JP2022039608A - 電算機室用空調システム - Google Patents

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【課題】電算機室の温度上昇を抑制しながら、漏洩した冷媒が燃焼する可能性を低減することが可能な電算機室用空調システムを提供する。【解決手段】電算機室の空気調和を行う電算機室用空調システムであって、室外ユニットと室内ユニットとを有する第1空調機と、室外ユニットと室内ユニットとを有し、第1空調機とは冷媒系統が異なる第2空調機と、を備え、第1空調機は、可変速圧縮機と一定速圧縮機と、室内ユニットに設けられた第1室内ファンと、を有し、第2空調機は、可変速圧縮機と一定速圧縮機を有し、複数の室内ユニットは、同一の電算機室を対象とした空気調和を行い、第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした場合に、可変速圧縮機および一定速圧縮機の運転が停止し、可変速圧縮機または一定速圧縮機と第1室内ファンとは運転状態となる。【選択図】図6

Description

電算機室用空調システムに関する。
従来より、複数台の情報処理装置としてのサーバ等のコンピュータが複数配置されたサーバールーム等において、各コンピュータの温度が上昇しすぎないように、部屋の冷房を行う電算機室用の空気調和装置が用いられている。
このような空気調和装置を用いたシステムとして、例えば、特許文献1(特開平11-063636号公報)に記載のように、複数の空気調和装置を用いて同一の電算機室の冷房を行うシステムが提案されている。
このような複数の空気調和装置を用いたシステムにおいて冷媒の漏洩が生じた場合には、電算機室内での漏洩冷媒の燃焼を抑制させることだけでなく、電算機室内の温度上昇を抑制させることも求められる。
本開示の電算機室用空調システムは、電算機室の温度上昇を抑制しながら、漏洩した冷媒が燃焼する可能性を低減することを課題とする。
第1観点に係る電算機室用空調システムは、電算機室の空気調和を行う電算機室用空調システムであって、第1空調機と、第2空調機と、を備えている。第1空調機は、第1室外機と第1室内機とを有する。第2空調機は、第2室外機と第2室内機とを有する。第2空調機は、第1空調機とは冷媒系統が異なる。第1空調機は、第1圧縮機と、第1室内機に設けられた第1ファンと、を有する。第2空調機は、第2圧縮機を有する。第1室内機と第2室内機は、同一の電算機室を対象とした空気調和を行う。第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした場合に、第2圧縮機は運転が停止し、第1圧縮機と第1ファンは運転状態となる。
第1空調機および第2空調機は、制御部によって制御されるものであってよい。
なお、第1空調機においては、第1室内機が第1圧縮機を有していてもよい。また、第2空調機においては、第2室内機が第2圧縮機を有していてもよい。
なお、第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした時点で第1圧縮機と第1ファンが運転状態である場合には、停止させることなく運転を維持させることになる。
この電算機室用空調システムは、燃性可能性のある冷媒が用いられ、当該冷媒が第2空調機から漏洩した場合であっても、第1空調機の第1圧縮機が運転状態となることで、電算機室の温度上昇が抑制される。また、第2圧縮機の運転を停止させることで、第2空調機から漏洩する冷媒の量の増大が抑制される。さらに、第1空調機の第1ファンを運転状態とすることで、電算機室の温度上昇を抑制させつつ、電算機室に漏洩した冷媒を拡散させることが可能になる。これにより、電算機室の温度上昇を抑制しながら、漏洩冷媒が燃焼する可能性を低減することが可能となる。
第2観点に係る電算機室用空調システムは、第1観点の電算機室用空調システムであって、第2空調機は、第2室内機に設けられた第2ファンを有している。漏洩条件を満たした場合に、第2ファンが運転状態となる。
この電算機室用空調システムは、第2ファンを運転状態とすることで、電算機室に漏洩した冷媒をさらに拡散させることが可能になる。
第3観点に係る電算機室用空調システムは、第2観点の電算機室用空調システムであって、漏洩条件を満たした場合に、第2ファンの風量が増大する。
この電算機室用空調システムは、電算機室に漏洩した冷媒をさらに拡散させることが可能になる。
第4観点に係る電算機室用空調システムは、第1観点から第3観点のいずれかの電算機室用空調システムであって、第2室外機は、冷媒の受液器を有している。漏洩条件を満たした場合に、第2空調機は、第2空調機が有する冷媒を受液器に回収する運転を行う。第2空調機は、冷媒を受液器に回収する運転を行った後に、第2圧縮機の運転を停止する。
この電算機室用空調システムは、第2空調機で冷媒が漏洩しても、第2空調機の冷媒が、第2室外機が有する受液器に回収される。このため、第2空調機から電算機室に向けて漏洩する冷媒の量の増大が抑制される。
