JP2022077275A - 駆動装置、及び駆動装置の組立て方法 - Google Patents

駆動装置、及び駆動装置の組立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アーム、減速機、及びモーター等を複数の介在部材を接合しながら組立てる場合、グリスがモーター内に侵入することを防止する駆動装置を提供する。【解決手段】駆動装置は、モーター200と、第1の厚みT1を有するウェーブジェネレーター310、フレックスプライン330、第1の厚みT1より大きい厚みT2を有するサーキュラスプライン360からなる波動歯車装置300と、モーター200の筐体を兼ねるフランジ220を有するハウジング210と、フランジ220の内側に固定されてシャフト280の外周に沿うオイルシール500と、を有し、フランジ220とは反対方向にウェーブジェネレーター310を寄せることで、各部材により内部空間Sを構成し、内部空間SをグリスGで充填した場合、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1を、他の部材間の距離D2,D3よりも小さくした。【選択図】図3

Description

本発明は、駆動装置、及び駆動装置の組立て方法に関する。
従来、モーターや減速機のアームへの組立てといった作業を含めた産業用のロボットを組立てる場合、筐体を有する市販のサーボモーターと市販の減速機とを複数の介在部材を接合して駆動装置を組立てている。なお、減速機のグリスをシールする手法として、特許文献1の回転機械のオイルシール保護装置に記載される従来例では、シャフトにオイルシールを設け、減速機内部のグリスがモーター内部に侵入するのを防いでいる。
特開平10-19133号公報
アーム、減速機、及びモーター等を複数の介在部材を接合しながら組立てる場合、潤滑機能を果たすグリスを注入する必要がある。その場合、グリスがモーター内に侵入する懸念があった。
駆動装置は、シャフトを有するモーターと、前記シャフトの軸方向に第1の厚みを有するウェーブジェネレーターと、前記ウェーブジェネレーターの外周に沿って撓み変形するフレックスプラインと、前記フレックスプラインを介して前記ウェーブジェネレーターの回転と連動すると共に、前記シャフトの前記軸方向に前記第1の厚みより大きい厚みを有するサーキュラスプラインと、からなる波動歯車装置と、前記モーターの筐体を兼ねると共に、前記サーキュラスプラインの一部を固定するためのフランジを有する少なくとも1つの介在部材と、前記フランジの内側に固定され、前記シャフトの外周に沿うオイルシールと、を有し、前記シャフトの軸を含む断面で、前記軸に対して垂直方向から見た場合、前記フランジとは反対方向に前記ウェーブジェネレーターを寄せることで、前記シャフトと、前記シャフトに固定される前記ウェーブジェネレーターと、前記フレックスプラインと、前記サーキュラスプラインと、前記フランジと、前記オイルシールと、によって内部空間を構成し、前記内部空間をグリスで充填した上で、前記シャフトの前記軸方向に関し、前記オイルシールと前記ウェーブジェネレーターとの間の距離を、他の部材間の距離よりも小さくした。
駆動装置の組立て方法は、シャフトを有するモーターと、ウェーブジェネレーターを有する波動歯車装置と、前記モーターの筐体を兼ねると共に前記波動歯車装置の一部を固定するためのフランジを有する少なくとも1つの介在部材と、前記シャフトの外周に沿うオイルシールと、を組立てる組立て工程の途中で、前記シャフトと、前記波動歯車装置と、前記フランジと、前記オイルシールと、によって構成される内部空間にグリスを充填させる工程を有し、前記組立て工程の終了後には、前記内部空間において、前記シャフトの軸方向に対し、前記オイルシールと前記ウェーブジェネレーターとの間の距離は、他の部材間の距離よりも小さくなる。
本実施形態に係る駆動装置を備えたロボットの概略構成を示す斜視図。 本実施形態に係る駆動装置の概略構成を示す断面図。 本実施形態に係る駆動装置の要部を示す拡大図。 本実施形態に係る駆動装置の組立て方法を示す図。 本実施形態に係る駆動装置の組立て方法を示す図。 本実施形態に係る駆動装置の組立て方法を示す図。 本実施形態に係る駆動装置の組立て方法を示す図。
1.実施形態
本実施形態に係る駆動装置100を備えたロボット10について説明する。
本実施形態のロボット10は、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送、及び組立等の作業を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る駆動装置100を備えたロボット10の概略構成を示す斜視図である。
