JP2022039254A - 荷物搬送システム、荷物搬送方法および荷物搬送プログラム - Google Patents

荷物搬送システム、荷物搬送方法および荷物搬送プログラム Download PDF

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Tomohisa Takai
雄平 山口
Yuhei Yamaguchi
聡 豊島
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裕太 渡邊
Yuta Watanabe
哲也 平
Tetsuya Taira
幹生 本多
Mikio Honda
志朗 小田
Shiro Oda
将久 大槻
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Abstract

【課題】収容体への荷物の積み込みを確認するために多くの手間を要する問題を解消し、荷物を収容する収容体の収容状態に応じて荷物を好適に搬送できる荷物搬送システムを提供する。【解決手段】荷物搬送システム1は、荷物400を収容する収容体300と、収容体300を搬送する搬送ロボット200と、搬送ロボット200の動作を制御する制御部100と、収容体300への荷物400の収容状態を監視する収容状態監視部500、303と、を有し、制御部100は、収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことに応じて搬送ロボット200に収容体300の搬送を指示する。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物搬送システム、荷物搬送方法および荷物搬送プログラムに関する。
所定の建物や施設内で自律移動する自律移動装置の開発が進んでいる。このような自律移動装置は、荷台を有していたり、台車を牽引したりすることにより、自動で荷物を配達する自動配達装置になり得る。自動配達装置(以下、搬送ロボットと称す)は、出発地から目的地まで自律移動することにより、例えば出発地で搭載した荷物を目的地に届けることができる。
例えば特許文献1に記載の自動配達装置は、自律移動可能な牽引部および荷台部を有しており、これらに含まれるコンピュータは、建物の間取り図の電子地図および、ある場所から次の場所へ移動するときに辿るべき経路を格納している。この自動配達装置は、目的に応じて異なるタイプの荷台部を使用することにより様々な物品を搬送する。
米国特許第9026301号明細書
搬送ロボットは、荷物をある地点から別の地点に運搬することができる。また、搬送ロボットは、目的地に到着後、荷物が積み込まれるのを待って移動を開始し、目的地から搬送物を持ち帰ることもできる。しかしながら、荷物の積み込み完了を確認するために人が確認する必要があるが、確認時に荷物の積み込みが完了しているかどうかは定かでなく、再確認が必要になることがある。また、また搬送可能な荷物はできるだけ早期に搬送したいが、見回りのタイミングによっては、荷物が長時間放置される虞があった。このような手間は、作業効率を低めるため問題である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、荷物を収容する収容体の収容状態に応じて荷物を好適に搬送できる荷物搬送システム等を提供するものである。
本発明にかかる荷物搬送システムの一態様は、荷物を収容する収容体と、前記収容体を搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、前記収容体への前記荷物の収容状態を監視する収容状態監視部と、を有し、前記制御部は、前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことに応じて前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示する。
本発明にかかる荷物搬送方法の一態様は、荷物を収容する収容体と、前記収容体を搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、を有する荷物搬送システムにおける荷物搬送方法であって、前記収容体への前記荷物の収容状態を監視し、前記監視により得られた前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことに応じて前記制御部に前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示する。
