JP2022068399A - 製本装置 - Google Patents

製本装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022068399A
JP2022068399A JP2020177041A JP2020177041A JP2022068399A JP 2022068399 A JP2022068399 A JP 2022068399A JP 2020177041 A JP2020177041 A JP 2020177041A JP 2020177041 A JP2020177041 A JP 2020177041A JP 2022068399 A JP2022068399 A JP 2022068399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
slider
unit
regulation guide
paper ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020177041A
Other languages
English (en)
Inventor
尚紀 坂田
Naoki Sakata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2020177041A priority Critical patent/JP2022068399A/ja
Publication of JP2022068399A publication Critical patent/JP2022068399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、大量の用紙を短時間で積層でき、また、用紙の端辺を容易に揃えることの可能な製本装置、用紙移載方法の提供を目的とする。【解決手段】載置部上には、用紙排出方向前端部の位置を規制する規制ガイドを有し、用紙供給部は、用紙を供給し排出する用紙排出機構と、前記用紙排出機構の終端下方に配置され、用紙排出方向に沿って前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて進退自在なスライダを備える。【選択図】図2

Description

本発明は製本装置、用紙移載方法に関する。
従来例として、下記特許文献1には複数枚の単位用紙を連続して搬送するとともに、搬送された単位用紙を順次下から積層し、積層された所望枚数の単位用紙を、重ね合わせ面の所定箇所に塗布された糊で互いに接着することにより、冊子を作成する製本装置が記載されている。これは、搬送過程において、表紙以外の単位用紙の表面(上面)に糊を塗布するようになっている。そして、積層工程では、単位用紙を下から順に積層する方法が採用されている。
また、下記特許文献2には複数枚の単位用紙を順次積層する際、先に搬送された単位用紙の下側に、次の単位用紙を搬送することによって、単位用紙を順次下方に積層する製本装置に関する開示がある。
そして、下記特許文献3は、シート積層装置に関して、シート材が排紙口から離脱された際、シート材の後端部を強制的に押圧する手段を有する装置について開示があり、押圧手段として、シートが排紙され、シートの後端がノズル下を通過するタイミングをセンサーが検知した際、ノズルのシャッタを開放し、常時回転するファンの風をシートに吹き付けてシートを積層部に落とし込む技術が開示されている。
特許第2934569号公報 特開2006-168312号公報 実開平2-22963号公報
上記特許文献1に記載の製本装置では、単位用紙を排出ローラにより放出して積層するので、単位用紙の端部が揃いにくく、また、単位用紙が先の単位用紙の上に載るまでに時間が掛かり、多くの単位用紙を短時間で処理しようとすると単位用紙が相互に引っ掛かり円滑な処理ができない。
また、上記特許文献2に記載の製本装置では、先に搬送された単位用紙の下側に、次の単位用紙を搬送するので、用紙の端部を揃えることは可能であるが、上方に積層された先の単位用紙の重量が新たに下側に滑り込ませる単位用紙にかかるので、積層可能な単位用紙の枚数が限られ、多くの単位用紙を一度に積層することが困難である。また搬送方向の長さが比較的長尺の単位用紙を積層する場合、単位用紙の上面に塗布した糊が先の単位用紙の下面に付着し、擦り取られてしまうので、余り大きな単位用紙を処理することができない。
そして、上記特許文献3に記載の装置では、長尺のシートを大量に積層可能であり、また、ファンからの風によってシートの後端を素早く積層部に落とすことができるが、シートの後端に吹き付ける風を制御することが難しく、また、装置が大掛かりで製造コスト及び運転コストの双方が高くなる。
本発明は、上記課題に鑑みて為された発明であり、大量の用紙を短時間で積層でき、また、用紙の端辺を容易に揃えることの可能な製本装置、用紙移載方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数枚の用紙を一枚単位で供給する用紙供給部と、前記用紙供給部により供給された用紙の重ね合わせ面の所定箇所に一枚単位で接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記接着剤塗布部により接着剤が塗布され、前記用紙供給部より排出された用紙を載置部において下から順に積層し、且つ、積層された所望枚数の用紙を、前記用紙の所定箇所に塗布された接着剤によって互いに接着することにより冊子を作成する積層製本部とを備えている製本装置において、前記載置部上には、用紙排出方向前端部の位置を規制する規制ガイドを有し、前記用紙供給部は、用紙を供給し排出する用紙排出機構と、前記用紙排出機構の終端下方に配置され、用紙排出方向に沿って前