JP2022064747A - 筐体及び記録装置 - Google Patents

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Yasuhiro Ota
成子 林
Shigeko Hayashi
瞭 中島
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Abstract

【課題】カバーの開動作の操作性を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】側面に水平方向に凹むように設けられた凹部と、前記凹部の奥に設けられた開口部と、を有する筐体であって、開口部を閉じる閉状態と、開口部を開く開状態と、に回転可能なカバーと、開口部の下方側に設けられ、カバーの回転中心となるカバー軸部前記開口部の上方側に設けられ、前記カバーを前記閉状態で保持するためのロック部と、を備え、カバーは、閉状態においてロック部に係止される係止位置と、係止されない非係止位置と、にレバー軸部を中心に回動可能なレバーを有し、レバーは、カバー軸部とレバー軸部を通る仮想線よりも外側に位置する操作部を有することを特徴とする筐体。【選択図】図6

Description

本発明は、記録ヘッドを覆うカバーを開閉させるカバー開閉機構を備えた筐体、及びそれを備えた記録装置に関する。
インクジェットなどの記録装置は、安全性やインク汚れの観点から記録装置の内部と外部を壁で隔てている。この壁を開閉可能なカバーで構成することで、プリントヘッドの交換や紙詰まりの処理などのメンテナンスを行う際において、ユーザーが記録装置内部にアクセスすることが容易となる。かかる構成においては、カバーと記録装置との間にロック機構を設け、通常使用の際には閉じた状態が保持されるように構成される(例えば、特許文献1)。
特開2018-203524号公報
特許文献1に記載の構成は、図12に示すように、装置上部に画像読取部が設けられているため、筐体正面に奥まって設けられた記録材の排出口周辺を開くようにカバーが設けられた構成である。このような構成において、カバーの操作部上方に筐体の一部(読取部)が張り出しているため、ユーザーは、手を差し込んでカバーの操作部をつかみ、カバーの開閉を操作することになる。その筐体にカバーと係合するロック部が取り付けられ、カバーの機内側にはロック部と係合するためのフック部がついている。そして、カバーを開くときには、カバーの保持力を解除するために、カバーに対して矢印27方向に操作力をかける必要があるが、カバー回転軸が筐体下についていることとカバー操作部の位置が回転軸より上部にあることから、カバーが開く方向が矢印26方向となる。これにより、カバーの保持力を解除する操作力の荷重の方向が矢印26とは異なることから、単一の操作では、操作力がカバー保持力を上回りにくくなっており、カバーが開きにくい。
本発明の目的は、カバーの開動作の操作性を向上させることができる技術を提供することである。
本発明の筐体は、
側面に水平方向に凹むように設けられた凹部と、前記凹部の奥に設けられた開口部と、を有する筐体であって、
前記開口部を閉じる閉状態と、前記開口部を開く開状態と、に回転可能なカバーと、
前記開口部の下方側に設けられ、前記カバーの回転中心となるカバー軸部と、
前記開口部の上方側に設けられ、前記カバーを前記閉状態で保持するためのロック部と、
を備え、
前記カバーは、前記閉状態において前記ロック部に係止される係止位置と、係止されない非係止位置と、にレバー軸部を中心に回動可能なレバーを有し、
前記レバーは、前記カバー軸部と前記レバー軸部を通る仮想線よりも外側に位置する操作部を有することを特徴としている。
本発明は、カバーの開動作の操作性を向上させることができる技術を提供することである。
本発明の第1の実施形態である記録装置を示す断面図である。 第1の実施形態におけるジャム時やメンテナンス等を対応する時のカバー開閉の正面図である。 第1の実施形態におけるカバーを示す概略図である。 第1の実施形態におけるレバーを示す概略図である。 第1の実施形態におけるロック部材を示す概略図である。 第1の実施形態におけるロック解除動作を示す概略図である。 第1の実施形態におけるロック解除後のカバー開動作の概略図である。 第2の実施形態におけるレバーを示す概略図である。 第2の実施形態におけるロック解除動作を示す概略図である。 第3の実施形態における排出トレイ部収納を示す概略図である。 第3の実施形態における排出トレイ部収納時の概略図である。 先行件の構成を示す記録装置断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すように記録部4の走査方向をX方向と定義する。搬送方向(Y方向)によって作られる平面に対し垂直な方向をZ方向と定義する。記録装置1において、カバー20を隔てて記録部4がある側を内側(機内)、その反対側を外側(機外)と定義する。なお、各図面において同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