本発明にかかる荷物搬送プログラムの一態様は、荷物を収容する収容体と、前記収容体を搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、を有する荷物搬送システムにおいて前記制御部に設けられる演算部で実行される荷物搬送プログラムであって、前記収容体への前記荷物の収容状態を監視する状態監視部を用いて、前記収容体への前記収容体への収容状態を検出する搬送開始条件検出処理と、前記監視により得られた前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことが前記搬送開始条件検出処理により検出されたことに応じて前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示するロボット制御処理と、を行う。
本発明にかかる荷物搬送システム、荷物搬送方法および荷物搬送プログラムは、収容体への荷物の収容状態を監視することで、自律移動する搬送ロボットを、収容隊への収容状態に応じて稼動させる。
本発明にかかる荷物搬送システム、荷物搬送方法および荷物搬送プログラムによれば、収容体の収容状態の確認に要する手間を低減することができる。
実施の形態1にかかる荷物搬送システムの概観図である。 実施の形態1にかかる荷物搬送システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる荷物搬送システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる荷物搬送システムにおける状態監視センサの種類を説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態1
図1を参照して実施の形態1にかかる荷物搬送システム1について説明する。荷物搬送システム1は、所定の領域内を自律移動する搬送ロボットが被搬送物を収容した収容体(例えば、ワゴン)を搬送する。図1は、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1の概観図である。図1に示す荷物搬送システム1は、荷物搬送システムの一実施態様である。荷物搬送システム1は、例えば病院などの施設内で、患者の食事を厨房から搬送したり、患者が食事をした後の食器を厨房に搬送したり、衣類やベッドリネンなどを予め設定された場所に搬送すること等ができる。荷物搬送システム1は、主な構成として、上位管理装置100、搬送ロボット200、ワゴン300およびカメラ500を有している。
ここで、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1では、搬送ロボット200の動作を制御する制御部として上位管理装置100を用い、ワゴン300への荷物400の収容状態を監視する収容状態監視部として環境カメラ500(或いは、後述する床重量センサ)及び物体センサ303を用いる。
なお、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものとして、図1は、右手系の直交座標系が付されている。また、図2以降において、直交座標系が付されている場合、図1のX軸、Y軸、およびZ軸方向と、これらの直交座標系のX軸、Y軸、およびZ軸方向はそれぞれ一致している。
上位管理装置100は、施設内の状況を環境カメラ500等を用いて把握して、搬送ロボット200を制御して、ワゴン300の搬送を行う。上位管理装置100は、搬送ロボット200が運用される施設内に設けられていてもよく、施設から離れた場所に設置されていてもよい。上位管理装置100は、搬送ロボット200、環境カメラ500等の施設内の設備と通信可能な通信機能を有するものとする。また、以下で説明する荷物搬送システム1では、上位管理装置100、搬送ロボット200に設けられる機能については、使用に応じていずれの装置側に機能を配置するかを変更することができる。
また、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1では、ワゴン300に納められた荷物の収納状態の検出に物理的に設けられるセンサを用いる。図1に示す例では、そのセンサとして環境カメラ500と物体センサ303を示した。しかし、これとは別のセンサとして床面に敷設される床重量センサを用いることもできる。床重量センサは、上部に置かれた物の重量変化を検出し、当該検出結果を上位管理装置100に通知する通信機能を有する。
搬送ロボット200は、病院の床面を移動する自律移動ロボットである。搬送ロボット200は、ワゴン300に収容された被搬送物(以下、単に荷物と称す)を所定の位置(出発地)から別の位置(目的地)まで搬送する。搬送ロボット200は、主な構成として本体ブロック210、ハンドルブロック220および制御ブロック230を有している。なお、以降の説明において、搬送ロボット200が所定の場所から出発地まで移動し、荷物を保持して目的地まで搬送することを、荷物を回収すると言う場合もある。
