JP2022075899A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022075899000001
【課題】各扉の場所や形状を考慮した、各扉に適した外板の支持方法を採用することにより、意匠性を向上させた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵室扉は、外板10の左右外側の端面を枠部材21で覆い、外板10の左右外側の前面は枠部材21で覆われない構成にすると共に、枠部材21は、外板10の左右外側の端面を覆う前延部21eと、外板10の左右外側の裏面を支持するフランジ部21aと、前延部21e及びフランジ部21aにそれぞれ延びる本体部21bと、を備え、前延部21e及びフランジ部21aの間には、溝部21fが配されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、扉の表面に外板を備えた冷蔵庫に関する。
近年の冷蔵庫の扉としては、光沢性を向上させるために、扉の表面にガラス製の外板を設けて意匠性を向上したものが普及している。また、外板の上下左右の4辺のうち、一部の辺を断面コ字状の枠部材で支持し、残りの辺を断面L字状の枠部材で支持した冷蔵庫がある。例えば、下記特許文献1には、左右に隣接する2枚の回動式の冷蔵室扉について、外板の回転軸側を断面コ字状の枠部材で支持し、外板の反回転軸側を断面L字状の枠部材で支持した冷蔵庫が開示されている。
特開2014-40932号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明は、1つの外板のうち、一部をコ字状の枠部材で支持し、残りをL字状の枠部材で支持するものに過ぎません。また、使用者の視線の近くにある冷蔵室扉について、回転軸側における外板の前面が枠部材で覆われているため、意匠性が低下する懸念がある。
本発明の目的は、各扉の場所や形状を考慮した、各扉に適した外板の支持方法を採用することにより、意匠性を向上させた冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、貯蔵室扉を備え、前記貯蔵室扉は、外板と、前記外板を支持する枠部材と、を有する冷蔵庫において、前記貯蔵室扉は、前記外板の左右外側の端面を前記枠部材で覆い、前記外板の左右外側の前面は前記枠部材で覆われない構成にすると共に、前記枠部材は、前記外板の左右外側の端面を覆う前延部と、前記外板の左右外側の裏面を支持するフランジ部と、前記前延部及び前記フランジ部にそれぞれ延びる本体部と、を備え、前記前延部及び前記フランジ部の間には、溝部が配されていることを特徴とする。
本発明によれば、上方の2枚扉は、回転軸側の外板の前面が枠部材で覆われていないため意匠性が向上するとともに、組立時の寸法公差が大きくなり易い、本体全幅の扉についても、外板の端面と枠部材との隙間が使用者にとっても見え難くなり、全体として外観意匠性を向上させた冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の一例を示す正面図である。 回動式の断熱扉を示す分解斜視図である。 図1のIII-III線断面図である。 図3の要部P1を概略的に示す断面図である。 図3の要部P2を概略的に示す断面図である。 図1のIV-IV線断面図である。 ガラスの詳細な構成を示す断面図である。 引出式の断熱扉を正面側から見たときの斜視図である。 図1のV-V線断面図である。 図1のVI-VI線断面図である。
以下、本発明の実施形態として、6ドアタイプの冷蔵庫1を例に挙げて説明するが、ドアの数は限定されず、5ドア以下のタイプや、1ドアタイプに適用してもよい。また、以下では、冷蔵庫1を正面から見たときの方向を基準として説明する。また、以下に示す図面において、同一の部材には適宜同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜省略する。また、部材のサイズおよび形状は、説明の便宜上、変形または誇張して模式的に表す場合がある。また、以下の説明において、「表面」側とは、冷蔵庫1の前側を意味し、「裏面」側とは、冷蔵庫1の後側を意味している。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の一例を示す正面図である。
図1に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵室2、製氷室3、切替室(上段冷凍室、急速冷凍室)4、下段冷凍室5および、野菜室6を備えている。なお、図1において一点鎖線で示すラインは、後記する反応型ホットメルト接着剤70,70Aを塗布する位置を示している。