<第1の実施形態>
図1(a)、図1(b)は、インクジェット記録装置1(以下、「記録装置」ともいう)の断面図である。記録装置1は、給紙部2、記録部4、排出部、および排出トレイ部80を含む。記録装置1の上部には、原稿などから画像を読み取り、パソコン等の外部接続機器に保存する為の読取部3が備えられている。給紙部2において、給紙トレイ9に積載されたシートは搬送ローラ5によって搬送され、記録部4の下部に送られる。記録部4の下部に送られたシートは、プラテン7上に保持された状態で画像が記録された後、排出ローラ6と拍車機構11によって、シートは排出トレイ部80上に排出される。記録装置1の正面側の側面には、読取部3のZ方向下側(-Z方向)で且つ第1のトレイ81aの上方に位置するエリアに開口空間12を形成する水平方向(Y方向)に凹む凹部16が形成されている。カバー20は、凹部16の奥に設けられた開口部17おいて、機外と機内を隔てる壁の役割があり、主にユーザーがメンテナンス時に内部にアクセスするために必要となる。具体的には、キャリッジに対するプリントヘッドの着脱作業、搬送部、記録部4、排出口13の清掃作業、排出口近辺でのシート詰り(ジャムの解消)などである。レバー30は、メンテナンスの作業範囲を避けた位置に設けられている。
図2(a)は,カバー20が閉位置にあるときの記録装置1の正面図である。凹部16は、記録装置1のX方向において略中央に位置し、Y方向において記録装置1の筐体としての下筐体10の側面から凹んだ構成となっており、その奥側に排出口13が設けられている。凹部16は、下筐体10の側面に、側方に向かって開口し、筐体内部のメンテナンス作業を行うエリアとなっている。排出口13は、凹部16の奥側の側面の下方において開口しており、その周囲が開閉可能なカバー20で覆われている。カバー20は、凹部16を正面に見たとき(X方向に見たとき)に凹部16の奥側全体を塞ぐようなサイズ、形状をなしており、凹部16の奥まった位置(筐体の側面より内側の位置)において、機内
と機外を隔てている。記録装置1の下筐体10には、カバー20を閉状態で維持すべく、遮蔽部15を係止するためのロック部40を有し、カバー20はその先端に、ロック部40に係止されるレバー30を有している。
レバー30は、X方向においてカバー20の略中央に配置され、読取部3に取り付けられたロック部40と係合するため、カバー20の上部に位置している。なおロック部40は下筐体10に取り付けられていてもよい。その為、カバー20略中央に保持力をかけられる、装置X方向略中央にレバー30が配置されるのが望ましい。図2(b)はカバー20が開位置にあるときの記録装置1の正面図であり、プリントヘッドなどのメンテナンス時における記録部4の配置を示す一例である。メンテナンス時において、ユーザーは、カバー20を開き機外から機内へ開口空間12から開口部17を介してアクセスする。記録部4のカートリッジ18は、記録装置の電源オフ時や、メンテナンスのために動作が停止されてカバー20が開かれる際には、所定の位置として、図2(b)に示すホームポジションに移動するように構成されている。図2(b)に示すように、ホームポジションに位置するカートリッジ18に対して、ロック部40は、カートリッジ18の着脱に必要な着脱スペース19を避けて配置されている。これにより、カートリッジ18の着脱作業においてロック部40が邪魔になることが無く、ロック部40がカートリッジ18の交換などを含むメンテナンス作業の邪魔にならない構成を実現することができる。
図3(a)、図3(b)、図3(c)は、開閉可能なカバー20を示した斜視図・側面図である。カバー20は、開口部17の下方側に設けられたカバー軸部20a、20bにて回転可能に下筐体10に軸支されている。カバー20は、カバー軸部20a、20bを回転中心として回動可能であり、外部から記録装置1の内部へのアクセスを規制するカバー閉位置と外部から記録装置1の内部へのアクセスが可能となるカバー開位置とが選択可能となっている。カバー20は、凹部16のY方向奥側において排出口13の周囲を開閉するように設けられており、開口部17の一端側としてのY方向奥側のZ方向下端側において水平方向(X方向)に延びる回転軸を中心に回動可能に設けられている。カバー20は、カバー軸部20a、20bから延びる板状の遮蔽部15を有している。カバー20は、遮蔽部15がカバー軸部20a、20bから開口部17の他端側として上面側に向かって略上方に延びる、立設された状態(角度)において、開口部17を、排出口13を除いて、塞ぐ閉状態となる。また、カバー20は、遮蔽部15が閉状態における角度から、カバー軸部20a、20bとは反対側の先端側が筐体外部側に倒れるように傾倒した(略水平に延びる)状態(角度)まで回動することで、開口部17を筐体外部に開放する開状態となる。