本体ブロック210は、主面が接地した扁平直方体形状をしている。本体ブロック210の主面の高さは、ワゴン300の下部に進入可能な高さに設定されている。これにより本体ブロック210は、ワゴン300の下部に進入し、下方からワゴン300を持ち上げる。本体ブロック210は主な構成として、昇降部211、測距センサ212、駆動輪213、従動輪214およびスピーカ215を有している。
昇降部211は、本体ブロック210の上面中央部に設けられた平板状の部品であり、上側(z軸プラス側)に略平滑な当接面を有する。当接面は床面(xy面)と平行かつ上に向くように設けられている。昇降部211の下側には昇降部211を昇降するための昇降機構(不図示)が設けられている。昇降機構により、昇降部211は当接面を上下させ、予め設定された位置で停止できる。これにより昇降部211は、ワゴン300の下部に当接し、床面に平行にワゴン300を持ち上げ、ワゴン300を保持できるように構成されている。
測距センサ212は、搬送ロボット200と搬送ロボット200の周辺の物体を検出し、検出した物体との距離を測定可能なセンサである。測距センサ212は、例えば赤外線、レーザ光またはミリ波などにより搬送ロボット200と周辺の物体との相対的な位置を検出する。測距センサ212は、物体センサと称されてもよい。測距センサ212は、本体ブロック210の前方および後方にそれぞれ設けられている。これにより測距センサ212は搬送ロボット200の任意の移動方向に障害物がある場合にこれを検出できる。
搬送ロボット200は、測距センサ212が検出した障害物との距離に対して、安全距離を設定する。搬送ロボット200は、障害物が安全距離よりも離れるように搬送ロボット200の自律移動を制御する。また搬送ロボット200は、障害物が安全距離よりも近づいた場合には、搬送ロボット200の移動を一旦停止させたり、障害物に対する警告を発信したりする。
駆動輪213は、床面に接地して本体ブロック210を支持するとともに、本体ブロック210を移動させる。本体ブロック210は、搬送ロボット200の前後方向(x軸方向)の中央部において、左右方向(y軸方向)に伸びる1本の回転軸上に離間して軸支された2つの駆動輪213を有している。2つの駆動輪213は回転軸を中心にそれぞれ独立して回転可能に構成されている。搬送ロボット200は、左右に配置された駆動輪213を同じ回転数で駆動させることにより、前進または後進を行い、左右の駆動輪213の回転速度または回転方向に差を生じさせることにより、旋回を行う。
従動輪214は、床面に接地して本体ブロック210を支持するとともに、駆動輪213の動きに従って自由に回転する。本体ブロック210は、駆動輪213の前後方向にそれぞれ従動輪214を有している。すなわち本体ブロック210は、矩形状の接地面の四隅にそれぞれ従動輪214を有している。
スピーカ215は、予め設定された音声を発信するためのものである。スピーカ215は、発信する音声が搬送ロボット200の周辺に存在する通行人等に対して認識できるように設けられている。これにより搬送ロボット200は、スピーカ215を介して通行人等に対して搬送ロボット200の存在について注意を促す等の警告を発信できる。
ハンドルブロック220は、搬送ロボット200を利用者が人力でけん引する場合に利用する。ハンドルブロック220は、本体ブロック210の上面かつ後方端部において左右方向離間して平行に立設された2本の柱状部材221aと、2本の柱状部材221aの上端部を懸架するグリップ部221bとを有する。2本の柱状部材221aの内の1本の上端部には停止ボタン222が設けられている。停止ボタン222が押下されることにより、搬送ロボット200は自律移動を停止させる。
制御ブロック230は、搬送ロボット200の駆動を制御するためのCPU(Central Processing Unit)や回路等を含む。制御ブロック230は搬送ロボット200の任意の位置に設置され上位管理装置100ら受けた指示に応じて搬送ロボット200を制御する。
搬送ロボット200は、姿勢センサ231を有している。姿勢センサ231は、搬送ロボット200の任意の位置に固定され、直交3軸の各軸方向の加速度と、各軸周りの角速度を検出する6軸センサであって、搬送ロボット200の姿勢の変化を検出する。例えば、姿勢センサ231は、搬送ロボット200が斜面を通行する場合、床面の傾きにともなう搬送ロボット200の傾きを検出する。
ワゴン300は、複数の荷物400を収容する荷物収容体である。ワゴン300は、複数のフレーム301が結合されることにより四角柱形状の枠体を形成し、底面部の四隅にはキャスタ320がそれぞれ設けられている。ワゴン300はその他の主な構成として、底板302、物体センサ303および棚板310を有している。
