JP2022081329A - 特定装置、特定方法及び特定プログラム - Google Patents

特定装置、特定方法及び特定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供する。【解決手段】本願に係る特定装置は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する取得部と、取得部により取得された移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する判定部と、移動体が移動した経路のうち、判定部による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する特定部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、特定装置、特定方法及び特定プログラムに関する。
従来、利用者に対して、運転に関連する各種の情報を提供する技術が知られている。このような技術の一例として、自車の現在位置を地図上の道路にマッチングし、自車の現在位置のマッチングが一時的に中断され、その後、マッチング可能な状態へと復帰した際に、既に案内が行われている特定施設の施設周辺エリアに関する案内を制限する技術が提案されている。
特許第4835492号公報
しかしながら、上述した従来技術では、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供できるとは限らない。
例えば、従来技術では、自車の現在位置と地図上の道路とのマッチングの成否に応じて情報提供を制御しているに過ぎず、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供することを目的とする。
本願に係る特定装置は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する取得部と、前記取得部により取得された移動履歴に基づいて、前記移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する判定部と、前記移動体が移動した経路のうち、前記判定部による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する特定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る特定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る進行方向の特定処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る移動履歴データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る施設情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る特定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る特定装置、特定方法及び特定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願に係る特定装置、特定方法及び特定プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の特定装置等により実現される特定処理を説明する。図1は、実施形態に係る特定処理の一例を示す図である。なお、図1では、本願に係る特定装置の一例である情報処理装置10によって、実施形態に係る特定処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る特定システム1は、情報処理装置10と、端末装置100とを含む。情報処理装置10及び端末装置100は、ネットワークN(例えば、図3参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した特定システム1には、複数台の情報処理装置10及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
情報処理装置10は、施設への入口や、施設の駐車場への入口に対応する地点であって、施設へ利用者をナビゲートする際の最終的な目的地となる地点(以下、「誘導点」と記載する場合がある)を特定する処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置10は、利用者が搭乗して運転する移動体の移動履歴に基づき、施設の誘導点を特定する。そして、情報処理装置10は、利用者からの要求に応じて特定した誘導点に基づく経路に関する情報を提供する。
なお、情報処理装置10は、所定のアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、情報処理装置10は、端末装置100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、端末装置100から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。なお、図1に示す例において、端末装置100は、利用者によって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスである場合を示す。
