JP2022059900A - 開閉機構のクッション構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性部材に生じる応力を低減することのできる開閉機構のクッション構造を提供する。【解決手段】開口が形成された本体2と、本体2の開口を開閉する開閉体3と、を備えた開閉機構5のクッション構造であって、本体2と開閉体3の一方に設けられた凸部33と、本体2と開閉体3の他方に設けられた弾性部材4と、を有し、弾性部材4は、開口が開閉体3により閉じられた閉状態のときに、一方の面が凸部33と当接する板状部を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、開閉体により本体の開口が開閉される開閉機構のクッション構造に関する。
この種の開閉機構として、円柱形状の当接部と略円錐台形状の基部とを備えた合成ゴムからなるクッション材を、開閉体と本体の一方に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、開閉体が通常の閉鎖位置にあるときに、当接部が開閉体と本体の他方と当接し、基部が他方から離間する。そして、開閉体が通常の閉鎖位置よりも所定量閉じ側に移動したときに、基部が開閉体と本体の他方と当接する。また、当接部は、基部よりも低硬度の弾性体で形成されている。
ところで、特許文献1に記載のクッション材のように、弾性部材を圧縮方向に変形させると、変形時に弾性部材に生じる応力は比較的高くなる。これにより、弾性部材に永久変形が生じやすいという問題点があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、弾性部材に生じる応力を低減することのできる開閉機構のクッション構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、
開口が形成された本体と、前記本体の前記開口を開閉する開閉体と、を備えた開閉機構のクッション構造であって、
前記本体と前記開閉体の一方に設けられた凸部と、
前記本体と前記開閉体の他方に設けられ、前記開口が前記開閉体により閉じられた閉状態のときに一方の面が前記凸部と当接する板状部を有する弾性部材と、を備えた開閉機構のクッション構造が提供される。
開口が形成された本体と、前記本体の前記開口を開閉する開閉体と、を備えた開閉機構のクッション構造であって、
前記本体と前記開閉体の一方に設けられた凸部と、
前記本体と前記開閉体の他方に設けられ、前記開口が前記開閉体により閉じられた閉状態のときに一方の面が前記凸部と当接する板状部を有する弾性部材と、を備えた開閉機構のクッション構造が提供される。
この開閉機構のクッション構造によれば、開閉体により開口を閉じるときに、凸部が板状部の一方の面と当接して、板状部が弾性変形する。このとき、板状部は曲げ方向に変形することから、板状部に発生する応力は、圧縮方向に変形する場合と比べて小さくなる。従って、弾性部材の永久変形を抑制することができる。
また、上記開閉機構のクッション構造において、
前記本体と前記開閉体の他方に形成され、前記弾性部材が設けられる穴部を備え、
前記板状部は、前記穴部を塞ぐよう配置され、
前記穴部は、前記閉状態の前記凸部の先端側を受容してもよい。
前記本体と前記開閉体の他方に形成され、前記弾性部材が設けられる穴部を備え、
前記板状部は、前記穴部を塞ぐよう配置され、
前記穴部は、前記閉状態の前記凸部の先端側を受容してもよい。
この開閉機構のクッション構造によれば、開閉体により開口を閉じるときに、凸部は板状部を弾性変形させた状態で穴部に受容される。ここで、板状部は、穴部を塞ぐよう比較的大きく形成されていることから、弾性部材の変形量を比較的大きく確保することができ、圧縮方向に変形する場合と比べて弾性部材のばね定数を小さくすることができる。従って、凸部と弾性部材の当たり音の低減を図ることができる。
また、板状部が穴部を塞ぐよう配置されるので、弾性部材が本体と開閉体の他方から大きく出っ張ることはなく、見栄えを損なうことはない。
また、板状部が穴部を塞ぐよう配置されるので、弾性部材が本体と開閉体の他方から大きく出っ張ることはなく、見栄えを損なうことはない。
また、上記開閉機構のクッション構造において、
前記板状部は、前記凸部と当接した際に、所定箇所の変位量が大きくなるよう構成されていてもよい。
前記板状部は、前記凸部と当接した際に、所定箇所の変位量が大きくなるよう構成されていてもよい。
この開閉機構のクッション構造によれば、板状部と凸部の当接時に、凸部は板状体上を変位量の大きな所定箇所へ向かって案内される。これにより、本体と開閉体の一方が他方に対して所期の位置からずれていたとしても、開閉体を閉じる際に板状体の所定箇所へ凸部が案内されることにより、本体と開閉体の一方が他方に対して所期の位置へ案内される。
また、上記開閉機構のクッション構造において、
前記板状部は、平面視円形であり、前記凸部と当接した際に、中心の変位量が大きくなるよう構成されていてもよい。
前記板状部は、平面視円形であり、前記凸部と当接した際に、中心の変位量が大きくなるよう構成されていてもよい。
この開閉機構のクッション構造によれば、開閉体により開口を閉じるときに、凸部は円形の板状体上を中心へ向かって案内される。
本発明の開閉機構のクッション構造によれば、弾性部材に生じる応力を低減することができる。
