JP2022086293A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Takuma Nagasaki
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【課題】反射鏡のスラスト方向の位置決めを行うヘッドアップディスプレイ提供する。【解決手段】表示光Liを出射する表示部20と、表示光Liを反射する反射鏡31を有しと、軸33を中心に回転することで表示光Liを反射する方向を調整可能な反射部30と、軸33をそれぞれ支持する滑り軸受50を有し、表示部20及び反射部30を収容する下ケース12と、一方の軸33に係止される係止端(屈曲腕部42)と、同じく一方の軸33を支持する一方の滑り軸受50の周囲に固定される固定端(座部41)を有し、軸33のスラスト方向において自身の弾性力を以て反射部30を下ケース12に押圧するコイルスプリング40と、を備え、下ケース12から反射部30へ向かって生じる反力を受ける受け部322が、ホルダ32の一方の軸33の周囲に設けられるヘッドアップディスプレイ。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイに関する。
従来、虚像表示装置としては、ヘッドアップディスプレイが知られている。ヘッドアップディスプレイは、例えば車両の透過反射部材であるウインドシールドへ表示光を投影し、ウインドシールドで表示光を反射させることで、ユーザに空中で浮遊する虚像を視認させることができる。既知のヘッドアップディスプレイの構成としては、例えば特許文献1に示されるような構成がある。特許文献1に開示されるヘッドアップディスプレイ装置(1)は、ウインドシールド(4)に表示光を投影している。
さらに、ヘッドアップディスプレイによっては、透過反射部材への表示光の投影位置を調節することができる。そのための機構として、特許文献1では、表示位置調整ユニット(3)が反射鏡(32)を回転し、表示光の反射角度を変更することで、下限表示位置(Dl)と上限表示位置(Du)の間で虚像の位置を調節する事ができる。
特開2017-207551号公報
ところで、表示光が経由する光学系に形状の歪みや位置のズレが生じることは極力低減することが望まれている。というのも、それらは最終的な虚像の表示品位に影響するためである。しかしながら、特許文献1に開示されるヘッドアップディスプレイ装置(3)は、弾性部材(39)が回転可能な反射鏡(32)のスラストガタを低減しているものの、弾性部材(39)が反射鏡(32)の反射面の端部からほど近い箇所に係止されているために、反射面に変形が生じる虞がある。ひいてはこの変形に因って虚像の表示品位が低下しかねない。
そこで本発明の目的とするところは、上述課題に着目し、反射鏡のスラスト方向の位置決めを行うヘッドアップディスプレイ提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイは、
表示光を出射する表示部と、
前記表示光を反射する反射面を有し、一対の軸を中心に回転することで前記表示光を反射する方向を調整可能な反射部と、
前記軸をそれぞれ支持する軸受を有し、前記表示部及び前記反射部を収容する筐体と、
一方の前記軸に係止される係止端と、前記一方の軸を支持する一方の前記軸受の周囲に固定される固定端を有し、前記軸のスラスト方向において自身の弾性力を以て前記反射部を前記筐体側に押圧する弾性部材と、
を備え、
前記筐体から前記反射部へ向かって生じる反力を受ける受け部が、前記反射部の前記一方の軸の周囲に設けられる。
本開示の第一実施形態における車両Cの構成を示す図。 ヘッドアップディスプレイ1の構成を示す図。 ヘッドアップディスプレイ1の構成を簡素化して示す図。 軸33の周辺の構成を示す図。 軸33の周辺の構成を示す図。 反射部30が下ケース12へ装着される過程を示す図。 コイルスプリング40が軸33へ装着される過程を示す図。
以下に、本開示のヘッドアップディスプレイ(HUD)1を車両Cに搭載された実施形態及び変形例として例にあげ、添付図面を用いて次の順序で説明する。なお全ての図面に示される方向F,B,L,R,U,Dはそれぞれ車両Cにおける前,後,左,右,上,下方向にそれぞれ対応する。また左右方向は方向X、上下方向は方向Y、前後方向は方向Zと呼称される場合がある。なお説明を容易にするため、図示される部材に付されるはずの符号が一部省略されている。