また、端末装置100は、情報処理装置10によって提供される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、端末装置100は、情報の表示処理を実現する制御情報を情報処理装置10から受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。
ここで、従来、自動車等の移動体に登場する利用者に対して、目的地へ到達するための情報を提供する技術が知られている。このような技術の一例として、目的地である施設の緯度経度情報に最近傍の地点を目的地点と設定し、利用者へ目的地点への経路案内を行う技術が提案されている。しかしながら、施設の最近傍の地点を目的地点とする場合、施設への入口や、施設の駐車場への入口などの位置が考慮されておらず、利用者へ適切な経路案内を行えない恐れがある。
また、施設への入口や、施設の駐車場への入口などに対応する地点を事前に特定し、特定した誘導点に基づいて利用者へ経路案内を行う手法が提案されている。しかしながら、このような手法では、誘導点に関する情報が更新されず、既に利用不可能となっている誘導点へ利用者を誘導する恐れがある。
そこで、情報処理装置10は、以下の特定処理を実行する。例えば、情報処理装置10は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する。そして、取得された移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する。そして、移動体が移動した経路のうち、判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する。
以下、図1を用いて、情報処理装置10が行う特定処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100を利用する利用者に応じて、端末装置100を端末装置100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置100-1は、利用者ID「U1」により識別される利用者(利用者U1)により利用される端末装置100である。また、以下では、端末装置100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置100と記載する。また、以下の説明では、端末装置100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を端末装置100と読み替えることもできる。
また、以下の説明において、情報処理装置10は、地図に関する各種の情報を管理する所定のサーバ装置から、地図情報を取得済みであるものとする。ここで、地図情報には、施設の位置や、施設の誘導点の候補となる地点(例えば、所定のサーバ装置の管理者が調査した施設への入口や、施設の駐車場への入口など)、施設周辺の道路情報などが含まれる。
まず、情報処理装置10は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する(ステップS1)。例えば、情報処理装置10は、利用者が搭乗する移動体(自動車)の所定期間ごとの位置(例えば、緯度及び経度)や、当該位置に移動体が所在した日時、移動体の速度などの情報を示す移動履歴(言い換えると、プローブデータ)を端末装置100から取得する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、端末装置100が有する各種センサ(例えば、GPS(Global Positioning System)センサ)により検出される情報や、移動体の走行中に端末装置100が起動していた各種アプリケーション(例えば、カーナビアプリケーション、地図アプリケーションなど)に基づく移動履歴を取得する。なお、情報処理装置10は、移動体に設置され、利用者に対応付けられた車載装置から移動履歴を取得してもよい。
続いて、情報処理装置10は、取得した移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する(ステップS2)。例えば、情報処理装置10は、移動体の位置した各地点が、地図情報が示す道路上に位置するか否かを判定する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、ナビゲーション分野におけるマップマッチング技術を利用し、移動体が位置した所定間隔の地点ごとに、地図情報が示す道路上の位置に補正する処理を行う。そして、情報処理装置10は、補正が成功した地点では、移動体が道路上に位置していたと判定し、補正が失敗した地点では、移動体が道路上に位置していなかった(言い換えると、いずれかの施設に入庫していた)と判定する。
ここで、利用者U1が登場する移動体C1が移動した経路に関する判定処理のより具体的な例を、地図情報に基づくマップM1を用いて説明する。なお、図1の例において、マップM1には、施設Aが所在する領域AR1と、施設Aの誘導点の候補となる地点P1~P10と、施設A周辺の道路情報が含まれる。
マップM1に示すように、情報処理装置10は、マップマッチング技術による移動体C1の位置の補正が成功した経路R1上では、移動体C1が道路上に位置したと判定する。一方、情報処理装置10は、マップマッチング技術による移動体C1の位置の補正が失敗した経路R2上では、移動体C1が道路上に位置しなかった(言い換えると、領域AR1に入庫した)と判定する。
続いて、情報処理装置10は、移動体が道路上から道路外の位置に切り替わる地点を特定する(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、領域AR1周辺で各移動体が道路上からに道路外の位置に切り替わる地点を特定し、マップM1にプロットする。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、ステップS2において、移動体C1が経路R1から経路R2に切り替わった地点を特定し、特定した地点をマップM1にプロットする。