冷蔵庫1は、冷蔵室2を開閉する回動式(ヒンジ式)の断熱扉2a,2bと、製氷室3を開閉する引出式の断熱扉3aと、切替室4を開閉する引出式の断熱扉4aと、下段冷凍室5を開閉する引出式の断熱扉5aと、野菜室6を開閉する引出式の断熱扉6aと、をそれぞれ備えている。なお、回動式の断熱扉2aと断熱扉2bは、同様の構成のものであるので、断熱扉2aを代表して説明する。
図2は、回動式の断熱扉を示す分解斜視図である。
図2に示すように、断熱扉2aは、断熱扉2aの表面に設けられたガラス製の外板10と、外板10の周縁に設けられた扉枠20と、外板10の裏面に配置された真空断熱材30と、外板10と扉枠20とで形成された空間40に真空断熱材30を介在させて充填された発泡断熱材50(図3参照)と、扉枠20の裏面(背面)に設けられた内板60と、を備えて構成されている。
外板10は、断熱扉2aの表面(前面)側の外壁(外郭、意匠面)を形成する透光性の矩形の平板部材から成る。外板10の外周部は、縦長の四角枠状の扉枠20の内側前端部に装着されて、扉枠20によって覆われている。この扉枠20は、例えば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)樹脂で形成されている。
扉枠20は、外板10の右側縁部に沿って形成される外側枠部材21と、外板10の左側縁部に沿って形成される内側枠部材22と、外板10の上側縁部に沿って形成される上側枠部材23と、外板10の下側縁部に沿って形成される下側枠部材24と、が組み合わせて構成されている。
枠部材21,22,23,24には、外板10の外周縁部と反応型ホットメルト接着剤70(以下、接着剤70と略記する)によって接着されるフランジ部(つば部)21a,22a,23a,24aが形成されている。なお、外板10は、強化ガラス製の平板材が好ましいが、プラスチック等の透光性の平板材や、セラミック等の陶器性の平板材であってもよい。
なお、本実施形態では、外板10の外周4辺をフランジ部(つば部)21a,22a,23a,24aと接着剤70で接着した場合を例に説明するが、外周4辺に限定されるものではなく、少なくとも1辺以上接着剤70で接着され、その他の辺はフランジ部(つば部)21a,22a,23a,24aと両面接着テープ(図示せず)で接着してもよい。
また、本実施形態では、外板10の外周4辺をフランジ部21a,22a,23a,24aと接着剤70で接着した場合を例に説明するが、外周4辺を両面接着テープ(図示せず)で接着してもよい。
図3は、図1のIII-III線断面図である。尚、本実施の形態では、断熱扉2aの説明をしているが、左右方向に並んで設けられた断熱扉2bは左右対称の構成のため、断熱扉2bの説明は省略する。
図3に示すように、外側枠部材21は、表裏方向(冷蔵庫1の前後方向)に沿って延びる板状の本体部21bを有している。本体部21bには、外板10側に沿い、かつ、本体部21bに直交して延びるフランジ部21aが形成されている。このフランジ部21aは、外側枠部材21の表側の略端部に位置している。また、本体部21bには、フランジ部21aと平行に延びる補強リブ21cが形成されている。この補強リブ21cは、外側枠部材21の補強としての機能と、外側枠部材21と発泡断熱材50との接着性を高める機能とを有している。
真空断熱材30は、その材質は特に限定されないが、一例を挙げると、多孔質構造のグラスウール等の芯材をラミネートフィルムで真空パックして内部を減圧して封止した断熱材から成り、気体熱伝導率が略ゼロであるため、優れた断熱性能を有している。また、真空断熱材30は、平板状に形成され、外板10の裏面側に接着されている。
断熱扉2aは、外板10と内板60とが前後方向(表裏方向)に離間して配置され、空間40の表面側に真空断熱材30が配置され、真空断熱材30を除く空間に発泡断熱材50が配置されるように構成されている。真空断熱材30は、外板10よりも左右方向(幅方向)の長さが短く形成され、真空断熱材30の左端と内側枠部材22との間にも発泡断熱材50が充填されている。
発泡断熱材50は、断熱材としての機能と、接着剤としての機能と、を備えている。また、発泡断熱材50は、中央部に真空断熱材30を載置した外板10と、外板10の外周に取り付けられた扉枠20とで形成された空間40に、真空断熱材30を介在させて充填されることによって、空間40の内壁面に接着される。このため、発泡断熱材50は、真空断熱材30を覆った状態で外板10の裏面に接着されている。
尚、本実施の形態では、真空断熱材30は外板10の裏面側に接着しているが、この構成に限らず、真空断熱材30は内板60側に接着されていてもよく、また、外板10と内板60の何れにも接着されず、真空断熱材30の表裏面に発泡断熱材50が介在した状態であってもよい。
