訓練方法は、実施例1のグミ状組成物1粒を自由咀嚼後に嚥下し、計3粒を連続で摂取してもらう。これを1セットとし、1分間の休憩を設け,3セット行うことを1回の訓練量とした。この訓練を最低48時間以上の間隔をあけて週に3回のペースで3ヵ月間継続させた。
一方、対照群は、実施例1のグミ状組成物を与えずに3ヵ月間過ごさせた。
3.計測・解析
咀嚼能率について、訓練前、訓練開始1ヵ月後、2ヵ月後、3ヵ月後、訓練終了1ヵ月後の計5回、下記方法で計測・解析を行った。
「咀嚼能力測定用グミゼリー(味覚糖株式会社製)」を、30回の自動咀嚼の後、まずはスコア法で咀嚼能率を判定した(咀嚼能率(スコア法))。その後、咬断片を「咀嚼能力自動解析装置 ANA-902(東京光電株式会社製)」を用いて表面積増加量を測定した(咀嚼能率(全自動法))。測定は各2回行い、平均値を結果とした。
評価項目の各訓練期間における比較には、反復測定による一元配置分散分析の後、有意差が認められた場合はTukeyの方法によって多重比較を行った。有意水準は全て5%とした。
4.結果
[咀嚼能率(スコア法)の結果]
実施例1のグミ状組成物を用いた介入群において、咀嚼能率は訓練開始1ヵ月後から、訓練前と比較して有意な上昇が認められた。それに対し、対照群は有意な上昇が認められなかった。訓練前を1とした上昇率を図1に示した。
[咀嚼能率(全自動法)の結果]
実施例1のグミ状組成物を用いた介入群において、咀嚼能率は訓練開始1ヵ月後から、訓練前と比較して有意な上昇が認められた。それに対し、対照群は有意な上昇が認められなかった。訓練前を1とした上昇率を図2に示した。
5.考察
図1、2に示された結果から、本試験において、咀嚼能率が訓練開始1ヵ月後から、訓練前と比較して有意な上昇が認められた。さらに訓練前と終了後1ヵ月の比較でも有意差があったため、終了後もしばらくは効果が持続することが示された。今回得られた結果から、習慣的に本発明のグミ状組成物を咀嚼することは咀嚼力の向上に寄与することが示された。
なお、実施例2及び3では実施例1と同様の咀嚼能率の向上効果が見られたのに対して、比較例1~4のグミ状組成物で同様の試験でも咀嚼能率の向上は見られなかったことから、硬すぎても柔らかすぎても効果的ではなく、硬さと咀嚼性を特定の範囲に設定することが重要であると示唆される。

Claims (3)

  1. (A)イヌリン及び/又はポリデキストロースを20~50重量%、(B)ゼラチンを10~20重量%、(C)水を12~19重量%含有し、硬さが20~50Nである、咀嚼トレーニング用グミ状組成物。
  2. 砂糖を使用せずかつ糖質の含有量が50重量%以下である、請求項1に記載のグミ状組成物。
  3. 50%圧縮時の咀嚼性が5N以上である、請求項1又は2に記載のグミ状組成物。

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