カバー20越しに拍車機構11と排出ローラ6の間の空間が、シートの排出口エリア24となる。カバー20は閉位置であってもシートの排出を許容しており、記録部4から搬送されたシートは点線で示す排出口エリア24の隙間を通り、機外へ排出される。カバー20には、図4で説明する操作部30を保持するレバー軸受け部21a、21bが設けられている。また、レバー30を操作した際、自動で戻ることを目的とした弾性部材(ばね)を保持する形状、バネ保持部22が備わっている。弾性部材として、ばね36を本実施形態では用いる。ばね36を設ける位置は、図4に示すように、軸30aをガイドとして用いて、ばね36の一端をバネ保持部34に差し込み固定する。そして、他方の一端をカバーのバネ保持部22に差し込み固定する。カバー20とレバー30は、このばね36により付勢力を伴う。カバー20には、拍車機構11を保持する形状として点線で示すエリア25にある保持機構が配置されている。カバー20の最外面(筐体外部側の側面)20cに、該最外面20cからカバー20の外側へ(筐体外部側に向かって)凸状に突出するカバーつまみ部23が設けられている。
次にカバー20のロック機構Aを図4、図5、図6、図7で示す。ロック機構Aは、カ
バー20に備えられた操作部であるレバー30と、開口部17の上方側において読取部3に備えられたロック部40で構成される。
図4(a)、図4(b)、図4(c)は、カバー20に設けられたレバー30を示した斜視図・側面図である。レバー30は、レバー軸部30a、30bが、カバー軸部20a、20bと平行にカバー軸受け部21a、21bで軸支されている。レバー30は、ロック機構Aに必要な構成として、ロック部40との係合部となるフック部31と、フック部31の裏側に、フック部31とロック部40との係脱を操作するためのレバー操作部33と、を備えている。フック部31は、レバー30がロック部40に係止される位置においてロック部40よりも筐体内部側に向かって延びて鉤状にロック部40の筐体内部側に回り込むことが可能な形状を有しており、カバーが開から閉時に作用するフック部カム面31aと、カバーが閉から開時に作用するフック部カム面31bが備わっている(詳細は図6で説明)。
レバー操作部33は、レバー30がロック部40に係止されている状態にあるときに、レバー軸部30a、30bから筐体外部側に向かって延びる形状を有しており、その上面が、ロック解除時にユーザーから押圧される被押圧面となっている。該被押圧面が押されると、レバー操作部33においてレバー軸部30a、30bが設けられた側とは反対側である先端側がカバー軸部20a、20bに向かう方向に変位するように回動する。レバー操作部33を操作することで、レバー軸部30a、30bを回転中心として回動し、ロック解除を行う。
さらに、レバー30には、図3で説明した弾性部材のばね36を保持する形状として、バネ保持部34が備わっている。レバー操作部33を操作することで、レバー軸部30a、30bを回転中心として、フック部31とロック部機構41が係合したロック位置と、フック部31とロック部機構41が離間したアンロック位置と、に回動可能である。すなわち、レバー30は、係止位置としてのロック位置においてフック部31がロック部機構41に係止され、非係止位置としてのアンロック位置においてフック部31がロック部機構41に係止されない(係止解除)。また、付勢手段としてのばね36により、レバー30は、特段の外力が加わらない限り、ロック位置を維持するように構成されている。
図5(a)、図5(b)は、下筐体10もしくは読取部3に取り付けられたロック部40を示した斜視図・断面図である。ロック部40は、カバー閉時に作用するロック部カム面41aとカバー開時に作用するロック部カム面41bが備わっている(詳細は図6で説明)。ロック部40は、ビス締結部42を介して下筐体10もしくは読取部3にビス43によって締結される。
図6(a)、図6(b)は、ロック解除機構を示す断面図であり、レバー30、カバー20、ロック部40の長手方向は水平方向に延びている。レバー30は、ユーザーがカバー閉時にレバー操作部33に対してZ方向下向きの力を加えると、レバー軸30a、30bを中心に矢印37の方向に回転し、記録装置内部に位置するフック部カム面31bがロック部カム面41bと接触しながら回転する。レバー30をロック部40から解除する時、レバー軸30a、30bが支点、レバー操作部33が力点、フック部カム面31bが作用点となる。すなわち、ロック部カム面41bに対して筐体内部側から筐体外部側に向かって対向して引っかかっているフック部カム面31bが、ロック部カム面41bに対して滑ることで、ロック部カム面41bとの係合状態が解除される。
レバー30がロック部40にロックされた状態においては、図6(a)ではフック部カム面31bはロック部カム面41bよりもZ方向において上向きに位置する。Y方向においては、フック部カム面31bとロック部カム面41bの接触点が、カバー軸部20a、