また、発泡断熱材50は、硬質ウレタンフォームで形成されている。この硬質ウレタンフォームは、断熱扉2aの内側の空間40内に注入したウレタンフォーム原液(発泡断熱材の原料液)が発泡した後、硬化して形成されたものである。ちなみに、ウレタンフォーム原液としては、例えば、ポリエーテルポリオールに、シクロペンタン、水などの発泡剤、さらには触媒、整泡剤などの助剤をプレミックスした液と、イソシアネート液とを混合した液体が挙げられる。
内板60は、断熱扉2aの貯蔵室側に設けられた樹脂製(ABSなど)の板部材である。また、内板60は、扉枠20の裏面側の周縁部に固定されている。また、内板60の裏面側の外周部には、断熱扉2aを冷蔵庫本体と密着させて貯蔵室の気密性を確保するためのシール部材(図示省略)が設けられている。
また、図3では太線で簡略化して図示しているが、外板10の裏面には、塗料層80が設けられ、塗料層80の裏面には、飛散防止フィルム90が設けられている。塗料層80と飛散防止フィルム90の詳細については後記する(図7参照)。
図4は、図3の要部P1を概略的に示す断面図である。なお、図4は、内側枠部材22のフランジ部22aとその周辺を示す拡大断面図である。
図4に示すように、フランジ部22aは、外板10に平行に沿って延びる断面視において板状の部材である。また、フランジ部22aは、図4の紙面に直交する方向に延びて形成されている(図2参照)。また、フランジ部22aには、外板10側の面に、外板10に向けて突出するリブ22dが形成されている。このリブ22dは、フランジ部22aの基端側に位置している。
外板10は、平板状の部材から成り、その端部の表面側の角部と裏面側の角部とに、面取部10a,10aが形成されている。なお、面取部10aは、角部が直線状にカットされたものであるが、このような形状に限定されるものではなく、破線で示すように、端面の全体が湾曲状(円弧状)に形成されていてもよい。また、面取部10aは外板10の表面側のみに形成してもよい。
内側枠部材22は、本体部22bから表面側に延びて、外板10の端面と近接する近接部22eが一体に形成されている。このとき、外板10の端面と近接部22eとの間の隙間S1の寸法は小さいことが好ましい。隙間S1の寸法は、外板10及び枠部材20の組み立て時の寸法で生じるばらつき(嵌め合い公差)を考慮して0.5mm以下とすることが好ましく、外観意匠性を考慮すると0に近しい方がより好ましい。
近接部22eの左右方向の板厚は、本体部22bの板厚よりも薄く形成されている。また、本体部22bの左側(隣り合う断熱扉2bと近接する側)の表面22b1と、近接部22eの左側の表面22e1とは、面一となるように構成されている。これらにより、使用者が冷蔵庫を正面視した際に近接部22eは目立ち難くなり、左右に隣接して設けられた断熱扉2a及び2bの表面は、一枚の大きなガラス面のように見せることができ、外観意匠性を向上できる。
フランジ部22aに形成されたリブ22dは、面取部10a,10aの位置(一点鎖線で示すラインL1)よりも内側(左右方向の中心側)に位置している。これにより、外板10とリブ22dとの隙間が大きくなるのを防止できる。
また、外板10の表面部は近接部22eの前端よりも前側に位置する。このとき、面取り部10aの少なくとも一部が露出することで、外板10の面取り部10aと近接部22eの前端部とが連続した傾斜面のように表現でき、外観意匠性を向上することができる
また、リブ22dよりも内側のフランジ部22aには、接着剤70が塗布される。そして、外板10によって接着剤70が押圧されることで、外板10が内側枠部材22に接着・固定される。なお、図4においてドットで示す接着剤70が、固定後の状態を示し、一点鎖線で示す楕円形状のものが、固定前(外板10を押しつける前)の状態を示している。固定前の接着剤70は、リブ22dの高さよりも高く形成されている。
ここで、ホットメルト接着剤の厚みについて説明する。本実施形態では、接着剤70の厚みを、デザイン上、加工が困難な部位を除いて0.4mmより大きく0.6mm以下としている。
接着剤70は、プレポリマーとイソシアネートとが混合されたものであり、反応性が高いものである。使用する場合には、接着剤70を熱で溶かして(軟化させて)所定位置に流し込む(塗布する)ことで、空気中の水分を利用してイソシアネートの反応が進み、ガスが発生するとともにウレタン結合が生成される。このとき、図4に示すように、外板10とリブ22dとの間に隙間が形成されるように構成することで、発生したガスを外部に逃がすことができる。
図5は、図3の要部P2を概略的に示す断面図である。
図5に示すように、外側枠部材21は、表面側において外板10の裏面に沿ってフランジ部21aが形成されている。