ロボット10は、図1に示すように、例えば6軸の垂直多関節ロボットであり、基台11と、基台11に接続されたロボットアーム12と、ロボットアーム12の先端部に設けられた力の検出器14及びハンド13と、を備えている。また、ロボット10は、ロボットアーム12を駆動させる動力を発生させる複数の駆動装置100と、複数の駆動装置100を制御する制御装置15を備えている。
基台11は、ロボット10を任意の設置箇所に取り付ける部分である。なお、基台11の設置箇所は、特に限定されず、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上等が挙げられる。
ロボットアーム12は、複数のアーム(第1アーム121、第2アーム122、第3アーム123、第4アーム124、第5アーム125、第6アーム126)を備え、これらが基端側から先端側に向ってこの順に連結されている。第1アーム121は基台11に接続されている。
駆動装置100は、基台11から第1アーム121へ駆動力を伝達し、第1アーム121を基台11に対して回動させる。第6アーム126の先端には、例えば、各種部品等を把持するハンド13(エンドエフェクター)が着脱可能に取り付けられている。ハンド13は、2本の指131,132を有しており、指131,132で例えば各種部品等を把持することができる。
基台11には駆動装置100が設けられている。駆動装置100は、第1アーム121を駆動するサーボモーター等のモーター200及び波動歯車装置300(減速装置)を有している。また、図示省略するが、各アーム121~126にも、それぞれ、モーター及び減速装置を有する複数の駆動装置が設けられている。そして、各駆動装置は、制御装置15により制御される。
このようなロボット10では、波動歯車装置300が、基台11及び第1アーム121の一方から他方へ駆動力を伝達する。具体的には、波動歯車装置300が、第1アーム121を基台11に対して回動させる駆動力を、基台11側から第1アーム121側へ伝達する。ここで、波動歯車装置300が減速装置として機能することにより、モーター200の回転を減速し、駆動力を向上させて、第1アーム121を基台11に対して回動させる。
図2は、本実施形態に係る駆動装置100の概略構成を示す断面図である。また、図2では、シャフト280の中心軸Aを中心とした断面図としている。図3は、本実施形態に係る駆動装置100の要部を示す拡大図である。
図2、図3を参照して、駆動装置100について説明する。
なお、図2以降では、説明の便宜上、図面視で、図面の上側を上側、上方向、上部とし、図面の下側を下側、下方向、下部として説明する。
本実施形態の駆動装置100は、上述したように、モーター200及び波動歯車装置300(減速装置)を有して構成されている。
本実施形態に係るモーター200について説明する。
本実施形態のモーター200は、いわゆるサーボモーターを用いている。具体的には、ACサーボモーターを用いている。なお、モーター200としては、特に限定されず、例えば、DCサーボモーターやステッピングモーター等が挙げられる。モーター200は、図2に示すように、ローター270と、ステーター290と、少なくとも1つの介在部材としてハウジング210等を備えている。ハウジング210は、後述するケース240と共に、モーター200の筐体を兼ねている。
図2に示すように、ハウジング210の上側端部と、ハウジング210の下側となるケース240の中心部には、ベアリング401,402が設置されている。また、ハウジング210の上側端部にはフランジ220が形成されている。なお、シャフト280の軸は、回転の中心となる中心軸Aと同一としている。
ベアリング401,402は、内輪と外輪とを含んで構成される転がり軸受けである。シャフト280の両端部は、ベアリング401,402の内輪にそれぞれ締まり嵌めで固定される。一方のベアリング401の外輪は、後述するハウジング210(フランジ220)のモーター支持部221に支持される。また、他方のベアリング402の外輪は、ケース240に支持される。なお、ケース240はハウジング210に固定される。
モーター200のシャフト280は、ベアリング401,402を介して、ハウジング210及びケース240に支持され、中心軸A周りに回転する。シャフト280は、ベアリング401側の端部280aで、波動歯車装置300と連結し、駆動力を波動歯車装置300に伝達する。また、シャフト280は、ベアリング402側の端部280bで、シャフト280の回転を検出する回転検出器260と連結されている。
モーター200について更に説明する。
ローター270は、回転軸となるシャフト280と磁石271とを備えている。シャフト280は中心軸Aの方向に沿って縮径された円柱状に形成される。シャフト280は鉄等の軟磁性材料で構成されている。シャフト280はベアリング401,402を介して中心軸A周りに回転可能に支持されている。
磁石271は、シャフト280の中心軸A周りに沿った外周面に固定されている。磁石271は、環状に形成され、周方向に複数並べて配置されている。磁石271は、周方向に複数の磁極が形成された多極構造を有している。磁石271は、例えば6つの磁石片で構成され、極性は周方向でNSNSNSとなるように構成されている。磁石271はステーター290に囲まれる。