底面部から予め設定された高さの位置には、床面に平行に底板302が設けられている。床面から底板302の下面までの高さは、搬送ロボット200の本体ブロック210が進入可能な高さが確保されている。底板302の下面は、搬送ロボット200の当接面が当接する。
物体センサ303は、ワゴン300に収容される荷物400を検出するためのセンサである。本実施の形態にかかる物体センサ303は、ワゴン300の最上部に横架されたフレーム301に固定されている。物体センサ303は、例えば、荷物400に取り付けられたIDタグに紐付けられたタグ情報を認識するタグリーダーである。また、物体センサ303の下方に物体が通過したことを検出する反射型のフォトインタラプタであってもよい。この物体センサ303は、上位管理装置100と通信可能な通信機能を有している者とする。
ワゴン300の枠体の内側には、床面に平行に、かつ互いに離間して、複数の棚板310が設けられている。棚板310の上面には荷物400が置かれるように構成されている。荷物400は、例えば病院の患者が食事をするためのトレーであって、トレーに乗せられた食器を含む。また食器には患者が食べ残した食品が含まれる場合がある。
なお、図1に示したワゴン300は、上述のトレーを収容するように構成されているが、ワゴン300は、収容する荷物に応じて種々の構成を有し得る。例えば、ベッドリネンを収容するためのワゴン300は、底板302の上側が棚板310に代えて籠状ないし袋状の部材により構成されていてもよい。また、ワゴン300は、キャスタ320を有していない構成であってもよい。
カメラ500は、施設内におけるワゴン300が配置される場所の天井面に固定され、固定された位置からカメラ500の下方に存在するワゴン300およびワゴン300の周辺の少なくとも一部を撮像する。これにより、カメラ500は、ワゴン300に収容される荷物400を撮像できるように構成されている。
次に、図2を参照して荷物搬送システム1のシステム構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1のブロック図である。荷物搬送システム1は、上位管理装置100、搬送ロボット200、物体センサ303および環境センサ501~50nを有している。なお、環境センサ501~50nには、環境カメラ500や床重量センサが含まれる。
上位管理装置100は、演算処理部110、記憶部120、バッファメモリ130、通信部140を有する。なお、バッファメモリ130は、演算処理部110の処理において生じる中間データを保持するために用いられる。
演算処理部110は、ロボット制御部111及び搬送開始条件検出部112を有する。また、記憶部120は、フロアマップ121、ロボット情報122、ロボット制御パラメータ123、ルート計画情報124が格納される。
なお、演算処理部110は、例えば、CPU等のプログラムの実行が可能な演算装置であり、ロボット制御部111と搬送開始条件検出部112に関する処理は、演算処理部110上で実行される荷物搬送プログラムにより実現可能である。
ロボット制御部111は、荷物搬送システム1のオペレータ、或いは、荷物搬送システム1において予め設定されたスケジュールに従って、搬送ロボット200に動作指示を与える。このとき、ロボット制御部111は、搬送ロボット200に対する動作指示を通信部140を介して行う。また、ロボット制御部111は、動作指示を行う際に、フロアマップ121を参照して、搬送ロボット200の出発地及び目的地を把握し、ルート計画情報124を参照して、搬送ロボット200に移動手順を伝える。また、ロボット制御部111は、ロボット情報122及びロボット制御パラメータ123を参照して、ロボット制御部111の動作条件を決定し、決定した動作条件を、通信部140を介して搬送ロボット200に伝える。
搬送開始条件検出部112は、通信部140を介して、ワゴン300の搬送を開始してよいか否かの判断基準となる搬送開始条件について、環境カメラ500と物体センサ303の少なくとも一方から得た情報に基づきワゴン300について搬送開始条件を満たしたか否かを検出する搬送開始条件検出処理を行う。また、搬送開始条件検出部112で、監視対象のワゴン300が搬送開始条件を満たしたと判断した場合、搬送開始条件検出部112は、ロボット制御部111にワゴン300の搬送を指示する。
ここで、搬送開始条件について説明する。実施の形態1にかかる荷物搬送システム1では、収容体の収容許容量を予め記憶し、収容許容量とワゴン300に収容された荷物400の量と、の比のうち、搬送ロボット200にワゴン300の搬送を指示する比を搬送開始条件とする。搬送開始条件検出部112は、搬送開始条件として定められて比を、監視結果に基づき算出した比が超えたときに搬送開始条件を超えたと判断する。