フランジ部21aに形成されたリブ21dは、面取部10aの位置よりも内側に位置している。これにより、外板10とリブ21dとの隙間が大きくなるのを防止できる。また、図示はないが図4と同様に、フランジ部21aのリブ21dよりも内側に接着剤70が塗布される。
外側枠部材21は、本体部21bから手前側に延びて外板10の端面を覆う前延部21eが形成される。前延部21eは、断面略L字形状もしくは略円弧状に形成されており、近接面21e2と外板10の端面とが向かい合うように位置する。
近接面21e2は、フランジ部21aの本体部21b側の端部よりも外板10側に位置し、前延部21eは厚肉に形成される。また、前延部21eの意匠面21e1は、外板10の表面よりも前側に位置する。これらにより、外板10の端部を外部の衝撃から守ることができる。
本実施の形態において、前延部21eの板厚t2の寸法は、本体部21bの板厚t1と同等に形成されている。例えば、本体部21bの板厚t1を2~3mm、前延部21eの板厚t2を2~3mmとしている。
前延部21eは、近接面21e2より反外板10側に形成された凹状の溝部21f(肉盗み部)を有する。この溝部21fは、前延部21eの長手方向の略全幅に連続して設けられる。
ここで、溝部21fを形成しない場合の前延部21eの端部を仮想線L2(一点鎖線)で示し、その仮想線L2と直交する方向の前延部21eの板厚t3は5~7mmとする。このように、外側枠部材21を樹脂成形する際、板厚t1に対して前延部21e側の板厚t3が大きいと、その肉厚差が生じる箇所の付近にヒケ(シンクマーク。肉厚差が原因で肉厚部の表面に生じる凹み。)が生じる虞がある。
以上、本実施の形態では、前延部21eの左右方向の板厚を全体的に大きくするのではなく、部分的に溝部21f(肉盗み部)を設け、前延部21eの断面を略L字形状とした。溝部21fを設けたことで、外枠部材21の板厚t1から板厚t2にかけての肉厚差を小さくし、ヒケの発生を抑制し、外観の品質や意匠性を向上した。
また、前延部21eを略L字形状としたことで、意匠面21e1を広く(例えば5~6mm)形成することができる。冷蔵庫1の意匠性に大きく影響するのは外板10の表面であり、その外板10と隣設する前延部21eの意匠面21e1を広く(例えば、本体部21bの板厚以上)形成することで、断熱扉の意匠性に自由度を持たせることができ、冷蔵庫1の外観意匠性を向上することができる。
近接面21e2と外板10の端面との間には隙間S2が形成される。この隙間S2の寸法は、外観意匠性を考慮すると0.5mm以下とすることが好ましく、また、外板10および枠部材20の組み立て時の寸法で生じるばらつき(嵌め合い公差)を考慮すると0.5mm±0.5mm程度が好ましい。この隙間S2により、外板10及び枠部材20の組み立て時の寸法で生じるばらつき(嵌め合い公差)を吸収することができる。
また、溝部21fの前後方向の寸法は、隙間S2よりも大きいことが望ましい。これにより、フランジ部21aと外板10との間から流出した接着剤70が溝部21fに溜まり、隙間S2から外板10の表面側に漏れ出ることを抑制できる。
また、溝部21fの前後方向の寸法は、外板10の厚み寸法よりも小さい。換言すると、近接面21e2と外板10の端面との少なくとも一部が前後方向にラップしている。これにより、使用者から溝部21e1を見え難くすることができる。
さらにこのとき、近接面21e2の少なくとも一部が、外板10の端面の内、面取り部10aが形成されていない端面と対向する。これにより、使用者から溝部21e1をさらに見え難くすることができ、意匠性を向上できる。
図6は、図1のIV-IV線断面図である。
図6に示すように、下側枠部材24は、表裏方向(冷蔵庫1の前後方向)に沿って延びる板状の本体部24bを有している。本体部24bには、外板10側に沿い、かつ、本体部24bに直交して延びるフランジ部24aが形成されている。このフランジ部24aは、下側枠部材24の表側の略端部に位置している。また、本体部24bには、フランジ部21aと平行に延びる補強リブ24cが形成されている。また、図示していないが図4と同様に、フランジ部24aの端部とリブ24dの間に接着剤70が塗布され、外板10が接着・固定される。
下側枠部材24は、本体部24bから表面側に延びて、外板10の端面を覆う前延部24eが一体に形成されている。このとき、外板10の端面と前延部24eとの間の隙間S3の寸法は小さいことが好ましい。隙間S3の寸法は、外板10及び枠部材20の組み立て時の寸法で生じるばらつき(嵌め合い公差)を考慮して0.5mm以下が好ましく、外観意匠性を考慮すると0に近しい方がより好ましい。尚、外板10及び枠部材20の組み立て時、外板10の端面は、内側枠部材22の前延部22e及び下側枠部材24の前延部24e側に寄せて位置決めされる。
前延部24eの板厚は、本体部24bの板厚よりも薄く形成されている。また、断熱扉4aと上下方向に隣接する本体部24bの表面24b1と、前延部24eの表面24e1とは、面一となるように構成されている。