[第一実施形態]
<構成について>
<軸形状について>
[第一変形例]
[第二変形例]
[効果例]
[第一実施形態]
<構成について>
図1及び図2に示される通り、ヘッドアップディスプレイ1は、車両Cに設けられたウインドシールドWSの下方に搭載可能である。
HUD1は、車両の前側の端が低くなるように傾斜した自由曲面形状を為すウインドシールドWS(反射透過部材)に車両情報を表す表示光Liを投影することで虚像Vを映し出す。HUD1は、車両後ろ方向斜め上に向けて表示光Liを出射する。HUD1に出射された表示光Liは、ウインドシールドWSに反射される。ウインドシールドWSに反射された表示光Liを視点EPで視認する利用者(例えば車両Cの乗員)は、映し出された虚像VをウインドシールドWSの奥に浮遊した表示像として視認できる。
虚像Vには例えば速度やエンジン回転数と言った車両情報や、ターンバイターンや地図などの経路案内表示、ブラインドスポットモニターや制限速度超過警告などの警告表示など、乗員(利用者、ユーザ)へ注意喚起する必要性が高い情報が表示される。これにより視点移動及び眼の焦点距離調整が低減された運転環境が提供される。虚像Vにはこれら情報を示す文字やアイコンの他、背景部分も含まれており、乗員からの平面視ではこれは例えば矩形状を為している。
また、HUD1は主に2つのモードで動作する。1つは図1に示すような、HUD1がウインドシールドWSに表示光Liを投影することで、視点EPから虚像Vを視認することができるディスプレイモードである。もう1つは、HUD1がウインドシールドWSに表示光Liを投影せず、視点EPからは虚像Vを視認することができない、休止モード(パーキングモード)である。ウインドシールドWSに表示光Liを投影しないパーキングモードのHUD1は、光線の逆進の原理に基づいて、ウインドシールドWS方向からHUD1に入射する外光(主に太陽光)を表示光Liが入射する方向(光学的に表示部が存在する方向)へ反射することが無い位置にあることになる。これにより、車両Cが停車している状態であると考えられるHUD1がパーキングモードであるときに、表示部が外光に照らされて高温状態となることを防止することとなる。
HUD1は、これらのモードを切り替えるために、後述の構成に依って反射部30を回転させる。
ディスプレイモードのHUD1は、虚像Vを視認できる視点EPの高さを調節するために、表示光Liの光路を後述する構成により変更することができる。本開示では図面に示す通り、ショーター表示光Ls、センター表示光Lc、トーラー表示光Ltの3種類に変更が可能である。ショーター表示光Lsは、ディスプレイモードでは、HUD1はウインドシールドWSの比較的下部へ表示光Liを投影し、虚像Vを映し出す。トーラー表示光Ltでは、HUD1はウインドシールドWSの比較的上部へ表示光Liを投影し、虚像Vを映し出す。センター表示光Lcでは、前述2つの表示光路の間を通り、虚像Vを映し出す。
HUD1は、制御部と、上ケース11と、下ケース12と、表示部20と、反射部30と、コイルスプリング40と、滑り軸受50と、を備える。
図示されない制御部は、所定プログラムや各種データの格納、演算時の記憶領域などに用いる図示しないROMやRAM等の記憶部と、前記所定プログラムに従って演算処理するためのCPUと、入出力インターフェース等を設けたマイクロコンピュータを適用できる。制御部は表示部20及び動力部、HUD1の外部の電子機器と電気的に接続されている。制御部は、HUD1の外部の車載機器から受信した車両情報に基づき、表示部20に表示する画像を生成したり、表示部20の表示を制御したり、表示部20の照度を制御したり、反射部30の回転を制御する。
上ケース11及び下ケース12は、HUD1に備わる部材を接着や嵌合、ビス止めなど公知の手段で固定する筐体である。例えば下ケース12は表示部20や制御部、滑り軸受50を固定する。また上ケース11は、下ケース12を上から覆うように設けられる蓋状の筐体であり、中央には表示光Liが通過する窓部111を有している。窓部111は、透明な硬質合成樹脂(アクリルやポリカーボネート等)を用いて塞がれていても良い。車両Cのユーザは、HUD1の内部をこの窓部111を介してのみ視認することができる。