続いて、情報処理装置10は、施設の誘導点の候補となる地点に対し、施設への経路を提供する際に利用する優先度(ランク)を付与する(ステップS4)。例えば、情報処理装置10は、地点P1~P10の各地点から所定の範囲内(例えば、20メートル以内)において、ステップS3でプロットした地点の数をそれぞれ集計し、集計した数が多いほど高い優先度を付与する。ここで、図1の例において、情報処理装置10は、マップM2に示すように、地点P8に最も高い優先度「1」を付与し、地点P1に最も低い優先度「10」が付与したものとする。
続いて、情報処理装置10は、施設への経路の提供要求を利用者から受け付ける(ステップS5)。なお、図1の例において、情報処理装置10は、利用者U3から、施設Aへの経路の提供要求を受け付けたものとする。
続いて、情報処理装置10は、施設への経路に関する情報を利用者に提供する(ステップS6)。例えば、情報処理装置10は、ステップS4において付与した優先度に基づいて、施設Aへの経路に関する情報を利用者U3に提供する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、優先度の上位3つの地点P8(優先度「1」)、P10(優先度「2」)、P6(優先度「3」)のいずれかを誘導点として抽出し、抽出した地点に基づく経路に関する情報を利用者U3に提供する。また、情報処理装置10は、情報処理装置10は、ステップS4において集計した数が所定の閾値以下である地点については誘導点として利用できない可能性が高い地点(例えば、既に閉鎖されている地点)であるとして、利用者U3への情報提供に用いない。言い換えると、情報処理装置10は、誘導点の候補となる地点のうち、通過した移動体の数が所定の閾値以下である地点を誘導点ではないと特定する。
なお、情報処理装置10は、誘導点を特定するだけでなく、さらに誘導点を移動体が通過する際の進行方向(例えば、右折または左折)をさらに特定し、特定した進行方向に基づく経路に関する情報を利用者に提供してもよい。ここで、図2を用いて、移動体の進行方向を特定する処理の例を説明する。図2は、実施形態に係る進行方向の特定処理の一例を示す図である。
まず、情報処理装置10は、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する。例えば、情報処理装置10は、上述のステップS2と同様の処理を行い、移動体の位置した各地点が、地図情報が示す道路上に位置するか否かを判定する。ここで、情報処理装置10は、マップマッチングが成功から失敗に切り替わる地点を地点pt0と設定し、地点pt0に至るまでの各地点を、地点pt0から近い順に地点pt1、pt2、・・・と設定する。また、地点pt0の次の各地点を、順に地点q1、q2、・・・と設定する。
続いて、情報処理装置10は、判定結果が切り替わる地点を中心とした移動体の回転角度に基づいて、移動体の進行方向を特定する。例えば、情報処理装置10は、地点pt1、pt2、・・・及び地点q1、q2、・・・のそれぞれから、地点pt0を中心とした所定の半径(例えば、20メートル)の円Ci1の外側に位置する最初の地点(地点pt3及び地点q4)を特定する。そして、情報処理装置10は、地点pt0から地点pt3へのベクトルと、地点pt0から地点q4へのベクトルとの反時計回りの角度θを算出し、角度θが右折の判定条件を満たすか、左折の判定条件を満たすかを判定する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、角度θが30度より大きく、150度より小さい場合、移動体が右折したと判定し、角度θが210度より大きく、330度より小さい場合、移動体が左折したと判定する。
情報処理装置10は、上記の処理を、誘導点を通過したと推定される移動体(例えば、誘導点の所定の範囲内でマップマッチングが成功から失敗に切り替わった移動体)ごとに行い、右折した移動体の数と、左折した移動体の数に基づいて、当該誘導点における移動体の進行方向を特定する。例えば、誘導点において右折または左折した移動体の数に対し、右折した移動体の数の割合が所定の閾値以下(例えば、10%以下)である場合、情報処理装置10は、当該誘導点では右折不可(左折のみ可)と特定する。そして、右折不可と特定した誘導点を用いて施設への経路に関する情報を利用者に提供する場合、情報処理装置10は、当該誘導点において左折することを前提とした経路に関する情報を利用者に提供する。
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、誘導点の候補となる地点の中から、利用頻度の高い地点を誘導点として特定する。そして、実施形態に係る情報処理装置10は、誘導点における移動体の進行方向を特定し、特定した進行方向を前提とした経路に関する情報を利用者に提供する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、既に閉鎖されている誘導点へ利用者を導く事態を防ぎ、誘導点での進行方向を考慮した経路に関する情報を提供できる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置10は、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供することができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、移動履歴データベース31と、施設情報データベース32とを有する。