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて進退自在なスライダを備える、ことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の製本装置において、前記スライダは、用紙排出方向に下向き傾斜した状態で、前記載置部上方において進退動作を行う、ことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の製本装置において、前記スライダは、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて突出する突出位置とに移動可能に構成され、前記突出位置にて、櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動する櫛状に形成された押さえ部材をさらに備えた、ことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の製本装置において、前記押さえ部材は、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記規制ガイドに向けて進出する進出位置に移動可能に構成される、ことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の製本装置において、前記用紙供給部により供給される用紙は、前記用紙供給部における前記用紙排出機構から前記スライダに受け渡された後、さらに、前記スライダから前記載置部に受け渡されるように構成される、ことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の製本装置において、前記積層製本部は、前記載置部に載置された用紙における接着剤が塗布された所定箇所をプレスし、製本するプレス部を備えている、ことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6いずれかに記載の製本装置において、前記用紙排出機構の用紙排出方向下流部に、前記用紙排出機構とは独立駆動され、前記載置部に用紙を排出する一対の排出ローラを備える、ことを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、用紙移載方法において、用紙排出機構により供給され排出された用紙を、前記用紙排出機構の終端下方に配置され用紙排出方向に沿って進退自在なスライダに受け渡し、前記受け渡しは、前記スライダを前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させながら、前記用紙が前記用紙排出機構から前記スライダ上面に受け渡され、前記スライダが前記規制ガイドに接近する突出位置にて、櫛状に形成された前記押さえ部材により櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動することにより、前記スライダ上面の用紙を、前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させ、前記用紙を前記スライダ上面において前記押さえ部材と前記規制ガイドとの間に保持すると共に、前記スライダを前記規制ガイドから離れる退避位置に向けて移動させながら引き抜くことにより、前記用紙を前記載置部内に落とし込んで前記載置部に用紙を送り渡す、ことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、複数枚の用紙を一枚単位で供給する用紙供給部と、前記用紙供給部により供給された用紙の重ね合わせ面の所定箇所に一枚単位で接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記接着剤塗布部により接着剤が塗布され、前記用紙供給部より排出された用紙を載置部において下から順に積層し、且つ、積層された所望枚数の用紙を、前記用紙の所定箇所に塗布された接着剤によって互いに接着することにより冊子を作成する積層製本部とを備えている製本装置において、前記載置部上には、用紙排出方向前端部の位置を規制する規制ガイドを有し、用紙供給部は、用紙を供給し排出する用紙排出機構と、前記用紙排出機構の終端下方に配置され、用紙排出方向に沿って前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて進退自在なスライダを備える。よって、接着剤が塗布され用紙は、用紙排出機構により供給され排出された後、スライダを中継して載置部上に排出される。そしてスライダから排出された用紙の先端部分が規制ガイドに当接し、前記規制ガイドにより用紙の前端が案内され、載置部上に整然と積載されていく。したがって、スライダを中継して排出される用紙は、用紙排出機構から排出時の衝撃が緩和され、規制ガイドにて用紙の端辺を容易に揃えることができる。又、単位用紙の上面に塗布した接着剤が先の単位用紙の下面に付着し、擦れることもない。
請求項2記載の発明によれば、前記スライダは、用紙排出方向に下向き傾斜した状態で、前記載置部上方において進退動作を行う。よって、用紙Pが用紙排出コンベア16からスライダ17を中継して載置部24上に排出される際、用紙Pが下向き傾斜により傾斜面上を滑り落ち、載置部24上にスムーズに排出される。
請求項3記載の発明によれば、前記スライダは、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて突出する突出位置とに移動可能に構成され、前記突出位置にて、櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動する櫛状に形成された押さえ部材をさらに備える。よって、スライダを中継して排出される用紙は、前記押さえ部材により、さらに確実に用紙の端辺を揃えることができる。