ステーター290は、ローター270を中心軸A周りに囲む。ステーター290は、円筒状に形成され、周方向に所定間隔で配置され、それぞれコアとなる鉄芯291の周りにコイル292を備えている。
このように構成されるモーター200に対して、ステーター290に交流電流を流した場合、ステーター290は電磁石となり、交流のため電流の向きと大きさが交互に切り替わることにより、ステーター290はN極やS極に切り替わる。それに伴い、ローター270の磁石271を引き付けたり反発させたりすることで、ローター270(シャフト280)が回転する。
本実施形態に係るハウジング210について説明する。
図2に示すように、モーター200の上側に波動歯車装置(減速装置)300が設置される。ハウジング210にはフランジ220が形成されている。フランジ220は、ハウジング210の上側端部で、中心軸Aに対して垂直方向(径方向)に概円盤状に延びて形成されている。
フランジ220は、モーター200を支持するモーター支持部221と、波動歯車装置300を支持する減速装置支持部222と、基台11の筐体に取り付ける基台取付部223とを含み、これらは、一体的に1部品で構成されている。
本実施形態では、モーター支持部221と、減速装置支持部222と、基台取付部223とがフランジ220(ハウジング210)として一体的に1部品で構成されることにより、駆動装置100を、他の部品を介さずに直接基台11に固定することができる。なお、基台取付部223には、駆動装置100を基台11に固定するための固定用ネジ穴229が形成されている。
図2、図3に示すように、中心軸Aを中心としたフランジ220の中心部となるモーター支持部221には、シャフト280を挿通すると共に、ベアリング401及びオイルシール固定部材250を、内周面に設置するための開口を有し、上方向に突出して形成される概円筒状の固定用突起部225が形成されている。なお、オイルシール固定部材250は、後述するオイルシール500を固定するための部材である。
図3に示すように、固定用突起部225の内周面226には、シャフト280を回転可能に軸支する上述したベアリング401が設置される。内周面226の上側には、オイルシール固定部材250を設置する内周面227が形成されている。本実施形態では、オイルシール固定部材250は内周面227に隙間なく密に溶接されてモーター支持部221と一体となる。
本実施形態では、フランジ220を含めたハウジング210と、オイルシール固定部材250とは、金属部材のアルミニウムで構成されている。なお、ハウジング210は、フランジ220を含めて、アルミニウムの一体成型で構成されている。ケース240もアルミニウムの一体成型で構成されている。
図3に示すように、オイルシール固定部材250は、中心にシャフト280の端部280aを挿通する開口を有して環状に形成される。オイルシール固定部材250は、固定用突起部225の内周面227に溶接される本体部251と、オイルシール500の外周側を固定する壁部252と、壁部252から開口にかけて形成される凹部253とを有して形成されている。
オイルシール固定部材250は、オイルシール500を凹部253に設置することで、オイルシール500を環状に取り囲む。オイルシール500が、オイルシール固定部材250の凹部253に設置されることにより、オイルシール500のリップ面501は、シャフト280の外周面281に沿って密着する。シャフト280は、リップ面501を摺動して回転する。
本実施形態に係る波動歯車装置300について説明する。
本実施形態の波動歯車装置300は減速装置である。波動歯車装置300は、シャフト280により入力された駆動力の回転を高い減速比で減速して出力する。出力側では、減速比に比例した高いトルクを得ることができる。図2、図3に示すように、波動歯車装置300は、ウェーブジェネレーター310、フレックスプライン330、サーキュラスプライン360を備えて構成されている。
サーキュラスプライン360は、中心軸Aの径方向において、実質的に撓まない剛体で構成された歯車であって、内歯(図示省略)を備える環状の内歯歯車である。サーキュラスプライン360は、フレックスプライン330を介してウェーブジェネレーター310の回転と連動する。
環状のサーキュラスプライン360は、ロボット10のアーム(図1では、第1アーム121)に連結させる連結部361と、サーキュラスプライン360をフランジ220の減速装置支持部222に固定する固定部362との2つの部位で構成されている。また、サーキュラスプライン360は、シャフト280の中心軸A方向に、後述するウェーブジェネレーター310の突出部318を含めた本体部313の第1の厚みT1(図2)より大きい厚みT2(図2)を有している。