(移動履歴データベース31について)
移動履歴データベース31は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を記憶する。ここで、図4を用いて、移動履歴データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る移動履歴データベースの一例を示す図である。図4の例において、移動履歴データベース31は、「利用者ID」、「車種」、「位置」、「日時」といった項目を有する。
「利用者ID」は、移動体に搭乗する利用者を識別するための識別情報を示す。「車種」は、移動体の車種を示す。「位置」は、移動体の位置を示し、例えば、緯度及び軽度といった情報が格納される。「日時」は、「位置」に格納された情報が示す位置に移動体が所在した日時を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「利用者#1」により識別される利用者が搭乗する移動体の車種が「車種#1」であり、日時「日時#1」において位置「位置#1」に所在した例を示す。
(施設情報データベース32について)
施設情報データベース32は、施設に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、施設情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る施設情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、施設情報データベース32は、「施設ID」、「所在地」、「誘導点情報」といった項目を有する。
「施設ID」は、施設を識別するための識別情報を示す。「所在地」は、施設の所在地を示す。「誘導点情報」は、「施設ID」に格納された情報が示す施設の誘導点に関する情報を示し、「誘導点ID」、「位置」、「種別」、「進行方向」、「車種」、「利用可能時間帯」といった項目を含む。
「誘導点ID」は、誘導点を識別するための識別情報を示す。「位置」は、誘導点が所在する位置を示す。「種別」は、誘導点の種別を示し、例えば、出入口、入口専用、出口専用などといった情報が格納される。「進行方向」は、誘導点を通過する際の移動体の進行方向を示し、例えば、左折不可、右折不可などといった情報が格納される。「車種」は、誘導点を利用可能な移動体の車種を示す。「利用可能時間帯」は、誘導点が利用可能な時間帯を示す。
すなわち、図5では、施設ID「施設#1」により識別される施設の所在地が「所在地#1」であり、誘導点ID「誘導点#1」により識別される誘導点が位置「位置#11」に所在し、当該誘導点の種別が「入口専用」、進行方向が「左折不可」、車種「指定なし」、利用可能時間帯が「平日」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、取得部41と、判定部42と、特定部43と、付与部44と、受付部45と、提供部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部41について)
取得部41は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する。例えば、図1の例において、取得部41は、利用者が搭乗する移動体の所定期間ごとの位置や、当該位置に移動体が所在した日時、移動体の速度などの情報を示す移動履歴を取得し、移動履歴データベース31に格納する。
また、取得部41は、移動体の目的地である施設を示す移動履歴を取得してもよい。例えば、取得部41は、各種アプリケーション(例えば、カーナビアプリケーション、地図アプリケーションなど)において、利用者が目的地と設定した施設を示す移動履歴を取得する。なお、取得部41は、利用者が出発地と設定した施設を示す移動履歴を取得してもよい。
また、取得部41は、移動体が走行する道路を示す地図情報をさらに取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、地図に関する各種の情報を管理する所定のサーバ装置から、道路情報を示す地図情報を取得する。
また、取得部41は、移動体の車種を示す車種情報をさらに取得してもよい。例えば、取得部41は、各種アプリケーションにおいて利用者が入力した車種情報を取得し、移動履歴データベース31に格納する。
(判定部42について)
判定部42は、取得部41により取得された移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する。例えば、図1の例において、判定部42は、移動履歴データベース31を参照し、マップマッチング技術を利用して移動体が位置した所定間隔ごとの各地点が道路上に位置するか否かを判定する。
また、判定部42は、移動体が移動した経路が、地図情報が示す道路上に位置するか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、マップマッチング技術を用いて、地図情報が示す道路上の位置に補正する処理を行い、補正が成功した地点では、移動体が道路上に位置していたと判定し、補正が失敗した地点では、移動体が道路上に位置していなかったと判定する。
ここで、他のサーバ装置等から取得する地図情報を用いずに、各移動体の移動履歴に基づいて推定した道路上に移動体が位置するか否かを判定したいといった要望が考えられる。したがって、移動体が移動した経路が、移動履歴に基づいて推定される道路上に位置するか否かを判定してもよい。例えば、判定部42は、通過した移動体の数が閾値以上である経路の所定範囲内を道路と推定し、推定した道路上に移動体が位置するか否かを判定する。