20bとレバー軸部30a、30bとを通る仮想線50より本体奥側(-Y方向)に位置する。また、レバー操作部33は、カバー軸部20a、20bとレバー軸部30a、30bとを通る仮想線50より本体手前側(+Y方向)に位置している。
レバー30がロック部40から解除された状態においては、図6(b)ではZ方向においてはレバー操作部33の手前側先端がレバー軸部30a、30bより下方に位置し、フック部カム面31bはロック部カム面41bよりもY方向において手前側に位置する。レバー操作部33とカバーつまみ部23に囲まれた領域が、レバー操作空間35となる。レバー操作空間35を広く取ることで、レバー操作の回動角が確保されている。レバー操作部33を操作することでロック解除をなすことができるが、順手で第2指から第5指で操作部を操作する方法だけでなく、逆手において第1指以外でカバーつまみ部23を支えつつ第1指でレバー操作部33を押さえる、カバーつまみ部23とレバー操作部33をつまむ方法でもロック解除が可能となっている。レバー操作部33は、ユーザーが手をかけやすいように、カバーの傾きによらず水平方向に延びた構成になっている。カバーつまみ部23は、レバー30の係止解除におけるレバー操作部33の回動方向における下流側においてレバー操作部33に隣接する部分を有していれば、他の形状構成は任意である。
図7(a)、図7(b)、図7(c)は、カバー開動作と作用する力の関係を断面から示した概略図である。図7(a)は、レバー30とロック部40が係合されることでカバー20が閉位置に保持された状態である。図7(b)では、レバー操作部33をユーザーが操作することでレバー30とロック部40のロック機構A(図6)が解除された状態を示している。図7(c)には、ロック機構Aが解除されたことによって、カバーが矢印26方向に開位置まで回転した様子を示した。
図7(a)に示すように、レバー操作部33は、カバー20を開くべくレバー20のロックを解除する際において、矢印51の力がユーザーによって加えられる。このときレバー操作部33において力が加えられる面(被押圧面)は、カバー軸部20a、20bとレバー軸部30a、30bとを通る仮想線50よりも筐体外部側に位置している。また、被押圧面が押されると、レバー操作部33の先端側がカバー軸部20a、20bに向かう方向に変位するように回動するように構成されている。被押圧面で受ける力には、図7(a)に示すように、カバー軸部20a、20bに向かう方向に作用する分力52や、カバー2の閉状態から開状態への回動方向の分力53などが含まれる。このようにレバー操作部33をカバー軸部20a、20bとレバー軸部30a、30bとを通る仮想線50よりもカバーの回転方向26側に構成することで、レバー解除方向37とカバー開方向26が同一方向への回転モーメントになる。これにより、ユーザーはワンアクションでレバー30の離間とカバーの開き動作を行うことが可能である。
<第2の実施形態>
第2の実施形態として、図8・図9に示す構成を挙げる。図8は、レバー30のフック部31の対向面38にリブ状突起39がある模式図である。図9は、第2の実施形態における開閉機構の接触点・力の向きを示した断面図である。第1の実施形態で示すカバー開閉機構は図6・図7で示したとおりである。しかしながら、レバー操作部33を押圧して開動作を行なうと、フック部カム面31bとロック部カム面41bの接触面60aを支点として、カバー部材20が筐体奥側(-Y方向)に変形する場合がある。開動作において、レバー30の開動作よりカバー20の変形が先行し発生すると、フック部31がロック部40に対してZ方向で食い込んでしまう。その為、カバー20の開操作力が重くなる場合がある。
本現象の改善策として、レバー30に、ロック部40とフック部31の間の隙間をなくすようなリブ高さBのリブ状突起39を設けている。リブ状突起39の効果として、レバ
ー操作部33を押圧した時にリブ状突起39はロック部カム面41aの端面と点60bで接触をする。レバー30は接触しながら回転することで、レバー30は点60bを回転支点としてフック部31が矢印37方向に回転する。すなわち、リブ状突起39は、突き当て部として、ロックカム面41bとフック部カム面31bとの間で滑りが生じるレバー30とロック部40との間の相対移動の支点となるように、ロック部40におけるロック部カム面41bの裏側の部分に突き当たる。リブ状突起39により、レバー30の回転支点が軸30a、30bから点60bに変化することで、カバー20の変形が抑制されロック解除の回転動作が先行して動くためスムーズになる。よって、より小さい操作力での開動作が可能となる。
<第3の実施形態>