通信部140は、搬送ロボット200と通信可能に接続するインタフェースであり、例えばアンテナおよびアンテナを介して送信する信号の変調または復調を行う回路等により構成される。通信部140は、演算処理部110に接続しており、無線通信により搬送ロボット200から受け取った所定の信号を演算処理部110に供給する。また通信部140は、演算処理部110から受け取った所定の信号を搬送ロボット200に送信する。また通信部140は、環境センサ501~50n及び物体センサ303とも無線通信可能に構成されている。
物体センサ303は、例えば、ワゴン300に取り付けられ、ワゴン300に収容される荷物400に取り付けられたIDタグからタグ情報を読み出し、通信部140を介して搬送開始条件検出部112にタグ情報を送信する。
搬送ロボット200は、停止ボタン222、搬送動作処理部240、センサ群250、昇降駆動部251、移動駆動部252、警告発信部253、記憶部260および通信部270を有している。
停止ボタン222は、搬送動作処理部240に接続し、停止ボタンが押下された場合の信号を搬送動作処理部240に供給する。
搬送動作処理部240は、CPU等の演算装置を有する情報処理装置であって、搬送ロボット200の各構成から情報を取得するとともに、各構成に対して指示を送る。搬送動作処理部240は、駆動制御部241を含む。駆動制御部241は、昇降駆動部251、移動駆動部252および警告発信部253の動作を制御する。駆動制御部241は、設定部113から動作パラメータに関する情報を受け取った場合、受け取った情報に従って昇降駆動部251、移動駆動部252および警告発信部253の制御処理を行う。
センサ群250は、搬送ロボット200が有する種々のセンサを総称したものであり、測距センサ212および姿勢センサ231を含む。センサ群250は、搬送動作処理部240に接続し、検出した信号を搬送動作処理部240に供給する。センサ群250は、測距センサ212の他に、例えば昇降部211に設けられた位置センサや、駆動輪213に設けられたロータリエンコーダ等を含んでもよい。またセンサ群250は、上述したセンサの他に、例えば本体ブロック210の傾きを検出する姿勢センサを含んでいてもよい。
昇降駆動部251は、昇降部211を駆動するためのモータドライバを含む。昇降駆動部251は、搬送動作処理部240に接続し、駆動制御部241からの指示を受けて駆動する。駆動制御部241からの指示には、例えばモータの動作加速度を指定するための信号が含まれる。
移動駆動部252は、2つの駆動輪213をそれぞれ駆動するためのモータドライバを含む。移動駆動部252は、搬送動作処理部240に接続し、駆動制御部241からの指示を受けて駆動する。駆動制御部241からの指示には、例えばモータの動作加速度(搬送ロボット200の移動加速度)を指定するための信号が含まれる。
警告発信部253は、スピーカ215を介して搬送ロボット200の周辺に存在する通行人等に対して警告を発信するための通知装置であり、スピーカ215を駆動するドライバを含む。警告発信部253は、搬送動作処理部240に接続し、駆動制御部241からの指示を受けて駆動する。駆動制御部241からの指示には、例えば警告を通知する際の音量(通知レベル)を指定するための信号が含まれる。
記憶部260は、不揮発性メモリを含み、フロアマップおよび動作パラメータを記憶する。フロアマップは、搬送ロボット200が自律移動するために必要なデータベースであって、上位管理装置100の記憶部120が記憶するフロアマップの少なくとも一部と同じ情報が含まれる。動作パラメータは、上位管理装置100から動作パラメータに関する指示を受けた場合に、受けた指示に応じた動作を各構成に指示するための情報が含まれる。
次に、図3を参照して、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1の動作について説明する。図3は、実施の形態1にかかる荷物搬送システムの動作を説明するフローチャートである。なお、図3は、荷物搬送システム1におけるワゴン300の設置と回収に関する動作のみを説明したものであり、荷物搬送システム1は、他の動作も行う。
図3に示すように、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1は、ワゴン300を配送するために、上位管理装置100が搬送ロボット200に、搬送ロボット200がワゴン300のピックアップと、ワゴン300の目的地への搬送を行ために移動を開始する(ステップS1)。そして、搬送ロボット200が目的地に到着すると、荷物搬送システム1の上位管理装置100は、搬送ロボット200に到着地点にワゴン300を設置することを指示する(ステップS2、S3)。このとき、システムの使用によっては、ワゴン300を降ろした搬送ロボット200を別の場所に移動させてもよい(ステップS4)。