(特定部43について)
特定部43は、移動体が移動した経路のうち、判定部42による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する。例えば、特定部43は、施設から所定の範囲内の地点であって、判定部42による判定結果が切り替わる地点に基づいて当該施設の誘導点を特定し、特定した誘導点に関する情報を施設情報データベース32に格納する。
また、特定部43は、判定結果が、移動体が道路上に位置することを示すものから、移動体が道路上に位置しないことを示すものへ切り替わる地点に基づいて、移動体が施設へ入庫するための地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、移動体の位置が道路上から道路外の領域を示すものへ切り替わる地点に基づいて、当該地点を当該領域に対応する施設へ入庫するための誘導点を特定する。
ここで、施設へ入庫するため地点だけでなく、施設から出庫するための地点を特定したいといった要望が考えられる。したがって、特定部43は、判定結果が、移動体が道路上に位置しないことを示すものから、移動体が道路上に位置することを示すものへ切り替わる地点に基づいて、移動体が施設から出庫するための地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、移動体の位置が、道路外の領域から道路上を示すものへ切り替わる地点に基づいて、当該領域に対応する施設から出庫するための誘導点として特定する。
なお、特定部43は、誘導点の種別を特定してもよい。例えば、特定部43は、誘導点が入口専用か出口専用かを特定してもよい。具体的な例を挙げると、誘導点から所定の範囲内において、位置が道路上から道路外を示すものへ切り替わる移動体の数が所定の閾値以下(例えば、誘導点を通過する移動体の総数の10%以下)である場合、特定部43は、当該誘導点を出口専用と特定する。また、誘導点から所定の範囲内において、位置が道路外の領域から道路上を示すものへ切り替わる移動体の数が所定の閾値以下である場合、特定部43は、当該誘導点を入口専用と特定する。
また、特定部43は、移動体が通過した回数が所定の閾値以上である地点に基づいて、基準となる地点を特定してもよい。例えば、所定の範囲内において、判定部42による判定結果が切り替わった移動体の数が所定の閾値以上である場合、特定部43は、当該所定の範囲に対応する地点に基づいて、誘導点を特定する。
さらに、カーナビアプリケーションや地図アプリケーションなどにおいて利用者が設定した目的地(施設)を示す移動履歴に基づいて誘導点を特定することにより、誘導点がいずれの施設へ入庫するための誘導点であるか正確に特定したいといった要望が考えられる。したがって、特定部43は、移動履歴が示す施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、移動体の位置が道路上から道路外の領域を示すものへ切り替わる地点に基づいて、当該移動体の目的地として設定された施設へ入庫するための誘導点を特定する。なお、取得部41が、利用者が出発地と設定した施設を示す移動履歴を取得した場合、特定部43は、移動体の位置が道路外の領域から道路上を示すものへ切り替わる地点に基づいて、当該移動体の出発地として設定された施設から出庫するための誘導点を特定してもよい。
また、特定部43は、移動体が施設へ入庫するための地点、若しくは、移動体が施設から出庫するための地点として予め設定された地点の中から、基準となる地点を特定してもよい。例えば、図1の例において、特定部43は、施設Aへの入口や、施設Aの駐車場への入口などの候補となる地点P1~P10をそれぞれ通過した移動体の数に基づいて、地点P1~P10の中から誘導点を特定する。また、特定部43は、施設からの出口や、施設の駐車場からの出口などの候補となる地点の中から、施設から所定の目的地への経路を利用者に提供する際の基準となる誘導点を特定する。
さらに、所定の時間帯や曜日で利用可能な誘導点や、所定の車種が利用可能な誘導点を特定することにより、施設に関する適切な経路を利用者に提供したいといった要望が考えられる。したがって、特定部43は、所定の時間帯ごとに、基準となる地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、所定の時間帯において誘導点を通過する移動体の数が、他の時間帯のものと比較して所定の閾値以上少ない場合(例えば、他の時間帯において通過する移動体の数の10%以下である場合)、当該誘導点が、当該所定の時間帯において利用不可能な誘導点であると特定する。
また、特定部43は、所定の曜日ごとに、基準となる地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、所定の曜日において誘導点を通過する移動体の数が、他の曜日のものと比較して所定の閾値以上少ない場合、当該誘導点が、当該所定の曜日において利用不可能な誘導点であると特定する。
また、特定部43は、車種情報と判定結果とに基づいて、移動体の車種ごとに基準となる地点を特定してもよい。例えば、特定部43は、所定の車種の移動体が誘導点を通過する数が、他の車種の移動体と比較して所定の閾値以上少ない場合、当該誘導点が、当該所定の車種の移動体が利用不可能な誘導点であると特定する。