表示部20は表示光Liを出射する部材である。本開示では方向Fへ向かって出射している。表示光Liを出射する部材としては、例えばTFT液晶モジュールを用いる構成や、有機ELを用いた構成、DMD(Digital Micro-mirror Device)を用いたプロジェクタなどを適用できる。TFT液晶モジュールを用いた構成では、例えば表示部20はそれぞれ制御部に接続されたバックライトユニットと液晶表示素子を固定された状態で設ける構成で、制御部の制御により情報を表示する液晶表示素子が制御部の制御により点滅を制御されるバックライトユニットから出る照明光に照らされることで表示光Liを出射する。しかしながら、例示したもの以外でも、表示光を出射できる構成であれば本開示の構成の効果を発揮できることは言うまでもない。
反射部30は、反射鏡31、ホルダ32を設ける。
反射鏡31は、表示光Liを反射する。反射鏡31は例えば、表示光Liを反射する面が凹状自由曲面形状であり、蒸着やスパッタリングなどの手法により鏡面が形成されている。反射鏡31は、表示光Liを拡大しつつ反射を行う。反射鏡31は、基材に硬質合成樹脂や無機ガラスを適用できる。また、反射面31aは自由曲面形状によってウインドシールドWSで生じることが想定される虚像Vの歪みを相殺する形状であることが望ましい。
ホルダ32は、反射鏡31を接着やビス止めなどの公知の手段により固定する保持部材である。またホルダ32は、反射鏡31を回転軸A中心に回転可能に保持される。ホルダ32の素材は、マグネシウムや鉄などの硬質金属や、ABS樹脂などの硬質合成樹脂を適用できる。
図3は、反射部30(ホルダ32)が保持される様子を模式的に示したものである。具体的には、下ケース12の表現が簡略化されている。
ホルダ32は、下ケース12に圧入された滑り軸受50に軸33が支持されることで、保持される。また、ホルダ32は、弾性部材の一例であるコイルスプリング40の弾性力に依ってスラスト方向(X方向)に対して付勢されている。本開示では、コイルスプリング40は、自然状態より圧縮された状態であり、ホルダ32をL方向に対して付勢している。
ホルダ32は、軸33、図3に図示されるホルダレバー321を設ける。
本実施形態では、反射部30が反射鏡31及びホルダ32で構成される態様を示した。しかし、軸、ホルダレバーを反射鏡と一体に設けても良い。この場合、HUDを更に小型にすることが可能であったり、部材が減少することで組み立て等製造コストを低減することができたりする。
図4は、本開示のHUD1の構成を簡素化して示す図である。具体的には、簡素化した下ケース12と、ホルダ32と、軸33と、コイルスプリング40と、滑り軸受50とが図示されている。また、図5は、軸33の周辺を拡大した図であり、図6は、背面方向(B方向)から軸33の周辺を拡大した図である。図4,図5,図6を参照しつつ、HUD1の構成を引き続き説明する。
下ケース12は、後述される滑り軸受50の筒部51の外形程度の大きさの孔である圧入孔121を有し、滑り軸受50はここに圧入される。そのため、下ケース12は位置決め、圧入に耐えうる程度の剛性がある素材(ステンレスなどの硬質金属や、ABSなどの硬質合成樹脂)であることが望ましい。
ホルダレバー321は、ホルダ32に設けられた突出腕片部である。ホルダレバー321は図示しない動力部から押圧されることにより、回転軸Aを中心に反射部30を回転することができる。動力部は、例えばリードスクリューとモータを用いた構成を適用できる。具体的には、回転軸を入力信号に応じて回転させるモータなどの駆動部、その回転に応じて回転するネジ軸、ネジ軸に螺合する輪状のナット部、ナット部の回転を抑制するガイド部を有し、後述の動力伝達部をナットに固定した構成である。ガイド部によって回転を抑制されたナット部は、駆動部によって回転されるネジ軸の軸方向に沿って直線運動を行うことができる。この直線運動に基づきホルダレバー321の位置が変位し、反射部30が回転する。しかし、動力部はあくまでも反射部30を回転させることができる程度のトルクを生じる動力部であればよく、モータと変速ギア、ウォームギア、ラックアンドピニオンなどを用いた構成であっても良い。
受け部322は、ホルダ32に形成された突起である。受け部322は、ホルダ32と下ケース12とのスラスト方向相対位置を位置決めするピンである。受け部322は、コイルスプリング40の押圧によって、下ケース12へ押し当てられる。受け部322は、回転軸Aの方向からの平面視において、回転軸A(軸33)に対して点対称に形成されることが望ましい。これにより、ホルダ32がスラスト方向へ押圧された際の下ケース12からの垂直応力に因って生じる回転モーメントが相殺され、ひいては反射部30の摺動性が向上される。