請求項4記載の発明によれば、前記押さえ部材は、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記規制ガイドに向けて進出する進出位置に移動可能に構成される、ことを特徴とするものである。よって、スライダを中継して排出される用紙は、前記押さえ部材により、さらに確実に用紙の端辺を揃えることができる。
請求項5記載の発明によれば、前記用紙供給部により供給される用紙は、前記用紙供給部における前記用紙排出機構から前記スライダに受け渡された後、さらに、前記スライダから前記載置部に受け渡されるように構成される。よって、スライダを中継して排出される用紙は、用紙排出機構から排出時の衝撃が緩和され、規制ガイドにて用紙の端辺を容易に揃えることができる。
請求項6記載の発明によれば、前記積層製本部は、前記載置部に載置された用紙における接着剤が塗布された所定箇所をプレスし、製本するプレス部を備えている。よって、載置部において積層された所望枚数の用紙を、前記プレス部により、互いに確実に強固に接着することができる。
請求項7記載の発明によれば、前記用紙排出機構の用紙排出方向下流部に、前記用紙排出機構とは独立駆動され、前記載置部に用紙を排出する一対の排出ローラを備える。よって、用紙排出コンベア16の搬送速度に拘わらず、用紙排出コンベア16から一対の排出ローラ22に受け渡された用紙Pの排出速度を、用紙排出コンベア16とは独立駆動される一対の排出ローラ22により、用紙の種類等に合わせて個別に制御することができる。
請求項8記載の発明によれば、用紙移載方法において、用紙排出機構により供給され排出された用紙を、前記用紙排出機構の終端下方に配置され用紙排出方向に沿って進退自在なスライダに受け渡し、前記受け渡しは、前記スライダを前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させながら、前記用紙が前記用紙排出機構から前記スライダ上面に受け渡され、前記スライダが前記規制ガイドに接近する突出位置にて、櫛状に形成された前記押さえ部材により櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動することにより、前記スライダ上面の用紙を、前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させ、前記用紙を前記スライダ上面において前記押さえ部材と前記規制ガイドとの間に保持すると共に、前記スライダを前記規制ガイドから離れる退避位置に向けて移動させながら引き抜くことにより、前記用紙を前記載置部内に落とし込んで前記載置部に用紙を送り渡す。よって、スライダを中継して排出される用紙は、用紙排出コンベアから排出時の衝撃が緩和され、規制ガイドにて用紙の端辺を容易に揃えることができる。又、単位用紙の上面に塗布した接着剤が先の単位用紙の下面に付着し、擦れることもない。又、スライダを中継して排出される用紙は、前記押さえ部材により、さらに確実に用紙の端辺を揃える
ことができる。
本発明の製本装置により製本される複数の用紙(冊子)の一例を示す斜視図である。 前記製本装置の簡略側面図である。 スライダと押さえ部材との連携動作を示す図である。 スライダと押さえ部材との連携動作を示す図である。 スライダと押さえ部材との連携動作を示す図である。 スライダと押さえ部材との連携動作を示す図である。 スライダのスライダ駆動機構の動作を示す図である。 スライダのスライダ駆動機構の動作を示す図である。 押さえ部材の回転駆動機構の動作を示す図である。 押さえ部材の回転駆動機構の動作を示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る製本方法を示す図である。 図11に続く製本方法を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る製本方法を示す図である。 図13に続く製本方法を示す図である。 プレス部の動作を示す図である。
〔製本される冊子の例〕 まず、図1により、本願の製本装置により製造される冊子Sの形態を説明する。図1の形態は、複数の用紙Pのそれぞれに、それらの幅方向の一方の端辺に接着剤を塗布し、接着剤塗布ラインKをプレス部でプレスすることで相互に接着して、冊子Sとしたものである。
〔製本装置全体の概要〕 製本装置全体の簡略側面図である図2において、製本装置10は、用紙供給部1と、用紙供給部1の用紙Pの搬送方向下流側に配置された積層製本部2とを備えている。なお、便宜上、前記排出方向F下流側を、製本装置の「前方」とし、排出方向F上流側を「後方」とし、後方から見た左右方向を、製本装置及び用紙P等の左右方向として、以下説明する。
〔用紙供給部〕 用紙供給部1は、前工程から一枚単位で送り込まれてきた冊子用の複数枚の用紙Pを、さらに、一枚単位で下流に供給すると共に、その供給途上でそれぞれの用紙Pに接着剤を塗布して接着剤塗布ラインKを形成し、該接着剤塗布ラインKの形成された用紙Pを一枚ずつ積層製本部2に供給するものであり、用紙Pの幅方向の一方の端辺、たとえば後方から見て右端辺に沿って接着剤を線状に塗布する接着剤塗布部11を備えている。前工程としては、例えば、印刷装置等がある。
接着剤塗布部11は、接着剤供給部(図示せず)に接続され、幅方向両側に対向して配置された一対の接着剤塗布ノズル15(15a、15b)と、用紙排出機構としての用紙排出コンベア16とから構成される。尚、前記用紙排出機構は、コンベア方式に限られず、搬送ローラ等、用紙Pを搬送し排出できるものであればよい。用紙排出コンベア16の後端(入口端)の近傍には、各用紙Pに附された接着剤塗布要否用マーク(バーコード等)を読み取る読み取りセンサー14が配置されている。