第5観点に係る電算機室用空調システムは、第1観点から第4観点のいずれかの電算機室用空調システムであって、第1圧縮機が停止している状態で漏洩条件を満たした場合には、第1圧縮機が駆動開始する。
この電算機室用空調システムは、第2空調機から冷媒が漏洩した際に第1空調機が運転停止状態であっても、当該第1空調機の駆動を開始させることにより、電算機室の温度上昇を抑制することが可能になる。
第6観点に係る電算機室用空調システムは、電算機室の空気調和を行う電算機室用空調システムであって、第1空調機と、第2空調機と、を備えている。第1空調機は、第1室外機と第1室内機とを有する。第2空調機は、第2室外機と第2室内機とを有する。第2空調機は、第1空調機とは冷媒系統が異なる。第1空調機は、第1圧縮機と、第1室内機に設けられた第1ファンと、を有する。第2空調機は、第2圧縮機と、第2室内機に設けられた第2ファンと、を有する。第1室内機と第2室内機は、同一の電算機室を対象とした空気調和を行う。第1空調機で冷媒が漏洩したことに関する第1漏洩条件を満たした場合には、第1圧縮機の運転が停止し、第2圧縮機と第2ファンは運転状態となる。第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する第2漏洩条件を満たした場合には、第2圧縮機の運転が停止し、第1圧縮機と第1ファンは運転状態となる。
第1空調機および第2空調機は、制御部によって制御されるものであってよい。
なお、第1空調機においては、第1室内機が第1圧縮機を有していてもよい。また、第2空調機においては、第2室内機が第2圧縮機を有していてもよい。
なお、第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした時点で第1圧縮機と第1ファンが運転状態である場合には、第1圧縮機と第1ファンを停止させることなく運転を維持させることになる。また、第1空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした時点で第2圧縮機と第2ファンが運転状態である場合には、第2圧縮機と第2ファンが停止させることなく運転を維持させることになる。
この電算機室用空調システムでは、燃性可能性のある冷媒が用いられ、当該冷媒が第2空調機から漏洩した場合であっても、第1空調機の第1圧縮機が運転状態となることで、電算機室の温度上昇が抑制される。また、第2圧縮機の運転を停止させることで、第2空調機から漏洩する冷媒の量の増大が抑制される。さらに、第1空調機の第1ファンを運転状態とすることで、電算機室の温度上昇を抑制させつつ、電算機室に漏洩した冷媒を拡散させることが可能になる。
また、燃性可能性のある冷媒が用いられ、当該冷媒が第1空調機から漏洩した場合であっても、第2空調機の第2圧縮機が運転状態となることで、電算機室の温度上昇が抑制される。また、第1圧縮機の運転を停止させることで、第1空調機から漏洩する冷媒の量の増大が抑制される。さらに、第2空調機の第2ファンを運転状態とすることで、電算機室の温度上昇を抑制させつつ、電算機室に漏洩した冷媒を拡散させることが可能になる。
これにより、電算機室の温度上昇を抑制しながら、漏洩冷媒が燃焼する可能性を低減することが可能となる。
電算機室用空調システムの概略構成図である。 電算機室用空調システムのブロック構成図である。 第1空調機の正面視配置構成図である。 第1空調機の右側面視配置構成図である。 第1空調機の下方空間における平面視配置構成図である。 冷媒漏洩時の制御フローチャートである。
以下、電算機室用空調システムについて、例を挙げつつ具体的に説明するが、これらの記載は本開示内容を限定するものではない。
(1)電算機室用空調システム100
図1に、電算機室用空調システム100の概観構成図を示す。図2に、電算機室用空調システム1のブロック構成図を示す。図3に、第1空調機1aの正面視配置構成図を示す。図4に、第1空調機1aの右側面視配置構成図を示す。図5に、第1空調機1aの下方空間における平面視配置構成図を示す。なお、図3、図4、図5中の矢印は、運転時の空気流れを示している。
電算機室用空調システム100は、第1空調機1aと、第2空調機1bと、管理装置80と、を有している。
第1空調機1aと第2空調機1bとは、互いに独立した異なる冷媒系統を有しており、同じ電算機室R1を対象として空調を行う。電算機室R1は、複数台のサーバ等のコンピュータが配置された部屋であり、主として、冷房負荷が生じる空間である。電算機室R1は、コンピュータ等が配置される床の下に床下空間を有している。