連結部361は、上側端部で中心軸Aの径方向内側に、上述した内歯(図示省略)を備えて形成される。連結部361には、第1アーム121と連結するための固定用ネジ穴363が形成されている。固定部362は、フランジ220の減速装置支持部222に固定する挿通孔364を備えている。
なお、連結部361と固定部362とは、ベアリング365により連結されており、固定部362に対して連結部361が回転可能に構成されている。なお、ベアリング365は、いわゆるクロスローラーベアリングであり、回転軸に対して+45°と-45°との角度で交互にローラーが配置され、ラジアルとスラストの両方の荷重を受けられる軸受けである。
フレックスプライン330は、サーキュラスプライン360の内側に挿通されている。フレックスプライン330は、中心軸Aの径方向に、ウェーブジェネレーター310の外周に沿って撓み変形可能な可撓性を有する筒状部331を備える歯車であって、サーキュラスプライン360の内歯に噛み合う外歯(図示省略)を備える外歯歯車である。外歯は、筒状部331の上側端部で中心軸Aの径方向外側に形成される。フレックスプライン330の歯数は、サーキュラスプライン360の歯数よりも少ない。
フレックスプライン330は、筒状部331に加え、筒状部331の下側端部から中心軸Aの径方向外側に延びる鍔部332を備えている。鍔部332は、環状のサーキュラスプライン360(連結部361、固定部362)と、フランジ220の減速装置支持部222との間に配置されている。
鍔部332は、サーキュラスプライン360の固定部362の挿通孔364に相対して挿通孔333を備えている。なお、減速装置支持部222にサーキュラスプライン360の固定部362とフレックスプライン330の鍔部332とを固定する場合、サーキュラスプライン360の固定部362の挿通孔364と、フレックスプライン330の鍔部332の挿通孔333とにボルトB1を挿通し、減速装置支持部222に形成される固定用ネジ穴228に螺合させる。
ウェーブジェネレーター310は、波動発生部311と突出部318とを備える。波動発生部311の回転中心には、シャフト280の端部280aを挿通する挿通孔312が形成されている。なお、シャフト280の端部280aは、円柱状で先端側に進むにつれて縮径されて形成されている。挿通孔312は、縮径されて形成される端部280aの外周面に沿って形成されている。
突出部318は、挿通孔312のモーター200側(下側)の周縁において、中心軸A方向から見た場合、オイルシール500を覆う径方向の距離を有し、中心軸Aに対して垂直方向から見た場合、オイルシール500に向かって環状に突出して形成されている。
シャフト280の端部280aの先端部には、中心軸Aに沿って形成される固定用ネジ穴282が形成されている。挿通孔312にシャフト280の端部280aを挿通し、シャフト280の固定用ネジ穴282に、止め輪370を介してボルトB2を挿入して螺合させることにより、シャフト280の先端部にウェーブジェネレーター310が固定される。これにより、シャフト280の回転に連動してウェーブジェネレーター310が回転する。
波動発生部311は、本体部313と、本体部313の外周に装着されているベアリング314とを備えている。上述した挿通孔312は、本体部313に形成されている。なお、本体部313は、中心軸A方向から見た場合、外周が楕円形又は長円形に形成されている。
図3に示すように、ベアリング314は、内輪315と、外輪316と、これらの間に配置される複数のボール317とを備える転がり軸受けである。内輪315は、本体部313の外周に嵌め込まれ、本体部313の外周面に沿って楕円形又は長円形に弾性変形している。それに伴って、外輪316も楕円形又は長円形に弾性変形している。
また、内輪315の外周面及び外輪316の内周面は、それぞれ複数のボール317を周方向に沿って案内させつつ転動させる軌道面となっている。また、複数のボール317は、互いの周方向での間隔を一定に保つように図示省略する保持器により保持されている。
ここで、ウェーブジェネレーター310をシャフト280に固定した場合、ウェーブジェネレーター310は、フレックスプライン330の内側に挿通する状態になる。また、ウェーブジェネレーター310は、シャフト280の軸としての中心軸Aを含む断面で、中心軸Aの方向に対して垂直方向から見た場合、フランジ220とは反対方向にウェーブジェネレーター310を寄せた状態となる。この固定により、ウェーブジェネレーター310は、中心軸Aの周りに回転可能となる。
波動発生部311は、フレックスプライン330の筒状部331の内周面に接し、筒状部331を楕円形又は長円形に撓めて(弾性変形させて)筒状部331の外歯を、サーキュラスプライン360(連結部361)の内歯に部分的に噛み合わせる。一般的に、フレックスプライン330がウェーブジェネレーター310に楕円状に撓められた場合、長軸の部分でサーキュラスプライン360と歯が噛み合い、短軸の部分では歯が完全に離れた状態となる。これにより、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360とは、中心軸A周りに回転可能に内外で噛み合わされる。