さらに、誘導点を通過する際の移動体の進行方向を特定することにより、施設に関する適切な経路を利用者に提供したいといった要望が考えられる。したがって、特定部43は、基準となる地点を中心とした移動体の回転角度に基づいて、基準となる地点を移動体が通過する際の進行方向をさらに特定してもよい。例えば、図2の例において、特定部43は、マップマッチングが成功から失敗に切り替わる地点pt0を中心とした移動体の回転角度に基づいて、地点pt0に対応する誘導点における移動体の進行方向を特定する。
また、特定部43は、基準となる地点を移動体が通過する際に進行可能な方向をさらに特定してもよい。例えば、図2の例において、特定部43は、誘導点を通過する際に、移動体が右折不可であるか、左折不可であるか等を特定する。
(付与部44について)
付与部44は、基準となる地点を移動体が通過した回数に基づいて、施設に関する経路を提供する際に利用する優先度を基準となる地点に付与する。例えば、特定部43が特定した誘導点から所定の範囲内を通過した移動体の数に基づいて、施設の各誘導点に優先度を付与する。具体的な例を挙げると、図1の例において、付与部44は、誘導点の候補となる地点P1~P10の各地点から所定の範囲内を通過した移動体の数をそれぞれ集計し、集計した数が多いほど高い優先度を付与する。
(受付部45について)
受付部45は、施設に関する経路の提供要求を利用者から受け付ける。例えば、図1の例において、受付部45は、利用者U3から、施設Aを目的地とする経路の提供要求を受け付ける。また、受付部45は、誘導点が特定された施設を出発地とする経路の提供要求を利用者から受け付ける。
(提供部46について)
提供部46は、受付部45により受け付けられた提供要求に基づいて、基準となる地点に基づく経路を利用者に提供する。例えば、誘導点が特定された施設への経路の提供要求が受け付けられた場合、提供部46は、施設情報データベース32を参照し、施設の誘導点に基づく経路を利用者に提供する。また、誘導点が特定された施設を出発地とする経路の提供要求が受け付けられた場合、提供部46は、施設の誘導点に基づく経路を利用者に提供する。具体的な例を挙げると、提供部46は、利用者が搭乗する移動体が所在する施設内の位置(例えば、駐車場)から、誘導点(出口)を経由して施設から出庫する経路を提供する。
また、提供部46は、基準となる地点と、基準となる地点に対応する進行方向とに基づく経路を利用者に提供してもよい。例えば、右折不可と特定した誘導点を用いて施設への経路に関する情報を利用者に提供する場合、提供部46は、当該誘導点において左折することを前提とした経路に関する情報を利用者に提供する。
なお、提供部46は、基準となる地点に付与された優先度に基づいて、施設への経路を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部46は、優先度の上位3つの地点P8、P10、P6のいずれかを誘導点として抽出し、抽出した地点に基づく経路に関する情報を利用者U3に提供する。
〔3.特定処理のフロー〕
図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の特定処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る特定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報処理装置10は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する(ステップS101)。続いて、情報処理装置10は、移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する(ステップS102)。続いて、情報処理装置10は、判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定し(ステップS103)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.利用者が搭乗する移動体及び移動履歴について〕
上述の実施形態において、移動体が、利用者が搭乗して運転する例を示したが、移動体はこのような例に限定されず、例えば、自動運転車両等であってもよい。また、上述の実施形態において、特定部43が、GPSセンサにより検出される情報や、各種アプリケーションの利用履歴などに基づいて誘導点を特定する例を示したが、特定部43の機能はこのような例に限定されない。例えば、特定部43は、自動運転車両における物体の認識技術による認識結果に基づいて、誘導点を特定してもよい。具体的な例を挙げると、特定部43は、道路から駐車場へ入庫したことを示す自動運転車両の認識結果に基づいて誘導点を特定してもよい。
〔4-2.利用者に提供する経路について〕
上述の実施形態において、提供部46が、誘導点に基づき、施設への経路を利用者に提供する例を示したが、提供部46の機能はこのような例に限定されない。例えば、施設内(屋上等)に駐車場がある場合、提供部46は、移動履歴に基づいて、誘導点から施設内に入庫し、施設内の駐車場に至るまでの経路を利用者に提供してもよい。