すなわち、用紙排出コンベア16の入口付近において、用紙Pの前記マークを読み取り、接着剤が必要であることを示すマークを読み取った場合には、用紙排出コンベア16で用紙Pを搬送中に、接着剤塗布ノズル15から接着剤を吐出し、その用紙Pの右端辺に接着剤を線状に塗布し、用紙供給部1の下流側に向けて供給する。一方、接着剤が不要なマークを読み取った場合には、接着剤塗布ノズル15から接着剤を吐出せず、用紙排出コンベア16によって用紙Pをそのまま供給する。
接着剤塗布要否用マークの要否については、例えば、冊子Sに表紙がある場合は、表紙の表面には接着剤の塗布が不要となる為、用紙Pの表紙には接着剤が不要なマークが附されている。又、前記冊子Sの表紙に限らず、冊子Sの中紙に接着剤の塗布をせず、その前後両側の用紙はすべて接着剤の塗布をするように、用紙Pの中紙だけに接着剤が不要なマークを附してもよい。尚、上記接着剤塗布要否マークを用いない場合には、搬送される用紙Pをカウントし、用紙Pの供給順位により接着剤塗布の要否を判断し、制御することができる。
用紙供給部1は、載置部24への用紙供給手段として、(前記接着剤塗布部11における構成要素でもある)用紙排出コンベア16と、用紙排出コンベア16の終端下方に配置され、用紙排出方向に沿って載置部24上方を規制ガイド23に向けて進退自在なスライダ17を備える。スライダ17は、例えば、平板状の可動式トレイで構成されるが、その構成に限るものではなく、コンベア方式等、用紙排出コンベア16から排出される用紙Pを受け取り、さらに搬送下流側に受け渡す役割を果たすものであればよい。尚、詳しくは、用紙供給部1により供給される用紙Pは、用紙供給部1における用紙排出コンベア16からスライダ17に受け渡された後、さらに、スライダ17から載置部24に受け渡されるように構成される。
これにより、用紙排出コンベア16からスライダ17を中継して排出される用紙Pは、用紙排出コンベア16から排出時の衝撃が緩和され、規制ガイド23にて用紙の端辺を容易に揃えることができる。又、単位用紙Pの上面に塗布した接着剤が先の単位用紙Pの下面に付着し、擦れることもない。
又、スライダ17は、用紙排出方向に下向き傾斜した状態で、前記載置部24上方において進退動作を行う。これにより、用紙Pが用紙排出コンベア16からスライダ17を中継して載置部24上に排出される際、用紙Pが下向き傾斜により傾斜面上を滑り落ち、載置部24上にスムーズに排出される。
用紙Pは、用紙排出コンベア16からスライダ17上に直接受け渡すようにしてもよいが、図2に示すように、用紙排出コンベア16の用紙排出方向下流部において、前記用紙排出コンベア16とは独立駆動され、用紙排出コンベア16から受け渡された用紙Pをスライダ17上に排出する一対の排出ローラ22を備えるように構成してもよい。これによれば、用紙排出コンベア16の搬送速度に拘わらず、用紙排出コンベア16から一対の排出ローラ22に受け渡された用紙Pの排出速度を、用紙排出コンベア16とは独立駆動される一対の排出ローラ22により、用紙の種類等に合わせて個別に制御することができる。
〔スライダと押さえ部材の基本動作〕 次に、スライダ17と押さえ部材19の基本動作について説明する。尚、具体的な動作については、図3から図6を用いて後述する。
スライダ17は、前記用紙排出コンベア16の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出コンベア16の終端部より前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて突出する突出位置とに移動可能に構成され、突出位置にて、櫛状に形成された前記スライダ17の間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動する櫛状に形成された押さえ部材19をさらに備える。これにより、スライダ17を中継して排出される用紙Pは、前記押さえ部材19により、さらに確実に用紙の端辺を揃えることができる。
押さえ部材19は、前記用紙排出コンベア16の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出コンベア16の終端部より前記規制ガイド23に向けて進出する進出位置に移動可能に構成される。これにより、スライダを中継して排出される用紙Pは、前記押さえ部材19により、さらに確実に用紙Pの端辺を揃えることができる。
具体的には、スライダ17と押さえ部材19とは、図3から図6に示すように、相互に連携しながら作動する。スライダ17及び押さえ部材19は、双方共に櫛状に形成され、相互に接触しないように交差しながら用紙排出方向に沿って往復移動する。(図3から図6の順序で、一連の作動を行う。)
図3においては、スライダ17及び押さえ部材19は、用紙排出コンベア16(一対の排出ローラ22)から排出される用紙Pに干渉しない位置であって、用紙排出コンベア16の終端部に退避する退避位置に配置されている。尚、載置台24上方には、プレス部26(26a、26b)が配置される。このとき、用紙供給部1では、前工程から冊子用の用紙Pが、一枚ずつ、接着剤塗布機構11に送り込まれ、用紙排出コンベア16でさらに前方に搬送される。
図4においては、スライダ17は、用紙排出コンベア16の終端部より載置部24上方を規制ガイド23に向けて突出する突出位置に配置されている。又、押さえ部材19は、前記退避位置に配置されている。これは、用紙Pが用紙排出コンベア16の終端部で排出される時点に同期させて、スライダ17を前方へ向けて進出させて用紙Pをスライダ17上に載せ、そして、用紙Pを上面に載せたスライダ17をさらに前方へ進出させ、載置部24上方を規制ガイド23に向けて突出する突出位置、つまりスライダ17が最も進出した位置に到達した後の両者の配置関係を示している。