以上、本実施の形態では、前延部24eの端部24e1を、外板10の表面よりも前方に突出させたことで、外板10の端面に対する衝撃から保護できるとともに、外板10の表面を広く見せることができ意匠性を向上することができる。
外板10の表面よりも手前側に露出した端部24e1の寸法t4は0.2~1.0mm程度が好ましい。これにより、外板24と上下方向に隣接する断熱扉4aを開放して貯蔵室内の食品を取り出す際に食品が端部24e1に接触し難くい。また、前延部24eの上面部に埃が溜まり難くなる。また、前延部24eの上面部に、外板10から端部24e1にかけて低くなる傾斜部24e2を設けた。外板10の表面を伝って水滴が前延部24eに降りてきた場合、その水滴が外板10と前延部24eとの間に溜まり難くし、外板10と前延部24eとの間の隙間S3から水が外板10の裏面側に浸入することを抑制し、外板10の裏面に施された塗料層が水の影響で腐食することを抑制できる。また、使用者の目線は傾斜部24e2を斜め上方から見るため、外板10と傾斜部24e2とが連続した面のように表現でき、外板10の表面を大きく見せることができ外観意匠性を向上することができる。
尚、上側枠部材23は、内側枠部材22や下側枠部材24とほぼ同様の構成の箇所の説明は省略する。
上側枠部材23は、本体部23bから表面側に延びて、外板10の端面を覆う前延部23eが一体に形成されている。前延部23eの前端は外板10の表面よりも前後方向の後方に位置している。
上側枠部材23は、内側枠部材22や下側枠部材24と異なり、冷蔵庫1の正面側に立った使用者の目線よりも上方に位置するため目視され難い。そのため、上側枠部材23と外板10の端面との間の隙間S4の寸法は、外板10及び枠部材20の組み立て時の寸法で生じるばらつき(嵌め合い公差)を考慮して0.5mm±0.5mm程度とすることが好ましい。
図7は、ガラスの詳細な構成を示す断面図であり、本実施の形態では図4と同じ断面箇所を例に説明するが、図5及び図6の断面箇所も同様の構成である。
図7に示すように、ガラス製の外板10の裏面には、隠蔽性を持たせるための有色の塗料層80が塗布されている(形成されている)。これにより、裏面側の発泡断熱材50(図3参照)が正面側から見えないように処理されるので、外観性の優れた断熱扉2a(図3参照)を得ることができる。なお、外板10の裏面には、塗料層80に替えて鏡面処理が施されていてもよい。
また、塗料層80の裏面には、さらに飛散防止フィルム90が貼り付けられている。この飛散防止フィルム90は、ガラス製の外板10に衝撃が加えられて外板10が割れた場合や亀裂が入った場合であっても、外板10が周囲に飛び散らないように保護できるものである。
飛散防止フィルム90は、外板10の裏面に配置された樹脂製の薄膜状の部材である。また、飛散防止フィルム90は、フィルム状の部材であれば、その材質は特に限定されない。飛散防止フィルム90は、例えば、その一例を挙げると、ポリエステルフィルム(PETフィルム)が挙げられる。そのPETフィルムは、強度が高くガラスが割れた際の飛散防止にも効果がある。また、PETフィルムは、透明性が高く、飛散防止フィルム90の基材の背面に印刷を施すことにより、フィルムを通して塗料層80が見えるので、光沢が出て高級感がある意匠性の高い装飾シートとすることが可能である。また、PETフィルムは、耐熱・耐寒性に優れており、発泡断熱材50(図3参照)の充填時の高温に対して、塗料層を保護できるとともに、外板10から伝達される外気温の影響が少ない。
図7に示す実施形態では、飛散防止フィルム90と内側枠部材22とが接着剤70を介して固定される。この場合、貼り付ける前の飛散防止フィルム90がロール状に巻回されたものであれば、基材と、基材の一面側に形成される粘着層(接着層)と、他面側に形成されるフッ素コーティングした離型材とが積層されて構成されているものである。塗料層80の上にフィルムを貼り付ける場合には、ロール状の飛散防止フィルム90から繰り出して、粘着層の側が塗料層80に貼り付けられる。一方、飛散防止フィルム90の離型材と接着剤70とが接触することになり、外板10と内側枠部材22との接着性が損なわれることになる(付きが悪くなる)。本実施形態では、飛散防止フィルム90を塗料層80に貼り付ける場合には、特にフッ素系コーティングされた離型材を含まないものを使用することが好ましい。なお、外板10に飛散防止フィルム90のみを設ける場合も、フッ素コーティングされた離型材を含まないものを使用することが好ましい。
また、外板10には、塗料層80と飛散防止フィルム90の双方を設ける構成に限定されるものではなく、塗料層80のみを設けるものであってもよい。外板10に塗料層80のみを設ける場合にも、塗料層80にフッ素を含まないものを使用することが好ましい。