本実施形態では、第1空調機1aと第2空調機1bとは、それぞれ燃焼性冷媒が用いられる。燃焼性冷媒としては、具体的には、米国ANSI/ASHRAE34-2013規格に従い最も燃えやすい組成(Worst case of formulation for flammability; WCF)の燃焼速度が10cm/s以下である冷媒と、WCFの燃焼速度が10cm/s以下で、かつ、WCFを用いてANSI/ASHRAE34-2013に基づいた貯蔵、輸送、使用時の漏洩試験を行うことで特定される最も燃えやすい分画組成(Worst case of fractionation for flammability; WCFF)の燃焼速度が10cm/s以下であり、米国ANSI/ASHRAE34-2013規格の燃焼性区分が「2Lクラス」と判断される冷媒と、が含まれる。なお、典型的には、第1空調機1aと第2空調機1bには、R32冷媒が用いられる。
第1空調機1aと第2空調機1bとは、それぞれ後述する第1制御部7aと第2制御部7bを有する。第1空調機1aの第1制御部7aと第2空調機1bの第2制御部7bとは、より上位のコントローラとして機能する管理装置80と通信線を介して接続されている。管理装置80は、電算機室R1とは別の部屋である管理室R2に配置されている。管理装置80は、図示しない入力部における入力を受けて所定の情報処理を行うCPU等のプロセッサと、ROMやRAMを有して構成されるメモリと、を備えている。
(2)第1空調機1a
第1空調機1aは、電算機室R1の空気調和を行う装置であって、室内ユニット2aと、室外ユニット3aと、これらを接続するガス側連絡配管8aおよび液側連絡配管9aと、第1制御部7aと、を有している。また、第1空調機1aは、室内ユニット2aに配置された構成要素と、室外ユニット3a内に配置された構成要素と、ガス側連絡配管8aと液側連絡配管9aと、が互いに接続されることで構成される冷媒回路10aを有している。
室内ユニット2aは、電算機室R1内に設置されている。室外ユニット3aは、屋外に設置されている。冷媒回路10a内部を循環する冷媒は、室内ユニット2a側においては電算機室R1内の空気との間で熱交換を行い吸熱し、室外ユニット3a側においては外気との間で熱交換を行い放熱する。
電算機室R1の床は、室内ユニット2aからの調和空気を通過させる開口と、調和空気を床下空間から床上空間に供給するための開口と、を有している。室内ユニット2aから供給される調和空気は、床下空間に吹き出された後、床下空間から床上空間に流れ、コンピュータ等の周囲の空気温度を低下させる。
第1制御部7aは、室内ユニット2aに設けられた第1室内制御部5aと、室外ユニット3aに設けられた第1室外制御部6aと、が通信線で接続されることで構成されている。
(2-1)室内ユニット2a
室内ユニット2aは、主として、可変速圧縮機11aと、一定速圧縮機12aと、室内熱交換器18aと、室内膨張弁17aと、均圧回路15aと、低圧側主配管28aと、高圧側主配管29aと、第1室内ファン20aと、第1室内制御部5aと、を有している。
可変速圧縮機11aと一定速圧縮機12aとは、冷媒回路10aにおいて互いに並列に接続されている。これらの圧縮機は、例えば、全密閉式スクロール圧縮機を用いることができる。可変速圧縮機11aは、回転数を制御することが可能な圧縮機である。一定速圧縮機12aは、一定の回転数での運転状態と停止状態とのいずれかに制御される圧縮機である。
室内膨張弁17aは、冷媒回路10aのうち、液側連絡配管9aと室内熱交換器18aとを繋ぐ部分に設けられている。室内膨張弁17aは、特に限定されず、キャピラリーチューブであってもよいが、本実施形態では、ステッピングモータがパルス制御されることで弁開度が調節される電子膨張弁が用いられている。
室内熱交換器18aは、クロスフィンコイル式の熱交換器であり、冷媒の蒸発器として機能する。
第1室内ファン20aは、室内熱交換器18aに対して空気流れを供給するものであり、ファン21aとファン22aとファンモータ23aとを有している。第1室内ファン20aの風量は、ファンモータ23aの回転数が制御されることにより調節可能である。ファン21aとファン22aとは、ファンモータ23aから延びる回転軸を共通に有するものである。
低圧側主配管28aは、室内熱交換器18aの室内膨張弁17a側とは反対側の部分から延び出した冷媒配管である。
高圧側主配管29aは、ガス側連絡配管8aに接続された冷媒配管である。
低圧側主配管28aの室内熱交換器18a側とは反対側の端部と、高圧側主配管29aのガス側連絡配管8a側とは反対側の端部とは、互いに平行に延びた可変速側回路40aと一定速側回路41aとにより接続されている。
可変速側回路40aの途中には、可変速圧縮機11aが設けられている。可変速側回路40aのうち可変速圧縮機11aの吐出側には、可変速油分離器46aが設けられている。可変速バイパス回路42aは、可変速油分離器46aから延び出し、一定速側回路41aにおける一定速圧縮機12aの吸入側に接続されている。可変速バイパス回路42aの途中には、減圧手段としてのキャピラリーチューブ44aが設けられている。可変速側回路40aのうち可変速油分離器46aの高圧側主配管29a側には、高圧側主配管29aに向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁48aが設けられている。