図5においては、スライダ17は、前記突出位置に配置されている。又、押さえ部材19は、用紙排出コンベア16の終端部より規制ガイド23に向けて進出する進出位置に配置されている。このとき、押さえ部材19により、スライダ17上面の用紙を、載置部24上の規制ガイド23に向けて移動させた後、用紙Pをスライダ17上面において押さえ部材19と規制ガイド23との間に保持する。
図6においては、スライダ17は、前記退避位置に配置されている。又、押さえ部材19は、前記突出位置に配置されている。これは、用紙Pをスライダ17上面において押さえ部材19と規制ガイド23との間に保持したままの状態で、スライダ17を退避位置に向けて後退させながら引き抜いた後の両者の配置関係を示している。
次に、スライダ17のスライド駆動機構210と、押さえ部材19の回転駆動機構211について、それぞれ、図7から図10に基づき説明する。
〔スライダのスライド駆動機構〕スライダ17のスライド駆動機構210は、図7に示すように、用紙搬送方向Fに対して左右対称の構成を有している。尚、両者に共通する部材については共通の符号を付している。
スライド駆動機構210は、タイミングベルト217を備え、プーリ215とプーリ216との間に掛け渡されている。回転軸226及び回転軸227はそれぞれフレーム(不図示)に回転自在に支持され、そして、回転軸226に固定されたプーリ215と、駆動モータ(不図示)により回転する回転軸227に固定されたプーリ216とは、タイミングベルト217を介して連結されている。
タイミングベルト217は、閉ループのベルトであり、その一部は固定部222にて、それぞれ上部のスライダ17に固定されている。尚、スライダ17は、フレーム(不図示)に取付けられたスライドレール218を摺動するスライドブロック219に一体的に固定されており、スライドレール218に沿って摺動自在とされている。尚、図7に示すスライダ17は、前述の退避位置に配置されている。
従って、前記駆動モータ(不図示)が回転し、回転軸227がR1方向に回転すると、タイミングベルト217が走行し、それに伴って、スライダ17がスライドレール218に沿って一体的に、退避位置から前述の突出位置に向けて移動を開始する。図8は、スライダ17が突出位置に到達した状態を示している。図8において、前記駆動モータ(不図示)が逆回転し、回転軸227がR2方向に回転すると、スライダ17は、図7に示す退避位置に向けて再び移動を開始する。
〔押さえ部材の回転駆動機構〕押さえ部材19の回転駆動機構211は、図9に示すように、載置部24の下方に配置される。回転駆動機構211は、押さえ部材19、押さえ部材19の両側に一体的に取付けられた支持板192a、192b及び支持板192a、192bを一体的に回転させる回転軸191を備え、駆動モータ(不図示)により回転軸191が回転すると、押さえ部材19は支持板192a、192bを介して回転軸191回りに回動する。尚、図9に示す押さえ部材19は、前述の退避位置に配置されている。
図9において、前記駆動モータ(不図示)が回転し、回転軸19
1がR3方向に回転すると、それに伴って、押さえ部材19は退避位置から前述の進出位置に向けて回動を開始する。図10は、押さえ部材19が前述の進出位置に到達した状態を示している。図10において、前記駆動モータ(不図示)が逆回転し、回転軸191がR4方向に回転すると、押さえ部材19は、図9に示す退避位置に向けて再び回動を開始する。
尚、前記押さえ部材19の駆動機構の実施形態については、押さえ部材19を退避位置から進出位置にかけて往復回動する構成(回転駆動機構211)を示したが、本発明はこの形態に限ることなく、例えば、押さえ部材19を回動することなく、退避位置から進出位置にかけて往復移動する(水平方向にスライドする)ように構成してもよい。この場合、スライダ17と押さえ部材19は、前記実施形態と同様、双方共に櫛状に形成され、櫛状に形成された押さえ部材19は、櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動する。
〔積層製本部〕 図2に示すように、積層製本部2は、載置部24と、規制ガイド23と、幅方向両側に対向して配置された一対のプレス部26(26a、26b)を備えており、規制ガイド23は、用紙供給部1における用紙排出コンベア16、一対の排出ローラ22及びスライダ17を経て送出られた用紙Pの前端部を載置部24の前端部に案内する。プレス部26は、載置部24に載置された用紙Pの接着剤塗布ラインKをプレスし、製本する。
これによれば、載置部24において積層された所望枚数の用紙Pを、前記プレス部26により、用紙Pの接着剤塗布ラインKの位置で互いに確実に強固に接着することができる。尚、幅方向の一方の端辺に形成される接着剤塗布ラインK(接着剤塗布ノズル15aにより形成)に加えて、中央部に接着剤塗布ノズル15bにより接着剤を塗布し、プレス部26bによりプレスして接着剤塗布ラインKを2箇所に有する冊子Sとしてもよい。又、さらに、前記中央部の接着剤塗布部の近傍にミシン目を形成してもよい。この場合、前記ミシン目にて冊子Sを切り離せば、2部の小冊子ができることになる。
〔プレス部〕 次に、プレス部26の構成について、図15に基づき具体的に説明する。図15において、プレス部26は、載置部24の上方に配置されており、プレス部26の加圧板50は、前記載置部24に所定間隔をおいて上方から対向している。
図15は、プレス部26の拡大右側面図であり、プレス部26は、下方に突退自在なロッド部55aを有するエアシリンダ55と、前記ロッド部55aの下端部に連結された前記加圧板50とを備えている。該加圧板50は、前後方向の略中央部が、回動軸51を介して前記ロッド部55aの下端に回動自在に連結されており、前記ロッド部55aと共に上下方向に移動する。