このように構成される駆動装置100において、ウェーブジェネレーター310に、モーター200からの駆動力が入力されると、フレックスプライン330及びサーキュラスプライン360は、互いの噛み合い位置が周方向に順次移動しながら、歯数差に起因して中心軸A周りに相対的に回転する。
本実施形態では、フレックスプライン330の鍔部332と、サーキュラスプライン360の固定部362とが、フランジ220(減速装置支持部222)に固定されている。そのため、サーキュラスプライン360の連結部361が、フレックスプライン330と噛み合うことで、連結部361が中心軸A周りに相対的に回転する。
これにより、駆動源であるモーター200のシャフト280からウェーブジェネレーター310に入力された駆動力の回転が減速され、サーキュラスプライン360(連結部361)から出力される。そして、出力側では、減速比に比例したトルクを得ることができる。すなわち、ウェーブジェネレーター310を入力側、サーキュラスプライン360(連結部361)を出力側とする減速装置としての波動歯車装置300を実現することができる。
図4A~図4Dは、本実施形態の駆動装置100の組立て方法を示す図である。図4A~図4Dを参照して、駆動装置100の組立て方法(組立て工程)の一例について説明する。但し、図4A~図4Dにおいて、モーター200は要部のみを図示し、モーター200の組立て方法の説明は省略する。なお、駆動装置100の組立ての順序については下記に限定されない。また、接合等の方法も1つに限定されない。
図4Aに示すように、前提として、モーター200は、ハウジング210、ケース240(図2)内部に回転可能に組立てられている状態であること。また、ハウジング210にオイルシール固定部材250が固定(接合)されて、オイルシール500がオイルシール固定部材250に組み込まれ、オイルシール500のリップ面501(図3)が、シャフト280の外周面281に密着していることを前提とする。
本実施形態の組立て工程は、フレックスプライン/サーキュラスプライン取付け工程と、グリス注入工程と、ウェーブジェネレーター取付け工程とからなる。
図4Bに示すように、ハウジング210のフランジ220(減速装置支持部222)に、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360とを組付ける。詳細には、フレックスプライン330の鍔部332の挿通孔333を、減速装置支持部222の固定用ネジ穴228に合せる。そして、鍔部332の上部にサーキュラスプライン360を載置して、固定部362の挿通孔364を鍔部332の挿通孔333に合せる。その後、ボルトB1を挿通孔364,333に上方向から挿通させ、固定用ネジ穴228に螺合させる。これにより、ハウジング210のフランジ220(減速装置支持部222)に、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360とを組付ける。
この工程は、フレックスプライン/サーキュラスプライン取付け工程となる。
なお、本実施形態では、フレックスプライン/サーキュラスプライン取付け工程では、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360とを別々に取り付けているが、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360とが最初にサブ組みされた状態であってもよい。その場合には、フレックスプライン330とサーキュラスプライン360との位置を合せる必要が無く、サブ組みされた状態で、挿通孔364,333を減速装置支持部222の固定用ネジ穴228に合せた後、ボルトB1を挿通孔364,333に上方向から挿通させ、固定用ネジ穴228に螺合させることでよい。
次に、図4Cに示すように、フレックスプライン330と、フランジ220と、オイルシール固定部材250と、オイルシール500と、シャフト280の端部280aとにより、囲まれて構成される溝部600にグリスGを注入する。なお、オイルシール500は、オイルシール固定部材250に固定され、リップ面501をシャフト280の外周面281に沿って密着させることで、ベアリング401を介してモーター200内部へグリスGが入り込むのを防止している。
この工程は、溝部600へのグリス注入工程となる。