軸33は、凸部331と凹部332と有する。凸部331は、滑り軸受50と軸33との間の接触面積を低減するために設けられた形状である。凹部332は、凸部331を形成するための凹形状である。
滑り軸受50は、反射部30が回転する際の摺動性を向上するための滑り軸受である。例えば、本実施形態では、滑り軸受50は、例えば、板材が円筒状に巻かれた滑り軸受けである。この板材は、厚さ0.25mmの電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)と、電気亜鉛メッキ鋼板の裏金上に配置される強化材料としての銅製のワイヤーメッシュと、このワイヤーメッシュを覆うポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなるオーバーレイ層と、を備える。この板材は、例えば、厚さ0.75mmである。
滑り軸受50は、筒部51とフランジ部52と合わせ面で形成される。すなわち、本開示の滑り軸受50はフランジ付きブッシュである。
筒部51は、軸受面511を形成する。軸受面511は、軸33がされる円筒状の空間を形成している。軸受面511の内径は、軸33の外径程度の大きさにすることで、軸受面511へ軸33を挿入できる。
筒部51の外形はおおよそ圧入孔121の内径と一致させることで、圧入孔121へ滑り軸受50を圧入できる。すなわち、図4は、圧入された状態の滑り軸受50を示している。
フランジ部52は、軸受面511から引き続いてR方向を向く面に摺動性の良い面を設けている。また本開示では、滑り軸受50を、フランジ部52が反射鏡31と対向するような向きで組み付けている。この構成に依れば、図4に示されるように、反射部30がスラスト方向へずれた場合でも、軸33の側面は摺動性の良いフランジ部52に当接するため、摺動性をある程度維持することができる。
コイルスプリング40は、ホルダ32(反射部30)をスラスト方向(LR方向)に対して押圧するバネである。具体的には、フランジ部52(滑り軸受50)と接する点と、軸33と接する点とを固定端として、ホルダ32をR方向に対して押し出す様に押圧している。すなわち、図示されたコイルスプリングは、自由高さより縮められた状態にある。
図5を参照しつつ、コイルスプリング40と軸33の形状について詳細に説明する。
軸33は、更に係止部335を有する。係止部335は、コイルスプリング40が軸33(ホルダ32)を押圧するべく、コイルスプリング40が係止される様に設けられた形状である。一例として、係止部335は、軸33が形成する円柱形状の外形内部に形成された、円周方向に突出した形状を成す。係止部335は図6に示される形状以外であっても、後述のコイルスプリングの屈曲腕部41(被係止部、係止端)が引っかかることで固定される形状であればよい。
コイルスプリング40は、更に屈曲腕部41(係止端)と座部42(固定端)を有する。座部42は、滑り軸受50と接することで、弾性力を発揮するための一方の固定端(支点)となる。屈曲腕部41は、軸33に係止される被係止部であって、弾性力を発揮するための他方の固定端(力点)となる。
すなわち、コイルスプリング40は、ホルダ32を軸33(回転軸A)のスラスト方向において反射部30を下ケース12(筐体)に自身の弾性力を以て押圧する弾性部材の一例である。
また、受け部322は、コイルスプリング40が発生する弾性力に応じて下ケース12からもたらされる反力を、滑り軸受50の周囲で、受ける構成を採っている。この構成では、弾性力により反射部30に与えられる応力が、反射鏡31を介さずに、短いルート(係止部335、軸33、ホルダ32の一部、受け部322)でしか伝わらない。なお、滑り軸受50の周囲とは、少なくとも反射鏡31より軸33に近い部分のことを指す。
ヘッドアップディスプレイは、一般的に光学部材(表示器や鏡、筐体)などに歪みが生じると、最終的に虚像の歪みを引き起こしてしまう。その点、上述の構成であれば、軸33やホルダ32の一部には力が加わるものの、速やかに受け部322へ力が逃げるため、結果的に反射鏡31は弾性力により歪まされることなく、スラスト方向の位置決めを行える。
<組付け手順>
図6A~図6D,図7A~図7Cを参照しつつ、ホルダ32とすべり軸受50が下ケース12へ装着される態様の一例を説明する。
(図6A)