すなわち、図15(a)に示すシリンダ55のロッド部55aを伸張することにより、加圧板50を下降させ、図15(b)に示すように、載置部24上に載っている用紙Pの右端部(接着剤塗布部K)を、載置部24と加圧板50との間で挟圧し、これにより、複数の用紙Pを接着し、冊子Sとして製本するようになっている。プレス部26によりプレスし、製本することで、自重により相互に接着させることが比較的困難な上層の用紙Pを確実に接着し、製本することができる。また、この時、たとえ接着剤塗布部Kの厚みが不均一で、用紙Pの表面が傾斜していたり、膨らんだ状態であっても、図15に示すように、加圧板50は、その前後方向の中央部がヒンジ軸51により回動自在に支持されているので、積層された用紙Pの表面の傾斜あるいは膨らみに対応して、加圧板50が回転軸51回りに傾斜し、加圧する。これにより、用紙Pの接着剤塗布部Kは、前後方向の全長に亘り、均一に加圧され接着される。
〔冊子Sの排出動作〕次に、冊子Sの製本装置10本体からの排出動作について説明する。図2において、本発明の製本装置10本体は、成果物としてのプレス後の冊子Sを載置部24から滑らせながら排出する為に、製本装置10本体の装置全体が左右方向の一方に所定の角度で傾斜している。前記載置部24上に積載される用紙Pは、載置部24の傾斜方向の下端側に配置されるガイド板(不図示)によりその端部が支持されており、前記用紙Pはプレス加工終了時までは載置部24から排出されることなく、前記ガイド板に沿って整然と積載されていく。
これにより、載置部24上においては、積載されていく用紙Pは前後左右の端部が整然と揃えられることになる。すなわち、用紙Pの前後左右の端部の内、前後(前方、後方)端部については、規制ガイド23及び、押さえ部材19により揃えられ、左右端部については、傾斜下方のガイド板に突き当てることにより揃えられる。その後、その状態のまま、プレス部26により用紙Pが接着され冊子Sとして製本される。
プレス部26により用紙Pが接着され、冊子Sとして製本された後、加圧板50が上昇し、用紙Pの積載端部を支持していた前記ガイド板が前記積載端部から退避することにより、冊子Sは載置部24の傾斜面に沿って下方に排出される。
〔第一の実施形態の製本方法〕次に、前記構成の第一の実施形態の製本方法について、図11、図12を用いて(a)から(f)の順に説明する。
(1)図11(a)に示すように、用紙供給部1では、前工程から冊子用の用紙Pが、一枚ずつ、センサー14を通って接着剤塗布機構11に送り込まれ、用紙排出コンベア16で前方に搬送される。尚、センサー14により接着剤の塗布が必要とされた用紙Pには、用紙排出コンベア16による搬送過程において、接着剤塗布ノズル15から接着剤が吐出されることにより、用紙Pの右端部の上面に、線状に接着剤が塗布される(接着剤塗布ラインK)。このとき、スライダ17と押さえ部材19は、用紙排出コンベア16から排出される用紙Pに干渉しない位置であって、用紙排出コンベア16の終端部に退避する退避位置に配置されている。尚、図11(a)に示す状態は、前述の図3に示す状態に相当する。
(2)次に、図11(b)に示すように、用紙Pが用紙排出コンベア16の終端部で排出される時点に同期させて、スライダ17前方へ向けて進出させると、用紙Pの先端がスライダ17の先端部に支承されて、下方の載置部24上の積載済の用紙Pに衝突することなく前方へ案内される。したがって、スライダ17の進出速度は用紙排出コンベア16のベルト走行速度と略同一になすことが好ましい。
(3)次に、図11(c)に示すように、用紙Pを上面に載せたスライダ17をさらに前方へ進出させ、載置部24上方を規制ガイド23に向けて突出する突出位置、つまりスライダ17が最も進出した位置に到達する。このとき、押さえ部材19は規制ガイド23へ向けて進出を開始する。尚、図11(c)に示す状態は、前述の図4に示す状態に相当する。
(4)次に、図12(d)に示すように、押さえ部材19により、スライダ17上面の用紙を、載置部24上の規制ガイド23に向けて移動させた後、用紙Pをスライダ17上面において押さえ部材19と規制ガイド23との間に保持する。尚、図12(d)に示す状態は、前述の図5に示す状態に相当する。
(5)次に、図12(e)に示すように、用紙Pをスライダ17上面において押さえ部材19と規制ガイド23との間に保持したままの状態で、スライダ17を退避位置に向けて後退させながら引き抜く。これにより、用紙Pは、先端部から載置台24に向けて落下し、載置台24上に載置される。尚、図12(e)に示す状態は、前述の図6に示す状態に相当する。
(6)次に、図12(f)に示すように、用紙Pの後端を規制していた押さえ部材19は、退避位置に向けて移動を開始する。これにより、スライダ17及び、押さえ部材19は双方共に初期の退避位置に配置される。
以上(1)から(6)の動作を繰り返すことにより、用紙供給部1より排出された用紙Pを載置部24において下から順に積層することができる。そして、載置部24に積載された所望枚数の用紙Pを、積層製本部2におけるプレス部26により、用紙Pの所定箇所に塗布された接着剤塗布ラインKをプレスし、冊子を作成する。
以上によれば、スライダ17を中継して排出される用紙Pは、用紙排出コンベア16から排出時の衝撃が緩和され、規制ガイド23にて用紙Pの端辺を容易に揃えることができる。又、単位用紙Pの上面に塗布した接着剤が先の単位用紙Pの下面に付着し、擦れることもない。
〔他の実施形態の製本方法〕次に、前記構成の他の実施形態の製本方法について、図13、図14を用いて(a)から(e)の順に説明する。本発明の製本装置は、次のような変形構成を採用してもよい。尚、本実施形態においては、第一の実施形態における一対の排出ローラ22は省略しているが、第一の実施形態と同様に設置してもよい。