図1から図7は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は収納部が開放された状態を示すグローブボックスの説明図、図2はリッドがインストルメントパネルの開口を閉じた状態を示すグローブボックスの説明図、図3はリッドの凸部がインストルメントパネルのクッション材と当接していない状態を示すグローブボックスの一部断面図、図4はリッドの凸部がインストルメントパネルのクッション材と当接した状態を示すグローブボックスの一部断面図、図5はクッション材の取付状態を示すインストルメントパネルの一部拡大断面図、図6はクッション材の取付状態を示すインストルメントパネルの一部拡大平面図、図7はリッドの凸部がクッション材と当接した状態を示すインストルメントパネルの一部拡大断面図である。
図1に示すように、グローブボックス1は、自動車車両のインストルメントパネル2に形成される凹状の収納部21と、収納部21を閉塞可能なリッド3と、を備えている。インストルメントパネル2は、樹脂からなり、インストルメントパネル2の意匠面をなす一般部22と、助手席前方の所定箇所に形成され一般部22よりも低く形成された段部23と、を有し、収納部21は、段部23の内側に段部23よりもさらに低く形成される。ここでいう「低く形成される」とは、室内側から見て室外側へ形成されることをいう。すなわち、図1に示すように、インストルメントパネル2は、一般部22に形成された段部23の第1開口24と、段部23に形成された収納部21の第2開口25と、を有している。
図2に示すように、リッド3は、樹脂からなり、インストルメントパネル2に軸支され、段部23の第1開口24を開閉する。リッド3は、第1開口24を閉じた状態で一般部22とともに意匠面をなすアウタパネル31を有する。また、図3に示すように、リッド3は、インストルメントパネル2側に配置されるインナパネル32を有する。インナパネル32には、インストルメントパネル2側へ突出する凸部33が形成される。凸部33は、基端から先端へ向かって細くなるよう形成される。
図4に示すように、インストルメントパネル2の段部23には、リッド3が閉じた状態で凸部33を受容する穴部26が形成される。穴部26には、リッド3が閉じた状態で凸部33と当接するクッション材4が配置される。本実施形態においては、凸部33とクッション材4とで、開閉体としてのリッド3のクッション構造5をなしている。
図5に示すように、穴部26は、平面視円形に形成され、インストルメントパネル2におけるリッド3側の表面からリッド3と反対側の裏面へ向かって延びる第1内周部26aと、第1内周部26aの裏面側端部から穴部26の中心へ向かって延びる段部26bと、段部26bの内端からインストルメントパネル2の裏面まで延びる第2内周部26cと、を有する。すなわち、第2内周部26cは、第1内周部26aよりも小径に形成される。本実施形態においては、第1内周部26aは、裏面側へ向かって、穴部26の中心軸側へ斜めに傾斜して形成されている。
クッション材4は、弾性材料からなり、本実施形態においてはゴムからなる。クッション材4は、第1内周部26aの径方向内側に配置され段部26bと接触する板状部41と、第2内周部26cの径方向内側に配置され板状部41のリッド3と反対側の面からインストルメントパネル2の裏面側へ延びる筒状部42と、筒状部42の裏面側端部側に形成されインストルメントパネル2の裏面に係止する爪部43と、を有する。板状部41は、穴部26を塞ぐように配置されている。本実施形態においては、板状部41は円板状に形成され、筒状部42は円筒状に形成される。爪部43は、径方向外側へ向かって厚さが小さくなるよう形成される。
図6に示すように、本実施形態においては、平面視にて、板状部41における筒状部42の径方向外側が、段部26bと接触する接触部44をなす。尚、図6における破線は、筒状部42を示している。図3に示すように、穴部26に嵌め込まれたクッション材4は、接触部44と爪部43でインストルメントパネル2を挟み込んで固定される。
また、本実施形態においては、平面視にて、板状部41における筒状部42の径方向内側がリッド3の凸部33を受け止めて弾性変形する弾性変形部45をなす。本実施形態においては、板状部41の厚さは径方向にわたって一定であることから、図7に示すように、凸部33と当接した際に、板状部41の中心の変位量が最も大きくなる。
以上のように構成されたリッド3のクッション構造5によれば、リッド3により第1開口24を閉じるときに、凸部33が板状部41の一方の面と当接して、板状部が弾性変形する。このとき、図7に示すように、板状部41は曲げ方向に変形することから、板状部41に発生する応力は、圧縮方向に変形する場合と比べて小さくなる。従って、クッション材4の永久変形を抑制することができる。
また、クッション材4の板状部41は、穴部26を塞ぐよう比較的大きく形成されていることから、クッション材4の変形量を比較的大きく確保することができ、圧縮方向に変形する場合と比べてクッション材4のばね定数を小さくすることができる。従って、凸部33とクッション材4の当たり音の低減を図ることができる。
さらに、板状部41がインストルメントパネル2の穴部26を塞ぐよう配置されるので、クッション材4がインストルメントパネル2から大きく出っ張ることはなく、見栄えを損なうことはない。
さらに、板状部41がインストルメントパネル2の穴部26を塞ぐよう配置されるので、クッション材4がインストルメントパネル2から大きく出っ張ることはなく、見栄えを損なうことはない。
また、クッション材4と凸部33の当接時に、凸部33は板状体41上を変位量の大きな中心へ向かって案内される。これにより、リッド3がインストルメントパネル2に対して所期の位置からずれていたとしても、リッド3がインストルメントパネル2に対して所期の位置へ移動され、リッド3のずれを自動的に補正することができる。