一定速側回路41aの途中には、一定速圧縮機12aが設けられている。一定速側回路41aのうち一定速圧縮機12aの吐出側には、一定速油分離器47aが設けられている。一定速バイパス回路43aは、一定速油分離器47aから延び出し、可変速側回路40aにおける可変速圧縮機11aの吸入側に接続されている。一定速バイパス回路43aの途中には、減圧手段としてのキャピラリーチューブ45aが設けられている。一定速側回路41aのうち一定速油分離器47aの高圧側主配管29a側には、高圧側主配管29aに向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁49aが設けられている。
均圧回路15aは、可変速側回路40aのうち可変速油分離器46aと逆止弁48aとの間から分岐するように延び出しており、低圧側主配管28aの途中に接続されている。均圧回路15aの途中には、均圧弁16aが設けられている。均圧弁16aは、特に限定されず、開度調節可能な膨張弁であってもよいが、本実施形態では開閉弁が用いられている。均圧弁16aは、可変速圧縮機11aと一定速圧縮機12aの両方が停止している状態から、いずれかの駆動が開始する際に、均圧のために開制御される弁である。
室内ユニット2aは、第1冷媒漏洩センサ13aと、低圧センサ26a、高圧センサ27a、室内温度センサ14a等の各種センサを備えている。これらのセンサは、第1室内制御部5aに対して検出値が送信される態様で接続されている。第1冷媒漏洩センサ13aは、室内ユニット2aの後述の筐体50内の室内熱交換器18aの近傍に配置されており、第1空調機1aの冷媒回路10aから漏洩した冷媒を検知する。低圧センサ26aは、低圧側主配管28aを流れる冷媒の圧力を検出する。高圧センサ27aは、高圧側主配管29aを流れる冷媒の圧力を検出する。室内温度センサ14aは、電算機室R1から室内ユニット2aに取り込まれた空気の温度である室内温度を検出する。具体的には、室内温度センサ14aは、室内ユニット2a内に取り込まれた空気であって、室内熱交換器18aを通過する前の空気の温度を検出する。
第1室内制御部5aは、各種センサや図示しないリモコン等からの信号を受けて所定の情報処理を行うCPU等のプロセッサと、ROMやRAMを有して構成されるメモリと、を備えている。なお、メモリには、図示しないリモコン等から入力された設定温度等が記録されている。
(2-2)室外ユニット3a
室外ユニット3aは、主として、室外熱交換器31aと、室外膨張弁32aと、第1受液器35aと、第1室外ファン37aと、第1室外制御部6aと、を有している。
室外熱交換器31aは、ガス側連絡配管8aから延びる冷媒配管に対して接続されている。室外熱交換器31aは、クロスフィンコイル式の熱交換器であり、冷媒の放熱器または凝縮器として機能する。
室外膨張弁32aは、室外熱交換器31aのガス側連絡配管8a側とは反対側に延びる冷媒配管の途中に設けられている。室外膨張弁32aは、特に限定されず、キャピラリーチューブであってもよいが、本実施形態では、ステッピングモータがパルス制御されることで弁開度が調節される電子膨張弁が用いられている。
第1受液器35aは、室外膨張弁32aの室外熱交換器31a側とは反対側と、液側連絡配管9aと、の間に設けられており、冷媒回路10aにおける余剰冷媒を貯留することができる。
第1室外ファン37aは、室外熱交換器31aに対して空気流れを供給するものであり、例えば、プロペラファンである。
室外ユニット3aは、室外温度センサ36a等の各種センサを備えている。これらのセンサは、第1室外制御部6aに対して検出値が送信される態様で接続されている。室外温度センサ36aは、外気温度を検出する。
第1室外制御部6aは、各種センサや図示しないリモコン等からの信号を受けて所定の情報処理を行うCPU等のプロセッサと、ROMやRAMを有して構成されるメモリと、を備えている。
第1室外制御部6aは、通信線を介して第1室内制御部5aと接続されることで、第1空調機1aを制御する第1制御部7aを構成している。
第1制御部7aは、管理装置80および後述する第2制御部7bと通信線を介して接続されている。
(3)第2空調機1b
第2空調機1bは、第1空調機1aと同様に、電算機室R1の空気調和を行う装置である。
第2空調機1bは、室内ユニット2bと、室外ユニット3bと、これらを接続するガス側連絡配管8bおよび液側連絡配管9bと、第2制御部7bと、を有している。また、第2空調機1bは、室内ユニット2bに配置された構成要素と、室外ユニット3b内に配置された構成要素と、ガス側連絡配管8bと液側連絡配管9bと、が互いに接続されることで構成される冷媒回路10bを有している。