下ケース12は、軸33の直径以上かつ筒部51の外径未満の幅の切り欠き122と、これに連結して設けられた筒部51の外径程度の孔である圧入孔121とを有する。
(図6B,図6C)
ホルダ32は、滑り軸受50が圧入されていない状態で切り欠き122を通過して圧入孔121へ挿入される。
(図6D)
挿入後、ホルダ32は、滑り軸受50が圧入孔121へ圧入されることで、下ケース12へ回転可能に装着される。
(図7A,図7B)
圧入後、コイルスプリング40が、スラスト方向から軸33へ挿入されることで、仮装着される。この際、屈曲腕部41を押圧することで、コイルスプリング40を圧縮する。
(図7C)
屈曲腕部41の基部412が係止部335を通過する程度に圧縮されたときに、図面内において反時計回りにコイルスプリング40を回転する。これにより、屈曲腕部41の先端411が固定部336の凹みへ固定される。すなわち、図7Cに示される状態では、コイルスプリング40は押しバネとして機能するべく圧縮された状態が維持されている。
なお、係止部335の形状を反転し、時計回りにコイルスプリング40を回転することで固定する構成も考えられるが、その際はコイルスプリング40のバネ形状が開かれる方向に力を受ける。また、座部42とフランジ部52の間で何らかの原因で引っかかりが生じていると、より力を受ける。このバネの開きは、コイルスプリング40のバネ係数に大きく影響を与えるため、図面の様に、コイルスプリングの巻き形状に沿う方向に、係止部335は形成されることが望ましい。
[変形例]
なお、本発明のヘッドアップディスプレイを上述した実施の形態の構成にて例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに表示の変更が可能なことは勿論である。
受け部322が2箇所に形成された構成を例示したが、より多い箇所に形成されていても良い。その場合も、受け部322の各箇所は、回転軸Aに対して対称に形成されていることが好ましい。
図6Aでは、ホルダ32が下ケース12へ装着される際に、挿入角度が一定に保たれるように、受け部322をガイドする溝形状が下ケース12に形成されていても良い。この溝形状は、切り欠き122に沿う形状であるとよい。なお、溝形状が装着後の反射部の回転を阻害しないよう、溝形状の末端では回転軸Aを中心とする溝形状が形成されていても良い。
上述の実施形態では、滑り軸受50と圧入孔121とからなる軸受部を例に説明を行ったが、軸受部の構成はこれに限られるものではなく、軸33を回転可能に固定できる軸受形状であればよい。例えば、転がり軸受と圧入孔から構成されていてもよいし、下ケースに設けられた孔(U字状など)から構成されていてもよい。
C 車両
WS ウインドシールド(反射透過部材の一例)
EP 視点
V 虚像
A 回転軸
Li,Lt,Lc,Ls 表示光

1 ヘッドアップディスプレイ(HUD)
11 上ケース
111 窓部
12 下ケース
20 表示部
30 反射部
31 反射鏡
32 ホルダ
321 ホルダレバー
322 受け部
33 軸
331 凸部
332 凹部
335 係止部
40 コイルスプリング
50 滑り軸受
51 筒部
52 フランジ部

Claims (2)

  1. 表示光を出射する表示部と、
    前記表示光を反射する反射面を有し、一対の軸を中心に回転することで前記表示光を反射する方向を調整可能な反射部と、
    前記軸をそれぞれ支持する軸受を有し、前記表示部及び前記反射部を収容する筐体と、
    一方の前記軸に係止される係止端と、前記一方の軸を支持する一方の前記軸受の周囲に固定される固定端を有し、前記軸のスラスト方向において自身の弾性力を以て前記反射部を前記筐体側に押圧する弾性部材と、
    を備え、
    前記筐体から前記反射部へ向かって生じる反力を受ける受け部が、前記反射部の前記一方の軸の周囲に設けられる
    ヘッドアップディスプレイ。
  2. 前記反射部は、前記反射部を有する反射鏡と、前記軸を有し前記反射鏡が固定されるホルダを設け、
    前記受け部は、前記ホルダのうち前記一方の軸の周囲の面から突出する突起で形成され、前記筐体と当接することで前記反力を受ける
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
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