図10(a)、図10(b)、図10(c)は、排出トレイ部80の構成および伸長動作を示す断面からの説明図である。排出トレイ部80は、排出口13から筐体外部側に向かって延出し、排出口13から排出された記録媒体を保持するトレイ連結体として、第1の排出トレイ81aと第2の排出トレイ81bと排出トレイガイド81cによって構成されている。図10(a)は、排出トレイ部80がすべて閉じた状態を示しており、第1のポジションと定義する。図10(b)は、排出トレイ部80がすべて伸長した状態を示しており、第2のポジションと定義する。図10(c)は、排出トレイ部80の一部が閉じた状態で図10(b)から図10(a)へ移行する途中を示しており、第3のポジションと定義する。
第1の排出トレイ81aのX方向両側には、シートの排出方向上流側に位置する左右の回動軸(不図示)が設けられており、これらの回動軸は、排出トレイガイド81cに設けられた左右の穴に回動可能に取り付けられている。第2の排出トレイ81bは、排出トレイガイド81cによって、シートの排出方向に沿って引き出しおよび押し込み可能にガイドされている。図10(b)に示すように、第2の排出トレイ81bは引き出される過程の中で、シートの排出方向下流側の端部(第2の排出トレイ81bの把手83付近)が持ち上がるように保持されている。第2の排出トレイ81bは、操作する為の把手83があり、把手83の搬送方向上流側に把手83に隣接する形で凹領域84が形成されている。記録中にインクが無くなった場合において、排出トレイ部80を伸長した状態(第2のポジション)でメンテナンスの為、カバー20を開いてしまう事がある。その状態においては、カバー20が第2の排出トレイ81bに載った状態となってしまい、メンテナンスを行うには、カバー20を開いた事により開口空間12が狭くなる。十分な開口空間12を確保するには、排出トレイ部80を収納する必要がある。
第2の排出トレイ81bを第1のポジションに収納する時、第2の排出トレイ81bの排出下流側先端部分を押すだけで、カバーつまみ部23と斜面86が摺動してカバーつまみ部23とレバー操作部33が把手凹領域84に入り込み第1のポジションに移行する。
図11は、排出トレイ部80の収納時におけるカバー20の開状態を示す断面図である。第2の排出トレイ81bに、カバー20が覆い被さる形でカバー20が開いた状態となっている。カバー20の操作部に対して凹領域84がXYZ方向で十分な広さを持つ為、第2の排出トレイの凹領域84にカバー20の操作部(レバー操作部33とカバーつまみ部23)が収納される。
カバー20開状態かつ排出トレイ部80が収納された(トレイ連結体が完全に縮んだ)状態において、排出トレイ部80を操作可能とするための隙間として、第2の排出トレイ81bの把手83とレバー30がなす点線で示したスペース85が形成される。スペース85は、指先が入るのに十分なクリアランスであることから、カバー20に邪魔されずに把手83にアクセスが可能となる。このことから、スペース85から把手83を操作する
ことで第2の排出トレイ81bを完全に収納する事も、また引き出す事も可能である。すなわち、本実施形態によれば、カバー20が開状態にあるときにおいても、排出トレイ部80を伸縮可能に構成することができる。
上記各実施形態は、技術的な矛盾が発生しない限り、それぞれの構成を互いに組み合わせて構成することができる。
また、インクジェット方式を利用した画像形成装置を例に説明したが、電子写真方式式を利用した画像形成装置においても同様である。以上説明した構成はあくまで本発明の一実施形態であり、また本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以上の実施形態の個別の形態に限定されるものではない。
1:記録装置、8:排出部、9:給紙トレイ、10:下筐体、20:カバー、23:カバーつまみ部、26:カバー開閉動作、30:レバー、31:フック部、33:レバー操作部、35:レバー操作空間、40:ロック部材、41a:ロック部カム面、41b:ロック部カム面

Claims (16)

  1. 側面に水平方向に凹むように設けられた凹部と、前記凹部の奥に設けられた開口部と、を有する筐体であって、
    前記開口部を閉じる閉状態と、前記開口部を開く開状態と、に回転可能なカバーと、
    前記開口部の下方側に設けられ、前記カバーの回転中心となるカバー軸部と、
    前記開口部の上方側に設けられ、前記カバーを前記閉状態で保持するためのロック部と、
    を備え、
    前記カバーは、前記閉状態において前記ロック部に係止される係止位置と、係止されない非係止位置と、にレバー軸部を中心に回動可能なレバーを有し、
    前記レバーは、前記カバー軸部と前記レバー軸部を通る仮想線よりも外側に位置する操作部を有することを特徴とする筐体。
  2. 前記操作部が前記レバーの係止解除の際にユーザーから受ける力には、前記カバー軸部に向かう方向の分力が含まれることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記操作部が前記レバーの係止解除の際にユーザーから受ける力には、前記カバーの前記閉状態から前記開状態への回動方向の分力が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の筐体。