〔4-3.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、取得部41と、判定部42と、特定部43と、付与部44と、受付部45と、提供部46とを有する。取得部41は、利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する。判定部42は、取得部41により取得された移動履歴に基づいて、移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する。特定部43は、移動体が移動した経路のうち、判定部42による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する。また、特定部43は、判定結果が、移動体が道路上に位置することを示すものから、移動体が道路上に位置しないことを示すものへ切り替わる地点に基づいて、移動体が施設へ入庫するための地点を特定する。また、特定部43は、判定結果が、移動体が道路上に位置しないことを示すものから、移動体が道路上に位置することを示すものへ切り替わる地点に基づいて、移動体が施設から出庫するための地点を特定する。また、移動体が通過した回数が所定の閾値以上である地点に基づいて、基準となる地点を特定する。付与部44は、基準となる地点を移動体が通過した回数に基づいて、施設に関する経路を提供する際に利用する優先度を基準となる地点に付与する。受付部45は、施設に関する経路の提供要求を利用者から受け付ける。提供部46は、受付部45により受け付けられた提供要求に基づいて、基準となる地点に基づく経路を利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、施設の出入口と推定される地点(誘導点)を特定し、誘導点に基づく経路を利用者に提供できるため、施設への適切な経路に関する情報を利用者に提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、取得部41は、移動体の目的地である施設を示す移動履歴を取得する。そして、特定部43は、移動履歴が示す施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、カーナビアプリケーションや地図アプリケーションなどにおいて利用者が設定した目的地(施設)を示す移動履歴に基づいて誘導点を特定することができるため、誘導点がいずれの施設へ入庫するための誘導点であるか正確に特定できる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、取得部41は、移動体が走行する道路を示す地図情報をさらに取得する。そして、判定部42は、移動体が移動した経路が、地図情報が示す道路上に位置するか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、地図情報に基づいて移動体が道路上に位置するか否かを判定して誘導点を特定できるため、誘導点を正確に特定できる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、特定部43は、移動体が施設へ入庫するための地点、若しくは、移動体が施設から出庫するための地点として予め設定された地点の中から、基準となる地点を特定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、予め誘導点の候補として設定された地点から誘導点を特定できるため、誘導点を正確に特定できる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、特定部43は、所定の時間帯ごとに、基準となる地点を特定する。また、特定部43は、所定の曜日ごとに、基準となる地点を特定する。また、取得部41は、移動体の車種を示す車種情報をさらに取得する。そして、特定部43は、車種情報と判定結果とに基づいて、移動体の車種ごとに基準となる地点を特定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の時間帯や曜日で利用可能な誘導点や、所定の車種が利用可能な誘導点を特定することができるため、施設に関する適切な経路を利用者に提供できる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、特定部43は、基準となる地点を中心とした移動体の回転角度に基づいて、基準となる地点を移動体が通過する際の進行方向をさらに特定する。そして、提供部46は、基準となる地点と、基準となる地点に対応する進行方向とに基づく経路を利用者に提供する。また、特定部43は、基準となる地点を移動体が通過する際に進行可能な方向をさらに特定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、誘導点における移動体の進行方向を特定し、特定した進行方向を前提とした経路に関する情報を利用者に提供することができるため、施設に関する適切な経路を利用者に提供できる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。図7は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報処理装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 移動履歴データベース
32 施設情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 判定部
43 特定部
44 付与部
45 受付部
46 提供部
100 端末装置

Claims (17)

  1. 利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された移動履歴に基づいて、前記移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する判定部と、
    前記移動体が移動した経路のうち、前記判定部による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する特定部と
    を有することを特徴とする特定装置。
  2. 前記特定部は、