ところで、PURのホットメルトは、硬化したときに、熱収縮を受け易くなるので、引張り力(ヤング率)が高くなる。このため、引張り力が、塗料層80と外板10との密着力よりも強くなり、塗料層80を引き剥がすおそれがある。そこで、PURを使用する場合には、外板10に塗料層80だけを設けるのではなく、塗料層80の上にさらに飛散防止フィルム90を設けることが好ましい。また、塗料層80の上(反外板10側)若しくは塗料層80の代わりに、塗料層やヘアーライン等の模様層が施された樹脂フィルム(図示せず)を設けてもよい。
ここで、塗料層80と接着剤70が直接接着していると、接着剤70自体が固化して収縮する際に、接着剤70が塗料層80を引っ張り、外板10から塗料層80を剥がしてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、飛散防止フィルム90の貼付け位置を、塗料層80よりも内側かつリブ22dよりも外側まで延ばしている。
図8は、引出式の断熱扉を正面側から見たときの斜視図である。以下では、冷蔵室2の回転式の断熱扉2aに代えて、製氷室3の引出式の断熱扉3aを参照して説明する。また、本実施の形態では、断熱扉3aの説明をしているが、左右方向に並んで設けられた断熱扉4aは左右対称の構成のため、断熱扉4aの説明は省略する。
図8に示すように、引出式の断熱扉3aは、回転式の断熱扉2a(図1参照)と同様に、ガラス製の外板10Aと、扉枠20Aと、内板60Aと、を備えて構成されている。
扉枠20Aは、外板10Aの周縁に設けられた四角形状の枠材である。扉枠20Aは、前記した回動式の断熱扉2aの扉枠20(図2参照)と同様、外側枠部材21A(垂直枠部材)と、内側枠部材22A(垂直枠部材)と、上側枠部材23A(水平枠部材)と、下側枠部材24A(水平枠部材)とを横長の矩形状に連結して構成されている。上側枠部材23Aには、利用者が開閉する際に手を掛けるための手掛部23A1が形成されている。また、図2に示す回転式の断熱扉2a、2bと同様に、引出式の断熱扉3a、4aの外板10Aの周囲四辺の端面は、夫々枠部材21A、22A、23A、24Aにより覆われ、周囲四辺の前面は覆われない構成となっている。
尚、外板10A及び枠部材20Aの組み立て時、外板10Aの端面は、内側枠部材22A及び上側枠部材24A側に寄せて位置決めされる。
図9は、図1のV-V線断面図である。
図9に示すように、上側枠部材23Aは凹形状の手掛部23A1が形成される。この手掛部23A1の外板10A側の面に接着剤70が塗布され、外板10Aを貼り付ける。即ち、図6に示す上側枠部材23に備えたフランジ部23aと同等の役割を果す。
また、手掛部23A1の外板10A側の面には、リブ23A2及び溝部23A3が設けられる。リブ23A3は、フランジ部23d等と同等の役割を果すものであり説明は省略する。溝部23A2は、外板10Aの反端面側に設けられる。これにより、樹脂の肉厚差が生じる箇所の付近にヒケが発生することを抑制し、接着剤70の塗布面の平面度を高めている。また、余分な接着剤70が溝部23A2に流れ込むことで、発泡断熱材50A側に接着剤70が侵入することを抑制する。
また、上側枠部材23Aの前端部(図6に示す近接部23eに相当)は、外板10Aの表面よりも後方に位置している。外板10Aの端面と上側枠部材23Aとの間に隙間S4Aが設けられる。
また、下側枠部材24Aの前端部(図6に示す近接部24eに相当)は、外板10Aの表面よりも前方に位置している。外板10Aの端面と下側枠部材24Aとの間に隙間S3Aが設けられる。また、下側枠部材24Aは、フランジ部24a、リブ24d等と同様の構成を備えているが図示せず、説明は省略する。
図10は図1のVI-VI線断面図である。
図10に示すように、冷蔵庫1の幅方向の全幅に設けられた引出式の断熱扉5aは、垂直枠部材25、26の係合溝25a、26aが、外板10Bの左右の端面が挿入される凹状溝から成る。これにより、外板10Bの左右の端面及び前面は垂直枠部材25,26により覆う構成とした。尚、断熱扉6aも同様の構造のため説明は省略する。
図3,図4,図5に示すように、断熱扉2a,2bは、外板10の左右の端面を枠部材21,22(近接部21e,22e)で覆い、外板10の左右の前面は枠部材21,22で覆わない構成とした。
また、使用者の目線に近い冷蔵庫1の上部に設けられた断熱扉2a,2bは、その組み立て時に生じる、外板10の左右の端面と左右の枠部材21,22との間に形成される各隙間S1,S2の寸法は、隙間S2(外側枠部材21側)>隙間S1(内側枠部材22側)とした。