(1)図13(a)に示すように、用紙供給部1では、前工程から冊子用の用紙Pが、一枚ずつ、センサー14を通って接着剤塗布機構11に送り込まれ、用紙排出コンベア16で前方に搬送される。このとき、中間ベルトコンベア21は、用紙排出コンベア16から排出される用紙Pに干渉しない位置であって、用紙排出コンベア16の終端部に退避する退避位置に配置されている。
(2)次に、図13(b)に示すように、用紙Pが用紙排出コンベア16の終端部で排出される時点に同期させて、中間コンベア21をベルト走行させない状態で前方へ向けて進出させると、用紙Pの先端が中間ベルトコンベア21先端に支承されて、下方の載置部24上の積載済の用紙Pに衝突することなく前方へ案内される。したがって、中間ベルトコンベア21の進出速度は用紙排出コンベア16のベルト走行速度と略同一になすことが好ましい。
(3)次に、図13(c)に示すように、用紙Pを上に載せた中間コンベア21をベルト走行させない状態でさらに前方へ進出させ、載置部24上方を規制ガイド23に向けて突出する突出位置、つまり中間ベルトコンベア21が最も進出した位置に到達する。このとき、中間コンベア21は前方へのベルト走行を開始し、中間コンベア21上の用紙P前端部を規制ガイド23に当接させる。
(4)次に、図14(d)に示すように、用紙Pを中間コンベア21の下方の載置部24上の積載用紙Pに当接することなく案内した後、つまり中間ベルトコンベア21が最も進出した突出位置に至った後、今度は中間ベルトコンベア21のベルトを前方へ走行しながら中間ベルトコンベア21全体を前記退避位置に向けて後退させる。
(5)次に、図14(e)に示すように、中間ベルトコンベア21のベルトを前方へ走行しながら中間ベルトコンベア21全体を前記退避位置に後退させると、用紙Pは、その前端部を規制ガイド23に当接させた状態で載置部24上に載置される。
以上(1)から(5)の動作を繰り返すことにより、用紙供給部1より排出された用紙Pを載置部24において下から順に積層することができる。そして、載置部24に積載された所望枚数の用紙Pを、積層製本部2におけるプレス部26により、用紙Pの所定箇所に塗布された接着剤塗布ラインKをプレスし、冊子を作成する。
以上によれば、中間ベルトコンベア21を中継して排出される用紙Pは、用紙排出コンベア16から排出時の衝撃が緩和され、規制ガイド23にて用紙Pの端辺を容易に揃えることができる。又、単位用紙Pの上面に塗布した接着剤が先の単位用紙Pの下面に付着し、擦れることもない。
尚、上記各実施形態では、接着剤塗布機構11を備え、前記接着剤塗布機構11により用紙の所定箇所に塗布された接着剤によって互いに接着することにより冊子Sを作成する積層製本部2を備えている製本装置10について記載したが、本発明にかかる積層製本部2は、接着剤塗布機構11を有せず、製本を行わないで、単に用紙を積層するのみのスタッカー装置にも用いるこ
とができる。
又、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。又、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
K 接着剤塗布ライン
F 排出方向
P 用紙
S 冊子
1 用紙供給部
2 積層製本部
10 製本装置
11 接着剤塗布部
14 センサー
15 接着剤塗布ノズル
16 用紙排出コンベア
17 スライダ
19 押さえ部材
21 中間ベルトコンベア
22 排出ローラ
23 規制ガイド
24 載置部
26 プレス部
50 加圧板
51 回転軸
55 エアシリンダ
55a ロッド部
191 回転軸
192 支持板
210 スライド駆動機構
211 回転駆動機構
215 プーリ
216 プーリ
217 タイミングベルト
218 スライドレール
219 スライドブロック
222 固定部
226 回転軸
227 回転軸

Claims (8)

  1. 複数枚の用紙を一枚単位で供給する用紙供給部と、前記用紙供給部により供給された用紙の重ね合わせ面の所定箇所に一枚単位で接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記接着剤塗布部により接着剤が塗布され、前記用紙供給部より排出された用紙を載置部において下から順に積層し、且つ、積層された所望枚数の用紙を、前記用紙の所定箇所に塗布された接着剤によって互いに接着することにより冊子を作成する積層製本部とを備えている製本装置において、
    前記載置部上には、用紙排出方向前端部の位置を規制する規制ガイドを有し、前記用紙供給部は、用紙を供給し排出する用紙排出機構と、前記用紙排出機構の終端下方に配置され、用紙排出方向に沿って前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて進退自在なスライダを備える、ことを特徴とする製本装置。
  2. 前記スライダは、用紙排出方向に下向き傾斜した状態で、前記載置部上方において進退動作を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記スライダは、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記載置部上方を前記規制ガイドに向けて突出する突出位置とに移動可能に構成され、前記突出位置にて、櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動する櫛状に形成された押さえ部材をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記押さえ部材は、前記用紙排出機構の終端部に退避する退避位置と、前記用紙排出機構の終端部より前記規制ガイドに向けて進出する進出位置に移動可能に構成される、ことを特徴とする請求項3記載の製本装置。