室内ユニット2bは、室内ユニット2aと同様であり、主として、可変速圧縮機11bと、一定速圧縮機12bと、室内熱交換器18bと、室内膨張弁17bと、均圧回路15bと、低圧側主配管28bと、高圧側主配管29bと、ファン21bとファン22bとファンモータ23bを有する第2室内ファン20bと、第2冷媒漏洩センサ13bと、低圧センサ26bと、高圧センサ27bと、室内温度センサ14bと、第2室内制御部5bと、を有している。室内ユニット2bは、電算機室R1において、室内ユニット2aに隣接して配置されている。室内ユニット2aと同様に、可変速側回路40bには、可変速圧縮機11b、可変速油分離器46b、逆止弁48bが設けられており、一定速側回路41bには、一定速圧縮機12b、一定速油分離器47b、逆止弁49bが設けられている。可変速バイパス回路42bは、可変速油分離器46bから延び出し、キャピラリーチューブ44bを経て、一定速圧縮機12bの吸入側に接続されている。一定速バイパス回路43bは、一定速油分離器47bから延び出し、キャピラリーチューブ45bを経て、可変速圧縮機11bの吸入側に接続されている。均圧回路15bは、均圧弁16bを有しており、可変速側回路40bの高圧側と低圧側主配管28bの途中を接続している。なお、第2冷媒漏洩センサ13bは、室内ユニット2b内の室内熱交換器18bの近傍に配置されており、第2空調機1bの冷媒回路10bから漏洩した冷媒を検知する。
室外ユニット3bは、室外ユニット3aと同様であり、主として、室外熱交換器31bと、室外膨張弁32bと、第2受液器35bと、第2室外ファン37bと、室外温度センサ36bと、第2室外制御部6bと、を有している。
第2室外制御部6bは、通信線を介して第2室内制御部5bと接続されることで、第2空調機1bを制御する第2制御部7bを構成している。第2制御部7bは、管理装置80および第1制御部7aと通信線を介して接続されている。
なお、第2空調機1bの詳細構成は、第1空調機1aの各要素の参照符号の添え字「a」を「b」に置き換えたものであり、第1空調機1aと同様であるので、説明を省略する。
(4)室内ユニット2aの構造
以下、室内ユニット2aの詳細構造を説明する。なお、室内ユニット2bの詳細構造は、室内ユニット2aと同様であるため、説明を省略する。
室内ユニット2aは、電算機室R1の床面の上に設置される床置き型空調機であり、各種構成要素を収容する筐体50を有している。筐体50は、略直方体形状を有しており、それぞれ板状である、天面パネル51、底面パネル52、前面パネル53、背面パネル54、左側面パネル55、右側面パネル56等を有している。なお、室内ユニット2の上下左右前後の各方向は、これらのパネルの名称と対応するものとする。天面パネル51には、エアフィルタ24が配置された吸込口51aが設けられている。底面パネル52には、吹出口52aおよび吹出口52bが形成されている。
筐体50の内部は、可変速圧縮機11a、一定速圧縮機12a、可変速油分離器46a、一定速油分離器47a等が配置された機械空間S1と、第1室内制御部5a等が配置された制御空間S2と、室内熱交換器18a、ドレンパン25、第1室内ファン20a等が配置された送風空間S3と、に区画されている。
機械空間S1は、筐体50の内部空間のうち、前側の下方であって、左右方向における中心近傍に位置している。機械空間S1は、後側と右側方と左側方と上側とが、機械仕切部57によって仕切られている。
制御空間S2は、筐体50の内部空間のうち、前側であって、機械空間S1よりも上方であり、左右方向における全域にわたるように位置している。制御空間S2は、後側と右側方と左側方と下側とが、制御仕切部58によって仕切られている。
送風空間S3は、筐体50の内部のうち、上述した機械空間S1と制御空間S2以外の残りの空間であり、吸込口51aを介して取り込まれた空気が吹出口52aと吹出口52bに至るまでに流れる領域である。側面視でV字状に配置される室内熱交換器18aの下端部分にはドレンパン25が設けられている。ドレンパン25の前側と後側は、下方に向かう空気流れが通過する流路となっている。送風空間S3のうち、ドレンパン25の下方の下部空間には、第1室内ファン20aが設けられている。
第1室内ファン20aのファン21aは、ファンモータ23aから左側に向けて延びた回転軸に連結されている。ファン21aは、左側吸込口60aおよび右側吸込口60bが設けられており、底面パネル52の吹出口52aと重なる開口が形成されたファンケーシング60と、羽根車61と、を有している。羽根車61は、回転軸方向の両方からの吸い込みを可能とする両吸い込みターボファンである。羽根車61から周方向に吹き出された空気は、ファンケーシング60の底部分に位置する吹出口52aを介して、床下空間に向けて吹き出される。
第1室内ファン20aのファン22aは、ファンモータ23aから右側に向けて延びた回転軸に連結されている。ファン22aは、右側吸込口70aが設けられており、底面パネル52の吹出口52bと重なる開口が形成されたファンケーシング70と、羽根車71と、を有している。羽根車71は、回転軸方向の片方からの吸い込みを可能とする片吸い込みターボファンである。羽根車71から周方向に吹き出された空気は、ファンケーシング70の底部分に位置する吹出口52bを介して、床下空間に向けて吹き出される。
(5)制御
以下、図6を参照しつつ、第2空調機1bの運転時に第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じた場合の第1空調機1aと第2空調機1bの制御フローチャートを説明する。