    前記判定結果が、前記移動体が道路上に位置することを示すものから、前記移動体が道路上に位置しないことを示すものへ切り替わる地点に基づいて、前記移動体が前記施設へ入庫するための地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の特定装置。
  3. 前記特定部は、
    前記判定結果が、前記移動体が道路上に位置しないことを示すものから、前記移動体が道路上に位置することを示すものへ切り替わる地点に基づいて、前記移動体が前記施設から出庫するための地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の特定装置。
  4. 前記特定部は、
    前記移動体が通過した回数が所定の閾値以上である地点に基づいて、前記基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  5. 前記取得部は、
    前記移動体の目的地である施設を示す前記移動履歴を取得し、
    前記特定部は、
    前記移動履歴が示す施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  6. 前記取得部は、
    前記移動体が走行する道路を示す地図情報をさらに取得し、
    前記判定部は、
    前記移動体が移動した経路が、前記地図情報が示す道路上に位置するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  7. 前記判定部は、
    前記移動体が移動した経路が、前記移動履歴に基づいて推定される道路上に位置するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  8. 前記特定部は、
    前記移動体が前記施設へ入庫するための地点、若しくは、前記移動体が前記施設から出庫するための地点として予め設定された地点の中から、前記基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  9. 前記基準となる地点を前記移動体が通過した回数に基づいて、前記施設に関する経路を提供する際に利用する優先度を前記基準となる地点に付与する付与部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  10. 前記特定部は、
    所定の時間帯ごとに、前記基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  11. 前記特定部は、
    所定の曜日ごとに、前記基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  12. 前記取得部は、
    前記移動体の車種を示す車種情報をさらに取得し、
    前記特定部は、
    前記車種情報と前記判定結果とに基づいて、前記移動体の車種ごとに前記基準となる地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1から11のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  13. 前記施設に関する経路の提供要求を利用者から受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた提供要求に基づいて、前記基準となる地点に基づく経路を利用者に提供する提供部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から12のうちいずれか1つに記載の特定装置。
  14. 前記特定部は、
    前記基準となる地点を中心とした前記移動体の回転角度に基づいて、前記基準となる地点を前記移動体が通過する際の進行方向をさらに特定し
    前記提供部は、
    前記基準となる地点と、前記基準となる地点に対応する前記進行方向とに基づく経路を利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項13に記載の特定装置。
  15. 前記特定部は、
    前記基準となる地点を前記移動体が通過する際に進行可能な方向をさらに特定する
    ことを特徴とする請求項14に記載の特定装置。
  16. 特定装置が実行する特定方法であって、
    利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された移動履歴に基づいて、前記移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する判定工程と、
    前記移動体が移動した経路のうち、前記判定工程による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する特定工程と
    を含むことを特徴とする特定方法。
  17. 利用者が搭乗する移動体の移動履歴を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された移動履歴に基づいて、前記移動体が移動した経路が道路上に位置するか否かを判定する判定手順と、
    前記移動体が移動した経路のうち、前記判定手順による判定結果が切り替わる地点に基づいて、対応する位置に所在する施設に関する経路を利用者に提供する際の基準となる地点を特定する特定手順と
    をコンピュータに実行させるための特定プログラム。
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