続いて、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1は、環境カメラ500等の収容状態監視部を用いてワゴン300に収容される荷物400の状態を監視する(ステップS5)。そして、監視の結果、上位管理装置100の搬送開始条件検出部112がワゴン300の搬送開始状態を満たしたと判断したことに応じて、ロボット制御部111を用いて搬送ロボット200にワゴン300の回収を指示する(ステップS6、S7)。
ここで、ステップS5の搬送開始条件検出処理において用いる収容状態監視部の種類について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる荷物搬送システムにおける状態監視センサの種類を説明する図を示す。図4に示す例は、収容状態監視部として用いることができるセンサの一例である。図4では、ワゴン300に設けられる物体センサ303、環境カメラ500、床重量センサ(図4以外では不図示)を示した。物体センサ303を用いた場合、ワゴン毎にセンサが設けられることになるため、上位管理装置100での画像処理とうの判断が不要となり、上位管理装置100の処理負担を軽減できる。また、環境カメラ500或いは床重量センサを用いた場合、ワゴン300毎にセンサを取り付ける必要がなく、ワゴン300の増設或いは入れ替えを容易に行うことができる。
上記説明より、実施の形態1にかかる荷物搬送システム1では、ワゴン300に収容される荷物400の量を監視することで、荷物の積み込み状態を確認する人的手間を省くことができる。また、荷物搬送システム1では、ワゴン300への荷物400の積み込みが完了したことを即座に上位管理装置100が把握できるため、荷物400の積み込みが完了したワゴン300が長時間放置されることを防止することができる。
また、上記実施の形態の説明では、搬送ロボット200として、ワゴン300と別体に設けられた形態を説明した。このように搬送ロボット200とワゴン300とが別体に設けられたものである場合、搬送ロボット200を複数のワゴン300で共用できるため、搬送ロボット200の設置台数を削減することができる。
一方、搬送ロボット200とワゴン300とを一つの筐体に収める搬送ロボット200の形態として考えることができる。この場合、ワゴン300への荷物400の積み込みが完了した後に、搬送ロボット200を回収のために移動させることなく即座に移動させることができる。つまり、搬送ロボット200とワゴン300とを一体とするか別体とするかは、システム構成の使用に応じて適宜選択できる。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態は病院内を搬送ロボットが自律移動するシステムについて説明したが、上述のシステムは、ホテル、レストラン、オフィスビル、イベント会場または複合施設において所定の物品を荷物として搬送できる。
1 荷物搬送システム
100 上位管理装置
110 演算処理部
111 ロボット制御部
112 搬送開始条件検出部
120 記憶部
121 フロアマップ
122 ロボット情報
123 ロボット制御パラメータ
124 ルート計画情報
130 バッファメモリ
140 通信部
200 搬送ロボット
210 本体ブロック
211 昇降部
212 測距センサ
213 駆動輪
214 従動輪
215 スピーカ
220 ハンドルブロック
221a 柱状部材
221b グリップ部
222 停止ボタン
240 搬送動作処理部
241 駆動制御部
250 センサ群
251 昇降駆動部
252 移動駆動部
253 警告発信部
260 記憶部
270 通信部
300 ワゴン
301 フレーム
302 底板
303 物体センサ
310 棚板
320 キャスタ
400 荷物
500 環境カメラ

Claims (15)

  1. 荷物を収容する収容体と、
    前記収容体を搬送する搬送ロボットと、
    前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、
    前記収容体への前記荷物の収容状態を監視する収容状態監視部と、を有し、
    前記制御部は、前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことに応じて前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示する荷物搬送システム。
  2. 前記制御部は、前記収容体の収容許容量を予め記憶し、前記収容許容量と前記収容体に収容された前記荷物の量と、の比が一定の比以上となったことに応じて前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示する請求項1に記載の荷物搬送システム。