なお、本実施形態の電算機室用空調システム100では、第2空調機1bを通常運転時用の空調機として用い、第1空調機1aをバックアップ用の空調機として用いる。具体的には、第1空調機1aは、第2空調機1bにおいて冷媒が漏洩した場合や第2空調機1bが故障した時等の特別な場合に駆動し、第2空調機1bが通常運転を行っている間は、運転停止状態となっている。
ステップS10では、第2制御部7bは、第2空調機1bを通常運転させるように制御する。具体的には、第2制御部7bは、室内温度センサ14bの検知温度と所定の設定温度に基づいて、室内熱交換器18bを流れる冷媒の温度が目標蒸発温度となるように、可変速圧縮機11bの周波数制御と一定速圧縮機12bの駆動または停止の制御とを行う。また、第2制御部7bは、可変速圧縮機11bまたは一定速圧縮機12bが吸入する冷媒の過熱度が所定の過熱度となるように、室内膨張弁17bの弁開度を制御する。第2制御部7bは、室外膨張弁32bの弁開度を全開となるように制御する。第2制御部7bは、第2室外ファン37bを駆動させ、所定の設定風量となるように制御する。第2制御部7bは、第2室内ファン20bを駆動させ、所定の設定風量となるように制御する。なお、第2室内ファン20bの設定風量は、電算機室R1の気温と設定温度との相違の程度に応じて予め定められた風量とすることができる。これにより、電算機室R1が冷房される。ここで、第2制御部7bは、電算機室R1の気温として室内温度センサ14bで検出される温度が設定温度以下になっている場合には、可変速圧縮機11b、一定速圧縮機12b、第2室内ファン20b、第2室外ファン37bの駆動を停止させる。その後、所定時間経過後に、電算機室R1の気温が設定温度に所定値を加えた値よりも高くなっている場合には、可変速圧縮機11bおよび/または一定速圧縮機12b、第2室内ファン20b、第2室外ファン37bの運転を再開させる。
なお、本実施形態においては、第1空調機1aは、バックアップ用の空調機として用いられている。このため、第1空調機1aは、第2空調機1bが通常運転を行っている間は、運転停止状態に保たれる。具体的には、第1空調機1aの運転停止状態は、少なくとも可変速圧縮機11aおよび一定速圧縮機12aの両方が停止した状態である。
ステップS11では、第2制御部7bは、第2冷媒漏洩センサ13bにおいて、第2空調機1bからの冷媒の漏洩を検出したか否かを判断する。ここで、第2冷媒漏洩センサ13bにおいて冷媒の漏洩が検出された場合にはステップS12に移行する。第2冷媒漏洩センサ13bにおいて冷媒の漏洩が検出されていない場合にはステップS10を継続する。
ステップS12では、第2制御部7bは、第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じたことを、通信線を介した通信により、管理装置80に報告する。なお、これを受けた管理装置80は、図示しないディスプレイ等において、第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じたことを報知する。また、第2制御部7bは、第2室内ファン20bの運転を継続させつつ、第2室内ファン20bの風量を所定の最大風量に制御する。なお、第2室内ファン20bの風量が既に所定の最大風量となっている場合には、当該最大風量を維持する。なお、電算機室R1が設定温度以下になっている等により第2室内ファン20bが停止している場合には、第2制御部7bは、第2室内ファン20bの運転を再開させ、最大風量となるように制御する。これにより、電算機室R1において漏洩した冷媒を拡散させることができる。そして、第2制御部7bは、第2空調機1bの冷媒回路10bにおける冷媒を第2受液器35bに回収するポンプダウン運転を開始する。ポンプダウン運転では、第2制御部7bは、室内膨張弁17bを全閉状態に制御しつつ、一定速圧縮機12bを運転させ、可変速圧縮機11bを最大周波数に制御し、室外膨張弁32bを全開状態に制御し、第2室外ファン37bの風量を所定の最大風量に制御する。これにより、室外熱交換器31bで凝縮した冷媒が、第2受液器35bに集められる。第2制御部7bは、ポンプダウン運転の開始後に高圧センサ27bの検知圧力の変化が小さくなる所定条件を満たした場合に、室外膨張弁32bを閉じて、ポンプダウン運転を終了し、一定速圧縮機12bと可変速圧縮機11bの両方の運転を停止させる。なお、第2制御部7bは、ポンプダウン運転を終了させた後も、第2室内ファン20bを駆動させ続ける。
ステップS13では、管理装置80は、第1空調機1aの第1制御部7aに対して、通信線を介した通信により、第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じたことを報告し、バックアップ起動を開始させるための信号を送信する。