なお、シャフト280は、オイルシール500のリップ面501を外周面281に沿って密着させ、このリップ面501を摺動して回転する。この場合、オイルシール500の寿命を考慮した場合、リップ面501には、グリスGを介在させて潤滑状態で使用することが必要になる。グリスGは、リップ面501と外周面281に存在する微細な凹凸において、薄い液膜を形成しながら循環する。しかし、漏れ方向に少し滲み出したグリスGは、シャフト280の回転による影響で生じるポンプ効果により押し戻されるため、ベアリング401側に漏れることが防止される。
次に、図4Dに示すように、ウェーブジェネレーター310をシャフト280の端部280aに組付ける。詳細には、ウェーブジェネレーター310の挿通孔312に、シャフト280の端部280aを挿通する。そして、止め輪370を介して、上方向からボルトB2をシャフト280の固定用ネジ穴282に螺合する。これにより、ウェーブジェネレーター310をシャフト280の端部280aに組付ける。
この工程は、ウェーブジェネレーター取付け工程となる。
なお、図4Cに示す溝部600へのグリス注入工程と、図4Dに示すウェーブジェネレーター取付け工程とが、内部空間SにグリスGを充填させるグリス充填工程に対応する。
以上の組立て工程により、駆動装置100が完成する。
図2、図3、図4Dに示すように、駆動装置100が完成した状態では、シャフト280と、シャフト280に固定されるウェーブジェネレーター310と、フレックスプライン330と、サーキュラスプライン360と、フランジ220と、オイルシール固定部材250と、オイルシール500と、によって内部空間Sが構成される。
本実施形態では、図4Cに示すように、組立てにおいて溝部600にグリスGを注入しているため、最後にウェーブジェネレーター310をシャフト280に固定することで構成される内部空間Sには、グリスGが充填されることになる。
本実施形態では、図2、図3、図4Dに示すように、内部空間SをグリスGで充填した駆動装置100の完成状態では、シャフト280の中心軸A方向に関し、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離を、他の部材間の距離よりも小さくしている。
具体的には、図3に示すように、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離を、オイルシール500のウェーブジェネレーター310側の端面502と、ウェーブジェネレーター310の突出部318の端面319との距離D1とする。そして、この距離D1は、他の部材間の距離としての、ウェーブジェネレーター310の波動発生部311と、フランジ220の固定用突起部225の端面225aとの距離D2や、ウェーブジェネレーター310の波動発生部311と、フランジ220の減速装置支持部222の端面222aとの距離D3よりも小さくしている。
本実施形態の駆動装置100において、図3に示すように、波動歯車装置300が、モーター200に対して紙面の上方向(鉛直上方とする)に位置する場合、シャフト280の中心軸Aを含む断面で、中心軸Aに対して垂直方向から見た場合、グリスGを充填した内部空間Sには、オイルシール500よりも鉛直下方(詳細にはオイルシール500の端面502よりも鉛直下方)に位置する領域を備えることになる。
具体的には、図3に斜線で示すように、グリスGで充填された内部空間Sにおいて、オイルシール500の端面502と固定用突起部225の端面225aとにより形成される領域C1と、オイルシール500の端面502と減速装置支持部222の端面222aとにより形成される領域C2とが、オイルシール500よりも鉛直下方に位置する領域となる。また、領域C1,C2は、径方向でオイルシール500の外周側に形成される。
モーター200の駆動により波動歯車装置300が駆動(回転)する場合、フレックスプライン330の外歯と、サーキュラスプライン360の内歯とが、部分的に噛み合い、互いの噛み合い位置が周方向に順次移動しながら、中心軸A周りに相対的に回転する。この場合、外歯と内歯とが噛み合うことにより、金属粉等の摩耗粉が発生する場合がある。
このような摩耗粉は、波動歯車装置300の回転による遠心力の影響を受け、オイルシール500よりも外周側のフレックスプライン330の筒状部331の内周側を循環しやすくなる。また、摩耗粉は、グリスGよりも比重が大きいため鉛直下方に移動しやすくなる。その結果、摩耗粉は、グリスGで充填された空間領域Sにおいて、オイルシール500よりも外周側で鉛直下方に位置する領域となる領域C1や領域C2に溜まりやすくなる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の駆動装置100は、モーター200と、第1の厚みT1を有するウェーブジェネレーター310、フレックスプライン330、第1の厚みT1より大きい厚みT2を有するサーキュラスプライン360からなる波動歯車装置300とを有する。また、モーター200の筐体を兼ねると共にサーキュラスプライン360の一部(固定部362)を固定するためのフランジ220を有する少なくとも1つのハウジング210と、フランジ220の内側に固定されてシャフト280の外周に沿うオイルシール500とを有する。