  4. 前記操作部は、ユーザーによって押圧される際に、前記レバーにおける前記レバー軸部が設けられた側とは反対側である先端側が前記カバー軸部に向かう方向に変位するように回動することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の筐体。
  5. 前記操作部は、前記レバーが前記ロック部に係止されている状態にあるときに、前記レバー軸部から筐体の外部側に向かって延びる形状を有していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の筐体。
  6. 前記ロック部は、筐体の内部側に面するロック部カム面を有し、
    前記レバーは、前記ロック部に係止される位置において前記ロック部よりも前記内部側に向かって延びて鉤状に前記ロック部の前記内部側に回り込むフック部と、前記フック部において前記ロック部カム面に対して前記内部側から筐体の外部側に向かって対向する面であるフック部カム面と、を有し、前記フック部カム面が前記ロック部カム面に引っかかることで、前記ロック部に係止される状態となるように構成されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の筐体。
  7. 前記レバーは、前記レバーの係止解除の際において、前記ロック部カム面と前記フック部カム面との間で滑りが生じる前記レバーと前記ロック部との間の相対移動の支点となるように、前記ロック部における前記ロック部カム面の裏側の部分に突き当たる突き当て部を有することを特徴とする請求項6に記載の筐体。
  8. 前記レバーを前記係止位置に維持させるように前記レバーを付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の筐体。
  9. 前記カバーは、前記カバーの筐体の外部側の側面から外側に向かって突出するつまみ部を有することを特徴する請求項1~8のいずれか1項に記載の筐体。
  10. 前記つまみ部は、前記レバーの係止解除における前記操作部の回動方向における下流側において前記操作部に隣接する部分を有することを特徴とする請求項9に記載の筐体。
  11. 前記開口部は、前記凹部の奥から側方に向かって開口する開口部であり、
    前記カバー軸部は、前記開口部の下端側において水平方向の延びるように設けられ、
    前記カバーは、前記閉状態において、前記カバー軸部から略上方に延びる角度となり、前記開状態において、前記カバー軸部から略水平に筐体の外部側に向かって延びる角度となることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の筐体。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の筐体を備える記録装置であって、
    前記筐体の内部に設けられる、記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記筐体に設けられる、画像が記録された記録媒体を排出する排出口と、
    を備え、
    前記排出口は、前記凹部の奥側に設けられており、
    前記カバーは、前記凹部の奥側において、前記排出口の周囲を開閉するように設けられていることを特徴とする記録装置。
  13. 前記筐体の上部に設けられる、原稿から画像を読み取る読取部をさらに備え、
    前記開口部は、前記筐体の側面において前記読取部の下方で開口することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記排出口から前記筐体の外部側に向かって延出し、前記排出口から排出された記録媒体を保持する、伸縮可能なトレイをさらに備え、
    前記トレイは、前記カバーが開状態にあるときも伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の記録装置。
  15. 前記レバーは、前記カバーが開状態にあり、かつ前記トレイが縮んだ状態において、前記トレイを操作可能とするための隙間を、前記トレイとの間に有することを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
  16. 前記記録部は、着脱可能なカートリッジを備えており、
    前記カートリッジは、前記カバーが開閉される際に、所定の位置に位置するように構成されており、
    前記ロック部は、前記所定の位置に位置する前記カートリッジの着脱に必要なスペースを避けた位置に配置されていることを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の記録装置。
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