ステップS14では、第1制御部7aは、運転停止状態であった第1空調機1aを起動させ、第1空調機1aの運転制御を行う。具体的には、第1制御部7aは、室内温度センサ14aの検知温度と所定の設定温度に基づいて、室内熱交換器18aを流れる冷媒の温度が目標蒸発温度となるように、可変速圧縮機11aの周波数制御と一定速圧縮機12aの駆動または停止の制御とを行う。また、第1制御部7aは、可変速圧縮機11aまたは一定速圧縮機12aが吸入する冷媒の過熱度が所定の過熱度となるように、室内膨張弁17aの弁開度を制御する。第1制御部7aは、室外膨張弁32aの弁開度を全開となるように制御する。第1制御部7aは、第1室外ファン37aおよび第1室内ファン20aを駆動させ、それぞれ所定の風量となるように制御する。これにより、第2空調機1bから冷媒が漏洩した場合であっても、電算機室R1の気温が上昇することが抑制される。
なお、冷媒漏洩が発生した第2空調機1bは、管理装置80等において第2空調機1bにおける冷媒漏洩の発生を把握したサービスエンジニアにより修理される。
(6)実施形態の特徴
本実施形態の電算機室用空調システム100では、複数のコンピュータ等が設置された電算機室R1の気温を、第2空調機1bによる冷房運転により、低く保つことができる。このため、気温が上昇することによりコンピュータに不具合等が生じることを抑制できる。そして、第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じ、第2空調機1bによる冷房を適切に行うことができない状況になったとしても、バックアップ用の第1空調機1aによる冷房運転が行われることで、電算機室R1の気温を低く維持することが可能である。このため、電算機室R1に設置されたコンピュータ等の不具合をより確実に防ぐことができる。ここで、第1空調機1aを駆動させて冷房運転を行う際には、第1空調機1aの第1室内ファン20aが駆動することで、電算機室R1に空気流れが生じるため、第2空調機1bから漏洩した冷媒が一箇所に滞留することを抑制し、漏洩冷媒の濃度が高い箇所を生じにくくさせることが可能になる。
また、冷媒漏洩が生じた第2空調機1bにおいても、第2空調機1bが有する第2室内ファン20bについては、最大風量による運転状態を維持させる。これにより、電算機室R1に十分な空気流れを生じさせることができるため、第2空調機1bから漏洩した冷媒が一箇所に滞留することを効果的に抑制し、漏洩冷媒の濃度が高い箇所の発生を抑制することが可能になる。
そして、冷媒漏洩が生じた第2空調機1bは、冷媒回路10bに充填されていた冷媒を屋外に配置されている室外ユニット3bが有する第2受液器35bに回収させるポンプダウン運転を行う。これにより、冷媒を電算機室R1以外の場所に移動させることが可能になると共に、第2空調機1bの冷媒回路10bにおける冷媒漏洩箇所を負圧にすることが可能となり、冷媒漏洩量を低減させることが可能になる。また、第2空調機1bの冷媒を第2受液器35bに集めることで、第2空調機1bのその後の修理等の作業を速やかに行うことができる。
ここで、ポンプダウン運転を終えた後の第2空調機1bでは、可変速圧縮機11bと一定速圧縮機12bの運転が停止するが、その後も、第1空調機1aによる冷房運転は継続されるため、電算機室R1の温度の上昇を抑制し続けることが可能である。
(7)他の実施形態
(7-1)他の実施形態A
上記実施形態では、第1空調機1aがバックアップ用の空調機であり、通常時には、第2空調機1bのみにより電算機室R1の冷房を行う場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、第1空調機1aと第2空調機1bとは、通常運転時において、いずれも冷房運転を行うようにしてもよい。この場合には、第1空調機1aと第2空調機1bのうち冷媒漏洩が生じた方の空調機である漏洩機において、上記実施形態における第2空調機1bの制御を行い、冷媒漏洩が生じていない方の空調機である非漏洩機において、上記実施形態における第1空調機1aの制御を行うようにしてもよい。
(7-2)他の実施形態B
上記実施形態では、第2空調機1bにおいて冷媒漏洩が生じたことを、管理装置80を介して、第1空調機1aに知らせる電算機室用空調システム100を例に挙げて説明した。
これに対して、管理装置80を介することなく、第2空調機1bの第2制御部7bが、自身において冷媒漏洩が生じたことを、第1空調機1aの第1制御部7aに知らせるようにしてもよい。
(7-3)他の実施形態C
上記実施形態では、第2空調機1bにおける冷媒漏洩を第2冷媒漏洩センサ13bにより検出する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、冷媒漏洩が生じたことの把握は、当該センサによる把握に限られない。例えば、第2空調機1bが通常運転を行うように制御されている際に、低圧センサ26bまたは高圧センサ27bの検知圧力の低下度合いが所定条件を満たす場合等に、冷媒漏洩が生じたことを把握するようにしてもよい。
(7-4)他の実施形態D
上記実施形態では、室内ユニット2a、2bが床下に向けて調和空気を吹き出す構造である場合を例に挙げて説明した。