これにより、左右に隣接する断熱扉2a,2bの各外板10の位置は、互いに内側(反回転軸側)に寄っているため、該各外板10の内側枠部材22側の端面の間の距離を小さくでき、左右方向に連続した一体的なガラス面のように表現することができる。即ち、冷蔵庫の正面に立つ使用者の目線から近い冷蔵庫1の中心側の隙間S1を目立ち難くすることで、外観意匠性を向上できる。また、外板10端面の間の距離が小さいことで、外板10表面の清掃性が向上する。
また、図8に示す断熱扉3a,4aも左右に隣接し、外板10Aの左右の端面を枠部材21A,22Aで覆い、外板10Aの左右の前面は枠部材21A,22Aで覆わない構成のため、上述の断熱扉2a,2bと同様に、隙間S2A(外側枠部材21A側)>隙間S1A(内側枠部材22A側)とするのが好ましい。
また、回転扉である断熱扉2a,2bは、回転軸側(外側枠部材21側)よりも、手掛部(図示せず)が設けられる反回転軸側(内側枠部材22側)に、開放動作時の回転モーメントがかかる。そこで、外板10の左右方向の取り付け位置を、内側枠部材22寄り(即ち、隙間S2>隙間S1)とすることで、フランジ部22aに塗布された接着剤70との接触面積を大きくでき、外板10の剥がれを抑制できる。
図6に示すように、断熱扉2a,2bは、外板10の上下の端面を枠部材23,24で覆い、外板10の上下の前面は枠部材23,24で覆わない構成となっている。また、断熱扉2a,2bは、その組み立て時に生じる、外板10の上下の端面と上下の枠部材23,24との間に形成される各隙間S3,S4の寸法は、隙間S4(上側枠部材23側)>隙間S3(下側枠部材24側)とした。
これにより、冷蔵庫1の上方に位置し且つ、上下方向に長い矩形状の断熱扉2a,2bにおいて、使用者が冷蔵庫1の正面に立ったときに、その目線から近い隙間S3を目立ち難くでき、意匠性を向上できる。
また、外板10の端面には面取り部10aが形成されている。この外板10の表面側に形成された面取り部10aが、上側枠部材23の近接部23eの前端部よりも前方に位置する。
このとき、冷蔵庫1の正面に立つ使用者の目線は、上側枠部材23を下方から見上げることになる。即ち、外板10の上辺側の端面によって隙間S4を隠し、使用者から見え難くすることができ、意匠性を向上できる。
図9に示すように、断熱扉2a,2bは、外板10の上下の端面を枠部材23,24で覆い、外板10の上下の前面は枠部材23,24で覆わない構成となっている。また、断熱扉3a,4aは、その組み立て時に生じる、外板10Aの上下の端面と上下の枠部材23A,24Aとの間に形成される各隙間S3A,S4Aの寸法は、隙間S3A(下側枠部材24A側)>隙間S4A(上側枠部材23A側)とした。
これにより、冷蔵庫1の上下方向の中央付近に位置する断熱扉3a,4aにおいて、使用者が冷蔵庫1の正面に立ったときに、その目線から近い隙間S4Aを目立ち難くでき、意匠性を向上できる。
また、外板10Aの外周には面取り部(面取り部10aと同等の構成につき図示せず。)が形成されている。この外板10Aの外周に形成された面取り部が、上側枠部材23Aの近接部23Aeの前端部よりも前方に位置する。このとき、冷蔵庫1の正面に立つ使用者の目線は、上側枠部材23Aを上方から見下ろすことになる。即ち、使用者に対して、外板10Aの上辺側の端面(面取り部)を見せつつ、隙間S4Aを見え難くすることができ、意匠性を向上できる。
図10に示すように、断熱扉5a,6aは、外板10Bの左右の端面及び左右の前面を枠部材25,26で覆う構成とした。具体的には、外板10Bの左右の端面及び左右の前面を、枠部材25,26の手前側に延出して設けられた断面コ字形状の係合溝25a、26aに挿入した。
また、冷蔵庫1の下方に位置する断熱扉5a,6aは、冷蔵庫1の左右の幅方向に対して全幅で且つ、横長の矩形状に設けられている。このように、断熱扉5a,6aが横長形状であり、その左右方向の寸法が大きくなる程、外板10Bと枠部材20Bとの組み立て時に生じる寸法公差の影響が大きくなり、外板10Bの左右の端面と枠部材25,26との間の隙間の大きさに偏りが生じ易くなる。
そこで、断熱扉5a,6aの外板10Bの左右の端面及び左右の前面を枠部材25,26で覆って使用者から見えないようにする。これにより、外板10Bの左右の隙間の寸法の偏りによって生じる外観意匠性の低下を、抑制することができる。
また、断熱扉5a,6aの外板10Bの左右を係合溝25a,26aで覆うように支持したことで、外板10Bが、外部からの衝撃や接着剤70の劣化等により落下することを抑制できる。
尚、図1,図3に示すように、冷蔵庫1の上方に位置する断熱扉2a,2b,3a,4aは、冷蔵庫1の左右の幅方向に対して全幅で設けられていないため、外板10,10Aの左右の前面は枠部材21,22,21A,22Aで覆わない構成とした。これは、外板10,10Aの左右方向の幅寸法は小さいため、幅寸法の大きな外板10Bと比べると組み立て時の寸法公差は生じ難いためである。また、外板10,10Aの端面を、左右方向(若しくは上下方向)の一方の枠部材に突き当てるように寄せて取り付けることで、量産品における寸法公差を管理でき、外観意匠性の低下を抑制できる。