尚、前記実施形態においては、クッション材4をインストルメントパネル2に設け、凸部33をリッド3に設ける構成としたが、クッション材4をリッド3に設け、凸部33をインストルメントパネル2に設けてもよい。また、凸部33と当接する板状部41を有していればクッション材4の形状等は任意であり、クッション材を穴部でない箇所に設けることも可能である。また、クッション材4の板状部41が平面視円形であるものを示したが、板状部41の形状は任意であり、例えば、楕円形や多角形とすることもできる。
また、例えば、図8に示すように、穴部26の段部26bに凹部126dを形成し、板状部41に凹部126dに嵌まり込む突起144を形成してもよい。これにより、クッション材141のインストルメントパネル2からの外れを防止するとともに、板状部41に凸部33から作用可能な荷重を大きく設定することができる。
また、例えば、図9に示すように、板状部41の弾性変形部45に中央の変形を助長する凹部246を形成してもよい。このクッション材204では、板状部41におけるリッド3と反対側の面の中央に凹部246が形成され、板状部41の中央がより曲がりやすくなっている。
また、例えば、図10に示すように、板状部41の弾性変形部345の厚さを径方向で変化させてもよい。このクッション材304では、板状部341は、中心から筒状部342まで厚さが漸次増大するよう形成されている。これにより、弾性変形部345の径方向内側は曲がりやすく、径方向外側は曲がりにくくなっている。
また、例えば、図11に示すように、板状部41の弾性変形部45に径方向外側の変形を助長する凹部446を形成してもよい。このクッション材404では、板状部41におけるリッド3と反対側の面の径方向外側に凹部446が形成され、板状部41の径方向外側がより曲がりやすくなっている。
さらに、例えば、図12に示すように、板状部41の弾性変形部45に径方向外側の変形を助長する凹部446を形成するとともに、中央の変形を助長する凹部547を形成することもできる。このクッション材504では、板状部41の径方向外側と中央がより曲がりやすくなっている。
また、前記実施形態においては、グローブボックス1の開閉機構5に本発明を適用したものを示したが、例えば、ドアの開閉機構に本発明を適用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
2 インストルメントパネル
3 リッド
4 クッション材
5 クッション構造
24 第1開口
26 穴部
33 凸部
41 板状部
104 クッション材
204 クッション材
304 クッション材
341 板状部
404 クッション材
504 クッション材
3 リッド
4 クッション材
5 クッション構造
24 第1開口
26 穴部
33 凸部
41 板状部
104 クッション材
204 クッション材
304 クッション材
341 板状部
404 クッション材
504 クッション材
Claims (4)
- 開口が形成された本体と、前記本体の前記開口を開閉する開閉体と、を備えた開閉機構のクッション構造であって、
前記本体と前記開閉体の一方に設けられた凸部と、
前記本体と前記開閉体の他方に設けられ、前記開口が前記開閉体により閉じられた閉状態のときに一方の面が前記凸部と当接する板状部を有する弾性部材と、を備えた開閉機構のクッション構造。 - 前記本体と前記開閉体の他方に形成され、前記弾性部材が設けられる穴部を備え、
前記板状部は、前記穴部を塞ぐよう配置され、
前記穴部は、前記閉状態の前記凸部の先端側を受容する請求項1に記載の開閉機構のクッション構造。 - 前記板状部は、前記凸部と当接した際に、所定箇所の変位量が大きくなるよう構成されている請求項1または2に記載の開閉機構のクッション構造。
- 前記板状部は、平面視円形であり、前記凸部と当接した際に、中心の変位量が大きくなるよう構成されている請求項3に記載の開閉機構のクッション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020167785A JP2022059900A (ja) | 2020-10-02 | 2020-10-02 | 開閉機構のクッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020167785A JP2022059900A (ja) | 2020-10-02 | 2020-10-02 | 開閉機構のクッション構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022059900A true JP2022059900A (ja) | 2022-04-14 |
Family
ID=81124593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020167785A Pending JP2022059900A (ja) | 2020-10-02 | 2020-10-02 | 開閉機構のクッション構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022059900A (ja) |
-
2020
- 2020-10-02 JP JP2020167785A patent/JP2022059900A/ja active Pending
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