そして、シャフト280の中心軸Aを含む断面で、中心軸Aに対して垂直方向から見た場合、フランジ220とは反対方向にウェーブジェネレーター310を寄せることで、シャフト280と、シャフト280に固定されるウェーブジェネレーター310と、フレックスプライン330と、サーキュラスプライン360と、フランジ220と、オイルシール500と、によって内部空間Sを構成する。そして、内部空間SをグリスGで充填した上で、シャフト280の中心軸A方向に関し、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1を、他の部材間の距離D2,D3よりも小さくしている。
このように構成されることにより、一体となった駆動装置100によれば、ロボット10のアームにモーターや波動歯車装置を別々に組立てる場合に比べて、一体に構成された駆動装置100をアームに直接組立てることでよいため、組立て性を向上させることができる。また、別々に組立てる場合には組立ての途中でグリスGの注入を行うことが必要となるが、一体に構成されているため、組立て時のグリスGの注入が不必要となり、組立て時におけるグリスGの漏洩を防止することができる。
また、駆動装置100は、モーター200と波動歯車装置300とを一体にして構成され、第1の厚みT1を有するウェーブジェネレーター310よりも、サーキュラスプライン360の厚みT2は大きくしている。また、ウェーブジェネレーター310をフランジ220とは反対方向に寄せると共に、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1を、内部空間Sの他の部位の距離D2,D3よりも小さくしている。これにより、内部空間Sに充填されるグリスGが、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間に流動することが抑えられるため、グリスGがオイルシール500を介してモーター200内部に侵入することを防止することができる。
また、駆動装置100において、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1を、内部空間Sの他の部位の距離D2,D3よりも小さくしたことにより、オイルシール500をウェーブジェネレーター310に近づけて設置する構成となるため、小型な駆動装置100を実現することができる。
本実施形態の駆動装置100において、モーター200の筐体を兼ねると共に、サーキュラスプライン360の一部(固定部362)を固定するためのフランジ220を有する少なくとも1つの介在部材(ハウジング210)は、オイルシール500を外周側から固定するための部材(オイルシール固定部材250)を除き、アルミニウムの一体成型で構成されている。
この構成により、ハウジング210が、一体に構成されるため、多数の部材で構成される場合に比べて、組立てが容易となる。また、グリスGのモーター200への侵入を防止することができる。
本実施形態の駆動装置100において、波動歯車装置300がモーター200に対して鉛直上方に位置する場合、シャフト280の軸(中心軸A)を含む断面で、中心軸A方向に対して垂直方向から見た場合、グリスGを充填した内部空間Sには、オイルシール500よりも鉛直下方に位置する領域C1,C2を備えている。
この構成により、波動歯車装置300の歯車の噛み合い等により摩耗粉が発生した場合には、オイルシール500よりも鉛直下方に位置する領域C1,C2に溜めることができるため、摩耗粉が混在したグリスGが、オイルシール500(リップ面501)とシャフト280(外周面281)との間に噛み込むことを防止することができる。従って、信頼性を向上させた駆動装置100を実現することができる。
本実施形態の駆動装置100の組立て方法によると、モーター200と、波動歯車装置300と、フランジ220を有するハウジング210と、オイルシール500とを組立てる組立て工程の途中で、シャフト280と、波動歯車装置300と、フランジ220と、オイルシール500とによって構成される内部空間SにグリスGを充填させる工程を有している。そして、組立て工程の終了後には、内部空間Sにおいて、シャフト280の中心軸A方向に対し、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1は、他の部材間の距離D2,D3よりも小さくなる。
この組立て方法によれば、駆動装置100は、モーター200と波動歯車装置300とを一体にして構成し、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間の距離D1は、他の部材間の距離D2,D3よりも小さくしている。これにより、内部空間Sに充填されるグリスGが、オイルシール500とウェーブジェネレーター310との間に流動することが抑えられるため、グリスGがオイルシール500を介してモーター200内部に侵入することを防止することができる。