また、断熱扉5a,6aは、外板10Bの上下の端面及び上下の前面も枠部材25,26で覆う構成とした。具体的には、外板10Bの上下の端面及び上下の前面を、枠部材25,26の手前側に延出して設けられた断面コ字形状の係合溝25a、26aに挿入した(図10と同等の構成のため詳細な構成の説明は省略する。)。
そこで、断熱扉5a,6aの外板10Bの上下の端面及び上下の前面を枠部材25,26で覆って使用者から見えないようにする。これにより、外板10Bの上下の隙間の寸法の偏りによって生じる外観意匠性の低下を、抑制することができる。
また、別の実施形態として、上方貯蔵室として左右に隣接する2枚の回転扉と、下方貯蔵室として左右に隣接する2枚の回転扉と、からなる合計4枚の回転扉からなる冷蔵庫であっても良い。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 冷蔵庫
2a,2b 回転式の断熱扉
3a,4a 引出式の断熱扉
10,10A,10B 外板
10a 面取部
20,20A,20B 扉枠
21,21A 外側枠部材(垂直枠部材)
21a,22a,23a,24a フランジ部
21b,22b,23b,24b 本体部
21c,22c,23c,24c 補強リブ
21d,22d,23d,24d リブ
21e,22e,23e,24e 近接部
21f 溝部
22,22A 内側枠部材(垂直枠部材)
23,23A 上側枠部材(水平枠部材)
23A1 手掛部
24,24A 下側枠部材(水平枠部材)
25,26 垂直枠部材
25a,26a 係合溝
30 真空断熱材
40 空間
50 発泡断熱材
60,60A 内板
70 接着剤
80 塗料層
90 飛散防止フィルム
S 隙間

Claims (7)

  1. 貯蔵室扉を備え、
    前記貯蔵室扉は、外板と、前記外板を支持する枠部材と、を有する冷蔵庫において、
    前記貯蔵室扉は、前記外板の左右外側の端面を前記枠部材で覆い、前記外板の左右外側の前面は前記枠部材で覆われない構成にすると共に、
    前記枠部材は、
    前記外板の左右外側の端面を覆う前延部と、
    前記外板の左右外側の裏面を支持するフランジ部と、
    前記前延部及び前記フランジ部にそれぞれ延びる本体部と、を備え、
    前記前延部及び前記フランジ部の間には、溝部が配されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記溝部は、前記前延部の左右方向に沿って部分的に設けられることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫において、
    前記前延部は意匠面を備え、
    前記意匠面は、前記本体部の板厚以上の広さを有するよう形成されることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3に記載の冷蔵庫において、
    前記溝部の前後方向の寸法は、前記前延部が備える近接面と前記外板の端面との間に形成される隙間よりも大きいことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4に記載の冷蔵庫において、
    前記溝部の前後方向の寸法は、前記外板の厚み寸法よりも小さいことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項3乃至請求項5のうち、いずれか1項に記載の冷蔵庫において、
    前記貯蔵室扉は、左右に隣接する2枚を有し、
    前記枠部材は、内側枠部材および下側枠部材ならびに外側枠部材を備え、
    前記内側枠部材の前端は、前記外板の表面よりも後方に位置し、且つ、前記下側枠部材の前端または前記外側枠部材の前端は、前記外板の表面よりも前方に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項6に記載の冷蔵庫において、
    前記貯蔵室扉は、更に引出式の扉を備え、
    前記引出式の扉は、前記外板を支持する枠部材である下側枠部材を有し、
    前記下側枠部材は、本体部から表面側に延びて、前記外板の端面を覆う前延部が一体に形成され、且つ、前記前延部の上面部に、前記外板から前記前延部の端部にかけて低くなる傾斜部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
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