  5. 前記用紙供給部により供給される用紙は、前記用紙供給部における前記用紙排出機構から前記スライダに受け渡された後、さらに、前記スライダから前記載置部に受け渡されるように構成される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の製本装置。
  6. 前記積層製本部は、前記載置部に載置された用紙における接着剤が塗布された所定箇所をプレスし、製本するプレス部を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の製本装置。
  7. 前記用紙排出機構の用紙排出方向下流部に、前記用紙排出機構とは独立駆動され、前記載置部に用紙を排出する一対の排出ローラを備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の製本装置。
  8. 用紙排出機構により供給され排出された用紙を、前記用紙排出機構の終端下方に配置され用紙排出方向に沿って進退自在なスライダに受け渡し、前記受け渡しは、前記スライダを前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させながら、前記用紙が前記用紙排出機構から前記スライダ上面に受け渡され、
    前記スライダが前記規制ガイドに接近する突出位置にて、櫛状に形成された前記押さえ部材により櫛状に形成された前記スライダの間に交差しながら用紙排出方向に沿って移動することにより、前記スライダ上面の用紙を、前記載置部上の規制ガイドに向けて移動させ、前記用紙を前記スライダ上面において前記押さえ部材と前記規制ガイドとの間に保持すると共に、前記スライダを前記規制ガイドから離れる退避位置に向けて移動させながら引き抜くことにより、前記用紙を前記載置部内に落とし込んで前記載置部に用紙を送り渡す、ことを特徴とする用紙移載方法。
JP2020177041A 2020-10-22 2020-10-22 製本装置 Pending JP2022068399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020177041A JP2022068399A (ja) 2020-10-22 2020-10-22 製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020177041A JP2022068399A (ja) 2020-10-22 2020-10-22 製本装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022068399A true JP2022068399A (ja) 2022-05-10

Family

ID=81460097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020177041A Pending JP2022068399A (ja) 2020-10-22 2020-10-22 製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022068399A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5578806B2 (ja) 中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法
JP6085189B2 (ja) 後処理装置の導入通路へ中本を供給する装置
US6966553B2 (en) Device for preparing adhesive bindings of blocks and brochures, especially for small print runs
US7524155B2 (en) Bookbinding apparatus and image forming system
JP2698746B2 (ja) 製本装置
JP2004338954A (ja) 三方裁断機に装填をする装置
US8579274B2 (en) Cover feeder for multiple format covers
CN1880101B (zh) 纸摞运送装置
CN111252612B (zh) 介质输送装置及介质处理装置
KR100582099B1 (ko) 제본될 페이지에 2부분 제본 접착제를 도포하기 위한 장치 및 방법
US20040141830A1 (en) Pasting and bookbinding apparatus and image forming apparatus equipped therewith
CN102107566B (zh) 纸摞运送装置
JP2022068399A (ja) 製本装置
JP5295838B2 (ja) 製本装置及び製本方法
JPH09240165A (ja) 中綴折機
US10974533B2 (en) Device and method for the alignment of a book block consisting of single sheets and/or signatures
EP1752405A2 (en) Sheet post-processing apparatus
JP3907795B2 (ja) 用紙綴じ機
CN112776501B (zh) 纸张束对齐装置
EP3772418B1 (en) Bookbinding apparatus
JPH07157098A (ja) 折丁供給装置
JP7204230B2 (ja) 丁合・中入れ装置
JP5504424B2 (ja) 製本装置、製本方法及びスタッカー装置
JP5394810B2 (ja) 用紙反転装置
JP2020105019A5 (ja) 冊子排出装置と製本装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240611