また、ロボット10のアームにモーターや波動歯車装置を別々に組立てる場合に比べて、一体に構成された駆動装置100をアームに直接組立てることでよいため、組立て性を向上させることができる。また、別々に組立てる場合には組立ての途中でグリスGの注入を行うことが必要となるが、一体に構成されているため、組立て時のグリスGの注入が不必要となり、組立て時におけるグリスの漏洩を防止することができる。
2.変形例1
本実施形態の駆動装置100では、オイルシール固定部材250とハウジング210とは、別体で構成されている。しかし、これには限られず、オイルシール固定部材250とハウジング210とを一体に成型することでもよい。
3.変形例2
本実施形態の駆動装置100では、内部空間SはグリスGで充填されるとしているが、これには限られず、内部空間SにはグリスGが50%以上充填されていることでもよい。
4.変形例3
本実施形態の駆動装置100は、垂直多関節ロボットの駆動装置として用いることを説明したが、これには限定されず、水平多関節ロボットの駆動装置として用いることでもよい。
5.変形例4
本実施形態の駆動装置100では、1つのハウジング210が、モーター200の筐体を兼ねると共に、サーキュラスプライン360の一部を固定している。しかし、これに限られず、別体で設けたハウジングで、モーター200の筐体を兼ねると共に、サーキュラスプライン360の一部を固定することでもよい。
10…ロボット、100…駆動装置、200…モーター、210…介在部材としてのハウジング、220…フランジ、280…シャフト、300…波動歯車装置、310…ウェーブジェネレーター、330…フレックスプライン、360…サーキュラスプライン、500…オイルシール、A…軸としての中心軸、C1,C2…オイルシールよりも鉛直下方に位置する領域。D1…オイルシールとウェーブジェネレーターとの間の距離、D2,D3…他の部材間の距離、G…グリス、S…内部空間、T1…第1の厚み、T2…第1の厚みより大きい厚み。

Claims (4)

  1. シャフトを有するモーターと、
    前記シャフトの軸方向に第1の厚みを有するウェーブジェネレーターと、
    前記ウェーブジェネレーターの外周に沿って撓み変形するフレックスプラインと、前記フレックスプラインを介して前記ウェーブジェネレーターの回転と連動すると共に、前記シャフトの前記軸方向に前記第1の厚みより大きい厚みを有するサーキュラスプラインと、からなる波動歯車装置と、
    前記モーターの筐体を兼ねると共に、前記サーキュラスプラインの一部を固定するためのフランジを有する少なくとも1つの介在部材と、
    前記フランジの内側に固定され、前記シャフトの外周に沿うオイルシールと、を有し、
    前記シャフトの軸を含む断面で、前記軸に対して垂直方向から見た場合、前記フランジとは反対方向に前記ウェーブジェネレーターを寄せることで、前記シャフトと、前記シャフトに固定される前記ウェーブジェネレーターと、前記フレックスプラインと、前記サーキュラスプラインと、前記フランジと、前記オイルシールと、によって内部空間を構成し、
    前記内部空間をグリスで充填した上で、前記シャフトの前記軸方向に関し、前記オイルシールと前記ウェーブジェネレーターとの間の距離を、他の部材間の距離よりも小さくしたことを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記介在部材は、前記オイルシールを外周側から固定するための部材を除き、アルミニウムの一体成型で構成されることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駆動装置であって、
    前記波動歯車装置が前記モーターに対して鉛直上方に位置する場合、
    前記シャフトの前記軸を含む断面で、前記軸方向に対して垂直方向から見た場合、前記グリスを充填した前記内部空間には、前記オイルシールよりも鉛直下方に位置する領域を備えたことを特徴とする駆動装置。
  4. シャフトを有するモーターと、ウェーブジェネレーターを有する波動歯車装置と、前記モーターの筐体を兼ねると共に前記波動歯車装置の一部を固定するためのフランジを有する少なくとも1つの介在部材と、前記シャフトの外周に沿うオイルシールと、を組立てる組立て工程の途中で、
    前記シャフトと、前記波動歯車装置と、前記フランジと、前記オイルシールと、によって構成される内部空間にグリスを充填させる工程を有し、
    前記組立て工程の終了後には、前記内部空間において、前記シャフトの軸方向に対し、前記オイルシールと前記ウェーブジェネレーターとの間の距離は、他の部材間の距離よりも小さくなることを特徴とする駆動装置の組立て方法。
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