  3. 前記収容状態監視部は、前記収容状態を監視し、前記搬送ロボットが運用される施設内に物理的に設けられるセンサを有する請求項1又は2に記載の荷物搬送システム。
  4. 前記センサは、前記制御部と通信可能な通信部を有し、前記搬送ロボットの活動範囲となる施設内において前記収容体を含む画像を取得する環境カメラであり、
    前記制御部は、前記環境カメラを介して取得した画像を解析して前記収容状態を判断する請求項3に記載の荷物搬送システム。
  5. 前記センサは、前記制御部と通信可能な通信部を有し、前記搬送ロボットの活動範囲となる施設内の床に敷設され、上部に置かれた物の重量変化を検出する床重量センサであり、
    前記制御部は、前記床重量センサを介して取得した重量変化情報に基づき前記収容状態を判断する請求項3に記載の荷物搬送システム。
  6. 前記センサは、前記収容体に取り付けられ、前記収容体に納められた前記荷物に取り付けられたIDタグに紐付けられたタグ情報を認識する物体センサであり、
    前記制御部は、前記物体センサから得られた前記物体センサにより得られた前記タグ情報を通信により取得して、取得した前記タグ情報に基づき前記収容状態を判断する請求項3に記載の荷物搬送システム。
  7. 前記収容体は、前記搬送ロボットの一部に組み込まれる構造となっている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の荷物搬送システム。
  8. 荷物を収容する収容体と、前記収容体を搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、を有する荷物搬送システムにおける荷物搬送方法であって、
    前記収容体への前記荷物の収容状態を監視し、
    前記監視により得られた前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことに応じて前記制御部に前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示する荷物搬送方法。
  9. 前記搬送開始条件は、予め記憶された前記収容体の収容許容量と、前記収容許容量と前記収容体に収容された前記荷物の量と、の比が一定の比以上となったことを条件とするものである請求項8に記載の荷物搬送方法。
  10. 前記監視は、前記収容状態を監視し、前記搬送ロボットが運用される施設内に物理的に設けられるセンサにより行う請求項8又は9に記載の荷物搬送方法。
  11. 前記センサは、前記制御部と通信可能な通信部を有し、前記搬送ロボットの活動範囲となる施設内において前記収容体を含む画像を取得する環境カメラであり、
    前記搬送開始条件を満たすか否かは、前記環境カメラを介して取得した画像を解析して行う請求項10に記載の荷物搬送方法。
  12. 前記センサは、前記制御部と通信可能な通信部を有し、前記搬送ロボットの活動範囲となる施設内の床に敷設され、上部に置かれた物の重量変化を検出する床重量センサであり、
    前記搬送開始条件を満たすか否かは、前記床重量センサを介して取得した重量変化情報に基づき行う請求項10に記載の荷物搬送方法。
  13. 前記センサは、前記収容体に取り付けられ、前記収容体に納められた前記荷物に取り付けられたIDタグに紐付けられたタグ情報を認識する物体センサであり、
    前記搬送開始条件を満たすか否かは、前記物体センサから得られた前記物体センサにより得られた前記タグ情報を通信により取得して、取得した前記タグ情報に基づき行う請求項10に記載の荷物搬送方法。
  14. 前記収容体は、前記搬送ロボットの一部に組み込まれる構造となっている請求項8乃至13のいずれか1項に記載の荷物搬送方法。
  15. 荷物を収容する収容体と、前記収容体を搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動作を制御する制御部と、を有する荷物搬送システムにおいて前記制御部に設けられる演算部で実行される荷物搬送プログラムであって、
    前記収容体への前記荷物の収容状態を監視する状態監視部を用いて、前記収容体への前記収容体への収容状態を検出する搬送開始条件検出処理と、
    前記監視により得られた前記収容状態が予め設定された搬送開始条件を満たしたことが前記搬送開始条件検出処理により検出されたことに応じて前記搬送ロボットに前記収容体の搬送を指示するロボット制御処理と、
    を行う荷物搬送プログラム。
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