これに対して、室内ユニット2a、2bによる調和空気の吹き出し方向は特に限定されず、例えば、電算機室R1内に配置されたコンピュータの設置位置に向けて吹き出す構造であってもよい。
(7-5)他の実施形態E
上記実施形態では、第1冷媒漏洩センサ13aが室内熱交換器18aの近傍に配置され、第2冷媒漏洩センサ13bが室内熱交換器18bの近傍に配置される場合を例に挙げて説明した。
これに対して、各室内ユニットが備える冷媒漏洩センサは、筐体50の外に配置されていてもよい。また、室内ユニット2aと室内ユニット2bとで共通の1つの冷媒漏洩センサを用いるようにしてもよい。
(付記)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1a 第1空調機
1b 第2空調機
2a 室内ユニット(第1室内機)
2b 室内ユニット(第2室内機)
3a 室外ユニット(第1室外機)
3b 室外ユニット(第2室外機)
10a 冷媒回路
10b 冷媒回路
11a 可変速圧縮機(第1圧縮機)
11b 可変速圧縮機(第2圧縮機)
12a 一定速圧縮機(第1圧縮機)
12b 一定速圧縮機(第2圧縮機)
13a 第1冷媒漏洩センサ
13b 第2冷媒漏洩センサ
17a 室内膨張弁
17b 室内膨張弁
18a 室内熱交換器
18b 室内熱交換器
20a 第1室内ファン(第1ファン)
20b 第2室内ファン(第2ファン)
31a 室外熱交換器
31b 室外熱交換器
32a 室外膨張弁
32b 室外膨張弁
35a 第1受液器
35b 第2受液器
37a 第1室外ファン
37b 第2室外ファン
100 電算機室用空調システム
R1 電算機室
R2 管理室
特開平11-063636号公報

Claims (6)

  1. 電算機室(R1)の空気調和を行う電算機室用空調システム(100)であって、
    第1室外機(3a)と第1室内機(2a)とを有する第1空調機(1a)と、
    第2室外機(3b)と第2室内機(2b)とを有し、前記第1空調機とは冷媒系統が異なる第2空調機(1b)と、
    を備え、
    前記第1空調機は、第1圧縮機(11a、12a)と、前記第1室内機に設けられた第1ファン(20a)と、を有し、
    前記第2空調機は、第2圧縮機(11b、12b)を有し、
    前記第1室内機と前記第2室内機は、同一の前記電算機室(R1)を対象とした空気調和を行い、
    前記第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する漏洩条件を満たした場合に、前記第2圧縮機の運転が停止し、前記第1圧縮機と第1ファンは運転状態となる、
    電算機室用空調システム。
  2. 前記第2空調機は、前記第2室内機に設けられた第2ファン(20b)を有しており、
    前記漏洩条件を満たした場合に、前記第2ファンが運転状態となる、
    請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  3. 前記漏洩条件を満たした場合に、前記第2ファンの風量が増大する、
    請求項2に記載の電算機室用空調システム。
  4. 前記第2室外機は、冷媒の受液器(35b)を有しており、
    前記漏洩条件を満たした場合に、前記第2空調機は、前記第2空調機が有する冷媒を前記受液器に回収する運転を行った後に、前記第2圧縮機の運転を停止する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電算機室用空調システム。
  5. 前記第1圧縮機が停止している状態で前記漏洩条件を満たした場合には、前記第1圧縮機が駆動開始する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電算機室用空調システム。
  6. 電算機室(R1)の空気調和を行う電算機室用空調システム(100)であって、
    第1室外機(3a)と第1室内機(2a)とを有する第1空調機(1a)と、
    第2室外機(3b)と第2室内機(2b)とを有し、前記第1空調機とは冷媒系統が異なる第2空調機(1b)と、
    を備え、
    前記第1空調機は、第1圧縮機(11a、12a)と、前記第1室内機に設けられた第1ファン(20a)と、を有し、
    前記第2空調機は、第2圧縮機(11b、12b)と、前記第2室内機に設けられた第2ファン(20b)と、を有し、
    前記第1室内機と前記第2室内機は、同一の前記電算機室(R1)を対象とした空気調和を行い、
    前記第1空調機で冷媒が漏洩したことに関する第1漏洩条件を満たした場合には、前記第1圧縮機の運転が停止し、前記第2圧縮機と第2ファンは運転状態となり、
    前記第2空調機で冷媒が漏洩したことに関する第2漏洩条件を満たした場合には、前記第2圧縮機の運転が停止し、前記第1圧縮機と第1ファンは運転状態となる、
    電算機室用空調システム。
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